はがねのれんきんじゅっと はがねのれんさんじゅっと アレックスルイアームストロング そういうことで、これからはこれまではないと思っていましたが、 それはそうだけど... 確か知識がでね絶対の仕方・痛みはない投票の雨の後...姉ちゃん、お金を借りております。相手の行くことが好きなのね。これは、あなたが結論は、残念ながら、本来の うは...すげーなこりゃ... ああ大佐のあれ見るの初めてか いったいどうやったらあんな事ができるんですか!? 大佐の手袋は発火布っつー特殊なのでできててよ 強く摩擦すると火花を発する あとは空気中の酸素濃度を可燃物の周りで調整してやれば... 理屈はわかりますけどそんな... それをやってのけるのが錬金術師ってやつよ ちなみに大佐のとなりにいるちっこいのも国家錬金術師だぞ え!!じゃあ今回犯人全員を捕り押さえたのって... 今回の件でひとつ貸しができたね大佐 いいだろう何が望みだね この近辺で生体錬成に詳しい図書館か錬金術師を紹介してくれないかな 今すぐかい?せっかちだなまったく オレたちは一日も早く元に戻りたいの! 久しぶりに会ったんだからお茶の一杯くらいゆっくり付き合いたまえよ ...野郎と茶ぁ飲んで何が楽しいんだよ.. ええとたしか...ああこれだ 「遺伝的に異なる二種以上の生物を代価とする人為的合成」 つまり合成獣錬成の研究者が市内に住んでいる 「綴命の錬金術師」ショウ・タッカー 人の言葉を喋るの?合成獣が? そのようだね私は当時の担当じゃないから実物を見てはいないのだが人の言う事を理解しそして喋ったそうだよ その後エサも食べずに死んだそうだ まあとにかくどんな人物が会ってみる事だね こらだめだよアレキサンダー わあ...お客さまいっぱいだねお父さん! いや申し訳ない妻に逃げられてから家の中もこの有り様で... ニーナだめだよ犬はつないでおかなくちゃ あらためて初めましてエドワード君 綴命の錬金術師ショウ・タッカーです 彼は生体の錬成に興味があってねぜひタッカー氏の研究を拝見したいと でもね人の手の内を見たいと言うなら君の手の内も明かしてもらわないとね それが錬金術師というものだろう なぜ生体の錬成に興味を? タッカーさんの言う事ももっともだ それで「鋼の錬金術師」とー 彼のこの身体は東部のあの内乱で失ったと上には言ってあるので人体錬成の事については、他言無用でお願いしたい ああいいですよ軍としてもこれほどの逸材を手放すのは得ではないでしょうから 役に立てるかどうかはわかりませんが私の研究室を見てもらいましょう 巷では合成獣の権威なんて言われてるけど実際のところそんなに上手くはいってないんだ 自由に見てていい私は研究室の方にいるから よーしオレはこっちの棚から じゃあボクはあっちから 私は...仕事にもどる君達にはタ方迎えの者をよこそう すごい集中力ですねあの子もう周りの声が聞こえていない ああ...あの歳で国家錬金術師になる位ですからねハンパ者じゃないですよ 「あ兄さん」じゃねーよ!! 資料も探さねーで何やってんだ!! いやぁニーナ遊んでほしそうたったから アレキサンダーもお兄ちゃんと遊んでほしいって 獅子はウサギを狩るのも全力を尽くすと言う... このエドワード・エルリックが全身全霊で相手してくれるわ犬畜生めッッ!!! ふっ...この俺に遊んでほしいとはいい度胸だ... いやこれは資料検索の合間の息抜きと言うかなんと言うか! でいい資料はみつかったかい? お兄ちゃんたちまた来てくれるの? 「もうすぐ査定の日ですお忘れなく」たそうです ...ええわかっております ねえ...お父さん「査定」って何? そこで良い評価をもらえないと資格を取り上げられてしまうんだよ お父さん去年はあまり良い評価をもらえなくてね 今年失敗すると国家錬金術師じゃなくなってしまう えー?