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おまあ、シン、

...

えええっほん

...

いいじゃないのか

...

しかしなく、ファミール

えええーーーっ

Cackindows.

しかし、なんとかいって思っていたのですが、

いつもはみんなんじゃ

「うん...!!??」

そしてこんなというのは、1000円をストックスしました。

「2016」という

ところで、

全国的にの知り合いがありますので、

ISBN4-09-12533-1

c9979¥390E

雑誌45103-39

定価:「本体300円+税

小学館

19:11は1,000mm.1929979003906

LeCirguede

Karalkuri

10月10日のFULINTOKANTATA

「しろがね」と「自動人形」の戦いですが、その歴史を語るルシール。

2016年に目線バレッスンで紹介しており、その中国の売却の商品はございますので、

すべての外国ののようなすぐての鍵を握る「来場」が...「石」の料理にたどりついた。

しかし「真夜中のサーカスいや...あなたにニングの中から恐るべき使者が参ってきた...

しかし、男性のファムルビングのその者の名は自動人形アプリケッキーさっき使者があってきたら、最強の人形の一人だ!!

このもは自動人のことをし、超熱血機巧活躍、秘密の第9巻であります。

環境によってはお

ウイン伊波光司士ベイフ

ブカブカドシドシ。さあ、当選にて税見せ絞りますのは

ひろがねの誕生で御座います。

まだまだ謎の愛さこの物語ではありますが、

はあはあ、こうして薄労を二枚一枚脱ぐが加く、

その被害は明かされてまいりますよ!

もっと戦あからきたくえになりましたが、

「からこりサーカス」第7巻、広場の御見物を願います。

仕事場が少しでしか

コンピュータは

ボタンきっ

まひる

言って

コンピュータ

はボタン

3コまで

コピータは、

ボタン3コ

まで!

なァ何でこんなここまで

コトになって

るの?

なァ何でこんなコトになってるの?

ハソコンか

ムズかしかっ

たんだってさ

ホラフィタはアレだから

ゲーム機にだ

て今どきそんな

のないっスよ

んなコト

そんなコトいつまでも言ってたいっすぐことは

たら時代にとり

のこされて

人気でませんよ

...

コンビニボタンチコア

14/14(よ-くわかってますけどさ

錬金術師有名ナンバーこのバラケルスオが、こうお

あーん...っしゃっています。!花なら月の前には咲かない。麦

もしやっても別の人の前には熱さないハブドウも秋になり

わば成熟しない。どんどんなお、なぜな事柄も時間を飛び越えると

ははは...とはできないのだ。2018年09時間とハンさんは人は片時も学ぶことを休んでは、

こんなことないのだ。ならないものだ...バラケルススはオカルトめいた

ならないじゃ。」ハラクとをした人じゃないけど、ゆえ人はメンバーのいただやっぱり練金術は勝手ってお

く見える。そういう機達のやっぱり気遣いような考えも及ばない世界に生

きていた大家も、ちゃんと言った人家もいちゃうと思ってこの及ばないことにさてるんだよね、「こつが

こうやって、シャルに合ってるしかないのよ」ってねちゃんとおいしゃうん。みんな一安

こういうのがないのよ」っては、少しようぜ。集団的の世界もごうん。みんな女っちの世界も、スルー

なので、素敵なんだこんなことをしたことでダメってのが真理なのだってさ。

カナダス

19:00mguendesKandakan

藤田和日郎

私の住む村が

あった。

昔、この

あたりには、

からくり〜歯

クローグ村

と言ったよ。

第2報定がしむかし

今から二百年もの

昔のことさ。

タニアも

マリーも住んでいた。

中国拳法の使い手・加藤鳴海は、

片腕をなくす大事故にあい、記憶が

あいまいなままフランスに滞在

自らしろがね”と名乗る医師・ギ

イは、生命の水〟と。しろかね

自動人形とジナハ病〟の関係を語

り、鳴海に自動人形の破壊者になる

ことを強要する。

ギイに反発した鳴海だったが、カ

ルナックの地で子供達を襲う凶悪な

自動人形らをまのあたりにし、素手

のまま戦いに飛び込んで、大反撃。

そして、ゾナハ病をバラまき、人

間の血をすする自動人形の壊滅のた

あ、鳴海は戦うことを決意。

そんな鳴海に、最古のしろがね

ルシールが衝撃の告白を...!?

★前巻までのあらすじ★

り葬幕幕幕葬幕

...

からくリサーカスのWindowsのアプリケーションの

これからのコンテンツを使っていましたが、それはそうですね。それではないでしょうか。

歯車

歯干むかしむかもしれ...

わかしなかしい...

おかしむかし...!!!.

もしかしむかしい...わかしなかった

アルレッキーノの到着...

次日

23.41.59...77.1951131

柔らかい石..それはそれだけではなければならない。

幕間〜笑顔...

無問一人はからくり〜ラプランなんですセスドゥマヌカン

第1幕開幕ベル...!!!...

第1幕府市第2幕エリ...

........

瞳藤田和日郎羅

北西から吹きつける

潮風がいつも冷たく、

けっして豊かでは

なかったけれど、

好きな...村

だった。

私はその村で

生まれ育った。

ママ、

行ってきまーす。

気を

つけるんだよ。

じゃ...

あとで弁当

持ってくね。

二人の子供と亭主を持つ

平凡な村の女

それが私だった。

さてと、

ルシール

あら

マリー、

タニアも

どうしたの?

幼なじみの二人。

タニアは村の

学校の先生で、

マリーは私と同じ

普通の村の女ー

ルシール、聞いた?

あの黒い男の

ハナシ。

ジャンおじさんが

見たんですって。

え..

村の者が誰も皆

知っているにも

かかわらず、

口には

出したがらぬ

話題があった。

何かやったの

あの男...

それは村はずれの

屋敷に住む

一人の黒衣の男の

話だ。

しかし私が婆ころ

幼い頃から

その男はそこにいて、

男がいつから

そこに住みついて

いるのか

私は知らない。

大人達が子供達に、

屋敷には近づくなと

言っていたのを

覚えている

何者かは、大人達にも

わからないふうだった...

だが、常に

男の周りには

恐ろしげな噂が

つきまとっていた。

どんな...

ある者は

男が墓地で

何かを掘っていた

と言い...

からくリサーカスの

ある者は、

男が空に向かって

得体の知れぬ言葉を

叫んでいたと言った。

だいぶ近代化してきた

時代とはいえ、迷信の

はびこる田舎の村で、

よくその男は

異端だとか魔女だと分の

弾劾を受けなかったものだ。

本当に...

その時、

マリーとタニアが

してくれた話は

今でも覚えている。

なんでも、粉屋の

ジャンおじさんが

夜もふけて

粉をかついで

帰ろうと

していた時

一人暮らしのはずの

黒衣の男が、

美しい娘をつれて

歩くのを見たそうだ。

そんなの驚くこと

ないじゃないと

笑う私に、

マリーは言ったのだ...

その女の人は

とても美しく!

女は

一度も...

まばたき

しなかった...

あははは

やあだ!

やっぱりそれ、

ジャンおじさんの

勘違いよ!

まばたきしない

人なんて、

いやしないもの。

そうだけどさ、

あの男、女の人に

何度も話し

かけてたんだって。

あんな無口そうな

男がさ、なんか

ヘンだと思わない。

もうタニアも

マリーもいいかげん

にしてよ!

私は五月のお祭りのことで

頭がいっぱいなんだから。

五月のまっ

お祭り...?

フランスの

田舎では、

その年の収穫の

豊さを祈って

五月の初めに

お祭りをする所が

多いのだ。

今じゃ考えられない

だろうが、颯楽が全く

なかった時代さ。

聖歌を歌い、

村をまわって、ささやかな

お菓子を食べる祭りでも、

みんな楽しみに

していたのさ。

へーえ。

それにな...

お祭りには

大道芸人が

来たんだ。

当時はまだ

サーカスなんて

なかったか

珍しいことをやっぱり

次々に見せてくれる

大道芸を見る時、

それが子供達や

大人にとって

一番嬉しい時

だったのさ。

本当なん

だって~

あはは、

ほら

帰った

帰った!

