Quick Edit

Advanced settings

LerChrinterderkorkakant.

...あとは

...

一般社会的な

784000mmWWindPrimの7.09.0.2566で

c9979¥390E

ISBN4-09-12566-4

雑誌45106-86

定価:「本体300円+税

小学館

192997909年9月79日039の

Le.Corginedowsakatを

私は2018年07月07日開催中にはお

錬金術師・白銀と、貧しくとも気持ち女・フランシーヌとの、

あまりに悲しき重命の恋...

明かされた最大の横に打ち込むしがれる鳴海の元へ

わたしは最強の自動人形の一体パンタローネ来ま!

一方、中国の自国人レットカードの中国大・ガスに教われたキャンセルです。シローネスは、しろがねと

ご存じ、超衆血機の汚活線、そんなエイは、シングの精地脱出について巻き込みます。

イン〈益子典子+ベイブ

グカグカドシドシ。ついに参りまるた新世紀、そのもどきも

男もあも、一律本番21世紀人を相応ったのでありまする。

「どなたにも平等に面白い」をスローガンに、かわくり

サーカス全国風、より一層速瀬。て参る所在でありますので、

皆様よろちくお願い申し上げます。

輸くぶう状況で、長きに渡り2日会、日銀の初話の酵素と、地震の

新たなる戦いの範囲きを委ける19巻、龍掃の御鬼粉を願います。

イラスト/藤田和日郎

こうして

インとフラン

シーヌは

かなしい水心を

したのだった

のよ~。

おふさたかって

たしかに

こりゃあ

ひどすぎ

ますよう。

オニ!

実はさ..

このオレも

したコトが

あるんだよな

かなしい...

ってヤツをよ。

雨の夕方

とびたした

彼女を

オレは追い

かけるコトが

できなかった

のさあ...

きけよッ

ありません。

あいつちを

メンドウ

でしたので。

あーそうかい

ふう。よー。前から書きたくてしょうかな

かかったエピソードを開くことができました。

アルバム...ということで、この後、けらくのサークスは、どんどん

スピードを上げてゆきたいと思います。

えっと、ちょっともちろん、乗り降り白風。でも、どうせなら、

そうなネンパン白ちゃんと思い戻ったってもらいたいなあ。

また、サイズンのたいなので、日金、フランシース、スーパーファイルをご

覚えててやってね。

えっと、ヤノいは。きっと今に...。おっとと。

16

じゃあ、

議田和日郎...

Le.CingoneWerKarkanが

からくり★自金・自衛

第13幕

〆宗庫曺

自動人形は

頼みもしないのに、

ムリヤリ私に

拳法教えて、

私、それがイヤで

家とび出したのに、

今度は病気で

心配させてさー

全く父さんも

勝手よね。

昔から拳法一筋で、

母さんが死んだ

時だって、練習

休まなくってさ。

自動人形を追い中国へ渡った鳴海

は、鍵を握る拳法の梁師父と再会

師父は、遠い昔の練金術を学ぶ兄

第2白銀と白金の物語を読み始める。

すると、鳴海の中で知るはずもな

い白銀の記憶がよみがえり、いつし

か白銀として昔話を語り出す。

同じ女性を愛してしまったために

大きく狂い出した兄弟の連命「最愛

の妻・フランシーヌを第にさらわれた

ただ白銀は、全てを捨てて二人を追う。

たは銀は全てを捨てて一人を追うなが、長く旅の寒くに思つけた彼女は幽閉され前に目されていた。白部戦を忘れて鎌金船、空港頭し、万

銀は我を忘れて錬金術に没頭し、万

能の霊薬「生命の水」を生むッ来らか

い石を完成させるが、時遅く...

そんな話の最中、敵の気配が...!?

★前巻までのあらすじ★

第14条第

1561117

からくり〜白金・白銀鉄・古銀

自動人形急襲...

師父撃拳...

からくりサーカスのWindowsについてはいいのですが、

ゆっくりサーカーを確認しているのですが、この時期については、かつくりでも全く自信があります。

これからは、このように

幕後警選択の御方...

...

37幕生前の衆第7幕師父撃拳......18幕一時閉幕..

次日

第二次のスポーツでインチカウチケアチャーナスケースが集まっているインターネットの事をしてしまうかもしれませんでしょうか。

暖藤田和日郎羅

ちょっとー

ルシール、なんとか

言いなさいよー。

私ばっかしゃべって

バカみたいじゃない!!

よくないなー、人間の

コミュニケーションって

のは、そうじゃない

でしょー。

すまないね

私ゃ人間じゃ

ないんでね。

あーあ、またそれ?

死なない「しろがね」

だったっけ?

私は信じらん

ないからね!

...

ま、いいや。

ところで家族は?

ルシールぐらいになりゃ

誰かいるでしょ?

死んだよ。

二百年前に

自動人形に殺された...

オートマータって

真面目に...?

お嬢ちゃん、

肉親の死は、

いつの時代も

ふざけて話す

ものじゃないと

思うけどね。

...あ、

ゴメン...

いいさ。

もう記憶も

おぼろげだがね...

夫は無口だったけど、

よく笑う働き者

でさ...

子供は二人...

下の男の子は

元気でね...

上の子は、その時は

死ななかったけど...

もう、いない...

ルシール...

何があったの

...?

やっぱり...

私に話すの

イヤ?

別に、

なんでもない

話さ...じち

お嬢ちゃん。

今から二百年

近い昔ー

私の村を、自分で動く

人形が襲って、みんなを

殺したってだけの話。

そしてヤツらが

ゾナハ病をばらまいて

去ったあとに、

それ以来、敵討ちの

追っかけっこさ。

そこを通りかかった

鎌金術師に、

死ななくなる最薬を

いただいて、

あ...

くくっ...

ま、いいさ。

信じろなんて

言わないよ。

時にお嬢ちゃん、

香港じゃ

女優だったって?

どんなことを

してたのさ

そのアクションって

のは、本当に

あんたの拳法の技で

相手を倒すのかい?

恋愛ものは

本当に相手を

愛するのかね?

あ...うん。

まさか!

役者が本当に

戦ったり、愛したり

するわけ

ないじゃない。

みんな演技よ、

演技!!

アクション中心の...

活劇が多かった...

あと恋愛ものも:

そう...

みんな

「しているフリ」かい

同じだねえ、

ミンシア。

私達

「しろがね」と...

そして

自動人形達

とさ。

ど...どういう

ことさ、ルシール。

...生きてないのに

生きているフリ...

え?

あんたなんかに

何がわかるって...

ここを

まっすぐ行くと

ナルミがいるはずだから。

あとは一人でお行き。

何よルシール、

聞いてんの!?

悪いがね。私に

お客らしいのさ。

なんでもないさ...

ただ、あんたと

父上がぶつかるって

のがわかる

気がしてね...

なっ、何よ、

知ったような

口きいて!

!?

何...

あのヘンな

ヤツら...

あいつらの狙いは

おそらく

「しろがね」だけさ。お嬢ちゃんは

あ...え?

お行き!!

お行き。

これが

自動人形さ!

きゃ!

う...う...

バ...バァ..

一番初めの

...っしろがね」..

見つけた..

殺すアル...

あら、そうかえ?

でもね、

なまなかな

ことじゃあ、

このババァは

殺せないアルよ。

ルシール。

あいかわらず

元気だな...

パンタ

ローネ!

なんか

元気のいい

しろがねが、

参加した

らしいじゃ

ないか、

ルシール。

そいつも

うるさいし、

もうおまえも

いい年だろう。

そろそろ

死んでもらおうと

思ってな。

え、得体の

知れない敵って

なんですか!?

師父。

読んでみろ、

王.....

私にも

よくわからんのだ。

自動...人形

とはな...

ほかの道場の

ヤツら...

それとも

クローグ村で

フランシーヌが

死んだあと、

兄・白銀は去り、

弟・白金は

村に残りました..

しかし、

金にはもう...

人の心は

ありませんでした

フランシーヌは

カーニバルが好きでした。

道化や芸人が笑いを

与えてくれる..

それが彼女はとても

好きだったのです。

その笑いを

奪った、

クローグ村の

住人ー

カーニバルを

見せよう

ともせず、

せまい小屋に

おしこめ、

罪人のように

鎖をつけ、

あげくに

火をかけて

フランシーヌを

焼き殺した

村人にー

彼は復讐を

誓ったのでした。

そして、23年が

たちましたー

フランシーヌ

おお...

