HTML overlay generated with mokuro version 0.2.1
Instructions:
彼女は、
【】松本尖司
...
ぴかんじま
ひがんじま
学校です。
...
...
言っ
...
わからなかんじまと
...
「恋人光景は
...
え
ISBN4-O6-361143-4
雑誌42530-43
C9979Y533E〈O〉
講談社/定価:本体533円(税別)
9784063611434
9784063611434
299790053
それでも、
ホスト
...
...
...
...
...
...
...
...
...
...
吹きかける
裏切り者
吸血鬼の減
メイムリミット
輪の中
......
オンラインの
...
...
頭の中
ここが
彼岸島!!
第十六話事村人
...
サオリ」
「彼岸島」
松本光司作品
「クーデタークラブ」全六巻
巻〜三巻
絶賛発売中
とのとき、「LUSRATOK」と書くのは日本からURLAOTO
そうですからではあんた2018年07月26日木・10月15日に
『彼岸島
361143-4
ついに上陸して
しまった.....
決して立ち入っては
ならない、呪われた島
彼岸島ー
!
鮮血に染まる
惨劇の末
明たちが辿り着いた
希望の光とは......。
吸血鬼サバイバルホラー
お願いです
・もっと
血を吸って
ください!!
三井
気がふれてる
のよみんな
島全体が
吸血鬼に支配
されてるの
あいつら
みんな
そんな
おかしい奴ら
なのか!
あいつら
歓迎して
くれてんのか?
何か
ムカつく
奴らだ
さっさと
化け物2体
始末して帰ろうぜ
1143
センスが
どうして
知らながんじま
ひがんじょ
...
他本光副
...
...
松本先司
...
明この船
さっきから
止まってないか?
ワザワ
ホントだ
何でだろ
運転手に
聞いてくるよ
明ちょっと
待って!
運転手も
島の人間よ
気をつけて何か変よ
気をつけて
何か変よ
途中で
船が止まるなんて
今までなかったもの
こんな所で
足止めなんて
pォォ
奴ら
まるで
晒し者よ
何か話してる
のか!?
何だ!?
誰か
落っこちた
のか!?
ベース?
気を
つけろ
ースの奴が
落ちたのか!?
何が
起こるか
わからねェ
オイオイ
何騒いでんだよ
お前ら
楽しく
やろうぜ
カツッ
...
...
...
化け物だ!!
それでも、
化け物が出たっ!!
...
ぁあああぁあ
吸血鬼!!
何で!?
吸血鬼だ!!
何で
いきなり!?
あ
あ
西山!!
ああ
西山が!!
気を
つけろ!!
咬まれると
体が痺れて
動けなく
なるぞ!!
...
今の奴も吸血鬼
だったぞ!!
じゃ
ほかの
こいつらは
何なんだ!?
敵は確か
2体だけだった
はす!!
単なる
村人か!?
気がふれた
村人か!?
違う!!
こいつらみんな吸血鬼だ!
吸み
血鬼だ!!
このままじゃ
やばい!!
明!!
逃げるぞ!!
船を
動かせ!!
引き返すん
だ!!
島から
離れないと!!
やばい!!
やばいぞ!!
何とか俺が
操縦するんだ!!
嫌ァ!
助けてっ!!
拓ちゃん!!
優子!!
た...
拓ちゃん
結婚...
結婚...
シッ
ドホ"
呉ボ"
放せ!!
あああ
優子を
放せ!!
がばっ
まだか!!
いっ
明の奴
何やってんだ!!
!ポ
ドボ
ああっ
あっ
嫌だ!!
ドボ
嫌だ!!
ん
第十六話
嫌だ!!
嫌だ!!
あああっ
だから
世間
嫌だ!!
ハッ
あっ
世界
世界が
第十七話ゆまれる
ドボ"
体が!!
動か
ない!!
殺すことは
考えるな!!
加藤!!
とにかく海に
落とすんだ!!
嫌ァ!!
ユキ!!
お前は
俺の後ろに
いろ!!
誰かァ
西山を守れ!!
血ィ吸われて
動けねェんだ!!
駄目だよ...
まだ..体が
痺れてる...
