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!!
Kadokoure
...
あ
Kadokawa.Comles
u◇ゴH
類大岩ケンヂmM乙一
Z
«CAP8』
角川書店
...
]大岩ケンチ
コラ
[原作]乙
97840474713536
10月10日に開催し、9784047135536
Ramanimendrimg20979005808
ISBN4-O4-713553-4
cO979¥580E
定価・本体500円・税別角川憲店
それでも、
Prorlle
978年福岡県生まれ
「夏と花火と私の死体」で
第6回ジャンブ小説
ノンフィクシヨン大賞を
受賞しデビュー。いろいろあって
現在は東京に在住。
4LDKの部屋で友人と
英同生活を送っているらしい
大岩ケンヂ...はい。
1978年群馬県生まれ、
.........
50円玉片手にフラフラしている所を
痛いすがりの相当Mに着え九頭をに至る
あの時のコ一ヒーの思議に繋いるため
今日もマンガを描いていたり
いなかったり。
...シティ・
ます
1978年福岡県生まれ。
「夏と花火と私の死体」で
第6回ジャンプ小説・
ノンフィクション大賞を
現在は東京に在住。
4LDKの部屋で友人と
共同生活を送っているらしい。
KadokaMaComics_A
大岩ケンヂ
1978年群馬県生まれ。
お茶の水周辺をズブ濡れで
50円玉片手にフラフラしている所を
通りすがりの担当はに終われ現在に至る。
今日もマンガを描いてい
数丁、朝起束理子(ライトバックリンティ)
ゴス
[漫画]大岩ケンヂ
ISBN4-O4-アイ355〜4
cO979¥580E
定価-本体580円(税別角川書店
GyQTH
凛大岩ケンヂ
『乙一
KadokaWeComidsA
KadokewerComle
調大岩ケンヂ
『201
OA98.1
10月17日店
KCA98-1角川書店
一度、作った...
「漫画「大丈夫「岩、ケーション」で
...
大、岩、ケーン、お
目次
ristcut.?
リストカット事件「wr
TwinsI
記憶〈前編〉《、
いや、土、Grave
...暗黒系、Goth.
V記憶〈後編>>TwinsI.
コミック化によせてpostsc
...
『...winsteut
漆黒の裾から覗く
彼女の白い手首が
初めて彼女に興味を持ったのは
白磁のように淡く
その。痕〟を浮かび上がらせていたからだ
・ストカット事件
はよー
!
陽気なクラスメイトに
調子を合わせるのは微野だ。
TVの話題と
適当な相槌
ーっす
うー
ああ
オンエアバトル
だろ?
後は作り笑いで
足並みがそろう
なぁ観た
昨日の?
いや!
ニュース
ニュース
ほら手を
切られるやつ
見たー!
あれだろ
手首を切り取って
持ち去っちゃう?
確かに...
気味悪いな
...誰?
そうそれ!
気持ち悪い
よなー
そういえば
学校にも
リストカットが
いるの知ってる?
森野だろ?てくび
手首に痕が
あるよな
ウソ!
可愛いのに
ショック!
だよなあいつ
喋りかけても
返事しねーし
友達いねーし
とにかく
変わってるよ
ふーん
帰りに
寄ってかね?
キーン
それよか
ポップンに新曲
入ったの知ってた?
俺金だ
僕はふっ
〝普通〟とは違う
だから
隠さなければ
ならない
それはずっと
幼い頃から
何故そうした
かったのかは
覚えていない
...
フィールド
リストカット事件
...
大人の手
子供の手
動物の手
僕は以前から
この事件が気に入っていた
あらゆる。手を
犯人は切断し
持ち去るのだ
死者はまだ
出ていないが
その犯人の
手に対する
おぞましいまでの
“執者”
僕と同じ
±0°Cの塊
僕も
手が欲しい
森野の手が...
明日は小テスト
だから忘れない
ように
ヒマな人は
手伝いに来て
欲しい
それから昼休みに
準備室の掃除を
するから
«化学準備空
化準のそうじゃ
掃除か...
誰が好きで
昼休み潰すん
だよな!
確か篠原先生って
化準でテスト作成
するんだよな
多分小人さんに
話してんじゃねーの
うっわー
それ言い過ぎ!!
アストのメモとか
捨ててるかもな
もしかしたら
誰も
来ないと思って
いたからね
はあ
いやでも
助かったよ!
じゃあまず
そこのゴミ箱を
隣の部屋に持って
いってくれ
はい
...
問題
ないな..
森里か...
僕の計画はこうだ
篠原先生は化準の
掃除をする時
一旦ゴミ箱を
隣の講義室に移す
この時子め
隠しておいた
別のゴミ箱と
講義室
こうしておけば
ゴミを焼却する際
準備室
ジャマだしな
後でゆっくり
テストのメモを
探せばいい
準備室のゴミ箱を
交換する
隠してある
準備室の
コミ箱は残り
女の子が
居たでしょう?
彼女昼休みに
なると講義室に
来るんだ
彼女みたいな
黒くて長い髪って
僕の妹の髪も
あんな感じですよ
へえ...
最近珍しいん
じゃないか?
それじゃ...
?
...
この人形...
手が.....
「切られている
サヤ
ただいま
お帰りなさい
大変だった
でしょう?
オカエリナサイ
さあ...
リストカット事件の
犯人は
持ち去った手を
どうするのだろう?
こんな人形が
あったからといって
彼が犯人だと
思うのはおかしい
だがもじ彼がそうなら
手はどこにあるかー
今日は
職員会議が
あるから
ああーっ
言い忘れたが
用の無い生徒は
職員室に入らん
ように
可能性は...
Oじゃない
はずだ
篠原
落ちつけ..
二階は
パソコンと本が
あるだけだったし
篠原先生は
やっぱり関係
ないのか...
まあ..
まだ先生は
職員会議だし
もう少し
探してみるか
!
「キャリア」
!
...なんだ
まさか!
