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ヒニナナキ

NAMAKINANAOPRESENTS

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「ヘルク

七尾ナナキ

KiMANAOPRESEN

coNT

TENTS"

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第61話フェーズ20

美しかったと思ったけど、俺はいっぱいだろうなんだけど...それはそれではないのかもしれないですね

3時間5時5時3時

フェーズ20

フェーズ20

フェーズ26

6566

危惧と迷い

選んだ道

第68話「かけるべき言!

おまけ漫画

戦において

人間軍が

結界石を狙う

理由は二つある。

第61話

フェーズ23

もう一つは

結界石の力を

利用して

空間移動術...

城の防御力を

一つは単純に

下げる事、

つまり、

人間の国とを結ぶ

ゲートを

生成する事...

この空間移動術を

扱えるレベルの

術師が厄介なのだ。

系統は違えど、

術レベルは

僕と同等か

それ以上..

扱う術によっては

もしかしたら、

ヘルクよりも

危険な存在かも

しれない。

はわぁ〜...

しかし、

このレベルの術師は

一人だけと

考えていいだろう。

複数いれば

もっと積極的に

攻めに来ているはず

だからな。

つまり、

その術師を

封じれば...

なるほど..

それで

あえて敵の策略に

ハマり、

その術師を

おびき出すと

いう訳ですか。

人間軍は

大きく

パワーダウンする。

と...

その通り。

うむ。

僕がここを離れ、

援軍に向かったと

知れば術師は

必ず現れるだろう。

ですが...

私達だけで

その術師を

どうにかできるので

しょうか?

その点は

心配いらない。

いやだって、

アズドラ様がいたら

術師は現れな...

残った僅かな

兵だけでは

荷が重すぎる

気がします...

は!

は!

術師を

どうにかするのは

僕の役目だからな。

へ?

もしやッ!

そう...

シン城へ向かう僕は、

僕じゃない。

Helck!7

シン城

ぼん!

妙だ...

なぜ奴は

動かない...!

グックック...

まさか...!

...?

耳、

取れてますよ!

てめ...!?

ん...?

!!

いけね。

てめぇ!!

やっぱ

クソ犬じゃ

ねぇかッ!!

ちッ...

偽物か...!!

lelck

フェーズ2@

第61話

アズドラ

援軍に行ったと

見せかけて待機

約1000OO体

接近中

人間軍帝国軍

魔物

...

ミカロス

侵入

偽アズドラ

援軍

シン城

納約5000円体

人間の領土

新し3000O年

ええ。

魔王ウルム...

そして

魔王トールを

殺したのは

私です。

彼ら

死の間際まで

和平を唱えて

いましたねぇ。

そうか...

フフフ、

見ていて

実に滑稽でしたよ。

お前は

絶対に

許さんぞ...

く...

厄介な...

まずは

この木の根を

どうにか..

おい、

あまり

離れるなよ。

樹槍。

ぬ!

移動術力...

行け。

新世界の力か...

やはり

いつ触れても

気分が悪い。

なッ!?

返すよ。

今のは

さすがに

ダメージを

受けたようだな。

フフフ...

容赦ない

ですねぇ...

私を殺したら..

また復活しますよ?

勇者達の

ように...

無理だな。

それができるなら

お前はもっと早く

姿を見せている

だろう。

それに、

ここが罠と

気付いた時点で

自害している

はずだ。

安心しろ、

まだ

殺しはしない。

ご名答。

だが..

半死半生に

した後、

お前のナの

及ばない牢に

閉じ込める

つもりだ。

フフフ...

恐ろしい...

あの時の

ままだ...

いや...

違う..

違いますねぇ...

お前には

色々と、

聞きたい事が

あるからな。

あの時は

こんなものでは

なかった..

ム...

そう...

今よりも

人間が多く、

今よりも

人間がずっと

強い時代。

10の人間の国と

竜住まう大帝国が、

幾度となく戦争を

繰り返していた時代。

戦場の

最前線に立つ、

一人の少年。

その手に

魔剣を握り締め...

各国の勇者達を

悠々と

斬り殺していく

その姿は

魔神の如く...

そう...

こんなものでは

なかった..

恐ろしかった...

誰もが恐れ慄き、

逃げ出した...

帝国四天玉

アズドラ。

あなたは

人間の恐怖

そのものでした。

お前は...

誰だ...

ミカロス。

Helck7

私の名は

ミカロス...

フフフ。

わからない

でしょう...?

わかる

はずがない...

なぜならば、

私は

どこにでもいる

ただの人間

100万の雑兵の

一人に

過ぎなかったの

ですから...

だが私は

あなたを

覚えている。

この眼に

しっかりと

焼き付いている。

その瞬間、

私の体は恐怖に

支配された。

体が震え、

息する事さえも

ままならない状態

だった。

仲間力戦い

命を落としていく中、

私は

戦う事もせず、

逃げる事もせず、

仲間の亡骸に

紛れ込み、

死体に扮していた。

誇りや

フライドなどと

いうものは、

微塵も残っては

いませんてした。

たすけ...

ミカ...ロ..

たす...けて...

ただただ

生き延びたい。

震える体を

必死に抑え込み

息を殺し、

無限とも思える

時間の中、

あなたが

いなくなる事を

祈り続けた。

やがて前線は

場所を移しました。

安堵と同時に

目の前に

広がる絶望

死体の山。

生き残った者達も

何人かいましたが

半時も経たず

魔界の毒に冒され

死んでいきました...

......

......そうか

お前は

その時...

そう...

私は魔界の毒に

順応したのです。

そして

死の淵から

這い上がり、

私は食いできない

覚醒した!

覚醒者には

特殊な能力が

与えられる...

その力を持って

私は今日まで

生きながらえた。

あなたと同じ

不老長寿の力

ですよ。

なるほど...

お前が僕達を

狙う理由は、

あの時の

復讐という訳か..

復讐...?

...戯言を。

そんな小事、

どうでも

いいのですよ。

新世界生誕。

それこそが

千古不変なる

私の目的。

わかっているのか?

それがどういう事か...

この世界を

終わらせる

つもりか?

それが

世の理。

お前達は

反逆者だ。

あれから

私は各地を旅し、

あらゆる術を学び、

あらゆる術を開発しました。

1500年の時を経て、

私は強大な力を

身につけたのです。

きっと...

私は

これが罠だと

気付いて

いたのでしょう..

Helok!7

あなたに対する

トラウマを

払拭したかったのだと

思います..

それでもここへ

足を踏み入れたのは...

あなたから

解放されるため...

四天王アズドラ...

もはや

あなたは、

私の恐怖の

対象では

ないようです。

捕縛などと...

