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ANHARE,000Sワイドル
風の
私の台のナウンド
宮崎
駿
定価300
97841974年9月28日火
1929979003623
谷のナウシカ4
ラス・ワイド判風の谷のナウシカ4
宮崎、駿、徳間書店
発行・徳間書店・卒業式の
定価38〇円
9784:197514
2014年11月10日(月)日)月97日4197775514
1929979003623
ISBN4-19-777551--2
c9979¥362E〈O〉
雑誌『47815-04
定価330円-本体362円
の谷のナウシカ4
ージュコミックス・ワイド判風の谷のナウシカ4
あり発行、「お馴染行人、平野健」
高崎、飲み、徳間書店
発行・徳間書店「電車会議」の
◎二馬力
印象・大げ本印刷・Prinder.boon
目の谷のプロミナ
がつて栄えた巨大座楽天町の桜は
時の闇の彼方と姿を消し
地上は有識の感気を発する
巨人菌類の森・腐海に
優れていた。
人々は腐海周辺に
わずかに残された
土地に点在し、それぞれ
王国を築き暮らしていた。
ーーーっはーーんっ
そこは人口わずからOO人
海からの風によって
がろうじて腐海の汚染から
守られている小王国であった。
スワード『風の谷のナウンカ』
2018年1月18日時、Findowshone
飛行所徳間書店「金野
高校15時30分、徳間書店
...ナウシカ
風の谷のように
...
皇崎駿
綾
「火の7日間」と呼ばれる戦争による
って都市群は有毒物質をまき散らし、
て崩壊し
複雑高度化した技術体系は大われ
地表のほとんどは不毛の地と化した
のである
その後態次明は再建されることが、
く、ふいたそが私の時代を人類は生
きることになった
なった
した産業文明は
数百年のうちに全世界に広まり
巨大産業社会を形成するに至った
大地の高空うばいとり大気を付かし、
生命体をも意のままに足り変える。
大産業交明は
1000年後に絶頂期に達し
やがてる微かな衰退をしかえることに
ユーラシア大阪の西のはずれに流生
エステは
深部
優海
エフタル砂漠で
塩の海
トルメキア王国
o王都トヲス
ロサバタ
土鬼諸侯国
内海
♥至シュワ
聖なる合
つ皆様ごとば片手早くね
取引取税の
腐滾
渇きの海
いじゃやァお子さんの
タナール高原、ノミトス
タリア!!
タリアアム湾
クワンネ
土鬼軍総友文
...
エタリ
大流
カシカルド
大混ぜ
ナナキ。
「じゃ!!
イートルメキア早退路
あっ、同国最大版は
一〉士を盛ん攻
なぜだ!?
なぜ捕虜を
釈放する
チヤルカ
殿か
これは
サパタの
長老では
ありませんか
よくぞ
ご無事
でした
虜囚の長として
生き恥を
さらして
おりました
判りません
なにゆえ
われわれを
解き放った
のか
その娘が
指図しますと
トルメキアの兵
どもが道をあけた
のでございます
敵のたくらみ
ではないかと
皇弟さまは
疑って
おられます
トルメキア兵
では
ありません
エフタルの言葉
を語る娘が来て
もはや自由である
好む所へ行けと
いいましたのだ
その娘
もしかしたら
青い服を
着ていなかっ
たか...
なんと
.....
ハイ
たしかに
和???
引き裂か
れていた
家族が出会
ったのです
戦が終った
わけでは
ないぞ
皆を後に
下がらせ
なさい
こい!!
ジタバタ
するな!!
お坊さま
こいつは敵に
通じていた女です
やつらの台所で
たらふく食って
いた奴です
汚ねえ
サジュ族の
女だ
どうか
罰して
下さい
オイお前
さっきも
青い服の女と
何か取引き
していたろう
!!
お
お許し
下さい...
何があった
のだね女
話して
みなさい
わわたし
戦で
乳飲み子を
なくした
んです
変ひと袋で
この子たちを
引き取らないか
といわれて
うるさい
誰がそんなこと
をきいている!!
青服の女に何を
もらったんだ!!
同じ年ごろの
子だしっい
だきとったら
急に乳が張ってたと
胸元がぬれて
だまれ!!
この女は
嘘は言うて
おらん
女よ
こわからなく
とも良い
青い服の女と
いったね
その娘は
お前に
何をした
のだね
たとえサジュ
とサバタが
仇敵であっても
いまはともに戦
う仲なのだぞ
ハハイ
ここれを
下さい
ました
城壁を出るとき
突然呼び止め
られたのです
タリア川の
石の耳かざり
たしかにあの
娘のものだ...
わたしには異国の
言葉は判りません。でも
子どもたちはその人によく
なついているようでした
お前に
子どもたちを
頼んだと
いうのだね
ハイ
お前、乳は
良く出るかな
?
ハイ
食物さえ
あれば
これは
...
!?
その金で
この耳かざりを
譲っておくれ
ででも
こんなに
たくさん
それだけの
価値はあるよ
子どもたちの名札
も書いてあげよう
このお札さえ
あれば何処へ行っ
ても怪しまれまい
そうか
そうか
サッ
立ちなさい
あ
ありがとう
ございます
よいか
この地にとどまっ
てはならん
!?
東の地へ行きな
さい
私の国は
西にあります
国に帰って
畑を買い
変を
まきます
ならん
その金で
牛を求め
一刻も早く
風上の地へ
行くのだ
ケドの国が
よいだろう
ケドの地へ
おもむき
乳母の口でも
探すのだ
皇弟さまは
断を下されて
しまいました
ご老体も
戦闘員をのぞく
部族をひきいて
少しでも早く
この地を去って
下さい
チヤルカ殿
まさか
イカン!!
