せんたくせんバラの選択 小速殺の乱え鳴言番近馬県薄岩返いやあああっ!!ああ!!!バカバカ!! なんなんだあ~~っ!!なんなんだあ~~~ 二人で作ってきた、新型... ヨコからさらに...タテ!! 当たって倒れたんじゃないのかよ!? 久々のデンプシー・ロールじゃなかったか? アッパーとフックの複合なのか...? バカ言えっデンプシーはフックの連打だよ 今のはアッパーが混ざっていたよ アッパーとフック... デンプシー・ロール!? ボウリングのモーションみたいなアッパーが だけどくるんぐるんって... 全弾ブロックの上からのパンチそしてスリップ しかし明らかに効いている たった今我々が目撃したモノは 新型デンプシー・ロールなのか...〜〜っ!? ローリングが始まるところで中断させられちまったな アッパーとフックが混ざってる あの後が凄いんですけどねーーっ ゲバラが軟弱すぎて終いまで見れへん ガードごとなぎ倒すのは健在やが おそらくあのタテヨコが延々と続くんだよ 相手が倒れるまでタテヨコタテヨコと延々と タテ・タテヨコ・ヨコのデンプシーだ とにかくとんでもないモノひっさげて帰ってきやがったあっ!! あんな無理な体勢で何発も打てるワケないやろが タテ・ヨコタテ・ヨコだよ やろうとしていたじゃねえか アイツの下半身はどないなっとんのやっ やれる確信があるんだよっ 元々アッパーは幕之内の得意パンチや それをデンプシーに混ぜるやと?連打できるやと!? ーー体どれほどの攻撃力なんや!? 以前ならば打っている最中に筋繊維が切れる音が聞こえた でも今は無理なく打てる 会長はわかっていたんだ テンフシー・ロールを封印させたのはここに至るまでの負担を軽減させるため 時間をかけてボクの身体を改造してくれたんだ ありがとうございます! 同じ練習方法でも資質の違いで伸びる方向が異なるコトはある 幕之内は元々下半身の粘りやバランス感覚に長けていた それが驚異的に上乗せされたのが 足の親指の強化によって恐ろしい速度での体重移動を可能にしている ストップ&ゴーによる衝撃吸収の筋肉もぬかりなくできあがっている 足枷をつけての短期間の練習だけでは身につかない 意図的に仕上げてきたんだ 軸足を入れ替えながら打っていた 沢村型のデンプシー破りは通用しない... 的が動いても追いかけながら連打できるというコト カウンター使いには攻略できひんちゅうワケや とてつもなく面白く思えてくるよ 時間稼ぎかと思われるゲバラのモタつき 早く立てカウント数えるぞ ようやく立ち上がるそぶり 最後まで見せるだけだ!! ブロックした腕がまだシビしている あんなのあんなの受け続けていたらブロックの上からで書きれる受け潰ックの上からでも 生き残るには生生き残るにはどうしたらいい! 復活の風神なるかぁ~~~っ!? 離れろ〜〜〜足使うんだ どぅするどうするどうする まだアレが始まる!!また始 自分からロープに詰まった 重圧かかりまくってるよおっ 彼を止める彼を止める方法が!! やはり左構えに不慣れか!?コレをもらう 少しでも離れていると距離感がわからなくなる もらいながらも飛び込んでいく 一歩と打ち合う気か!? やってやろうじゃないの 左ストレートが来る...っ 身体ごとぶつける千堂型デンプシー破り その中でも最も消極策- 正々堂々と打ち合って~~っ そんなのとまともに打ち合うな マクノウチは小柄だそのままのままい被さってい報道は押し潰せ覆いし海押し 二人して倒れちゃってもいいから 上から体重乗せてきやがった 男らしくない一手を選びおって〜〜っ ダメージ回復のために...時間を... 今お前が押しているモンは... 新型を完成させた下半身だ そして自らが選んだーそこは 幕之内のためにある距離!! この小さな身体のどこにこんな... マウスピースを吐き出して苦悶のゲバラ ロープにすがりついてダウンを拒否 しかしまのうち幕之内が追っている 一気にケリつけろ〜〜っ レフェリーが割って入ったあっ ゴングが鳴っている~~~っ 再起戦のリング上敗戦前と同じいやそれ以上の躍動感の幕之内 そして見せた新型デンプシー・ロールの片鱗 完全復活の時は近いか!? 