ぼっ
僕だって
戦えるんだ
ちきしょァ
やべェよ!!
早く引き
返さないと!!
待ってろ
加藤!!
ハッ
...
明が今
船を動かしに
行ってる!!
んっ
嫌だ!!
嫌だ!!
嫌だ!!
嫌だ!!
嫌だ!!
...
んッ
ポタッ
ポタッ
動かない!!
動かない!!
ハッ
...
ひあ
ポン頼む
手を握って
くれ...
怖いんだ
一人じゃ
怖いんだ
ぐっ
加藤!!
ボケッとすんな!!
西山
だっ
大丈夫か?
んッ
気をつけろ
あいつらに
咬まれちゃ
駄目だ
吸血鬼の
んっ
唾液の
作用なのか
咬まれると
ハッ
涙鼻水よだれ
そして小便
体中の体液が
勝手に放出され
止められない
視界も
ぼやけてきて
まず体が痺れて
動けなくなる
周りの声も
よく聞こえない
急にその場で
一人ぼっちに
されるんだ
嫌だ
...
嫌だ
ケン
ちゃん
バッ
ユキ!!
誰か
何度も呼吸が
止まりかける
死にたくなければ
必死で空気を
吸い込むしかない
一人に
しないで
くれ!!
ハッ
血はどんどん
抜かれていく
自分では
どうにも
ならない
誰か
んッ
ハッ
ハッ、
確実に
死に近づくのを
感じながら
んッ
それでも
呼吸をするのが
精いっぱい
ん
誰か
誰か
あの牙で
咬まれるのは
本当に
怖いんだ
怖いんだ
ハーーー
ハーー
明!!
明!!
明大丈夫!?
しっかり
しなさい!!
ちくしょう
雨が降って
きやがった
明!!
急げ!!
早くこんな所
引き返すんだ!!
冷
バッ
冷だな
青山の所の
冷だな
この
裏切り者め
第十七条
ちくしょう
怖いよォ
怖い!!
お前
冷
んー
ハッ
...
...
裏切り
やがって
覚悟は
できてるん
だろうな
第十八話裏切り者
ポン!!
後ろ!!
!!
上だ!!
嫌だ嫌だ!!
怖い怖い!!
あ
ああっ
ポン!!
ポン!!
!!
ひいいいっ
あの
ん
今回は結構
連れて来たな
12人か?
んァ
冷
確かに
前よりは
抵抗が強いな
我々の目的は
捕獲
生け捕りだ
殺してはいない
血を吸って一時的に
動けなくしてる
だけだ
そこの男
これ以上
逆らうな
投降すれば
少なくとも
殺しはしない
生きながら
我々に血液を
我々に血液を提供し続けてもらうだけだ
明
そっと
左後ろを見て
ハァ
!!
私が
合図を
するから
あれで
コイツの動きを
止めるのよ
銛だ!!
何だ冷
扉を閉めて
暗くして
隠れようって
のか?
ちきしょう!!
...
加藤!!
西山とポンが
血イ吸われてる!!
何だよ
ケンちゃん!!
雨でよく
聞こえねェよ!!
助けろ!!
くそっ今
戦えんのは
加藤と
俺だけじゃ
ねェか!!
どっちかが
やられたら
きゃああぁ
俺ら全滅
すんじゃ
ねェか!!
!!
嫌ァ!!
ケンちゃん
嫌アァァァ!!
ふざけんなァ!!
てめェ
ユキを!!
!!
あ!?
誰の
女だと
思って!!
ケンちゃん
危ない!!
後ろ!!
何だ
加藤!!
雨でよく
聞こえねェよ!!
んァ
ふ
ドキ
怖ェ!!
ちくしょォ
怖ェ!!
...
いや...
ドキュ
「世代・
!!
よろ
弱ってるぞ
コイツ本当は
かなり弱って
るのか!?
カチッ
!!
うよ!!
!!
かあ
これで
動けない
わ!!
わりっ。
大丈夫
よ!!
運転は
まかせて!!
気づいて
ないのか?
逃げる
わよ!!
無駄だ
...
無駄な
あがきだ
ちゃん!!
外が異様に
静かだと
思わないか?
ケン
ちゃん!!
