prtsentathontPrerkollでは、

JISATSUTOU

JETStOMICS

自殺島

C9979Y514E

ISBN978-4-一592-14627-8

定価「本体514円+税

雑誌44328一04

白泉社

繰り返し、日々を営む

その中で、少しずつ変わり始めたセイ達

それぞれの思いかが、時に結束を深め

時に避けられぬ衝突を生み出してゆく

そして訪れる、仲間との別れの時

「僕は...カイ・...君を許せない!!

サバイバル極限がラマ第7巻!!

2012年3月刊行

森恒ニ靈

...

「イベール」などの

リresentedかrMppplikil

JISATSUTOU

JETSCOMICS

聞いたことがある...

ネットの中で噂になってた

年々増えている自殺者...

年々増えている目殺者...

その費用が国で

支えきれなくなってるって

だから切り捨てる事に

したんだ...島流しにして

確か...こう呼ばれていた

〝自殺島〟って

それは...

登場人物紹介

自殺未遂により宮殺島へと送

り込まれた本編の主人公。

を使い、狩猟を行いはじめた。

●島の先住へが住む小屋にいた

子犬。持猟のパートナーとして

セイに引き取られた。

ダー的役割を担う人物。未遂者

とは思えない前向きな性格の特

>冷静沈満な判断力を持つ人

グループ内では、どこか一線を手に

ような態度を示している。

「った無法者の一人を

その狩りを目撃し放

うん...、心する。

●自殺寸前のところをセイに

められた女性。本名は〝マリ

だが、その名を嫌っている。

調査であること

人物。性同一性

を告白した。

自殺機の存在を以前より知っ

ていた人物。豊富な知識を持ち

合わせている。

●港側からセイ達の集落へとや

って来た人物。自称・癒し祖当

(売春婦)。

●港側グループを乗力で支配く

ている人物。『人喰い”と噂さ

れ恐れられている。

上陸した港

海岸休

ワダの集落

実際より大きく描かれています

自殺島

...

第七十話

第六十九話

邂逅

この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などににはいっさい関係ありません

第六十八話

セイとカイ

決別

第六十七話

第六十六話

ミキの決断

ミキ

第六十五話

第六十四話

ケンと杉村

罪と罰

第六十三話

第六十二話

日々を暮らす

第六十二話

僕らの在る意味

僕らの場所

185

18:1968105.05

65

45

25

話、僕らの場所

〜〜

弟六-

見えたか?

ううん...

いつも見える

ワケじゃないから

なー

う~ん

ん...

本当に...?

いる...

いるよ!!

けっこう大きな

群れだよね

ああ

なんとか手に

入れたいんだよ..

家畜がいれば

生活は相当

楽になるだろ

いろいろ

準備してるん

だぜ

いったん

戻ろう

オマエらが山に

入ってる間

延縄入れてて

発見したんだよ

んですぐ

上陸したんだ

あんまり警戒してない

ようですぐ近くに

いけたんだ

これはいけるって

思ったんだけどな

さすがに

ムリだった

平地のスピードは

大した事ないんだけど

山がキツすぎた!

でも凄い

収穫があったん

だぜ

なあスギ

おそらくあの離島は

畜産エリアだったん

じゃないかな...

サワダの村は農家

僕らの集落は

漁師が多かった

ようだな

収穫?

うむ

思うに今ある

島の機能を

有効に使えれば

大いに発展出来る

可能性か...!

