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Instructions:
甲糸
......
*)
.........
松浦だるま
DVENINGKE
5
田糸
......
松浦だるま
daruの......
35
あまりは、見たけどないご見てはいけない。
はっ、は...
...
...
...
...
私は8話、赤いのはあれだけ
あくりは......
私は10話、...
あははは、...だぁ、姉ぇぇ
第42話、東北
...
はぁっは...
あははは...
クラック
...残念
第36話第26話
ええ
言いましたとも
だから少し違う方法で
調べてみようと思うっているんです
ですから...
どうか...
僕の前から消えないで...
野菊さん
...かろうじて
手に入ったんです
>違う方法”って?
淵かさねの通っていた
小学校の生徒の
数年分の名簿が...
金さえ
つめば
こんな
個人情報も
売ってくれる
ところがある
んですねえ
ふっ
教師にあるまじき
おこないね
そこまでして...
女のからだに
ありつきたいの?
やっぱり
きたないわ...男って
ただあなたの
ことが...
ど...どう言われても
かまわないです
僕は...
教師に
あるまじき
おこないも何も
学校は
そんな正しい
場所じゃない!!
とにかくこの名簿をたよりに
温かさねの同級生をあたります
多少時間は
かかりますが
他に手は無いです
何を理由に
聞き出す
つもりなの?
それは...
雑誌の記者か何かを
かたって
淵透世”を特集す...
お...
透せ...?
淵透世を特集するために
娘を捜している。とでも
言えばいいと...
......
そうね
じゃあ...頼んだわ
天ヶ崎さん
「淵透世」という名前を
出すだけでも機嫌を損ねるん
だったな
しかし...
湍透世の娘を携す
淵透世に生き写しの女か...
一体どんな
関係があるやら
白河さんですか?
ええ
鉱小学校だった
白河です
本当に
お金くれるん
ですよね?
はい
ただ教えて
くだされば...
これが淵かさね〟よ
......
そうですね...
これが
あの大女優の
娘...?
似てない
でしょ
母親に
当時だって
誰も信じなかったわ
それでもあの子が
〝淵透世の娘だ〟って
豪語するから
まあ.....
嫌われてたわね
暗かったし
やっぱり
いじめとか
あったんですか?
いじめと言えば
いじめだったかもね
でもそれも
事件。までの話
”事件”!?
そう
クラスメイトが一人
事故で死んだのよ
西沢イチカ〟って子
校舎の屋上から落ちたらしいわ
私...
すごく
仲良しだった
みんなからも
したわれてた
可愛い女の子よ
けど
湍さんを一番いじめていたのも
イチカちゃんだったの
それで
こんな
ウワサが
〝西沢イチカは
淵かさねが
呪い殺した!
呪い...
は...
実際
恨んでたでしょうし
いつも
何もしゃべらず
うつむいてばかりで
目を
合わせれば
にらんでくる
ような
不気味な子
だもの
ウワサがたってからは
みんな怖がって
近寄らなくなった
私が知ってるのは
それぐらいかしら
どこの
中学に行ったか
知りませんか?
それは
知らないわ
どうも学区外に
進学したらしいけど
え!?
まいりましたね...
それが一番
肝心なんですよ
それならあとで
担任の住所を
メールするわよ
先生なら
知ってるでしょ
...うーん
住所が
わかる
んです
か?
いまだに
年賀状が来るのよ...
イチカちゃんの件に
責任を感じてか何か
知らないけど
どなたですか?
ああの
鉱小学校に勤められていた
茅ヶ崎先生ですよね?
ちょっと
当時の事で
お話を...
”事件”の
こと...?
いいえ
淵透世の特集記事を
書くために
娘の淵かさねさんを
捜しているんです
淵さんね...懐かしいわ
今の連絡先はわからないけど、
......
どうぞ
進学先なら確か...
晶川中学校というところよ
あ
ありがとう
ございます
どこの中学かわかれば
同じ方法で高校まで割り出せる
あとは高校卒業後の進路さえ
つかめは現在の居所を追えるはずだ
......
あの...
事件のことは
本当にお気の毒で
...ええ
イチカちゃんは
かわいそうだった
わね.....
けれどね...私
イチカちゃんは
もちろんだけど
淵さん
いじめられてたことに
気付けなかったから
彼女のことが
ずっと気がかりで...
...
そうだわ
淵さんと
言えば...
図工の授業で
淵さんが描く絵はいつも
暗い色彩のものばかりだった。
のだけど
〝事件〟の日を境に
それががらりと
変わったの
白紙?
いいえ
白い絵の具で
何重にも塗り潰して
あるんです
画用紙の隅々まで
ぐるぐると...ひたすら
当時は何を描いたのか
わからなかったけど
“光”...
