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ANHAE,40WESワイドル
風の谷のゴウミリ
宮崎
定価...
1929979003
各のナウシカ・
ワイド判風の谷のナウシカ2
宮崎殿、徳闇書店
発行所、徳間書店「中野
定価,38〇円
1929979003
ISBN4-19-73582-0
c9979¥362E〈O〉
雑誌『47815-02
定価330円-本体362円
の谷のナウシカ。
「ワイド判風の合のナウシカ2
_徳間書店
宮崎、駿
発行所、徳間書店、中央部、
☉ニ馬力
印刷・大型本印刷、Prindelishan
...
2018年12月10日の日時間、
富崎駿
この冬のブロシア
この時期、飲み、徳間書店
1.1割の谷のナワシカ。
かつて来るた巨大産業文明の時は
時の間の彼方へと姿を消し
地上は有毒の感気を発する
巨大関係の森・大海に
履われていた。
人々は腐海周辺に
わずかに残された
土地に点在し、それぞれ
土国を築き暮らしていた。
一風の谷ー
そこは人口わずか500人
海からの風によって
かろうじて殿海の将来から
守られている小工国であった
楚所徳間書店東京都港区東京区11-東東京(357)013)の11月
00D25gi
©二馬カ
印刷・大げ本印刷、Prindor.jach.boom
ゴーグルフさ飛行階
階子本体は確かフチに
佳太郎先に通常の
砂防慢
おかげなセラミックスの衝角
がぬ!!こまれて補助
湧きれている
帽子の下につける
透!?
腕子やみをネットで
何度に入れないためのもの
のれ
学生場の臨床ときは
上条の下に王様の学校を
ううた月間からと同じく
手早さ!!...あああ
単学用発当で
風の会一族の約束
オックリーフされてある
王様の股の皮から
「アずク出したその
イヤリングは
この時代、若若男女のこの...
こういえばここであれ!!
れたアクセサリーとし
そう言って身につけられていた
弾薬夢の約かぜり、
魔界用のものなので...
残念ながら学校は多く少年と
しない
更に笑いの腐疱装束
風の使いとは大気のそれを読みとりその力を
使って海外や流みんな人々と同み伝説の話を言う
ワンタッチン・
頬当の高さをかえ
コーグル実用の時にも
...うえごきなフック
飛行階をしっかりと
導入マスク(名種あの
2017年12月26日からこの東区千工学がまんだ。大半しく
ホントになっちゃんが翌年トリノコ草の犬での家を
全ては
浄化ね。トリックするんだね
長鏡
生きていー...ライフレはなく有楽学校で
学発レバーアクラスシの16分、こんな
脱子の個人を心せてために
毛皮の内器リモした手数
>こんト製の上着
この2時分のとて一般
自分が言葉としますので、
どっくうれている
長館甲弾薬各種
...それは、それだけではないのですが、いつだけ
すれどう考えを考えてくれてみるにもありますので、
しかし、お父さんという事でもありますので、私の人間でも
一応無理学化学になっていう人間は、
ポケットの内
その通常弾とかわりない
...!!
そう思えないんでね。食子用になったんですが、
それをそれとしているというのは、他の人で一般的に呼ばれていう時から
れみ。秋原作りがな!!
八十八千代と金の
ある
セラミックアー団長というテク白岸用の山刀のように便利化することが多くて
セラミックカー
深気セラミックス片から
...この部であり手で
ある海海全国に新おして
俺は生きてるからしているところの文明の姿なんだ
周り出したもの
歳の甲府の刀に取ればしったんですが、
ところが性にあるかもしれませんが、
の末はすると!?
この最新、気持ち悪するのは、
フランプカスタを放題させてからやってみたら、
その、ギスス的な大雨で天地もありません。
まぁ、そんなのかわからないですね。きわね。普通に一本の中途の子明
光弾、衝撃を破たうと、一部利かければ、内装を発するのは
皆さんはたくさんありがとうございますね。これが気が付けていましたね。おーいっただ、美白用の邪魔だったのか
あのじじゃなくちゃんといったこれが一年前作ってもらったのですが、
ここで俺は世の経験できれから分からないのね。
その他、ボケットに2018.0.入ってのはずれて入れています
蒼さんの際、追い越した
なんじゃ...から、みざとステを守る
新商にあり込めた
〈男〉フェルト髪〉
そのため、どうさックスケを
事ではネップメン華
俺のもの、かかりとか。
それなくあれはまでは
ない
空洞の天井
をぬけた!
上から見る
天井は地図の
ようだわ
すごい瘴気と
胞子の吹雪!
森の表層は
むしろ活性化
している
風が
いく!!
樹海を
ぬけた!!
やり
直しだ
!!
重い...
風が翼を
すりぬけて
高度が
とれない
ワアッ!!
旋回して
強い気流を
探す
トルメキアの
戦列艦の
残骸だ!!
?
あれは
!?
土鬼だ!!
土鬼の
浮砲台が
なぜここに
戦列艦の
残骸を
調べて
いたんだ
おって
くる!!
ナウシカ
着陸しろ
ぼくが話を
つける
はやく!!
逃げると
やられる
ぼくに
まかせろ
オンオン
【STインティビ】
。。ありね...!!
〈火と水に調和を
敵意はない
〈私は
ペジテ市の
アスベルだ
僧正に会わせよ〉
気だ!!
(死ね!!)
〈クソどもを
殺せ!
ペジテなど
きいたことも
ない!
(トルメキアの
クソどもは
皆殺しだ!
こんだけ
〈僧正の元へ
案内しろ
!?
!!
ヘハハハ
この娘気に入った
俺がもらうぞ
〈文句のある奴は
前に出ろ!!
...
OE・
スマン!!
ナウシカ
ああっ
こいつらは
トルメキア軍に
海辺の故里を
追われてきた
ぼくの知らない
部族だ
聞いたく
ないが
なまりが
ひどくて
半分も話が
通じない
クソッ
こんなマスク
では息が
つまって
!!
...く。
ここ数ヶ月という
僧正だ...
土鬼の族長は
僧がなるんだ
この人
めしい
だ...
!!
気にいいよ
O.?・ロヅ!
お前さんは
トルメキア人
ではないね
わしらへの
敵意もない
王蟲のように
怒りもえてい
るがそれは
お前さんが誇り
たかい種族の出
だからだ
ついてこい
というの
...
つまり
虜ね
どうか
部族の者の
無礼を許して
わしらの客人に
なっておくれ
この船
木でできて
いる...!!
聞い
窓から見た
お前とても
強いね
ひら!!
あなた
言葉が
わかるの
ココにいろ
女だけだ
男こない
安心してイイ
エッ!?
こっちは女だけ
だって...
ぼくはむこうへ
いくのか...
チョットね
...
あの兵隊オジル
というイヤな奴
泣く人ひとりも
いない
とても砲台
とは思え
ないわ...