オイオイ

収穫を教えて

やらないのかよ

~~~

それは

戻ってから

え~~

こっちだよ

こっち!

じゃ~ん

うん

あ!

おー

セイ!

ニワトリだ!!

スゲーだろ

古民家に

鳥小屋みたいのが

あったからこれは

...と思ってな

エサは?

あたりを探ったら

ビンゴだった

90?

サワダの教えとは

言いたくねーが~

実家でも飼って

たけどその辺の草や

くす野菜でも充分

育つよ

でも問題は

卵なんだ

草を食べさせれば

一応育つけど

卵を産ませるには

大量のカルシウムが

必要なんだ

でないとカラの

ユルい卵が出来るか

もしくは産まない

そうかぁ...

卵を産まなきゃ

ねぇ...

でも

大丈夫

えっ?

オレ達は漁も

やってるんだぜ!!

食べ終わった魚の

骨や頭を乾燥させて

砕いた究極飼料!!!

そうかぁ~

じじゃあ

何は!

産んでるよ

落ちつけば

三日に一度は

産むかもなー

そんなに!?

白色レグホンは

卵をとる為に

改良された種だ!

ニワトリは元々

年間30〜60個程の

卵を産んだらしい

白色レグホンは年に

200〜30個程も産む

飼いやすく丈夫で

とても優れた

家畜である

あとは...

雄鶏だな!

うん

そうか

...!

繁殖!!

必ずいると

思うぜ

だから今回の

ミッションは

山羊と雄鶏の

捕獲なんだ

成功すれば

集落は

変わるぞ!

うん!

リョウの作戦は

こうだった

学校にあった

パレーボールやテミスの

ネットをつないだ。

網に周りから追い込む。

基本的には

魚の追い込み漁

と同じだ

問題はネットを

張る場所と

人数だな

なるべく全員が

参加して欲しい

もちろん

行くよ!

走るの

苦手だけど...

それでもいいなら、

オレは

遠慮するわ

...

オレは

そこまで積極的に

生きられない

私も..

でも乳が手に

入れば暮らしは

ずっと...

いや別に

参加は自由

だけど...よ

家畜なんて

人間のエゴだろ

キリがない

キリがない

人のエゴとか

また争いの

タネになる

だけだ

カイの言いそうな

事を...

カイ

うん

最近少人数だけど

カイといつも一緒に

いるグループがある

んだ...

何か問題が起こる

ワケではないんだ

けど...

カイ...

カイの事..

サワダ達...

まだ安心出来ない

事がたくさんある

明日は朝から

走り回る事に

なるんだ

早く休もう

ぜ!

お~

うえ~

だけど

集落は確実に

変わりつつあった

翌朝僕らは

離島に出発し

着く頃にはったい

日が高くなってい

ふいー

来るだけで

ひと仕事だな

他の荷物は

置いてくの?

大...丈夫

かな...

なーに

いけるさ

なんたって

今回は機動力が

違うからな!!

イキル!

確かによく

追ってくれると

思うけど...

あとは

ホラ

パイプにロープを

通して先を

輪っかにしてある

引くと

しまるんだぜ

ジャジャーン

これ!

ヤギほかくき

〜〜〜

あスゴイ

ボウシが

考えて作って

くれたんだ

二台目の

カヌーもな

村の名職人

だぜ

いいや...

そのくらいでしか

貢献出来ないし

そんな事

ないよー

スゴイよ!

うん

あっ

...いや

よーし

行こうぜ!

オウ

山羊は山頂付近の

牧草地帯にいるらし

山は本島に比べると

だいぶ荒れていて

木が生えていない場所も

何かで読んだ事が

あるけど

根こそぎ食べて

しまうんだなぁ...

丈夫でエサを選ばない

山羊は明治の頃から

家畜として持ち込まれた

しかし各地で野生化した

ノヤギは原地の植物を

食い荒らし

特に島などでは裸地化を

進めてしまい生態系に

重大な被害を与え

大きな問題となっている

本島のような

深い森がない

このまま木々が

無くなっていけば...

増えつづけた

生きていけない

何だろう

何か?

わかりかけて

いる

生き物に

とって

邪魔なのは

間違いなく

人間...

違う

そうか

.....!

捕食者だ!

ここには

捕食者が

必要なんだ

この島の生命が

正常に

廻る為には

バラン

必要なんだ

廻る生命の輪の

中で..

僕らにも

役目がある

僕らは

オラッ

いて

何見つめあって

くれちゃってんの?

ちゃんと聞けよ

えっ!?

あっ

ごめん...

ガケに逃げられ

ないように人を

配置する

この谷にネットを

張って向こうから

囲うように追い

込もう

頼りにしてるぜ!!

イキル!

ウウ~~~

走る組は荷物と

上着は置いて

いこうせ

やろうな!

イキル

僕はずっと

考えてたんだ

僕らが

している事

生きようと

している事も

もしかしたら

ムダなんじゃないか

意味なんか

ないんじゃないかって

自然を汚す

だけなのかっ

違う

カイ...

違うよ

!!

この島に...

生命に

しがみついて

はじめて

感じた事が

ある

!!

僕らも

この自然

部だ

生命の

輪の中で

僕らの場所も

きっとある

あるはずだ

クリッ

!!

おわり

[第六十一話

第六十二話。僕らの花る試味

もっと

回り込め

!!

横から

いかれるぞ

うん!

!!

ハッ

いや、

ハッ

よし!

谷を真っすぐ

行ってる!!

ネット

よし!

引けっ!!

うん!

ああっ

!!

横に

...!!

くそっ

ここれは

逃げた..

キツい...

イキルっ!!

!!ッ

ハッ

まずい

...

ハァッ

まっ

待っ...

ハッ

ハッ

息...

...声が...

ウウ

イキル...

うそ...

イ...

イキル!

!!ッ

ガルルル...

!!

ハア

まっ

待...て

ハァ

助からない...

やめっ!!

セ...

セイ...?

失敗した...

イキルは猟犬で

牧羊犬じゃない

仕留めるのが仕事だ

ヒッ

ムウ..

僕が、そう

育てたんだ

何で殺すの

...!?

今日は

捕まえる

だけって..

いや

セイは正しい

手負いの

山羊を治療は

出来ないからな

なるべく

苦しませずに心臓を

止めた

セイにしか

出来ない仕事

だよ

そしてもう

血抜きの作業に

入っている

いつもああして

肉を僕らに持って

来てくれるんだ

ああ

その通りだ

そっ

そうよね

ごっ

ごめん!

イキルを

抑えられな

かった...!

さあ

仕切りなおして

もう一回だ!

ネットの位置も

変えようか

オー

オー

全然OK

だよ

今度はロープを

つけて一緒に

走るよ

吠え声で

随分「牽制に

なると思う

クウン...

その方が

いいかもな

あとはもっと

広がって囲い

込もう

両サイドに

速い人を置いた

方がいい

オレと

ミキかな

遅れんな

よォ~

ぬかせ

よし!

行こう

うん!!

僕らは崖に逃げた

群れをあきらめ

稜線に逃げた

小さな群れを狙う事に

した

大きく広がって

声を出しながら

少しずつ谷に張った

ネットに追い込む

ロープにつなぐ事で

機動力は下がったが

イキルの吠え声の

効果は絶大で

容易に群れを

動かす事が出来た

僕らの息も

合ってきて

群れを追い込んだ

頃には

もう日が食い

傾いていた

ちょっと

いいぞ

そのまま!!

ネット

もっと高く

!!

横から

出すな

!!

ヨシッ

囲え

囲え

オォ!

よーし

いいぞォ!!

角!

気をつけろ

!!

イキルと

ボウシの山羊捕獲器の

効果は大きく

群れの大半は

逃したものの

僕らは5頭もの

山羊を手に入れた

ワン!

ワン

ヨォ〜っ

繋いでおけば

おとなしいモン

だな

元々家畜だからね...

おとなしく飼い

やすいと聞くが

肉もうまいよ!

くさいって聞いた事

あるけどなぁ

注意深く

よく洗った

からね

アドバイス

ってほどの事

でも~

沖縄では

けっこう食べる

んだよ

トモの

アドハイス

丁寧に洗って

くさみをとるって

聞いてたから...

でも...

ちょっと...

なんか~

本人達に

見られながら

食べるのは~

ね~~

確かに

キビしいな~

ヤギの肉

よく食される国では

羊とあまり区別しないで

ラム・マトンとして用いられる

日本ではあまり馴染みは

ないが沖縄では古くから食べ

そられており、ヤギ汁や刺身

〈ヒージャー〉などが有名だ

よく言われる具みだが

独特の風味ととらえる人も

いるだろう

私(作者)は全く気にならず、

好んで食べる

で...どうよ

狩りの対象と

しては

相当数

いるけど

うん

オオ~

じゃっじゃあ肉には

もう困らない

じゃんか!

いっその事

こっちに移住

かぁ!?

鹿程速く

ないし...

生け獲りじゃない

なら難しくないと

思う

いや...

本島の鹿も

放っておく訳には

いかないよ

?何故?

容易に獲れる

方が...

この島を

よく見て

増えすぎた山羊が

植物を根こそぎ

食べてしまって

深い森がない

鹿もこのまま

増え続けたら

この島のように

なる

なる程...

生態系のバランスが

必要なワケだな

これでは山が

雨水を蓄えない

から殆ど水が

出ないと思うよ

確かにこっちの

島の状態で

生活するのは

厳しい

うん...多分

それがきっと

この島での

僕らの役目だ

役目...?

役目って...

私達が?

私達

未遂者に

...そんな...

僕はずっと

考えてたんだ

夢も...目標も

...何もかもから

逃げて...迷げて

自分の生からも

逃げ出した

自分の生からも逃げ出した

そんな自分に

生きる価値や

意味なんて

あるのかって..

〝全ての生命が

大切なら地球上で

邪魔なのは間違い

なく人間だって

人に言われ...

僕は..

言い返せなかった

...何も

でも

今はー

そうだ

この島に

調和をもたらす

事が出来るのは

...僕ら

奪うだけ

じゃなく

与える

だけじゃない

この島に

寄りそって

...

生きて

いいんだ

僕らは

廻る命の

輪の中で

セイ...

ありがとな..

うん!

ありがとう

えっ!?

...あ...いや

...そんな...

セイ~

ただ...

皆が必ず

そう考えるとは

限らない

......

ああ..

そうだ...な

[第六十二話おわり

第六十三話日々を暮らす

そっち

押してくれ!

メチェェ...

メエエェ...

こっち

乗ったよ!!

大丈夫!?

角気を

つけろ!

オオッ

よし

乗ったか!?

捕えた山羊達を

イカダに乗せるのも

ひと苦労だったがー

ギェェェ

2往復も

しなければ

ならなかっ

出せ

出せ!!

荷が増えた分本鳥まで

何が増えた分

本島まで

しかし僕らは

朝に雄鶏2羽

イキルと狩りに

出た僕は

山羊を2頭

仕留める事が出来た

僕らの離島行は

充分すぎる程の

成果をあげたのだ

オイもうこいつ

草食べてるよ〜

ホントだ

あんまり

気にしないんだなぁ

捕まってるのに...

カワイイ

もともと

家畜だからね

扱うのは

楽そうだ

しかし朝に

雄鶏が鳴いて

くれたのは

助かったな

探さないで

済んだ~

本当に朝

鳴くんだねぇ

目覚ましになって

いいかも

増えると

いいんだけど

ワクワク

するなぁー

山羊はどうやって

飼うの?

こうやって散歩

させて食事?

こっこら

引っぱるなっ

...!

増えたら

大変だね...

放牧するしか

ないんじゃあ...

メエエエ

逃走防止の

柵がないと...

がなり広い

大仕事だね

...少しずつ

作っていかない

と...

それまでは

こうやって

道草食わす

か...

学校じゃ

ダメなのかぁ

えっ!?

学校

...?

いや...

だから

校庭は塀で

囲まれてるじゃん

一面草だらけ

だし...ダメ?

あ...

うそ

...

ケン!

それは

ん?

ケン~

すごいよォ