フランシーヌ...

待ってておくれ、

今、生き返らせて

あげる...

だ...だって

あれはその女が

自分で火を...

金は知ることが

なかった

そしたら一緒に

あいつらに、

罪はろぼしを

させよう

もし、仮に

知ったとしても、

その時の彼は、

信じることは

できなかったろう。

フランシーヌ

...

あの美しい顔

...

麗しい唇...

しなやかな

身体も、

この世に再び;

髪の毛は

本物さ...

今まで培養

保存液につけて

おいたんだ...

あの日、兄さんから

もらった...彼女の...

そしていっえき

血液はー

さあ、

フランシーヌ、

我が生涯最大の成果

「柔らかい石」から

生み出された

霊薬ーー

「生命の水」!

おまえに命を

与えてやる。

御主人様。

あなたと

呼んでくれ..

はい...

あなた。

フランシーヌ...

へへ...さあ

行こう、

フランシーヌ。

あの村の連中が、

おまえから

奪っていった

「笑い」を

今度はヤツらから

プレゼントして

もらおう

じゃないか!!

もう二百年

ぐらいかな、

ルシール。

あの日の

クローグ村は

傑作だったな。

...?...

.....!

おやァ?

どうした、

ルシール。

動きが乱れてるぞ。

「しろがね」はクールが

売りなんだろう。

ち...

障!

な...んだ

体液が...

パンタ...

ローネ様...

パン...

体が...

ヘンあ...る。

手で「気」を打ち込む...

そういえばこの国は、

そんな技術のある

ところだったな。

ほ...その娘を

ボディーガードに

雇ったのか?

そんなコト

あるもんかね。

ミンシア、

何やってんのさ。

早くお行き!

誰が助けて

くれと言った?

ひえ...血が

銀色~~やっぱ

人間じゃない~~

ミンシア!

うるさーい!

バカにしないで、

ルシール。

中国人はね、一度助けて

もらった人を、見捨てて

逃げることは絶対にないのよ!

それに、

こんなハラの立つ

中国人のフリした

へんてこ人形に

遅れをとったら、

父さんが

きっと...

許しゃしないわ。

来い、だんだっ

人形め!

私が

相手よ!

第14号の

有難

讐連鎖

金の復讐は...

フランシーヌの

死んだあとー

彼女と

そっくりな人形の

完成を待って、実に23年後に

行われ

ました..

それは、年月によって

薄まることのなかった、

憎悪の復讐劇

だったのです。

ひびひひ

ルシィィルよ、

ながァく

生きてきて

忘れたかね?

二百年前の

あの日の

クローグ村は

傑作だったなァ!

忘れやしないさ、

パンタローネ。

あんた達が

我ら村人に

やったことはね。

おまえらは23年前、

フランシーヌから

笑いを奪った。

カーニバルを奪った。

いいちを奪った。

そのうびええ、

支払うがいい

おまえ達が

分かった

ゾナハ病は、

他人を

笑わせないと

自分が死ぬ

病気だ。

さあ、

このブランシーズを

笑わせてみる。

あんな

フランシーンの

ための

道化になるのだ。

おら...達は

20何年前は子供

だった...よう...

うるさいん

だよ。

もう

決めたんだ。

代が変わったからって

僕の断罪からは

逃げられないんだよ。

おまえ達の

断末魔の叫びを

束ねて、

げ...

フランシーヌに

贈る花束に

するんだよォ。

オオァァハ

ハハハ!

クローグ村は、

その日のうちに

減んで

しまいました。

哀しみと憎しみに

ねじ曲げられた...

たった一人の

錬金術師の

ために...

せ...師父...

ま...まさか

これが本当だと...

こいつらが

自動人形が

まだ動いていて!

この山に

入って来たと

でも...

な...

なんてこと...

...ルシール達に

罪はない

じゃない...

そうかね、

ワシらには、

造物主の行為は

すべて正しいのだがね。

ミンシア、これで

わかったろう。これは

私の戦いなのさ。

そこを

おどき。

...

イヤよ

ヒュオ!

二百年前、

たった一人の男の

復讐のため...オートマーク

自動人形は

作られた...

そして今も、

「ゾナハ病」を

ばらまいて

いる...

カンちがい

しないで、

ルシール。

私は決して

義俠心だけで

あんたを助けて

戦うんじゃない。

私の父さんも

ゾナハ病に

かかったんだから...

...わかった。

そういう事情かね、

勇ましいお嬢さん。

なら、あなたにも

楽しんでもらおう。

チャイナ・ドールどもよ、

ふがいないぞ。

もっと丁重にもてなして

さし上げろ!

師父...いきなに

今、何か...

聞こえました。

鳴海の話を

聞いた時から、

人形破壊者の

彼を追って、自動人形が

来ると思っていたが...

はっ

そうだ!

お嬢さんと一緒の

バァさんも「しろがね」

だと言ってた、

お嬢さんが

危ない!

師父はここに

いてください。

鳴海、

行くぞ!

どうした鳴海

しっかりしろよ!

ミンシア...

はア

はて

はァ

な...なんて

頑丈なヤツらなの...

気を完全に

叩きこまないと、

ヤツらは何度でも

生き返るのさ。

ずごいすごい、

お嬢さん、かなりの

やり手だなァ。

やられた三体が

だらしないのかも

しれんが。

それでも

すごいものだ。

でも、もう

終わりかな。

く...

おどき!

イヤああルシィィィル!

人間並の

心配なら

要らないよ。

私は人間じゃ

ないからね。

あの日、

あんな光景を

見せられたんだ。

35

おまえ達を

壊し尽くすまで

死ねないよ、

パンタローネ!!

元気なコト。

だが、ルシィル、

おまえはもう

限界じゃないかね。

何をいう..

ルシール、空

あとは私が

やるわ!

およし、

死ぬよ。

大丈夫よ、

なにさ

こんなヤツら。

ほうお、

健気な娘だ。

ルシィル、さすが

しろがねの古狐、

うまく

たぶらかしたな。

うるさいね!

ニヤニヤ

笑ってんなら、

アンタが向かって

来なさいよ。

流行遅れのヘンな

だぶだぶズボン

はいてるくせにさ!!

何ィ...

フランシーヌ様から

いただいた

この衣装が

おかしいだと?

だめだよ

ミンシア!

お逃げ..

え...

殺す...

フランシーヌ様の

悪口は...許さない。

な、何?

か...か

勝てない。

は、迅い...

この人形は

ほかのと違う!

あれは

...

あの犬、

私らなら

狙って...

.....

な、なにアルか

...この犬。

がっ!

そうかい

やはりね。

え?

あれは

犬の

「しろがね」

だよ。

鳴海、音がした。

チャイナ・ホー。

こっちだ、

急げ!

遅れましたアル。

第15幕

◆御方

家の

パンタローネ様ア、

遅れましたアル。

チャイナ・ホー

ただ今!!

ほう、銀毛、銀目か。

ルシール、「生命の水」を

夫にも飲ましたのかね。

ル...ルシール、あの犬

まさか父さんが向かっ

たっていう泉で...

しっ...

それを人形どもに

悟られちゃいけないよ。

でも...チャイナ・ホーか...

やっかいなのが来たね。

敵も味方も

見境なく壊す

クレイジーな

ヤツだ...

どうした、おまえが

あの犬と遊びたいと

言ったのだぞ。

もうあの犬、

終わたアル。

...!?

へへ~

思ったより

手間がかかた

アルが...

あ...あ、

ちょっと...

この犬、

おそらくここの

「生命の水」を守って

いたんだろうね。

私達を襲った

のも、おそらく

そのため...

娘、フランシーヌ様に

いただいた

この衣裳を、

......?

それとルシール

話に聞いていた

新参の「しろがね」は

どこだ。

悪く言うた報い、

今受けるがいい。

さぁねえ、

やるんなら

早くおやりよ。

マズイね、

この状況は

変えられない!

このままじゃ

この娘も

殺される。

そうか...

じゃ、ルシール。

長いつきあい

だったな。

お嬢さーん

王!

ナルミ!!

ナルミ...?

それではあれが

新しい

「しろがね」か。

何してる、

行くアル!

気をつけて、

そいつらは

人間じゃ

ない!

ほう...

王、ちゃんと「気」を

体に叩きこまないと

倒せないの。

...じゃ、

そうします。

だが、オレも

梁師父門下生の

中で、天才と

言われた男、

簡単には..

