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Instructions:
TwitterleのKATOPRESENTS
SHONENSUNDAYcoMacsspECIAL
GoromeXtpage
GoromeXtpage
...
カトウタカヒロ
ThKAHIRのKATOPRESENTS
.NTA
第
0話
盆沸
鍵ゲ
663
第68話
話
第65話
代償
え?
wi奇跡の水
邯
第72話
第
*21愚行
第60話「第70話
第10話
第74話「第7に話
魔
見た訳解。できね
誤解
我々が
貴方達に
求めるものは
ただ一つ...
第6話食民地
貴方達の
国が、我が国の
「食民地」に
なる事よ。
食民地だと...
だから貴方達の
国の人間を、
貴方達の
国は私達の
ごはんの養殖場...
ええ、
知ってるでしょ?
私達は
人間を食料の
つとしているの。
定期的に
食料として
私達に
提供しなさい。
食民地に
なるのよ。
・っ!
その中で、我々
ジンメンの扱いは...
人権を持つ
人間よりも
上位の存在に
位置するよう、
法律に
組み込みなさい。
諸々の法整備は
そっちに
任せるけど...
っ...
草案が出来次第
私に見せてね♪
い...
いい加減にしろ!
訳のわからない
事を!
ジンメン
何故責様らのために
自国民を犠牲にする
必要がある!
何故だ!
これからはゲストの中で、
くるってるぞ!
そもそも責様らは
獣に顔が着いた
だけで、
草食も肉食も
ばらばらに
混在している!
他に食べるべき
食物はいくらでも
あるはずだろ!
それが何故
わざわざ人間を...
一緒にしないで
もらえますぅ?
何度も言ってる
でしょ?
私達は
ジンメン。
なんで人を
食べるか?
新しい
生物なのよ。
ふふ、そうね...
強いて言うなら..
美味しいから♥
...っ!?
確かに貴方の
言う通り、
人以外の食物でも
生存する事はできます。
じゃあ聞くけど、貴方は
生まれてからずっと
野菜だけ食べ続けて
生きている訳?
それは我々ジンメンも
同じ。人間を食べる事で
多幸感を得ているの。
とにかく私達には
人を食べるという
行為が必要不可欠
なのよ。
貴方達人間は
人生をより良い
ものにするために、
美味しいものを
食べて、多幸感を
得ている...
勿論、本能的な側面もあるけど
私達も、あんたら人間と同等の
知能を有しているから当たり前よね。
貴方達はそのために
我々に国民を
差し出すの。
食民地化さえ
なされれば
内側に残った
人間は解放するわ
そう考えてもらって
結構よ。
A...A5対に
ジンメンロ
もし
あんたらが
海の外から
救出作戦を
企てたり、
くそっ...
人質という
訳か...
実際に溝の内側に
機影が侵入したのを
確認した時点で..
C地区...
人見えず、
魔技地区に...
移った可能性大
現在、我々は滸の内側にいる
全ての人間の居場所を
把握しているわ。
...そんな事を
言って...
貴様らは既にもう
何十万人も
殺害しているんじゃ
ないのか...っ!
でも、
人間の社会では
一人一人の
命が尊いものなん
でしょ(笑)?
溝の内側の
人間は全員
即処分するから。
ええ、だって
動物公園では
命の価値基準なんて、
弱肉強食以外に
ないもの。
っ...!!
くそっ...
貴様らこんな
テロ行為...
何故我々が
こんな動物ごときに
脅迫されなければ
ならない...!!
許されると
思っている
のかっ!!
あら?
誰が許して欲しい
なんて言ったっけ?
それに...
動物ごとき
ですって?
あなたはさっきから
わからない事を
わからないって
言い続けてるだけで、
全然現実を
受け入れて
いない。
環境に適応
できていない。
これは戦争よ。
世界はただ
全て私達のために
変わるの。
な...
ふ...戦争か...
確かにこれが
人類とジンメンの
戦いなら...
お前達は一番
大事な事を
忘れていないか...?
溝と電磁波網が
ある限り、
貴様らも
そこから
動けんのだぞ...
貴様の言う通り
これが本当の
戦争ならば...
ジンメン
救出不可能な
捕虜等、
多少の犠牲は
やむをえん...
我が国の力を
持ってすれば...
滝の内側を
焦土と化す事も
できるんだぞ...っ!
総理...っ!
それではジンメン
だけではなく国民も...
おうブタム...
我々は貴様らより
数も武力も勝っている。
覚悟すべき時が
くれば、それも
選択肢のひとつ
黙ってろ!
人間様を
舐めるなよ。
俺達は
進化した末に
お前達の上に
立っているんだ。
やだ
こわーい。
じゃあ今から、
電磁波網を停止して
通信もできるように
しますね。
...な...
どう?これで
許してくれる?
そんな事
したら...
...は?
それじゃ
今から全部
元通りに...
やめろ!
いや!何故
貴様がそんな
事..
そうよね〜
できる訳
ないよねぇ。
今、世界中から
注目を集めている
この不二という土地の
野生状態
そして明らかに
なるあんた達
国が隠していた
大スキャンダル。
国際的非難は
もちろん、
政府への信用は
がた落ち。
今の政権は
もちろん
維持できない
よねえ。
ジンメン
それどころか
第三勢力による
国家転来も...?
もちろん私達から
このジンメン計画の
概要を外に流す事
だっててさる。
つ.....
急所。
動物が
生存のために
牙や爪を研ぎ...
どう?
それでも
強攻策に
出る?
貴方達、人間にしか
ない急所、それは...
責任と信用。
生きる事に
直接関係のない事に
命よりも
執着してしまう。
それは
強い人間程ね。
戦うとなれば
真っ先に狙う
場所よ。
...貴様...本当に
元はただの
ブタなのか...!?
そこを狙われた瞬間
貴方達は動けなく
なってしまう。
それが貴方達の
作った人間社会の
弱点だよねぇ。
っ...
.....
お前達の
本当の狙いは
なんだ...?
え?あたしの話
聞いてなかった?
本当に人間を
滅ぼす気
なのか...!
せっかく共存
しようって
言ってるのに...
共存
だと...!?
意図が通じてなかった?
まぁ...混乱する気持ちも
わかるけどね。
確かに、ここま
最初ネットで
出した動画じゃ、
ヒトが
いなくなれば
いい。
なんて事
言っちゃった
けど...
ほら、...私
ジンメン達の
代表だし、
やっぱりあそこで
みんなの気持ちを
代弁して、
ズバっと言って
おこうかなと思って。
他の生物への優越感
これこそやっぱり
ヒトの倣りの
根幹だと思うのね。
私の一番の望みは
ヒトも動物も平等に
動物であり、お互い
言い合いっこなしな
関係を作る事。
一寸の虫にも
五分の魂。
命はみんな
平等!
そうだと言ってよ
ソーリィっ!
ジンメン
私も勉強していく
うちに学んだのよ。
そうですよね?
だから今度は私達も
人の命に直接支えて
もらいたいなって!
...っ!
人間の社会って
色んな命に
支えられて
成り立ってる
じゃない?
人間を食べて
快感を得る
生物だと...!?
共存って
いいなってね☆
......!
くそ...何が共存
だ!っ!
ンメン計画...
これがその結果
なのか...
一体誰が
そんな設計で
作ったっ...
こんな事に
なるはずじゃ...
あんた達が
作ったのよ。
貴方達が
作ったんだから、
私達
ジンメンを。
......
計画の立案者達は
いつも考えていた。
だから
研究を始めた。
環境汚染、
パンデミック、
図石の落下、
世界大戦...
いつか来る
人類の滅亡。
ま、結果は
見ての通り
だけど。
そして彼らは予想した。
技術の進歩だけでは
いつか限界が来る...
避けられない
日が来ると...
人類の進化の足跡を
残しながら、
より動物的に環境に
適応し、生存し続ける
人類の疑似種を。
でもどうせ、
旧人類は
いつか滅びるん
だから...
これもある意味
人類の進化の
過程なのかもね♡
っ...
ジンメン
という訳で
法律の整備諸々
よろしくねー!
食民地化の事も
私達だけの
秘密にしましょう。
あ、あと
マサトくん...
ん...?
ぐ...
彼、覚醒しましたよ。
海の内側でピンピンして
生きてるから...
実験体Ni2034
だけどね...
待て!
なんでお前が
そんな事まて...
覚えてない?
昔暴れた
例の少年...
な...っ!
じゃ、
よろしく~
くそ...なぜ?
何故なんだ
おい!
