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...
いいから、いいんだったんですから
GotomeXtpage
GotoneXtpage
七尾ナナキ
人の中でだって
^coNTENTS
0030350530911071351169187
第81話兄弟
私は、2018年10月25日火は発生されたのですが、それは一つの頃にできると思います。今回は
や
2011土の店場所発見話「ヘルクの選択
王の居場所
おまけ漫画
第84話
アン!
ヘリク
第84話・兄弟
フフフ...
己の力を
過信しすぎ
ましたね。
だから油断が
生じたのですよ...
油断?
...
あ。
この私が..
敵地のど真ん中で、
油断するはず
ないだろが。
油断するはず
ないだろが!!
!
そう...
私は油断して
いなかった。
私を狙う殺気は
部屋に入った時から
感じ取っていたから。
逆に油断させて
カウンターを
化掛ける
つもりだった。
引かざるを
えなかった。
つもり
だったが..
引かなければ
確実に
やられていた。
恐ろしく
強い...
戦闘レベル
そのものが
私より
ずっと上...
間違いない...
こいつが、
ヘルクの弟。
勇者クレス...
この押ましい
オーラ...
アウギスとの
戦いを
思い出すな...
確かに
こいつは
精神力どうこうの
次元ではない...
だが、これ以上
引く訳には
いかない。
今こそ...
今こそ私が
やらなければ...
ヘルク!
こいつは私が
相手をする。
お前は
ミカロスに
止めを!
不死身に見えるが
確実にダメージは
蓄積している。
そろそろ
再生能力を
失うはず...
ありがとう、
アン。
だが、ここは
俺に任せてくれ。
バ、バカ!
何を言って
いる!
あいつは
クレスなんだろ!
お前の
たった一人の...
大切な兄弟。
ただ一人の
肉親。
そう、
弟です。
誰よりも
救いたいと
願う人物
彼は
特別です。
他の兵と同じく
殺しても復活すると
思わない方が
いいですよ。
フフフ。
それでも
戦えますか?
本気で。
クレスと。
うるさい!
お前は
すっこんでろ!
戦えるさ。
ヘルク!
お前!
なんのために
私がここにいるのか
わかっているのか!?
私はな!
お前が暴走するとか
やられるとか
そんな心配をして
言ってるんじゃ
ないんだ!
兄弟!
お前達が
殺し合う必要は
ないだろがぁッ!
言っただろ!
私はお前の負担を
軽くしてやれると!
そいつは
大切な弟
だろがッ!
もしまた
私を心配して
いるのなら
今すぐやめろ!!
私なら上手く
戦える!
もっと私を
頼れ!
もっと
私を信じら
アン。
大丈夫。
...クレス。
久しぶりだな。
傷はもう
すっかり
癒えたようだな。
兄ちゃん、
お前が
生きていてくれて
本当に嬉しいよ。
クレス...
お前は本当に
いい弟だった。
いつも俺の事を
気遣ってくれたし、
わがままだって
言った事ない。
俺を困らせる
ような事は
何一つしなかった。
だからさ、
俺は一度だって
お前を叱った事は
なかったし、
ケンカだって
した事は
なかったよな。
でもな
兄ちゃんは今
怒っているよ。
初めて
お前に怒っている。
アンはな、
俺の大切な
仲間なんだ。
たとえクレス
だろうと、仲間を
傷つける事は
許さない。
なあ...
クレス。
兄弟喧嘩を、
しようか。
おお...
素晴らしい。
速いッ!
元々
潜在能力はあった。
プロトタイプ同様
バワーアップした今、
スピーカは早目前フ!
ヘルクに匹敵すると
思っていましたが...
それは
誤算でした。
ぐ...
今のクレスは
ヘルク以上。
兄弟喧嘩などと
戯言を言っている
場合じゃ
ないですねぇ。
殺す気で
戦わないと、
大切な弟に。
殺されますよ?
フフフ...
ヘルク!
フフフ...
援護は
させませんよ。
ここはまさに
兵の復活地点。
無限に復活する
翼の兵士を相手に、
力尽きるまで
戦い続けるがいい。
クレス...
く...
クレス...
ごめんな...
いつも
お前に辛い思いを
させてしまって...
大事な時に
助けて
やれなくて...
弱い
兄ちゃんだよな、
俺は駄目な
兄ちゃんだよな...
でも
今度は...
今度こそは!
お見事...
な...
てもな、
クレス..
今度は...
今度こそは...
兄ちゃんが、
兄ちゃんが、
必ずお前を救ってみせるからな!
必ずお前を
救ってみせる
からな!
だから
もう少しだけ...
苦しいだろうが
もう少しだけ...
辛抱してくれ...
また...
皆で
ご飯食べよう!
兄ちゃん、
お前の好きなもん
なんでも作って
やるからな!
な...
なぜヘルクが
折れた剣を...
い、いや
それよりも
今の感覚は...
ありえん!
ならば
なぜ奴は!!
奴め...
あれだけの
兵を相手に
まだ援護する
余力が残っていると
いうのか!?
ぐ!
援護?
お前は
さっきから
何を言っている。
ヘルク!
こっちは
任せろ!
多数に無数
私が一番力を
発揮できるのは
この状況
だから
ヘルクは
私に変ねたんだ。
お前は弟を
しっかり
抑えておけ!
私の
すべき事は、
了解!
ヘルクの
援護でも、
代わりにクレスと
吸ってやる事でも
ない。
私の
すべき事は...
王までの
道を切り拓く事!
2.comtinued
5.炎の術師
第85話
王までの道を
切り開く事!
フフフ、
フン、
やはりな。
全く参戦
しないから
そうだろうと
思っていた。
彼がもっとも
得意とするのは
守り。
彼の発動する結界術は
守護剣・ディフェンダー
によって
より強固となる。
そう簡単には
崩せませんよ。
なるほど
どうやら
そのようだな。
今の火球は
私の街の中でも
上位の成力を
おったね
新世界生物すら
一撃で居るほどのな。
まさか
それを完全に
助くとは...
だが
炎は届いた!
確かに
今の一撃は防いだが
二撃三撃はどうか?
私はまだまだ
余力を
残しているぞ!
クク!
果たしてその結界、
私の炎にどこまで
耐えられるのか...
根比べと
いこうじゃないか。
なんと
器用な...
これほどの
術師は
そうはいない
いや
驚くべきは...
四方からくる
翼の兵士を相手にし
さらに
ラファエドへの攻撃も
行う...