われらはこの地を
離れんぞ
この地を離れては
わがサパタは
滅びてしまう
このときに
あなた方が
解き放たれ
たのは
天祐という
べきでしょう
たとえ
神聖皇帝と
いえども
大地を汚して
よい法があろう
か!!
民あっての
皇帝ぞ!!
やめろ
やめてくれ
いまの言葉
聞かなかった
こととしよう
長老たるもの
言葉を憤しみ
たまえ
僧会の耳に入っ
たらどうする
のです
チヤルカ
!!
敵1騎
来ます!!
捕虜釈放
かたじけない
お礼を申し
上げる!!
撃つな
軍使かも
しれん
城内の
トルメキア
兵に申す
!!
ふざけ
やがって
ぶち殺して
やろうか
オレに
まかせろ
クソクラエだ
また攻城砲を
運んでこい
何度でも出向いて
ぶち壊してやるわ!!
なれど戦は戦
手かげんはせん
一兵なりとも逃さぬ
覚悟なり
汝らはよく戦い
すでに兵の責務
は果たした
投降すれば生命は
保証するが
いかに!?
もどれ!!
もどって
皇帝にそう
伝えろ!!
降服してくれれば
療気を使わずに
すむが
侵略者を
民が許さ
ないのを
いちばん
良く知ってい
るのは奴らだ
サッサと
いっちまえっ
クソ坊主!!
なぶり殺し
になると判っ
ていては
投降する
はずもない
焼きしめた
パンだから
日もちは
いいはずだよ
もう止めや
せんが
少し位
休んで
からに
せんかノオ
あんたが
男だったらと
つくづく
思うよ
ありがとう
おじさん
いま立ち止ったら
悲しみにおぼれて...
しまう
進まなきゃ
フフフ...
父もよく
そういって
いたわ
いこう
南へ
あのバカ
このクソ忙しい
ときに
殿下!?
なに
ナウシカが
!?
アッ
あのやろう
振り返りも
しねえで
行っちまい
やがった
僧官殿
到着します
崩れ
はじめて
おるな
計画どおり
枯れた
ようです
種苗は
とどいたか
はい
先刻
療気をかぎ
つけて
だいぶ蟲が
きているな
博士たちは
大得意
ですよ
みろっ
崩壊の速度は
わしの計算
どおりだ
こいつらの日
には僧会の
森はあわない
のだとかいって
まだ
まだ
枯れ木が
自分の重さに
耐えられず
砂にもどって
いるのです
これは
チヤルカさま
お待ちして
おりました
ごらんに
なりましたか
すべて我々の
計画どおり
進みましたぞ
胞子も不妊
で繁殖は
ありません
この菌は
わたしどもが
開発したもの
です
どうか皇弟さまに
おとりなしの
ほどを
まき散ら
した毒は
いつ消える
のだ
さあそれは...
なにしろ土中の
毒を活性化
させますゆえ
なに
10年!!
いえ
5年か...
そんなことも
判らんでは
とても兵器
とはいえん
開発には
時間がかかる
のです
ですが
今度の苗は
もっとましに
なっています
すごい
突然変異体
が出ました
ぞ
増殖力は
ずっと大きい
かわりに
枯れるのも
早くなります
常温にします
とまるで
爆発のように
成長します
そのぶん
国土への害も
減るわけで...
動いた!?
ハハハ
氷漬けで
眠っています
ご心配には
およびません
気色が悪い
背筋に悪寒が
走るわい
ですから
防寒服を
お召しになる
ようにと
たとえ
育とうとしても
この容器は
こわれませんよ
皇弟さまは
この化物を
ごらんになら
れたのか
いえ
それは
なにとぞ
チヤルカ
お前の心ぐらい
わしに読み
とれぬと
思うか
お前は
国土の荒廃に
おののき
民の苦しみに
心を奪われる
あまり眼が
くらんでおる
のだ
わが帝国の
もっとも重大な
かげりは
民の間に皇帝と
僧会への畏怖と
崇拝の心がうす
れていることだ
大いなる力への
恐怖と尊崇の心が
なくば愚昧な民は
パラパラになり
帝国は崩壊する
なにとぞ
いま一度
ご再考下さ
いませ
森をつかうは
戦を一刻も早く
終わらせるためだ
敵にも民にも
僧会の偉大さと
恐怖を刻印せねば
ならぬからでも
ある
皇弟さま
!!
わが苦しみは
帝国の苦しみだ
サパタに
たてこもる
犬どもを
皆殺しにしろ
!!
ハイ
チヤルカよ
わしに国土を思い
民の苦しみに心を
はせる慈悲が
ないと思うのか
このつぐないは
トルメキアの犬
どもに必ず
はらわせてやる
きゃつらの都市を
森にくらわせ
てな
これで
終わりだ
この列は
いいのか
トルメキアの
本国に
バラまく分だ
...
ここで時間を少し
さかのぼる
風の谷の
東北東200リーグ
セラミック鉱山町
キョロ
キョロして
道草を
くうなよ
お前こそ
居眠りして
船を盗られ
るな
ユパ?
さあ剣士なら
このごろはたくさん
うろついとる
からなあ
無駄足
かね
いや
ユパさまは
かならずこの
町に寄っている
はずだ
ワアッ
馬を盗ろう
としたら
父さんだって
許さない
からっ
コラッ
やめなさい
親になんて
ことをする!!
わからん娘だ
いい買い手が
ついたんだぞ
1000ルミイ
だぞ
この馬は
わたしが剣士さま
からあずかったん
だから
売らないわっ
あれから
いったい何日
たったんだ
エサ代だって
がさんどるん
だぞ
エサ代なんて
タリア川の石
で充分だわ
父さんの
欲ばりっ
欲ばりとは
なんだ!!
自分の親と
ルンペン剣士と
どっちが
大事なんだ
な
なんだ
あんた
たちは!?
ちょ
ちょっと
どいてくれ
クイだ!!