まだまだ

あまかったな。

僕は..

予定を

変更する。

フゥゥ。

お前は殺す。

今ここで。

無理

ですよぉッ!!

今の

あなたではッ!!

>>600mtinuled

第62話

あんた

なんなの?

それで

戦っている

つもり?

私が手負いだからって

舐めているの?

だとしたら

身の程知らずの

自惚れ屋ね。

あんたなんか

両目潰されても

負ける気

しないわよ。

ち...

黙れ...

戦いは

これからだ!

だから...

くっ...

さっきから

それは

なんなのよ!

イラつくわね。

他だと?

あんな

ふざけた連中と

戦っていられるか!

戦いづらい!

真面目に

戦う気がないなら

他あたりなさい。

は?

まあ..

わかるけど...

調子がくるうんだ!

戦争だというのに

全く緊張感がない!

私達を

滅ぼすという

使命とやらは

どうしたのよ..

あの賑やかな

雰囲気が......

苦手なんだ...

昔の仲間と

重なるから...

その点

お前はいい!

遠慮無く

剣を向ける事が

できる!

お前は

戦いやすいよ!

あらそう。

なら

もっと...

しっかり

戦いなさい!

そのセリフ

そのまま返すぞ!

なんだ

今の攻撃は!!

俺はなぁ、

負傷しているとはいえ

お前のあまりの弱さに

拍子抜けしたんだ!

...

どうだ!!

もう

お前と初めて

会った時の

俺とは違う!

お前と

戦いを重ねる毎に

どんどん成長して

いるんだ!

以前は

受けられなかった剣技も

今なら受けられる!

追いつけなかった動きも

今なら追う事ができる!

お前との差は

確実に縮まっている!

成長しているのは

私も同じ。

少し差が縮まろうが

すぐに突き放すわ。

ああ

そうだろうな!

それでいい!

お前が強くなれば

俺はもっと

強くなれる!

戦い続けてやる!

お前に

追いつくまで

何度でもなぁッ!!

どこに

逃げ隠れようとも

必ず見つけ出して

戦ってやるぞ!

何度でも?

私に追いつくまでに

万回負ける覚悟は

あるのかしら?

折って

あげるわ、

その心。

二度と

立ち直れない

ようにッ!

心を折る?

ん?

できないな!

俺は、

お前との戦いを

楽しんでいるからな!

何度

負けようとも

構わない!

へ?

お前となら

もっと!

ずっと!

いつまでも

戦っていたい

くらいだ!

そしていつか、

俺はお前を

追い越してみせる!

タイム。

黙れ!

あきらめるんだな!

俺は一度決めた

タイム!

...

...なんだ?

笑顔の選択

間違えていない?

...

なんで

キラッキラ

してるのよ

それ素なの?

最初みたいに

悪そうに

笑いなさいよ。

なんか

恥ずかしいから

え?

誤解するな!

い、いや

待て!

違うぞ!

ぶっ殺すッ!!

わかったわよ。

ちょっと

落ち着きなさいよ。

それに何?

私と戦うの

毎回楽しみに

していたの?

お前と

ならって何?

ならって。

え?!

戦うのが

苦じゃないって

事だからな!

会話の流れて

わかるだろ!?

決してお前が

思うような意味は

含んでないからな!

B肉で言ったつもり

だったんだが、

お前の攻撃を何度も

受けられたからちょっと

テンション上がりすぎてだな

と言うか俺は前に魔族は

いだと言ったは

く...

そうだ!

俺はお前を...

お前達

諸悪の根源である

魔族を滅ぼすために

ここに来ているんだ!!!

ずっと戦って

いられるか...

俺は

魔族を滅ぼして

世界に真の平和を...

あ!

超限だらけ。

王には

絶対反従...

王の命令が最優先

それが使命であり、

それが俺の全て...

あの電気男との

戦いに割って

入ってきたのも

逆和感あったし...

だから...

だから

殺さないと..

こいつ...

さっきから

変ね。

絶対服従と

言いながら

私情挟みまくり

じゃない?

...

勇者は

王と契約を

交わす事で

蘇る力を得ている。

以前アズドラ様は、

王の術は

とても強力だと

仰しゃっていた...

もしそれが

自分の意志や

人格さえも

影響を及ぼすものだと

したら..

今までの

こいつの行動は...

そして

さっきから

この不安定な

状態は...

す、すまん...

もう余計な事は

喋らないから...

勝負

再開しよう。

もしかして

こいつ...

王の術から

解放されつつある?

この国の王?

うん!

僕、

王様を

見に来たと

言っても

過言じゃない。

えーあー、

うーん...

あーうん...

王かぁ...

王について

国民には

言っちゃダメって

言われてるんだよねー。

はい!

でもなぁ、

アスタは

国外の人だからなぁ...

いいのかなぁ?

ダメなのかなぁ?

て〜

でもさぁ...

...いっか。

じゃあ

教えましょう。

実はアスタの

願いは

叶ってます。

言っていいんじゃ

ないでしょうか!?

え?

はい!

言っていいと

思います!

やった!

ここが

王様の部屋

なんだよ。

私が王だよ。

アスタ。

なんて

うっそ〜ん。

私嘘つきました。

びっくりした?

びっくりした?

なんで

怖い顔

したんだろ...

その代わり

私も連れて

いって。

会いたいなら

王様の居場所、

教えてあげる。

え?

クレスや

ヘルク...

みんなに

会いたい..

私をここから

連れだして。

To.be.comtinued

...

あぶなぁ。

アスタ

こっち

こっち。

おお、

頼りになる!

クレスや

ヘルク...

第63話

みんなに

会いたい..

私をここから

連れ出して。

クレスと

ヘルク...

そう...

この子は

今お騒がせ中の

乃者兄弟と深い

つながりのある

人物。

ヘルクと

クレスとは

幼なじみなんだ。

!?

そして、

数少ない

翼のない人間。

こんな所に

閉じ込められて

いるのも、

人間側にとって

重要な人物なのは

間違いない。

この子が

いなくなれば

人間側は

きっと困惑

するだろう...

年生的観点から

見ても

連れ出す選択は

なくはない

なくはない

けれど...

この子は

何も知らない...

今ボク達が人間と戦争

している事も。

まともな人間が

もう殆どいないと

いう事も。

シャルアミは

いい子だ。

この数日

凄くお世話になったし

できれば不望を

叶えてあげたいけれど...

もぐ

今の

この国の現状を

受け入れる

覚悟はあるのだろうか?

いや、いやいや...

何考えているんだろ...

ボクの目的は

情報収集...

危険な事は

避けるべきだ...

あ〜...

