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【Sext

原作真刈信二

また、これは

漫画DOUBLE-S

原作真刈信

じゃ$*

漫画DOUBLE-S

族。優秀な

赦なく敵の弱

あ...ここにいいのよ.!

それでも...

それは、はぁんとなんでよ。

車小屋の男。イサック不在

キッチング。間、父のデルクと共にゼッタの

怖で支配している。一時

に入れた。

血を戦乱を広げるために、親方を殺し、銃を奪いヨーロッパ大戦場に10%に

血と戦点を広げるために陸まで来た男。イサックの親方を殺し、かわいわ。あらゆる戦場に出没し、死の恐いでの数えです。今のまま

サックの銃を奪い、銃の製法を手

暴漢に襲われたところをイサックに助け

本気になったところで、られたらわ、その後行動を共にする。祖父ということは

うん、このメインストールのスカーズが死の開発、セッタの行く末をイヤッチャーエージャーです

今に話した。天気を読む力がある。

第74話

75話

第73話

第71話

第72話

『owirzis

知れ者

誓い

港町サン・マロ

密輸船

要塞から脱出せよ!

11

大砲だ

......!!

いら脱出せ

この倉庫の中の

大量の火薬が

爆発する!

オランダは

独立を目指して

五十年以上スペインと

戦ってきた

ここへ砲弾を

撃ち込む

つもりか!!

この要塞ごと

我らを吹っ飛ばす気か

そこまでするとは

何故だ!?

今この大戦争の

決戦ともいうべき

ブレダ攻囲戦を

両者が戦っている

ブレダを制するためには

我らが戦っているこの

補給路を支配することが

絶対に必要だ

我らの勝ち負けが

ヨーロッパの

行く末を左右する!

我らを倒すために

全資材を失うどころか

要塞まで破壊する...

本当にそこまで

する気なのですか!?

そうだ

ヴィスコンデは

やる気だ

銃もろとも

イサックと我らを

葬れば

我々は火薬を

爆破しに来た

補給路は

彼の手に落ちる

からな

だがヴィスコンデも

爆破しようとしている

狙いは倉庫の

入り口に開いた穴だ。

砲身を

下げろ!!

まだだ

来るぞ

砲車に固定した砲で

下を狙って撃つのは

容易ではない

そこでよし!

撃て!!

ぐわっ

どうやって!?

ならぬ

切り抜けねば

よく狙え

この近距離だ

直接照準で倉庫に

砲弾を撃ち込め

もう少し

右だ

少し下へ

緩慢な動きを

するから

イサックに狙い

撃たれるのだ!

大砲をもっと

並べて同時に

撃たせよ!

イサックと

いえど

反撃できまい!!

他の大砲を

移動させるには

あの階段の上

城壁の

狭いところを通す

必要があります。

イサックの

銃の餌食に

なって

しまいます

幸い今夜は

闇夜になる

日が落ちたら

大砲を正面に

運ばせろ

夜明けと同時に

砲撃する

何の音だ?

敵が大砲を

移動させているの

でしょう

数門を同時に

撃てば

イサックの銃も

間に合わない

......!!

......

そういえば、...

...

...

それでも、

...

...

大砲を四門

移動しました

合計五門あれば

間違いなく倉庫に

砲弾を撃ち込めます。

先日お前に

手紙を

見せたな

どうしたん

ですか?

どうやらこの戦

我がスペイン王国に

不利な戦況に

あるらしい

実はもう一通

マドリッドの父から

手紙が来たのだ

何を

言うのですか!?

海戦だ

ユーリヒ要塞でも

ブレダ攻囲戦でも

我らはオランダ車を

圧倒している!

新大陸との通行が

イギリス海軍のために

途絶していると

言うのだ

そのため

マドリッドの国庫は

カラらしい

スペインには

戦争を長く続ける

力は残っていない

この戦いが

最後になるなら

ヴィスコンデには

家名に相応しい

武勲が必要です

そんな事は

どうでも良い

そのためには

要塞も粉砕する

イサックに

勝ちたい

夜明けとともに

敵は砲撃してくる

五門同時に

撃たれれば

それで終わりだ

敵は

ここにある火薬を

爆発させる

それで要塞は

使い物に

ならなくなる

ならば

何としても

ここは

逃げるのだ!

