オーそう...第回の逆ボクが読んだクワーが好きじゃない方法はしてないしなのでありませんでしょうか親友親友«羅...!!阿修羅...宮田の親友選んだ道だんが自信羅の魔法宮田んだ追言面んだが一番なポケツや雑な神は光取じゃないと学校の記憶大学生の時代...!! ゃないっ憶天時じ記との ランディーの執拗な腹攻撃 重く鈍い音が場内に響く!観ているこちらが悶絶しそうだ すでにスローモーションに見えるぜ見えるぜ オレの右がことごとく空を切る 相次ぐカウンターの失敗!! 苦悶と苦悩で宮田の表情が なんでだ~~~っなんでカウンターが当たらないんだ そんなコトよりもらいすぎだ 効いちゃっているんじゃないの!? 涼しい顔をしていられなくなったな 普通はこの腹打ちでダウンとねるんだがな まだ動けるまだ速度はある 激痛でもうあとわずかしか右が振れない 傾きかけた流れを寸断するかのようなステップ! 自分の持ち味活かせーーっ まずは呼吸を整えるんだ 宮田の行方にランディーが立ち塞がる 呼吸すら整えさせてくれねえか 追いつめられちゃうよっ もっと速くステップを刻め!! スウィッチを繰り返しながら追いかけてきやがる 軸足ごと移動する普通の選手と違い 逆の足に重心を置き換えるだけ おおいランディーの表情... なんか雰囲気変わったんじゃないか...? んっ諸てラの”見が”の日よヨ本 どちらに回っても必ず正面で睨みつけてきやがる まるでこう言われているようだ... コレを想定して一度に複数の人間とスパーしてきたんだ う来るとそぉ思っていたよミヤタ! 声を打てない右を打てないキサマがどうやってランディーとはなるランディーと打ち合うというのだ!? その気の強さこそキサラの目じゃキサマの最大のキリス...弱点なのだよ!! 流れを掴みたいランディー!押し戻したい宮田! スリッピング・アウェー! 首を回していなした!のれんに腕押しだーーっ 剛のランディーに対して柔の宮田!高等技術のオンパレード!! 触らせなきゃ問題ないよ さっきのフェイントやないで 右をひっこめやがったな 脇腹を痛めて右を振れないんや そやからカウンターの質が落ちた 手を伸ばすと筋肉が脇腹を引っ張って キサマにへし折られたんや! スウェーやスリッピングで華麗によけているように見えて その実上半身しか動いていない 全速力で勝負をかけた代償 ーーそして腹打ちの効果が宮田の足を奪いつつある 並の選手より数段速い! 前半見失っていた宮田の姿を 眼で見て確実に射程に捉えてやがる ランディーにとっちゃ噛み合う速度だ ここからは速度は落ちる一方や 観ているこっちの寿命が縮む どうやってしのぎきるっていうの!? 宮田くんは逃げるコトを選ばない アウトボクシング徹すれば無傷でポイントアカトでポイントアウトできるのうりょ能力を持ちながら いつだって勇敢に前に出るそういう人だ そういえばあさ!!君だそあ男 それを潔それを深いこしないと思い青臭い意地 捨捨て駒でのでま私はキサマを親友の今までの捨て駒でかき集めた情報で私はもせてを報告のようによく知っている ミヤタは冷静に見えて恐ろしく短気すなわち幼稚 ランディーが入ってくる サカグチの情報通りというヤツのパンチはほとんどが頭狙い ヘッドハンターとは聞こえがいいが実に読み易い限り これだけ近づいてもこの近況上上は届かない 動きの少ない腹を狙われた アバラへし折られてええ根性や ェウスウェーで神の言ったその体勢で やコレがよけられるか!? 腹へストレート〜〜〜っ 宮田の体が「く」の字に曲がったあっ うわ~~っどこでもいい どこへ行くっェつもりだ? どこにいても見られている ランディーが、鬼の形相で迫る 世にも稀な両利きの選手... コーナーに詰まってしまった そこにいちゃダメだあ〜〜〜っ 打ち合って突破するぞ! あーーっとだっし脱出! 