魔力の量。
あれだけ
高威力の術を連続して
発動しているにも
かかわらず、
一向に衰える気配がない。
だが、
変えないというのなら、
こちらの兵も同じ。
どんなに倒そうか
兵は何度でも蘇る。
そして
ラファエドの
結界がある以上、
奴とて
突破するのには
時間がかかる。
とあれば...
クレスの力は
まだ上がっている...
かつて
私に怒りを向けた
ヘルクも、凄まじい
力を放っていたが、
それと比較しても
やはり
クレスの方が
力は上...
だが、
それでも
不安が残るのは
さっきの
感覚のせいか..
奴は
不気味だ...
やはり
優先すべきは
ヘルク...
一気に攻めれば
仕留められる...
このチャンスを
逃す訳には
いかない...
しょ、
召喚術!?
高位召喚術...
一体誰が...
まさか!?
ヘルクは
初めての
兄弟喧嘩中なんだ。
まだ余力が
あるというのか!?
邪魔をするな。
100回でも
1000回でも
復活するがいい。
すべて
私が倒す。
道を開き、
王を見つけ...
どんなに強固な
結界だろうと、
私が崩す。
倒す。
そして
終わらせる。
こんな
バカげた戦
なんかなぁッ!!
誰も望んで
いないんだッ!!
お前らは
反省しろぉ!
バカァァッ!!
!
な!?
再び結界を
張らせる
隙は
与えないぞ!
死にたく
なければ
避けるんだな!
これで
お終いだぁぁ!!
な、
なんだ
この嫌な
感じは...
いよいよか
フフフ
雪ですよ。
どうやら
無事、
塔が作動した
ようです。
な、何!?
な、
なんだこれは...
何かの
間違いだろ...
これが
「塔」だと...
だから
言っただろう?
お前らには
塔は破壊
てきないってな。
いや...
こいつを
壊せる者など
いやしねぇ。
inued
...
第86話一西の巨塔と雪
な、なんだ?
うおッ!
地震だ!
こっちだ!
後方に
下がれ!
クク...
ようやく
動き出したか。
報告
いたします!
西の大地に
突如
山のような形をした
得体の知れない
物体が出現しました。
かなり巨大で
ここからでも
確認できる程です!
今の揺れの
原因はそれですか...
西の大地に
巨大な物体?
まさか...
うむ...
恐らく
それが
塔だろう...
そ、それは
ありえま
せんよ!
覚醒したと
言っても
人間にそんな
巨大なものを
作る技術も
時間も
あるはずが...
元から
あったのだろう。
彼らはそれを
利用したのだ。
え?
...
あ...
という事は
その塔って...
へえ...
あったんですねぇ
そんな所にも。
第86話
西の巨塔と雪
塔が作動しただと?
バカな...
さて
どうでしょうね
さてどうでしょうね。
シン廊王軍
10万程度では
あの塔を
破壊できないと
いう事。
シン魔王軍が
やられたと
いうのか!?
ただ一つ
確かな事は、
「塔」と聞いて
あなた方が
思い浮かべたのは
せいぜい数百メートル
規模のものでしょう。
利用?
しかし
私が利用したのは
それを遥かに
超える巨大なもの。
古代遺跡か!!
ご名答。
かつては
大都市としても
機能していた遺跡は、
シン魔王が
どんなに
頑張ろうと
壊せるものでは
なかったのですよ。
城下町を含めた
この王都よりも
巨大なもの。
アン!
言っただろ、
心配するなと。
あの大地に住む
四天王となれば
そうでしょうね。
フフフ、
さあ
どうしますか?
この程度の一方、
私ならば
問題はない。
問題ない!
王を倒せば
いいだけの事!
だが
多くの者は
そうはいきませんよ。
雪は予想以上に
早く広がりますよ。
!!
守護兵団。
結界とは
時間をかけなければ
強度は期待
てきませんが、
ラファエドの
簡易結界に
彼らの力を加えれば
まだまだ
あなたの攻撃を
防ぐ事はできます。
フフフ。
く...
根比べは
ここから
ですよ。
クソ...
古代遺跡を
利用したのか...
俺達があちこちで
見つけた塔らしき
壁は
全部同じもの
だったんだな...
クク...
今からでも
攻城兵器を
持ってきたら
どうだ?
一か月くらいかければ
もしかしたら
壊せるかも
しれねぇぜ?
無理だ...
こんなもの
どうやって
破壊するってんだ...
もう
祈るしか...
王が倒されるのを
祈るしかない...
戦士達よ。
最後まで
諦めては駄目だ。
は?
てきる事だと?
んなもん
ねーよ!
それに
我々にもまだ
できる事は
あるぞ。
え?
あきらめが
悪いぜ、
魔王様よ!
塔の破壊は
不可能であると
確信を持ちながら、
では問おう。
なぜお前達は
これだけの兵力を
防衛に回した?
それは
我々にも
作戦を妨害できる
可能性があったからで
あろう。
!!
10番隊までの
捕虜の守りを残し、
...
全軍
私に続け!
塔の核を
そ、そうか!
塔の機能さえ
封じれば
いいのか!
壊す事ばかり
考えていたぜ。
どんな
巨大だろうと
内側から
攻められちゃ
どうしようもねぇ
もんな!
オイも
結構打たれ強いけど
食あたりで
動けなくなった事
あるよ。
俺達も
続くぞ!
おい
それと
同じ原理じゃ
ねぇか!
うおおお!
そうと決まれば
立ち止まっている
場合じゃねぇぞ!
入り口探せぇ!
視界になければ
塔に風穴を
開けろ!
さすが魔王様
冷静で
いらっしゃる。
その通り、
これだけ
巨大な建造物だろうと
核を破壊されちゃ
終わりだ。
だから俺達は
塔を作動させ
地上に出すまで
防衛をしなくちゃ
ならなかった。
翼の兵士が
邪魔しに
くるぞ!
蹴散らせ!
そう...
俺達の仕事は
塔が作動するまで。
な...
こ、こいつら
なぜ自害を!?
わからないか?
もう
翼の兵士は
いなくても
大丈夫って
事だよ。
何?
新手!?
どこから
撃って
きやがった!
ぐあッ!
防衛
システムか!
正解。
やっぱり
お前らには
どうにもできねぇよ。
み、見たか!?
ああ!
あれやっぱり
例の雪だぞ!
作戦は
失敗したのか!?
さあ
どうだろう。
とにかく
ここから
離れよう!