みんな
疲れきって
まるで避難船
みたい
ウォオオオ・
この
2リーグ
四方に人かげは
ありません
ただ
あの湖畔の
腐った町に
船がおりた
跡があります
わかりません
酸がひどくて
蟲が使えない
のです
念のため調べ
させています
土鬼の船か
?
作戦が
もれている
はずは
ないが
用心に
こした
ことは
ない
なにかあったら
すぐしらせて
くれ
みんなへは
あとで
酒でも
とどけ
させよう
ハッ
酸の湖のため
に腐海のまっ
ただ中なのに
カビもはえん
ひでえ
土地だ
もっとも
おかげで...
瘴気マスクを
つけなくて
すむ
蟲の死骸以外
なんにも
ねえとは
どうだ
修理のすすみ
具合は?
このクソ
いまいましい
宿営地に
いると脳味噌
まで錆びち
まいそうだ
あと1日
くださいよ
なんとか
しますから
ところで
あのう...
参謀殿は
コルベット乗り
だったんですか
ああ
もっと
ひどい
ボロ船に
16のときから
10年乗り組んで
いた
ただの腕前
じゃないと
思いまし
たよ
貴族出の参謀と
やっぱり一味
ちがいますな
どおり
で!!
ケンカか?
諸族の兵が
集まって
いるが...
イヤ
朝から
風の谷の連中が
騒いで
おるんです
連中の
族長が
帰らない
とかで
姫さまは
死んじゃ
おらん!!
わしらの
むかえを
待っとるんだ
私的理由で
戦線を離脱する
ことは認められん
救助と称して
逃げる例も
あるからな
なんだと
われわれを
侮辱する
気か!!
戦闘中に
行方不明に
なったん
だぞ
そうか
話を聞けば
もっともだ
な
ヨシ
オレから殿下へ
なんとか
お願いして
みよう
まかせておけ
小国の族長
とはいえ
王の生命を
なんだと思
ってるんだ
親衛兵
横暴だ
!!
まてまて
味方同士で
ケンカをしても
はじまるまいが
会おう
その従者を
連れてまいれ
風の谷
いえいえ
わざわざ
そんなことを
なさらなくとも
お許しさえ
同じことを
2度いわせる
気かな
クロトワ
ハハイ!!
...!
イエ
殿下が
お会いに
なられる
無礼の
ないよう
気をつけろ
よ
クシャナめ
風の谷と聞いて
急に..
......
何かあるな
軍参謀たる
者は何事も
教知してなけ
ればならん
からな...
へへ
どうした
正真に
答えてみよ
ナウシカが
身につけて
いるのか?
それとも
風の谷に
秘石を
置いて来た
のかな
墜落した
ペジテの船
から秘石を
持ち去った
のは判って
いるのだ
ミトとやら
真実をあかさば
ただちに
救出部隊を
編成しよう
それとも
このまま
あの娘を
腐海の底に
置きざりに
するか...
答えよ
ハハハ
ハハ...
すべてが
お前の返答
いかんに
かかって
いるのだ
失礼いたしました
やんごとなきお方の
無理難題にはこの
老体とまどう
ばかりです
私は名もなき
一従者に
すぎませぬ
姫さまがポケットに
何をしのばせて
おるものやら
詮索せぬのが
分というもの
まず
姫さまを救出
してから
ご両人でごゆっ
くりお話して
いただくのが
得策かと...
フフフ
へへへ
救出のために
ガンシップをとばす
ことを認めよう
さがってよい
ハッ
!!
土鬼だ
!!
クソッ!!
オイ
いま銃声が
聞こえ
なかった
か?
ハァ?
気のせい
かな...
蟲使いども
参謀殿の
さし入れだ
酒だぞ
こ
これは
!?
敵襲だ
!!
コオンゴネンゴオン
不時着
地点まで
あと15分
姫さまは
かならずわしらの
救援を待って
いる腐海に
のまれるような
方ではない
ポテロプロ。
すやだ...
池兄の
TOK!!
!!!?
ついて
来い
どこへ
?
下着のままで
かわいそうだって
遠慮なく着なよ
お前うまく
やった
その服オレ
ほしかった
んだ
あり
がとう
!?兄
その服
あの
ばあさまの
娘の
晴着だ
僧正さまが
お前に
会いたいと
いってる
お前が
娘に似ている
からだ
きっと
この服の
持ち主は?
トルメキア兵に
殺された
オレたちの国
小さい...
トルメキアは
大軍だった
たくさん殺され
焼かれた...
オレたち
帰る国ない
でも闘う
みろ
オンオンス
みんな
味方の船だ
トルメキア兵を
殺しにいく
南下している...
まさか宿営地を...
ナウシカ
ナウシカ
!?
やっぱり
かわいそうに
お前さんの氏族の者が
あそこにいるんだね
みんな殺す
つもりなの...
しかたがないのだよ
もう包囲の輪は
閉じられてしまった
戦争だからね...
開戦の前から
クシャナの軍が
腐海を南下して
来るとわかって
いたんだよ...
なぜ!?
どうして
そんな
ことが
お前さんには
おしえてあげよう
トルメキアの王家
この何者かからもたら
された情報なの
だよ
王位継承のためなら
身内でも平気で
売りわたす...
王族とは元来その
ような人々なのさ
とにかく
南下してくる敵は
防がねばならぬ
土鬼51カ国を
たばねる
神聖皇帝の命で
わしら敗残の部族が
ここへ送りこまれた
のじゃ
ばかげている
なんのための
戦争なの...
なぜ私は
こんなところ
にいるの!!
@taler...
〈僧正
さっきいった
とおりだ
この子のように
辺境諸族はヴ王の
命でやむなく従軍
しているだけなんだ
あなた方と
われわれ辺境の
民の間には
戦う理由は何も
ないはずだ
ぼくに
時間をくれ
僧正
クシャナ軍を
ついえさせ
諸族の部隊はひき
かえすよう説得
してみせる
それとも
皇帝は他にも
命じたのか!?
クシャナ軍を
壊滅させた後に
失った国土のかわりに
北上して辺境を
かすめとれとか
そうか!
それで女子ども
まで連れて来
たんだな!
植民地にする
ために..
わたし..
戦争がなんだか
ちっとも
わかっていない
んだわ...
そう
なのね
ペジテの民は
いっ国でヴ王にさか
らって滅ぼされて
しまった
風の谷も
戦場に
なるのさ
戦場がいつも
自分の国の外に
あると思うのは
まちかいた
しかし
ヴ王のいいなりに
戦火を拡大すれば
双方滅びの道を歩む
ことになってしまう!!
戦争をやめて
手を組んでヴ王に
対抗するしか
ないんだ
わたしを
いかせて!!
僧正さま
おねがい!
必ずみんなを
説きふせます
アスベルの
いうとおりだわ
こんなバカげた
戦争はやめなきゃ
わたしを
いかせて!!
