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原作真刈信

漫画DOUBLE-S

よからかよく

原作真刈信

ホームページについて、

漫画DOUBLE-S

第6話

二つの銃

第5話

第4話

渓谷の攻防

・owTriTe

サックとロレンツォ

1、

ゼッタの決意

103

145

たしかに銃声

だったんだな

間違い

ありません

第4話

ハインリッヒ様

ゲントが

イサックは

どこだ?

あああ

何だ

これを皆

イサックが

仕留めたのか

プリンツ

......

あっ

プハッ

イサック

生きていた

か!

イサック!

死んじゃいや!!

傷を消毒して

包帯を巻きます。

左腕の傷が酷い

なんとか

手当てできないか

外科医を

兼ねていたのは

ボルマン隊の

床屋です

ゼッタ

イサック!

気がついた!

彼がいない今

これ以上の

手当ては無理です。

釣り針と

麻糸をくれ

それに

オーパ

〈お祖父さん〉の

鍛冶道具も

頼む

わかった!

よこせ

釣り糸の先を

挟んで引っ張れ

私がやる

クフー

ロドリゴ

お前も退屈な

マインツ街道を

進むべきだったと

考えておるのか

いえ

私は別に...:

見よ

色づいたカエデと

水が織りなす

この美しい風景を

カスティリヤ

とは大違いだ

この戦...

勝てるか

お前はどう思う

もちろんで

ございます

殿下がじきじきに

ご出陣されて

いるのですから

この前は

無敵と謳われた

スピノラが指揮して

負けたぞ

たった一人の

銃士にな

偵察隊の報告を

真に受けると

www.a-zmanga.net

全速力で駆ける

騎兵を五百歩の

距離から倒している

わずかな兵と

傷だらけの城で

戦う敵は

例の銃で

私を撃って

撃退しようと

するはずだ

もし王太子の私が

スピノラの様に

戦死したらどうなる

縁起でもない

ことを口に

なさいますな

お前ら

スペイン貴族や

騎士の面目は

丸潰れだな

おめおめと

帰国できまい

そこは

傭兵とは違う

名誉をかけて

死に物狂いで戦う

ふむ

なら私が死ねば

必ず勝てる

この策も

ありが

明日明後日にも

スペイン軍が

この城に押し寄せる

最後の一兵まで

戦い抜く!

いかに選帝保

である兄君の

命とは言え

あなたも兄君同様

名門ヴィッテルス

バッハ家の

プリンツなのです

この状況下でなぜ

命を捨ててまで

戦うのですか

お前も

知っていようが

私の母は召し使い

だった女性だ

だからと

言って.....

私は

兵士の間に立って

戦うように運命

づけられているのだ

私が侯伯に

叙せられることは

ない

私が武勲を

立てる限り

母は宮廷で

安らかでいられる

それにこの運命

私は嫌いではない

ハインリッヒ様は

生まれながら

最高の戦士だぜ

けどいよいよ

終わりかもな

今度こそ

全滅なのか

なぜこちらから

打って出ない

イサック!

敵はホウバー渓谷に

入った今夜はあの

狭い谷で野営だ

奇襲をかければ

チャンスはある

今出発すれば

明日の夜明け

までには着く

スペインの

重装騎兵は

水に弱い

川沿いの狭い

場所で戦えば

きっと勝てる

渓谷の隘路なら

大軍に包囲

されることはない

正面の敵だけに

戦力を集中できる

渓谷の中ほどに

開けた場所が

あった

アルフォンソを

撃つ気か

きっと

スペインの王子は

あの広場で今夜寝る

その身体では

出陣は無理だ

銃も撃てまい

我ら全軍で

渓谷の

南側から

攻める

俺は働いて

みせる

俺には

果たさねは

ならない

使命がある

ここで死ぬ

わけには

いかない

しかしお前の

支援に回す兵の

余裕は無い

一人でも多く

兵士は攻撃に

加えたい

谷の広場を

見下ろす対岸の

斜面に俺を

連れて行ってくれ

しかし

片手では

弾込めもできまい

私がいっしょに

行くから

ゼッタ!

ダメだよ!

戦争

なんだよ!

でもここにいても

負けたらみんな

殺されちゃう

私だってまだ

死にたくない

もん

絶対に

死なない

生きて

ユートピアを

見るんだから

そうだ

ゼッタ

生きて

ユートピアへ

行き着くための

これはお前の

戦争だ

この娘の

言う通りだ

ここで

殺されるのを

待つ気はないぜ!