ほら...

勝手に

抜けだしたら

駄目だと思うよ。

ボクだって

見つかったら

大変な事に..

その時は

私を置いて

逃げてくれて

いいから..

私が

誤魔化すから..

アスタには

迷惑かけないから!

お願い...

ええ...

ずっと我慢

していたけど、

アスタに

色々話していたら

抑えきれなくなって...

もう不安を

抱えたまま

過ごしたくないの...

たくさんの事は

求めてない。

ただ...

またみんなに

会いたい

会ってみんなで

食事したい。

クレスと一緒に

美味しい物食べたい。

ヘルクの

美味しい

料理食べたい。

...!?

食べる事

だらけだね...

夕暮れ時の

テラスで

料理食べたい。

そうか...

そうだよね...

何も知らないけれど

感じてはいるんだ...

ごめん...

ごめん...

ちょっと待って...

誰にも

会えなくなったら

不安になるよね...

突然こんな所に

閉じ込められて!!

何か

起きているんだって

思うよね...

も、

もしかしたら..

もしかしたら..

ヘルクだけなら

会わせられるかも

しれない...

その人は、今

僕の知り合いと

一緒にいるから...

あ、でも...

そんなに

期待しないで..

あ...

会いたい!

筋肉ヘルク

会いたい!

なに?

知り合い

だったの!?

なんだもう!

言ってよ!!

わ、わかった!

会いに行こう!

知り合いの

知り合いと

いうか...

会いたい!

そしたし!

やった!

やった!!

アスタ!

ありがとう!

あー...

ん!

皆が移った...

ボクはきっと、

この仕事

向いていないと

思う。

けれど、

イスタの話では

ボクの存在は

もう人間側に

バレている。

今以上の

指導地域が

嬉しい現状では

これも

悪い選択では

ないはずだ...

多分..

王の部屋の場所も

教えてもらえた

とにかく今は

脱出だ。

城下町まで

イチえま...イくオ{

アスタ

こっち

こっち。

軽やかな

身のこなしだね!

ぶは!

こう見えても

木登り得意

だったんだ

これは

木じゃないよ?

壁だよ?

私ね、

実は運動全般

得意なんだ。

クレスにだって

負けなかったんだよ。

小さいころの

話ね。

うぇ?!

大きくなるにつれて

クレスには全く

勝てなくなっちゃった。

私は何一つ

クレスに勝てなく

なっちゃったんだぁ。

勇者くん、

手加減しないん

だね。

今の私の

唯一の

取り柄といえば

これだけ

アスタには

見せてあげる。

...雪?

おお...

特殊能力

ううん

違うみたい。

散布する

だけ?

色んな力を

広範囲に

散布できるか

なんだとか。

私も

よくわかってない。

うん。

散布か...

これが

人間にとって

必要な力

なのかな...?

いやいや!

地味なんて

とんでもない...

意外と

地味な...

例えば

それが毒なら!?

色んな力を

散布って!?

それが

防げない

ものだったら!?

力の内容や

範囲の広さによっては

かなり怖い力だよ!

これ!

もしかして

彼女を

ここから

連れ出す事は、

戦況に

大きな影響を

与える事に

なるんじゃ...

ねえ

アスタ。

ん?

な、なに?

私この道

知らない

こんな所

来た事ない

戻ろ。

うぇぇ!?

て、でも

シャルアミが...

道、

間違えちゃった?

そうか...

そうだったよね。

おかしいな..

私なんで

こんな道を

選んだんだろ...?

なんか...

変だな...

変だな...

え...?

そっか...

私が道案内して...

たよね。

むぅ...

シャルアミ?

どうし...

誰か来る...

この感じ...あの時と...

この感じ...

あの時と..

陛は

物凄い殺気を

放っている!!

きっと

シャルアミを

連れ出した事が

バレたんだ...

シャルアミ!

逃げよう!

誰か来る!

え?

そうなの?

よくわかるね。

うん!

ボク耳が

いいんだ!

不気味だな...

走っている足音

しないのに..

付いてきてる...

いや、距離を

詰められている

気がする...

どこか

隠れる場所...

いや

駄目か...

今はとにかく

距離を取るんだ...

シャルアミは

気配を殺す事は

できない...

隠れても

多分

見つかっちゃう..

落ち着け...

ふふふ...

大丈夫..

大丈夫..

お、王...

ウソ...

なんで...

気配

感じなかったのに..

わッ!!

シャルアミ!

何を...

違う...

これは..

何を勝手な事を

している。

これは

シャルアミが

やるべき事では

ないはずだ。

計画以外で

シャルアミに

言術をかけるな。

敗国の王よ。

シャルアミ!

......

魔族...

我々の目を掻い潜り、

シャルアミの元へ

辿り着くとは

大したものだ。

王が

気付かなければ

あるいは、

シャルアミを

奪われていたかも

しれん...

なるほど。

あの時

感じた気配は

お前のものか。

逃げるのは...

嬉しい...

無理だ...

あの人間からは

逃げられる気が

しない...

それに

他にも伏兵が

いるはず...

なら選択は

一つ...

王を殺る!

え...?

残念だったな。

くぅ!

いや、

命拾いしたと

言うべきか。

覚醒した人間が

こうして

大人しくして

いるのは

王の術あってこそ。

制御が

効かなくなれば

破壊と殺戮を

繰り返す

魔物と同等...

いや、

今の人間ならば...

魔族のお前なら

新世界生物の

恐ろしさは

理解しているだろう?

新世界生物

同等の力を持った

化け物と化すぞ。

凌げるのか?

数千、数万の

新世界生物の群れを。

う、嘘っぱちだ!

そんな

脅しなんか

引っかからな...

成勢がいいな。

残念だが

これは

全て事実。

王を討ては

我々の進軍を

止められるが

それは

さらなる

脅威を生み出す

結果となる。

人間の覚醒化を

許してしまった時点で

お前達の未路は

決定したのだ。

痛ぅ...

もう

話んでいるのだよ。

くっ...

お前達は。

ヴァミリオ様...

イスタ...

どうか

しました?

なんだろう、

この脱略き...

い、いえ...

アスタ

大丈夫かな..

しぶとい

やつだ...

まだ

再生するか...

変えたとはいえ、

さすがは

四天王...

フフフ。

やはり

まだまだ

力に大きな差が

ありますねぇ...

腕の一本くらいは

頂きたかったの

ですが...

しかしまあ:

この辺で

いいでしょう...

雑兵だった私が

ここまであなたと

渡り合えたの

ですから...

それで十分

私の心は

満たされました。

そろそろ

“戦”を

再開しましょう。

四天王

アズドラ。

そう...

