携帯サイビング

森田和日和と

わらわ

１１月１０日（月）１０月１７日（日）９１２６３６５０

ＩＳＲＭ４－０９－１２６３６５－８

Ｃ９９７９Ｙ３９０Ｅ

定価：本体３９０円＋税

雑誌４５０９３－６５

・小学館

１１月１１日－１９９７９００３：１９２９

ところがそんな平和にも、

悪意の影が忍び寄り、

母子は別れを余儀なくされる。

小さな命を託されたそのものは

「人形フランシーヌ」！

ご存じ、超熱血機巧活劇

涙も凍る第３５巻であります。

５０年前の実績の重で、連中の糸が紡がれる。

母を恨みし少年ギイに、

赤子を宿せることがね！アンジェリーナ

その夫・正二、自らの笑顔を

求める人形・フランシーズ．．．

彼らの力を持ちまして、

ひとつの命が生まれます。

「エレオノール」！

その命は、愛を生み、

心を溶かし、人を変え．．．

ｉＰｈｏｎｅｄｅＫａｒａｋｕｒｔ

あんでなければできません！！

仕事が多からとりですが、

こんの夏は海外

ちょうぶちたーかっひろう

てかよけなかっ

台風の私には

描いたことのないシーンや、色々な人物

の登場、退場が集中た巻だったなァ。

２０１５年退職が終中、小春だかな。長い間、みんなを引っ張りまわした謎を解くもちろん、謎は、妻だまだあなたもん。ちょっとした。

ちゃんと自覚してます。ということもある

けど、ここにきてやっとからくりサーナ

スーをやるんなら、これだけはちゃんと

描いとかなきやならないってトコロを

描いた気がしてます。

．．．うーふ。さ、急いいで２６巻描かなきゃ

謎はまだうんとこさあるんだ

がんばりまっす。

第５５回セントは

ブカブカトンドンご満場の皆々様、今までよくぞ、当サーカスの

「があくり」にお付き合い（ださいました。これからの番組では、

そのがあくりの欠けた歯車がはまり行く状態に酔いしれて

いただきたくないます。「あの謎」もうこの話」も、近々、

白日の下へど囁されることでひょう。

では、「からＹＯサーカス」第２５巻鷹揚の御見物を願います！

Ｕ＼伊波光司●ロゴ＆カバハ［デザイン益子典子＋べイ〆

ストレ藤田和日郎

２５

ふじった。かず、ひ

～

譲出和目郎

おウサフ

ひゃあ

Ｌｅ＇Ｃｉｒｏｕｎｅ（ｄｅ

Ｋａｒａ

踊れオリンピア！！

あるるかあん！！

ザーカス〜最終幕第２５葉

第２５幕

折れる

才賀勝は祖父・正二の大きな謎が

明かされる記憶の旅の中にいた。

「しろがね」アンジェリーナと連命

的な出会いをした若き日の正二は、

「生命の水」を飲んで共に永劫の時を

歩く決意をする。

そして６７年後「才賀機巧社」の経

皆に成功し、その上アンジェリーナ

の妊娠と、幸せな日々を送る二人の

身に予想もしない出来事が．．．

なんと正二の前に、自らの消滅を

望む目動人形の首領・フランシーヌ

人形が出現。

一方、黒賀村に里帰り中のアンジ

ェリーナの元には、暗い過去を持つ

１４歳の「しろがね」キイが訪れ、非情

な使令を遂行しよううとしていた．．．！！

★前巻までのあらすじ★

からくりサーカス困

そういえば、そうでしょうがないのですかいや、それでもいいんですけどねそういえば、そうですね。それではないのですが、

サーカス〜最終幕

第２６幕

第２５幕

幕折れる腕．．．

抱きしめてあげる．．．

フランシーヌ人形黒賀村へ．．．．．．

生まれる日．．．．．．

生まれた日．．．

次日

．．．

３１

第３２幕第３３幕第第３４幕

幸福な日々．．．

微笑（前編）

微笑（後編）

スペいネッ黒賀村の夜．．．．．．

わかったよ。ママン．．．

臓藤田和日郎羅

．．．．．．っ！

あるるかん！

！

．．．．．腕を．．．

封じなければ

だめだわ．．．

ふふっ．．．やっぱり

僕と戦ったのが

まちがいさ、

おはさん！

「しろがね」は

死なないから、手加減

なしでいいんだもの！

僕は、ただあんたを動けなく

もしてから、「柔らかい石」を

その体から取り出して

赤ん坊に移し変えれば

いいのさ！

そんな

ことは．．．

させないわ！！

そう

かな！？

お腹！？

赤ちゃんが！

押さえ込めば

なんとかなると

思ったんだね

おばさん！

でも残念

でしたァ！

！！

ああ！

操り糸も僕の方が

長いみたいだねえ！

そのまま、

落っこっちゃいなよ！！

赤ちゃん！！

ははは、なか

お腹をかばって、

顔面から落ちたよ！

やこれが母の愛って

ヤツかねえ。

笑えらあ！！

．．．あなたに．．．

お母さんは

いないの．．．？

あなたが

こんなにひどいことを

することを

ふん。

僕に母など、

いない。

お母さんは

なんと思うでしょう

．．．？

幼い僕が

ゾナハ病に

かかった時、

僕を病院に

押しつけて、

そのまま

僕を捨てた

のさ。

あんたがこの国で

「しろがね」の使命を

忘れ、のうのうと

暮らしてる間、

僕はゾナハ病で

一人苦しんで

いたんだぞ！

その寂しさと苦しさが

わかるか！？

だから母は、僕を

なんとも思わない！！

僕ももちろん、母に

なんの感情も持たない！！

僕には母など

いない！

独りなんだ！！

この子も．．．

あなたのように

．．．したいの

ですか？

あなたは、この子に

「柔らかい石」を

埋めこんで、フランスに

連れて行くと言った

それはつまり、

母親の私とこの子は

一緒に暮らせない

ということ

あなたと同じに、

この子が母を知らないで

生きるということ．．．

ひとりぼっちで。

．．．

それが．．．

どうしたのさ。

ギイ

キャンディー

これを食べて

おとなしくしていてね。

僕は慣れたよ。

その子もすぐに

慣れるさ。

苦しいよ

さびしいよう

ママン

会いたい

よう

ママン

会いたい

よう

行かないで

ひとり

ぼっちに

しないでよ

だから僕は

あんたから

赤ん坊を

引きはがし、

それを以て

任務の

完了とする！

ボロ人形め。

もうおまえの

御主人サマは、

なんの手段もないんだよ！！

それでも、

あなたは

あるるかんと私に

勝てないわ。

なんだって．．．

あなたの「オリンピア」も

他の人形も全て

私と主人が造ったもの

そして

一体一体の心臓部の

歯車に、

私は心を込めて、

「必勝を祈って」と

しるしたの。

あなたが操る

「オリンピア」の

心臓にも．．．

だから、「オリンピア」は

あなたを

必ずや裏切る

でしょう．．．

彼女は、人間を

護るために、

自動人形に勝利する

人形であり、

決して赤子を母から

取り上げて、ひとりぼっちに

させるための

道具では

ないのですから！！

うるさい！

「オリンピア」が

裏切るものか！！

オリンピアの

腕が．．．

私は「しろがね」

アンジェリーナ。

「柔らかい石」を

体内に埋め込まれた女。

長い間、

それを狙って来る

自動人形への

囮だった。

その戦いは

血みどろ。

女とはいえ、

負けるわけにはいかない。

攻撃だ

オリンピア！

そんな戦いを

私は、１３年間

生き抜いた。

そういえば、それだけでは

嫌なのァ

一世紀ほど

早かったわね

坊や。

第２６幕

抱きしめてあげる

あなたの

負けよ、

ギイ。

私にあるるかんが

いる限り

．．．いいえ、

たとえ私一人でも、

この赤ちゃんに

「柔らかい石」を

埋め込むことなど

させません

．．．．．ははは

バカだなァ！

何勝った気で

いるのさ！！

オリンピア、

「聖母の抱擁」

！！

知ってるだろう、

オリンピアの

奥の手を．．．

１００７年１０月７日（土）日（日）ＡＰＡＳＥＸに

わ、私の血を

吸い出す

つもりね．．．

そうさ！

半分吸い取って