今は思うの...
きっとこれは何か彼女にとっての...
彼女は
今...
どうして
いるの
かしら
自分の
光を
見つけ
られた
かしら
もし
居場所が
わかったら
私にも
教えて下さい
へっ
光ねえ...
本当に居場所が知りたきゃ
自分でだってつきとめられる
だろうに
白い照明の下でーー私は
ようやく見つけた
“光をかみしめて
くそっちゃこそ...
そうですよ
それがいかに
こわれやすく
もろいものであるかを
忘れていた
第36話終わり
奈落の底の
途方も無い寒さも
暗さも
忘れていた
甲糸
その子
だれ?
ようじょ、新車
しらない
しらない
...なあに?
のばらっ
...っのきくん
ぶんぶん
あ!
のぐそ!!
父野南はまだ羽生田さんに
へへへってないけど、俺もたたったで抱きました。
第37話題ようとしない、見てはいけない
...
...
......
ああの...
今日は別のホテルルにしてもらっても
いいかしら
え?
いいけど...
私を買いたがる男に
ろくな人間はいない
「その中でも特に
先週
関係を切った
麻溝という客は
たちが悪かった
何故そんな男は良くて僕じゃ駄目な
野菊ちゃん!?
大体...
私が別の客と
ホテルに来るのを
待ちぶせて
何をする
つもりなのよ..
...でね
谷口さんの誕生日を
祝うために
彼に内緒で表向きは
いつも通り稽古して...
演じてる最中
役の台詞の途中
から
いきなり
「おめでとう!」って
ケーキ出したら
谷口さん
びっくり
しちゃって...
ふふふっ
私はよく
仕事のことを
話題にする
プロの演技じゃ
ケーキが出てくる迄
気付きようがないわね
そこが悪質
よねえ
それ以外は
お互い
好きな本
行ってみたい
国...
そんな他愛もない
話題ばかり
美味しい
お菓子
どこか
子供じみた
会話に感じ
られるのは
互いに
生活や過去の
話を出さない
からだろうか
もっとも
私にとっては
都合の良い
ことだけれど
でも...
彼女のほうは
何故かしら
?
気をつかわなくても
出て大丈夫よ
い...
いいの...
どうしたのかしら
こんなに狼狽して...
ねえ...ニナ
......
話を聞いてると::
あなたの周りは
やさしい人ばかりね
それは
男の人でも...いえ
誰もがそうなの?
うーん...そうねえ
なぜ?
初対面では怖い人
なんかもいたけど..
大体みんないい人よ。
...そう...
ちょっと
気になっただけ
きっとニナが
やさしいから
そういう人たちを
引き寄せるんだわ
......
......
“それは
男の人
でも...
誰もが
そうなの?
“誰もがそうなの?
着信の
名前は
男性だった
わね...
何か..
心配だわ...
相談なんか...
できないわね...
とても
や
逃げられると思ってるの?
......
麻溝...
あ...
天ヶ崎さんに
まずい...
どんどん人通りから
はずれている...
このあたりは
よく知らないから
なんで
出ないのよ!
み...道が
わからない...
野菊?
バーー...
助けて!
ニ...ニナ...
どうしたの!?
お...男の人が
あとをつけてくるの
でも道が
わからなくて...
迷ったの!?
見えるもの...
何か...タワー
みたいなものが遠くに...
今そこから
見えるものを教えて!
それなら
タワーのある
方向に向かって!
ひらけた場所に
出たら標識を見て
駅を目指しましょう
そしたら
警察に連絡
するわ
警察!?
駄目!!
!?
ご...ごめんなさい...
でも警察は...
呼ばないで...
...わかったわ
とにかく私も今
向かってるから
明るい道に向かって
歩いて!
それから
電話は
このまま
切らないで
いつでも
通報できる
状態に見せて
おいたほうが
いいと思うの
うん...
あ!
え?
む向こうに
明るい通りが
見える...
駅だわ!
まずい
まずい
今私と麻溝しか
道にいない!!
野菊!?
僕からの恩も愛も...足蹴にしやがって!!
あっ
...ニナ...
野菊!?
ニナ...
ニナ...!
手に:入らないのなら...
!!
う...
...ニナ....
走れる!?
第37話終わり
うん...
はあ
ひとまず
駅に着いたけど...
さっきの男が
ここまで追ってこないとも
限らない
はあ
野菊
はぁ
はっ
家はどこ?
送るわ
はっ
第38話第差しのべられた手
...家.....
ちょっと...
大丈夫?
家
なんて...
ないの...
ど...どういう意味?
......?
じゃあご家族とか
泊めてくれそうな友達は?
