...

JETSBOMICS

いずれにしても、もしかしませんが、

聞いたことがある...

ネットの中で暗になってた

年々増えている目殺者...

その費用が国で

支えきれなくなってるって

だからリリビる事にしたんだ

...自流しにして

JETSEOMICS

確か:こう呼ばれていた

。自殺島って

JISATSUTOU

Pressalcthintighttplitの

ライト限定という

三咲先

自殺未遂により、自殺島へと

送り込まれた本編の主人公。

弓矢を使い、山で狩猟をする

鳥の先住人が住む小屋にいた

子犬。その後セイが引き取り、

狩猟の頼れるパートナーに、

・ョウ

セイ選のグループを常にリー

ドしてきた人物。前向きな性

格の持ち主。

他人を自殺に追い込む事から

セイ選の集落を追われ、今は

サワダと行動を共にしている。

スギ

自殺鳥の存在を知り、自らの

意志で島へと潤入してきたル

ボライター

ミキ

泳ぎが得意で活発な女性。

リョウに密かな想いを寄せて

いる。

セイを戦った無法者の一人だ。

ったが、セイの狩りを目撃し

改心する。

自殺鳥の存在を以前より知っ

ていた人物。豊富な知識を持

ち合わせている。

港側グループを暴力で支配し

ている人物。人喰い”と噂

され恐れられている。

沖縄に住んでいた経験のある

人物。性同一性障害であること

とを告白した。

実家が農家を営んでいたらし

く、動植物に関する造品が深く

い人物。

自殺寸前のところをセイに止め

められた女性。本名は〝マリ

アメだが、その名を繰っている。

好戦的な性格の持ち主。リョウ

ウに代わり、グループのリー

ダーとなった

ミキと行動を共にする事が多い

い人物。非常に真面目な性格

山羊のいる牧草地

最初の漁場

先住人の小

上陸した港

☆建物の大きさは視認しやすく、実際より大きく描かれています。

ダの集落

自殺島19

coNTENT

第百三十話

第百二十九話

この作品はフィクションですお米在の人物・団体・事件などにはいっさい奥係ありません。

普段は素晴らしいもの

基本的な栄園の

第百二十八話

当社は、ボウシの決意

第百二十七話

言えば黄金の波

第百二十六話

第百二十五話

普天は風邪と菜倉

第百二十四話

普通のサメ狩り、

普天はサメ狩りの

第百二十三話

普通の始まりの予感が

当社は、サウダの論理

当店はサメ、

185

165

2016年6月

151510月15日

第百二十

始まりの予感

...

フウ...

随分

増えちまったな

...

ああ...

ミノルは?

病院に運んで

ボウシとタエが

みている...

タエが傷口を

縫ってくれたが

...わからん

タツヤと

ケンジは

あっという間

だった...

何も出来な

かった...あれでは

どうしようもない

腹を刺され

たら...本当に

助からない

皆も気を

つけよう...

深手足の出血の場合、圧迫によって止血が可能である。

腹を刺され傷が内臓に達した場合、

すぐに処置を始めなければ殆どの場合

助からない

多くの場合、腹腔内の大きな血管を

損傷すると、手術でく北血しないと

血は止まらないからである

昔の甲冑を見るとどの国でも

頭部類部胸部腹部が

優先的に守られているのがわかる

どうする?

これから

どうするって

決まってる

だろ!!

ケケンジが

殺されたん

だぞ!!!

ぐっうう...

ケンジ...!!

また戦いに

行くの!?

それじゃあ

また...

テメェは

あいつらが殺され

ても何とも

ねーのかよ!!

戦うなら

セイを呼ば

ないとな

!!

そそうだ

セイを...!

ああ!

あいつが

いりゃあ...

待て!

ちょっと待て

...よく

よく考え

よう...

いや...

違うんだ...

ミノル...

ミノルがよ...

病室で言ったん

だ..

何言って

んだよ!

リュウ!!

この事で

セイを...

セイを呼んじゃ

いけない!!

戦いの為に

セイを..

二人の暮らしを

壊したら...

ぼ僕らは...

本当に奴らと

同じになる!

...って

これで終わりに

したい...って

言ったんだ...

それにあいつらは

去り際...

”もうかかわらないで”

と言っていた

そそれは

オレも聞いた

...

それって...

関わらなかったら

もう終わりって事

じゃないの?

戦いに行か

なければ...

ケンジとタツヤが

殺されて黙ってろって

言うのかよ!!

また戦いに

行ったら...!!

ケンはそんなに

殺し合いが

したいの!?

この人達の犠牲が

...ムダになるんじゃ

ないの!?

そっ...

そんな...

ワケじゃ...

...ち

ちょっと

皆..

なあ

リュウ...

これで

終わりなら...

本当に...

そうなら

もう...

やめないか?

オレは...もう

これ以上見るのは

...ムリだ

疲れたよ

.....

ああ...

これが最後の

犠牲で済む

ならー

...

......?

うっ

う、う

大丈夫?

う...

よく...

がんばったよ

ここんな...

設備のない

ところで...

うう

タエ...

人の身を

縫うなんて!!

こんな...ひどい

ミノル...

ああんなに

痛がって...

どうだ?

うん...

明日もあるから

今日は休ませて

もらうよ

行こう

うん...

......

何でこんな事に

なるの...!?

もう...いや...私

...

うん...

そうだね

........

もう無理よ!

あ...あんな事

...もう...

やはり

これ以上は

無理だろ

ああ

この繰り返しから

降りようぜ

やってやり返す

...終わりがねぇ

この状態

じゃあな...

だろ

なぁ?

スギ

......?

率直に言わせて

もらっていいか?

スギ...?

オレ達が降りれば

戦いは終わる

本当にそう

思っているのか

オオイ

どういう..

なんだよ

いきなり

事実現実から

目をそらさず

逃げずに答えて

くれ

逃げす

...?

どういう

意味だよ!

オレ達は...

辛い事から

逃げる...

そういう

弱い所が

...ある

だからここに

いるんじゃない

のか?

辛くても...

現実と立ち向かわ

なくてはいけない

!!

ここより先に

逃げ場は

ないんだ!!!

いいか?

向こうには

サワダーカイが

いる

......?

本当にオレ達を

見逃すと

思うのか!?

答えろ!

皆の命が

かかってるん

だ...!!

逃げては

いけない

スギ...

...

...ああ...

ああそうだ!

間違い...ない

これで終わる

ワケがない

どうかしてた

終わっていて欲しいん

って気持ちが強すぎて

思い込んじまった

リュウ...!