あんたを動けなく

してから、

ゆっくりと

手術さ！！

だめ！

あるるかんは

間に合わない！

やられる！！

ス勝ヲケッテ

オダアンお

その一瞬、

オリンピアの

動きが

止まった。

オ．．．オリンピア

く！

が！！

うわあああ！！

あるるかあん！

その声を

最後に、

僕の意識は

無くなった

ど．．．どうして

ギイさんの人形は

止まったの．．．？

さぁね．．

百年近く

オリンピアを操ってきて、

一瞬でも彼女が

僕を裏切ったのは、

その時だけ

だったよ。

からくりサーカス困

それで．．．

ギイさんは．．．

．．．

気づいたのは

翌朝だったよ．．．

ギイ．．．

ギイ．．．？

ママンはねえ、

ママンはねえ、

ほらギイ、

キャンディーよ

おいちいわよ。

こんなの

いらないよ！！

病気の子供は

病気の子供は

いらないの。

あらあら

そうお？

じゃあ

ママンは

元気な子供を

探しに行くわね

ま、待ってよ

ママン、ごめん。

あやまるから

戻ってきて

ママン！

ママン～

ママン．．．

ここは．．．？

あ．．．あんたは！

う．．．

あらァ！

まだ寝ていて。

あなたは

血液をずいぶん

吸い出され

ちゃったのよ。

アンジェリーナ

なんのつもりだ？

あら、はじめてまともに

名前呼ばれた気がするわ。

．．．なんのつもりって．．．

おいしいおかゆを

食べてもらう

つもりよ。

僕が．．．あんたに

何をしに来たか

．．．忘れたのか．．．

大人のくせに．．．

あ．．．

ええ、覚えてるわよ、

でも、それも

体力が戻ってからね。

よせっ！

大人の

くせにっ！！

オリンピアを

あなたから

引きはがすの

大変だったんだから。

はい、

おいちいわよ

なんの企みが

あるかは

知らないが．．．

ダメでしょ

ギイ！！

ごはんが

もったいない！

これは一生懸命

農家の方が作った

ありがたいもの

なのよ。

「大人のくせに」って、

こういうコトに

大人も子供も

ないでしょ！

僕の言いたい．．

コトとは．．．そうでは

なく．．．

わかったの

ギイ！？

あ．．．

うん．．．

よーし、

もう一杯

持ってくる

からね！

とた

奥までだいじょ！！

かわー

あのヒトも異人サッだしね！

．．．．．

はい、

これおハシね。

使える？

あらやだ、

私達は皆、

あの方の記憶を

持ってるのよね。

おはしゃつかいかたくらい知ってるわよね

ア．．．

アンジェリーナ。

え？

なぜ僕を

助けた．．．？

．．．僕を死なせて

いれば．．．あんたが

子供を産む時間は

稼げたろう？

そうねえ、

お母さんに、

なるから．．．

かしらね。

母に．．．？

ここに小さな

命があると思うと．．．

他の全ての命も

とても大切に

思えてくるの。

．．．

食べたら

そのままに

しておいて。

あとでナシを

むいてあげるね。

ねえ．．．

ギイ。

よかったら、

私があなたの

お母さんになって

あげましょうか？

ふ．．．ふ．．．

ははは．．．

何、バカなコトを！

大人のくせにさァ！！

私はもう、

ひとつの命を

抱いているの！

もう一人くらい

いつでも、

抱きしめ

られるわ。

あんたに

何がわかる！？

出て行け！

なんだよ．．．

ふざけたコト

ばかり言って．．．

あの女．．．

うるさい！

何様のつもりだ。

大人のくせに．．．

大人の！？

初めて

だったよ

．．．

しかられ

たのも．．．

そんなことばを

聞いたのもさ．．．

そして、僕は

９１年前の黒賀村で

アンジェリーナに

介抱されたんだ。

．．．．．．ギイさんは

赤ちゃんに「柔らかい石」を

入れなおすために、

アンジェリーナさんを

攻撃したのに．．．

第２７幕

全くさ．．．その憎い

僕を．．．あの女は

フランシーヌ

黒賀村へ

明治２５年

（西暦一九〇九年）

秋一黒賀村。

僕がないよく

回復するのには、

「しろがね」

らしからぬ時間を

要した。

オリンピアの技を

誤って受けた

僕は、

ほら、タマゴ！

文蔵サンの所のニワトリが

こんな大きいのを！

これで今日は

オムレツよ

力の源

「生命の水」を

多量に失っていたのだ。

僕はその間、

ほとんどしゃべら

なかった．．．

ほら、あなたが

大事にしてくれる

人形、直しておいたわ。

．．．オリンピア。

でも、ごめんね。

カオと翼の腕はまだなの、

今にやるわね。

これを使って僕がまた、

あんたを攻撃するとは

思わないのか．．．

あら、そうね

どうしよう

全く．．．なる

この女は．．

１２月に入って

体は完治した。

．．．ふん、

感情的になって、

今、命令を遂行する

こともないか

もともと僕の使命は

「柔らかい石」を

彼女の子供に入れ

直し、フランスに

連れ帰ることだ。

子供が産まれて

からでも、

遅くはない。

私があなたの

お母さんになって

あげましょうか？

私があなたの

お母さんに、

なって

あけましょう

か？

ちっ、

あの女．．．

何をバカなコト

を．．．！

．．．．．．？

フサァ、どないした。

えらいうれしそう

やないか？

向こうで

外人の兄ちゃんに

アメちゃん

もろたんや

アメ？

ほら、一人

ひとつずつ

だぞ。

あっ、おまえ

２コ取ったろ！

これは高級なキャンディー

なんだぞ

ほら、そっち！

小さい子に大きい

のをやれよ！

．．．キャンディーが

なくなってしまう

でしょ．．

．．．．．．．．

ふん。

なんだかもう、

いらなくなった

のさ。

そして、

「その日」は

近づいて

来たのさ。

その日

って．．．？

もう、おまえの

記憶の中に

あるはずだ。

そうか．．．

じゃぼくは

その記憶を

見なくちゃね．．．

ああ、

全てを知ってから

死ぬがいい。

おまえは正二の

血に溶けた記憶を

もう持って

いるのだから．．．

ううん

キイさん

何？

でも見極めて

くる！

ぼくは、死ぬ

つもりはないよ。

小さい頃の正二郎が

やったように。

この少年．．

カオつきが

変わってきた！？

わかった。

見てくる！

その日って

いつ？

一九〇九年

１２月３１日。

明治４２年

（西暦二九〇九年

１２月３１日。

カリ冬に

てしまった

おまえからの

手紙で

ギイ君のことは

わかった。

私は今

「敵の中の敵」とも

言える存在と共に

そちらに

向かっている

«出産の予定月。

そしてこれが

おまえの臨月直前まで

私が黒賀村に

行けなかった理由

でもあるのだが．．．

その経緯については

あとで話すが、

とにかく

この人形は

忽然として現れ、

名前はフランシ・

そうだ、我々「人形破壊者

長きに渡り追っていた

自動人形の主領だ。

才賀アンヂェリィナ、

．．．おまえによって

自分が分解される

ことを欲したのだ。

がな私の手で

火間以下の能力じか

出せなく改造された

この自動人形は、

私ははじめぶ何ら

罠がども

思った

私もようやく

おまえに会わせる

決心がついたので

黒賀村に

向かってい

った日から三か月の

私の観察期間の間も

書意を見せず、

私は

この人形を

分解するのは

おまえの権利だと

では１２月３１

会おう。

才賀正二よ

この人形は

本当に．．．悪いモノ

なのだろうか．．．

私には、わからぬ

百年間、じゃ

ただ自分が

笑える方法

のみを探して

旅をして．．．

．．．そして

そんな方法が

ないことを

知りたそんざい

存在を

消したいと