左フックをひっかけ様リング中央に生還ー 豪腕相手に打ち合いを選択そして打ち勝った~~~っ まだやれるじゃねえか! た倒れた?倒れてしまった。 コーナーでの打ち合いの際 情報通りだがコレほどとは 知っているぞキサマの顎は ガラスの顎だというコト 唖然呆然!打ち合いを制したかに見えた宮田が突然のダウン!! ダメージはあるのか!?さあっカウントが入る~~っ ホンマか?ちょっとコスられただけやないか 打たれ弱いにもほどがあるわ 知っとったのか幕之内? 受け継いだモノは全ての面で父親を凌駕していた 希望とは攻撃力そして憂いとは打たれ弱さ... それにしても虚弱すぎる 前よりモロくなってるぜ 激闘続きでダメージが蓄積されていたとか? 強度を無視し斬れ味だけを追求した刀剣 拳の骨折でプランクがあった 休養はとれていたハズだよ 触れただけで全てを両断する程打ち込み研ぎ澄まし磨き上げた業物 抜群の斬れ味を誇るその刀身は 速度とキレを増す効果もあるが 肉体にかかる負担はやはり大きい あらゆる角度から【郎くんの首を絞めてくる... 階級を上げて急に打たれ強くなった選手は数多い パンチの軽さも当然解消される 無理が祟り打たれ弱さに拍車がかかる フェザー級に留まるのはもはやマイナスでしかない あーーっと立ち上がった ファイティングポーズ!続行をアピール!! レフェリーの判断は!? ランディーが詰め寄ったところでゴングーーっ ダメージはどうなんだ? 足がもつれただけに見えたけど... 大丈夫だよしっかり立ったじゃねえか ...しかしそれにしても 怪しい雲行きになってきやがった 打たれ弱さとは遺伝するモノなのか!? やらされてとがうかれるな俺を持ちされて一時的に体へのだかうかれるな騎士祭りされて一時的に体への相手が頼んれんクランにすきない 親子揃って食べなアゴ親子揃って残念なアゴしてやがる 決定的なダメージを与えるのだ 二度と立ち上がれないほどのね れど?か・はっようぐの..だ 一気に悩みかけ試合を決めてしまいなさい 間違いがあってはならない願わくばヤツの苦しむ姿を長い時間観ていたいのだが のためない勝利は自身ののない前やおじこい目だ わかる!?聞こえる!? 慌てないで下さい大丈夫... 刺し違えるつもりで振り抜け! 貴重な残りの弾は大事に取っておくんだ そのかわりその時が来たら 「その時」が来たら...って それまで左一本でしのぐというのか!? イスから腰を上げた時ズシリと体の重みを感じた 貴重なのは弾だけじゃない 弾を撃つ力すら残りわずかになってきちまった 羽はあらかたむしり取った ここからは全いのここからは殴り合いの 勝負かけてきやがった〜〜〜っ 何が来るどっちが来る!? はす高神はすでに地に座ちだ 右から左!左構えからのワン・ツー 止まらない次が来る!! ああっと今度は左だ右構えにシフト 間違いなくカウンターのビッグチャンス!! 激しくスウィッチする自然体の変則 次にどの拳が飛んでくるかなど、予測不能! あなければ売カウンターな不可能 ランディーの方が速く見える !!夏と共に遠慮と共にキサマは体のバネをもキサマはバネをも失った せめて次に来るシチさえわかれば... 端るいつい半返してもろ途りが見中反力 予測不能なパンチにカウンターをどう合わせるんだ!? 無理な話ですよ宮田さん! 作戦変更ですよ何か新しい策を早く! このままでは見殺しになってしまうっ それとももう手立てが無いのか!? いくら待っても「その時」なんて 背中にロープがめり込む 応戦できないっもはや防御一辺倒 固い殻に閉じ籠もった状態! どうするランディー!? ガードごと押し潰すつもりか!? ガード越しでも効いてるよ ちゃんと意識保ってるのか? 覚悟はできとるか幕之内 よく目に焼きつけておくんやで 得意なパンチの戦い方... 