JETS.GONHGS

なるべくさらに、

自分の

...

森恒二

10月10日(日)10/11月97日-592146223

C9979-¥514E

ISEN978-4-592-14X2-3

定価本体514円+税

雑誌44326一68

自泉を

セイが手にしたもの、それはー張の"弓"だった

「なぜ生きるのか」一その答えを求めて、

彼はひとり山へと向かう

明かされるセイの過去.....仲間との別れ...

孤独との戦いを経て、セイはー体何を得るのか?

生きるために、殺す

サバイバル極限トラマ第2巻!!

2010年1月刊行

JETSCOMWCS

聞いたことがある...

ネットの中で噂になってた

年々増えている自殺者...

だから切り捨てる事にしたんだ

...。島流しにして

確か...こう呼ばれていた

自殺員って

その費用が国で支えきれなくなってるって

三第三

WindowsTordPrestichontentionの

セイ

えードラ

図り、自殺島へと

送り込まれた。

本編の主人公。オーバードラッグにより自殺未遂を図り、自殺島へと

登場人物紹介

リョウ

セイ達のいるグル

プのリーダー的役割

を担う人物。未遂者

とは思えない前向き

な性格の持ち主。

ドモ

セイと行動を共に

することが多い人

物。沖縄に住んで

いた経験がある。

???

自殺島にある学校の屋上

から飛び降りるところを

セイに止められた女性。

詳細は不明。

冷静沈着な判断力を持つ人物

グループ内ではどこか一線を

引くような態度を示している。

カイ

スギ

自殺島の存在を以前

より知っていた人物。

豊富な知識を持ち合

わせている。

んっ

しやすく、実際より大きく描かれています。

☆建物の大きさは視認し

自殺島。

つNTENTS

この作品はフック

第二十話

第十九話

先住人

第十八話

その命の上に

命を、奪う

第十七話

すごい

第十五話

第十四条

これ

鹿と島と僕ら

第十三話

出発

第十二話

第十二話、

英子先輩

です。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係あり

夜営とマント

生きる事殺す事。

...

65

〜名もなき墓標〜☆

英子先輩

第十

君!

弓道部

入るの?

え..

...は?

いつも

図書室から

見てるでしょ

弓道部...

アレ...?

もしかして

カン違い...

やっちゃった?

え...

は...あ...

私弓道部部長

兼図書委員の

青山英子!

もし興味あったら

いつでも言ってね

部員少ないんだ

英子先輩...

どんなめくり合わせかー

僕は今

必死に弓を作っている

あの頃の僕は

元来の逃避癖が

ひどくなり

あそこに

入りびたっていた

まだ深刻さも

なくそして

逃げ場所として

あそこは絶好の

場所だった

それから先輩は

時々、僕に話しかける

ようになった

日本の大弓

ヨーロッパの

ハンティングボウ

弓道部の

勧誘という

わけでもなく

アメリカの先住民

の弓...

アフリカの弓

不思議でしょ?

はあ...

だって全然つながりが

ない場所でも

同じ〝弓〟って道具を

作ってるんだよ?

すごくない?

人間!

弓道って

女友達どころか

男友達さえいない

僕にとりー

そんな事まで

勉強するん

ですか?

先輩はすぎる

話し相手だった

えっ?

いや

しかいしない

顧問の

先生がね

そういうの

好きなんだ

影響され

ちゃって..

受け売り

たとえ先輩が

僕に興味があり

はあ...

話しかけている

訳じゃないとしても

あっ

先生ー

そして先輩も...

また何か

買ったんですかァ

うん

シンプルな

イギリスの

ハンティングボウ

だよ...

道場に持って

くるんですか?

いやこれは

部活には持って

いかない

ある事実を

受け止められずに

逃避しているのだと

後になって

気づいた

おつかれー

おつー

あ~また

世界作ってるよ

二人...

ちょっ

やめなよー

本当に

デキてんの?

先生って新婚じゃ

なかったっけ?

英子もやるねぇ

あーあっ!

マジ退部しよ

うかなー

あージェラシー

まる出し!!

平凡な物語が

変わり始めたのは

それからしばらく

してだ

フフフラスラウスはあたりませんから

...それじゃないですからねえですよ

......!!

ステップではそれだけで

ここではここまでいただけましたが

やめたのだ

先輩は

問題から逃避する事を

先輩ここで

いいスカ?

うん

ありがとー

ごめんね!

手伝わし

ちゃって

いいスよでも

何で弓道部で

やらないんスか?

ん~他の部員が

嫌がるし...

やっぱり外道でしょ

趣味だから

ねぇー

大きさも強さも

用途や土地柄

文化や人種で

全然違うから

しかし

いろんな種類が

ありますね

例えば右の華奢な

弓はそれだけだと

殺傷能力は低いけど

毒矢を使う...みたいな

実際に弓を

引いてみるとね...

ん...このうち、強いじゃ

用途や使う民族の

体格や文化まで

時に推し量る事が

出来るの...

へえ...

なんて...

これも

受け売りなん

だけど...

......

ずい分...

滑稽に見えてるん

だろうな...

はたから

見てると

そんな事

...っ

すごいですよ

先輩は

自分の物語を

ちゃんとやってる

.....

君は

違うの?

......

わからないん

です..

え?

この先にすごく

嫌な事が待ってる

力も知れない

何でそんなに

がんばれるん

ですか

それでも前に

進めるのは

何故です?

歳をおうごと...

嫌な事やっらい事は

だんだん

増えていきー

素晴らしい事は

起きなくなった

これから先も..

それを一つ一つ耐え

克服し...乗り越えて

いく...

その気力が

僕には湧かない

んです

前に進む

気力が...

なんてね

完全に満たされる

事なんて殆どない

もの

だから幕は

まだまだ先!

泣いたり

わめいたり

思いっきり

ジタバタして

やるんだ!