...終わって...

なかった

として...

すまん...

また戦いに

行くのか?

いや...今は

皆の気持ち的に

無理があるだろう

...

ここは

専守防衛...

守りを固めよう

そそうか

おそらく

奴らは今回

戦える人間...

戦士を減らしに

来たんだ

よう

成果は3人...

思った程

やれなかった

まあ

そんなとこ

だろ

これまでの戦いで

向こうはかなり

戦力を減らした

このままの状態では

戦っても負けると

ふんだんだろう

もう少し

だな...

もう少し?

だから何とか

こちらの戦力を

削ぎたかったん

だろう

......

もう少し

向こうの戦力

...

男を減らさ

ねぇとな!

おそらくまた

こちらの戦力を

削りにくる

何か考えろ

いいな

ああ...

わかった

これは明らかに

終わりじゃない

...

始まったんだ

!!

最後の...

戦いがー

第百二十二話

サワダの論理

エサなのかなぁ

...

最近卵...

少ない気が

しない?

...

ね?

え?

あ...ああ

そうね...

そうかも

...

それ...血?

どこか切った?

えっ!?

あ...

それより

早く朝食の

支度!

うん

なっ

なんでも

ない...

どっかで

引っかけちゃった

かな...

何か..

おかしい

昨日の仕事に

女達は来なかった

自分が戻ると

彼女達は!

他の仕事を

していたという

でも..

様子がおかしがった

泣いていたような

娘もいた

服についた血...

昨日の様子

何だ?

何かあったんだ

間違いなく

女に何か

やらせたかぁ?

何だよ

そりゃあ...

オレがか?

やらせてるぜ!!

日々いろいろ

とな!

違う!

向こうの..

集落に

また何か...

女達だけでか?

戦うってか?

やれると思う

のかよ?

それは...

どうだろー

なぁー

それよりよ..

釣りでもどうだ?

あ?

今日は釣れてるぜ

サワダ!

頼む...もう

争いを起こさ

ないでくれ...

まぁくた

その話か!

オレは好きに

やるっつーの

何でも好きに

してるじゃ

ないか!

ったく...

わかんねぇ奴

だな!

まあいい

退屈しのぎに

講釈してやる

いいかぁ?

信じらんねぇ

話だが

ここにいる男の

半分は女を

知らなかったらしい

いいきなり

何を...

女と

ヤりもしねぇで

死のうとしてたん

だぜ?

信じられるか?

オマエもそう

だったよなぁ

男も知らずによ!

サワダ

別に

からかってる

ワケじゃねぇ

バカバカしいん

だよ!

そうだろ?

何もわかって

ねぇ...

いいか?

オレ達は

生まれた時から

確実に死に

向かってるんだよ

たったこの間

だけだぜ?

殆どの奴が

何も知らず

何も残せず

死んでいく

バカバカしいと

思わないか?

オレは

この島に来て

確実にわかったぜ...

たったこの間!!

それなら

この間を好きに

やった奴の勝ち

なのさ

そそんな勝手な

価値観...

間違ってる!!

バ~カ

言うなよ

女が抱けて

泣いて感謝する

奴もいるんだぜ?

人間の欲望

なんてそんなに

変わるもんかよ

オマエは

どうなんだ

トモちゃんよォ!!!

まさかオレの前で

肉欲を否定出来ねぇ

よなぁ!!

知ってるんだぜ!?

き...さま

...!

!!

オレはなぁ

..

ヤク中

だったんだよ

言ってなかった

か?

ここに来るまで

ひでぇもんだった

ヤクザでも

チンビラでもねぇ

下の下っぱよ

ある時

チンピラの先輩から

大量のブツをサバくよう

言いつけられたんだ

ヤクなんて大量に

仕入れてもサバけなきゃあ

何の意味もねぇ。

持ってるだけで

アゲられがねないけ

迷惑なシロモンなのさ

そいつは上のヤクザに

大量に押しつけられて

まいってた

売り子が足りねぇってな

オレはヤクを

サバいた事はねぇが

仲間と売人グループを

作ってサバきまくった

んだよ

オレにその辺の

商才があったのか

わからねぇが

オレの預かった

ブツは

アッという間に

ハケた

上は大喜びで

オレはいっぱしの

売人に格上げよ

そりゃあガンガン

売りまくったぜ!!

特に女はいい!!

一回ハマったらほぼ

抜けられねーから

風俗でも何でも

やって金作って

くるし最高だぜ

それに...あの

あの感じだ!

何でも思い通りになる

あの感じがよォ!!!

本当に何でも

思うままよ!

どんないい女だろうが

ヤクの為に何でも

言う事を聞きやがる

オレにとっては

正に魔法の粉

そのものよ!!

しかし

それも...

オレがヤクを

やるまでの話だ

...

やり始めたら

アッという間だった

抱えてたブツにも

手をつけ:

気がついたら

ヤクザに追われる

生活よ

それでも

やめらんねぇ...

それで...

あきらめた

ヤクの事しか

考えられねぇ

しかしヤクも

手に入らねぇ

終わったよ

この島に

送られても

それは変わんねぇ

そう思ってた

禁断症状で

ずっと頭は痛い

その上、飢えと乾きで

もう限界に

きてた...

そんな時

一緒に食いモンを

探してた奴が

どっかからバナナを

手に入れてやがった!!

バナナを持って

笑ってやがったん

だよ!!

どうなったと

思う?

くくく

クックッ!!

本っ当〜に

どうかしてたぜ!!

気づいた時には

そいつに馬乗りになって

刺してたんだよ!!

バナナを奪って

なあ!!

バナナーふさ

だぜ!?

もっと傑作

なのは

バ...バカ

ヤ...ロ...

むっ...向こ

...う...に

向こう?

奴の向こうに

バナナの木がっ!!

ハハッ

すずなりの

バナナがよォ!!

参ったぜ!!!

ハ...

バナナを食いながらよ...

こう:スーッとな...

ハハハ!

だるさや頭痛が

消えてったのさ

ハハッ

八八八ハハ

〝なる程な〟

そう思った

”これか...!!

ってな

その後は

女を犯したり

殺したり

思うまま

いろいろやって

みたよ

オッ...

オマエは

...

どうか...

どうかしてる

...!!

オイオイ

カン違いしねぇで

くれよ

オレは別に

殺しが好き

だったり

要は

刺激だ!!!

わかるか?

特別猟奇的趣味

ってワケじゃねぇ

オレのココが

刺激を求めて

るんだよ!