やられんぞ。

おまえ達が

どんな物なのか、

だいたいの事情は

知ってるせ

...どんなに

危ないのかもな。

鳴海、

どーしたのよ、

ぼーっとして!?

ルシールの傷も

私のも

見えないの!?

戦いなさいよ!

な...なに

何よ...?

お嬢さん、そいつには

何を言っても

ムダです!

師父が、この

自動人形どもを造った

ヤツのコトを

教えてくださっている

途中からおかしくなって、

それっきり

そんな

調子です。

...じゃ、

父さんが、この

山にいるの!?

でも安心

してください。

......

お嬢さんは

オレがまも

守ります!

えええぇ、

どいつも

こいつも~~

パンタローネ様に

恥をかかす気アルか~

チャイナ・ホー

行け。

はあ~!!

は・はーっ!

へ...

どうだ...

はっ

鳴海なぞ

いなくたって

オレの方が...

いいやぁああぁ!

う...

パンタローネ様が

怒ているから、

おまえすぐ

殺すアル。

さびしくないアルネ...

ナルミ。

な...何を

言う...

オレは...

王張健、

...でもほかの人間も

みな死ぬから、

死ぬアル、

鳴海なんか

じゃ...

ないぞ。

舌が

剣に!?

ナルミ。

手~

オレは

鳴海じゃ

ない~

はやく死ぬ

よろし、ナルミ。

な...

地面に潜った!?

王、うしろ

...

え!?

ぐおあああ!

ワァン

鳴海、ねえ、

王が危ないのよ!

ねえ!!

なんとか言い

なさいよォ!

王...?

誰...?

鳴海...

あんた...

何言ってるの..

おどき、

お嬢ちゃん。

ナルミ、

あんたの中に、

あの御方の記憶が

戻ってきて、

あんたは、その記憶に

とりこまれたまま、

自分を取り戻せ

ないでいる..

それはわかるさ。

なんだァ、やばり

大したコトない

アルな。

終わり

アルか、

ナルミイ。

オ...レ...は

鳴海じゃ

......わえ

でもね、

言っとくよ。

あんたは

カトウナルミ

なんだよ。

自動人形を

倒すことを

誓った、

「しろがね」

なのさ。

フォオオ

29年の

2ヶ月が年がなが

流れていた。

あの日

フランシーヌを

失い、

金と別れた

日から...

こんな...ことを

やったのか..

金・

フランシーヌを

失ったからという

なぜ!?

なぜここまで

ひどいことをした、

金よバン形は...

私達まだい

兄弟が

造ろうと

したんげん

人間!

そっくりな

人形は...ォートマーク

自動人形は

こんなことのために

使うはずじゃ、

なかったじゃないか?

すまない

私なのだ。

咎なきおまえ達を

このような目に

あおせたのは一私の弟だ。

私の弟だ。

そして、すべてのはじまり

人形造りの旅に

彼をいざなったのは、

これは..

なんですか?

万能の霊薬、

「生命の水」

「村人達は

助かるだろう

ほ...本当で

ございますか!?

あ...

ありが...

礼は

言うな!

礼は言うな!

頼むから...

II動人形は

壊さねば

ならない

だが、私は

といすぎた

もう

・人では

探せない。

戦えない

それ故に、

それ故にこそ

おまえ達に

哀れな犠牲者である、

おまえ達の

心すら

利用して、

呪われた

運命を、

...

つけるの

だから

......

女...

え...!?

ナル...

すまない...

いえ...あ...

あなた様...

土は土に、

人形は人形に

遅さなければ

ならない。

あ...

な...何、鳴海

どうしちゃった

のよ!?

今の

あの男は

...

ナルミじゃ

ないよ。

旅の練金術師、

「白銀」だ。

生命の泉へ

ほら、

どうしたアル?

ほら人間、

おまえ強い

アルね?

ほらァ~~~

ほら、アタシの手下

やったように

やってみるアル。

白銀...

様...

鳴海...

よけいな

...

...おまえ達の

...造物主は....

本当に...人間に

あんな...死に様を...

望んだのか...?

ふむ..

ことを...

ああ~?

へへ、何言ってる

アル、こいつ。

ルシール...鳴海は、

何言ってるの?

あの男の中で、今、

自分の記憶と他人の

記憶が混乱して

いるのさ。

本当に...不当に金は...

おまえ達にそれを

しろと言ったのか?

へへ...

へへへヘヘへへ、

それがどーした

アル!?人間。

本当か!?

本当なのか!?

金よ!

彼が愛

いいんですよ。

弟よ!!

この村

でも自動人形とこの村にまちがった後輩をし

私は思った。弟が

しでかした

ことの

後始末は、た

私がせねば

ならないと...

兄であり、彼を

自動人形造りの

道へ最初に

誘ったのは

だが、最後に彼と別れた目から、

実に29年の月日が流れていた。

私だったの

だから。

彼が遺した

自動人形どもは、

既にどこに行ったかも

わからない

ぐええ、

や...やった

アルなア。

鳴海、気をつけて!

そいつ、地面に潜って

とんでもないトコから

襲ってくるわ。

だから...

私は...

重い...っみ

罪を犯す。

哀れな

クローグ村の

生き残りを、

私個人のあとしまっ

後始末に

利用する。

私の坊やに

あいつらが

何をしたか、

女よ

私は..

忘れない。

おまえ達の

心の底からの

復讐の念を、

私は利用

するのだ。

生命の水になれが

フランシーズのために

つくった霊薬!!

この水は、万病に効くと

ともに、もうひとつの

力を持つ。

人の心を溶かして、

それに

私が溶け

飲んだ村人の

心を支配しよ

そして

金の造った

自動人形を

追い、

事情も知らず、

私に利用される

あなた達は、

ただ哀れだ...

この世から

すべて

消し尽くす

のだ。

ほかに

方法が

ない..

すまない

すまない

すまない、村人達よ。

だが

もう、

老いた私には

フランシーヌよ

おまえは

天に対する

最大の罪人だろう。

おまえが信じた

神は、

自ら死ぬ者を...

最も嫌っていた!

はずだから..

...フランシーヌ、

待たせたなア。

おまえは

私への思いを

証明した..

一人で地獄は

さびしいだろう。

こんな

外道をする

私も

すぐに

そこに往くよ。

幾十年...

幾百年

たっても、

でもな...

フランシー

天は、ただち

私達を赦しは

しないだろう

心から

おまえを、

愛していたよ。

ひひひ

もらったアア~~~

鳴海ー!

!!

弟の恋した女を

奪って、彼を変えた。

女を追いつめて

...死に

向かわせた...

そして...ただの

兄弟のいさかいに

他人を巻きこみ、

利用した...

天は、罪人に

何も許さない。

安らぐことも、

死ぬことも...

私に許されたことは、

ただひとつ...

おまえ達

自動人形を、

憎むこと。

ほうお、

おまえが

ナルミだったか。

「しろがね」の原因と

なった者の

記憶もあるらしい。

ま、どうでもいい

ことだがな。

だが

それにしても、

ふがいない

ものよのう。

昔から、こういうことがなくなん

続いている:完全である

我々が、薬手や、あるいは

人形を使う人間に

遅れをとることが...

本来なら自動人形は、

風より迅く行動できるのにな。

そうさ...それなのに

おまえ達は、武器を持たぬ

人間の前では動けない。

それが

おまえらの

業なのさ。

どう...

いうことだ?

ルシール

こいつらの

体の中には、

造物主が造った

一種の命令回路がある。

それは聖なる

ブラックボックスとも

いえるもので、

自分の体を改造する

こやつらにも

いじることはできない。

なぜなら、こいつらが

畏れ敬う

造物主が造ったなんだ

基本部分だからさ。

その部分は言う、

「おまえらはクローグ村の

人間に恐怖を与える

〈道化〉として造られた」

「〈観客〉は〈道化〉の

その姿や行為を見て、

初めて恐怖する」

人形は〈観客〉役の

人間の前では、

目にも止まらぬ

スピードで

動いてはいけないのさ。

「攻撃用の機械的兵器を

持たぬ者」を、

言い換えれば!

〈観客〉って

我々の本能は

そう判断する。

だが、それが

どうした。

おまえ達「しろがね」は

我々の本能が

武器と判別しにくい、

姑息な操り人形

などを使うが、

ほかの人間どもは、

未だに我々を

銃や、兵器で

倒せると思って

いるではないか。

ははは、ムダな

ことよ。

兵器が高度に

なればなるほど、

我々は迅く動けるのだ。

人間は絶対に

我々には勝てないのさ。

:今はね。でも

あんたらが、

そんな弱点を持ってるなら、

いつかチャンスはあるさ。

くくくっ、

ルシィィル、

残念だがな、

我々のその

弱点とやらも、

もうなくなるな。

何?