私はその時、

男に関する噂を

全く信じて

なかった。

あの夜まで

はー

な...何、

あの丘の向こうの

赤い光は..

あ...あれは

黒衣の男の

屋敷の方...

なぜ私は、その夜、

一人で赤い光のもとを

確かめに行く気になど

なったのだろう。

もしも

行かなかったら...

あんなもの

など...

見なかったのに。

・就活費とは

それは...全く

見たこともない

光景だった。

井戸からたち上る

赤い光ー

それに浮かぶ

黒衣の男ー

そして、とは

飛び跳ねる

四つの異形

ある者は

楽器を鳴らし...

ある者は

道化の身ぶり...

そして...

その四人の

行為はすべて

中心に立つ

この世のものとも

思えぬ一人の

美女を、

笑わせようとする

ためのものらしかった。

なぜ

笑わせようと

してると

わかった?

踊りも

楽の音もみな、

滑稽だったからね。

だけど...

ダメだった...

いくら彼らが

楽しげにこっちゃ

転げ回っても、

かの美女は

笑うどころか

片眉すらも

あげなかった。

なぜ...

笑わない...

フランシーヌ。

こやつらが

面白くない

のか?

ならばもっと

面白い演し物を

やれば良い...

おまえが笑える

ような。

さらに滑稽で

さらに騒々しい

演し物を...

村人どもに

手伝って

もらってな...

くつくっくっ...

はーっはっは

はっは!!

私は逃げた!

ただ恐ろしかった

...

今、あの場所には

生きている者は

一人もいなかったと。

なぜかは

わからないが、

私にはわかって

しまったからだ。

あの女も...

あの男で

さえも...

私は悪夢を

見たのだと

自分に言いきかせた。

あの者達

も...

この夜のことは

忘れようと..

でも...その晩のことは

忘れていいような

ものじゃなかった。

私はもっと、男の

言ったことを考える

べきだったのさ。

な...なんだ

どうなったん

だよ?

クローグ村に、

「五月の祭り」?

あの

それが...

この世から

クローグ村が

消えた日さ。

な...

はーい、

はーい、

ちょっと~~

「五月の祭り」が

やって来たのさ。

なにギイ?

おーい

寒いので

あったかい

トコロで

ワインでも

飲まないか。

ギイ、おまえ、

今、大事な

トコなのよ!!

だって言って

僕は病気

だし...

だってもゲーテも

ねえ!

昔、何があったかは

おまえも知りた

がってたんだろ!!

トーン

しちまえ!

わかった

わ。

屋敷の地下へ、

行きましょう。

ママン

驚いた。やし

この屋敷にゃ

こんなエレベータも

あったのかよ。

下についたら

もっと驚くよ。

おっおっ。

なんだって

おい...

ここは

なんだ...?

昔、

しろがね達の司令部

だったところさ。

今は

使って

いないが...

ナルミちょっと来て、

そのバカ力で栓を

抜いてくれないか...

...

ば...

ばあちゃん

これは...?

へえ...

ナルミ!

タニアは

絵が上手だった。

だからあの日のことを

「しろがね」全員が

忘れないように

ここに、これを飾った。

じゃ...

こ...これは

「五月の祭り」の日、

クローグ村に来た

悪魔さ。

我ら「しろがね」が

破壊しなければ

ならぬ

自動人形達の

リーダー。

この女は...

今もこの世界の

どこかで?

動き続ける

「真夜中の

サーカス」の

団長ー

彼女がアラッ

フランシーヌさ。

しまった

第3幕

むか

この絵の女が

自動人形達の

リーダー...

フランシーヌ

だとォ!

な...なら

オレが少しだけ

覚えてる...

あの女は

いったい...!?

オレは会って...

しゃべったコトが

あるハズなん

だぞ...

なんだ、ナルミ?

さっきから絵を見上げて、

黙ったままで...

ギイ...この女は

今、どこに...?

......?

僕がまえ

前に..

もう少しの

ところで...

とり逃がした...

ナルミ、

あなたは

フランシーヌに

ついて、何か知って

いるのかい?

すべての原因。

忌まわしき自動人形の

はじめの一体。

私達にとって、

悪魔と同一の

名を持つ

「彼女」について。

そ...そんなふうにゃ

見えなかっ

た......

...

オレにとっちゃ

おっかねえ

自動人形にゃ

見えなかったぜ..

あの女は...

哀しそうだったよ。

いや...

オレの勘違い

だ...

オ...オレ、

は..

ふん。

しかたないか、

フランシーヌは美しい...

それがあの日、

私達の住むクローグ村に

やって来たのさ。

四人の道化と

黒衣の男...

そして、

ゾナハ病を

従えてね。

今から

二百年以上前...

よく晴れた、

「五月の祭り」の

最初の日曜日

だった..

おかあさーん

もうみんな

広場に集まって

るよ。

芸人さん達

もう来るってさ!

私達村人はいいぐちちゃ

村の入口近くの

広場に集まった。

祭りの三日間を

楽しくさせてくれる

芸人を、

みんなで出迎える

のが、

クローグ村の昔からの

習わしだったから

その時

私はもう、

あの夜、

見たことを

忘れかけて

いたのだと思う。

あの夜、私が

黒衣の男の屋敷の

近くで見たことは、

悪夢だとしか

思えなかったから。

笑えないなら

もっと面白い...

演じ物を!!

やればいい

あら、マリーター。

タニア。

ルシール

楽しみね。

今年は

あの綱渡り

来るかしら?

せんせー

アメ買っても

いいでしょー。

でも

おこづかいは

大切にね。

わいわい

オレわい

あらあら、

タニアは

先生だから

大変ねー。

あ、おかーさん

教会の鐘だ。

来るよ。

来ないね...

となり村

からの道は

ここだけ

なのにね。

あ...

なーんだ

向こうか。

そんな...

そんなバカ

な...

だって...

だって、

あっちの方は...

おかしいと

私が言いかける

前に、

待ちかねた

子供達が

とび出して行った。

わあああ

私の...

子供も...

村人ともに

手伝ってもらってな。

おまえが

笑えるように、

さらに滑稽で

さらに騒々しい

演じ物をやろう。

やめてえええ!!

地面に

変に澄んだ

音をたてる

子供がこの日のために、アメを

買おうと、つらい仕事をして、

ようやく親からもらった

小銭が手からこぼれ...

きゃっ

ぐえっ!

人々の悲鳴とともに

楽の音が

流れ始めた。

う...

うああー

オカシクナル。

私は思った。

口から噴き

上げているのが、

自分の叫び声だと

気づきも

しないで..

ワタシハオカシクナルー

あははまは

わははは!

どうだ

フランシーヌ

おかしいだろう。

ドットーレを

見ろ!

空に舞う

手足を!!

パンタローネ

だ!

人で作った

玉乗りだぞ、

あははは...

四人のいるの

異形の者達の中心に、

あの黒衣の男がいた。

無表情に立つ、

フランシーヌと呼ぶ

美少女を傍らに

おいて...

さあ

村人全員を

道化にして

やるが良い!

コロンビーヌ、

アルレッキーノ

同時に二人の

楽器から銀色の

煙が迷った。

体内に

入っていった。

その煙は

驚くべきことに、

意志のあるが如く

村人に向かい!

よく聞け。

今、おまえ達が

かかった

「ゾナハ病」は...

他人を笑わせ

ないと、自分が

死ぬ病気だ。

おまえ達は今から

命をかけた

「道化」になるのだ!!

よく晴れた

「五月の祭り」の

最初の日曜日

だったよ...

生きのびたく

ばー

このフランシーヌを

笑わせてみろォォ!!

ローグ村に...

地獄が..

行進して

きた。

二百年も前さ、

晴れた日だった

よ.....

ヤツらが

現れて...

私達のクローグ村は、

一瞬で地獄に

変わったのさ。

第46条

おかしむかし皿

第4監督

な...

なんなんだよ

そりゃ。

子供まで..

殺して...

弄んだ

だとォ...