願っている．．．

自動人形。

おっ、鞠か。

よしよし。

ほれ、遠くまで

ころげなくて

良かったな。

はっは。

笑った．．．

あ？

あなたがボールを

取ってやり、

あの子供が笑った。

そうして、あなたが

笑った．．

他の者に何かを

してやり、笑ってもらい、

そして自分が笑える。

ちがうな、

フランシーヌ。

ちがい

ますか．．．

私はボールを取って

やらなかったから、

あの子供は

笑わなかった。

「笑う」ということを

物のやり取りのように

考えるなよ。

私がボールを取って

やったのは、あの子に

笑って欲しかったから

じゃない。

私が、他者に何かを

してやれば、笑いかけて

もらえるのでしょうか？

私が笑ったのも、

あの子が笑ったから

じゃない。

全ては、自分で

自然に起こった

ことなんだ。

自分で．．．

自然に．．．？

あの子供も、鞠を

取ってくれた私に

お返しするために、

義務で笑ったわけでは

ないと思う。

それに、他人が笑いかけて

くれたからとて、

おまえが笑える

道理はなかろう。

はい．．

私には、人間の

「笑い」の法則性が

理解できません。

自動人形達が

調べたところ、

人間には、２種類の

笑いがあり、

ひとつは

快感による

本能の笑いで、

二つめは、社会的

交際上の笑いで、

その中には、緊張が

解けた時の「笑い」が

あって、それが先程の．．．

おいおい

ちょっと

待てよ。

原因と結果の

論理ばかり追っていると

大切なコトを

落っことしちまうぞ。

大切なコト

．．．．．と

なんでしょう？

人間の世界は

理屈と理屈のスキマで

動いてるって

ことさ。

．．．．．私には．．．

わかりません．．．

ま、人間の私でも

そこのトコロは

けっこう難しい

けどな。

ま、これだけは

言っておこう。

おまえが

「笑える」時は、

おまえがなんの

見返りも求めない時

だということさ。

私が．．

なんの見返りも

求めない．．．

おーい皆の衆、

正二様がお着きに

なったでー

おお、

やっとかいな。

奥様〜〜

旦はんが来はった

よ～～

はーい。

ギイ、紹介

するわ、

来て！

．．．本当に

私に．．．そっくり

なのね．．．

お初にお目に

かかります。私は．．．

フランシイィヌ！

どういう理由で

おまえがここに来たかは

知らないが

．．．

「しろがね」ギイ・クリストフ

レッシュが、バラバラに

してくれる！！

待て

ギイ君！

問答無用！

ギイ、だめ、

私は彼女に

話を聞きたいの！

～～～！

どうした

アンジェリーナ！？

私は．．．！

う．．．

あ．．．赤ちゃん

が．．．．．

産まれるの．．．

陣痛が

来たで！

はよう

奥様を

屋敷へ！

産婆のタミさん

呼んでこい！

第２８幕

生まれる日

「九〇九年

明治４２年

１２月３１日

――黒賀村

村長の屋敷。

よーし、

ほな寝かせる

でー。

ごくろーさん、

ほな男衆は

出て行き。

おう、

じゃ

正二様、何か

手が要る時は

呼んでくださいや。

あ．．．ああ、

ありがとう。

おおい、気を確かにな、

アンジェリーナ。

大丈夫ですよ．．．

あなたこそ

落ちついて。

予定よか

早いんやろ？

一月のハズ

やもんな。

あなたが

いらっしゃった

日で良かった。

はいはい

出てった

出てった。

あとはお産婆の

タミさんに

任せればええのよ。

ありゃ？

あの

外国人さん達

何やろ？

ああ、大分前から

おる男の子は

アンジェリーナ様の

身内らしいで。

もう一人の方も

あないに奥様に

似たはるんやから、

同じやないの？

「しろがね」よ

私を破壊するのでは

なかったのですか？

今、考えている

ところだ。

だまっていろ。

おお～い

大変やァ～！！

源さん、タミさんは？

呼びに行って

くれたんやろ？

それが．．．

あの産婆の

ばあさん

来てへんねん。

ええ！？

なんでえ！？

ぎっくり腰

やて！

今日は来れそうに

あらへん！！

ばあさんの家

山の向こうに

あるやろ？

越えられ

へんて。

そうかい．．

じゃ、あたしらで

やるしかない

やろねえ。

せやけど奥様

大丈夫やで、

あたしらもこんなコトは

初めてやないし

．．．

しょ．．．正二．．．

様．．．？

私が連れに

行こう！

場所は知っている。

ええ！？

ばあさん

かついで

来はるん

ですか！？

気持ちは嬉しい

．．．！

私も昔、赤子を

取り上げたことも

ないではないが、

「もちはもち屋」の

たとえもある。

今は、妻のために

できることだけのことを

してやりたいのだよ。

アンジェリーナ、

すぐ帰る

からな．．．．．

がんばれよ

そんな、

ここはあたしらで

できますから。

お気を．．．

つけて．．．

からくりサーカス困

でも．．．

間にあわへんかも

しれませんよ。

もちろん、

あたしと

村の若い者も

参りますか．．．

一人でだいじちょ

大丈夫さ。

乗り物が

あるんだ。

ギイ君、

君のオリンピアを

貸してくれ。

．．．！

．．．．．僕と

フランシーヌ人形を

残してゆくのか？

僕は、あなたの赤子を

連れ去りに来たん

だぞ．．．

ああ．．．知っている。

しかし、産婆さんの

家を君は知らぬから、

だから．．．

君に行ってもらう

わけにも

いくまい．．．

男として

君にお願い

する。

アンジェリーナを

頼む。

ふ．．．

男として．．．か。

古くさい言い方

だなァ．．．

わかったよ。

あんたがいない間

あの自動人形が

おかしな真似を．．．

頼む！

しないように、

見張ってるさ

うひゃ～ありゃ

異人の持ってきた

人形やろ？

飛んどる

よ～～

ちょっと

あんたら、

なにボサっと

してんのや

こっち

来て！

あんたら．．．？

複数形ですね。

私もでしょう

か？

僕を呼んだ

のか？

あったりまえやん。

身内のお産や

ないの！

身内？

僕は

ちが．．．

私は自動

いいから

来なはれ！

ほら奥様、

まだ

いきんだら

あきまへんよ

息、静かに。

そうです、

楽なカッコで

．．．これでいい

ですか？

子安縄は

いらないよね

「アンヂェリィナ」

はー

何をしているの

ですか？

病気

ですか？

ちがう！

彼女は子供を

分娩するんだ。

今は陣痛が始まり、

子宮口が

開大しつつある

ところだ

ちっ、

おぞましい！

ブンベン．．．

とは．．．？

それは．．．

なんだ、自動人形が

なんで僕の隣に

いるんだ！？

私も、ここに

連れてこられて．．．

教えてください．．．

ブンベンとは

なんですか？

うるさいな、

分娩は、お腹の中の

赤ん坊を産むー

体の外に出す

ことだ。

赤ん坊．．．

成体になる前の

人間ですね．．．

．．．．．では．．．

では．．．

人間は．．．

人間を自分の

体内で創り出すの

ですか！

そんなコトは

哺乳動物なら

当たりまえだろう！

私は人間の

「感情」にしか興味が

ありません

でしたから．．．

ほら、ボケっと

してやんと、

女子は

布を奥様の

下にひく。

男は．．．

ギイって

いうたかい、

火をどんどん

焚いて部屋を

暖こうして！

自動人形は

完成体を

工房で作る．．．

人間は

体内で．．．

すごい

ものですね

ふん．．．

それが

どうした

あんたさっきから

聞いとると、

何か、お医者

みたいやね。

僕はイタリアの

フェラーラ大学で