チャイナ・ホー、

役立たずめ

動けるか?

はッ...はい~

パンタローネ様ァ

ならば、ナルミが

下りて来た道を登れ。

い...いかん、

師父がいる。

ええっ?

何を

言いたいのさ、

パンタローネ。

これを

読ませて

もらったよ。

そこの男の

服の中に

あった。

あれは...

師父の本。

あれを...読んで

鳴海が...変に

...なった...

ルシール、おそらくん

その弱点を...

我々の体内から

追い出す方法が

あるってコトさ。

バカお言いで

ないよ。

そんなことが

できるものか。

「生命の水」さ。

そして、

それが近くに

あるってな。

ま...

待て...

あっ!

これか...

ナルミ...

いいえ、今は

白銀様。

この本には

恐るべきことが

書いてあります!

...ここ..

これは..

...生まれた

村だ...

もう...ねん

52年にも

なる..

まア...

ここで死ぬのが

いいとこだな...

手ごろな穴だな...

これならいい。

「生命の水」よ、

在れ!

このなんでも

溶かす水なら、

不死の

我が身でも、

さすがに

溶けて死ねる

だろうさ。

白銀様、

パンタローネの

言ったことが

真実なら、

絶対に

ヤツらに

「生命の水」を

渡しては

ならないのです。

急ぎましょう。

ちょっと...

待ってよ!

第17章

師父事業

へへへ、

薄赤く光る

銀の水...

見つけた

アルよオ~

「生命の水」...

パンタローネ様ァ。

その本に

書いてあったのさ、

自動人形を

造り出したのは、

金という男。

二百年前、

私の村を滅ぼしたあと、

金は生まれ故郷の

ここに帰って

来ていたんだよ。

さァね!

おかしい男の

考えてるコト

だからね

でも

たったひとつ、

わかるコトが

ある...

ちょ...ちょっと

待てよバァさん、

いったい、なんの

ためにだよ。

そいつはもう、

ここには用がない

ハズじゃ...

え?

ヤツは

死ぬつもり

だった。

―この地で

「生命の水」を造り、

自分も

溶かそうとしたのさ。

...本当

かよ...

ーーそれが今、

父さんのいたっていう

滝なの!?

その本によると

そうらしいね。

大変なことだ!

人形らに「生命の水」を

飲まれたら、

私達「しろがね」に

残された唯一の

勝因が、完全に

なくなってしまう。

すなわち、

素手の人間の前では、

人間並のスピードでしか

動けないという、

ヤツらの条件が

くつがえる!

パンタローネどもが

「生命の水」を飲むのだけは

なんとしても

阻止しなければ!

だが...!

阻めるのか、

私達に!

ヤツらが!?

私は傷つき、

操り人形すらない。

あの二人は

気功を使うが、

しょせん人間...

体力的にもう

限界だろう。

やはり...

ナルミだ。

この男の

力が要る。

だが...だが

どうやって!?

どうやって、

白銀様の記憶に

深く捉われた、

ええ...ええ

師父が!

この男を

目覚めさせる!?

父さん!

この上に..

泉に父さんが...

父さんがいるのね、王!

ああ、おそ

遅かりし、

ルシィィルよ。

彼女らが

泉に辿り

着いた時は、

すでに..

毒見役

チャイナ・ホーは、

「生命の水」を、しこたま

きこし召した

あとでした。

どんな具合だ、

言ってみよ。

は...

ははァア...

はァアァア、

とぉぉぉても

良い気分アル~

遅かったか...

そうか、

これで私も、フランシーヌ

機と同じ御心が持てると

いうことさ、ルシィィル。

父さんが..

いない...

ちィイ、

仕方がない。

では私も、

美酒をひと口

いただくとしようか。

パンタローネ、

そうはさせないよ!

父さんを

どうしたのよォ!

師父を

どこへやったァ!

うるさいな、

至高の酒に、

喧騒は

要らぬよ。

そうアル

は...はゃ

迅い...

こ...これか

「生命の水」の...

効果か。

「しろがね」でも;

勝てない!!

おっそい

アルよ。

くおおお!

う...

鳴海...

......とう

父さん...

くそ...

カラダがァ

...

ははは、はは

いいぞ、チャイナ・ホー、

実にいい。

...およし...

どれ...

だめ...だ

これでゆっくり

いただけるというものだ。

だめだ!

それを

飲ませるわけには

いかんな

人形。

なんだ、

おまえは。

たった今、人形ごときに

不覚をとった、凡愚たちの

師匠だ。

莫迦奴!ただの人間

しかも老いぼれが

何をするというのだ。

しゃべる木切れがボロ切れを着て

何かぬかしてるな。

キサマァア~~

...バ、

バカな...

人外の者だとて、

二本の足で地に

ついておるんでな。

パ:パンタローネ

様ァ~~

でも...

それにしても、

おまえ達は

情けないな。

...驚いたね。

せっ...

師父!

とっ...

父さぁん!!

特におまえだ、

鳴海。

立て!

...?

と...とう

父さん?

なんだ

おまえは

おまえだということが、

何故わからぬのだ。

こっち見ろ~

アタシ、おまえなど

すぐ殺せるアルぞ~~

それがなんだ、

修練した拳法まで

忘れおって。

他人の記憶は、それがいかに

鮮烈であっても、おまえ自身を

支配することはできない。

殺してやる、

きいい~~

ヤ...ヤツが

消えた。

と、父さん

気をつけ...

.....!

...!!

覚えているか、

始まりの三体式より、自然に美味しい

基本五行拳の一番、

劈拳だ。

な...!?

そ...そんな

ハズは~!!

そして蹟拳。

この二つを

覚えるのにおまえは、

五年をかけた。

なぜアル、

なぜ当たらない

アル。

劈拳の、敵に向かって

伸ばした腕は、

ミサイルの発射台だ。

それに沿って

手をすべらせば、

手は必ず敵にあたる。

その説明を

気に入った

幼いおまえは、

一年間毎日、

何度も同度も

くり返していたな。

が..

一雨が降ってた日も...

手と足を、

いっしょに...

鳴海、

誰だろう、

この人は...

今日は崩拳を

受けてみろ。

雑誌の束を

腹に、そうだ。

...!そうだ

こんなことあったっけ

おまえが何を

学んでいるのか、

また、おまえが

これから敵にどういう

痛みを与えるのか、

おまえ自身で

知っておくがいい。

あ、当たらないワケ

ないアル...

アタシ、「生命の水」を

飲んで、最高の迅さ

手に入れたアルね...

人間の老いぼれ

一人にイイイ~~~

行った!

今度は鳴海の

背中ごと

攻撃するつもりだ。

父さんは、

鳴海がジャマで

反撃できない。

その痛みを

思い出せい!

父さん~

鳴海、自分が

肉体で受けた痛みは、

自分だけのものだ。

なんで...

どんなに素早い

攻撃も、空気に

触れずには行えない...

数百年を

かけたのだ。

動く時に必ず

空気は割れ、

ふるえるものだ

どうだ鳴海

骨も肉も

バラバラになる

ような痛苦だろう。

これが、内側から

人間を粉々にする

「崩拳」だ。

中国の拳法は、

それを「聴く」ために、

オレの体が覚えてる、

オレだけの

”痛み...

痛えない!?

痛いっスよ

...雨で。

遅いぞ、

鳴海。

すいません、

梁師父。

師父...

すいません。

遅いんだよ

第18幕

ようやく我を

取り戻したね

ナルミ...

...

どれ、久しぶりに

暴れたから...

師父...

少し

疲れたな...

もう

年だな...

師父!

ゾナハ病の発作が...

父さん!!

父さんバカよ。

そんなに

苦しいのに...

あんな奴、私達で

やっつけられた

わよ!

それが何よ...

鳴海を起こすため

だか知らないけど...

ムチャ...してえ...

私...私...

そうだったな。

この手が上がる時は、

たいていはおまえを

しかってぶっていた時

だったものな...

そんな...

そんなこと..

まあ許せ、

ミンシア。

歴史ある拳法の

門を守る私は...

そういう父であるしか

なかったのだ。

と...

父さん...