...いない...
お願い...
なら...
とにかくどこか
ホテルまで送っ
ニナ
......
ひとりにしないで...
野菊.....
そうよね...
あんな
怖い思いをした
のだもの
でも困ったわ...
この子を一人にはできないし、
いつまでもここにいては危ない...
しかも
口紅の効果の切れる
時間まであと僅か...
......
一体どうすれば...
お邪魔します...
ちょっと玄関で待ってて!
少し片づけてくるから
私...
どうかしてるわ
この家に他人を
入れるなんて...
いくら大切な友人
だとしても
ことによっては
我が身を滅ぼしかねない
のに...
あの...
ごめんなさいニナ
どうぞ
何が?
助けてもらった上に
急に家にあがらせてもらう
なんて...
そんなこと
気にしなくて
いいのよ
ありがとう:
あのねーナ...
私:ニナが来てくれたとき
本当にうれしかった...
......
今までは助けに来てとくれるような人
ひとりもいなかったもの...
家も家族もなく
あんな危険な目にも
遭って
伝説の女優と
見まごう美貌を
手にしながら
何故あなたは
そんなにも
不幸なの!?
ここで
羽生田さん?
こんな時に...
仕事の電話だわ
ちょっと外で話して
くるわわ
ただ
ひとりにしてしまう
けど...
よかった
ここなら
大丈夫よ
そうそう
そこのドアは
開けないでね。ちらかってるから
...大丈夫
部屋にはカギも
かけてあるし
もし仮に
部屋の中を見られても
口紅のことなど知られる
はずがない...
うん
もしもし...
わざわざ会って
する話?
まあな
電話で済ますには
ちょっと重たい内容だ
手短かに
お願い
へえへえ
まずひとつは
お前...淵かさねを
探っている男についてだ
峰世さんに
最近も変な電話は
来るのかと
たずねてみたが
男ではなく
お前の小学校の
担任から
電話があった
らしい
茅ヶ崎先生と
いったかな
なんでも
「淵かさねを捜しているという
男が家をたずねてきた。
ことをきっかけに
ああ:6年のときの::
お前の消息が気になって
連絡をよこしたそうだ
私の小学校の担任なんて
どうやってつきとめたのかしら
さあな
しかもだ
淵透世の記事の取材に
訪れたライターを
かたっていたそうだが
調べてみると
名刺にあったという
名前の人物も
会社も
存在していない
そこまでしてくる
相手だというのに
そうね.....
私を捜し出して
一体何をするつもりなのか...
目的がわからんのが
不気味だ
とにかく
このままだと
淵かさねが
植物状態にある
というところ
までは
行きつくだろう
そこで
詮索をやめてくれれば
いいけど
ああ
死体のようになった
相手にそれ以上
踏み込む理由なんて
思いあたらないしな
他人で
あれば...
だが
?
お前
自分の父親に会ったことは
あるのか?
さて話は変わるが
父?
あるらしいけど...
小さな頃だったから
ほとんど覚えてないわ
ただあのひとは
母に私を捨てろと
言ったらしいわね
醜い子は不要だ。と
お前の父
海道与が死んだ
...
実はな
Wi-
なんだ.....
天ヶ崎さんだわ
今更折り返して
きたのね
電話に出られず
すみませんでした
もう済んだ用件だから
いいわ
実は病院に
来ていたものですから
病院?
ええ
あ自分は
何も病気して
ませんよ
淵かさねが
いた病院です
...植物状態?
そうです
意識不明のまま
目覚めないという
やつですね
なんでも自分で
ビルの屋上から
飛び降りたとか
自殺未遂かしら
かもしれません
ですから
哀れなものね...
。いざな〟の娘
まだ
どこに
いるかは
わからず
じまいです
そう...
ここまで
かしら
会ってみたかったけど
そんな状態では...
ただ
彼女
有名な
舞台女優の
マネージャーを
していたらしいですね
〝丹沢ニナ〟とかいう
...い...今
何故
マネージャーを..
ちがう!
そのあとよ
“丹沢ニナ”
ですか?
何て?
どうして
淵かさねと
ニナが繋がるの?
私たちは
呼ばれ
導かれるかのように
もしもし
第38話終わり
野菊さん?
カギが
かけられている...
第39話
よされただ目のひら
父が...
死んだ....?
お前を
探る男と聞いて
真っ先に
思い浮かんだのが
お前の親父だった
だとすりゃ
峰世さんに
電話で名乗ら
ないのは
おかしいけどな
念のため
今どうしているか
たずねてみたんだ
淵透世の死とともに滅多に人前に姿を現さなくなった男だ
淵透世の死とともに
滅多に人前に姿を
現さなくなった男だ
とりあってくれるはずも
ないとは思っていたが、
門が
開かれている時点で
何かおかしいとは
感じたものの
同じく
開け放たれた
玄関に立ったとき
死臭が
鼻をついた
は...