逃げおおせれば

この戦いは

我らの勝ちだ!!

要塞の

外側からは

開きませんが

当然敵も

知っているな

ここに

城壁をくぐる

逃走用の

水路があります

敵に包囲された時

我らがそこから

舟で脱出したのを

見られています

この倉庫から

百歩ほどか

闇にまぎれて

走り切れるか

四百〜五百の

敵兵に

包囲される中

それでも、それは...

それでも、それでも、

それでも、

それは...

我らのうち

一人も

行きつけまい

たとえ

行きつけたとして、

水路の出入り口は

敵兵が見張っている

はずです

......

敵に大砲を

撃たせる

イサック

いちばん力自慢の

サミュエルだ

サミュエル

俺が合図したら

これを思いっきり

空中に

投げ上げてくれ

イサック

これでいいか

いちばん太い

ボウガンの矢だ

何を

している?

火矢だ

よく狙え!

五門

同時に撃つのだ!!

シー(了解)

ヴィスコンデ!

敵が照準を

合わせ終わった後

ほんの一瞬の

勝負だ

照準を

合わせた砲は

挙手で報せよ!

全砲手の

挙手を見て

私が砲撃の

命を下す!!

はい!

合わせ

ました!

もう少しだ

ホオオ

サミュエル

今だ!!

撃て!!

シッ

走れ

ジュ

これからは、

サッ

オオーナ

あそこが

水路の出入り口

だ!!

ジャケッ

ゴ\

いや...

急げ!

ヴィスコンデに

気付かれるぞ!!

それでも、それは...

それでも...それでも、

それでも、

いや、それは...それは...

それは...

黒煙にまぎれて

たどり着けた

イサックが空中で

火薬樽を爆発させた

おかげだ

下に舟が

あるはず

です!!

ふ舟が

無い!?

この縄の

先に...:

これでは

使い物に

ならぬな

みんな

水の中で

並べ

舟を

持ち上げて

水を出す

あんたは

外を警戒

してくれ

ここは

俺がやる

さあ

力を込めろ

ブリンツも

やるのか!?

よし力を

合わせよう

それは...

...

ックッ

もう

少しだ!

うぅ.....

ウォー

!!

それは...

>>

この有り様です

ヤツらは生きては

いないでしょう

投げ上げられた

空中の火薬樽を

イサックが

撃ったのは

なぜだ?

砲撃の直前の

目ぐらましては

なかったか?

ヤツらは

逃げた!!

避難用の

水路だ!!

行け!!

決して

逃がすな!!

イサック!

舟を出せるぞ!!

早く

乗れ!!

そういえば、それでも、......

それでも、...それでも、...

それでも、それでも、

それでも、それでも、

それでも、それでも、

それは...それでも、

それでも、

流れに乗って

一気に川を下れば

我らの勝ちです!!

あっ

射かけ

ろ!!

今だ!!

乗り移れ!!

...

イサック

!!

...

どこだ!

無事か!?

ハインリッヒ

あの銃士は

どこだ!?

イサックは

どうした!?

プリンツ

その男は

殺すな

痴れたことを!!

クウッ

ヴィス

コンデ!!

二人とも

こっちに

乗り移れ!

敵がヴィスコンデを

救い上げている間に

川を下って逃げるぞ!

...ごめんね

第72話

これからは、

サッ

誓い

第73話

ヴィスコンデ

なぜ撤収するん

ですか!

補給線を断つ

我らの任務は

どうなります!?

ブレダ市は

あと数日で

落ちる

勝つん

ですね

!?

敵オランダ軍は

補給の必要が

無くなる

ああ

力を蓄えて

オランダは

間もなく

反撃に出る

だがスピノラ将軍は

この攻囲戦に

莫大な戦費をかけ

無駄に時間を使った

遠からず

ブレダは

奪還される

ならその時

ここは最前線

です!

踏み止まって

戦いましょう!!