今すぐ情報を
集めろ!
は、はい!
何故奴らが
ジンメン計画の事を
知っている...
サファリにいた
動物について全部だ!
今までの研究情報を
全て精査するんだ!
奴らの言っている
「食民地化」に
ついては...
あとは忌ま忌ましい
あのブタだ...!
あのブタが溝の内側の
どの施設で通信を
行っているか探るんだ!!
施設を爆撃する
準備もしておけ!
は、はい!
とりあえず草案を
てっちあげろ!
だか決して外には
漏らすな!
はい!早速
とりかかります!
くそ...
にしても
実験体\i2034
だと...
あの研究は確か
ずっと前に
凍結されたと
報告があったが...
覚醒させたのか...
体調か...!?
あのブタ...
何を考えてる:
ジンメン
これが...
パニックを収束させる
事ができる
ミズカガミ...?
ても一体...
何があるんだ...?
うーん...?
普通の噴水
っぽいけど...
ん?
どうした、
何か見つかった
か...?
これ..
鍵穴...?
鍵...って
そういえば
象の広場で...
鍵...
あっ...
もしかして...
さっきの地図の
看板の裏で
拾った...これ?
鍵穴...?
1
地図の看板の
裏から見つけた
この鍵束...
使えるのかな?
ぎ
飼育員が持つ
檻の鍵と似ているが
そんな事は..
噴水に使用する
とは今までに
聞いた事がない。
.....
そんな偶然...
っ......
ハマった...!?
.....
マサト
くん...
......回す
よ...っ!
あれ?
なんだ...
何も起きない
のか!?
ねえ見て、
こっちにも
同じような
銚穴が!
待って、
こっちにも
ある!
待って!
え?
あ...
よく見ると
この鍵束...
全部同じ形
だ..
もしかして..
全部の穴に
刺さないと
だめって事
かしら。
貸して、
みんなで回して
みましょう。
ジンメンE
うん、
せーの..
くそっ!
やっぱり何も
起きないじゃない!
違う!絶対何か
あるハズなんだ!
これはハナヨが
遠してくれた
希望なんだ!
まだ鍵は一つ
余ってる!
他にも必ず
鍵穴が...
老朽化で
装置自体が
動かない
可能性もある...
マサトくん...
見ーつけた。
...っ!
くそっ!
こんなところ
でぇっ!!
もう追いついて
きたんですか!?
キリンっ!
ふふん...
うるさいよっ!
くそっ!
銃がっ...
ジンメン
マサトちゃん
あんた!
早くヒントに
なるもん
探しなさい!
か、鍵穴を!?
なんでも
いいっ!
最悪の選択肢も
考えて
おかなきゃ...
弾ももう...
李...獣化の
薬はまだ
あるわね...
とにかく今は
時間稼ぎを
するわ...
...ええ...
よ..
残念だね...
残念だよね...
きみらは
もう...
とりかこまれて
いるんだよ...
嘘でしょ...!?
..
...そんな...
他の動物
まて...っ!
あらぁ?
結局何も
起きないなんて
私達無駄?
いよいよもう
貴方達に
用はなくなった...
潰すわ。
...!
えんちょー...!
せっかく
自由に走り
回らせたのに...
役立たず
ですねぇ。
何...!
貴方達が
持ってるその鍵、
無くしてから
ずっと探しててね...
ハナコちゃんが
盗んだのかと
疑ってたのだけど
やっぱりでしたね。
マサトくんに在処を
教えてると思って
泳がせてました~
ミズカガミまで
辿り着いて
何かしてかすこころまで
見てたかったんだけど...
強がりは
よせっ!
お前達は
いくら追いかけて
きても俺達を
捕まえられなかった
だけだ!
...そんな訳
ないじゃない。
貴方達..
飼育員のくせに
動物を
舐めすぎじゃない?
ジンメン
あんたらの場所は
監視カメラなしでも
嗅覚、聴覚、視覚で
いくらでも追えたわ。
でも敢えてそれを
しなかったのは
ここまで来るのを
期待しての事...
何故だ...なら何故
簡単に俺達を
通さなかった...
バッカ、あんたら
戦車で乗りこんで
きといて、
それを通します
なんて言ったところで
それを信じた?
でも...逆に
好都合だったわ。
獣化実験の失敗作の
使い道も見えたし...
飼育員達が未だに
それだけ残ってるのは
ぷ外っていうか...
不快なんだけどね、
っ...
あたし達は...
でももういい加減、
あんたらの存在は
邪魔になってきた
のよね...
戦車にガチで
挑む時の
戦い方も
試せたしね。
シンメン辻の
足先で
操られてたって
ことか...
だから
もう、
もう全部、
ぶっ壊して...
よし♡
永長!
李さん!
くっそおっ!
がっ!
ぐああっ!
もうダメ...
ここで終わり
なの!?
やだっ
やだぁっ!
ぐおあっ!
中田さんっ!
二人とも
下がれ!
さ、残りも
食い散らかし
ちゃいましょう♪
でも、もう
逃げ場なんて...
くっそぉぉっ!
鍵穴だっ!
鍵穴さえ
あればつ!
くっそおおお
おぉおおっ!
!
これ...
叫水の...
噴出口...
じゃないっ!
鍵穴っ!?
これだっ!
くっそおお
おおおっ!
!
!?
なんだ!
何が起きてる!
この地響き
は...っ!?
噴水!?
それが
どうした!
待ちなさい!
無防備に
出ちゃ...!
うるせえっ!
俺のエモノ...
いいから
早く食わせろ!
!
...
タォア・
っ.....
何?何?
ただの水じゃ
ないの!?
退避ィ!
え...?
...っ
全員...
ここが...
ミズカガミの
鍵だぁっ!
第57話奇跡の水
!
なんだ!?
何が
起きてる!??
何が起きようが
関係ないっ!
だあぁ...
お前らは
エモノ..
!
ジンメンの
顔が...!
溶けた
...っ!
全員...!
退避っ!!
!
間欠泉!?
一斉に水が
噴き出して...!
う、ぐぅっ!
ジンメン
ああ...
ああぁあああ
ああぁあぁ!
これは...
もしかして
ワクチン!?
ジンメンが
溶けていく!?
この水は一体
なんなの!?
ジンメン
?
スプリン
クラー...
ジンメン
達が...
みんな
死ぬの!?
この水は
人には無害
なのかしら...!
わ、わかり
ません...!
.....!
そんなっ...
まさか、
死ぬなんて...!
ふっ...
ジンメンロ
はーっはっほっは!
やったのね
マサト
ちゃーん!
死ねー死ね!
化け物ども!
人間様に
逆らうからよ!
これでやっと
解放される...
これで...
はっ!
...え!?
?
痛っ...
痛いっ!
な...に
これっ...
なんであたし達の
体が溶けなきゃ
ならないのよ...っ!!
ミズカガミは
ジンメンを
倒す為のものじゃ...
ぐ..
ぐおあああ
あああっ!
飼育員の
みんなは!
中田さん!
永長さあぁん!
ジンメン
......
マサト!
気持ちはわかるよ!
動物達が
こんな事に
なっちゃって!!
でも今は
中田さんと
永長さん達を
捜さないと!
!
・っ!
待てっ!
ジュウメンの
水長さん達にだって、
危険が...
これがもし
ジンメンに
影響を及ぼす
来なら...
危ない!
...!
だめだ!
動物達が
暴れてる...
中田さぁん!
李ィさぁん!
だめ...!いったんぶんすい
一旦噴水を出て
屋内に
逃げましょう!
こんな中で
捜せるの!?
くそっ!
私達まで
危険よ!
だめだ!
俺だけでも
捜しに...!
マサトくん!
今バラバラになって
無闇に走り回っても、
この状況じゃ先に私達が
やられるわっ!
...っ!
っ...
ジンメンE
わかった
よ...!
ジンメンだけを
消すワクチンを
散布する
システム...
ミズカガミ...
まさか:・
これほど
とはね:・
ふん...
そういう
事...っ!
でも...
効果は..
よぉく
わかったわ...
終わった
の...?
ええ...
もう朝だわ...
夜通しずっと
鳴き声が
聞こえて...
一体外は
どうなって..
うん...
こんな...
......
マサト...
ジンメン
こんな...
こんな
事に...
なるなん
て...!
俺の思い出の
場所で...
こんな...
大虐さ...
マサトくーん!
サファリで...
!
中田さん!
よかった!
みんなは
無事だったか!
ええ!
李さんと
永長さんは!?