お前なんで
ここに
いるんだ
ユパさまは
みて
なんで
いまごろ
卵を産む
んだ
お客さんたち
剣士さまの
知り合いね
よかった
困ってたの
アリヤ
リヤッ!!
よかったね
クイ...
お前クイって
いう名前だっ
たんだね
姫さまと
いっしょの
カイに何か
あったんじゃ
ないかな
トリウマには
そういう
ことが
よくあると
聞いとるぞ
こんなに
大量の産卵は
初めて見まし
た
みんな
ヘビケラの
卵です
大移動を
始めるとき
蟲たちは卵を
たくさん産み
残すと長老に
ききました
気をつけて
ここの木は
石化していて
もろいから
300年前の
大海嘯で腐海に
没した古エフタル
王国の都市です
もうすっかり森に
くわれて砂になっ
ています
底に降りたら
マスクをとれる
と思ったんだけど
この空洞は
生まれてまだ
100年しか
たっていない
から瘴気が
あります
でも
もうじきに
清浄に
なります
近寄っては
いけません
いつ崩れるか
判らないから
200年が
じきだって
!?
セルム殿は
瘴気は森が大地の
毒をとり込むとき
わずかに樹外に
放出する毒だと
いわれたが
エエ
安定した物質に
変る途中のもの
なのです
じきに目に見えない
細い結晶になって
しまいます
じきって?
200年
ほどだと
いわれて
います
そうかなぁ...そうですか?そうだよね
では
大地の毒を
すべて石化する
と腐海は死ぬ
のであろうか?
木々が石化して
崩れるにしたがい
空洞は上へ上へと
登っていくはずだ
登りきったとき森は
どうなるのであろう
教えて下され
腐海が生まれてより
1000年たつ
この世界の何処かに
すでにそのような
地が生まれて
おるのか...
それを
語ることは
楽じられて
います
私たちは
古エフタル王国の
末裔です
大海嘯のとき
森に入りました
青き衣の
者にひき
いられて
青き衣
!?
ケチャ
青き人は
救ってはくれない
のだよ
ただ道を
指し示すだけさ
私たちは
いまもその人
の言葉を
守っている
青き衣の者
って昔の人
だったのか!?
僧正さまは
私たちマニ族を救う
ためにその人が
あらわれると
いっていたわ
セルム
わたしあなたが
その人だと
いいなって
思ってたの
ハハハ
ぼくは
ただの
森の人間た
青き衣の者とは
土鬼の土着の宗教が
事実をきいて
語りついだ願望
なのか
それとも
破滅の危機が
たかまるとき
私たち種族の生命が
時空を隔てて産み
出す人々なのか
...!!
行きま
しょう
もうすぐです
セライネ
!!
もう
旅に出て
しまったのか
と思った
先に
舟のしたくに
来てたの
みなさん
ひと休み
して下さい
フフ
ケチャ
よくがんばった
わ
セライネのマスク
のおかげで
とても楽だった
プハ!!
ハアッ
ハアッ
とび蟲の背から
出る香料を
使うの
この川を下ると
やがて空洞が
なくなり川が
地中にもぐる所に
着きます
このマスク
とても良い
ニオイするね
舟をそこに
置いて東へ進ん
で下さい
半日で瘴気から
出るはずです
わたしも
もう蟲
平気よ!!
卵だって
ひと息に
のんじゃう
フフ..
ここでお別れ
します
私たちは旅を続け
ねばなりません
セルム殿
私たちも土鬼の
地へおもむく
つもりだ
再び会える
だろうか
貴君に
ぜひ会わせたい
人物がおる
ナウシカという
少女だが
森が
そのように
望むなら
私たちは出会い
ます
あ
ありがとう
あなたのマスク
いじっておいたの
前よりずっと
楽になるわ
ケチャ
部族の人に
会えると
いいね
元気で
ミトよォ
こんなことをしても
ムダだ
見つかりゃせん
グズグズ
いわずに
よく目をこらせ!!
ユバさまは
この辺にいる
はずだ!!
クイをあずかった
酒場の娘の話から
判断して
ユパさまは意使い
たちの船に乗って
俺海に入ったのだ
土鬼の
戦艦が
こんな空域に
!!
なんだ
あのぶら下げ
ているものは
!?
巨神兵だっ
!!
あんな化物を
いったい
何処から
どうする!?
やつら国へ
運ぶつもり
だぞ
攻撃する!!
戦闘増速
あんな化物を
持ってかれて
たまるか!!
弾幕を
かわして
接近して
きます
砲手ども
よくねらえ
!!
わたり合って
損害を出しても
つまらぬ
雲に入る
上昇!!
こんな
逃げるぞ
エンジン
全力!!
もう
目いっぱい
じゃあ!!
ウォックの
ハイッ
動いたぁ!!
ヒヤァ!!
効いた
か!?
判らん
急所に当て
たんだが
クソッ
雲の中へ
入っちまう
追跡
する!いきさき
行先だけ
でも
ミト
前だ!!
しまった
!!
図に乗らずに
ただちに戦艦の
後に従え!!
やり
ましたぞ
!!
あの
ガンシップに
見覚えが
あります
風の谷の
船です
フン!!
お許し
があれば
エンジンを
回収したいの
ですが
お前たち部族の
叛逆の罪は
あの化物を
聖都シュワに運ぶ
まで解かれては
おらんのだ!!
すごい奴だ
あれだけの
攻撃を受けても
傷ひとつついて
いない
おい
こいつには
もう意識が
あるんじゃ
ないかな
何をビクビク
してるんだ
こいつは胎児
なんだぜ
赤坊だって
腹の中で動く
じゃないか
バカな
眠っている
だけだ
しかし
あの手を見ろ
さっきまでは
手が開いて
いたんだぞ
心配するな
聖都へ運べば
皇弟さまが
飼いならして
くださる
.....