要塞を失い

イサックは

生きている

今の我らに

ここで戦う

力は無い

どうしたん

ですか!?

ヴィスコンデ!!

戦士の中の戦士と

讃えられた

あなたとも思えぬ!!

その男は殺すな

イサックは

そう言った

アロンソ

これほどの

恥辱があるか

戦いに

敗れ

討ち死にも

出来ず

生きている

シィッ

ヴィスコンデ

イサック

お前は何者なんだ

フリンツ・

ハインリッヒ

ですね

ブレダ救援軍の

ファン・ビューレン

中佐です

報告

します

総督の命により

六月五日ブレダは

降伏しました

そうか

もう五日

経つのか

はいしかし

わずか五日で

敵の主力は

すでに撤退を

始めました

余勢を駆って

オランダ北部へ

攻め寄せないの

スピノラ将軍は

ブレダを包囲し

食糧が尽きるのを

待つ作戦を

とりました

違うな

だから飢えるブレダに

食糧・弾薬を補給する

ためにこの街道が

重要だったんだな

完全に包囲された

ブレダに食糧を

運び込む方法は無い

目的は別にあった

さすが

プリンツ

我が軍はブレダを

包囲するスペイン軍を

主力の二万の兵力で

攻撃しました

スピノラ将軍は

そのオランダ軍を

四万の大軍で囲み

孤立させる

作戦をとったのです

その我が軍主力が

唯一オランダ北部と

繋がっていたのが

この補給路です。

この補給路が

断たれていたら

オランダ軍主力が

潰滅していたかも

しれないのが

スピノラ将軍は

それを狙い

ヴィスコンデと

彼の騎兵をこの戦場に

派遣したのです

ホー

恐怖の子爵なら

造作も無く

補給路を寸断できると、

思ったろう

だが我々には

イサックがいた

スピノラの

大誤算だな

ブレダを餌に

スピノラはこの戦争に

決着をつけるつもりが

これ以上戦うと

スペインは

ますます疲弊する

ブレダ開城は

両者の思惑が

一致した結果か

裏目に出た

わけだな

オランダは

ブレダ市民を

餓死させたくない

だから総督は

ブレダに

降伏を命じ

スピノラ将軍は

すぐに主力を

引き揚げたのです

オランダの独立を

賭けたこの戦争の

山は越えたな

総督は

プリンツたちの

戦功を称賛され

アムステルダムでの

再会を望まれて

います

承ったと

お伝えしてくれ

オットー

撤収の準備だ

オランダ軍が

渡河したら

我らも続こう

私もクンツに

準備させる

イサック

お前は何も

言わなかったが

ヴィスコンデとの

戦いに何を思った

戦争が

変わる

ヴィスコンデも

気付くはずだ

これからの戦争では

無数の銃と大砲とが

撃ち合うだろう

兵士の勇気が

勝敗を決めた

時代は終わった

戦争は

ますます

大きくなる

これからは

国の富が

戦いを決する

我らはいったん

アムステルダムへ

向かうが

イサックはゼッタが

待つライデンへ戻る

イサックは

どうする

ゼッタか

私も会いたいが

次の機会だ

舟が

見えます!

イサックとは

ユトレヒトで

お別れか

こちらの岸へ

向かって

います!

ひょっとして

見に行く

私も!

イサック

!!

ゼッタ

!!

イサック

!!

軍の使いが来て

イサックや

プリンツたちは

無事だと報せてくれた

迎えに来た

イサック

戦争はこれが

最後よね!

もう

行かない

わよね!