そもそもヤクってのは

脳内麻薬物質ってのを

薬の力で大量に出して

快感を得てるらしい

だけど脳内麻薬は

誰でも持ってて

誰でも使ってる

ワケだ

気持ちいい事をすると

気持ちいいっ!!

ってな

恋愛映画観るのも

恋愛するのも

AV観るのも同じだ

誰もかれも

脳内ヤク中だ

オレと変わん

ねぇ!!

脳内のヤクを

出してるんだよ!

ちっ

違う!!

いーや

違わねぇ

なあ

やっていい事

悪い事を

分けるから

難しくなる

全てが自由なら!!

変態も普通も

善人も悪人も

無いんだよ!!

脳の欲するまま

行動して何が悪い!!

ここにルールは

無えんだ!!

説得出来る

ワケがない...

そうそう

その顔!

本当に..

たまんねぇな

サワダの中ではもう

死生観が出来て

しまっているんだ...!

オマエの困惑...

矛盾...それも

オレには最高の

刺激なんだよ

なっ

特にオマエの

抱えてる矛盾は

いいよなぁ!!

オレを嫌って

いても

理解しようと

する

...

拒んでいても

受け入れ

ちまう

心も

身体も

なぁ

そうだろ?

やっ...

やめろ

!!

ハッ

そうそう

その顔だ

そうそう、その顔だ

たまらねぇ

なぁ!!

ハッ

サワ...タ

...!

これからも

いい刺激を

頼んだぜ

なぁ

トモちゃんよ!

ダメだ...

僕にはとても

この男を

止められない

...

どうすれば

いいんだ...!

どうすれば...

リョウ...

セイ...!

「第百二十二話一おわり」

第百二十三話

サメ

日が傾いて

きた...

そろそろ

上がるかな

ハタだ...

大きい!

よし!

あれを仕留めて

帰るぞ

よし!

うまく話先が

入った!

根に入るな

よォ...

いいぞ

改良銛の

効果絶大だ

改良銛

魚に鍋が刺さると

リードが結んである銃先が

外れるようになっている

息があるうちに

魚を回収しないと

いけない

あそびがないので

外れやすい

水面に浮上してから

リードをたぐり

魚を回収できる

外れにくい

よし

よし

いい感じだ...

!!

マズい...!

くそっ

他のも

出てきた..

ダメか

強引にでも

話を外さ

ないと...

獲物の臭いが

広がって興奮

してるな...

わっ

数も増えて

きたし...