これは戦...

戦とは「全」の戦い:

あなたが

私を殺せない

その理由を...

とくと

味わうがいい

解呪...

復活させまいと

生かしておいたのは

失敗でしたねぇ。

まさか!?

...!

あれは

王の術から解放され、

新世界の力に

支配された姿。

勇者になりそこなった

人間の成れの果てです。

しかし

まあ

それでも

十分でしょう。

残念ですねぇ。

もう少し

成長していれば

更に強く、

そしてあの姿に

なれたかも

しれないのですがねぇ...

今の彼らでも

新世界生物に

匹敵する程の力を

持っているはず。

あれはもう

私の兵でも

人間でもない。

命果てるまで

誰にも

止める事はできず、

ただ、

破壊を繰り返すだけの

化け物と化しました。

これは

望まぬ一手。

フフフ、

私をここまで

追い詰めた事、

せっかく

育てた兵を確実に

失う事に

なる故に、

使いたくない

切り札でした。

しかし、

今度はあなたが

追いつめられる

番ですよ。

さすがと

言わざるを

得ません。

四天王アズドラ。

この程度の敵

二体ならば

どうという事は...

今の音は

外から...

フゥハハハパ!

何を驚いて

いるのです!?

らしくもない!

動転して

勘が鈍りましたか!?

まさか...!

あなたを

あの二体の

化け物で

どうにか

てきるとは

思っていませんよ。

解呪したのは

このトール城に

攻めてきた

すべての翼の兵士!

およそ

ニ千の化け物が、

この城を!

あなたの兵を

襲っているの

ですよ!

んだよ、

こいつぁ...

陣形を

崩すな!

弓兵を

増員しろ!

私は

あなたに

勝てない...

しかし

あなた達は

私達には

勝てない...

新世界誕生という

悲願を叶えるために

必要不可欠な力は、

わかりますか?

アズドラ。

戦闘において

私個人があなたを

越える事など

瑣末な事

なのですよ。

それを容易に

創りだす力こそ、

強大な兵力!

私が求めていた

力なのです!

フフフ、

この一戦、

あなたの仲間は

何人生き延びる事が

てきるでしょうかねぇ。

.....

ホン!

ここに!

撤退だ!

いっ

全軍を

ウルム城へ!

ァ、

アズドラ様...

...

御意!

急げ!

今ならまだ

被害を

抑えられる!

守護樹よ。

すまない...

キミの最後の力を

僕に貸しておくれ。

すべてを相手に

するつもりか!?

こっちにも

いるぞッ!

増援は

まだかッ!

魔物も

接近して

いるでしょ!

こんなの

どうしろって

いうんだ!

くッ...

おお...

これって

あれじゃん。

木が時間を

稼いでくれる!

その間に

逃げるんだ!

全軍撤退!

!!

撤退だ!

おぃおいおい!

待てよ!

これってよォ!

力の余っている

ものは

怪我人を運べ!

バカヤロウ!

早く逃げろ!

崩れ方が

尋常じゃない...

揺れも

どんどん

増しているし

一体何が...

新世界生物!?

違う..

何こいつ...

しまっ...

様子が

おかしい!

外へ出るぞ!

何しれっと

言ってんのよ!

気安いわね!

放しなさい!

人間なんかに

助けられたく

ないのよ!

というかギリ

避けられたわよ!

黙れ!

ヘロヘロのくせに!

大人しくしていろ!

お前に

死んでほしく

ないんだよ!

あ!

違うぞ!

お前を倒すのは

俺だ的な

あー!

わかったわよ!

これは

貸しよ。

なんでお前が

貸すんだよ!

アズドラめ...

この状況において、

なお

私に攻撃を

仕掛けてくるとは...

カン

やはりタダでは

終わらないか..

しかし、

これは

絶好の機会...

ヤツ自ら殿を

務めるとなれば

討てるやも

しれない

奴ももう

限界のはず。

あと一手...

あと一手...

何かあれば

確実に仕留められる...

エディル...

あれは

私に挑んできた魔族...

なぜ

あの魔族と...

エディルには

あの役目が

ある故に

解呪は

しなかったが..

なるほど..

どうやら

術に抗う

精神力を

身につけて

しまったか..

フフフ...

ならば

迷う必要はない..

ヤツなら

きっと...

be.comtinued

Helck無添話フェー

第64話・フェー

...わかりましたが、

これは

きっと...

あの雪が降った日の

続きなんだ...

あんな姿に

なってしまったけど、

あれは人間だ。

なんで

あんたは

大丈夫なのよ。

覚醒率ってのが

高いから?

...かもしれない

みんな

撤退を

始めている...

防げなかった

のね..

あの木は

アズドラ様の術...

アズドラ様が

残って時間を稼いで

いるんだわ...

Helck7

それじゃ

駄目よ...

アズドラ様は

命に代えても

守らなければ...

ちょっと

あんた、

もう一度

私を運びなさいよ。

おい、

調子にのるなよ。

俺は運送屋じゃ

ないんだぞ。

さっきは

緊急事態だったから

手を貸したんだ。

あそう。

駄目とは

言ってないだろ。

早く掴まれ。

.....

あんたも

直倒くさい

性格ね。

じゃあ

いいわよ。

うるさい

早くしろ。

...

不思議だ...

前はもっと

悍ましく

見えたんだが...

こうして

改めて見ると、

全然そんな事

ないな...

自分の目で見て

言葉をかわして

それで

少しだけ

わかった

気がする...

...?

なに一人で

変な事

言ってるの?

気持ち悪いわね

いや、

なんでもない。

ヘルクさん...

あなたの

言う通り...

さあ早く行くぞ。

グズグズするな。

戦わなくて

済む道は

あったのかも

しれませんね。

グズったのは

あんたでしょ...

!!

やはり...

自力で

王の術から

逃れたか。

素晴らしい。

精神力だけなら

ヘルクやクレスに

負けていない。

術...

じゃあやっぱり

エディルは

術のせいで...

ヒュラ

お前は逃げろ!

は?

何をふざけた事

言って...

お前には

まだ仲間が

いるんだろう!

こんな所で

命を懸けるな!

自我を持つ

覚醒者はなぜか

他のものよりも

成長が早い。

よい戦力になるかもと

期待して

いたのですが..

やはり

兵に自我は

不要ですね。

フフフ、

お前達は

一つの実験の

ようなものでした。

故に

失敗した時のために

いつでも

破壊できるように

してあるのですよ。

マインドブレイク。

村神力を失えば

新世界の力に

抗うすべはない!

力に身を委ね、

新世界の戦士

となれ!

目障り

ですねえ...

