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INAT
3.
カトウタカヒロ
「ふふふわけじゃなければいいのに、
SHONENSUNDAYcoMlCsspECI
GoromeXtpage
Goromextpage
ここでは、
カトウタカヒロ
TAKAHIROKAでOpRESENTS
第2話
発端
荷物をバイバック
NT.EN
発動方法。
勝利
第131話
第130話
第196
一生の理由
ありがとうございますね
群れ
1287話
第127話
第
協力
132と
話
第
167話
133
第12話・発端
生まれ育った
農場...
慣れない
施設に連れられて、
ある日を境に...
私は
私ではない
不気味な何かに
なっていた。
そして全てに
恐怖した。
きっと実験の中で
知能が飛躍的に
上がったせいだ。
そして最初に
怖かったのは...
自分が異形と
化してしまった恐怖だ
自分がごか弱い生物だったと
自覚する恐怖。
あらゆるものを
知る事で
私は周りが
怖くなった。
悪口。
なぜか
他の動物と違い
私の名前を
呼ぶ時はその
表情や声から...
ブタ。
悪意を
感じていた。
こいつらは
食われるか
実験されるかしか
ないからな。
そして暴力が
飛んでくる。
私という存在は
人間にとっては
ひどく下半た
存在なんだろう。
一番
印象的な
言葉だった。
この頃は
ただ、無感情に
そう思っただけ
だった...
だがやがて...
悲しい...
農場の仲間が
どんどん
いなくなって
いった。
悲しい..
感情を言葉です
表現する事を
覚え...
やがて自分にも
あれる。
私は
「死」について
考えるように
なってしまった。
でも...
自分が死んだら
どうなるんだ...?
「私は
このままだと
死ぬ...?
今日は毒物の
代謝実験です。
「いやだ...
いやだ...っ!」
最大の
恐怖だった。
「やめろ
やめろ
やめろ
やめろ
やめろ
やめろっ!
いやだ...
ん?おい!
何やって...
「やめろ...
やめろ...!
でも薬品は
まだストック
が...
え!あれ?
すみません!
「やめ
ろっ!
「やめろっ!」
うわっ!
何やってる
このパカっ!
さすすす
すみませんっ!
だめだ!
今日は中止!
清掃早く!
すみません...
何これ..
使えねぇ
なあ...
すみません...
私の
思い通りに...」
...蹴れ。
なんだテメェっ!
どういうつもりだっ!!
い、いや...!私は可も...っ。
私は何も...っ。
何これ..
さっと実験の中で
手に入れたのだ。
私は
気づいて
しまった。
自分の意志で
他の動物を
揉るか...
この力を使い、
すぐさま逃げるよも
考えた。
けど...
私は
チャンスを
窺った...
人化実験を
始めます
私の恐怖心が
それを
許さなかった。
脈拍...血圧...
その他全ての
数値..
成人男性の
正常値と
ほぼ変わり
ありません...
動物の
人化実験は
成功です!
...おお!
やった...!
素晴らしいっ!
まさしく
神の偉業だ...!
これでまた
人類史に新たな
可能性が
見えてきた...!
我々人類の
勝利だっ!
「私の...
勝ちだ。」
そのあとの概要は
マサトちゃんの
パパにも
聞いてるでしょ。
私は自分の能力を
試しつつ敢えて
問題を起こして
いった。
そして処理班の
立ち会いで現れた
延田と入れ替わった。
結末は
ラボでおかしく
なった研究員の
仕業という事で
事態を収拾した。
ラボを
開鍼させる
為にね。
一番私の面倒を
見ていた研究員を
基走させる事にしたの。
とさくさに紛れて、
本物の延田は
いつか使う為に
隠しておいたの。
しばらくは
動物の呪いだなんて
噂になっていたわ。
...っ。
そんな事
が...
ジンメン囮
私の責任...
大丈夫、
ボスだけが
悪いんじゃ
ないんだから。
みんな
科学者の
くせにね
......
私が計画の
幹部になれたのは
洗脳の力が
あったからって
思ってるでしょ?
全て..
私、ほとんど
この能力を
使って
ないから。
結局、人間全体が
ちょろいのよ。
ボスはさぁ、
でもね...
何...?
もちろん、
ここぞという時は
使ったけど、
ほぼ必要
なかったのよ。
人間ってのは
とても簡単。
だって
そもそも
私みたいに、
そんな奴らを
騙すのなんて
簡単だった。
そして最後は
厳しも同じような
顔をするの。
生き死にの
世界に生きて
いないんだもの。
けれども
最初は疑問
だった。
でもすぐに
気づいたわ。
まさか
殺されるなんて
思ってなかった」
ってね。
これだけ動物を
殺してきた人間が
こうも簡単に?
って..
彼らのほとんどは
今の奪い合いについて
何も考えちゃいない。
もはや動物のように
狩りの為に命の
奪い合いをする事が
生きる術の一つ
ではない
そうして
自分の命にすら
疎くなった人間が
動物の世界を
理解するなんて
到底無理なのよ。
その状況は
歪みを生み、
人間は生命を軽んじて
今、地球すら
滅ぼさんとしている。
ジンメンE
だから私は
それを正す為に
行動したの。
あんたらは
私たちに
殺されないと
絶対に気づけない。
そしてそれこそが
ブタとして生まれた
私の使命だと
気づいたの。
あなた達の
為でも
あるのよ?
...っ、
...これはね
この...っ。
ふざけ...
確かにな。
!
マサト!?
お互いに何も
わかって
なかったんだ..
ても結局...
!
...何...?
なのに
俺たち人間は
歪みを重ねて、
そして今度は
お前がそれを
動物に
押し付けたんだ。
もともと
お互いの気持ちを
わかり合うなんて
不可能なんだ。
ジンメン計画で
人間の知識と感情を
えんちょーに
無理やり押し付けた。
そんな事は...