ああゼッタ

もうこれが

最後だ

良かったな

ゼッタ

イサックは

戦争には

行かない

イサックは

俺の舟で

ライデンへ戻る

皆はどうする

私たちは

ユトレヒト経由で

アムステルダムへ

向かう

フレデリック・

ヘンドリック総督や

兄上のフリードリヒ

五世にも会わねば

ならない

じゃあここで

お別れの食事に

しよう

ニシンやハムに

パンも

持ってきた

イサック

別れる前に

大切な話を

しよう

お前は親方の

かた

仇を討ち

銃を取り戻すため

傭兵になって

ヨーロッパへ来た

初めて会った時

お前はオランダに

オンを受けたと言った

オランダは俺を

傭兵として戦場へ

連れて来てくれた

その「恩」を

返すため

俺は戦う

お前はそのオンを

返した

だから戦うと

その上私との

友情にも

応えてくれた

今度は私が

イサックから

受けたオンに

報いる番だ

ロレンツォとの

戦いに私を

連れて行け

仇討ちは

俺一人の

務めだ

プリンツで

あろうと

助太刀は断る

分かった

だったらゼッタは

私が預かる

俺はかつて

死ぬ間際の

ゼッタの祖父

ハンス爺さんと

約束した

この命に代えて

ゼッタを守ると

もし俺が死んだら

ハンス爺さんとの

約束を破ることになる

だからこそ

ハインリッヒが

ゼッタを守ると

言っている

ロレンツォの

居場所が

分かったら

ゼッタも

連れて行く

もし俺が死んだら

ゼッタもそこで死ぬ

それでも、

イサック

もう討ち損じる

わけには

いかないのよ

今回は私が

一緒なんだから!

今回はゼッタの

命まで懸けるんだ

討ち損じは

しない

第73話終わり

これからは、

サッ

第7

・113日

イサックが

風車を修理して

くれたから

仕事がはかどる

息子のアントンが

いなくても

ちっとも困らん

そうは

いかないの!

イサック

ずっとここで

暮らす気はないか

ああ

わかってるさ

イサックには

大切な使命が

あるんだから!

ただ老人が

自分の願いを

口にしたまでだ

バカッ

パカッハッカッ

イサック

デルク爺さん

誰か来るよ!

プリンツだ

イサック

一ヵ月ぶり

だな!

物好きな

フリンツだ

こんな汚い

風車小屋に

戻って来るとはな

誰だ?

アンリだ

先代オランダ総督

マウリッツ・ファン・

ナッソウ公が

亡くなるまで

公の従者でした

続きは中で

話そう

フンここは

俺の風車小屋

だぞ

イサックを

どこかへ連れて

行くんじゃないなら

歓迎するぞ

とにかく話を

聞いてくれ

アントンも

帰って来た

やっぱり

プリンツか!

であの

馬に繋いである

男は誰だ

大切な

証人だ

アンリ

ヨナスを中へ

縄を

解いてやれ

この男

オランダ船が

海賊に奪われた

品物を

アムステルダムで

売った犯罪者だ

イサックの

仇討ちの話を

したら

アムステルダムの

判事がこの男を

引き渡してくれた

判事は

イサックの助けに

なる話を

この男から

聞いたらしい

座って

ヨナス

お前が見た話を

するんだ

捕まる

半月前

だから

今から一ヵ月半

ぐらい前だ

俺は

サン・マロの

町にいた

フランスの

ブルターニュに

ある港町だ

海賊で有名だ

フランス国王から

海での略奪を

認められてるって

町の連中は

自慢してる

そこで何を

見たんだ

.......

飲んだら

話すのよ

サン・マロでの

商売も終わったんで

俺は出発の準備を

していた

急に男たちが

皆船に乗り込んで

町を出て行った

なんでも大仕事が

あるんだそうだ

よほどのお宝を

運ぶ船を見つけたん

だろうよ

男たち全員が

乗り込んで行った

からな

町は女と子供

年寄りだけに

なった

それを

狙ったように

軍艦が攻めて

来たんだ

イギリス

オランダに

デンマークの

軍艦だ

商船が海賊に

やられた仕返しに

来たんだな

海は

干満の差が

大きい

引き汐

だったから

軍艦はかなり

沖合にいた

砲撃に続いて

兵隊がボートで

上陸して来た

七〜八百人は

いたな

男を見たら

撃て!

町は完全に

焼き払え!!

行け!!

...

逃げよう

見つかったら

命は無いぞ

あっ

百人ぐらい

だったか

海賊の女房や

娘たちだ

銃で戦うつもりだと

分かって驚いた

えっ

だがな

本当に驚いたのは

その後だ

砂浜から百歩ほどの

ところに突き出た

岩がある

杭岩って言ってな

汐が満ちたら

船を繋ぐんだ

いいか

町は私たちが

守るんだ!