砲声が
とだえた
戦
かしら
ウム
おそらく
ちょっと
まって!
何か
聞こえる!
...!?
行こう
まだだいぶ
歩かねば
ならん
あそこ!!
あそこ!!
わたしの部族
の船だわ!!
マニ族の
船団が
南へ帰って
いく
ああいって
しまう
風の谷の
ガンシップ
だ
被弾
している
空中戦
だったん
だ!!
...
ミト
ミトでは
ないか!!
わたしの部族と
戦ったんだわ
この土地では
わたしは敵の
人間なんだ
メジ
なんと
!?
ゆ夢
みたいじゃ
巨神兵が
!?
それに
ジルさまが
ジルが!?
エエイ
このおいぼれ
頭め
何から話して
よいか判らん
わい!
さ探しまし
たぞ!!
アッ
ツツツ.....
これっ
無理を
するな!
...
セライネたち
について行ければ
よかったのに
ユパさま
そこのよ
あんたケチャ
わたし
きいた
え?
いずい...
...
(こわがらない
敵ない
ちがう!
ちがう!
ホレみい
お前の面じゃ
誰でもこわ
がるわい
ケチャ
おそれることは
ないよ
古い知合いだ
そなたを
ナウシカから
聞いて知っておる
といってもいる
どうしても
お礼をいいたい
そうだ
この者たちは
ナウシカの
部族の
者たちなんだ
姫さまが
お世話になった
というとり
ました
本当に
ありがとう
今度は
わしらがお世話
をする番や
心配せんで
どうか面倒を
みさせて下され
わしらの言葉が
判ると知っとっ
たら苦労せん
ものを
あれが土鬼語かよ
わしゃ毛長牛が
うなっとるのかと
思った
土鬼の人々は
敵ではないと
姫さまは
いっとりました
さあ
どうぞこちらへ
といっても船は
ボロボロになっ
ちまったが
わずかだが
飲み物と食べ物
があります
わい
手ひどく
やられとるが
町まで滑走して
応急修理をすれば
谷までは
もちそうじゃ
森の人も
ナウシカも
それぞれに
異常を感知
している
一刻も早く
土鬼の地に
おもむきたいが
便船はなかなか
つかまるまい
王蟲の皮の
弾性はすごいね
セラミック板なら
木葉みじんだ
った
さすが
工房都市の
王家の方です
いい腕をして
いなさる
ガンシップの
修理をまって
出直すしか
ないな
クイの卵の
こともあって
心配じゃが
ユパさまに
会えて本当に
よかった
土鬼皇帝の墓所には
すでに失われたはずの
技が伝えられている
と聞きます
ミラルパは
秘石がなくとも
巨神兵を育てる
方法を持って
いるのでしょうか
だとすれば
火の7日間の
再現は必至だ
なんとしても
止めねばならん
どうやら
すべての事象が
大海嘯に流れ込み
はじめたようだ
クシャナの
戦隊のあとを
追おう
そこにナウシカ
かいるはすだ
ハイ
エッ
ぼくのしてあげた
包帯を!?
ハイ
あなたの
安否をとても
案じておられ
ました
忘れたこと
ないわけ?
この包帯を
してくれた
人のこと
あなたが
無事と知ったら
きっと
大喜びなさる
でしょう
南へ
向かって
いる...
カボの基地
まであと
50リーグ
です
薄暮まで
上空で待機
する
地形を見よう
蟲だ
竜のような
奴だ
蟲の前方を
見ろ
雲の下に
船がいる
蟲が雲に
入った
こいつは出会い
ますぜ
オイ
あそこを
見ろ!!
雲の中だ!!
上空に
味方のケッチ
併進中
蟲だァ
大きい!!
どうして
こんな空域に
蟲が!?
発砲待て
刺激するな
せ
接近して
来ます!!
ウォオォォーン
追いつか
れるぞ
増速しろ!!
竜みたいな
蟲だ
バカガラスより
速いぜ...
キャーッ
うるさいぞ
たかが虫ケラ
であろうに
大きいぞ
!!
ででも
おぞましい
姿をしており
ますわ
誰だし
蟲だぞ
ーっ
どけ
閣下
!?
退屈しのぎに
ちょうどいい
射撃の腕を
見せてやるか
ホーッ
これは
みごとだ
闇下
いけません!!
刺激するなと
一撃で
しとめたら
1000グレイン
だぞ
ハハ承知した
ただの
はぐれ蟲か
警報!!
後ろ下方に群影
接近中!!
大群の
移動だ!!
クソッ
いったい何が
おっぱじまっ
たんだ
!?
あいつはせっ...
群の斥候
だな
敵か
味方かを
調べている
のだ
バカ
ヤローが!!
撃ちやが
った!!
バハハハ.....
1000
グレインは
もらったぞ
誰だ
発砲を
やめろ!!
ワアッ
!!
全銃座
各個に撃て!!
近寄せるな!!
ヒャーッ!!
キャアッ
だめだ
とても
助からねえ
本船も
狙って
います!!
ただ
退避して
下さい!!
増速
離脱します
!!
クソッ
雲の上は
蟲だらけだ
!
胞子を
バラまいて
やがる!!
冗談じゃねえ
すさまじい
蟲の大移動だ
これは
土鬼の罠
ではない
ナウシカの
いう大海嘯が
はじまった
のか...
殿下
もどり
ましょう
船団の基地は
蟲の針路にあり
ますハチ合わせ
はやばいですぜ
全速力で飛べ
薄暮を待たずに
蟲の群に先行すれば
まだ船を奪う時間
はあろう
将軍どもの支配下
にあるとはいえ
船団は友軍だ
危険を報せても
やりたい
相手は大兵力
です
まっ昼間の
強襲では
無理です
全員
その場で
聞け!!
やっぱり...そういうことですからねぇよーーーっていうのですよ!!