コイツは
何日もつかな
もって
2週間って
所だろ
体力が
なさそう
だからな
助けて..
誰か...
ホタッ
第十九話事映血鬼の村
ポタッ
ポタッ
...
...
!!
何だ
どこだ
ここは
もぞ
な、
もを
ん
!!ッ
そうだ
俺は
奴らに
捕まったん
だ...
起きたか
明
外を
見てみろ
西山?
どうやら
ここは吸血鬼の
村みたいだ
子供?
女子供も
いるぞ
こいつら家族もいるし
こいつら
家族もいるし
野良作業も
するようだ
場所によっては
家の中に
カレンダーや
テレビまである
ああ
見た感じ
ああ
ハァ
人間の生活と
変わんねェぞ
でも
奴らは確かに
人間じゃない
ハーー
信じらん
ねぇよ
ふざけんな!!
ここから
出せ!!
こんな場所が
日本にあった
なんて
ちくしょォ!!
てめェら!!
俺たちを
どうする
つもりだ!!
生きながら
我々に
血液を
提供し続けて
もらう
何が吸血鬼
2体だけだ
!!
そういや明
あのお姉さん
は?
死ぬほど
いるじゃねェか!!
騙しやがって
あのクソ女!!
逃げたよ
見てたんだ
あの女
この檻に入れられる
直前に
いきなり
振り切って
一人で
逃げやがった
クソ女!!
小
あの女は
少なくとも一度
俺を助けてくれた
ふざけ
やがって
それだけは
確かだ
さっさと
降りろ!!
先に捕まった
連中が
いないぞ
えっ
ちょっと
静かにしろ
一緒に船で
来ただろ
婚約指輪した
カップルとかさ
何か聞こえ
ないか
400万
んっ
...
何だよ
椅子だよ
気持ち
悪ィ
ひっ
ひいっ
お前らの血を
吸う為の
椅子があってな
それに
座らされた
人間の声だ
...
我々に
捕まった
人間は
体を固定
されたまま
死ぬまで
その椅子に
座り続ける
何なんだ
その椅子っ
てのは!?
てめェ
答えろ!!
お前らは
運がいい
大人数で
来たからな
今のところ
先に捕まえた連中
でいっぱいだ...
何なんだ
その椅子は!?
慌てる
ことはない
否応なしに
椅子が
空きしだい
身体で
わかることに
なる
どうせ
一人ぐらいは
すぐに死ぬ
順々にお前らも
座るんだ
ぐっ
我々は
吸血鬼だ
元気が
良いのは
いいことだ
是非
我々の為に
長生きしてくれ
これだけの仲間と
生活している
人間の
新鮮な血が
まだまだ
足らんの
だよ
あぁ
椅子って
何なんだ!?
コイツは
何日
もつかな
もって
2週間って
所だろ
体力がなさそう
だからな
どんなこと
されてんだ!?
あ
あああぁ
うるさい
うるさい
何
うるさい
うるさい!!
ううっ
うっ
ヨポ
これ
コポ
!!
どうだ
この椅子の
座り心地は
ヨボ
ハーーー
柔らけェ
胸じゃがって
観念しな
この椅子に
座ったら
もう
終わりだよ
...
あぁあああ
あああっ
ピクッ
第二十話タイムリミット
あぁああ
あああ
何だ!?
何されて
んだ!?
お前らの
血を吸う
為の
椅子が
あるんだ
ちくしょう!!
嫌だ!!
死にたく
ない!!
ザワ
夜が明けた
ようだな
何
ん
明
この明るさなら
見えるだろ
俺の
内ポケットに
ライターがある
縄を
焼き切ってくれ
コキ
うっ
ううっ
嫌だよォ
死にたくないよォ
死にたく
ないよォ
安心しろ
ポン
ああっ
ああ
ああっ
俺らで
何とか
こっから
逃げ出すんだ
例の椅子は
今他の奴らで
満席だ
そうだな
時間は
まだある
座っている人間が死んで
空席ができない限り
俺らが座ることはない
何とか
この牢屋から
脱出する方法を
考えよう
がな
ガタ
駄目だ
ビクとも
しねェ
ちくしょう
こっちも
駄目だ
よく見ると
柱や格子に
引っかいたような
傷跡が
たくさんあった
前にここに
閉じ込められた
人の物だろうか
やっぱり
出入り口だ
あそこの南京錠を
何とかするしか
ないな
飯だ
喰え
ん
んァ
そして
その扉の鍵は
この牢番のような
男が持っていた
駄目だ
機会を
待つしか
ないな
ケンちゃんも
食べなって
うるせェ!!