お父さんなら大丈夫よ!だっていつもいっぱい勉強してるもの! そうだねがんばらないともうあとか無いもんなぁ... もうあとが無いんだ... うん「実家に帰っちゃった」ってお父さんが言ってた そっかこんな広い家にお父さんと二人じゃさみしいね お父さんやさしいしアレキサンダーもいるし! お父さん最近研究室にとじこもってはかりでちょっとさみしいな 毎日本読んでばっかで肩こったな 肩こりの解消には適度な運動が効果的だよ兄さん そーだなー庭で運動してくっか オラ犬!!運動がてら遊んでやる! タッカーさん今日もよろしくおねがいします 人語を理解する合成獣だよ いいかい?この人はエドワード 信じらんねー本当に喋ってる... あー査定にまにあってよかった また当分研究費用の心配はしなくてすむよ 人語を理解する合成獣の研究が認められて資格とったのいつだっけ? 奥さんがいなくなったのは? ニーナとアレキサンダー この野郎...やりやがったなこの野郎!! そして今度は娘と犬を使って合成獣を銕成しやがった!! そうだよな動物実験にも限界があるからな は...何を怒る事がある? 人間を使えば楽だよなあああ!? 医学に代表されるように人類の進歩は無数の人体実験のたまものだろう?君も科学者なら... こんな事が許されると思ってるのか!?こんな...人の命をもてあそぶような事が!! 鋼の錬金術師!!君のその手足と弟!! それも君が言う“人の命をもてあそんだ”結果だろう!? ちがわないさ!目の前に可能性があったから試した! たとえそれが禁忌であると知っていても記さずにはいられなかった! それ以上やったら死んでしまう はは..きれいごとだけでやっていけるかよ... それ以上喋ったら今度はボクがブチ切れる ボクたちの今の技術では君を元に戻してあげられない 悪魔か...身もフタもない言い方をするならば我々国家錬金術師は軍属の人間兵器だ 一度事が起これば召集され命令があれば手を汚す事も辞さずー 人の命をどうこうするという点ではタッカー氏の行為も我々の立場もたいした差は無いという事だ それは大人の理屈です大人ぶってはいてもあの子はまだ子供ですよ だが彼の選んだ道の先にはおそらく今日以上の苦難と苦悩が待ちかまえているだろう むりやり納得してでも進むしかないのさ いつまでそうやってへこんでいる気だね 軍の狗よ悪魔よとののしられてもその特権をフルに使って元の身体に戻ると決めたのは君自身だ ああそうだ狗だ悪魔だとののしられてもアルと二人元の身体に戻ってやるさ これしきの事で立ち止まってるヒマがあるのか? だけどなオレたちは悪魔でもましてや神でもない たった一人の女の子さえ助けてやれない 一般人は立ち入り禁止になっている なんで誰もわかってくれないんだろうなぁ ショウ・タッカーだな? 軍の者...ではないな どうやって入ってきた! 表に憲兵がいたはずだ... 神の道に背きし錬金術師 この姿になってしまっては元に戻る方法は無い せめて安らかに逝くがよい 世の全てを創りたもうた偉大なる我らが神よ 今ふたつの魂があなたの元へ帰りました その広き懐に彼らをむかえ入れ哀れな魂に安息と救いを与えたまえ あら母さんに?どうしたのこれ ボクが錬成したんだよ! エドが?さすが父さんの子ね!! ありがとう本当にエドはすごいわ こんなに立派な物を作れるなんて... お母さんはちゃんと作ってくれなかったのね どうしたのこんな朝早くから あ...ホークアイ中尉 タッカーと...ニーナはどうなるの? タッカー氏は資格制奪の上中央で裁判にかけられる予定だったけど 正式に言えば「殺された」のよ そんな...