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KAMIROKA
SHONENSUNDAYCOMICSSPECIAI
...
カトウタカヒロ
インターネットフーステーションのご
...
...
第38話
第
35通
服従
羆斎
...母親・授業
基本文村隊...
第36話
39話
え達
ご幸
第37話
...
河馬
..
12月
読切
ん...
酒場
特別マ
はーい!
これから家の
トシミチくんが
お絵描きを
しまーす!
遺言
さぁ、一体
何を描くの
かなー?
第32話
...っ!
すごい!
すごいよ!
だろ!
訓練したからね!
なんだったら
文字も書けるよ。
へえ~!
じゃあハナヨも
できるの?
いやぁ無理だよ。
ハナヨはまだ
やった事ないし...
まだ絶対
下手くそ
だから。
でも
その内...
ってわあああ!!
お、怒るなよ!
当たり前だろ、
すぐにうまくは
描けないよ!
ふむ...
よし、そんなに
ハナヨが描きたい
なら俺が直々に
教えてやるか。
ほんと!
だってさハナヨ:
やったな!
俺、早くハナヨが
描いたヤツ見たい!
楽しみ
だなっ!
...
中田さん。
ん?
ジンメンの
マサト達...
どれくらい奥に
行ったのかな?
確かに...ロッ..
もう結構
進んで...
え?
何これ...
揺れてる
...?
!
なんだ...?
揺れてる...!?
しかも
この音...!
動物のこと
叫び声とか..
なんか...
向こうの方角...
色々...混ざり
合ってる...?
一体何が...!?
怖い...
...!
奥に...
何かうごめいて
る...!
あれは...
...収まって
きた...?
ヒトミちゃん
行くぞ!
一体
何が...
は、はい!
...っ!
なんだこれ...!?
木が何本も倒れて...
めちゃくちゃ
じゃないか...
きゃっ!
!
な...何?
まさか
吾郷と
印藤か...!?
しかし
あの姿は...!
あれは...
あ!
あそこに
いるのって
もしかして...!
マサト!?
マサト!
マサトくん
大丈夫か!
一体何が...
...!
おい!大丈夫か!
俺の声が
聞こえるか!
ジンメンの
はい...
う...
本当に大丈夫
なの...っ?
...早く手当てを
しないと..
マサトくん!
一体何が
あったんだ
俺は...
ハナヨを...
え..
...わからない
わからない...
...!
嘘...
これ..
ハナヨなの...?
もしかして..
死んで...
.....
俺が...
悪いんだ...
最初にハナヨの
足を止めなければ、
ジンメンロ
最初に
撃たれなければ...
俺はハナヨを
殺...
やめるんだ
マサトくん
君は悪くない。
悪いのは
ハナヨを
殺した奴ら
だ...
ハナヨが止まった
という事は..
ちゃんと
話せたんだな...
.....
なら...もうここに
長くいる事もない。
一旦離れよう...
ほら、
もう助けないん
だろ...行くぞ。
違うんだ...
待ってくれよ...
俺は
ハナヨに...
なんだ?
待って...
これは...
サファリの
地図...?
ハナヨが...
俺に渡して
きたんだ...
そこには...
思い出が
詰まって
たんだ...
ハナヨの、
懐かしい
よな...
俺は...空気が
読めなくてさ...
なんだ、この群れた
人間と目立ちがりの
テブはっ
いつも
うる
変な事を言っては
クマ助たちに
ちょっかい出されて...
やりすぎだよな...
サファリにまで
ついてきて...
大丈夫だヒトヨ
何から言わせて
このんびっても
俺たちここに
帰るために、ママには
自然な顔んだんだ
ヒトミは俺を
助けようと
してて...
でも最後は...
懐かしい
よな...
な?
ちょっクマは降りに
ハナヨも俺を
助けてくれてさ...
覚えてるか...
ヒトミ...
...うん...
ハナヨがいたから
私...マサトと
仲良くなれて...
マサトっ!
...そうだよね。
...中田さん...
あたしとも
友達に
なってよー
...そんな事...
楽しかった
なぁ...
......
俺に聞くのか...?
ハナヨの
面倒は、
「これ」を
教えたのも...
俺がずっと
見てきたんだ
ぞ...
...
二人の事も
俺はずっと
見てきたんだ...
俺なんだぞ...
ても...もう..
ハナヨは
いない..
...ごめんなぁ
ハナヨ...
あの時は
みんないっ!
一緒だった
なぁ...
.....
お前は..
七年間も
ずっと...
俺にこれを...
見せたかったん
だな...
俺が
お前を、
ごめんな
ハナヨ...
助けるはず
だったのに...
ごめんなっ...
希望
ハナヨ...
...これくらいしか
てきなくて
ごめんな...
きっとまた
戻って来よう
そのためにも
今は生き残るぞ。
今はこれて
充分さ。
うん...
一旦、内海さん達と
合流しよう。
先について考えるのは
そこからだ。
さあ、
戻るぞ。
無事な奴は
まだいるか?
いてぇ...
そういえば...
ヒトミちゃんや
マサトくん達が
まだ...
おーい!
はぁ...
ぐぅ...
!
中田さん!
みんな!!
よかった...
中にいたんだ...
マサトくん
大丈夫!?
手当てしないと...
うん...
俺は..
なんだか外で
凄い音が
してたけど、
何があったの?
ジンメン
ああ...かかたら
俺達もその音は
聞いたが、暗闇で
何が起きたのかは
確認できなかった。
そうなの...
てもみんなが
無事でよかった。
しばらくしたら、
これからどうするか...
無事な
もんかよ!
なんなんだよ
もう...
奥はもう安全
みたいだから
少し休んで...
外に出たら
あんなテカい
ジンメンがいるわ。
これからの事
なんて、考えたく
ねぇよ...
!
私も...もう
助けない...
人が人を殺す動物に
変身するわ...
世界はどう
なっちまったん
だよ..
.....
それでも...
脱出する方法を
考えないと...
このままここで
終わる訳には
いかないでしょ...
日下部さん、
なんとか外と
連絡を取る
方法はないの?
そうだな...
通信施設は
駐屯地の方にも
あるが...
今、俺たちは演習場の
真下にいる様だし、
あまり...
この地下施設を
動き回る事は...
外部との連絡が
どの程度できるかは
現状だとわからない。
駐屯地の方まで
戻るには、地下を通って
行く事もできるが...
...!
何?まだ
見られたくない事
てもあるの?
あんたにも、
俺の知っている全てを
話したはずだ。
いや!
そんな事は
ない...
見て様子を
知っていたが...
ヤツらに剛圧されて
いたんだから...
そこからは
君らと同じ
え...っ
嘘よ!じゃあ
なんでこんな状況に
なっても「この施設を
動き回るな」
なんて言うの!?
まだ何か
あるなら...
いい加減にしろ!
よくまだ人を
疑う余裕が
あるな!
状況がわかって
いないのは
あんただ!
ここには既に
数人の負傷者が
いるんだぞ!
それに対して訓練を
受けて護衛と対応が
できるのは、この場には
俺ただ一人だ!
無闇に動き回って
またジンメンに
出くわしたら、
この人たちは
どうする!
...!
少しは周りを
見てくれ...!
.....
問題を解決する
方法も考えずに...
わかってるよ
ハナヨ...
...そんな事
言っても...
何も解決方法が
見つからないまま
死を待てって言うの...
あなたには
目主性がないの...
でもヘナヨ...
みんなを助ける
すなんて...
わかってる
けどさ...
俺には!!
この状況を
解決する方法さえ
思いつかないのにも
..?
ねえ、マサトくん...
その手に持っている
のは何...?
ジンメント
え..
ここに戻る前は
確か何も
持ってなかった
わよね?
...
これは..
...その...
さっき
襲って来たゾウが
落としていった
サファリの地図だ。
ハナヨは...マサトくんが
幼い頃によく遊んでいた
ソウだったんだ...
それももう...
うん...これに...
ハナヨは俺への
願いを書いてたんだ。
でも...
そうだった
の...
ねぇ...よかったら
私にもその
パンフレット
見せてくれない?
...うん...
いいよ。
ありがとう。
「サファリへ
またきて。
助けて」...って、
この字を...
その...
ハナヨが?
ああ。
ねぇ?これって
いつ書かれた
ものなの?
多分...昔に
俺がいない時に
書いたか...
即練しても字を
寄けるようになるゾウは
中々いないが、
ハナヨには向いていた
様だ。
......
さぁ...ハナヨが
書いたものだとは
わかるが...
俺は見た事がない。
だとしたら...
なんか変わ...
私にはごく最近
書かれた様にも
見えるんだけど...
あ...