うるせェ!!
敵のよこした
モンなんか
ケンちゃんは
一人で
食えるかっ!!
カリウウウ
何も口に
入れなかった
頼むよ
いいだろ
マジ
やべェって
食う物を食えば
出る物が出る
これ以上
我慢できそうに
ねェ
な
部屋の左角を
トイレと決めた
部屋中に
排泄物の匂いが
充満する
ううっ
もちろん
紙などない
2日目の
夜だろうか
うっ
ううっ
うっ
ユキは泣きながら
一人で用を足して
いた
ホラ
欲しいか
ン?
おっと
残念
何が楽しいのか
たまに村人が
僕らの姿を
見に来ていた
どうした
ン?
今度は
こっちだぞ
んッ
ポン!!
ふざけんな
これ以上の
醜態をさらすな
バァ
ハッ
どうした?
当たり前の
話なのだが
吸血鬼とはいえ
個性があった
腹がすいた
だろうに
よく話す奴
無口な奴
嫌な奴
おっと
残念
あっ
あああっ
よっ
あああ
てめェ!!
やめろって
言ってん
だろ!!
ひでェよ
ケンちゃん
てめェは
臭ェクソばっか
しやがって
何生意気な口
きいてんだ!!
腹減って
苛立ってるから
って
ポンに当たる
ことァねェだろ
何だよ!!
ンなこと
関係ねェだろ!!
ケンちゃん
落ち着けよ!!
お前が簡単に
化け物退治なんか
引き受けるから
お前の
せいだろ
あ?
こんなことに
なったんだろ!!
婚活が
あと
おかしいのは
ケンちゃんに
限ったことでは
なかった
みんな
ギスギス
してた
あっ悪ィ
何だとこの
クソメガネ!!
4日は経った
さけんな
お前今
わざと当たった
だろっ
あ!?
何だコラァ
何一つ
逃げ出すメドは
ついていない
日が経てば
経つほどに
代わりに
お前らの中の
一人が座る
ことになる
例の椅子に
座ってる人間の
死ぬ可能性が高まる
嫌だ
嫌だ
目隠しをして
口にチューブを
入れる
手足は鉄で
完全に固定する
見えない
動けない
話せない
もちろん
自殺も
できない
食料と水は
チューブで
送り込み
排泄物は
そのまま流れる
仕組みだ
不思議な
もんだよ
3日もすれば
たいがいが
多分奴らは
諦めるんだろうな
もしくは
精神に異常を
きたすのか
血を吸って
もらうのを
喜ぶようになる
あぁ
嫌だ!!
ああぁああ
俺は絶対に
嫌だ!!
頼むから!!
俺以外の
奴から
選んでくれ!!
僕らはお互いに
近づかなくなり
ほとんど会話を
かわさなく
なっていた
ぜかっ
おかしいぞ
いつもの
一番大きな女の声
がしないぞ
!!
この
んァ
...
死んだのか!?
オォオ
椅子の
空きが出た
お前らの
中から一人
座ってもらうぞ
第二十話
コポ
...
...
コポ
いや、そんなことはないでしょうか
...
第二十一話あり
輪の中
お前らの血を
吸う為の椅子が
オオォ
一つ空いた
んっ
誰でも
いいぞ
...
俺は
誰が
座るんだ?
座りたく
ない!!
ん
逃げたい!!
扉が
開いてる!!
ポン!!
わぁああ
ああ
何だ小僧
お前が
座りたいのか?
ああっ
ひあっ
お
ハァ
正直な所
僕は
このままポンに
決まってくれと
強く願っていた
どうせ
一週間もすりゃ
また誰かが死ぬ
今座ろうと
後で座ろうと
大差ないぞ
早く!!
誰でもいいから
早く連れて
行ってくれ!!