...ウソだ
ない
ない...
体誰が!?
犬も猫も
人形の手さえ
ない!!
人形の手さえない!!
何故手だけ!!
くそ!!
手しか
盗まれていない?
...??
手だけ?
まるでここに
手がある事を
最初から知って
いたように..
そうか
そういう事か
バハハハ
"あいつ”だ
まず盗んだ
手の在り処を
聞く
を切断した
殺してやる!
...手をどこに
隠したのか
言いなさい
とぼけたって
君が犯人だという
事は判っている
そう...
君は人形の手まで
盗んでいったね?
何故あれが
手だと判った?
準備室の掃除の時
あの人形を見つけた
からだろ?
自分の痕跡を
残さないよう慎重に
行動したんだろうが
それで私を疑い
家に忍び込んだ...
君は致命的な
ミスを犯している
〝証拠〟が残って
いたんだよ
森野夜
?
これはお前の
髪の毛だろう?
!?知らない!!
先生..
はなして!!
答えろ!!
僕の妹の髪も
黒くて長いん
ですよ
彼女のようにね
手をどこに
やった!!
がっ...
な!?
言え!
言え!!
うご...
!
!
だわ
何だ!?
どうした!!
オイッ
何があった!?
う...
う...
う...
う..
その!!
リストカットの犯人は
痴漢として
学校から姿を消した
ぼく大丈夫よ
森野の手が
欲しかった...
あの時「人形の手まで
盗んだのも
妹の髪を
わざと残したのも
先生に森野の下を
切らせる為だった
SPSC!ALTHANKS
それはまだ五月末
ねぇ
...森野?
春頃の
私にもその表情のつきだし
作り方教えて
くれる?
森野が話しかけて
くるようになって
僕等は互いに
話し相手を得た
僕の無慈悲で
無感動な部分を
ただ彼女の
白い手を見る度
思い出す
別に...
彼女は心地良い
無関心さで許した
どうかした?
失敗に終わった
僕の計画を......
森野を
殺してみたいと
思った
最初の
出来事を..
この行為に意味などない。
この時点で...
だっ
おかげな
ただ
その響きが脳裏にこびりつき
私を縛りはなさいのだ。
五月十日
T山にて楠田光恵
という女を解体する。
胸から下へゆっくりと
ナイフをすべらせる。
六月二十一日
買い物袋を抱え
バスをまっていた女に
声をかける。
女は中西香澄と名乗った。
H山の小屋で
静かになった彼女を
分割していく。
まず最初に...
どう?
そうですね。これは
そんなわけじゃないですよね。
......とうもう
「俺はそれです。
......
わかってないのかわからなかったんだけど...わかりました
...
「今日はやさんといまだお気がつきにしていた
わかったわけじゃんわいいだったけど...
楠田光恵...
中西香澄...
この手帳
この前偶然
拾った物だけど
女はできると
呼びかけるとす
今山の麓に幸
取り出し方んと
聞いた事のある
内容でしょ?
マスコミが
騒いでる連続猟奇
殺人の被害者だね
そう
どうして?
私はその事件を
ニュースで見る
のが好きなの
異常な事件
だからよ
僕も
同じ理由でいつも
ニュースを観ていた
だから彼女の
言いたい事は
よく分かっていた
殺す人間と
僕と森野は
こういった
やるせない話を
常に求めていた
殺される
人間がいる
この不思議な
習性について
はっきりと口にした
わけではないか
リその赤く
予想とっ
殺して...水口ナミの森と
支倉先輩でくくりっぱると
か流れだしてあ
お互い
そうである事を
無言のうちに感じ
とっていた
水口ナナミ...
S山の近くの
細麦屋で知り合った。
山の南側の森へ行くと
神社があった。
女と一緒に森へ入った。
...
これどこで
拾ったの?
私のお気に入りの
喫茶店よ物静かで
居心地がいい所...
おそらく...
やんちょ
なっ!?
みのもんたってどうなん
その手帳は
犯人が落とした物
だと思うの
おいおにー
水ロナナミという
名前ニュースで
聞いた事は?
明日..
蕎麦食べに
行きましょう
次の被害者が
出たら
そば処
それはこの手帳を
届けなかった
僕等の責任なんた
いたたまれ
ないわ
ゴーン~
もういい!!
?
こんな虫やら
雑草がたくさんの
不衛生な場所なんて
もうまっひらよ!
何で
見つからないの
何時間も歩いて
るのに!
これは何
嫌がらせ?
これで嘘だったら
最悪
うるさい
それが水山ナナミとの
出会いだった
これまでは、
彼女の内臓は黒く変色して
木のいたる町へ巻きつけられ
生前の姿などここにはない
いや最初から
なかったのかもしれない
本野は立ちよりは
無言のまま落ちていた
ボーの服を鞄につめていた
森野から
逃絡があったのは
それから数日後
僕が持ち帰って
しまった例の
手帳の催促だった
いらっしゃい
ませ
どう?
待った?
ね?ものしァ
物静かでなかなか
いいお店でしょ
...
結構いりくんだ
所にあるから
探すのに時間かかる
と思ったけど
むんむ
...どうしたの?
そのかっこう
え?
ああ
これ?
実はあの時
持ち帰った
所持品に
入ってたの
ほら見て!
それが
元の彼女!
あのですか
どう?
なるほど大
...
そうよ
面白いで
しょう
当分その服装で
過ごすつもり?
それじゃ
出ようか?
...うん
そうね
死んだ
水川ナナミに
きっと僕は
手を握られて
いるのだ
ねえそういえば
あの手帳まだ
返してもらって
ないけど
水ロナナミは
こんな手帳
欲しがらないよ
それと
これは別よ!
はい
どうも♪
ーそうね
...その手帳
落とし主に
心当たりは
ないの?
あの日喫茶店で
私は二度トイレに
席を立ったわ
最初にトイレに
行った時は何も
落ちていなかった
でもその直後
すごいタ立で店長以外
誰も外に出なかった...