君も

見習いなさい

は...あ

しかし、それが

僕が

先輩を見た

最後の姿になった

数日後

先輩は、突然

自ら掃を

降ろした

屋上から飛びおり

命を絶ったのだ

妊娠していた

後に噂が

聞こえてきた

弓具の歴史日

驚いた?

こんな本を開く

もの好きな人は

君だろうと思って

書いておきます

信じられないかも

しれないけど...

完全に満たされる事が

私に起きました

だから

茶を

降ろそうと

思います

話聞いてくれ

ありがとう

さようなら

屋上に

秋風が吹き

はじめていた

先輩は

この底治えを

感じずに

...

すんだのだ

話おわり

第十二話

一名もなき基標・

フー

久々に

入ったな!!

この量なら...

あれが出来るん

じゃないか?

あっ

そうか!

入った時じゃないと

出来ないしな!!

間違いなく

必要になるからね

...

よし!じゃあ

とりかかろーぜ

日があるうちが

勝負だ!

あれとは

保存食...

下物の事だ

源が安定しない

僕らは保存食を

確保する必要が

あった

それともう一つ

気になっている事

がある

水...冷た

かったねー

大丈夫?

震えてるけど

...

水温がー

下がっているのだ

冬が...来るのかな?

そうしたら僕ら...

え?ここ

常夏じゃね?

冬は..

来ると思う

......

沖縄も10月頃から

水温が下がって

春までは海に

入らないから...

まずいな

.....

冬が来て...

うん...

源が出来なく

なったら

どうなるのだろう

不安が

広がっていた

干物の作り方

ワタをとった魚を塩水に

つける(15分〜30分)

とり出して天目に干す

こっち食事

出来たよ

オオー

水分を抜〈程微生物の

働きをおさえられるか

セイ!

僕も行くよ

干して水分を抜けば抜く程

保存期間は長く出来る

...これなら

あの人食べられる

んじゃないかな...

スープだし...

持って行って

くれるか?

うん

どうなん

だろう...

よくない

みたい

廃病院のベッドに

元看護師をしてた

人がついてる

みたいだけど..

どう?

食事

持ってきたよ

食べられるか

わからないけど

.....

寝たり

起きたり...

熱も高いし

意識もはっきり

あるのか...

抗生剤や炎症止めが

あれば熱も下がって

なんとかなると

思うけど...

もしかすると

こう傷がひどいと

炎症も止まらないし

...感染症も

ひきおこしてるかも

......

オ...

オイ...

怖い事!!

言うなよ

たかがケンカで

死んだり...

するか...

ごめんな...

大変な時に

あっ

いいえ

不思議だ

...

向こうでは

居場所も

なく

逃げて

逃げて...

生きる事からも...

逃げ出し...

邪魔にされ

責められ

追いつめられて:

死ぬ事だけが

...救いだと

ここに来て

からも...

怖くてつらくて

苦しかった

けど..

何だろ..

ああ...

そうだ

漁だよ...!

あの...皆で...

あんな

歓喜は...

オレの人生で

一度もなかった

漁も...

何でも...

不用な者は

なく...

協力しあい...

オ...

オレは...

ボク...も

同じ...

同じです...

オレッ...

...は...!!

生きて

いたい...!

死にたく..

ないんだ...!!

グッグホッ

コホッゴホッ

無理して

話さないで

...ね?

あの日...

ボクも...

大きく変わったよ

......

同じ気持ち

だったんだ...

うん

あの

あっ

そうだね

名前を...まだ...

名前聞いていい

ですか?

!?

脈が...

何で...!?

うっ

うそっ

死んでる

......!!

!!!

ま...さか

今話して

た...し...

何で...うそ

...何で...

もう...見たく

ないから...こんな

.....

見たくないから

...看..やめたの

...やめたのに!

ほ...んとに

死んでる

...の..

あっ...

よう...

あいつ...見て

きたのか?

少し大げさ

なんじゃねーかぁ

ちょっとキツめに

ボコっただけじゃ

ねーか

看護つきで

寝てて飯まで

運んでもらえる

なんてなぁ

いい気なも...

名前:

知ってますか?

あの人の

名前です

はぁ!?

ちょっ...

セイ!?

名前も..

まだ知らない

.....!

あの人...

亡くなり

ましたよ

ま...さ...

嘘だろう?

坂を降りて

右へ行くと

また移り坂に

なり...

河口が見おろせろ

丘がある

作業の合間

あの人はよく

そこにいたと

いう

最初の日に

水を求め

河口を見つけた

場所だ

そこに

彼を埋めた

よし...と

名前がわかんねー

がら入れらんねぇ

けど..

一応コレ...

立てようか

あの人...

最期に...

そう言うと...

涙が出てきた!

生きたいと

言っていました

皆も...

泣いていた

漁をした日から

そう思うように

なったって..

毎日のように死を

見ていたけどー

僕らは

初めて

人の死を憎み

泣いた

それは

あの人が

確かに

仲間だった

から..

名前は

わからないけど

多分そうだ

夕方の風が変わり

急に冷えこんで

くる

何かが..

変わり始めて

いる

いや

変わらなければ

僕らは...

もなき墓標

第11回目の

大丈夫か

!?

でかいよ!

切って

落とすぞー

こりゃあ

でかい!

うん

冷たいのは

やだな~

食べてが

ありそー

だねー

よーし急いで下りようぜ

これ以上日が傾くと

凛がキツくなっちまう

誰が決めた訳では

ないけど

今は朝から山に入り

午後の上潮時に

何度か漁を行う

というサイクルが

出来つつあった

磯で貝などを

採っていた

モリヘゴ

1年中若葉が

採れる

ゆでて食す

その間、女性は

店田シートに海水を

引いたり

サルナン

本格的に山で採集をすると

思ったより食べ物を得る

事が出来た

カンソウ

新芽や警花を食す

ダンイ

シイ

ひって食す

僕らは

島に向き合い

始めていた

最近よく拾って

るね...羽根?