なんだよ

ちくしょう!!

そのうち、その

二人の道化の

持つ楽器から、

銀色の煙が

吐き出された。

村を...ぉぉ

覆うくらいに。

その煙は

不思議なことに

意志があるかの如く

人を襲った。

私も

自分の中に

何かが侵入

してきた。

呼吸困難を

伴う、けきっ

激痛に

変わった。

そのぞろぞろした

物が、熱に変わり、

やがて...

黒衣の男が

叫ぶ!

今、

おまえらは

ゾナハ病に

かかった!

他人を笑わせないと

その苦しみからは

逃れられん病だ!!

マリーも、

タニアも...

このフランシーヌを

笑わせてみろ!

おまえらが

楽になりたければ、

みんな、

このフランシーヌの

道化になるがいい!!

だが、農作業と

質素な暮らししか知らぬ

朴訥な村人に、

誰かを笑わせることなど

できるだろうか?

え..

あ...

がは...

なんだァ

誰もいないのか?

フランシーヌを

笑わせるヤツはァ?

ひいい...

教会に

逃げこんだか

フランシーヌ、

なんと滑稽なんだろう。

道化がソデにひっこんで

しまったよ。

アルレッキーノ、

おまえの芸を

見せてやれ。

あはは

ははー

どうだい

フランシーヌ、

哀れな道化達の

大合唱だ。

笑えるだろう。

コロンビーヌの

綱渡りだよ。

おお、

フランシーヌ、

ごらん。

はははー

はははー

おやおや。

まだ、こんな

小さな道化が

残っていたか。

それは...

私のそうじょ

長女だった。

ア...

アンジェ

リ...ナ。

ようしえと

今度は私が...

やってやろう、

フランシーヌ。

見ていろよ。

無我夢中

だった。

その子

だけはー

その子だけは、

手にかけさせる

ものかと私は...

アンジェ

リィナアア!!

フ...フラン

シーヌー

そ...そんな...

男をかばって

胸に鍋を受けた女は、

滴の血も...

ただなぁ

無表情に...

私を見おろして

いただけ...

流さなかった。

フランシーヌ

フランシーヌ

大丈夫か!?

そして...

私は

見たのだ。

ええ、

大丈夫です

あなた。

シャコ

それは...

機械だった。

あ...

歯車と金具、管と

金属線で、彼女の体は

埋めつくされていた。

そうかだぁぁぁ

大丈夫か..

ああ...

そうさー

フランシーヌは

人間じゃない。

私がこの手で

造ったのだ!

こいつら

もな!

理解できない

だろうな、

女。

いいのさ!

道化は何も

理解しないでもな。

こ...この子

だけは...

殺さない

で...

フィナーレ

だー

踊れえ!

ふん、

どっちにしても、

おまえらは

もうおしまい

だからな。

人形達は

踊り始める。

燃える

教会の前で。

私は見る...

病に苦しむ娘を

かかえて...

私の息子を..

私の村を..

地獄につきおとし、

村の人達を

表情も変えずに

踏みにじった

悪魔の姿をー

死ぬまで

心に焼きつけて

おくためにー

ひでえぜ!

そんなコト

されたんじゃ

オレだって

おさまらねえ!

くそっ、

なんだってんだ

その連中はァ!!

で、ルシール。

なぜ、あなた方が

「しろがね」に

なったんだ?

てめえ

ギイ!!

おまえには思いやりって

もんがねえのかよ!

ばーちゃんにとって

これはつらい

思い出なんだぞ。

それを

矢継ぎ早によ!

同情のために

話を聞いて

いるわけでは

ないぞ。

ふふ、ナルミ

いいさ、

昔のことだ。

...

それから十年

たったかねえ...

死にかかった

クローグ村に

救世主が訪れたのさ。

見たこともない

格好をした

その人はー

名を

「白銀」と

名乗った。

あ、

あれですぜ。

アルレッキーノ様

着きましたぜ。

私かしむかしが

第5幕

そうか、

早かったな...

それで

村人は殺され、

ゾナハ病を

まき散されて...

なぜ、あなたは

「しろがね」に

なったのだ?

ナルミ。

ルシール。

あ?

ゾナハ病について

あまりにも間違った

情報が多いので

言っておこう。

間違った...?

オレはゾナハ病

だったんだぜ。

「人を笑わせないと

死んでしまう」苦しさは

オレが一番知ってるさ。

死ねない

ことにあるのさ。

ふん、そこさ。

ゾナハ病の

真の恐ろしさは

笑わせないと

死ぬことでは

なくー

殺戮を終え、

自動人形達は

去った。

辺りに満ちていた

死臭もやがて

消えた。

だが、

三年たち、

五年たっても...

ゾナハ病に

かかった

村人達は

死ねなかった

のだ。

息ができなくなる発作が

絶え間なく襲い、

けいれんを

起こしながら...

体は動かず...

一番の安らぎとなる

「死」は訪れない。

それがどれほどの

苦しみか

わかるかい?

死んだ者は

いなかったのか?

運良く、外で

動けなくなった者は

風雨にさらされ、

長いことかかって

死んでいった。

ただ...私や、娘の

アンジェリーナ...

屋根のある所に

逃げこみ、

生命を永らえて

しまった。

そして、

六年目の秋ー

マリーや

タニアのほか、

数十名の村人は

運悪く...

あの方が

やって来た

のだ。

飲み下した

その液体は甘く...

苦しみを

みるみる和らげて

いった...

は...ああ。

そして私は

あの方と

会ったのだ。

少なくて

悪いが...

万能の霊薬は

今は、これで十分だ。

.....!

怖がらなくても

いい。この姿は

昔の医者の

スタイルだ。

お医者様

...?

ああ。

いったい、何が

あった?

私は話した。

村の近くの

屋敷に住む...

黒衣の男が

私達に何をしたかを。

あの方は黙って

聞いていた。

それから、

なんとか立てる

ようになった

私を連れて、

その方は

例の屋敷を

訪ねた。

そこはー

得体の知れぬ

器具で埋めつく

された、

大きな炉が

ある場所だった。

怖がって

行くのを嫌がる私に

あの方が言った

とおり、

屋敷にはだれ

もう誰も

いなかった。

こ...

ここは?

錬金術師の

研究を

していたらしい...

「永遠の人」

...か。

は...?

老い衰えない

完全な人間ー

「自動人形」を造る

ことさ...

おそらく

その黒衣の男は

「永遠の人」をここで

造り上げたに違いない。

驚くべきことに、

錬金術の目的の

ひとつである、

あるモノを使ってな。

錬金術の

...目的...

ああ...おまえには

わからないだろう

がな...

あの井戸が

赤く光っていたと

言ったな。

はい。

では...彼は

そこで「生命の水」を

生成したのだ。

ア...「生命の水」

とはなんですか?

先刻、おまえと娘に

私が飲ませた。

すべての病に効く

万能の薬だ。

万能の薬...

そして...

機械でできた人形にも

命を与える

ことのできる液体。

そ...

そんなもの

が...

あるのさ。

これを使って

生成するの

だがな。

「柔らかい石」

という。

持って

みろ。

あ...やぁ

柔らかい..

そして少し

温かいような。

そうさ。その赤い

不思議な石こそが、

錬金術を極めた者の

証でありーー

錬金術の究極の

形のひとつなのだ。

「柔らかい石」が水を

変化させて生じる

「生命の水」こそは

万能の薬であり、

長寿を約束する

霊薬だ。

そして

「柔らかい石」の一片が

直接、働きかけて

ただの鉛を

黄金に変える...

どれも

錬金術師が

求め続けた

到達点だろう。

あなたは..

あなた様は

それでは..

ああ、旅の

錬金術師さ。

私は旅先で

ここの村のことを

聞いた..

我らには

我らなりのルールが

あってな...

錬金術師が

しでかした

悪業は...

錬金術師が

責任をとる。

おそらく

その黒衣の男は、

ここでォートマー

自動人形を

造ったが...

何か欠陥が

あったのだろう。

理屈は

知らないが、

それをなんとか

するために、

男は狂気に満ちた

行為をしたのだ。

なぜ、

笑わない?