これは
人間と動物の
戦いじゃない。
えんちょーの
歪みを
植えつけられた
ジンメンという
哀れな動物と、
その歪みを
生み出した
人間たちとの
戦いだ。
そしてお前の
目論見通り、
命の奪い合いは
既に起きた。
でも、動物はそこに
ただ巻き込まれた
だけに過ぎない。
違った者同士の
戦いなんて早く
終わらせるべき
なんだ。
その為には、
戦って...
勝つ事。
そして全ての
間違いを正しく
導く責任が、
えんちょー。
このどちらかに
あるとする
ならば...
勝者が全てを
背負うんだ。
そして今回は
人間が勝った。
それだけ
だ。
う...ふふっ。
ほっはっはッはっ!!
その通り!
人間と同じ思考に
なった時点で私は
もうただのブタでは
ない...
確かに...
俺はイノシシでも
なければブタ
でもねぇ...
お前ら人間を
追い詰めた...
唯一の動物だ。
概ねあんたの
意見は正しい...
...今、この瞬間はね。
この地球上は
常に敵だらけ。
ただ
覚えておく
事だな...
他の動物に対して
「かわいそう」
だなんて
安い同情心を
抱いた時点で、
いつか
寝音をかかれる。
あんたらは今まで
たまたま勝って
きただけ
でも、他の動物の
気持ちなんて
言ってる時点でもう
ピーク越えてんのよ。
あんたらにも
近いうちに
負けが訪れる。
そして何より、
私はまだ
負けていない。
...っ!
顔が...
どんどん
老けて...
ブタみたいに
食われるわけでも
人間に殺される
わけでもない。
あんたら...
ふ...
か..
私は私として
死ぬだけ。
人間に
なんて...
殺されて
やる...
もん...
この戦いは
俺たちの
勝ちだ...
第123話
えん
ちょー...
......
間違いね。
私はまだ
負けていない。
顔が...!
私の体は
死を迎える。
近いうちに...
必ず...訪れる...
老けて...
でも
それだけ。
私の教育
私の意志は
他のジンメンに
受け継がれた。まだ
この戦争は
終わらない。
人類の...
敗北...
が..
それ...まで...
楽し...
また...
み...な...
さ...
...!
崩れた...!?
キ...
今度こそ...
俺たちは
勝ったんだ...
やったん
だ...!
ついに
えんちょーを
葬った...!
あとは
オオカガミを
探せばいい!
それで全て
決着がつく!
吾郷...いんどう
印藤...!
私たち
勝ったよ!
やったんだ
よ...!
マサト..
すごいよ...
本当に...!
マサトくん!
マサト!
少し休め!
じゃないと
君もいつか
えんちょー
みたいに...!
!
オオカガミだ...!
マ...
うかうか
して...
ジンメン達が
いる限り...
まだ終わらない...
必要なのは
オオカガミ。
いられ
ないんだ...!
その在処...
教えてくれ。
父さん。
電磁波網が
もう間も無く
解けるって
言っていた。
あいつは...
どうやってか
わからないけど
その時にジンメンが
清の外に出るとも...
もし外にジンメンが
出るなんて事に
なったら最悪だ。
シンメンは
感染するん
だろ。
今ならきっと
まだ間に合う
...!
......
オオカガミの
起動方法を
知っているのは
あんただけ
なんだろ...!
教えてくれ...!
......
ジンメン
その
起動方法は...
...オオカガミ。
......
今は...
教えられん。
なん...っ!
なんてだ...
......
ちょっ...
無茶しないで!
えんちょーは...!
もういないだろ...
あんた...
まさか!
オオカガミを
使ったら..
ジンメンの研究が
無に還るからっ...
.....
ジンメン
おいっ!
答えろよっ!
あんた...まだ
こんな最悪な
ジンメン計画に
かじりつく
つもりかよ...!
......
オオカガミを使って
こんな最低な研究が
パーになるのが
そんなに嫌か!?
...さぁな。
ふざけんなっ!
あんた
言ってたろ!
全部自分の
責任だってっ!
一体
どういう
つもりで...
おーい。
死んじゃったか。
ジンメン:
鳥の!?!?
まぁ、
そのおかげで
出られたから
ね。
...っ!?
まさか:
シメンを
...
海の外に
出す方法
空から!!
あだ!!
こいつを
絶対外に
出しちゃ...
さあ、
計画の
第三段階だ。
このままだと...
本当に...
俺たちは...
終わる...
話バイバン
第124話
やあ人間。
ようやく
直接出会えたね。
私たちはずっと
君らを見て
きたんだが...
その顔から察するに
鳥類のジンメンまで
いるとは思わなかった
ようだね
そうだ。
これは君ら人類に
とっては、
史上最悪の
展開だ。
なんせこれから
我々は空を翔び、
世界にジンメンの
種をばらまく。
そんな...
えんちょーは
よくやってくれた。
計画の第一段階
「革命」。
計画の第二段階
「分析」。
ここまでの
時間探ざ、
そして身を賭して
我々に教育を
施してくれた。
それはどんな
困難をも覆すべく
様み上げてきた
知能と適応力。
動物からのジンメンへの
感染拡大と溝の内側の制圧。
この段階で知能を得た歌に
人間が勝つ術は残されない。
警悟したよ。
我々は抵抗する人間の行動を監視、分析した。そして、攻めて人間が強さに驚かされた。
我々は抵抗する
人間の行動を
監視、分析した。
そして、改めて人間の
強さに驚かされた。
そして全てを
理解した我々に
託された、
大きな生物を
倒すだけではなく
ウイルスすら克服
してきた人類の
経験の総算だ。
だからこそ誰にも見つからぬ
地下深くで極秘に増やされ、
育ち、人間の行動を
学んできた。
計画の第三段階。
「侵略」だ。
我々は
人間社会に
飛び立つ。
これまでの
全ての演習を
生かし、
利口に立ち回り、
効率良く仲間を
増やしていく。
マサト
ヒトミ
三美、
吾郷、
印藤、
李、
中田、
神宮博士
えんちょー。
散っていった
全ての命..
今まで
ありがとう。
(人類よ、
そして、
さようなら、
終わった..
えんちょーは
最初からこの
つもりだった...
もう...
溝の電磁波網も
解除される...
俺たちの..