よく狙って

敵が杭岩から

こっちへ出たら

撃つんだよ!!

わかったよ

ダフネ

号令を

かけとくれ

正直

そんな遠くまで

届くもんかと

思った

手向かうと

女でも

殺されるぞっ

てね

ところがだ

撃て!!

突撃だ!!

海賊どもは

出払っている!

相手は少数だ

走れ!!

向こうの

撃つ弾は

届かないのに

女たちのは

次々と

命中する

驚いた

なんてもんじゃ

ない

ちょっと

待て

女たちが使った

銃はこれに

似ていたか

まさにそれだ

そうか.....!!

細くて軽そうだと

思った

ファマママで

逃げて行く

.....!!

勝ったよ!!

まさかあれほど

命中するとは

.....!!

俺が見たのは

それだけだ

たった百人ほどの

女たちが

七〜八百もの

正規軍を撃退した

だと......!?

信じられ

ないな

そうだ

その時

後ろの塔を

見上げたら

片脚義足の

不気味な男が

立っていた

錬蔵!!

ロレンツォね

ヨナスの

話だと

ヤツは少なくとも

親方の銃を

百挺作ったことに

なる:...!!

......

一挺だけでも

すごい威力の

銃だ

それが

百挺だと

...!!!

俺は日本を

出る前に

誓った

ロレンツォを

討つのは

俺の使命だと

俺を

サン・マロへ

連れて行け

イヤだ

...!!!

プリンッ

海賊は

死刑だからな

ヨナスを

アムステルダムへ

連れて帰れば

どんな罰になる

それは...

海賊の盗品を

売りさばく悪党も

死刑かもな

し.....

死刑は

イヤだ!!

けど俺は

鼻が利くんだ!!

それでも、

...

あんたは

危ない臭いが

プンプンする!!

最後に一つ

いい事をして

死ね

贖罪になるぞ

イサック

僕があなたを

連れて行く

今の話を聞いて

よく分かりました

僕はフランスの

ユグノーです

ユグノーは

フランスの

プロテスタントだ

フランスでは

ユグノーが

カトリック勢力に

殺戮され続けています

放っておくと

その百挺の銃は

いずれ

フランス王家か

カトリックの

地方領主の

手に渡ります

そうなると

フランスの

ユグノーは

全滅する

それを未然に

防ぐのが今の僕の

使命です

どうですか

あなたと

僕の使命は

一つでしょう

僕は

フランス語も

オランダ語も

話せます

きっと

役に立ちます

......

ヨナス

やはり

お前も

連れて行く

なに!?

なぜだ!!

第74話

これからは、

サッ

容輸舟

ヨナスも

荷物が運べる

ようになった

じゃない

.......

ここに来てから

もう二ヵ月近く

経ったもんね

いつ頃

出発できるの

かなあ

プリンツと

アンリよ

一ヵ月もどこへ

行ってたのかし

ロバじゃないの

可愛い顔してる

早く

発ちたい

こうしている

うちに

夏が終わる

分かってる

だがどうやって

怪しまれずに

フランスを

旅するかだ

アンリが

考えた

フランスにいる

父から

書類が届いた

僕が巡礼の

旅の途中

彼の館を訪問する

という形をとる

サン・マロ近郊に

僕の父が親しくしている

小領主がいる

彼は隠れユグノーだ

巡礼は

信徒の権利だ

誰も邪魔できない

父が

僕とイサック

このやり取りに

時間が

かかったんだ

ゼッタとヨナスの

身分を保証する

書類を作ってくれた

これ無しでは

フランスを旅行

できないからな

アントン

ヨナス

来てくれ

フランスに

入ったら

イサックは

アンリの護衛

ゼッタは

料理人

ヨナスは

ロバ係だ

長旅に

なる

俺はロバなんぞ

飼ったことは

ねェ!!