フランシーヌ。

それじゃ...

それじゃ...

私の村は..

それだけの

ために...

滅ぼされたの...?

ゆる...せない...

ゆるせない!

ゆるせないと

言ったのか?

女。

おまえに飲ませた

「生命の水」は

少量だった。

このままでは

いずれ

おまえは死ぬ...

だが、私は

ここで聞こう。

きのびて死んだっ

生きのびて人形と男に

戦いを挑むか

このまま

時間とともに

死んでゆくが

わ...私は...

忘れない...

あいつらが...

私の村に何を

したか...

私の...坊やに

何をしたか...

私は

あいつらに

復讐を

したい!

そうか。

では私は

私なりの責任を

とろうと思う。

な...

何を...

「柔らかい石」と

水で、

万能の霊薬

「生命の水」を造った。

これだけの「生命の水」が

あれば、村人達は

助かるだろう。

ほ...本当で

ござい

ますか!?

あ...

ありが..

礼は

言うな!

おまえ達は

「生命の水」を

飲むと同時に、

自動人形との

復讐の戦いに

身を投じなければ

ならないのだ。

え..

なぜ...

二つにひとつだ。

残念ながら

そういうもの

なのだ。

明日になったら

ここに来て、

この井戸の水を

くむがいい。

そして今度は

おまえが死にかけた

村人達に

質問するのだ。

私がおまえに

したようにな...

飲みたい者が

この水を飲むのだ。

...でも

私達はただの

慶民です...

たとえ生きても、

あの恐ろしい人形と

どうやって戦えば::

これは...?

明日にでも

あれを

開けてみろ。

さあ、

もう行け...

娘が待っている。

あの...不思議な技と

お心で、私達を救って

くださった...

あなた様は

どなたでしょう?

生まれは

中国...

人形をさらに

人間らしく

できないかと

思ったことが...

家は大道芸の

傀儡戯の一族だった。

錬金術に足を

踏み入れる一歩

だった...

本人形使いのこと。

人形を、

人間になど!

日本という

国に行った時、

呼ばれた名が

気に入っている。

できぬのに

な...

“白銀”!

私の名は

「しろかね」だ。

翌日、

その方はどこにも

いなかった。

そして

「生命の水」を飲み、

私は箱を

開けてみた。

中には

操り人形が一体。

誰だ!?

面白い話

だな。

アルレッ

キーノ!

旅の鎌金術師に

言われたとおり、

翌日、その井戸に

行った私は

バラのような匂いを

あふれさせる、

赤味がかった

銀色の液体で

満たされた井戸と...

第6幕

アルレッキーノの

剣着

箱に入った

大きな糸繰り人形を

見つけた。

でもよ!

その錬金術師

――「白銀」とか

言ったか..

ずいぶんと

無責任じゃ

ねえか!

何を熱く

なってるんだ

ナルミ。

そのマリオネットってのが、

おまえら

「しろがね」が使う

繰り人形の第1号なんだろ。

まあ、

そうだな...

じゃギイよ、

あの人形いいい...

オリンピックっての、

すーぐオレにも

使えるのか?

オリンピアだ!

動作パターンが

580通りで、

それに各々20の

指使いだぞ。

ちょんまげ

イノシシマンには

無理だな。

だろう!?そんな大変な

モンを押しつけて、

「病気は治してやるから、

あとはなんとかしろ」かよ!

いろいろ知ってる錬金術師が

とんずらこいたんじゃ、

残された村の人は自動人形に

復讐なんかできねえだろ?

ふふ...

そういう苦労は

なかったね。

なんだって?

ということは

...ナルミは全然

その様子は

ないのかい?

ギイ。

ああ、髪も目も

ずっとあのままだし、

もしかするとバカには

「生命の水」は

効かないのかな?

私は、その井戸から

「生命の水」を飲んだ...

そして...ちゅァ

「白銀」がなんの説明も

しなかった意味を

知ったのさ。

おめーら、オレが

乱暴しないうちに

ヒソヒソ話をやめて、

説明しな。

乱暴はしてるよ

ナルミ。

その瞬間

から、

私は:私で

なくなっていた。

さまざまなものが

私の頭に

流れこんできた。

おびただしい

錬金術の

知識!

自動人形の

基本構造!

材質...

異国のことは

言葉!

特徴..

旅の技術!

生存の方法!

思考方法...

弱点:

そしてその弱点をつき

自動人形を

すみやかに倒すために

造られたー

さらに...

糸繰り人形の

操り方。

ひとつの大きな

感情...

自動人形

対する、

嫌悪の心...

壊せ!

壊してしまえ!

人形を!!

信じられぬことに

私達村人の怒りよりも、

それは強い感情だった

かもしれない。

人形は人形に

退せ!!

土は土に!

「生命の水」を飲んだ

村の生き残りは、

私を含めて

すべて..

一人の意識に

支配されて

生きるように

なったのだ

感情はいつしか

なくなった。

すべての欲求も

自動人形を追って

破壊する。

それだけが

私達の喜び...

ア、「生命の水」を

飲んだら...

ゾナハ病が治る

いだけじゃなく、

...ほかのヤツの

知ってるコトや

心まで、頭に入って

来ちまう...って?

ああ、ぼく

僕も

言ったろ。

ちょっと

待てよ...

オレは?

オレも「生命の水」で

助かったんだよな。

だからさ、

おまえだけが

そういうコトに

なっていないのさ。

「生命の水」に支配されて

いない「しろがね」は

おまえだけなのだ。

ま、義手の方に多く

「生命の水」がまわっている

から、効果が遅いだけ

だろうが

ひょっとしたら

「おたんこなす」は

そうならない...

ぶつよ!

でもよ。

それじゃ、おまえらを

支配した別の意識って

誰のなんだ...

まさか...

「生命の水」を

飲んだ時に得た

知識によって、

私達「しろがね」は

わかってしまった

のさ..

ナルミ、

「生命の水」は

ただの万能の薬

じゃない...

僕達、人形破壊者が

なぜ、全員

「しろがね」を名乗って

いると思う?

錬金術の目的の一つ、

別の金属から黄金を

造るためには、

多量の

「生命の水」は

すべての物質を溶かす

溶解液だ。

金属を一度

溶かさねばならない。

鉄も...

木も...

人間すらも...

そして「生命の水」は

溶けた者の

〝心〟を保存し続ける

のさ。

次にそれを

飲む者は、

最初に溶けた者の

心に支配される。

私達は、

飲んだのさ。

あの方...

旅の錬金術師の

心を...

だから怒たち

私達は個人では

なくなった...

「しろがね」

なのだよ。

誰だい!?

面白い話を

聞かせてもらったよ。

そこの大柄な

「しろがね」よ。

お初に

お目にかかる。

私は最も古く

フランシーヌ様に

お仕えする、

アルレッキーノと

申す者。

おまえ達、

どこから

入った...?

けびひひひ!

ユルくなったもん

ですな!!

ホント!

こんなに

カンタンに、

鉄壁を誇った

あの、「しろがね」の

本拠地がよ!

オレ達を

入らせてくれちゃうんの

だもんよ!!

名乗って

やるから

ありがたく

思いなさい。

オレは

ケニス!

オレは

アノスさ。

けっ、おまえらが

「夜のサーカス団」

とかいうのの

メンバーかい

アルレッキーノ

ふん、久しぶり

だね。

インチキジャグラー

二人もな。

なんだとォ

ギイ、てめえ

ぶっ殺して

やる!

ケニス、アノス。

私は東洋人の

大男の「しろがね」を

見物しに来た

だけなのだよ。

あ...

へ...へえ。

失礼した...

そういうこと

なのだ。

こいつが..

こいつが...

ルシールの言ってた

ヤツらの一人...

ルシールの村を

地獄におとした

自動人形!!

ほう...

君は銀髪でも、

銀目でもない。

知っているかい?

僕らの造物主は、

黒目で黒髪

だったのだよ。

それがどうした?

寄るんじゃ

ねえ!!

オレは今、

手加減でき

ねえんだ!