~~~!!

えっ?

ええっ?

ケン

~~!!

意外...

ねー

てっきり

あっテメ

それ以上

言うんじゃ

ねーぞ

だって...

ねぇー

ねー

ねーじゃ

ねぇっ!!!

マジか

...

山羊..

今日は奪わな

いんだー

魚の方が好き

なんだねー

オレは肉の方が

いいなー

夕食楽しみだ

ちょっと

...ミキ!

にっ肉...!

ケンー

やめなよ

いいじゃねーか

少しぐらい

......

オーイ

ちょっと

リョウ?

何...話して

んだろ...

さあ...

あの人達とは

関わりたくないわ:

なぁにぃ?

ん?

ちょっと

...な

リョウ...?

まず柵班と

小屋班に

別れよう

飼育小屋は

セイが使ってる物置が

ちょうどいいけど

...いいかな?

もちろん

僕もあそこが

いいと思う

それで...

えーとね

体育館の裏には

塀がないから

塀まで柵を作る

谷川に降りる

道か

ミノル

がんばれー

問題は校舎と

体育館の間

だけど...

そうなんだ

完全に閉じちゃうと

降りるのに

不便だから

フックを作って

毎日ネットを

はるしかないかと

まあおいおい

余裕が出来たら

扉つきの柵が欲しいね

...そんなとこ?

しつもーん

はい

山羊は湿気が

苦手なんだ

乾燥した草を

しいて通気を

よくしたいね

それで

大丈夫

小屋は物置

かたづけるだけで

いいの?

さっすが

農家の息子!

あっ

いや...

もう一つの

問題は...

盗難だな!

あ...

......

夜は特に

危ないだろう

小屋にいれば

たやすく獲れる

鶏も山羊も

狙われる

僕が一階で

寝るよ...

イキルと一緒に

セイ

何で...いつも

いつも...

くそっ

その手が

あったかー

必ず吠えるし

すぐ対応出来る

と思うよ

いや

それでも

限界はある

セイは山にも行くし

いつも見張る

ワケにはいかない

問題はずっと続くよ

もっと...

根本的な解決

しなきゃあ...

何か考えが

あるの?

とにかく今は

作業だ!!

とりかかろうぜ

う...んまあ

ちょっとずつ働き

かけるしかないって

事...か...な

うん!

オー

僕らには

学んだ事が

ある

いろいろな

問題や

不安があっても

またそれに

とらわれそうに

なっても

大切なのは

"今〟だ

生きる為には

やらなくては

ならない事が

いつもある

頭をかかえて

座り込んでいても

よくは

ならない

皆が

実感していた

わあ

出来たねー

オウ

そっちは?

もう

ちょい

ヤギのおろし方

をー

女子は食事の

仕度あるんだけど

セイを借りたいの

僕?

ああ!

だね

オウ

行って来いよ

リヴ!

もう風が出て

きたから

着た方が...

私の

向こうに...

これ

はおってなよ

ありがとう

風?風が

なんだって?

リヴっつーの

とんだと

リア充さんだ

同志ぢゃない

2人にしたのは

マズかったな

プッ...

僕らは今

本当に

日々をやっている

だけだ!

さー

仕事仕事

やる気

でねー

飯の事

考えよ!

何かになれなくても

何かになれなくても

何かに勝たなくても

何かに勝たなくても

過剰に

待られなくても

上さる為に

失敗したり

成果があったり

時に笑い

目の前の

恵みや

仲間に

感謝する

生きる事だけでも

幸せを感じられる

のかもしれない

ジャーン

ヤギとジャガイモの

スープ!!

オォ~

さぁ分ける

から並んで

いただき

ます~!

あの人達

......

オー!

遅いじゃねーか

す...

すまん

これ..

野草と...

青パパイヤ

少ない

けど...な

オゥよかった

野菜欲しかった

んだよ!

ちょっと~

どういう事ォ

そうか...

うむ

それしかないか

.....

うん...

僕も

それがいいと

思うよ

根本的

解決だよ

仲間に

する事

集落に敵が

いなくなれば

それが一番

安全なんだ

あいつなら

それが出来る

かも知れない

うん

それが唯一の

道かもな

第六十四話

罪と罰

門閉めた

ぞー

オウ

オウ

ミノル!

いいぞー

そら

行け!

軌道に乗ると

いいなぁ...

放牧

もう少し

頭数が欲しい

よね

また皆で

つかまえに

行かないと

また

走りまわる

のかぁ...

アハハ

しかたねー

だろォー

ねー

しかし

なぁ...

オイ...

外!!

リ...

リョ...

どうした

!!

い...入れて

くれ...

助け..

今開ける!

オ...

オウ...

あいつ...