悲しいこと
だがな娘さん
もう手おくれ
なんじゃ...この砲台は
包囲の輪の一番外に
いるんじゃよもはや
酸の湖では戦端が
ひらかれておろう
ロラ!!
やって
みなければ
判らないわ
おねがい!!
砲声!!
クソッ!!
姫さまのかわりに
土鬼の船団と
遭遇するとは
姫さまだって
こうなさる
はずだ!!
やつらは
宿営地を襲う気だ
やむを得ん
反撃する!!
姫さまをどう
するんだ!
われわれが
やられたら...
学年!!
(2斉射もして
いっ発も
当たって
ないぞ!!
空@rあn!
〈砲手のヘタ
クソめ!
僧正さま
艦橋へ来て
下さい!!
トルメキアの
ガンシップ
です
直上に
占位しま
した
ミトじい
だわ!!
是軋万
搦涿咽
おまえの
来る所じゃ
ない!
動くな!!
すぐ戦闘を
中止しろ!!
さもないと
僧正さまの生命は
ないぞ!!
ナウシカ
いったい!?
にッ!!
バカな!!
こんな事をしては
かえって事を
悪くするばかり
だぞ!!
僧正さま
おねがい
私のいうとおり
にして...
銃を
とりあげて
はやく!!
娘さんや
わしが生命を
おしむ人間だと
思うの
かね...
先頭の
やつを
やるぞ!!
イイエ...でも
今は死ねないはずよ
だって一族の運命を
せおっているんです
もの..
あのガンシップは
こんな船いち撃で
コナゴナにして
しまうわ!!
おねがいはやく!!
時間がないの
前席!
無理な操作で
ギックリ腰に
なるなよ!
ハハッ
ほっとけっ
発射
用意っ!
ハッ!!
どうした!
なぜ撃たん
!?
発光
信号..
わ.....れ
ナ.....
ウ...
ナウシカ
「メーヴェにて
脱出する
待機セヨ」
いったい何が
あったんだ
?
休戦旗
だ!!
姫さまだ
?
...
回ぎ
わからん!
とにかく
受領信号をだせ
姫さまを
援護するぞ!
紫...
僧正さま
乱暴して
ごめんなさい
わたし..
どうしても
この戦を
とめたいの
マスクだ
メーヴェも
いいぞ
アスベル
先に
のって
ぼくは
残るよ
なんで
すって!?
メーヴェの
ふたり乗りは
もうコリゴリ
だよ
いくんだ
ナウシカ
みんなを
説得してくれ
ぼくはここで
がんばって
みるから
...
さてと
さっきの
はなしを
つづけたいん
だけど
コレコレ
適当にして
おきなさい
殺しちゃだ
めだよ
ホホホ
まるで
ツバクラメの
ようにいって
しもうたな
イイ子じゃ...
やさしさと猛々
しさが混然として
奥深い...
犬死にせぬと
よいが
さてさて
みなの衆
定めたとおり進撃を
つづけますぞ
フック
よし!!
速度
このまま
収容
用意!!
みんな
ありがとう
宿営地へ
いそいで!
戦闘巡航
了解!!
後席
姫さまを
たのむぞ
まかせとけ
ハハハ.....
姫さまを
だっこするのは
久しぶりだ!!
酸の湖
まで
あと3分
瘴気が
うすく
なってきた
姫さま
!?
腐海がきれます
いぜん
敵影を見す
どう
なされた
姫さま
憎しみの
せいだわ!
この空域は
怒りの声で
みちている!
王蟲...!?
急に胸が
くるしく
なって
きたの..
まさか...
でも...
姫さま
なにを!?
ミト
あそこを
眼が真っ赤だ
激怒している
王蟲は
宿営地へ
まっしぐらに
進んでいます
!!
なんと
いっぴきどころか
すさまじい
大群ですぞ
姫さま
前方!!
土鬼の罠って
これかしら..
でもなぜ
王蟲が!?
土鬼の
飛行ガメです
王蟲の子だわ!!
なぶり殺しにして
王義の群を宿営地に
呼びよせて
いるんだ!!
なんてひどい
ことを...
仲間を守ろうとする
蟲の心を戦争に
利用するなんて...
ぶっ!!
もちは
あなたたちは
みんなに
しらせて!
いっ刻も早く
離陸しないと
全滅するわ
クソッ
射落して
やる!
ダメッ
私にまかせ
なさい
メーヴェを
ひきよせて
なんで
すと!!
姫さまーっ
敵襲!!
ボウッ
土鬼だ!!
銃列を
ひいて
各価に撃て!!
火を消せっ
バージを
守れ!!
船に近づけ
るなここで
阻止しろ!!
土鬼の自殺兵だ
爆薬を背おって
いるぞ!!
銃座に人を
配置しろ
やつらの目的は
船だ破壊
させるな!!
クソッ!!どんじゃないじゃ
前哨の蟲つかい
どもはなにをして
おったのだ
おれの計画を
だいなしに
しおって
殿下
申しわけ
ありません
蟲つかい
どもが...
いいわけは
いらん
クロトワ
おまえは
どう読む
?
ハッ
ハイ!?
敵の兵力は
たいしたものでは
なさそうだ。
重火器もない
なのになぜ土鬼
得意の夜襲を
選ばぬ
まるでわれわれが
飛びたつのを
おそれているかの
ように狂いたって
攻撃しているとは
思わないか!?
そういえば
.....
しかし相手は
野蛮人ですから
何をするかは
...
土鬼は
すぐれた戦士だ
ムダな白兵は
いどまんぞ
陽動だと
おっしゃるの
ですか背後に
大軍がかくして
あるとか
あるいはな
単なる偵察隊
との不期遭遇に
すぎぬかも
しれんがどうも
うさんくさい
ひともみ
してみよう
敵の意図が判る
だろう
しかし
ご自身で
出撃しなく
ても
深追い
なさるな
殿下!!
いい勘してるぜ
クシャナ
わずかな兵の動きで
それに気づくとは
さすがだよ
だが
血をわけた兄たちに
裏切られているとは
また知るまい
アチチッ
!!
とにかく
ここは生きのび
にゃならん
姫さま!
手銃一丁で
何をしようと
いうんじゃ!?
前席
ひきかえせ!
姫さまを
見殺しに
する気が!!
だめだ
時間がない!
このまま
宿営地へとぶ!
死角に
もぐり
こんだぞ
!!
!??
うんうん
(おとりを
湖へ落とす
気だ!!
怒ら
「なんて奴だ
ロープを
射ぬいた!!
また来るぞ
近よらせるな
射ちまくれ!!
(クソッ
まるで
鳥だ!
ぶっ
(だめだ!!
ひとまずあの
中洲に蟲を
おろすぞ
(どうした
ロープを
はずせ!
(クソッ
フックが
ひっか
かった〉
(はやく
しろっ!!
ひどい...