羽生田さんが
見つけたの...?
ああ
海道は
屋敷の2階の
寝室で
何者かに殺されていた
殺された...
誰に!?
ちなみに
通報はしていない
わからん
あの屋敷を
調べられると
まずいんだ
一応
玄関と門は
封じてきたが
お前も
黙ってろよ
そんな...
人が死んだのよ!?
隠すことだって
犯罪じゃ...
犯罪?
何を今更
そうね.....
今更
こんな
よごれきった手で
ただいま
おかえり
ごめんなさい
思ったより
長引いちゃった
ううん
それよりニナ
さっき
そこのドアから
物音がしたの
猫か何か
飼ってる?
うちは何も
飼ってないわ
きっと
さっきリビングを
急いで片づけたときに
咄嗟にしまった物が
倒れたのね
あっ
それ...つけてくれてるの?
あ
ええ.....
でも失くしそうだから
普段は服の中に
しまってるの
うん...そうね
大事なものは
肌身はなさず
身につけておいた
ほうがいいわ
...あなたの
かたみ〟の
ように?
まずいわね...
この子の前だとつい油断する
母のかたみ
なの
どう言い繕ったものか...
そうだわ...私
確か海で
口をすべらせて
ニナも
お母様を
亡くされてるのね
私も..
野菊
実はね
私の母は
生きてるの
ただ:心を病んでしまって
もう昔の母とは違う
え?
今では私を娘だと思ってくれていないみたい
これはね
母が母だった頃
私のために買ってくれた物だから
...かたみのようなものなのよ
そう
だったの...
ごめんなさいね...
こんな話
そうだわ
お風呂わいたから
よかったら
先に入って!
...ニナ
あなたはいつも通りやさしくて
迎え入れてくれた部屋も
淵かさねについて
あなたに尋ねることが
まるであなたのようにあたたかで
けど
なぜこんなにも怖い
有名な舞台女優の
マネージャーをしていたらしいですね
『丹沢ニナ〟とかいう
カギの
かけられた
扉
なぜ
母の居た
地下室を
思い出すの
なぜ
胸が
ざわつくのよ
そもそも
ただ散らかっただけの
部屋を
なぜカギを
つけてまで
閉ざしているの
ニナ...
うん...
ありがとう
じゃあ
私も入ってくるわね
ちゃんとあったまれた?
私はただ
安心したかった
大事なものは
肌身はなさず
身につけて
おいたほうが
いいわ
これまで通り
彼女と話したり、出かけたり
この得体の知れない疑念のようなものさえ
晴れてくれればきっと
グチャッ
またいつも通りに
なるのだと信じて
かざることなく
笑い合って過ごすために
暗くて
見えな...
ねえ
ニナ
私は
このときですらまだあなたを信じていた
自分が莫迦な観客の一人だったと
すべては舞台の上での出来事だったのだと
第39話終わり
知るのが
怖かったのだ
第40話第
ふぅ...
ん?
顔色が
悪いわよ?
どうしたの?
野菊
...うん...
さ寒気がするの
風邪をひいたかしら...
大変!
今薬出して
くるから
待ってて!
あ:ありがとう
その夜は
眠れなかった
眠りたいのに
こんなに疲れているのに
お母様...
天ヶ崎の情報から考えれば
それだけでも
驚くべきこと...
でも
閉ざされた部屋の中には
あれは現在「植物状態で
ニナの元マネージャーである...;淵かさね
母に生き写しの女が寝ていた
それだけよ
うんっ!!
違う
...
それでも、
考えては
だめ
すぐれた
女優である
美女と
その美女に
閉じ込められた
醜女
じゃ!!
違う..
違う!
じゃ!!
符合してゆく
共通点
考えるな!
ドキン
私の知っている
ニナは.....
ニナ
そこのドアは
開けないでね
ちらかってるから
なぜ
嘘を吐いたの?
...
今
じわ!!
私のうしろで眠るあなたは...
おはよう
野菊
もう起きてたのね...
ええ
ごめんね
こんなものしか
出せなくて...
おはようニナ
ううん
美味しいわ
胸が痛い
はじめて
本当の自分をさらけ出せる人に
出会えたと思ったのに
まるであの頃のように
今私は演じている
ねえ
本当に
送らなくて大丈夫?
ええ
私も今日は
行くところがあるの
人と会うから
今夜は危なくないわ
そう...
ニナ今日もすぐ
お仕事でしょ?