何かに使うの?

あっうん...

ちょっとね

シイの実...

たくさん採れたね

今が...

〝秋だって事なんだ

保存がきくし

助かるよ

オイシイし...

でもこれが

たくさん採れるって

事はーー...

冬が

来るかもしれない

いや...来る

やっと...

生きる事に

聞き合い始めた

僕らに

早く...

なんとか

しないと...

トモ..

もし僕が..

いなくなったと

しても

何とか:・

まさか

...君は!

あっいや

これは...

セ...イ!?

ダメだよ!!

どうしたの?

やっと皆..

これから...!!

セイ!!

ちっ違うんだ

...あ...

例えばの...

セイ

どうした?

な何でも

ないです!

大丈夫なんだ

よね?

うん...

ダメだ...

とても

言い出す

事なんて...

本当に

...?

とても

矢に羽をつける

のは

矢の安定した

飛行とー

矢に回転を起こし

大きな威力を得る

為である

回転を起こすしくみ

可転を得る事で「通力が増す

鳥の羽根には表裏があり

〈表がツルツル愛はザラザラしている

それをーー方向にそろえ

空気が抜ける時の抵抗で同転を得る

もうずい分

そろったか...

よう

夜遅いんだな

...最近

皆心配

してるんだぜ

何せオレ達は

...な?

僕ら...は

オレはそう

思っちゃいねぇ

...けど

わかるだろ?

死の願望は

簡単に消える

もんじゃない

皆も...

リョウ君もまだ

そうじゃないの?

いつも

頭の中だ...

オマエ...

リョウ君

しばらく

グループを

抜けたいんだ

オイ!

いきなり何を

...

僕らは島で

なんとか生きてる

...もしかして...

僕らは変わった

のかな...

いや...

変われなければ

死ぬんだ

オイオイ

ちょっと待てよ

落ち着けって!

な?

だいたい毎晩

こんな暗い所に

いるからヤバイ

んだよ

一体何やって

んのよ...?

!!?

何...だ

これ...弓!?

セイが

これを...

オ...マエ

少し..

下がってて

皆の心配は

僕の事だけ

じゃない...

一緒なんだ

毎日

死にたい...

逃げたい気持ちが

頭をよぎらない

日はない...

だけど...

毎日

同時に

もう一つの

胸に

湧いてくるんだ

気持ちが

"違う"...!

違うんだ

って!

その

気持ちを

確かめに

!!

こっ...

半分も突き通って

るぜ..

ここんなに威力が...

山に入り

たいんだ

鹿を追う

な...し

鹿ってオマ...

本気だ

こいつは..

どうする?

......

おう...

頼むぜ

行ってこい

ろう下に出してある

カラーボックスの中、

干物が入ってる

少し持ってけ

あと塩も

朝...皆が

起き出す前に

出ろ

騒ぎになる

からな

...驚いたぜ

オマエが..

リョウ...

オマエ...

生きて

戻れよ

ありがとう

あ...

【第十三話・出発・おわり】

第十四話

と僕ら

あ...は...

早いんだね

随分..

出て行く

の...?

えっ!?

...あ...

ああ

...コレ...

それ...

山へ入るんだ

鹿を狩りに

......

あの:生気に

触れたくて...?

違う

あれから

考えたんだ

あの美しい...

鹿の事...

僕らの...事

僕らと鹿は

触れるとか

触れあうとか

そんな

生やさしい

関係じゃない

そんな

感傷じゃない

純粋な...

もっと

純粋な関係

なんだ

獲る側と

獲られる側

僕は食べる為に

鹿を狩る

それが彼らと

僕らの関係だ

獲れるかなんて

わからない...

それが僕らと

この島の...

きっとかなり

厳しい...けど

純粋な

関係なんだ

...あなた

変われたのね

...僕は

知りたくなった

んだ

何故

生きるのか

僕が食べる

その肉を

きっと

戻るよ

鹿を獲って

...そして

君も

食べて欲しい

純粋に

生きる

為に

セイ..

あれだ

どこだ

...?

確か目印の

ヘゴの大木が

屋上から見るのと

大分感覚が違う

:気をつけないと

迷うぞ

!!

興奮していた

ハーッ

急ごう

川におりる前に

見つければ

何故彼女に

あんな思いを

ぶつけられたのか

早く決着

出来るかも

感じた事のない

感覚が

僕を高揚させている

ドキドキ

していた

僕は

獲物を狩りに

行くんだ

この木かな

だと思う

けど...

間違いない

...この位置

だとする

とー

この先にある

草地...

来る時も

帰る時も

使ってる...

ここだ!

わりと広い

...

ここで

仕留められ

れば

すぐに

帰れる!

でも視界が

開けすぎて

ないか?

見られたら

来ないぞ..

そうだ...

風!

風下に

いなきゃあ...!

どうする?

ここで身を

隠して待つか

後ろの薮から

来られても

アウトだ...

わずかに後ろから

吹いてる...

ここじゃダメだ

草地の向こう側に

渡って待とう

全く素人の

狩りである

しかしセイは

TVや本などで

見知った事を

必死に思い出し

考え

真剣に実行

していた

想像を働かせ

何度もシミュレー

集中する

遊びではないのだ

ここが

いい...か

弓をつがえる

スペースもある

強い弓に弦を

張るには

体重をかけて曲げるには

かたい角が必要

自然のフィールドでそういった

場所を探すのは手間である

長い弦を用いれば

簡単に張る事が出来る

なぜ

...

間に合ったと

思うけど..

まだ日は

高くない..

日がこんなに

高くなっても

来ない..

来るのが

遅かったのか

...?

今日は水場に

来ないのか...?