あいつは
賢いブタ
だった...
一日かそこらで...
完敗だ...
まだだ...っ!
まだ終わらせ
ない...っ!
親父..
教えろよ...!
まだ間に合うん
だろっ!
鳥か...
悠長な事
言ってんなよ!
こんな事
してんなよっ!!
オオカガミの
起動方法!
全員...
お前の被害者
なんだ...っ!
予測はして
いたが...
あそこまで
増やしていた
とはな...
早く教えろっ!
あんたの
人類救うごっこに
付き合わされてっ...
貴様......
なんて事を...
そうだよっ!
みんな!
自分の人生を
生きていき
たいんだっ!
中田さんも!!
ヒトミもっ!
李さん達...
みんなっ!
死んじゃった
人たちも!
みんなっ!
みんな...
っ...
みん.....
...あと...
......
...俺だって...
親父の
おもちゃじゃ...
ないんだ
っ.......
自分の人生か...
昔は考えた事も
なかったのにな。
マサト。
ジンメン囮
お前は、
自分の運命を
受け入れる覚悟が
あるか...
そんな事、
もうとっくに
している。
そうか。
ならば
教えよう。
第25話発動方法
マサト。
お前は自分の
運命を受け入れる
覚悟はあるか。
そんな事、
.....
もうとっくに
している。
...そうか...
ならば
教えよう...
オオカガミの
起動方法...
それは...
お前が、
死ぬ事だ。
何...
言ってんだ...?
お前自身が
生体認証キーに
なるのだ。
その目の中にある
網膜と虹彩の模様が
暗証コードだ。
そしてその
センサーは
今、
これを
あるセンサーに
通す事で
信号が送られ、
オオカガミは
起動する。
私が体に
埋め込み、
通常、人の網膜や
虹彩のパターンは
ある程度の年齢から
変わらなくなる。
ここにある。
お前が何かに
ストレスを感じ、
そのパターンは
変わっていき、
今は無理
だがな
だがお前は
違う。
能力を使い
消耗する度に、
その時
は、
お前の
ストレスが
最高潮に
達した時、
起動キーとなる
パターンが
現れる。
消耗しきった
お前が、
最期の
死のストレスを
受け入れた時だ。
..っ...
そんな
事...
信じられる
か..
あんた...っ!
捕まってたん
だろっ!?
お前がここに
来る事も。
こんな...
思いつきみたいな
タイミングて...
じゃあ...俺が
ここに来る事も
予測していたと
ああ、そうだ。
お前がその為に
長い眠りから
起こされた事も。
!
何...?
NI2034
通称「マサト」は、
お前は
ジンメン計画が
危険な状態に
陥った際に起動する、
ジンメン計画を
導く為に
作られたのでは
ない。
...っ。
究極の
事態収拾装置だ。
お前の運用方法に
ついて語った
機密文書は、
えんちょーや
それを悪用する
者が現れた時の
為のブラフ。
その洗脳能力や
不死身とも言える
再生能力は、
普通の人間なら
生存困難な状況を
生き抜き、強大な
敵を圧倒する為にある。
お前が一人いれば
危機的状況の解決の為に
機械も、脆弱な人間も
必要ない。
お前が能力を
使い切るほど
解決困難な場合には、
私の判断で
お前に真実を話し
オオカガミを起動させる
方向に向ければよい。
計画の掌握を目論む
ジンメン側は秘密を
握る私を簡単には
殺さない。
更にオオカガミの鍵になる
人間をお前一人にして
おく事で私は被害の
事態を把握しやすくなる。
無論、保険の為に
職員の中から一番の
強者だった中田に
意図は説明せず
お前の警護と覚醒を
促すよう命じ
全てシナリオ
通りだった。
お前が動物を
愛する事も、
計画の鍵であるお前を
私のもとに連れてくる
事も容易に想像できる。
ここまで来る
ようにも命じた。
お前が今回の
事態を嘆き
解決する為に、
自らの意志で
前進する事も...
それらここに至る
までの全てが
私の作り上げた...
運命
だったん
だよ...
...うそだ。
俺が...
何かを好きに
なる事が..
その...
鍵...ってのを、
発現させる
きっかけに
なった...?
じゃあ今まで...
俺がしてきた
事...
プンメント
俺が..
感じてきた
事も...
全部...っ!
...そうだ。
全ての感情は、
お前が
死ぬ為に
得てきたものだ。
お前がこの世に
生まれた以上、
どうあっても、
これが、
逃れられぬ
運命だったん
だ...
一体何を
話しているの...?
.....
......
中田さんなら
聞こえますか?
・っ!
......
ねぇ...
マサト...?
.....
大丈夫...?
マサト...
ああ、
どうにか
なりそうだ。
大丈夫だ。
...!
...何...?
オオカガミの
発動に
何かあったの!?
マサト...?
っ...
なんで
泣いてるの?
神宮...
アンタっ!
この
鬼畜野郎っ!
...っ!
三美さん...!?
どんだけ
残酷な事が
てきんだよっ!
あたしらも
あんたの
実験体だった
けど、
こいつよりは
まだマシ
だったよっ!
外じゃまともな
人生じゃなかった
けど、
辛くても
仲間と出会えて
生きる意味を
実感できたっ!
でも
こいつは...っ、
死ぬしか
意味がないなんて
言われたこいつは、
自分の人生と
どう向き合えば
いいんだよっ!
え...っ!
それって...
そうだ...
あんた...
またそうやって
開き直れば許される
とても...
だが。
全ては私の
責任だ...
この状況を
誰かが解決できる
としたら、
一人しか
いない。
そして、
その一人が
もし...
愛してきた
者たちへ、
できる事が
あるとすれば、
ひとつしか、
ないんだ...
あ
そうだ。
そんなことですから、
サファリに
行こう。
だめ
ㇼ
ゆう
生の理由
第126話「生
死んだんだよ。
動かない...
どうして..
そいつは..
もうここには
いない..
...死んだ...