じゃあ
なんだか
名残惜しいわね...
友だちを泊めるなんて
初めてだったし...
あなたはね
あのね野菊
美しい
その顔...
私の...
もう会えない
大事なひとに
似ているの
育つほどに
透世に似ていく...
と言っても
あの
なんとなく
面影が...とかだけど
それは...光栄ね.....
このとき
私は
父の:ある言葉を
思い出したのだった
そうだわ
ニナ
もう一度
聞くけど
物音のした部屋
やっぱり何かいるでしょう。
やあね
何もいないわ
怖いこと言わないでよ
本当?
本当よ
どうしたの?
夜中にまた
音を聞いた気がして...
いいのよ
でもきっと
寝ぼけていたのね...
ごめんなさい
熱もあったでしょうし...
じゃあ気をつけてね
ええ
あの表情...
一瞬
こちらが間違って
いるのかと感じて
しまう程に
澄んだ瞳...
お父様が
言った通り...
嘘を吐くな!!
また逃げ出そうと
していただろう!?
し...してない...
してません...
まったく
お前は..
嘘を吐くこと
すら本当に
下手だな
透世〟はな
どんなに己の嘘が
露見しそうな窮地に
立たされても
まったく
動じなかったものだ
それどころか相手の目を
真っ直ぐに見つめ返し
一寸の曇りもない。
澄みきった瞳で
聖母のごとき微笑を
浮かべるんだ...
どんな人間もたちまち
彼女の発する言葉が
真実だと信じ込む
まさに
虚構を真実へと
変えられる女だった...!
お前もどうせ
嘘を吐くなら...
それくらいやって
みたらどうだ?
透世!
あ
嘘を吐きながら
あんな綺麗な瞳で平然と微笑んで...
本当よ
まるでお父様の言う。いざなくと同じように
まさに
淵透世の再来だよ
符合してゆく
あなたと。いざな〈が!!!
これこそがお前と
お前の母親に足りないものだ
あああ...っ!!!
私は
...誰かになることで
自分ができあがる
ような気がするの...
だ
大丈夫ですか?
今日は
何だって
してあげる..
!?
天ヶ崎さん...
だから...
第40話終わり
〝丹沢ニナ〟について
今すぐ調べて!
まぁ、崎.祐実
第11回
”何だって”...
なら
僕の家に
来てください
今夜だけ...
よね?
いいえ
これからしばらくは
僕と一緒に住む
という意味です
私を...飼うつもり?
そんな
言いかた...
別に閉じ込めるわけじゃないんですから
家がないのは
不便だし
合い鍵を
わたしますよ
危険だってあるでしょう
来て
くれる
なら
どこまで
だって
調べますよ
......
丹沢ニナ
について
飼う...
...そうだな
手元に置いておきたくなったのだ
美しい面立ち
若い身体
いや
何よりも
この〝眼〟だ
あいつらと同じ。眼»
超キモいんだけど
なんで朝から
あんなグロい生き物
見なきゃなんないの?
モザイク
かけとけよ
おいてめーだよ
天ヶ崎!
マジ死ねよー
殴り飛ばし
殺し
捨ててやりたい
犯し
しかし
できるはずもなく
こわして«やりたい
どころか
文句ひとつ言えない
いきな
何かあれば
職を失うのはおれだ
職務以外の
時間はひたすら
生徒を
ごわす。妄想に
取り憑かれていた
そんなある日
彼女に出会ったのだった
生徒とおなじ
生徒と
おなじ
おれを
さげすみ
嫌悪する
まなざし
しかし
あいつらと
違って
この女はちゃんと
おれの手で。こわれて。くれる
加えて
ふう
こんな
美しさを
持ちながら
...
ふぅ
ふぅ...
観賞するには悪くない
リュッ
すべての幸せから
見放されたかのような
生きざまも
あれから
毎晩、夢を見るの
私の知っているニナ
やさしくて
あたたかで
強くて
待って!
ニナ...?
野菊さん
またそんなところで寝て...
いつ帰ったの?
今ですよ
風邪ひきますよ
ねえ...天ヶ崎さん
何日かかってるのよ...
酒臭いな...
丹沢ニナについて
頼んだことは
まだわからないの!?
実はその件で
お話があります
女優活動については
大体わかってます
ある程度は
公開されてますからね
高校中退後に
舞台の世界に入ったものの
なかなか芽が出す
体が弱かったのか
稽古中に倒れてしまう
こともあったとか
しかし
成人後
急に頭角を
現しはじめ
人気女優としての地位を
築きあげた...