王墓をよび寄せて
怒りをかきたてる
ために急所をわざと
はずしてあるわ
このままこの島で
1か月も苦しめと
いうの...
いい子だから
動かないで!
体液が流れて
しまう
ごめん
.....
ごめんね
何もして
あげられない
せめて
苦しみを
おわらせて
あげようと
したんだけど
...!?
おまえ...
敵は後退を
始めました
伏兵もいません
ただの偵察殿
でしょう
イヤ
もろすぎる
......
たくみだが
明らかに
計画的退却
だ
あれは!?
あの光った
ものは
何だ
王蟲の甲皮で
作った移動
トーチカです
いつの間に...
しかし
あんなところに
逃げこむ気とは
ハハハ......
袋の鼠です
風の谷の
ガンシップが
支援にきた
!!
どこを狙って
いるんだ!
味方の前面に
撃ち込み
やがった!
ミトだ!!
帰って
きたぞ!!
ワアッ
なんて
着陸だ
!!
ひき潮だ!
兵をよび
もどせ!
ハッ!?
...
何んといわ
れました
姫さま
は!?
なんだ
って!?
アブ
ナイ!!
蟲だ!!
王蟲の大群が
くるぞ!!
四方から
この宿営地へ
素進している!
土鬼の罠だ!!
王蟲だ
王蟲が
くるぞ!!
退避!!
船にのれ
!!
砂谷集まれ!!
地上装備は
すてろ!!
ミト
姫さまは
どうしたんだ
!?
土鬼と
交戦中だ
なにっ
おいて
きたのか!?
姫さまは
やさしすぎ
るんじゃ
やさしすぎて
身を滅ぼし
かねん!!
姫さまの
命令だ
!!
もどれ
もどれ
勝手な行動は、
許さんぞ
!!
とまれっ!!
とまらぬと
撃つぞ!!
ウワッ
こりゃ
デマじゃ
なさそうだ
!!
アチナ.....
クシャナの
勘があたり
やがった!
ダケダケッ
殿下
東の地平線を
!!
西からも
きます!
大群です!
後からも!!
いつの間に!!
蟲の群だ
ものすごい
速さでくるぞ
まだ間に合う
兵の引き上げを
急がせろっ
ガンシップは
その警告
だったのか!
乱れずに
船へいそげ
!!
どけ
どけーっ
!!
のせろ
のせてくれ!
馬はすてろ!!
負傷者を見す
てるな!!
だめだ!!
この船は殿下を
待っているだけだ
もういっぱいだ
のせろ!
のせないと
ぶち殺す
ぞ!!
殿下も
お急ぎ
下さい!!
引きずり
落ろせ!
かまわねえ
船を出せ!
あそこだ
左へ!!0度
!!
まだ死なれ
ちゃ困る
んだい!!
飛べっ!!
フオ「オオオ・
...いや、
姫殿下は
脱出したか!?
わからん!!
混乱で見失って
しまった!!
クソオッ
だから都へもどる
べきだったんだ
南進作戦そのものが
罠だったんだ
!!
姫殿下は
兄皇子たちに
売られたんだ!!
おお
!!
さっこれを
.....
申しわけあり
ませんでした
お救いするには
ああするしか
なくて...
宿営地を
通過していくぞ
あいつら合流して
どこへ行く
つもりなんだ?
殿下
お気づきに
なられ
ましたか
わたしの
戦隊は
どうなった
間にあったか
離陸できた
のはわが艦
だけです
戦列艦は
全滅
しました
へへへ...次は
ヨロイなしで
だきたいねぇ
クロトワ
蟲の群を
追え!!
土鬼がどうやって
蟲をあやつるのか
確かめねば
ならぬ
ア...
ハイ!!
そこの者
中に入れ!!
グズグズ
するな!!
そなたたちの
無念忘れぬぞ
うけとれ
たむけだ!!
撃てないよ!!
どんなに
苦しくても
お前は生きて
いるんだもの!!
生きようと
しているもの!!
いて
あげるね
ズーッと
いっしょに
いてあげる
カエロウ
...
タテ!
立テッ
!!
森へ...
カエロウ
......
姫さまだ!!
おとりの幼虫と
一緒だぞ
だめよ!!
この湖は
入れないっ
たら!!
なんという数だ
湖岸が王蟲で
埋めつくされて
おるわい
入ったらかった
身体がとけ
ちゃうのよ
!
シュルルル!!
ああっ
やっ!!
かわいそうに
こんなに
みんなのところへ
いきたい
のにね...
やさしい子
へいき...
お前の体液が
中和して
くれたから
ウォォォー・
装甲コルベット
だわ
......!
あれなら!!
だめ!!
だめ!!
きちゃ
いけない
!!
そんな事ですか
帰ロウ
森へ...
モリへ
モリ...
くるな
湖に入るな!!
わたしに
まかせて!!
ヴ!!
僧正さま
どうなされ
ました!?
じじきに
酸の湖で
ございますぞ
全身を
つらぬく
この叫びは
...
この力は
...
もしや!?
みなの衆!!
これ以上の進撃は
とりやめじゃ
船をとめて
飛行カメを
したくして
おくれ
直下から
凧が!!
辺境の
風使いだ!
おんなか!?
!!
尾部に
とびこん
だぞ!!
なんて
やっだ!!
あんな凧で
後部の乱流を
利用しやがった
どけ
どけ!
クロトワ
この娘と
話がある
さがっておれ
殿下!!
...っ!?
ドアをしめろ
きこえぬのが
ヘッ!?
ハイ
あの...か...
かみの毛が
クロトワ
!!
ハイッ
クソッ
尾部の伝声
管はどこだ
?
おとりにされた
鼻の子をこの
船で運べと
もう助から
いうのか
ないのは
判っているん
ですただ
森へかえして
やりたい
わたしの部下たちは
蟲のために
名誉も勲もなく
犬死にしたのだ
蟲などのたうち
まわって苦しめば
よい
正気か
ナウシカ
それに
その服
土鬼のものだな
お前が宿営地を
やつらに
通報したのだ
ろうが!!
ナウシカ!?
そうか
あいつが...
土鬼はあなたが
南下してくるのを
開戦前から知って
いた
時間を
かけねばあの
罠ははれないわ
アチャー
くわしく
話します
しかし
王蟲の子を
運ぶのが
条件です
フフフ...
よかろう
ただし
もうひとつ
条件がある
お前の母の名に
かけて誓え!!
秘石はどこに
ある!!
出た!!
出た!!
ワロトワ!
ハイッ
軍目付の
お役目ご苦労
きいての
とおりだ
船を中洲に
おろすぞ!!
ナウシカの誘導
に従いお前が
舵輪をとれ
まずい
完全に
見抜かれ
てた
まさか
あの島に
おりようっ
てんじゃ
ねえだろうな
!!
わたしのいう
とおりにして
風をよむわ
本気か
オイ!!
冗談じゃねえ
いくらオレでも
無理だ
!!