......
...あっちに
いる...が...
二人は...
わかってる...
無事じゃ...
無事じゃ...
ないんだろ...
こんな...
こんな事に
なるなんて...
これじゃ
永長さん達も
無事じゃ...
第68話
ああ...
二人は...
マサト!
永長さ...
...!
永長さーん!!
李さーん!!
永長さん...
李さん...!
その
姿は...!
......!
な、何...
二人とも...
ジュウメンに:?
し...
死んじゃった
訳じゃ...
ないよね...
う...
永長さん!
何よ一体...
うるさい
ですね...
李さん!
!
大丈夫
なんですか!?
ええ、
当たり前
てしょ。
元気な
モンですヨ。
でも
その姿...
トラに...
キリン...
ん?ああ...
なんか...ね
ミズカガミ
くらってから、
このままで
ね...
.....
...なさい...
ん?
ごめんなさい:
二人とも...
みんなも..
ど、どうしたのよ
マサト...
ええ...
急に..
ジンメン
俺のせい
なんだ...
ジンメンになって...
殺意を持って
人を襲う怪物に...
こんな事になって...
普通の人間なら
人間の味方を
する...
俺は:昔から
人の友達が:少ない...
ずっとサファリの
動物達と過ごして来た...
ても...
そんな中途半端な
俺のせいで...
そんなみんなが
突然変わったんだ...
嫌だったんだ...!
俺の知ってるみんなが
そんな事するなんて
信じられなかった...!
ヒトミだって
助けるって
約束したのに...
でも俺は
両方に
戦って欲しく
なかった..
どこに行っても
迷惑をかけて
犠牲者まで出して...!
俺が
どっちつかずな
せいで...ずっと
空回ってて...
.....
だから
ハナヨの
メッセージにも、
すぐ
飛びついた..
人間と動物、
両方助ける方法が
あるんだって...
これがみんなを
助ける方法に
違いないんだって...
ようやく
辿り着いたと
思ったのに..
ミズカガミで
全部が元に
戻るって...!
てもそのせいで
永長さん達まて
そんな姿になって...
今まで
助けてくれた
人達も...
助けようとした
動物さえも...
俺が
無我夢中に
突っ走った
せいで...!
救うどころか
最悪の結果に!
結局俺は
変わってない...
ずっと子供の
ままなんだ...
動物のために
何かやろうと
しても...
結局全部
殺しちゃう..
人のためと
思っても..
ジンメン
全部...
悪い...
結果に...
みんな...もう...
本当に...
もう...
何もしない...
何もできない...
人間ですらないん...
本当に...
ごめんっ...
俺は動物の
役にも人間の
役にも立てない
ただの実験体で...
チッ。
俺は...
おい、
ちょっと
まだ続ける気?
...え..
聞こえなかったの?
あたしの渾身の
舌打ちが!
やっぱガキね、
マサトちゃんは...
誰も怒ってないのに
メソメソと...
...てもっ..
あんたは
悪くないわよ。
まぁ...動物好きの
あんたからしちゃ
この光景は大分
減入っちゃうわよね。
ても...だからこそ
ハナヨは敢えて
マサトちゃんに
ミズカガミを
託したんじゃ
なくて?
......!
人と動物のどちらにも
敵意を持たない中立の
存在...
両方の気持ちを
理解できる
あんたにこそ
この戦いを止めて
欲しかったんじゃ
ないの?
ても...結局
動物も死んだし...
ジンメン
二人も...
そんな姿に...
何よ、
そんな
姿って!
かっこいい
でしょ♪
ネ。
......!
私達は多くの命を
背負ってここまで
辿り着いた...
あんたらとハナヨの
おかげでね...
その結果こんな
ブサカワに
なる程度なら
まぁ悪くないわよ。
ただ...何故でしょう..
ミズカガミと獣化薬には
似た効果が
あるんでしょうか...
もしかして...
動物の下敷きに
なってたから
これだけで
済んでるのか...
きゃうーん。
!
きゃうーん...
嘘...まだ
ジンメンが
いるの...?
そんな...
ミズカガミが
効かない
ジンメンも
いるのか!?
くぅーん...
くそが...
って事は
まだ他にも..
ちょ!
マサト!
...ん!?
危な...
違う
...っ!
豆太郎
だ...っ!
俺達が見た
ジンメンに
なった豆柴...
え...でも...
嘘...っ!
本来の動物の
姿よね、それ...
こいつも...
なんで
生きて...
...って
事は...
...っ!
こいつも
だ...っ!
顔は動物に
戻って...
息もある!
嘘...っ!
ジンメンから
元に戻る行程での
異常な代謝の
せいとか...!?
もしかして..
昨日動物の
顔が溶けて
見えたのって...
動物達は
そのせいで
体力を消耗して
倒れてる...?
って事は
今倒れてるのも
いずれ元に戻って
目を覚ます...
やった...
やったねマサト!
やっぱりハナヨの
言う通り...
ああ...!
可能性はある!
...当...に
...かっ...た..
とう...
:あ:りっ...
あり:がとう...
ナ::ヨ::゙
やったよ...
俺...
やったん
だよぅ..
はっ...なんだ、
結局何も問題なくて
よかったじゃない。
!
え...
ええ...
ん...?
あれ...人...
何よ
あんたら!
あんたらこそ
なんだ!?
なんで地上に
人間が!?
はぁ?!
あなた達は...
え、いや
いや!
いや...俺らは
ずっと地下に
閉じ込められてて...
いきなり
スプリンクラーが
動いてジンメンが
溶けたんです...
いえ、たしたち
私達は全員
外からサファリに
来た人間です!
ちょっと待って!
あんたら外から
って..
なぁ、もしかして...
だけど...
このジンメン達って
あんたらが全部
倒したのか?
...まぁ...
倒したって言えば...
そうなるの...?
...う...
...ん...?
...っ!
嘘だろ...
たった
六人で...
ジンメンを
全部..
すげぇ...
女子供も
いるってのに...
あんたら
ただモンじゃ
ねぇじゃ
ねぇか!!
ありが
とう!
?
すげぇよ...
ありが
とう!
......
第69話、決めて
マジかよ...
信じられない:
俺らが地下で
捕まってる間に
そんな事が...
その...ミズカガミ
ってのを使って
あんたらがこれを...?
ああ、そうだ。
すげぇ...
嘘だろ...
あのつなぎって...
サファリの飼育員?
.....!
一体何者
なんだ?
それにあの
二人...なんで
動物のコスプレ
なんて...
ひっ...
なぁ...
あんたら...
ん?
本当に6人だけで
こんな事を
やってのけたのか...?
他に仲間は...
......
仲間...
...いいえ
今までも仲間は
いたけど...
多くは..
これまでの
道のりで...
...犠牲に...
...そう...
...だったのか...
!
本当に...
なんて言ったら
いいか...
ああ...
ジンメン
地下には俺達以外にも
人間がいて...
何人も化け物に変えられた...
もうダメかと
思ってたんだ...
あんたらには
感謝しても
しきれないよ...
なぁ、ところで
ここらに転がってる
動物は...
やっぱり
死んだのか?
え!
う、うん...
ミズカガミて
元の動物の
姿に戻ってると
思うし。
いいえ。
いや、でももう
きっと大丈夫よ。
しばらくは
体力を消耗して
立ち上がれないと
思うの...
そっか...
おらぁ!
っ...!
待ちなさい!
何するの!
今そんな事
すれば本当に
死んで...
!
殺すべきだろ!
また何時
襲いかかって
くるか...
ちょ...
やめろ。
っ.....
っ...
聞いてよ!
こいつらは
悪くないんだ!
全てはジンメン
計画っていう...
関係ねぇ!
どんな理由で
あろうがこいつらは
俺の家族を殺した!
俺だけじゃねぇ!
ここにいるほとんどが
仲間をジンメンに
やられてるんだ!
なのに...
今はもうただの
動物に戻ったから
仕返しするなってか!?
お前らだって
こいつらを
殺してきたん
ないの
その辺に
しておけ!
気持ちはわかるけど
この戦いに
正義も悪もない。
文字通り
食うか食われるか...
救助も見えない状況じゃ
どちらかが減びるまで
きっと終わらない:
今はそんな事
無意味だ!
ええ、
そうね。
生物同士の
生存をかけた
戦いよ。
...え!?
待て!
終わらないって..
ジンメンは
全滅した
わけじゃ
ないのか!?
.....
そうね...