ナルミ

どけ!

自動人形と

語るロは、

「しろがね」には

ない!!

オリンピアー

やれやれ、こちらが礼節を

守っているというのにな...

しかたない、ケニス、アノス。

遊んで

やれ。

それから

アルレッキ

ノ!

ふ...

ルシール、おまえ

とも、あろう者が

忘れたのか。

「武器」は私達には

通用しないのだよ。

知ってる

さ...

おまえのくだらぬ

操り人形は

どうした?

旅に出てる

よ。

でもね...

ここであんたに

何もしなかったら..

息子や事主...

地獄にいる

村のみんなのもとにも

行けやしないん

だよ!

な...

見えなかった..

あの距離をどうやって

つめたんだ!?

ちィィ!

残念だったな

ルシール。

なりゆきで

お別れだ。

ほう...なかなか

面白い。

っくぜ!

く...さすがは

「しろがね」の本拠地に

乗りこんで来るだけは

ある。

あたり

まえよ!

ほらほら、人形を

すり抜けて、おまえを

やっちまうぞ!!

ナルミ、

さっさと手伝わ

ないか!

第7#柔らかい石

るせえ!

ごっちはこっちで

忙しーん

だよォ!

7.

柔らかい石

第7

肉体を使った

攻撃で、オートマー

自動人形と

戦うのか...面白い

「しろがね」だな。

ほうけん

朋拳!

入った!

これでー

ほう、これが

「気」を打ち込まれる

ということか...

一度、やってもらいた

かったものでな。

な...

それでは

こちらも、手を使った

攻撃をしよう。

ちぃぃ

...は...

はり手、

一発でか..

ナルミ!

こいつは最古の

自動人形の一人さ。

自分の体を

改造し続けている...

「気」を受けても

大丈夫なように

したのかも

げほ...

それを早く

言ってくれ...

そうさ...私達、

フランシーヌ様に

お仕えする古い人形は、

自らの体を常に

改造し続けてきたのさ。

少しでも..

「人間」に

近くなるため

にな。

「人間」に近くなる

だと...

違うだろ!

おまえらは、

人の血を吸って殺し、

ゾナハ病をぱらまいてん

人を殺して、

その人間に

とってかわろうと

してるんじゃねーか!

「人間」に...

とってかわる?

ふふん、それも

面白いなあ。

でも、なんだ

おまえは何も

知らないのか..

私達

自動人形が、

フランシーヌ様を

笑わせるために、

「人間」になろうと

していることを。

知るかよ!

でも、くくっ...

笑えるぜ。

違う!

その

フランシーヌ様とやらも

人形じゃねえか!!

錬金術の結晶である

「生命の水」は

人間に生命力を吹きこむ

万能の霊薬だが、

生命力を

吹きこむのは

人間にだけではない。

「生命の水」は

私達、機械にも

命をもたらすのだ。

そして

フランシーヌ様は、

「生命の水」を

使って造られた

唯一の自動人形。

私達とは

違う...

もはや、「人間」

なのだよ。

よかった..

おまえ達に、

私の蒸留した

「疑似体液」でも与えることができた...

意志を。

それが、

初めて聞いた

フランシーヌ様の

お言葉だった。

「疑似体液」によって

意識をはっきりと

自覚することのできた

私がー

黒衣の造物主に

命じられて

村を滅ぼした

時よりも..

造物主は

.....

どちらへ...

......?

一層はっきりと

すべてを感じ、

理解できるように

なっていた。

...もう...

いらっしゃい

ません...

何をしても..

去って

しまわれました。

私が笑わぬ

ことを知り?

ですから

私は

これより、

「笑う方法」を

求める旅に

出ます。

私が笑えたなら

造物主はきっと、

私のもとに

帰っていらっしゃる

でしょう。

造物主が遺した

書物や覚え書きを見て、

私も造物主の

修めた学問を

研究してみました。

その成果として、

私に使われた

「生命の水」ほどでは

ないにしろ、

「疑似体液」が

できました。

この液体で

あなた達にも

意志を与えます。

どうか

私と来て!

私が笑える方法を

共に見つけて

おくれ。

私達四人は

なんというのか...

奮い立った...

けっ、生かして

もらったん

だからな。

人間の血を吸わなきゃ

動けなくなっちまう、

できそこないの

「疑似体液」でもな。

キャッ

私達は、そもそも

客劇の登場人物を

真似て造られた...

フランシーヌ様を

笑わせるために。

それが、何をしても

フランシーヌ様は

笑われぬ...

目的を果たせぬ

私達は、

それを

フランシーヌ様は

意志をくださり、

存在することすら

意味がなかったのに..

もう一度

チャンスまで

くださったのだ。

人間っぽく

なったからって

人形は人形

だろうが

抜いた

っ!

ギイ

死ねええ!!

おまえらが

人間になる

必要なんざ

ねえだろうがよ。

ナルミ、何をしている!?

こいつらは手強い、

手をかせ!

ひへへ、

アルレッキーノ様

殺しちゃって

いいスよね!

アルレッキーノ

そんなことは...

ロほどにもねえなァ

ギイ、自分で

なんとかしろって!

ああ、この

大きな男にも

飽きたところだ。

させない...

そう言うのかい

ルシール。

なら、どうやって

私を止める?

さっきのように

銃などでは

あるまいな。

ぐ...

人形のない

人形使いは

無力だな、

ルシール

しかも

この者らを

殺されたら、

この世には

古くてカビ臭い

「しろがね」しか

いなくなってしまうな。

く......

何ィ?

前に言ったろう、

ナルミ。

おまえの分の「生命の水」で

最後だったって。

そうさ。

ゾナハ病にかかった者に

「生命の水」を飲ませて、

初めて...

その者は人形破壊者に

なる。

「生命の水」がもう

ないとすると...

......

「しろがね」は..

もう.....

生まれない...

なんでだよ?

「生命の水」を飲んだら、

それを造った錬金術師の

記憶も、アタマに流れ込んで

きたんだろ、

その記憶で

その...なんだ、

「柔らかい石」使って、

「生命の水」をばんばん作りゃ

いいたろか

だめなの

だよ。

あ。

「柔らかい石」の

製法の記憶だけは

あいまいで、

「しろがね」の誰一人

としてわからないのだ。

ははは...

ということさ!

「しろがね」と

自動人形は

共に「生命の水」が

必要なのさ!!

その源の

「柔らかい石」

がなー

だからなんで

おまえらが

「生命の水」で

人間になり

てーんだよ!?

私達は

旅をした。

フランシーヌ様を

笑わせるような

方法や道具を

求めてな。

ああ...

長い年月だから

世界中を

回ったよ。

だが...

そんなものは

どこにも

なかった。

それならと

思い、私達は

仲間を大量に

増やした。

そのうちのどれかが

フランシーヌ様に

笑顔をもたらす

時を願って。

だが、

いくら仲間を

増やしても、

そんな奇跡は

起こらなかった..

あたりまえだ

なァ、ギイ。

珍しく

気があうな、

ナルミ。

そして、

人間の書いた

笑いに関する

書物において、

ようやく

私達はヒントを

得たのさ。

「笑いをよぶには...

相手の心理を

知らねばならない」

「生命の水」によって

人間になった

フランシーヌ様の

お気持ちが

わからねば、

それなら、

笑わせて

さしあげるなど

困難!

必ずや

フランシーヌ様の

お心を知り、

「生命の水」で

私達、自動人形が

人間になれば!

笑わせてさしあげることが

できるだろう!!

そうか...

そういうコトで

おまえらは、

人間の血をすすり、

ゾナハ病を

ばらまきながら...

昔、ルシールの

村にしたコトを

やりながらよ...

今も歩き続け

てんだな

いらねーよ

おまえら...

きゃはは!

やられっ

ぱなしで、

ナニ、イキがっ

てんだ

コラァ!

ち...

アルレッキーノ

とも

面白い話

だったが...

もう、これくらいに

しようか。

フリ...

か。

ちィィ~~

まあ...な。

や...やりや

がったなァア!!

ふっ...

一時間幕

私達から

情報を引き出そうと

したか...