あの時の客に
犯人がいたのね
きっとこの近所に
住んでいるんだわ
その時
拾ったのよ
へえ...
駅前で
本野と別れた後
僕は嫌な子感が
していた
......?
樹里光は...
小山市の
...そして
さくらー!!
あと醤油
持ってって!
はーい!
ボロナナミ...
...何が?
ねえお兄ちゃん
この人前の人に
似てない?
生前の中
だから
この前の被害者に
雰囲気が似てる
感じ...
......?
殺人犯の鬼と
追い求める
タイプ...
贖罪...
贖罪...
贖罪...
贖罪...
行為を反芻する
行為
罪を実感する
行為
罪を
なくしたら
何を贖罪
すればいい?
教えてくれ
ないか?
んー
んー
悪いがしこと
仕事の時間だ
続きは後で...
はい
日本野
たすけて
森野と会ってから
二日後
朝起きたら
森野からメールが
届いていた
相変わらず
簡潔な文章
だな..
これじゃ
何があったのか
不明瞭だ...
?
不通?
......
い
はー
はい
はい
あもしもし
お忙しいところ
すみません
夜さんは
ご在宅
でしょうか?
もしもし
森野ですけど
夜?
やだあの子ったら
昨日出てったきり
帰ってないのよ..
どこに行ったの
かしら?
帰ってない?
...そうですか
...そういえば
彼女の部屋に
茶色い手帳が
ありませんか?
...手帳?
それならあの子の
机にそれらしいの
かあるけど?
あの...もし
お邪魔でなければ
今から...
まあまぁまあ
いらっしゃい
...ところで
この中の内容は
読みました?
そうだ手帳って
これの事かしら
ええ
それです
すいません
本当に..
いーえ
小さな文字を
読むのは面倒
だから!
おはそん大手だしねえ...
でもあの子
二年になって
ちゃんと学校行く
ようになったと
思ったら
こうゆう
わけだったのね
はいはい
あ...あのね
夜さんが
出かける時
行き先か何か
聞きましたか?
いいえ..
もしかして
娘を探して
くださるの?
ええ...
?
どうなったのか
興味があります
水口ナナミの
格好をした森野を
犯人が見つけたら
森野は
殺されるだろうが?
できれば僕は
その行為の残骸を
この目で見たい
だが子供を
落とした犯人が
もう一度殺人を
犯すだろうか?
それにまだ
森野が犯人に
つかまったと
決まったわけ
ではない?
**70x@rok
ひのストレーニングに
マジですぜイチってんんんっ
チャッチチラチライチョコチラ
それで大丈夫ですのよねぇ
お土の方でいるんじゃないでしょうか
何の確証もないのに
走りまわるのは
愚かしいと気付くのに
その時は
何故か時間がかかった
明日また
探せばいい
何も焦る事
じゃない
今すれるこが何に帰りますと言ってるんだなあ!!
初期のまずにありがとうございますので
なんでやってんだもちろちゃん
何もうちゃんねんちょうちょっと
うん...うん、やれやれ
うるのだ!!これからさあまりですか?
というわけじゃないんですか?
ああ...あのカウンターネット
そういうわけじゃなくてもいいですから...
それですかわからなかったのですが...
それじゃあああ!!したよおれが好きです
いやいじゃんねーねーやっぱり大人に
それでしょうなんだお前は、
しかしそうでしょうか。
そんなことないでしょうかわからなかったですから
それは...何か言ってるけどいつか
ミーーーっ
いらっしゃい
ませ
ご注文は?
...いえあの実は僕
森野という女の子の
知り合いなんですが
ご存じですか?
そうでしたね
ええ...
常連ですよ
ここへ来られる
お客様は大体
顔なじみですから
彼女も
そんな事
話してました
それで...
彼女まだ...
生きてますか?
何の事かな
...先日
ここで森野さんが
拾った物ですが...
見覚え
ありませんか?
よく持ち主が私だと
分かりましたね
半分は賭け
みたいなもの
でした
手帳に犯行内容を
書き記すのは
自分を抑える
ためでしょう
っッ
僕ならずっと
持ち歩きます
理想の殺人
なんて
そう何度も
できませんし
...
頻繁に読み返し
たいですから
そう考えると
犯人は手帳を
落とした事にすぐ
気付いたはずです
しかし
探しに行った時には
何もなかった
そうなれば
犯人は次の犯行は
犯さない
だが...
何故なら手帳は
誰かに拾われ
警察の手に渡って
いるかもしれないから
森野夜は
いなくなった
うん
それで
どうして僕が
犯人だと?
賭けですよ
これ..
これなら屋外で
手帳を紛失しても
雨が降れば文字が
消える...
ような香り。
当然犯人は
その事を知って
いるはずです
文字は全て
水溶性インク
なんですよね
だから犯人が
考える色々な
可能性のうち
僕は次の考えに
賭けてみた...
「誰かに
手帳は...
拾われたが
雨で濡れていて
内容は確認...
できなかった」
そして
手帳が雨で
濡れる可能性が
あるのは
タ立の中
外に出た..
あなただけだった
確かに...
あのタ立の中で
落としたのかと
思っていたよ
森野さんは
家にいる
ここの
二・三階が
そうだ
?
お別れだ
...
ねえ
ちょっと!
お会計!!
さあ...
...あれ?
マスターは?
彼は、一度と
この街には戻って
水ないだろう
僕は何となく
そう確信していた
!
おはよ
プハ
捕まった後
あなたにメールだけ
打てたけど見つかって
しまって...
ねえ!!
?
このままに
しないでよ!!
店長が戻って
来てしまうわ!!
...彼は
来ないよ
どうして?
さあ...
...あの店長
骨折のふりして
私に荷物運びを
頼んできて!
気付いたらこう
なってたわ
もうこの店には
来ないことにする!!
t
泣けない
でも..