あなたの

深い技術に、

敬意を表します。

痛み入る...そんなシャンプン

私は梁剣峰と

いう者です。

座ったままの

非礼をお詫びする。

ええ!

...すごい

師父は、あの

化け物人形を

簡単に倒して

しまったんだ!

本当に、スゲえや。

師父がいりや、オートマーク

自動人形なんぞ

こわかねえぜ。

なァ、ルシール。

師父が「しろがね」に

協力して

くれればよ...

ルシール・ベルヌイユと

いいます。

いつか...お茶でも

御一緒しましょう。

いいですな...

すべては、王と

その本が語って

くれます。

王は私の

一番弟子です

から。

師父...

では...

お、おい

ルシール。

なんで行くんだよ!?

師父に仲間に

なってもらえば...

ムダさ。

え?

彼は

偽りの生を生きる

気はないよ。

父さん、この水を

飲んで!

師父、この水を

飲めば、ゾナハ病が

治るんですよ!!

ぜひ

あ...

あの犬は

この犬は...

その水を大昔に

飲んだ.....

えっ!?

それ以来、この犬は

泉に人間が近づかぬ

よう守ってきた...

そのようなことなど

考えもせぬ、

ただの仔犬だったの

だろうにな...

ミンシア...

私が、香港に役者を

めざしてゆくおまえを

許さなかったのは、

おそらく何度も...今の

ように傷つきながら...

私にとって、

「何かを真似し

演じる」という行為が

どうしても

嫌だったからだ。

香港のような

大きな街に、人々は

楽な暮らしを求めて行く...

そしてそこで、なるべく

たくさんの物を掴んで、

次の場所を

めざそうとする...

役者もまた、様々な人生を

次から次に演じるのが仕事。

.....

本物の武術を

学んだおまえが、

その真似ごとで

生計を立て、また違う

場所へ流れてゆく...

かりそめの

場所に行き、

かりそめの

人生を生きる

私はおまえの

生き方が、

どうしても

許せなかったのだ。

わ...

私は...

その反面、

「本物」の

寿命は短い。

多くの時と努力を

費やした割に、

すぐ無に

帰してしまう。

研鑽を積んだ拳法家の

人生のようにな...

だが、ミンシア、

私は中国人だ。

...たとえ

一瞬であっても、

自然の理にかなう

「本物」が好きなのだよ。

この哀れな犬の如く...

生き物の理に外れ、

自ら望むことのない

目的に生きるようなー

偽りのえいえん

「永遠の人生」など

要らないのだよ。

お...とう

お父さん...

...だって

私...

お父さんに...

生きてて...

もらいたいもん...

死んじゃ...

いやだ...

せ...師父...

オレ達は...まだ

師父に教えていただき

たいんです...

ただな...

人の人生は

その者の人生だ。

当人が選んだ

人生には、誰も

口をはさんでは

ならないの

だろう..

それがたとえ、

娘であってもな

...

父さん...私

もっと父さんと

話をするべき

だった..

からくりサーカスの

父さん、

何を...

せ...師父?

うっ、

うわああ!

あれは...

あれは...!

パンタ

ローネ!

娘は

フランシーヌ様

からいただいた

この服を

ののしり、

ゆるさぬ

父親は

フランシーヌ様に

手を加えていただいた

この身体を侮辱した!

ゆるさぬ

ぞォォ!

岩を球に

するだとォ!?

ヤツの得意技さ、

こうなったらマリオネット

でも対抗できない!

お嬢さん!!

きゃ!

まずは小娘だ、

地べたにはりつくが

良いわ!

次に父親をつぶし、

その上で「生命の水」を

飲んでくれるわ~

ちイイ

待ちなさい、

滑稽な木彫り

玩具よ。

なにィィィ!

人の話を

聞かん人形だな。

おまえ達には

飲ませないと

言ったろう?

それは...

せっ、師父!

父さん!!

このあたり一帯に

爆薬をしかけた。

パンタローネとやら、

おまえの動きより、

私の指の一押しの方が

速いぞ。

おのれ~~

そうまでして

泉を~~

なに、花火が

好きなのでな...

王、あとは

頼むぞ。

そ...そんな

師父..

おまえは私の弟子の

中で一番だった。

これからも、増長せずに

功夫を積むが良い。

師父~~

師父、今行く。

早まらないでくれ!

父さん、

やめて、

父さーん!!

どぃつもこいつも

うるさいな..

死にかたぐらい

選ばせろい。

ぬううう!

いやああ

父さぁん!

お嬢さん、

いけない!

いやあ、王、

はなしてえっ!

ついに...

頭はなでて

やれなかったな...

でも、許せ

ミンシア...

思い残すことは

ない。

私は「本物」の

人生を生きた...

くそォオオオ!

その時

長かったオレの中の、

銀の記憶の旅が、終わりを

告げたような気がした...

あの時、

燃える炎の中で、

フランシーヌは、師父と

同じことを言ったのでは

なかったろうが...

そしてその

「終わり」は

また、

おおお

オレの自動人形

追撃の「始まり」でも

あったのだ。

ふーん...

大失敗だな、

パンタローネ。

私達の夢アフ・ウィック

「生命の水」を目の前にして、

たかが人間に

してやられるなんて、

信じられなーい。

しかも、

フランシーヌ様に

いただいた体に

そんなに傷をつけて

恥ずかしい

ものだな。

最後の頁

まさか人間に、自動人形を

上回る動きをする者がいるとは

思わなかったのだ:

その者は、人形使いの家の

出の者だとか...

...おお、人のサーカスに

関わるでないよ。

もう、そいつは

死んでるんでしょ。

カンケーないわよ、

アルメンドラ。

だが、

気になるな...

そうだとも、

アルレッキーノ。

「しろがね」になった

犬がいたと聞いたが、

パンタローネ。

ああ...

それがなんなのさ、

ドットーレ

人の十数万倍もの

嗅覚を持つ犬に、

パンタローネは

においを覚えられたー

ということさ、

コロンビーヌ。

獲物を追う普通の

犬の嗅覚は、

人間の数万倍...

そして、

「しろがね」になった

人間の能力は、

元の約五倍...

山が..

崩れちまった...

ああ...

これじゃ...

「生命の水」の泉も、

振り起こす

ことなんて

できないね?

お嬢さん、元気を

出してください。

師父は武術家

として、その生を

力強く全う

されたのです。

わかってる...

わかってるわよ、王...

でも...でも

なんで薬の泉なんて

おかしな泉が、こんな

トコロにあったのよ...

私...父さんを

せっかく

わかりかけたのに

あれのせいで、

父さんは爆薬と一緒に...

ルシール...

少しいいかい、ミンシア...

それはおそらく、この本に

書いてあるだろうからね...

クローグ村を

滅ぼしたあと、

自動人形の

造物主・白金は

どうしたでしょう。

ふ...

役目を

果たしたら、

もう止まって

しまった...

しょせんは

機械人形...

魂の無い玩具...か..

この...

フランシーヌもだ...

何か...

あなた...

そして...

あなた...

か..

ぼ...僕は

おまえが笑うと

いいと思った

悪い村人に罰を下せば...

おまえはきっと、素敵に

笑うと思ったんだ...

でも...

おまえは

笑っては...

くれなかった

おまえは...

フランシーヌ

じゃない。

フランシーヌの

髪を植毛し、

だけど

やっぱり!

やっぱりおまえは

フランシーヌ

じゃない!!

「生命の水」を使い、人間の仕草はすべてできるように造った。

「生命の水を使い、人間の仕草は

すべてできるように造った。

ただの

人形なんだ!

う...あ...

苦しいか?そうだろう。

フランシーヌと変わらず

息をするように、

僕が造ったんだからな。

さようなら。

だが、

さよなら

人形め。

さよなら、

フランシーヌと

違う者...

僕はこれから

どうしたらいい?

僕はこの人形と

生きようと

思ったのだ。

僕...?

だから

不死の霊液、

「生命の水」を

飲んだのに...

教えてよ、

フランシーヌ...

そうして、

兄と同じく金も

また、キュベロンを

離れたのでした。

フランシーヌ人形達を

置き去りに..

――放浪が

始まりました。

北欧...

ロシア...

飲んだ最薬の

ために、

五年に一歳しか

年をとらぬ体は

疲れを知りません。

彼はただ、

あてもなく

歩きまわりました。

やがて彼の心に

つのるのは、

生まれ故郷の村への

懐かしさ...