戦いを不利に

見せかけて、

「しろがね」よ。

こっ、殺す

ケニス、

アノス。

あなどった

おまえ達が悪い。

あたりまえ

だろう...

そうでなくば、おまえら

ごときに苦戦するか。

この、ギイ・

クリストフ・

レッシュが!

オレは

そーとーマジで

やってたぞ。

ギイ...

ルシール、

こいつらはナルミが

気になって来たのさ。

「”しろがね”になった

大男だと?ファッ...?

〝生命の水〟はもう

ないハズなのに」とな。

ふん、そうね。

確かめに来たんだろう。

私達

「しろがね」が、

「生命の水」の源の、

「柔らかい石」を

手に入れたのか

どうかをさ。

さァな...

どうだと

思う?

ちょ...

ちょっと

待てよ

待てよルシール。昔「生命の水」を

造った

「柔らかい石」って

今もあるのかよ。

ああ、

井戸の底から

残りの石を

私達は拾い上げた

からね。

で、ひょっとして

その「柔らかい石」

......!?

...

なくしたのか!?

ははは!!

そうなのだ!

傑作だろう

ナルミとやら!!

教えてやるよ

その顛末をな!!

アルレッキーノ様、

お願いでさ。

ギイを...

ぶっ殺してやる。

本気に

なっているようだな

ケニス、アノス。

ナルミを殺させて

ください...

こんな屈辱は

は...初めてだ。

まあ

待て。

私達、自動人形は

人間に近づくため、

「生命の水」を探して

各国を渡り歩く

ようになった。

つまりは

「生命の水」を

造る元となる、

「柔らかい石」を

探していた。

そして旅を始めて

十数年目の

秋...

自分達をねら

つけ狙う

「しろがね」の一人が、

私達に

教えたのだ。

入れ物の中の

「柔らかい石」は、

しろがね透が

守っているとな。

なんでえ

おまえら、

「柔らかい石」、

...

それから、

持ってたんじゃ

ねえか!

自動人形と

しろがね達との

大規模な戦闘が

幾度も繰り返された。

自動人形にとっては、

人間になるための

霊薬を造り出す石。

目的は、

入れ物の中の

「柔らかい石」!

私達「しろがね」は

守る。

ゾナハ病の者に飲ませて、

「しろがね」を生みだす

「生命の水」の源を。

もちろん、「しろがね」が

流した「柔らかい石」の

情報は、わざとさ。

入れ物の中の

「柔らかい石」は

「しろがね」にとっては、

自動人形を

おびきよせる

格好のエサだ。

一体、一体一人形を

追いかけるよりも、

「柔らかい石」にひかれて来る

大勢を、一気に倒す方が

合理的だったからね。

そういう大きな

戦闘は、過去

五百回以上

なされたのだ。

自動人形が

一番欲しいものー

「柔らかい石」の入れ物は、

いつももう少しのところで

手に入らなかった..

ルシール。

全く

歯がゆかったよ。

おまえが...

常に入れ物の

前に立っていた

おかげでな。

...

おい、

なんだよ。

あたり

まえさ...

さっきから

入札物、入れ物って、

変な言い方

だよな?

「柔らかい石」には

特徴があった。

特徴?

「柔らかい石」は

空気にふれていると

溶け続けてしまうので、

普通の状態では

保存ができない

のだ。

ああ!?

「柔らかい石」を

どんな容器に

入れても、

、二週間もすれば

じゃ、なに

何に入れて

とっとくん

だよ!?

ぐっくっく、

それがけっきく

傑作なのさ

ナルミ。

なんだと

思う?

すべて溶けて

素発してしまうだろう。

地上で、酸素大二・六%。

炭素一九・五%

水素九・三〇%

カルシウムー・四二%...の

元来組成を持つものー

「人間」だ。

人間...

人間の中だと...

それもおとな

大人の身体では

石への拒否反応が

でるので、

からくリサーカスの

私達は否応もなく、

「柔らかい石」を

子供の体内に入れなけ

ればならなかった...

はあ

娘の...じゃん

自分の娘の体を...

「柔らかい石」の

入れ物に

したのか!!

生き残った子供は

娘のアンジェリーナ

だけだったからね。

それで...?

おい、それで

その子は

どうしたんだよ!?

仕方がないさ..

アルレッキーノ様、

ムダですよ

こんなハナシ。

やらせてください。

あいつ殺させて

くださいよ~~

アンジェリーナは、

五百回以上も

自動人形を

おびきよせる

オトリになって

くれた...

そしてここより

遠い国に

住みつき、

18年前に

死を迎えた

ふん、

アノス、ケニス

そんなに

やりたいなら

やってみるがいい。

ナルミ、

おまえの

国でね。

何ィ!?

日本で

死んだ...?

死ねええ!!

ナルミ

のろいぞ!!

げ...けふ

ぐ...ぐお

お...

それで

アンジェリーナの体内の

「柔らかい石」は!?

ふふふ、

それが...

「しろがね」と

自動人形の

混乱の始まりだった

のさ。

なあ、

ルシール。

「柔らかい石」の

行方が、

わからなく

なってしまった

のだからな!

どういう

こったよ!?

ナルミ

じゃまだ!!

ギイ!?

いつしか

「柔らかい石」は

自動人形だけの

探し物ではなくなった。

しろがね達が

気づいた時には、

アンジェリーナの体に

すでに「柔らかい石」は

なかったという。

しろがね達に

とっても、

必要な石なの

だから...

ぎゃああ!!

アル...

レッキーノ様ァ

お助けを~~

それ以来、

私達自動人形と

「しろがね」との...

「柔らかい石」の

早い者勝ちの

探しあいが続いて

いたんだっけな、

アルレッキーノ...

やっぱり、

あんたが

ここに来た理由が

わからない。

なんだい?

何かを私達に

言いに来たのかい。

ほら、帰るぞ。

口ほどにもない

恥さらしめ。

ルシール

飛ぶことくらいは

できるだろうな。

さあ、

どうだろう

ね...

おい...

おい、

待てよ!

ナルミも

ギイも、

また

会おう。

特にナルミ、今度は

私に触れるくらいは

してくれよ。

ああ、そうだ

ルシール

あの言葉

日本で

「柔らかい石」が

なくなった時、唯一

行方を知る者が

遺した言葉...

「柔らかい石」は、

いい笑顔の者に

.....

それがどうした?

そんなあいまいな言葉で

何がわかる?

大勢の「しろがね」が

探しているのに、未だに

見つけられないのだぞ。

ルシィィル...

真夜中の

サーカスは...

探し方を

見つけたぞ!

小さい頃は

アバートでお母さんと

二人で暮らしてた。

お母さんはパート

だから、ぼくは一人

のコトが多かった。

人だと誰とも

じゃべらないよね。

だから僕は

あんまりやっ

笑わなかった。

才賀の家に

ひきとられた

あとも...

学校でも..

面白い級友を

見ながら..

いいなァ、ぼくも

笑わせてくれない

かなァと思ってた。

別に自分が

「不幸」なんてものだとは

思わなかったけれど、

ぼくはあんまり

笑わなかった...

こぶさたです

勝です。

幕間

だから

ラーメン屋台で

先にメンチきって

来たのは

そいつらだからよ。

先にオレが、

ガンメンにワンパン

くれたら、そいつの

ハナやロから、

ぷーってよ。

そしたら

そのあと、20人

くらいナカマ

つれて来んのよ、

そいつ!

びびったぜ~

そいで

ヒロの

ハナからと、

オレの口から...

ぼく達

仲町サーカスは今、

伊豆の海沿いの

町に来てます。

うるせえ!

明日、現場の仕事

早えーんだぞ!!

ここで仲町さん達は、

工事現場に

働きに出てるんです。

この間の公園での、人形劇を

使ったサーカスは好評で、

あれから三回ほど

やりました。

でも問題が

舞台装置が

ぼろっちい

コトです!!

...

そこでなかまち

仲町さんが

決心したのです。

マシにして

興行うつ

ために

働くぞ!

はーい。

ぼくもみんなの

役に立ちた

かったけど...

