Quick Edit

Advanced settings

第三十五三にお

...

第55回セントが

ブカブカドンドン。さァさァ大変だ。マサルは悪人に

脳みそを乗っ取られ、心ころがねはまさに稲体紀奈!!

宇宙ロォットのカウントグウンも始まり、

ドラムロールの高鳴る中で、今世紀最大の脱出装が

見られまするか否か!?「からくりサーカス」第20巻

鷹揚のご見物を願います!!

●401伊波光副●口ゴミカバーテザイン佐藤千恵太ベイブリッジスタジオ●カバーイラスト・摩田和日郎

機械仕掛の神

なんだいいですね

第53幕

...

あれは..

もう

マスターじゃ

ないんだ...

もう...

ダメだ...

フェイスレスの

脳みそが..

マスターのアタマの中に

移っちまった...

あ...あ...

う、お兄ちゃんがじゃ奴女なんかじゃないだっ

前巻までの

あらす

全世界にゾナハ病の病原体を

ところがこんなのは相手に頼まららし、拉致したしろがね

お連れて、宇宙ステーションをされて「宇宙オーンョンに

向かおうと食セフェイスレス。

それを阻止すべく、そんな日仕すぐく、魔獄、モン

サンミラシェルに潜入した腕は、

大勢の前に、テンションに購入した人数の間に行いても相談されなかったですが、

「人の中にいいではないから、まだまだお願いしない」というのが、最近の人間でも

ですが、アニメーションではなく、ストレスを入ってコロンピースをしています。このペースについて

お客様、リームリーの小さい頃からの人とコロッピースにおいてございますが、プレゼンセランとお悩みしました。そういうことができません。それでしょう。

その脳にフェイスしそんなこれは、毎週間のスの記憶を転送するための予想

気に入ってるかどうかもしれませんが、気軽にでしまった時間でしていました。

罠だった!!必死の攻撃もない。必要もむなしく、戦いに敗れ、

...

いずれにしても

機動は日出しつれて

第53条◆戦送終」

第三条第三者「春◆少女の爪に

2016年8月5日木★カウントダウン35分前に

第五条◆カウントダウンドSAPI

2017年11月35日「日本各カウントダウンロン」とかの

家の中で発売が終わるカウントダウン!!!?

その中で、2015年8月4日オフロンビース対ティア

第48回第回春・大戻る少年

第百話◆ぶたちやんはあるいでいった

第12条◆ローエンシュタイン人公HPにて

75B6197917-11351

誰がマスターじゃ

ないって?

グリュボン...

ちくしょオ

中身は..

フェイスレス

なんだな..

そんなコト

ないよ

グリポン君。

ぼくは

マサルだよ!

マスター!!

ぷっ...

ひゃははは...

やっぱり..

フェイスレス:

妙なもの

だな。

この世に二人

自分がいると

いうのは...

さァ、これからが

見せ場だぜ。

僕よ。

エレオノールを

観客に、僕らの

大芝居を

うつんだからな。

ああ、楽しみだな。

古い体の僕よ...

おまえ達...

いったい、

何を...?

造物主の僕を

おまえ呼ばわり

かい?

グリュポン。

ま、いいや。

じゃ、特別に

スジ書きをば

聞かせて

やろうかね。

これから、僕と僕は

ロケットに乗る

ヒロインのもとへ行く。

ヒロインは

エレオノール

ロケットの座席に

あわれ、

縛りつけられている。

お坊

ちゃま!

そこへ、僕と僕が

戦いながら

現れるのさ。

しろがねぇ!!

マサル、

ここまで来れたか!

だがエレオノールは

僕のものだ!!

お坊ちゃま...

ここで

おまえを殺し、

僕はエレオノールと

宇宙ステーションで

ずっと暮らすのだよ、

マサル!

エレオノールには

僕フェイスレスが

マサルに〈転送〉

していないことを

再三、印象づける。

ついにおまえに

〈転送〉は

できなかったが

そうは

させる

もんか!

何度も自分のために

血を流しながら

立ち上がるマサルを

見れば

エレオノールの心に

僕がマサルに

なり代わっているという

疑念など一片たりとも

浮かぶまい

そして

僕は一瞬の

隙をつく。

し...しまっ

たァ~~!!

そこで、この古い体を

持つ僕の役は

退場さ。

お坊ちゃま...

ああ、良かった...

し..しろがね...

発射時間の迫る

ロケットから

エレオノールを解放

しようとする僕。

今、自由にして

あげるからね。

だが...

くそ、

はずれ

ないよ..

お坊ちゃま、

一人でお逃げください。

できるワケ

ないだろ!

ですが、このままでは

二人とも

宇宙ステーションに

行ってしまいます!

しろがねとなら

...

どこへ行ったって!!

いいよ..

どうだい、

カンペキな

脚本だろう、

グリュポン?

もちろん

演技力は

必要だがね。

しかし、そこは

それ、二人とも

同一人物。

一八〇年間

全ての人間を

あざむき

続けた名優

ディーン・

メーストル様

だものねえ。

...くそう...

全部こいつの

思いどおりに

なっちまう..

ぎゃん!!

くそ~!!

うるっせえよ!!

殴った...

マスターが

いや...

あれは、もう..

マスターじゃ

ないんだ...

ジブンを冷酷に

分解した

フェイスレスなんだ。

では

行こうか、

僕よ。

行こうぜ、

僕よ。

エレオノールの

もとへ

幻獣の分際で

このグラツィアーノに

牙をむくこと

不遜なり!

地獄の番犬なら

番犬らしく、

帰ってハデスの門を

守っておれ。

「血と雷」!

ゴルゴン!

ケルベロス!!

真迦な小娘よ、この程度の

動物で、自分に勝つ

つもりであったのか?

もとから、私は

勝ち負けなんテ

考えてイナイ...ヒトスッ

私は一筋...

せめて一筋、オマエに

傷をつけるタメに

ココにいるのダ。

オマエに

苦しめられた人達の

タメに.....!!

くっそ!

リーゼが

ヤベえ!!

でも

こっちも!

その通り。

少年、よそ見の

ヒマはない。

くくく~~~

遅い!

ご...??

どこへ行く

つもりだ、娘

ああっ。

わたしの使命は

人間の抹殺。

どこへも

行かせはしない。

......?

何か隠しているな...

いいだろう、

それでわたしを

攻撃してみよ。

リョーコ

逃げろ...

逃げろ~~

何をしても

わたしが勝つ

だろうがな。

どうした

軽く蹴っただけだ。

立つがいい。

立ったら次で

殺してやろう。

な..

なにさ..

なにさ...

さっきから...

エラそうに...

さっきから...!エラそうに...

自分のために

みんなをヒドイ目にあわせる

「バカ」の命令でしか

動けないクセにさ。

ふん...私

アンタなんか

より、もっと

カッコイイ

人形を

知ってる

もんね...