危ないぞ

外れた

戻ろう

タ方は

気をつけない

とな...

~~~

...

あっ

危ないよ!

うん...

そうだけど

大丈夫...

ホワイトチップ

だし...

食われたり

しないよ

ワン!

紫ネムリブカの事

でも...

うん...

タ方はやめた

方がいいね

トモから夜行性

だとは聞いてたけど

あんなに違う

とはなぁ...

昼と夜とは

別モノだ

ホワイトチ

〈ネムリブカ〉

昼間は岩礁の下に

数匹で寝ている

事が多い

夜に根の下から出てきて

魚などを襲う

でも...

ホワイトチップは

気をつければ

大丈夫だけど...

あれは

.....

入江の?

うん

あれは...

危ないよね

.....

数日前

ダメだ~

殆どやられ

ちゃってるよ

これなんか

ハリスごと食い

ちぎられてる

サメ?

う~ん...

ホワイトチップじゃ

食いちぎったり

出来ないと思うなぁ

もっと

大きな魚

...?

ハタの...

大きいの..

かなぁ...

この太さを

切れるなんて

相当な...

...セ...イ

セイ!!

上がって!!

えっ?

!!

それは...

3メートルは

あろうかという

大きさだった

早く!!!

うっ

うん!!

何...だ

あれ!!

うん!

リヴ!

落ちないように

気をつけて!

セイ...!

大丈夫...

イカダを

襲ったりは

しないよ

そうは言っても

不安だった

サメは明らかに

こちらを見ている

感じで

体がすくむ...でも

リヴを

不安にさせちゃ

いけない..

リヴ...

ゆらさず

ゆっくり漕いで

帰るよ...

うん

この漁場はいつも

突き油をしている

となりの人江だ

家の前にある

遠浅の漁場と違い

岸からすぐ深く

なっている為

親小

釣りや延縄漁の

仕掛けを入れる

よいポイントだった

いつこっちに

現れても

おかしくないよね

...

いつもの漁場

(突き漁)

ロップオン

うん...

やっぱり

放ってはおけ

ない..

海に入らない

ワケにはいかない

からね

でも...

どうやって

...?

仕掛けは

切られちゃうし

話で戦うのは

きびしいね...

どんな種類かも

わからないし...

沼岸で見られる危険なサメ

危険なサメ

結局で見られる

オオメジロザメ

最大4mガッチりとした体形で

河ITや演水城まで現れる事もある。

日本でも人が襲われたケースがある

最も危険とされるホホジロザメは外洋推のサメである

治療では殆ど見られない

シュモクザメ

ハンマーヘッド

特徴的な外観のサメ

日本でも人の被害がある

イタチザメ

(タイガーシャーク)

でもやるしか

ない...

考えもあるんだ

最大3,5m,ホホジロザメに次いで

人の被害が多い、危険なサメ

考え?

うん

しかし

サメは近くの

浅いリーフの中にまで

入ってくるようになり

筵縄遮も出来ず

海にも入れないとなると

いよいよ深刻な

問題となってきた

セイ..

それは?

あぁ鹿の角で

作ってみたんだ

まさか...!

話を持って

海に...!?

見て

いやそれは

さすがに

無理だよ

これは...

相手が相手

だからね...

相当なモノを

用意しないと

物置きに

あった板バネで

作ってみた

重くなっちゃった

けど山に入るわけ

じゃないから

強い弓だから

引けるか自信

ないけど...

大きい

...ね

これは前にボウシと

開発しようとしていた

銛先だ

図書室で

弓の本ばかり

見ていた頃

弓とともに載っていた。

古代の狩瀬具が

このタイプの銃だった

古代の銛

古代の銛

突き入れると

話先が外れ

リードを引くと

リードを引く話先が中でフックする

このタイプの鍋は

チョッキ鑑とも言い

今でも素材こそ違うが

殆ど同じ銃先がある

これでサメが

狩れるかは

わからない

サメも生きる為

戦うだろう

お互い

生き残る為に

ふと

サワダの事が

頭をよぎる

サメは自分達の

安全の為、狩る

サワダは...

危険だから

自分らの為

殺すのか

いや...

考えるな!!!

目の前に

ある事

それだけを

「第百二十三話「おわり」

第百二十四話

サメ狩り

ラッキー

だった

沢のある斜面で

小さい群れを見つけた

やはりこちらの水場にも

来ていたのだ

これがあるから

といって

成功するとは

限らない

しかし

必要と思ったモノが

首尾良く手に入る

自信のない時

そういう事が

自分に力を与えて

くれる

そういう

気がする

胴体以外

全部持って

いく?

う~ん

頭はいいかな

血の臭いに

反応するから

効果はあると

思う

浮きブイ

つけないと

ダメかしら...

浮きブイを付ける

から警戒される

かもしれないけど

水面付近に

いないと矢は

刺さらないから

うん...

沈んじゃうと

水面におびき出せ

ないからね

相当大がかりな

準備になったけど

相手が相手だからね

大丈夫...

やれるさ!

うん...!

明け方

暗いうちから

僕らは準備を

始めた

その太い

ロープは?

ああ

命綱だよ

サメと引っぱり

合いになった時

引きずり込まれ

ないようにね

リヴも

付けて

そろそろ

日が昇る...

明るくなりきる

前に始めよう

うん!

先ず細かい肉片と

血をコマセのように

あたりにまく

それっ!

来た?

いや...

小魚だね

あいつが

来れば露骨に

わかるはずだよ

矢に付けた

ラインも岩に

くくり付けて

おこう

全部?

あとは

来るか...たね

...

からまると

いけないから

一本ずつ

次の矢を

つがえたら

次のラインを..

って感じで!

わかった

明るくなって

きた...

来ないのか?

昨日も一昨8日

いたのに...

あれは...

いや...小さい

ホワイトチップ

だね...

時間が

悪かったか...

このままじゃ...

来た..

!!!

!!

警戒してない

のか?

真っ直ぐ来るぞ

重い...!!

狙える

か!?

いや!

やれる!!

よしっ!!

ライン

を...

痛っ!!

大丈夫!?

...

ラ...ライン

を...

お...重い

...!

離して

いい!

フックした

みたいだ!

これじゃあいつ

切られるか...

もう一本射ち

たい

もう少し

寄せないと..

潜った...

マズいな

ますます

狙えないぞ

...

少しずつでも

引いてこよう

引いた分はすぐ

岩に巻いて

少しずつ

寄せてくる

全く引けない

とは思わな

かった...

すごい力だ

たぐるから

どんどん岩に

巻いていこう!

向こうが

近づいてくれ

なきゃ

巻けないぞ

...

はい!

よし

こっちに来る

だいぶ

近いけど...

深い...

矢が刺さる

か!?

リードカ!

迷ってる間に

切られるぞ!

浮き付きの

矢を射るよ!!

わかった!

水深が

あるけど

...

刺さって

くれよ...!

やった!

刺さった!!

一本切られ

た!!

もう一本

射るよ!

うん!!

相当浮力のある

浮き輪だ!

そうそう深くは

潜れない

上がって

来い...

なんて奴だ!!

ものとも

しないのか...!?

やっぱり潜り

にくいんだ!

ラインに気を

つけながら

引いてこよう

うん!

持久戦だ!!

浮きを使った

大物漁

イヌイッドのクジラ漁でも

時おり浮き付きの銛が

用いられる

獲物を見失わない為と

浮きを引かせて

疲労させる

何本か銛を刺していき

最後に大話で仕留める

サメは潜ったり

出たりをくり返して

いたが

やがて水面付近に

出る時間が多く

なってきた

だましたまし

ラインをたぐり

引き寄せる

日も昇りきった頃

ようやく近づいて来た

矢はあと

2本...

獲る...!

終わらせる!!

[第百二十四話おわり

第百三十

来る!!

ラインが切られ

ないように

岩から離せる

かい!?

うん!!

落ちない

でね!!

引かなくても

いいからっ!

わかった!

こっちを

見てる...

僕らが敵だと

わかってるんだ

!!!

負けるか!!

絶対!!!

入った!!

キャッ

...いや、

リヴッ!!

気をつけ

て...!

うん!

一方を持てる

かい?

大丈夫!

前と後ろに

