「彼岸島」まま「第」

C9979、¥552E_(0)

講談社定価・本体35円(税別)

雑誌42536-98

15日N978-4-06-367996

絶賛発売中

...

ひゃんっ、

被災...岸・島・ニーキ・

...

はぁ...

松本社同

...

...

...

王様

iKe

ひどいんじゃ

それは...

...

...

松本先司

ニキモ

...

978:063617986

11月11日-19:9979005528

雑誌42536-98

SBN978-4-06-3617986

C9979\552E〈O〉

講談社/定価:本体552円(税別)

ぶつがんじま

あの

そうか...

これも

彼女

ひゃんじゃ

馬鹿

「私は元司と

松本尖司

とに

【】

ポンひがんじま

...

これも

う、あーあ、あ、は、はっはっ、あ、はっ、はぁ...

このメマで...

...それでも、

......

......

ああ......

第二百大...

海尾樹小

俺はそうだ。

そして、そこで

近山の肌の味

また、黒黒い、白根

南犬、上、歯科

...

それでも、

わーっ

クレー

皆さんは、

第二十百大トークル、また

...

...まずはこちらの

......

第二百大...

あっ...大きな人間

第二百大十九話

斧神との

戦いが終結し

我々人間は

FOXYLADY

...

吸血鬼から取り戻した

温泉の村にて

休息を取る事にした

ゲケッ

おっ明

本日の主役が

目を覚ましたか

今みんなで

メシ食ってんだけど

どうする?

動けねェなら

持ってこようか?

どうなった

んだ?

ン?

よく覚えて

ないんだ

芹神との戦いは

どうなったんだ?

俺はアイツに

勝ったのか?

負けたのか?

......

どうだろうな

お前は斧で殴られて

気を失ってたけど

まァ師匠が来て

うまく追い払って

くれたから

みんな助かったよ

......

そうか...

ちょっと待てよ明

何へコんでんだよ

俺は負けた

のか...

俺は...

俺は結局

倒されたのが

お前のおかげで

みんな死なずに

すんだんだぜ

みんなお前に

感謝してんだから

さあ元気出して

メシ食おうぜ

どこ行くんだよ

明!!

豚汁

冷めちまうぞ!!

どいてくれ

なっ

負けた...

負けちまった...

くっ

ちくしょう、

師匠のおかげで

今回は

アイツに

負けちまった

運良く

助かったけど

クソッ俺は

なんて非力なんだ

こんな力じゃ

誰も守れねェ!!

俺の力

だけじゃ

全滅していた

...

俺は今まで一体

何をやってきたんだ

明.....

悔しいか明

!!

はっ

はい

はい

何やってんだよ

クソ坊主!!

明は

怪我人だぞ!!

どういうつもり

だよ師匠!!

殺す気か!!

大丈夫か明!?

意識は

あるか!?

動じては

ならん

お前はいくら

悔しかろうと

取り乱しては

ならんのじゃ

お前は

我が軍の要

お前が乱れては

皆浮き足だって

しまう

動揺を表に

出さないよう

心がけろと

言っておいた

はずじゃ

なっ...

......

はっ

はい

!?

明!?

立てるのか!?

申し訳

ありませんでした

よろ

ウム

それで

よい

今は

しっかり休め

はい

ありがとう

ございます!!

そんなっ...

そんなの

つれェよ..

早く怪我を

治すのじゃぞ

明っ...

マジかよ...

明さん

可愛そう...

あれだけ

頑張って戦って

叱られるなんて

そんなのって

ないよ

こんな時

なんて声かけて

いいかわかん

ねェよ...

明...

全くだ

待って

くれよ...

こんな時

クソッ

ハタムッ

俺たちじゃ駄目だ

こんな時...

ケンちゃんが

いてくれたら...

ケンちゃん?

ああ

そうか

知らないのか

俺たち同様

明の幼なじみの

一人だよ

がさつで

乱暴者だけど

正義感の強い

奴でさ

何よりも明の

一番の親友だから

今はこの島で

行方不明に

なっちまって

生死も

わからねェんだ

そう..

ケンちゃんも

この島のどこかで

こんな時いたら

明を元気づけ

られるんだけど

生きてて

くれたらなぁ

ケコッ

ケンちゃん...

乗れよ俺の

ジミヘン号

ちくしょう

ケンちゃんに

会いてェよ

この村を手に入れた

事によって

やりましょう!!

残る敵の村は

あと一つ

すぐに次の村を

攻めるんだァ!!

いや

それはまだ

できない

そこを

取り戻したら

次はついに

本陣である

雅の屋敷をたたく

えっ

今回の戦いで

我が軍は

傷を負いすぎた

よって一ヵ月間

休息をとる

ヵ月も!?

そんなに

ですか!?

マジかよ

長ェな...

なァ

一ヵ月休むって

...そうか

そりゃ大事だ

ぜひ治して

もらわんとな

明の腕の回復を

待つって事じゃ

ねェか?

一ヵ月後!!

それまでに

なんとしても

完全に回復するんだ!!

三週間後

明さん

明さぁぁん

どうした紅葉

どうですか

腕の痛みの方は

大丈夫だよ

夜は少し

痛むけど

そんな事より

慌てて

なんの用だよ

情報が

入ったんですよ

ケンさんの

行方の

ケンちゃんの?

ケンちゃんの?

生きてた

のかよ!!

上がれ止がれ

早く

聞かせてくれ

あれから島中にいる

うちの偵察隊に

捜してもらって

たんだけど

ありがたいな

さすが紅葉ちゃん

へへっ

コホン

ついにそれらしい情報を

手に入れたのよ

ここから北の方に行くと、

大きな森があるんだけど

その森に最近

誰かが住みついた

らしいのよ

住みついた?