どのみち成算は
五分五分だ
この天変地異は
天祐だと思わん
か
蟲の大移動が
何を意味するのか
まだ判らぬ
我々にとって明白な
事はただひとつだ
土鬼の地深くに
見捨てられたわが
軍団が脱出するには
船が要る
将軍どもの船を奪わ
ねば祖国へは帰れぬ
のだ
しかし
殿下!!
豚どもが
かき集めた戦利品を
本国へ運ぶために
私物化した船だ
ためらいは無用
犬死にした戦友の
無念をおもえ
これより
ただちに
戦闘態勢に入る
!!
頭を
狙え!!
弾薬
集積所に
落ちるぞ!!
やった!!
ぷち抜いた
ぞ
いたぞ
船団だ!!
天祐とは
よくいったぜ
地上は斥候の
墓で大さわぎ
だ
クソ
ある所には
いっぱい
ありやがる
信号弾!!
おっぱじめ
るぞ!!
ウォォォー
いけっ!!
緊急信号
だ!!
敵襲か?
第一班
!!
指揮系統に
立直る時間を
与えるな
!!
たいへ
んだ!!
各班3名
内1名は
パイロット
船は止ま
らず動き
つづけろ!!
蟲の大群が
まっ黒に
なって
こっちへ
向かってるぞ
空中で
大型船が
やられた!!
みんな
逃げろ!!
大声を出せ
転がれ
あわてろ
叫べ
混乱をあおれ
騒ぎを助長し
拡大しろ
二班!!
三班
つづけ!!
すさま
じい大群だ
逃げろ!!
地下壌へ
かくれろ
船はだめだ!!
乗員は
船を守れ
空中へ
退避しろ!!
扉をしめろ
荷にかまうな
貴様
何者だ
軍団の
兵士では
ないな!!
ご免!!
兵は敵に
するな
土官将軍は
手加減無用
本船は
第三軍の
指揮下に
入った!!
エンジンを
始動しろ
蟲の大群
がすぐ来
るぞ!!
エンジン
始動
しました!!
クロトワ
離陸を援護
しろ!!
了解!!
あの船は
王家の
重コルベット
だ!!
クソッ
ぶつける
気か!!
ワアッ!!
兄だ!!
これからは、これまではないでしょうか。
それはそれでもいいのですが、
これまでは、これからのお
動くな
離陸を
禁ずる
ツッ...
...
ズタズタ
だぜ.....
先に帰って
しまったからね
妹がコソ泥として
死ぬところを
見ずにすむ
土鬼での
最後の日に
妹に再会する
とは不思議な
めぐりあわせ
だね
クシャナ
おかげで
ひどい貧乏クジ
だよ
兄たちが
うらやましい
そういう
兄上も帰り
仕度ですか
戦が不利になる
といつでも
兵を捨てて先に
お帰りになる
ホホホ...
クシャナは
ちっとも変わ
らないね
私はナマイキな
女と頭が良い女は
大キライだと
いくらいって
聞かせても
すぐそれだ
そうそう
以前にも
そういう女が
いたね
お前を産んだ
女だ
エンジンは
生きて
やがる...
きれいな女
だったが
頭が
良すぎた
この前
会って
来たよ
驚いたよ
まだ生きて
いたとはね
もっとも
あれで生きて
いるとはとても
いえないか...
母上に
手を出すな
!!
無惨なもの
だったよ
そっとして
おいて
差し上げろ
!!
ホホホ
あんなうす気味
の悪い女に
手など出す
ものか
だまれェ!!
母上を
あんな姿に
したのは
誰なのだ!!
部屋のすみに
うずくまって
人形をかかえて
ふるえておる
のだもの
クッ!!
いけねえ
いつもの
冷静なクシャナ
が逆上しち
まっている
母上を
侮辱するものは
ゆるさん!!
やばい
時間を
稼がにゃ
ああ
...
あ.....
イテッ
アバラが折れ
てやがる
で
殿下
も......
申し上げ
ます
蟲が...
蟲の大群が
こちらへ
向かっています
早くお逃げ
下さい
クロトワ
だまれ!!
裏切る気が
クシャナ様
私はもう
国王陛下に
そむくのは
イヤです
だまれ
だまらぬ
か!!
はやく
はやく退避
して下さい!!
すぐそこまで
来ているんです!!
殺して下さい
どうせこの傷
では助かり
ません
殿下
それでイイ
蟲が来れば
まだチャンスは
あります
巨大な化物の
大群です!!
ご自分の
命運が尽きた
からといって
兄殿下まで
巻き込むこと
はありません
ン...
ああ
ヘッ
ドンピシャ
!!
まっすぐ
こちらへ
向かって
います!!
い
いかん
妹よ
お別れだ
お前を連れて
いけなくて
とても
残念だよ
退避!!
ただちに
離陸する
!!
ケッ
いきがけの
駄質に
撃つ気
ですぜ
合図したら
機内にとび
込んで下さい
逆噴射
します
いまだ!!
琴ちもらし
ました!!
かまうな
蟲が始末
してくれる
くたばって
たまるか
......
殿下ー
おはやく
!!
重コルベット
が!!
船は
だめだ!!
逃げろ!!
殿下
離陸は
できません
退避を!!
殿下
おはやく!!
蟲が来ます
!!
......?
あいつが...
死んだと
いうのか
あの肉塊が
あのはいいの
化物が!?
殿下を...
嫁へ!!
7
クソッ!
伏せろ!
殿下を
守れ!!
立て!
走るんだ!!
かたまれ!
銃を使うな
!!
目をとじろ
静かに...
動いては
だめだ
明日出陣する
お別れをいい
に来た
さがって
よい
母上...
そなたは
何者です!!
わかっておる
私のクシャナを
とりに来たので
あろう!!