仇討ちするつもりならもう気持ちを切り替えろ 宮田はじきに倒されるやろ せやけど見るのはそっちやない 次に戦う相手としてランディーのコトを研究するんや いつだって宮田くんは逆転してきました このくらいのピンチを見るのは初めてじゃない いやだかんねあああたしの 力尽きたように座り込んでしまったあっ ニュートラルコーナーへ! レフェリーがカウントを始める! しかし果たしてこのダウンにカウントの必要はあるのか〜〜っ!? こんなところで終わりたくないよ 思い出させるんじゃねえっ だけどもう体が動かないよ そんなモノ捨ててきやがれっ みんないなくなっちゃったけど ボクの中じゃ父さんはあの時のままだ リングの上でカッコいい王者のままだ 父さんのボクシングは間違っちゃいないよ うわあっと立ち上がった ファイティングポーズをとる!まだ気持ちは萎えていない 立ってどないするいうんや もう危険なんじゃないの? 右は使えへんのやろ?体力残っとらんのやろ? 次に来るパンチがわからないんだ起死回生のカウンターは無理なんだ 八方塞がりじゃないか! 合図と同時にランディーが襲いかかるーーっ さらに修羅の形相と化したランディー 宮田はまだ足元が怪しい迎え撃てるのか〜〜っ!? な何してんだガードを上げろ サンドバッグにされちゃうよ~~っ!! ボクが証明してみせる! 満身創痍の体で宮田が拳を振り回す しかし大きすぎるのけぞって軽々といなされる 下から振り回してくるだけつまりは なんだよあの雑なパンチはモーションデカすぎるよ ジャブか?アッパーか? 当たるワケないじゃないか あの華麗でスタイリッシュなボクシングが 見る影も失くなっちまった... あんな一郎くんの姿は見たコトがない やみくもなあのパンチが当たるとは思えない 次もらったら残念ですが決断すべきです 悲愴感すら漂う宮田の攻撃! 会場もすでに静まり返りただ祈るのみ ダメージを抱えた宮田が粘りをみせる 自尊心をかなぐり捨てて拳を振り回す あんな大振り宮田のボクシングじゃない... パンチ合わされたら一発で失神モノだぞ ああっと打ち終わりフラついた ダメージか!?体力切れか!? ばらならば行かせてもらう!! 自分の拳に振り回されてる 体を支えるのもしんどいのか... 選延行為だ!早く立たせろ遅早休む時間など与えるなっ ボロボロになりすぎて逆転が期待できない どんな指示を出します? ワシが考えるコトではあるまい それは宮田のセコンドの仕事 カウンター使いにとって最悪の相性だとはわかっていたハズ 速度の有利が無くなればこの状況は予測できたハズ ししかし両利きの選手の対策なんて だが宮田の親父には両利きと対戦した経験値がある こうなったのは選手の責任ではないトレーナーがー 身をもって知った情報がある ワシも今問われたら答えられん 何をしておるんじゃバカ者めが ずいぶんイラついてんな 絶縁した宮田親子がそんなに心配か? 親父よ...キサマあの敗戦を糧としておらんのか? 学んだコトは無いのか? 忘れようと飲んだくれ振り返ったコトすらないのか? 息子に何も伝えておらんのか!? じ驚いたぜシタニと速度をカウ奪って一皮剥いたら 殺さんな雑なっこったクサーになっちゃうけな...んクこんな雑なっボクサーになっまうとはな... 宮田の拳が虚しく空を切る! だから危ないって言ったんだ ーっうわーもらっちゃった どどっちだ?今どっちのパジチがきた? カウンターを合わせるコトはもう無理だ 何かが起こるかもじれないじゃないか! レフェリーも止める機会をうかがっている 宮田さんもうダメです。 そのまま這いつくばるようにしてコーナーに戻る 目を覆いたくなる悲愴な姿 いいのか?アイツまだやれるのか? ランディー早く戻れっラバ早 問答無用で殴り続ければ殴り続ければいいのだ いっそのコト...いやいや 忘れたのか?