あの店長
何故私を
まあしかし
あの人に会えて
良かったじゃ
ないか
あの人って?
あんな目に
あわせたの
かしら?
僕は
ナイフセットと
無数の十字架の
描かれた紙を
記念にもらって
帰る事にした
kallHA
彼女はどうやら
あの店長が殺人鬼
だという事に
気付いていなかった
SPECIAL
その上下架の意味は
僕には分からない
ただ今でも僕の机の
ナイフは
靴やかに冷たく光っている
ねえお兄ちゃん
お父さんはまだ
怒ってるかな?
僕早く
ここから
出たいよ
ねえ
コウ君...
コウ君はもう
お家に帰る事は
できません
どうして?
?
僕早く
帰りたいよ
僕やっぱり
お父さんに
謝ってくる
だから
ここから出して
お兄ちゃん
...コウ君
ゴメン...
ゴメンよ...
気づくと
経過していた...
ここ年が
あの日
私は弟のように
可愛がっていた
隣人のコウスケを
木箱へ入れて
深く暗い土の底へ
生きたまま埋めた
愛しい人を
土の中へ埋めて
みたかった...
そして世間は
失踪した少年の事を
忘れ去り
佐伯さーん!
回覧板だよー!!
ーい
はー
私はもう一度
人間を土の底へ
埋めてみたいと
考えるように
なっていた
・Grav
...
ねえ
ねえ
人が人を殺す
方法で
一番残虐な
殺し方は何だか
分かる?
...それが
なぞなぞじゃ
ないなら
一重には
言えないと
思うけど
そうね
...餓死や
溺死とか?
うん...
それもあるけど
もっと陰惨で
絶望的な方法
でもきっとそれは
一瞬では死ねないような
苦しみを伴うやり方:
誰もが怖くて
顔を覆いたく
なるような事よ
つまり...
全ての自由を奪い
“生〟に飢えさせて
殺すのよ
なあさっきから
何の話してるん?
悲鳴...?
?
ああ...昨日さ
ラクダ公園の近くで
女の子が暴漢にあった
みたいでさ
そう!
夜中だから誰も
何が起きたのかは
分からないけど
そういや
森野が来てない
けどもしかして
拉致られてたり
してな
ラクダ公園の
近所だろ
森野ん家?
いや...
あいつは
大丈夫だよ
いつもの
サボリさ...
助けて...
お願い!
カワイソウニ...
私の声が
聞こえますか?
お願い誰か?
...あなたは
誰?
ここから出して...
私は佐伯と
いいます
..
...
あなたは
森野夜さん
ですね
......?
所持品の鞄の中に
生徒手帳があったので
勝手に拝借させて
頂きました...
あなたが
私を襲って
ここに閉じ込め
たのね...
そこの居心地は
どうですか?
ここから
出しなさい!!
それは
できません
埋葬?
ええ..
あなたは
理葬されたん
ですよ
私はまだ
生きているわ!!
死体など
埋めても面白く
ないですから
顔のそばに
高みたいなものが
上から突き出して
いるでしょう
その通気ロに
今にでも水を注げば
あなたは溺死する
事になる...
...溺死?
...恐怖しました
か?
今土の中で
そうしている
あなたがとても
愛しい...
では私は
食事をしてくるので
大人しくしていて
ください
本当に
そう感じます
...あなたの背中に
黒い破滅の鳥が
見えるわ
?
どういう
意味ですか?
...私の知り合いが
必ずあなたの罪を
公にする時が
来るでしょう
それに...
私はあなたに
殺される前に
自ら命を断つ...
制服の内ポケットに
ボールベンがあるの
調べなかったでしょう
これで強動脈を突き
破って死ぬわ
...自害しても
同じ事です
あなたはその中で
人孤独に死ぬ
事には変わりない...
...私に...
孤独な死は
訪れない..
彼はおそらく
私を一人のままでは
死なせないわ
彼女の言葉は
水に落とした
基津の雫のように
私の胸に
黒い斑となって
広がっていった
...外食でもして
気分を変えよう
この状況で
あんな事が言える
ものなのか?
...
どういう
事だ!?
タバコと一緒に
上着に入れておいた
私の手帳がない!!
そんなバカな!!
あれには
私の身元も...!!
......
まさかあの時
落としたのか!?
す
ははは...
あははは
あははは
くすくす...
あははは...
くそっ!!
落ち葉...
まだ夕方に
なってないから
人通りも少ない...
良かった
これならまだ
誰にも見つかって
はいないだろう
...手伝い
ましょうか?
その様子だと
探し物ですか?
実は僕も
探し物...正確には
人ですが...
昨夜から
行方不明の
クラスメイトが
いまして...
近所の方ですか?
昨夜の“悲鳴”に
ついて何かご存じ
ありませんか?
...そうですか
その子は毎日
この道を通って
いたそうですし
もしかすると
昨日の悲鳴はその
クラスメイトの
ものかと...
.....いえ
......君は
彼女と
仲が良かったの
ですか?
...ええ
まあ..
ところで今
「彼女」とおっしゃ
いましたが
何故女性だと
分かったんですか?
僕は一言も
「女性」なんて
口にした覚えは
ないんですが
あ...ああ
それはいつも
ここですれ違う女生徒と
今朝は会わなかったので
もしかしたら
その娘の事かと...
髪の長くて
部身の?
それで君は
彼女が心配で
ここに?
いいえ...
ええ左目の下に
ほくろがある娘
です
ここに来たのは
観光のような
ものですよ
ええ..
僕は事件のあった
場所を眺めるのが
好きなんです
警察署に赤い点の
ついた市内地図の
ポスターが貼って
ありますが
...観光?
あれは死亡事故が
起きた場所を
表しているもの
なんですよ
僕はその場所に
立って靴底で
アスファルトの
表面を確かめる...
人の死んだ
場所に立つ事が
趣味なんです
それに...