だがどうやって

フランスに

たどり着く

ヨナス

お前が

ロバの代わりに

荷物を運ぶのか

南には

スペイン軍

東には皇帝軍が

いる

お前はどうやって

オランダと

サン・マロを

往復していた?

サン・マロへの

行き方

サン・マロの町

住民たち

それを

知っているのは

お前だけだ

いつ

出発しても

いいわよ

準備は

出来たから

ゼッタは

いつも

頼りになる

海賊が

略奪した品物を

運んでいたんだ

陸路じゃない

船だろうだが

誰の船だ?

俺があんたらと

サン・マロへ

戻ったら

俺は裏切り者だ

きっと

殺される!

殺させは

しない

えっ

お前が

サン・マロで

見た義足の男

彼は俺を

親代わりになって

育ててくれた

親方を殺した

親方が作った

銃を奪うために

名はロレンツォ

俺の仇だ

........

親方の仇を討つため

俺は傭兵になって

ヨーロッパへ来た

日本を出て

何年も経った

ヨナスのおかげで

仇の居場所が

分かった

ヨナスは

恩人だ

俺は恩人を

必ず護る

イサックの

言葉を信じろ

彼は自分の

命に代えて

オンある者を護る

俺があんたの

役に立った

ああ

って

言うのか?

生まれて

初めてだぜ

誰かの

役に立ったと

感謝されるのは

そうよ!

きっといい事が

あるから!!

アムステルダムに

帰されて縛り首に

なるより

もう少しあんたの

役に立つ方がマシガ?

密輸船だ

船長は

イギリス人

小さい船だが

動きはいい

イギリス船が

オランダの捕鯨船を

大砲で脅して

鯨油を奪っていることは

知ってるな

そうなのか!?

ああ

イギリス国王が

勅許状を与えて

奨励している

捕鯨をするより

はるかに儲かる

......

まるで

海賊じゃない!!

でオランダは

いつも

鯨油不足だ

そこでオランダから

奪った鯨油を

密貿易で

オランダに売る

ランプにも

デルク爺さんの

風車にも

鯨油が必要だ

根拠地はここ

イギリスの

ローストフトだ

オランダで

鯨油を降ろして

ジンを積み

セーヌ河口で

コニャックを

積む

船はこれを

繰り返す

俺は

銀貨を払って

時々便乗する

って訳だ

密輸船が

そんな目立つ

港に入れる

もんか

セーヌ河口の

町は

ルアーブルか

対岸の

オンフルールの

村だ

そこから

サン・マロへは

どうやって行く?

事前に報せておけば

サン・マロからの

迎えの船が待っている

このオランダの

港はどこだ?

デルフトだ

役人を買収して

あるから堂々と

出入りできるのさ

デルフトか

次の

イギリス船の

出航はいつだ?

近いな

決まっている

訳じゃない

だが

デルフトの

水路は浅い

喫水が深い船は

大潮の干満を

利用して出入りする

次の満月は

三日後だ

潮位が

最大になるのは

その二日後

デルフトなら

ここから

一日あれば着く

それでも、

すぐに

準備だ!

それは...それは...

それでも、

...

それでも、

...

......

断る

キャプテン

頼む!

いつもは

お前一人だから

乗せている

これが密輸船だと

お前は知ってるはず

だ!

それが東洋人に

女もだと

そんな危ない

橋が渡れるか!

おまけに

ロバまで

ジャイッ

ふ......

フローリン

金貨だ.....!!

早く乗れ!

引き潮に

乗って

海に出るぞ!

それは...

それでも、

それでも、

ゼッタ

元気でな

いろいろ

世話になったな

ゼッタ

老人をあまり

待たせるなよ

ゼッタ

デルク爺さん!

見送りに来て

くれたの!?

きっと

帰って

来るからね!!

危なくなったら

サン・マロ湾にある

ジャージー島まで

逃げろ

ジャージー島は

イギリス領だ

それでも、それでも、

それは...それでも、

それでも、それでも、

それは...それは...

それは...