そいつは

人間なのかよ

うん

なんか凄く

強い人らしくて

吸血鬼を

何十体と倒して

外に積んで

あるとかって

マジかよ

ケンちゃん

しばらく会わないうちに

そんなに強くなったのかよ

凄ェ!!

さすが

ケンちゃん!!

超会いてェ!!

いやまだ

そいつが

ケンちゃんとは

限らないだろ

うん

で偵察隊の一人が

そっと小屋に

近づいたのよ

そしたら

中から本人が

歌ってるらしき

英語の歌が

聞こえてきたの

英語の歌?

FOXY

LADY♪

ってね

ジミヘンの

曲だ!!

絶対に

ケンちゃんだ!!

生きて

いたのか!!

行こう!!

その小屋に!!

ケンちゃん!!

二百五十九話

ケンちゃんに

会うんだ!!

行方不明だった

ケンちゃんの

ハァ

北にある

大きな森に

居所を掴んだ

小屋を作って

住みついて

いるらしい

生きてたのか

ケンちゃん!!

行こう!!

その小屋に!!

凄ェ!!

超会いてェ!!

ケンちゃんと

再会だ!!

第二百六十

うわぁ

マジで大きい

森だぞ

そうね

ここは

彼岸島の樹海と

呼ばれているの

普段あまり人が

近づかない所よ

この樹海に

ケンちゃん

が...

あそこに

湖があるでしょう

よし

じゃあ

とりあえず

あの湖を目指して

進もう

あそこか

遠いなァ

それに

暑ィし

まぁまぁ

小屋は

あの辺りに

あるらしいのよ

...

なんか

大きい木が

多いな

さすがは樹海

って感じだ

田中さん

どうしました?

だから

靴ぐらい履けって

言ったのに

あ痛ッ

いや..ちょっと

棘が足の裏に...

いやァ私はこの方が

動きやすいんで...

クソッ

道がデコボコして

歩きにくいな

方向感覚も

おかしくなりそう

ですね

今向かっている方角

あってますか?

大丈夫磁石

持ってきたから

迷わないよ

おさすが

文具屋!

ちくしょう

ここは磁石狂ったり

しないでしょ

ええ大丈夫

だと思いますよ

へとへとだ...

しかし

ケンちゃんに

会うのも

久しぶりだな

明の留守の間に

村が襲われてさ

その後、ここまでは

それでも、

お客様の会話をしていると思うのですが、実際の発表が発表されていました。

あの時が

最後だったよな

怖かったよなぁ

邪鬼がいっぱい

攻めて来てよ

ゴクッ

結局

村が壊滅して

ああ...

そうそう

最悪だった

みんなバラバラに

なっちゃってさ

それ以来

ケンちゃんとユキは

行方知れずだからな

信じられないよ

そうだ

この島での行方不明は

死を意味する

俺は二人の生存を

諦めていた

ケンちゃんが

生きているなんて!!

会い

たい!!

ン?

早くケンちゃんに

会いたい!!

マジかよ!!

こんな所に川!?

上からじゃ全然

見えなかったよ!!

どうしましょう

渡れないわ

ウキッ

!?

ドドド

なんだこの

猿の親子!!

どっか

行けっ!!

フギャ

......

まさか

猿に

教わるとはな

うん

大丈夫だよ

結構

丈夫だ

気を

つけろよ

川はかなりの

激流だぞ

よっ

さあ

みんなも

続いてくれ

おおっ

行くぞ!!

やあっ

!!

よっしゃ

あの運動音痴の

西山が渡れた!!

えいっ

あとは

楽勝だぜ!!

アーアアーー

つぎ

行きますよ

なんか田中さん

やけにツタが

似合ってるぞ

確かに

ふんっ!!

タッ

うし!!

先を

急ごう!!

湖だ

目標地点に

着いたぞ!!

!!

どうした

しかし

どこにも

小屋なんて

ねェな

!!

なっ

うわあああぁ

なんだアレ

気持ち悪ィ!!

これ全部

吸血鬼の

死体ですね

すべて

ヒモで吊るして

......

頭部だけ

真ん中にまとめて

あります

ちょっと待てよ

吸血鬼の死体

って事は

これ

人間がやった

ってのか!?

こんな

不気味な事

ケンちゃんが

やったってのか!!

そういう事に

なるな

人間ったって

この辺りには

ケンちゃんしか

いないんだぜ

そうとしか

考えられない

吸血鬼の

奴らを

なっ..

なっ

どうして

こんな事を...

挑発して

おびきよせる

為だろうな

そんな

危ねェ事して

どうするんだよ!!

知らねェよ!!

どうしち

まったんだ

ケンちゃん

ケンちゃん!!

何故

こんな事を...

一体何を考えて

いるんだ!!

...

ヘンヤッ

ヘンヤッ

よし

これで

いいだろう

次の

吸血鬼は

何か情報をもって

いるかもしれん

もう

何匹か

...

...

...

狩りに

行くか

消息不明だった仲間

ケンちゃんの行方を追って

!!

俺たちは

彼岸島の樹海に入った

なっ

なっ

気持ち悪ィ!!

吸血鬼の死体が

吊るしてある!!

まさかこれ

ケンちゃんが

やったのか!?

こんな

不気味な事!!

そうとしか

考えられない

吸血鬼の

奴らを

挑発して

いるのか?

そんな事して

どうすんだよ!!

知らねェよ!!

どうしち

まったんだ

ケンちゃん!!

一体何を考えて

いるんだ!!

第二百六十

しかし

この湖の辺り

ったって

ケンちゃんの小屋

なんてねェぜ

確か

小屋の近くに

吸血鬼の死体が

山積みにしてあるって

言ってたよな

ン?

ン?

死体だー

吸血鬼の

死体の山です!!

あの辺りに

ケンさんの小屋が

あるはずです!!

明さん

こっち!!

ン?

下を見て

ください!!

