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2012年07月
YJC
DIGITAL
YOUNGJUMPCOMCS
「二原泰久
しかし、それから
SHUEISHA
2012年02月
一原泰久
|●王都成陽
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
...原要人
原泰久
キングダム
Ex
第27話開門
第23話「先陣」
第29話「電光石火」
第30話「対面」
...
...
四十
百三十三
第20話・楊端和
第21話会談
第22話「盟
第33話「太子の座」
百五十一
第24話「騎兵の夢」
_五十九
...
七十七
ー九十五
百十五
百六十九
第四話3千対8万
第25話「王都成陽
百八十七
★この作品はフィクションです。
実在の人物・団体、事件などににはいっきい関係ありません。
や登場人物紹介させ
知って者かりようてん
王派
ひょう
漂
信の親友。粛政の影武者
となるが、刺客の手に掛
かる。
...んようふんくん
魔政に忠義を誓う、ただ
一人の信頼できる大臣。
自らの
天下の大将
戦賊軍をは
戦争団用の少年、自らの席一つで「天下の大将軍」として名を成すことを目的。
藤政、えいせい
桑国の若き王。異母弟に
反乱を起こされ、王都城
陽から脱出した。
山民族の末裔。身寄りが
なく、一人で乱世を生き
抜いてきた子。信たちの
道案内を務めた
居氏のお
右丞相。他国に遠征に出
で不在。政の後ろ盾。
楊端和ようたんわ
平地の民とは異なる山民。
若き王・意政を
支える一派
キッチン族の王。
肆氏
成婚・せいきょう
政の異母弟。場氏と組み
クーデターを起こす。
クーデター
場氏「けっし
左永相。昌氏を蹴落
とし、大臣の頂点を
狙う野心家
王弟派
王騎
秦国の将軍の一人。王弟
派ではないが、力を貸す。
一般的の異母弟・成婚を
支持する一派
ゅむぬむむむやむやふふふむふふあ
前巻までのあらすじ
時は紀元前ーー。500年の大戦争時代にある中華西方
6016NLAH!の国・秦。奴隷同然の功で名を上げろべく中の〈戦争中いいんじゃ中華邸の生活を送る少年・信と深は、武宏剣術の終行に耐えていた
カで名を上げるべくに日夜剣術の修行に励んでいた。
ある日、王に瓜二つ武者役として王宮へ8.剣術の修理に加わないん。の容姿を見込まれた凛は、王の力し始まられてしまう。
ある日、上に小一影武者役として王宮へ実産・成績によるとお母女を先生よ!んに涙は、上の召し抱えられる。しかし、王の手々ーが謝る
実弟・成績によるクーコンロスン1000年のテターが勃発。素王・魔政は大出しのバージョンに
夫弟..必橋によるノーナター...、凛は利客の手に掛かり、命を落とす...羽先。秦土・藤収は矢仕官からわずか一月で
命を落とす...いい。
票を身代わりにした森政に〈憤りを感じる信。だが、
漂の遺志に応えるため、信は藤政と行動を共にし、彼
を守り抜くことを決める。
玉座奪還のためには腹心の軍勢だけでは兵力の足り
ない魔政一行は、山民族の王に協力を求めるために深く
山に分け入る。だが、そのの途中で山民族の戦士達に政
のみ拉致される。信とね、壁の三人は麻政救出のため
に密かにその後を追うが、たちまち山民族に捕まり、
彼らの王国へ連行されてしまったのだがー
これが
山の民の王国
オ前ワ王ノ城マヲ連レテ行ク!
それは...そうだなんだ
若干奉王日我ラノ王がオ特チダ!
おまえ
きゃー
話楊端和
第20話
ぬぎざぎ
ぎきぎぎ
がんばれ
信っ!!
んぎぎ
ぎぎぎ
こ...こんが
かけェ木が
あっかなんて...
んぐぎぎぎ
よっし
こういう時こそ
チビのオレの出番っ
んぎぎ
ぎぎぎ
あ
......
わー
わーわーねー
ぐわっ
わっ
あっ
この男信がいきなり
殴り飛ばした奴だっ
あっ
本当だ!!
しかしあ、
へっ
まっまさか
仕返しに
来たんじゃ...
ふふって、
ん?
だったら好都合だぜ
格子さえ開きゃ
こいつケリ倒して
すぐ脱走だ
あっ!!
私たちも
ああなると
言ってるのか
まじかよっ
そうそう
あっ
てめェ!!