医学を学んだんだ。

日本語つまでも若いしもいいのように

あらァ、ほな

安心や！

なんだ、正二様、

わざわざ

産婆さん連れに

行くコトも

なかったんやわァ！

奥様、

これで安心

ですわ！

いや．．．僕は、外科が

主で．．．その．．．産科の

方は．．．ぜんぜん．．．．．

ほら早う

奥様を力づけて

おくんなはれ！

いや、

ちょっと．．．

あ．．．

そう．．．

ギイ．．．お医者様

だったの．．．

安心ね．．．

いや．．．

あの．．．

ちっ、

正二郎は

まだなのかよ！？

ええい．．．

やってやる！

お湯を！

手を洗う！

へえ。

子宮口が

開くのが早い、

もうすぐ

全開大する。

陣痛の間隔も

近くなっている

．．．これは

早いな．．．

何が、早いの

ですか？

うるさいな、

赤ん坊が頸管と

産道を通って

外に出るんだよ！

？

わかったよ

説明してやる！

子供は娩出期に

２時間以上もかけて

狭い産道を通って

生まれてくる。

産道の距離は

ほぼ１０センチ足らずだが、

子供は向きや姿勢を

変えたりして

抵抗がないよう

ゆっくり進むんだ！

だから今から

アンジェリーナは

腹圧を加えて、

子供の通過を

助けなければ

いけないんだ。

は．．．．．

なるほど。

わかったら

ジャマするな！

うるさい

お医者やね、

奥様がびっくり

してはるでしょ。

息を止めるな。

いきまずに

いられない時だけ

いきめ．．．．．

息を軽く、

短く．．．

そう．．．

そうだ。

ふっ、

ふっ．．．と。

そうだ！

もうすぐだ！

う．．．！！

ひええ～～～

神サマ

お助けえ～～～

こ．．．これ

は．．．．．

荒っぽくて悪いな

タミさん。

だが、あんたの

助けがいるんだ。

わかっとるって、

けど、

ぎっくり腰をやった

ウチが行ったって

ロ出すだけしか

できへんよ～～！！

それで十分

だ！

だいたいお産は

女がたいてい通る

道やでぇ、男どもが

あんまり大騒ぎ

しすぎるんや！

そ．．．そりゃそう

だが．．．

私は心配で

なああ～

まァ

村の女達でも

上手くやるわ。

逆子か．．．

下手をすると

子供の命が

危ないな．．．

普通は

頭から産まれる

子供が、足が下に

なってたりするんや。

難産になるからなァ。

逆子やと

ちょっとやっかい

やろうけど。

ま、めったに

ありゃしまへん

よ。

くそっじろう

正二郎は

まだか！？

助産婦は

まだなのか？

どうしたの

ですか？

何か問題なの

ですか？

この．．．ケースの

出産など

僕は．．．知らない。

これは．．．タミさんに

来てもらわんと

ダメや！

骨盤位だ。

え？

正直郎

おまえの

子供が

危ないん

だぞ！！

逆子の

ことさ。

奥様

がんばって！！

第２８条生まれた同

それ、いち、

にィ

さん！

ようし、

息を止めずに

ゆっくり

吐き出すんだ。

もう一回

やるぞ。

さあ、

いーち、

にィー、

さん！！

ふう～～

．．．

子供．．．分娩は

まだなのですか？

だめだ！

やはり自力で

足から先は

出て来ない：

早くしないと

母胎が傷つく

．．．

胎児も死んで

しまうかも

しれない．．．

通常、赤ん坊は

産道を回旋しながら

頭から出産される。

頭さえ出れば

あとは安心だ。

それが今回の

骨盤位ー逆子の

ケースだと、位置が

逆になっている．．．

いきんで腹圧を

加えても

効果がなく、

母体が疲労し、

赤ん坊も

まずいことになる

例が多いんだ。

今明治時代のお話です。現在は

一番大きな頭が、

奥にあるため

出にくい．．

引いて取り出す

ことは

できないのですか？

胎児が中で

どうなっているか

わからない、

ヘタをしたら子供の

首をいためるかも

しれないんだ．．．

本職の助産婦なら

できるのだろうが、

僕には．．．ムリだ。

そうなの

ですか．．．

そこに、

外に出たがって

いるような．．．

小さな足が

見えている

のに．．．

ああ、はようお産婆の

タミさんが来て

くれへんやろか？

え！？

ほんまや！

タミさんなら

こんな時にも

ええやり方知っとるん

やろうけど

切って．．．

私のお腹を

切って．．．赤ちゃんを

出してあげて、

ギイ！

バカな！

こんな場所でろくな

道具も麻酔もないのに、

切開手術なんかできるか！？

私は．．．「しろがね」

じゃないの．．．

平気よ．．．

痛みは

人間と同じに

感じるんだぞ！

赤ちゃんの

ためなら、どんな

痛みもへっちゃら．．．

私は、私よりも、

．．．

赤ちゃんが大事！！

ジブンよりも

ダイジ．．．

こんなモンしか

ないんやで．．．

わかっている、

念のために

出してもらっただけだ。

僕が、アンジェリーナの

体内から「柔らかい石」を

取り出すために

用意して来たメスは一本

麻酔薬もとうち

少量．．．．．

とうてい

この切開には

足りないだろう。

だが、他に

方法はない！！

やって．．

ギイ．．．

イタタダタ、

腰にひびくわ

正二郎はん！

すまんタミさん、

あわててたんでな。

あ．．．

あ．．．

そういう時には、

アンジェリーナ、

今戻った！

あ．．．

あなた！

じょ．．．

助産婦は？

“さんをつけぇや

異人の坊主！

ぎっくり腰やけど

役に立つで！

アンジェリーナ、

よくがんばった。

あなた！

ふん、

逆子やね。

奥はん、

このお婆んが

来たからには、

すぐ赤ン坊

抱けまっさかいなァ。

じゃ正二郎はん、

こっちゃへ！

ああ、何か？

何かやあらへん、

あんたが子供を

ゆっくり引き出すんや！

こう足を持ってな．．．

ちょ．．．わ．．．私が

やるのか．．．

腰の悪い

年寄りがやると

思っとったのか、

お父ーはん！

そ．．．そうか、私は

父親だものな．．．

よし、私だって

大昔は医者

だったんだ．．．

じゃ、子の足を

ていねいに

持ちなはれ。

ふー

ちょっと、

ちょっと

そこの坊主。

え．．．

僕か？

こっち来て、

赤ン坊引っぱって

くんなはれ。

この旦はん、

自分の子供や

となると

肩に力入りすぎて

目ェ回してしもた。

ぼっ、僕だって

やったコトは

ないぞ！

早よせえ！ほう

赤ン坊が

大変なんやで！

あ．．．

ああ。

こ．．．ここを．．．

これで

いいのかい？

こわがるんや

ない。

ゆっくり８の字を

描くように

引くんや。

そう無理せんと、

左・右へ．．．．．

そう、ええで．．．

今度は手を入れて

赤ン坊の

体の向きに

気ィつけて．．．

！！

手がない

腕がないよ、

タミさん！！

バンザイ

しとるんや

一回子を押して

戻してみい。

．．．

あったよ、

タミさん！

あった！！

あたりまえや、

騒ぐんやない。

ほれ、旦はん、

いつまでも

寝てんと！

ギイ君、

あとは

私が．．．！

す、すまん！！

もう

少しだ！

ん！？

子供の首に

へその緒が

巻きついている．．．

．．．どうする、

どうするんだ

よ！

落ちついて

ギイ君、

大丈夫だ！

はずれた

引っぱらずに

頭の上に引き上げて

やればいい．．．

お．．．お．．．

泣かない

．．．？

泣くということは

第一呼吸で赤ン坊は

肺に空気を

送りこめる．．．

泣かなかったら．．．

そう、

それでええんや。

一九一〇年

１月１日―

アンジェリーナと

正二郎の子供は

この世に誕生した。

真冬の夜半に、

孤独と放浪、

そして破壊の