もしかしたら
何らかの理由で
現場に戻って来た
犯人に
出会えるかも
しれないでしょう?
...逃げたい...
顔色が
悪いようですが
この少年は
きっとここで
私の手帳を
拾ったのだ...
だとしたら...
家まで
送りましょうか?
...お願い...
できますか...?
家までの血すがら
私達が何を話して
いたか、まるで
記憶にはない
ただお互い
あたりきわりのない
会話を選んでいた
気がする...
「彼をどう殺すか」
私の頭の中は
それだけで一杯に
なっていた..
......?
立派な
お庭ですね
はは..
木が多くて
森みたいでしょう
今お茶をいれ
ますから...
それにしても
森野さんどこへ
消えてしまったの
でしょうか
...彼女は
うまく言えない
のですか
変質者を誘う
何か..
★
フェロモンの
ようなものがある
らしいんです
はい
もしもし
私は...
どこで
間違ったのか?
いつから
平気で人を
殺せる人間に
なったのだろう?
私は人に優しく
抜するような
正しい市民で
あったはずだ...
コウスケの事も
確かに愛していた
...なのに
コウスケ?
コウスケは
どんな顔をした
少年だった?
佐伯さん
はい?
たった今
いい知らせが
入ったので
僕はそろそろ
帰ります
森野さんが...
:アリエナイ...
無事だったようで
今近くまで来てる
みたいなので
確かにあの時
私は彼女を
埋めたのだ...
ドウイウコトダ...
その後...
何度呼び
かけても
地面から
突き出た
近気日から
彼女の声か
聞こえる事は
なかった..
...
彼女が土の下から
出られるわけがない
だが昼間目の前に
いたのは...
もし違うの
ならば
一体私は
何を埋めて
しまったんだ?
...
!
お気づきの通り
彼女は森野、夜では
ありませんよ
どどうして
ここに..
...彼も僕の
クラスメイト
です
あなたが埋めた
その娘の恋人:
...どうして?
...佐伯さん
あなたがあの娘を
家のどこかに隠して
いると気づいたのは
あなたは
生きている森野を
見て青ざめた...
そして庭に目を向け
走った...
今日の昼
あなたとの別れ際
の事でした
......?
...
最初から
あなたは
行方不明になった
少女の左目の下に
ほくろがあったと
いいましたよね?
私が犯人だと
分かっていたの
ですか?
あれは
森野さんの落し物を
近所の彼女が届け
ようと持っていた
ものです
それがあなたを
疑った原因です
.....しかし
あの娘の持っていた
生徒手帳には...
やはり...
私の手帳は
あなたが拾ったの
ですね?
手帳?
あなたが公園の
そばで私の手帳を
拾ったのでは...?
!
...あの娘の...
お願いです!
彼女の体を調べて
ください...
佐伯さん
あなた..
...お願いです
どうか...
それ以上
何も言わないで
ください...
まるで暗い淵で
何も見えない
棺桶の中に
閉じ込められて
しまったように
分かって
いますから...
...
何故自分は
このような穢れた
魂を持って生まれ
ついてしまった
のだろう..
それから
どれほどの時が
流れたのか
一瞬分からなかった
...大丈夫ですか
あの竹簡は呼吸が
できるようにという
工夫だったのですね
あなたは
彼女を生きたまま
木箱に入れて
埋葬した...
...分かりません
ただ...
・ええ
...何故あなたは
そんな事をしようと
思ったのですか?
埋めてみたくて
.....埋めました
ポ
...
自分でそう
決心できてよかった...
...自首しようと
思います
自分の罪が
それで消えるとは
思いません...ですが
...佐伯さんが
自首したいなら
止めません
?
彼の事をあなたが
気に病む必要はない
彼は自ら望んだ
のです..
いいですね?
必ずひと月ですよ
ですが...
あと半年...でなければ
ひと月待ってもらえ
ませんか?
そういえば
もう一人の少年は
どこへ...
...してる...
...彼?
...誰が
またあの穴を
埋めたんだ?
...愛してる
ずっと...
そばにいるから...
初めて人の
死骸を見たのは
Twins.I
ファッシッ
夏の暑い盛りで
私がまだ小学二年の
時だった
ワンッ
私は昔またこ
双子の姉妹の
片割れたった
見分けがつかない程
そっくりだった姉妹に
はは“夜”ダ”という
名前をそれぞれつけた
妹の“ダ”が死んだ
あの日の事件を
私は決して忘れる
事はない
あの日を境に
私は笑う事さえ
止めてしまった
ウソッッ
そう
ワンッ
私がそこで
見たのは
まぎれもなく
自分自身の“死”
だった...
陽、〈前編〉
IY記憶
...
...
あまり...
上手とは
言えない絵だね
...
これは
どういう事?
とぼけないで!!
...ッ妹”?
私の妹が
昔描いた絵よ!!
あなたが郵送して
きたんでしょ!?
勝手に私の事を
嗅ぎ回るのは
やめて!!
君に妹がいる
なんて初耳だね
本当に
あなたが
送ったんじゃ
ないの?
いや...
...そう
ならいいの
ごめんなさい
最近不眠症で
どうかしてた
のよ..
悪かったわね
それじゃ...
よかったら
君の妹の話を
聞かせてくれ
ない?
いいわ...
...待って
もう
ずっと昔の話よ
当時田んぼと畑しか
ない田舎に住んでいて
近所に友達も少なかった
せいもあって
私の妹の名は。夕
私達は双子でいつも
一緒に遊んでいたわ
その頃私達が
気に入っていた遊びは
お絵描きと死体の真似を
する事だった...
私達は双子で外見は
同じだったけど
すこしだけ性格が
違っていたの
私の方がタより
“死”の知識が豊富で
残虐な子供だったわ
死体の真似をして
他人を驚かそうと
最初に提案したのも
私だった
うわっ
ミートソース
でも家で飼っていた
犬に漂白剤入りの
餌を食べさせる
ように命令した時は
夕は弱虫だったから
そんな私にいつも
黙って従っていたの
でも私は
それを許さな
かった
さすがに
泣いて嫌がって
いたわ
なぜなら
夕が困るのを
見るのが大好き
だったから...