この子は
誰にも
渡さぬ
お別れに
まいり
ました
クシャナは
私の子じゃ
ああ
ごめんなさい
せっかく眠って
いたのに
お妃さまは
クシャナさまの
身代りに
盃をとられた
のです
父王さまが
賜われた祝いの
酒には毒が
盛られて
おりました
お気をつけ
なさい
姫君はただ
ひとり先王さま
の血をひく方
です
お生命を狙う
者がたくさん
います
生きるために
何も気づかぬ
ふりをして
下さい
立ち去れ!!
心を狂わせる
怖しい毒が
でも
忘れては
いけませんよ
ここは審蛇の
巣なのです
あなたと
あなたの娘を
苦しめた
毒蛇どもの牙を
これから砕きに
まいります
どうか
心安らかな
日々を...
お前が
私の死か
...
それにしても
ずいぶんあっけなく
あいつを殺してくれ
たではないか
あいつたちを
殺せるなら
この生命など惜しく
もないと思いつづけて
生きていたものを...
クシャナが
歌ってやがる!?
冗談じゃねえ
こんなときに
.....
テト
水があった
小さな沼
ワアッ
きれい
砂漠の中に
こんな所が
あるなんて
マキを取った
あとがある
人がいるん
だわ
古いお堂
テトごらん
首が一度
落ちたのよ
見た
ことのない
神様...
誰かが
いまでも
お祭りして
いるんだわ
僧正さまに
よく
似ている
そなた
異国の者
ですか?
異国の者が
なぜわたしたちの
神をあがめるの
ですか?
この子が
しゃべって
いるのでは
ないわ...
ごめんなさい
神聖な場所と
知らずに
敬愛する方に
とても似て
いたので
つい...
吹矢
お目に
かかりたい
この者が
案内します
まあ
メーヴェ
が.....
お墓
...!?
こちら
へ.....
怖あなたは
やさしい子ですね
でもここでは
憐みは無用です
私どもは神につかえる
ために自ら
光をすてました
この方も
僧正さまと
同じように
めしいている
...??
おそらく
あなたを守っている
僧もそうだったの
でしょう
マニ族の僧正
さまがいまも
私を守っている
と.....!?
あなたは
たくさんの者
に守られて
いますよ
人間だけ
でなく
たくさんの
生物にも...
翼のある
女.....
天使?
わたし
が!?
新!
自分らが
あはあ!!
うっ!?
ロ...しかし
やでも...
チククは
あなたが
使徒に似ていると
いっています
フフ.....
あれはメーヴェ
という乗り物なの
わたしの国では
めずらしく
ないものよ
あなたがころも
青い衣で
白い翼に乗り
天から降りて
来たのを
見たのです
多くの神像が
破壊される中で
民はひそかに
この地にそのいくつ
かを運びかくれた
聖地としたのです
でもそれも
昔のことと
なりました
私たちが仕える
神は神聖皇帝
と僭称する者に
よって邪教と
されています
彼らは降臨と称
して何処からか
この地に現われ
王権を奪い
神の教えまで奪い
とりました
ハイキーム
王蟲の声に
みちびかれて
はるか遠くの
地から来られ
ましたね
いまは詣でる
者も絶え
あなたは数年
ぶりの客人
です
そうでしたか
王蟲の心をのぞかれ
たのですね
破局の兆が
あらゆるところに
現われています
じきょかい
腐海はあふれ
ましょう
皇帝たちがシュワの
封印を解いたの
です
封印?
神は語って
います
旧き世界は滅び
永い浄化のとき
が来ると...
世界を火の7日間へ
導いた技の数々を
土鬼の祖はシュワの地下
深く封印したのです
大海嘯は
とめられない
のですか?
神聖皇帝は自らを
救世主としっその技を
解き放ちました
神はこれ以上人間が
大地を汚すことを許し
ません
たとえ
私たちが
汚れそのもの
だとしても
なぜそのために
木々や鳥や基
たちまでが
苦しまねばなら
ないのでしょう
蟲たちだって
たくさん死にます
王蟲たちの
苦しみや
悲しみは誰が
つぐなうと
いうのです
滅びは必然です
神聖皇帝の愚行
すらその一部
なのですよ
すべての苦しみは
世界が生まれかわる
ための試練なのです
ちがうわ!!
私たちの
風の神様は
生きろと
いってるもの
わたし
生きるの好きよ
光も空も
人も蟲も
わたし大好きだもの
!!
わたしは
あきらめ
ない!!
めミィ
永く待った
かいがあり
ましたね
ええ...
風が来ました
やさしくたけだけ
猛々しい
風が...
傷ついてる!!
落ちる!
助から
ない
来る!!
おそ!!
チククしまうにん
上人さまへ
くっ
お逃げ
下さい!
すぐここは
瘴気につつ
まれます!!
そんな
亡くなら
れている
お行き
心のおもむく
ままに
いとしい
風よ...
雲の上に
何かある
アア......
チクク
どこ!?
このオアシスは
もう
だめだわ
気を
はやく
マスクを
もってて
良かった
しっかり
つかまって
恐がら
ないで
蟲たちは夢中で
私たちには
気がつかない
もの
すごく
苛立って
いる
...?
ちがう
おびえて
いるんだ
この瘴気は!?
おかしい
いつもの
瘴気じゃない
!!
コホッ!!
コホッ
フホッ
チクク
息をとめて
マスクが
効かないわ!!
がまん
して!
風上へ出て
見届ける
攻撃だ
!!
クッ
雲が重い
チクク
がんばって
...
瘴気を
ぬけた!!
土鬼の戦艦が
瘴気をまき
散らしている!!
あの木は
森にあるのと
ちがっている
戦場で使う
ために育て
たんだわ
アア...
蟲たちが
殺し合う
なんて
あの瘴気の
せいで
狂ったんだ
王蟲の
いっていた
南の森って
きっと
このこと
なんだわ
あの瘴気が
大海嘯の
引金だ!!