徐々に
押してはいるが、
最初の結界が
割れてから
かなりしぶとい...
ラファエドめ
加勢があるとは言え、
ここまで結界術に
長けているとは...
ヘルク!
聞こえるか!
次の一撃の後、
なんとかクレスを
振り切って
王座まで
駆け抜けろ!
だが
これ以上
もたもた
していられない!
消耗は激しいか
仕方あるまい!
焼き尽くせ!
火竜
ヴルカ!
今ので瓦礫の下だろうが、
今ので瓦礫の下
だろうが、
王座の隠し階段は
私が見つけたす!
その間に
お前は
あの雪の娘を...
!!
待て
アン!
な...
ハカな!!
耐えたと
いうのか!!
全軍
防御体制
んー
素晴らしい。
これぞ
数の力。
ま、まさか
ここまで..
守りを固めて
時間を
稼ぐつもりか..
いえいえ。
ちゃんと
攻めさせて
いただきますよ。
ゼル!
さすがヘルク。
完全に歯を突いたと
思ったのですが
この程度では
やられませんか。
ですが
どうです?
戦い難い
てしょう?
く!
塔は
古代人の建造物、
当然
防衛システムも
ありました。
作動すれば
彼らの出番は
ありませんからね。
先程あなたは
すべてのプロトタイプを
防衛に当てるべきだったと
仰っていましたよねぇ?
いくらか
捕虜になって
いるためか、
全てとは
いきませんか...
ご忠告どおり
全力で防衛に
当たるとしましょう。
なんか
空が変じゃ
ない?
え?
雪だ!
雪が物凄い速度で
迫ってきている!
おーい!
狼煙をあげろ!
速く!
なにぃ!?
りょ、了解!
狼煙...
作戦は
失敗したのか..
大地の事は
発生源を帝国が
押さえ込んでいるため
温度か汚い
故に中途半端な
状態にあるのです。
毒が濃くなる事で
成物はより
新世界のあるべき姿に
近づき..
しかし
雪の毒が合わされば
それも解消される。
魔界の大地もまた
その景色を一変
させるでしょう。
雪は一日とかからず
塔まで届く。
アズドラ軍は
撤退しはじめた
頃でしょうか?
それとも
悪かにも
まだ戦っているので
しょうか?
毒に抵抗力が
ある彼らも
長く雪を浴びれば
変異は始まる。
雪と大地の毒に
耐えられる者は
果たしてどれだけ
いるでしょうか。
フフフ、
種族により差が
ありますからね。
一体どんな姿に
なるでしょうか。
人の形を留めるか、
または膣物のような
悍ましい姿に
なるのか。
フフフ...
楽しみですねぇ。
く...
落ち着け!
ヘルク!
この程度、
私は何度も
潜り抜けている!
お前は
何も
心配せず
弟をしっかり
抑えてろ!
全く問題ない!
私が
必ずなんとか
してみせる!
アン。
フフフ
よく言う。
ラファエドへの
攻撃はおろか、
プロトタイプを
相手にするだけで
精一杯では
ないですか。
だからお前は
さっきから
どちゃごちゃと
うるさいんだ!
勝負は
これからだ!
覚悟しろ!
道は必ず
切り開く。
少し思い通りに
勝ち誇るな!
事が運んだくらいで
往生際が
悪いですよ。
それが敗因。
あなたの力では
結界は壊せても
ラファエドを
突破する事はできない。
わかっている
てしょう?
たった二人で
挑んだ事が
無謀だったの
ですよ。
あなた達は
私達を甘く見た。
終わるか。
数時間後には
雪はウルム城に
降り注ぐ。
私達は
必ず勝つ!
それで
アズドラ軍は
終わりです。
お前こそ
帝国の民を
甘くみるな。
の、狼煙が
あがりました!
雪が迫って
きています!
手を止めるな。
術に集中しろ。
し、しかし
アズドラ様...
まだだ。
まだ
あきらめるには
早い。
アズドラ様...
ヴァミリオちゃん達なら、
きっと...
さすがは
四天王。
この状況で
再び結界を
破壊するとは、
感服しました。
しかし
それまで。
やはり
あなたの次は
ラファエドを
突破する事は
叶いませんでした。
兵力も結界も
こうしている間に
回復している。
もはや、
あなた方に
打つ手はない。
終わりです。
笑った...?
死にたい
のか?
キサマ...
忠告した
はずだ。
大人しくして
いろと。
何かと思えば
以前ラファエトが
狙らえた指腕...
奴一人で
一体何が
できると...
...
な!
聖獣!?
てかした!
そう、
あの娘が
邪魔だった。
シャルアミ!
しまった!
奴の狙いは
シャルアミ
だったか!!
これで
ようやく
全力を出せる。
クク...
後先
考えなければ
この程度の障害...
バカな...
な、なんだこの
凄まじい魔力は...
こいつ
まだ力を抑えて
いたというのか...!!
だが...
余力を
残していたのは
ラファエドも同じ!
彼には
まだ見せていない
結界術がある!
翼の兵士、
更にプロトタイプも
守りに微すれば
そう簡単には
突破されはしない!
ゆえに、
優先すべきは
シャルアミの
奪還!
オロロン
捕まるな!
!!
待て!
クレス!
聖獣と言えども
これだけの敵に
囲まれれば
逃げられはしない!
フフフ...
やはり彼は数...
不意の一手
なかなかのものでしたが..
数の前には
すべてが無力!!
ク...
クレス。
eeeomtinued
なんだと...
それ
第87話一裏
ぐ...
もしかして
二人とも
正気に...
こ、これは...
い、いや
違う!
これは...
き、キサマ...
や、やめ...
目的は違えど、
進むべき道は
同じだったはず。
キサマ、
何を
企んでいる...
クレス!!
...
兵は
もう私達に
剣を向ける気配は
なさそうだが...
なんなんだ
この状況は..
オロロン!
よくやった
助かったぞ。
シャルアミ...
大丈夫か?
ああ。
気を失っている
だけだ...
ヴァミリオ様!
アスタ!
よくぞ
ご無事で!
よい。
それより
その俺は...
あいや、
ちょっと
ボカしちゃって。
全く、
無理をするなと
言っただろが。
...だが
今回の働き、
見事だった。
非常に
助かったぞ、
礼を言う。
いやぃやいや!
いえいぇいえ!
これがボクの
任務ですから
当たり前の事を
したまでです。
謙遜するな。
本当に
よくやってくれた。
実際今の戦闘だって
お前とオロロンが
いなければ
もっと手こずっていた。
やー...