その人形はもう、

人間をキズつけ

ないんだってさ。

てんで

カッコイイん

だから!

出来損ない

だな。

おまえを殺してから

破壊してやろう。

は...速...

さらば...

何も...でき

な...

人間の娘よ

何故、そう

死にたがるのだ?

出来損ない

は..

おまえか?

アルレッキーノ!!

さァ...行くかね

.....僕よ。

ああ...

行こうか..

僕よ。

やーねえ。

ワタクシ達の

戦いには、ここは

うるさすぎてよ、

コロンビーヌ。

そーね、

ディアマンティーナ。

アタシも海が見える

トコなら、アンタの残ガイも

映えると思ってたの。

言ってくれるわね。

じゃ、場所を

変えましょ。

ついて来て。

いいわよん。

人を傷つけない

とか言う

出来損ない人形は

おまえか?

フランシーヌ様の

ご命令なのでな。

アルレッキ

なんの「力」もなしに

何故おまえは

戦おうとする?

人間の娘よ。

是非もない。

死にたがって

いるとしか

思えぬぞ。

ち...

ちがうもん

...私は...

さがるが

いい。

きゃ!

ああっ...

当たっちゃった

.....!

まだだ、

見ろ!

旧式のくせに

やるな...

光栄だ。

やったァ!

あ...!!

.....これが

噂の「緋色の手」か...

ぬるいな。

旋風脚

鉄砂掌

双風貫耳

緋色の...

やはり

おまえは

古いのだ

アルレッキーノ。

ダメだよ~~

アルレッキーノが

負けちゃうよ

負けさせる

かよ!

へーま!

ちくしょ、キツイぜ

...マサルのヤツ

こんな重いの

操ってたのかよ...

どうするの!?

へ...この

ゴイエレメスをゃろう

マスク野郎に

ぶつけてやるのさ。

へーま、

お願いが

あるの。

こうなることは

予想できたはずだ。

私はわからない。

なぜおまえは

挑んだのだ?

格闘の技を研究した

新型の私に...

古きは新しき

ものによって、

駆逐されるが

道理ー

せめては、

潔くほろ

滅ぶがよい。

それが

美しさだ、

アルレッキーノ。

滅びの「美しさ」...

か...昔、そんな事を

人間に向かって

言ったことがある...

だが、その人間は

それを否定した。

滅びを

知ってもなお、

己の存在を

普定できる...

なんだと?

彼は言った。

滅びるから

美しいのではない。

その姿こそが

美しいのだと...

誰だ?

その人間とは..

カトウナルミ。

貴様よりも

強いぞ。

覚えて

おこう。

くらいやがれ!!

たわけが...

操り人形では

ブリゲッラは

倒せない..

娘――!

ヴィルマ

力を貸して!!

ほら、

ナイフさ。

小さい女だって

ナメてかかると

ひっかかれるってトコ

ヤツらに

見せてやんな。

ちょっとでも

こいつを..

ひっかいて

リョーコ

やれええ

...!!

ぐ...!!

リョーコ!

娘、愚かな...

ナイフでこの者に

敵うものか!

だって!

その通りだ

娘。

このブリゲッラが

こんなもので...

誰も知らない

ことだった。

それは

リョーコにも、

ナイフを

渡した

ヴィルマさえも。

それは、

ナイフだけが

っている真実

そのナイフは

過去に

ヴィルマが

しろがねを刺した

数本のうちの一本。

後にヴィルマが

回収、洗浄じ、

油をぬったが、

しろがねの血は

うっすらと

その表面に

残った。

しろがねは

体内に

「柔らかい石」を

持つ。

それは

「生命の水」を

生む石。

その血は

自動人形の体液を

壊滅させる。

今、ブリゲッラの

体に入った

切っ先は

わずか8ミリ

なんだ...

これは...

その8ミリの

ひっかきキズから、

高濃度の♡

しろがねの皿が

ブリゲッラの体内に

侵入し

彼は、

活動不能に

陥った。

たしかに

人間のわりには

勇敢に

戦ったものだ。

だが、

そろそろ

終わりにしよう。

さらば

小娘よ!

フン、

人間のくせに

汚らわしい幻獣を

使って自分に

刃向かうなど、

しょせんは

無駄なこと

だったのだ。

35分前

第55幕

カウントダウ

もう35分前か。

モンサン・ミッシェルを

離れる時だ。

ブリゲッラ..

自分の分は

終わったぞ。

そろそろ、フェイスレス様の出発される時間だ!

そろそろ

フェイスレス様の

出発される時間だ!

何をしている!

ロケットが発射したら、

噴射炎でここは

黒コゲだぞ!

すぐ...行く...

カピタン...

先に...行け...

楽しみもほどほどに

するがいい...急げよ!

......?

娘...わたしに

...何を

...した...?

ホントに何

したんだよ

リョーコ...

こんな強いヤツが

フラフラだぜ。

わ...私はただ...

ヴィルマからもらった

ナイフを...かすらせた

だけよ~~

そ...そうか...

そのナイフの...

刃に...

そ...そうか..そのナイフの.....刃に....

自動人形を

行動不能に

させる......

「生命の水」がぬって

あったのだな...

え...

ヴィルマ、

そんなコト言って

なかったけど...

で、できない

よォ~~

いいんだよ

リョーコ、早く

それでトドメだ

ア...アルレッ

キーノ...

先刻、カピタン・

グラツィアーノに

何故、助けを

求めなかった、

ブリゲッラ?

おまえなら、

助けを...

求めるのか...?

良い

答えだ。

そして

さらばだ

まだ...

負けぬ!

ブリゲッラ!

うわあ

くくく~~!!

わたしは

この程度では

倒れぬ...

覚えておけ

アルレッキーノ...こうし

そして人間どもよ...

だが今回..

勝負は預けた。

おまえ達を

滅ぼすのは

このフリケッラだ。

それはこちらの

台詞だ...

ア...

アルレッキーノ...

わ、私達のために

ボロボロになって...

イタイ

大丈夫?

......

もう、生命が

危険なことは

しないことだ。

リィィ

ゼェェ!

どうしたの!?

リーゼが!!

リーゼ、

しっかりして!

おい、

リーゼ、

リーゼ!

う......

...み...

みなサン...

うわああ

リーゼェ!

へーま

うるさいよ!

私...カピタンに

...刺されたの

デスネ......

あ...血のわりに

傷は小さいよ!

あの時..

ユニコーンが

私を...かばって

くれタ...

アリガトウ

良かった

なァ...

でも早く

手当てを

しなきゃ...

アリがトウ...

あ....!!

え?

マサルが

大変なんだ!

グリポンが言ってたの

マサルが一人でしろがねを

助けに行くように

仕向けたのは罠なんだって。

フェイスレスはマサルを

捕まえて、あいつの

脳みそを乗っ取って、

マサルになりすます

計画なんだって。

そ...そんな

.!!