蟲たちの
悲鳴で空間
かいっはいた
あの船を
なんとか
しないと
いこう
エッ!?
チククは
足手まといに
ならない
チクク!?
チクク
へいき
風上より
接近する
しっかり
つかまって!
まだ
人がいる!そこで
借兵だ
キャッ!!!
好み!!
メダニッ
マネロヤ
だめだ破られるぞ!
るぞ!!
ほらっ
木が動いて
いる
粘菌なんだ
!!
僧官殿
もうだめ
です!!
皇弟
さまの
脱出まで
時間を稼げ
もはや
これまでに
ございま
ます
どうかこうってい
交通艇にいる
ご移乗の
ほどを
たかが
変異体の
発生で
うろたえるな
博士どもは
何を
しておる
のだ
みな
あの木に
くわれまし
した
おはやく
そんな
このようなものですが
ハッ!?
見える
きゃつが
見える
近い...
皇弟さま
!!
あの小娘だ!!
船ごと
燃やすしか
ないわ
やってみる
!??
いる...
あの闇だ
近い
......!
皆が
まっていたぞ
小娘
さあよく
顔をみせろ
そうだな。
フフ
さあもっと
近く...
お前の
あたたかい
心臓を
この手で握り
つぶしてやる
どうした
怒れ
おののけ
そのほうが
お前が
よく見える
おびえたら
喰われる
皇弟さま
いかがなさ
れました
しずまれ
声をおかけ
してはならん
あ!!
もう
だめです
おはやく
ご移乗を!
クソッ
たしかに
つかまえた
はずが...
判っておる!
しかし
いまお身体を
動かすわけ
にいかん
離れ出た
霊がお身体に
もどれ
なくなる
み
見えぬ...
私には見える
あなたの
素顔が
なんて
みじめで
あわれな
生物...
~~
もどら
れた!!
僧官殿も
おはやく
わしは
残る
この船を
焼き払うのだ
し
しかし
急げこうてい
皇弟さまを
はやく!
急げ!!
この船が
地上に降り
れば
わが国土は
滅びるのだ
!!
ええあ!!
そりゃ...
兄さん!!
このまま
シュワの墓所
へ急げ!!
ひ~~~
いかん
はやく...
沐浴せねば
お身体が
粘菌がもう
変形体に
育ってしまった
急いで
!!
...
自爆装置
か!?
殺してい
桜花兄
手伝う!!
どうしたん
それで平和なんだ
そうなんだった!?
な、なんだろ...
あり。今回は!!
ツァッ!!
息をするな
しっかり
つかまって
クッ
足に
くいつく!!
つか
まれ
この菌には
意志がある
のか!?
2949
〈みんな
燃えちまえ
ぐっ
ああっ
生き残った
部分だけ
地上に降りる
気だ!!
手を
...はなして!!
はやく!!
やって!!
〈傘に
なりおった
!
失速
する
はやく!!
あと
和ア
翅蟲たちが
攻撃して
いる!!
食べつくす
気だわ!!
つかまれ!!
着陸する
!!
浮力が
足りない
だい
じょうぶ
!?
あな...
そんな
みな
ごめんなさ
どん??
せっ来
がまんして
添え木をチクク
する
ほうたいを
おねがいね
わたし
見て来る
姿が
見えない
なんて
いうせい
犠牲.....
蟲たちは
あの粘菌の発生を
予知していた
んだわ
あの瘴気におか
脳を冒され
てしまった
んだ
だから
あんなに
おびえて
たんだ
おちつくんだ
ナウシカ
泣くな
今は泣くな
なんとか
しなけれ
ば.....
テトを
おねがい
お父さん
なんか悪いこと
なに!?
粘菌が
どうなったか
たしかめる
我慢を
お久子!!
死に
ちダ!
...
ミュ!!
へいかん!
顔色が
真っ青だン
う...!!
わしは
何をしている
のだ
この娘は皇弟
さまの敵なの
だぞ
このまま
生かしておけば
皇弟さまを
脅やかし
僧会をあやうく
する者だ
今この手で
耳かざり
の跡
!!
チククの
針は
鋭いぞ
な
なにを
わしの
心を読んで
おる.....
そうか!!
このチビが
娘とのやりとりを
仲立ちしていた
のだ
さがれ
お前
悪い心
もってる
飛行ガメだ
!!
なんという
単純な
銃だ
弾丸が
入ってない
!!
弾丸をくれ
!!
その少女の
胸に弾薬が
ある
約束する
そのヒトに
危害は
加えん
わしは僧だ
若い婦人の
胸に触れる
わけには
いかんのだ
たのむ!!
たのむ!!
あ!
な
なんだな
この弾丸
は.....
僧官殿
!?
話はあとだ
船を呼べ
いそげェ
すぐ医師を
丁重にあつ
かうのだぞ
???
はやくしろじゃならだ
蟲の身体に
ついている胞子
が活動を
始めたぞ
博士たちは
仕事にかか
ったか
接近中です
細胞片が
見つかれば
良いのだが
わしらも
行く
充分に高度
をとれ
浮上しろ
!!
蟲の屍の他
には何も
見えんぞ
特に
変化は
ない
瘴気の
濃度は
?
みろっ!!
屍が動い
ている
飛行ガメを
呼びもどせ
!!
な
なんだ
!?
いかん!!
殺!!
クソッ
飛行ガメが
くわれた
蟲の屍を
くっていた
んだ
ウワッ
さっきより
ずっと巨大化
している
なんという
生命力
そ
僧官殿!!
うろた
えるな!!
このまま
上空にとど
まり監視を
つづける
艦隊の
到着予定は
何時だ!!