そして、その時には

金はもうじゃん

自分の死ぬ方法を

見つけていたのです。

そして

ついにー

金は、ねん

52年ぶりで

中国に帰って

来たのでした。

...もうぉぉ

思い残すことは

...ない...

故郷を見たん

だものな...

あとは...

ここに飛びこむ

だけだ...

この「生命の水」は、

僕のすべてを溶かして

くれるだろう

鎌金術師が、じゃん

自分の生みだした物に

溶けて死ぬのも、

まア、いいだろうさ...

「まアいいだ

ろうさ...」

やっぱり

おかしいぞ、

この本。

金のコトばかり

書きすぎる。

フランシーヌ、

この地上には

もう君はいない..

僕は君のところに

行くことにするよ。

君の住まう

どこか別の地へ...

僕は旅を

するよ。

「僕は」旅を

するよ。

ーだいたい

この本を書いたのは、

誰だ!?

ま、まさか!

他にで

とてもありますが、

...

僕の最後をしるした本

しるした本を

終わろう、

こ...この本を

書いたのが、

金本人ごっ

だったのか。

自分のやった

ことを恐れ

後悔するあまり、

他人が語り、

他人が描くように

本を残すしか

なかったのね。

哀れなヤツだ...

誰が読もうと

関係ないな...

君のいないこの

世界に、もうなんの

関心もない...

フランシーヌすぐ行くよ。

そうか...なんで今まで

考えつかなかったんだろう...

なんだ...僕は

やり方をまちがえた

だけだよ...

フランシーヌが

この世にいない

だと...?

くくっ、

いや、いやいいや。

いや、いやいいや。

まだ...いるさ。

あれ...

ルシール。

まだ、裏に

何か書いて

あるぞ...

思いついた

終わりではない

「生命の水」が

ある限り。

どうやら、

金は死ななかった

ようだね。

死のうとする直前に

何かを思いつき、

行動に移った...と

考えるべきか:・

何を...?

あ...犬...

自動人形...

おまえ、

そいつらの

行く方を知って

いるのかい?

ま、まさか

犬が言葉を...

行くよ、ナルミ。

金のことも

気になるが、

今は手がかりを

追うしかない。

あの犬は、もっと

多くのことを

知っている気が

するのさ。

金と自動人形は、

どこかで必ず

つながっている。

お...

おう。

あっ、ねえ、

ちょっと

待って!

え?

おっ、

お嬢さん!

彼ら二人の

「しろがね」が

犬を先頭に

追跡を始めた頃

せ...先生...?

日本では

別のしろがね達が

運命的な出会いを

していた。

ザァ

『宅配便

われもの注意

おはようございます。

お久しぶりです。

勝です。

今、仲町サーカスは、

場越し(移動)の

準備で大忙しです。

ぼふ

オヤっさーん、

こっち積み終わり

ましたァ。

ここ、まだ何か

入りますよォ。

おう、人形用の

ケコミ幕、

そっちに入れとけ。

ナオタ!

うーす。

わかったよ

わかったわよ。

«高架台の下をかくす毒

ちょっとヴィルマ

あんた人形ちゃん達

乱暴に扱わないでよ。

二日前の飛行機事故で、

仲町サーカスが

台無しになって、

秋祭り全部が中止。

つまりは、ぼくらが

ここにいるワケも

なくなったのです。

マサル、

オーッス!

...?

元気ねーな。

ははーん...

マサルさん

おはヨー!

すみたいです

......リーゼ

嫌われて

イマスネ...

そんなコト

ないよ!

オハヨウ、

リーゼさん!

あぁ

ノリさんヒロさん

ゴメンナサイ、

オハヨー。

なんかあのボーヤ

おかしいわねー。

マサルがどーか

したのか?

なんかあのコ

キゲン悪い

らしいのよ

な、何かあった

のでショウカ?

リーゼ、まだ君にゃー

わかんねーかも

しれねぇが、男にゃ

いろいろあるんだよ。

え..

なんデスカ?

なァヒロ、おまえも

あの頃、心当たり

あんだろ?

そうっスね~

ムショ〰に女のコが

気になってね〜

あーあー!

オレもそう、

若い性の芽生えっ

つーの?

そーそー、

パンツが

よ~...

ははーん、

そういう時はね

リーゼちゃん、よる

あのさ、夜にさー

なんにもしなくていい

でも、なんか

キゲン悪いよな~

マサルのくせによ。

ほふ

ぼくはなんでも

ないよ!

ほー

こりゃリョーコ、

おまえ遠足に

行くんじゃねえぞ。

いーじゃない

おじーちゃん、

こういうのは

いるんだもん。

あんたら

ニブイね

へ?

行った先で学校に通って

勉強しなかったら、

すぐ家へ帰すって、

父さんと母さんに

約束したんだからな。

わかってるっ

て~

あ。

言い忘れてました。

仲町サーカスに、また

仲間が加わりました。

道具方の

「どなりんジジイ」こと

生方法安さんと、

その孫娘の

涼子さん。

ふん、言っとくけど

おじいちゃんが心配で

ついてくだけだからね

サーカスなんて

大キライだもん。

...はいはい。

何言っとるリョーコ、ワシは

仲町どもに「テントの張り方を

覚えるまで、どーしても」って

頼まれたから、少しの間

つきあってやろうと

思っただけじゃ。

おまえこそ、父さん達の

大反対を押し切って、ムリに

ついて来たんじゃろが!

.....?

なんじゃ

あの坊主...

元気なかったな。

とんでもない

ぼくはいつもと

同じだよ!

しろがねー、

これ仲町さんが...

キゲンなんて

ぜんぜん悪く...

はい、

ただいま..

ぼくは...

ぜんぜん

だいじょうぶ!

では先生、私

行きますね。

からくリサーカスの

ああ、ワインを

買ってきてくれ。

わかりました、

先生。

この人はギイ・

クリストフ・レッシュ。

飛行機事故の

翌日、ぼくらの

サーカスに来ました。

二日前の

話です。

ちょっと

誰か

来て~

ああ!?

海にケガした

人がいる~!

ひでーな

指がほとんど

折れちまってるぜ~

おいノリ、ヒロ

救急車だ!

いや、それよか

あそこの警官

呼んでこい!

へい!

でも、ダメじゃ

ねーか...

死んでるよ~

そうかねえ。

まァ...

ママン。

じゃなく日本だったな。

「ちょっと

待って」

親切な

日本の方々よ...

大したことは

ありません。

どうか少しだけ

休ませてください。

その人は、しろがねと同じ

銀色の瞳と髪の毛をした

ハンサムな外人でした。

...私は

医者です..

傷は...自分で

治せる...から...

なんだ?

コイツ。

本人がそう言うし、

仲町さんも面倒は

ゴメンらしくて、

とりあえず

その人をテントに

運んだんです。

パパァ、この人形

みたいなの

どうしよう?

ゴミじゃない?

ほっときな

ふーむ。

ノリ、ヒロ、

これも

運んどけや。

え~?

きったねーよー。

バカヤロウ!

こりゃよく手入れ

された何かの

道具なんだよ!!

へい。

よし、

そっち持てよ。

せーの!

このにんぎち

人形の手、

どこかで

見たコト

なかったかな...

どうか

しましたカ?

マサルさん。

ううん。

それだけです。

テントに帰って、

三輪トラックに

その人を

寝かせたって

だけです。

おう、あの外国人

どうだった?

応急処置

しといたけど、

あれ、すごい

回復力だわ。

どんどん顔色

良くなって

るんスよ。

へー、なら早く

出てってもらえる

わねー。

ただいま

帰りました。

おかえりー

何か

めんどー

あったの?

いえ、私達は

もともと無関係

でしたから

しろがね、

あのねー...

それが

しろがね、

大変だったのよ~

海から

ドザエモンが

あがってよ~

いや、死んで

ねーけどよ。

それが

あんたみたいに

銀髪、どんめ

銀目でさー。

団長、警察の

事情聴取、

行ってまいりました。

ちょっと

待ってください

ボケだよ

とにかく、

寝てんだけどさ。

おう、

しろがね。

そいつ、おまえと

同国人かもな。

あとで事情

聞いとけや。

はい。

え~~

オヤっさん、

そりゃねーよ。

そんな必要は

ねえと思うな。

なんかアイツ、

女に手が早いって

カンジ~

そうよ、ちょっと

こぎれーなツラ

してるしよ~

きっと変態だぜー

女を泣かせて

ヨロコぶタイプの

男だぜ~

なにを・てるデスカ...