入ってるから

だいぶ動きを

抑えられてるぞ...

相当疲れても

いるはず...

もう少しだ!!

最後の矢を

...!

うん!

まだ

暴れてる...

でも..

終わらせる!!

本当に

凄い奴だ!!

こっちも

最後の矢だ!!

命綱を!?

下に降りて

射る

とどめを

刺さなきゃ!!

ラインを

張っていて!

わかった!

気をつけて!!

落ちたら

襲われるかな

..

いや...!

考えるな

!!

怯むな!!

確実に狙え

...!

本当に

凄いよ...

オマエは

...!

だけど!!!

くっ

セイー!!

大丈夫!!

ライン

を...

!!

!!?

!!

!!

引けるぞ!!

岸に引きつけ

るんだ!!!

!!

ハァ

うん!!!

!!

よしっ!!

!!ッ

ハァ

セイ..

とどめを

刺す

ハッ

リヴは見ない

方がいい

ハッ

大丈夫

ハァッ

ラインが

緩まないように

してて!

わかった!

......

すまない...!

高さのある顔で

引きあげるのが

困難だったな

入江内の浅瀬から

あげる

3メートルもある

巨体は想像以上に

重たかった

ナタまで

持ち出さなければ

サバききれない

大きさだ

しかし

あます所な!

身を取る

全てを終えた時には

すっかり日も傾いていた

サメの肉

サメの内には

尿系が含まれており

時間が経つと

アンモニア人がしてしまう

しかし丁寧に下処理し

水にさらす事で

それを軽減出来る

やっと全部沢に

沈めてきたよ

私も食べた事があるが

白身の淡白な味で

美味だったと記憶している

大丈夫?

うん

でもボックスに

全部は入らなかった

なぁ...

塩も殆ど

使っちゃったよ

すごい量

だもの

さっ

出来てるから

食べよ?

わぁ

しばらくは

サメ料理だ

ねー

ウァン

日中関った

相手の事が

頭から離れない

美しく力強く

獰猛な相手に

わいて来るのは

畏怖の念だ

しかし

強く獰猛でも

敬う気持ちを

持てない相手もいる

一瞬でもあの男と

重ねてしまった事を

今日の勇種な相手に

心の中で詫びた

そうだ

奴は、違う

第百二十五話おわり

第百二十六話

風邪と薬草

大丈夫?

うん

よっと

廃屋から取った

網戸をかぶせている

虫鳥よけである

フーッ

これで全部

かな?

じゃあ海水

汲んでくるから

火を頼むね

わかったー

サメの肉は

相当な量だった

サメの肉は尿本を多く

おむが腐りにくいが

沢で泊やしていても

限界がある

よって全て塩をし

千物にしなければ

ならなかった

しかし昔が量だけに

騒が足りない

何においても

使うので

大量に作る

必要があった

急ぎなので

ビニールシートの塩田が

完全に下あがるまで

待っていられない

更にそれを火にかけ

水分をとばす

無発した分を

桐度か足して

追い抜かを作り

ナペに塩がたまって

きたら取りだしー

天日にさらして

完全に水分を

取る

言うまでもなく、

塩水から塩になるまで

水分をとばすには

相当な火力が

必要になる

今までは燃料である

たき木が大量に

要るのと分かを

考慮しこの方法を

どらなかった

リヴー

しかし時間を

大幅に短縮出来るなら

やるしかなかった

肉をダメにするわけには

いかないのだ

そろそろ

休息しようか

うん...

!?

リ...!!

リヴ!!!

リヴ...!?

それじゃなくても

いや...

寝てないと

大...丈夫

クゥン

熱がある

...!

ん...

ただの...

風邪みたい

...だから

迂闊だった...

一昨日から今日まで

ずっと働きづめだ

...

休もう...

原始的生活の中で

死因の多くはケガと

ただの風邪だという

ウイルスに対抗する

医学が発生するまで

風邪に対する防衛は

ただ体力をつける事

のみであった

抗ウイルス薬や

抗生物質の登場は

近代になってから

なのだ

窓は少し

開けて

おこうね

風が

入るから

ごめんね

...

だいぶ熱がある...

今まで少々の風邪

なら寝てて治った

けど...

ひょっとして

随分悪いのか

...!?

どうする?

ここには少しの

薬もないんだ

...!

何か...何か

ないか...

水...持ってきたよ

いっぱい飲んだ方が

いい

熱はね...

あっ!

そうだ...トモから

聞いたぞ...

熱はすぐ下げたら

ダメだって

あと水タオル

頭にする?

正解である

淡トモの家は病院だった

発熱は

体に入ったウィルスを

体温を上げて殺す

人体の防衛手段である

SSC〜40でまで上げると

死滅するウィルスが多い

むやみに下げると

風邪は長びいて

しまう

もっと...

もっと何か

言っていた

トモが...

思い出せ

何か

あったぞ

...何か...

そうだ!

前にミノルが

風邪をひいた時...

何か...飲ませて

なかったか?

クズが生えて

たんだ...

よかったよ

根を煎じて飲むと

効果があるんだ

聞いた事ない?

これは

クズ...

葛だ!!!

覚えてるぞ...

あの花...

草の形...

ここにも

薬があった!!

効果があるかは

わからない

しかし行かない手は

なかった

待っててね

すぐ戻る

から!

必要なモノだけ

持っていこう..

ナイフ...

ロープ

イキル!

弓はいい

...

ワン!

よーし

こっちだ!

ウァン

ワン!!

いいか?

ここでリヴを

守れ!

ウァン!

離れるなよ

セ...イ

薬を採って

くるよ

大丈夫

日没までには

帰るから

行ってくる!

やみくもに

行って見つかる

ものじゃない

考えろ

正面の山は

山小屋まで

森林だ

森の中じゃ

なかった...

草地...

低草地...

潮風も

マズいか...

右を

上がろう

何で...

ハッ

ハッ

何でだ...

ハッ

何で気づいて

やれなかった

!!!

ハッ

何で!!!

自分の

わがままから

村を出て

私は;

嬉しいよ

何も言わずに

ついて来て

くれた

きつかった

はず

不安だった

はず

怖かったはず

なのにいつも

リヴは

いつも...

大丈夫?

いけない!

......?

そんな

場合じゃ

ないんだ!!

くそっ...

見あたらない

めずらしいモノ

ではないはず

だけど...

あ...れは!!

...!?

道路沿いに

生えてるじゃ

ないか!!!

バカだった

!!!

葛はわりと開けた

公園や道路わき

などに普通に

生えている事が

多い

庭先のフェンスなど

一面つたがからまって

いるのをよく見かける

間違いない?

これだ!

大きく育った根を

掘り出し

皮をむき

きざむ

そして天日に

千す

まだ日が高い...

これならすぐ

干せるぞ

急ごう

干したものを

湯で煎じ飲む

よし!

葛根湯である

葛根湯

古くから風邪の

初期症状に効く

とされてきた

ありがとう

...

本来は熱が

上がりきる前に

飲むとよく効く

とされる

リヴは

翌日に熱も下がり

回復してきた

ごめんね

いいんだよ

...よかった

改めて

思いしらされる

お互い唯一の

存在なのだ

不安に

なったよ...

うん...

ごめん

私も

そう

強く思った

これからは

相手の事、自分の事

もっと大切にしなくては

第百二十六話おわり

第百二十七話

黄金の波

ああ...

良かった

稲穂が

こんなに

あ...

ミノル!

父さ...

よくやったなぁ

まずまずだ

父...さん?

何で...ここに...

父...さ...

...

夢...

...

ミノルー

ミノル!

どうした?

ミノルが

またベッドに

いないのよ..

マジか!

また田んぼに

行ってるん

じゃ...

オー

リョウ!

ミノル?

いや...田んぼは

寄ったけど

いなかったぜ?

なら畑か...

もう...また

全然回復して

ないのに...

悪いのか?

マズいなぁ

とにかく

探そう

ハァ

ハァ

ミノルー!!

こんな所に

いたの!?

寝てなきゃ

ダメだよ

ボウシ...

タエ

すごいんだ

ここ...

こんなに

アマガエルが

...

カエルって

...

こいつらは

稲についた虫を

片っぱしから食べて

くれるからね

守り神だ