今のお前は

再生不可能

今度こそ

息の根を

止めてやろう..

な、なに!?

バカな...

抗ったと

いうのか!?

いや違う!

今のが最後の

精神力!

奴は新世界の力に

飲み込まれる!

フフフ、

感じるぞ...

力強い

新世界の力を...

世界の終焉を

迎えるその時まで

戦い続けるが良い!

エディル!!

来るな!

来ては

駄目だ...

逃げろ...

逃げるんだ...

この戦いは

長くは続かない...

すぐに

終わる...

...

あの人か...

ヘルクさんが...

きっと、

終わらせて

くれる...

俺達と...

よ、余計な

お世話よ!

なんで

あんたが

私達の心配を

するのよ!

それまで

耐えるんだ...

自分の

心配を

しなさい!

人間と同じ

未踏を迎えるな...

...ハハ、

確かにな..

なんでこいつらの

心配して

いるんだろう...

罪悪感か?

王の命とは言え、

戦争を

仕掛けてしまった

事の...

罪悪感...

話に聞いていた通り

嫌な奴だったら

こんな気持ちに

ならなかったのに...

誰だよ、

残惜非道とか

言った奴は...

しっかり

しなさい!

いや...

もっと単純な

理由か...

あんた

私に勝ちたいん

でしょ!

王の意識が

混在する中、

こいつと

戦う事だけが

一人の剣士として

喜びだった...

目標を持てた事が

嬉しかった...

弱い俺と

何度も真剣に

戦ってくれた

こいつの事を...

凄いムカつく

ヤツだけど...

俺は

嫌いじゃない。

嫌いじゃない。

多分それだけ...

俺がこいつを

心配する理由は..

そんな些細な事...

前に..

ごめん...

酷い事を

言って

しまったよな...

死ヌ...ナヨ...

ヒュ...ラ..

私と

戦いなさい!

ま、待って!

エディル!

エディル!

とにかく

城から

離れろ!

ウルム城だ!

ウルム城を

目指せ!

アズドラ様...

味方...

ではなさそうだ...

この局面で

あれを相手に

しなければ

ならないとは..

参ったね...

フフフ...

この程度の

事態、

昔のあなたなら

簡単に

切り抜けて

いたでしょうに。

それにしても

この戦...

なんと...

なんと

不甲斐ない

一戦だったか...

当初の目的は

果たせず、

失う事のない

兵を失い、

私自身も

相当な

タメージを

負ってしまった。

だが...

この一戦、

得たものは

それ以上に

大きい...

あなたが

私と同じく

自軍の兵を犠牲に

していれば

討たれていたのは

私の方だったのかも

しれません

お兄事...

ともあれ...

こうして

あなたを

討てた事は

非常に

運が良かった...

抱えていた

恐怖は

取り除かれ...

これで私は

また大きく

前進できる...

そう...

もうすぐだ...

もうすぐ

この世界は終わり

新たな世界へと...

お前の

思い通りには

いかんぞ...

Helokに

ええ...

わかっていますよ。

あなたが

他の誰かに

希望を

託している事は...

それは

きっと、

今の私ですら

畏怖した人物...

私の知る限り

最強の覚醒者...

だが...

奴を

封じる事は

容易い。

フフフ...

あなたは

知らないだろう...

悲しみを...

ヤツが

抱える不安を...

人間は

弱いのです。

絶望のみが持つ

未来に

耐えうるものなど

この世にいはしない。

たとえそれが

奴だろうとも..

かつての仲間を

手に掛けた時...

ヘルクは

必ず力に

文配される。

必ず..

e-comtinuled

先輩!

元気っチ?

再会

...

...

ハルピィ、

なぜ戻ってきた!

俺はいいから

早くヴァミリオ様を

捜..

は!

そこにいるのは!

そういうことで、そういうことで、そういうことで、

そういうことで、...

そういえば、

そういえば、そういえば、

そういえば、そういえば、そういうことで、そういうことで、

そういえば、それでも、...

ヘルク!

ヘルク

じゃないか!

俺だ、

大会で

10秒で

倒された

サンダバだ!

おやぁ!

...

...

そういうことですかそういうことで、

第65話危惧と迷い

ヴァミリオ様の

到着まで、

そう何日も

かからないだろう。

基地の奴らに

迎える準備を伝えろ。

粗相のないようにと!

了解。

捜索レベル48

捜索隊員ループ

サンダバも

帝国まで

気をつけてね。

ああ。

...

余計なのですが、

オレクションの

65話

第65話危惧と迷い

はい、

ココア。

ありがとう。

ん〜

んまい。

おかわり

あるからね

ヴァミリオちゃんへ

もしも

ヘルクと共に

行動しているならば

帝国ではなく

人間の国の南側を

目指すべし...

もうすぐだな...

ハルピィが

言うには、

人間の国の南側に

帝国の軍事基地が

設けられている

らしい。

食料などの

補充はせず

まっすぐ進もう。

そうかぁ...

随分長く

旅をしたはずなのに、

あの島を出たのが

つい先日の事のような

気がする。

2、3日も

あれば

着くだろう。

そこまでいけば

人間の国はもう

目と鼻の先だ。

充実した

良い旅だったなあ。

あっという間

だったな。

.....

おっと、

決戦を前に

ちょっと呑気な事

言っちゃったな。

いや、

気持ちはわかる。

私もあまり

帝国を離れた事

毎日が新鮮だった。

なかったからな。

いい

旅だったな。

......なあ、

ヘルク...

なんだい?

...いや...

アズドラは

捜索隊のサンダバから

王の話を聞いた後、

もしかしたら

被害を最小限に

抑えるための作戦を

新たに考え出すかも

しれない

しかし、

どんな作戦に

なろうとも

私達がこの戦の要。

アズドラは

私達をおいて

王討伐の適任者はいないと

考えているはずだし、

私も

お前となら

まず、討てると

思っている。

だけど

王を討っても、

戦いは

終わりじゃ

ない。

むしろ

そこからが

本当の戦い。

ああ。

次は変異してしまった

人間を倒さなければ

いけないな。

うん...

きっと

たいへんだぞ。

大丈夫。

10万だろうが

100万だろうが、

俺が全部

倒してみせるさ。

...バカ。

お前は

知らないだろうが、

多数に無勢の時こそ、

私は力を発揮するんだ。

数の滅滅力なら

お前にだって

負けないぞ...

.....

うん。

だから

全部一人で

背負い込むな...

多分。

よく考えてみたら

なんて事はないな!

残った翼の兵士の事は

私に任せろ!

アズドラ達も

殲滅に回ってくれる

はずだからな。

お前は

王やミカロスといった

憎い連中を

ぶっとばす事だけ

考えていればいい。

アン...