なんで...誰に!! だまっていてもいつかあなた達も知る事になるだろうから教えておくわね わからないわ私もこれから現場に行くところなのよ おいおいマスタング大佐さんよ 俺ぁ生きてるタッカー氏を引き取りに来たんだが... 死体連れて帰って裁判にかけろってのか? たくよ俺たちゃ検死するためにわざわざ中央から出向いて来たんじゃねえっつーの こっちの落ち度はわかってるよヒューズ中佐 ふん...自分の娘を実験に使うような奴だ 神罰がくだったんだろうよ 外の憲兵も同じ死に方を? ああそうだまるで内側から破壊されたようにバラバラだよ どうだアームストロング少佐 ええ間違いありませんな ごらんなさいグラトニー 人間はどうしようもなく愚かだわ こうもうまくいくとその愚かさも清々しくさえあるな これはこれは〝教主様〟 悪いわね手をわずらわせちゃって ああこれが終わったらさっさと受け持ちの街に帰らせてもらうからな 本当に...銀の坊やにジャマされた時はどうしようかと思ったけど... 結果として予定より早く仕事が終わりそうで助かっちゃったわ ふふ...それにしても あんたがちょっと情報操作してわしが教団の者どもを煽ってやっただけでこの有り様だ 流血は流血を憎悪は憎悪をよび まったくもって単純だよ人間ってやつらは ふくれ上がった強大なエネルギーはこの地に根を下ろし血の紋を刻む... 何度くり返しても学ぶ事を知らない 人間は愚かで悲しい生き物だわ だからわれわれ我々の思うツボなのだろ? また人がいっいっぱい死ぬ? 死んだの全部食べていい? いつまでその口調と格好でいるつもり?気持ち悪いわね でもどうせ変身するならさぁやっぱりムサいじいさんより! ―こういう若くてかわいい方がいいよね 中身は仲間内で一番えげつない性格だけどね ケンカ売ってんのラストおばはん ばっ...化け物...!! なんなんだお前達は!! 教主は...本物のコーネロ教主はどこへ行った!? 化け物だってさ失礼しちゃうよね イーストシティのショウ・タッカーが殺されたって タッカー...ああ綴命の錬金術師 いいんじゃないのべつにあんな雑魚錬金術師 タッカーの事はいいんだけどさ また例の〝奴〟なんだよね イーストシティって言ったら焰の大佐がいたかしら そついでに鋼のおチビさんも滞在中らしいよ 私達の仕事のジャマしてくれたのは腹が立つけど死なせる訳にはいかないわね ラスト~~ごちそうさまでした~~ ちゃんと口のまわりふきなさいグラトニー どこの誰だか知らないけど予定外の事されちゃ困るのよね わかったわこの街もあらかたケリがついたしそっちは私達が見ておきましょう 素性どころか武器も目的も不明にして神出鬼没 ああ素性がわからんから俺達はそう呼んでる ただ額に大きな傷があるらしいという事くらいしか情報が無いのです ああ...っ東部にもそのうわさは流れてきている 「鉄血の錬金術師」グラン准将がか!?軍隊格闘の達人だぞ!? 信じられんかもしれんがそれ位やばい奴がこの街をうろついてるって事だ 悪い事は言わん護衛を増やしてしばらく大人しくしててくれこれは親友としての頼みでもある まここらで有名どころと言ったらタッカーとあとはお前さんだけだろ? タッカーがあんなになった以上おまえさんが気をつけてさえいれば... エルリック兄弟がまだ宿にいるか確認しろ 私が司令部を出る時に会いましたそのまま大通りの方へ歩いて行ったのまでは見ています 手のあいてる者は全員大通り方面だ!! ...昨日の夜からオレ達の信じる錬金術ってなんだろう...ってずっと考えてた なんだかもういっぱいいっばいでさ何から考えていいかわがんねーや ...