淵かさねが
マネージャーに就いたのも
成人した頃ですね
ただ
あなたが見たいと言ったもの
だけはどうしても
手に入らなかった
丹沢ニナの
家族なら
所有している
かもしれませ
んが
僕が
近付いても
不審者扱い
されるだけ
だ
それが
確かめたければ
ここからはあなた自身が
行ってください
丹沢ニナの母親は
いつも決まった時間に
決まったコースを散歩
しているようです
家に直接コンタクトを取るよりは自然でしょう
家に直接
コンタクトを取るよりは
自然でしょう
おとなり
よろしい
ですか?
え...ええ...
......
よく似ている...
あの...何か?
いいえ
その...
いつも
お散歩されて
ますよね?
走ってて
よくお見かけ
するんです
まあ...
寒いのに
えらいわねえ
そんな...
ただの趣味
ですから
...
まるで娘と話してるみたい
...
お嬢さんが
いらっしゃるんですか?
そうなの
ちょうどあなたくらいの
年頃の子よ
親ばかかも
しれないけど
とても
可愛くてね
家族思いで
やさしい子なの
......
けど
だ...
大丈夫ですか?
ごめんなさい..
見ず知らずの
方の前で...
こんな...
いえ...
お気になさらないで
ください
ありがとう...
今は誰も..
私の話なんて聞いて
くれないから...
なんだか久しぶりに
人と話したような気がするわ...
あの..
虚構の皮を
剥いで
もし
よかったら
真実を
確かめる
たとえその真実によって
話してくださいませんか?
私に
私自身が
こわれてしまおうとも
第41話終わり
第42話第
業
あなたに...?
いいえ
大丈夫よ
......
家族の間のことだから
そうですよね...
すみません
初対面なのに
でしゃばった
ことを
そんなことないわ...
ありがとう
じゃあ...
待って!
...私の娘はね
女優を目指していたの
目指して
いた...?
あ
今でも
女優として活躍して
いるけれど
いえ
今のあの子が
私にはよく
わからなくて...
今では
私のことを
娘とは思ってくれて
いないみたい
お嬢さんのこと...
もっとお聞きしてもいいですか?
実は私も演劇に
興味があるんです
あら
もしかして
観るほうより
演じるほうかしら
お綺麗だから
きっと舞台の上でも
映えるわ
いえ...
そんな...
それ
よりも
観て:みたいですね
お嬢さんの
演じているところ
ここにあるのは
昔のあの子の記録
ばかりなの
だから今よりも
演技はつたないかも
しれないけど...
思えば突然だった
そうよ
まるで...
急に演技が上達して
表現力だって以前のニナとは...
別人
確信するに充分な程
違いは歴歴然だった
私の知る。丹沢二ナ〟は.....丹沢ニナ〟ではない
この人は正しく
直感している
なのに周囲に
信じてもらえないのは
顔が入れかわることが
現実に起こり得るなどと
誰も思わないからだ
でも
私は見た
それによって
こわされていった
母の姿も.....
そしてこの人も...
母と同じように...
随分
遅かったですね
そうだわ
もいさな頃からずっと
あのときの
気持ちと似ている
やさしかったお父様が
何のために
私を育てあげたかを
知ったあの夜
ふぅ
じゃっ
どんなに綺麗なものも
ふぅ
ふぅ
やさしいものも結局は
ふう
にせもの
ふーっ
そこには
メール
まるで
人では無いかのような
形相の女が立っていた
ふー
...
ごめん
なさい...
......
手元が
狂った
の..
いえいいですよ
替えはありますから
身の内に一体
どんな炎をたぎらせているやら
片づけておくわ
声のふるえ
物音のした部屋
やっぱり何かいるでしょう。
物音..
それは
おそらく
あの本が倒れた
だけの音...
でも何故か
野菊は執拗に
何かいるのか
と聞いてきた
人の気配というのは..
動かずとも伝わるもの
なのかしら
ニナの母親も
そうだったわね...
あなたは気配の無い人形
いるはずのない存在
そうでなくては
いけないのよ
しっかり
第12話終わり
甲糸
だーきゃーよ、
ドライバーと
さんはい!
おぅたのじゃん
明る
第43話第
なっと面白いカフェを見つけたの。
体かったら今週、一緒に行かない
......
!!
差出人:野菊
ごめんなさい。
とても行きたいのだけど
と仕事が忙しくて...。
でも、また機会があったら
野菊
うちに泊めたあの日から
会っていない
それとも
私の仕事が
本番間近で忙しくなってきた
ためでもあるけど...
何か
私に会いたくない
理由が...?
いえ...
そんな勘ぐるような真似
よくないわね
また
しばらくしたら
誘ってみよう:
......
野菊さん
あんまり
物に当たらないで
ください
ボロ屋
ですから
......