ヴァミリオ様が
気付いてくれなきゃ
何もできませんでしたよ。
気付く?
どういう事だい?
ああ。
私は耳が
良い事は
知っているだろ?
塔にいたという
プロトタイプが
現れた時だ。
ボク達、
その少し前に
この部屋に
辿り着いてね、
あ!
ボク、アスタ
よろしくね!
あ、
俺はヘルク。
よろしく!
私は、この部屋の
どこからか聞こえる
かすかな音に
気がついたんだ。
ヴァミリオ様、
シャルアミを
巻き込まないよう
力を抑えて
戦っているのが
わかってさ、
それで
ヴァミリオ様にだけ
聞こえるよう
合図を送ったんだ。
ヴァミリオ様ー!
シャルアミは
ボクに任せてー!
シャルアミとやらも
クレス同様
復活しなかったら
大変だからな。
そうか...
まずは
アスタ達を頼って
シャルアミ尊還を
計ったという訳だ。
私はがむしゃらに
攻撃していた訳じゃ
ないんだぞ
ああ!
そうだったのか!
当たり前だろ。
救うべき人間を
殺してどうする。
シャルアミを
気遣ってくれたのか
アン。
!!
シャルアミ!
スタ
どうぞ
こちらへ。
王が
お待ちして
おります。
...クソ、
油断したな。
アン。
ああ。
行こう。
ヴァミリオ様。
ここからは
ボクも同行
させてください。
きっと
お役に立って
みせます。
いまさら、
危険だから
駄目だと
言う訳にも
いかないな。
わかった。
皆で
進もう。
頼りに
しているぞ。
ぎょいー!
ピ!
よし
行くぞ!
......ビ?
ああッ!
お前えぇぇッ!
ついて来ちゃ
駄目だって
言っただろが!
バカァァ!
ごめんなさー
こら!
オロロン
ビウイを
食べるんじゃ...
まさか
お前!!
ハッ!?
落ち着くなぁ。
フルムが
玉の居場所
第88話
なんだ?
攻撃が
止んだぞ?
あ!
二本目!
青色の狼煙だ!
報告!
高色の狼煙が
上がりました!
雪は途中で
滋紀えたようです!
また
翼の兵士達の
攻撃も突如
止まりました!
はわ!
オオー!!
うむ。
アズドラ様!
ヴァミリオ様が
止めてくれた
ようですよ!
...
...まだ、
終わった訳じゃ
ありませんね
「ヘルク
【ウルム城
人間国と交戦中
・アスドラ在中
第88話王の居場所
【謎の塔・出現】
・シン魔王
特別任務送行中
帝国NEWS
人間の国と交戦中
特別任務遂行中のため
南エリア四天王不在
◆北の勢力と交戦中
各地域で魔物大量発生中
この記事にやって
【トール城
・新世界の戦土出現時
・魔王不在
・立ち入り禁止
【人間の城
・四天王ヴァミリオ
特別任務遂行中
[シン城
・シン魔王
特別住務遂行の為
不在
王も
シャルアミも
いない...
うん...
ヴァミリオ様
ありました!
オロロンも
通れそうですよ!
これ、敵が結界で
守らなかったら、
ヴァミリオ様の攻撃で
階段ごとなくなって
ましたね。
なあに。
その時は
瓦礫を吹き飛ばせば
いいだけさ。
うむ。
道はなくならない。
ピウイ。
ついてきて
しまったものは
しょうがないから、
この件に関しては
もう何も言わない。
だから
ここからは
約束してくれ。
この先、
滅多な事がない限り
オロロンから
降りないと。
うん!
アスタもだ。
頼りにしてると
言ったが、
無茶だけはするな
再び雪が
降るかもしれない。
状況次第では
なりふり構わず
透けるんだ。
御意です!
...ム?
そういえば...
ピウイ
ピ?
いえ、
回避してませんよ。
もろに浴びてました。
アスタと
オロロンは
わかるが...
やっぱり
さっきの雪
ヤバいやつ
でしたよね。
お前、
どうやって
あの雪を
回避したんだ?
もろに...
だと思って
ボクも焦ったん
てすけど...
ビョエー!
きれーだね!
とか言って
平然と
してましたよ。
本当か..
こいつ実は
かなり抵抗力
高いんじゃ...
そういえば、
魔女さまの手紙に
書いてあったなあ。
そだよ、
ビョエー。
?
ビウイは
丈夫だから
雑に扱っていいって。
まあ、
なんともないのなら
いいんだ
ほら、
オロロンの
頭に乗れ。
ねえ、
今のボクの
真似?
あー、
物理的な事
だけだと
ばかり...
オロロン
頼んだぞ。
ピ!
よし...
では行くと
しよう。
おう。
くれぐれも
油断するな。
はい!
Helokio
もう少しだ。
もう少しだけ
待っていてくれ。
俺達が必ず、
救ってみせるからな...
敵の気配は
ないようだが...
かなり長いな。
これ、
人間王
絶対大変ですよね。
待て
どうにか
するんだろう。
私達の前には
幻影で
現れたからな。
戦争中は
命を狙われ
やすいからな。
多分本体はずっと
この奥に
引きこもって
いるんだろう。
絶対いろじろ
色白ですよ。
うむ。
アン、
聞いていいかい?
なんだ?
クレス達が
ミカロスや
ラファエドさんを
攻撃したのは、
王が命令した...
という事だよな。
気になるんだ。
なぜ王は
突然裏切ったのか。
...うん、
残念だが。
突然ではないぞ。
多分...
王は最初から
ミカロス達を
裏切るつもり
だったと思う。
ム?
え?
なんで
そう思うんですか?
うむ、
実はな...
私達は嫁に入って早々
敵の策にはまり
この城の地下深くまで
落とされたんだが、
そこから
地上に戻ってきた時
ミカロスが現れ
こう呟いていたんだ。
「随分と早かった。
もう少し古代都市を
彷徨ってもらう
はずだったのだが:
お前を見くびっていた
そうだ。
俺達は王を
追いかけて
すぐ地上まで
戻れたんだ。
王がいなければ
もっと時間が
かかっていた。
いやいやって...
うん。
間違いなくあれは
私達を地上まで
薄いてくれた。
ミカロスの発言から、
王独断で
動いていた事は
間違いないだろう。
しばらく
私達に
戦わせたのも
確実にミカロスを
討てる機を
窺っていたんだと思う。
あ、イスタから
聞きました。
トール城で
アズドラ様を
追い込んだという
敵の切り札ですよね。
ミカロスは、
その気になれば
兵を王の術から
解放する事が
そうなれば
できるらしいからな。
王の命令が
届かなくなる。
うむ。
そうか...