そんな事があっても
私達は相変わらず
二人で遊んでいたわ
"首吊り〟の
やり方は
簡単で...
〝首吊り自殺〟の
真似をして遊んで
いたのもその頃の
事よ.....
体を支えるために
ロープを二本
用意するの
そして一本を首
もう一本を脇の
下に巻いて
〝命綱〟にするのよ
夕はこの“遊び”が
一番のお気に入り
だった...
でも
そんなある日
夕が一人で納屋に
入って行くのを
見たの
私に声を掛けなかった
から一人で何か
やりたいのだと思って
放っておいたわ
おやつにタを
呼びに行ったのは
それから一時間近く
経ってから
私がそこで
見たのは...
途中で体を支える
はずの“命綱”が切れて
しまったのよ...
事故だった..
...この絵も
その頃妹が描いて
いた物よ
妹は家族を驚かそうとして
〝首吊り自殺〟に見せかけ
ようとしたのに..
最初はあなたが
送りつけてきた物
かと思ったけど...
...私の知る限り
私の過去に
興味を持ちそうな
人物は...
...何故
僕が送ったと?
あなただけよ...
...昔の殺人
事件の記事を
ところであなた..
さっきから図書室で
何の記事を読んで
いたの?
反芻して
いたんだよ...
相変わらずね
それなら...
これをあげるわ
あなたを疑った
お詫びよ
?
......!
これは第二病院
跡地であった
惨殺事件の...
!
...いやただ
当てずっぽうで
答えたんだ
被写体の髪型と
横顔が被害者に
似ていたから...
そうよ
よく分かったわね
一目見ただけで
ああ...
そういう事?
私と同じように
人間の暗がりを常に
求める傾向がある
彼には
殺人事件やお問の
方法など人の冷たく
アリケートな側面を
渇望する
私達のような人間は
時に"GOTH〟と
呼ばれるようだけど
ただ...彼は
それでも私とは
決して交わらない
部分かある
”血や”肉”が
好きな人間と
この写真:
ネットか何かで
入手したのかい?
“断末魔の悲鳴”か
好きな人間とは違う
そういえば
隣のクラスの
人にもらったのよ
まだ未公開の写真
だって...
ねえ
その写真:
...ふーん
あなたと同じように
ここで殺人事件の本を
読んでいた時にね
だってこの写真の
被害者の髪型:
TVや新聞の物とは
明らかに違っているわ
まさかあなたが...
殺したんじゃない
でしょうね?
何故...?
なのにどうして
分かったの?
気を悪くしたら
ごめんなさい
でも...
私は違うの
...ただあなたが
心は空っぽのまま
笑っているように
見える事があるから:
言っておくけど
私は“逆”よ
大丈夫...
言われなくても
知っている
それなら
いいの...
・そう
よう!
どしたん!?
あれ?あいつ
C組の高見じゃ
ねーの?
なああいつ等
何か楽しそーに
話してんじゃん
バーカ
そんなんじゃ
ねーよ!
まーまー!これで
お前も同じ一人身
仲良くやろーぜ!!
じゃあな!
みっともねーから
ストーカーになんか
なるなよ!!
ついにお前
彼女にフラれた
か?
その家族と
おまけに
なるか!!
カレヤルなど
森野夜
......
あれでなかなか
冴えている...
使われないナイフは
ゆっくり色を
失っていくー
枯渇する音が
僕には聞こえる
どういう
事!?
この前私と同じ
学校の男子生徒が
家に来たって!?
あら?
話してなかった?
もう一週間くらい
前よ
それでお母さん
その人と何を
話したの?
だから
昔の話よ
あなたがまだ
小さかった頃
実家に住んでた
時の事を...
したの?
...何か母さん
まずい事
した?
やっぱり彼だ!
...別に
ごちそうさま
...もしもし
おばあちゃん?
私夜だけど
簡潔に言うわ
私と同じ年くらいの
男の子が最近訪ねて
来なかった?
あら夜ちゃん
久しぶりねぇ...
ああ...この前来て
あんたが小さい頃
描いた絵を持って
いった子だね?
...やっぱり...
そんな事より
夜ちゃんたまには
遊びに...
え?何が
やっぱりだって?
もしもし?
彼は嘘をついている
何故嘘を
ついたの?
嘘...?
一週間前
あなたは私の家を
訪れて
そして
妹が”首吊り”で
死んだ事を知って
あなたは私の過去に
興味をもった...
隠してもムダよ
この学校で私の家を
よく知ってるのは
あなたぐらいだわ
母から妹の話を
聞いたんでしょ?
...僕が君の
家に行った?
しかも私の
実家まで行って
色々詮索した
ようね
あなたはもう少し
節操ある人間だと
思ってたけど
失望したわ
とにかく!!
もうこんな事
二度としないで!!
...何故君は
そこまで自分の過去に
こだわるんだい?
何か知られたくない
過去の“罪”でも
あるのかい?
森野夜
あなたとは
もう話さない!
相変わらず
キツいね...
?
何が!
第二病院
今年にありがとうございますが、
そんなわけじゃないけど、
そーかーーーん、
君は僕のエモノ
...
どうして
助けてくれ
なかったの?
あなたは
そうやってずっと
嘘を続けるのね
ウソつき...
あなたが死ねば
よかったのに...
!
気付き
ましたか?
...
...誰?
...分かりま
せんか?
僕ですよ
人間には
殺す人間と殺される
人間がいますが:
さながら
今のあなたは
後者...
そして
僕は
前者だ...
記憶〈後編
そんなことじゃあ
彼に初めて
出会ったのは
中学三年の頃
人体の輪切りが
展示してあった
博物館だった
あの時のまなぜ
彼の眼差しは
よく覚えている
感情がなく無機質で
それでいて突き刺さる
ように鋭い視線は
私に“死”を
容易に
連想させた...