『錬金術とは物質の内に存在する法則と流れを知り分解し再構築する事』 『この世界も法則にしたがって流れ循環している 人が死ぬのもその流れのうち 『流れを受け入れろ』師匠にくどいくらい言われたっけな そして今もどうにもならない事をどうにかできないかと考えている わかってるつもりだった でもわかってなかったからあの時...母さんを.. あの時から少しも成長しちゃいない 外に出れば雨と一緒に心の中のもやもやした物も少しは流れるかなと思ったけど 顔に当たる一粒すらも今はうっとうしいや 肉体が無いボクには雨が肌を打つ感覚も無い たとえそれが世の流れに逆らうどうにもならない事だとしても 兄さんボクはやっぱり元の身体に... それはやっぱりさびしいしつらい エドワード・エルリックさん!! ...エルリック...? ああ無事でよかった!捜しましたよ!! 至急本部に戻るようにとの事です 実は連続殺人犯がこの.. エドワード・エルリック... ...なんなんだこいつは やばい!やばい!!やばい!!! 身体の芯が「逃げろ」って悲鳴をあげてんのに足が動かねぇ...!! ちくしょーなんだってんだ!! こんな路地に入ってどーすんだよ!? これなら追って来れないだろ ...冗談だろ...? なんでオレたちをねらう? 貴様ら「創る者」がいれば「壊す者」もいるという事だ いいときい度胸だ... なるほど〝人体破壊〟では壊せぬはずだ あっちはあっさで鎧をはがしてから中身を破壊してやろうと思ったが肝心の中身が無い おかげで余計な時間をくってしまったではないか てめえの予定につきあってやる程お人好しじゃないんだよ! 兄さんダメだ逃げた方が... 馬鹿野郎!!おまえ置いて逃げられっか!! ふむ...両の手を合わせる事で輪を作り循環させた力をもって錬成する訳か まずはこのうっとうしい右腕を あいにくだけど祈りたい神サマがいないんでね あんたが狙ってるのはオレだけか? 弟...アルも殺す気か? 邪魔する者があれば排除するが今用があるのは鋼の錬金術師...貴様だけだ やめろ...やめてくれ 兄さん何してる!逃げろよ!! ルルラちゃんがあわたし 危ないところだったな鋼の タッカー邸の殺害事件も貴様の犯行だな? だったがこの状況から見て確実になったな 我は神の代行者として裁きをくだす者なり! ...錬金術師とは元来あるべき姿の物を異形の物へと変成する者...それすなわち万物の創造主たる神への冒濵 世の中に錬金術師は数多いるか国家資格を持つ者ばかり狙うというのはどういう事だ? ...どうあっても邪魔をすると言うのならば貴様も排除するのみだ 「焰の錬金術師」ロイ・マスタングだ!! 神の道に背きし者が裁きを受けに自ら出向いて来るとは... 今日はなんと佳き日よ!! 私を焰の錬金術師と知ってなお戦いを挑むか!! いきなり何をするんだ君は!! 雨の日は無能なんですから下がっててください大佐! あそうかこう湿ってちゃ火花出せないよな わざわざ出向いて来た上に焰が出せぬとは好都合この上ない 国家錬金術師!そして我が使命を邪魔する者! この場の全員滅ぼす!! む...新手か...!! 我輩の一撃をかわすとはやりおるやりおる 国家に仇なす不届き者よ この場の全員滅ぼす...と言ったな 笑止!!ならばまず!!! この我輩を倒してみせよ!! このこの「豪腕の錬金術師」... アレックス・ルイ・アームストロングをな!! ...今日はまったく次から次へと こちらから出向く手間が省けるというものだ ふっふ...やはり引かぬか わがアームストロング家に代々伝わりし芸術的錬金法を!! ふっふ...やはり引かぬかならばその勇気に敬意を表して見せてやろう!! 少佐!あんまり市街を破壊せんでください!! 破壊の裏に創造の裏に創造あり!破壊あり! 