ラファエドさんは
シャルアミがいるから
下手な真似は
できないとふんだ訳か...
お父さん...
なんだよね。
確かに
ずっと
シャルアミの事
気遣っていたなぁ。
と、ここまで
計画的犯行だと
ますます
気になりますね。
王の狙い。
ただの私怨による
裏切りだとは
思えないし。
そんな
愚かな王ならば
楽なんだがな。
確かな事は
言えないが、
こういう時
敵が出る行動は
大体決まっている。
恐らく王は...
ん?
あ、
出口っぽい
ですね。
よし。
答えは
王に会えば
わかる。
行こう。
はい。
ここは...
あれは棺?
墓所...
ですかね?
みたいだな。
ヴァミリオ様、
あの棺
見てください。
あの顔って
もしかして...
Helokio
そう
国王です。
『復活』
『幻』
『治癒』
『支配』
異なる時代
異なる能力を持って
国を治めた
四人の人間王。
ここは
彼らの墓所です。
四人の王!?
王は一人じゃ
なかったの!?
それに墓所って事は...
王はすでに
死んでいるという
事なのか!?
そう
この国の王は
一人では
ありませんでした。
そして
この王達は
一度、
死んでいます。
数百年続いた
凝族との戦に敗れた
連合国の王。
反乱軍によって
滅ぼされた
300万軍の王。
盛族と疑われ
処刑された
人間生最初で最後の
女王。
王位継承戦に敗れ、
すべてを失った
故桜の王
だが、死の間際
ミカロスが
王達の前に姿を
現していました。
私に力を貸せば、
その死の運命から
救ってみせよう。
彼には
それが可能でした。
1500年前に避醒し
不老長寿という
能力を手に入れた
ミカロスは、
ある目的のために
様々な術を会得し
あらゆる時代の、
優秀な
能力者や戦士を
褒めていたのです。
王達は
ミカロスを
受け入れました。
そして時を経て
王達は蘇った。
王達の能力は
強大でした。
怒り、嬉しみ、悲しみ。
様々な感情を抱きながら、
再び人間国の
支配者として君臨するため
動き出したのです。
その時代、人間たちは
3つの大国に分かれ
覇権を争って
いましたが、
蘇った王達によって
瞬く間に
滅ぼされました。
ミカロス率いる
四人の王が
人間国を支配した
瞬間でした。
それが
今のこの国と
いう訳か...
しかし、
復讐を果たし
人間の国の
支配者となっても
王達の飢えた心は
満たされる事は
ありませんでした。
そうです。
.....
この世の
すべてを支配し、
新世界の王となるため
ミカロスともに
狂人の道を
歩みはじめたのです。
シャルアミ!
!
隠し部屋!
奥を
見てみろ!
王だ!
愚かな人間王。
ミカロスの
ただの駒だという事も
気付かずに、今日まで
生きながらえてきました。
御覧なさい。
これが王の...
いえ、
王達の姿です。
ひー
...
王達は
ミカロスのような
不走長寿では
ありません
ミカロスの秘術により
人工的に
不走長寿にした代償が
この姿なのです。
しかし、
こんな姿になっても
王たちは満足していた。
人としての肉体を
保つよりも、
圧倒的な力で
人々を蹂躙する事に
幸福を感じていたのです。
く、
狂ってるよ
こんなの..
少しも
夫感できない。
やっぱ人間、
ちょっと
おかしいよ...
...全く
その通りだ。
一体何を考えて
いるんだ...
こんな奴らが
王だった
なんて
あ。
皆がいくら
頑張っても
良い国に
ならない訳だ..
だが...
本当に狂っているのは
王てはない。
え?
その通りです。
本当に
狂っているのは...
この化け物を
作り出した
ミカロスなのです。
1500年という
長い年月の間、
彼の意欲が
変える事は
ありませんでした。
禁呪の解放
そして人体実験により
滅ぼされた国や命は
数え切れません。
彼をそこまで
突き動かすものは
何か...
すでに
おわかりですね?
世界の意思。
!
そう、
ミカロスは
肉体の秘裂と
ほぼ同時に
世界の意思に
触れてしまったのです。
数百年の時を
零やし、
入念に練った
ミカロスの計画は
完璧でした。
世界の意思に従い
実行に移した
その日から
今日に至るまで、
すべて彼の
思惑通りに
事は選んでいました。
目的を達成するのも
時間の問題
だったのでしょう。
ですが...
彼は死んだ。
計画は
失敗したのです。
ミカロスは
一つだけ
大きなミスを
犯していたのです。
それは、
私の存在に
気がつかなかった事。
シャルアミ!
これより先は、
ミカロスも
見つける事が
てきなかった場所
さあ
進みなさい。
あなたの
望む未来は
この先にあります。
外に出て
しまったのか?
...は?
あ!
ま、町?
なんか
物凄い大きな
町がある!
ここは
城の外じゃ
ないのか...?
なんか
月も多いね。
eecomtinuled
・ヘルクの選択
第89話
あの仮面...
王
でしょうかね?
さて、
どうだろうな。
あ、
何があるか
わかりませんよ!
ボクが先頭いきます!
心配するな。
私はそう簡単に
やられはしない。
それに
ヤツの目的は
戦う事じゃ
ないはずだ
恐らく
ヤツの目的は...
交渉だ。
交渉?
うん。
経験上
こういう時は
大体
そういうものだ。
Helokio
へぇー。
だが一応周りの
警戒を怠るな。
万が一という事も
あるからな。
御意です!
うむ。
それにしても
乾燥してますね。
ヴァミリオ様が
ちょっとでも
火の術を使ったら
ココらへん火の海に
なっちゃいますよ。
さあ
話してもらおうか。
お前は誰だ。
私は
支配の能力を持つ
王。
兎をつくな。
正直に全然
説明してもらうぞ。
だいたい
あなたのご想像
通りてすよ
ここはどこで、
お前は何者か。
そしてなんのために
私達をここまで導いた。
私は
支配の王であり...
古代人です。
そして
この景色は
私達の住んでいた
旧世界です。
といっても幻に
過ぎませんが。
...
ま、待て、
旧世界だと!?
はい。
あなた方が住む
この世界は、
我々からすれば
「新世界」
まさか
この世界は..