次のポイントに

行った方が

いいんじゃないかっ

今から北の峰

まで登れば

会えなくても

昨日通り雨が

あったし..

いや...

どうする...?

夕方までに

海岸沿いの丘に

行けるかも...

やっぱり行こう!!

登山中で夜に

なったらー

...

今の音

...

後ろ

...から?

第十四話

来た!

話聞と光

第11回の

う...後ろから!?

そうか!

上から見ていて

質地を歩いてる

と思い込んでいた

どうする?

マズい...

!そう

風上に..

いや...風は

やんでる

落ち着け...

ここから狙うんだ

聞きを変え...ゆっくり

ゆっくりだ

...ゆっくり

手前のメス

藪にかくれて

きしむ音に

気をつけて

ゆっくり

引くんだ...

頼む...!

気づかない

でくれ!!

近い

いける!

これなら..

気づいてない

のか...?

射れる!!

!!!

しまっ...

やっ

やった!!

...

なっ...

あ!??

逃げ...た

...

確かに

当たった

のに..

おっ追わ

なきゃ!!

確かに矢が

刺さった!

首の

あたりに

相当深手を

負ったはずだ

この先に

倒れている

かも...

読者の方々は。欠ガモ〟の

ニュースを覚えているだろうか

野生の獣の生命力は非常に

強く急所を貫かなければ

即倒れる事はない

ライフルや散弾の弾でも

急所にあたらなくては

その場から獲物は逃げる

猟師が猟犬を連れているのは

撃った後の獲物を追う

為でもあるのだ

手負いとは言え

人に...ましてや素人に

獣を追えるはずも

なかった

どういう事

なんだ...

確かに...

ハァ

ハッ

確かに射れた

はずなのに::

ハァ

弓の様さに問題が

あるのか...?いや

実際のモノとこそう

変わらないはずー

他に問題が

あるんだ...何か

何よりあんなに

深く刺さった

じゃないか!

もう日が

傾いてる...

あきらめて

北の峰に

登らないと...

森の中で

日が落ちたら

まずいぞ..

急ごう...

セイの目算は

またしても甘かった

そう高くない山に

見えていても

道を行くのと森林の中を

行くのでは全く違う。

木々の間から時おり

見下ろせる海と

学校や塔の位置を

確認しながら先を

急いだが

日は無情にも

落ちようとして

いた

急げ

急がないと

つけ...!

頼む

ついて

くれよ...

ああ~

くそっ

乾いた燃えやすい木を

森の中で見つけるのは

簡単ではない

生木を使う場合は

燃えやすくする為

セイのように加工する

必要がある

もう日が

落ちてる

つけよォ

火が弱くて

あまり見えない

...

どうする

少しでも平らな

横になれる場所で

朝を待とう

ちょっとでも

寝ないと...

!!

あっ

おっ...

落ち着け

ラ...ライター

がある

ハァ

ハッ

くそっ手元も

全然見えない

まずいよ

......!

...

あっ...

......!?

地...じっ

地面:

体何メートル...

いや何千5m落ちたの

だろう...

しかしセイには

暗闇の奈落へ

無限に落下した

ような気がした

自分がどんな

場所にいるかも

わからない恐怖

...

セイはもう

歩も動けな

かった

まだ震えが

止まらない

何しに来たん

だよ...体

何か出来ると

思ってたのか

どんな勘違いだ...何を行るって?

どんな勘違いだ...

何を狩るって?

そんな事が出来る奴だったか?

そんな事が

出来る奴

だったか?

なっ?

何が...

聞こえ...

...自分の事を

ちゃんと思い出せ

何もない自分を

何もない

自分を

何もしなかった

よな...?

今まで

ち...が...

ちゃんと

思い出せ...

ポク...ボクらは

...

カラッポだよ

カラだ!

持たざる

同志だ

何を怖がって

るの?

怖かる事

なんてない

そうだ

死にに

来たんだ

ろう?

わあああ

あああ

あ...

ハッ

ちがう

ちがう!

ちが...

なっ...!?

光...

そうか!

光だった

皆の

たき火が

......!

闇の中

頼りなく瞬く、それは

人の営みが確かに

そこにある

胸がしめつけ

られるような

光だった

舌、おわり

光だ...

第15六話

寒くて殆ど

寝られなかった

暑さの事ばかり

考えてたから...

夜の保温を考えないと

...マズイぞ

風邪をひいたら

きっと

助からない

これからは

もっともっし」

考えなきゃあ

薬のない時代の

死因の多くは

ただの風邪だった

という

予防も治すのも

充分な体力をつける

以外にはなかった..

つまり食べる事と

寝る事だ

乾いた木を

手に入れ干物と

シイの実を炒る

少し重いけど

やっぱりフライパンは

必要だな

もう少し

小さいのが欲しい

とこだけど...

食料もいつまで

もつか...

途中で調達

しないとな

でも先ずもっと

歩きやすいルートを

探さないと...

獣道でも

山道でも..

このまま森を

歩いたら

タ方までに

登れないぞ

道を探しながら

登りはじめる

なかなか進まず

体力を消耗する

途中でヘゴの若芽を

手に入れた

生で食し水分を補給

出来るので助かる

ハッ

時々山頂は

見えるけど...

ちゃんと

近づいてる

のか...

道だ!

これは..

助かった

......!!

山道か...

獣道かわからない

けど...

とにか...

......

ふと...何か

気配がした

獣...

......?

何を..

そんなに

...かんぱる...?

ムダだ...

ムダ...

来いよ...こっちに

来るんだろ?

違う...

僕は

君と...

違う!

......

違うんだ

道をしばらく

登ると視界が

少しひらけてきた

所々杭が打って

あったり丸太の

段があったりする

やはり山を登る

山道のようだ

ふり師くし

隣の稜線に

学校が見えた

胸がしめつけられる

...申しか経っていないのに、

皆のたき火の灯で

明気をもらった

自分にとって

あそこがまぎれもなく、

〝我が家〟なのだ

さ山頂

か...?