あのウ...

しろがねサン、

もう行きまし

タケド...

ーそうだったの

ですか。

うん、

しろがね

前に言ってたよね。

世の中に自分で動く

こわい人形がいて、

それを壊す役目の

人形使いがいるって...

それが

自分達だって...

はい。

だから、みんなには

言ってないけど...

あの男の人も

そうじゃないかって

ぼく思うんだけど...

しろがね?

オ...

オリンピア!?

では...

では、助けられた

人というのは

ふむ、

そろそろ指も

くっついたかな。

......!

せ...先生...

...こんなところで

出会うとはな。ふふっ。

シェイクスピアの

筋書きでも、

なさそうな展開だ、

エレオノール。

ギイさんを

しろがねは

「先生」と呼んだ...

だから...

こんなに親しいの

でしょう...

お久しぶりです、

ギイ先生。

だから、

ぼくの知らない

しろがねの名前も

知っている

のでしょう..

ふん

ふん。

そーかもなァ。

だからさ、

あのボーヤは今まで

しろがねにずーっと

世話されて、守られて

きたワケよ。

それがマサルの

望む望まないに

カンケーなくさ。

だから、いつしか

ボーヤの中で

しろがねは、姉さんとか

母さんのように

なってたワケよ。

それが、突然現れた男に

名前を気やすく

呼ばれたり、親しげに

されたら、どう思うさ?

あん時ゃさすがに

ムカついた

けどよ~~

でも、10年以上も

親がわりになって、

人形繰りを

教えた先生だって

聞いたら、

しゃーねえかと

思うもんなァ。

それが、まだ

割り切れてないのさ、

あのボーヤ。

リーゼちゃんも

大変よ~~

そ...

そんな...

うん!

やっぱり

大丈夫!

ぼくはしろがねを

そういうふうに

見たコトは

ないハズだもの。

ぼくはぜんぜん

不機嫌なんかじゃ

ないさ!!

しろがねピンチ)と

ナカマチ・サー

よーし、

荷づくり終わり。

昼までには

出発できるね。

どなりんジジイの

ワンボックス、おまえが

運転しろよ、ヒロ。

えー?オレ

しろがねと一緒が

いい

お坊ちゃまが

見あたらないの

ですが...

よーしちょっと木けい~

なんで

マサルさんなら、小学校の

先生に、アイサツに

行きマシタが...

まあ、私の高校も

近いので、

一緒に行くはず

だったのに...

何かこの頃、

お話もしていない

ような気がする...

......?

すんませーん

行ってきましたー。

おーう。

あの、

お坊ちゃま、私も

御一緒するはず

だったのですが...

ごめんねー、

しろがね

忙しそう

だったからー。

すた

さア、とっぱっ

出発ーっ!

次どこ

行くのー?

キ...キンキ

方面だな。

すっごーい

四国ー?

さ...

では、出発なので

トラックの方へ、

お坊ちゃま。

ちがうよ

アホ。

ぼく久しぶりに

三輪の方に

乗りたいなァ。

ヒロさーん

かわってよ

い...

いいけどよ。

......?

あ...

あの...

お坊ちゃま、

わ...私が

何かお気に

障ること...

しましたでしょうか?

んーん、

ぜんぜん。

しっ、

しろがねサン、

しっかり~!

したんだ

私は何か、

とてつもない

大失態を

やらかしたんだ...

リーゼさん、

なんでしょう、私が

やっちまったのは

なんですか~!?

いえ...

アノ...

しろがね、

やっぱ気づいて

なかったな。

それにしても、

エライとりみだし

よーね。

ま、マサルにとっちゃ

今まで自分だけをちやはや

してくれたしろがねを

あのケガした外国人が

とっちゃったから、

なんて...

言えねーよな。

ちぇっ、オレだって

面白かねーけどよ、

しろがねの親がわりで

先生だっていうんだから

しゃーねえわな。

マサルは、

それが

わかってるから、

あんな

タイドしか

とれねーのよ。

子供って

ナイーブなトコ

あるのよねー。

なかった

もう、

やめときな

オヤっさん、

それもある

だろうけど、

それだけでも

ないだろうよ。

え?

あのへんな子供は、

いっつも

他人のために

怒ってんだろうが。

あー、しろがね、

あの海で拾った

ヤツ、

ギイっつったか、

どんな具合だ?

さ、

寝かせてくれたら

あと2つ目

必殺できるとのコトで

移動するなら

その先でおろして

くネとのコト

です

低い、

低いよ、

しろがね。

テンション

がよ~

いつも向くはねーけど

よーし、オレらが

明るめの話題を、

やー、あいつも

人形使いなんだって?

でも、船旅で

練習中に、船から

落っこちたんだってー!?

とんまだねー。

きいまったく

しろがねサン!

ぱた

ありゃ

ダメだわ!

ブオォオ

まァ

ほっとくしか

ないか...

......

お坊ちゃまに

嫌われた!

私は何をした..

何をした!?

二人私がこの期限った、お坊ちゃまの

バンツをお気に召さなかった。

一スヨー私の私服がお気に召さない

...お坊ちゃまは、ウサギは比較的な。

スローキのうちの身に、お前ちゃまのお願いな

このブルノ奥に、ひとりじゃないかワイトアスバラガスを入れた。

35.お坊っちゃまはマヨネートスをたくさんかけて、

それをなんとか食!べられるようになった。

〈団長が好きキライを

ゆるさないので

今私が...うとましく

なられた

しろがね

そのカッコ

はちょっとさ

いいんだって

七動きいきの

ですが...

お坊ちゃまは

納得されたご検討

人間に

なりたかったら..

勝という子を

護ってごらん...

ちがう・

もう...

ちがうんです..

あんなお顔で

笑うお坊ちゃま

初めてだった。

私が..

させた!

お、おい

リーゼ...

アノ...

いいデスカ?

あ...

リーゼさん。

しろがねサンは、

不思議デスネ...

え?

私は...このサーカス

入って間もないノデ、

よくしろがねサンを

知らないデスが、

わかりマス...

あの人形のテクニックや

非常事態時の冷静さは、

きっとものスゴイ人生を

送って来たんだっテ。

......

フォオオオ

きっと、マサルさんにも

教えていない人生、

しろがねサンにある

...ちがいマスか?

きっと、それに

マサルさんは気づいた。

思いマス...

そして、急に

さみしくなった

思うのデス。

ええ。

...ええ。

私も、

姉サンに、

たぶん

そう応対..

していたカラ..

...だから

私をさけて...

そんな時一緒にいると、

イヤなカオやワルイコトバ

つい出るデショ?

それ、とてもミニクイコト...

それ、知ってるから、

マサルさんはきっト...

うまいっ!

リーゼ

超うますぎ!!

ギイさん

でしたか...

しろがねサンの

「先生」デスカ?

からくりサーカスの

ええ。親のいなかった

私をひきとって、4歳の

時から人形の操り方や

戦い方を教え、

育ててくれました。

様々な国を回り、

言葉を学び、

フランスのフラテリーニング

サーカス学校に入れられ、

武州雑伎団で

アクロバットを

学びました。

サーカスの技術を

学び、

そこについて

いてくれたのが

ギイ先生...

そんな方と

偶然出会うなんて、

うれしいデスネ。

そんなマサルさんの知らない

しろがねサンが

ギイさん出現で

どんどん出てきて、マサルさん、君に

さみしくなったでは

ないデスカ..

マサルさんに、家族

いないの

デショ?昔を知ってる人、

いないって...

言ってましたカラ。

リーゼ、

ナイス~!!

ほ〜ぼ〜っと

した娘だと

思ってたら、

あの娘も

なかなか、

ヘビーなコト

あったみたい

だね...

おいマサル、

もういいかげん

しろがねを

許してやれよ。

え?

怒ってんだろ?

ぼ、ぼくは

別にしろがねに

怒ってなんかないよ、

ノリさ...

バカヤロウ!

しろがねが他の男と仲良く

したくらいでヤキモチ焼く

なんて、ケツの穴の

小せえコトすんじゃねえ!

ノリさん...

いいかマサル、

今はしろがねは

おまえのいい姉ちゃん

かもしれんが、いつかは

別れなきゃいけねえんだぜ。

だからな、

ヤキモチは

とっとけ!!

このノリユキ様が

しろがねと結婚

する時までな!

ゴメン、ノリさん

わかったよ!