ええ...
まじてすか...
お前..
世界について
何を知っている?
残念ながら
我々も
多くの事は
知りません。
ただ、
世界は過去に
何度も生まれ
変わっているようです。
それが
なんのためなのか、
そしてどこへ
向かっているのか、
我々には
知る由もありませんが、
確かな事は、
世界が新しく
生まれ変わった時
順応できないものは
淘汰されるという事。
我々は
淘汰された。
何もかもが
手遅れだった。
旧世界の住人は、
負けたのです。
世界に...
我々は
全滅したのです。
全滅だと!?
待て!
私は地下遺跡で
生存者の
記録映像を見た!
あれは
お前達では
ないのか!?
ええ。
我々です。
ですが、
変異は止められ
なかった。
あらゆる
方法を試みたが、
新世界に
順応する事は
てきなかったのです。
えっと...
ちょっとよく
わからないんだけど、
あなた、
こうして
ボク達の前に
立ってるじゃん。
言ったでしょう。
私は
支配の王
だと。
我々は
最期の最期に
ある事に気がつき、
僅かな...
本当に僅かな
活路を見出せたのです。
...
それが...
この
端末です。
!
わあ
木が
変わった!
なぜか
新世界となっても
人工的に
作り出したものの多くは
変異する事はなかった。
残った我々は
肉体を捨て、
精神だけでも
生き延びようと
この端末に
自我を移したのです。
えぇ!?
な、何それ
どういう事?
失礼。
この世界では
まだ発明されて
いないものですから
わかりにくいですね。
「自我だけを保管する
魔法の箱」だと
思ってくれれば
いいです
いやいや
それは意味わかるよ!
じゃなくてね!
自我を移すなんて
そんな事が
可能なのかと!
我々の科学力では
可能でした。
ほぁー
そうですかぁ...
...なるほど
王と名乗ったのは
嘘では
なかった訳か。
お前、
その端末から
更に王に自我を移し、
体を
乗っ取ったな?
その通りです。
と言っても
乗っ取った理由は
正当防衛から
てしたが。
王は
食欲で
傲慢な人物でした。
支配の能力を使い
人間の王となっても
それだけでは
満足せず、
今度は
更に強力な武器を
手に入れようと
この遺跡に足を
踏み入れたのです。
その時、
偶然この部屋を
見つけてしまった。
再三の忠告も
聞き入れず
我々の自我が
眠るこの端末に
手をかけようとした。
やむを得ず
私は自我を移し
彼の体を
奪ったのです。
ぐうおあああッ!!
ま、待って!
まさか
シャルアミも!?
安心してください。
彼女のあの状態は
支配の王の能力に
よるものです。
.....
シャルアミは
シャルアミの
ままです。
王の自我は
どうなった?
今も
あるのか?
いえ、
自我の共存は
精神を正常に
保つのに
大きな支障を
きたします。
王の自我は
排除しました。
彼には
申し訳ない事を
しました...が、
おかげで私は
この世界の危機を
知る事が
できました。
体を
乗っ取ったのは
正解だった。
てなければ
あなた方の帝国も
とうの昔に
滅ぼされて
いましたから。
何?
どういう事だ?
ミカロスのような
「世界の意思」に
触れた人物が、
次々に現れて
いたからです。
また
「世界の意思」か:
わからないな。
その意思に
触れたから
なんだと言うんだ。
それのせいで
この国はおかしく
なったというのか?
「世界の意思」とは
一体なんなんだ。
それは
触れたものにしか
わかりません
もしかしたら
誰にでも起こり得る
精神疾患なのかも
しれない。
ただ
確かな事は...
意思に触れたものは
必ず、
誰に言われるでもなく
「新世界誕生」という
目標を掲げ
尋常ではない意欲ともに
行動を始める。
ミカロスのように。
彼曰く、
新世界誕生は
自然の捌理だという。
滞った流れを促す為に
ミカロスのようなものが
出現するというのです。
あなた方の帝国は
1万年以上も
その摂理に
抗ってきました。
しかし
それももはや
限界に近づいて
いるのです。
接触者の
出現頻度は
徐々に上がってきて
います。
私はこの国を
治めると共に
その芽を見つけ
育ち切る前に
すべて
摘んできましたが、
しょせん
私の手が及ぶのは
この国だけの話。
近い将来、
世界中に
出現した
第二、第三の
ミカロスが
新世界を
誕生させるために
帝国を攻め始める
でしょう。
.....
断言
しましょう。
彼らを
止める術を
持たなければ、
あなた方の住む
この世界に
未来はありません。
...
なるほど...
大体わかった。
新芽は摘めても
育ちきった
ミカロスは
難しかった。
ミカロスに
従っていたのも、
倒せるチャンスを
ずっと狙っていた訳か。
はい。
我々の
目的は
あなた方と同じ。
この世界の維持
なのです。
フム。
ここまでの話に
偽りは
なさそうだな。
ではそろそろ
話してもらおうか?
私達を
ここまで
導いた理由だ。
...
ええ。
では
単刀直入に
申し上げます。
こんな話を
するためだけじゃ
ないはずだ。
今話した通り
接触者達に対抗する
手段がなければ
この世界は終わります。
彼らを殲滅
するには
ヘルク。
あなたのその
超越した力が
必要不可欠なのです。
自我の移植を
受け入れて
頂きたい。
あなたの肉体を
我々に譲って
頂きたいのです。
......
い...
いやいや
ぶっとび過ぎ!
手を借りる
訳じゃなく
自我の移植?
それって
乗っ取るって
事でしょ?
その体
みたいに!
そんなん
OKするわ
断る。
ヘルクに死ねと
言うのか?
そんな話、
承諾するはず
ないだろが..
ヴァ、
ヴァミリオ様..
共闘を
望むならば
検討の余地は
あったが、
話は
終わりだ!
私達は
早く王を
倒したいんだ!
こんな交渉ならば
却下!
決裂だ!
さっさと
王を出せ。
その姿も
幻だろ。
もちろん
簡単に承諾して
もらおうとは
思っていません。
それ相応の
見返りは
約束しましょう。
くどい!
ヘルク。
もしも
この提案を
受け入れて
くれるのならば...
あなたが
守ろうとした人間を、
救おうとしてきた
大切な人間を
すべて元に
戻しましょう。
てきると
言うのか!?
お前に!!
な...!
てきます。
旧世界の科学力と
この世界の魔術が
あれば...
確実に。
ま、待って!