追わねえと!

私も行く

...!!

私も...

う.....!

リーゼ

ダメよ!

オレが先に行く、

おまえらは

あとから来い!

アルレッキーノ

.....さんよ

助けてくれて

ありがとよ

人間...

リーゼと

リョーコを

たのむ。

へーま、

マサルを

たのむわよォ!

私はただ

フランシーヌ様の

御命令を...

カウントダウン続行中...

カウントダウン

続行中...

発射まで22分。

発射まで

22分。

このリフトを上がった

瞬間から「演技」を

始めるぜ。僕よ。

ああ、エレオノールの

目前でさんざん

この僕が苦戦したあと、

そっちを倒すという

劇をな。僕よ。

エレオノールは

おまえーっまり僕を

疑いもしないだろう。

そして僕は彼女を

ロケットから脱出させた

ようとして果たせず

くくく..

楽しみだな。

結局、ロケットは

2人を乗せて

発射して

しまうのさ。

待てええ

え!

ふーん、友情に

あついねえ。

マスター!!

マサル

フェイスレスと

歩いてるなんて、

どーしちまったん

だよ!?

......な...

なんて目ェして

やがる...

ほら...

言ったとーりだろ?

マスターはフェイスレスに

〈転送〉されて、ヤツに

なっちゃったんだよォ...

マサル...

目をさませ

よォ!

マサルゥ!!

てめえは

そんな目を

するヤツじゃ

ねえだろ。

おまえは

おまえだろーが...

誰だっけ、

おまえ?

ちっくしょオ

フェイスレス!

てめえがマサルを

操ってやがるんだろォ

~~~!!

てめええ!!

やっつけて

...

マ...マスター

......

へーまァ...

あばよ、

なんだかわからん

ガキ。

もう会うコトも

ないだろう。

死にたくなければ

早くここから

逃げることだな。

ロケットが

発射したら、

ここは火の海だぜ。

マスタ~~

カウントダウン

統行中。じゃ

発射まで19分。

ていぎい

手際だな。

別に..

ただの人間に

後れなど

とるか...

いい時間だ。

「ゆくぞ

フェイスレス!

「来い

マサル!」

カウントダウン

続行中。発射まで

あと18分

2017年5月

>第56幕

だめか...

フェイスレスめ

......

お坊ちゃま達が

危険だというのに、

私がいつまでも

こんな所に

いるわけにはいかない!!

さ、いいコに

しててくださいよォ。

こんな物に私を

乗せて、どうしようと

いうのだ!?

ここより遥か400キロ上の

ステキな

宇宙ステーションまで

ハネムーン!ウィズ・

フェイスレス様♡

バカな、私が

行くと思うか!

たとえ行くことに

なっても、奴もろともに

ロケットを壊して...!!

あははは...

やれるモンなら

やってもらい

ましょー!!

何...?

こりゃ失敬。

イヤね、

アナタはそんなコト

しませんて...

そりゃもう、

ネコの尻尾に

賭けても

絶対ね。

どういう

ことだろう。

私に相討ちで

死ぬ覚悟が

ないとでも

いうこと

だろうか?

1年前までの私なら、

自動バ形との

まさ

でも

私は出会っ

しまった!

お坊ちゃまに..

カトウ

ナルミに...

ああ...

人を大切に

思うことは、なんと

心をあたたかく

うるおすの

だろう...

ああ...人を思うと

心は

なんとせつなく

ふるえるのだろう...

お坊ちゃまを

お一人残したまま

死にたくはない

この未練を

ハーレクインは

見抜いたのかしら:

それに、ナルミに

悪人と思われたまま

死ぬのもいや...

「よくもまァ

その小さな体で

ここまで

来たものだ!

フェイスレス!

「だがもう

エレオノールは

僕のものだ!」

誰かとはな

話している!!

...まさか!

まさか!!

お坊ちゃま!!

「そんなコト

させるもんか

フェイスレス!!

「分解!」

「おっとォ。

「おまえのその技は

もともと

僕のものだぜ、

効かないさ。」

「でも僕のこれは、

知らないだろ。」

お坊ちゃまァ

カウントダウン

続行中。

発射まで

あと15分

...はぁはぁぁぁっ

「おう、僕の花嫁

エレオノールよ。

フェイスレス!

お坊ちゃまを

放せ!!

「このガキがついに

ここまで来たぜ。

おまえを助けるん

だってよ。」

「それはダメ

だなァ。」

「おまえにぜひとも

こいつが死ぬトコを見せて、

地球の未練を断ち切って

もらわないとよ。」

「う...」

「こいつに僕は

結局〈転送〉

できなかった。

「しろがね...」

「けっこう

抵抗

しやがってさ。」

「こいつの頭を

乗っ取って、

おまえに近づく

計画は

ダメだったよ。」

わかった..

わかったから

フェイスレス!

もうお坊ちゃまを

傷つけないでくれ...

お願いだ..

発射まで

あと14分

元璧だ。

エレオノールは信じた。

僕がマサルの頭に

転送

だが本当は

このマサルに

こそ、

本当の僕の

意識が

〈転送〉済み!

あとはこのマザルの方の

僕に、

この

古い僕は

わざと負けて

エレオノールを

ロケットからなら

解放しようとし

間に合わず、

二人で宇宙に

行ってしまうのだ

発射まで

あと13分。

古い体のこの僕に、

もとより

死の恐怖などない。

死ぬつもりも

ただ、こっちの

新しい僕が、

引き継ぎ、

昔実らなかっ

恋を完成させる!!

ああ

よけてしまった...!?

何をしているのだ、僕は?

反射だ...まだ、この古い体は

そ~

存在したがっているのが

惜しい...

もう少しで

フェイスレスを

...

しろがね...

今...自由にして...

あげるからね...

なんだよ..

段取りが

違うだろ。

あ...ああ。

そうだ、何故あそこで

僕は逃げた?

絶好のチャンスだったのに、

さっきの

あのカオ...

何か

気になる

...考えすぎが

さすがの僕も

本体を二つ

持ったことは

ない...

考え方は同じでも、

向こうが何を

はああはははっは何を考えてるのかわからないんだから

さて次こそ、

やられてやるぞ!

「フェイスレス

最期だァ。

ここだ!

」で僕を

の僕が、

分解」す

すれば...

~~~!!

発射まで

あと12分

そ...

何を

している?

ここはもう

僕の部屋に

なった...

ここで何を

おまえがいつまでも

しているのだ?

マサル...

12分前

トダウン

まさか..

カウントダウン

続行中

発射まで

あと12分

まさか...

おまえ...

この部屋は

もはや僕のものに

なったんだよ。

いつまでも未練たらしく

居残ってんなよ。

うん、

たくさんいた

ぼくが!

あとから入って来た

おまえに、この部屋から

どんどん追い出され

ちゃった...

何をしている

マサル?