だから最初から
彼が危険な事は分かっていた
...人間には
そして
殺す人間と
殺される人間が
いる...
僕は..
前者だ
...いつか
こんな日が来るんじゃ
ないかって思ってた...
.....私は
ここで
死ぬの?
...殺されると
分かっていたのに
僕を拒まなかった
のは
”妹”の事が
あったから?
それとも..
僕に殺されて
みたかった...?
.....少し
語らいましょうか
僕は
ずっと君に興味を
抱いてきました
正直に言うと
あなたに恋をして
いたのかもしれません
“君の肉体を
切り刻んで
みたいと
...そしてそれは
日に日に強くなり
!!それじゃあ
ええ..
あの写真は::
あの写真の死体は
僕が造りました
ついに耐えきれずに
この廃墟で人を殺した
のです
そうする事
だけが唯
僕を満たして
くれるのです
君の過去を
知りたかったのも
同じような理由
からでした...
いらっしゃい
あなたが夜ちゃんの
お友達かい?
...この納屋で
妹さんが見つかったと
聞いています
あの子の事は
よく覚えているよ
ああ...
夕ちゃんの事かい?
妹のタは
夜に比べて
気の小さい子でね
夜はそれを嫌ってね
夕はよく泣かされて
いたようだけど
いつも姉の夜の
後ろにくっついて
いたよ
だから見分けるのが
大変でねぇ
何せ外見は本当に
瓜二つだったから
夕は夜の側を
離れようとは
しなかった...
あの時も最初
死んでいたのは
夜ちゃんかと思った
ぐらいにね
...そんなに
似ていたのに
どうやって
見分けていたん
ですか?
ああ靴だよ
あの子達には
別々の靴をはかせて
いたんだよ
夜は黒い靴
夕は白い靴
をね
そうだ
確かあの子達が
描いた絵が残って
いるはずだよ
ほれこれだ
見てごらん
違う靴
はいてるだろ?
なぜひGoogleでは、この記事をしていますので、
だから
あの時も
バラバラに
脱いであった
白い靴で夕だと
分かったんだよ
雨上がりで
ぬかるんでいた
床には
夕の足跡だけが
くっきりと残って
いたしね...
...夜さんの
足跡はなかった
んですか?
でもその時の
夜ちゃんの姿は
覚えているよ
あの日は一緒に
遊んでなかった
みたいだからね
妹の死体を前に
泣きもせず直立不動で
じっとしていて!
元々夜ちゃんは
泣いたり笑ったり
しない強い子
だったけど
あの時以来
それが一層強く
なった感じが
するよ
...だが
あの絵を見て
僕は疑問を
抱きました
妹さんの
絵の中の人物は...
靴をはいたままです
妹さんは首吊り
自殺をする人間が
靴を脱ぐという
どうして
妹さんは靴を脱いで
自殺したのでしょう?
不思議な風習を
知っていたので
しょうか?
...いや
知るはずはない
彼女はただ
首吊りの真似を
指示されただけ:
そして君が
靴を脱がせ
殺したんだ
.....違う
私は殺してないわ
あの納屋にあった
足跡は妹のだけよ
私には無理よ
...いいや
君は殺したんだ
...
僕には分かる
.....
君が自分の過去に
こだわる理由は...
人を殺した事の
後ろめたさがずっと
あったからじゃ
ないのかい?
森野夜...
君も僕と同じさ
やっぱり...
あなたたったのね
そして...
あなたはいつも
私を見ていたから...
いつかこうなるかも
って思ってた
妹の事を知ってから
ずっと機会を窺って
いたのね
あの絵を
私に送りつけた...
絵を
送りつけた?
夜さん...
僕は
?
君に絵なんて
送りつけて...
いないよ
僕だよ
お邪魔だったかい?
森野タ
.神山君!
...タ?
僕も彼女の妹に
興味があって
調べていたんだ
でもどうしても
引っかかる事が
あってね
それは..
靴の位置さ
首吊り自殺する
人間が靴を脱ぐ事を
知っている人物なら
靴がきちんと
整えられている事も
知っているはずだ
ため
森野さんの
祖母の話だと
靴はバラバラに
脱がれていた
君が本当に夜なら
絶対にしないミス
なんだ...
つまりあの時
首吊りゴッコの
吊られ役は
夜の方だった
あの小屋に
夜の足跡がなかった
のは彼女が靴を
履いてなかったから
そして夕が
命綱を切って
殺害した...
そして夕は
自分の足跡を見て
夜と入れ替わる事を
考えたんだ
違うかい?
森野タ
...
途中から
...ああ
惨殺事件の
写真をくれたという
隣のクラスの生徒...
つけて
きたのか?
それがお前だと知ってずっと監視していたんだよ
それがお前だと
知ってずっと監視
していたんだよ
その人物が森野さんの
事を嗅ぎ回っている
のは気付いていた...
高見...
神山樹...
...君のおかげで
なかなか彼女には
近付けなかったんだよ
君とは一年の時
同じクラスだった
以来だね...
「...
...化準から拝借
して来たんだ
これで邪魔は
入らないからね
古いが良い
手だろう?
ちっ
...あ
...そうか
そういう
可能性も...
あるか...
私が気付いたのは
あれから4時間も
経ってからだった
...
...
私の紙は解かれていて
そこに「人の姿はなく
だけど
...
床にはおびただしい
血が流れていた...
......ねえ
あの後一体
何があったの?
...別に何も
ないよ
私を...
殺そうとした彼は
どうなったの?
ウソ!!
ああ...少し小競り
合いになったけど
彼が逃げ出して
僕に知られたから
もう学校にも
来ないと思うよ
...そう...
僕はうそ
嘘をついた...
本当は彼の死骸は
あの廃墟の裏に
埋めた
そこは草と
不法投棄のゴミ
しかない場所で
この先数年は
新しい建造物が
建つ事もない
だろう..