これを見て。
この円形の中が
今回ミズカガミを
発動して効果が
及んだ範囲よ。
なんだよ...これで
終わりじゃないの
かよぉ...
でも溝の内側に
6つある装置の
一つを作動させたに
過ぎないの。
きっとこの外側には
またジンメンが
多くいるハズ...
...嘘だろ
おい..
そう、だから
今考えるべき
事は一つよ。
ここから
どうするか。
て、でもさ
救助はきっと来る!
そうでしょ!?
あ、ああ
きっと..
望み薄ね。
溝が出来てから
結構長い間
外にいたつもり
だけど...
ジンメン
不二駐屯地で
見たヘリ以外、
空を飛んでる影は
見えなかったわ。
じゃ、じゃあ
また駐屯地に
戻ればヘリで
溝の外に...
残念だけど..
駐屯地の場所は
このミズカガミが
及ぼす効果範囲から
外れてるの。
きっとまだ
ジンメンが
占拠してる
はず...
前にも数百単位の
犠牲者が出た...
きっと今
突っ込んでも
全員無駄死によ。
じゃあやっぱり
溝の外に出る事は
もう...
だから言ったでしょ?
どちらかが滅ぶまで
終わらないって。
そんな...
こうなったら残り
5つのミズカガミも
全て発動させるまでよ。
は、はぁっ!?全部!?
あんたバカかよ!?
そんなボロボロで
自殺行為だろ!?
あん?
オオカガミ。
これもミズカガミ同様
ジンメン計画に問題が
起きた際に発動させる
装置らしいんだけど...
待って、
まだもう一つ
あるの
いいじゃない...
決まりね!
ちょ...
待てよ...
不二山の
中心!?
不二登山だぞ!?
ただでも
キツいんだぞ!?
装備もないし!
それでジンメンが
出たら逃げる事も
出来ねぇ!
これは不二山を
中心にして溝の
内側全域に効果を
期待出来る。
捕まるだけなら
まだいいわよ...
無理よ、そのまま
殺される...
登るのか!?
冗談じゃない!
そんなの行く奴
いないだろ!
隠れる場所も
ない...嫌だ...
もうジンメンに
捕まるなんて...
やめたやめだ!
俺はここを
動かないぞ..
やっぱり
駐屯地で
へリを...
そ、それが
いい!
俺は...駐屯地を
目指すぜ!!
たんまり
あったんだ...!
武器が:地下に!
...
あ、あとこれ
ジンメンを溶かした
水も使えないかな!?
どうだ!?あんたらが
駐屯地に行った時とは
状況が違うだろ!
人数だって
それなりに
いる!
...しかし、
本当にヘリが
あるかなんて...
確かに!
ジンメンにはかなり
効果があるもの
みたいだしね!
うるせぇ!
行くんだよ!
大事なのは
ジンメンを
倒す事じゃねぇ!
制圧出来れば
ヘリで
逃げる事だって!
す、救ってくれた
あんたらには
感謝してるけどな...
ええ...私達が
行った時も
ヘリはかなり
破壊されて...
な、あんたらも
外に逃げよう!
生きて外に
出る事だ!
それは俺達を
生かしてくれた
からだ!
拾った命を
無駄に散らす
つもりはねぇ!
武器と兵隊が
これだけ揃えば
きっと次は
勝てるって!
それにここまで
これたあんたらが
いれば百人力...
俺...
登るよ、
バカかよっ!
焦って、あるかも
わからないヘリを
探すより今までと
同じ方法で問題を
解決する方が
まだ確実だ。
不二山。
それに...動物達を
元に戻せる事が
わかったんだ...
なんでそんな
自殺行為...
私も行く!
忘れられない:
この先も..
きっと
全部救って
みせる!
私も行くわ。
ヒトミ...
さっきの
マサトの顔...
私は...今、
あのマサトのだめに
ここにいるんだ...
内海さん...
まだ調べたい事も
あるしね
...確かに
マサトくんの
言う通り、
力を蓄えたなら
成功した方法に
注力した方が
可能性は高い
ジンメン!
僕らも任務
ですからね。
な、なぁ!
俺もそっちに行く!
あんたらだけ
頑張らせる訳には
いかねぇ!
ああ、一度死を
覚悟したんだ...
それならこの命、
全力の恩返しに
使いてぇ!
あらそう
あまり大人数でも
動きにくいだけ
なんだけど..
ううん!
助かります!
ありがとう!
くそ...
勝手にしろ!
駐屯地組にも
期待してるわよ、
せいぜい
暴れ回って。
なんならそのまま
全滅させちゃっても
いいわよ。
ジンメン共が
少しでもそっちに
構ってくれれば
私達も動きやすいし...
言われるまでも
ねぇわ!
な、なぁ
ちょっと
待てよ!
ん?
お前ら本気で
勝てると
思ってんのかよ!
おかしいだろ...
なんでみんなで
戦うみたいな
流れになってんだよ...
この近くは
もう安全
なんだろ!?
それにここには
食料だって
たんまりある...
あんな
化け物共に!
あのジンメン
だった...
肉...!
なら、敢えて
動く必要はねぇ!
それも、俺達を
こけにしてきた、
っ.....
獣共の...
くそ...
いてほしいっ
てさ、
豆太郎も。
...はぁ?
さっきこいつが
言ってた...
豆太郎:飼い主の
大家さんをジンメンに
殺されたって...
きっとこいつも
怖い思いを
してたんだ...
ジンメン
ぷたえんちょーが
言ってたんだ。
ジンメンになった
動物は恐怖心が
増すって...
確かに野生の
動物はジンメンじゃ
なくても人間に
恐怖心を抱いている
奴だっている..
でもコイツみたいに
人間に頼らないと
生きて行けない
動物もいる...
ジンメンに
なりたくてなった
わけじゃない...
襲いたくて
人間を襲った
わけじゃないんだ。
人間が好きな動物
だっていたはず
なんだ...
そんなの
不幸だ...
その場所に
いられるだけで...
ても...知識を得て..
知らなくてもいい事を
知って...世界の全てが
恐怖に変わってしまった...
そこに...
幸せな奴だって
いるんだ...
変えちゃ
いけない...
変わっちゃ
いけない事も
あるんだ...
...それが...
どうした...
俺は..
こいつらに;
っ...
くそっ...
待っているなら
この先の噴水の
近くがいいです。
多分そこが
ミズカガミの源泉...
ジンメンも
近寄らないと
思います。
あ、ああ...
あと...
動物が起きた時も
変に刺激しないで
ください...
「もしジンメン化の
後遺症が残ってたり
したら危ないかも
しれないし...
.....
さっ、みんなも
早く装備を
整えて向かうわよ。
きっとジンメン達も
ただでは済まして
くれないだろうし...
それでも..
負ける訳には
いかないんだ
ジンメン!
お前のおかげで
まだ進める...
ちんたら
てきないわ。
全てを
元に戻す。
はい!
a-zindicu.ict
..
必ずだ...っ!
人間共
がぁっ!
仲間を少し
倒したくらいで:・
くそ...
人間共が...
調子に
のりやがって...!
来れるもんなら、
来てみなさい、
感覚
第70話
おいぉいおい...
おおぉおい!!
なんでこんなに
スピード
出すんだ!?
勝手に
使って..
1号東、2号車、
3号車!
ついてきてるか!
それにこれ...
サファリのバス
じゃないか!!
いいのよ!
ここからは
スピードが
勝負だ!
はい!
武器、爆弾、その他
物資は積める限り
積んだ!
ミズカガミの
効果はジンメン側に
もうバレてる。
それに、
ぷたえんちょーが
言ってただろ。
ジンメン
あんたらの場所は
カメラでなくとも
嗅覚、聴覚、視覚で
いくらでも追えたわ。
今までみたいに慎重に
行っても、どうせ
賜り殺されるだけだ。
オオカガミに
先まわりされて
守りを
固められる前に
急がないと。
登山道までは
一気に走り抜けるぞ。
山道入り口
駐屯地組の方が
あたしらより
武器も人数も多い。
ジンメンに
遭遇する覚悟で
今は一刻も早く
オオカガミに
向かわないと
だめなんだ!
それに駐屯地の
近くには
もう一つの
ミズカガミが
ある!
駐屯地組も、
今向かっている
ところだろう。
駐屯地を制圧
するだけなら
こっちより
可能性はあるわ。
探し方の
ヒントは
教えたわ!
もし駐屯地の制圧が
成功すれば、私達が
不二山の突破に失敗しても
立て直しを図る拠点になるわ!
駐屯地組も頑張るはず!