でかしたの

偉い田中!!

よく発見したな

ケンちゃんが

何を考えているか

会えば

わかるはずだ!!

早く

会いたい!!

よし!!

行こう!!

ケンちゃんに

会いたい!!

!!

吸血鬼

二匹か...

フッ

こんな時

お前なら

楽勝なんだ

ろうな

この辺りだよな

俺ら吸血鬼を

殺りまくってる

人間がいるのは

世界の

ふざけやがって

身体中の血を

吸いつくしてやる

!!

なっ

なんだ

この罠は!!

そんなっ

ちきしょう

相棒が

死んじまった!!

例の人間の

仕業か!!

ブッ殺す!!

出て来や

がれ!!

!!

痛ェ

ちくしょ

痛ェ!!

きっ貴様

吸血鬼は

この程度じゃ

死なないはずだ

もっとも

動けもしないが

人間の分際で

生意気な!!

殺すぞ

この野郎!!

死にたい

のか

八つ裂きに

してやる!!

首を落とされたく

なかったら

わめくん

じゃねェ

くっ

ちくしょ

ちくしょ

人間め

黙ってろ!!

聞きたい事が

ある

正直に答えて

もらうぞ

なっ何ッ

意識が

薄れる中

ユキという

女の行方を

捜している

髪の短い

人間の女だ

お前たちが

さらっていく

ところは見た

さあ

答えろ!!

どこに

連れさった!!

知らねェよ!!

そんな女の事

何も知らねェよ

チッ

この

役立たずが!!

クソッ

どれだけ

さぐっても

ユキの居所が

いつかめねェ

ちくしょう

みんな

どうしてんだよ

明...

加藤も西山も

生きてっかなァ

助けてェェ!!

くっ

ユキがさらわれる

現場に

俺はいた

ケンちゃん!!

ユキを助け

られなかった

俺のせいだ!!

こんな所で

休んでられるか

吸血鬼狩りだ!!

次の奴こそ

何か知ってる

かもしれん!!

ケンちゃん

は...

留守か...

ちきしょう!!

どこか

出かけたの

かな

まぁでも

ここで待って

いれば

帰ってくるんじゃ

ないかしら

小屋を見つけたのに

本人がいねェなんて

ツイてねェな!!

そりゃそう

だけどさ...

なんか

拍子抜けすんな

何か

メモがあるよ

この汚さは

確かに

ケンちゃんの

字だ

この正の字は

なんだ?

倒した吸血鬼の

数か?

!!

明ッ!!

ケンちゃんの目的

わかったよ!!

メモに

書いてあった!!

アイツ一人で

ユキを捜して

るんだ!!

ユキを?

どうもユキの居所を

聞き出す為に

ここに吸血鬼を

おびきよせてるらしい

んだ!!

その為に

奴らの死体を吊るして

挑発してたのか

やったァー

!!

ちくしょう

信じてたよ

一瞬頭がおかしくなっる

たのかと思ったけど、

よかったやっぱり

ケンちゃんは仲間だよ!?

!!

なんだ!?

俺の小屋の前に

誰かいるぞ!!

何言ってん

だよバカ

ケンちゃんが

おかしくなる訳

ねェだろ!!

明...?

...

ケンちゃんを

捜しに来た我々は

留守か...

彼の小屋で

帰りを待つ事にした

ケンちゃん

どこ行ったん

だろうな

!!

なんだ!?

俺の小屋に

誰かいるぞ!!

何言ってんだよ

バカ

ケンちゃんがおかしく

なる訳ねェだろ!!

第二百六十二話を樹

えっ...

明....?

まさか...

待てよ

落ち着け

そんな...

ありえねェ

だろ

間違い

ない...

生きてやが

った...

アイツ...

生きて

やがった...

加藤も...

西山も...

信じらんねェよ

みんな生きてる

なんて...

早く帰って

来ないかな

ケンちゃんに

会いてェよ

バカ野郎

俺だって

会いたかったよ

へへっ

なんか

照れくせェな

おォー

みん.....

もしかしてさ

ン?

ケンちゃんの奴

もうユキを

助け出してるかもよ

ユキ

ケンちゃん!!

ユキ

助けてェェ!!

まだお前は

捕まった

ままだ!!

俺がついて

いながら

ン?

アイツは

連れていかれた

今何かあっちで

人の声が

しなかったか?

さあ

駄目だ!!

今は

会えねェ!!

まだユキの居所すら

つかめてねェのに

アイツらに

のこのこ会う訳には、

いかねェ

明お前と

会うのは

ユキを助けて

からだよ

辛いけど

お互い男だ

ここで

甘える訳には

いかねェからな

ン?

ユキ

どうした明

一瞬人の気配が

したんだけど

いや

気のせいかな

もう消えちまったよ

必ず助け出す

からな!!

おかしいな

例のおたずね者の

人間がここに

いたはずなんだが

まだ焚き火が

燃えている

この近くに

隠れているはずだ。

ちくしょう

吸血鬼の奴ら

俺を狙って

こんな大人数で

きやがった!!

枝が折れそうだ

頼むから

もってくれ!!

なあ

麓の倉庫に

閉じ込めてる

人間どもが

いるだろ

あの中に

いい身体の女が

いたんだよ

髪の短い女で

わんわん

泣いててな

明日雅様の屋敷に

運ぶ予定のか?

ああ

短髪の女?

まさか...

「明助けて」

とかって

叫んでいたな

ユキだ!!

早く助けに

行かなきゃ!!

クソッ

でも今は

動けねェ!!

ついにアイツの

居所がわかった!!

今夜

帰ったら二人で

こっそり

あの女

輪姦しちま

おうぜ

!!

ちくしょう

殺してェ!!

このっ

落ち着け

今すぐ

このデブ野郎

ブッ殺してェ!!