やっと...

着いた

さすがに

いないよな

あたりに

気配もないし

小屋?

山の作業を

する為の

小屋か...

布だ!

...助かる

今夜は布団で

寝られるぞ

今から海の丘を

目指したら夜は

森の中だ

今夜はここで

夜営しよう

体力を回復

させないと..

なんという安心感だろう。

...人造の物があり火が

あるというだけで、こんなに

違うものなのか

ここでシカを待ち

たいけど...ここに

シカが現れる回数は

他のポイントより

少ない...

でもここなら

1日で帰れるし

本当はすぐに帰りたい

気持ちがあった..

孤独で胸がつまる

今まで自分は

一人だったし

一人が楽だと

思っていた

自分は...

変わったのだ

ダメだ

向かってどうする

シカに会えても

どうしようも

ないんじゃないか

狩りはどうしても

必要なんだ...

次のポイントに

向かう!

確かに矢は

ささった...

だけど...!

この弓じゃあ

ダメなのか?

畳をつらぬく

威力があっても

ダメなのか?

相当強い弓

だと思うけど...

和弓の大弓ぐらい

ないと狩れないのか?

いや...馬上弓なんて

もっと小さい..

和弓は作れないし

...角見も

僕は出来ない

角見とは

和弓は矢を図のように腕と

平行につがえる為、

矢を真っすぐ飛ばす為に

左手首をかえすテクニックである

7角見をしないと矢羽が弓や

手首にあたりこの方向にいく

セイの弓はイギリスのハンティングボウ

を参考にした物

矢は腕を交差してつがえる

弓の曲がりがあさい。このタイプの弓は

手甲をせずに射ると弦が手首に

あたります

私はこれでぇらいメにあいました..

サバイバルに大切な事は

“よく考える事”工夫する事

2行動する事”諦めない事”

だと言う

必要にかられてでは

あるが...セイは粘り強く

行動する事がいつの間、

にか普通になっていた

ふと

ここに来る前から

そうしていたらー

という思いが

頭をよぎる

全く違った人生に

なっていたんじゃないか?

セイはかぶりを

振って考えを

止めた

もしもたられば

と何度夢想

してきたか...

それで何かが

変わったり起きたり

する事はなかった

過去に〝もしも〟が

起きる事はない

あもしも分が起きる

のはー

未来だけなのだ

...

よく寝られた

やっぱり防寒の

為にも布は

必要だなぁ...

何とか抱えて

持っていくしか

ないか...

荷物だけど

丸めて

しばって...

......?

うん...!

これなら..

マントの歴史は

古い...

人間が狩猟を始め

その毛皮などを羽織って

防寒貝とした事から

始まる

どうだろ

...

こんなモン

...かな?

行こう

......!

よし

[第十六話

第十七話

生きる事殺す事

キチ!

ああっ!

くそっ...

また

外した!!

何度やっても

ダメだなあ

的が小さすぎる

鳥はけっこう

いるのに...

もう殆ど

食べるモノが

ない

これはー

とうとう

食べ慣れないモノを

食べる事になるぞ

セイは今まで魚やバナナ

山菜など食べ慣れた

“普通のモノを食べる

事が出来た

しかしサバイバルの

状況でそういう事は

めずらしいと言える

好みや味など

ではなく

食べられるモノを

食べるのだ

小屋にあったナタ:

すごくいいな茂みを

歩きやすくなった

ベルトも

...

......?

僕が獲れて

今食べられそうな

モノって...

これだよ

なぁ...

バッタ類は古くから食用

として用いられてきた

(イナゴなど)

タンパク質や脂質などを

含んでいる

ツチイナゴ

バッタ目イナゴ科

本州四国九州

西南諸島に分布

佃煮などにする

コバネイナゴと違い

背の高い草の生える

ヤブの中にいる事が

多い

なお食する場合は

寄生虫の用心の為

火を通した方がよい

.......

意外に

食べられる...

ポリ...

死のうとしていた

自分がバッタまで

食べて生きようと

している

不思議だ

何の為に...

いや

違うな...

そうじゃない

何の為っていうのは

...

街での考え方だ

ここでは

目的じゃない

生きる

為に

生きる

喜びや

やせの為でも

ない

生きる

ただ

生きる

ここは

大きな木が

多いな

やっぱり

もしかすると

シイの実だ!!

助かる

シカだ!

糞?

...これは

...

シカの

糞だ!!

よく見ると

そこらじゅうに

あるぞ...

そうか

シカもシイの実を

求めて食べに

来ているんだ!

こうやって餌場を

ポイントにして

追って行けば

会う確率も上がる

水場に

...餌場

興奮していた

心が折れかけて

いた矢先の

痕跡発見である

葵...もっと

注意深く進め

なきゃぁ...

失われかけていた

モチベーションが

再び戻ってきた

出会える

可能性は

高いんだ

後は

弓だった

自分の身である

試行錯誤を繰り返し

畳をつらぬく程の

威力に作りあげた

少なからず!

期待を持っていた

何が悪かった

のか

しかし射れたはずの

シカは逃げよってしまった

何故...

威力...

成力に問題が

ないのなら

射た

場所か...

頭を射れば

倒れるだろう

足なら

どうだ?

いやよく動く

頭や足を刺る

投術は僕にない

的も小さい...

もっと近づけ

れば...

腹を射抜けば

内臓に致命傷を

あたえられる...

だけど

しばらくは走れるか...

何か...何か...

先輩

何スかこれ?

的が動物形

なんスけど

ああ

コレ...

海外ではわりと

そういうのあるよ

実際のハンティングに

近い娘まで

なんか生々しい

スねぇ...

ねー

的...