チキショオッ
あ~も~
政を助けに来たのに
オレたちが絶体絶命
じゃんかよォ~
断崖に面していて
少ない道には
何重にも
門が構えてる
岩の中にゃ一体
どれだけの人数が
いるか予想も
できねェ
だいぶ話が
違うぜ
壁のあんちゃん
よなァ
...
アぃい...さっき
素人は
山の民について
考えを改めねば
ならんようだ
私は今“犬戎”の
ことを思い出していた
“犬戎〟?
キングダムの
今から30年前半
中華に約20年間君臨した
周王朝は、諸仮の一つであった
申伝の反乱に敗れさった。
淡このときより中華は
君主国を失い争乱の世
「春秋戦国時代」へ
突入した
しかし、申侯の事の主力とし
周軍を緊破し、間を壊滅させたのは
大戎と呼ばれた山民族軍
だったという伝承があるのだ
中華の君主国が
山民族に滅ぼされた
ってのかよ
マジかよ
私も野人の如き輩に
国を陥とせるものかと
信じていなかったが
ここに来て考えが変わった
この国は外敵が近付けない
天然の要塞だ
これだけのものを造り出せる
知恵と技術は決して
野人と侮れるものではない
彼らの力は
本物だ
しかしここ以外にも
似たような城が存在
しているとしたら...
素国のすぐ背後に
これほど強大な世界が
広がっていて
今まで
気付かなかったとは
背筋が凍る思いだ
...
そんなに感心してる
場合じゃないだろっ
今は外の骸の
仲間入りしないように
何か手を考えようぜっ
考えるヒマは
ねェようだぜ
え?
わっ
わっわっ
わっ
何だ
こいつらっ
うそ...
うそ
だろっ
わああっ
信っ信っ!!
泣くなテン
俺の後ろに
がくれてろっ
刺してきやがったら
どれか一本足と縄で
からめ取って
暴れてやるぜ
そんなこと
できるのかよっ
ああ
任せとけ
?
こういうのも
ちゃんと漂と
特訓済み...
!?
そうそう
うわああっ
これも大丈夫か
信っ!!?
そ
くそったれが...
信ーっ!!
ピン...
あっ
あいつは
昼間のっ
あ
キングタ
まぁ、
それ
ああ
お前..
助けてくれた
のか?
...
......
!!!
タジフハ
王ノ命令ダカラ
マッタダケダト
官ッテイル
ホメ
あっ!隊長っ
みたいな奴だ!!
ソノ特近デハ
イロイロト事が
起コル
山ノ世界
平地ノ世界
......!?
境界ハ有ッテ
無イヨウナモノ
ダガ
アノ連中ハ
家族ヲ平地ノ民二
殺サレタ者達ダ
半ばる
戦士タジフノ
面ヲ折ッタ平地ノ
少年戦士二敬意ヲ
払ウ...ダソウダ
いからそ
...ふえいや
明日オ前タチハ
我々ノ王二裁カレ
殺サレテシマウコトガ
残念ダト官ッテイル
明日
山の王にッ...
政は?
秦王モダ
しかしながら、
......
第31代
秦国王
嬴政だ
我が
山の王
楊端和
である
...
会談
第21話会
秦王嬴政
権無き
少年王
弟に玉座を
おわれ
頼れる臣も
少なく
身一つで
逃げ回って
いる
そして
私に会いに
山界に足を
読み入れた
会いに来た
理由を聞かせて
もらおうか
力を
借りに来た
........
あてが
外れたな
秦王よ
我らはそなたを
裁くために
連行して来た
何の
裁きだ
......
今から四百年前
かの奏王穆公と
山界が盟を結んだ
刻
我々の祖は
友好のうちに新しい
国の広がりに至る
兆しを見た
しかし、穆公
去りし後、
まそっ
猿は山に
帰れっ!!
そう
それらが幻だったと
気付かされた
平地に
交じわり住んでいた
一族の面々は
山への帰路についたが、
それでもなお
執拗な責め苦にあい
受けた惨劇は
耳を疑うものばかりだ
いたぞ!
ハハハ
サル共め
祖霊の怨念を
鎮めるために
現奏王のそなたの首を
はねねばならん
なにか言うことが
あるか?
非は
こちらにある
過去の愚行
素国の代表として
心から謝罪する
だが俺の首を
はねるまでの
理由にはならない
ほうそれは
なぜか?
...!?...???