運命を

背負った者

たちの

手によって。

幸福な日々

第３０幕

«その緒は、赤ン坊の

〈そから１０センチと

１５センチの２か所を

煮沸消毒した

糸でしばり、同じく

消毒したハサミで

その間を切る。

赤ン坊は、頭から

体温が奪われるので、

母親の肌と密着

させて、布で頭を

おおう。

赤ン坊が、

欲しそうにしたら、

お乳を含ませて

みる。

うむ、

アンジェリーナ、

女の子だった

時は．．．

ええ、

あなた。

ね？

ようこそ、

この世界にね．．．

あれぇ、もうお乳を

飲むんかい？

元気な

女の子やねえ、

正二郎はん、

もうお名前決めた

はるんですか？

エレオノール。

エレオノール

エレ．．．

オノール．．．

ほならエッちゃん

やねぇ、

ええ名前つけて

もろたねぇ。

私は日本の

名前で良かったの

ですか．．．．．

おまえ似に

なってもらい

たいんだよ。

ギイ君。

なんだ？

色々と

ありがとう。

ふん、

別に．．．

あんた！

は。

お産を目の前にして

あわてへんなんて、

なかなか

大した異人の

娘さんや！

いえ．．．

私は．．．

ちょっと

トメはん、

若い衆呼んで！

アタシは帰るで。

当にどうもうまなかった

あんたが子供を産む

時は、そんなふうに

落ちついて大きな子を

バンバン産みなはれや！！

大丈夫やそのコンならパンパン産

一九一〇年、

明治４３年

１月１日の

朝のことだった。

それから

またたく間に

正二は、会社を人に

任せ、黒賀村の

エレオノールと妻から

離れなかった。

時間は

流れて

行った。

それは

エレオノールを

連れて行くために

来た、ギイと、

妻に自分の体を

分解してもらい

たがっている

人形フランシーヌが、

二か月後。

気になったから

でもある

僕は

何をしてるんだ！？

アンジェリーナの

体内から

「柔らかい石」を

取り出し、赤ん坊に

入れ、フランスに

連れて行く使命は

どうなった！？

もう二月に

なってしまった

ぞ！

ちょっと！

ギイはん。

あ．．．？

今ねたトコ

エッちゃん見とって、

ちょっと洗たく物

取り込んでくる

さかい。

じょ、冗談じゃ

ない！

子供なんて、

どう面倒見れば

いいんだ！！

ほなね！

ちょっと待て！

めんどうな

．．．

火からちゃ

近いんだよ。

ウウウ

なんだ

この貧乏くさい

家は．．．

寒いん

だよ！

イライラ

今日は、正二も

トメも、ハナも

いないのか？

村の人にお祝い事が

あったんですって。

ふん、僕と人形を

あんたの側に

残して行くとは、

油断が過ぎるな。

ギイ、

あなたはまだ

命令を遂行

するつもり？

ふん．．．

．．．なら、

ね。

「柔らかい石」は

私の体から持って

行っていいわ。

！

エレオノールに

その石を入れて

連れて行かせるわけには

いかないけど．．．

自動人形達は

この石が欲しくて

狙ってくるー

！

私にはとっくに

必要のない石をね．．．

そうか．．．！

「柔らかい石」だけを

持ち帰ることさえ

できれば．．．

うふふ、でも

痛くないように

してね。

私のお腹の

浅いところに

「柔らかい石」は

埋めこんであって、

そこを切るんでしょ？

やっぱり

悩んでいた

のね。

そんなワケ

あるか！

考えとく！

．．．？

あら．．．

変ね．．．

あれ？

あれ？

そうか

「柔らかい石」の

保存方法さえ

見つければ、

フランスに

持ち帰れる

だが、

どうする！？

人間の体内に

しまわねば、

「柔らかい石」は

蒸発してしまう。

他の子供に入れるのは

やめておくか．．．

動物実験で

他にやっていないのは

だっけ．．．

そうやって

えっ？

しかも子供の体の

うちに入れなければ

いけない。

大人の体になるときせっぱんのっ

拒絶反応を起こす。

アンジェリーナは

幼い頃に埋めこまれ、

育って来たんだった。

体内で作られ、

外に出て形成

される．．．

なんと工程が

多いのでしょう。

人間の子供は、

動力原因を

得るのですね。

私は、この子供が

大きくなるのを

見てから、

あなたに分解

されたい．．．

どのくらいで、あなた

ぐらいになりますか？

明日ですか？

そんなに早くは

大きくならない

のよ。フランシーヌ、

人間はゆっくり

成長してゆくの。

一年、一年

時間をかけて、

その中で色々な

悲しいことや

楽しいことを経験して、

一人の人間に

なってゆくのよ。

だいたい２０年で

大人になると

言われている

けれど．．．

２０年．．．そんなにも

時間をかけて．．．

．．．自動人形は

二日で完成するのに．．．

そんなに．．．

私は作動して

いられない．．

あなたに

分解して

もらうのだから。

まだ、

その気持ちは

変わらない？

私は．．．笑うことを

求めて旅をし、

私が笑えることをそうだったらしゅきは

望んだ造物主様にも

このままでは会えは

しません．．．

私はもう

消滅するしか

ないのです．．

そう．．

「疲れて」

しまいました。

でもね

フランシーヌ。

あなたは、私の

エレオノールが産まれる

時に立ち合って

くれたわ．．．

あなたを

壊したくない。

私だってあの時の

ことは、忘れない。

自動人形のリーダー

である、あなたに対して

憎しみがないとは

言えないもの。

だけど．．．

この子が

産まれた

今．．．

過去の怨念で

この子の人生の門出を

飾りたくはないの。

よくはわかり

ませんが．．

すみません

でも．．．

よしよし

エレオノール、

おねむになったのね。

はい、げっぷ

しましょうか。

よしよし。

ぽんぽん

かわい

ぼうや

愛する

ぼうや

風に葉っぱが

舞うように

ぼうやのベッドは

ひいらひらり

天にまします

神さまよ

この子にひとつ

みんなにひどつ

いつかは恵みを

くださいますよう

［翌日］

人形フランシーヌ、

来てもらおう。

どこに

ですか？

産婆さんの

ダミさんが

昔住んでいた

家の跡だそうだ。

そこに、人は

こない。

あそこの

高い一本杉の

下だ。

そこで

おまえを、

破壊して

やる。

アンジェリーナは

おまえを破壊しない

つもりらしいが、

僕は、許しは

しない。

おまえを壊さないで、

なんのための

「しろがね」だ。

おまえ達が

ぱらまいたゾナハ病で

僕は苦しんだ。

よしなに．．．

抵抗しない

というのか！？

僕は本気だぞ！

どうせ抵抗

するだろうが

無駄だ、ぼく

僕には

オリンピアがある。

私はもともと

壊されるために

来たのですから。

．．．ただ．．．

ただ．．．

なんだ？

エレオノール

が．．．．．

今朝．．

私の指を．．

にぎったのです。

あんなに

小さい指．．．

あんなに．．．

弱い．．．力で

．．．

あんな感触は．．．

初めてでした．．

そ．．．それが

どうした！？

いいえ．．．

ただ．．．

今夜も、

また．．．

にぎってくれる

カ．．．．．．と、

思っていま

したので．．．

でも、もう

良いのです。

どうぞ

始めてください。

．．．．．．

．．．

僕なんか

汽車のおもちゃを

作ってやったんだぞ。

私は．．．

アンジェリーナから

おむつの

取り替えを

させてもらい

ました．．．

僕だって

汗もにならないように

パウダーをつけて

やってるんだ。

たらいでのお風呂の時

エレオノールは

私のそでをつかんで．．．

はなさなかったの