ヤギと鶏を

う...奪いに

行くと言って

...オレ達は

オマエらに

世話になったし...

断ったんだ

奴は突然

キレちまって

オレは...

殺されると

思って...

に...

逃げた!

メチャクチャに

暴れ出したんだ

オイ...

二人を置いて

逃げちまった

...!

うむ

病院の方

だな

ミノル!

人呼んで

くれ

うん!

スギィ...

あ...

いや...!

わかった

行こう!

た助ける

のか...!?

おう!

ありがとな

う...

うむ...

頼む...

死んじまう

よォ...

う...

うっ

やめて

くれ...

わかってねぇ

ようだな

...まだ

今さら

日よったって

未来はねぇん

だよ...!

やりたいように

やる...

死ぬまでの間...

何もガマン

しねぇ...

オレは...!!

やめろ!!

もう

やめておけ

殺す気か?

ひどい...

ああ

そうだよ

従わない奴

裏切る奴は

...殺す

オマエらも

...死ぬか?

きさま

...

ミューッと

セイ!!

こっちだ

!!

リョウ...

スギ!

オウ

早かったな

助かった

うっ...

...

オイ

待て...

くそっ...

ビビっちまった

大丈夫!?

オレは

大丈夫だ

でも..

あいつ...

どうするんだ

...あいつを

このまま..

ひどい

...

無法は

やめさせる

言って

聞くような

奴じゃねぇよ!!

同感だ

じゃあ

どうすれば

...

とにかく

話しあおう

皆を集めて

くれ

うむ

......

オオレ

ちょっと

顔出して

くるわ

オイ!

すぐ集まるぞ

!!

あ...

ううん

すぐ

戻るって!

キャアア

!!

ナオ

~~!!

ケン!

いいやっ

...誰..

離せ

...

ブッ

もう...

とっくにな

...

も...もう

どうでもいい

ブツ

痛...

...やっ

どうでも

いいんだ

全部

...オレは

ブッ

やめて

気色悪ィん

だよっ!!

誰せ!!!

オマエ

なんか...

ギャッ

死んでも

やるもんが

なら殺して

からやってやる

何度もな!!!

ひっ

全く...

どい...っ

も...

こい...っ

も...!

グラ..

!!

グァッ

ッノオォォ

ゴホッ

...ゴッ

...ケ...

ケ...ン!?

ギィッ

死ィィ...

イイ...

アッ!!

ケ...!

コノッ

コ...

ケンッ!!

オラァ

!!

やめろケン!

殺しちまう!!

はっ

いいんだ

こんな奴!

グ...

殺すしか

ねぇ!!

殺したら

離せっ

...こっ...

ケン...

セイ...

苦しむよ

...ケン

うっ...

帰すの?

このまま..

あいつは私を

殺そうとした

のよ!

殺してよ!!

ねぇ...

ケン!

殺さなきゃ

今度は絶対

殺される!

ねぇ

どうして!?

殺したら..

その事はなかなか

忘れられるもの

じゃない...

後悔するよ

...きっと

......?

これだけのメに

遭えばそうそうは

やらねぇだろ

甘いんだよっ

あいつー

もうとっくに

壊れてんだ...

ブツ

ブツ...

ブツ...ブツ...

ね...ケン

見なかった?

ううん

帰ってないの?

まさか...ケ

もう

暮れるのに

うん...

ウウ

いっ!?

...クッ

こんな所に

いやがったか..

探したぜ

オ...オマエ

やっぱりオレ

...を...

ハッ!

やっぱ...

オマ...

...ハッ...

アハ....ハッ

......

こいつは

殺らなきゃ

タメなんだ

セイ..

オレは

苦しんだり

しねぇよ

絶対

しねぇ...!

高おわり

これは

第六十五話

くそっ...

なんて重いんだ

埋葬なんか

しなくたって

そこらに放って

もういいか...

こんな奴...!

オイ

待てよ

そりゃあ

ねえだろ

オマエが

殺っちまった

んだ...

!!?

オマエが

な...!!

ハッ...

...

ア...ア

...!

始末ぐらい

つけろ!

オマエが

オマエガァァ

アアア

大丈夫

...?

ケン!

ケン...

すごく

うなされて

たよ...?

はっ

ああ

離せっ

!!!

本当に

...?

あ...

ごごめん

いや...

こっちこそ

起こしちゃって

...

も...

もう少し

寝るぜ

ううん

...

あの事が

あってから5日

...

は毎晩

うなされるように

なっていた

彼の遺体は

すぐ見つかった

ヤブの中に

隠すまでもなく

投げ捨てられて

いた

そして

誰がやったのかも

皆口にはしないが

自殺でも事故でも

ない事はわかっていた

でも

誰もその事に

触れる事はなかった

ね...ケン

本当に大丈夫

何が

あきらかに

痩せてきてる

...

だって...

顔色とかも

...☆C..

...

なんなんだよ最近

ぃつもいつも!!

大丈夫だって

言ってんだろォ

一体何が

言いてぇんだよ

!!

あっ...

いや...