離れた時右ジャブの直撃もらっておったな? 積み重なれば深刻なダメージとなるぞ あの内容でお説教されていますよ ノリが悪くならないですかねえ アレでもよけているつもりなのですが 左構え独特の懐の深さや右の長さがまだわからなくて それで強引に突っ込んでおったのか 離れるとどうしても距離感がつかめないというか 練習してきたのに申し訳ないです 体格からくる個人差はある いきなり練習通りとはいかんじゃろう さっきも言ったが軽いパンチでもダメージはたまる 雑にならずに丁寧にさばけ キサマは下手クソじゃからな きれいに空振りをとれとは言わん 勘ではなく体感で距離を覚えろ そしてもぐり込めたら畳みかける まったく...キサマが下手クソじゃなければ もっとやりようがあるんじゃが 今更謝られても仕方ないわい ボクシングをしている気がする こんなにたくさん時間をかけて こんなに真剣に接してくれた人は な...なんだあのなんだの腹打ちは 内臓ごと脇腹をミノ小品ふねえぐり取られたかと思った夏を 世界ランカーのパンチはコレほどか... 彼の圧力は凄まじい少しでも近づかれるとしんけ神経が磨り減る 弱音を吐くな何か突破口があるハズだ 実はマルコムに聞いてきたコトがある こんなにビクビクして過ごすのは初めてだ 一体何をすればいいんだ!? 何を聞いてきた!?どうして早く言い出さなかった!? マクノウチの弱点が知りたい? 今度ゲバラが戦るんだよ とりあえず店の飲み代を探して店の飲みな?頼めるかな? れ国そい同それは同国民としぜひ協力したいなとしてしたいな でも小柄だから長いパンチは有効だろうなあ マクノウチの弱点とは!? 飲み代払ったらもう持ち合わせがなくて... マルコムの野郎足元見やがって 長いパンチは有効... 言い出さないはずだ... 徹底して彼を近づけない その仕事に専念し機会を待つしかない スモーキーマウンテンにマウンテンに世界ランキングを―― 一末来を持ち帰るんだ! ブロックして距離に慣れろ長さを覚えろ できるコトなら先に手を出せ キサマの場合攻撃が最大の防御となる いつだって真剣に叱ってくれる 会長が使ってくれた時間に応えます。 幕之内が踏み込んだ瞬間試合の行方が決まりそうな気配 どれだけ距離が詰められるかに焦点が絞られたと言ってもいいでしょう 小言が多かったですけど 怒っているワケでは... 怒っているようにしか見えないけれど 一挙一動が見逃せないっ 相手をロープに追い込んだところで手痛いカウンターをもらった じゃがそれと同じシチュエーションに遭遇しても躊躇なく突っ込みおった 精神的なショックを微塵も見せぬか さすがにシビレたぞ小僧! さらに見せてくれると信じる 勇猛果敢にして回り成長した 二人がどれほど濃密な時間を過ごしてきたか 誰もが待っている幕之内の前進ー 赤から青コーナーへリングの対角線上猛ダッシュ! ゲバラはどう迎え撃つ!? どうするかと思ったら... とにかく近づかせまいと命中率度外視で手数を出す この弾幕を突破できるか!? おおっじゃん自分から手を出してきた 打ち合う気なんぞさらさらねえ 強いパンチを打つつもりが無い逃げ道を確保するコトだけを考えたスタンスだ 幕之内と打ち合う気か!? 相手が届くんだから一つ踏み込めば ボクの拳だけ届かないっ ちょっとスウェーすると顔がこんなに遠いのか 後ろ足・荷重だから余計遠く感じる 足を使いながら連打されるとまるで距離感がわからない コレに慣れるまでどれくらいかかるんだ!? 慣れた頃には試合が終わっちゃうんじゃないか? 顔をはね上げられたあっ らいながら突っ込んでもっ突くる...っ おいおいどうした幕之内!? 突き飛ばして走って逃げた レフェリーがすかさず注意 なんてコトしやがるあの野郎 なりふり構わない姿に会場からブーイング 明らかに近づかれるのを嫌がっている お前それでも比国王者か!?? 追いかけっこ観に来たんじゃねえんだよっ ブーイングに耳を貸さない さらに足を使って右を突く! 