南々微東
から軟風
箱を風に
たてて
接近する
だいじょうぶ!
水面上に
重い空気が
見える
このまま
降下!!
舵そのまま
バカヤロウ
凧じゃねえ
んだ
失速しち
まう!
ナ
なんだと
!?
ウワッ
......
逆噴射
!!
舵右!
右へきれ
!!
ワヤツ!!
力を入れろ!
しっかり
引かんか!
むきをかえたら
重量物を
おろせ!!
僧正さま!
ビダ族の移動
トーチカが
バラバラよ
王蟲にやられ
たんだ
ヤレヤレ
無残なことだ
皇帝もビダ族も
王蟲を甘く
みすぎとる
王蟲は神聖な
不可触の生物だと
忠告したのじゃが
......
でも
トルメキア軍は
全滅したわ
!
ビダ族の
戦士もな...
...?
ズルズル
シュル
さよなら
......
なんて
立派な王蟲
まるで森
...
殿下!
出ては
あぶない
ありがとう
ありがとう
みんな
胞子
じゃない!
なんだこの
光の粉は?
火傷の痛みが
まるで
水のように
とけていく
...
あり
がとう
あり
がとう
いたわりと
友愛がわしの
胸をしめつける
王蟲が
心をひらいて
おるんじゃ
...
ケチャよ
あの子が
王蟲の中で
どのような
姿をしている
のか
わしの盲た
眼のかわりに
見ておくれ
王蟲の血を
浴びたように
まっ青だわ
遠くて
よく見えない..
青い服を
着ているわ
たしかあの服
ばばさまの...
触手が
風になびく...
金色の草の
よう...
でも...
色がちがう
...
なんだね?
退発ボ豆学
飲まず中年
その者青き衣を
まといて金色の野に
降りたつべし
あの子
まるでそれ
黄昏の草原を
歩いて
いるみたい
北へ
オカエリ
...
......!!
あなたたちも
南の森へ
いくのね
どうしたん
だろう...
急に心をとざして
しまった...
南の森が
たすけを求めて
いるって
なぜ?
教えて!!
南には
土鬼の
国があるわ
そこで何かが
始まるの?
北へ
オカエリ...
...!!!
オーイ
小休みに
するぞ~
どうじゃ
まあまあの
出来じゃろ
が...
ウム
粒が重いし
汁も多い
風がよう
吹いたからな
アッ
みてみて
!!
ガンシップだ
!!
姫さまが
帰って
こられた!!
遠征軍の船団
じゃないか!?
ワァッ
なんて数だ
いそげ!
何かあったに
ちがいない
谷に
降りる気た
ぞ!!
こんな事は
はじめてだ
はやく
滑走台を
あけろ!!
姫さま
!!
ミトじゃ
ないか!?
姫さまは
どこだ
お帰り
なさい!
姫さまは
おらん
戦場にのこられ
たのだ
なんだと!!
おいてきち
まっただと
なぜだ!?
貴様それでも
従者か!!
わけを
いえ
わけを!!
バージに
のって
おられる
のか!?
姫さまは
無事なのか
!?
エエイ
だまれ!!
姫さまはいま
壊滅したトルメキア軍の
残存部隊と腐海の
南進をつづけておる
ナニ.....!!
くわしくは
ジルさまの前で
話す
そのこともあって
辺境の族長たちが
来ているんだ
海岸におりるように
いってあるから
むかえを出して
くれ
負傷者も
いるし
みんな腹も
すかしている
わかったか
わかったら
サッサッと
かかれ!!
ミト
じい...
ジル
さまが
.....
そうか...
光もなくされ
ては
もう間もないな
.....
さいわい
まだお心と
言葉はしっかり
しとるが...
とにかく
お会いして
報告する
族長たちが
到着したら
お部屋に
案内してくれ
そのあと
ナウシカさまと
クシャナさまの間で
何が語られたのかは
わかりません
ふたりだけで
すい分永い間
話合っておられ
ました...
クロトワ!!
そんな
バカな!!
姫さまひとりだけ
軍務を継続とは
どういうわけ
です!!
他の族長には
帰国の許可が
出たんですぞ
南進作戦など
もう消えちま
ったんです!!
それじゃあ
まるで
人質じゃ
ないですか
そうか!!
...
あの秘石の
ことでやつら...
自分から
志願した
の
秘石のことは
ありのまま
あの人に
話をしたわ
本来の持ち主の
もとに返した
って...
その人が..
わたしを逃す
ために土鬼の船に
とどまった
ことも...
もう殺されて
しまったかも
しれないことも
出来ることなら
いますぐにでも
土鬼の船をさがして
その人の
安全をたしかめたい
...?
だけど
どうしても
南へ行かなければ
ならないの!!
土鬼がどうして
王蟲の子を捕える
ことが出来たんだと
思う!?
わたしの知るかぎり
12回は脱皮している
王蟲の子を捕えるなんて
不可能だわ
俺海の中で
そんなことをしたら
わたしだってすぐ
殺されてしまう
命令された
からじゃない
行って調べ
なければ
ならないのよ
何がおころうとして
いるのか判らない...
でも何かとてつもない
おそろしいことが
どこかで始まっている
あれはその最初の
きざしだわ
王蟲はその何かを
予知しているの
殺戮の予感に
おののいて、尋ねても
心をとざしてしまった
もっともつと
ひどくなるって
いう風によ
谷へもどって
父とユパさまに
伝えてほしい
腐海中の王蟲が
動きはじめているって
その理由を
つきとめたいって...
土鬼の皇帝が
辺境を掠めとれと
命令を下したわ
ガンシップはいま
谷になければ
ならないのよ
それなら
せめて
ガンシップ
だけでも使って
下され!!
大事なときに
谷をあけるけど
父は判って
くれると思うの
わたしの不安が
大海嘯だと
知れば...
そうか
.....
大海嘯と
いったか
大カイシ
ョウ...?
ヤレヤレ
ちかごろの若い者は
何も知らないの
だね
サア
ハイ
そのように
お伝えしろ
と...
大パバさまに
おいでをねがえ
みなも知らねば
ならぬ...
おうおう...
ナウシカがのう
生まれたばかりと
思っておったが...
百をこえる
という辺境一の
年寄りだ...
「年代記」にもあるが
大海嘯とは
高海がとつじょ沸き
かえり津波の
ようにおしよせ
てくることなの
じゃ
火の7日間の後
3回あったと
しるされておる
噂にはきいたが
まだ生きて
いたとは...
最後の大海嘯は
300年前じゃった
そのころわれら辺境の
諸族はエフタル
とたたえられた
強大なひとつの王国を
形づくっておった...
高海はまだはるか
大陸の内奥に遠く
砂漠には天の星の
ごとくオアシスが
きらめいていたと
いう...