え...!?
て、ても!
これは昔ハナヨが
マサトに向けて...
ても、それって
ハナヨから
直接聞いた訳じゃ
ないでしょ?
家は買いし
訓練すれば
絵が描けるとは
聞いたけど、
ここまで
強いメッセージを
残せるのかしら?
漢字まで...
それにこの地図、
時間が経った割りに
折り目も白く
なってない...
印刷の臭いも
結構強いし、したい
地図自体
最近刷られた
ものじゃない?
そう言われれば
そんな古いものに
見えないかも...
これ...もしかして
ハナヨがジンメンに
なってから書いた
ものじゃない?
ちょっと待て...
て夢はこれは...
今からまた、
サファリに
戻ってこいって
事か...?
え...?
てもなんて?
サファリに何が
あるっていうの?
そうね...
...これは...
推測なんだけど...
いや...それは
わからない方...
...
もしかしてジンメンを
元に戻す方法が
サファリにあるんじゃ
ないかしら。
...!
そうよ...ウイルスの
研究は動物実験まで
されていたんでしょ?
自然発生的なもの
ならともかく、
人為的に作られた
ウイルスなら...
一般的に考えれば
有事のために
ワクチンも
作られている
ハズじゃない?
じゃ、じゃあ
ハナヨが
「また来て」って
書いたのは...!
ああ、ジンメン化した動物を
元に戻し、助けるための
手立てがある事を
示しているのかも
しれない!
ならこれから
サファリに
向かって...
言ったでしょ、
推測だって。
......
この数日でまたウイルスが
広がってジンメンが増えたの
かもしれないし、サファリに
向かう理由にしては
根拠が乏しいわ。
あ、いや
ても待って!
自分で言って
おいて止めるのも
あれだけど、
サファリまでは
それなりの距離が
あるんでしょ?
......!
いや...!
あるかも
しれない...!
確か中田さん、
なかよし健康診断で
ワクチンとか
血液検査とか言ってた
よね!
押しい事は
わからないし。月一日の
なかよし実際診断だって
俺は直接関わって
いた訳じゃ...
待て待て、
あれは実験の
コードネームだと
言っただろ
天酸の計画も
最初に概要を知らされては
いたが、俺は国長に仕事を
家われ動物と接する機会も
っていた
豆太郎もそうだったけど
感染してから
ジンメンになるまでは
一日もかかってなかった。
確かに動物に対して
家物を投与して
いたらしいが...
中田さんも
サファリで既に
ジンメンになった
イタチを見たって
言ってただろ?
それだよ!
月一回!
そんな事態を引き起こす
かもしれない実験を
毎月一回やってたんだ。
あ、ああ...
でも何故か
あの日、園内の
動物が一斉に
ジンメンになった。
確かに俺が
サファリに
いた時も異変は
あったけど、
健康診断が
ジンメンを
生んだ原因だと
思っていたけど、
それでも
みんな見た目は
動物のままだった。
サファリでは実験と同時に
ジンメン化の制御も
していたんじゃ...
でも今回の事件、
本来そこで打たれるべき
ワクチンが打たれなかった
事で引き起こされた
出来事なら...!
確かに..
ありえない話じゃ
ないわね...
うん。でも今まで
逃げる事に必死で
考えた事も
なかった...
俺とヒトミも
ヒョウに襲われる
飼育員を見たし、
その...他の飼育員も
逃げて来たって
言ってた。
中田さんの
言う通り全てが
職員も予想しない
状況で起きたんだ!
ワクチンがあるにせよ
ないにせよ、原因は
サファリにあるんだ!!
ハナヨはそれを
伝えたかったんじゃ
ないかな!?
それが見つかれば
助かるかもしれない!
ても...ジンメンの
言った事なんて
信じられるの...?
ああ...確かに
今までのハナヨは
ぷたえんちょーに
言われてやった
事だって言っていた...
行ってみる
価値は
あるだろ...!
...そうだな...
このままここに
立ち往生していても
またジンメンは
やって来る...
...私も真実は
知りたいわ..
でも、ここ
最期には俺を
信じてこれを
渡してくれたん
だ...!
じゃあ...!
待つんだ。
途中から
聞いていたが
成勢だけに
とどめておけ。
ここから
出て行った
ところで何が
てきる?
それに外も
まだ暗い。
勝手に
助かれちゃ
迷惑だ。
っ...
...今夜は
俺が警護する。
行くなら充分に
準備してから
行くんだ。
!
日下部
さん...!
しかし俺は
残るぞ。
まだ負傷者が
いろしな。
しばらくは
この付近で
様子を見るが、
救助が来たら
あんたらの事も
助けに行こう。
中田、その子たちも
関係者なら
引き止めないが、
ちゃんと訓練した
時の事を
生かせよ。
健闘を
祈る。
日下部さんの
言う通り、
夜明けまでは
休みましょうか
...ああ...
任せておけ。
...ハナヨ...
俺はやるよ...
必ず...
人間も動物も
救ってみせる...
行こう。
第3話服従
ヤバ...
体力が..
だが周囲を
よく確認して、
ジンメンの気配に
注意するんだ。
ても駐屯地から
出る前に話を
聞いておいて
正解だったな。
しばらく
飲まず食わず
だったからな。
体力が落ちて
当然だ...
あんたら
本当に出て
行くのか..
なら、
山に沿って
歩くといい。
はぁ...そうね...
ここに来るまで
犬のジンメンも
見たしね...
俺たちは峠の方を
通って駐屯地まで
来たが、ジンメンは
少なかった。
まぁ考えてみれば
当然かもな。
ヤツらからすれば
人気のない場所を
探し回るより、
物資を漁りに来る
人間を狙った方が
効率的だ。
...それでも...
ちょっとこれは
迂回し過ぎ
じゃないの...?
...それは...
そうだけど..
ファッ
そんな
何を言ってるんだ。
かけられる保険は
かけた方がいい。
体当たりで
死んだら全てが
無駄になるぞ。
内海さんだって
今回の件の原因を
知りたくてついて
きたんでしょ。
ヒトミちゃんは
大丈夫?
は、はい...
ヒトミ...
無理なら...
行く!
もう私だって
メソメソできない:
...わかった...
公ナヨがみんなを
助けるために
手がかりを残して
くれだんだから
にしても坂道
ばっかりね...
大丈夫だから!
気にせず進んで。
もう
歳が見下ろせる
場所まで着く。
ずっと地下にいたしな。
外の状況も知って
おいた方がいい
知りたくないわ
ね...それ...
やっぱり
増えてるんだよね...
ジンメン...
はぁ...
辺りを
見渡せる場所
まて行ってな。
よし。
ここら辺かな。
吾郷たちの残した荷物から
持って来た双眼鏡が
あったよな。
あ、はい。
ふむ...
一見ジンメンは
見当たらない...
が...
!
...っ!
どういう
事だ...
...沢山
あるんだ。
どうしました
中田さん!?
街中に人肉が...!
え...!
なんなの
それっ!!
しっ!
だめだ...
やっぱり
いた...
ジンメン
てすか...!
ああ...
しかも...
ラじゃうじゃ
と...
これは
当たり...
ベジタリアンの
味だぁ...
おすなっ。
たのしいっ。
地獄だわ:
何これ...
あの商店街だけで
こんなにも大量の
ジンメンガ...
この先、本当に
進めるの!?
行こう。
街を通って
行かなければいい
だけだ。
それに進めるか
進めないかじゃ
ない。
ちょ、
マサトくん!
ひどい光景だけど、
迷えば思考が停止して
体も動かなくなるよ。
待っても進んでも
死ぬんだったら、
進むしか
ないんだ
なわけ
わーだろ
ジンメンに
隙を与える
だけだ。
進もうよ。
.....
ねぇ...マサトくん
変わったわね。あれって
やっぱりハナヨって
ゾウのせい...?
やけくそじゃ
なければ
いいんだけど...
マサト...
...
みんな
戻って!
?
!
...あいつだ!
上がって!そこの
キャンピングカーに
隠れて!
早く
中に!
それだけじゃ
ない...
でも、さっきは
進もうって...
いいから!
何?何を見たの!?
ジンメン!?
さがせ...
さがせ...
何あれ...!
まるで人間が犬に
飼われてるみたい...
ひどい...
なんで...?
ジンメンだけでも
充分なのに...
人間まで...
人間を
探しているの
かしら...
だが...
実はよく練って
いるのかもな
人間の方が
「視る」能力は
上だ...
それに首が
高いから視野も
広い..
加えて
犬の嗅覚...
地上での探索では
最高の組み合わせだ...
ねぇ!
やっぱりここ
危ないよ!
臭いを辿られる
前に逃げよう!