黙々と追いかける幕之内 そのもらい方は見映え悪いよ 軽いパンチだからって雑になるな 幕之内が一番嫌がるコトをされているんじゃないのか...? 相手も嫌がっているけど もしかしてコレって... ゲバラにとっても幕之内というボクサーは初見 戦い慣れた右構えのバリエーションの一つとして対処している 逆に幕之内は左構えに対する不慣れが露呈した いつ均衡が破れるか... 勢いで倒しきっておきたかったというのが本音だろう ジュースでも買うてくるわ 膠着状態だぜ長引く予想が妥当だろう リング上はかなり暑いのか? アレはそのまま幕之内の闘志や 迷いで立ち止まっているんやない 本当にこの先を観ない気か? ヴォルグが世界奪った直後 その帰り道で鷹村さんに言われたんや 弱くなっていただろう? そう思っていたところへ 南雲にやられたっちゅうニュースや なんの心配もいらんわい 距離をとられているこの姿か? 幕之内は今二つの距離感に悩まされとる 一つは不慣れな左構えとの距離感だろ? 壊れかけたボクサーは距離感を見失う... そういう状態にある...と? その疑惑は聞いた距離を詰められない体たらくを見ていると 疑惑は深まるばかりだぜ 足枷外して初めての試合や 身体が軽く感じてフワフワするもんや そろそろ地に足が着く時間や ピントが合うてくる時間やで 入ったあっ!ーっ!!! まだピントが合っちょらんか 身体が軽くて深く踏み込みがすぎた 体勢を崩しただっしゅっ脱出... 誰れろ椎れろなんて離雄高 メだダメだだんどんもぐり込んでくる...っ どうやらピントが合ってきたよう どこまでギアが上がるんだ!? こういうな体もわからでもう打つんらだ打るどか強く 世界ランカーはみんなこうなのか? 異様な程の異か身財体のねじれ それを立て直すバネと体幹 あらしひっさっ必殺の嵐 打ち打ち合わなくてはならないのか!?のか!? ブブロックしたのに... アッパーはわずかに届かず しかし次のモーションに入っている あああ共のと前る風圧と目の割裂ける ーっうわーなんてスウィングだ 行け行け幕之内〜〜〜っ 当たったら首から上がなくなっちまいそうだ ド迫力で幕之内が迫るうっ 豪腕が今にもゲバラを... そんなもンどこにいる? リングの上には一歩とゲバラとレフェリーと 三人以外見当たらねえぞ 先輩にとって厄介な邪魔者がいますよ 先刻からぶつかったり絡んだり アレが小僧の突破を阻んでおる 左構えの前に突き出した足が ゲバラにわずかな猶予を与えておるのじゃ 踏み込んでいるように見えて届かない まだスウェーでよけられる空間が存在するんじゃ 一歩くんのデンプシーのコンビネーションにはロングパンチは無いですからね 大半のボクサーが対左構えを嫌う理由の一つがそれだ もう一つ踏み込まないと... 腕の短い一歩にとっては特に障害だぜ 壁を突破したら決着はつく 左構え対策は散々やったよな? 先輩もわかっているハズです 相手の前足の外側に踏み込めれば 真正面からまともに当たる それができるかそれをさせないか コレは空間を削り取る勝負です の動きを止めなくてはいつか!? てーっうう...らまもし ブロックで切って強引に突破する バックステップで大きく離れた あ~~っ幕之内近づけない 先程までの前進が止められてしまった ブロックで切れるではなく しっかり受け止めなきゃならない威力なんだ さばききれないと判断しての選択や 強く打つため力が入り速度は鈍り 強く打つため・力が入り速度は鈍り 前がかりな荷重は逃げ足を損なう 強打で突き放しにきやがったな 長所を犠牲にした分だけ相手にチャンスを与える ボクサー型の選手が追い詰められたらこの手段を選ぶしか モーションが大きい...かいくぐれる! くぐった!で..踏み込め!! 懐で暴れられたらひとだまりまないひどたまりもない アントニオ・ゲバラ... 差し交差したシビレるこの攻撃力・ なんとしてもこの防衛線をというか...越えさせないっ なかなかどうして勇敢だぜ つっ立ってると邪魔だ早くジュース買いに行け ーっどわーゲバラの手数が多い 幕之内も全く退がらないっ! 