私イサックの

銃をピカピカにして

元通り組み立てた

のよ

鎧はオーパが

修理したわ

ね私火縄に

火を点けられるし

弾も込められるわ

ありがとう

誰かこの娘に

適当な衣服を

見つけてやれ

イサックは

撃つだけで

いいのよ

お前ら

プファルツ

戦士たちよ!

この戦争を

少女に奪われて

それで

いいのか!

冗談じゃ

ない!

いいわけが

ないだろう

これは

俺たちの戦争

だ!!

少女に

遅れを取ると

恥だぞ!

出陣だ!!

すごい

大軍だ

......

イサックはもう、

持ち場についたのか

道案内の

猟師にとって

この山々は

自分の庭同然

遅れることは

ありますまい

敵に気づかれず

奇襲をかけるのが

肝心だ

馬を

鳴かせるな

徒の兵は

後に続け

いいか

ギリギリまで接近し

我らが騎馬で

一気に駆ける

スペイン騎兵が

馬に跨る前に

突き崩す

彼らは

馬無しでは

無力だ

ゆくぞ

!?

敵襲!!

突撃せよ!!

第4話の終わり

オオオ

敵襲!

敵襲!

第5話

敵襲!

敵襲!

敵襲!

敵襲!

敵襲!

突っ込む

ぞ!

全員

私に続け!!

遅れを

取るな!!

敵戦!

敵襲だ!

うお!!

!!

敵襲!

ギャッ

うおっ

グハッ!

敵襲!

ウッ

ギャッ

ワー

ギャ

うおっ

うおっ

ギャ

スペイン

騎兵が

馬に乗る前に

突き崩せ!

甲冑が

重い騎士は

徒では無力だ!!

敵襲に

ございます!

敵襲

だと?

準備を

急がせよ

フックス

ブルクは

ボロ城とはいえ

城は城

かしこまり

ました殿下!

撃って出るとは

思い切ったな!

イサック

戦いが

始まったよ

大丈夫かしら

ねえイサック

ゼッタ

大丈夫だ

また熱が

上がってる!

大丈夫?

しばらく

待つしかない

火縄に火を

点けてくれ

わかった!

漫画が

行ける者から

応戦せよ!

よし!

行けるぞ!!

もう少し

押せば

イサックの銃の

射程の中で

戦える!!

オットー

行くぞ!!

ギャ

ウオッ

グハッ

地形が

広がりました!

敵は大軍

囲まれる恐れが

あります!!

かまわん

突っ込め!

スペイン王子を戦場

に引きずり出せ!!

あれは!!

王子の

馬だ!!

道を

開けよ

漫画が

ヴィトリア公爵

ホセ・フェルナンデス・

デ・アルメンティア

だ!

ヴィトリア公爵

だ!

公爵の

お出ましだ!!

プファルツ選帝侯

フリードリヒ五世の

少ない兵でここまで

我が軍を押しまくるは

見事

ハインリッヒ・

フォン・

ヴィッテルスパッハだ

良き敵に出会えた

神の御慈悲だ

これがあの

甲冑割りの

公爵か!

行くぞ!!

公爵!今です!!

プリンツ

ムッ

プリンツ!

...

殿下の

御出陣である!!

王太子殿下

だぞ!

これで

我らの勝ちだ!!

ここで奴を撃たねば

反撃を受け

我らは全滅だ!!

イサック

すごい立派な

馬だよ

あっ

人が跨った

あれだ

ゼッタ

呼吸を止めろ

殿下!

殿下を

守れ!!

外した!

イサックが

外した!

やはりあの

深手では

無理だったんだ!

いや

殺せなかった

のではない!

殺さなかった

んだ!

イサックの

狙いはこれか!!

イサック!!

あれは

影武者だ

側近が

助けようと

してないだろう

ゼッタ

急いで弾を込めろ

わかった!

わざと外した

のね!!

あそこだ!

あんな

遠くからか!!

どこから

撃ってるんだ!

画村

ああっ

ロ・ド・リ・ゴ!

殿下!

こちら

へ!

ひぃ

い!

うわっ

走れ!

急いで戦場から

離れよ!!

うおっ

ギャ

馬車に乗った

男は撃たなくて

いいの?