...?
なんであっちの
ふとっちょの方は
血だらけなの
かしら...
近すぎるよ!
...
見つけました!
また俺が先に
見つけました!
見つけた!
ズい...!
くあっ!
ハレた...っ!
うわあああ
あああぁ!
...!
おい、行け。
逃がすな!
もしかして
この中に
住んで...
助かった
の...?
全員去るのを
待つんだ...
ケンタさん!
俺が見つけ
ました!
反対側に隠れてる
人がいたんだ...
ってことは
今度も
おまえが...
まだだ!
じっとしてろ!
ああ、
そうだな...
ひっ、ひっ...
罰だ。
ひぐぅっ!
いだいっ!
いだいっ!
次はちゃんと
見つけます!
見つけますから!!
...
ああ...
もうっ...
...そうか
二人のうち、先に
人間を見つけた方が
罰を逃れる...
だから先に相方に
見つけられない様
必死に探す訳か...
...なんて事を
考えるんだ...
そんなの...突破
てきるの...!?
やっぱり駐屯地に
車を探しに戻る
とか...
無理に
決まってる
だろ!
あいつら
去ってく...
静かに!
あともう...
一匹
あと一人...
ぽ
おい。
き...
おい!大声
だすな!
お前ら一体
何者..
あれ?
お前、ヒトミ...?
そっちは..
マサトか?
......!?
...ん?
あ...!
あんた
まさか...
クマ助!?
あんた
まさか...
第5話「避近
クマ助
!?
うお...!
久しぶりだ...
何?ヒトミちゃん達
の知り合い?
なんつー
偶然だ...
なんで
こんな所に
あんたが
いるのよ!!
確か中学の時、
東京に転校して
いったじゃない!!
...彼は
確か..
マサトくんを...
んだと
コラ...
クマ助...
目立ちたかりは
テメェだろうが...
なんだこれ?
「動物のキモチ」
ってね
えっおまえ
ひっと...
眩せんの?
おい!俺にも
見せろよ!
マサト!
えっ...と
それはその...
えと...
...
こ、こいつはただの
小学校の時の
同級生ですよ...
どうでもいい
てしょっ...
それで?
なんでここに?
んだよ、
そのトゲの
ある言い方はよ!
だからなんで
そんなケンカ展
に...
まぁ...
そうだよな...
クマ...
るせーな!
わかってるよ
バカ!!
はぁ!?
あいかわらず
やかましい女だな。
用事だよ!
用事があって
不二まで来てたんだ。
来る途中に
あのジンメンとか
いうのに囲まれて
逃げて来たんだよ。
んで、このクソボロい
キャンピングカーに
隠れてた...
そんだけだ
ブス。
っ...
あんた...!
まぁ落ち着くんだ
ヒトミちゃん。
聞きたい事も
聞けないわよ。
まぁ...
はい..
ねぇ、もしかして
さっきジンメンに
追われていたのも
あなたの仲間?
この辺りに
ジンメンは
どれだけ
いるんだ?
さぁ...
どうだった
かな...
...ど、
どうなのよ...
...だから...
てめぇはさっきから
うるせぇんだよ...!
この:
や、やめろ。
あ...マ...
放せよ。
サト...
なんだ...?
四人で
無事に辿り
着かないと。
クマ助の手
震えてる...?
いい加減にしろ!
今はどうやって
ここを離れるか
考えるべきだろ!
やっぱり車が
あった方が
いいんじゃ...
...!
な..
なぁ...
あれだけ必死な
捜索をジンメンが
しているのを
見ると、不用意には
出られない。
何か対策を
考えて...
てもそんなすぐに
走れる車を
見つけられるか...
走れる車なら
あるぞ...
え...?
近くつっても
こっから少し
歩くけどな...
...それ...
本当なの...?
だから
動かせる車なら
この近くに
あるんだって!
どうする?
も、もちろん!
俺は最初そこから
逃げて来た...その時から
戻ってはねーけど...
ねぇ...本当に
この先に
あるの?
そ、それくらいは
信じれんだろ;
だから
あるって!
信じれる訳
ないでしょ。
な?
あんた大嘘つき
だったんだから。
ちょっとクマ助
あんた謝りに
行くっての
嘘だったの!
長い間
会っていなかったけど、
あたし達の印象は
変わってないからね。
そうだ...
クマ助の
せいで!
...
あまり人が
得意じゃ
なくなった...
でも
なんだろう...
嫌な想い出の
はずなのに...
会って最初は
ドキっとした
けど...
今はまったく
そんな風に
感じない:
それどころか...
クマ助か
何かに怯えて
いるようにも...
な、なぁ...
あ...いや
...その...
そういやお前ら、
車に乗って
どこ行くつもりだよ..
それだけで溝の
外になんて
出られないだろ?
...なんで?
それ聞いて
どうするの?
サファリに...
サファリに
向かうんだよ。
大丈夫なのか...?
ちょ、
マサト...!
何?
心配でも
してるの?
え...でも
それって...
...その...
サファリに
いたっぽい
ジンメンもいたぞ...
なんでも
ない...
あ...いや、
なんだ...?
さっきから
クマ助くん...何か
言いたげだけど...
つ、着いたぞ。
...?
どうしたの
かしら...
.....
ここだ。
うお...!
なんだこれ...!
ここだけ...
すごい
事故が...
少し行った所に
てかいサーキットが
あって...
休日は結構、車の
出入りがあるんだ:
多分そこから
逃げて来た奴らで渋滞が
起きたんだろーな。
ジンメンカ
現れてから
戻る事もできず、
車を捨てて
逃げ出すしか
なかったんだろ。
ジンメンの
メンは逃げる途中に拾った
他の奴らが置き忘れていった
もので食いつないできた。
先頭の車に
乗って逃げたり
しなかったの?
俺はまだ
高校生だぞ...
鍵が
差しっぱなしでも
エンジンが
かからなくて...
ふむ...
いや、試しては
みたんだけど...
これか...
パッテリーが
あがってる
ようだな...
よし、みんなで
ケーブルを探すぞ。
俺は充電に
使えそうな
車を...
ペンチの
先っちょみたいな
ヤツがついてる
ケーフルた
ブースター
ケーブルは
常備されて
いないか...
うん...手分けして
探してみる!!
見たら
わかるかな...
え...あ...
...?
クマ助...
体何を
見てるんだ!?
な、なぁ
クマす..
ここには
ねぇよ。
......
一体何を...
.....!
ケーブル
あった?
まさかこの車...
クマ助が乗って
来た車じゃ...
ん?
いや...
え...?
ねえ、
ケーブルって
これかしら?
!
ああ、
それだ。
少し時間が
かかるから、
周りに警戒しながら
静かにしていて
くれ。
ええ。
じゃあ早速
やってみようか。
.....
ねぇ...マサト、
大丈夫?
え?
クマ助の事...
気になってるの?
ありがとう...
まぁ気になるには
気になるんだけど...
ん?あ、もしかして
俺の事、心配して
くれてるのか?
というより
クマ助がさ...
何か隠して
るんじゃない
かって...
ジンメンの
ーっ!
んー
つかまえた...
つかまえた...
なんだ...
しゃべれない
のか...?
保護した?
ううん、
おれたちは
やってない...
ぐ...か...
ぐ...
が...
ぐ...
く...か..
が...
...ゆ...
ルザ...ね...
あい...ツ...
お...ド...リ..
あい...ヅ...
お...デを...
おと...り...
に...ジだ...!
ケーブルが
見つかって
よかった!
母親
第36話
.....
ね...この後
クマ助どうする
のかな...?
動くように
なるまで
あと少しだ!
私たちだけで
サファリに
向かうの...?
マサトは
一体...
あ...
これでどうだ...
どう思ってるん
だろう!
...
よし。
...うし!
これで
走るの!?
ああ、これで
サファリに
向かえるぞ!
さて...
クマ助くんは
どうするか
聞かないとな。
...
...!
中田さん...
ても...
元々私たちだけで
サファリに
向かうって話
だったし...
ジンメン
サファリに
向かうのは危険だし、
俺も最後まで
連れて行く
つもりはないが、
ん?
...まあ
確かに。
会った以上、このまま
置いていく事も
できないだろ?
君たちにとっては
彼を受け入れにくいのも
なんとなくわかるが、
来るか来ないかの
意見くらい、聞いても
いいんじゃないか?
...
車を
見つけられたのは
彼のお陰だ。
わかった..
聞いてみるよ。
私も!
ねぇ!
なあ...
クマ助...
その...
この後
どうする...?
...ねぇ...
!
っていうか、
さっきからずっと
この車見てるけど...
...あ...