でも、ぼくノリさんと

しろがねだったら、

ヤキモチなんか焼かないよ!!

ノリさん、何

笑ってるの?

しかも大泣きして...

い...いや

マサルよ、

よーし、ビシっと

行くぜ...

いいかげんに

許してやれよ、マサル。

やだよ。

はあ!?

やっぱおまえ、

あの外国人のコト

怒ってんのかよ?

へ!?

ぼくが?

ふーん、

ぼくがフツーじゃ

ないの、みんな

バレてたんだ...

あったりまえ

だろ!

しろがねを...

とられた...

か...

うーん

...わからない

けど...

ぼくがしろがねに

そういう気持ちが

ないワケじゃないよね...

だろう?

だったら許して

やったってよ...

でもね...

ノリさん、

それでもぼくは、

しろがねを...

許せないよ...

だから

なんでだよっ

しろがねを

とられたのは

きっと...

ぼくじゃ

ないから...

それと...

ぼく、

気になるコトが

あるんだ。

お坊ちゃま

...?

あるるかんの

武器の...腕?

お坊ちゃま、

いったい、

何を!?

この人形..

あのギイさんが

「オリンピア」と

呼んでた..

このあるるかんが

ずっと持ってる

腕って...

ひょっとしたら..

合う!

やっぱり、これは

オリンピアの腕

だったんだ!!

もしかして、

敵だったんじゃ

ないの!?

...

お坊ちゃま...

し...

しろがね...

あのギイって人は

何者なの..

てまた開幕・

幕間1

見てよ!

あるるかんの

持ってた腕は

やっぱりにんきっ

この人形の腕

だったんだ!

どういう

コト!?

しろがね。

あのギイって人と

しろがねは、

戦ったコトが

あるんじゃないの!?

敵だったん

じゃないの!?

いえ...いいえ...

お坊ちゃま。

ギイ先生は...いつでも

私を守ってくれました

あるるかんと

オリンピアに因縁が

あるらしいのは、私も

感じておりました

ですが、それは私の

生まれる前...

そのことを

ギイ先生は、

私に語っては

くれません。

私もあるるかんの傷や

腕について、何度も先生に

尋ねたのですが...

その事情は

いつか、

君が大きく

なった時に、

自分で知ることに

なるだろう。

そうなれば、君は

とてつもなく..

重いものを

背負うことに、

なるかもしれぬ。

知ることはない。

そう言って、いつも

厳しい先生は、

その時だけ、

やさしく肩を

抱いてくれました

...

......

だから...私にも

わからないの

ですが...

もう

いいよ。

え?

わ...私に...

対して...

その...何か

ご不満を...お持ち

なのでは..

ギイ先生が

敵などという

ことは...

わ、私は、人との

おつきあいのやり方を...

その:学習してこなかった

ので...あの...

至らぬ点がありましたら...

必ずなおしますので:

もう...

いいんだ...

しろがねが

そう言うなら

あ...

あ、あの

お坊ちゃま、

不満...?

そんなのあるわけ

ないじゃないかァ

~~~

しろがねはァ...

父さんも母さん.もいない

ぼくの世話をして

くれてェ...

いつも、命がけでェ

ぼくを守って

くれるンだァ...

そんな...

そんな人なんて、

普通じゃ

考えられないよねえ

そんなにキレイで、

そんなにやさしい

のにさァ...

だから...

しろがねは、

全部忘れて

自由に生きてって

いいんだ...

ナルミ兄ちゃんの

コトもさあ。

ぼくを守る

なんてコトも...

お...

お坊ちゃま...

しろがねに

やさしさを

くれたのは、

ナルミ兄ちゃん

だけなんだって

...?

ぼくが...勝手に

思いこんでた

だけなんだ...

ナルミ兄ちゃん

だけが、

だけど...

ちがうよねェ。

あたりまえさ...

しろがねは、ぼくより

年上で、ぼくの知らない

暮らしをしてたん

だもん.....

しろがねを、変える

コトができたん

だって...

ごめんよ...

いつまでも

前のコト言ってさ。

男なのにさ...

でも...

それでもさ、大好きな

ナルミ兄ちゃんのコトを、

ぼくがずっと

覚えていれば

いいコトなのに。

大好きなしろがねが

忘れるのは、

イヤだなァって...

...しろ...

しっ、しろかね!!

な、なっ、

何すんのォ!!

私の...しんぞう

心臓の音を、

お聞き

ください。

もうがねの...

鼓動...

聞こえますか?

ことんごとん

ことんごとんと...

わ!

ギイ先生と旅をしていた、

幼い頃の私には、その音が、

「カチカチ」と

聞こえて

おりました。

カチカチ...

それは、私が時計で

あるかのように、

カチカチ...

まるで正確な

機械のように..

私は私の

心臓の音が

嫌いでした。

それは...

悪夢ーー

機械の娘が

人形を操り、

やはり同じ

機械人形を

壊している夢!

...でも、

大きくなった私は、

ある人から

心臓の本物の「音」を

いただきました。

その人が笑うと、

私の心臓は嬉しくて

ことんと

高く鳴ります。

その人が危ないと、

私の心臓は

悲鳴をあげます。

からくりサーカスの

しろがね...

それは、

お坊ちゃまです。

ほら、

そして、

私の本物の「音」が

こんなにも早く、

熱くなるのは...

お坊ちゃまの

中に生きている、

あの人のせい。

しろがね...

お坊ちゃまは、

私がすべてを忘れることが

私の幸せだと

お思いでしょうか...

人間が人間で

あるためには、

生活をかき

積み重ねること、

すべてを自分に

受けとめること

だと思うのです。

私は...おそらく

ちがうと思うのです。

私は

忘れません。

すべてを自分の

心臓の音にして、

しろがねは、

あのギイって人、

好きなんでしょ...

生きてゆきたいと

思うのです。

はい...

あの人へのものとは..

ちがうかも

しれません

でも...

それは、

きれいだなァ...

しろがね...

ぼ...

ぼくも...

は?

ぼくも

しろがね、

大好き

だから。

まあ、

ありがとう

ございます。

お坊ちゃま。

そっ、そんなコト

言わないの。

おやすみ、

しろがね!

おやすみ

なさい。

私の心臓の音が、

また人間の

ように...

あの人へのものと

ちがう...か

少しがっかり

だな...

しかし、なんたる偶然か...

エレオノールとあの子の

いるサーカスに、

ふふ...

わかってるさ。

僕が来る

とはな...

それに

ナルミか...

頼まれたことは、

忘れていないさ。

ママン。

ママン。

大丈夫さ。誰も

知ってはいないよ..

「しろがね」も、

自動人形

どももね

だから

ママン、

あなたの子の

ことは、

安心してよ。

ママン...

アンジェリーナ...

...

ルシール、

どうした?

...柄じゃ

ないね...

死んだ娘のことを

思い出して

たのさ。

あんたがそんなコト

言うなんて

珍しいな...

...だけど

無理もないか。

あいつらを、

「しろがね」はずっと

追って来たん

だろうからな。

からくりサーカス(@

少年サンデーコミックス

2001年2月15日初版第1刷発行

(検印廃止)

発行者

印刷所

藤田和日藤

©KazinioFuita-2015

九九九十九十七十七五十七八十八九十八十六十八八十九八十七九十二十九

中央精版印刷株式会社

振替(00180_1_20)

Windows版売03(323)5749編集03(3230)5480

TEL

8001)東京都千代田区・巨森(2018一ツ橋二の三の一株式のOON

会社小学館

●選本には十分注意しておりますが、落丁品丁(本のページの抜け落ちや網序の間違い」の場合は

お取り替えいたします。購入された書店名を明記して「副作部」あてにお送りください。送料小社

負担にてお取りり替えいたします。

●本書の一部あるい・は全部を無断で複製・転載・上演・放送等をすることは、法律で認められた場合を

除き、著作者およひ出版者の権利の侵害となります。あらかじめ小社あて評議をお求めください。

国(日本複写権センター委託出版物

本書の一部または全部を無断で複写(コピーリすることは、著作権法上での例外を除き禁じられてい

ます。複写を希望される場合は、日本複写権センター(TE)03:3401.23K2)にご連絡ください。

ISBN4-09-125686--4

制作部(TEL...20-336-08-

ミンシア...

ナルミ、

それでは

行くよ、

お掲載・週刊少年サンデー平成29年36号より平成12年46号までご

アンジェリーナ。

そして

我が娘、

からくりサーカスGB、先生、先、先に、先への