ですよ。

僕だって

．．．！！

あーちく

しょう！！

あーちくしょう！！

エレオノール

かわいいなっ！！

ええ．．．

ずっと

見ていたい．．

．．．そろそろ

お乳を欲しがって

いる時間かな．．．

ええ、その前に

おむつをかえて

あげなければ．．．

ここか。

ここだ。

どこだ

「柔らかい

石」は？

アンジェ

リーナの中だ。

あそこだ。

「柔らかい石」を

奪え！

「柔らかい石」は

どこだ！？

アンジェ

リーナの

体の中だ。

その女を

引き裂け

ええ～！

微笑（前編）

第３１幕

２か月と半か、

早いもㇱだ。

うふふ。

もう少しで、

首がすわって

くるんですって。

．．．あら、

なんですの？

―顔の色が

白くなったな、

アンジェリーナ。

まるで全部の生命力を

エレオノールに

やってしまった

がのようだ。

そうかもねえ、

でも世の母親は、

こういうもの

ではなくて？

おいおい

母さんが

元気でないと．．

ええそうね。

でもね．．．

あなた、

．．．？

どうやら

エレオノールに

やってしまったのは、

それだけでは

なさそうなの。

．．．なぜ、私がアンジェリーナに

分解されたかったか

．．．ですか．．．．．

おまえは敵だ。

いつ、攻撃して

くるか知れぬ。

企みが

あるなら吐け。

これは尋問だ。

．．．．．．

私は、あなた達が知る、

どの自動人形よりも人間に近い、

高性能の人形です。

「柔らかい石」から

作られた．．

「生命の水」を

体液とし、

造物主様が、

人間そっくりに

動くよう

調整されました。

でも、私は

いつも感じて

いました。

「私には大切な

中心の歯車が

欠けている」．．．と。

それが、

どういう物かは

自分でも、よく

わかりませんが．．．

それさえあれば

私は何かに

なれる

気がして．．．．．

私が分解されるため、

特に

日本の「しろがね」の

もとを訪れたのは

人形を造る

人間に会えば

その歯車が

なんなのか教えて

もらえるかと

ふん、なるほど。

だから、

アンジェリーナに

会いに来たのか。

ええ、

「しろがね」の

人形部品の、

彼女の署名を見て。

それで．．．？

おまえの

欠けた部品とやらは、

なんだかわかった

のか？

．．．いいえ．．．

．．．でも、

そういえば．．．

．．．．．私

日本に

来てからは

そのことについて

あまり考えなく

なっていましたわ．．．

欠けた歯車を持ち、

人間になれぬ私は、

この髪の毛だけが

自分の存在の

理由でした。

髪？

私を造った

造物主様は

私の頭部に、

私のモデルとなった

人間の髪の毛を

植毛されました。

私がその女性の、生まれ

変わりとなるように。

だけど彼女！

フランシーヌは

もうこの世に

いません。

だから、この髪を

持った私が

フランシーヌなのだと

私は信じようと

しました。

「私の髪は本物」だから

「私は本物のフランシーズ

なのだ」

何度自分に

言いきかせて来た

ことでしょう。

でも、あの子の

前では、

そのようなことは

どうでもよく

思えてきます。

エレオノールは、

そして私の指を

にぎってくれました。

エレオノールの

前でなら私は、

ようやく

別の何かに

なれそうな気が

するのです。

私が機械だろうと

人間だろうと

関係なく泣き、

わめき、

ま、おまえが

もしも僕らを

殺すつもりなら

出産の時にとっくに

やってるはずだな。

はい。

だが覚えて

おけよ、

僕はおまえに

気を許した

ワケじゃないぞ。

はい。

なんだ？

みんなして。

あれえ

ギイはん、

フランシーヌはん。

この人出は

なんだろう？

あらァ、あんたらも

行くんやなかったの？

隣町のお祭り！

祭りの見物に

こんなに大勢で

行くのか？

そうなんよ、

それがまた

今夜はなァー

正二様がおいしい物

食べさしてくれはるって、

村の者全部が

えらいええトコの宿に

御招待やで～～～

ふうん、

聞いてなかった

けど．．．

エレオノールも

ですか？

そうやねえ

エッちゃんと奥様は

無理やろけど

旦はんは、後で

来はるって

あんたらも

後で宿で

会おなー

ふーん、

ま、いいや、

僕はエレオノールを

お風呂に入れよう。

私は指を

にぎってもらい

ましょう。

ほら笑った、

エレオノールが

笑ったぞ。

次は．．．あの、

僕にやらせて

もらえないか

正二。

それじゃ

ごはんに

しましょうか。

あの．．．わたくしも．．

あれ、今夜は

トメさん達

来ないのか？

あら

そういえば

え？

それに今晩は

村の方がずいぶん

静かだわ。

だって今日は

祭りで、

村人は、みんな

隣町だろ。

へえ．．．

そうなのか．．．

初めて

聞いたわ、

ね、あなた。

今日は村人全員に

御馳走するとかで、

正二、あなたが

町の宿をとったと

．．．？

何ィ．．．？

私はそんな

こと言って

おらんぞ。

そ．．．そんな

パカな！

じゃ．．．

誰が？

アンジェリーナ．．．

ええ、

あなた。

おそらくは

何者かが、私達

だけにするために

仕組んだこと

では．．．

まさか

おまえが！？

いいえ

私は．．．

しっ！

ここか？

アンジェ

リーナの

いる家だァ～

「柔らかい石」の

容れ物、

早く切り

刻もうぜえ～

この音は．．．

自動人形！？

ぬうう、ついに

ここまで来たか！？

フランシーヌ？

自動人形の

主人は私です。

彼らには

帰ってもらいます。

私の命令は

絶対なのです。

なんて数だ！？

かわいい、

私の人形達よ．．．

今までの忠節

ありがたく

思います。

あなた達の目的は

ひとつー私を

「笑わせる」こと。

「笑わせる」ためには

私と同じ状態に

ならなくては．．．

三百体は

いるぞ！！

そう考えた時から

あなた達は、

私に使われた、

「柔らかい石」

から作る霊液を

求め始めたの

でしたね．．．

ですが．．．

私はもう

「笑う」ことを

諦めています。

したがって、

もはやあなた達は

私を「笑わせる」

必要はないのです。

私は、今、「真夜中の

サーカス」団長として

命じます。

ここを

立ち去り

なさい。

ですから、

「柔らかい石」を

得る必要も

ありません。

立ち去り

なさい！

！！

～！！

お．．．おまえ

逢ーっ．．．

私の命令を

聞かない！？

かかか、

誰だよ

おまえ！？

オレたちゃ

人間の女を

ふっ殺して、体ン中から

「柔らかい石」を

プン取るのが目的よオリップ

フランシーヌ！

これは．．．

どういうことか

わかりません。

信じてください、

私は．．．わからないの

です．．．

うるさい

わかったよ！

ギイ君、

「オリンピア」を

出せ！

アンジェリーナは

エレオノールを

連れて逃げろ！

私達が食い止める！

わ．．．私も戦わせて．．．

ください．．．

フランシーヌ、

おまえは無理だ、

私の手で人間以下の

力しか出せなく

なっているのだぞ！

．．．．．．

私も

戦うわ。

何を．．．！？

エレオノールと、

アンジェリーナ！？

「柔らかい石」を

お願いね。

フランシーヌ、

な．．．

や．．．「柔らかい石」

は．．．．．

エレオノールの

中にあるのか！？

私は「あるるかん」を

使って、戦える。

でも、あなたは

もう戦えないわ。

だから、

あなたがこの子を

連れて逃げるの。

ものども

行くぜえ！

おう！

ええ。

私を、