かせっ
この輪の中に
入った者を
連れて行く
お前らで
決めろ
誰でも
いいぞ
自分が
嫌なら
誰かをこの中に
押し込んでみろ
でき、
だよ。
俺は
嫌だ!!
ハァ
んァ
絶対
嫌だ!!
俺は
みんなに
背中を
見せている
のか!?
誰かを
この中に
押し込んで
みろ
!!ッ
ちく
しょう!!
何でこいつらを
疑わなくちゃ
いけないんだ!!
何だ!?
オイ
今座ってる奴の
口枷をはずして来い
何しようっ
てんだ!?
ああ
お願い
お願いです
もっと...
んッ
お願い!!
お願いだ!!
もっと血を
吸ってください
もっと血を
吸ってくれ!!
このままじゃ
おかしくなる
!!
おかしくなる!!
あぁぁああ
ポン!!
嫌だっ
うるさい!!
お前が座れ!!
嫌だよ
嫌だ!!
お前が一番
役立たずだ!!
頼む
ポン!!
お前が
座るんだ!!
嫌だ!!
ひっ
嫌だ
嫌だっ
ひいっ
ハハッ
アハハハ
ハッ
俺らの絆は
こんな簡単に
俺も
緒だ
壊れるもの
だったのか
面白い
人間は
この瞬間が
一番面白い
お前に
決まり
だな
ひあぁぁ
ふざけ
やがって
ハッ
お前ら
ほう
俺が
座る
いいな
第二十一話
クソ吸血鬼
どもめ
さっさと
連れて行け
ハァ
第二十二話キケンちゃん
ほう
いい
度胸だ
ケンちゃん
が座る
あの
椅子に!?
コイツもあと
3日もすりや
死ぬな
あああぁ
あああ
駄目だ!!
そんなの
駄目だ!!
誰か
いないのか?
いないの
か?
コイツの
代わりに
座ってやろう
という
心の優しい
人間は
いないのか?
何
ハッ
もっと血を
吸ってくれ!!
このままじゃ
おかしくなる
おかしくなる!!
ちくしょォ!!
できないよ
死にたく
ねェ!!
嫌ァ!!
!!
嫌だ
ケンちゃん!!
死んじゃ嫌だ
今度こそ
私が代わりに
ユキィ!!
俺を
んァ
信じ
るんだ
これは
唯一の
誰も死なない
方法だ
えっ
みんな
ユキを
頼む
誰も
死なない?
どういう
ことだ!?
ケンちゃん
何か
いや、
企んで
いるのか!?
いいだろう
来い
いいよ、
ケン
ちゃん!!
どうする
つもりだ!?
明
ハァ
そんな顔
すんな
んッ
んァ
ん
俺がみんなを
引っ張って
きた以上
これは
俺の役目だ
大丈夫だ
俺に
まかせとけ
んァ
わかったな
明
握手!?
...
何だ
いきなり
俺に何か
渡そうとして
いるのか!?
違う!!
これからは
明
ケンちゃんは
何も持って
ない!!
お前が
みんなの
指揮をとれ
俺が
いなくなると
みんなを
まとめる奴が
いなくなるからな
ハッ
信じてるぞ
わっ
わかった
お前なら
できるはずだ
お前らも
わかったな
明の言うこと
をきけ
何を
モタモタ
してる
怖じ気
ついたのか
ケンちゃん
の手
震えてた
なっ
ばっ
ケン
ちゃん!!
何か
ケン
ちゃん!!
策が
あったんじゃ
ないのか!?
!!
やおおおぉお
何だ
コイツ!!
...
えっ
急に暴れ出し
やがった!!
えっ
あ
なるほど
ぐあ
あぐ
とりあえず
この牢から
出さえすれば
一人で
逃げられると
ふんだな
我々も
甘く見られた
もんだ
行くぞ!!
連れて
こい!!
明日
あれを
見てみろ
鍵!
鍵!!
ここの鍵か!?
そうだ
はずれてる
あいつが
持っていた
はずだ!!
今の
どさくさで
ケンちゃんが
はずしてこっちに
投げたんだ
逃げられる
ぞ
奴ら
誰も気づいて
ない
これが
ケンちゃんの
それじゃ
ケンちゃんは
そのために
策だった
のか!?