もし
本当にできると
言うならさ、
そんな意地悪しないでも
いいじゃん!
アスタ...
ダメ!
それは
ダメだよ!
なんで
乗っ取る必要が
あるのさ!
ヘルクに力を
貸してもらうで
いいじゃん!
できれば
私もそうしたい。
だが、こうしなければ
ならない
理由があるのです。
理由?
ルクには、
「世界の意思」の
投触者を...
殺す事が
できないからです。
接触者は
一見
普通の人なのです。
女性や
子供の場合もあります。
家族を持つ者や、
中には国を支える
王もいるかも
しれない。
あのミカロスでさえも
多くの民、
そしてクレスやゼルから
絶対の信頼を
受けていました。
接触者と
対峙する際、
関係のない者達との
戦いも
避けられない事
だってある。
あなたなら
わかるのでは
ないでしょうか?
ヘルクは
そんな人々とは
戦えない。
非情に
なれないと。
ですが
ヘルクの力は、
確実に彼らを
倒せるというのも
事実。
...
何も気にとらわれず
力に変ねれば、
ヘルクは
この世のどんな生物にも
勝る。
私はそう
評価しています。
いい
加減にしろ!
ヘルクの力が
なくても
私達が力を合わせれば
対処できる!
現に私達は
ずっとそうしてきた!
我々の世界は
たった一人の
女性によって
終焉を迎えました。
この世界も、
計画を
阻止できたものの
ミカロスによって
多くの者が
犠牲となりました。
対処してきたのなら、
接触者の
異常さ、恐ろしさを
よくわかっているで
しょう?
仲間を思う気持ちは
お察ししますが、
すでに
ミカロス以上に
厄介な者が
何人も
出現している
かもしれない状況。
あるのですか?
あなた方に
帝国に。
彼らを止める
だけの余力が
旧世界の叡智と
王の能力、
そして...
ヘルクの
超越した
肉体があれば、
最小限の犠牲で
確実な勝利を
得られるのです。
ヘルク。
あなたの力が
皆を救うのです。
あなたの力は
この世に生きる
すべての者の
希望です。
あなたが
我々を受け入れて
さえくれれば
人間達も
すべて
元に戻ります。
あなたの
望む未来も
撮めるのです。
何が交渉だ!
脅迫の
間違いだろが!
理由はどうあれ、
お前が
ミカロスの計画に
加担したのは事実!!
それを
棚に上げて
よくも
じゃあしゃあと!
ヘルク
もう耳を貸すな!
こいつの言葉は
すべて詭弁だ!
こんな
理不尽な話
聞く価値
アン。
少し...
黙っていてくれ。
ヘルク...
こら!
ヘルク!
アスタ!
無礼者!
いい。
ヴァミリオ様...
さあ
聞かせてください。
あなたの
答えを。
俺のわがままで
多くの人に
迷惑をかけてしまった。
大切な人を
苦しめてしまった。
もう救う事が
てきないのならば、
せめて...
もとより、
この命など
捨てる
覚悟だったんだ。
せめて、
この手で片をつけて
やろう。
終わらせてやろう。
そう思っていた。
一度は
あきらめて
いたんだ。
それが
この命で、
皆を元に戻せると
いうのなら、
俺が犠牲に
なる事で、
皆を救えると
いうのなら...
これほど
ありがたい
事はない。
あなたなら
そう言ってくれると
思っていました。
これで
皆が救われます
だけどな...
だけど、
今はもう..
それでは
駄目なんだ。
俺を大切に
思ってくれる
人達がいる。
命を賭して
救ってくれた
人達がいる。
力を尽くしてくれた
人達がいる。
この命を
絶つ事は、
そんな人達の思いを
裏切る事になるんだ。
俺が選択した
この道は、
絶望へ
続く道ではない。
良いのですか?
俺は、
死ぬ訳には
いかない。
たった
一つの...
人間を救おう。
そう同じ事を
言ってくれた
人がいるよ。
救う方法が
確実だとは
言わなかった。
人間達を
救う機会を...
あなたは...
もしかしたら
失敗するかも
しれない
それでも
俺は、
俺は、
あんたの
言葉よりも...
友の言葉を
信じる。
...うん
提案を
受け入れる事は
てきない!
俺は
生きて、そして皆を
救ってみせる!
eontinued
出発前!!
日ピウイは一体何をしているのか
煌めくものは
何もない
ピー
そう!
はやーい!
アンちゃんは!!
こんにちはッ!
こんにちはッ!
あ!
宝物庫!
言って
いたけど!
友の言葉を
信じる。
煌めくものは!!
たくさん
あったよ!!
煌きメモ
第90話
希望と絶望の存在
生きて、
そして
皆を救う。
ん.....
んー!
ヴァミリオ様、
こうなる事
わかっていたから
ボクを止めたんですね。
さすが
だなぁ!
んー。
ヘルク
すまん。
正直
ちょっと
心配した。
だが..
よく...
言ってくれた。
...
どうやら、意思は
固いようですね。
以前のあなたなら
間違いなく己を犠牲に
していたでしょうに。
わずか
一年半の月日で、
あなたは
ずいぶんと変わって
しまった。
人間達を
王の呪縛から
解放しろ。
あんたには
心底恨みを
抱いていたが、
ミカロスに
加担していたのにも
理由があったと
いうのなら、
あんたをどうこう
するつもりはない。
俺が
ここへ来た理由は
復讐じゃ
ないからな。
.....
私は
今のこの世界を
守らなければ
ならない
それを
手放せと?
当たり前だ。
接触者とか
関係ない
人間はお前の
駒じゃないんだ。
不死身の人間達は
私にとって
「接触者」を倒す唯一の兵。
...
ハルクは
もう
わかっているはず。
ニンゲンは
古代人の文配下にある。
その気になれば、
命を奪う事だって
可能だったんだ
古代人の交渉は
実質をしだった。
それを
わかった上で、
ヘルクは
この交渉を断った
もう駆け引きは
できない。
今度決断しなければ
ならないのは
古代人の方だ。
こいつに
残された道は
人間を解放するか
私達に倒されるか:
...
さて...
やむを
得ませんね。
私がここで断れば、
戦いは
避けられないでしょう。
それは、
私にとっても
都合が悪い。
......
え?
ヘル...ク?
シャルアミ!
俺が
わかるのかい!?
ヘルク!
......
ヘルク!
お、おい!
待て!
ヘルク!
会いたかった!
会いたかった!
皆、皆
いなくなっちゃって...