中に何か
あるの...?
.....
おい!
触んな!!
な、何よ!?
どうしたいか
聞いてるだけ
てしょ!
...俺は
ここに残る...
このまま
ここに
残るか?
どうせ
お前らには
嫌われてる
だろうしな。
俺は..
そんな...ても..
一人で危険じゃ
ないの...?
だから
いいんだよ
もうほっとけよ...
...!
...なぁ、
もしかして
この車って、
クマ助の家の...?
ここに来てから
ずっと同じ事を
見続けて...
そういえば...
あんた...毎年夏に
家族と不二に
来てなかった...?
え?
俺、友達が
毎年夏にクマ助の
家族を見るって
言ってたのを
思い出して...
...!
でも...確か転校した
理由が親の龍婚とか
聞いてたから..
人違い程度に聞き
流してたの...
...ても...
まさかシンメンに
るっせぇな!
車は動くんだろ!
だったらさっさと
行っちまえよ!
だからてめぇらは
関係ねぇだろ!
俺は
一人でも...
えっ...
く...
首...
見んじゃ
ねぇよ!
...ちくしょう...
見るんじゃ
母ちゃん...
なんでだ...
なんで
なんだよ..
なんて...
なんで
こんな目に
這わなくちゃ
いけないんだ
よ...
...離婚した後...
毎年夏だけ家族で
一緒に過ごす約束を
してたんだ...けど...
...ずっと...
頑張ってたんだ...
クマ助...
最近...母ちゃんは
親父とまた復縁するかも
って喜んでた...
それが...
俺をジンメンから
逃がそうとして...
なんでだっ...!
こんな姿に...!
どこ行った
あぁああ!
クマ野郎ゥ
ウゥウウウ!!
...な?
あの人...!
あいつも
ジンメンの
味方に...!
もしかして
さっき囮に
なった人...!?
くそ...
せっかく
車が出せる
のに...
だめだ、全員
乗る間に捕まる!
おい!
みんな隠れろ!
ねぇ!
もう無理矢理
行きましょ!
おい、
早く行けよ...
どうせあいつの
狙いは俺一人だ..
え...!
奴は俺と
一緒に隠れていた
仲間の一人だった。
俺は奴を
囮にしちまったんだ...
.....!
でも、わざとじゃ
なかったんだ。
犬が現れた時、
あいつの方が
まっ先に俺を
図にしようと
した...!
それで抵抗
したら...
それで...
快念深ぇ奴
だったから...
生きてたら
仕返しに来るかも
しんねぇとか
考えてたけど...
結局...
まさか、今来る
なんてな...
ねぇ!
もうやばい
わよ...!
こっちに
降りて来た...!
このままじゃ
車があっても...!
こんな事なら
来なけりゃ
よかった..
母ちゃんの
こんな姿..
見たか
なかった..
...!
そうか...クマ助が
挙動不審だったのは
お母さんの子の
記憶があったから...
...!
それなのに...
俺たちをここまで
連れて来て
くれたんだ...
クマ助...
その学ラン
貸してくれ!
は?
いいから
早く!
このまま死ぬくらいなら
学ランの一つや二つ
なくなってもいいだろ!!
早く!
どこ...
どこ...
な、
なんで...
あの車!
俺に考えが
ある...
...!
しかも
エンジンが
かかって...?
!
黒い何かが
通りました!
!
発進した!
追え
追え!
...!
あの学ラン...!
クマ野郎
のだ..
逃がすか!
よし、
撒けた様だな...
今のうちに
ここを一旦
離れよう。
折角エンジンが
稼働したのに...
無理に
乗ろうとしても
犬の瞬発力には
敵わない...
荷物を
お姉さんじゃ
毎日Andilと
でも...
あの状況じゃ
やむを得な
かっただろ!
少しの間
離れて
待つんだ...!
...なら...
いいとこがある。
俺があいつと出会う前。
キャンピングカーの
他にもこの近くで
ねぐらにしてた廃墟が
あってな...
人気がないせいか
ジンメンも寄って
来なかった...
クマ助...
じゃあ、そこに
行ってみよう。
ぎゃあああ
あぁああ!
すいません
すいませんっ!
おい...娘も
いないじゃあ
ないか...
おまえ...凛を
ついたのか?
おまえもっと
頑張らないと
殺すからね...
絶対...
は、はひ!
次は!
絶対に...
全部あいつの
せいだ!!
違います...
違います...
..俺を...
間にした
どころか...
今度は
騙しやがった...!
あんのデズ助
がぁあああっ
絶対に逃がさ
ねぇえええー
第37話、葛藤
なんて所に
違ってんのよ...
よくこんな所
入ろうと
思ったわね...
足下ぬけない?
ボロい分、人気もない...
だからジンメンも
近寄らないのかもな...
よし、この辺りで
今夜は休むか。
一体、何度目の
夜なんだろう...
ここはもう何度も
歩き回ってる。
こうやって
まだ話せる
仲間がいるだけで、
不安も多少は
取り除けるんだから
マシじゃない。
はい。
確かに...
数えたって
気持ちが
落ち込む
だけよ...
仲間がいる
だけで...
そう...
そうですよね。
...
そっか、
今日もあんまり
食べる事を
考えてなかった...
これ、確か昨日
地下の倉庫で見つけ
たんでしたっけ?
通称「がんばれ食」
とか呼ばれている
らしい。
食事に
するか。
「がんばれ食」?
ああ、普段は
航空機や船舶に
緊急に備えて
搭載されてる
救命食糧だ。
水がなくても
食べられる。
一箱で三日分は
あるはずだ。
ん?なんか
フリントが
入ってる...
がんばれ!元気を出せ!放射は...
救助はね。元気という状況は必ずやってくる!
がんばれ...
やってくる...
これらは食い始まりましたが、・でもマスターかにどんの
ロンパー体が消えなかったからありがとうございましたの
...
...私に行きかけていくつに
...救助は
必ず...
...ごめんなさい、
今読むものじゃ
ないわね。
...あ、いや...
全然だいじょう...
意外と
イケるかも。
てもやっぱり
足りないなぁ...
早...
ねぇ...
マサトは不安に
ならないの...?
全然!
逃げてる時は
確かにどうすればいいか
わかんなかったけど、
今は希望がある。
それに地下と
比べて食べ物が
あるだけ全然
マシだろ?
だってもう
進むしか
ないだろ?
てももし
残すなら
半分だか...
もう
やるべき事は
わかってるんだ。
ちょ、
食べる!
食べるって!
あいつ...
まぁ...
確かに...
あんな頼もしい
奴だったっけ...
..いや...
よく考えたら
俺の前で
見せなかった
だけで...
本当は案外明るい
奴だったのかもな...
変わったのは...
俺の方か...
ジンメンの
ねぇ...
...!
え、あ...
これ...俺
ほら、手を
出して。
うん、ほら
いいから食べて。
昼間は
ごめんね...
あ...いや
...別に...
ちゃんと
食べてね。
あたし、勝手に
ズカズカ
聞いちゃって...
もう...
...いいよ。
あ...
マサ
ク、クマ助...
その..
あのさ...
な、
なんだよ...
要は..
昼間..
あの...
あ...?
ありがとう!
は?
一体何を...
車の場所を
教えてくれた
だろ?
本当は:あんな場所
行きたくなかった
はずなのに、俺たちを
連れて行ってくれた
い、
もういいんだよ。
そんな事!
それよりもだ。
どうせ一回
しくじったん
だから...
ん?
...そっか
...
俺の
方こそ...
だから
あれだよ!
俺が
マサトに...
んだと
コラ...
して...
目立ちたかりは
テメェだろうが、
動物と話せる
ってアレ
本当は虚
...その...
きた...
やっぱ
なんでもねぇ。
ちょっと
見回ってくるわ。
..?
...
え?
あ、おい!
ジンメンの
...
ほ、
身を乗り出し
過ぎだぞ。
夜行性の動物が
君を捉えてるかも
しれないんだぞ。
中田だ。
子供の時も
大して話した事は
なかったもんな。
あんた...
...なんだよ
いきなり...
謝りたいん
だろ?
は?
何をだよ!
誰に!?
何をって..
明らかにさっき君は
マサトくんに
言いかけてたじゃ
ないか。
...っ、
!
親御さんの事は
残念だったが...
このままでは
君はずっと
一人になって
しまうぞ。
もし本人に
言いにくいなら
先に俺に話して
みないか?
君がそこまで
意地になるのは
他に理由が
あるのか?
...!
.....
俺は当事者じゃないから
わからないが、
時間だってもう大分
経っているはずだ。
現にマサトくんは
君と向き合おうと
している。
彼はもう君を
許してるんじゃ
ないのか?