暴れたの
か!?
俺は
死なねェ!!
俺はそんな
ヤワじゃねェ
へっ
ケン
ちゃん!!
2、3ヵ月は
生き抜いてやる!!
だから
俺を
助けに来い!!
あとで
助けに来い
ケン...
ちゃ...
クンちゃん!!
ケン
ちゃん!!
待ってて
くれ!!
ケンちゃん!!
待ってて
くれ!!
助けに行く!!
第二十二話
絶対助けに行くから!!
助けに
行く
オオオ
ケンちゃんは
自分を犠牲にして
絶対
助けに
行くから!!
ケンちゃん
ケンちゃん
明
お前が
みんなの
指揮をとれ
みんなか助かる
道を切り開いた
のだ
できる
はずだ
信じてる
そ
...
第二十三話
逃げよう
ああ
行こう
逃げよう
明
もう
奴らも
いなくなった
ハッ
これ以上
モタモタしてると
陽が昇っちまう
駄目だ
届かねェよ
ロープがあった
だろ手足を
縛っていたヤツ
あれをつなげて
長くしよう
よしっ
ふ
出られる
ついに
ここから
出られる!!
ポンお前
右手
大丈夫か?
大丈夫か?
やっ!?
触るな
忘れるんだ
ポン
お前が座れ!!
お前が一番
役立たずだ!!
いいか
ポン
今は
生き抜くこと
だけを考えろ
今夜のことは
忘れるんだ
いいな
わっ..
わかったよ
大丈夫だ
誰もいない
んっ
階段が
ある
ここが
出口だ
明
何か聞こえ
ねェか
見張りは
二人
素手で
いけるか!?
うぁぁ
ケンちゃん
だ!!
ケンちゃんの
声だ!!
ケン
ちゃん!!
ユキ!!
ユキ
ちょっと待て!!
ハァ
バァ
何だここ?
死体置き場
か!?
ちくしょう
ユキの奴!!
げぇっ..
すげェ
臭ェよ
明ア
ちょっと
待てよ
死体は
無造作に積み上げ
られていて
一番上には
まだ新しい
女の死体があった
全部の死体が
干からびてるな
血を
吸いつくされた
って訳だな
...
ちゃん..
ケン..
ハッ
ハッ
コポ
んッ
コポ
コポ
!!
ケンちゃん
だ!!
ケンちゃん
だ!!
!!
あああ
ああっあ
ケン
ちゃん!!
ケンちゃ
ケン
ちゃん!!
駄目だ
人数が多い
今
助けにいったら
みんな犬死にだ
ああ
駄目だ
あ
ケンちゃんを
助ける為には
まず
俺らが
生き抜くんだ
行こう
さっきの
出口の見張りを
倒すんだ
大丈夫か
明
明日
みんなの
指揮をとれ
今はまず
生き延びること
行こう
みんな
お前なら
できるはずだ
そうだろ
ケンちゃん
第二十三話
もうすぐ
外だ
第二十四話事選定
大丈夫か?
明
ああ
見張りは
倒した
脱出するぞ
!!
脳味噌が
出るまで
完全に
頭を潰して
コイツに
声を出されると
まずい
西山頼む
咳まれんなよ
ガッ
フガ
ガガッ
ブガガガカガ!!
ポス。
ポス。
ポタッ
行こう
外だ!!
外だ!!
とにかく
なァ明
奴らの
いない所まで
急がないと!!
態勢を
立て直してから
具体的には
ケンちゃんを
助けに戻るって
言ってただろう
何か考えが
あるのか?
ああ
でもあの場合
ノコギリ一本じゃ
助けらんない..
いや...
ない..
けど
お前の
兄貴は
どうだ
お前の
兄貴に
助けて
もらおう
いるんだろ
この島に
俺らは
この島や
村人について
何も知らねー
でもお前の兄貴は
2年前からずっと
この島で生き延びて
いるんだろ
だったら
何でも知ってる
はずだ
無理だよ
生きてるか
どうかも
わかんねェし
なァ
だいたい
居場所が
わかんねェ
とりあえず
あの山の頂上に
行って
この島を一望
してみようぜ
何か
わかるかも
しれないだろ
もしかしたら
お前の兄貴の
居所だって
逃げたぞォ!!