皆、
翼の兵士に
なっちゃって...
うん。
大丈夫。
もう大丈夫!
...
ふぅ...
本物みたい
ですね。
合理主義者って
とこですかね。
話のわかる相手で
よかった。
ええ。
...
.....これが
お前の答えか。
今は、少しでも
兵力を蓄えておく
必要があります。
無駄な争いをしては
世界の意思の思う壺。
やらなければ
ならない事?
我々には
「接触者」と戦う事と、
もう一つ
やらなければ
ならない事が
ありますから。
端末にある
10万人の自我を、
あなた方
帝国の民に
移す事です。
クソ!
ヘルク!
シャルアミから
離れろ!
これは
罠だ!
ぐおあああッ!!
何!?
わああ!
ピィ!!
あなた方は
世界の変異に
強い抵抗力を持つ
生命体。
自我を
移すために
生み出された器
我々の最後の
研究成果...
この世界に、
再び旧世界文明を
築き上げる事。
それが我々の
最終目的。
次の世界に
人が人で
あり続けられる
保証はない。
この世界で
取り戻すのです。
我々の故郷を...
ヘルク。
あなたの力は
我々の希望。
だが、敵となれば
それは絶望へと
変わる。
あなたを
このまま帰す訳には
いかないのです。
自我の
移植完了まで
残り10秒。
同時に
あなたの自我も
消去されます。
アスタ!
オロロン!
できる限り
私から離れろ!
この部屋ごと
破壊してやる!
あいつ、
絶対に
許さん...!!
だが、
私の言葉に
偽りはない。
約束しましょう。
目的を果たせた後、
人間は必ず
元に戻すと。
だから
安心して
眠りに就きなさい...
な、
なんだ?
ぬお!?
え......?
え?
ぐ...お..
おお...
こ...これは...
ぐ...お...お...
精神が...
侵され......る..!
文配の能力...を
以てしても...
な、なんだ!?
何が
起こって
いるんだ!?
防げな...
こ、これは
意思!?
せ...世界の..
バカ...な!
なぜ...!
ま、
まさか...
お前も!!
・continued
-Helckの上完
poNUS,COMIC
もう
いいから
お前も食え。
焼いて
ばかりじゃ
ないか。
気配りのできる男
ヘルクさんは
いつどこでも
気を配って
いそうッチ!
(food)
いやいや
そんな事は..
はい
どうぞ。
わー
美味しそう!
兄さんも
食べてよ。
はい
おまたせ。
うわぁぁい!
はい
どうぞ。
わー
美味しそう!
後は俺が
やるんで
食べてください。
ないよ。
あるだろ
クレスの面倒を
見ていたからかな。
何もしていないのは
なんか落ち着かないんだ。
だ
なるほどっチ!
この見事な
料理の腕前も
クレスさんが
原因って訳ッチね!
まだまだ
あまいな。
厳しい先生
わかるか?
均等に切れて
いないのが。
はじめたきっかけは
そうだけどね、
料理の腕は
一人じゃ全く
上がらなかったよ。
上達できたのは
教えてくれる人が
いたからなんだ。
ほう、
師がいたのか。
うん。
俺の先生は...
盛り付け方も
センスがない。
「腹に入れば
皆一緒...
そんな
低い意識だけは
絶対に持つな。
はい..
ラファエドさん。
!?
違う。
豪華に
盛り付ければいいと
いうのではない。
食べやすさも
考慮するのだ。
はい...
あの人の料理は
素晴らしかった。
なんだと...
淡々と喋るんだけど
それがまた怖いんだ。
...意外すぎる。
ミカロス様!
今年は
最作でした!
好感度MAXミカロス
見ろ
ミカロス様が
また民に
捕まっているぞ。
さすが
人気者だな。
勝負だ!
ヒュラ!
食事休憩
ウチで作った
ケーキです!
ぜひ召し上がって
ください!
ウチのスモーク
チキンも
最高の出来なんてす!!
ムチムチ
今食事中だから
後にしなさい。
あんたも
食べる?
いらん!
ミカロス様
ウチのふどう酒も
ぜひ!
ミカロス様ー!
な..
戦だぞ!
通るかそんなの!
なんだおい!
腹減ってん!
のか?
お?
なんだ?
なんだ?
敵が飯奪いに
来たぞ!
捕縛される
前に...
す、凄い。
全部食べた。
ごすかは
大賢者
ミカロス様だ。
減って
ない!
ほら
食べなさいよ。
奪うか!
いらぁん!
今日も
すんごい美味しい
お菓子が出てね、
いやあ
ホントびっくり
美味しいお菓子
その情報
いらない!
こっちは
忙しいの!
シャルアミの
普話も面白いし...
ここホントに
敵地?
油断
しないで!
アスタ
すっごい
こぼれてる。
ありえない
場所で
休息できて
変なテンション
アハハハ!
久々の来客で
変なテンション
しかし
ホント美味しい
お菓子だね。
誰が作ってんの?
お父様だよ。
話題があわり
Helckro
裏少年サンデーコミックス
2017年7月24日初版第1期発行
ISBN978-4--09-127658-2
著
者
発行者
印刷所
ヒルナナキ
CNanakiNanao.2017
「英サンデー」2016年12月12日配信分〜2017年3月13日配信分掲載作品
連載担当・小林翔...
単行本編集責任・宮坂県志
単行本編集ノ小林-親山本紗代(アイブログクション)
例えば、
図書向刷株式会社
PrintedinJapan
発行所
で、(〒101-800)東京都千代田区一ツ崎二の三の
結果103:323D-1702
TEL
「夏売りは(3281)356
●法本には十分注意しでおりますが、印刷、製本なと製造上の不倫がございましたら「調作局コール
センター」「フリーダイヤル2013年5月18日-にご注文ください。
〈電話受付は、ただ視集日を奮く930〜17:80
●本書の一部または全部を無断で複製、転職、桜子「コピー人、スキャン、デジタル化、上演、放送
等をすることは、著作権法上での例外を除き禁じられています。代行業者等の第三者による本書の
電子的複製も認められておりません。
株式小学館たち「Webコン
昔
・名・Heleluk-10者名・十屋十十十
名...七尾ナナキ仁
1000名名名株式会社発売
株式会社小学館
電子書籍制作会社株式会社昭和ブライト
〒101-801.東京都千代田区一ツ橋2-3-1
家収録されている作品は、執筆された当時の状況や年代を考慮の上、
初回掲載時の表現のまま掲載されております。ご了承ください。