前進は止めたことだがだが コレだけ打っているのに 足の裏に吸盤でも吸盤でもついているのかあっ!? そんな仕事をしてくだしたら相手を そこから先は入らせないっ 越えさせるな!こんでせの突破させるな!! 退くな小僧!相手の意地を上回れ 今当たったところ目がけて 下がれ長くのうち幕之内 ダ...ダウン〜〜〜っ 両国国技館が一瞬凍りつくほどの強烈な一打! 声を失った観衆が我に返って大爆発!大歓声~~~っ!! ダメだよグローブに爆発物仕込んだら なんでカウントなんて数えているんだよ ゲバラが死んじゃうだろうが 終わりにして病院連れて行ってやれ しかしカウントは続行されます コレがこのまま試合終了の鐘となるのか!? ゴング前のダウンはカウントが続行される 立てば次のラウンドに行けるが 嵐のような連打が代名詞 しかしその連打の一発一発にも驚異的な破壊力を秘めている 今夜は一撃で試合を決めたか!? 新型を見せていない...! ファイティングポーズとってる すでにゴングは鳴っています 新型を見せるチャンスが レフェリーが自軍のコーナーへ戻るコトを指示 倒した者への感嘆か?立ち上がった者への驚嘆か!? アレで終わらねえのか... ...どうにも負けられない理由が それにしてもよく立った しかし...立つには立ったが おそらく終了ゴング間際でなければレフェリーもためらわず止めただろう この先どこまでやれるのか... 危険な度今は場面があったらすぐに止めるからな 血を止めてほしい... ブロックの上から打たれても吹き出すで いいんだぞいいんにて棄権しても だけど口の中はだぁ口も無無理だぞ 歯で内の肉がクチャグチャになっちまっていく 大量出血すればどのみちストップされる 残念だがマクノウチは強すぎる これ以上痛めつけられないうちにやめて帰ろう ココは異国だお前が倒されるコトを楽しみにしている連中しかいない そんな連中の前に... 投げちまおうぜちまおっせこんな試合 わざわざ出ていく必要ない 思いきりやらせてやらせて もう一つ深呼吸!息を整える 血...傍から見とるよりゲバラの拳は鋭いようじゃな 離れている時は正直... よけているつもりのパンチをもらっちゃいます でも入り方はわかりました まだ距離感がつかめんか? 強引に接近戦に持ち込みます よけているつもり... じゃが焦って大きいのを振り回すなよ 力の残っていないゲバラの狙いはそれにかぶせるカウンターじゃ 離れている時はガードを忘れるな打つ時も片手を必ずアゴに残しておけ コレ!聞いとるのか小僧!? か会長聞きましたか!? わ...わかっとるわいっ!! 伊達に負けた後の前回の再起戦 初めてデンプシー見せた時と まるであの時をなぞるような台詞と表情 幕之内のエンジンが温まってきた 出す気ですね一歩くんは... ブランク明けや再起戦の選手がリング勘を取り戻すため 必要と言われている時間ー このラウンドで全開となるのかあっ!! さっきゲバラを誉めたな? すんなり勝った方がええやないか あそこで終わっちゃ困るからだ アンタこそ何しに来た? 拝みに来たんじゃないのか? 飛び出したのは幕之内! ダメージの残るゲバラを休ませない回復させない! 一気にカタをつける気だ まっくのうちまっくのうち まっくのうちまっくのうち まっくのうちまっくのうち まっくのうちまっくのうち いざいる、さいううんへっ 幕之内の突進と喚声を止める左右の強打! 気をつけろまだ力を残しているぞ またしてももらってしまった 慣れない左構えに悩まされている 幕之内の動きが...止まった? 効いちゃったかと思ったよ 離れていると距離がつかめない 突き刺さった〜〜〜~~っ 押せば倒れるんじゃないのか!? 