エフタルの町々には
火の7日間で失われた
奇跡の技がいまだ
大切に守られておった
工房では天才が腕をふるい
いまはない巨大な船が
建造され交易に
とびかっておった...
やがてエフタルの平和に
翳がさしはじめた
王位継承をめぐる争いが
全土にとび火しっ泥沼の
内乱と化したのじゃ
戦士たちは王蟲の
甲皮の武具を競って
もとめ武器商人は
抜け殻を探して腐海を
狂奔するようになった
その方法は伝わって
おらぬとにかく
おびただしい数の
王蟲が殺された
欲にかられた者どもは
衛海のなんたるかを
知ろうとしなかった
やがて武器商人は
組織的に王蟲を狩る
方法をあみ出した
のじゃ
いまも衛海をさまよう
蟲使いは帰るべき
国を自ら滅ぼした
呪われた武器商人の
未裔だという...
価海は怒りにふるえ
ついにあふれ出た
無数の王蟲が発狂状態
になって暴走を
はじめたのじゃ
しぶきのように
胞子をまき散らす
蟲の津浪...
阻止しようとする
あらゆる努力は空しく
町々は王蟲の大波に
次々とのみこまれ
人々は死に王は滅び
奇跡の技も永久に
失われていった...
二十日の間、大海嘯は
エフタル全土をおおい
自らの生命が飢餓で
果てるまで王善の怒りは
おさまらなかった
価海から2000リーグも
突出して王蟲は死んだ
うずくまる王蟲の
むくろを苗床にして
胞子が菌糸を地中深く
このばし地下の水脈を
さくり当て
いっせいに発芽した
む〜ろからむくろへと
黒い森は拡がり砂漠は
やがて広大な腐海と
化していったのじゃ
わずかに生きのびた
ひと握りの民が
衛海のほとりに
住みつづけた...
二度と自分たちの王を
戴くことはなく
トルメキアの属領と
なってな...
おもしろい!!
大海嘯いいでは
ないか!!
蟲は南へ下っている
のだぞ!?
土鬼や侵攻中のトルメキア
軍が蟲にのまれたとて
せいせいするだけだ
昔のこと真偽はまだ判らん!
いま判っている事は
土鬼がこの地をうかがって
いることだ!!
ヒヒヒ...
元気がいいのォ
世界が腐海に
没したとしても
わしらだけ生き
残れるという
わけだね...
クシャナの戦隊は
全滅しトルメキア
軍主力は本国にいない
土鬼が来てもヴ王は
守ってくれんのだ!
それどころか
盟約をたてに
1か月もすれば再び
召集をかけるに
ちがいない!
古い盟約など
すてる時が
来たのだ!
風の谷の民よ
江境諸族はエフタルの
旗の元に再び集まろう!!
土鬼にそなえて
連合しようぞ!
しかし...
姫さまが...
姫さまはどう
なるんだ
盟約を破棄
したと知ったら
姫さまは
殺されるぞ
ナウシカ殿の
おかげでわしらは
全滅をまぬがれた
感謝している..
だが判ってくれ
ジル
座して滅びを待つ
わけにはいかんの
だ..
ナウシカの
こと...
気にするナ
...
連合には加わる
だが...
ガンシップは
出せん...
なぜだ!?
ガンシップは
貴重な戦力
だぞ!
あの船は
ナウシカの
仕事に
要る...
ユバを探せ
......
ナウシカには
ユパの助けが
いる...
これ...
おろかな
やつだ...
ハイ
ここに
おります
ハイ!!
世界を
守ろうと
いうのか
...
ナウシカ
たった
ひとりで
大ババさま
!!
ウム
ほんに
ながい苦しみに
よう耐えた...
つよい子
じゃった...
ジルさまが
死んだ!!
そうだ
そうだ
姫さまから
みんなへ
伝言があっ
たんだ...
みんなが
集めてくれた
チュの実が
とても役に立って
いるって...
ありがとうって
おっしゃっとった
そ...
姫姉さま
かわいそう
...
だいじょうぶ
だいじょうぶ
だよ...
姫さまはな
とても強い方だ
わしなんかより
すーっとな
そうとも...
わずかな従軍
の間に
みるみる大きく
なられた..
あの方は
はるか遠くを
見ておられる
...
入って
よろしい
ですか?
まだ
おきてたの
なに?
姫さま
はだかのまま
行かせるわけに
いきませんからな
装備をかき集めて
来ました
エエ...
...!?
そのほうたい
は?
ありが
とう
コレ...
ううん
もう
へいきよ
アスベルが
してくれた
の...
彼のシャツ
だわ...
だが心配でたまらん
姫さまはやさしすぎる
やさしすぎて身を
滅ぼしかねん...
それも...
どうした
の...?
こわい顔
失礼ながら...
人間よりも王蟲の
運命にずっと
心をひかれておられる
ようだ...
...
とめてもムダ
なのは判っとり
ます
「王喜の心をのぞくな」
と古い言伝えが
あります
もどれなくなる
と..
わしは悪かって
よう判らんが...
ただ姫さまがどんどん
鼻の方へ行ってしまう
ようで...その...
みてこの服...
土鬼のおばあさんが
娘さんの形見を
わたしに
くれたの...
仕立てなおして
飛行服にしたわ
王蟲の血でまっ青
だけどちっとも
イヤなにおいか
しない
風の谷のわたしが
王墓の染めてくれた
土鬼の服を着て
トルメキアの船で
出かけるのよ
むすんで
くれる
ハッ
...!?
......?
わたし王蟲が
すき...
世界でいちばん
偉大で高貴な
生物だと思うの
でも
同じように谷の
みんながすきよ
忘れたことないわ
このほうたいをして
くれた人のことも
谷を出るとき
とても
つらかった...
こわかったの
でも今は
自分でも
へんだけど
ちっとも
こわくない
心の中でしきりに声が
聞こえるの
前へ進めって...
だから行けるだけ
進んでみようと
思ってるだけ
スソをつめた分で
これも作ったの
レンズはあとで
入れるつもり
おかしいでしょう
わたしひとりじゃない
っていう気がするの
みんなが守ってくれる
って...
わしらのズボンで
スパッツを
ぬいました
使って下され!!
メーヴェの
操縦把をなおして
おきました
元のように
とべます!!
この鏑弾は
わしの自慢の手づくり
です
いい音が出ますよ!
......
姫さま
!!
汚れとり
ますが
この手袋
お手にあわせて
つめました
どうぞ!!
ああ...
みんな!!
カイ
よろしくね
今日まで
ほんとうに
......?
.....
みんな
ありがとう
さようなら
元気で!!
かならず
ユパさまをお連れ
しますぞ
それまでどうか
ご無事で...
な...
みんなが
メソメソしてると
姫さまががっかり
するだけだぞ
元気を
出して
谷を守って
おくれ...
風の谷の東北東
200リーク
塩の海の岸辺
この時代
人は海の恩恵
からも見放さ
れていた
海はこの星全体に...