今はなんとか

隠れきるんだ

そして

コイツらを

やりすごしたら

いやその女を

犯るのは

無理だよ

なんでだよ

すぐにユキを

助けに行くんだ!!

だってあの

人間どもには

見張りに

邪鬼がついてる

からな

雅様への

献上品だから

邪鬼!!

だが今しか

チャンスはない

俺たち下っ端には

手が出せないって訳さ

邪鬼がいては

太刀打ちできない!!

雅の所へ

運ばれる前に

助けなくては!!

明...

アイツの力を

借りれば

ユキを

助けられる!!

もう

俺ひとりでは

よし

どうする事も

できない

ン?

いたぞ!!

あの人間だ

くっ

大丈夫

殺せェ!!

ラじゃうじゃ

いやがるぜ!!

だが

この森は

俺の

縄張り!!

明の所まで

逃げ切ってやる

へっ

へへへっ

お前にまた

会えると思うと

笑みがこぼれ

てきやがる

ユキの居所が

わかったんだ

力を貸して

くれ!!

私二百六十。

...

第二百六十三話

遅いなァ

ケンちゃん

ったく

早く会いたい

ってのによ

どっかでクソでも

してんじゃねェか

まった

くだ

何やってんだよ

ケンちゃん

早く帰って

来いよ

待ってろ

お前の元へ

待て貴様!!

くっ

人間の分際で!!

なんとか

こいつらを

大勢追って

来やがる!!

振り切ら

ないと!!

殺してやる!!

身体中の血を

吸いつくしてやる

大丈夫

この森は

俺の縄張り

逃げ切れる!!

囲むぞ!!

左右に

分かれろ!!

!!

観念しな

小僧

俺が嬲り殺しへ

てやるぜ!!

ふざけんなよ

この野郎は

俺が撲殺すんだ!!

弟の仇だ

!!

!!

掴まえた!!

俺が

いただきだ!!

!!

なっ

なんじゃ

こりゃ!!

罠か!?

よしっ

誘い込ん

だ!!

うおおおぉおお

ヤバイぞ!!

気をつけろ!!

ちきしょう

これじゃ迂闊に

動けねェ!!

この一帯

罠だらけだ!!

いけるぞ明!!

あと一息だ!!

何か明さん

嬉しそう

ですね

そりゃ

そうですよ

もうすぐ

一番の親友と

会えるんですから

フフッ

なんか見てる

こっちまで嬉しく

なりますね

いつもこんな感じで

いられたらいいのに

ケンちゃん

早く

会いてェよ

早く帰って

来いよ

ノおおおぉぉぉ

危ねェ

危ねェ

傷だ

どっかの枝で

こすったのかな

こんな所から

血液感染したら

最悪だからな

感染して

ハッ

くだらん

いつ想像しても

気分悪くなる

さて

俺が吸血鬼化

しちまったら...

よし

これで大丈夫

この崖の下に

ハァ

待ってろ明

明たちが

いる...

もうお前とは

目と鼻の先だ

確かあの辺りに

飛び降り用のネットを

張ったはずだが

結構

高いな

マント野郎

こんな所に

いやがった!!

チッ

仕方ねェ

いたぞ!!

ままよっ

頼む!!

ネットに

ひっかかって

くれ!!

ァおおぉぉぉおおお

ハサッ

あの野郎

自殺しやがったぞ

なんだよ

面白くねェな

スタントマンに

向いてっかも

俺...

...とにかく

逃げ切った

誰もここまでは

追っては来まい

さあ明

もう会えるぜ

へへっアイツ

どんな顔するかな

おっ

見えてきたぞ

ホタッ

なんだよさっき

崖の上から

投げた首じゃ

ねェか

死んでるくせに

ビビらせ

やがって

!!

ポタッ

えっ

しっしまった、

、っ

吸血鬼の血が

目から体内に:

身体が熱い

身体が...

マジかよ...

マジかよ...

明たちを

目の前にして...

そんな...

感染しち

まった...

俺感染しち

まった...

あー

ちくしょう

早く

会いてェな

フフッ

遅いな

ケンちゃん

早く

来ないかな

第三百六十三議

〜〜

ホタッ

ホタッ

!!

やべェ

しまった!!

吸血鬼の血が

目から体内に!!

感染しちまう

身体が熱い...

身体が...

くっ...

明たちを

目の前にして...

ウィルスに

そんな...

感染しち

まった...

若干西山の血の味

......

明...

明...

俺...

一体

どうなっち

まうんだ...

早く

ケンちゃんに

会いてェなー

早く帰って

来ないかな

なんかもう

結構近くにいる

気がすんだけどな

ったく

ケンちゃんは

昔っから

遅刻魔だからな

ああ

早く来い!!

もう

待てねェよ

適当な事

言うなよ!!

しかし

夜の森は

冷えますな

そうね

いいじゃん

一緒に行こうぜ

ったく

明は?

俺もいい

加藤

連れション

行こうぜ

嫌だよ

俺ァさっき

したし

なんだよ

みんな

つれねェな

いいって

一人で寂しく

出してこいよ

フフーーン♪

フンフン♪

あるう日♪

あるう日♪

森の中♪

森の中♪

野郎だけなら

小便くらい

どこでも

できんだけどさ

!!

紅葉ちゃんが

いるからな

さすがに

隠れて

しなきゃな

えっ

誰?

マジかよ

死んでんのか

生きてんのか...

やべェか?

!!

動いた!!

敵だったら

みんなに

知らせた方が...

...

血......

血.....

えっ

この声は!?

!!

よろ

!!

ケッ

ケンちゃ...

血.....

血.....

なっ

嫌だっ!!

やめてくっ...

あああぁぁ

助け..

ショコロ・

...

誰か

ああぁ...

なんだ俺...

何してんだ?

えっ

わかりましたが、

そんな...

ちくしょう

ママジかよ

気がついたら

俺西山の血を

吸ってやがった!!

最悪だ!!

なんで

こんな事に

なってんだ!!

口の中に...

血の味が

オエッ

オエエエェッ

すまねェな

西山

許してくれ

人間の血を

吸いたいという

衝動しか

覚えていない

知らぬ間に

襲っていた

俺は..

吸血鬼になっち

まったのか...

自分の意思では

どうしようもない

201

くっ

まだ西山が

生きてたから

よかったけど

次は誰かを

殺しちまうかも

しれねェ

なんでこんな事に

なっちまったんだ

こんな姿になっち

まった以上

クソッ

もう立派な牙が

生えてやがる

もう二度と

みんなには

会えねェな

いや

駄目だ

会うんだ

俺は

ユキを

助けるんだ!!

ケンちゃん!!

ユキを助ける

為に

明の力を

借りに来たんだ

助けてェェ!!

何が

あっても

諦める訳には

いかねェ

ユキの居所を

知っているのは

よし

明たちに

正体を

知られては

まずい

俺だけだ!!

吸血鬼だという

事を隠して

アイツらに

会おう

みんなでユキを

救い出したら

よっ

その後は

自決するなり

なんとでもなる

大丈夫

バレや

しないさ

興奮して

目が赤黒くなったり

しなければ大丈夫だ

あっ

おっ

ケンちゃん!!

やっと帰って

来たよ!!

超嬉しいぜっ!!

変わってねー!!

へっ

まぁな

なんだよ

その格好

脱げよ

暑苦しい!!

ウルセェな

いいんだよ

俺ァ今

これが気に入っ

てんだよ

どうしたん

だよ

大丈夫か

西山は?

ああ

倒れてたんで

連れてきた

どうせ小便中に

足でも滑らせ

たんだろ

コイツは

運痴だからな

そんな事より

急いでくれ

居所が

わかったんだ

え?

ユキが

捕まっている

すぐに

助けに行こう

なんと

しても

ユキを

救い出す!!

わかった

案内

してくれ

吸血鬼に

なってしまった

まさか

仲間を襲って

血を吸って

しまうなんて

なんて事だ

このまま

死ぬ事も考えたが、

そういう訳にも

いかない

最悪な事態に

なっちまった!!

ユキの居所は

俺しか知らない

なんとしても

アイツを

助けたい!!

正体を

隠してでも

明たちに会って

力を借りる!!

赤黒い眼

いや、それは...

第二百六「五話

頼む明

力を貸して

くれ!!

わかった

救出に行こう

案内

してくれ

...ハハ

凄ェよケンちゃん

ユキの居所を

つきとめたなんて

急がないと

明日には雅の屋敷に

運ばれちまう

さすが

明だ

頼れる男に

なりやがって

ああ麓の倉庫に

閉じ込められている

なっ

よし

すぐに

発とう

西山は気を

失っているけど

どうする?

この小屋で

休んでてもらう

しかないな

紅葉

一緒に残って

西山の世話を頼む

まかせて

さあ

ケンちゃん

その倉庫とやらに

連れて行ってくれ

よし

行こう

ユキ救出に

出発だぜ!!

気をつけ

ないと

興奮して

目が赤黒くなったら

みんなに

バレちまう

コイツらに

正体を隠して

いるのは

心底

辛い!!

救出が

すめば

だがユキを

助け出すまでの

辛抱だ

秘密を抱えたまま

こっそり姿を

くらますんだ

てめェこのガキ!!

ふざけやがって

片手じゃねェか!!

くっなんだ

この人間!!

動きが速くて

まったく

見えねェぞ!!

ちくしょ

来るなッ

こっちに

来るなッ

くうコイツ!!

化け物だ!!

強い!!

どうすりゃ

いいんだ!!

吸血鬼になって

心底実感する

とんでもない

明の強さ!!

明が敵じゃなくて

ホント良かったよな

ハハ

そうだな

!!

ケンちゃん!!

危ない!!

くっ

てめェ

アガハ

キャッ

うわっ!!

なんだ

コイツも強エぞ1

えっ?

凄ェじゃねェか

ケンちゃん

なんて

パワーだ

そうか

これが吸血鬼の

腕力か!!

人間だった頃の

数倍の力が出る!!

よし

明ッ!!

来い

雑魚ども!!

どこからでも

かかって来やがれ!!

ハッ

ケンちゃん

頼もしい

じゃないか

お前たち

一気にいくぞ!!

なめやがって

クソ人間

どもめ!!

我々の恐ろしさを

教えてやるんだ!!

ポタッ

しいいい

助けてくれェェ

これでひとまず

この場は

片づいたな

さあ

先を急ごう

凄ェよ

二人が組むと

ハンパねェな

結局恐ろしさを

教えたのは

明さんたち

でしたね

てめェ!!

人間め!!

ふざけやがって

なんだコイツ

腰が抜けてる

くせに

よく

吠えるな

!!

え?

お前...

え?

なんだお前

その目は!!

俺と同じ

吸血...

どうした

ケンちゃん

大丈夫か?

ああ

危ねェ危ねエ..

興奮しすぎたな

落ち着け

落ち着け

さあ急ごうぜ

時間がないん

だからさ

ああ

ついて

来てくれ

ゆっくり

呼吸を整え

るんだ

ちくしょう

これじゃ怖くて

おちおちみんなと

目が合わせらんねェ

ハーー

この倉庫に

ユキがいんのか

見張りが五人

こりゃ

楽勝だな

...!!!

バカ

油断するな

邪鬼も見張りに

ついてるらしいぞ

邪鬼がかよ!!

その辺の暗がりに

潜んでいるかも

しれん

気を抜くな

ハァー

ユキ

無事で

いてくれ!!

みんな

いいか

突入

するぞ!!