迫る幕之内を抱え込んだ 様子を窺うレフェリーに 効いていないまだやれるとアピール うわあ~~っしかし突き上げられたあっ 悶絶のリバーブロ肝臓打ち〜〜〜っ 顔を歪めてゲバラ後退~~~っ ドンピシャのタイミング 幕之内がリングに転がったあっ ーっうわあービックリした しかしコレはスリップダウン ダウンかと思っちゃったじゃないかよ どうやら足が絡んで倒れた模様 前足が交互になる右構え同士と違って左構えの前足は直列だ おんどれは右同士でもよくひっかけとるやんけ 足がひっかかるのはよくあるコトだぜ ぐうぜんあし偶然足が絡んでたす助かったが 運が良かったどけだだけだ 踏み込むタイミングを自分に完全に掴まれている タオルを投げ込む...だったよな 二人られたら懐に入られた間違いなくメッタ打ちにメッタ打ちにされる 悪く思うなよ...ゲバラ...ゲバラ 少しでも休ませたくなかったですね 思いきりやらせてっらせて の会うのはすぎた会すこ出早い、ダッはまだ若いまたやり直そう 相手がダメージ抱えとるうちに畳みかけろおっ ゲバラ目がけてダッシュ〜〜っ 胸を張って帰りたいいたい ブロックの上から... うわ〜〜〜っダメだあっ 押し潰すような左フック まだ頑張っていますよおっ ガードの端を叩いてうまく割られた 腕を戻すのは間に合わない 来るのは...ジャブ!! ジャブ・ジャプジャブーーっ 幕之内の顔がはね上げられる~~っ あーーっもうっ効かねえんだろうけど見映え悪い ポイント取られちゃうぞ 離れた距離だとどうにも分が悪い くっつけ!自分の間合いにするんじゃ 行け〜〜〜っゲバラあっ 中間距離...幕之内にとっては遠距離の攻防 ゲバラ必死に最終防衛線を死守ーーっ ってえそこだあその距離そこだあっその距離でずっと戦え どうにか内へ入るんだ...っ 先手を取れっ後手に回るなー このパンチは!巨離で身体が・伸びきっているのブロックして、いるのに... 粘らせすぎだ幕之内!ーっ ドカンと行けドカンと! パンチに力が失くなってきた バテてきたのか!!効いているのか!! どちらにせよこれなら... ジャブを弾いて、強引に突進 渾身の右フックをかいくぐったあっ ついに接近戦~~っ!! うわ~~っ何やってんだまた足が絡まったのか 同じコト繰り返すなあっ 肝心な時だってのに~~~っ レフェリーがカウントを数えた 幕之内ダウン〜〜っ!! さっきと同じ転び方じゃないかい 足が絡んで倒れたんだよ スリップだよっどこに目ェつけてんだレフェリー カウントやめろってばーーっ タフな幕之内が弱ってる相手のパンチで倒れるワケねえよあの...早く再開させろ もう少しで倒せそうだったのに水を差すなよおっ レフェリーカウントを続行 幕之内立ち上がりましたあっ ダメージは見当たりません カウントとるのやめろって 当たり前だよ本当はスリップなんだから! 足絡んだのハッキリ見ましたよ 抗議しましょうよ先輩! どうして抗議しないんですか...!? 足は確かに絡んでおった あの右がかすめていたのか でもダメージで倒れたワケじゃないし... よくわからんがこの機会に深呼吸だ わずかに触れておったか! 一番近くにいたレフェリーには見えていたんだ スリップでいいじゃねえか 襲いかかったあ〜〜っ!! 襲いかかったあ〜〜っ!! ダメージが無いのなら行けっ 躊躇せず飛び込む幕之内 態勢整っていないのにゃ〜〜〜 右のロングフックう〜〜〜っ 飛ばした先はコーナーだ ガードごと身体を弾き飛ばす! 振りかぶって追いかける あんなに会長が時間を割いてくれたのに 新型を見せたいのに!! 恩返しがしたいのに!! 二度も転んでー挙げ句ダウンまでとられて うわ〜〜っコーナー釘付け 全てガードの上からだがコレは... 足浮いているんじゃねえか!? ダウンなんて言われたから怒っているんだ コーナーに詰めて幕之内の荒々しい連打ー ゲバラに逃げ場無し!どうする~~~っ!? なんじゃその打ち方は!? 風神復活を見せてくれえ~~っ!! 迫力はあるが全てオルフンブロー気味 拳が返っておらんから効かん! バンチが大きいバンクなどの話を聞いているのか を出せ手なカウンラスチと出せば強烈なカウンタお見舞いできる今強くお このフルスウィ対しガードを外し打ち込むのか!? あーーっとなんだ?カウンターか!?...