ありがとう。

ヘルク...

これは

とても辛い戦い

だろうが..

負けるんじゃないぞ!

敵にも!

自分自身にも!!

お前なら

必ず、

乗り越え

られる!

ああ...

任せてくれ

帝国軍

軍事基地

よし、

ヴァミリオ様の

寝室はこんなもんだろ。

冷蔵倉庫に

あるはずだ。

お〜い

みかん忘れてるぞ!

おっと

いけねぇ!

ついてに

みかんジュースも

持ってきて。

がってん!

ん?

て..

敵襲!

敵襲!

敵襲ッ!!

あと少しですっチ!

みんなきっと

ヴァミリオ様に

会えるの楽しみに

してますっチ!

そうなんだッ!

ヴァミリオ様と

会える人なんて

そうそう

いないっチ!

みんな

嬉しいっチ!

そうなんだッ!

四天王は

あまり姿を

見せちゃ

ダメだからな。

殆どの民は

私の顔を知らない。

前に

言っただろ?

うん

聞いた。

アズドラが

変なんだって。

あの山っチ!

あの山を越えたら

もうすぐ...

おや?

捜索隊!?

ルーフ先輩っチ!

怪我してるっチ!

ヴァミリオ様...

お逃げ

ください...

先輩!

翼の兵士です!

翼の兵士の

奇襲を受け、

何が

あった!

拠点は

壊滅しました!

ヘルクを捜しに

来てみれば...

まさか

こんな所に魔族が

いたとはな。

奇襲を

仕掛ける

つもりだったか...

愚かな事を...

eomitinulad

く!

第66話「選んだ道」

一人も逃がすな。

追え。

なぜ...

人間達は

南側に進軍を...

あれは、

基地の存在に

気付いての

進軍でないと思います。

まるで一つの国を

攻め落とさんばかりの

大軍でした。

も、もしかしたら

ヴァミリオ様の

存在を知って、

大軍で

攻めてきたのも

きっと、

孤立している今、

討とうとして

いるのかも

しれないっチ!

.....

...可能性はある。

ヴァミリオ様の

実力を知っている

からに

違いないっチ!

奴らの

狙いは...

しかし、

それならば

恐らく

私じゃない

ヘルク。

人間側も

ヘルクの力を

恐れている..

ヘルクを

緊走させて、

中級から離脱

させようと

しているのかも

しれない...

もし

そうならば...

今回の進軍は

そのための

策を持っている

可能性が高い...

な、何を

不安がって

いるんだ...

大丈夫だ...

ヘルクなら

きっと大丈夫...

大丈夫...

大丈夫...

アン。

行こうか。

バカ...

私が

背中を押されて

どうする...

よし。

ヘルクは

絶対に大丈夫だ!

少し危険な

戦いになるかも

しれない。

ピウイと

ハルヒィは

ここに残り、

ルーフの怪我を

看てやってくれ。

アンちゃん!

ヘルクッ!

気をつけてねッ!

選んだ道

第66話

みんな、

すぐにここから

離れるんだ!!

いかん!

なんだ!?

床が!

ちょっと!

なんなのコレ!

みんな

待ってろ!

すぐに..

フフフ、

まさか

このウルム城に

あなたが現れるとは

思いませんでしたよ。

ミカロス...

薄情では

ないですかぁ。

同胞を見捨てて

隣族側に寝返るとは。

エディルも

さぞや

ショックだった

でしょうねぇ。

フフフ...

ミカロスゥッ!

あの時

ヘルクがウルム城に

現れなければ、

ゲートは

完成して

いたでしょう。

私をここまで

追い詰めた

アズドラも

十分強かったが...

戦闘において

あれは別格...

まさにバケモノ。

あの一瞬の間に

私は何回殺された事か。

フフフ...

結果、

ヘルクは、

仲間を助けようとして

再びゲートに

吸い込まれた訳ですが...

......

もしもゲートが

暴走させられる段階まで

進んでいなければと思うと、

ゾッとしますね。

フフ...

フフフ...

ラファエドよ。

私はあの日、

ヘルクと再会して

確信しました。

奴は、

対処を間違えれば

アズドラよりも

遥かに恐ろしい

存在。

ヘルクの

恨みは強く

悲しみも深い。

間違いなく

我々の帝都進軍の

大きな障害と

なるでしょう:

故に私は

常にヘルクを

警戒していました。

近づいて

いるのだな。

ええ。

これは

特定の人物の

所在地を

確かめるために

編み出された

術です。

ただし

この術は

高度な術レベルと、

大して

珍しい発想の

術では

ありませんよ。

誰もが

一度は思いつく、

ありきたりな

術です。

フフフ...

肉、髪の毛、涙、血...

なんでもいいです。

所在地を調べたい人物の

体の一部が必要になります。

なるほど。

ご名答。

その時

血を少々。

それであえて

ヘルクの前に

姿を現したのか。

苦労しましたよ。

フフフ...

ヘルクは

南の方角から

こちらへ

向かっています。

もう

そう遠くは

ありません。

いざとなれば

こちらには

ゲートがありますが、

万が一という事も

あります。

この城に

近づく前に

対処すべきと

私は考えています。

私が行こう。

あなたはまず

その傷を癒やす

事に

専念するといい。

フフフ...

そうさせて

頂きます。

そうそう。

あちらの兵士も

連れていってください。

フフフ...

必ず役に

立つでしょう。

...精神を

壊したのか。

そうか...

何か?

いや...

エティルか

失敗しましてね。

大丈夫ですよ。

解呪しないかぎり、

王の意志によって

暴走はしませんから。

ヘルクよ。

これが

お前の

選んだ道だ

死んで

たまるか!

この次は...

まさか...

新手か。

この術の威力、

只者ではない...

To_ke.continued

第67話「心を支える者

他の者達は?

途中で

パラバラになって...

てもきっと

逃げきっています!

激しい戦闘に

なると思う。

どこか

安全なところへ。

は、はい...

そうか...

ずっと

悪だと伝えられていた

魔界の人々に救われた。

そうか...

元気そうだな。

もっと

身も心も

疲弊していると

思っていたが...

俺一人だったら

ここまで

来られは

しなかった。

また、

良き仲間と

巡り会えたか..

私は

お前を潰しに

ここへ来たのだ。

お前は

我々の計画の

障害だからな。

ヘルクよ、

単刀直入に言おう。

内に秘めた

その強大な力に

お前自身も

気付いているはずだ。

その力を暴走させ、

戦線を離脱させる

事こそが

私の役目。

だが...