いや、それで、
...君は
本当に姉さんを
殺したのかい?
......あの時
本当は私と姉さんで
一緒に納屋で遊んで
いたの
そして二人で
首吊りの真似を
しようとしていた
...でも
その時だった
姉の体を支える方の
ローブが切れたのは
私は
力はなかったけど
苦しくて暴れる姉を
必死で支えたわ
何度もお腹を
蹴られたけど
死なせまいと後ろから
抱きとめて...
...言でも
しっかり
しなさいよ!
何してんの!!
早く助けなさいよ
このグズ!!
その言葉を
聞いた途端
姉を支えている私の
腕から力が抜けて...
その時自分の
足跡に気づいたのよ
それを見て
私は姉になりすます
事を決心した
あの日私は
泣き虫だった
“森野タ”も一緒に
殺してしまったのね
...以来私は
人前で決して
笑わなくなったの
...でも
...もし
私の本当の名前を
最初に呼ぶのは
あなたなんじゃないか
って思ってた
また君が
死にたく
なったら..
その時は
僕が殺して
あげるよ
そういうわけで、
あとがき..「GO
どのような内容の話かというと、特殊な趣味を持った高校生のコンビ、
この本は角川警店よリ刊行された小説「GOTH・リストカット事件」を大岩ケンヂ先生がコミック化したものである。
なぜそんなに毎回、殺人事件に巻き込まれるのかまったく不思議であるが、
「僕」と森野という男女のコンビが、なぜか毎回、数人事件に巻き込まれるというものである。
実に都合よく彼らは殺人事件に巻き込まれてしまう。まったくアホなんじゃないかと思う。
原作となった小説は短編を六話分まとめた連作短編集となっていた。
しかし、そうならないと小説にならないからたぶんわざと事件に巻き込まれているのだろうとも推測できる。
まったく無茶なシリーズである。作者はちょっとバカなんじゃないかと思う。その作者がこの文章を書いている僕である。
なんと大岩ケンヂ先生の初単行本でもあるのだ。後は実に魅力的な絵を描く人である。
この本に収録されていいるものはそれを一話ずつコミック化して少年エースという雑誌に掲載されていたものである。
大岩先生が今から四年と十ヵ月後くらいにとある漫画で大プレイクしたとき、
そんな未来有望な大岩先生の初戦行本がこんな原作の漫画ではたして良いのだろうか。
彼の描いた事野という女性やャラクターを目にしたとき「小説のイメージ通りだ」という声がいくつも寄せられた。
「成功の秘訣」を取材していたインタビュアーがうっかりこの「GOTHJのことを口にして
この「@oTH」という漫画を描いていたことなんか経歴から抹消してしまいたくなるのではないいかと僕は危惧している
大岩先生が不機嫌になる様を僕は想像した。ひどいですよ、大岩先生、それはあんまりですよ。
こんなに無責任に書いてしまっていいものかと少しびくびくしていた。
「文化であり、ファッションであり、スタイルだ」と実に適当な言い回しで説明した。
ところで騒ぎのGOTHとはいったい何なのかについて少し語ろうと思う。僕は小説でGoTHというもののことを
銀製の情報や十字架のアクセサリーを身につけている人はGOTHと呼んでいいだろう。
しかし一言でGOTHというものを説明するのは少し離しかった。例えば無い服に青白いメイキャップを施して
ある映画評論家は、自宅に勉刑道具を集めている女優アンジェリーナ・ジョリーをGOTHであると記事に書いていた。
ところでこの作品のコンセプトは、「毎回、登場するいろんな妖怪がヒロインを襲い、
つまりそんな感じの人々のことを漠然とサブカルチャー用語でeoTHと呼び慣れしていたわけである。
妖怪や悪魔、吸血鬼、狼男、といったものを興常犯罪者に置き換えただけである。
毎回、なぜかクッパにさらわれるビーチ姫一森町だということをここに暴露しておく。
それを主人公がひそかに敷出する」というまったく単純なものだった。昔からよくあるファンタジーものである。
僕の念頭にあったのは、ともかく読者をおもしろがらせようという気持ちだけだった。
僕は異常者の内面を書きたいいなどとは思わなかったし、異常な殺人を描きたいという気持ちもなかった。
そのために、読者が熱中できる程度の異常な心理を適当に描写して、敵である怪物の凶悪さを
ともかくこの本を手にとってくださった読者の方々、どうもありがとうございます。
披露するような事件を書く必要があった。本当は全然、残酷な事件など書きたくはなかったのである。
そこのところを誤解されたら困ります。本当ですよ。好きで書いているわけがないじゃないですか。
ちなみに漫画版の「GOTHJを気に入った方々にお知らせしておきます。
小説の方には、知らない「話があったり、展開が違うものがあったりしますよ。
「aorH」を原作よりもエロくしてくださった大岩先生、本当におつかれさまでした。感謝しています。
原作
WebdokdWord.comics
角川コミックス・エース
GOTH
2003年6月2日初版発行
2003年6月25日第2開発行
漫画
大岩ケンヂ
発行者
井上伸一郎
発行所
株式会社会川香は
振替口座/001309195208
〒102-81777東京都千代田区富士見2-13-3
電話ノ東京(03)3238-8530(営業)・(03)238:8663(編集
装備・デザイン
帆足英里子(ライトパブリシティ)
印刷
図書印刷株式会社
初出ノ『月刊少年エース』12年10月号、10年2月号〜5月号
製本
本間製本株式会社
本書の無断複写・複製・転載を禁止しています。じます。落丁・乱丁本は、
ご面倒でも小社受注センターこれまで読者係宛にお送りください。
送料は小社負担でお取り替えいたします。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体名とは
関係がございません。
2003KADOKAWASHOTENPritedin.Apar
epTsurc++2003
@KENDIONA.2003
2014年04月7日まで4007年