だから私達も全速力で
不二山に向かうのよ!
そうだ...
希望が
見え
たんだ...
オオカガミで
必ず全てを
解決する..
ぐ...
!
どうしたの
マサト?
...!
!
いや...
聞こえるんだ...
さっきから...
通る道で
倒れている
動物達の
息づかいが..
.....!
苦しんでいる
声が...!
ミズカガミて
体力を失ってる
からみたい
だけど...
マサトくん
もしかして...
また動物の
声が
聞こえて...!
わかるの
マサト?
...いや...
聞こえるって
いうか...
感じるんだ...
そう...これだ...
動物の息づかいや
動きから:全ての感覚を
かすかに感じるんだ...
.....
ここに来る前までの
ストレスが
覚醒を促した...の?
...っ!
もしかして...
来るっ!
え?!
俺達以外の
車が来る!
え!?
後ろだ!
...っ!
行かせない?
登らせない
よっ!
つぶせっ!
つぶせっ!
不二山には...
登らせないっ!
くっそおおっ!
なんて数!?
ぐっ...
何!?あいつら
運転も出来るのは、
3号車!
聞こえるか!
奴らの
先頭車両の
車輪を狙え!
細い道だ!
先頭を潰せば
逃げ切れ
でも
当たらないん
だよぉっ!
ひ..
ロケット!?
やってる!
やってるよ!
...っ!
やめろお
おおお!
おい!
3号車!無事か!?
何が起きた!?
こ、こちら
1号車!
今2号車が
3号車を...
こちら2号車!
3号車を
ぶっとばして
ジンメン共の
道を塞いだ!
..
一度撃って、
みたかったんだァ♪
な...っ!
味方を!?
しょうがねぇだろぉ!
あいつらテンパってた!
下手したら俺らに
敵の弾が当たってた!!
あれが最善の
選択だ!
褒めて欲しい
くらいだぜ!
...っ!
お前らぁ!
待ちなさいっ!!
今は犠牲者に
かまってられない!
スピード優先って
言ったでしょ!
でも...っ!
あのバカ共には
後で償わせるわ...
でも今、私達は
もっと重大な
局面を迎えている。
ミズカガミの害を
受けてないって事は
あいつらは動物園に
いたジンメンじゃない...
幸運にも、さっきの
奴らは後ろから
追ってくるだけ
だったけど...
もし次..
そして、車で
追いかけてくるあたり、
私達の行く先は
ジンメンにバレてる...
前から
鉢合わせたら...
逃げられない
わよっ!
死にものぐるいで
逃げるわよ...!!
1、2台だったら
武器の扱いに慣れてる
こっちの方が早い!
...!
多少後手でも
勝てる!
みんなは外に
注意して!
敵の位置が
わかれば
いいんだけどね...!
ジンメン
見つけ次第
攻撃よ!
了解!
どこだ...
...
相手より..
どこから
来る...!
......
相手より
先に...っ!
...っ!
そのまま直進!
アクセル全開だ!
え!?
このままの
スピードだと、先で
左右から来た車と
鉢合わせる!
え!なんで
知って...
信じて!
感じるんだ!
早く!
っ......
わかった..
つかまれえええぇっ!
よっ!
......!
なんなのあんた...
なんで見えても
なかった車が...
...何それ
動物が話し
かけてきた?
かすかだけど...
動物達の感覚を
拾っていった...
...教えて...
くれたんだ...
みんなが
教えてくれたんだ...
いや、
じゃなくて...
動物が感じた
周囲の変化を
辿ったんだ...
みんなが
俺に生きのびる道を
教えてくれたんだ。
車の位置...
地響き、
空気の揺らぎ、
環境の変化を...!
......
ったく
恐ろしい
奴よ...
あんたは。
来たっ!
何!なんなの
この地響き!
...っ!
わかってるわ!
すぐ来る!
この先
右だ!
中田さんっ!
ダンプ..
カー...!?
こいつは
ヤバそうね...!
っ...
くそ...!!
ダンプカーだと!?
マサトちゃん!
次の道はどこに
行けばいいの!?
いたっ!!
呼吸...脈拍..ch名
全神経...
今
やってる!
集中して...
アイツが
感じてる事を
読み取るんだ!!
もっとだ...!
よしっ!
この先は道幅が
狭い!ダンプカーは
通れないはずだ!!
他の動物達の
感覚も読み取る...!
周囲の状況を
把握して...っ!
このまま
まっすぐ!
このまま
行けば...
逃げ切れるぞ!
...っ!
な...っ!?
くそっ!
そんな...
建物ごと壊して
突き進んでくる
なんてっ...
ダメじゃ
なぁぁいっ!
ならっ!
ここなら
曲がりきれない
だろっ!
好き放題
してっ...
!
くそっ...
強引に
曲がって
きやがった!!
こうなったら
撒き続ける
だけだ!
マサトくん!
他にジンメンが
いない道を..
後続車!
ついてきてるか!
......!
1号車
了解!
...
大丈夫!次は
左に曲がって
直進だ!
次、左に曲がったら
気にアクセルを
踏め!
おい!
2号車
返事は!
おい!
2号...
るせぇっ!
おい!
そっちじゃない...
すまねぇなぁ
飼育員の
皆様方ぁ!
俺達の事は
心配すんな!
...!
これだけの武器がありゃ
俺たちヒーローに
なれると思ってたん
だけどなぁ...
やっぱ無理だ!
まぁ武器と物資だけ
ありゃ自分達の
身は守れる!
囮よろしくぅ!
このっ...
裏切りも..
ほっとけ!
...っ!
ジンメン
いいから!
急ぐのよ!!
あんな雑魚、
囮にすら
ならないわよ!!
この辺りには
まだ人間を
ターゲットにした
ジンメンがうようよいる...
群れからあふれる行為が
どれだけ無謀な事か
わからない頭の弱い連中
なんて構うもんですか!!
...っ!
な、なぁ
本当に...っ!
いいんだっ!
聞き流せ...あんな
変態コスプレ
野郎の戯れ言!
どうせ誰も
来な...
おい撃て!
撃て!
来たぞ!
うわああ
あああっ!
わかってる!
わかってるよっ!
今やって...
う...
く...
あ、
なんだ...
!
はっ...
音のした方に
一斉に
振り向くなんて...
やっぱ
あんたら
動物ね。
よそ見してんじゃ
ないわよ!
......
...っ!
この..
浅かった
か..
死ね。
ふわっ...
まだだっ!
ジンメン達が
表に出て来た...
今なら...
ぎゃあああ
ああっ!
コイツが
使える!
!
おおおっ!
なかなか
使えるじゃない!
う、うん!
くそ、
後ろにまだ
いたのね...!
!
でも見て!
もう五合目が
近い!
全力で
抑えるわよ!
ミズカガミの
水は!?
登山道は
すぐ近くよ!
お、おう、
まだまだ
いっぱい...
それまでに
後ろのジンメンを
どうにかしないと!?
あ...
わかってる!
ちょっと!
何やってんの!
早く!
よこしな
さ...
無理だっ...
待ち構えて
いるとは
思ったけど...
まさか
こんな数つ...
撤退よ!
ても後ろからも
来てますよ!
っ...
それでもあれは
突破できないわ!!
だがこのまま
下がってもっ...
まだ可能性は
あるっ!
いいからっ!
撤っ...
......っ!
何...?
自爆...!?
奥の方でも
何かが
起きてる...!?
なんだ...!
いや!
それだけじゃ
ない!
何かが奴らの
中をかき乱して...
アレ...
あの影...
ライオンに...
あれって...
ゴリラ!?
まさか...
ああ、ああ...
あのバスの中...
...永長?
あそこに
見える影は:
ゴリラに...
第72話「え?
まさか...
ライオン!?
...!
あの2匹...!
また自爆...!?
!
一体、何が...
なんでこんな
ところに...
あたしが援護
しなきゃ...!
えいちゃんに...
中田さん...
李くん...!
はっ!とにかく
今がチャンスよ!
今のうちに
態勢を
整えて...!
反撃開始よ!
バスから人間
来ちゃう!
ぐわ!
どこだ!?
遠くから敵が
撃ってくる!
なんで動物が
僕らを狙って...
なんだよっ!
何が起きてる!?
だめ、
無闇に撃つと
同士打ち!
永長...やっぱり
あのライオン...
ええ!
わかってるけど
今は戦闘に
集中しなさい!
!
ジンメン共は混乱して
闘う相手に優先順位を
つけられないでいる!!
ゆるさない...