...!
だから
んな訳
ねえ...!
許せる訳
ねぇだろ...!
何...?
ジンメン四
許せる訳が
ねぇんだ...
それは...自分が
許せないって
事か?
昔アイツに
しちまった
事を...
...俺には
わかる...
...そうじゃ
ねえ。
俺は...
俺は転校先で
味わったんだ...
...どういう
事だ...?
...俺...
転校初日に...
ボコったんだ...
クラスの調子
ノった奴が初日に
田舎者扱いして
イジってきやがって。
ただ、そっからだ。
そっからずっと...
田舎者が
危険人物扱いに
なって...ハブられて...
そのうち学外の不良
ともツルむように
なった.....けど...
それを知られる度に
母ちゃんが悲しんで、
荒れるようになって...
それもやめた...
...て...居場所は
どんどんなくなって
そしてその度に
思うようになった。
俺を最初にハブに
した奴らを...
俺にこんな想いを
させた奴は絶対に
許さねぇって...
ても考える度に
あいつの顔が
よぎる...
転校前の俺が
転校後の俺を
責めるんだ。
正直..
会いたく
なかった。
なるほど...
君は過去に
縛られていた...
そして...
親御さんの
事も...
辛かった
ろうな...
だが今なら
解消できる
じゃないか。
だから
あいつには...
......
そして今の君にも
彼の葛藤は
わかるはず...
...そうだろ?
......
マサトくんは今、
過去を乗り越える
ため、君を許そうと
頑張ってる。
...
車に連れて行って
くれた事だって、
本当は許されたかった
からじゃないのか?
どんな言葉
だっていいんだ
ジンメン!!
この過酷な状況を
乗り越えるには、
仲間が必要だ。
...!
一人じゃ
ないんだぞ...
今の君なら
ちゃんと
伝えられるはずだ。
君はもう..
...
許してくれ...
...!
本当に..
なんだ!!?
何があっ...
...!
!
ジンメン達
が...!
いつの間に
こんなに...!
ダメだ!
無闇に
動くな!
...っ!
お〜いたいた!
クマデブ!
テメェ...!
またおめーが
こいつらを囮に
して、逃げたのかと
思ったぜ。
人を散々
切り捨ててきたのは
オメェだろうが...
韮川ぁ!
何...?
おまえ...
あいつらの
仲間...?
あ、ち
違います!
ちゃんと皆さんに
従いますっ!
さんをつけろよ
デブ助がぁっ!!
クソ野郎...!
くそ...
どうする...
強引に走り抜け
でも...人だけなら
られるか...!?
こっちにはまだ
すげ~お方が
いんだよ。
へひっ、無駄だぜ、
逃げようったってな。
お前らは...
全員...
...っ!
終わりだよォ!
...なんだ...
...あれ...!?
...あれは...
ヒグマ
だ...!
うきゅ?
おい..
なんだよ
あのデケーの...?
第38話・買取
あの
デカさは...
多分...
サファリに
いた...
ヒグマの...
もしかして!
きみ...
うわさの...
マサトく
っ...
へひっ...
おいデブ助!
何か言ってみろよ?
グリゴロー...
あっ
さっきまでの
成勢は
どうしたんだ?
ん?ん?
...
これも全部
お前が俺を囮にし...
うるちゃい。
...!
ね...ねぇマサト!
あのクマの事
知ってるなら
また説得して...
いや!
マサトくんには
昔、俺が話した
だけだ!
グリゴローは
ずっと前に
飼育員数名に大けがを
負わせる事故を起こして
サファリから
いなくなったんだ!
え...っ!
っ...
...こいつを
使うか...
この距離だと
撃退する前に
襲われて...
...!
床だ!
床を撃つんだよ!
...っ!
そうかっ!
...
なんだよ...
ちねっ!!
...
このォ...
!
・
っしゃ!
あれ...?
あっ...
俺まで..
落ち...
...っ!
ヒトミっ!
...あんたっ...
この...デブっ!
お、重た...
...
...っ!!
お前...!
奴らは...
マサト...!
この建物..
地下も
あったんだな...
上は薄い木造なのに
意外と鉄筋も
使われてる...
強引に増築を
繰り返してきたの
かもな...
クマ助くんが
機転をきかせて
くれて助かった。
道連れに
ならなくて
よかったよ。
...
おい
マサト...
お前、なんで
さっき俺を
助けた...
は?
ほっとけば
落ちてたのに..
なんでだ...
...?そんなの
当たり前だろ。
...お前はそれで
いいのかよ...
死..
そういう事じゃ
ねぇんだよ!
それでって...
あのままじゃ
クマ助が
落っこちて...
は..
...はぁ?
お前は俺を
許したのかって
聞いてんだよ!
お前..
俺を...
昔の事を
許しちゃいない
はずだ...!
...!
あのまま俺を
引っ張らなけりゃ...
俺なんか
いない方が
いいはずなのに...
そんなんて
お前は
いいのかよ..
お前だって
俺になんか
会いたくなかった
はずだ!
それを...
俺はもう:
...何?
な・
そんな事
思っちゃいないよ、
クマ助。
ならもう
それで充分
じゃないか。
...実は中田さんと
クマ助の話...
最初の方だけ少し
聞こえちゃって...
正直......
最初はざまぁみろとも
思ったけど...
...辛い想い
してたんだよな...
俺はもう
気にしてない
から...
昔の事に
囚われれば、
今の状況じゃ
危険を招くだけだ。
...んな
訳ねぇ
だろうが...
いや...
本当に..
悪かった!
マサト!
...っ!
聞いてたんなら
わかるだろ、
俺はお前に会ってから
ずっと昔の俺を
思い出してたんだ...
お前はよくても
俺はよかねぇんだ!
それでも前一緒にいた
奴らよりも、ずっと
俺は...安心できた。
まぁ...そうだよな...
俺は...もう...
ちゃんと...
その事実からずっと
逃げたくても...
逃げられ
なかったんだ...
だから...
頼...
お前らと
一緒にいたかった
けど...それだけじゃ
絶対いけねぇんだ...
マサトと
向き合い
てぇんだ。
あ、いや、
もう...
許すし!
ジンメン!
クマ助はもう俺に話した!
俺も許してる!
だからもう、それで
いいだろって!
とにかく
今からでも
早く車の
所に向かおう!
あと:仲間
だから!
マサト!
マサト...
...おい、
お前はそれで
いいの
だからいいよ
もうっ!!
早く...
早く行こう!
...
うん...もういい
もう大丈夫なんだ...
そっか...
うれしいんだね;
僕の
友達は
友達か...
動物だけ...
まさか..
クマ助か...
...ね...
よかったね...
マサト...
ジンメン!
ふぅ...
ようやく車列が
見えてきたわね。
油断するなよ。
なぁ...マサト...
そういやさ、
小学校の時の
自由研究...
あれって
お前一人で
作ったのか?
動物の日記の...
あ、うん
そうだけど...
そっか
やっぱすげぇなお前!
俺の標本なんて
母ちゃんに
手伝ってもらって
やっとてきたのに...
ん?
な、なぁ
クマ助...
なんかすごく
気持ち悪いよ。
ん?
いや、なんか
さっきから
無理に話題を
作ろうとしてる
ような気がして...
あ?
バっ...はぁ!?
無理なんか
してねぇよ!
人間なら話くらい
すんだろうが!
...まぁ...
いいんだけどさ..
俺たちこれから
サファリに
向かうんだぞ?
それこそ
無理をして...
お前...俺を
みくびってんな?
それよりも
本当に大丈夫か?
危険な道のりだし、
俺たちと行動を共に
するより、どこかに隠れて
数助を待った方が...
俺が東京で
どれだけ暴れてたか
知らねぇようだな?
ジンメンの
「八王子のクマ」を
舐めんじゃねぇぞ?
この俺がお供して
やってんだからよ♪
...さっきまで
あんな
めそめそ
してたのに..
人間と動物を
一緒にしちゃ
だめだ。
池の内側で
人間のルールが
もう通じないのは
わかってるだろ。
それでこそ
だろうが。
思ったら
かわいそうだ。
俺たちのご先祖様
だって野生の
世界を勝ちぬいて
きたんだ...
だからサファリにも
向かうんだろうが!
聞く気
ないな...
しかも奴らは
ジンメン。
ふん!
だからよ、
俺は最後まで
お前らに...
化け物どもに
人間様の意地を
見せつけるんだよ。
ても割りと
良い事
言うじゃない。
ついて...
な...っ!
いたい...
いたかった
よぉ...
ころ
ちゅ
おまえら..
友達
第39話
くそっ...!
こいつ生きて
やがったのか!!