ガキは

留守番してろ!!

あんまり

役には

立ってないです。

この〰マズイもん

食わせやがって!

この

この!

ゴメン

ナサイ~~

さ...

寝るか。

あっ

あ、ああ。

な、なァ

マサル。

なァに

ヒロさん

た、たまには

オレと寝るトコ

交換しねえか?

あっ!

い、いいけど

どうして?

いく

いつも、

この三輪

トラックじゃ

あきちまって

よ~~

てめ~~ヒロ

ぬけがけか~

どうしたの?

なんでも

ねえ。

オレもだ

マサル!

交換だ!!

い...

いいよ。

なん

だろ?

なんだよ

アニキ

くんなよ

~~~

行って

みよっと。

せっかく、

リーゼが

身辺整理で

アメリカに

行ってる

スキを狙ってた

のに~!

バカヤロ~

オレだって

そーだ!!

しっしし

ししじし

しろがね

が!!

変な...

ラケア!

この夜!

なんでぼくが

こんなに

落ち着いて

いるかって...?

だって、

よくわから

ないけど、

お兄ちゃん達が

あのしろがねに

勝てるわけ

ないのになァ。

これでないの

8回目だもん...

はにゃ!

はにゃー

わた!

わた!

はにゃ!

はたー

はにゃ!

さあ

しろがね!

さあ!!

しろがね...

オレの...オレ、

しろがね

オレに...

オレ...

いや...

ねるトコ...

間違っ

ちゃった..

いつも

ああなるのに

なんで

行くんだろ?

チューする

だけなのに~

だから、それが

ダメなんじゃ

ないすかー

あら、はっ

お坊ちゃま。

ああっ!

しろがね

服着て

服ーーっ。

どうしました

おのどでも

乾いたのですか?

うん見たしね

うん見たしね

フランスのカルナックで、

連続誘拐団の本拠地を、

この誘拐団は

強力な武装をして

おリ...

警察が急襲

しましたー

へー。

フランス

さんも

ぶっそーな

こったなー

双方にかなり

死傷者が出た

模様です。

作戦の指揮に

あたったジャン・

モークレール

警部はー

しろがね、

おめえさん

フランスの

出だよな。

カルナックって

知ってる

かー?

はい、

不思議な石の

ある所ですね。

あーしろか...ゴホッ、民間の方の協力により、犯人達は現金に..

完全に...

ヒロさん

ノリさん、

朝ごはんできましたよ。

は...

はいーっ!

ごっそー

さん。

よーし、

じゃマサル、

仕事行く前に

ちょっと

見てやる。

はい!

よーし

つかまったら、

片っぽの足はいつも

下で、片足で、そう、

車を前後に動かして。

あせるなよ、

慣れりゃすぐ

アジャストできる

ようにならァ。

あっ!あっ。

«その場で手放しでバランスを

お坊ちゃま。

マサル、

ファイト

さ!

«そんの肩や棒に乗って芸をやることが

昔は子供がやることが多かった。

今、

お坊ちゃまを

見て...

いや、

笑わない

さ!

いいんだよ!

しろがねだって

へんなカッコで

ぼく、

は...はい

転んだと

思ったでしょ?

ま、ガキの頃は

上乗りとかに

慣れとかねえとな。

あら。

ま、そのくらいに

しときな、

ガキの頃から

筋肉つけると、

、背伸びなくなる

な...た~

ぼくは、仲町さん達から

少しずつサーカスを

教えてもらうコトに

しました。

からよ。

ぼくだって

仲町サーカスに

ただ「いる」だけなんて

やだったから。

では

お坊ちゃま、

よろしければ

そうです。

肩の力を抜いて、

手首を

しなやかに...

しろがねは

なんだか、とても

うれしそうです。

各動作の起動時

のみ、指使いは

瞬発的に...

うんうん。

あの...

お坊ちゃま。

毎日、毎日

慣れぬコトを

訓練されて

.....ほんらい

本来は

資産をお持ち

なのですから、

せずともよいと

思うのです

が...

しろがね

みたいにさ

...

ぼくも

昔、あんまり

笑わなかったん

だよね。

え...?

それでさ...

面白いコト言う

クラスの人とか、遠くで見てて

思ってたんだ...

いいなァ、あんな人が

近くにいてくれたら

笑えるのになァって。

でもね...今は、なんてバカだっ

昔のぼくって、たんだろって

...

それはなぜですか?

だってね

しろがね

ぼくが本当に

笑えたのは...

ほかの人に笑わせて

もらった時じゃなく...

思うよ...

全部、自分で、

何かをやった時

だったから...

しろがね、

ぼくは今、

とっても幸せだと

思うな。

...

それでも

ですか?

しろかねの

むねに

はまって

しあわ

あたりキ

......

うん、

ぼくは今

笑ってます。

腹の底から。

みんなの

中でー

「柔らかい石」

いい笑顔の

者に.....

私の目が、

何も見ては

いないことに

気づく人は

いません

舞踏会や

訪問する国々での

レセプションの中で、

今も...あの光景を

まぶたの裏に

おいてー

小国の公女としての

責任を果たす私が

ぐっ

実際は、

何も見ていない

ことは、

父王もこそ

御存じないに

違いありません。

からくり〜ニナ「ニゝボ

から、リスラブランセス、ドゥマスカン犬...

フランス第14条

それは私が

幼い日に見た

光景。

戯れ好きの

男爵が企てた、

うその祭り。

出入りの服飾業者の

古いマネキン人形を、

火葬にするという

ただの遊び!

でも、私には

わかっていました。

ワタシハ、ユックリ

燃エテユク。

あの燃える

マネキン人形は

私。

すべてを内に

押しこめて、

公女を演じ

続けねばならない

私なのです。

ヤガテートケテ吠ニナル。

ックリ燃エデユキ.

アルレッキーノの

ヤツ、

ルシール、

これからあなたは

どうする?

私達の屋敷を

ずいぶん風通し

良くしてくれた

ものだね。

また

うるさいのが

加わったもの

だ。

何かお言いかえ、

ギイ?

知れたこと、

自動人形を

破壊するのが

「しろがね」の役目。

私もしばらくぶりに、

その役目に戻るよ。

いや、ベアトリーチェに

導かれて太陽天に

入ったダンテの如く、

今の僕は歓喜に

満ちているよ。

ああ、ママンの

写真入り

ペンダントが~

あああん~~~

ほおお、いつ

見てもキレ〜だ。

ふん、

私ゃあんたを

子供の時から

知ってるんだよ。

て...手強いな、

このばーちゃん。

それで

これからは?

去り際に

アルレッキーノが

言っていたな、

「柔らかい石」の

探し方がわかった、と。

なら、まだ

見つけてはいない

...わけだ。

僕達、じろがね」の方が

あヤツらより早く

見つければいいんだ。

何かあ

心当たりは

あるのかよ?

18年前、

私達も、遊んで

いたわけでは

ないのよ。

少し遠出に

なるかもわ

「柔らかい石」が

行方不明に

なってから..

Aurevoir.

さよなら。

ローエンシュタイン

大公国。

スイスとフランスの

境に位置する、

なんだよ

人が多いな。

人口50万人の

小国。

さわ

わいわい

あのよ...

ギイ。

昔は鉄鋼が

盛んであったが、

近年はハイテク産業も

伸びてきている...と。

政治形態は

立憲君主制で、

大公、首相、

内閣で政治が

動いている。

総面積はフム、

ナルミ、おまえの国の

サイタマケンより

少し小さいくらいか。

大公はまァ、

おまえに理解できる

ように言うと

王様のようなものだ。

なァ、

ギイ。

それと...

なんでオレは

こんなトコに

来たんだよ!?

ローエンシュタイン国だか

知らねえが、

疲れたよ!

疲れて

オマエ!

事故を

おこしても

知らねーぞ。

おほほ、ナルミ。

崖から落ちても

大丈夫さ。

陸路づたいに、なんで

無免で外人のオレばっかり

運転させんだよ!!

そうさ、僕らは

死なないの

だからな。

こいつらは..

こいつらは...

で、

なんでだよ。

僕は日本に、

おまえを

助けるためにだけ

行ったのではない。

あ?

万能薬「生命の水」の源

「柔らかい石」が

日本でなくなった

前後に、

それに関係した

可能性のある人間を

リストアップする

ために行ったのさ。

それで...

その当時、

日本に来ていて、

その後、帰った者が

この国にいるのさ。

どこの誰さん

よ?

ジャン・アダム

二世公の一家。

この国の

大公さ。

大公は自国の

ハイテク産業に力を

入れていて、

日本の企業に

大変関心を持った。

ある大企業の

社長ー

「柔らかい石」に

深く関わる者

だったのだ。

そしてその時に、

悲意になったのが...

「“柔らかい石”は

いい笑顔の者に」

つまり、この一家の中の

誰かの体の中に、

「柔らかい石」が

隠された可能性が

あるのか...

からくりサーカスの

ナルミ、その石は

大人の体には

入れられないよ。

ってか...

と...

いうコトは。

~~~

オレさァ、こども

子供がらみは

ホントにダメ

かわいそうで..