だいたい

オ...

~~~

あ...

ケン!!

...ケン

......

!?

釣り

...行くぞ

あ...でも

オレ...

ハエナワの

エサ!

一人だと確実性に

かけるからな

あ...

おおう

当然ながら釣りを

するには餌がいる

しかし釣魚を選ばなけ

れは餌は何でもよいのだ。

小さな甲殻類や貝

など磯で簡単に手に

入れる事が出来る

釣法は一般的な

ウキ釣りではなく

ミャク釣りによる

探り釣りだ

潮目を読んだリコマセで

魚を寄せたり出来ない

状況では魚の着いて

いそうな淵や根に仕掛けを

送り込んで拾い釣りした

方が確実だと思われる

来年から感じるアタリで釣り上げる釣法。

仕掛けもこれ以上

ないくらいに

シンプルなモノだ

貝など

エサは適した大きさに

切って付ける

へへっ

......

最近..

どうも

元気がない

ようだか

どうなんだ?

あの...

なっ

何だよ!

いきなり...

ナオとかいう

女とは

どうなんだ?

ん?

どうって...別に

変わんねぇよ

そうか

お...

おう...

仕掛けをポイント

送り込み

糸を張り

アタリを待つ

時おり誘いに

動かしてみる

アタリが

あったら

ヨッと

オーシ

竿を立て巻き上げる

シンプルな釣りだが

海に潜った事があり

根魚のついているポイントが

わかればそれなりの

幼果が期待出来るだろう。

最近は

...あれだが

良い事が起こると

ハシャギだし

事件が起こると

大騒ぎし

うまいモノや

エロいモノに

過剰に反応し

いつもの

オマエは...な

言いたい事を

言い

遠慮も

全くしない

っだよォ...

人をガキ

みてぇに...

オレは

オマエが...

うらやましい

え?

...あ...

......

オレはな

へっ?

モノ書きに

モノ書きって

...小説とか

そういった...?

言わんでも

わかると思うが

オレは小さい頃

からマジメでな

あ...

ああ

なりたかった

んだ

オマケに超内気

だったモンだから

ゲームやアニメ

物語の中でしか

自由になれなかったんだ

子供の頃から

一人で楽しむ事が

好きだった

そんなモノを見たり、

時に書いたりしてな

だけど同世代の子らが

仲間と楽しくやってるのを

見てうらやましく思わない

事もなかった

時にその輪に

加わろうと試みた

事もあったが..

人との上手い

距離のとり方がわからず

殆どうまくいかなかった

中学高校になっても

その性質は変わらず、

逆に楽しく

やってる奴らを

見ると

疎ましく思うように

なり

ますます一人の

世界を好むように

なったんだ

大学を出ると

オレは周りの反対を

振り切りバイトしながら

創作活動を始めた

対人ストレスと

戦いながら社会に

出てうまくやる

自信がなかったんだ

オレは頑なに

こう思っていた

「1人で幸せを

得る」

オレに残された道は

それしかない

と思った

勝算はあると

思っていた

オレ程机の前の

世界に没頭出来る

人間なら...

だが...違った

物語の世界でも

社会との窓口を

通らなければ世に出る

事はない

結局

コミュニケーション能力が

高い奴が先へ行き

オレは殆ど何も

進まなくなってい

気力はどんどん

失われていき...

ついに一歩も前に

進めなくなっていた

取り返しのつかない

時間人生

考えても出口は

ない

唯一の道は

閉ざされ

オレに残された

最後の道は―

気づいた

事がある

人生は...

一人だけでは

味わいにくいと

いう事だ

オマエみたいな

素直な奴と

いると

島に来て

オレはー

......?

いい事も

イヤな事も

共有出来る

一人では大きく

感じられなかった

事も...

ありがとうな

へっ!?

オマエ...

オマエらは

オレの大切な

一部だ

だから

...な

オマエのやった事

オマエのつらい事も

全部...

共有するぞ

オマエの

した事は

オレのした

事も同じ

ス...

わかったな

オ...

オ...

オウ...

バカ...

泣かんでいい!

オウ

どうしたら

いいの?

ねぇ...

タメだ...

どうしたらって

...別に...

別にって..

何!?

そんな事

言ってないだろ

...まいったな

どうでも

いいって事

!?

ああ...

付きあい

きれないよ

何よ

...それ

待ってよ

...!

第六

ごめんな

ダメだ...

ねぇ!!

待っ...

本当に...

ね...

何で...

何で出て

くれない...の

ダメだ...

メールも

返って来ないし

悪いとこあったら

...言ってよ

...ね...

ねぇ

悪い...

ッ!

ツーー

ねぇ...

ッ!

ね...

ダメだ...

何度

くり返しても

同じ..

私は相手に

依存してしまう

不安で

それが

不安で

不安で

自分も相手も

押しつぶす...

好きになっちゃあ

いけない

もう二度と

そのはずだった...

あったけーな

...今日は

なあ?

えっ?

あ...うん

リョウは

...

やさしくて面白くて

行動力があって

容姿も

運動神経も...

向こうでも

きっとモテた

ろうなー

ここのコ達も

殆どリョウ

だろうな...

な?

え..

海入れそうだから

突きに行こうぜ

だから!

セイもケンも

山だしょ

うん!

海に出る事は

私にとって

特別だ

リョウ程「潜れる人は

ここでは私しかいない

この時間だけは

だけだ

美しい海で

ダメだ...気持ち

抑えなきゃあ

うう~

さみぃ~

ね~~

上がると

ちょっと

寒いなぁ!

たき火先に

おこしておいて

よかったね

だいぶ

突けたなー

スギの釣り

よりは

いいだろ

...やっぱり

今日は暖かいか

そうだねー

ヤハハハ

うん...

なんか...

こうしてると

信じらんねーな

:今までの事

これからの

事も...

どうなるん

だろな...

...私...

ダメ...

私は...ね

抑ぇろ抑えろ:抑えて

...いけない

ずっと...

一緒にいるよ

あ...

ああ

ああ

そうだよな

そうだよな

リョウ:

どこにも

行きようが

ねぇもん...な

私...

本当にダメだ

すごくい

こんな大きいの

獲れちゃうんだぁ

ミキも

ガンバったから

なー

大漁だ

ねぇ

......

ねぇ今度

ナオも連れてって

よォ

オオウ

いいぜもちろん

ホントォ♡

なんか...

最近...普通に

ナオが来てるけど

...何で?

皆はナオの

仕事とかも

認めちゃって

るんだ

ミキ...

何ソレェ

通りかかったら

声かけられて

来たんだよ

呼ばれなきゃ

来ないけどォ

オオレ達が

呼んだんだよ!

今日はバナナの

収穫手伝って

くれたからさ

そうなん

だよ...

あんた何

イラついてんの?

ミキ...

イケメンさんに

してもらって

ないんだぁ

それは私の

せいじゃないなぁ

あー

そっかぁ...

くっいいっ

...

ミキ

ミキ

ダメよ

とにかく

私は認めない

皆がナオを

受け入れるなら

私はここに

いられない:

そういう

事...!

ミキ!

何ソレー

ミキ...

待って!

ちょ

ちょっと

どうしたの?

今日...

...?...

リョウと何か

あったの?

トモ...

だってさ...

本当はナオの事

ジャマだと思って

ない?

自分は関係ない

って顔よく

出来るよね?

どういう

...事?

ああ...

どういう

事って...!

トモのリョウを

見る目って

完全に女じゃん

自分だけ

いい顔しないでよ

なっ...

ダメだ

...私

待っ...

ついて

来ないでっ!!

違う...

違う...

ごめん...トモ

そ、違うの...

ミキ...

最低...

最低だ...私は

自分が傷ついた

から

誰かを傷つけずに

いられなかった

つも同じ...

感情に振り回されて

自分も周りも

ダメにする

同じだ...

ここで皆は

自分の傷を乗りごえ

変わっていった

私だけ...

同じだ...

結局

変われなかった

私は..

ダメだった...

だっ

誰?

僕だよ

...ミキ

大丈夫?

カイ...

おわ

第六十六話

第六十七話ミキの決断

カイ...

校舎にいて

聞こえてしまった

...

ごめん

聞いちゃったんだ

...私が...

トモに

言った..

うん...

ひどかった

彼は泣いて

いたよ

......?

自分の報われ

ない気持ちに

傷ついてたから

人にあたった

んだ

......

やさしくないなぁ

...カイは

......

心配して

来たんだよ

心配して来て

くれたと

思ったのに..

僕は..

事実しか

言えないからね

別に

...いいけど

でもー

君はいい子だ...

がんばってる

ややめてよ

...私そんな

本当だ

僕は事実しか

言わない

男達と一緒に

冷たい海に潜り

農業の

カ仕事も

進んでやる

しかも女子達と

食事の準備も

必ず参加している

正直君は

一番働いている

と言っていい

一番がんばって

いるよ

それにー

つらい気持ちを

抱えながら

いつも明るく

ふるまってくれて