逃がちゃない...
先回り
してたのか...!
早く
戻れ!
純対...
ゆるちゃない!
痛かったよぉ...
あれは痛かったぁ...
!
...!
くそったれ!
せっかく
戻って来たって
のに!
どうする!?
分かれて...
回り込もう!
中田さんは先に
運転席に!
犬の時と違って
いるのはクマ
一匹だ。
車の陰に隠れながら
回り込んで...
中田さんの遺転する
車に乗り込めば
助かる!
避けて!
逃がちゃないって、
ゆったよ...
...!
...?
だめだ!
......
あ。
あ〜!
おまえ...
生き残り!
わかったぁ!
!?
うるさかった女の
子供ォ!
...??
...!
そうだ...
そうだ...
このニオイ...
そうだぁ!
......っ
待て...おい
まさか...
てめぇが
母ちゃんを...
うるさかったん
だァ♪
くましゅけーって
声、うるさくて...
ムカついて
ひっぱろーと
したぁ。
でも間違えて
中身出しちゃったぁ!!
したらもっと
声キンキンで
泣いて
嫌だったから...
ピュっと
やったら...
でもまだちょっと
うごくのね、
ロがばくばく、
でも...声でなくてぇ。
...
静かになったぁ。
あァ...
ほんとォ...
あれは笑えたぁ♪
クマす...!
!
が...ふ..
ジンメンの
クマ助!
!!?
クマ助!?
だいじょう...
...
ちくしょう...!
ちくしょう...!
ほらぁ...
来なよォ〜...
...っ
この...!
だめ!
動いちゃ!
どうしよう!
どうしたら
いいの!?
...?
だめ!このままじゃ
クマ助が死んじゃう!
どうしたら...!?
...来ないの?
...もう...
だめだ!
逃げるぞっ...
クマ助!!
クマ助!!!
...!?...??
は!?
...いいから...
もう......
...行けよ
だめだ、俺もう
死んだわ。早く..
何言ってんだ!
まだ処置を
すれば...
だからよ、
行けよ...!
やっぱり嫌だ!
俺、せっかく
クマ助と...!
どうでも
いい..
何言ってん
だ!
てもっ...!
俺はアイツを
ぷっ殺すと決めた...
勝てる訳ない!
早く逃げよう!!
そうだぁ♪
死ぬのは...
オマエだ。
な...は...
おいっ!
早く乗れ!!
ほら!い!
今のうちだ!
早くクマ助も
乗って...
!?
クマ助!
中田さん!
そういう事
なんだよ...!
嫌だ!
だめだ!
おめぇも
いい加減
しつけぇなぁ...
わかってんだろ...
近くに人間が...いる
...病院もねぇ...
もう俺は助からねぇ...
...ほら:見ろよ:これ:
しょうがねぇよ...
でも、死ぬ前に
俺は、あいつを
殺す...!!
おい!
何やってる!
早くしろ!
早く...!
...っ!
逃がちゃない...
みな殺し!
...な!
くそっ...!
早く...!
早く乗れ!
マサトくん!!
っ...
く...
クマ助っ!
うるせぇ!
殺すっ!
殺ずっ!!
...なに...
おまえ...
じゃま。
!
はなせっ!
はなせェっ!
.....マサト...
...っ!
...お前は...
生きろ:・
だめだっ
もう行く!
クマ助くんの
勇気を...
無駄にすんな!
っ...
おい...
おまえの
せい..
逃げちゃったよぉ!!
ジンメンロ
おいかける...
みなごろちゅ...
もってこうと
した...でも
っ...
おい...フサイ...
...クマ...
おまえ...
かあちゃん...そ..
あの...あと...
食ったの...か...?
...ううん。
ばらばらで
もちづらいし
くさかったし...
そこら辺に
まいた。
めんど
くさかった
し...
.....そっか...
なら...よかった。
...?
おめぇか...
食っちまって
なくて...
よか...たぜ...
こんなクソクセー
熊肉の糧になる
くらいなら、
そっちの方が..
よっぽどいいぜ。
おめーの親だって...
ちょっとは...美味い
...熊鍋に...なる
努力...してるぜ...
もっと野菜食えー
.....
...ムカぁ...
...いいよ...
おまえは...
食ってやる
よ...
ゆっくりねぇ...
限助...
あんたもう少し
素直になれないの
かい?
あんた...動物が
好きなくせに
なんでもっと
マサトくんと
話さないんだい!
あのねえ...
そういう気持ちを
嫉妬っていって
人をうらやま
ほんとに...
その通りだ...
マジで自分が
バカらしいぜ...
あんたが欲しいって
言ってたから鳳って
やった消しゴムを...
こんなにして..
ほんとにあん時や
ゴメンな...
うるせぇ!
ムカつくんだよ、
俺より目立って!
うるせぇ!
でも
言えてよかった!
悪かった!
マサト!
あーあ...
俺が...こんな性格じゃ〜
なけりゃ...
マサト...
もっ...と
最初だから...
話してみりゃ
当協...いいん
だったし...
お前...とは!!
友達で...
られたのにな...
マサト...
クマ助...
俺...
ともだち...
クマ助ぇ...
クマ助...っ!
第40話決意
なんて...
なんてだよ...
あいつ...
なのに...
あんなっ...
折角仲間に
なれたのに...
さっきまで
楽しそうに
しゃべって
たのに...
...クマ助を...
置き去りにして...
いったい
...
...
...
...
そして、
そう
最期
なんて...
...
中田さん!
今からでも
戻って
ダメだっ!
冷静になれ!
彼はもう
だめだった...
すでに腹を破られて
致命傷だった。
いいから
もっと車の外を
緊戒して...
今ならまだ...
あの時は
早くあの場所から
立ち去るべき
だったんだ!
まだわかんない
だろ!
くそっ...
なあ!なんだ
中田さ
いい加減に
しろ!
ここも
行き止まりかっ!
君はなんのために
今ここにいる!?
なんのために
ハナヨの
最期の手紙を
受けとった!?
...っ。
クマ助くんは
自らの意志で
最期に決断した!
自らが囮になって
俺たちを救って
くれたんだぞ!
彼の勇気を無駄に
したいのかっ!
...ても...っ。
あいつは...
クマ助はっ...
だからこそ
サファリに
行くん
だろうか!
俺とサファリに
行くって
言ってくれて...
ようやく...
友達が
てきたのにっ...
ようやくって...?
君の気持ちは
わかってる...!
...?
『俺だってグリゴローに
向かっていく
クマ助くんを
止められるものなら
止めたかったさ...!
あんな風に自分の
お母さんをバカに
されたら...
仲直りをした
君らを見て
俺だって
よかったと
思っていたよ..
っ。
クマ助...!
そうだよ
私だってっ...
でも...
その通りだ...
てきっこない...
母親の仇が目の前に
現れたんだ...
クマ助くんを
止める事なんて
てきなかった...
腹が破れた時点で、
彼は自分が死ぬと
わかっていたんだ...
そんな極限の状態で
彼は...選んだんだ...
ジンメンロ
母親の...
人間としての
尊厳を守る事を...
...そして、
自分の友達の...
マサトくん達を
守る事を...!
サファリに行くって
危険な決断も
きっとマサトくんに
稲いたかったから...
言わないでくれ!!
俺は...っ、
来て欲しく
なかった...
ああ......
だとしても、
そんな事
なら...っ!
マサト...
クマ助くんは
...もういない。
だからこそ
今できる事
は...
今度は俺たちが
その想いに...
ハナヨの事
だって...
そうだろ...?
報いるしか
ないんだ...!
.....
...
俺たちが
サファリに
向かう目的は
なんだ...?
俺は...
人も...重物も...
救いたい...
サファリに...
そうだ...
そのために
全ての原因を
知るために...
...でも...
少しの間だった
けど...俺はあんな
奴だったなんて
知らなかったんだ...
クマ助...っ。
俺が:子供の頃...
もっとクマ助と
話せてたら...
溝の内側で
会っても...
あんな...
揉めなければ...
や、やめろ。
もっと...
クマ助と...
もっと車が早く
見つけられれば...
話がしたかっ
た...
...マサト...
...ねぇ...
大丈夫...?
あ、ああ...
......
今は耐える
しかない。
人間社会に
いれば、人の死を
悲しむ事も
許されるが...
生き残る事を
考えよう。
溝の中にいる
うちは:この先
何が起こるか
わからない。
どうやら
ここは...もう
動物の国だ。
...っ。
そうだ...
そうだよ...っ。
進む事だけを
考えるんだ。
そして溝の内側から
無事脱出できた時。
俺たちが死んでいった
みんなを
想い、弔うんだ。
ハナヨだけじゃ
ない...っ、
クマ助もだ!