そうさ、

この部屋はこれから

〈転送〉というドアを

通って来た僕が

使うのさ。

だからマサル

おまえは

出ていきな。

出ていきな。

出て

いきな。

出て

いきな。

出ていきな。

出ていきな、

マサル。おまえの

脳から...

出ていきな。

出ていきな

出ていきな。

井戸の

水って、

出ていきな。

出ていきな。

出ていきな

どれぐらい

あったの

かなあ...

あ...?

なんだって?

ほら...

銀さんがゾナハ病に

かかったクローグ村の

人達を助けるために、

「柔らかい石」を投げこんだ...あの井戸だよ。

「柔らかい石」を

投げこんだ...

あの井戸だよ。

はァ!?

今さらおまえ、何を

言ってんだァ?

投げこまれた「柔らかい石」は、

その井戸の水を全部

万能の薬「生命の水」に

変えちゃったんだよね。

いったい、その中には

どれくらい水が

あったんだろう?

ふん、

あの井戸か...

いまいましい..

ま、単純計算で

10トンから15トンは

あったんじゃないか...

そんなに...?

そうだよね..

あの時生き残った

村の人達一五〇人が

飲んで、不死の

「人形破壊者」になっても、

ぜんぜんなくなら

なかったんだもん。

マサル、おまえだって

知ってるだろうが。

いったい..

じゃあさ...

「生命の水」は

どうして飲んだ人を

不死にするの?

ほォオ、かすかなマサルの

意識が、僕を相手に

質問合戦かよ。

ま、つきあって

やるか...

いいか、「生命の水」は

人間の復元力を

極限まで高めるのさ。

するする

その人間の「全ての細胞」を

最も健全な状態に、

秒単位で完全に復元する。

恒常性維持機能

超促進剤ーーそれが

「生命の水」なのよ。

ふーん。

さァもう

質問はナシだ、

マサル。

おまえがこの部屋を

出ていかない

なら、

僕の意識達が

おまえを喰いつくして

やるだけさ

ちょっと

待ってよ...

ダァメ!

ふはほははは

カンタンな

もんだな!

これでこの部屋は

僕のモノだ!

ハナシは

終わってないん

だってば!

喰ったハズ

なのに!!

フェイスレス、

「生命の水」を生み出す

「柔らかい石」は

どこにあるか知ってる?

知れたことよ、

エレオノールの

体の中だ。

じゃあ...

15トンの水を全部

万能の薬に変えちゃうような石が、

あのしろがねの

細い体の中に

入っているんだね。

理科の時間に

習ったんだけど、

人間の血液って

体重のBパーセント:

しろがねなら、

4リットルくらい

かな。

「柔らかい石」は

たった4リットルの姿が

液体の中に

つかってるんだね。

...何が

言いたい?

別に...

ただ...

しろがねの血は

とっても、とっとも、

とっても濃い

「生命の水」だって

こと...

それが

どーしたァ!?

ぼくはそれを

飲んだんだ。

「その人間の全ての

細胞を、最も

健全な状態に

秒単位で

完全に復元する」のが

「生命の水」

だったよね...

まさか...

まさか...

脳の情報を

信号にして、無理やり

ぼくの脳に送りこむ、

〈転送〉って

健全?

お...おまえ

は.....

それを見越して

わざと...

〈転送〉を

受けたのか...

「生命の水」は

病気として

治してくれるんじゃ

ないかな。

ぼくはね

フェイスレス、

この世で一番

濃い「生命の水」を

飲んだんだよ!

私達はマサルと

しろがねを助けに

来たんじゃない!

もうあきらめるんだな、

へーま?

そうだよな、マスターも

フェイスレスになっちまったん

だもんな~~

ちょっと待ってよ

へーま、何よ、

脱出するって!?

しかも、あんな

ヒドイ頭突きを

くらっちゃなァ...

だから...

わかったんだ。

マサルの顛突きは

あんなモンじゃ

ねえぜ。

ヤツはフェイスレスに

なっちゃいねえ。

え?

え!?え?

オレはヤツと

何回も頭突きを

やり合ったんだ

なよっちく

見えるけどよ、

アイツのドタマは

やけにカテえ。

マサル、キサマ

アアア~~~!!

ぼくのアタマの中から

出て行けえ~~~

まさか...

ダ...〈転送〉が

そんな手で...

ひっくり...

返されるとは...な..

そう

なんだよ。

フェイスレス。

カウントダウン

続行中。

発射まであと

11分

キッサマァア!

キサマは

マサルかあ~!?

ぼくは

ぼくさ、

フェイスレス!!

素敵なカウントダウン

11分前

キサマは

マサルかあ...!!

ぼくはぼくさ

フェイスレス!!

カウントダウン

続行中、発射まで

あと11分

お坊ちゃま

逃げてください!!

もう少しでロケットが

発射します!!

私のこれははずせません!!

そんなコトできる

ワケないだろっ!!

しろがねは

ぼくが

守るんだ!!

お坊ちゃま

発射まで

あと10分

そうか...

マサルめ

〈転送〉を

無効化するために

あらかじめ

「生命の水」を

飲んでいたなァ!

ダメだ!

「分解」

できない!!

鎖もイスも

強力に

溶接されて

いる!

発射まで

9分―

最終確認...

お坊ちゃま

無理です!

逃げてくださ...

マサルゥ

エレオノールの

血を

飲んだなァ!

そうさ!

推進ロケット、

逆進ロケット、

お坊

ちゃま!!

燃料、航法、

環境制御...

ぼくはしろがねの

血を飲ませて

もらった!

おまえの

思いどおりになんか

させないぞォ!!

ふん、

笑わせる...

しょせん

おまえは

ただの子供よ!

げふ...

お坊ちゃまァ!

...遠隔計測

進行・交信...

全システム

異常なし

発射まで

あと7分

クルーアクセス

フロア廃棄。

だいたい

マサルよ、

「分解」もできない

鎖とイスから

エレオノールを

どう解放する

つもりだったのだ!?

へーま!

本当にマサル

助けないでいいの!?

そーだよ、

このハクジョーモン~~

マサルはオレに

ヘナチョコな頭突きを

くれてから

言ったんだよ!

死にたくなければ

早くここから

逃げることだな...

オレだって

ヤツは心配なんだよ!

.....でもヤツは

あの時、オレに必死で

言ってたよーな気がすんだよ。

「自分は大丈夫だ、みんなを

たのむ」って

気がするだけ

なんでしょ、

だったら...

わかっちまっ

たんだよ!

あいつの

体を張った

頼みがよ!!

......?

この頼みを

聞かなきゃ

男じゃねえのよ。

カッコつけて

マジだって

こっちが

外に出る道だ、

急ぐがいい。

おっ、

おお...

クレジッ

発射まで

あと6分。

射出ロ開放

全て

離昇位置にて

準備完了

発射まで

あと4分

ほうら

もうすぐさ。

マサル、一緒に

打ち上がると

するか...