彼を撃つと

勝てない

王子が

戦死すると

家臣たちは

面子が潰れる

そうなったら

必死に戦う

だが王子が

逃げ出すと

全員が

戦意を無くす

そうかだから

あんな撃ち方を

したんだね

怖くて王子が

逃げ出すように

イサックは二度も

スペインの大軍に

勝ったんだね

二度とも

ゼッタのおかげだ

この銃で

礼を言う

少し

オンガエシ

出来たかな?

第5話終わり

ス・

イサック

これ何の

模様なの?

それは文字だ

私文字が

読めないの

日本の文字だから

読めなくて当然だ

「蓋尽」と読むんだ

意味は

自分の心と身体を

誰かのために

投げ出すことだ

献身の

ことなのね

言ったよ

初めて会った時

誰もが平等に

生きられるところ

と言ったな

ユートピア

だったか

ふん?

どうしたら

そんなことが

出来るんだ

神は無償の愛で

人間を平等に

創られたわ

神と何か関係が

あるのか

正しく

生きさえすれば

みんなが

平等になるはず、

神がいるにしては

酷いことばかり

起こると思わないか

俺が神を信じているか

自分でもわからない

まして

平等な世の中は

なおさらだ

日本もここも

戦争ばかりだ

あっ

私たちの司祭様は

「すべての物は共有だ」

とおっしゃったわ

それが神の教えだと

それなら

イサックにも

わかるんじゃない?

何ひとつ

誰かの物なんか

なくなるんだから

ゼッタ!

それを言っては

いけない何度も

注意しただろう!!

イサックもだ

神を

信じてないなどと

言うんじゃない

誰かに聞かれたら、

タイヘンなことに

なる

オランダでは

平気だった

火あぶりだよ

オランダのことは

知らないが

ここでは殺される

我々の司祭様の

ことを

口にしてはいけない

ゼッタが魔女に

されてしまうよ

農民は耕す

鍛冶屋は鍛える

イサックは傭兵だ

与えられた

仕事をする

それだけだ

我々は

領主様や司教様とは

別の生き物なんだよ

いいね

どうしたんだ

何でもない

物見の兵から

報告が来た

王子を

戦場に残して

そんなことが

許されるのが

領主騎士は

王家から領地を

保証してもらう

代わりに軍役の

義務を負う

アルフォンソは

まだこのあたりに

留まっているが

主立った貴族たちは

帰国した

だが

制限がある

年間だいたい

六十日だ

それを超えると

彼らの意思に反し

戦場に留めることは

できない

.....

王子があんな

逃げ方を臣下に

見せたんだ

愛想を

尽かされても

仕方あるまい

しばらく平穏に

済むかもしれんな

......

これも

イサックの

おかけだ

はい殿下

ロドリゴ

地図を持て

フックスプルク城が

落ちないのは

この自由都市

ローゼンハイムが

支えているからだ

これが無くなれば

補給が絶えて

フックスプルクは

すぐに干上がる

私も同意します

がローゼンハイムは

要墾都市

小さくとも

守りは堅固のはず

カイヤ

大軍をもって

ローゼンハイムを

攻撃せよ

殿下我が方に

動員できる大量など

もはやございません

おるではないか

城攻めの悪魔と謳われた

男の傭兵部隊が

マインツに

しかし

スピノラ将軍は

戦死しております。

もちろん承知だ

このままでは部隊は

動かせない

将軍の弟

フェデリコに

スペイン王家は

彼個人と傭兵契約を

結んでおりました

そこで一計だ

アンプロジオ・

スピノラを名乗らせ

契約を継続する

さすが殿下!

余人には

これほどの名案は

思いつきますまい

お前がこれから

マインツに出向いて

命令を伝えよ

「三日以内に

出撃の準備を

せよ」と

殿下がポヘミアから

送り返せと命じられた

秘密兵器でございますが、

かしこまり

ました

すでに

ブファルツ領に入り、

数日のうちに

こちらへ届くようで

ございます

伝令です!

ローゼンハイムに

降伏勧告です!

ローゼンハイム市

参事会宛

食料武器の

持ち出しは禁じる

二日以内に

町を保全したまま

明け渡せ

拒否した場合

三日後から攻撃を

開始する

我が軍は

遠征軍のため

捕虜はとらない

皆殺しにする

という脅しだ

カトリックへ

再改宗し

フックスプルク城

攻撃に参加すれば

全て取りやめる

全能なる

スペイン国王陛下の

しもぺ敬虔なる騎士

スピノラは

我らの目の前で

イサックに撃たれて

死んだぞ

みんな

見たよな

アンプロジオ・

スピノラ

あのスピノラが

影武者だったか

今度のが影武者か

そのどちらかだ

もしローゼンハイムが

陥落したら食糧も

火薬も手に入らない

俺は家族が

ローゼンハイムにいる

見殺しになんかは

できないぜ

景武者なら

影武者を撃つ

同じことだ

本物の

スピノラなら

スピノラを撃つ

何をする!