兄上の妃を通じて

イギリス側に

話を通しておく

ここまでロレンツォを

追い続けられたのは

プリンツのおかげだ

心から

感謝している

私こそずっと

イサックに

助けられた

どんな酷い時代にも

闇を照らす光があると、

ブリンツは教えてくれた

私も

同じ気持ちだ

イサック

わが友よ

これからは、これからは、それでも、

セーヌの河口には

いつ頃着くの?

ねえ

キャプテン

風と潮次第だが

明後日には

着くだろうよ

海は

広いのね

どこを見ても

海と空だけ

座礁する

恐れがある

だからうんと

陸から離れて

航行するんだ

大陸側の海岸は

遠浅でな

ふーん

キャプテン

船が見える!

二時の方向!!

ジョン!

操舵を

代われ!!

海峡を封鎖してる

イギリスの軍艦だ

転舵する!

ポート280!

転舵

ポート280!

それじゃないのですか?

そうか...

この船は

イギリス船

だろう

なぜ

イギリスの軍艦から

逃げるんだ!?

海軍が密輸船を

捕まえたら

どうする

わかったか

フランス人の

坊ちゃん

積み荷を奪い

人間は

海へ捨てる

軍艦が

航行できない

浅瀬へ向かえ!

見張りは

進路を

指示しろ!!

左だ!

もっと左!!

ここから

直進だ!

それでも、

軍艦は

どうだ!?

もう

見えません!

あーっ

!!

何が

起こったの!?

船は沈むの!?

第15巻一終わり

これからは、

サッ

ンに二分され

の領土となりま

のオランダ、ベルギー

スの時代

では三十年戦争が戦われ

ドルが婚姻を通じて神聖ローマ帝国豊帝であったオーストリ

うち北部七州を指しました

・プランドルとは歴史的にララシドル伯が頷有して来た現在

れわれにとってわかりにくいのは、なぜオランダがスペイン観だだったのかというところです。

フランドル

ジエ家に頷有されることになったのです

した。これは十五世紀のことで後にハプスプルク家がオープ

ました。戦場は神聖ゼーマ帝国の

フスルクセンフルグ、ドイツなどの一部を含めた低地地方です

今われわれはオランダと通称ていますが、もともとはスペイン領フランドル十七州の

一方、この年代、イサックはオランダがスペインからの独立をかけて戦う戦場にいます。わ

画が描かれ、家庭内の目常さえもが画題となっています。一高い人気を誇るフェルメールの絵

ます。ヨーロッパでは総給画は宗教画が工伝貴族の首像画だった時代フランドルでは風景

の暮らしを描いた風俗画の出現が、当時のフランドルの都市住民の豊かさを物語ってい

に象徴されます。プランドルでこは都市が発展し、市民が高くと力を持ちました。市民やそ

今も当時の織物が京都の祇園祭で欧谷鮮の飾りとして使われています。

彩を帯びていたことは事実です。

物産業が発達し、高品質の毛織物は女士桃山時代から日本にも輸入されていました。

ちろん重税などスペインによるる統治への不満も原因ですが、八十年戦争も宗教戦争の色

ていました。当時、スペインは異端率間を行い、プロテスタントを激しく弾圧しました。も

域内でしたが、この戦争は多くくの国が参戦した宗教戦車の性質が強いものでした。

ラランドルの豊かさは、アントワークープやヘントに残るキルドがウスが建ち並ぶ見事な町並み

オランダを含むプランドなは、当時の西洋で最も豊かな地域だったと思われます。毛織

同じころフランドルではハナ平戦争と呼ばれる、オランダの独立を賭けた戦争が続い

と言える

だったのです。

本の急速な近代化はなかった

ランダが、日本が世界に開いた唯一の窓だったことは、日本にとってとて

とかできました。徳川時代の【自五十年に及ぶオランダこの親善関係なしに、明治日

続いたことは驚きです。以後、日本はオランダ語の書物を通して西洋の知識を得ること

画もその流れの中にあります

オランダの独立承認は一六匹八年のウエストファリア条約で、

長崎平戸に商館を開いたのは一六〇九年。オランダは、このころすでに事実上の独立

でしょう。頷土的野心やキリスト教布教と無縁だった

オランダが独立戦争を戦いながら、遠い日本と国交を結び、それが明治維新まで

真刈信

次巻予告

告に海路でロレ

ォが潜伏する

向かうが、

よく考えたら

受け取った船賃は

ちょうどこの辺り

までだ

ボン・

ボヤージュ!