そして宇宙ステーションに

着く前に、

おまえはゆっくり

殺してやるよ。

しろがね...は

...行かせな...い

ぞ...

ダメです

ああ...もう..

......!!

そうか...

では、今、死ぬか!

お坊ちゃま!!

し..しろがね...

何を...!

発射まで

あと3分

舌をかみ切れば

残った部分が

丸まり、気道を

ふさぎ窒息死ー

お坊ちゃまが

お逃げにならねば

しろがねは舌を

かみ切ります!

そ...

そんな...

はは、愚かな。

不死の「人形破壊者」が

その程度で死ぬものが!!

お坊ちゃま、「人形破壊者」は

自分の意志で

その生を止められるのです。

だから..

行ってください。

さよなら

です。

しろがねぇ!

発射まで

あと2分

エレオノール

勝手なことを

してもらっては困るぞ。

おまえは僕の

愛する女なの

だからな。

発射ー

6秒前!

あなたはこちらの

じろがね

何をしても

私は

お坊ちゃまを

恨みません。

あ...

あああ~~!!

な...何ィィ、キサマ...

まさか

エレオノールを!

「分解」

だとォ!?

ぬうおおお

お~~~

あははは...その

あぁぁぁ...

逃がすかああ...

エンジン点火

2秒前、こっち

最終カウントダウン

開始

離せ

フェイスレス!

補助動力装置

作動ー

メインエンジン

点火開始

は...な...

せええ!!

点火!

発射!

風が

ウソツキねえ。

イイキモチ。

「感覚機関」が

高性能なワタクシ

ならともかく、

アナタごときに

そんなコトわかる

ワケないでしょ。

第59幕

35歳コロンビーヌ対

イアマンティ

エへ、ばれちゃった。

コロンビーヌ、

そんなアナタの

見栄っぱりが

そうなのよん、

ディアマンティーナ。

前から

キライだったわ。

ありがとう

トリちゃん。

下品なのは、御主人様と

おんなじねえ。

ボウン

バリア!

やるじゃなーい!

それだけできたら

ワタクシのお遊びの

相手ができる

わねえ...

と、コンパクトの

ローっ!

マサルちゃんと

遊ぶのなら

ステキだけど、

アンタの

遊び相手なんて

まっぴらよーん、

ディアマンティーナ。

おー、

やってる

やってる。

ディアマンティーナ、

コロンビーヌと

いい勝負じゃ

ないっスか!

フェイスレス様の

御出発だ。

情けない!!多しきあいて

旧式相手にー

おお、

ロケットの

発射ロが開く

造物主様が

エレオノール嬢と

宇宙ステーションに

発たれた後は

おれっち達は

「自由時間」。

何してもいいワケだ。

お二人さん。

カピタン・

グラツィアーノや

ブリゲッラは

これからどーする

おつもりで?

ああ、そうだな

ハーレクイン

自分は、生き残った

人間どもを

討伐する!

武人の仕事は

完璧でなければな。

わたしは強い者と

戦うだけだ...

勝負のついていない

敵もいる!

ハハハア、

犬っころの

ハナ面にかけて

ご苦労なこって。

ディアマン

ティーナは

何をしたい

やらねえ。

ほォら

フェイスレス様が

愛するエレオノールと

ハネムーンする

お時間よォ~~

ディアマンティーナ

教えたげる。

人間の「新婚旅行」は

両想いどうしが

するのよ。

エレオノールは

フェイスレス様を

愛しては

いないじゃない。

いいじゃない、

これから「愛」が

めばえるかもよ。

ううん。

エレオノールと

愛し合うのはね

きゃははは

何それェ!?

フェイスレス様と

比べたら、

なんの力もない

ただの人間じゃ

ないこと!?

力があるとか

ないとかの問題じゃ

ないらしいわ

ディアマンティーナ。

マサルちゃん

なのよ。

特に

人間の「愛情」

っていうのはね

アナタの

知ったかぶりには

もうウンザリ。

爆弾クマちゃんで

ふっ飛ん

じゃってよ!

負っけ

ない

もーん!

おバカさんね、

そう来ると

思ってたわ。

な...!?

きゃはァ!

透明の巨大クマちゃん、

びっくりしたでしょ?

ムリよォ

とっても

カタイん

ですもの!

それにね、

スグにそのクマちゃんは

大爆発よォ。

タイヘーン、

早く

逃げなきゃー!!

知ってるわ、アナタの

「蟲使い」の力で、

空中にいる

ゾナハ病原体の

蟲型人形を集めて

またなんとか

するつもりでしょ。

でもどーか

なァ...

今度ばっかりは

ムリカも...

こ...こんな

大きいドリルも

作れるの...?

ちいい~~

逃げられちゃう!

!!

フェイスレス様の

ロケットが

発射された...

!!

あれは

ドリルを

ほどいた!?

な...!?

な...何を

考えてるの、

コロンビーヌ!?

お...

おのれえ

ええ!

ロケット

からは脱出

したけど...

でも!

ごめん

どろがね。

ごめん、

しろがね!

こ...

これは...

コ...コロンビースが

蟲どもを使って

助けたのか...

エレオノォ

そおおお!

エレオノォォ

ルゥゥ!!

ここまで来て

また.....!!

うぉおおお~~~

あれは

......

ちいい

もしかしたら

遅かったのかも

しれねえ!

急げ、なぁし

長足クラウン号!!

きゃああ~~

ロケットの

噴射炎が

あっちこっちで

大噴火だ~~!!

ちっくしょ~~~

出口はまだかよ、

アルレッキーノ!