値用すると

いうのですか。

たくさんの幸せが

おまえに

ありますように．．．

よしよし

エレオノール、

いい子にしててね。

待て、この人形を

そこまで

信用するのか！

もしかしたら

手のこんだ

計画かも

しれないんだぞ！！

私はする。

今は、するしか

ないのだ

～！！

ち．．．

仕方が．．ないか．．．

こっちだ！

フランシーヌ、

行け！

！

ギイ．．．

エレオノールを

守れよ！

はい！

一匹逃げたぜ！

追ええ！！

バカめ、

一匹たりともここから

透しゃしねえ！

何かかかえて

山に逃げこむ

つもりだぜ、

きっと

「来らかい石」だ！

「柔らかい石」は

オレ達に

必要だ！

ぶっ殺して

奪い取れええ

オレらと

同じ、自動人形

だァ～～～

驚いたァ

アイツ人間じゃ

ねえぜ！

泣かないで

エレオノール

大丈夫だから。

なーんだ、

「柔らかい石」かと

思ったら、ただの

赤ン坊かよ！

けっ、ムダ足

しちまったな。

とっとと、こいつら

ぶっ殺して

戻ろうぜ！

この子を

．．．殺すというの？

あんなに大変な

思いをして、

大人達が望み、

あんなに必死で

この世に生まれて

来たこの子を！

それが

どうしたよ！

この子はまだ何も

考えず、何も行動を

起こせない

ちいい、

動きがワリと

早いぜ！

この子は

大人から乳を

与えられねば餓え、

大人に排泄物を

処理してもらわねば

ならない

そしてこれから

１０年も２０１６年も

かけて、ひとりで

生きることを

学ぶのだという

それを．．．

たった二日足らずの間に、

その体を完成される

おまえ達が、

一瞬で無に帰して

しまうと言うのか！

バーカ、

何言ってん

だよ！？

そうだ．．．

私がしてきたことも

遠物も懐かしたことも

まちがいだ

多くの人間を殺し

苦しめできた．．．

経て、

人間は皆

たくさんの過程を

成長して

きたものなのに

私は

なんという

恐ろしい

存在だったのか！？

あの人間達！

はー

私に

エレナ

こんな

人形を．．．

信じてくれた！！

この子だけは

私が、

私は、それに

応えたい！？

守って

みせる！！

死なせない

エレオノールは、

造物士様に会う

ためにではなく

自分で

一度くらいは

「笑って」みたかった

けれど．．．

今は、自分の

ことよりも

この子が大事！

自分よりも．．

赤ちゃんが大事．．．

赤ちゃん、

赤ちゃん、

なんていい

響きだろう。

自分が

よりも

赤ちゃんが

大事！

じゃあそうですか

いたか？

やった！

追え！

どこに行った？

あなたが生まれた時

タミさんという人が

私に言いました．．．

「あんたも大きな子を

バンバン産みなはれ」

と．．．．．

私はその時、

「ああ、いいな」と

思ったのです。

いたぞ！

あそこ

だ！！

自動人形が人間のように

赤ちゃんを

産みたいとは．．．

なんと愚かなと

笑いますか？

エレオノール。

この短い間に私は、

人間達に様々なことを

教えられて確信しました。

ああ、私は

人間には

なれないのだ．．．と。

私が心から

笑えるはずなど、

でも今、

ないんだ．．．

私は昔ほど

絶望しては

いない．．．

早く

逃げなければ！

早く、

あの者どもから

できるだけ

遠くへ！

遠くへ！

．．．．．！

しまっ．．．

エレオノール

大丈夫ですか？

エレ

エレオノール

どうしたの！？

エレオノール！！

だが．．．

人形フランシーヌは

気づかなかったが、

井戸の底の水は

冷たい。

低温の水は

エレオノールの体温を

一気に奪い取った。

そしてそれは

生後間もない乳児に

死をもたらすものだった。

その幼い体が

死の危機に

直面した時．．．

奇跡が

起きた！

エレオノール

．．．．．．！

エレオノールの

つかっている所

から．．．．．

水がバラ色に

変わってゆく！？

！

これは

．．．！？

こ．．．これは！？

この液体を

私は知っている！

これは私の体を

流れ．．．

「生命の水」！！

人間の万病に

効く霊薬．．．

そう、

「柔らかい石」は

あなたの中に

あったの．．．

あなたの

危険にきっと

反応したのね

いけない．．．

「生命の水」は、全てを

溶かしてしまう．．．

．．．大丈夫．．．

私が抱っこ

しててあげる．．．

待っててね、

エレオノール！

あの優しい人達が、

きっと

あなたを助けに

来てくれるから！

ああ．．．

エレオノールを

支えていられ

ない．．．

神様．．

この子だけは

私は人間になど

なれなくていい！

でも、どうかエレオノールは

助けてあげてください。

かわいそうに

ごめんね．．．

私が落ちた

ばっかりに．．．

こわかったろうね。

痛かったろうね、

ね．．．泣かないで！

どうしよう

どうしたら

あ．．．

風に葉っぱが

舞うように

天にまします

神さまよ

この子にひとつ

みんなにひとつ

ほうやのベッドは

ひいらひらり

いつかは恵みを

くださいますよう

どこだ！？

いないぞ！

ほうら

エレオノール

べろべろ～

べろべろ

ばあ。

落ちついた？

エレオノール。もう泣かない

でね、

ほら．．．．．

こんな．．．

恐ろしい

人形に．．．？

笑って．．．

くれたの

エレオノール．．．？

ほ．．．ほら、

エレオノール．．．

べろべろ．．．

はあぁ．．．

星が見えるわ：

なんて

い気持ち。

いろくのチェガフ

第８８幕里智

黒賀村の夜

ベガナカス

このジジイ

が～～！！

おのれえ

え～～！

大刀

「虚空」

小刀

「雷迅」

二振りとも私の

考案による

捨て身の〈血刀〉よ。

おのれらの

動力源たる

体内の疑似体液は、

おのれらが求める

「生命の水」が自身の

力となり得るのは、

胃の部分にあたる

速過吸収装置を

通した時だけだ。

「生命の水」の溶けた、

我らしろがねの血を

注入されると完全に

無効化される。

それはあたかも

人間にとっての

空気の如し。

肺で吸う時は

必要不可欠。

だが、血管に注入

さるれば、即ち．．．

死す！

この刀は、「マンバ」

という操り人形の

武器の試作品だ。

しろがねの

私の血を抜き、

少しずつ

刃の上に流している。

来い、

この刀がいくらでも

破壊してくれる！！

やれやれ、人形造りが

得意のはずが、

剣の方が上手いとは。

とんだサムライ

じいさんだ、

でも僕は

やはり．．．

踊れ

オリンピア！

新米のひよっ子

だぞ！

ひるむんじゃねえ！

バカな

しろがねの中でも

戦闘能力の低い

人形造りのジジイと、

こいつらをオレ達が

引きつけておけば、

「柔らかい石」を

持ってる女を．．．

た．．．

助けてくれ～

どうした、

あの女、

アンジェリーナは

殺せたのか！？

ダメだァ～

キャンディー・

スタンフ！

あの女が

一番．．．

な．．．何ィィ～！？

強え．．．

おいでォートマ

自動人形

たち！

至高の霊薬を

生み出す

「柔らかい石」が

欲しいのでしょう！

それは

ここです！

このアンジェリーナの

腹から、早く

持ってお行きなさい！！

アンジェリーナは

ここです！

「柔らかい石」は

ここにあるの

ですよ！

よこせ～～！

出すぎだ！

アンジェリーナ、

相手は多い！

僕達は陣形を

組まないと

やられる！

アンジェリーナは

自分に全ての自動人形を

引きつけるつもりだ！

どういう

ことだ、皆じゃ