お前の父親が死んだ一因は いるにもいうコンドにセコンドを覗いているあの男にもあるというコトを! 情けは禁物だよランディ~~~ 父親と同じカウンター封じ両利きで 偶然いるようだが家にも似てとうかオレのスタイルは親父とは別モノだ ・身・気・世紀旅時休の最新に合づいているから世界差へと対立っていった早戦へと・っていった 一体何がそうさせた?それが知りたくて同じ道を選んだ 単文とするオレはほとんど海外を主戦場と親父の試合をオレはほとんど観たコトがないんだ だが困ったコトにだか困ったコトに手本となるべき人間はもういなかった教えてくれる人間がいなかったんだ 試行錯誤で身につけた身につけたのが 答えが出たらえ報告にいくよ 世界王者のベルトと共に その時はその時は語り明かそうよなあ...親父 打たれ弱いクセによう耐えとるが限界超えとる 止めるべきだと思います ここまでやれば胸を張っていい こうなったらワイか幕之内が戦るしかないわ 先輩も同じコトを思っているのかな? 表情からは何も読み取れない 【体...スラ何を考えているんだろう だいじょうぶ大丈夫かミヤタは? コイツが今しゃべれたらこう言うハズだと思ってね しかし危険と判断したらすぐに止めるよ しかし...正直もはやボクシングになっていない 今止めても恥じゃないっ敗戦の原因は減量です 階級を上げて出直すべきです 幸か不幸か選手と私は親子関係 振り回すだけのパンチ...その勢いで転倒する有り様 この先に何かあるとはとても思えない なんの責任?敗戦の?それとも.. ヤツは教え子と同時に息子だ これ以上やる必要あるのか?残酷ショーになりかねねえぞ どうしても私には小さかった子供の頃のままに見えてしまう 小さいクセにコレがまた頑固でね ーーだって父さんがコレをやっているのを観たコトないもの 私は知っている技術を全て教えた 父さんのボクシングがしたいんだよ 父さんのホクシングがしたいんだよ 他のモノなんていらないよ 他のモノなんていらないよ そして現役時代私に足りなかったモノも... 父さんのボクシングを教えてよ アイツはまばたきもせず私を観ていた しかしゴングが、鳴っても静まり返ったままの会場ーーっ 瀕死の宮田の姿を見守るのみ こういう時こそ応援やろが 関東の連中は元気ないのおっ キサマも何か言わんかいっ スウィッチを繰り返し阿修羅が迫るうっ 宮田さん!足使ってしのいでえっ うわーーっ手を出したのは宮田! 先程と同じように大きく上へと振り上げるうっ しかし当たらないっさばかれる それは当たらないんだよ く...そっダメージか体力切れか 体のバランスが化のバランスが狂ってこんなバンチばかり出ちまうっ ラッキーバンチは無い!! こんなの当たるワケがない だけどコレしか打てないんだ ランディースウェーをしたその体勢からー さすがにボーッとしてきやがる... 急所のアゴにだけはもらわんようしとるいうワケか アゴにもらっとったら終いやったな 涙ぐましい努力やがどこまで続く...?か 強いんだよコイツ... ボクは父さんみたいになれないよ 私は一度の敗戦でリングを下りた しかしお前は間柴に敗けた時辞めるそぶりも見せなかった 男としての資質はお前の方が上なんだ 自分の中が何かが出てい ラッキーパンチなんか無いんだ この先にあるのは絶望ー 何を頼りに立っていればいい!? 【筋の光明すら見えないのにーー またしても左をもらった また左だ必ずコレを返される 折れたアバラより頭が痛くなってきたぜ 同じコトの繰り返しだよ どんなに振り回しても届かないよ 当たらないんだよそれは 当たらないのをわかっていてやらせて...? なぜ?見殺しじゃないですか!? 実の息子を見殺しか!! ランディー!そんなあがきにつき合うなっ 一思いに殺ってしまえいっ!! ...がっよくま、うたいつ...