~~~

まだ傷は

腫れてるし

...

いや...

ままだ

朝食も殆ど

食べてないじゃ

ないか

カエルは

いいから

...ホラ

戻ろう

ミノル!

だ...大丈夫

...だから

また熱が

上がってるじゃ

ないか!

田んぼに

行かなきゃ...

まだ...やる事

が...

して!!

いいかげんに

タ...エ

これじゃあ

本当に治ら

ないよ!?

どうしたって

いうの!?

ミノルは

また..

死にたいの?

タエちゃん

...

......?

ち違う

...

いいよもう

わかったよね?

ミノル...

行こう

...

僕は...

よわったな

...それは

ミノルの状態は

正直どうなんだ?

治ってるの?

まだ全然...

表面の傷は

ふさがってるけど

熱もあるし...

身体の中の事は

わからないよ..

顔色もよくない

オ...

オイ!

もしかしたら

がなり悪いの

かも...

ミノル!!

何でまた

起きてきた

の!?

ダメよ!!!

だ..

大丈夫

大丈夫って顔

じゃないだろ?

寝てろって!

田んぼは任せて

くれていいから

...なっ!?

今は休んで

ろよ

ダメだよ

もう穂も

出てるじゃないか

...大丈夫だって!!

ミミノル

・?

ダ..

まだ...!

まだだ!

ダメだ!!!

まだまだ

これからだ

...!

ここの時期:

一番病害虫に

やられやすい...!

しっかり...しっ、かり

やらないと!!

い...今

...ぐっ

ゲェェ

ミノル!?

オオイ

ゲエェェ!

ミノル

...!

オイ...

やっぱり

行く...

行かせて

くれ...

止めても...

ハッ

絶対

行く...!!

ミノ...ル

誰もミノルを

止められなかった

ミツルは毎日

田や畑に出て

あまり働けは

しなかったがー

皆に指示を

出していた

見かねたリョウが

どこからかソファを

拾ってきて

田を見渡せる場所に置き

ミノルは

一日中そこに座り

作業を指示する事が

多くなった

ミノルー!

このバッタ

イナゴ?

あとで

食べよーぜ

食べるの...か

大丈夫...

食べられるし

おいしいよ

ミノルの熱は

下がらず

食べ物も殆ど

口に出来なくなり

日に日に衰弱して

いったが

誰にも

なす術がなかった

...う...

バカッ

涙ふけ!

...??

心配..かけちゃってる

なぁ...

こここまできた

もう少しだ

こんなに

頑張れたのは

初めてだ...

素直に

やりたい事を

やりたいっ!?

言えて

本当に

皆の

おかげだ

おかげだ

皆ここにいるのが

不思議なくらい

素晴らし

いい奴らばかりだ

今まで僕は

本当は言いたくない

事を言い

言われたくない

事を聞いて

バカだったな

でも...やっと

でも...やっと

やっとだ

やっとだ

稲穂が実りの

重さで

頭をたれる

そしたら

水抜きだり

水を抜くと

田んぼは

一気に色を

変える

それは

黄金の季節だ

黄金の季節だ

ほら

実りをたた

黄金の波が

...!!

ああ...!

やった...

やったんだ

!!

これで

やっと言える

本当に

言いたかった

事を

やっと帰れる

急いで伝えなきゃ

急いで伝えなきゃ

父さん...

母さん!

言えなかった

本当に

本当に

言いたかった

事...

逝ったわ...

ミノル!!

ウゥ~!!

見ろよ

満足しきった

顔で寝てやがる

きっともう

見えてたん

だろうな

黄金に染まった

稲穂の波を...

...父..さん!

...母さん...

言いたかった

事が...あるんだ

どうした?

なあに?

ありがとう

第百二十八話

ボウシの決意

...ボウシ

か..

ああ

工作室か

今日も

作ってるな...

武器を

ボウシ?

またここに

いたの...

うん

ミノルカ

亡くなってから

毎日毎日

畑にも出ないで

一体...

どうしたの?

......!?

作ってるの...

それ武器

だよね?

また戦う

つもり!?

.....

必要なんだ

どうして!?

ミノルが死んだ

から...

違う!!!

ミノルは...

殺されたんだ!!

刃物で...

刺されて!!!

僕らは

間違ってた...

戦いたくない

から...

怖いから!!

僕らは...

逃げていた

現実から

逃避だよ

...!

そのせいで

...殺された

!!

タツヤも

ケンジも..

ミノルも!!!

生まれて初めて

出来た...

ミノルは僕の

親友だった!!

本当の...友達

嫌な事もいい事も

何でも話した...対等に

頼りにされ...

頼りにされ...預りにしてた!

頼りにしてた!!

やっとこれから...

未来を語って...

僕はもう..

耐えられない

...これ以上

もし...

君まで..

何かあったら

僕は...死ぬ

...

ボウシ...

だから

戦う

もう...

逃げない

スリング

ショット?

何だ?

なんかの技?

ん~?

これだよ...

パチンコ

いろんな

タイプを作って

みた

パチンコォ?

そんなもので

...

いや...

強力なものは

狩猟にも使われる

と聞いた事がある

見てて

弾は倉庫に大量に

あったナットを使う

石だと大きさ重さが

そろわなくて

飛び方が

バラバラだから

ダメなんだ

正に鉛弾

ってワケか

...

くくく

あの

一斗缶を

狙うよ

ウオッ!?

なっ...!

オイオイ

なんだよ!!

完全に貫通

してるよ!

とんでも

ねぇ!!

いや...

それより

うん

かまえてから

撃つまでが

早い!

弓を引くより

相当早かったぞ

...

弓はちゃんと使える

ようになるまで

かなり時間が

かかる...

これは引くのに

力もあまりいらないし

狙うのも難しくない

でも殺傷力は

矢の方が上

だから

こんなのも

作ってみた

!!

弓用に矢を

たくさん作ってある

から:矢も撃てる

ようにした

軽めの矢を

使える

ウオッ!!

こ...れは

...

20mくらい

近づけば手足は

貫けると思う

もちろん当てる

場所によっては

殺す事も

スリングショット

子供のおもちゃの

イメージがあるが

本格的なものは

かなりの威力がある

鳥類や

小型のホ乳類まで

なら狩れるものも

ある

あともう

ひとつ

ままだ

あるのか...!?

これ

!!!

何...だ

これ

戦車か!!

前に作った

荷車を改造して

作った

突進すれば

相手に刺さる

鉄の刃先が

ついてるよ

こりゃあ

刺さるぜ!!!

おっかねぇ...

まさかこんな

モノ..

ボクは

本気だ

本気じゃなきゃあ

こんなモノは

作らない

今度向こうが

来たら迷わず

これらを使うよ

助けを求めて

来ようか

女性だろうが

殺す

ちょ...ちょっと

待てよ...ボウシ

逃げて来た奴や

女もって...

ミノルを

刺した奴は

そうだった!!