正二！？

自分に敵が集中

すれば、その分

エレオノールを抱いて

逃げたフランシーヌに

向かう、奴らの数が

減るからだ！

だが、あれの

体力は、もう

もつまい．．．

あれの体内には

もう「柔らかい石」は

ない。

何故かは

知らぬが、幼い

エレオノールの中に

移ってしまった！

あれはそれを

奴らに悟られぬよう、

あえて

目立っているんだ！

そうだ！

僕も気づいて

いた．．．

彼女の頬の色が

エレオノールを

産んだ時から

白さを増していたことを

アンジェリーナ、

この子も

あなたのように

したいのですか？

ダメでしょ

ギイ、

ごはんが

もったいない！

よかったら

私があなたの

お母さんになって

あけましょうか？

貴女は

僕が守る！

あなた！

ギイ！

アンジェリーナ

離れるな、

奴らに囲まれたら

おしまいだぞ！

からくリサーカス図

世話のやける女だなァ。

無理をしたら

ダメだろう。

エレオノールに、

僕と同じ寂しい思いは

させないんだろ？

らちが

明かねえ！

飛び道具隊

出ろォ～！

やれえ！！

――！！

ダメだ．．．

やられる．．

ギイ君！

正二イー

ダメ、ギイ

前を見て！！

ア．．．！

アンジェ

リィイィナァァア！

私の子供と

だ！

旦那様に．．．

何をする．．．

ねえ．．．？

私の子供と

旦那様に．．

何をする。

第３４幕ナヘナ

ママン

わかったよ

アンジェリーナ！

アンジェリーナァ！！

やった！

女を仕留めた

ぞ！！

あとはハラを

裂いて、

「柔らかい石」を

取り出すだけ

だァ～～！

くそ．．．！！

ギイ君

すまないが

アンジェリーナを

連れて逃げてくれ。

ここは私が

食い止める。

な．．．

！？

．．．

あなた．．．

ありがとう

おう。

すぐに、また、

会おうな。

大丈夫さ、

アンジェリーナ。

僕達は

「生命の水」によって

不死の力を与えられた

「しろがね」だもの。

この程度じゃ

弱りもしないさ、

うん。

大丈夫さ、

大丈夫だ。

うん、こんな傷

すぐ治るさ、うん。

死ぬもんか．．．

うん．．．

こんな傷くらいで

死ぬもんかよ。

ギイ．．．

そうさ、こんな傷

ぐらいで．．．

こんなこと

くらいで．．．

ギイ．．．

正二は私に

言ったわ．．．

「おまえはすべての

生命力をエレオノールに

やってしまったかの

ようだ」って．．．

な．．．なんで

．．．！？

なんで、傷が．．

ふさがらないん

だよう～！！

ごめんね．．．

ギイ．．．

だめ．．．

みたい．．

そんな．．．

そんな．．．

ママン。

こーら．．．

ギイ．．．

やっとママンと

呼んでくれたね

やっと．．．

もっと

早くに．．．

あたまを

なでてやりた

かったんだぞ

マ．．．ママンいかな

いかないで

．．．

せっかく．．．

僕は．．．僕は．．．

エレオノール

を．．．

お願いね．．．

ギイ。

あの子に

私のような運命を

背負わせ．．

ないで．．．

あの子を．．．あなたの

ように．．．ひとりぼっちに

させないで．．．

わかったよ．．．

わかったから

ママン．．．

ずーっと

僕のそばに

いてよ。

僕を．．．ひとりに

しないでよ．．．

ねえ、

ママン～～

ああ．．．

ギイ．．．

もっと．．．もつと．．．

私をママンて

呼んで．．．．．．

ずっと．．．

言わなければ

いけないって

思ってたんだ

エレオノールの

分まで．．．．．

違うんだ．．．

あれはルシール

先生の考えた

計画じゃない．．．

ママンの子を

「柔らかい石」の

客れ物にしろって命令は、

ルシールーあなたの

ママンは、こんな酷い計画には

一切関わってないよ！

マリー先生と

タニア先生が

仕方がなく

出したんだ！

聞いてる？

アンジェリーナ！

あなたのママンは

やっぱり．．．

見つけ

たアア！！

こォォんな

トコロに

いやがったぜ

ええ～～～

オ、

自動人形！？

死ィねええ～！！

重量級の

人形だ！

か．．．かわせない！！

～？

．．．

オチテロと

ＭＣ４．．．４

なんだァ

あの女の腹にゃ

「柔らかい石」なんざ

入ってねえじゃねえかよ！！

「柔らかい石」は

アンジェリーナの

中にゃねえ！

じゃ、

どこだ！？

そうだ！

さっき一匹山の方へ

逃げたぜえ！！

きっとそいつだ、

そいつが持って

逃げたんだ！

そいつを

追え！！

「あらかい石」を

追ええ～

あっちだ！

行くぜー

結局．．．

僕はあなたを

．．．．．．守れなかった

でも、

あなたは、

最期のいった

一瞬まで、

僕をまも

守ってくれ

たんだ．．．

だから．．．

安心して．．．

あなたの

言ったことは

わかったから．．．

ママン。

わかったから、

ママン。

ーカス図・完

予告

次巻

ここか．．．

からくり

サーカス

ノールとは

芸ってはのだな？

ちょっと

まってくださいよ、

本当にとけるんスか

？

お祖父ちゃん

ー才賞正二の忠実？

記憶を

いや．．．あの、

まあ．．．．．でも、

ほとんどは．．．

ほらー

なら、そういう

ウソはやめま

しょーよ

よくあるんだー

ウソ予告

映画とかでさー。

じゃあ、なんて

予告すんのさ。

こーいうのは

どーでしょ。

予告編

十三一版予告橋

はくは才食隊。

からくり

ぼくは既代で見ている

今までの謎が

ね、ね、

あのガイシン

イカすじゃん！？

解けっ

ぽい

言い切る

パワーつうかさ、

そういうのが

ほしいなァ！

じゃ、私が

やります！

これでは

どーです？

チョニーハーション子供

『からくりサーカス』

２６巻こ予告編

．．．

様々な誰が今

候補になりそうな

「しろがね」が

おります

はほえみさえ

忘れた．．．

なんか

かわいいから

ダメッ！

なんだ？

様子かおかしい！

そら

ダメでしょ！

自分なら

謎を解くという

「姿勢」を見せる

ってセンでいき

ますねー！

まかした

チーフ！

予告編

あっ！！

．．．

がらくりサーカス

え

りはめ

ん

．．．

色々な謎

来たる２６巻！

からくりサーカスの

少年サンデーコミックス

著

２００２年１１月５日初版第１研発行

発行者

藤田和日郎

香井

でも．．．。ＣＫａｚｉｎｉｏＦｕｉｔａ－２００２

聰

（検印廃止）

印刷所

発行所

中央精版印刷株式会社

「週刊少年サンデー」２０１２年第２９号一第３９号掲載作品

連載担当／吉元篤司．．．

単行本編集責任／銀田良弘

単行本編集メール・欧州政治車行体編集ノ吉元第９７大橋ゆり、子（アイプロダクション）

いや．．．いや、いやいやありがとうございませんねーーーっ！！

未来が初めて、振替（００１８０＿１－２０１７年）

２０１７年１１月２１日－１０月１５日、編集０３（３２３０）５８５３

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●発行日より年間有効です。●発表のカットから、ソナの「愛母」という事故の発送をさってくれませていただきます。

ＩＳＰＡ４－４９－１９６３６５－－８

ぷりが良い！

その解けっ

ねえ！

う～ん

う～ん、

こうかな。

予告編

予告が

そんなんで

どーする！？

ダメかも

しれない．．．

ええーい

じゃ、フチタ

さんはどういう

予告がいいのさ？ん

いや、そこまで

ぶち上げるカンジ

じゃなく．．．

ま逃労して

２０巻では「まあ

おおおねの謎は

あいまいにちょっと

解きあかしたい