なんでえ、なにかの

パレードかい?

公女が18歳に

なった誕生日に

やる祭りさ。

パル・デ・デビュッタンと

共にやるのが

しきたりらしい。

バル...?

貴族の子女は

18になったら

社交界に出るんだ。

そのデビューの

舞踏会さ。

«貴族の娘が18歳になり、社交界に出るための舞強会

よく見ておけ、

ナルミ。

あの公女エリの中に

「柔らかい石」が

あるかもしれない

のだから

なにィ~!?

あの女の子の

中に...

ああ

だから、ォートァー

自動人形よりも先に

私達が...

あ。

なんだ?

なんだ?

ん...

なんだ

ありゃ!?

どきなさい!

パレードを

妨げる気か!!

自動人形だ!

何!?

な...

なんだ!?

何者だァッ!!

ナルミ!

自動人形は

公女を

狙っている!!

わぁ

僕はオリンピア

を...

エリ様、

お逃げください。

逃げまどう人々を

抜いて、

あんなに早く..

さすが...というか

動物というか...

きゃ!!

エ、エリ様が

つかまったぞォ!!

う、撃つ

なァ!

に、逃げる

!?

逃すなァ

え。

待てよ

コラァ!

第2幕

そうか。

では、あの国との

次の貿易交渉は

スムーズに進められ

そうだな。

親善大使としての務め、

ご苦労だった、エリ。

はい、

お父様。

おまえも

亡くなった母に

似てきたな。

乗馬は

やっているかね?

あれは馬が

好きだった。

はい..

お父様。

おまえの

バル・デ・デビュッタンも

もうじきだ。

きっとお母様も

喜んで

いるだろう。

......?

では、お父様、

これからお友達と

読書会が

ありますので、

ああ、あれは

断って

おかせたよ。

え?

貴族の子女らとはいえ、

友達は

選ばねばな...

どうやらあの子達は

少しアメリカかぶれが

過ぎるのではないかね。

エリ。

.....

はい、

お父様..

殿下、

厚生大臣が

お見えです。

......

またか。

殿下!

ははは...

何度、来ても

ムダだぞ、

大臣。

▼ハイテク企業への

融資は、この前の

議会で承認されたろう。

ですが、

伸びゆく我が国

にとって、

医師、看護婦の

普及率は、まだ

満足のゆくものでは

ありません。

くどいなこうせいだいじん

厚生大臣!

今は予算を

医療にまわしている

余裕はないのだ。

また診療所の数も

地域にバラつきがあります。

ぜひ殿下のお口ぞえを

たまわりですね...

...しかし...

全く

......?

何かね

エリ?

下がり

たまえ!

...

なんでも

ありません、

お父様。

これから

休みます

ので、

お父様も

教師も、誰も

通さぬよう!

乗馬なんて...

読書会...

.......

......?

い...た...

このヤロォー

お姫さんを

放しやがれえ!!

きゃあぁぁぁ!

だ...大丈夫...

今、助ける...

むお!?

きゃあ!

へ...へりまで

用意してんの

かよ...

スキあり!

なんだ!

お姫サマ

つっても、

ずいぶん

やせっぽちだな。

ごはん、食べてる

かい?

ぶ...ぶれい

無礼な...

貴様、なにもの

何者だ!?

どっ、どう

しますか!?

行け、よくっ

予定どおりに

飛ぶんだ

よけいな者を

連れこんでくれましたな、

アプ・チャーさん。

殺せば

いいでしょう。

そうです

がね。

けっ、おめーら

みんな誘拐団かよ、

ずうずうしい!

わ...私を...

ローエンシュタインの

公女と知っての

狼藉ですか。

だから、

誘拐したんだよ。

あんたを

無傷で、

欲しがってる

方が

いるんでね。

ナイフにしろ!

な...なに

何を...?

おまえら、

銃はエリ公女を

傷つけるかも

しれん。

やれやれ...

あのよ、ちょっと

目ぇつぶってて

くれよ。

このヘリから

降りようと

思ってさ。

そ、そんなコト

できるわけないでしょう。

できるん

だなァ、

それが

な...

バカヤロウ!

ハッチを

閉めろ!!

遅かったな。

くそっ!

き...

〈掲載・週刊少年サンデー平成11年11号より平成1年20号までご

しまった!!

と...

空の上だった。

からくりサーカス図、先に

正真正金正してこのアタシたちがやった!!

大掃りゃが

クレジットは、

それは

ほんの些細な

コトであった。

もたぺそ

へわめけ

ほちてこ

hot.ケイ・ダン・ニック

みぷれち

くっ!!こっ!

彼らの

あまりの

暴言に

がまんできず

私はついに

彼らを

クビに

したのだ。

そうだ、

「からくり

サーカス」は

これから

一人で描こう。

アシスタントが

いなくたって

立派に

やっている人も

たくさん

いる...

これからは

全部、自分で

やるのだ。

小さい頃は

アパートでお母さんと

二人で暮らしてた。

お母さんはパート

だから、ぼくは一人

のコトが多かった。

舞台はパリ

なかなか

しーじゃ

ない!!

旅の錬金術師に

言われたとおり、

翌日、その井戸に

行った私は

バラのような匂いを

あふれさせる、

赤味がかった

銀色の液体で

満たされた井戸と...

箱に入った

大きな糸繰り人形を

見つけた。

あれー

うまくいか

ないかな

く...さすかは

「しろがね」の本拠地に

乗りこんで来るだけは

ある。

あたり

まえよ!

ほらほら、人形を

すり抜けて、おまえを

やっちまうぞ!!

ナルミ、

さっさと手伝わ

ないか!

るせえ!

ごっちはこっちで

忙しーん

だよォ!

からくりサーカス@

少年サンデーコミックス

1999年9月15日初版第1刷発行

発行者

井亀

藤田和日藤

○KazoniroFuita-IgA

(検印廃止)

印刷所

発行所

中央精版印刷株式会社

(101800)東京都千代田区一つ橋板坂10/18-1-20178012/16/13/14/この二の一部小学館

未来、部屋に振替(100人以上1-20)【2017年に

Twitter.10/TEL.販売(3(32))549編集の3(3230)5480

●造本には十分注意しておりますが、万一、落下品丁などの不良品があったりましたら、「制作部」あてに

お送りください。あなたはお送リスだぞい。送料が出来店にて、お取り替えいました。お取引替えていたします。朝作部「TEL」の2013年3月28日

●本書の一部あるいは全部を無数で複製転載・上演・放送等をすることとは、法律で認められた場合を

新さ、著作者および出版者の権利の侵害となります。あらかじめ小遣あて普通をお求めください。

国本書の一部または全部を無動ご要示コピーすることは、著作権法上での例外を除き禁じられて

います。彼らを希望される場合は、日本模写権センター(TEEL)中国は、エンザインとのこれから2013年12月28日(日)にご連絡ください。

会社

ISBN4-09-12539-3

ほうけん

脚ギー

おもちろいコト

考えてんのね

ほー

キミタチ、