今
丹沢ニナに
近づけば
私は怒りのために
冷静ではいられなく
なるだろう
なら
どう
すれば
いい?
もっと...
もっと
知らな
ければ...
。くちづけで
顔が入れ替わる。
特に
あり得ないような
あの現象:いえ能力?
何故母娘ともに
そんなことができるのか
......
やはり
一旦戻るべきだ
そうだったでもいいもんだよ
思い出すことすら
嫌なあの
忌忌しい場所へ
私の生まれた地
きっと何か
残されている
«くちづけ〟の
秘密について
そして
母やいざなの住んだ
あの屋敷なら
な......
まさか..
屋敷に入った
人間がいる?
一体
誰が
こんな...
お父様を
見つけたかしら...
けど
そんな報道はまだ
見ていない..
......
何であれ
門を外から封じたという事は、
中に人はいないはず
なら...
庭の扉を開けるのは
昔家出をしようとした
とき以来ね...
もし
中に入った上で
通報もせず、
門を封じたならば
カギが
かかっている...
泥棒とも
考えられる
うっ...
ひどい
におい...
死臭...
お父様..
「探す」と言っても
その女の衣服や靴は
数多く残されている
探すべきは
ついざな〟の痕跡
ああ、忌忌しい
それを私は毎日のように
着せられていたのだから
しかし見つけたいのはそんな
「女優淵透世」の装飾品ではなく、
驚いざな。自身について
わかるような...
お母様の
いた部屋は
悲しく
なる程
何も
残されて
いないのに
しっ!!!
お母様の
部屋でも
死臭の根元たる
部屋でもなく
他に何かが
残されているとすれば
いいかい透世
私の仕事部屋には
私の許可なしに
入ってはいけないよ
...
...
あーーーっはっはいはいないでしょう
...
生まれる前のことは
知らないが
私は父が仕事する姿を
見たことがない
何でもいい
何か
。いざな〟に繋がる
ようなもの
お父様の
古い原稿や
メモ書き...
興味のない
ゴミばかり
そして
あのひとの
秘密を暴けるような
何か...!
その
とき
視界のはしで
何か赤いものが
きらめいた
...石?
辰砂”...
石の下に何か...
手帳...?
何だか妙に
気になった
お父様の字じゃないわね
朱...
最砂ではない
朱......?
何か
専門的な
事ばかりで
よくわからない...
いやー
そのページは
他に比べて
ひどく筆跡が
乱れていた
彼女の彼女が好きなかった。
あれは言われて
混乱している
まさか、ありえない
これは
あれがいざなか?
あの朱にこんな力があるなど
けど見た顔が変化した
彼女は
彼女ではなかった
あれは誰だ?
「朱」を口紅のようにぬり
くちづけていた
あれではまるで
その書き込みを最後に
あとは白紙のページだけが
ただ続いていた
第43話終わり
え?
...44話
隊
何よ
これ...
何故ここで
途切れてるのよ...
顔が変化
いざな
くちづけ...
...口紅...
やはり
真紅だ
真紅の唇こそ
本当に
あの女に
そっくりで
淵透世の
トレードマークだった
紅を引いたその顔は
...口紅!!
あの血のような
赤色...!
そうか...:あれこそが
そうか...:あれこそが
いざなと二ナの秘密
手帳に書かれた
『朱〟とやらを唇に塗り
くちづけることで
相手の顔を奪う。
......
人の顔をすりかえる
ちからを持つ赤い鉱物...
「朱というのは、展砂」のこと?
おぞ
ましい...
いざなは
そんな物
を口紅に
して...
しかし手帳には
「辰砂ではない朱〟と書かれていた。
あれは...
母の
かたみなの...
.ふふふっ
あの瞬間も
青く煌めいた記憶は
あなたは...!
下劣な赤色で塗り潰されてゆく
口紅のケース...
口紅のケース...
ニナ...
家がたみ〟というのは、
本当だったのだ
いえ
かさね!!!
少しずつ...
少しずつ私は
あなたに近づいてる
きっと
お母様が
導いて
くださってるんだわ...
野菊さん?
今夜はでかけます。
朝帰ります。
今帰っ...
そういえば...
そういうことですか
それではないのですが、このようになってしまった。
長いこと
返事をくれないから
てっきりもう関係を
切られたものかと
...ごめんなさい
最近忙しくて
口紅の
ちからを
封じる方法は
あるのだろうか
生前の母は
私の前では
ずっといざなの
姿だった
同じように
がさねも相手の顔が
定着しているのだと
すれば
もし口紅を
奪っても
何も変えることは
できない...?