バイタルパートに

近い程...

バイタルパートに

近い程得点が

高いの

待てよ!?

何で...

何で的は前足の脇が

中心なんだ?

どれもこれも

心臓だ...

あそこは

心臓のあるサイトレさん

場所なんだ!!

心臓を射抜いて

殺す為の...

そうだ

間違い

ない...

理解していた

はずだった

狩りどは、そういう

モノだしこ

甘えや感傷

などではない

殺し

肉を食う為の

その為に

道具を作り

その為に

追っている

わかってる

...!

わかってる

...けど...

心臓を貫き

殺す

一体...

どんな

感じが...

やるんだ...

最後まで

しっかり

しろ!

そう

決めたはずだ

目が傾いた頃

海側の丘に着いていた

出現率の一番高い

ポイントだ

よく見ると

シカのいた状跡が

あちこちにある

身をかくし

射る場所を

決める頃には

もう日が

落ちようと

していた

今日は

もう

現れない

だろう

弓に弦を張り

準備を終えてから

休む事にする

すぐに闇が

訪れた

匂いを警戒

されないね

火もおこさない

本当に...

出来るん

だろうか..

いや

そうじゃない

僕に

その資格は

あるんだろう

か...?

あの美しく

無垢な存在を

殺す

命を放棄した

事のある僕が

命を奪う

そんな資格

...ないよ...

無い...

出来ない..

そうだ...ろ?

そうかも

しれない

間違ってる

かも

無駄なの...

か...も...

何度も白問自答

するうち

昼間の変え

からか

いつの間にか

眠っていた

答えは

出ないまま!

いや、きっと...

先に進まな

ければ

答えは

出ないんだ

あたりが明るく

なる

目が昇り

彼らを

僕は待つ

殺す為に

[第十七話】生きる事殺す事、おわり」

生きる為に

第十八話

命を、奪う

暑い

日がずい分

昇ってしまった

マントを取った方が

いいか...いや

今来られたら...

来るのか...本当に

疑念がわいてくる

毎日現れてた

ワケじゃない

残り少ない

ヘゴの牙で

水分を補給する

水が飲みたい

今日は日差しが強い

日当たりの長い

この匠より

森の中にいるんじゃあ

仕切りなおした方が

いいか

そうすれば食べ物も

......

...違うな

このキツい状態から

逃げたいだけだ..

もっともらしい理由で

そういうのが

得意だったよな...

いくらでも考えつく

しっかりしろ!

言い訳は

誰も聞かない

ここでは、

待つんだ

待つのは得意だ

そうだろ?

ずっと待ってた

何かが始まる...いや

終るのを

そんな気が

する

しばらくして

海からの風が出てきた

助かる!

これで少しは

楽になるぞ

だけど後ろの

森から来たら..

匂いで現れない

どうする

あそこは少し

くぼんでるな

.....

あそこまで

動くか...

いる!!!

いつから...そうか!!

日差しを避けてたんだ

海側から登って

きたなら...

僕は風上だけど...

遠い...草地に

出て来るのを

待つか

それとも..

いややっぱり

あそこまで

移動しよう

低い場所を

進めば大丈夫

だろ...

都合のいい事に

海風はセイの

匂いも音も

かきけしてくれて

いる

運命は今

セイの味方を

していた

よし

何とか

来れたぞ

どうだ?

!!

草地に

出て来てる!!

食べながら

登ってくる

...落ち着け

静かに息をする

...一番長い矢を

使おう

そうか...

この丘は牧草地帯

なんだ

ゆっくり

動くんだ

大丈夫だ...

気づかれてない

ないな

ゆっくり...

ゆっくり

若いグループだ

親子か...?

全く

警戒してない...

ああ...

でも

...何て

なんて自由で

美しい..

姿なんだ

いいのか?

!!

あの美しい

ものの

命を奪って

その権利が

価値が:・

お前に

あるのか?

権利や価値

じゃない!

お前が

いなければ

ここは楽園だ

純粋に...

純粋に

生きる

私...の

それを

汚して

いいのか?

生きる

...為の..

違う...!

生きる為...だ!!

死のうと

してたのに

なんの価値も

意味もな

自分...

違う...!

どちらが本当

価値あるものが

わからないのか?

本当に?

ち...が..

よく考えろ

答えは

出てるよな?

逡巡だった

初めて鹿を射た

時は無我夢中で

...しかし

何をしてる

近い..

やるんだ!!

も...

近いぞ

本当に

いいの

か?

違っ...

その時ー

目が

合ってしまった

何秒...いや

1秒もなかった

か...

すべてが

止まる

吸い込まれる

ような

無垢な瞳

.....

放っていた

待っ...

まるで

スローモーションの

ように

ゆっくり

矢は

シカの脇腹に

人っていった

倒れない!!

森に

森に入られ

たら...!

ハァッ

ダメか

...

!!

ハッ

ハッ

僕にはー

ハッ

命を奪う

椎利とか

何が尊く

価値ある

ものか

何をする

べきか

ハッ

しないべきか

ハッ

わからない

ただー

僕は今日

一つの命を

奪った

命を、奪う。おわり」

[第十八話

第十九話

その命の上に

ハァ

そうだ!

解体..

日が落ちる前に

解体しないと!!

先ず...

先ず...どう

すれば

確か...本で

見たぞ

不思議な事に!

射る前の逡巡や

迷いの感情は

湧いて来なかった

血!

そうだ

血抜きを

しなきゃ...!

日没までに

作業を終らせたい

逆さに

...ローフで

ロープで吊る

しかないか

わずかな知識

記憶をたどる事に

集中していた

自分は何を

やっているんだろう!!

妙な気分になる

英子先輩ー

英子先輩が

亡くなった後

僕は無為な時間を

先輩の通した本を

見てすこした

弓に関する

様々な本

まるですべての

出来事が

こうなる事を

知っていたかの

ような...

不思議だ

血はまだ出そうだ

...内臓を出すなら

水場が欲しいけど

谷に下りて

見るか

あちこち

水がしみ出てる

...いいぞ

もしか

すると

何とか作業

出来そうだ

骨だけどここまで

引きずって来るか

フウ...

先ず手順を

確認しよう

ナタで頭を

おとす

腹を裂いて

内臓を

引っぱり出す

確か排泄器官

周辺は内容物が肉に

触れないように大きく

切り取るんだっけ...

出来るか

...僕に...

いや

やるしかない!

どこから

ナイフを入れたら

いいんだろ...

このへんで

いいのか?

血や生々しい事が

苦手な自分だった

かー

アバラも割り開か

ないと全部引っぱり

出せそうにないな

ナタを使うか

...

全く気持ち悪いと

思わなかった

内臓などは美しいとさえ

思ったのだ

何故だろう

大事に丁寧に

作業を進める

ここだ

内モモから

尻まで

皮ごと大きく

切除しよう

自分が仕留めた

命に対する愛情の

ようなものがあった

どうやら無事に

取り出せたか

...?

まずい..

日が落ちる前に

夜営の準備しないと

急ごう

これは..

レバーだと思う

けど..

この気温じゃ内臓は

明日までもたないかも

知れない...先に使うか

皮と肉の間にある

脂をそぎ取り

熱したフライパン

にのせる

脂の甘く香ばしい

香りが強烈に

食欲を刺激した

いい匂いだ

.....

脂の匂いなんて

久しぶりだよな

スライスしたレバーに

塩をふり炒める

味がどうとか

そういうレベルの

話ではなかった

満ちたりるとは

こういう事なのか

そう思えた久しぶりの

食事だった

フウ...

今日起きた事

...自分がした

事は

一体どういう

事なんだろう

鹿は確かに生きて

いたのだ..

陽光の下

生気にあぶれ

彼女は死に

僕は

生きのびた

土に...還る

んだろうか

そうだと

いいな...

ありがとう..

ありがとう

...

ふいにー

胸の奥から

熱い感情があふれ

の言葉の意味を

理解した

命をくれた

鹿に

鹿を育てた

森に

この島に

温かい気持ちが

湧いてきた

感謝の気持ち...

僕は生まれて初めて

感謝をした

この島に

鹿をいただき

魚をいただき

シイの実を

バナナを

ヘゴを塩を

あらゆるものを

あらゆるものを

いただいて

僕は生きのびた

生かしてもらった

奪ったのじゃない

もらったのだ

僕はー

立っている

幾星霜の命の上に

生きよう

輪の中で

環る命の

寄り添い

この島に

[第十九話】その命の上におわり」

第二十話

ビ住ノ

さて

どうするか

戻るのに

2日はみないと

やっぱり腐る

よなあ...

気温が高いし..

マズいぞ

焼いた方が

いいのか

せっかくの肉も

持って帰れなきゃ

意味がない

煙...

こんな所で

...?

誰か近くに

来てるのかも!?

そうだ...

知った人とは

限らない

いや

多分違う

どうする?

行ってみるか

......

用心して

まだ先か?

もっと近いと

思ったけど

い...家

...畑!??

まさか...

人が住んで

るのか!?

犬までいる

まさかまだ島の人が

住んでるワケじゃ

ないよな

オレらが最初じゃ

ねえのか...!?

どうなってやがる

!?

そうか!

生きのびてる

人が...!!

ご...ごめん

くださ~い

すいません

誰か..

うわっ

!!

なっ...

......?

だっ...だっ

誰だー!!!

オッオッ

オマ...エ

な何を奪いに

来た!?

やらん!!

何も

やらんぞ

なっ?

...えっ

ぼっ僕は

...あの...

シ...

ちっ近くで

鹿をっ...!

鹿を獲って

わぁっ

煙を見て

そっそれで

......

シッシカ!?

獲ったって...?

まさか...

ほ...

本当です..

ど...どこに

に肉が...

一人か!?

はい...あ

獲ったは

いいけど

皆に持って

帰るのに...

なっ仲間が!!

仲間がいるのか

!?

あ...はい

港に近い

集落に...

でも運ぶ前に

腐っちゃう...

なんとか

しないとー

...

なんだそんな事

燻しゃあいいだろう

燻す?

......

お教えて

やろうか!

え?

そのかわり

すっ少し

わけてくれ

にっ

肉っ!!

は...

はぁ

し..

しかしなぁ

その弓で

獲ったのか?

作って?

え?

はあ...

ずい分ゴツいな!

オレはたっ竹で作った

けど鳥も獲れん

かったぞ

竹だと柔らか

すぎて...

重ねて強く出来る

らしいんですけど

難しいから

強くて粘る材を

探して作ったん

です

ふ...ん

詳しいん

だなあ

しかし肉なんてひっ

久しぶりだよ!!

たまらん...

ワナ張っても

ちっともかから

ねえしなっ

住人はー

最初の剣幕が

嘘のように明るく

しゃべり続けた

手際よく皮を

親ぎながら...

・体どのくらい

島に住んでいる

のか

きっと久しぶりに

人と話すん

だろうな...

よし

こんなモンか

なっ納屋に

運ぼう

ごっちこっち

張に吊して

下から燻す

オッオイ

どけっっ

各内臓を抜いた重量のことを

しかし

すげぇな!!

ハラ抜きで

30gはあるか

ホラ

ここだ

こっ

子犬!?

ああ...増えち

まったんだよ~

こいつらもバラすか

えっ!!?

しょうがねぇよ!

飼う余裕はねぇし

逃して野犬になりゃあ

危なくて山に入れ

なくなっちまう!!

オラァ

それより早く

吊そうぜ

ハハハイ

でっ

でも...

よしそのナタで

後足もはずし

ちまおう

ハイ

よくし

一晩も燻せば

上等だろ

生木も混ぜん

のがミソよ

あまり火が

上がらねえ

ようにな!!

ですか

で...さ

ど:どのくらい

もらえんの..?

本当は

あ...じゃあ

半分...で

それもそーか!!

うん...うん

でも...

ええ...

それ以上は重くて

山越えられないし

...

あっ

ありがとう

どうも

そ...

そのかわり

いっ犬を!

子犬をください

食べるの?

違います

へ?

犬の子

...?

おいで

来い...

よし

お前だ

一緒に

行こう!

くっ食うなら

もう少し育てた

方がいいぞ

......

いやぁ

久しぶりに

食ったよ肉っ!!!

たまんねぇ〜

聞いて

いいか?

僕はまともな

野菜...

久しぶりです

ごちそう

さまでした

はい?

オ...オマエら

どのくらい

来たんだ?

人数...

詳しくは...

でも560人は

いたと思います

...最初は

60人...!!

そんなに...

まずい..

まずいぞ

そりゃあ..

ああ〜また始まるぞ...

殺しっ奪い合いが

...とんでもない

ひ悲惨な...

こっここにも

来るっ!!ろ...

60人なんて...

...

大丈夫ですか

...?

オオマエ

若いな...

いくつだ?

一体どうしたん

です?

殺し合いって..

?...

20歳です..

いくつだ!!!

そんなに

若いのか?

いっ一体

なっ何をやって...

しっしらばっ

くれるなっ!!!

何をって...

どういう..

ちょちょっと

待って下さい

あの...

よる

なっ!!!

いいいったい

何人殺したんだ!!

その若さで...

殺っ...

ちょっとやそっとで

送られて来るハズが

ねぇんだよ!!

この:

無法島

に...!!

無法...島!?

先住人・おわり】

[第二十話

之~裕

今後、英語に「ミック池田護治井口発大あたりをつくり、杉山駅之佑大盤銀裕千松市世駅山阪県9717

弁口売木webかを目のためを移山都之佑大越原格

昨日かを買ったり杉山新之佑大越原裕千松信也

デザイン

柴田昌房(30A)

*編

島田明

萩島真之

【参考資料】

「好きです!小笠原Jにっぽん意島探検隊(双葉社

遺書Jvetb(サンクチュアリ出版

『ぼくは操師になった』千松信也(リトルモア)

日本の島々いビエ・ブックス

野生植物食用図鑑南九州一琉球の草木J橋本能三(南方新社

「図説日本の橋生j沼田眞岩瀬徹(講談社学術文庫

「奄美大島一自然と生き物たち」吉見光治(高文研

「フィールドガイド日本の野鳥!高野伸二(日本野鳥の会

「島言語でわかる沖縄魚図籃j悦秀蕭(沖縄マリン出版

無法島

この..

無法島に

地獄だよ!!!

犯し誓い

殺す!

国はただ

髪を雪に放った

だけだったんだ!!

どーだよ

オレ達の

船!

そして遂に、

鳥から脱出を試みる仲間か?

ばれるこの島で、

体何があったのか!?

これで

島を出る

この

自殺島を!!

3巻2010年6月末頃発売

Dき2010年6月末頃発売予定!!

第、

何かが

ル極限ドラマ、

激震の第3巻!!

わかりかけ

......?

何か少し..

怖くなった

サバイ

>極限に

するな「Storter」

resentethyMokiKUUJ-B6朝発行・白泉社

●初出一覧

第十一話英子先輩...!!第十二話。これかき

第一話「大丈夫ですが...!!」というのは、第二話一緒に話し合わせないと思っていました。

第十二話一名もなき第十三話「出発...

第一話「そんな人気を利用させていただけません。それであると思う」と思いますが、第17条第4条第一条第十六条第三条第二十八条第七条第12条第2条の事務所があります。

それにしても、そんなことがありますのですが、それ以外の人間は自分の身体が高くなっているのかもしれないと思います。それではないのでしょうか。

「お前十六話」

......。●ヤングアニマル〔2009年7号)

...●ヤングアニマル,2009年8号)

...●ヤングアニマル〔2009年9号)

...●ヤングアニマル(2009年10号)

.....●ヤングアニマル(2009年11号)

...●ヤングアニマル(2009年12号)

第十八話命を、奪う...

第十九話その命の上に......

第二十話「先住人...」

IETSCONICS6A

いや、それは...・●ヤングアニマル(2009年13号)

......●ヤングアニマル、2009年14号)

.....●ヤングアニマル〔2009年15号)

...●ヤングアニマル,(2009年16号)

自殺島2

2010年2月5日第1制発行

お客様は、

CKauindori2010

発行人・内山・購入

発行所、株式会社に1泉社、〒101-0003東京都千代田区神田川区路町22-2-

えへへへえええっ!!いいんだよ。電話『絶対』の一つだったのですか

【販売】03-3522-8010

[制作].03-3528-8020

印刷所_株式会社康済堂

装丁者。柴田昌房〈39〉

Printedn、bookやKiCSENSは、

●選本には十分注意しております。すが、落子・乱子(本のへ一ジの抜け落ちや順序の問題は、この場合はお取り替えて

こんにゅーんに感じます。購入された方はおっふぅん、待ってるぞぞ明日して「訪作課」あてにお送り下さい。送り込みのお店からお返りできないと思いますが、そんな事にはわかりません。でも取り替え致します。

ただし、新小型だけでしたら、新古書店で購入されたものについではお取り替え出来ません。

ただし、利日目がしなくなった●本当の一部または全部を無視しでもう一度な、複製、転職、日常、放送などをすることは、著作権法上での例外を除く

いて禁じられていて訳じらせています。

ISBN978-4一592-14622-3

白泉社ホームページhttp//ww.hakaserstata.co.