バァ
まったく
加藤と煙は
高い所が好きって
言うか...
何て言うか
何だよ
それ!
殺し
村の仲間を
逃げた!!
人間が
逃げ出した
兄も
脱走したぞォ!
用えぞォ!!
わンわ
走れ!!
やばい
よ!!
明!!
!!
散れ!!
大丈夫だ!!
コイツらは
視力が弱い!!
バラバラに
逃げて
かく乱
させるんだ!!
みんな
後で
あの山の
頂上に
集まるんだ
んっ
んッ
必死で
走りながら
僕は
兄貴のことを
思っていた
本当に
兄貴は
この島に
生きているの
だろうか
第三十四話、
ガ
第二十五話事務の中
ハッ
んっ
大丈夫だ
逃げ切った
...
...
ちくしょう
体中が
痛ェ
...
ゲコッ
水だ!!
水だ!!
水だ!!
はい
水だ!!
ああ
生き返る
さすがに
まだ誰も集まって
ねェよな
みんな
後で
あの山の
頂上に
集まるんだ
ちょっとここで
疲れをとってから
行くか
お前の
兄貴に
助けて
もらおう
兄貴が
この島の
そりゃ
会えれば
百人力だけど
ふァ
何処かに
いる...
助けに
来い!!
あぁあああ
後で
助けに来い!!
あぁああ
駄目だ
こんな所で
モタモタ
してられるか
んッ
ハッ
無理か
水を入れる
物がねェ
ハッ
せめて
あいつらに
水くらい
持ってって
やりたいけどな
...
兄貴...
こんな島で一人
吸血鬼に囲まれて
んっ
2年もだぞ
無理だよ
!!
生きてる訳
ないよ
ハーー
感づかれたか
ハッ
ピオッ
2人か?
...
なっ
!
つめ切り..
お
ありがたい
今頃
明の奴
何やってんの
かな
大学いって
彼女でも
できてねェかな
チッ
水が
きれたか
近くに
水の湧いてる
池が
あったな
誰か
来る
誰か!!
いる!!
ハァ
ハァ
十五話
第二、
第三者
完
予告
そして
明の兄が合流した!!
彼岸島-第四巻
吸血鬼から最も恐れられている男、
満月の夜、友を救うため
ついに明たちは反撃に打って出る!
そこで待ち受けていたものとは!?
preseniedby
また、松本光司
松本光司
逆襲の第四巻
ご予約はお近くの貴店へお早めに!!
予備・本社五三円高別」発行ノ賃貸せ
二〇〇三年晩秋発売予定!!
ください。
あなたは、この本を読んで、どんな
感想をおもちになりましたか。
編集部では、この本についての読者
このみなさまのご意見をおまちしていま
このつぎには、とんな作家のどんな
漫画を読みたいと、お考えですか。や
シマガネC」にしてほしいと思う作品
がありましたら、「読後の感想」とあわ
せて、左記あてに、どしどしお知らせ
東京都文京区音羽2ー12]の
議談社「ヤンダマガジン」編集部
「郵便番号112!8001
【ヤングマガジン2003】年第16号〜第21号、第25号
〜第28号の掲載分を収録しました。
ヤンマガKCは
ヤンマガKC
がんじま
彼岸3島
2003年7月4日、第1副発行
著者松本光司
定価はカバーに表示してあります。
発行者五十嵐隆夫
発行所株式会社講談社
東京都文京区音羽2ー12-2
郵便番号11218001
そしてはこの
豊国印刷株式会社
N.D.C.726
印刷所
製声株式会社国宝社
©松本光司_2003年
本書の異新規写コピーは変化権法上。の例外を除き、難じられています。
渡す本・部下本は購入費用名を明記のうえ、小社雑誌業務部にお送りください。送料
小社員提にてお取り替えします。電話のおあああ。なお、この本についてのお願い
合わせは、ヤングマガジン複雑部みてにお願いいたします。
Printedin,Japar
話題言えそも
編集部(03)5395-3461
販売部(03)539513608
図書印刷株式会社
ISBN4-06361143-