いる

うっ...

ワァァァ!!

な何か...

ごめんね...

落ちついた?

カイって

すごくドライな

人だと思ってた

なんか...いろいろ

言い当てられて

ビックリしちゃった

...

ずっと...

見ていたからね

...君を

えっ...!?

あ...あのっ

...え?

ハハハ

いいんだよ

ごめん

リョウは君を

見てはいない

だけど

そんな事

...わかってる

今はいい

苦しい気持ちを

抱えてても

サバイバルごっこの

ような生活は

時に楽しい事も

あるからね

でも現実的には

皆苦しんで

...死ぬ

薬もないこの島で

病に倒れ

あるいは怪我で

...老いで

10年経っても

リョウは逞しい

ままだろう

でも女の君は

どうかな?

10年後、君を見て

くれる人は

いるだろうか

やがてまた

島に送られて

くると思われる

若者と何度も

恋愛出来る

カ...イは?

カイは

どうするの

...?

僕か...

僕はもう

逝くよ...

この先は

見たくない

そう

...だね

私もちょっと..

疲れちゃったかな

...

来るかい?

カイ..

本当に私の事

僕は事実しか

言わないよ...

すっかり暗く

なっちゃったね

足もと

大丈夫?

大丈夫...

今日は月が

出てるから

明るいけど...

ホラここから

学校も...

あれは

...カイ

ミキ

...!?

急ごう!

......?

怖い?

...うん

この高さからだと

確実に死ねる

一瞬で失神し

そのまま逝く

らしい

病いや老いで

苦しんで死ぬ

より

痛みを感じる

間もなくね

...

......

でも...

怖いよ...

僕は...

怖くない

君と一緒

なら

カ...イ

ハッ

本当に屋上に

行ったかな!?

ハッ

わからない

トモ!?

セイ!!

カイを...

カイとミキを

見なかった!?

い...今さっき

屋上に...

な何で

僕じゃあ

...!!

で...でもっ

トモ...

僕じゃあダメなんだ

...だだって

ミキは:リョウの事で

僕を...

わかった..

でも君も

来なくちゃあ

三人で!

トモ...

セイ..

うん

...

何だろう..

思考:止まってる

いいのかな...私

...いいか...もう..

ミキ

...?

ううん

いいの...

逝こう

ごめん

...皆

リョウ...!!

待て!!

さ...

へ...!!

あ...

いや...!

...いい

アッ

ト...

トモ

アア...

うっ...ぼ..

僕何か言える

立場じゃない

...かも知れ...

でもっ

うわぁぁあ

あん...

ワァアア

アアア

死んで欲しく

ない...

ほしくないんだ

...あ...う..

うっ...

わぁぁ

ごっごめん

...なさ...

カイ

...!!

ワァアア

アア...

...一体...

何のつもりだ

..?

僕らがどれだけ

つらい覚悟を...

だまれっ!!!

も...う

ごまかされ

ない...

僕は...カイ

君を

許せない!!!

[第六十七話】お

第六十八話

決測

ごまかさ

れない?

何をごまかす

必要があるん

だい?

わからないな

カイ

...!

そっそうだよ

セイ...びっくり

させちゃったけど

ミ...

ミキ...!

私を...

見てくれてて

カイは...

カイはただ

...ね

それで...

〝一緒に逝って

あげる!!

え?

...何で...?

そう

言われた...

カン違いだ

彼女の

〝つらい気持ちに

耐えながら

よく頑張ってた!

〝君を見ていた

からわかる!

何...え?

何で皆が...

...カイ?

ねぇ!?

何で?

カイ

...!!

リョウ..

皆...

オイ何の

さわぎだぁ!?

どうしたん

だよ...もう

寝ねーと...

ん?

カイ...

...

カイ...君の

やっている事を

見逃すワケには

いかない...

だから

.....!

ここを...

出てってくれ

ちょっ...まっ

...セイ?

.....

スギ?

まさかとは

思ったが..

カイ君は

弱った者を

狙って

死の勧誘をして

いるんじゃないか?

今回はミキを!!

...なる程

随分前から

疑われてた

のか..

みっ認める

のか...!!?

で?

!!

僕は

死にたがっている

人間に死を促した

だけだ

それが

罪なのか?

カイ

お前..

なる程...

ひどっ

...

しかし!

理屈かも

知れん...

殺人は

明らかに

罪だ

サオリは君と

川原に下りて

行ったのを最後に

死んだ

見ている

者がいる

......

翌朝首を

吊っているのを...

いや

ロープで絞め

殺された

何故?

首に残った

ロープの痕だ

首吊りでは

ああいうアザには

ならん!

誰かが背後から

強くロープを引き

絞め殺した

状況証拠か

...

それで僕を

裁こうと...

ォオオオ

カイ!!

きさまぁ!!

よくも...

よくもサオリ

をを!!

オレ達は

...オマエを

オマエをを!!

オオイ

やめろ!!

待って

ワアアア

ガッ

待て!

落ち着け

離せ!

待って

...!

離して

くれぇ!!

.......

あいつは...

サオリはこいつを

信じてた!

オレも...!

なのに...

何故...!!

何故!

何故だぁあ!!

うっうう

...サ...オ

サオリ

カイ...

ここでオマエを

受け入れる事は

...出来ない

まあ...

そういう事なら

構わないよ

カイ!!!

何故..

何故なんだ...

君は最初...

僕らを川に

導いてくれ

漁を提案し

畑も...

皆を助け

救ってくれた

そんな

君が...

何故..

何で!!!

何故?

わからないのは

君らの方だ...

何故生きようと

出来る?

結局人は

高い能力・知力を

持っていても

自分の欲望や

エゴを満たす

事にしか

使わない

争いや破壊を

まき散らし

苦しみ続ける

向こうの社会で

僕は失望した

...でも

島の小さな

社会では

どうだろう?

最初から皆で

調和を目指せば

あるいは...と

でも

ムダだった

僕は

あきらめたよ

あきらめた

...?

この世界に

人間は不用だ

この島にもね

皆..

さよならだ

セイ...

ん?

逝って...

しまうのかな...

カイは

...

さよなら

って...

さ...あ...

カイド君は

本当に?

何故だろうね

本当にその気になれば

人は調和のとれた

安定した社会を築く

力があるのに...

人間はその高い

能力をエゴや欲望を

満たす事にただ

費やしてしまう

この社会はもう

...変わらないかも

もしかすると人間

そのものが...

カイ君

ごめん...!

いきなり変な

話して

カイ...

僕はカイ

大丈夫

一緒に

がんばろう

僕は

あきらめたよ

さよなら

カイ...

何故だよ...

!!

イキル!

イ...キル...

何...

!?

イキル

!!

ん...

どうした

!?

クウゥン

!!?

亜~~~っ!!

火事だぁ

何っ

マジかよ

!!

セイ!

女の子達を!!

わかった

リヴッ

リヴ

初めから..

こうするべき

だった

全てが

調和した

静かな世界に

人はいらない

何故...

一体...

どうして!!

さよならだ

セイ...

「第六十八話・おわり」

セイとカイ

第六十九話

リヴー!!

ワン

ウァン!!

セイ

どどう

したの!?

一体...

煙を吸わ

ないで

こっちは

ダメだ!!

何...!?

向こうの

階段から

降りるぞ!

下から火が

出てるんだ

何で

...こんな

カイ!!!

まさか

......!

まさか

そんな...

大丈夫

...

ゴホッ

ゴホ...

よし

来い...

中にもう

いないか

!!?

くそっ

上にはまだ

食料が...

どうするの

火はまだ

一階だけだ

ダメだ!!

危険すぎる

!!

じゃあ

どうするん

だよっ

食料が

なくなっ

...

取りに

戻ろう

...

ボウシ

消火器?

いったい..

ろう下と

玄関に転がって

たよ!

使えるか

わかんないけど

そこにもう一本

あるから!!

よし...

オレ達は

水運ぶぞ!!!

何か

入れ物!

ゲタ箱が

火元みたいだ

消すぞ!!!

まだ一階の

床が燃え出した

だけだ!

やっと

消えたねぇ

ああ

もう

明けるぜ

火...点け

られたな...

あいつ...

どうするの

...?

オレ達全員

焼き殺すつもり

だったんだ

イキルが吠えて

なきゃあ皆

死んでたぜ!!?

どうするじゃ

ねぇだろ!!!

見つけ

出して...

殺すんだ

!!

殺す...

カイを

...

リョウ...

決まりだな

んじゃ捜索隊を

募集するぜ

やるぞ

オオレも

行く!

......

まだ近くに

いるかも

知れない

少々キツいが

今すぐ行こう

2〜3人で

行動して全員

武器を持つ!

向こうはこっちを

殺す気だという

事を忘れるな

見つけたら..

本当に殺す?