大丈夫だ

腕は動く

フックスブルク城を

空っぽにできない

ことはローゼンハイム

市長も承知だ

彼はローゼンハイムの

守備兵の指揮を

私に求めている

イサック

私と来てくれるか

わかった

オットーは

皆をまとめて

ここを守ってくれ

わかりました

城はおまかせ

ください

プリンツ・

ハインリッヒ

イサックこちらが

ローゼンハイムの

ワグナー市長だ

市長

こちらイサック

最高の銃士です。

さあ

私が先導します

ワー

あの人

なんて変わった

格好なの!

長い銃を持って

どこから来た

傭兵なのかしら

ブファルツ

選帝侯の弟

プリンツ・

ハインリッヒ・フォン・

ヴィッテルスパッハだ

これで

ローゼンハイムの

守備隊はスペインの

傭兵部隊を

撃退できる!

私を

信頼してくれ

共にこの町を

守るために戦おう!

うおおおぉおお!!

プリンツ!

プリンツ!

プリンツ!

プリンツ!

なんで

ローゼンハイムへ

行かなきゃ

ならんのがね

だって

イサックはまだ

私がいないと銃が

まともに扱えないのよ

......

ゼッタ

降りよう

あの目...::

似てる.....

その方

名前は

ロレンツォで

ございます

お前の銃を

殿下にお見せしろ

これは

東洋の文字だな

何が

書いてある

「信」と

書かれています

意味は戒めで

ございます

具体的に

言え

この世に

生きる上は

決して心許しては

ならぬとの

この銃だけを

信じよ

第6話

他の一切を

信じるな

第7話

ロレンツォ

イサック

ここよ!

やっと伝言が

届いたんだわ

なんで

来たんだ

町に入れて

くれないから

町の外で一晩

待ったんだよ

このローゼンハイムが

攻められている間

フックスブルク城は

安全なんだ

ワシもそう

言ったんだが

私がいないと

イサックはまだ

銃をちゃんと

撃てないじゃない

みちゃあ

ダメ!

.....

イサックに

言った方がいいのかな

でももしあの人が

イサックの仇だったら

もしそうだったら

イサックは

あの人を追いかけて

昨日見たい

きれいりなマン

着ていたあの人

目がイザックと

ごか似てる

どこかへ

行っちゃう

何をぶつぶつ

言ってるんだ

ううん

なあーんにも

ロレンツォは

どうした

例の凄腕の銃士が

ローゼンハイムに

入ったとの報せを聞き

飛び出して行きました

ふーん

.....

傭兵諸君

スペイン王太子

殿下だ

起立して敬意を

表したまえ

フン俺たちは

スペイン王家の

兵隊じゃない

契約で戦う

ドイツの備兵だ

ホッ

ホウバー渓谷での

無様な敵前逃亡の

ことは聞いてるぜ

殿下

スピノラ将軍の弟

フェデリコで

ございます

そうか

そなた今日から

フェデリコの名を

捨て

アンプロジオ・

スピノラ将軍として、

生きよ

それが殿下の

ご下命なら

兄アンプロジオの

名に恥じない働きを

してご覧にいれます。

王太子殿下

必ず彼らは奮起し

勇敢に戦うはずで

ございます

なにとぞ殿下

じきじきに傭兵らに

お言葉をおかけ下さい

そうか

わかった

将軍

そなたに新兵器を

プレゼントする

ロレンツォ

という東洋から

来た銃士だ

ボへミアの王城を

知っておるか

あの深く広い濠の

外から城内の者を

狙い撃てたそうだ

でその男は

今どこに

ローゼンハイムに

物見に出た

栄誉ある

アルフォンソ

王太子殿下から

お言葉を賜る

殿下に

敬意を示せ

みな聞け

スペイン王家は

スピノラ将軍との

契約を継続し

ローゼンハイム

攻撃を命じる

へっ

給料も未払いで

何が攻撃だ

口先だけの

約束じゃあ

俺たちは

動かねえよ

誉れ高い

ドイツ傭兵の

諸君

高貴なる殿下に

敬意を払え

ガラガン

我らが攻め落とした

オランダの町々で

集めた税金だ

アルフォンソ殿下の

ご慈悲でこの税金から

遅れていた給料が

支払われる

!?