いや
口紅を奪えば
それを使って
いざなやかさねの
してきたことを
白日の下に
晒せるかもしれない
そうすれば
丹沢ニナの母親にも
真実を伝えられる
しかし
肌身はなさず、
持っているものを
奪い取ることは
おそらく不可能
ならば.....
:野菊ちゃん
少し痩せたん
じゃない?
そう...
かしら...
鷺沼さん
この間は
舞台の
チケット..
ありがとう
ああ!
なんだ
あの舞台
観に来てくれたのが
ええ
鷺沼陽治
丹沢ニナ出演作に関わった
舞台美術スタッフ-
とてもよかったわ:
あなたの作った
舞台も...
“丹沢
ニナ”も
私...
一瞬で引き込まれて
しまったわ
だろ?
鷺沼さん
私あの人のこと
もっと知りたい
“丹沢ニナ〟って
どんな人なの?
今はひたすら
あのひとについて
そうだなあ
口紅について
おれもそんなに
喋ったことはないけど...
知れることなら
何でも知るべきだ
うーん...
なんか
ミステリアスとでも
言うかな
誰とも
つるまないんだ彼女
人あたりは
いいんだけど
稽古後の飲み会も
一切来なかったし
それって
おかしい
ことなの?
おかしくは
ないけど
へ?
普通はもう少し
仕事の付き合いは
大事にするだろ
ふうん...
どこか
人間関係に
希薄と
いうか...
そういえば
彼女
時間の遅い公演の
仕事は受けないらしい
何が何でも
帰宅したい理由でも
あるのかね?
地方公演や
泊まりの仕事も
断るそうだ
確かに私と会う時も「あのひとは
必ず決まった時間に帰っていた
日に一度
必ず家に帰るべき
理由...
一体何がある?
何にしばられている?
植物状態の丹沢ニナに
関すること?
しかし泊まった時は
特に何かしている様子は
なかった
ちょっと
玄関で待ってて!
少し片づけて
くるから
もしかすると
入れがわりの秘密に繋がることが
何かー
?
だとすれば
え?
何でもないわ
ひとりごとよ
...確かめなくては.....
...
うん
はい
次は吹き消す動作を
少し大きくしてみようか
さっきより
ふりを大きく
けど静かに
火とともに消え入りそうなほど
おぼろげに
いいね
こまやかだ
ローラらしいよ
内向的で
人と上手く接することの
できないローラ
彼女を演じるために
私は
いつも海辺での
あなたを思い出す
野菜:あなたは
不思議なひとだわ
生来の美しさに傲らず
いつも
おとなしくて
さびしそうで
ふれたら
今にも
こわれてしまい
そうな.....
幾多の
亀裂は
ガラスよりも
透きとおり
私の目は
それを
とらえることが
できなかった
そして
すでに崩れた闇の奥からしのび寄る
そのひとのおそろしい形相も
累G終わり
どうちの仕事が
私は
イモムシャも虫が
記者手です
オフスロ
統一精神と時のオープン
アンカがないの、男の力による
どうすの仕事がなくなってしまった
姫佳です
のも
嫌です
あるとき
仮眠から目覚めると、
アシさんがないのが特徴を結
ある日の作業限界
でも、画像見ますかっ
見てま
せんよ
銅魚さんが
このような格好で
おどっていた
の方での出会った
別のまたある日の作業ですが、
そ虫直後見ますか?
見ませんよ
なぜ毎回
聞いてくるんですか
別のまた
あるとき
仮眠から目覚めると、
ドドレド
いや...
いつか
見たくなるかも
しんないと思って...
家庭さんの若くて、ガがよめる回数が
ハイエイスクラブさん
くやってるもくそおもしろいです。
ぶたぶんおもし
いいよでんよ
弱みさんが
あたらしい
歩きかたを
実践していた
鈴菜さんの肉っちがっと「パレ」今日は
息力の肉料理やうちじゃいやするつもりは
なども見られます。すでぼみに超絶美味い。直接
4巻の
だまでも
お知らせして
おりましたが
富伝です
実体例ほこんな
普段です
じっはぎゃ
田系Lの
スピンオフ小説が
でました
前日講
前日課ていきな未来!!
かさねの
母親
「いざな」
過去と、
口紅の秋空
について
書きました
羽生田も
出てます。
拙いながらも
マンガでは
描ききれない
ストーリーや
表現を
成功り込めたと
思います。
★「思う最新情報と担当さんと私の母様のないシビチなヤリとリをツイッターにて全体中!
小説
たのしかったので
また何か書きたですね。
しかし
まんがももっと
がんばります。
時間がかかったかりません。
ではでは
今回も最後まで
お読みいただき
ありがとう
ございました!
台巻もよろしく
お願いいたします