にいたので ランディーの攻撃が単発だから助かっていますけど 畳みかけられたらもう... 宮田はヘロヘロやあせる必要はない 狙っとるんやしとめる一撃を 単発でしか攻撃できないとしたら? 畳みかけるほど余裕がないとしたら? やみくもに振り回しているように見えるが 恐ろしくキレがあるんじゃねえか? フォームもメチャクチャですよ そのワリには体勢を崩して必死によけてる せやかてその体勢から必ず返してきよんねん 体勢崩したかて必ず左を返してきよるそれがまた強烈や もう何発も耐えられへんで もう見ちゃいられねえよ その後方でレフェリーがストップのタイミングをうかがう 試合終了は近いのか!? 次にもらったらストップだ まだ戦えるのか!?ーーーいやもう危険だ 後ろに吹き飛ばされるようにダウン~~っレフェリーが同時に割って入った 試合終了の合図:... 終わりにしああ...あははたまるがっ!! そんなアピールしてもダメだ ああっ宮田がレフェリーを押しのけて前へ... なんだ!?終わってはいないのか!? 確かにまだ正式な合図はされていませんが... ランディーもこの動きに呼応した せめてカウントを... うわあーーっ続行だあっ まだ終わらないっ仕切り直して再開~~っ 凄え根性だこうなったら見届けるぞ~~っ よっしゃあとことん男見せたれ まじ自る殺るで殺志願者だはいらんやれ...へっ げえ~~っ終わらせにきたあっ 盛り上がったけど何も状況は変わってないよ 今のダウン...後ろに飛んでダメージをじゃあダメージを逃がしたな 頑張れ«宮田!頑張ってくれ〜〜っ チロー・ミセタ尊敬の念を拳に込めキュサニマを葬ろう! 迎え撃つ力は残っているのか雷神!? せっかく一筋の光明が見えたんだ このまま終わってたまるかよ とっくに限界を越して。いるよ 人間ってのは両現金なもんだね 限界と感じていても光が見えると力が湧いてくる 我慢して...溜めていた やるコトはわがっているようだな スウィッチを繰り返しながら やるべきコトはただ一つー だがもし仮に打つとしたらご番得意で自信のあるパ オレの場合は右ストレード 体勢を崩されたオレには打つパンチが無かった ランディーは崩されながらも再三左を打ってきた 咄嗟に出てくるパソチは間違いなく 「咄嗟」の状況を作れば カウンターを打つ気なんだ あのダメージで決行するつもりなんだ 大事故につながるというのに!! 動けない宮田に迫るランディー これは絶望的か〜〜っ!? 渾身の一撃で意識を断ち切る 不幸にもそれ以上のモ断ち切って、しまった時は 両者手の届く距離射程圏内に入った ランディー勢いを緩めないそのままフィニッシュに... 無理だ!!左右が来るか!!わからないのに カウンターなんて... 右利きだの左利きだのもはや関係無い 距離とタイミングは殴られ続けて身体で覚えた あらうなっだからこんなヤツにいす気にしない力など無いここだ ニュートラルコーナーへ!! うわあ~~っクロスカウンタ〜〜〜っ キャンパスに十字架が描かれたあ〜〜〜っ 大きくなりやがった... 会場の興奮が収まらない~~っ てんさい天才と天才てんさい 大歓声でレフェリーのカウントが聞こえません 果たして試合は終わるのか〜〜っ!? み右を体ごと叩きつけましたよ おまけに相手の腕に拳を隠して ランディーの視界は真っ暗になったハズや 左利きの左に体重乗せて右をかぶせて なおかつ拳を死角から... 完全に死角から打ちよった 一瞬で色んな作業してますよ凄えってきい天才! 宮田一郎のコトじゃねえ ランディーの両利きにはクセがない 来るパンチが予測できない 一見やぶれかぶれのあの左は練習を積んできたモノ 故にランディーほどのボクサーでも体勢を崩すほど真剣によけなければならなかった そして咄嗟に出てくるパンチを限定し冷静に作業を完遂した おそらくは敗戦から学び次に勝利するだめ考えぬき温めていた策 それが十余年を経だ現在、証明された 実行した選手を称賛せねばならんが何よりの殊勲はこの策を講じた参謀ー あの練習はこのためか! 