はらまかれた
汚染物質が
最後にたどり
着く所だった
からだ...
その巨大な
セラミックの建造物が
火の7日間のさらに昔
星への旅に使われた船
だったことなど
もはや誰ひとりとして
知らなかった
いまは超硬質のセラミック
鉱山となって少しずつ
削りとられている
何世代にもわたって
船は小さな鉱山町を
養っていた...
工房都市
セム市に属する
この町は
トルメキアの
戦争景気で
活気に充ちて
いた
剣士さまは
食事?
ウム...
それに主人を
たのむ
腐海行きの
船ねえ...
きょう日はむずか
しいなあ...
トルメキアへの
荷がいくらでも
あるから
腐海なんぞに
行きたからんよ
5ルミイ
いただき
ます
ワアッ!!
タリア川の石ね
ほんとにくれるの
!!
たしか以前は
宝石さがしの
村へいく便船
だったが...
ステキ!!
コラッ!それに
食事代も入っ
とるんだぞ!!
ご亭主
あの船は?
ああ
あれねぇ...
いくにはいく
はずだがまともな
人間が乗る筋
じゃあないよ
出てうせろ!!
ここは堅気の
店だぞ!!
蟲使いが
なぜこの町に
...!?
さ酒
ください
お金あります
クくさい
近づくな!!
店の中に
入るんじゃ
ない!!
外でまって
ろ!!
お金
払います
お客人方
もうしわけ
ありません!
どうぞ
おしずまりを
ブツ
......?!?
土鬼の
皇帝貨だ
エア!
いつもの
やつを早く
やつらが
やたらバラ
まいとるん
だよ
ホホホ...
どうぞ
ごゆっくり
お食事を
金の質は
トルメキアのより
いい位だが
こうきたなく
ちゃ...
ご亭主
この町では
土鬼の貨幣が
通用するの
かね?
外へおいて
くりゃ
いいんだ!!
マアッ
ご親切な
方!!
わたしが
運んで
あげよう
彼等にたずね
たいことも
あるしな
父さん
わたしやだ
こわい...
その金で酒が
これだけとは高
すぎる
千肉ももらうぞ
だって
やつら相手には
それが相場なんで
すよ!!
エエイかってに
して下さい!!
ありがとう
剣士さま
蟲使いも
人間だよ
あまり忌みきらう
のは
よくないな
クズども
!!
ヒイッ!!
!!
うんうううん...ここですか?
すまんが
わしの馬を
しばらく
あずかってくれ
エ...
ハイ
この船は
君たちのだね
腐海にいくの
かい?
エッ...!?
わざわざ
届けてくれ
たんですか
いまから腐海の
村に帰るんです
船あるといいです
町に来てうまい
ものくえる
船を持つの
ながい間の
夢だった..
船長はおらんが
衛海の奥まで
乗せてもらい
たいのたか...
いけま
せん!!
ウム
何か見ません
でしたか!?
見なくて
よかった
あなたイイ
人だから
殺したく
ない帰って
下さい
さっさと
のれ!!
2000
ムッ!?
ななんだ
この容器は
?
カケラ...
卵の殻の
カケラか
...?
アオオオス
オオオォー
味方だ!
信号に
答えろ
!!
クシャナの戦隊は
壊滅したって
噂だぜ
先導しろと
いっている
村へおりる
気だ
俺の弟も
コマンドに雇われ
てたんだが
死んじまった
だろうな.....
酸の湖へ
いってた
連中だな...
へへへ...
トルメキアについた
連中は貧乏クジを
ひいたもんだぜ
皆やられたとさ
あの容器といい
土鬼が蟲使いの村に
出入りすることといい
おかしい...何かある
地中の噴気を
利用した
空気の浄化装置
だ...
ボヌ!!
マニ族は
皇帝の命に
そむく気か!!
そのような
ことは申して
おらぬ!!
土鬼の
言葉だ...
ビダ族の戦士は
一兵も残さず自らの
罠の中で死んだ
王蟲を戦に使うのは
あやまりじゃ
皇帝陛下に
再考をお願いする間
作戦を延期
すべきであると
いっておる
ビダ族のことは
初期的な失敗にすぎぬ
方法に手練れてくれば
回避できる犠牲である
王蟲などただの
蟲ケラにすぎぬ
トルメキア軍を滅ぼし
国を守るためとあらは
なにゆえ
蟲の生命をおしむ
必要があろう
王蟲を神聖視
するは旧き
邪教をマニ族が
いまだ払拭して
おらぬ証拠では
ないのか!!
しかも勝手に
追撃をとりやめ
みすみすクシャナを
とり逃すとは...
皇帝への叛逆で
なくて何で
あろう!!
マニ族は
皇帝と僧会を
ないがしろに
するのか!!
......
仲間われは
やめて下され
戦の是非は
わしらには
どうでもよい
ことでしてな
なにしろ
たいへんな
手間をかけて
育てたもの
ですからな
育てた
...!?
まさか...
注文の品は用意
してあります
支払いがありしたい
お渡しします
しまった
!!
換気孔に
もぐり込んだ
者がいるぞ!!
しらべろ!!
他の村の奴かも
しれん
女子どもは
房から
出るな!!
出口を
おさえろ!!
逃すな!!
チッ!
チッ!
チッ!
チッ!
チッ!
チッ!
クッ!!
クソッ!!
ななんだ
これは!?
王蟲が
はえている
!!
あ!!!
〈撃つな!!
殺さずに
とらえろ!!
トルメキアの
軍偵かもしれぬ
茶子!!
だまれ!!
この秘密を
見た以上
二度と地上へ
もどすわけに
いかぬ
動くな!!
さっさっと
かかれ!!
そなたたち
皇帝直属の
僧会の者で
あろう
何をしておる
憶したか!
やつを
捕えろ!!
蟲つかいに
金をばらまき
このカラクリで
何を企んで
おるのだ!!
ハハハ....銃を使わぬ
とならばまず
値を決めねばな
きゃつは
ユバだ
衛海一の剣士と
いわれとる
高いぞ
エエイ!
100クレイン
出そう
180!!
ヒヒヒ......
200だな
ユパの剣を
たたきおとし
名と金を
手に入れよ!!
ユバ!?
クソッ
ごうつくばり
の蟲使いめ
150だ!!
ヒョーッ
つよいわい
こりゃあ
180でも
安いぞ
ギャッ
なんとも
情けない奴らだ
恥をしれ
はじを!!
ヒヒヒ.....
やつに逃げる道は
ないわい
蟲のように
からめとって
やる!!
まて...!
ただの
ひとりに
見苦しいとは
思わぬか
僧官殿
わたしにおまかせ
下さい
マニ族の
戦士か
ヨシ
いけっ
どけ!
手出しを
するな
ン!!
おたすけ
します
君は!?
...
アイヤーッ
培養槽
が!!
王蟲が!!
イカン!!