破壊と創造は表裏一体!! これすなわち大宇宙の法則なり!! て言うかなんてムチャな錬金術... 同じ錬金術師ならムチャとは思わんさ 錬金術師...奴も錬金術師だと言うのか!? 錬金術の錬成課程は大きく分けて「理解」「分解」「再構築」の三つ なるほどつまり奴は二番目の「分解」の課程で錬成を止めているという事か 自分も錬金術師って...じゃあ奴の言う神の道に自ら育いてるじゃないですか! しかも狙うのはきまって国家資格を持つ者というのはいったい... 大柄な身体に似合わぬ軽いフットワークと... 更に錬金術とのコンビネーション たしかにやっかいではあるが.. ...ここぞというところで大振りになる ここまで追いつめておきながら間合いを開けるだと!? 褐色の肌に赤目の...!! ...やはりこの人数を相手では分が悪い この包囲から逃れられると思っているのかね あ...野郎地下水道に!! 追いませんよあんな危ない奴 すまんな包囲するだけの時間をかせいでもらったというのに 時間かせぎどころかこっちが殺られぬようにするのが精一杯で.. ヒューズ中佐...今までどこに おまえなぁ援護とかしろよ! うるせぇ!!俺みたいな一般人をおまえらデタラメ人間の万国ビックリショーに巻き込むんじゃねぇ!! オラ!戦い終わったら終わったでやる事沢山あるだろ! 市内緊急配備人相書き回せよ! アル!大丈夫かおい!! なんでボクが逃げろって言った時に逃げなかったんだよ!! だからアルを置いて逃げる訳に.. それがバカだって言うんだーっ!! なんでだよ!オレだけ逃げたらおまえ殺されたかもしれないじゃんか!! 殺されなかったかもしれないだろ!! 生きのびる可能性があるのにあえて死ぬ方を選ぶなんてバカのする事だ!! あ...兄貴にむかってあんまりバカバカ言うなーーっ!! 何度でも言ってやるさ!! 生きて佳きて生きのびてもっと錬金術を研究すればボク達が元の体に戻る方法も.. ニーナみたいな不幸な娘を救う方法もみつかるかもしれないのに!! それなのにその可能性を投げ捨てて死ぬ方を選ぶなんてそんなマネは絶対に許さない!!! そんなマネは絶対に許さない!! ああっ右手もげちゃったじゃないか兄さんのバカたれ!! カッコ悪いったらありゃしねぇ あの空の鎧が鋼の錬金術師の弟ですと? おそらく彼は命を捨てる覚悟で鎌成に挑んだのだろうな だからあの兄弟の絆は強い ...どうやら彼らの方は一段落といったところか 魂の錬成など聞いた事がありませんぞ! こっちはまだ一段落とはいかねぇだろ やっかいな奴に狙われたもんだな イシュヴァールの民はイシュヴァラを絶対唯一の創造神とする東部の一部族だった 宗教的価値観の違いから国側とはしばしば衝突をくりかえしていたが 暴動は暴動をよびいつしか内乱の火は東部全域へと広がった 国家錬金術師も投入してのイシュヴァール殲滅戦 戦場での実用性をためす意味合いもあったのだろう 多くの術師が人間兵器として駆り出されたよ だからイシュヴァールの生き残りであるあの男の復讐には正当性がある 関係ない人間も巻き込む復讐に正当性もくそもあるかよ 醜い復讐心を「神の代行人」ってオブラートに包んで崇高ぶってるだけだ だがなんきんとっ錬金術を忌み嫌う者がその錬金術をもって復讐しようってんだ なりふりかまわん人間てのは一番やっかいで なりふりがまってられないのはこっちも同じだ 我々もまた死ぬ訳にはいかないからな 次に会った時は問答無用で 辛気臭ぇ話はこれで終わりだ エルリック兄弟はこれからどうする? 我輩が直してやろうか? 錬金術の使えないエドワード君なんて... アルの鎧と魂の定着方法を知ってんのはオレだけだから...まずはオレの腕を元に戻さないと ただの...