頑固な選手の性格を考慮し 二郎くんはアッパーを打つコトを聞き入れなかった その代用となるパンチが危機の時に出るように疲労が溜まるあの時期に徹底してやり込んだ 時限式のパンチを体内に埋め込んでいたんだ 明らかに打たせてもらった ありがとう父さん... カウントは今いくつだ!?続行なのか!? あのカウンターもらって 死んでも勝ってこいっ!! 突然目の前が真っ暗になったう暗になった サ死す力など残ってないかズだった そしてそんなことをしているので、自分でもいいのかもしれないですからでもいいよ そんな気を付けばなくなってしまうのがあったので... ここへきて本当の意味でなりきりやがった 立ち上がるコトも信じられないのに 心を折るには十分な一撃のハズだったが 逆に集中力を増してやがる この試合どうなっちゃうんですか!? この先何があってもおかしくないよ 一郎!大きいのから入るな どうなるんだ一体――!? 感謝しているよ父さん... ここからは子供同士の喧嘩だ 親の出る幕じゃないぜ! お互い合図をしたように同時に前へ出るっ 一郎...お前は私のボクシングを十分に証明してくれた 思いの丈を込めて打つがいい!! これが最期の接触となるのかあ 折れたアバラ脇腹を刺して力が入らない この右じゃもう倒せないかもしれない 両者同時に動作に入った わかっているもう力は入らない の拳のオレの姿の方が悪いっオレの拳の方が良いっ先に届く! お...音が後から聞こえた 右と右のクロスカウンタ〜〜っ たまらずランディーマットにダイブ! その体は落雷に打たれたように痙攣している〜〜〜っ ダ...!もう打てない 体がバラバラに...なりそうだ あーーっレフェリー両手を交差 逆転に次ぐ逆転!最後までわからなかったこの試合を締めくくったのは 雷神から放たれた赤い稲妻! 宮田一郎の伝家の宝刀クロスカウンタ~~っ ランディーが不満そうな顔して立ってきやがったから... 運が良かっただ...け 最後の一発はただの意地だった しゃべれる状態じゃない あわただしく両者がリングを後にします 正に王座統一戦にふさわしい王者同士の戦いでした 勝ち名乗りも無しか... インタビュー聞きたかったな... 意地を張ったのなら最後まで張り通せ ブロとしての意地をみせろ お前を応援してくれた観客に挨拶を忘れるな 泡立った鳥肌がまだひかない 最後の右クロスに使用したパンチ アレは私が現役時代使っていたモノではない だからこそランディーの気迫をねじ伏せられた 突き上げられたその右拳に宿るモノは 甚大な被害を被ってしまったが この試合には勝利以上の意味と収穫があった 自分のボクシングを築きつつある その象徴が最後のパンチー 右クロスのタイミングは相打ち以下で終わるハズのモノだった 肩と肘を入れ距離を延ばし 先に届くハズがなかったーだが さらに掌が天井を向くほどひねった回転力が切っ先の速度を加速させたんだ ひねると速度が増すんか? 理論的に有り得へんよそんなモン 理論だと!?お前の口からその台詞が出るのか? したり顔してテキトーぬかすモンやないで 誰がしたり顔だああっ!?怖ほならフランケンやの ほな何か?拳回すといきなり速度増すんかい!? 増したんだからしょうがねえだろっ コーク・スクリューブローの なんにせよ現実にやってのけたんですよ 宮田さんはやってのけたんだ いつからですか〜〜っ!? どどうやって逆転勝ちするんだろうって... 絶対見逃しちゃいけないと思って... ぶはぶはいないんじゃない 誰もが負けると思っていたのに この人だけは宮田さんを信じていたんだな... 