もう、通常の

門には行きつけない。

な...何よ

~~~っ!?

ガ...

ガケ!?

飛び降りる。

おまえの人形で

ショックを

吸収しろ。

ちょっと...

待てよ.....!?

うわああ。

...私達は...

助かったのですね:

コロンビーヌが遠くから

銀の煙を操って防火の風船を

作ってくれたんだ...

...そうですか

...あの自動人形が...

それより、しろがね:

ゴメンね、

痛かったろ?

ああ、私の体の関節を

お坊ちゃまが〈分解〉した

ことですか...平気です。

ですが、そろそろ

治していただけますか。

さすがに回復が

遅いようです。

そうすれば、

私は歩け

ますから。

ここ出てから

すぐ治すから

待ってて。

はい、

すみませんが

気をつけて..

おっとと、

ふんぬう!

申し訳ありません。

私、重いですよね。

ぜんぜん!

なに?

しろがね...

本当にお坊ちゃまは

お強くなられたの

ですね...

そんな...ぼくなんて

ぜんぜん

ちがうよ...

ですが、私は

黒賀村やここでの

お坊ちゃまを

拝見しました...

全てが、私が

存じている

お坊ちゃまより

お強く、

たくましくて...

私は、大層

驚いて

しまいました。

はは、ただ

夢中でさ..

それに;私を守るために

お坊ちゃまが

必死の戦いを

なさっていらしたなど

...私は全く

存じませんでした...

あ...あれは

いーんだよ!

ぼくがカッテに

やったんだよ。

お坊ちゃまを

守るはずが

反対に守られて...

私は、ダメです..

ダメなんかじゃ

ないよ!

しろがねは

ぼくにチャンスを

くれたんだよ。

.....チャンス...

ですか?

うん。

恩返し...

そんな...私は

何かをして

いただきたくて

お坊ちゃまを...!!

しろがねがずっと

ぼくを守ってくれてた

コトに、恩返しできる

チャンスだよ。

知ってるよ。

だけど、

ぼくだって

男の子なんだよ...

何かをしてもらったら

してあげたく

なるんだ。

だから、

しろがね、

お坊...

ちゃま..

ありがとうね、

チャンスを

くれて。

でも、

私は...

あ!

へーま、

リョーコ!

リーゼさん

どうしたん

だよ!?

!!

アルレッ

キーノ...

あたた...

あ、マスター。

マスターが

もとに

もどってる..

自動人形だ、

グリポン君

はなれて!

ゴメンね

グリポン君、

だましてて

わーん、心配

したっスよ~

エレオノール様。

ちがうんスよ

こいつは

味方になって

くれたん

ですよ~~

え...?

おまえはその子達を

どうしたのだ?

これは、さっきの

爆発で...こいつも、

かばったんですが...

アルレッキーノ、

それは本当ですか?

しろかね?

は...仰せの通り、

人間が傷つくことの

ないように努力

しましたが...ここに来て、

申し訳ありません...

お坊ちゃま、

この人形は、私の命令に

したがいます..

信じてよいかと...

しろがねが

言うなら...

マスター、へーま達

早く手当てして

やんなきゃ。

うん!

何か、

近づいてくる。

え?

ヘンな

乗りモンだぞ。

敵かな...

あれは

長足クラウン号:...乗っているのは..

...どうやら

おまえ達の

味方らしい。

本当!?

でも遠い...

気づいて

もらえないわ。

自分が

行くっス!

間に合わない、

私が行く。

だっておまえ、

あそこに来たのが

人形破壊者

だったら...

私は、その御方の

ためならなんでも

するのさ。

アルレッキーノ、

アルレッキーノ、

てめえ、

まだいたのか!!

てめえ、まだいたのか!!

エレオノールは

どこだァ!?

なんで.....

反撃しねえ?

エレオノール様は

あそこだ。

他に人間の

子供達もいる。

連れて

帰るがいい。

へーま、

リョーコ、

リーゼさん

ありがとう。

みんなが

いたから

しろがねを

助けられ

たよ...

うわっ。

マスター、

急いでください!

うん。

みんな、早く

良くなってね...

バルーンの弾性を

強くしたから大丈夫だと

思うけど、

見に行って

くれるかい?

ういっス。

お坊ちゃま...

私の体を治して

いただければ、

しろがね...

ぼくは、もう

強いでしょ...

え?

だからききいい

先に行って、

待ってて...

......

しろがねはお坊ちゃまを

抱いて、このくらいの高さは

飛び降りられます。

お坊ちゃま、

何故ですか

どうして...!?

そんな...なりません

御一緒に

まいりましょう!

そう言うだろうと思って...

ぼく、しろがねを

治さなかった...

ゴメンね。

コロンビーヌが

まだ残ってるんだ...

ぼくは、もう、

しろがねがあぶないのは

イヤなんだよ。

彼女を連れて、

必ず後から

行くからさ。

......

お坊ちゃま

マスターと

しろがねは~~

ちっくしょ~~

煙で上が

見えねーよ~~

ゴメンね、

しろがね。

荒っぽくて...

でも、ぼくは

感じてるんだ...

下にいる人は

必ずしろがねを

受け止めてくれる!

お坊ちゃま...

気をつけて...

うん

しろがねも...

よかった

あーあ、あそこでまさか。

せっかくのドリルを

消しちゃうとはねえ。

そのせいで、アナタ、

爆発巨大クマちゃんから

逃げられなかったん

でしょ。

結果、そんなカッコに

なっちゃってさ。

いったい

なんのつもりよ、

コロンビーヌ?

アンタなんかに

...

教えたげ

なーい...

あーらら、

あんよも、

おてても

バーラバラ!!

第61幕

ふたちゃんは

あるいていった

どーしちゃった

のォ?

コロンビーヌ。

アンタなんかに

教えたげなーい。

時限爆弾クマちゃんに

つかまったアナタは

銀の煙で

ドリルをこさえて、

あの時、もう少しで

脱出できたん

じゃない。

なのに、なんで急に

ドリルを解いちゃった

ワケぇ?

.....やっぱり

教えたげる...

助けたい人間が

いたのさ。

だから、銀の煙に

そっちに行って

もらっちゃった..

助けたい...

人間?

何、それェ。

バッカねえ

~~

人間を助けるために

自分が壊れて、

何やってんのよ!

で、その人間は、

アナタに何かを

してくれるの?

人間ごときが、

アナタを喜ばせる

何をしてくれるのよ?

.....して

くれる...?

...ううん

ディアマンティーナ。

アタシが

してあげたかったのよ。

はァ?アナタ

「思考機関」が

おかしくなったん

じゃない。

...かもね。

アタシは、あの子に

会ってから

おかしくなったのかも

......

あの女を

守って

アンタになんの!!

トクがあるの?

言ったって

わからないさ。

オジさんの

手が剣じゃ

なかったら、

ぼくは手を

つなげるよ。

ウソつきい。

アタシはォトァ

自動人形

なのに、

人間の考えてる

ことが、ちょっと

わかって

きちゃったん

だもんね...

...何言ってるの

...ま、とにかく、

ワタクシの勝ちね。

勝ち...

アンタが?

だってワタクシは

フェイスレス様に

尽くし切ったもん。

エレオノールとお二人で

宇宙にいらっしゃるための