僕らは

間違ってた

戦いは..

終わって

ない

僕はもう

これ以上..

誰も殺させ

ない...!

その為に

戦う

また必ず

何かある!

......?

賛成だ

スギ..

オレ達は

現実を見ない

ようにしてた..

〝戦わなければ

戦いは起きない

だろう”と...

その

楽観が

ミノル達を

死なせて

しまった

ボウシの

言う通り

...

今は戦いの

最中と考える

べきか...

うん...

...で

あれば

あいつを

呼ばないと

セイカ!

だけど...

ミノルの事を

知らせようと

ノロシをあげ

たんだ

だけど返信が

ないんだよ

山の反対側に

行くって言ってた

からなぁ...

ノロシは

天候や風向きで

見えない事が

あるからな..

誰かが

呼びに行くしか

ないだろう

しかし

誰をやる?

ここの守りが

手薄になら

ないか?

難しいな...

戦力になる者は

出せん...

女も危険

だから行かせ

たくない...

とりあえず

行っても問題

なさそうと

なると...

う~ん

...ファン...

......?

何で?

いやいや

重大な任務

だから!

ああ

間違いない

これを任せ

られるのは

オマエらしか

いねぇって!!

だかれのか

おそらく

山の反対側

海岸沿いに住んで

いるだろう

だからこの道で

山を越え左に

海沿いを

捜してきて欲しい

なんでオレ

...

わわかり

ましたっ!

必ず使命を

はたします!

がんばれよー

死ぬな

無事でなー

頼んだぞ!!

あわ

素晴らしいもの

第百二十九話

ああ...!

学校があんなに

遠くに...

なんだよ

まだいくらも

来てないだろォ?

ナオさん...

必ず使命を

果たして...

ホラ

衍くぞ行くぞ!

日が暮れちまう

まっ待って

くれよォ~

セイ捜索隊に

選ばれた2人は

山越えから海岸を

捜すルートで

島の反対側を

目指す

対岸

セイ?

ハァ

スギ立案のこのコースは

食料調達の為、治岸に

住居を構えていると、

予想したからである、

オオッ

見えた!

対岸だ!!

道を登れば

家外たいした事

ない山なんだなー

車だったら

一瞬だぜ...

充分だよ!

まぁまぁ

下りたら

一休みしようぜ

さ...

賛成...

ハァ

オー

ハァ

!!

こっち〈右〉に行けば

サワダの集落に

出るんだよな...

ぐるっと回ってさ

うん...そのはず

いつもとは逆

だからね

考えてみりゃあ

サワダの集落の方が

守りにくいよな?

裏と表から

行けば

ハサミ討ちに

出来るし...

うんうちの方は

学校が要塞

みたいなモノ

だからね...

ちょっと

行って

みねぇ?

いいいよ!

それより何か

食べよう

わかったよ...

バス...停かな

...?

あれは

オオ!

いいじゃん

ベンチもあるし

ふー

しっかしなぁ

何だって

オレ達かね...

選ばれた

かって?

あぁ

今回の任務は

捜索だよ?

あー

決まってる

だろ?

ん~?

君はモノ書き

僕は頭脳明晰

へ?

ズバリ

“知”だよ!!!

彼らは僕らの

〝知〟を期待

してるのさ!!

せったいちおうよね

しっかしなぁ

本当にやるの

かねぇ...

戦争

仕方ないんじゃ

ないの

相手は問答無用で

殺しに来たんだよ?

やらなきゃ...

やられるんだ!!

まぁ...

そうなん

だけど

結局

争い...か

もう少し

マシなモンを

見られると

思ったんだけどな

...

な何か気楽

だなぁ~

それにあんたは

未遂者でもない

のに...

帰れなくなっても

いいのかい!?

いやま...

帰れないのは

困るんだけどね

ルポライター

っつっても

全くもうかって

なくてな...

借金作ってー

女房にも

逃げられて...さ

まぁあんたらと

さして境遇は

変わらんよ

だけど...

ここに来れば!!

ここの記事を

モノに出来れば!!

何か変わる!

変えられる...!

っとまあ

そう思ったん

だけど...

で..

どうだったの?

まぁね

すごいっちゃあ

すごいモノは

見れたよ

でも...さ

争いや殺しなんて

刺激は向こうでも

充分過ぎるほど

見られるんだよ!!

オレが見たかった

のはさ...あんたら

未遂者の...その

...人の...こう..

何か...さ

素晴らしい

ものが..

見たかったん

だよ

素晴らしい

...もの?

いや...ま..

いいんだ

忘れてくれ

自慢の“知”に

期待してっから!

あ...

ああ!

さっ

行こうぜ!

長話しち

まった

うん

でもよー

あん?

セイって

言ったら

シカ狩りの

人じゃん?

本当に

山じゃないの?

甘いな

シカばかり食べてても

ビタミン不足に

なるからね

やっぱり魚介類

メインに摂らないと

それにセイは

突き漁も

得意だからね

スゲー奴

だなー

保存には塩も

要るし..

フッ

ハッ

な..

それに

本...当に...

や...

山なんかに

入ったら...

海...岸線

...か...ね

遭難

しちゃうよ!!!

聞かないで...

確かに...

まさかスキさんは

それを狙って

...!?

戦いの前にじゃまな

ヒゲとデフを消そう

だ..

だってさ...

!!

...オ...オイ

見ろ...

あわわ

バカな...

あれはっ

...!

煙だ!!

ああ!!

行こう!

オウ

なんだよ~

セイ達じゃ

なかったら

どうする!?

通り沿いに

来ればサワダの

ところからそう

遠くないぜ?

まっ

待てっ!!

まさか

...!

気をつけるに

こした事は

ない

静かに

行こう

うん...

ここから

降りられ

そうだよ

ああ

音を

立てるな

わかってる

家だ!

誰か...いる

セイか?

静かに!

戻ったよー

だいぶ

突けたよ

寒かったでしょ

ホラ身体拭いて

魚サバい

ちゃうよ

いいから

火にあたってて

声が

かけられ

なかった

その光景は

まるで

古い映画の一コマ...

一枚の

絵画のようで...

見ていると

胸が...しめつけ

られるような..

何だ...これは...

そう...

ウァン!

あれ!?

オダさん!?

ノリオ...君!?

ワンワン!

や...

まぁね

どうしたの!?

来てくれたん

だ!!

いやぁ~

ワン!

ウァン!!

こらっイキル!

お客さんだよ!!

そ...

そんな...!

ミノル

...!!

...ファン...!