スペイン回廊を

本国へ運ばせた

銀貨ではないか

なぜ

ここにある!

私も今

知ったばかり

ですが

殿下がおられる

こちらへ運べと

命令があったとか

この男の

差し金か

おそらくは

本国からの

海路がイギリスに

遮断され

左様で

ございますな

殿下

銀貨が運べず

諸君の給料が

遅れていたのだ

あおお

そうだ

兄アンブロジオは

規律と人望で

軍を動かした

イギリス海軍の

せいで遅れて

おったのだ

殿下のご慈悲は

これだけではない

ローゼンハイムの

陥落から三日間

略奪を許可する!:

私は違う

傭兵どもの

欲望を利用する

ウオー!

ウオー

しみのない戦場で

勝利の後の略奪ほど

躍るものは

略奪のない

戦争なんぞ

花嫁のいない

結婚のような

もんだぜ

俺様が何のために

傭兵になったと

思ってるんだ

略奪がしたいからだぜ

金も女も

奪い放題だ

静まれ

.......

この男...::

化けおった!

四日後に

ローゼンハイムに

向けて進発する

スピノラ将軍万歳!

この給料で

英気を養い

戦いに備えよ!

スピノラ将軍に栄光あれ

エン麦の粉が

こんなに買える

なんてね

駅活姿ダス事務委員長は

ヨーグルト種の

酸っぱいパンを

焼くよ

どうした

門衛が二人

殺された

誰がやったか

見た者がいない

気をつけろよ

不審者が町にいる

ブリンツも

注意をしてくれ

フリンツ・

ハインリッヒは

どこで寝てるの

だがここが

俺たちの館だ

市長の館だ

...

それでも、

そう...そういうわけじゃないよ..

西村

いいろい

お家だよね

ゼッタ!

私こんな

立派なお家に

住んだこと...

入るな!!

キャッ!

......

練蔵...:

お前...:

銃を置け

猪左久

それとも

娘の血を

浴びたいか

親方の仇を

討つためなら

自分の命も

誰の命も

かまうものか

やっぱりあの人

仇だったのね

でもイサック・

私イサック

目が怖い

撃てるか?

の銃は

ここで練蔵を

殺せば仇は討てる

だが「信」の銃は

どこだ?

......

猪左久

礼を言う

これで「尽」と

「信」がそろう

お前の「尽」を

よこせ

娘は返そう

そんなこと

するぐらいなら

お前をここで

殺して俺も死ぬ

その方が

万倍もマシだ!!

知ってるぞ

二挺そろえて銃を

持ち帰らないと

国元で

しほり殿が

死罪になる

イサック

イサック

何を

話してるのか

わからないわ

どうなるの

助けて!

......

どうした

うっ

キャッ

うわっ

待て!

西村

イサック

イサック

せっかく仇と

会えたのに

ごめんね

私が捕まって

.......

西村

ここか

イサックが危険だと

言っていた城壁は

イサック

しっかりしろ

お前の仇が敵軍の

中にいると

わかったんだ

チャンスはある

そうよイサック

きっと仇を討てる

奴も

イサックほどの

狙撃の名手

なんだな

たしかに

森が近すぎる

森の中から

城壁の守備兵を

狙い撃ちされたら

この城壁は

防御できない

破られる

かもな

ああ

急いでくれ

......

急いで

森の木を伐採

させよう

風が

巻いている

夜は

嵐になるわ

奴を片付ければ

この町は

簡単に落ちる

どっちみち

あの銃は

俺のものだ

森の中から

城壁の上の風を

はがるのは無理か

この距離だと

タン

イサック

行こう

あっ

イサック

死んじゃあ

ダメ!

誰か!

誰か助けて!

第2話、終わり

第2巻一終わり

家この物語はフィクシヨンです。実在の人物・団体・出来事などとは、

一切関係ありません。

コミックス発売当時のまま塔載しています。

添収録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、

イサック(2)

原漫

作画東曼

発行者

2017年11月1日発行(01)

真刈信二

KxinlDOUBLE・S

森田浩章

©ShiniMakari・DOUBLE~S2017

発行所

株式会社講談社1,0cm,

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東京都文京区音羽21221