王蟲が目を
覚すぞ
殺せ!!
王蟲を殺せ!!
うろたえるな
ただの素気だ
入口を固めろ
!!
裏切り
だあっ!!
にげるぞ!!
にげるぞ!!
にげ
たぞォ...ッ
アチッ!!
こっちよ
!!
はやく
!!
マスクを
!!
なぜ
わたしを
たすける
お前の
ためじゃない
オレは反対
した
王蟲の
培養槽を
破壊する
チャンスを
狙っていた
んです
話は
あとじゃ
走ります
ぞ!
あそこ
だ!!
しまった
!!
憎会の
戦艦だ!!
皆!!
降服しろ!!
抵抗すると
爆破するぞ
!!
もうだめよ
わたしたちみんな
殺されちゃうわ
!!
だから
だめといった
のに...
めめっそう
もない!!
わたしどもは
叛逆など
けっして...
八方
ふさがりか...
しずまれ!!
かしこくも
皇弟陛下の
ご降臨であるぞ
!!
はるばる
聖都より
この野蛮の地に
おもむいたとたんの
さわぎだ...
発行信号で
マニ族叛乱と
あったが
まことか
皇弟さま
信号を送った
のは私です
おもい
しったか!!
お前の考えを
さっして
ひと足はやく
手をうったのだ
本当に
よいところへ
来てくださり
ました!!
皇弟さま
おゆるしを!!
やつめらが
王蟲の
培養槽を......
こやつらめが
培養槽を
破壊してしま
ったのです!!
僧会の決定に
ことごとく
はむかいます
叛乱です!
叛逆です!
大損害だ
金はちゃんと
払ってくれるの
でしょうな!?
なにをいう!!
お前たちが
すぐとり
おさえない
からだ!!
トルメキアの
犬です!!
数ばかりで
役に立たぬ
欲ボケどもめ!!
金を
はらえ
皇弟さま
わたしどもの
責任では決して
フン!!
銃を使うな
などといった
のは誰だ
えへへっ
念動!!
しずかに
...
心を
しずめろ
やつは心を
よむぞ
お
おゆるし
を...!
糀永玩玖駄
えまえ反句
少型雨昨男
世間振込み
軽霊
万花家めこん
第42回
明日香ちゃんは
新しい
神聖語だな
チンプン
カンプンだ...
僧正さまのバカ!
皇弟さまにさからっ
たら八つ裂きに
されてしまうのに
落着いて...
僧正の言葉に
耳を傾けて
ごらん
こんにちゃーよっ
そこまくって
スティングラブ・
皇弟と対決しな
がら僧正は
みんなの心に
語りかけている
衛海におかされ
滅亡にひんしながら
争いをやめぬ愚かさ
ダマレ!!
汚れた手で
生命をもてあそび
戦に使わんとする
僧会の傲慢!!
部族の忠誠を
わが身の安寧と
欲望の犠牲として
恥じぬ皇帝の驍慢
ダマレ!!
ダマレ!!
お前たちには
きこえぬのか!!
大地の怒りが
深い海鳴りとなって
とどろくのが...!!
判らぬか
お前たちは悪魔の
法を復活させ
大海嘯を自ら
まねきよせて
おるのだ
必気ラ!!
背教者め!!
栄光栄市!!
大海嘯...
よめたわ
お前の本心
はるか昔わが皇祖が
土鬼の地に降臨した際、
土着の者たちにはぴこって
いた邪教の予言!!
そなたたちは
いまよりさらに
辛苦の中で
生きるであろう
フン
子どもだましの
技にすぎぬ
わ!
きけっ
マニの者たち
わが一族よ
だが
ひるむな
困苦に耐えよ
屈辱の元でも
子を生み
育てよ
すでに
帰るべき国を失い
多くの肉親を殺され
強権の恣意の
下に流浪をつづけ
ねばならん
どうし
たの
カイ?
テトまで
...
みんな
モゾモゾ
しないで
ねか
せて...
異常
ナシ...!?
なんだ
あんたか
間もなく
夜明けだ
......?
だれ!?
わたしを
呼ぶのは
古き予言は
まことであった...
そなたたちを
青き清浄の地へ
みちびく者が
あらわれたのだ
木々を愛で
虫と語り
風をまねく鳥の人...
わしの
盲た目に
ありありと
見える
足級g紀ア
ゑ%ぷ五デ
狄ほ殉♀亞
その者青き衣を
まといて金色の野に
おりたつべし
酒塚%発涇
猊みゑヱ食
...あり
...!?
失われた大地との
絆をむすばん
その者の名は
まだあかせぬ
時みつれば
みなの前に
あらわれよう
僧正
さま!?
いえ!!
その者の名を
真偽をたしかめる
わしの口を
わろうとしても
無駄じゃ!!
お別れ
...
なぜ!?
ヒヒヒ
だからいわぬ
のじゃ
異端審問に
名をかりて
責め殺す気
じゃろう
僧正さま
!!
ぶっ!!
行け!
友よ
おさらば
!!
僧正
さまーっ!!
...!?
どうしたんだ
オイッ
あんた
僧正さま
まって!!
いまいき
ます
ここへ
きては
いけない
きては
ならぬぞ
わ
はなせっ
僧正さま
が!!
はなせっ
操縦
できる
か!?
ウハッ
たぶん!
こらえろ
いまは死んでは
ならん
すごいボロだ
おまけに手動
発火とは
かかった
!!
ふっ...
クソッ
4.
...?
浮いたぞ
!!
各砲
撃て!!
まぬけどもめ
飛ばしてしまい
おった
砲撃しましょう
......
きている
......!
きゃつのいった
青き衣の者
か.....
僧正
さま..
ああ...
消えて
しまう
だれかが
見ている
わ...
......?
あたた
かい..
それはそうですか...それではないのですが...
オイデ
サア...
ココへ
オイデ...
.....
あぶない
......
クッ...
どう
なされ
ました
フフフ.....
あとわずかな
ところで
逃がして
しまった
陛下!?
あいつだ
あいつめ
消え去りながら
邪魔しおった
みんな
無事か!?
大丈夫だが
機体がたいぶ
やられてる
火口壁を
こえた
死角に入った
ぞ!!
追え!!
仕とめぬうちは
もどってくるな
!!
このままケセ市
まで飛べるか?
速度さえ
出さなければ
......やつら
追ってくるかな
ハアハア
このまま
見のがすはず
はあるまい
いったい何者
だろう
まるで生きている
闇のようだった
とり逃したが
顔ははっきりと
見た
まだひ弱な
小娘だ...
心しろ小娘
この次に会った
ときは
こうはいかぬぞ...
......
火傷
している
僧正さまが
守って
下さったん
だわ...
...
日の出だ
...
各員に告ぐ!
これより土鬼の
地に入る
警戒を
おこたるな!!
【月刊アニメージュ】昭和55年10月号〜58年5月号掲載)
第3巻へつ