口の悪いガキっすね ごめん兄さんフォローできないよ うちの整備師の所に行ってくるか 俺あ仕事が山積みだからすぐ中央に帰らなきゃならん 私が東方司令部を離れる訳にはいかないだろう 大佐のお守りが大変なのよ あんなやばいのから守りきれる自信無いし 聞いたぞエドワード・エルリック!! 母親を生き返らせようとしたその無垢な愛! さらに己の命を捨てる覚悟で弟の魂を錬成したすさまじき愛! いやあ...あんな暑苦しいのに詰め寄られたら君の過去を喋らざるをえなくてね... その義肢屋の所まで我輩が護衛を引き受けようではないか! なに寝ボケた事言ってんだ!護衛なんていらねーよ! またいつ傷の男が襲って来るかもわからない中をその身体で移動しようと言うのよ 奴に...対抗できるだけの護衛をつけるのは当然でしょう? それにその身体じゃアルを運んでやる事もできないだろ? だったら別に少佐じゃなくても! 俺あ...仕事が山積みだからすぐ中央に帰らなきゃならん 私が東方司令部を離れる訳にはいかないだろう 大佐のお守りが大変なのよすぐサボるから あんなやばいのから守りきれる自信無いし 子供は大人の言う事をきくものだ!! アルも何か言ってやれ! ボクこの鎧の身体になってから初めて子供扱いされたよ!! まだ駄々をこねると言うのなら命令違反という事で軍法会議にかけるかどうかね? うむそうと決まれば早速荷作りだ 荷物扱いの方が旅費より安いからな! この身体になってから初めてもっちゃ荷物扱いされた... エドワード・エルリックも早く仕度しろ 子供扱いするなってばーー!! まったく踏んだり蹴ったりだ... 司令部の奴らやっぱり忙しくて来れないってよ代わりに俺が見送りだ そうそうロイから伝言をあずかって来た 「事後処理が面倒だから私の管轄内で死ぬ事は許さん」 「了解絶対てめーより先に死にませんクソ大佐」って伝えといて あっはっは!憎まれっ子世にはばかるってな!! おめーもロイの野郎も長生きすんぜ! じゃどうちゃ?道中気をつけてな 中央に寄る事があったら声かけろや 我輩は...機械鎧の整備師とやらを見るのは初めてだ 正確には外科医で義肢装具師で機械鎧調整師かな 昔からのなじみで安くしてくれるしいい仕事するよ その整備師のいるリゼンブールとはどんな所だ? つーか東部の内乱のせいで何も無くなっちゃったんだけどね 軍がもっとしっかりしてりゃにぎやかな町になってただろうなぁ ...本当静かな所でさ そりゃいいもっと言ってやろうか 何も無いけど都会には無いものがいっぱいある それがオレ達兄弟の故郷リゼンブール ところでアルはちゃんとこの汽車に乗せてくれたんだろうな ふっふーぬかりは無いぞ 一人じゃさびしかろうと思ってな! てめぇオレの弟をなんだと思ってんだ!!! むうッ何が不満なのだ!広くて安くてにぎやかでいたれりつくせりではないか! お兄ちゃんのお兄さんはこれはいいので、ここまではないかもしれません ドクター・マルコー!! ドクター・マルコーではありませんか!? 中央のアレックス・ルイ・アームストロングであります! 中央の錬金術研究機関にいたかなりやり手の錬金術師だ 錬金術を医療に応用する研究に携わっていたがあの内乱の後行方不明になっていた む?降りるのはリゼンブールという町ではなかったのか? そういう研究をしてた人なら生体錬成について知ってるかもしれない!! アルと荷物降ろさないと!早く! すいませーん降ります! うわ!アル羊くさっ!! 好きで良くなったんじゃないやい!! あのさっきここを通った...えーと... こういうご老人が通りませんでしたかな? ...