直き去りに!?

風雲急の単行本第16巻

オの手がかりか!?

ロへ向かう中、

殺さない

あの

似顔絵の男は

俺の仇だ

メッ

イサックを狙う男の世界は何者から

「イサック」第15巻は「アフタスーン」のお

1月毎から5月号に掲載された作品を

収録しました。

編集部では、この作品にに対する皆様のご意

見ご感想をお待ちしております。また、

「アフタヌーンKC」口にまとめてほしい作品

がありましたら、編集部までお知らせく

ださい。

〈あて先〉

テーニテハ○○

東京都文京区音羽ニーニュー

講談社アフタヌーン編集部

一アフタヌーンKC」係

なお、お送りいただいたお手紙・おハガキは、ご記入いた

だいた個人情報を含めて『著者にお渡しすることがあ

りますので、あらかじめっ〕丁解のうえ、お送りくださ

い。

とは関係ありません。

●この作品はフィクションです。。実在の人物、団体名等

協力、シャインパIトナーズ株式会社

アフタヌーンKC

イサック15

原作

漫画

真刈信二

発行者

発行所

そういえば、

共同印刷株式会社

印刷所

本文製版所「株式会社KPSブロダクツ

株式会社フォーネット社

製本所

二〇二三年五月二十三日、第一別発行_元術は外から12返してあります。

DOUBLES

Chrimanigingon

森田浩章

株式会社講談社

テーニー人○○一東京都文京区音羽ニーニュニー

kODANSHA

ISEN978-4065314326

●本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は著作権法上での例外を除き禁じられています。本書を

代行業者等の第三者に依頼してネキャンやデジタル化することはたとえ悔しや家庭内の利用でも著作権法違

反です。

●落丁本品で本は購入書店名をご明記のうえ、小松業務宛にお送りください。も。送料小社負担にてお取り替え

いたします。なお、この本についでのお問い合わせは「アタヌ」トン」宛にお願いいたします。

NDC.726.189p19cm.Printedin.cop.

!!

この時代、オランダはスペイ

アルトガルやイギリスなどから遅れて

海洋へ進出しました。

オランダは三角帆の帆船で

風上に向かって進める技術を確立し

わかったんじゃないか

いくつもの海賊に勝利しています。

海の食と自称した貴族たちの船が

戦う情景を描いた絵画が

「オランダの美術館ではたくさん見られます

カバー表紙折り返し

漫画DOUBLE-S

すでに人工知能の作画力は

人の平均レベルを超えた気がします。

原作の先生方、

もうすぐ漫画家いなくなりますからね

原作も人工知能がんばれ!!

これからは君たちの時代

カバー裏表紙折り返し

_「TERIOO

本体表紙

[3sth]を

原作真次

snindi

漫画DOUBLE-

本体裏表紙

第71話「要塞から脱出せよ!

第72話「痴れ者

第73話「誓い

第74話、港町サントマロ

第75話「密輸船

カバー裏表紙

しかし、自分の

...

我が国語、基本的な使用ではないことができません。

2018年11月22日、臨地2007

2012年10月20日金曜日の

2018年12月26日、独立サントマーケティングへの

その時、あの日、それは

イブック

原作真刈信二

s:コDOUBLE'S

『作真刈信二

漫画DOUBLELの

一切関係ありません。

☆この物語はフィクシヨンです。実在の人物・団体・出来事などとは、

コミックス発売当時のまま掲載しています。

淡収録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、

イサック(15)

発行者

発行所

2023年5月1日発行(0)

真刈信二,DOUBLE-S

◎ShinjiMakai:COOUBLE-S/講談社

森田浩章

株式会社_講談社

・〒112-8001

東京都文京区音羽21221

kODANSHA

【Sext

原作真刈信二

また、これは

漫画DOUBLE-S