このまま戦線を

自らの意志で

退くと言うのなら

私は戦うつもりはない。

ヘルクよ...

最後に

もう一度だけ

忠告する。

もう

抗うな。

この先に

お前の望む

未来はない。

新たな仲間と共に、

どこか

戦とは無縁の土地で

静かに暮らせ。

希望も

救いも

ないのだ。

それが、

お前に残された

ただ一つの

平穏な未来だ。

誰もお前を

責めはしない。

ラファエドさん。

お前はもう

これ以上苦しむ

必要はないのだ。

言っただろう。

俺は魔界の人々に

救われたと。

この戦いは

もう俺一人の

戦いじゃない。

俺に

どんな未来が

待ち受けようとも、

あんた達が

魔界を攻めると

言うのなら...

これ以上

理不尽な悲しみを

生み出そうと

言うのならば...

俺は、

迷う事なく

この道を進む。

俺は

人間を滅ぼす。

そうか...

滅ぼすか...

全て理解した上で、

それでもなお

進むというのならば...

もう止めはしない。

愚かなる

勇者ヘルクよ!

断言する!

お前は絶望を

乗り越える事は

できない!!

かつての

仲間との戦いに

耐える事はできず、

その身に宿す

希望なき未来に

強大な力に

支配されるのだ!

辿り着く事すらも

できず、

自我を失い

暴走したお前は、

その新たな

仲間すらも

死に追いやる

化け物となるだろう!!

耐えてみせるさ。

目的を果たすまで。

Helok7

必ず。

かかれ!

そう。

これは

お前一人の

戦いじゃない。

私は

お前の負担を

軽くしてやれる。

それを

絶対忘れるな!

ああ

もちろんだ。

いくぞ!

大きいな...

だが

気付いているか?

新たな

仲間..

ヘルクの

心の支えとなる、

友か...

その存在こそが

お前の心を弱らせる

要因となる事を!

アン!

ヒュッ

おい!

ヘルク!

今、私が

やられたと

思っただろ!

この程度の相手に

やられる訳あるかッ!

こいつは

私に任せろ!

今までの私の

何を見てきた

バカァァ!

ああ。

私の一撃を

避けた事もだが...

お前は

何も心配せず、

目の前の敵だけに

集中して戦え!

さっさと

倒して

ピウイ達を

迎えに行くぞ!

なんと

力強く、心に響く

声を発するのか...

一瞬で

ヘルクを

平常心に戻した...

あの魔族は

一体...

お前は

ヘルクの事を

何もわかっていない。

...

あいつは

強い。

身も心も

お前が思っている

以上にヘルクは強い。

あいつは

越える。

どんな絶望も

必ず乗り越える。

バケモノなんかに

なったりは

しない。

どうかな。

私はお前に支えられて

辛うじて

現状を保っているように

見える。

お前が死ねば、

奴はすぐにでも

力に支配されよう。

フン、

...が、

万が一

やられたと

しても...

お前ごときに

やられるものか。

それでも

ヘルクは大丈夫。

あいつの

覚悟は本物だ。

何が

あろうと

必ずやり遂げる。

...

なのに...

なぜだ...

私はこれほど

信じているのに...

信頼しているのに..

ヘルクなら

絶対に

大丈夫だ...

なぜ私は...

こんな気持ちを

ずっと抱いている...

この嫌な感覚は...

なんだ.....

違う!

狙いは

私じゃない!

ヘルク!

新手だ!

気をつけろ!

Helok7

e.comtinuad

第68話・

話かけるべき言葉

ヘルクの仲間か...

!!

HelckZ

私がヘルクの

支えだと思って

全力で叩きに来たか。

望むところだ。

アン!

ヘルク!

...

こっちは

大丈夫だ!

何も心配するな!

Helok!7

だから

お前は...!

ああ。

大丈夫...

ヘルクは

絶対に...

大丈夫..

Helok7

あれほどの力を

持ちながらも

自分のためには

使わず、

仲間思いの

優しいヤツ

なのだよ...

ヘルクの事を

わかって

いないのは

お前の方だ。

魔族よ。

気丈に

振る舞っているが、

あいつは

ずっと苦しんでいる...

あいつは

元々戦う事を

好むやつでは

ない。

大丈夫なはずが

ないのだよ...

戦う時は

いつも誰かの

ためだった。

ヘルクは...

ヘルク...

く...

魔族よ。

感じるか?

この

ヘルクの

苦しみと

悲しみが..

人間とは弱い

生き物なのだ..

この絶望は

乗り越えられない。

たとえ

それが

ヘルクで

あろうとも...

かけがえのない人を

その手にかけて、

誰が

耐えられると

いうのか...

.....

俺の事が

わかるかい?

アリシア。

また...

会えたね...

そうか...

あの娘か...

ごめんよ...

俺が無理を言って

しまったばかりに...

キミを

苦しませて

しまった..

ごめん...

ごめんよ...

俺が

終わらせてやるから...

必ず...

終わらせて

やるからな...

仲間を...

友を...

Helok7

ヴァミリオ様。

自らの手で;;::

仲間を...:

友を...

殺す...

ああ...

そうか...

ずっと

抱いていた、

この感情の正体が

やっとわかった::

くそ!

それがどれほど辛く...

悲しい事なのか...

この

感情は、

ヘルクに対する

不安なんかじゃ

なかった!

同じ人間である俺が

片を付けなければ

ならないんだ。

ヘルクだぞ!

あのヘルクだぞ!

自分の事は

二の次で

いつも誰かを気遣って...

大丈夫だ

絶対無れる!

優しくて、

強くて、

仲間思いで...

誰よりもあきらめの

悪いヤツなんだぞ!!

強めちゃ

躊躇って

いたじゃないか!

人間が憎い!

こいつは

大物だ

ヘルク!

悩んで

いたじゃないか!!

なぜもっと

ヘルクの気持ちに

なってやれなかった!!

なぜ

気付いて

やれなかった!!

邪魔はさせん。

魔王決定戦に

出場したのだって...

アズドラに

勇者殺しを託す事が

目的じゃ

なかったんだろ?

人間を

滅ぼすつもりは

なかったんだろ?

ヘルク...

お前は

本当は..

本当は

私達に...

もうヘルクに

構うな!

楽にして

やってくれ!

お前が

ヘルクの友と

いうのなら、

ヘルクは

ここで

自我を失う。

化け物と化し、

暴走を始める。

だが、

それでやっと

苦しみから解放

されるのだ

もはや

それだけが

あいつの救い

なのだよ。

だから

言ってるだろうがッ!!

ヘルクは

強い!

暴走なんかしない!

必ず目的を果たす!

だけど

それじゃ

駄目なんだ!