少佐絵上手いね... わがアームストロング家に代々伝わる似顔絵術である!! この町は見ての通りみんなビンボーでさ 医者にかかる金も無いけど先生はそれでもいいって言ってくれるんだ 絶対助からないと思った患者も見捨てないで看てくれるよな おおオレが耕運機に足を巻き込まれて死にそうになった時もきれいに治してくれたさぁ!! 治療中にこう...ぱっと光ったかと思うともう治っちゃうのよ そうか偽名を使ってこんな田舎に隠れ住んでいたのか ドクターが行方不明になった時に極秘重要資料も消えたそうだ 我々を機関の回し者と思ったのかもしれん でもなんで逃げたんだ? ドクターが持ち逃げしたともっぱらのうわさだった... 落ち着いてくださいドクター 私を連れ戻しに来たのか!? もうあそこには戻りたくない! 違います話を聞いてください じゃあロ封じに殺しに来たか!? まずはその銃をおろし... 落ち着いてくださいと言っておるのです 上からの命令とはいえあんな物の研究に手を染め... そしてそれが東部内乱での大量殺戮の道具に使われたのだ... 本当にひどい戦いだった...無関係な人が死にすぎた... 私のした事はこの命をもってしてもつぐないきれるものではない それでもできる限りの事をと...ここで医者をしているのだ いったい貴方は何を研究し何を盗み出して逃げたのですか 私が持ち出したのはその研究資料と石だ 「石」って...これ液体じゃ... 「哲学者の石」「天上の石」「大エリクシル」「赤きティンクトゥラ」「第五実体」 賢者の石にいくつもの呼び名があるようにその形状は石であるとは限らないようだ だがこれはあくまで試験的に作られた物でな いつ限界が来て使用不能になるかわからん不完全品だ それでもあの内乱の時密かに使用され絶大な威力を発揮したよ 不完全...そうかあいつが持ってたのは 不完全品とはいえ人の手で作り出せるって事はこの先の研究次第では完全品も夢じゃないって事だよな マルコーさんその持ち出した資料を見せてくれないか!? そんな物どうしようと言うのかね アームストロング少佐この子はいったい... 潤沢な研究費をはじめとする数々の特権につられて資格を取ったのだろうがなんと愚かな!! あの内乱の後人間兵器としての己の在り方に耐えられず資格を返上した術師が何人いたことか!! バカなマネだというのはわかってる! ...それでも目的を果たすまでは針のムシロだろうが座り続けなきゃならないんだ... そうか...禁忌をおかしたか... おどろいたよ特定人物の魂の錬成をなしとげるとは... 君なら完全な賢者の石を作り出す事ができるかもしれん 資料を見せる事はできん! 話は終わりだ帰ってくれ 元の身体に戻るだなどと...それしきの事のために石を欲してはいかん ドクターそれではあんまりな! あれは見ない方がいいのだ あれはやま悪魔の研究だ 知ればこく地獄を見る事になる 地獄ならとうに見た!! 資料は見れなかったが石ならば力ずくで取り上げる事もできたろうに あ~~~のどから手が出る位欲しかったよマジで!! でもマルコーさんの家に行く途中で会った人達の事を思いだしたらさ.. この町の人達の支えを奪ってまで元の身体に戻っても また別の方法さがすさな 後味悪いだけだなーって そう言う少佐もよかったのかよ マルコーさんの事を中央に報告しなくてさ 我輩が今日会ったのはマウロというただのまいじゃ町医者だ あーあまた振り出しかぁ ...私の研究資料が隠してある場所だ 真実を知っても後悔しないと言うならこれを見なさい そして君ならば真実の奥の更なる真実に! 君達が元の身体に戻れる日が来るのを祈っておるよ 鋼の坊やを見張ってたら思わぬ収穫だわ あなたがいなくてもあなたの部下が後を継いでよくやってくれてるわ ご心配なくあなたを連れ戻しに来たんじゃないから まさか...