絶対に
みんなの命を
無駄にしないっ!
こんな世界...っ
終わらせるんだ...
俺は...っ!
俺は...絶対に...
動物も...人も
救うんだ!
ジンメンロ
...
根告か...?
うん...
あの猿に
伝える...
わかった...
こっちに...
サルじゃ
ないよォ...
ホエザルだヨ...
ジンメン四
で...なんて
伝えるっ?
中田さん達が...
今サファリに
向かってるって...
白い...四角い
経自動車に
のってる。
狼渡橋の方に
向かってる
って..
...ああ...俺もう
やだなこの役...
言うなよ...
今、あいつしか
いないんだよ...
ジャングル
とかでも5kmは
声が届くって...
ラジャ...
速くまで
みんなに連絡
できる奴...
目標に載ってた...
......
ヒ、
ピリ
本部にね...
...ああ...
了解..
伝えるよ。
A5地区。
新たな生存者
生存者
一名成認
E3地区10人の
うち8人揃獲。
日地区で
抵抗してた8人は
全て処分済み。
そこ、
食肉担当の
級舎も
忘れずにね。
マサトくん!!
向かっとるって。
C地区
人影見えず、
隣接地区に
移った可能性大。
えんちょー
技渡橋が近いと...多人見って
多分渡ってくる...
クリジローとは
会ったようで...
あら...
そうなの。
ふーん...
じゃあ迷いもなく
こっち向かって
さた感じね...
でも、
もう着いちゃう
じゃない...
あの子も必死
だったものねぇ...
ジンメン!
ハナヨちゃんが
死んでから何かに
気付いたのかしら
さて...
あそこって
誰かいた
かしら...
うんっ、
ん?
ふふん
ふんふん。
じゃあそれ
採用っ!
彼らなら
申し分ないわ。
また
面白いものが
見られるわよ♪
......
第4話河馬
どこの道も
事故車で
塞がれてる...
遠回りだが
狙源権から
回るか。
あぁ...大くらいなら
撒けるが、
鹿程の大きさの
動物に攻撃されれば
俺たちも
ああなり得る。
みんなも
周りに注意
してくれ
こんな惨状...
本当にジンメンが
やったの..
うん。
...よし。
この橋を渡れば
サファリはもう
すぐそこだ。
うわ...
ここも事故車
だらけ...
大丈夫?
通れる?
なんとか..
キリギリ
通れそうだ...!
ギリギリって...
めちゃめちや
こすってるけど...
気にして
いられるか。
通れる道なら
無理矢理にでも
通るさ。
ジンメンロ
なんか
揺れてないか?
そりゃ車と
ぶつかってるん
だもん。
だから
気にするなって。
いや...
じゃなくて
地面が..
?
...っ!!
ヤバイ...!
中田さん!
とばして!!
ヤバいんだって!
なんだ!
どうした!?
うしろ
うしろ!!
カバが来てる!
はっほっはっはッは!!
なっ...!
こんな
ところに...
くっそ!
早く
とばして!
まだそれなりに
距離はあるわ!
そうそう簡単に
追いつけるはず...
それに障害物
だらけよ!
ウソ...
え...?
いやあああぁ!
ふぇ〜っ
さちぃ~!
なんで...?
あんなに後ろに
いたのにっ!!
ぶっとばすぅっ!!
年間三千人も
ヒトを殺す凶暴な
動物だ!
カバだから
だよ!
2トン以上の
重さのカバでも
時速40キロて走れる!!
え...?
あんなデブ
なのに!?
ハンヴィー堂み!?
くそっ!
この橋を抜けさえ
すればっ...
間にあってく:
れえええぇぇええっ!
ぬっ...
抜けたっ!
ここから
直線だ!
一気に
撒くぞ!
!?
き...っ..
きゃあああぁああ
あああぁああ!
うっ...!
...っ!
やばいっ!
水没したっ!
このままじゃ
溺れ死ぬ!
くそっ...
水圧でドアが
開かない!
銃を貸せ!
窓をぶち破って
外に出るぞ!
だめだ!
!
囲まれてる!
さちぃー。
いやほんとに。
外に出たら
やられる!
きゃあああぁあ!
!?
やだっ!
やだっ!
沈っ...
ヒトっ...
なんで!
なんでよっ!
くそ...
こんなところ
で...っ!
もうだめ
なのか...!
まだサファリも
見えないのに...!
結局...
何も救えない
まま...
え...っ.。
!
一体..
ンあ。
...っ!
...
“衝撃...!?
何がっ...
でもとにかく
今は..
一刻も
早くっ...
水面にっ!
ぶはっ!
ゲホっ!
ゲホっ!
......
...!ねぇっ!
あの後ろに
見えるの!
カバはっ!?
襲って...
こない...?
あれって...
戦車じゃない!?
!
いや...マジ
近寄れないわ。
サッ...
引くぞ...
追いっ!
覚えとけ。
いや
ほんとに。
.....
た、助かった
の...
ふぅ...
ジンメント
とにかく
岸に戻ろう!
こっち
こっち!
嫌な予感が
する...
おーい!
おーい!
自衛隊の人たち...
まだ生きてたのね...
.....
え?
よかった...
助かったわ!
...っ!?
もー、ようやく
見つけたわよ。
このクソガキ。
...っ!
どこに行ったか
心配してたん
だからぁ~
...その
制服は...
サファリの
飼育員の...
ハナヨを
殺した...
普段の仲間...!?
...俺達に
なんの用だ...!?
永長っ!
ええ...
おおあり
よ..
ようやく
見つけたわよ..
この...
クソガキ!!
第12話・飼育員
永長...っ!
中田さんは
どうでも
いいのよぉ...
一体、俺達に
なんの用だ...
目当ては
そこのボウヤ
なんだから?
なんだと...
吾郷から
聞かなかったの
かぁ...?
んー?
お前ら
安堂に...
というか
吾郷さん達と
一緒じゃ
ないんデスカ?
李...!
んだなぁ...
ふふ。
!
なんだ
一体...!
まぁまぁ...
そう身構えないで
クダサイ。
質問したいのは
むしろこっち
よぉ。
あなた達
なんで吾郷ちゃん達と
一緒じゃないのよう。
三美ちゃんも
印藤も誰も
合流地点に
現れませんデシタ...
吾郷ちゃん達が
向かった場所を
見に行ったら
すごい戦いの
跡...
本当は私達が
暴れて開動してるうちに、
吾郷ちゃん達があんたらを
救うはずだったのよ。
ねぇ...知らない?
私達の仲間:
吾郷ちゃん達の
チームは極秘で
あんたらを救う
ハズだったのに。
でも、こっちはほとんど
動物も来ないで
肩すかしくっちゃって
ね...
っ...
そんなの...
知るかよ!
いきなり来て
勝手に
しゃべんなよ!
え?なんなの?
キレる10代?
知ってたって
言う訳ないだろ...
あんな...
あんなヤツらっ...
助けてもらっておいて
その言い分は
ないんじゃないのぉ?
あの戦いの跡を
見る限り相当
頑張ってたんじゃ
ない?
あらあら
ちょっとぉ。
あれだけの動物が
襲ってきて
今あなた達が
いるのは誰の
おかげよぉ。
あのゾウ
だって...
あんな大物、
吾郷ちゃんじゃ
ない限り、
倒せないわよぉ。
に、しても
驚きだったのは
あのお墓ね...
まさか...
ジンメン達が
建てたのかしら...
まぁ...
!
...!
ムカつくから
ぶっ潰して
きたんだけど。
生意気よねぇ...
これだけ人様を
殺しておいて
自分たちだけ
きちんと弔...
いっ!?
ぐ...
お前..
よくもっ!!
よくもおお
おおおぉ!
お前らの
せいでっ!
ハナ...
ジンメン
おうい
暴力は
だめだぁ
永長...
大丈夫デスか?
...そっか、彼は
確かあのゾウと
ともだと
それが
どうした..
このクソガキ..
そっちがその気なら
痛めつけてでも
吐かせてやるよ...
あれは!!
ジュウメンに
なるための
来...っ。
待って!
その薬は
毒なの!
......
お嬢ちゃん、
これが何か知ってる
ようだけど...そんな
幼稚園児並みの脅し...
!
見たのよ!
それを打ってから
吾郷さん達は
最走して人を大勢
殺したんだから!
...?
...ふふ。
どういう事?
その注射器の
中身は確かに
人間をジュウメンに
変身させる薬
だったが、
ハナヨと戦って
深手を負っていた
ようだが...その後の
消息については
本当に知らないんだ...