おそらく
夜半になり
ます
やっら
蟲をくいつく
して次の
エサを探して
いるんだ
輪の直径は
二土里(約13キロ)
になりました
どんどんふえて
います
瘴気の
高度に気を
つけろ
猛毒だぞ
ハッ
すごい痛気だ!!
従来の解毒剤は
まったく役に立ち
ませんな!
そんな
ことを
たずねて
いるのでは
ない!!
一刻も早く
解毒剤を
探し出せと
いっておるのだ
チヤルカ様素晴しい変異体です大発見だ
落ちてる
とあわず?
やる...?
チヤルカ様
素晴しい
変異体です
大発見だ
この粘菌を
培養して
トルメキアに
バラまけば
戦争は大勝利
です!!
!!?
☉△*[5
Nobe
そっ
大発見だと!?
たわけめっ
これ以上
国土を荒廃
させて何が
勝利だ!!
しかし
この船の設備
ではとても
無理です
それに
まずサンプルを
採集せねば
艦隊は
まだ着かぬの
かっ!?
だから...
船影は
見えません
何を
グズグズ
しておる
のだ
今以上に
広まっては
手おくれに
なるぞ
そんな
Quater
ふふっ!!
〈敵意はない
食事をつづ
けなさい
仇敵とはいえ
この娘には
本当に底意
がない
デR佑...
〈ありが
とう...
〈食事を
しながら
聞きなさい
この耳飾りは
そなたのもの
ではないか?
メディアン・
滋里四四亥!!
喜咲悪恩グ冤
今年9月19日、
「忍び変!!
2016年10月
ほら。あなたがいて
昨月60日(土)
これからは、
もちろん、
ぎゃあ!!
タオパス
ヤ・
へお前
食ってばかり
いないで
通訳して
くれよ〜
(わしは
僧兵あがりで
念話の技も
才能もない
んだぞ!
おはなし
判ります
...
それを渡す
くらいしか
私にできること
がなかった
のです
決して
おごりたか
ぶって情を
かけたのでは
ありません
わが人民を
苦しめている
侵略者から
慈悲をうける
いわれはない
まして
このような高価な
晶はよこしまな
心をよびよせて
幼い者のためにならん
ありがとう
これ
母のかたみ
です
あの子らの
身の振りようは
それなりに
手をうった
そなたは
皇弟さまの仇敵だ
これ以上
何をしてやることも
祖国への裏切り
となる
いけ
一刻も
はやく
立ち去るが
いい
お坊さま
おしえて下さい
いったい何が
あったのです
あの粘菌は
そなたの
翼は船匠に
命じて修理
させておいた
いかん
この娘は
わしの心の中
にまで
入ってくる
お願いっ
心を
閉ざさ
ないで
どうか
...?
来ます...
なに!?
本当です
なにをいうか!
たまたま墓の
移動がかさなった
だけだ!!
大海嘯などと
邪教のたわ言だ
僧官殿
連絡兵が
もどりま
した
ヨシッ
すぐ行く
艦隊は
どうした!?
全艦隊の
焼夷攻撃で
あんな化物は
すぐ焼きつく
してやる
変異体が
各所で発生
しました
艦隊は
来ません!!
なんだと!?
鍵を
かけてない
!?
それから
進み出展
代金選手
あき!!
わが軍は
大混乱に陥った
ようです
司令部の位置も
不明です
チクク
みんなの
ことばを
私に伝えて
すでに
やつに
のみこま
れた村が
いくつも
サパタの
攻囲軍
は!?
種苗が
いっせいに
粘菌に変異
したという
のか!?
この
瘴気は
!?
ところ
ミちゃ!!
ええい!
落着いて
はじめから
話せ!!
マスクを
していながら
みろ!!
あの粘菌
と同じだ!!
...
艦隊は
どうしたのだ
集結していた
はずだが
そ
それが
ダマ族の
浮砲台に一隻
のみ出会った
のですが
ワレ
蟲ノ群ト遭遇
損傷
退避中
甲板の上に
まで兵士を
乗せていました
やつら国に
帰る気です
このままでは
戦線は崩壊
します!!
僧官殿
なんだろう
この感じ
こっちを
見ている
こんなの
はじめて
ひきよせ
ようと
している
わ...
(小娘
なんのまね
だ!?
あぶない!
高度を
あげてっ
はやく!!
急上昇
全力!!
真下の死角
から狙って
やがった!!
形を変えているぞ
やつには知能
があるのか!?
この船に
あの子を
ひきよせてる
何かが
あるわ
粘菌を
つんでる
の!?
まさか!
種苗が客器の
中で変異できる
はずがない
あの子!?
氷室に
なってる!!
種苗の
投下容器は
この2本を
残すのみだ
変化して
おらん
氷づけにして
眠らせてある
のだからな
なんて
大きな
ヒソクカリ
の苗
なんて大きなヒソクカリの苗
人工で
つくった
ものだ
チヤルカ様
何をして
おるのです!!
僧会の
最高機密を
異国人に
見せるとは
大発見です
種苗が客器の
中で変異
し始めました
なん
だと!?
これで粘菌の
性質をつきとめ
られます
いま研究室で
姉ちゃん!!
いかん
この船もやつに
くわれるぞ!!
こっちの
容器は
カラッポ
だわ!
場所は!?
たわけが
!!
常温では
やっは
爆発的に
増殖する
んだ!!
のぼった
左だ!!
ははやい
Web
ほう
上だ!!
投げすてて
くれっ
ハッチは
!?
割れる!!
どいて!!
なにを
グズグズして
おる
のこりの種苗も
投薬しろ
やつも
変異するぞ
化物が
進み始めた
他の歯と合流
する気だ
前進!!
先行する
ハイ
いつの間にか
わしはこの娘と
平気で念話を
していた
そうだほし...
墓所へは
もどらん
まず軍民を
救うのだ
」昭和60年1・2・45月号、61年に月号、80年1月号掲載)
月刊「アニメージ」