全ての準備をやって

さしあげたわ。

きっと、フェイスレス様は

ワタクシを

愛してくれてるわ。

エレオノールと同じくらいに

愛情を注いでくれるのよ。

裏切り者のアナタとは

大ちがいね

うふふ。

何か....おかしい?

コロンビーヌ。

ディアマンティーナ、

...ひょっとしてアンタ

人間の「本当の愛」って、

いっぱいあると

思ってるの?

...何よ...

人間の「愛」は

たくさんあるって、

フェイスレス様は

おっしゃってたわよ。

人間の心は広く、

色々なものに愛を向けても

減ることはないんだって...

でもね、

男の人と

女の人の

「本当の愛」は

ひとつだけなのよ。

...!?

...何よ

...それ

フェイスレス様が

そうするとしたら

相手はだあれ?

エ...

エレオノール

アンタに

フェイスレス様が言った

「愛」とはちがうの...

人間はお互いに

ひとりのヒトを

ずっと「愛」し続けるの...

フェイスレス様は

アンタを

愛してるよ。

フェイスレス様はアンタを愛してるよ。

「本当の愛」じゃ

ないんだよねえ。

...そうかっ、

でも、それは、

役に立つハサミを

人間が愛する

ようなモノ。

残念ね。

そんな...とんなの

ワタクシは

信じないわ..

人間もよく

そうやって

相手をダマすん

だってよ。

フェイスレス様は

ワタクシを愛してるって

おっしゃって

くれたわ...

ワタクシは

フェイスレス様の

恋人だ

なら...

たしかめてみなよ...

......

ふん!

あーあ...

あーあ...

だんだんアタマがぼんやり...

だんだんアタマが

ぼんやり...

.....アタシも

おしまいか...

.....でも

こんな夕焼けの中での

最期なら...

サハラ砂漠の

穴の中で死んでった

あの娘より...マシね...

私はもう

抱きしめられ

ちゃった...

うらやましい..

あんた...

あなたはど...

男の人に抱きしめ

られるのが

望みだったわね

...なーんだ

あの娘の方が..

ステキじゃ

ない......

まいった

なァ...

おわりって

急に来ちゃうの

ねえ...

そんなァ...

ってカンジ...

せっかくさ

......

マサルちゃんを

助けたりしてさ

...

これからもっともっヒナカヨクなりたかったのにさァ...

これから

もっともつと

ナカヨクなりた

かったのに

さァ...

なーんにも、

えへへ...

一八〇年も

動いてきて...

アタシ...

結局、なんだったん

だろ...

ないよ

なーんにも

マ.......

マサルちゃん...

ロケットから

落ちたぼくらを...

助けてくれたんだろ

...そのせいで

.....そんなに

なったの...

なーに、

らしくないわねえ

マサルちゃん。

アタシの

いつもの気まぐれ

よーん。

それよか

早く

あっちに

行っちゃってよ。

もー、ガミもボサボサ、

カオもキズだらけ

でしょ?

だから、ほら

とっとと

消えちゃって...

アタシとしては、

人間のアンタなんかに

見られたくない

カッコなワケよ。

うれしいな

うふふ、

やっと

男の人に

抱きしめて

もらっちゃったア。

人間の

肌って...

人間の手って

...こんなに...

うれしいなァ

こんなに

あったかいんだ...

やさしいんだねえ...

うれしいな、

うれしいなァ

うれしいな。

うれしいな。

ぼくは...

こんなに助けて

もらったのに、

ずっとおまえを

信じられなくて..

コロ・

.....ねえ

マサルちゃん...

ホントのコト...

聞きたいなァ...

エレオノールの

コト...

耳.....

かして...

耳.....かして...

愛して...るん

だよ...ね...

そ.....

そんな

コト...

このぶたちゃんは

おるすばん

このぶたちゃんは

おやつたべ、

このぶたちゃんは

おかいもの。

このぶたちゃんは

おみやげもってー

このぶた

赤ちゃん。

ママのトコへ

帰る

ウィーウィ

ウィーウィ

ウィ

公園にて

お坊...

そうだ...

お坊ちゃまを

お助けせねば!!

.....そうか...

しろがね

先に行って

待ってて。

そんな

ご一緒に...

コロンビーヌが

まだ残ってるんだ。

かならず後から

行くから。

お坊ちゃま

気をつけて...

そうだ...

お坊ちゃまは

約束された

お坊ちゃまを

信じるなら

待つしかない...

でも

ここはどこ

だろう..

立派な

部屋だわ。

私はまた、

自動人形に連れ戻され

たのかしら...

いえ...

あの時、私は

たしかに受け止め

られた...

ナルミに!

そのあと体の関節を

〈分解〉された激痛で

私は気を失ってしまったんだ

でも...

ナルミが

私を受け止めて

くれた...

あ...

体は治った

ようだな...

来い、フウが呼んでる。

来い、フウが

呼んでる。

あ...少し持って

待って...

うるせえ。

ナルミよ、

フランシーヌ様に

身仕度のお暇も

与えぬとは無礼千万。

人間を傷つけるなとの

仰せを賜り、ここに参った

我々ではあるが、

フランシーヌ様を

侮辱するとあらば

いつでも戦うぞ。

アルレッキーノ

...?

パンタローネ

...おまえ達は

人間の味方に

なったのか...?

御意.....

我らが仕えし処は

いつでも貴女様の

おわします処なれば...

オレは気を

ゆるしちゃ

いわえせ...

ちっ、じゃ、

早くしな...

エレオノール。

今、世界中で

動いている

人間がいるのは

ここだけだろう。

アメリカのゾナハ病の

研究所から助け出せた

わずかな子供達や

そこを

守っていた

兵士達と、

医者や

看護師達...

だいたい二〇〇人

たらずが、

ゾナハ病から逃れて

ここにいる。

そんな場所が

よくあった

ものですね...

ああ、フウのジジイの

手回しの良さと

ここの持ち主の力の

おかげだな。

フウさん...大富豪の

もと「人形破壊者」で、

私を「フランシーヌ

人形の生まれ変わり」と

言った方ですね。

おまえは否定

してるけどよ

今日はこれから

それを本格的に

調べるんだとよ。

...

...望む...

よォ

ナルミ。

曹長、

ケガは

大丈夫かよ。

ところ

です。

なんとかよ。

このメイド人形が

うるさいだけだ。

それより

生き残った

俺の部下はかなり悪い。

まともに動けるのが

ろくにいないのが

情けないぜ。

仕方ねえさ。

そいつか...

ああ...

は...はじめ

まして...

ふん、ゾナハ病を

止めるのに関係ある

フェイスレスの

「女」か..

そんな...

私は...!

自動人形を2匹もひきつれて、おまえ...ヤツの手先じゃないのか?

自動人形を

2匹もひきつれて、

おまえ...ヤツの

手先じゃないのか?

自動人形の

仲間だと

わかったら

言ってくれ。

俺が撃ってやるよ。

それを確かめるために、

今からフウの所へ連れて行く。

ゾナハ病が

無くなるとしたら、

私の最愛の人

エレオノールが

やさしくなった

時だけさァ...

わかったか

おまえがゾナハ病の

鍵を握るヤツだと

いうことは、ここの

全員が知ってる。

おまえが