そのまんまの
意味だ。
吾郷と印藤は
それを打った後、
何故か我を失って
ただの猛獣と
化してしまった。
...!
なによそれ
じゃあコイツは
使いものに
ならないって事?
これじゃ
大分勝算が
減りますネ...
せっかく苦労して
手に入れたの!!
ジンメンの
じゃあ何?
あんたらは車に
乗ってずっと
逃げ続けてたって
訳?
俺らはサファリに行って
ジンメンを動物に
戻すワクチンを
手に入れるんだよ!!
ワクチン...?
そんなもの
あったん
デスカ?
違う!
見当たらなくても
全ての原因は
サファリにある...
必ずこの状況を
打破する糸口は
見つかるはずだ。
ちょつとちょっと。
サファリはジンメン共の
巣道でしょ?それを数人で
どうにかなると?
...
しかもワクチンって...
まさかそれを一匹ずつに
打ってくつもりじ
今回の事件は
あんたらが無能な
せいで、動物を制御
てきなかったから
起きたんだろ?
ふっ。
あんたらの
尻拭いだよ。
あ?
それにたとえ無謀でも、
このまま溝の内側に
いれば死を待つ
ばかりなんだ。
だったら
こっちから
乗り込んでやる。
まずはサファリの
様子を見に行く
ところからだ。
...ナンセンスね。
はぁ...なんで
私たちがこんな
バカガキの面倒を
見ないといけないの
かしら。
なんてなんだ?
ん?
...否郷も..
あんたも...
みんな俺を
救出とか...
守るとか...
それに俺たちの
目的の一つは
お前を救出し
連れて行く事だ。
......
...それ...
俺になんの関係が
あるんだ...
ボウス:もう
お前は人間じゃ
ねぇんだ。
人間じゃ
ないとか..
関係って...
そりゃあんたが...
永長っ!
?
だから...
今は..
中田さん!
この際はっきり
させてくれよ!
なんで
隠すんだよ!
今まで必死に
逃げて来た!
中田さん.
どういうの
なんだよ
うんだ...
マットく
中田さんが隠すのも
今はそういう時じゃ
なくて...理由が
あるんだって...
!
みんなで助かる
ためには自分の
事は考えない
ようにしようと
思ってきた...
ても...もし
今起きている事に...
ジンメン達に関係
する事に...
俺が関わってるなら...
今なら...
言えないかな...
.....
何?まだ
言って
なかったの?
!
永長...
この子も
計画の一部
なんだから。
別に本人が
知りたいなら
いいじゃない
のよ。
え?
「え?」
じゃないわよ
あんたは...
やめろぉっ!
だめです
中田サン。
お前
ら...っ!
放せっ!
知ってるわよぉ?
あなたと
マサトくんの
関係は。
でも、親心を出して
教えないのも
逆に酷でしょ?
だから私が
代わりに教えて
あげる。
マサトくん...
あなたは..
な...が..
おさ...っ!
やめろぉっ!
...
見つけた。
えんちょーに
もうつくって
伝えて...
あの事..
飼育員が
マサトくんに
教えたって。
あと...
あらぁ...
ようやくっ?
随分時間が
かかったわねぇ...
自覚できない
自分自身を
知る時ってこう...
くるわよねぇ...
ジンメンの
しかも、
忌み違う人間に
ぶっちゃけられる
のなんて地球、
地獄よぉ。
じかもしかも、
それがこの最悪の
出来事の関係者
としてだなんて、
...けどっ、
彼にはまだまだ
耐えてもらい
ましょっ。
そう...
私たちが
この想いを...
つらーい!
つらすぎるぅ~!
彼には彼の役割が、
秋たちには私たちの
役割があるんだもの。
世界に...
伝える
ために...!
...ねっ...
どう?
意味わかる?
...
わかる訳
ないだろ...
なんだよ
それ..
あらそぉ~お?
ならもう一度...
.....?
あなたは..
ジンメン計画の
研究者たちに
作られた...
人造人間なの。
ージンメン囚・完一
読場
読
何語酒
なんなの
これ..
なぁ、みんな...
もう少し
お互い話とか..
...ムリ。
帰りたい
おい、中田よ、
いい加減
気付け。
何が懇親会だ、
俺たちゃ別に誰かと
仲良くしたくて
サファリにいる訳じゃ
ねーんだぞ。
こんなので
いちいち
呼び出すんじゃねー。
これも
仕事だ、
チッ、
あのブタが。
今回は速水さんの
新人歓迎会も
来ねてる。
この会自体、
職員同士の連携を
はかるための
国長の計らいなんだよ。
それにだ、
よ、よろしく
お願い致します。
だからみんな
もっと...
どうでもいい
ですケド、なんで
毎度同じ店
なんですか?
いい加減
飽きた...
しょうがないだろ、
この辺は他に
店がないんだから..
お待たせ
致しました~
お飲み物に
なりまーす!
おもか
お、ビールは
こっちにくれ..
おい、
ちょっと待て。
誰だ!
いつの間に
こんな
頼んだヤツ!
え?だって
中田さんがトイレ
行く前に適当に
頼んどけっテ...
頼み過ぎ
だ!
サファリは
飲み放題でしか
経費を出さないって
言ったろ!
ビールは
別料金だ!
まぁ中田よ、
いいじゃねぇか
もう来ちまった
モンは..
ケチ臭いなぁ...
吾郷...
おう、ねぇちゃん
もう十杯!
んだよ、せっかく
楽しんでやろうと
してんのによ。
あたしも。
早いよ!
印藤まで!
「今度は飲み放題から
選んでやるからよ
にしても印藤、
あんた意外と
飲むんだな?
「この前、不●加
だったもんな。
うるせぇな
好きに飲ませろ。
俺ァ待つのは
苦手なんだ、
前の会でも
同じ事言ったろ?
...っ..あのな...
新人もいるんだ。
中田さん...
大丈夫...?
まずは
乾杯を...
気に入った!
飲み比べだ!
俺にも
ワインよこせ
聞けよ!
ん?
み、三美...?
あたしと...
一緒に飲む?
それ酔ってる
のか...?
うん!
いいから飲も?
正体現したわね!
このアバズレッ!
きゃー、
こわーい!
待ちなさい!
おい!
他の客も
いるんだぞ!
あんた、この前も
そうやって
あたしの
お気に入りの
コを...!
フフ...
中田さんも
隅に置けない
てすネ...
てっきり
草食系に
見えたのに。
李...っ、
意外とガッツリ
肉食系?
お前だよ!
いつの間に
そんな頼んだ!
中田さんが
僕に頼んどけって
言ったんデスヨー。
だから中田さんが
トイレ行ってる
間ですって。
...っ...お前が
任せろって...っ。
くそ...もう
何も言うまい...っ。
あたしも
食べるー!
な!
食べるですって!?
あんたまた
やらかす気ね!
だから
走るな!
まちな
ん?
どうした?
手が止まったぞ?
もう終わりか?
なら今回は俺の
勝ちだな!
...
言ってろ
ばーか。
はぁ...
みみっちは
いいよなぁ。
普段はくっれーのに
酔った時ゃ
愛嬌の塊だ...
あたしもあんな風に
なれれば...
...はん...別に..
わかってんだよ...
あたしが裏で
メスゴリラとか
呼ばれてんのは
さ...
!?...
他の奴らとも
うまく
やれんのかな...
なんだなんた、
急にしおらしく
して...
かまって
欲しがり
さんめ。
あ?んだコラ。
ふっ気ばすぞ。
俺はおめー
みてーな強い女は
好きだぜ、
だから
もっと飲んで
強えとこ見せろ。
まだまだ
今夜は
長ぇんだ...
〜っ!
...この...
ならとことん
つき合いやがれ!
おうよ!
どこ行く!?
勝手に
出て行くな!
中田さん...
あたし達も
どっか行...
させるか。
...?
あんたみたいな
サークルクラッシャー
ほっとけないわ。
あんたの
酒乱っぷりのせいて
今までどれだけの
男が再起不能に
なったと思ってるの。
今夜はあたしが
社会で生きる事の
大切さをみっちり
教えてあげるわ!
はなせー!
だから勝手に
出て行くなっ!!
くそ...あいつら
飲み食いするだけ
していって出て
行きやがった...!
に、賑やかで
いいですね...
しょうがない
李、安堂、
ここの飲み放題以外の
会計、今日は俺たちで...
払っ...
...
あの...二人なら
近くに美味い
焼き肉屋が
てきたとかで
行っちゃいました..
止められなくて..
その...
お会計なら
あたしも..
...いいよ...
君は新人だ...
...ここは俺か...
でも...
...大丈夫...
とりあえず...
...乾杯。
おしまい☆