一瞬幕之内の身体が硬直 その隙にコーナーから脱出~~っ 後ろに気配?どうして!? 確実にダメージが残っている レフェリーが割って入った あ~っちきしょう惜しい ここもいいところで寸断される なんじゃあの大振りは!?いつ教えた?誰に習った!? カウンターのおねだりでもしとるのか!? まんまともらいおってバカ者がバカ者が! カウンターもらったんですか? 後ろに回られたのはそれか...どうりで 我を忘れるほど自分に憤っていたワケか そのせいで大チャンスが潰れてしもた デンプシー・ロールが真価を発揮する時と場所じゃ 「あ」じゃないわっそれに気づかん程頭に血が上っておったのか! 新型を見せるチャンスだったんだ...い また離れた位置からのやり直しじゃ 距離感欄めておらん右ジャプをかいくぐるところからじゃ コーナーに追い込んでそして... 新型にこだわる必要はない! チャンスと感じたらどんな形でもええから終わらせる努力をしろ 長引くと何があるかわからんぞ 現にダウンをとられたじゃろうが やっぱりダウンしたんですよね ダウンまでとられもはや練習してきたコトを披露しますという余裕などない そんなに酷かったんですか? 足が絡んだだけですよね? その強い相手によくやっている その強い相手によくやっている またダウンとれるかもしれないし ど感動したよお前凄いよ もう少し頑張ってみようじゃないか またがあるとしたらそれは一 コっ詰められるコトだ! 彼は必ずそれを狙ってくる パンチを置くだけではダメだ してもうしょそしてもう大振りはしてこないだろう 今度こそ打ち合わなければなければ 打たれる前に打つんじゃ 新型にこだわる必要はない! 大丈夫ですよ「歩くんはやってくれますよ 台詞も展開も初めてデンプシーを見た時と同じ じゃが現実は過去をなぞらなかった 二歩くんの身体からは未だ蒸気が吹き出している 気合が充実している証拠だ 間違いなどあるハズがない 別のモノになどならないっ ゲバラのダメージはさらに深刻さを増している 風神らしいトコ見せてくれーっ なんとゲバラから来たぁっ まだ力を残しているのかあっ!? ハッタリだヘロヘロのハズだよ 通りの!お察しの通り体力も耐久力も残っていないおい体に残言っていないしかし せめてもの抵抗はさせてもらうともらうよ 多少もらっても効きゃしねえよ強引に飛び込め このジャブをなんとかしないと距離を潰さないと 幕之内を再三悩ませる左構えの右が 幕之内を再三悩ませる左構えの右が 八の字ウィービングでよけた反動で連打につなげる デンプシーを身につけてからまずよけるコトが始動となるクセがついた だから後手を踏むんだよ 本来先手運び型の選手なんやけどな 必殺技も善し悪しあるっちゅうワケや 今回はゲバラを誉めへんのか? またしても生き延びとるで さっきコーナーを背負って打ったカウンター タイミングと勇気で打ったモノだ 「コツ」ってヤツを知っている あの場面がまた繰り返されるとしたらー かざした盾が矛を弾く! 距離を潰せばいただきだ なにこれ以前にはこんなに丸まられたら嫉妬じゃ顔面どころか顔面ところが腹も見えない 十字ブロックは横の装甲が薄い 横からくるコトも想定していた ダックでよけてそのまま... 飛び込んだ刹那左フックを合わされたあっ 幕之内...頭からマットにダイブ~~っ! ふざけるなっダウンじゃないよっ 足が絡んだんだよスリップだよ! ダウンじゃなくて反則とってよっ ワザとだよアレ!見たでしょう!? 側頭部への左か?それとも倒れた時頭を打ったのか!? 何を言っているん... コーナーに詰めて... お前が見せたかったのは、 ...朝型への固執が、 宙を男が、珍しく見せた我が樹皮肉にもその時期が、皮膚にさぞの身を追い詰める。引越さかけて眠んだ試合の方へ先は? 淡この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは一切関係ありません。 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています。