...

sHoxyに

今年のうちに、11・冬日祭の

...

ISBN4-344-80022-2

C9979¥540E

雑誌「54240-28歳

完価:「本体540円」十税

発行=幻冬舎ユミックス

発売=~~~!!発売ェ幻冬舎

以降、

@lexe日_原

気が好きなコミックス

●ひっじ

絹景

Copylipyris

第1話

第2話

第3話

第5話第6話

第3話第4話第5話第6話

...

羊の群れに

紛れた狼は

さみしい牙で

己の身を裂く

少しでもなく、

.....

母さんだ...

そう...

亡くなる四〜五年前に

撮った写真だ

そしてこの

赤ン坊は...

お前の

姉さんだよ

いつまで

寝てん

だよ

あれ...?

いや...

ぜんぜん

あれじゃ

ねーよ

メシ時だぞ

チャイム鳴ったの

知ってた?

その体勢で

よく熟睡できる

よなオマエ

なーんか

最近さ...

ダルイっ

つーの?

なんかこう?

イマイチ体が

さ...

あーそーゆー

時はよーめー酒

でも飲んでさ...

じゃ

なくて

あーなんか

食欲なくて

なん

マジ

なの?

あれ

オマエメシ

そんだけ?

ちゅー...

そーいやー

オレの姉キも

そんなコト

言ってたなー

まーあっちは

受験でだけどな

今日あた

り2年は

三者面談

とかじゃ

ねー?

いや...

オレ大学

行かねーから

やだよなーアレ

カンベンしてって

カンジ

お前オヤとかに

進路のこと話してる?

え.....

そーなの?

いーじゃん

遠慮しなく

たって...

そーも

いかねーよ

だってホラ

知ってんだろ

ウチ......

いくら

親父の友人

たって血縁関係

皆無なんだぜ

やっぱさ

...

おじさんは

お前のこと

養子にする

つもりで

いるんだろ?

よくわかんね

おじさんも

何も言わ

ねーし

そうかも

しんないけど

オレもべつ

にききたく

ねーから

お前の

親父さん

今何してんの?

さあ.....

もともと医者

だから

どっかで開業医

でもしてんじゃ

ないか?

もう随分

会ってない

んだろ?

ああ.....

お袋死んで

からだから

もー十何年

くらい会って

ねーし

何か事情が

あんの力も

知んない

けどさもー

どうでもイイって

カンジ

ああっ

なんか人生

感じちゃうなー

チクショー

いーなー

そーゆー特殊な

家庭カンキョー

連ドラ

野郎って

呼んで

えー

とゆー

ところで......

以上HR

終わり

日直は

日誌つけて

もってくる

こと

帰ん

べえよ

あわり

今日部活

やってくわ

......

ま.....

頑張ってや

るせっ

あれ?

なん.....

誰も来て

ないじゃん

べつに

帰んなくたって

いーじゃん

帰るか

あ:ごめん

そんなに

びっくりした?

高城くん

歩いてくの

見えたから...

ずっと後

ついてたの

よーかい

べとべとさんか

あんた...

どしたん

その手

...?

ああこれ

さっきPナイフで

切っちゃって

保健室で

手当てして

もらったのさ

今日

誰も

来てない

の?

そうみたい

でもいつも

こんなもんよ

先生も

めったに

来ないし

さー

コーヒーでも

飲む?

入れてあげるよ

...

なるほど

凶器だわ

コレ.....

エンピツ

削れる

もん

まっ赤だ

なんで

ビンやカンが

まっ赤っ赤

なんだ?

この絵の具

ちょっと入れた

だけなのに

きれいな

色だったから

買ったんだけど

失敗

だったな

みんな

赤くなっちゃって

収拾がつかなく

なっちゃった

どーしたら

もとにもどる?

しょーがないよ

染まっちゃっ

たんだもん

もう

もどらないよ

え...

もどん

ないの?

こーなったら

無理

八重樫は

美大に

行くのか?

しょーが

ないから

この絵は

あきらめて

張り換えて

やりなおそう

行け

たらね

高城

くんは?

なーんも

考えて

ない

八重樫は

滅多に笑わない

無愛想な

ヤツだ

一年の

うちから

考えること

ないよ

だから

好きになった

のかもしれない

高城くん

部活しに

来たんでしょ

何か

やんないの?

え?

そーいえは

高城くんが

絵描いてるの

見たことないよ

何で

美術部

入ったの?

テキトーに

暇そうだから

...

ユーレイ

きめこむ

つもりなら

入んなくても

いーじゃん

何でも

よかったんだ

まっすぐ

家に帰らなく

ても

いいようにさ...

今頃

反抗期か?

じゃ

なくて

八重樫

それ.....血か?

え......?

あ.....

何だろ...

絵の具かも

どっちかな...

あ...

いや...

血......

キライ?

キライス

ちょ..

大丈夫?

そも

あ...

ご.....

ごめん

へーき

だから...

保健室

行く?

いや...

準備室の

ソファーで

いーや

―......

どしたんだろ

俺.....

男は女よか

血に弱いって

ホントだな...

あんな

ことで...

...

姉さん?

覚えて

いないかも

しれないが...

お前には

一つ違いの姉が

いるんだよ

千春ち五、

おじさん

姉さんは

今どこに

いるの?

父さんと

暮らしてると

思う...

体の弱い子

てね......

砂.....

父さんは体の弱い

姉さんが心配

だったんだ

父さんと...

お母さんが亡くなって

男一人で幼い子供二人を

育てる自信が

なかったんよ...

家族で

暮らしたのは

たった3年間

だった

父さんがいて

母さんがいて

あの古い家に

住んでいた

縁側が

あって

あの部屋では

いつも女の子が

寝ていた

病気だから

そばに行かない

ようにと

言われていた

父さん母さん

以外にこの家に

自分の

知らない

人間がいると

いうことが

庭には

井戸があった

何だか

怖かったんだ

生きてたか

あーよかった

夢見た...

小さい頃の夢

最近よく

見るんだ...

うー......

寝ちった...

どんな?

そーゆーのって

熱とかある時に

見るけど...

高城くんやっぱ

熱あんじゃ

ない?

今日は

もう帰った

方がいいよ

八重樫

は?

そーすっか

なぁ

うーん...

あたしはもう

ちょっと...

キャンバス

張り換えて

帰るよ

じゃ

お先

おだい

じに

―......

うん...

明日も

来る?

笑った...

ーーーッッッ

あの家は...

小学生の

頃...

一度だけ

見に行った

ことがあった

まだ

あそこに

あるんだ

ろうか...

俺たちが

住んでいた頃の

面影はなく

庭は荒れていた

その時...

もうここには

父さんは帰って

こないんだと

感じた...

そして...

自分は預けられ

たんじゃなく

父さんに

捨てられた

ということも...

何て今更

こんな事

思い出すんだ

あの...

夢のせいだ

そうすって...剣丞長..!?

三羽末工す大阪

何してんだ...

こんなこと

して何に

なるんだ

でも...

あるわけ

ないか...

それなら

それでいい...

...

あるじゃん...

表札も

そのままだ

誰?

......

庭が...

手入れして

ある.....

草が...

あなた...

誰?.....

あ...

えと...

お.....

ぼくは.....

この家の...

きみこそ

誰なんだ?

あたしも

この家の

ものよ...

え...

そういや...

こんなん

だったっけか...

懐かしい?

え...?

コーヒーカップ

コしかない

から湯飲み

だけど

あたし...

覚えてた

のね...

う...

うん...

これが

あの写真の

女の子...

俺の姉......?

.....ぜ

来たの?

え?

...な...

何故って...

来ちゃいけない

みたいだな...

思い出した

んだよ...

何故ここへ

来たの?

でも...

この家がまだ

在るなんて

思って

いなかった

...

この家は

父さんが維持

してたのよ

小学生の頃

一度来た

きりだった

から.....

あ...

あんたこそ

ここへはよく

来てるのか?

あたしは

ここに住んで

るのよ...

帰って

来たの?

父さんは...

死んだのよ

半年

前に...

じゃ父さん

も......

な.....

聞いてない

そんなの

そんなの

おかしいよ

どうして教えて

くれなかったんだよ

どうして...

俺は息子じゃ

ないか

聞いて

ないよ...

そう...

父さんの

ことは...

江田の

おじさんに

話したのよ

俺は:小さい頃

江田のおじさん家に

預けられて...

父さんの顔も

今じゃはっきりとは

思い出せない

だから...

だから

もう他人も同然だ

と思ってる

別に死んだって

悲しくも何とも

ないさ

俺は

捨てられたも

同じだからな

だけど...そんな

大事なこと黙ってる

なんておかしい

じゃないか

おじさんは

俺を本当の

息子のように

よくしてくれるよ

あんただってそうだ

この家に帰って

きたのに何故俺に

黙ってるんだ?

みんなで

俺に何か隠してる

みたいだ

そうじゃ

ないのか?

でも...

あたし止め

たの...

だって...

ここは家族の

思い出の

場所だから.....

父さんね...この家を

売ってしまおう

としたの...

父さんにして

みればここは母さんの

においがするから

辛かったのかもね...

一度も

帰ろうとは

しなかった

風が

やんだみたい

ね.....

一砂...

あなたは

捨てられ

たんじゃない

父さんを

恨まないで

父さんは

あなたの事を

江田のおじさん

から熱心に

聞いていた...

あたしたちの事を

あなたにしゃべら

ないように

言ったのも

父さんなの...

どうして...

......?

―......

高城というのは

母さんの姓なの

代々

高城の人間は

まっとうな人生は

送れないのよ...

あなたには

普通に生きて

欲しかった

からよ.....

母さんも

そうだった...

だって

高城の一族は

吸血鬼の

家系だもの

...???

はい

お早う

おばさん

なあに...

今朝は

早いじゃない

朝食

できてるよ

なんか

目が覚めて飲む?

ちゃってさ

コーヒー

ミルク

いっぱい

入れて

おじさん

は?

カタッ

さあ...

まだ寝てるん

じゃない?

今日休みだから

あーなんか

最近残業

ばっかで

やんなるわ

......

あなた

進路調査表に

就職希望って

書いたんだって?

あんたも

もうすぐ

中間テスト

じゃない?

一秒

......?

うん

ん?

あなた

まさか

遠慮なんか

してるんじゃ

ないでしょうね?

確かにうちは

そんなに裕福

というわけじゃ

ないわ

だけど

あなたを大学に

行かせる

余裕くらい

あるのよ

あたしたちは

そのつもりで

いるんだから

他人行儀なこと

考えないで

ちょうだい

ちがうよ

おばさん

オレ......あんま

ベンキョー

好きじゃないし

......

だから...

......えっと

...

大学行っても

何やりたいか

わかんないし

今日

帰りは?

そうね

遅くなる

力も.....

一砂

あ.....もう

行かなきゃ...

夕食は

新さんと

食べてて

タベ

新さんとも話して

たんだけど...

あたしたちは

あなたさえよければ

本当にうちの子になって

欲しいと思ってるの

もちろん

すぐにとは

言わないけど

考えておいて

欲しいの...

母親としての

性能はあまり

良くないかも

しれないけどね

じゃ

行って

きます...

おはさんは

何か

知ってるん

だろうか...

吸血鬼の

家系

なのよ...

何言って

んだって

カオね

ふん...

...ふ.....

ふざけんなよ

人が真剣に

聞いてんだ

そうよね

こんな事

突然言われ

てもね...

ちゃんと

答えろよ

だから

ちゃんと

答えてん

じゃないの

ま.....

もっとも

吸血鬼ってのは

たとえだけどさ

あんたの顔

見てたら

からかってみたく

なったのよ

遺伝性の

血液病.....

とでも言うのかな

血液内の成分を

定期的に補給

しないとダメなの

だから

吸血鬼だって

言ったのよ

そうね...

でも...隠す

必要が

あったのよ...

そんな...

深刻な病気

なの.....?

それにしたって

隠すような

事かな...

問題は

そんなとこに

あるんじゃない

問題は...

これは

高城の人間に

ある一定の

確率で

出てくるの

身体なら

治す事も

可能だろうけど

血そのものが

欲しく

なるのよ...

これはいわゆる

心の病ってヤツ...

あるいは首筋に

かみつきかねない

かもね......

一砂

あ...

おじさん

お早う

学校

遅れるんじゃ

ないのか?

夏子

さんは?

もう

出たよ

今日は遅く

なるってさ

そうか

おじさん

ん?

行って

きます

すげェ

寝ぐせ

お?

ん.....

どうした

おじさん...

父さんから

何か連絡

あった?

い...いや...

特に無いが...

あいつもどこで

何をしてるやら...

しかし.....彼は僕を

信頼してるから...

君のことも

安心してまかせて

いられるんだよ

きっと...

父さんに

会いたい

か?

ううん

べつに...

ただ

聞いて

みただけ...

気にしないで

一砂

その.....

夏子さんも

言ったかも

しれないか...

...うん.....

ありがと

おじさん

.....

君の進路に

関しては

僕達に遠慮なんか

しないで

君のしたいように

して欲しいと

思ってるんだが...

おじさんは

ウソを

ついたのかな...

いや...

あの女が

ウソをついてる

のがも...

それにしたって

もっと

マシな...

でも

一砂...

あなたは

捨てられ

たんじゃない

おじさんは

友人なのに

父さんの事を

しゃべりたがら

ない...

父さんを

恨まないで

おじさんが

ウソをついてる

なんて...

思いたく

ない...

じゃあ...

母さんは

その病気のせいで、

死んだの....?

そうね......

精神も

肉体も

蝕まれて

ね.....

な...

何が

おかしい

んだよ

べつに...

ただ...

でも

そりゃ

そうよね

あんたが

なんにも

知らない

から...

みんなで

あんたには

知られない

ようにして

きたんだから...

でも...

あたしには

関係ない

のよ...

だってそうでしょ

姉弟ったって

そんな実感

無いでしょ

一緒に

暮らしたのは

たった三年間だし

あんたのことを

弟だと認める間もなく

愛情も沸かないまま

離れてしまった...

だから

ほとんど他人よ

あんたも

そう思うでしょ

父さんは

無事だったあなたに

普通の人生を

送ってもらいたかった

んだろうけど

だから

こうやって

しゃべってる

のよ

信じようと

信じまいと

勝手だけど

あたしは

あなたにそんな

愛情もないし

そんなやさしい人間

でもないの

どっちにしろ

あなたの今の

生活には関係

ないことよ

忘れた方が

いいんじゃ

ない?

帰って...

もうここには

来ないで

あたしも

吸血鬼よ

話はこれで

終わりよ

どう

気が済んだ?

これで

わかったでしょ

父さんが何故

あたしだけ連れて

家を出たか...

あんた

それが

知りたかった

んでしょ

何するか

わかんないわ

あれ

高城くん

してんの?

.....

そんなに

家に帰りたく

ないの?

え...いや

そういう

わけじゃ

いや...

何かボーッと

してた...

だって

言ってた

じゃん

いや...だって

今日も来るって

言ったし...

高城くん

モデルに

なってよ

カタ...

モデル...

オレが?

あ...かたっくるしく

考えないで

ただイスに

すわって本でも

読んでてくれる

だけでいいから

あたし人物

弱いからさ

あ...イヤなら

いいんだけど...

え...

べつに

イヤじゃ

ないよ

じゃ...

そこすわって

そう...

もちょっと

体おこして...

OK

白い...

そういえば

あの女も

透けるように

白かった

......

まるで

病人

みたいに...

もう

考えるのは

やめよう...

あの女の

言った通り

俺には

関係ないんだ

え......

高城くん

疲れた?

少し休む?

うん.....

まだ平気

だけど...

時間は?

描きあがる

まで

つきあうよ

明日も

来てくれる?

平気

高城くん

て.....

ヒマ

そぉ.....

今日は

元気そうだね...

よかった

え?

やさしいと

言え

しかし

なっさけねー

ちょっと血

みたたけで

だって昨日

すごい気分

悪そうだった

から...

あ...

ああ

そっか...

前は

そんなこと

なかった

んだけどな

顔色も少し

悪い感じが

するよ

ああ...

最近ちょっと

貧血っぽ...

まさか.....

吸血鬼の

家系なのよ...

高城くん?

まただ...

昨日と同じ

この感じ...

あたしも

吸血鬼よ

何するか

わかんないわ...

高城くん

また気分

悪いの?

保健室

行く?

...さか...

まさか...

高城くん!

高城くん!

高城くん

ほ...

保健の先生

呼んでくる

......

大..丈夫...

だから...

だ...だって

そんなに気分が

悪いなら...

何だろう

この感じ...

ただの鎮血じゃない...

ちょっと

目まいが

しただけだよ...

少し眠り

たい...

このまま

しばらく

横になって

れば...

高城家は

吸血鬼の家系

なのよ

そして幼い

あたしをつれて

この家を出た

父さんは

発病しなかった

あなたを遠さけた

姉弟といっても

ほとんど他人よ

あたしたち

そう...吸血鬼

みたいなものよ...

あなたの為

だったの...だから

父さんを

恨まないで...

あたしも

吸血鬼よ...

何するか

わかんないわ

とにかく...

今のあなたの

生活には関係の

無い事よ

もうここには

来ないで...

まさか...

......なんか

こんな場面は

前にもあった

ような...

あ...ハンカチ.....

なんか...マクラも

作ってくれて

サンキュ...

10分くらい

眠ってたけど...

うん.....

だいぶよく

なった...

なんか...ホント

高城くん最近

顔とか青白い

よ......

一度病院

行った方が

いいんじゃない?

気分は

どお?

...

ごめん度々...

熱は

ないの?

あ...だっ

大丈夫

あ...

今日はもう

帰った方が

いいよ

ゴメンね

つきあわせて

あ...

明日も

来るよ

......?

無理しなくて

いいよ...

あ...

ち...

違うんだ

さっきのは...

え?

話せば

長くなるし

......?

あのさ

俺...

言っても

信じてくれない

がもしれない...

何?

いや...

俺.....

何でもない...

やっぱり

今日は

帰るよ...

ごめん...

明日も

来るから

ホント...

........

これは...

ただの貧血

なんかじゃない

あの女の

言った事が

本当だとすれば...

もしかしたら

俺は...

確かめよう...

もう一度

あの家に

行って

......?

何か

用?

もうここには

来ないで

あ...

もう

来ないでって

言った筈よ

もう一度......

話を聞きたいと

思って...

今度は...

こっちの話も

聞いて欲しい

んだ.....

聞きましょ...

...入って.....

着替えて

くるから

居間で待ってて

この家で

過ごしたのは

たった三年間

だった...

物心ついた頃には

既に両親の姿は

無く

今の

おじさんと

おばさんが居た

二人とも俺を

本当の息子のように

可愛がってくれた

それでも

時々思い出す

この古い家と

縁側に座って

いる

母さんの

横顔.....

ぼんやりと...

どこか寂しそうに

ただ一点を

見つめている

あの時の

母さんは

何を見て

いたんだろう

電気くらい

つけたら?

ああ...

これ...

私いつも

家では

こうなの

父さんがね...

和服の好きな

人で...

子供の頃から

着せられて

たから...

.....で

話というのは

何なの...??

......?

これも

母さんの

お下がりよ

...あ.....

お茶も

出さないで

なんだけど

......?

これから

人が来るから

手短にお願い

その前に...

聞きたい事が

.....君の

言った事が

本当なら...

し.....

親戚の同じ病を

持った人間は

今...

居ないわ

母さんや君の

他の...

みんな

死んじゃった

もの

病気を苦にして

自殺した人も

いれば

人間ってしぶとい

ようで素外

もろいものよ

精神面での

ダメージには

特にね...

精神的疲労から

別の病気を

引き起こして

死んだ人もいる...

貧血のような

目まいの後

襲ってくるどす黒い

感情...

あなたには

わからない

でしょうけど

血が欲しくて

たまらなくなる

あの感覚...

最期は

みんな

発狂して

死ぬのよ

父さんはいつも

言ってた自分が

母さんにして

あげられたのは...

身体の

治療だけ

だった...って

身体が

治ればその

黒い物も

消えるんじゃ

ないのか?

...

......そうかも

しれない...

だけど治療を

続けていても

とても長い年月を

要するの.....

その間にも

黒い物は

徐々に大きく

なってゆく...

大抵の

人間は耐え

られないわ

げ...現代の

医学なら

これは

高城家の

奇病なの

だから...

何とか

なるんじゃ

ないの?

つまり...

過去の

臨床例が

無いから解明

されてないのよ

危険な

人間なのよ

この高城の

奇病を世間に

隠す必要があると...

前に言ったけど

何故だか

わかる?

考えて

もみて

自分の意志では

どうにもできない

凶暴な感情が

潜んでるのよ

そんな

危険な人間の

存在を

........

世間が

知ったら

どうするかしら

高城家は元土族の

家柄で明治後期から

昭和にかけて

貿易を中心にして

大きくなったの...

だから...

多少の事件は

権力で握り

潰せた...

そして

病人は隔離して

体面を保って

いたの

今じゃ

思いもつかないけど

時の政府高官とも

悪意にしてた

らしいわ...

その高城家も

戦争が始まると

同時に没落

危険な

人間である

ということは

この一般社会

では弱者

なのよ

危険な存在

だと知れれば

世間はあたしに

何をするか

わからない

自分の身は

自分で守る

しかないのよ

...君は.....

理性的

だ...

へえ

そお?

俺...

それは

どうも

そんな

自信

無いよ...

気分が悪くなると

目の前が

暗くなって...

嫌悪感と...

罪悪感みたいな

ものが交互に

やってきて...

自分以外の

誰か別の...何かが

いるみたいで...

自分じゃ

どうにも

できなく

なるんだ...

どういうこと?

...自分

一人じゃどうして

いいかわからない

から.....

だから...

ここに

来たんだ...

どこ行ってる

のかしら

あの子

すっかり

冷めちゃった

わよ

せっかくの

夏子さんの

手料理

なのにな...

実に

久々の.....

なによぉ

皮肉?

遅くなる

予定が早く

帰れたから

たまには主婦らしい

ことしようと思ったのに

今日ね...

一砂に

養子の事

話しちゃった

え...

まだ早いんじゃ

ないのか?

だって...

じゃあ...いつなら

いいの?

新さんが

なかなか言わ

ないから...

僕は

もう少し時間が

要ると思うんだ

あの子には

まだ父親が

死んだ事を

知らせて

ないんだし

父親っていったって

名ばかりじゃない

あの子きっと顔も

ろくに覚えてないわよ

何故あの時

知らせなかった

の?

仮に生きて

たとしても

子供を他人に

預けっぱなしで

......

あの子は

あの子なりに

父親の事を

気にしてると

思うんだ......

......あの子

あたしたちに

遠慮して

るのよ

進路のこと

だけじゃない

いつもどこか

他人行儀なのよ

あたし...

こんな

家族擬じゃ

なくて

親権なんて

とっくになくして

るわ

あの時知らせ

なかったのは...

怖かった

んだ

“お母さん”て

呼ばれたいわ...

一砂に自分の

生い立ちや

高城家の事に

ついて聞かれる

のが.....

子供なんか

いらないって

言ったのは

夏子さんだよ

うまく話す自信が

なかったから...

自然に忘れてくれれば

と思ってたんだ...

しかしそれが

結果として

こちらの態度を

ギクシャクさせ

...そのこと

は...

一砂の不信感を

募らせることに

なってしまった

のかもな...

できれば

一生あの子に

知らせたく

ないけど...

......

いつから

......?

俺にも

可能性が

あるんだろ?

......

一月程前

から...

......母さんが

発病したのは

二十三の時だって、

聞いたわ...

だけど...

男は比較的

無事で発病しても

子供の時だって...

...俺だって

思いたくない

だけど...

自分の身体だから

わかるんだ...

なんとなくヤバイ

ことになってる

なって...

怖いんだ...

このまま

いけばいつか

きっと歯止めが

きかなくなる

あげるわ

理性が本当に

ヤバくなった時

飲みなさい

薬.....?

そう

そこいらじゃ

手に入らない

ものよ

な...

何の薬

なの...これ

...?

飲みすぎない

ように

気をつけて

さあ...

......

さっき

言ってた

お客.....?

そう

バイヤー

よ...!

こんばんわ

こんばんわ

いらっしゃい

今日は

気分は

どう.....?

最悪

......?

こちら

水無瀬さん

父さんの古い

知り合いの

方よ

こちらは

一砂

弟よ...

弟さん.....?

ええ.....

この度

感動の再会を

果たした弟よ

........

俺...

帰るよ

そうね......

遅くなって

家の人が

心配してるん

じゃないの?

うん...

......?

一秒......

あなたとっても

いい子なんですって

......?

大丈夫?

考える...

頭の中が

ガチャグチャに

なった...

俺の体に

何かが起こって

いる

それは

確かな事だ

そして

その何かは

ただいま

おかえり

遅かったのね

美術室で

倒れた時...

はっきりと

感じた

おそらく

彼女の言う

黒い物...

彼女の

言う事が全て

本当だと

すれば...

ご..

ごめん...

部活で...

どうしたの?

ごはん

できてるのよ

おじさんや

おばさんは

知っていた

事になる...

知っていて

俺に隠していた...

父さんの

死も...

遺された

姉の存在も

知らせては

くれなかった...

それは...

高城家の血筋が

忌まわしい

ものだと

知っているから

おじさんは

父さんの親友の

箸なのに

父さんの事を

話したがらない

理由も...

俺を

そこから

遠ざけよう

としたのか

なの?

え..

な...なに?

何ぼんやり

してるの?

あなた最近顔色が

悪いけど大丈夫

なのって言ったの

え..

そお......?

平気だよ...

な...何ともない...

そお......?

なら

いいん

だけど...

......

もし...

おじさんは

究病の危険性を承知で

俺を引き取って

くれたのか...??

新さん

いや...

父さんに置いて

いかれた俺は

俺の病気の事を

おじさん達が

知ったら

どうするだろう...

男の子は

比較的無事で

その

危険性は無いと

思ったからだ...

発病しても

子供の時

だって...

もし...

病気の事が

知れたら...

一砂どうしたの

ボーッとして...

さっきから?

なんでも

ないよ...

一砂?

そうそう

あんたに電話が

あったのよ

ごちそうさま

え...?

八重樫さん

ていう女の子

別に用事は

無いって

言ってたけど...

なんかとても

声の細い

おとなしそうな

コね

う...

うん.....

電話して

あげたら?

藤谷健男

八重樫

世田谷区上野毛

世田谷区深

03(37

世田谷区砧

だけかもな...

また心配させる

こんな状態じゃ

無理しなくて

いいよ

大丈夫?

しっかりしなきゃ

あの男...

何者なんだ...

あと

どれくらい?

あと少しだよ...

...電話で

言ってた一砂くん...

初めて見たけど

あまり

似てないん

だね

退屈......

何か話して

あのこは......

父さん似なのよ

きみの父さんが

たびたび

話してたっけ

会いたかった

ろうな...

...

しょうがない

じゃない...

だから

あなたのこと

息子みたいだって

可愛がって

たのよ...

先生は

立派な医者だ

今でも尊敬

してるよ

子供の頃

先生に命を救って

もらわなかったら

僕は医者になろうと

思わなかった...

いくらその

命の恩人の

頼みだからって

その娘の

面倒まで見ることは

ないと思うけど...

これは僕の

意志でやってる

ことだ

おじさんは

関係無いよ

何度も言ってる

だろう

父さんが

死んだ時......

何故

死のうとした

あたしを

止めたの?

こんな体のまま

生きてきたのは

父さんが

居たからよ...

父さんには

あたしが必要だった

からよ...

今となっては

もう生きてる

意味なんか

無いわ...

あたしは

一砂に高城家は

吸血鬼の

家系だって

言ってやったの

だって

そうでしょ

体の中に

吸血鬼を

飼ってるみたいよ

普通の生活も

送れない

未来に希望も

持てない

それでも

生きている

なんて

こっは

滑稽よ!

君を必要と

しているのは

先生だけじゃ

ない...

僕は...

先生とは

違う

僕は...君を

誰かの身代わりに

なんかしない

あの時から...

僕は君が

必要なんだ...

...

その時の傷を

治しもせずに

いるなんて

どうかしてるわ

そうかも

しれない...

針が抜けるわ

ねえ...

薬...

頂戴

もう

なくなった

のか?

一砂にあげたの

あの薬は

あまり頻繁に

服用すると...

ちがうの

何故...

あのこも...

やっぱり

高城の人間

だったのよ

それじゃ...

あのこ...

とても苦しそう

だったから...

それが...

わかるから

つい...

いけなかった?

あまり

合法的とは

言えない

からな

そのへんはうすうす

判っているみたい

だったけど...

まだ...

状況をうまく

のみ込めて

ないみたいなの

一砂くんに

全部しゃべった

のか?

そうよ

傷つけて

やりたかった...

同じ両親から

生まれたのに

なんであたし

だけ...って...

無理も

ないわよね

つい昨日まで

普通に暮らして

たんたもん

再会した日に

みんな

しゃべったわ

その時はあのこ

発病してるとは

知らずに...

何にも知らずに

のうのうと

生きてる弟が

憎らしかったの

あのこが発病

してると聞いて

あたし...

どうしていいか

判らなかったの

だから...

ねえ...

どうしたら

よかったの

かしら...

あの薬は一時的な

もので根本的な

解決にはならない

僕もあまり使いたく

ないんだが今は

仕方ない

彼に本当の

事を全部

話したのなら...

あとは彼の判断に

任せるしかないん

じゃないかな

......?

深入り

する気なんか

無いわ...

何にしても

これは彼と

彼の家族の

問題だ

君は

あまり深入り

しない方が

いいと思う

むしろもう

会いたくないわ

だって...

あのこ

父さんに似てる

んだもの...

ん...

その時...

夢の中の俺は...

彼女の胸の中で

不思議な程

安らぎを

感じていた

夢の中の俺は

彼女の腕の中で

安堵していた

母親に

抱かれている

子供というのは

こういうもの

なのか.....

俺には

わからない

彼女は

やさしかった

おかしな

夢だった

千砂は確かに

母親似だが

性質は全く

逆なように

思える

権高に

俺を見据える

彼女の鋭い眼は

俺を強張らせる

ばかりて

母親の面影には

ほど遠いものの

箸なのに

明日遅くな!!

お兄ちゃん

お弁当士!とても

いつも

通りの朝

いつも通りの

学校生活...

自分だけが

他と違って

いる

俺は...

こんな日常の中に

居ていいのか?

いつ...また

あの黒い物が

来るかも

しれないのに...

あいつに

あやまら

なきゃ.....

もうモデル

てきないって

もうここにも

来るのよそう

あの夢は

正夢かも

しれない

あれ高城

いたのか

どしたの?

......そーだけど

いや...先週の

油絵俺

提出してなく

てさ.....

来ないかも

しんない...

ヤエガシサン

待ってんの?

なん

ケンカでも

したの?

いや...

そーゆーワケ

でもないケド...

なんだか

知んねーケド

謝っちまえよ

......

フケてんな

オマエ...

女相手に

意地なんか

張るだけ

体力のムダ

だぜ

あった

あった

失敗作

こっちから

折れれば

万事カイケツ

そーじゃ

ねーんだって...

いーや

メンドくせーから

このまま出し

ちゃえ

なんか知んねーけど

真っ赤になっちゃっ

たんだよなー

そーいや

お前の中学と

同じだった

田中ってヤツが

言ってたけど

昨日お前が

髪の長いスゲェ美人と

でけー家に入ってくの

見たってさ

何ゆってんの

お前に姉ちゃん

なんか

いねーじゃん

あ...

あれは

姉だよ

チキショー

隠すなよ

ヤエガシさんには

言わないからさ

そのつも

おい...

ちょ...

葉ってば

帰ろーよ

んー

あんたってば

もしかして

髪自分で

切ってんの?

どーすんの

部活行くの?

うん

どーしよー

かなー

あーもー

悩んでんなら

行けば

なんで......?

高城くん

待ってんでしょ

きっと

来てないよ

なんかさ...

高城くん最近

体調が悪い

みたいでさ

昨日も

モデルやって

もらってる時

倒れちゃって...

だから

なんかモデル

やってもらうのも

悪いかな...って...

本人もきっと

面倒だと

思ってるし...

......

それはないん

じゃない?

だったら

最初から

モデルなんか

ひきうけないと

思うよ

......でも

まだ何か

あんの?

......

だいたいさー

高城くんは

あんたに会いに

美術室に来て

るんでしょ

まさかー

だってさー

あたしたち

高城くんと

同じ中学じゃん

中学の頃から

なんとなく

そんなカンジ

あったよ

でなきゃ

絵描かないのに

美術部入ったり

部活出たり

しないよフツー

......?

あんたは

どー思って

るのよ?

...

わかんないな

でも...

なんだか

すごく...

高城くんのこと

描きたく

なったな...

あんたってちょっと

変わり者だから

そーゆー部分

欠落してんのかと

思ったけど

なんだ.....

じゃ

行けば

え?

意外とそーでも

ないんだね

なんか安心したわ

........

ま...!

こーゆーのは

リクツじゃ

ないから

え...

ちょっと

待ってよ

エミちゃん

じゃね

なんか

飛躍してるよ

なによ

行きな

さいよ

い...

いいよ

べつに

......?

帰るの?

え..

いや...

今日は

描かないのか?

...

ゆうべ

電話して

くれたのに

ゴメン...

ううん

別に用

無かったし

今日

来てないかと

思った...

昨日

明日も

来るって

言ったじゃん

じゃ...

明日も

来る?

ゴメン

俺...もう

来れない

じゃあ

もう終わりに

しよう

え...?

だから

終わり

だって...どうせ

今日中には

仕上がらないもん

あ...

えと...

言っとくけど

別に嫌に

なったとか

そーゆーんじゃ

なくて

つまり...

いいよ

つまり...

え...?

高城くんにも

予定が

あるよね

...無理して

モデルなんか

やってくれなくても

よかったのに...

ゆうべ

電話した時まだ

帰ってないって

言ってた

田中くんが

言ってた

行く所が

あるなら

最初から

言えば

いいのに

あ...

ち...

違うんだ

あの髪の長い人は

俺の姉

なんだ

あ...俺一応

一人っ子ってコトに

なってんだけど...

今の親

本当のオヤじゃ

なくて...あの...

いわゆる

家庭の事情って

ヤツで......

姉とは...ずっと

会ってなくて

その.....

......

...わかった

ごめん

あたしが聞く事

じゃなかった

何言って

んのかな

あたし...

でも一つだけ

答えて

どうして

もう来れ

ないの?

え...

......

帰る...

今日は

ありがと

八重樫......

いいよ

答えなくて

だいたい

こんなやりとりは

変だよね

高城くんは

あたしの質問に

答える必要なんて

無いんだし

でも...

あたしには

その資格があると

ちょっと自惚れて

たのかも...

ばかみたい

じゃ...

またね...

だけど...

さっき高城くんが

言った事

信じるよ...

待ってくれよ

俺.....

本当の事

言う

俺.....

笑わない女は

嫌いなんだ...

俺は...

何やってんだ...

ふっ

高城さん

あの...

物理の松本先生が

試験のプリント

取りに来るようにって

二階の物理

準備室...

そう..

わかった

ありがと...

あの人さあ

転校して来てから

全然人と

しゃべんないよね

なんか妙な

雰囲気さあ...

あるし

話かけんの

すごい勇気

いるよね

体弱いらしいよ

体育とか

出ないじゃん

......?

失礼しました

高城さん

あなた...

高城さん

でしょ?

あまり

時間はとらせ

ないから

...

そうだけど...

ちょっと

裏庭まで

来て欲しいん

だけど...

で...

何の用?

あなたと

江藤くん

どうなってるの?

あのね

単刀直入に

訊くけど

...

江藤?...

知ってる

のよ

ああ

最近

江藤くんが

あなたに

近づいてるって

..

近づいてる

ねえ...

......?

それが

あなたたちに

関係あるの?

江藤くんにはもう

つきあってるコが

いること

知っておいた方が

いいと思って

べつに彼とは

何も無いわ

江藤くんが

勝手に机に

手紙とかを

入れてるだけよ

興味も

無い

あたしだって

迷惑だわ

.....

犯人を見るような

眼はやめて

あたしは

何もしてない

だいたい

あなた...

なっ...

人に言って

もらわなきゃ

言いたい事も

言えないの?

自分で言ったら

負け犬の遠吠え

みたいで

プライドが傷つく

から?

なんであんたに

そんな事言われ

なきゃなんないのよ

...

まったく

だわ

あなたも

物好きね

くだらない

事に

あたしを

巻き込まないで

......

高城さん

か...

帰るの?

ええ

あのさ...

高城さん

転校してきた

ばかりでまだ

クラスに馴染めない

がもしれないけど

気分が

悪くなったの

先生にもそう

言っといてくれる?

あなたの事

いい意味で

興味持ってる人って

いっぱいいると

思うの...

あたしに

かまわないで

笑わない女は

姉しなんだ...

いっそ

嫌われた方が

ラクだと思った

だったら...

俺の姉

でも

あいつに

千砂の事を

弁解する事

なかったんだ

傷つけた...

誤解されるのは

嫌だった

これから...

どうしたら

いいんだろう

黒い物が

徐々に

大きく

なっていくわ

危険な

人間

なのよ

あ...

来る

何だか...

この前と

違う

もっと

強い力で

引っ張られて

ゆくような

本当に

ヤバくなった時

飲みなさい

これを

飲んだら...

とにかく

俺は...

人の居ない

所へ行こう

頭が...

割れ

そうだ...

俺は

どうなるんだ

一砂?

......?

あんた...

どうして

ここに...

バカね

どうして

薬飲ま

ないのよ

なっ...何か...

怖くて...さ

だって...

あ...

あれを

飲んだらもう...

病...気に負け

たって...ことで...

なんか

もう

元の自分に

もどれなく

なる気が

して...

......?

バカね...

本当に

父さんに

似てるわ

な...

どうしたの

飲んで

いいのよ

どんなに

あがいても

どうにも

なりはしない

のよ...

あきらめて...

こっちに

来なさい

......

こっちに

来て...

一砂......

初出

「月刊コミックバーガー11996年1月号より掲載

羊のうたQ

2002年1月24日第1期発行

2024年11月24日第2003年7月11日第

第9刷発行

まぁ日人

著と冬発伊

刃藤嘉彦

いぶん発行元たっ

株式会社「幻冬舎コミックス

〒15965年東京都渋谷区千葉ヶ谷チャックイベントは、

電話「OS(All)6431(編集)

発売元

株式会社幻冬舎

〒1514051東京都渋谷区千駄ヶ谷49-7

電話「OS(S41)162221営業)

振替60120-8-767643

印刷・製本所

大日本甲刷株式会社

検印廃止

万一、落丁乱丁のある場合は送料当社負担でお取替致しましたす。幻冬舎宛にお送り下さい。本書の一部あるいは

全部を無断で複写複製することは、法律で認められた場合を除き、著作権の侵害となります。

定価はカバーに表示してあります。

@Toune.Kai.GENTOSHACOMCS-202

ISBN4-344-80022-2C9979.Prinedin.japan

幻冬舎コミックスホームページ「http//www.gentosha-comics.net.

この本に関するご意見・ご感想をメールでも寄せていただく場合は、oomics@gorinstarasoopまで、

本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには関係ありません。

entTosinA.collCs2002

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●SUZAKU/坂本ホx藤木栗

●スカートさん/吉田殿車

●いちばんっ!!〈東城神実

●DEAD.SPACESUEZEN

●東京異間/桃原にきxか野不出美

●極楽丸/相川有●はちノ大雪師走

●れりびノともち●31RTH/11講演

●空想科学エジソンカサハラテツロー

●一応との剣ノ瀬地秀行*加倉井ミサイル

●アクア・ステップ・アップ/

田樽安武x友野講・安田ゆ

●Dr猫柳田の科学的青春

筆吉第一郎x柳田現科雄

●チョーク。竹美家らら