フェイスレスと

無関係なら

フウが証明して

くれるだろう。

オレが

殺してやる。

だが、おまえが

フェイスレス側の

ヤツだったら、

全て終わったあと

ナルミ.....

御安心を

フランシーヌ様。

その前にこの者の

命はありません。

わかってる..

相手してやらァ。

お坊ちゃま...

私は!!

また、ナルミに憎まれ続けるために

戻ったのでしょうか!!

ちょっと

ちょっと、

そんなに走るコト

ないでしょー!

イテテちょ

ちょ...

ちょっと

待てよ~~

しろがね

っ!!

みなさん

ああっ...

しろがね、

よく無事で

帰って来たなァ。

団長さんや

法安さんも...

よかった。でも

どうやって..

それがよ、

オレ達が黒賀村で

襲われた

あとでよ

空からヘリコプター

がよ......

ゾナハ病院に

行ったらよ、

ものスゴイ数の人形が..

まァ聞くんじゃ

しろがね。ワシのアメリカでの

大活躍をよ!

グoムブロムO

でフウェチ

ああ

あの...

できればひとり

お一人ずつ

お願いします..

もー一回足くじくトコ

だったよ~~

ワリ〜〜

オトナだろ

おちつけよな

カラサラカ

みなさん...

だって

うれしかったんで

よ~~

しろがねに

めいめいが

語ったことは、

だいたい次の

ようなもの

だった。

できれは

黒賀村での

戦いから、

平馬、涼子、リーゼが

マサルのあとを追って

飛びたった後、

仲町サーカスの

仲町、ノリ、ヒロ、

三牛、ナオタ、

ヴィルマの

6人はー

「蟲目」という

カメラロボットに

よって生存を知った、

フウの手配で

救出され

イギリスまで

運ばれたこと。

フウの手配で救出され、

そしてアメリカの

ゾナハ病研究所から

帰ったほうぁん

法安やナルミと

合流したこと。

そうだったの

ですか.....

ところで三牛さんと

ナオタさんは?

あれ、

そういや

どこ行ったんだろ?

...しろがねさん

よかったね。

ありがとう

へーまさん

リョーコさん。

リーゼさん

は?

大丈夫だって。

でも今はお

眠ってるよ。

よかったとかた...

よかった..

でも、マサルは?

オレ達が

気がついた時は

いなかったんだ。

味方になった

人形のもとに

戻られました..

後からかならず

帰るとおっしゃ

られて...

はあ

そんな...

心配ですが、今は

お坊ちゃまを

待つしかありません。

私ははっ

お坊ちゃまを

信じてみます。

そうか。

しろがねが

そう言うなら...

アイツなら

ダイジョーブ

だろ。

またカッコ

つけて~~

そうだったんだよ

なんだ

よ~

しろがね

おかえりなさーい。

ヴィルマ!

ナルミ、

フウとギイが

待ってるよん。

ああ。

それと

「お姫さま」

もね。

行くぜ、

エレオノール。

お姫さま

...

ま、

イギリスより

安全らしいよ。

何か、フウってジイさんが

前から連絡とってて

今回ここにかくまって

くれたんだとさ

イギリスより?

ここはイギリスでは

ないのですか?

ああ。

フウの計画に必要な

場所なんだとよ。

ここは

ローエンシュタイン

大公国。

スイスとフランスの

境にある小国だ。

これからおまえも会う

エリ公女という人が

今は治めている。

こっちだ

急げ。

なんだろう。

さっきから

何か刺すような

視線を感じる。

はい...

あの女だ.....

兵士や

他の人達とは違う

...悪意の

ようなものが伝わってくるわ。

...誰だろう?

からくりサーカス40

少年サンデーコミックス

検印廃止

和田藤日

◎KazuhioFuita2006

はっ

中央精版印刷株式会社

2006年1月15日初版第1刷発行

えー

発行者

PRINTEDINIAPAN

「週刊少年サンデー」2015年第36号〜第4号掲載作品

連載担当/有井大志

単行本編集責任/赤岡_進

単行本編集/有井大志〈星野〉隆《アイプロダクション》

発行所にはいかないのですが、ホームページになってしまっていました。

「東京都千代田区」の、TEL・販売OS(6281今晩一の二の一会社2555656-編集100(323)58553

ヒロ帰りの

からくりサーカスロー完

ISBN4-09-12

●造本には十分注意しておりますが、落丁・乱丁(本のページこの抜け落ちや瞬間の間違いの場合は

お取り替えいたします。購入ありがと、やっぱりされた書店名を明記して「制作局」メッセットWebサイトのあでにお送りください。送料小遣い

お友人言え...しょう。姉への負担にてお取り替えいたします。

制作局(TEBL.02013年)の2

大切にくわれてくだします。●本書の一部あるいは全部を無断で複製転職・上演・放送等をするWindowsとことは、法律で認められた場合を

一年前の日の多いは志郎と旅の除き、著作者なよび出版者の権利の彼女戦戦士限の必ずと侵害となります。あらかじすることは、女性、悩みつらんと考えてありがとうござい。

あと、当日からあるとはなので、団(日本製写権センター委託出版物)

空いていては今回ビーノーズの本書の一部または全部を無断で被写しロビーソすることは、著作権法上での例外を除き禁じられてい

平成20年ぶには土地と旅のます。被写を希望される場合は、まずいっしゃることは、自本被写権センター(TEB)中国公に、その他人と歌されて1005年120138821にご連絡ください。

アンケートのお願い・小学術アックードが

●小学館のコミックス、普通のエンタス、客間についてのアプリケーショントリセインターネットで受け付けております。しかもしれません。

htttp://wwwitfo.stakickor.>>1812アクセスしていただき、

このコミックスのキーコーおはようございませんねーよーーー♡!!S72001を入力してください。

こんなこのスポーツの●全ご回答者の中から、毎月500名のアーティショッピングの日本人のいいただい。方に抽選で、小学館特製図書から100mmのド{000円)をさしあげます。

●そこ当然の中のつく、平凡なのですが、●弊行日よりも月間限定です。●発売後は、いい子猫が家は喜んでいいので発送をもってからさせていただきます。

仕事一号が少々リマンか

ファレイヤ

しかし、うんながら、

ダウン

ロード

された

マサルくん

ワルイ

カオです

ねえ

そう

かね。

それほど

ワルイカオ

でもないと

思うけどね

ええ。

はあああ

イヤイヤワルイでしょー

あい子のみんな、おにいさんたちはお

とっても、ワルイカオーなんだよ

そうかねえ...

気がついた時には後の祭り...なんて

悲しいことばだろう。すごいい寂しいこと

だなァ。コロシビーヌはおみやげを持っ

て道を一人で歩いいていったけど。

さァ、「からくりサ一カス」も後の祭りに

ならないように、全力で描き尽くそうと

思います

978409:091270801

19299790013年6月

C9979¥390E

ISBN4-O9-127080-8

雑誌45000-80

定価:【本体300円十税

小学館

モン・サン・ミッシエル編クライマックスの第40巻であります!!

一方、しろがねを乗せたロケットの打ち上げ時刻も、刻一刻と追っていた!!

健闘むなしくフェイスレスの策略にはまり、

ピンチ、またビンチの超熱血機巧活劇

ついに記憶をダウンロー「ドされてしまったマサル。

CionealeKarakun