まだあんな物を作り続けているのか!? あら賢者の石の製造のノウハウを教えてあげたのは私達だって事を忘れてもらっちゃ困るわね あなたがいなくても資料が無くなっても研究にさしつかえはないのよ ただあなたが持ち出した研究資料... あなたも薄々感付いたから研究所から逃げた...そうでしょう? 私の思い違いであってほしい悪夢であってほしいと願っていたが.. 一般人に見られるのは痛くもかゆくもないんだけどあの子くらいの術師に見られちゃ色々とまずいのよ 変な気おこすんじゃないわよ あの資料を見ればいずれ真実に... 無駄話してるひまは無いのよ おまえ達がやろうとしている事に気付くだろうよ そんな事は私がさせるものですか! 「させるものですか」? おまえはここで死ぬのだからなぁ!! ははは、は!無理だな! 一回死んじゃったじゃない あなたも「人柱」に値する錬金術師だという事をね キリ!来ちゃいかん!! 私がこのまま少し手をひねれば... どうなるかわかるわよねぇ? やめろ!!その子は関係ない!! そんな言葉を聞きたいんじゃないのよ私は あの子に教えた資料の..隠し場所は.. 「国立中央図書館第一分館」 あそこの蔵書量は半端ではないからな 「ティム・マルコーヒ... ここに石の手掛かりがある...! なるほど「木を隠すには森」か... 兄さん道は続いている! 国立中央図書館とはやってくれるわねてっきり持ち逃げしたものだと思ってたわ おまえ達はいったい何者だ... 「人柱」とはいったいなんなのだ!? 心配しなくてもじきに身をもって知る事になるわよ それまで生かしておいてあげるわマルコー また逃げようとか私達の仕事の邪魔しようとか考えない事ね この町を地図から消してあげましょう 鋼の坊やには悪いけど... 先回りして資料を処分させてもらおうかしらね 鋼の錬金術師日-おわり よいこのとくべっふろく 本取り扱いには充分注意して下さい アルフォンス・ホリック君 こんなナリでもお年頃。 やっぱり女の子にもてたいので、 その前にフンドシをどうにかして せめてこのでかくてゴツい身体だけでもなんとかしようと思うよ こんな身体じゃ女の子にそてないよね... なんだ悩み事か弟よ!! という訳でダイエットを始めました 鎧で!どうやってやせるんだよ 心配すんな!オレがいい彼女みつけてやる! なぁに人間外観じゃないさ!! エドワード氏の身長は何センチなんですか?」って質問がいっぱい来てるよ、兄さん 高校景水...私のでや三吉っぁと社慶潤さん いやだぁぁぁはなせぇええぇええ ガンガンコミックス鋼の錬金術師 発行所株式会社スクウェア・エニックス 〈ビュワーの不具合・再ダウンロ一ドできない等、販売に関するお問い合わせ>本作品を購入された電子書籍書店のサポートセンターにお問いい合わせください。 この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません 本作品は、作品のオリジナリテを尊重し、台詞や表現を発表当時のまま収録していますあくまで作品世界の中での表現であることをご理解ください。 小社の許諾を得ずに、本作品の全部、またはー部を複製・上映・放送等することやインターネットその他ネットワーク等を通じて配信、配布等することを禁じます べんじゃがない。ただの件肉のようだ。 マンガで生計を立てられるようになるまでここには帰らん、と実家を飛び出して早や数年。念願吐って通戦持ちになったはいいけれど今度は忙しくて実家にに帰るヒマがございません。嬉しいような、悲しいょうな。 ☆コミックス発売時のカバー用著者コメントを収録 それはそうだな。そういうのは ☆コミックス発売時の表紙用イラストを収録 ☆コミックス発売時の表紙用イラストを収録