~~~!

し...

仕方ねぇよ

いや...

捕えたらオレを

呼んでくれ

オレが...

殺す...

殺れば...しばらくは

眠れないぞ...

ひどい悪夢も見た

オレは一度

やっちまったから

大丈夫だから...

その...

その代わり

前の...な

許して

欲しいんだ...

あいつの...事

お...う

もう...

気にすんなよ

気丈な人だと

思ったけど

やっぱりアレは

忘れられる

ものじゃない..

僕も同じーー

行こう

山狩りだ

罪を

負うんだ

捜索隊は

準備をすますと

朝モヤの中

出発していった

カイを

殺しに...

カイが

カイが

殺される

誰にも

止められな

かった

やっぱり1階に

置いてた干物は

殆どアウトだ

あ~

やべぇな~

クッソ...

......

リョウ...

仕方ねぇよ

あいつは..

カイはオレ達を

殺す気だ...

仕方ねぇよ

うん...

山に入るよ

保存食が

足りなくなると

マズい

貯蔵してある

肉も干し肉に

したいし

出来れば

狩りもしたい

んだ

大丈夫かな?

こんな時に...

いや

行ってくれ

こんな時だから

普通にやろう

食い物は基本

だからな

うん...

じゃあ

セイ!

リヴ

私も...

ででも

こっちで仕事が

あるんじゃ...

連れて

行けよ

相棒が

いねぇなら

手がいるだろ

オマエといるのが

一番安全なんだ

ありがとう

じゃあ

行ってくる!

肉!

頼むせ!!

僕らは山に入り

山小屋を目指さず

狩場に向かった

朝谷川を

下りて来る群を

狙う為に

どうしても

一頭欲しかった

イキル

ウウ...

いるのか!?

鹿を

狩るけど...

見たくなかっ

たらここで...

大丈夫

じゃあ..

行こう

どうした?

いつもと

追い方が

違う...

ここに

いて!!

セイ!?

ライッ!!!

...まいったな

そうか...

山は君の

テリトリー

だったね

うかつだった

動くなっ

君は今まで

仲間を...そして

今度は

皆を殺そう

とした!!

今もここから

様子をうかがって

いたね...

君が

いれば...

皆の安全は

...ない!

やりなよ

ここで僕に

勝ち目はない

犬からも君からむ

逃げられないよ

僕はもう

いつ終わっても

いいんだ

さあ

射殺せ

初めてじゃ

ないだろう

エゴを

通しなよ!

正しいと

思うのなら

僕は

恨まない

それが

人間だ

カイ

第六十九話

第七十話、通垣

カイ

殺せ

出来ないなら

僕は行く

行かせない

!!

君を

連れて行く

それは...

無理だよ

動くな!

捕われる

くらいならー

この場で

命を断つ

なっ

...!

さあ

殺らないなら

行くよ

そうしたら

もう僕を殺す

機会はない

君が殺る

しかない

カ...イ

カイ...

...

大丈夫だよ

僕は少し前から

ここにいるんだ

やるんだ!!

やらなきゃあ

...皆が...

カイ...僕は

君を...

緒に

がんばろう

ハァッ

ウ...ウッ

クウンン

僕はカイを

殺せなかっ

僕に出来ない事を

カイはわかっていた

のかもしれない...

走るでもなく

振り向きもせず

カイは

行ってしまった

ようやく

改修出来たなー

ね~~

リョウ!

修繕

したんだー

やっとな

外は

フルーシートで

応急だけどなー

オ~~~

セイ!

それより

...さ

ねぇ

うむ...

もちろん!

重かったよ

オオオ~

僕らは

努めて明る・

しようどしていた

ように思う

深刻な事が

あったのを

忘れようとする

かのように...

仲間を失った事

その仲間に

殺されそうに

なった事

僕らは

受け入れなければ

ならなかった

そうか...

うん...

皆の安全の為には

行かせちゃいけない

...そう思ったんだ

...けど

どうしても

出来なかった..

ごめん

仕方ないよ

そんなの...

無理だよ

うむ

今まで一緒に

やってきた者を

殺すとなると...

ましてやセイは

昔からの知り合い

それにあれから

三日も経って

るんだ

さすがにこれ以上

何かしてくる事は

ないんじゃないか?

うん...

だといいけど

...

あ...の...