このまま
突っきり
ましょう!
!
ゆるさない
にんけんんん!
ぎゃあああっ!
マサト!
大丈夫!?
あ、ああ!
すごいわね
この水...
死ねっ!
死ねぇっ!
!
っ...
はい、これなら
銃が使えない
私達でも
自分の身くらいは
守れます!
この化け物
どもおお!
あんたら!
はぐれないで
ついてきなさい!
あ、
はい!
あはぁ...っ!
すごいっ!
面白いように
当たるぞっ!
こいつら
全然統率が
とれてない!
生きる...
俺達は
生き残るぞ!
今までの
お返しだっ!
そうだ...今まで
シンタン達も昔の内側で
人間を殺して来た!?
今までと
状況が
変わっただけ...
それにこの
戦いは...
ジンメンを
元の動物に
戻すためのっ...
生きなくちゃ
いけないんだ!!
全部必要な犠牲...
もう覚悟はしたっ...
なのにっ:
なんだ
これ:
かわいそう
とか..
同情とか...
何かが頭に
入ってくる..
これは俺の
感情じゃ...
俺の感情が
どうとかじゃ
なくて:
気持ちが
悪いっ...
うおっ!
マサト!
大丈夫!?
あ、ああ...
ちょっと
つまずいた
だけ...
.....
...!
コロス...
ジンメン
なんだ...っ!
なんでだよ..
やめてよ...
やめてよ...
なんだこれ...
こえ...っ
やめろ...
やめてくれ...
ぐうぅううっ!
ちょっとあんた
何やってんの!
囲まれてん
だから早く!
動物の声...
違う..
!
ジンメンの...?
マサト!
マサト!
どうしたの!?
なんだこれ...
立ち止まってる
暇は無いのよ!
おい!
また集まって
きたぞ!
何やってる!
早く行け!
ちょっと
何!
ガキィ!
ぐわっ!
おい!
や...
やめろぉおおお
おおあああっ!
カッ
...え...
どうした..
ジンメン
が..
ま、
マサト...?
...
っ...
いいから
行くぞ!
今のうちに
早くこの戦場を
抜けるんだ!
え、ええ!
その顔...
そ...
.....
追っ手は...
え..あ...
はい..
もう...
下には何も...
つっても
霧で何も
見えねぇ。
マサト!
大丈夫なの
マサト!?
顔中から血が...
う...ああ...
なんだ...わかんない...
頭がボーっとして...
さっきの
マサトちゃん...
.....
あの姿は...
かなり覚醒
してるんだね。
っ!
大丈夫だよ、
そんな身構えないで。
...あ...
あんた...
三美...
やっぱり...
遠距離から
援護してたのは
お前だったのか。
しかし...
まさか...
そっちの
ゴリラと
ライオンは..
......
...うん。
吾郷と、
印藤だよ..
そんな...
二人とも...
獣化の薬をやって
戻れなくなったんだ
.....
かろうじて
私の言葉を
聞くくらいは
まだ出来る
けど...
それがどうした。
もう...
二人は...
...っ!
コイツらは
ハナヨを
殺した..
あの...
吾郷と、
印藤...
そうなん
だろォッ!
待て!
マサト
ちゃん!
お前らは...
第73話
このおおお
おおおっ!
ハナヨを
殺した..
やめろっ!
吾郷と
印藤...!
マサトだめっ!
!
止めて!
どけええ
えええっ!!
吾郷...
...なんだ?
あのガキ...
こ...のっ...
動物に殴り
かかった!?
...
う...あ...
なんで
守るだけで...
なんでただ
殴られてん
だよ...
なんで...
反撃しないん
だよ...
...まだっ...
よくも...
ハナヨ...を...
あいつの...
...おかげで..
マサトくん!
みか...た..
だったん...だぞ
落ち着け!
無理に動くと
体力を消耗するぞ!
は...?
味方?
味方って...
三美っち、
あんたどこに
いたのよ?
永長..
...ごめん...でも..
なんでえいちゃんは
あいつらと...
合流地点にも
来ないで...
捜したんだから!
マサトちゃん達とは
あんたらを捜してる
時に会ったのよ。
そうなんだ...
何?
マサトちゃんを
救出する時に
何かあったの?
それで...
それで、
何があったの?
吾郷ちゃん達が
ああなった経緯は
聞いたけど。
うん...ジンメン達が
大量に来て...
激しい戦闘が...
それよりも
だよっ!
ジンメン
...ン?
...何?
マサトちゃんが
何かあるの?
最近は役に立って
くれてるわよ?
役にって...
それだけ!?
...?
...っ!
えいちゃん..
あいつと一緒にいて
平気だったの!?
私...見たんだ...
アイツが
覚醒した
瞬間を...
!
叫んだの。
叫んだ?
うん...ても
それだけじゃ
ない..
妙な音波と
臭いが一気に
たちこめたの。
そして
辺りの動物が
ざわつき始めた。
私は危険を
察知してすぐに
その場を離れた。
異常な
時間だった...
逃げる時に
何匹もジンメンが
現れたんだけど...
!
この...っ!
え...?
ただ暴れてる
だけだった!
私の事なんか
見向きもせずに...
アイツ...
ヤバイよ。
実験体としか
聞いてなかった
のに...あいつの
能力はなんなの!?
私も一緒よ..
全容は聞かされて
ないもの...
......
......
そう言われれば...
さっきも妙な
空気と臭いは
あったわね...
まぁ今はいいわ、
それであんたらは
その後
何やってたの?
うん...
その後ね...
ポロボロになった
吾郷と印藤に
会ったんだけど...
姿はまるっ
まるっきり
動物で...
...
吾郷!
印藤だよね!?
ねえ!
大丈夫!?
起きて!
そこから急いで
中田さん達を
捜したんだけど、
もうその場所には
いなくて...
辛うじてその時は
コミュニケーションが
取れる事が
わかったけど...
どうやって
合流したらいいかも
わからなかったから...
別で動く事に
したの。
ても...全然
見つからなかった..
そんな方法は...
そしてまず
吾郷達を
元に戻したくて
色々な施設を
回った。
そして日に日に
吾郷達とも
コミュニケーションが
取れなくなって
いって...
ジンメン
うそ、まさか
人間だった時の
記憶もなくして
動物に...!?
やだよ...まだ
行かないでっ..
任務を完了させれば
きっと元に戻して
もらえる...
それを頼りに
不二山を登った。
色々調べる中で
見つけた
オオカガミの情報。
奴らが密集してる
場所を狙って
その混乱に乗じて
上を目指すつもりだった。
そしたら...
永長達を
見つけた...
会いたかったよ..
えいちゃん...
...あんた...
うわああ
ああっ!
ちょっ!
吾郷なんですよね!
僕ですよボク!
やめて!
食べちゃダメ!
.....
そう...
がんばった
のね...
...っ..
ああ...
ああうう...
あんた...
サファリの中でも
一番の末っ子だものね...
嬉しいわよ、
あんたが
いてくれて..
いいのよ、
いいから。
ほんと
良かったわ...
これも全部
みんながいてくれた
おかげ...
知らなかったわ。
あんたがそんな
頑張り屋さんだ
なんて...
...ううん...
そして...
マサトちゃんと
ハナヨちゃんの
おかげね...
......え?
ハナヨ...?
ええ、あたしも
最初はジンメン側の
敵だと思ってたの。
でもハナヨちゃんは
ジンメンの中でも
唯一この異常事態を
解決したいってコでね。
でも...その最期に
吾郷と印藤が
関わっちゃった
みたいね...
マサトちゃんに
その解決策を
託してくれたの。
マサトちゃんにその解決策を託してくれたの。
おかげでミズカガミを
発動できて、ジンメン共の
戦力を削ぐ事ができた...
...今、あたしらが
生きて任務を
こなせてるのも
そのお陰...
...あの象..
味方だったんだ...
二人が人間の
ままじゃなかったのが
まだ救いだわ...
そ、
そうなんだ...
ま、あんたが
知らないのも無理ないわ。
二人ともしゃべれないん
てすもの。
あたしも...
殺した...
三美!
中田さん...
そ、そうね...
すまないな、
話している
ところ。
頼む、いまあた
今辺りには
敵はどれくらい
いる?
周りに何か
遮蔽物に
なりそうな
ものはあるか?
遠くにちらほら
気配はあるけど、
今すぐ襲ってくる
感じじゃない...
このまま上に行けば...
小屋...かな、
何か建物があるよ。
そうか、
ならそこに
向かおう。
暗いですね...
大丈夫か
マサトくん。
けが人もいる
今のうちに
体力も回復
しとくんだ
.....
あの二人...
あの二人が...
ハナヨを...
.....あの...
マサトくん...
な...に...
あ...
ううん...
...
なんでよ..
仕方なかった
じゃん...っ!
あの場はしょうが
なかったんだよ!
象が吾郷と印藤を
踏み潰そうと
してたんだよ!
...
二人を守るためには
ああするしか...!
お、奥にもまだ
部屋があるな。
うっわ!くっさ!
生ゴミみてぇな
臭いだ!
人がいなくなって
放置されてるんだ
それくらい:
うおっ!
なんか
踏んだぞっ!!
ん...?
寒...
ん?
さむ...
寒ェ...
足りねぇ...
さめェよぉ...
皮が...血が
足りねェよぉ...
寒ェんだ
よォおお...
おくれェェ
よォオ...
ンメン
なんだ
コイツ...
悪魔
第74話
ヤギ
か...っ!?
なんだ...?
何言って
やがるっ...
おい!
こけてる
場合か!
皮が...
血が足りねぇ...
ちがっ!
足下が滑...
......
って!
なァ!?
なんだこれっ...
...皮っ...
人の皮が...!?
まさか
コイツか...
なんだ
この動物は..
なんでもいい!
撃ち殺せ!
へエッヘエッへヱッ
〈エッヘエッへエッ...
ヘエッ!!
...!
ヘエッ...
へェ...これで
揃った...これで...
ヘェェェっ!
生贄が!
い、生贄!?
なんだ
生贄って...
っさい!
耳を貸すな!
このおおおぉっ!
くそっ
当たらねぇっ!
くそったれ!
逃がした!
っ!
おい!
何があった!?
ジンメンの
ヤギがそこに
いたんだ!
ヤギ!?
逃げたのか!
多分...
ジンメンが
狩った人間達の
...皮..
......!!
くそっ!
三美!
この近くに
ヤギの気配は
あるか!?
今はもう
遠くに
行っちゃった..
ジンメン!
.....やはり
ここでいつまでも
ゆっくりとは
いかないよう
ですね。
う、うん...
さっきそれっぽい
奴が窓から外に
出たけど..
みんな
手当てはした!?
行くわよ!
立てるか
マサトくん!
う、うん...
マサト
大丈夫?
...
.....
さぁ、
行くぞ!
三美ちゃん、
さっきのヤギは
まだ近くに?
......!
だめ...霧のせいで
音の伝わり方が
変わって...
多分...
こっちの様子を
窺ってると
思うんだけど...
大丈夫だ、見た限り
ただのヤギ一匹!
気配を
察知するにも
まだ慣れるまで
時間が..
...そうは
言うけどな...
...
今までの猛獣に
比べたら
大したことねぇ。
実際ヤギは...
山の上では
この先、道が
細くなってる...
ここからは
一列で進みましょ。
待って、
ストップ。
...ああ、霧も濃い。
もっとみんな近づいて
お互い見える距離まで
詰めて進もう。
おーい!
一番後ろ!
ついてきてる
かー!
待ってくれ!
吉岡の奴だ!
遅れてる!
おーい!
早く来ーい!
はぁ...はぁ...
くそ...
社員旅行...の...
山登り...
真面目にやっときゃ...
ダメっ!
来たっ!
!
くそ...い
...息が...
!
後ろの人!
早くついて
きて!
え?
うわあぁああ
あああぁあっ!
!
吉岡!
何があった!?
返事しろ!
なんだ!?
おい!
どうした!?
...っ!
すぐそこだ!
俺が見てくる!
え..
待ってバカなの!?
あんたなんて
離れたら死ぬよ!
な...
...はァ!?
たかがヤギ一匹!
どうってことない!
待って!
また来る!
すぐ上に
もういる!
いいぜ...そこで
見てろビビリ共:
待てよ!何があったか
わからないんだ!
この霧の中離れて
動くのは危ない!
!
だめ..
仕留めて
やらあああっ!
銃声で正確な
位置がつ...
俺がここで:
...あっ!
うおあああぁっ!
っ...
ジンメン
おい!
みんな離れるな!
固まれ!
あのヤキ...
突進して崖に
突き落として
たんだっ!
様子を見ていたのは
この細い道に
来るのを待ってた...!?
山や崖でのヤギの
運動能力は
哺乳類の中でも
最強クラスだ!
加えてこの霧...
無闇に発砲しても
当たらない...
な、なら
戻るかっ...
てきるか!
目的地は
この上なんだぞ!
こんなところで
立ち往生して
いられない!
いかせねェ...
くそっ...
!
俺はお前ェらを
殺して...
...は...?
ど、どこから
声が...っ!
悪魔に
なんだデェ...
こんな事しても
無駄だっ!
あ...
...くま...?
そんなの無駄だデェ。
おまえらはただの
生賞だでェ...
姑息な...!!
姿を現せ!!
えんちょーは
見定めてる...
次来たら
返り討ちにして
やるっ!
生贄てすって...!
より強い
ジンメンを...
この動物公国で...
貴族になるべき
ジンメンを...
...き、貴族...?
ジンメンが...?
そうだ...この国で
より人間を支配する
力を持ったジンメンが
なれんだでェ...
でも俺は..
肉食のヤツらと
比べれば弱ェ...
...何...?
だから...俺は
いっぱい敵を殺して
認めてもらうんだ...
俺、読んだんだ。
本に書いてあった...
っ...
人間より上にいて
それを支配する
存在...
悪魔...
んでもそいつに
なるためには必要な
事がある...
...ん...?
霧が晴れて...
それは...
そいつは俺に
近いかたちを
していたんだデェ。
!
...っ!
儀式と...
生贄ェェエ...
すげェだろ...
これ..
俺が作ったんだ
でェ...
...なんだ...
これ...
まさか
これって
全部..
不二山の
登山客...っ!?
うそ...まさか...
このヤギー匹で...!?
うん...
一体何人の...
...ひさ..
3匹...
4匹...!
充分だねェ...
あと4匹で
ちょうど...
666匹目...
.....!
俺が..
地獄に連れてってやるぜこでね
やるだでェ...
...なん...
...だ...
第75話「幻覚
これ..
あと4人殺せば
666体目...
この死体の山:
うそ...
まさか本当に、
そして俺は
本物の悪魔に
なる...!
そんな事...
もしかして
登山客...!?
儀式で悪魔に...
あるわけ
ないでしょ!
...っ!
き、消えた!
バカ!
また霧が出てきた
だけよ!
悪魔なんて
いるわけ
ないでしょ!
で、でも...
いくら俺を
殺そうとしても
無理だデェ...
俺には
あたらねェ...
こっちかっ!
!
ジンメン
無駄だってェ...
俺はいつでも
おまえらを
殺せる。
あと4体...
次の生贄は
どれだ...
な、なんだよ!
ただのヤギ
だろっ!
俺を他の
ジンメンと
一緒にされちゃ
やだねェ...
おい!
今度は
反対側に...
俺の真実の
姿は...
嘘...!
こっち
なんだから
ねェ...
Windows「Zinglen」は
A-Z
悪魔だああ
ああっ!
だから!んなわけ
ないでしょうが!
あっ...
あぁ...
ただのブロッケン現象!!
影が霧に反射している
だけよ!
早く
立ちなさい!
周りに注意!
また突き落とされ
たいの!
て、でも...
腰がぬけて...
ん?
んうっ
きゃぁあああっ!
くそっ!
逃げるなぁぁ!!
...くそっ!
ど真ん中に
降ってくる
なんて...
ジンメン
つ...次は...
どこ..
か...ら...
お、おい!
大丈夫か!?
...マズいわね...
あの妙な儀式と
大量の死体を見てから
みんな心を折られている...
極度の
緊張状態...
不安、心身の
波光...
そして体力の消耗
高山での
低酸素状態も
相まって
判断力を
失っている...
この状況..
あの変態ヤギに..
これで...
あと3匹...
次の生贄は
だれかねェ...
う、
うわああっ!
まんまと
ハメられてる
って事ね:
多分..
今みんなの中で
「番弱いのは...
黙りなさい!
......
あたし...
この
ミズカガミの
水...
メンには
すごい効果が
ある...
ジンメン
車のFでマサドが
やったみたいに、
広くふりまけば、
どこから来ても
対応できる:
読みたいに遠くは知えないけどどうせ夢で近くまで来ないと見えなかし
読みたいに
遠くは狙えないけど
どうせあて近くまで
来ないと見えないし、
一番間になりやすい
あたしが別から離れて
待ち受けてやれば...
...っ。
怖いっ..
それでもここは:
私がやらなきゃ...
まさか、
一人で無謀な事
考えて
ないでしょうね?
あんた。
え...!
あんたの表情
なんて丸見えよ。
伊達に
首長くないわ。
どうせ自分が
一番囮役に
向いてるとか
考えて
突っ走る気で
いたでしょ。
な、なんで...
ステキな大人ってのはね、
ガキが考えそうな
事くらい
わかるものよ。
...そ、それでも!
今はあたししか...
...あんた
ねぇ...
でも、責任の一端は
僕達にも
ありますよね。
あー...
ん?
僕達が簡単に
命かけちゃう
ろくでもない
大人だから、
安堂さんの最期とか
そんな光景は僕らも
もう見たくはない。
でも、
マネしちゃ
だめですよ。
.....
わ!
び、びっくり
した...
そして、
こんなところで
大人の真似をして
死のうとしている
バカなコが一人...
今まで、いくらでも
絶望的な状況は
あったってのにね...
.....そういえば
こっちには
ゴリラにライオンも
いるんだっけ。
べ、別に
死のう
だなんてっ!
私達が戦ってきた
ゲテモノ達に
比べたら...
こんなたかが
ヤギ一匹
ごとき
すぐ
狩り殺して
やるわ。
てメェ...
...そうだなっ...
でも丁度いい...
これで生贄は
3匹揃った...
狩られんのは
テメェらなんだよ!
この無礼者
めュェェェっ!
俺を狩り殺す...
.....だってェ...
俺はっ...
悪魔になる
存在だっ...!
第76話
おまえら3匹は
そのための
供物なんだよっ!
...ふん...
宗教の真似事したり
人間を動物扱いしたり、
あんたらって
ほんとひねりのない
不細工で生意気な
生き物よね。
...っ。
ロに手足が
生えただけの
能熱し生物が
...っ!
いいよ...
やってやる...
この..
とっておきの...
魔術でェ!
バカなっ!?
分身
した...!?
!
...っ
いや!
落石だぁっ!!
ぐわああぁぁぁっ!
くそっ!
ジンメンのくせに
落石で攻撃
してくるなんて!
姑息な...っ!
...っ!
皆!気を付けろ!
落石に混ざって
ヤギが来るかも
しれないっ!
.....
くく...
それだけじゃ
ネェ...
ジンメンロ
おまえらは
この落石で
分断される。
そして...
ボォケェエ!
ヤギー匹
ことき、
これは俺と
あの飼育員達との勝負...
攻撃は全て奴らにも
集中すると思ってる...
んな事するかよ
キレたフリなんて
大ウソだよんっ!
ぶっち
飼育園
コワいじっ!
弱い奴らから
狙っていくに
決まってんだろっ!
ここで全国殺らずとも
オオカガミに向かうの
人数を減らせれば、
充分えんちょーも
認めてくれるはず。
それに
あと二人で
666体目だっ!!
俺は
ついにジンメンの
貴族にっ!!
メェッ!?
な、なんだっ...
た、たまたまか!?
ん
弾が何発も...
こっちに...
めがけで正確に...
一旦離れて...
もう一度...
もう一度...
メっ!?
メェェエエっ!?
いやっ
あり得ないっ!
人間なんでン
ほとんど
視覚でしか
モノの位置も
形も判断
できないっ!
...メェ...?
なんで...
ずれ...
なんで俺の
場所がわかる...
あいつら...には...
視覚以外に...
俺の位置を当てる
術があるのかっ!?
うん。
当たった...
多分致命傷...
もう石も
落ちてこないと
思うよ。
てもどうしたの、
急にあいつの
位置がわかるように
なるなんて。
さっきまで
この環境に
慣れなくて。
もう慣れた
相手がどこにいても
それなりの精度で
狙えるよ
.....あの...
二人とも、
いい加減降りて
もらえませんか...
そ、そう...
み、耳が...
霧の中だと
音がいつもより遠くに
響いちゃって距離も
わかりづらかったの。
霧の濃さもばらばら
だったからいまいち
つかめなかったけど、
信じられねェ...
!
俺は
悪魔だ...
信じられ
ねェェエ;
悪魔に
なるんだ...
こんな人間
ごときにいい
いイィっっ!!
三美、
あとお願いっ!
うん...
じゃあね。
こ...
この臭いっ!
...!
これっ...
さっきの...
マサトくん...
どうした
大丈夫か。
え...?
な、何!?
覚えてる...
覚えてるよ
この銃声...
これ..
ハナヨを
殺したヤツの
音だ...
ひるんじゃ
だめっ...今は!!
目の前の...
17
やったぁ...
これで
おれも...
貴族...
だ。
印藤...
吾郷...!
...!
だ、大丈夫
ですか!
......
この二人...
あんたの
ピンチには
敏感みたいね。
ジンメン
...うん...
よ、よかった。
これでもう
あのヤギは
来ないんだな...
倒れている
連中もいる。
ほんの少しだけ
休んでから行こう。
...
あ、あの...
三美さん、
大丈夫?
うん...?
さっきあなた、
マサトくんの方を見て
臭いがどうとか
言ってたわよね?
あなたは聴覚や嗅覚が
敏感なの?
彼がどういう存在だか
全部知ってるの?
...
...私は...
...知らない...
...あ...
...っ。
ん...ねぇ...
あなたも
ハナヨちゃんを
殺したのよね。
...なんなの
あんたっ...
...ぜ、全部って
わけじゃないけど...
...聞いてたのよ、
ハナヨちゃんが
死んだ時の話や
銃声の事は...
きっと彼は
あなたの狙撃中の
音に反応したんでしょ。
てもなんで...?
あなたはマサトくんの
力については
聞かされてないの?
...本当に飼育員の
人達は全国
知らされてないの
かしら...
...!
...何...?
何か知ってる
ような口ぶり
だよね...?
...その、もしかして
次さっきみたいな
事が起きれば
また危険じゃない?
あ...いや...
だ、だから。
そうならないために
今のうちに
わだかまりを
とかないと...
サファリの地下研究所!!
調べてたマサト君に
ついでの記録:
は...何?
それ。
わ...私は何も...
悪い事
なんて...
許さない。
!
よくも
殺したな...
あそこ
...っ!
さっきの
ヤギの首が
死体の上に
!
え、今度は
何...?
この声
どこから...!
もう少しで
悪魔になれたのに...
...あ...
許さない...っ!!
...なっ!
まだ死体の山に
隠れてたのか!
数主が死んだ。
数主が死んだ
聞いの儀式に
破れた...
とむらい...
弔いだよ
...っ!
くそ...っ
またかよ!
これより、
復讐の儀を、
執り行う。
1体倒したと
思ったら、また
同じようなのが...
大勢..
なんだ...
このクズの
集まりは。
人間の皮を着た
ヤギが...
人間の上に立った気に
なって人間を見下し
悦に入る。
滑稽すぎる。
聞いていれば...
貴族の様子を
与えて欲しいだと?
貴様らに獣としての
誇りは無いのか。
......
あれは..
白くて...
そこには美しい噂が立っていた。
大きい...
どけ、
クズが。
ジンメンロ・完
ジンメンの
サンデーうぇぷり少年サ、ンデーコミックス
2018年5月16日初版第1刷発行
ISBN978-4-09-・128284-2
著
者
発行者
印刷所
カトウタカヒロ
CTakahirokato:2018
樹正田純
中央精版印刷株式会社
PrintedinJapan
「サンデーうぇぶり」2017年10月23日配信分〜2008年1月22日配信分掲載作品
連載担当/町田尚太出会本製作者に
建築区コン900円へ単行本編集責任ノ村上正直
単行本編集/町田尚太本都川昌徳(アイブロダクション)
(〒101-8001)東京都千代田区一ツ橋二の三の
発行所
福島県の31323075年8月11日土の
TEI
・糖素のいいと思いますので、販売の350万円以上の
●週末には十分注意しており...ますが、印刷、製作など製造上の不機がございましたら「調作局コール
センター」「フリーダイヤル2013年3月20日にご連絡ください。
電話受付は、上・日税体日を除く9,30〜17:80
●本当の一部または企部を無断でも、転職、複写(コピー)、スキャン、デジタル化、上流、放送
等をすることは、著作権法とでの例外を除き禁じられています。・代行業者等の第三者による本書の
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株式小学館