ミノルは..

傷を負ったけど

大丈夫だと

思ったんだ...

だけど...

だんだん弱って

いって...

うっう...

それで...

皆はー

最期は皆に

看とられて...

眠るように逝ったよ

ああ

戦うって

事にな...

...うん

わかった

...!

...戻るなよ

...セイ

なっ!?

!?

わざわざ戻って

殺し合いなんて

やる事ないぜ

君らは...その

ここで完璧

じゃんか!!

な?

そうしろよ

セイ!

...おわり

翌朝オダさん達は

帰途についた

なっ

よく考えろよ

昨日オレが

言った事!

またっ!

何言って

いい所じゃ

ねぇか...

ここは

ありがとう

でも戻るよ

明日にでも

ギクリと

した

僕らの集落が

なくなったらここも

危なくなるんだ...

戦うよ

わかった

そう伝えるぜ

本当は

ここにいたい

戦いなんか

行きたくない

そんな想いが

見すかされた

気がした

戻ろう...

仕度しなく

ちゃあ...

リヴは

うん...

リヴはどう思ってるの

だろう

もちろん理屈では

わかっているだろうけど

やっと軌道にのって

きた...僕らの生活

僕らの家

ん?

ごごめん

...!

僕らの...

...は...

生活用品は

置いてく?

そうだね

服と弓...あと

食料...

じゃあ全部洗って

しまっちゃうね

片づけは

思うように

進まなかった

うん

始めよう

戻って戦うと

いう事は

死ぬ危険も

あるって事だ

行きたい

はずがない

だけど...

ね..

食器やお鍋は

置いてくしか

ないかなぁ

けっこう

使いやすいのが

あるんだけど

この片手鍋なんか

向こうにいいのが

ないのよ..

すごくいいん

だよ...ね

リウ...

そそれに

これ!

この小さい

のは...絶対...

持って...

持って...

......?

...いや...!

リヴ?

行ったら死ぬかも

しれないん

だよ?

何で

...!?

...行きたくない

...!

何で戦いに

なんて...

海に行って

お掃除して

ご飯の用意

して...

一緒にお布団に

寝て...

セイとイキル

...私...

やっと...

やっと幸せに

暮らしてた

のに!

どこにも行きたく

ない...!ここに

...ここにいたいの

お家に...

お家にいたい!!

...いたいよ

ううっ

うわあああん!!

わあああ...!!

リヴ!

リヴは子供のように

大声をあげて

泣いた

初めて見る

感情の爆発だった

これまで..

リヴにとって家は

不安と苦痛

不安と苦痛...

恐怖の場所

でしかなかった

だけど

ここは

違う!

この

僕らの家は

リヴにとって

僕にとって

僕らにとって

この家は

この場所は...

楽園

と築

全てだっ

そう思うと

涙が止まらなかった

...大丈夫...

ごめんね...

わかってる

わかってるん

だけど...

うん...

僕もそうだよ

戦わずに

山の奥へ行って

しまえたら...

先住の人が

したように

でも

リョウやスギ

ケン...皆

僕にとっては

もう家族のような

ものだ

とても

捨てられない

うん...私も

それに逃げても

彼らがいる限り

安心出来ない...

わかってるの

...でも

僕も同じ

だよ!

がまん

出来なかった

ごめんね...

また戻って

来よう...

それに

うん

二人で

いれば...

そこが僕らの

家だから

それからは

黙々と作業を

続けた

止まってしまうと

...ファッショッ

いろんな思い出が

胸をしめつけて

じまう

短い間だったけど

いろんな物や場所に

想いが残ってる

片づけが終わると

いつも通りに

いつもの場所で

食事をした

そしていつも通り

暮れる海を見ていた

何かを話そうと

思ったけど

言葉が見つからなかった

多分

リヴもそうなんだ

おだやかな海を

見ていると

ここでの生活が

終わるなんて

思えなかった

苦しい事

怖かった事

嬉しかった事

全て

ここでの生活

ここでの生活

全てが

愛おしい

彼から後から

いろんな想いが

込み上げてくる

でも

想いは

一番強く

込み上げる

失いたく

生きて

いたい!

死のうと

していた僕が

こんなにも

生きていたい

セイ...

ん?

私も

そう

思うよ

え...うん

リヴ...

何故リヴに

伝わったのか

知らない間に

声に出ていたのか...

ありがとう

わからない

けど

いつか

きっと

聞こうと

思う

ワン

いつか

リヴ

いいかい?

うん

よし

行こう!

ここに帰って

来た時に

第百二十

作画スタッフ

普段にはじめりれば何か判断できないのではないですが、

やれ森恒二竹第スタッフ

桜山姉之佐佐野良平小西佐郡町のちゃんの大地区柏

大越東裕王が帰り

千松信也

十松信也NATURAL9

デザイン

柴田昌房(30A)

...

島田明

萩島真之

【参考資料】

●「好きです!」笠原」にっぽん釋島探検隊(双葉社

●「遺書」vont(サン)クチュアリ出版

●「ぼくは課題になったJ千松信也(ハルモア)

●「日本の島々!!ピエ・ブックス

●「野生植物食用図鑑市九州「現技の事木」橋本橋三(南方新社)

●「図説日本の植生J沼田眞岩瀬徹(講談社学術文庫

●「花美大島ー・自然と生き物たちJ吉見光治(髙文研

●「フィールドガイド日本の野鳥「高野仲二(日本野鳥の会

●「島宮語でわかる沖縄魚図鑑|機秀満(沖縄マリン出版

●初出一覧

第百二十一話「始まりの予感...」

...あァングアニマル(2014年)2月

...あァングアニマル(2014年)3月

第百二十二話サワダの論理...!!

第百二十三話・サメ...

......●サングアニマル(2014年)

...●ヤングアニマル(2014年5月)

第百三十回話サメ狩り...

...●ヤングアニマル(2014年6月)

第百二十五話サメ狩りI

...あやングアニマル(2014年)月

第百二十六話。風邪と業草...

...あァングアニマル(2014年8月

第百二十七十七話。東金の波...

...●ヤングアニマル(2014年09月)

第百二十八話「ボウンの決意

...あやングアニマル(2014年1号)

第百二十九話、素晴らしいもの...

第百三十話「来園...!!

...●ヤングアニマル(2014年2月

JETSCOMICS

自殺島の

デジタル版

著者

発者発行所発行日発行

発発発

森樹二心のセッションは、普段私女新株式会社白及社日2015年0月10

2015年6月1日

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