セミの命は一週間程と
言われているが、実際は
一か月近く鳴き続ける。
一か月間、
愛を探し
生き続ける
のだ。
メスと番う
為にな。
子孫を残すという
崇高な使命の為に
命を懸けるのだ。
その為だけに
足掻き続け、死ぬ。
...??
この夏は
彼らの愛の
産声に
満ちている。
これ以上の
充実した
生など...
ないだろうな..
よく..
わかんない
けど、でも...
彼らの命の叫びに
よって、
この光、空気、時間...
全てが我々の記憶に
季節として
焼き付けられる。
なんか
悲しいな...
...ああ...
だがお前は、
死ぬ為だけに
生まれてきた。
ジンメンB
なんでだ...
死ぬ為...
俺だけが...
避...
じゃあ...
死ぬ為の...
本当の
理由は...っ
なんなんだ...?
そうだ。
サファリに
行こう。
......
サファリ
てすか...?
ても...
オオカガミは...
君がいないと...
李...!
...待ってくれ...
それ以上は
それでも...
今まで...
何人もの犠牲を..
...っ!
僕らにもう
余裕なんて...
仲間の...最期を
見てきた...
誰かが...
やらなきゃ...
誰も君を
殺さないなら、僕が...
無駄だ。
起動キーの
発現に必要なのは
純粋な死への
ストレスだ。
殺人のストレスは
その相手への恐怖が
勝る。
自ら死を受け入れる
事はできない。
それに、
貴様の力だけで
マサトの再生能力を
超える事は無理だ。
案ずるな。
...!
まだ一日ある。
そもそも極めて
困難な状況に
ならなければ、
.....!
ジンメン囮
僕らにとっては
ここまでの
全てがそうだった...
計画をリセット
する根拠には
ならん。
極めて困難な
状況...?
なのに...
ここに来て...
まだ極めて
困難な状況じゃ
ないと...?
そしてこの状況の
打開をマサト君
一人に託すしか
ないと...?
そんな事
...っ。
傲慢だな。
誰しもが
選択肢を
持っている。
自分こそが
決定権を
持っている
という奢り。
いかにも
人間らしい
考えだ。
っ...
貴様が...!
言うな...!
私はマサトの最期を
見届けねばならん。
マサトが自らを
犠牲にして...
この世界を
救う瞬間を...
私は..
ちょっ。
本当にサファリに
戻る気ですかっ!?
えんちょーが
死んで、
統制がとれなく
なった
ジンメンだって
まだ...
たくさん...っ!
ごめん...
ちょっと
どいてくれ...
...マサ...
か..っ...
は........っ
ぐふ...
.....!
わかるだろう。
マサトくんっ...
そうだ、貴様が
何も心配せずとも、
こいつがサファリに
向かえば
着実に死は訪れる。
奴は今までも、
自らの命を
賭して
この計画を
止めようと
してきた
今までも
これからも、
ジンメンE
こいつは
覚悟を
決めたんだ。
奴はただ
望んでいる
だけだ。
やる事は
変わらん。
最期の旅の
折り返しを...
........
ジンメン囮
俺が..
してきた事、
感じてきた
ずって...
本当に::
あーあ...
広いな...
第127話
広いな...
李、神宮さんと
ヒトミちゃんの
様子を見てくる。
.....
ヒトミちゃ...
はい。
......
オオカガミの
起動に...っ!
マサトが
死なないとだめ
なんて事...
なんで...っ!
そんな...
そうだ...
マサト...!
なんで...
なんでよっ!
ここまで
来といて...!
一緒に
溝の外に
出るって...
......
とにかく
サファリに
向かうぞ。
ジンメンE
そのマサトくんが
望んだ事だ:
中田さん。
本当に僕らも
サファリに
行く必要が
あるんですか...?
見てください。
何?
何?
鳥のジンメンが
解き放たれた今、
どこにいても
監視される...
これまで以上に
安全な場所は
なくなって
しまった...
...マサトくんが
能力を使い切って
息絶えるのが
救いの道なら...
僕らが危険を
冒してまで彼に
付いて行く理由
なんて...もう...
だがどこも
同じなら、
...ああ、
その通りだ。
一度ミズカガミが
起動してジンメンが
減った地帯に
移動するのは
悪い考えじゃない。
俺はついて
いく。
俺にとって
マサトくんは
家族も同然だし、
仲間
だからな。
......
私も...
あいつにはまだ
言わなくちゃ
いけない事がある。
...
三美さんが
行くなら...
わかりました..
僕も...
あいつら...
オオカガミ
は...?
どこに
いく...?
マサト達だ...
神宮博士も
いる...
中にないの?
火口に近づいて
大丈夫なの?
なんでもいい。
もう
あいつらは、
必要ない。
っ!
集まって
きたか...!
くるぞっ!
拾ってきた
装備で
固めたなっ!
構えっ...
...っ!
な...
動かな...
マサト
くん!
...っ。
何
やってる!
俺が消耗
するのは
構わない。
でも、
その銃弾が
あれは...ヒトミや
みんなを守れる。
こんなところで
無駄弾を使っちゃ
だめだ...
こんな俺の...
わがままの
為に...っ!
っ...
やめろ...
マサトくん!
そのままじゃ
辿り着く前に
力尽きるぞ!
もう一度
戻りたいん
だろ!
サファリに!
ここで
そう簡単に...
死なせたり
なんてっ...
させるかァ!
乗れっ!
x-
みんなも!
中田さ...
わかった!
吾郷!
印藤ッ!
いこう!
このまま
下るぞっ!
鬱陶しいっ!
でも...
行けるよ!
鳥一匹一匹の
攻撃なら
大した事ない!
く...っ、
何も怖くは...
局部だけ
守っていれば!!
.....
爆発...?
何っ!?
何が...っ!?
こいつらっ!
手榴弾をっ!?
狼狽えるなっ!
手榴弾を
持って俺たちを
追いつつ正確に狙える
大型の鳥なら、すぐ
見てわかるはずだ!
近づかれる前に
迎撃しろ!
おおっ!
流石三美ちゃん!
何より
動きも遅い!
これなら
いける!
サファリまで
第128話
だめだ...!
避けられ
ない...!
まだっ!
マサ...っ!
.....!
手前で
爆発...
無事..
また彼か...
マサトっ!
マサトくん...
また無茶を...!
...全然...
まだやれる...
そんな状態で
よく言えるっ...
っ.....
三美っ!
ピンを抜けっ!
ジンメンの
あっ...
彼に
任せ切っちゃ
だめだ!
俺たちも..
応戦するぞ!
こいつらの
動きも
読めてきた!
態勢を整えられて
またさっき
みたいな攻撃を
されたら...
ええ!
ギリギリ
ですけどね!
今度こそ...
まだいた
のかっ!
こいつら...
くそっ!
どけっ!
このままじゃ:
...っ!
ぐっ!
俺がやら
ないとっ...
だめだっ!
マサトくんは
必ず...
俺が
サファリ
までっ...
バルバ
この...っ!
どけえええっ!!
...!
中田さん...!
麓を見ろっ!
君は
もういい!
俺たちに
任せろ!
森が見える。
あそこに紛れれば
上からの攻撃は
一旦は収まる
はずだ。
それまでに、
足もとの奴らを
減らす。
いけるな。
...はいっ!
全速力だ!
三美は上を!
李は地上だ!
どけえっ!
そうだ...
このまま..
このままだっ!
よしっ!
入っ...
お前.....
ら......?
第123話、群れ
よし...!
森に入ったぞ!
ここなら
まだ...
安全..
お前ら...!
なんで...っ!
く...
奴ら...
森に入った...
奴らを追え!
紛れたつもり
だろうが...
犬ども!
我々は
空から追うぞ。
この先の
森の切れ間...
木々の動きで
丸わかりだ...
仕留めるなら
あそこだ。
待て。
おかしい...
あれは...
ゾウの群れ
だ...!
......
待て!
ゾウ達よ!
あ...?
なんだ責様ら...
あなた方は
何か知らない
かな?
...私たちは
人間の群れを
追っていた。
......
それなら
もう食った。
.....!
何か
問題でも?
確か...えんちょーが
言っていたマサトと
飼育員どもか...
...いや、
ならいい...
.....
しかし本当に...
にしても
こいつらは
なんだ。
問答無用で
噛み付いて
さたが、
気づかず
踏み潰して
しまった。
...貴様らが
指示したのか?
えんちょーが
我々を攻撃する
意味はない...
まさか貴様ら
鳥風情が、
我々を裏切る
つもりでは
ないだろうな?
.....いや...
失礼した。
......
125
ここは..
古い格納庫
...?
みんな
いるな...
まさか
君たちに
助けられる
とはな...
...だが...
一体...
なぜ...
ハナヨだ。
この子は確か
随分と彼女を
葉っていただろ
だから助けた。
彼女も君を
気に入っていた。
助けたって..
ジンメンは
全て人間の
敵なんじゃ...
それだけの
理由で...
そうだな。
そういう事に
なっている。
むしろ
そうで
なければ、
我々は諸共
えんちょーに
殺されていた。
だがその
えんちょーは
もういない。
私たちは
派遣された
先から互いに
交憶しあい、
もう私たちが
従う必要はない。
常に動向を
監視
しあっていた
キミと彼女の
事もな。
!
君が下山するのを
聞いて
駆けつけたんだ。
で、でも...
いいんですか...
僕らはまだ
オオカガミを
諦めたわけじゃ...
ああ、
それでいい。
むしろ我々も
それを望んで
いる。
え...!
奴は私たちを
哀れな存在だと
教え込み、
ジンメン囮
ジンメンに
なる時に
生じる恐怖心を
利用してな...
確かに...
えんちょーが
蒔いた様は
根深い。
その元凶が
人間だと
思い込ませた。
......
だがそれは
全て奴の意見だ。
なぜなら
私たちは今まで
人間に恐怖した
事などないし、
どれだけ文献を
読んだところで
我々の本心では
賛同しえなかった。
人間のじゃあ
患悲深さに
ついても
知っている。
何より
私たちは人間に
育てられてきた。
野生の家と
同じ生き方は
できないし、
人間社会で
生まれた
動物だ。
サファリこそが
私たちの
居場所であり
故郷なんだ。
私たちは
ただ
昔のように、
する気も
ない。
人間と
接したい
だけ...
それは
ハナヨも
同じだった。
......
や
そっか...
私たち以外にも
そういった
動物たちはいる。
えんちょーの
教育した鳥共が
今、またその
混乱を抑えようと
飛び回っている
ようだが、
そうはさせん。
私たちの
サファリを
取り戻してくれ。
マサト。
私たちも
協力しよう。
少しでも
多くの仲間を
救ってくれ。
.....ああ
第130話「協力
私たちのように、
ジンメンから戻り
また以前のように
人間と接したがって
いる動物はいる。
マサト、私たちの
サファリを、
私たちも
協力しよう。
それは
ハナヨも
同じだった。
取り戻して
くれ。
少しでも
多くの仲間を
救ってくれ。
ああ...
...しかし...
今更協力を
してくれた
ところで...
マサトくんが
死ぬ事には
変わりない...
確かに象たちの
協力は心強い。
彼は今何を
考えて...
多分、
海の内側では
最強の生物の
集団だろう。
マサトぐんの運命は
変えられない
...そっか。
ハナヨは...
サファリに
戻りたがって
いた...
......ねぇ、
ここは不二の
演習場近くにある
格納庫の廃墟だ。
近いところだと
駐屯地も...
ここって今、
どの辺
なのかな...?
サファリからは
少し遠いな。
...なら...
ハナヨの
遺体のもとに、
連れていって
くれないかな?
また何を
言って...!
俺と親父が
いればあとは
どうとでもなる。
みんなはいい。
きっとここなら
安全だ。
.....!
頼むよ。
オオカガミは
必ず発動させる。
ここまで
てきたのは
ハナヨの
おかげでも
あるんだ。
なら、俺は
あいつの望みを
叶えたい...
ジンメンE
ハナヨを
サファリに
戻して
あげたいんだ...!
戻すって...
あんな巨体を
どうやって..
別に...
一部だって
いいんだ...
...??
それに、
これはもう
俺の最期の旅だ。
...大丈夫だよ...
必ず役目は
果たす...
みんなを
これ以上
巻き込めない。
ならば俺も
役目を
果たさなくちゃな。
私も行く。
君が役目と言うように、
俺にはもっと前から
君を守る役目が
あるんだ
君に止められる
事じゃない。
...この場所が
最期の別れに
なるなんて...
......嫌..
私も。
...いい
タイミング
なんだ...
三美ちゃん...!
.....
なら僕も...
ジンメンロ
...なんで...
結局全員か。
とはいえ、そのままで
連れて行くわけには
いかん。
私たちは
構わないが...
我々はマサトと
神宮博士を
守りはするが、
また我々の
ロの中には
隠れてもらう。
だが、
奴らにバレる
可能性もある。
状況に
よっては君らには
手が回らなくなる
だろう。
その時は
覚悟して
もらう...
...スゴい
臭い...
初めての時も
そうだった
けど...
我慢しろ。
みんなは
どこに...
心配するな。
離れていても
場所は
把握している。
群れれば
余計に目立つ。
ジンメンの
だが行く先は
同じだ。
ただでさえ
目立つ我々だ。
先の一件で
注目は浴びている
はずだからな。
!
マサトくん
...?
はい..
.....
しっ、
もう着くぞ。
まずいな...
まだ鳥共が
群がっている...
それに
野犬まで...
なんで
あんな...!
.....!
間違いない。
ハナヨは
あの中心に
いる...!
ハゲワシの
類いは
腐肉食性だから
な...
我々が不用意に
近づいて
疑われては...
どうする...
なんだぁ?
ゾウさんの
群れが今更
なんの用ダァ?
...
っ.....
あんたらは
各地の指揮を
任されて
いるんじゃ
ないのかぁ?
人間がいた
時はな。
だがもうほぼ
制圧された。
ふーん...
だとしたら
今更この
しょーもない
エサになんの用が
あるのぉ?
...しょうもない
エサ...?
だってもう
食べられる人間は
ほぼいないんだ
もぉん。
ほんとは
人間が
よかったけど、
そう、
エサァ...
僕らだって
こんな腐った死体
もうつっつき
たくないさぁ。
我慢して食べて
あげてるんじゃ
なぁい。
でもこのままだと
邪魔だし臭いから
仕方なく片付けて...
あげ...
......!
おい...
貴様らすぐ
そこをどけ。
そのしょーもない
エサは俺たちの
仲間だ。
人の知恵を得ても
その程度でしか
命を考えられぬ
のなら、
俺たちが今すぐ
根絶やしにして
やる。
......!
さも
なくば...
あれ!
行った...!
......
ジンメン囮
これが
ハナヨ...
...マサトくん
いつだったか
永長がハナヨの
墓を破壊したと
言っていましたが、
それは君を
敢えて
激昂させ
え?
李さんがさっき
「あんな巨体を」って
口走ったのは、
きっと傷つけず
巨体のまま残して
くれたからなんだって...
それに...形は
変わっても、
わかって
いますよ。
大丈夫です。
......
これはハナヨが
この場所にいた
記憶なんだ...
久しぶり。
ハナヨ。
.....
マサト...
第13話告白
これが..
ハナヨ...
これが..
ハナヨ...
遺体が雨風に
さらされて
獣に食われた
...
...当然...
なんだけど
な...
......
久しぶり..
ハナヨ...
色々な事が
あったんだ...
お前がくれた
この手紙...
そのおかげで
ミズカガミは
発動した。
多くの動物が
救えた。
それだけじゃない。
オオカガミの
起動方法だって
わかったんだ。
それに、発動した
区域は安全地帯だ。
みんなを連れて行く
事だってできる。
お前の
仲間も助ける
事だって
てきるんだ。
...全部...
お前が
いてくれた
おかげだ..
ハナヨ..
...ねぇ、ハナヨの
頭だけでも
いいから、
サファリに
運べないかな...
今、全部の骨
運ぶのは
大変でしょ...
うむ。
ん?
...そうだな...
ならば...
あたしが
殺した。
...え?
あたしが...
あたしが
ハナヨを
撃ち殺したんだよ。
この場所に
向かって、
倒れるまて
ずっと...
だから私は...
ここにいられる
資格はない...
ハナヨの
おかげて...
印藤も、吾郷も、
李くんも無事で
いられたなら..
私は...
何も...
っ!
動か...
それ以上
喋らないでよ。
体が...?
三美さん。
.....っ!
ハナヨの
友達が、
みんな
いるのに
さ...
なんだ...
ハナヨを...?
だれだ...
こいつ...
おまえ...
こいつが
ハナヨを...!
が...!
問題ない。
噛み潰せ。
そもそも博士と
マサトを守る以外
われわれ
我々には必要のない
人間だ。
三美さん!
こいつ一人
いなくなった
ところで..
問題ない。
三美ちゃん!
そうだ...っ!
あたしはみんなを
助けてくれた
恩人を殺した...!
だから私は
言ったんだ...!
この逃げ場のない
状況だからこそ...
あたしが審判を
下されるのは...
当然なんだ...っ!
つぶさない...?
なんで...!
ヒャ
両方とも
ジンメンB
...マサト
...くん...?
今傷つけ合う
必要はない。
お前が
止めている
のか...!
でも...
なんとなく
わかっていたよ..
......!
そっか...
三美さんが
ハナヨを...
ミズカガミが
発動できたのは
確かにハナヨの
おかげもあったけど、
それも...
二美さんが仲間を
守る為に
やった事..
三美さんが
いたから、
ヒトミも...
みんなも
生きてこられた。
そして
三美さんが
あの時助けた
吾郷さんや
印藤さんが、
今も俺たちを
助けて
くれている。
ハナヨは
自分の運命を
悟って自ら
道を選んだ。
全ての命は
繋がっていた。
でも、ハナヨの
意思は今も
ここにあって..
俺たちを繋いで
くれている。
それを知った今、
三美さんの罪を
裁く事なんて
誰にもてきない。
だから...
三美さん...
これからも
みんなを助けて
ください。
お願いします。
......
ごめんね
ハナヨ...
...うん...
ごめんね...
このまま
サファリで
いいな。
ねぇ...
三美さんは...
よし、
いくか。
うん。
...うん
かまわん
ハナヨの
一番の理解者の
言う事だ。
我々も
信じるしかない。
ありがとう。
ん?
おい、
どうした。
なんだ...
何があった...!
どうした!
...何あれ...?
クマ.....
いや...!
あの..
鉄筋は...っ!
グリゴロー...!?
んー...?
なんだか...
突いだ事
あるニオい
だぁ...?
ヒグ
第132話
おい!
急に倒れ...
......!
そんな...
あれは...
ヒグマの
グリゴロー...
...そうだ
あの時...
僕の頭に
これをぶっ刺した
奴の仲間だぁ...
この..
突いだ事の
あるニオイ...
そこに...
......!
いるの
かぁ...?
わ!
危なぁい☆
ぐぐ...
おい、
大丈夫か!?
不意を突かれて
倒れただけだ。
問題ない。
ねぇ...
教えてよ、
ゾウさん...
なんで君たちから
僕の知っている
人間のニオイが
するんだぁい?
......!
どうする...
叩き潰すか...
当然だ。
人間をかくまって
いるとバレれば
我々も裏切り者に
なる。
ふん...
...何を恐れる...
たかが
クマ一匹...
逃して鳥共に
伝わるのは
マズい。
...何?
僕を殺す気
なの?
ひと踏みで
ひき肉に
してやる。
怖いよ...
やっぱり
怪しい...
こいつら...
仲間が...!
この数...全員を
殺らないと...!
まずい...!
確かにする..
人の臭い...
でも..
こっちには
マサトくんの
能力だってある...
っ・
いや...
今までだって
能力を使っても
途中で力尽きて
鋼地に追い込まれる
手が何度もあった...
100物全ての意識を
文配できたとしても、
まだ力尽ぎたら...
だめだ...!
いや...
:彼らの狙いは
マサトくんなんだ...
彼の狙いもまだ
自ら力尽きる
上なら...
三咲ちゃんや
吾郷、印藤を
連れて...
今度...
彼が能力を
使った瞬間に...
いるのはクマ
【頭と数匹の
小動物のみ...
逃げたって
構わないはずだ...!
突破口は
まだある
タイミングを
狙って...
今度はキリンの
ジンメンまで...
まずいな...
こやつだけなら
どうとでも
なったが、
野次馬が
増えすぎた...!
騒ぎになれば
また鳥共に目を
つけられる...
人間隠してる?
...和忽者が...
人間を食えば
当然臭いも付...
これは生きている
人間の臭いだ。
ねぇ...
いるんだろ...
ちがうね
みんな
言ってる
よォっ!
僕にはよぉく
わかる。
独り占めは
ずるいって、
そこに...
...
がっ..
何を...
ジンメンじゃ
ない...!?
あれは
ミスカガミで
元に戻った
サファリの
キリン...
一体なんで
邪魔する...
やっぱりだ..
そんなに
死にたいなら、
バカな
獣が...!
...たった3頭...
先に
この場で
全部...
っ...
エサに...
......!
分が悪い!
行った..
永長!
......
もしかして:
みんな素直に
俺に従って
くれた。
...まさか
君がキリンを
操って...
よかった...
ここに現れたのは
たまたま
だったろうけど。
純粋な
動物だ。
また...助けられ
ましたね...
...うん...
ちょっと
だけ...
また僕は
彼を見捨て
ようとした:
...そうですか...
...なのに...
ありがとう...
...幸さん..
え...?
ここまで...
付き合ってくれて
本当に...
でも、さっきの
キリンを見て
思ったんだ。
きっと前より
少しは安全な
場所に近づいて
いる...
だからもう
大丈夫..
だから...
李さんは
仲間と、
もう離れても:
:大丈夫
...みんな...
結局巻き込まれた
だけなんだ...
俺と...父さんの
事情に...
...仲間...
ても...もし
よければ...
ヒトミや中田さんも
一緒に連れていって
もらっていいですか...
ヒトミは
この中で
唯一普通の
人間で...
もし俺が
いなく
なっても...
......
俺の幼馴染
だから...
お願い...
何
言ってんですか、
離れませんよ。
君だって
仲間でしょ。
一度命を
預けられたら
もう
離れられない
縁がてきて
しまう。
李さん...
それが
人間って
モンです。
それに
ヒトミちゃん
だって
守りますよ。
いいから
君は自分の事を
考えてください。
人生への決着を
つけるなんて事...
人の事をいちいち
気にして成し得る
事じゃないはずです。
僕は君の人生に
責任を持てないけど、
君の仲間を守る事
くらいはできます。
だからいちいち
他人を心配しちゃ
だめてすよ。
頑張って
ください。
.....!
...はい...
はい...!
...あと...
.....
マサトくん、
今まで
助けてくれて
ありがとう。
まずは
一緒にハナヨを
サファリまで
送り届けよう。
最後まで...
一緒だからね。
...はい...!
...っ!
第133話
写真
日が傾くにつれて
鳥の数が
減っていって
いるような...
だが周りに
ジンメンの気配は
ない。
なんだか...
...見つかっては
いないハズだが...
我々をまた襲う為に
仲間を呼んで
いるのか...?
一応の警戒も
している。
問題はない。
見ろ。
着いたぞ。
......
...長かった
ですね...
サファリの
門だった
場所だ...
...ここは...
最初..
ここから
逃げ出したん
だったよな...
随分と...
変わり果てて
しまって...
......
マサトくん、
ハナヨの
檻だ。
見ろ。
おかえり。
ハナヨ。
ねぇ...
ちょっと降りて
いいかな。
...まぁ...
今なら問題
あるまい
む..
俺も..
ここで始まって
ここで終わる...
ハナヨと
同じだ...
やっぱり
私は:
部外者だ...
結局ここまで:
マサトの
為に何か
できた!!
なんて...
...今もこんな
苦しむサマトを
見ても..
できる
事なんて...
一つも...
ねぇ...マサト...
デートの
続き、
しよ。
え?
あの日...
もともと
ここには
だって...
そうでしょ...
いいじゃ
ないか
デートに
来てたん
だから...!
...ヒトミ...
少しでも
二人きりで...
中田さんも
一緒に。
え!
俺も?
そうだよ!
昔から
一緒だったん
てしょ!
あの時から
サファリじゃ
4人で一緒
だったでしょ!
そうだな...
そうしよう...!
ならずっと
いてよ!
...!
...ああ...!
やっと
戻って
きましたか。
しかしことごとく
シンメンか
現れないとは..
まぁ何も
なくて
よかったです。
ジンメンから
戻った動物も
いるからな。
妙な動きは
てきないのかも。
すまんな。
ねぇ...
そしたらさ、
最後にまた
4人で写真、
撮らない?
写真...
写真って..
今更なぜ...
ジンメンの
ちょっと
いきなり
大声を...
これが最後
だから...!
お願い
李さん!
マサトは
もう...
このまま
じゃ...
.....
いなく
なっちゃう...
思い出しか
なくなっちゃう...
写真が
あれば...
私は忘れたく
ないの...!
残るん
だから...
マサトがここに
いたって事は
残るんだ...
私の大好きな
人がここに
いたって事が...
残るんだ...!
ここで...
終わりじゃない...
ずっと...
これからも...
ずっと...
残るんだ
.....
ありがとう
ヒトミ..
はいはい:
ジンメン図
いいですかー?
撮りますよー!
お願い
します...!
はい...
チーズ!
ありがとう
ヒトミ...
みんなも...
一ジンメン図・完了
おまけ
ねー...
李くんはさ
ここ来る前
叶えた夢とか
あった?
なんですか
それ?
僕の夢は
ヒマつぶし
ですか...
うー...
社長になった時
ですかね?
はい?
てきとう
やだ。
はい、次
そっち。
いいじゃん、
ヒマつぶし
じゃん。
え、やだ。
いいから
さぁ。
ちがうし、
いやいや、
家業を継ぐと、
結果そうなる
って家なもんで。
ウソ、
フリが完全に
返しを期待してる
パターンです。
気になった
だけだし。
普通の家は
どんなか。
普通じゃ
なかったん
ですか。
重めてすね。
虐待と監禁。
もっと
重そうな
顔して。
うう...そんなぁ..
三美さぁん、
それはごぞかし...
よーしみぃ
嘘やめて。
え、もしかして
ここに来るまで?
.....
キツイです
ねぇ...
まぁ...
あ、もしかして
そのおかげで
音に敏感に
なったのかも。
ジンメン囮
...そういう
もんですか...
すっごいよ。
ずっと暗い部屋:
泣き声対策で
防音してるの。
ひどい時は動物用の
ケージのなか
ほぼ座敷牢
ですねぇ...
連れ出された
時は瀕死
だったって。
ん、でも
それと夢の話って
5ミリくらいしか
関係なくない
てすか?
うわー。
うん?そう?
10ミリくらいは
関係あると
思うけどな。
こうやって
李くんと
ご飯食べてる
かんじ。
あたしみたく
夢が叶ったって
感覚って、
普通なら
どれくらい
嬉しい事なん
だろうって。
はいはいまた
そうやって。
んふー...
でも、本当に
李くんに会えて
よかったよー...
仕事
戻りますよ。
カチャカオ
はーい。
ジンメンE
あ、でも、
僕も
三美さんには
会えてよかった
ですね。
続けるん
てすか?
でしょ♪
あれ、
最初の地獄
みたいな
テンションは
どこへ?
ん?
欲しいなら
あげよっか?
すぐ
捨てます。
今なら
15万円だよ♪
訴えます。
全て処理
するのだ。
戦慄ァ
これらは
全て...
人類を救うためには、
マサトが死ぬしかない
オオカガミの
起動方法を巡り冷酷な
事実と向き合う面々。
更に刻々と、溝を囲む
出放波網は弱まり...
これで、
みんなを
助けられる。
人類滅亡のタイムリミットは
もうすぐそこまできている。
その時自らの
死と向き合うマサトは...!?
動物たちが人類に反旗を翻す
戦慄、アニマルパニックホラー
堂々の宗結巻ininull
堂々
俺...
昔からさ、
ヒトミの
ことが...
ホラ
最終、個巻は、
いや、やっぱりと
2018年9月12日現売。
ジンメン@
サンデーうぇぷり少年サンデーコミックス
2019年7月177日初版第1刷発行
IsBN978-4--09-129348-0
著
者
発行者
印刷所
カトウタカヒロ
CTakahiroKato2019
樹里は、
中央精版印刷株式会社
「サンデーうぇぶり」2018年12月24日配信分〜2019年3月35日配信分掲載作品
連載担当/町田尚太
単行本編集責任ノ大線一億
草行本編集/町田尚太・大塚紗美(アイブロダクション)
PrintedinJapan
発行所
で、〈〒un〉《ぬい》東京都千代田区一ツ崎二の三の
TEI
編集03(323))580
「販売03:5281:356
●地本には十分注意しており、まずが、自由は、愛れなど製造上の不便がございましたら「朝作HDコール
センター」「フリーダイヤル2015年6月24日にご連絡ください。
〈電話受付は、土・日・祝休日を除く9:30〜17:80
●本当の一部または全部を無断で複製、転職、複数(コピー)、スキャン、デジタル化、上流、放送
等をすることは、著作権法上での例外を除き禁じられています。代行来名等の第三者による本書の
電子的複製も認められておりません。
株式小学館たちは
言われますね
行くわ
ジンメン12
カトウタカヒロ
◎カトウタカヒロノ小学館
株式会社小学館
〒101-8001東京都千代田区一ツ橋2・3-1
電子書籍制作会社株式会社昭和ブライト
X収録されている作品は、執筆された当時の状況や年代を考慮の上、
初回掲載時の表現のまま掲載されております。ご了承ください。