正規王者が暫定王者を退けた一戦! 凄かった〜〜〜っもう大満足 今宵詰めかけた大観衆は間違いなく笑顔の家路でしょう。 それではこのへんで未だ拍手の鳴り止まない横浜アリーナより ごきげんようさようなら!! 朝まで語り明かせるよな 何か忘れている気がするけど... 皆様申し訳ございません あまりの興奮につい... まだメインルのイベントが終わっていません オレ様の試合が残っているだろうが~~っ!! 席へお戻り下さい~~っ 鷹村の試合がまだだった〜〜〜っ 世界戦を忘れとったんかい? それほどの内容だったというコトだ ダウン応酬のいかにも素人ウケする内容やったからなせやけど 先輩ダメですよ帰っちゃ 鷹村さんにバレたら殺されますよ うかれるのもいいけどよ 宮田ってのはお前のライバルだろ? 宮田の最大の弱点は減量による体力不足 アゴの弱さも相まって中盤以降はボロボロになる そしてお前は中盤から終盤にすこぶる強い あのカウンターを見るまでは 最後のスクリュープローのカウンター アレは正に起死回生のパンチだ 弱りきった終盤でも当たれば相手ごと試合をひっくり返す 以前から用意していたモノか試合中の閃きで打ったモノかは知らねえが アレを宮田が完璧にマスターしたら 潰せるうちに戦っといた方がいいんじゃねえか? 沢村さんは事情を知らないから... 試合中の...あの表情だ 戦りたいのは山々なんですよだけど戦れないんですよっ 先輩は試合を観ながら... 戦いたいと思っていたんだ いいんですよそれで... 手の届かない所に行っちまうぜ 周りの人が言い出したコトで ボクはそんなコト思ったコトなくて... 今日の試合を観て改めて実感しました 今までもこれからもずっと... 宮田くんはボクの憧れです ...むしろこう思っています。 事情があるにせよ遠ざけてどないすんねん 男なら普通ここは燃える所やろ! 事情は知らんがオレならー 目障りな奴がいたらすぐに潰しにいくけどな 先輩!あのカウンターってやっぱり凄いんでしょうね? もらいたくないけど知りたいよねどんなんだろうね 聞かせてみろランディー!! 知っているランディーさんが うらやましいようなうらやましくないような ヨレヨレの宮田のカウンターで失神!?か〜〜〜っ 熟洋太平洋玉着ランデーボーイ...望望 当然世界のということは話もパアだ 何がタフネスだ呆れてモノも言えんわっ 何がタフネスだ呆れてモノも言えんわっ ついでに今日のファイトマネーも無いと思えっ ...気づいたらココで... 光っただと!?なんだその言い訳は!? そんなことはなんだこのようになったのは このバカ者がバカ者がパカ名が 憶記憶障害を起こすほどのダメージダメージなのに... それが全てだったような気がする えくっ旅て有り難く誇りの旅いってやるそり軽く思えありの常識だけは置いていってやる とのマ死ね!キリマとの契約は終わりだアトは勝手にしろ とりあえず医務室に行かせてくれよ なんでミットを持ち出すんですか? あの感触を忘れんうちに反復だ! 本当に意地で打っただけなんだ もっと速く!届け...って まるで意地つ張りな子供みたいに... 違う!もっと肩を入れて ――あの時ゲドーさんは言っていた 全てをあきらめさせる才能に出会ったと そしてその言葉通りランディーさんは強かった ボクも才能に出会っています 努力で積み上げてきたモノで あきらめちゃいけないっていつも教えてくれます むしろ遠い所にいてほしい それだけ長く追い続けていられるから... 淡この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは一切関係ありません。 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています。