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Instructions:
自殺島
...
いつも
はじめ、もちろん、
mastandationonicollo.
JETS・COMICS
10月1日11月20日(日)のタア84-592146261
1000年11月18日は101929979005146
C9979Y514E
ISBN978-4-592-4626-1
雑誌44327-68
定価本体514円+税
白泉社
港側リーダー・サワダの出現により
狂い始めた歯車...。
不審な発言を繰り返していたカイカ
そうとう動き出す
その時、セイが選んだ行動とは
「人を...殺すしかないのか
サバイバル極限ドラマ第6巻!!
2011年9月刊行
森恒二
これでSNIの
なんですか。
PrestentedbrindRikil
JETScoMNGS
自泉社
これ以上、
港側リーダー・サワダの出現により
狂い始めた歯車..
不審な発言を繰り返していたカイが
とうとう動き出す!
その時、セイが選んだ行動とは
「人を...殺すしかないのか」。
サバイバル極限ドラマ第6巻!!
2011年9月刊行
...
旧一
聞いたことがある...
ネットの中で噂になってた
年々増えている自殺者...
その費用が国で
支えきれなくなってるって
だから切り捨てる事は
したんだ...島流しにして
確か...こう呼ばれていた
〝自殺島〟って
ということは
JETSCOMMICS
サバイバル極似
JASATSINUTURLANATANETARINEWENENS
RIKOUJ
俺はお姉ちゃんと
ランドの中で、
曽殺末遂により草殺島
り込まれた、本編の主人公。弓
を使い、袋猟を行いはじめた。
八雲の先ほ人が住む小屋にいた
子犬。狩猟のバートナーとして
たとえばこういう取られた。
...グループの
欲望』を担う人物。素遠な
ま思えばい前回きな性格の特
冷静沈萱な判断分を持つ人物
グループ内では、どこか一線を再
ような態度お赤いている
イの狩りを目撃し放
する。
ったか、
自殺島にある学校の屋上から
飛び降りるとこうえ、それには
められた女性。詳細は不明。
人物。性同一性障害であること
お箸申した
ていた人物。豊富な知識を持ち
合わせている。
・発明からで〈達の事務へ
って来た人物。自称・癒し担当
売春婦)
港側はぁ、うん...いろいろな
ている人物。"人喰い"と呼お
れ恐れられている。
...
その...
いつでも
最初の漁場
先住人の小屋
上陸した港
}海岸休憩所
より大きく猫かれています
自殺島-
第五十一話
第五十二話
まぁ動き出した間
第五十三話
基本的に、正体の
甕=扁混乱
第五十四話
第五十五話
第五項の定側債権を
第五十六話
警士番交渉決裂
第五十六話、2017年、
第五十七話
第五十七条第二十二十四四第三十四十四
第五十八話
第五十九話
愛犬県山小屋の二人
第五十九条第二十八条第一条第三十六条第十二十六十八十八四八八八十九四八三十九西第二九西三九西八四十九南、東京大南大西大西市南大田市西大阪大阪市、東北西大田駅、東区の東京都市の東北区、東大阪、東地区の大阪駅の
第六十話...
名前と誓い
2015年6月25日
185165186008年10月25
この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。
もう
終わりだ
そんなことで、現在、ご利用いただきます
第五十
ッッ動き
冬が来て
食糧確保が
難しくなり
仲間内の
不和
新しい人間
新しい争い
もう全てが
悪い方向へ
向かっている
限界だ
う
死ぬよりも
嫌なメに
合うか
うっ
見る事に
なる
うっ
カイ...
本当に
一緒に逝って
くれる?
もちろん
もう一度:
抱きしめて
ああ
ありがとう
...
.......
さあ..
逝こうか
ずっと
こうしていられ
たらいいのに...
そうだね
...
カイ...
もう少し...
もう少しだけ
頑張ってみない
?
何を期待
して?
僕には
無理だ
そ
そうね
でもー
......
私...
カイがいてくれ
たら...もう少し
やれるかもって
...
もし向こうで
カイと付き合って
たら私ー
...
充分だ
グ...グ
...アッ
もう充分
付き合った
よ...!
ガッ
ガッ...
君にも
ガ...
ギ...
皆にも
...ね!
...
僕もすぐ
逝くよ...
本当だ
全てを
終わらせ
たら...ね
朝になって
また一人
自殺者が現れた
とにかく
降ろして
やろう
うん
ここに
くくってあるぞ
うう...
さおり
...
くそっ
何でこう
言うなよ
死んだものは
仕方ない...
僕らがー
!!
?
どうした?
いいや
何でもない
...
早く
埋葬して
あげよう
ああ
そうだな
!!
ハッ
ハ
ハ..
!!
オーイ
何そんな
急いでんだ
よく
海は逃げ
ねーぞ
うっ
うるさい!!
とにかくはは
早くっ
オイオイ
大丈夫か?
あの兄さんは
いいから
はは早く
来い!!!
うん
それに今日は
どー考えても
〝山〟だろー!?
水温低いだろうし
昨日は大漁
だったん
だからよ
きっと
さおりさんの事で
まいってるんじゃ
凍死する
っての!
早く!!
本当に
入るの?
かなり
冷たいと
思うぞ~
ちょっと
だまって!
フー
フー
オイ〜マジで
ヤバいよこの人...
目がいってる...
やめてよ
誰もいないな
...いいだろう
いいいか...
僕は君らしか
信用してない...
と言うか..
出来ん!!
スギさん?
さおりは
他殺だ
なっ!!?
スギ
...?
オイオイ
ちょっと
まてよ...
わかるんだ
!!
僕には...いや
僕だからわかる
...わかるんだ!!
首のアザを
見たか?
ロープの跡...
ああ
だいたい
くっきり
ついてるよな
もう
見なれたよ
首を吊った場合
ロープの跡は
耳に向かって上方向
につくんだ
しかしさおりの
首には水平に
跡がついていた
どういう
事だ?
わかんねぇ
!
力が...
後ろに向かって
働いてる!
何故
それを...
僕の未遂は
首吊りだ
......
スギ...
ロープをかけて
いたハンガーか
壊れてね
落下して
助かったんだ
いや...
助かってしまった
いつも気丈な
人だから忘れて
しまうけどー
彼も
自殺者なんだ
生きようと
戦っている
疑えばきりがない
...港側の連中
それから
だけど
一体...誰が
何の為に?
こちら側の
無法者達
さおりと
最後にいた
のは..
!!
まさか
...それは
ないよ
...
オレはあいつを
全面的には
信用してない
わかって
言ってるの?
ちょっと待っ
...カイだよ
!?
最初に水を
探すのも
漁を始めた
のも
畑も...!
皆を引っぱって
やって来たのは
カイ君だ!!
そんなはず
ないよ!
どうしてだ?
セイ..
そんな
はず...
冷や汗が
出る...
わかったよ
落ち着け
...
カイのはずはない
カイは最初から
冷静でやさしくて
ない!
...絶対
セイ
大丈夫
...?
皆が信頼する
そんなはずは
ないんだ...
問題は自殺と
見せかけて殺して
いる点だ
外の連中なら
そんな事をする
理由がない
...という事は
そいつは
仲間の中に
いる...!
一体...誰が
誰が
体...
いつも屋上に
いるね
!
僕もよく
来るけど..
カイ...
少し風が
あるな...
......?
さおりの事
考えてた?
.....
うらやましいと
感じないか?
......
逝けた彼女
が...
......
何故?
わかってる
はずだよ
ここはもう
ダメだ
どんな理想を
持っても
結局人は
争い奪いあい
苦しんで...死ぬ
ここでも
変わらない
...そうかも
ね...
その通り
かも
本当は皆
気づいてるはず
なんだ
第五十一話おわ!
僕らに未来
なんかない
第五十二話、正体
僕は
平気だよ
冬が来て
争いが起きたり
たとえ人を
殺すような奴が
現れても..
セイやリョウ
スギがいれば
僕は平気だ
...
そ
そりゃあ..
怖いけど...
前に..
カイと一緒に
いると危ないって
いっ言ってた
っけ?
そんな事...
トモ
どういう
意味?
言ってたよね
くそくそ
僕も...
さおり達みたいに
よく話を聞いて
もらってたんだ
そんな時
一人で沈んでいると
よく声をかけて
もらったんだ
セイに自分の
事を話す前...
僕は殆ど限界
だった
やさしいし
理性的で...
なにより
すごく親身に
なってくれた
僕がまいっている時
必ずってくらい
気にしてくれて
僕は話していく
うちだんだん
楽になっていった
んだ...
殆どカイに
依存するように
なってた
でもー
でも?
いつもカイの
出す答えは
〝終わり〟なんだ
!
〝充分がんばった
楽になっていい!
〝無理しなくて
いい!
〝辛かったら
おりればいい!
〝終わりを怖がら
なくていい!
"一緒に
逝ってあげる!
正直、僕は
もう終わりかけ
てた
だってー
僕らにとって、
こんな魅惑的な
言葉はない...
そうだろ?
......?
ででも
やっぱり考え
すぎだよね
やっぱりカイは
やさしいから...
ごめん...
変な事言って
思い出していた
カイの...
一つ一つの
希望を
持つ事に
失敗した
そんな事は
どうでもいい
...
言葉を
本当に嫌だったら
殺したっていいん
だよ
まさか...!
違う?
違う!
セイ...
セイ?
えっ?
ああ
ごめん!
いや...あの
屋上に...
え?
あっ
セ
セイ!!
まさか...
そ
いつもここで
君を見ると
迷ってる
ように見える
ここから
一歩踏み出せ
られれば
終わる事が
出来るのに...
違うかい?
僕なら
一緒にいって
あげるよ
何故?
わかるだろ
...一人じゃ
さびしい
から
...
......
私もそう
言った事があるの
...ここで
おかしい?
〝一緒にいって
くれる?いって
その人は
震えながら
手をとって
くれた
本気だという
事が伝わってきた
震えが止まらなくて
...怖くて...
二人ともいけなかった
でも
あの時から
ずっと彼を
見てる
震えていた
彼が
生きる
答えを求めて
必死に
変わろうとする
姿を...
私は
あの人の
ように
なりたい
......
誰なんだい
...?
わからない
のね...
......
あなたは誰も
見ていない
わかるの..
私がそうだった
から
フフッ...
恋愛か...
さおりも
...?
そういう
〝気のせい〟も
使わないと何も
出来ないのか..
何か知って
いるの?
さおりがー
さおりも
そうだった
別に...人は
意志を固める
理由を欲しがる
例えば僕が
君を好きだと
言ったら
カ...イ?
それが気のせいでも
くだらない理由でも
...
一緒に逝って
くれるのかい
?
ハッ
!!
ハッ
カイ!!!
セイ...?
カ...
カイ...!
カイは!?
入れ違いで
...
ハァー...
ハァ
会わなかっ
たの...
何か..
話した?
さおりの事...
ここは終わりだと
...
あと...私が
迷っているん
じゃあって...
逝くのを...
ためらってるん
じゃないかって!!
ハァ
あ...
あとは...?
......
いくなら
一緒に逝って
あげると
緒にいって...
彼だ...
カイ...
何故
セイ..
?
セイ君...
だよね
僕は去年から
ここにいるんだ
う...
セイ..
大丈夫?
心配しなくて
いいよ
緒に―
一緒にがんばろう
う...うん
ありがとう
カイ...
君がいるだけで
僕はどれ程
心強かったか?
いや...
うん
大丈夫
急がないと
大丈夫...?
でも
もうカイと
二人で会うのは
やめた方がいい!
危険
なんだ...
セイ...?
訳は後で
話すから..
必ず
...うん
カイ
.....
...000
[第五十二話『おわり』
第五十三話、混視
おー
今度は
随分
とれたなー
気温が下がって
バナナが厳しい
がら助かるね
あと一作
出来れば春まで
いけるかもな
あの事が
あってからも
僕はカイに何も
切り出せずにいる
確信はあっても
証拠はない...
弱っている者に
死の誘惑をしている
事を
何故なんだ
カイ...!
本当に
そうなのか?
いや...確信はある
迷ってる時間はない
皆は知らない
僕がなんとか
しなければ
また
誰かが死ぬんだ
カイ
ちょっと話が
あるんだ
いいかな
最近僕を
見てたよね
何かあると
思ったけど
僕はうまく
話をするのは
苦手だ
だから...
率直に言うよ
何故か
わからない...
わからないんだ
...尊敬する
君が...何故
でも
やめて
欲しいんだ
皆への
死の..
誘惑を
死の誘惑?
弱っている
人に近づき
死を促して
いる...
やめて欲しいんだ
...カイ!
トモやさおりに
何を言ったのか
...
何を...
知って
いるんだ...
何故!
......
何かカン違い
を...
何でだ!!
......
うん
じゃあ
何がいけない
んだい?
その通り
だとしよう
カイ!
な...に
...!?
僕らは全力で
やっと生きていける
状態だ
不安定な人間に
付き合う余裕はないし
彼ら自身が大きな問題に
なりかねない
少しのもめ事や
問題が命とりに
なる
仲間なんだよ?
なんとか前を向こう
としている...
誰もが前を
向けるワケじゃ
ない
そうじゃない
人間がー
どうなっている
かは知っている
だろう?
しかし
元々僕らは
死ぬはずだった
:君もね
死にたい人に
〝それでいい”と
言うのは罪か?
でも:僕らは
生きなく
ちゃあ...
僕らは...他の
...たくさんの命の
上に...
命?
全ての命が
大切なら
地球上で
邪魔なのは
間違いなく人間だ
人がいなければ
地球は生命にとって
もっと安定した環境に
なっているはず
義務教育が
終われば誰だって
気づいたろ?
欲望やエゴに
よって地球が
どうなったか
この島では
どうだ?
この美しい島に
醜いモノを持ち
込んだのは
なんだ...これ...?
カイの言ってる事が
正しく聞こえる
ダメだ...
何か...何か...
さおりは
他殺だ!
違う...!
違うよ...カイの
言ってる事は..
何が違うん
だい?
僕は:
僕らは...もう
死にたい人
じゃない!
皆明らかに
生きようと
している...!!
どんな理屈が
あろうと
君のやって
いる事...
ここにいや、
「これからで
!
オッ
オマエら
学校の方
からか...
オラッ!
先に行った
皆が...!?
いつでか
セイ
カイ...
君が思ってる程
人や命は
素晴らしいモノ
じゃあない
これから
起きていく事を
しっかり見て
僕の言葉を
思い出してくれ
セイ...
これまで
かつきを
ミッキー
暴れんな
って
誰かァァ
!!!
オイオイ
こいつけっこう
力強いよ
手伝え
ういっス
なっ...
!?
イヤアア
何を
この人です
オ...
セイ!!
う...
ミノル
ボウシ!
...!
なっ...い
一体...何を
...
何って...
言ったろ?
ナオを渡さな
きゃあ他の女を
獲りに来るって
あ...
あんたは
...!
オイ
ウィース
!
なっ!!?
足でも
折っとけ
ギャアリア
悪く思うな
なっ...
まっまっ...
待って
......!
ネプシ
何やって
んだァ!!!
オマエら
!
どういう
事だ...?
やべぇな
オイ!
ウス
また来るぜ
...
オマエら
!!!
オオイ!
待てよ!
キャッ
~~~
帰すのか!?
リョウ!
オー
怖えぇ
また来られたら
どうする!
今やっちまおう!!!
殺るってか
オレらを
出来んの
かよ!
ああ出来るね!!
オレはもう一人
殺ってんだ
オマエらだったら
喜んで殺るぜ!
オイオイ
この人数で
殺し合いかァ
オオ!
やってやる
!!
リョウ
やめて!
リョウ
どうする!?
リョウ:
スゲェ
な!
......
リョウ!
帰ってくれ
.....
リョウ!!
オーウ
またな
帰して
どうする!
リョウ..
何度でも
来るぞ!!
あいつら
[第五十三話
第五十四話
港側集落
とうとう
覚悟を決め
なければ...
......?
......
どうするんだ
?
リョウ
......
あいつらを帰しち
まったのはマズイぜ!
やれる時やらなきゃぁ
...
仲間を
守れないぞ!?
...
そっ
それよりさ
あの人達の
目的はナオ
なんでしょ?
向こうに
帰ってもらお
うよ!!
あの娘の為に
私達が危険な
メに合う事
...ないっ!
「いいよ
あの娘の為に
...あのっ売しゅ
...の代りに
あのまま連れて
いかれてたら?
どうなってたの!?
私!!
そんなの...
絶対生きて
いけないっ!!!
うっうう
うっうっぅ
大丈夫...
?
ケン?
言えねぇ!!
ケン...ナオは
どこにいるんだ
?
.......
オマエら...ナオを
あいつらに突き
出す気か?
本人の意志は
関係ねぇのかよ
オレは
認めねぇ
からな!!
そんなの..
認めねぇ...
オオイ...
セイお前は
反対だよな?
こいつら
絶対おかしい
ぜ!
足の痛みが
引かない...
何とか
言ってくれよ
...オイ
もし
あの時...
...なあ
セイ..
本当に
折られて
いたら...!
山や海に入るどころか
...まともに作業も
おぼつかず...
足手まといになり
そして...
もし...!
見捨てられ
たら...
どうなるんだ!?
僕は...
わかったよ
.....
ケンに答え
られない
でもナオは
渡さないからな
...!
たとえ
オマエらと
やり合う事に
なってもだ
ケン...
絶対にな
!!
!
......?
ナオを
渡しても...
彼らは略奪を
やめるだろうか
...
そうは
思えないな
女性を
仲間というより
労力や性の対象
として見ているん
だろう
ど
どういう
事?
なっ!!
これから何度でも
連れ去りに
来るだろうね
うっうう
~~~!
......
カイ
...!
奴らの集落に
行こう
リョウ
そうだ!先に
こっちから手を
打とうぜ!!
いや違う
夜襲でも
何でもやって
終わらせちまえば
いいんだよ!
そうだろ?
話し合いに
行くんだ!
今さら話し合いに
乗る連中だろうか
...?
考えにくいが
...
忘れて
いないか?
皆
オレ達は
同じ未遂者
なんだぜ?
理由はどうあれ
同じ傷を全員が
持ってる
相手を傷つける
より自分を
傷つける事
社会に報復
するより
自分を消す事
悲しみに耐えられ
ずに終わろうと
した事をー
オレ達は
選んだ
あいつらも
同じ!!
同じなんだ
ったく...
オマエは甘いよ!
リョウ
あいつが
そんなタマに
見えるかよ
行くなら止め
ねぇが...
期待するだけ
ムダだ
落ち込む
だけだぜ!
誰か他に
行きたい奴は
いるか?
女の子は
連れて行け
ないが...
一緒に行って
くれたら
心強い
行っちゃ
ダメ?
ダメよ
!
.....
行くよ
向こうの様子が
知りたいからね
たただし
武器は持って
行くぞ!
身を守る為に
リョウも
手ブラでは
行かせないから
な!
話し合いに
行くんだぜ?
かえって挑発
しねぇかな?
いーやダメだ!
こっちはもう
被害者がいる
んだからな!!
足..
引きずってるけど
大丈夫?
うん...
折れてはない
みたいたし
大丈夫だよ
リョウが言う
ように
僕らは同志に
違いない
だけど...
法のない
この島で
本当に
争う事に
なったら...
悪く思うな
最悪...
犯し奪い
殺す...!
本当は
もうどうだってる
治安も平等も
関係ねぇ
やってやる...
殺し合いに
なる
君が思ってる程
人や命は
素晴らしいモノじゃない
何とか
しなければ...
何とか..
じゃあ
行ってくるわ
気をつけてね
!
うむ...
カイは残る
みたいだ..
気をつけて
う
うん...
イキルを
おいていくよ
一緒にいて
セイ!
目をはなさない
方がいい
ウァン!
じゃあ
行くね
イキル!
待て!
無理しない
でね!
本当に...
無理は禁物だ
向こうの人数が
多くて襲われでも
したら事だぞ
うん...
争いに
なるのかな...
そんな事には
ならねぇよ
ミノル!
向こうだって
得にはならない
はずだろ
協力しなけりゃ
やっていけねぇん
だ..
わかって
くれるさ
う
うん...
久しぶりだなー
なんもかわって
ねぇ
俺がこんなとは
港の向こうには
行った事が
ないからね
海沿いの方に
建物が続いてたんで
こっちに行ったん
だけどな
港を過ぎて進むと
すぐ登り坂になって
オイ...何か
ワクワクしねぇ?
しないね
登るなぁ
うん
オ!
人がいる!!
オーイ!!
女性だな
...
!!
何だよ!
愛想ねーなー
いきなり
大声で
驚いたんだよ
向こうが
集落か!
オ...
本当だった
のか..
あっ
あれっ!
山羊だ
!!
鶏...いいじゃ
鶏舎だ!
オッ
オマエら
...
あっ!
みっ
皆
やっぱり、
オイ!!
ちょっ...
待...
ミュールでお
アベ商店のお
[第五十四話]おわり]
ミュールでお
きっと
お座決裂
第九十五話
くそっ
...!
皆来い
ヤバい
よ...
にっ
逃げるか
...!?
おさい
シュール
いつも
奴らが
...
随分
早かったな
待ってろ!
手出しすんなよ
マジいな
逃げよう
!
おー待て待て
殺気立つんじゃ
ねぇよ
何だ何だ
精鋭集めて
おでましとは
オレ達と
やり合うって
のか?
違う!
話し合いに
来た
襲われたら
たまらん
からな
ぶっ武器は
用心の為だ
ふ...ん
まあ
信じるか
ならオマエ!
...リョウだっけ?
オマエと
話す
なっ何で
リョウ一人
だけ...
ガチャガナャ皆で
話しても何も
決まらねぇだろ
理由は?
シンプルに
代表者だけで
話そうぜ
わかった
リョウ
!!
大丈夫だよ
二人だけなら
きっ気を
つけろよ
見える場所で
話してもらうぞ
ああ
いいよ
サワダさん
...
皆
下がってろ
......
何だ...?
この感じ
危ない
よく来たな
まあ見てくれよ
スゲェな...
山羊に鶏
かよ
セイ?
ちょっと...
オシッコ..
こんな時に
わからない
...けど
何だ
...?
狩りの時の
あの感じ...
命のやりとりを
する時の
空気を感じる...
何故だ?
リョウ..
どうだよ
驚いたか?
こっちは島の東南に
位置してて
日あたりがいいんだ
殆ど農家をやってた
みたいだな
なる程...
こっちは漁村
だったワケだ
バナナやパパイヤも
相当植えて
あるんだぜ
ババを
引いちまった
ようだな
まあ漁村なりに
漁をやってるよ
それに
こっちには
ハンターが
いるからな
これだけ生活は
充実してるんだ
もういいだろ
女はこっちにも
いるじゃないか
肉か!
そいつは
うらやましいな
.....
まぁたその
話か..
そうだよ
王様にでも
なる気か?
何...?
ここはオレが
作った国なんだよ
!
生きる事も
死ぬ事も
出来ねぇ奴らに
目的とルールを
与えてやったんだ
男は山羊を追い
魚を獲り
家をなおし
畑をやる
女は貝を採り
バナナを収穫し
食事を作り
ー男を
慰める
ここでは弱い奴
出来ねぇ奴
モテねぇ奴が
女を抱けねぇ
って事はない
ここの暮らしに
感動して泣いたり
する奴もいる
くらいだ
ホントだぜ
女は飢えたり
見たメで差別
される事もねぇ
しかし..
逃げる奴も
いる
どうでも
気に入らない
みたいだな
あたりまえだろ!!
オマエについて行く
奴はいい
ついて行きたく
ない奴を捕える
なんて...
まるで奴隷だ!!
わからねぇかな
国には秩序が
必要なんだよ
わかってくれ
ねぇか...
まともな
秩序じゃねぇ
!
なっ...
ここでは
何だよ
よけるか...
やるねぇ!!
!!
皆ー
交渉決裂
だ...
殺るぞ!!
待...
...まて
それではないのですが
それはなんですか?
やっ殺るっ
て...!?
オイ!?
リョー
ーウ!!
どっ
どうしよう!
待て!!
話し合いは
話は
終わったよ
面倒くせぇ
のはごめんだ
話すより
消す方が早い
からな!!
キ...サマ
アア...
!
ファアア
グッ
ハッ
ハッ
マサル
!!
やれっ
チィィ
オオ!
殺っち
まえ!
リョオオ
!!
殺るのは
あいつだけだ
ジャマしねぇなら
帰してやるよ
行かせねぇ
ふふざける
なぁ!!
やるなら
オマエらも
ブッ殺す
2人で
勝てるのか?
ス
スギ...
どっどう
しょう?
どうもない
だろっ
リョウが死ねば
...
オレ達は
終わりだ!!
リョウ!
リョオオ
~~~!!
オラ
動くんじゃ
ねぇよ!
ヒッ
くそォ
くそォォ
やれっ
やっちまえ!!
フッ
くっ...
...くそっ
ウォッ!?
なっ...
あ?
動くな
動いたら
...射る
やっ
山...から
...!?
セイ...
セイ
なのか!?
なっ
セイ!
セイだって!!
セイ
~!!
リョウを
解放しろ
ゆっくり
下がるんだ
サ...
サワダさん...
山鳥を射る
より簡単だ
やれるワケが
ねぇ...
脅しだ!
どこでも
射れる!
頼む!
下がれ..
下がって
くれ!!
頼む
...!!
サッ
サワダさん
!
やべぇよ
脅しだ!
やれっこねぇ
!!
早く殺っち
まうんだ!!
下がれよ!!
近づけば...
第五十
やるしか
ないのか
.....
殺す!!!
第五十六話
下がれ!
近づけば...
殺す!!!
や...
やばい...
どうした!
殺れっ!!
下がる
んだ...
セイ...
セイ~~~!!
うっ上から
狙ってやがる
のか?
早く!!
やばいよ
マズいよ
......
サ...
サワダさん
!!
チッ
オラッ
今だ!
背中から
ブッ刺せ!!
で...
でもっ
やらなきゃ
オマエを
殺すぞ!!!
くそっ!
くっ
やめろっ
下がるんだ!
狙ってるぞ!!
離せっ
いいんだな
!?
そうだ...
いいぞ!
弓矢なんて
脅しだ!!
くっ
くそォ
どうしたんだ
セイ...
何で
やらない!?
この距離で
そうそう
当たるもん
じゃねぇ!!
セイ...
くそっ
下がらない
やるしか
ない...!!
人だぞ...
相手は
やっていいと
思うのか?
オマエが
オマエが
殺したんだ
オマエが
違う!!!
それは
そ...れ
...
人は君が
思う程・
素晴らしい
モノでは
カイ...
それでも
僕は...!!
動くんじゃ
ねぇよ...!
!
くそっ
離せっ!!
オラァ
来い!
あれは
...人だ...!
出来ない
...僕には
リョウ...!
リョウを失う
わけにはいかない!!
頼む
セイ!!
頼む
オマエと会えて
...
そして、
!!
ん...
!!
!!
セイ!?
やっ
やられたのか!?
ヒィィィ
矢がっやっ
矢がぁぁ!!!
ああ
足にイイ!!
!!
や...
べえ!
ヤバイ
狙って
るぞォ!!
オッ
ア...アア
...足が...
足が...
...くっ
たっ助け
て...!
い...痛い
...い...
誰か...
誰かぁ~
あんなに
深く...矢が
...!
言った
はずだ!
いけない...
しっかりしろ!!
動けば...
射る!!
ミす〆画〉
いつでご飯
リョウ...
大丈夫?
お...
おお
ふふざけ
るな!!
オイオマエら!
あいつを生きて
帰すなよ
どうする
?
バカ言え
無理だろ
.....
どうせ当たり
っこねぇ!
マグレだ!!
いいか
こいつさえ
殺りゃあ...
ヒッ!!
言っただろう!!
山鳥を射るより
簡単だ!!
動けば
殺す!!!
頼む...
引いてくれ...
わかって
くれよ...!
仕掛けた
のはそっちだ!!
もう話しする事は
ない!!
僕らは
もう君達に
関わらない
君達も
関わるな!
もう一度
言う!
もしまた僕らの
村を襲いに来たら
迷わず射殺す!!!
それだけ
じゃない
くっ...
助けて
.....
血が...
血があ~
今度は
こちらから
出向いて
一人ずつ
狩ってやる!!!
ハンターは
僕だけじゃ
ないんだ
山に潜み
...
大丈夫か?
いつでも
狙いに来る
からな!!
すごいな
ああ
おう
二度と僕らに
関わるな
いいな!
だれか
...だれ
ももう
ダメだ...
オレが
甘かったよ
すまん
いや...
それは
セイのおかげで
しばらくは奴らも
おとなしいだろ
ああ...
だといいな
!
セイ!
リョウ:・
大丈夫?
ああ
助かったよ
ありがとう
じゃあ..
うん...
帰ろう...
「おわり
第五十六話
第五十七話『訪問者
イキル!
ハッ
ハッ
ハッ
そんなにハシャい
だら...もう
狩場なんだから
もっと静かにな
クウン
シー...
ダメだよ
久しぶりに
一人で狩りに出た
いや...
本当は
いたたまれず
集落を離れた
のだ
そんな事が
......
セイが山から
射てくれなかったら
どうなっていたか?
ひどい...
で...その人は
どうなったの?
なっ...
!!
しっ
知らんよ!!
......
セイがやらなかったら
リョウは確実に死んで
いたんだぞ!?
殺してもよかった
くらいだ!!
ご...
ごめんなさい!!
間違いない...
サワダは最初から
オレを殺る気
だったようだ
本当..
助かったよ
セイ..
ありがとう
もうっ...!
心配させないで
...
......?
これで
しばらくは安心だと
思う...脅しはきいた
ようだし
決裂はしたが
とりあえず
よしとしよう
君のおかげだ
あの事は..
気にするなよ
うん
ありがとう
人を射る
とはね...
すごいよ
君は
セイ...
どうしたの
?
セイ...?
!
わりと新しい
足跡だ...
しっかりしろ
...
今は狩りだ
そう自分に
いい聞かせな
くても
読みが
あたったな...
獲物の痕跡を
たどるうち
自分でも信じ
られないくらい
心が静かに
なっていった
風向き
足跡...
木についたキズ
イキルの様子
イキルの様子
自分の足音
山と獲物と
自分...
いた!
やはり水場を
目指してる...
だんだん
世界が
それだけに
なっていく
ような...
静かだ
静かに
濃い時間が
訪れる
なんて
心地いいんだ
このまま
森の奥深く
同化して
いいだね
でを捨てて
迷うな
フは
迷うな
ウワップ
...!
どうかなぁ...
森が深いから
見えると
いいけど...
あ
来た!
すごい!
イキル!
ノロシの返事が
来たよ
ケンが
来るぞ
ウワン!
ノロシは古くから
遠距離の通信手段として
用いられた難点は
天候に左右される
事だという
うわっ
オイ!
!
何だよ
イキル~
オレ
だよ!
ケン!
早かったね
何とかなん
ねーか
このバカ犬!!
歓迎されて
んのか
追いかえされてん
のかわかんねーよ
オオ~
デカいじゃん!
うん立派な
オスだったよ
大丈夫?
任せろよ
ラクショー!
聞いたぜ!!
ミノルから
え?
サワダのヤロー
アワくって
たってな!
弓でリョウも
助けてあいつら
黙らせたんだろ!?
スゲェよ〰
......?
何だよォ
気にする事なんて
なんもねーぞ?
あいつらが仕掛けて
きたんだし
ブッ殺されても
文句は言えねぇ
だろ!
う..
うん...
.......
ホホントに
気にすんなよ
!
あ...
うん...
ありがと
まあ小屋に
着いたら元気に
なるかもだけど
なー
え?
小屋?
何かあるの?
なんでも
ねーよー
!
あっ!!
イキル!
?
小屋の方..
イキル
~~!
だーいじょ
ーぶだよ
でっ
でも...
あれ?
...誰か...
あ!
おかえりー
セイ..
来てたんだぁ!!
うん干し肉の
仕込みとか
いろいろあるって
ケンが言っててさ
彼女も行くって
そうなんだ
ケンと二人で山は
危ないからねぇ
一緒に来たんだ
そ
そうなんだ
バッ
バッカヤロ
オレはもう
ナオ一筋
だっつーの!
向こうも一筋
だといいけどね
~~~
トトモ
テメェ~!!
笑ってる...
ああ...
ああ...
よかった..
必死に..
皆を必死に
守ろうとして
本当によかった
あ...れ?
セイ?
どうした..
泣いてんのね
セイ?
な何でも
ないよ...
僕は、罪を犯した
僕は、罪を犯した
でも
本当に大切なモノを
守る為なら
僕はこれからも
罪を背負う
きっと背負う
きっと
背負う
セイ~~
[第五十七話、おわり]
何でもない
って...
第五十八雲
I小屋の
ええ!?
今日中に山を
下りるって
...皆?
うん
ナオと約束
してんだよ~
肉持ってくって
皆にも今夜
持っていくって
言っちまって
るしな
セイは下り
ないの?
いろいろ作業が
残ってるんだよ
今日獲ったのを
精肉して塩したり
谷川に沈めてある
肉も引きあげないと
...
一人じゃ
厳しいんだ
.....
こっちも
一人じゃ運べ
ないぜ
それは...
そうだけど
う...ん
どうしようか
彼女は肉を
かついで下りられ
ないよなぁ...
ましてやケンと二人
きりじゃあ;
私が残るよ
えっ
オ〜〜〜!
そうかぁ
それがいいな
だっ...
ででも
カ仕事じゃ
ないなら...
大丈夫
うん...そ
そうだけど
いいじゃん残るって
言うなら...この
夜も悪くないぜ...
!!
あっ...ち
ちょっと!
夜って...
わかった!
そうしよう!!
じゃあ僕らは
こっちの肉持って
帰るね
ホラケン
持ってよ
お...だ
だってオマエ
...
いいから!
う...うん
気をつけて..
そっちもね
~~~
ホラ!
行こう
オ...
オウ...
そっか...
がんばってね
...セイ
ホラ急ごう!!
目が暮れちゃうよ
わぁ〜た
わかったよ!
はは..
じじゃあ
作業を...
うん
どうして
だろ?
それは?
燻製するのに
やぐらを組むんだ
どうして
頭の中が
「何故」の洪水だ
ちょっと
こっち持ってて
うん
とにかく作業に
没頭しよう
作業だ
持ち帰った獲物を
解体精肉する
精肉した肉に
塩をすり込み
カラーボックス
骨のついたアバラ肉
などはやぐらで爆す
何を話したら
いいかわからず
僕らは黙々と
作業を続けた
!
上着は
持ってきて
ない?
うん...大丈夫
たき火があるし
ちょっ
ちょっと
待ってて
僕のマントも
これで作ったんだ
ちょっと
ホコリっぽいけど
かぶれる?
そうそう
で...ここ
持ってて
ここにね
...穴を...
あっじゃあ
...これ
ちょっと
やるから
...ね
うん...
えだ...考えちゃ
考えるな...!
簡易マント(フード付き)
かぶる
合わせた所で
首に沿ってヒモを通す
前で結び着る
出来たよ
...
ケンと同じタイプの
:簡単なんだ
羽織って...
前でヒモ...結ぶ
だけだから..
あ...
ありがと...
セ...イ
何で...
何故...
残ったの..
夜がくる
...山で...
セイ..
二人に...
僕は...
見てたんだ
...君を
僕は...
あっ
セ...イ
.....
!!
ハァッ
ハッ
ハァッ
ハッ
ハッ
いいよ
がまん...
出来るから
あ...
あの時の
全て
あきらめた
...あの
ああっ
.....
ご...め...
僕は...
違うの
...セイ
僕は
...!
...
バカだ!
僕は...
待って
...!
セイ
.....!
行かないで
行かないで
...セイ...
違うの
.....
お願い...
......
僕は...
ご...めん...
違う...?
違うの
違うの
私は...もっと
あなたに近づき
たい...
そう思って
ここに連れて来て
もらったの:・
でも...
私は
どんなに近づいても
...ダメかもしれない
抱きしめられても
...どんどん身体は
...冷えていく
触れたいと
思っても
触れても...
身体の芯は
人形みたいに
冷たくなって
くる
...
人...形
...?
私は..
人形だった
10年もの間
私は養父の
人形だった
[第五十八話】おわり]
第五十九話
私は!
養父の人形だった
人...形
...?
10歳の時...
父の親戚の家に
預けられたの
母が故郷の
ロシアに帰ったきり
戻らなかったから
ロシア;そうか
髪の色が変わらな
かったワケだ
目の色も
少し違うものな...
ものごころ
ついた時には
父と母はもう
うまくいかなく
なっていた
父は...家を
空けがちになり
母はいつも
遠くばかりを
見るように
なっていた
いや...
と言うより
何も見ていない
ように見えた
私さえも
ママ...
ママ
帰りたい
...
行こう?
ね...私
ママの国に
行ってみたい
ね...一緒に
.....
「24.Hexory.BCDHyrica
BMeCTeCtoODI:L
「IDOCTm...」
ロシア語は
わからなかったけど、
私は母が何を
言ったのか
わかってしまった
母が去り
生活はどんどん
荒れていっ
私は学校に行くのも
ままならず
父は困窮して
ようだった
そのうちに
父さえも
私を見なく
なっていった
とうとう生活が
出来なくなると
私は父の親戚に
預けられた
裕福な家だっ
そして
養父は
私を温かく
迎えてくれた
養父はやさしかった。
いつも私を見つめ
かまってくれた
私はそれが
うれしかった
父も母も
私を見ては
くれなかった
まだ見たとしでも
〝疎ましい〟という
視線が送られる
だけだったから
私は養父を
信頼し
心をゆるせる
ようになった
あの日までは
もう一緒に
入らない?
どうしてだい?
あのね...
お友達が皆
もうお父さんと
一緒に入るのは
変だって
.....
それは..
ダメだよ
よそはよそ
うちはうち
...だ
私はオマエが
愛しいんだ
ただー
もし私が
オマエを嫌いに
なったら
何をされているのか
何が起きたのか
わからなかった
もう家には
いられなくなる
んだよ?
そんなの
困るだろう
ねぇ...
マリア
全身が冷た
こわばってー
どうすれば
いいのか
私には全く
わからなかった
...
それから毎晩のように
マリア
養父は部屋をおとずれた
今日も
疲れたろう
マッサージして
あげるからね
誰にも言う事は
出来なかった
あまりに無力な
私は
あの
豊かな家に
囚われて
しまったのだ
異常なのか
正常なのか
それから息を殺して
ただ時間が過ぎるのを
待った
いつ終わるのか
つまで続くのか
正しいか悪いか
生きているか死んでいるが、
どんどんわからなくなる
私は
人形になるしか
なかった
心も体も
バラバラにし
息を殺して
自分を殺して
やりすごすしか
...もう
もう...いい
も...う...!
僕は
...も...
聞いて
お願い
...全部
もう少し
...お願い...
わかった
ありがとう
......
義務教育が
終わると
私は家を出た
養父は追って
来なかった
彼にとって私は
魅力的な歳では
なくなったのか...
私はやっと
魔窟を
出られた
やっと
終わったんだと
最初は
自由にとまどい
仕事をし
生活をし
私は
本当に久しぶり
呼吸をしたような
気がした
そして:徐々に
友達が出来...
親しい男の人も
出来た
私は..
全て忘れる
忘れる事が
出来たと思った
だけど
呪いは
簡単に
とけるような
ものではなかった
私の奥深く
刻まれていたのだ
彼の手や唇が...
まるで別の何かに
なってしまったように
体の芯から
どんどん冷たく
なって...
マリア...
マリア...
マ...リ...
私はまた
無機質な
人形になってしまった
どんなに相手と
近づきたくても
私の身体は
触れられる度に
どんどん...
ゴムか鉛の
ように
冷えていく
どんな人でも
ダメだった
相手が求めて
いるのはー
無機質な
人形じゃない
血の通った
女の人だから
.......
皆...
去っていく
母も...父も
...皆...
私は
...ただ...
危ない!
わ...
大...丈夫
...
セイ..
...私は
大丈夫
わかった..
わかったから
なれない山を
登ってきて
疲れてるんだ
イキル!
ウァン
ほら
イキルと一緒に
寝るといい...
暖かいよ
セイ...私
私は..
大丈夫...
ここに君を
傷つけるものは
ない
何も
大丈夫...
......
生きる意味...な
自分を汚して
他人を汚して
いつでも終われると
思うと..落ち着く
セイ...
あなたがうらやまし
ウッ
ウウッ
グ...
ウウ!!
ウウ・
ウ..!
アファアア!!!
[第五十九話】おわり】
第六十話
名前と誓い
ん...
イキル
ここに君を
傷つけるものは
ない
何も
緒にいたい
だけど
私はー
う...ん...
あ...
あ
おっお...
ごごめんね...
起こしちゃって!!
お早う
...
寝顔を
~~~!
う...
ううん
何か
食べてから
作業に
かかろうか
うん
ウァン!
ちょっと
重いけど
大丈夫かな...
うん大丈夫
だと思う
うん
じゃ
じゃあ..
行こうか
...マリア
...マリ...ア
ああ
名前!
昨日はじめて
聞いたから
ごめんなさい
...
その名前で
もう呼ばないで
あ...
しまった...!
ごめん...!
僕は..
迂闊だった
いいの...
ごめんね
ボウシって呼んで
自分の名前
好きじゃないんだ
この島では
名のらない人が多い
彼女の名はー
あと
彼女の呪
ともにあるんだ
あっ
ごっごめんな
さい..
大丈夫!?
うん
引きずりながらで
いいから
ゆっくり行こうか
少し休もう
うん...
ありがとう
なれない山を
荷物を持ち
ながらじゃあ...
無理もない
ここからは
ゆるい下りだから
大丈夫かな...
何だ...?
いるのか?
大丈夫...
弓もないし
何もしないよ
そんな存在
なら
触れてみたい
よかった
...
きれいだったね
...
うん...
でも...
これも
彼らだ
今度会う時は
弓を持って
彼らを狩る
......
まるで
山の精のよう
だった
うん
とても美しくて
...尊く感じるよ
彼らだけじゃ
なく
この島
すべての生物も
僕らは彼らから
生命をもらわ
なければ生きら
れない
生命を
...もらう
分けてもらって
るんだ...
とても大切な
ものを
......
”いただきます!
って心から思う
僕らはいただいてい
いるんだと
ここに来て
初めてその言葉の
意味を知ったよ
セイ...
私ー
うん?
...ん...
なんでも
ない...
さあ
もう少しだ
大切に
運ぼう
うん
ハァ
ハッ
ハァ
ほら..
がんばろう
もう着くよ
あ...あ
ケンと
見つけたん
だよ
滝の裏を
天然の冷蔵庫に
してるんだ
ひゃあー!
気持ちいい
イキル!
ウァン!
深くないから
...
おいでよ!
...今日...
一緒にいて
見たもの..
してくれた
話..
うれしかった
こうやって
呼ばれるの...
名前じゃなくても
うれしい...
本当はもっと
...私...
イキルが
うらやましい...
......?
リヴ..
ふわかり
ず...ずっと
考えてたんだ
今日:一日中
君をなんて
呼べばいいか
気に入らな
ければ...また
考える...けど
よければそう
呼んでいいかい
?
僕と...イキル
同じ名前なんだ
リ...ヴ
ダメ...かな
...?
けっこう
考え
呼んで
何度も
何度でも
呼んで欲しい
...私...
僕は誓う。
セ...イ
リヴ
君の中の呪いが
消えるまで
リヴ...
僕は何度でも
ソウン
唱え続けるんだ
もちろん
だよ
[第六十話おわり
もちろん...
者作
森恒二
井口亮太森糊吾館澤直哉術
「ホスタッフ井口亮太森翔吾
御協力を賜った方々
杉山新之佑
大越康裕
千松信也
NATURAL9
デザイン
柴田昌房(30A)
集編
島田明
萩島真之
【参考資料】
「好きです!小笠原」にっぽん離島探検隊(双葉社)
「遺書」web(サンクチュアリ共版)
「ぼくは球師になった」千松信也(火)モア)
「日本の島々」(ビエ・ブックス)
「野生植物食用図鑑南九州「現球の草木」橋本郡三「南方新社」
「図説日本の植生」沼田眞岩瀬徹〈講談社学術文庫)
「奄美大島一自然と生き物たち」J吉見光治(高文研)
「フィールドガイド日本の野鳥。1高野仲二(日本野鳥の会)
「島言語でわかる。沖縄魚図鑑悦秀満(沖縄マリン出版)
この点で人体育にできること...
できる
繰り返し、日々を営む。
その生活の中で、少しずつ
...
...
変わりはじめたセイ達が
ちょ、ちょっと
えー、どーも
それの行動が思いが、
それは、なんでもないのですが、
...
な、なんですか
このようになるのは
時に結束を深め時に避けられない
そうだな。
衝突を生み出して
今今を生きる彼等が見出す答えとは
2012年3月末頃発売
既日
サバイバル価限ドラマ、決意の第7巻!!
サバイバル極限ドラマ
...
resenledbyMoRIKOUJIBS判発行〈白泉社
恒
●初出一覧
第五十一話「動き出した闇...
第五十二話・正体...
第五十三話一混乱...!!
第五十四話、港側集落............●ヤングアニマル(2011年5月)
...........グアニマル(2011年8号)
.●ヤングアニマル(2011年2号)
.......●ヤングアニマル(2011年3号)
.....●ヤングアニマル(2011年4号)
.......●ヤングアニマル(2011年7号)
第五十五話「交渉決裂」...
第五十六話逡巡......
第五十七話訪問者........
第五十八話「山」屋の二人........」
第五十九話悲鳴......
第六十話名前と誓い...!!
JBTSCOMICS768
........●ヤングアニマル(2011年9号)
......●ヤングアニマル(2011年10号)
.......●ヤングアニマル(2011年11号)
...●ヤングアニマル(2011年12号)
自殺島の
2011年10月5日第1刷発行
著者森恒二
CKouilMor.201
発行人・藤平光
発行所・株式会社白泉社一〒101-006:
63.東京都千代田区神田:凌路町2-2~2
えみちゃん...ちょっと電話「編集」『編集』OS-50分〜8005.
[販売],09-35526-8010
[制作],03-3556-8020
印刷所-株式会社廣済堂
装丁者柴田昌房〈30A〉
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ISBN978-4一592-14626-1
Primadin.comantAKLSENSA
白泉社ホームページ「http://wwwhakicesristaraco.jp