第二百六十五話

第二百六十六話

この倉庫に

ユキが捕まって

いる

見張りは

五人

あと邪鬼がいる

可能性もあるん

だろう

ああ

気を抜くな

ユキ

無事で

いてくれ

よし

突入しよう

なんだ

コイツら

中の人間どもを

助けに来たのか?

ハそりゃ

助けたいだろ

この倉庫には

人間の若い女だけを

集めているん

だからな

いい所に来たよ

お前たち

雅様への

献上品だ

ちょうど

新鮮な血が吸いた

かったんだ

!!

なんだ今の!!

ハッ

このガキ

只者じゃね..

ふざけ

やがって

ガッ

!!

人間ごとき

がっ!!

ちきしょう!!

なんだコイツらね

クソ

強ェぞ!!

やっ

ヤベェよ

オイ!!

解き放たれた

邪鬼が

ン?

邪鬼使いが

殺されちま

った...

暴走しち

まう...

!!

わあああぁ

たああ

加藤

来い!!

隠れるんだ!!

ひええ

放せ!!

放してくれェ!!

いいいじいじぃいい

クエエェェェエ

逃げた吸血鬼を

追って行ったぞ

よし

今のうちだ

倉庫の中へ、

入るぞ!!

それでも、それはそうですが、

...

...そうだな..

中は結構

広いんだな

ここに

ユキが...

よし

捜そうぜ!!

ユキ..

バカ

大きな声を

出すな

邪鬼が戻って

きたらどうする

ゆっくり

忍び足で

進むんだ

ン?

人間の

血の匂いが

するぞ

何言ってんだよ

何も

匂わねェぞ

匂う!!

かなりの

量だ!!

俺の身体は

吸血鬼化

している

人間の皿の匂いには

特に敏感なんだ

オイどうした

ケンちゃん

触んなッ!!

血が欲しい

血が...

おさまった

『ん

大丈夫か?

ああ

すまんな

行こう

なんとか発作を

抑えこんだ

この大量の血の匂い

どういう事だ?

ちくしょう

ユキが心配だ

ううっ...

うっ...

ヒック

女の泣き声が

するぞ

近くに

人間がいる

ユキか?

いやわかんねェけど

大勢の女の声だ

ううっ

今日はおまえられませんよ

フガッ

フガッ

...

ううっ

そんなことを言っているのですが、それはそういうことで

そういえば...

フガ

フガッ

いた!!

捕まった

女たちだ!!

ユキは!?

ユキはどこだ!?

シッ

可哀そうに

こんなに縛られては

身動きひとつ

できないだろうに

ポタッ

そうだなぁ...

...

それはそれだけの

...

ああ、そうですかぁぁ...

おまえはお母さんのおそういえば、そうだったのですが...それはそうですか

これは、これまでの

それでは、これまではないでしょうがないのですが、

また、これまでの

ここでは、ここまでも大事なことをしていますので、

それでもないですけど、

それはそうですか

お客様のお客さまには、

それはそういうわけではないでしょうか。

...

...

そう言ってもらえませんが、

それは...

...

...

...

...

ううっ

フガッ

邪鬼だ...

フガッ

もう一匹

いやがった

のか...

二百六十六話

ううっ...

フガッ

...

フガッ

いた

フガッ

ポタ

ポタ

捕まった

女たちだ!!

!!

うううっ

第二百六十七話

ここまでのアプリケーションでは、

そして、このようになっていたのですが、そんなことはありませんでした。

私の

ううっ

ゲタ

シュウ

フガ

邪鬼だ...

フガッ

こんな所に

もう一匹

いやがった...

来い明!

隠れる

んだ!!

えっ

ドンッ

危なかった..

なんとか

気づかれずにすんだ

怖ェよ...

ちくしょう

怖ェよ...

それでも、そんなことを

仕方ない

ユキを捜すのは

あとまわしだ

まずは捕まっている

あの娘たちを

......

ううっ

うう

全員

逃がそう

モタモタしてると

みんなアイツに

喰われちまうからな

!!

...そうだな

だがあの邪鬼は

どうする?

フガッ

フガッ

...

...

...

ブホッ

やべェ

あの邪鬼

もう次の女を

喰うつもりだ!!

ブボッ

やは

やは

ブガップガッ

ひいい

くっ

そういうことで、

それはそれだけでもないのですが...

そういうことですから、

それにしても、それはそうですが、

それではないでしょうか。

それでも...

それにしても、

それはそうですね。

それは...これまではないのですから、このままでもありません。

...ああぁぁぁっ!!?

それはそうですか

それでも...

...

明ッ

ケンちゃん!!

ギャア

!!

コイツは

俺にまかせろ!!

女たちを

頼んだぞ!!

それでも

...

わかった!!

よし

加藤!!

オッサン!!

行くぞ!!

キキキ

はい

おうっ

ううっ

フガッ

ブボッ

ケンちゃん

この女たち

どうやって檻から

助け出すんだよ

そうだな

錠がかかってて

開かねェよ

鍵なんか

持ってねェぞ

どうしようか

.....

俺は吸血鬼化

して

もしかしたら

こじ開けられる

かもしれん

えっ?

数倍の腕力を

手に入れた

んん.

なっ

何やってん

だよ

無理だって、

あああ

!!

おあああ

マジかよ

凄ェ!!

これなら通れる!!

サイコーだぜ!!

さて

他の檻は

どこだ

よろっ

これで全員

檻から

出したな

いいぞ

明の奴

うまく邪鬼を

ひきつけてくれてる

出口まで

安全だ!!

みんな

走れっ!!

外に出られる

光よ!!

“光だわ!!

いや、いいじゃないけど

...

あーっ!!!おまえはお兄ちゃんのお兄さんはそういうことになってください!!