2階に引っ越し

たんだね

ああ

そうなんだ

何かあった時

すぐ逃げられる

ように...あと

端の部屋に

見張りを置く

事にした

交代で朝まで

外を見張るんだ

大きな負担だが

...しばらくは

仕方ない

うん...

その方が

いいね...

でも...もう

ないんじゃ

ないかな...

一人で何か

しようとしても

限界があるよ

殺気立ってる

奴もいるしな

うむ...

オレ達は

オレ達の

暮らしを守ろう

うん

しばらくすると

僕らはいつもの生活に

戻っていけた

時おり

ン達は

カイの捜索に

出ているよう

だったが

カイは見つからなかっ

そのうちに

カイの話を

する事も

あまりなくなった

これで...

よかったんだ

カイを

撃たなくて

僕は

本当によかったと

思っていた

めずらしい

客じゃねぇか

オマエ...

向こうにいた

奴だよな

どうしたぁ?

随分

やつれてんじゃ

ねぇか

正直...

困窮している

出来れば

ここに置いて

欲しい

集落を

追放されて

しまった..

オーオー

そいつは

面白れぇな!

何やらかした

んだ?

人を...

殺した

なっ...

ホ〜〜〜そいつは

更にオモシれぇ

詳しく話せ

死にたがっている者に

死を促し

別に...

死にきれない者を

殺してあげた...

なる程...

そいつぁー異端だ

嫌われっだろォ

......

いいぜ

置いてやる

サワダさん

...!

その代わり

条件がある

ここでは好きに

人は殺せねぇ...

それを決めるのは

オレだ!

ここはオレの

国だからな

君に全て

従う

向こうの合議制より

ずっとシンプルで

安定してる...

もう

一つ!

オレは向こうの

集落が欲しい

んだよ

まだあきらめ

らんねー

...

何か策か..

向こうの内情が

知りてぇ

策?簡単だ

2人殺せば

手に入る

リョウと

セイ..

求心力のある

リーダーと

優秀なハンター

この2人がいなく

なれば集落は

解体するだろうね

オマエ...

本当にオモシれぇ

な...

気に入ったよ

画スタットで

ぎゃあ

藤倉

作森作佐鎌j御

ニッッ

術スタッフ佐藤良平鎌倉秀幸

御協力を賜った方々

杉山新之佑太郎

大越康裕千松信也

千松信也

NATURAL9

デザイン

柴田昌房(30A)

集編

島田明

荻島真之

「参考資料

●「好きです!!小笠原」にっぽん離島探検隊(双葉社

●「遺書」veb(サンクチュアリ出版

●「ぼくは猟師になっった「千松信也(リトルモア)

●「日本の島々」〈ビエ・ブックス〉

●「野生植物食用図鑑南九州一琉球の草木J橋本郁三(南方新社

●「図説日本の植生〕沼田眞岩瀬徹(講談社学術文庫

●「奄美大島ー「自然と生き物たちJ吉見光治(高文研)

●「フィールドガイド日本の野鳥]高野伸二(日本野鳥の会

「島言語でわかる沖縄魚図鑑|撹秀満沖縄マリン出版

●初出一覧

第六十一話一僕らの場所...

第六十二話、僕らの在る意味...

第六十三話日々を暮らす......

第六十四話一罪と罰...

第六十五話・ケンと杉村............●ナングアニマル(2011年8月)

第六十六話「ミキ...

第六十七話「ミキの決断...!!」

第六十八話「決別......

第六十九話「セイとカイ...!」

第七十話、逆近...

.....●ヤングアニマル(2011年13号)

......●ヤングアニマル(2011年15号)

......●ヤングアニマル(2011年16号)

........いやヤングアニマル(2011年17号)

.......●ヤングアニマル(2011年19号)

........●ヤングアニマル(2011年20号)

ETSCONICS80

........マル(2011年21号)

......●ヤングアニマル(2011年23号)

........マル(2011年24号)

自殺島の

2012年4月5日第1刷発行

...

森恒二

◎KouinMori2012

発行人・久保田博士

発行所-株式会社白泉社〒10-003-東京都千代田区神田区路町のことができましたので

電話「編集]OS-652-86-8005

[販売],03-3536-8010

[制作],03-3536-8020

印刷所,株式会社黄済堂

装丁者柴田昌房(30A)

●造本には十分注意しておりますが、落丁・乱丁(本のページに一ジの抜け落ちや順字の間違い>>の場合はお取り替え致します。

します。購入された書店名。を明記して「制作課」あてにお送り下さい。送料・送料が休憩でありませんで、お取り替えいないたします。

ただし、新古部店で購入されたものについさんだものとついてではお取り替え出来ません。

ただし、Wi-Findowsの本格の一部または全部を出ております。無断で複製等の利用をするみ直を出することは、著作権法が認め名刺合を除き禁じられています。

また、購入者以外の第三者が電子複製を行うことは、一切認められておりません。

ISBN978-4一592-14627-8

Printadn.japanHAKLSENSA

白泉社ホームページ「httpp://wwwhakusershetaco.p

幼き革命が牙をむく!最凶SFテロルストーリー!!

単行本もの窓、天好評発売中!!

命の同志たれ

...

ここまで

まさかちゃんと言われていた。

次巻は2012年夏頃発売予定

次「行き場のない怒り」と孤独を抱える高校生・マコトが、そ

これ以上どんな校生・マコトが、で

校生の想いに共感する同級だった

...ユウ

る同級生...

『デストロイアンドレボリューストション!!は週刊ヤングジャンル『プ(毎週木曜日発売)にて

約束月イチシリーズ運動中に150版定価540円(税込)発行/集英社

ワン破滅

...

を結成!マコトの持つ脅威のカ「ワンネス」を武器に、破

テロ組織"問う者"を結成!マコトの持つ脅威のカ「ワン

ネス」を武器に、砂

全命

壊という名の革命が不

家にが歪んだ社会を

脅かす...!!

壊す

やおう

まだまだ

ついに現れた〝第

オレは

未遂者じゃ

ない

カイが集落から去ってから数日。

セイ達の眼前に現れたのは、

かつて未遂者を運んできた船影だった。

〝第二陣〟の出現は一体何をもたらすのかー

サバイバル極限ドラマ、驚愕の第8巻!!

ういに現れた。第一陣の未遂者たち。

!?

日6判'発行/白泉社

第恒

いつもSentettpyMoplike

2012年9月末頃発売予定!!!

白泉社

繰り返し、日々を堂む。

その中で、少しずつ変わり始めたセイ達

それぞれの思いが、時に結束を深め

時に避けられぬ衝突を生み出してゆく

そして訪れる、仲間とこの別れの時

僕は...カイ...君を許せない!!

サバイベル極限ラマ第7巻

2012年3月刊行