ぐ!

これは...

勇者殺しか...

そうか...

ヘルクめ...

あの魔族に

託していたか...

ヘルクの力が

収束していく..

まさか

本当に

越えるというのか!?

すべて

終わったら

帝国へ来るといい。

お前なら

歓迎してくれる。

違う!!

そうじゃない!!

ヘルクゥ!

あの時...

私がかけるべき言葉は...

私がかけるべき言葉は

アン...

かけるべき言葉は

救おう、

人間を。

大切な仲間なんだろ!?

大切な友なんだろ!?

かけがえのない

大切な

人達なんだろ!?

なら

あきらめちゃ

駄目だッ!

確かに

絶望的な状況かも

しれない!

だけど、

お前はエディルと

言葉を交わす事が

てきたじゃないか!!

アリシアを

その腕で抱きしめて

やれたじゃないか!

まだ死んで

いない!

お前の仲間は

死んでいないんだ!

きっと

望みはある!

お前も

見てきたはずだ!

この広い世界を!

お前の仲間の身に起きた

理不尽な事を含め

>この世界は不思議で

満ち溢れている!!

きっと!

きっと何か

救う方法が

あるはずだ!

諦めるなッ!

諦めるなッ!

希望を

捨てるな!

抗うぞ!!

戦うぞ!!

救うぞ!

人間を!!

お前の

大切な人達を!

アン...

Helokに

俺は...

大丈夫。

お前は

独りじゃない。

今度は、

私がついている!

HelokZ・完

be.comtinuad

poNUS.COMC

話す事はおろか、

その顔すら

知る者も多くない、

とても偉い

帝国四天王

ヴァミリオ様。

アズドラ様率いる

帝国軍と

戦争中の種族、

人間国の勇者ヘルク。

そして

よくわからない

キモカワッチぃ

謎の生物ヒウイ

...は置いといて

ヴァミリオ様の

お役に立てるよう、

頑張るのだぞ!

サンダバ先の

オラは

こんな凄い人達の

帰路の旅に

同行する事に

なってしまったッチ。

先輩!

オラ正直

自信ないッチ!

けど、オラ!

頑張るッチ!

負けないッチ!

被索隊だって

補欠の補欠で

選ばれたくらいの

実力しかないオラには

荷が重すぎるッチ!

ヴァミリオ様の

お役に立てるよう

尽力するッチ!

ルピィ

ともふんとう

お供奮闘記

さあ

今日はここで

キャンプだ。

エアタトボーナ

早速出番ッチ!

野外での

料理なら

ちょっとだけ

自信あるッチ!

ム!

魔物の群れだ!

一対多数

ひぇッ!

こ、怖いッチ!

オラが!

ご飯の支度

するッチ!

いいから

いいから。

俺に任せて。

そ、そそ、

そうは

いかないッチ!

オ、オラこう見えても

野外料理には

自信が...

でも、

逃げちゃ駄目だ!

先鋒はオラッチ!

まずは

弱いのから

戦うのがセオリーって

本で読んだッチ!

玉砕覚悟で...

ハルピィ

行きまーす!

白惚れて

いたッチ..

凄く自惚れて

いたッチ......

あぷないから

下がって

いた方が

いいよ。

はいッチ...

新しい町に

着いたぞ!

今度こそ

オラの出番ッチ!

最高に素敵な

宿を探してくるッチ!

小腹

空いてないかい?

余った

食材で作ったんだ。

個々の役割

みんなで

食べよう。

ここは飛行禁止だよ。

飛んだら

撃ち落とすからね。

なんでえ!

情報収集

してきたぞ。橋が壊れて

この先、

進めないらしい。

予め迂回しよう。

わかり

ましたッチ!

ピ!

宿は私が

探してくる。

休んでいろ。

い、いえ

オラが...

ぴーぴー、

びょえーる!

どこか

癒やされる。

慣れない歩き旅で

ヘトヘトなんだろ。

いいから

休んでいろ。

ヴァ...

アン様...

オラも

何かしなくちゃ...

食料調査!

これはオラが

持って

ミカ温を

ッチィィ...!!

...

今日は

疲れただろ。

お前達はもう

休め。

いいから

いいから、

俺に任せて。

駄目だッチ!

少しでも

役に立たないとぉ!!

見張りはオラが

やりますッチ。

いいから寝ろ。

いえ、

これくらい

オラに任せて

くださいッチ。

トヘトだと

いざという時

伝達系の仕事が

満足にてきないよ?

そろそろ

魔物も多くなる

頃だろう。

明日からは

お前に素敵を

頼みたいんだ。

そんな

気張らなくても

いいんだよ。キミは道案内して

くれるだけで

十分役に立って

いるんだから。

ヘルクさん...

だから

もう寝ろ。

アン様...

ねえ、

ピーちゃん

知っている?

物凄く

仲の良い人同士でも

ずっと一緒にいると

仲が悪くなり

やすいんだって。

大変だと

思うッチ。

突然

全く知らない人と

旅をする事に

なるなんて。

自分勝手な人じゃ

絶対に

長続きしないッチ。

ピ?

ヴァミ...

アン様も

ヘルクさんも、

いつも

周りの人に

気を遣っているッチ。

思いやりが

あるッチ。

だから

ここまで

旅を続けられたんだと

思うッチ。

優しいッチ。

最初怖いと思って

いたけど、

二人共

超優しいッチ。

オラ

みたいなのにも

気遣ってくれて

感激ッチ。

せめて

寝坊しないよう

早寝ッチ!

どっちが

早く寝れるか

競争ッチ!

でもオラ、

やっぱり

立場的にもっと

働かないと

いけないッチ。

この複雑な気持ち

わかるッチ?

わかんないッ!

それ?

まだ

寝なーい。

煌き

旅日記!

おまけEND

ヘルクも

疲れただろ?

もう休め。

いや

ヘルクが先に。

いや

まだ眠くないんだ

俺は大丈夫。

アンが先に休みなよ。

いやいや。

じゃあ

ココアでも

いれようか?

...うん。

65話に

Helckこ

裏少年サンデーコミックス

2016年7月24日初版第1副発行

ISBN978-4--09-127359-8

発行者

印刷所

尾尾七ナナキ

CNanakiNanao.2016

え、ああ...

図書印刷株式会社

電子的複製も認められておりません。

変サンデー2016年2月1日配信所分〜5月9日配信行うお客様化、品

証破担当小林翔

消行本編以上は〈親lullにお

単行本編集ノ小林援ノ山本紗代(アイプロダクション

発行所

【〒101-800】東京都千代田区一ツ橋二の三の

編集03(3230)580

販売の35281,556

TEL

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