そうですね。そういうことはありませんが、

そういうことで、

それでも、

それでも...それでも、これまでの

はいはい、いいですか

それはそうですね。それでも、これからもうちょっとしていましたが、それでも、これまでの

それはそれでもないのでしょうか。それでも、それは...

それでもいいのかわからないのですが、それではなく、そんなことを言っているのですが、ここまでは

それはそういうことはありませんでしたが、それではないのですが、

それでも...

それでも...

そういうことですから、それではないのですが、

そして、それはそれぞれの

いやいや...

それでも、

...

それでも、

それですかわかりませんでしたね

それでも、それはそれだけではないでしょうがないのですが...

それでも、それは...

それでも、これまではないでしょうか。それでも、それは自分ではないのですが...

それはそうですね

...

それでも、これからもうちょっとしていますが、それではないのですか

それはそうですね。これからもうちょっと

それでも、それでも、

それでも...ここではないのですが、

そうですね。これまではありませんでしょうか。

それでも、それでも、

それではないのですが

それはそうですが、

それでも、

なっ

それでも、

そういえば、

最悪だ!!

そんなっ

もう一匹の邪鬼が

戻って来た!!

キャア

嫌っ

また、ここでは、

...

...

あなたはい

いいんいいい

逃げ場がねェ

殺される!!

ケンちゃん

おおおーっ!!

おまえは...

コイツは

邪鬼だぞ

俺に太刀打ち

できるのか

女たちを

頼んだぞ!!

ったく

明の奴

簡単に言って

くれるぜ

え?

ケンちゃ...

来い

デカブツ!!

俺が

相手だ!!

第二百六十七話

ギャー

それでも、

クレージ

ひぃぃぃいい

逃げ場が

ねェ!!

第二百六十八話

みんな

殺される!!

!!

ケンちゃん

!?

みんなを

守るには

俺がやる

しかない

来い

デカブツ!!

俺が

相手だ!!

いや...

...ああっ!!今日は今朝は午前に出席したか???

...

なっ

イエイエット

無茶だよ!!

...

はあっ

...!!!

...そうだね。おまえは

だから言った

じゃねェか!!

...

そんなっ

ボッ

ケンちゃん!!

バカ野郎

ハアー

よかった

そう簡単に

くたばって

たまるか

生きてた!!

やっぱり邪鬼は

クソ強ェ!!

だが吸血鬼化した

この身体なら

少しは

戦っていける

はずだ!!

なんとしても

ここで

喰い止める!!

そうだなんだけどね...これまではないのですが、

ケンちゃん...

やばいよ!!

このままじゃ

ケンちゃんが

殺られちまう

明ッ!!

助けてくれ

ちくしょう

無理だ!!

明は遠くで

もう一匹と

戦ってるよ!!

早く倒して

こっちを手伝っ

てくれよ明!!

うおおお

えっ

みんな

喰われちまうよ!!

そして、

ふんっ

おおおぉぉ

凄い!!

邪鬼に立ち

向かっている!!

...おおお

カギャアア

斬る!!

この化け物を

斬り刻んでやる!!

斬る!!

ケンちゃん!!

ゴボッ

くしょう

何か他に

武器は!?

この鉈じゃ

短すぎる!!

えっ

嫌アフ

コラッてめェ

バカ邪鬼!!

どっち向いてんだ

相手は俺だって

言ってんだろ!!

助けてェェ

ぴいぃいい。

それはそうですか...

痛い痛いっ

あああ誰か

誰かあああ。

ボリ

くっ

ひいいいぃいい

あああ駄目だへ

全滅だ!!

ちくしょう

この短い刃じゃ

どうしようもねェ

このまま一人ずつ

喰われていくんだ!!

何か...

何か

武器になる物が

あれば...

!!

これはまだまだアイテムではないのですが、それはそうですか

...

...

...お兄ちゃんはいいんですよね

はあ...

それは何もしなかったんでしょうかないですか?

これは自分がどうしてもいいんだけど...

なんだこれ

クレーンか?

これだ!!

よし

動かそう

スイッチは

どこだ!?

そうかここは

倉庫だからな

これを邪鬼に

ぶつけてやる!!

これか!!

くっ駄目だ!!

嫌アアアァ

!!

急がないと

電気が

通ってねェ!!

次々に犠牲者が

出ちまう

ちくしょう

どうすりゃ

このクレーンを

動かせるんだ!!

ひいいい

怖ェよォ

怖ェよォ

何やってんだ

ケンちゃん...

まさか持ち

上げる気か!?

絶対に

無理だよ!!

今なら

できる!!

吸血鬼化した

この身体なら!!

ふんっ

...んんん

嘘...

うおおおぉおぉぉ

信じらんねェ

持ち上がった

殺す!!

あの化け物を

殺す!!

あああぁぁ

なんて

こった!!

さらに

投げやがった!!

ギ!?

らえええ!!

第三百六十八話

ふんっ

ぎぎぎぢぎぎひ

無理だよ

ケンちゃん!!

そんな重てェの

持ち上がらねェよ

んあぁあああ

マジかよ...

ふんっ

殺す!!

これであの

化け物を殺す!!

ギ!?

いえええぇ

第二百六十九話

当てた!!

凄ェ!!

よし

やったぞ!!

キャー

えっ

ケンちゃん

危ない!!

くっ

なんだアイツ

まだ生きてるのか!?

そんなっ

不死身かよ

この化け物!!

いいしい

キャア

大暴れだ!!

コイツ

手がつけらんねェん

よろ

えっ

きゃああぁ

...

倒れたぞ...

やったー

!!

...殺った

のか?

動かねェ

コイツ

完全に死んだぞ

凄ェよケンちゃん

邪鬼を倒しやがった!!

へっ

自分でも

信じらんねェよ

もう一匹は?

うおおおぉおお

明が戦っている方は

どうなった!?

ハァ

バキアアア

倒したー

やったよ

ケンちゃん!!

うおっ

あとは

この中から

ユキを捜せば

さすが明!!

これでこの倉庫の

邪鬼は全滅だ!!

えっ

ン?

なんだよお前

見てんだよ...

......

ケンちゃん

え?

その目...

!!

やばい!!

落ち着け

落ち着け!!

どけっ!!

加藤に

見られた!!

目の色を元に

戻すんだ!!

なんだよ

あれ?

普通だ

うおっ

なんだ?

目の錯覚か?

ケッ

ケンちゃん...

え...

もう一度顔

見せてくれよ...

バカな事

言ってないで

ユキを

捜そうぜ

見られたのが

加藤でよかった

うまく

ごまかせた

俺が吸血鬼で

ある事は

バレたらもう

緒に行動は

それは...

絶対に秘密だ!!

できないだろう

せめてユキを

助けるまでは

ユキはいたか?

いや

ユキー

ユキー

人間のふりを

させてくれ!!

倉庫中を

捜したが

それでも、

それでも、

それは...

それはそれだけど、

これは...こういう

...

...

結局

ユキはどこにも

いなかった

ちくしょう!!

ユキを助ける為に

ここまで来たのに

ガセだったの

かよ!!

くっ

あっ

あの...

捜している

ユキさんは

ショートカットの

女の人ですか?

!!

そうだ

知って

いるのか?

はい

多分そうだと

思います

多分って...

ユキと何処で

あったんだ?

さっきまで

この倉庫に

一緒にいて

ずっとみんなを

励ましていました

大丈夫よ

望みを捨てないで

絶対に助けが

くるから

私は

信じてるの

明と

ケンちゃん

って

私のヒーローたちが

助けに来てくれるって

そんな...

無理よ...

ユキ...

さっきまで

ここにいたって

外に連れて

いかれました

ユキだ!!

その女は

絶対にユキだ!!

今は何処にいるか

わかるか?

外に?

はい

一時間ほど前

何かこの森に

強い人間が現れた

とかって

吸血鬼たちが

慌てだしまして

逃げようと

二台の荷車に

入るだけの人間を

乗せて

俺たちの事か...

そういえば

ここに来る途中

殺り損ねた敵が

いたな

アイツらが

報告したのか

「足先に雅の屋敷に

向かったようです

その中にユキも

いたって訳か

結構な時間が

たっちまった

ちくしょう

クソッ!!

遅かった

のか!!

いくら急いでも

今からでは

追いつけまい

もう駄目が!!

大丈夫

ですよ

追いつけ

ます

えっ

荷車で出発したと

言いましたよね

はい

だとしたら平坦な

道がないと通れない

この先は崖が多くて

奴らは迂回せざる

を得ません

我々

我々は崖を越えて直進

すれば追いつけます。

!!

出発だ!!

急ぐぞ加藤!!

よし

それなら

いける!!

間に合う

かも!!

え?

しいいいぃい

なっ

ギヮ

...

どうしたん

だよ...

何俺の後ろに

隠れてんだ?

加藤...

......

ガキガキング

駄目なんだ...

ケンちゃんが

...

怖いんだよ...

は?

赤黒い目を

見てから

駄目なんだ..

そりゃ単なる

見間違いなん

だろうけど

何かケンちゃんから

人間じゃない生き物の

気配がするんだ...

......

加藤の奴

何気に鋭いじゃ

ないか

何バカな事

言ってんだ

ありえねェよ

そんな事より

急ごうぜ

追いつけねェぞ

そうだよ

訳わからない事

言うなよ

おかしいぞ

加藤

そうだよな

俺..変だよな...

いつまでも

隠し通せまい

よし

急ごう

でも足が震え

ちまって...

早くユキを

救出しないと

敵の荷車を

襲撃だ

第二百六十九話

彼岸島

々ぎろうも

だが道中

ユキの行方を追って、.急ぐ明たち。

正体がバレてしまう。

ついにケンちゃんの

仲間が吸血鬼化したことを

知った明は....!?

このところで、このことがあれば楽天市の

第二十八巻○九年秋発売予定!!

予価「五人〇円税込」発行/講談社

した。

〈ヤングマガジン2008年第16号〜第50号、第52号、

2009年第1号〜第6・7合併号の掲載分を収録します。

淡なお、お送りいただいたお手紙・おハガキは、ご記入

いただいた個人情報を含めて「著者にお渡しすることがあ

リますので、あらかじめご了一解のうえ、お送りください。

ヤンマガKC係

講談社「ヤングマガジン_編集部

東京都文京区音羽2ー12-2

〈郵便番号]12l&001/

あなたは、この本を読んで、どんな

感想をおもちになりましたか。

編集部ではこの本についての読者の

みなさまのご意見をおまちしています。

このつぎには、どんな作家のどん変

漫画を読みたいとお考えですか。「ヤン

マガネC」にしてほしいと思う作品がある。

りましたら、「読後の感想」とあわせて、

左記あてに、どしどししお知らせください。

落丁本-乱十木は購入書店名を明記のうえ、小社業務部にお送りください。送料、このように、こういう

社員担にてお取り替えします。電話のお客様の窓の「なお、この本についてのお問い

合わせは、ヤングマガジン編集部あてにお願いいたします。

◎松本光司2009年

本書の無断規なコピーは著作権法は本当の例外を除き、禁じられています。

印刷所図書印刷株式会社

製茶所株式会社国宝社

発行所株式会社講談社

東京都文京区音羽2ー12-2

郵便番号11218001

電話

著者松本光司

発行者五十嵐隆夫

定価はカバーに表示してあります。

009年7月6日

ヤンマガKC-

彼岸島s7

ISBN978-4-06.361798-6

編集部(o3)5395!?461

販売部(03)539513608

講談社

●第1刷発行

Printedin.dapan