穏公からの
四百年
さらに穆公に至る
までの千年を超える
「歴史」において
国
民族文化信仰
異なるものが
交わるのに一滴の
血も流れなかった
ことがあろうが
永年積み重ね合ってきた
差別と侮蔑
恨みの心が消えた
ことがあろうか
それらを成すことが
いかに至難の業かは
人の史を見れば
理解に易い
.....貴様
和を夢見て裏切られた
我らの祖を愚かと申すか
穆公一人の出現で
数百年の軋轢が
消えたと思う方が
安易だ
そうではない
この問題は根深い
俺一人の首をはねて
解決すると思うのは
間違いだと言っている
あっ
キングダムの
フフフ...
解決にならぬから
自分を殺すなとの
では
一族が殺されたことを
流せと言うのか
復讐よりも前に
やるべきことは
山ほどある
......
いっぱしに
賢王気取りだな
小賢しい
若王はおよそ
人の痛みが
分かっておらぬと
見える
一族の者が...
仲間内が
殺される痛み
まずはこやつらの
首を眼前ではねて
教えてやるわ!!
.......何を
しているのだ
まったく
るせェ!!
ちょっとドジっち
まっただけだ!
ちょっと...
...か...
ぐぐ...
やれ
ぎょわああ
あぁああ
オレからっ!!
そんなことを
する必要は
ない
俺はすでに
その痛みを
十分に知っている
!?
........
山の王よ
恨みや憎しみにかられて
王が剣を取るのなら
怨嗟の渦に国は滅ぶぞ
王ならば
"人を生かす"道を
拓くために
剣をとるべきだ
......??
どういう
意味かな?
素人山の民と
分けるからそこで
摩擦が起こる
中華でもそうだ
そなた達から見れば
同じ平地の民なのに
永々と奪い合い
殺し合いを続けているよ、
だが昔から
そうなっているから
それがあたかも当然に
なっている
争乱の激化は
国境に長い防壁を
築かせ内と外
敵と味方をさらに強く
明確にした
たしかにまれに
穆公のような
列国の盟主となる
王が出たが
それでも結局
在期一時の安定を
もたらしたに過ぎない
お前に
ぽっこーの何が
分かるってんだ!!
一時が平和に
なったんなら
すげェじゃねェか!!
それ以上
何ができたって
言うんだ!!
お前がなぜ
キレる
全国境の
廃除!
なっ!?
...何言って
んだお前!?
国境が無く
なっちまったら
...えっと...そっと
わけ分かんねェ
じゃねェか!!
秦王よ
周りをよく
見てみよ
そんな話を
受け入れる国が
一つでもあると
思うのか
できないなら
カづくで
やるまでだ
戦国の世
らしくな
!?
わかわからなかれませんからわかりますがあれかからね
人を生かす道
とは正反対に
聞こえるな
否
今まで
五百年の争乱が続いた
ならばあと五百年
続くやも知れん
俺が剣をとるのは
これから五百年の争乱の
犠牲をなくすためだ
ちょっと待て
お前ら一体何の
話をしてんだっ
お前が目指してんのは
弟に奪われた
王座だろう!
俺の目指す
ところの話だ
玉座は
"俺の路"の
第一歩にすぎぬ
お前の路!?
お前の路って
一体何だ!?
玉座奪還の援軍を
頼みに来たんじゃ
ねェのか!
俺は
中華を統一する
最初の王になる
その協力を得に
山の王に会いに来た
玉座奪還は
俺の〝路〟の第一歩に
すぎん
第22話・盟
お前の“路”?
お前の〝路〟って
一体なんだっ!?
俺は中華を
統一する
最初の王になる
中華を
統一する...
そ...それって
他国を滅ぼして
秦一国にするって
ことか?
そうだ
そっそんなこと
できるわけがっ...
この五百年...いや
周・商にさかのばっても
そんなことが成った
ことはありませぬ
それを
やるのだ!
統一すれば国家間の争い
というものは無くなり
全土の民はかつてない
国の広がりを見る
なぜ楽を
獲らんのだ?
ひょほっ
さすがは端和様
その志は
立派です
しかし
今しばらく
ご辛抱下され
茶を獲るには
山界の力をさらに
強めねば
なりません
ならば
和を求めよ
何を申されます
憎き茶と
和などと!
めったなことを
口にしては
なりません
端利様
数百年ぶりに
山界を来ねる王が
誕生したと
皆が喜んでおります
祖の無念、我らの怨念を
晴らすのは
端和様であると
期待しておるのです
...
ジィよ
我が年を重ねるごとに
山界の防壁も幾重にも
屈強になっていく
戦”でも
“和”でも
何でもいい
すると国の
狭さを感じる
我はただ
世界を
広げたいんだ
......
わっ何か
変なの出て
来たっ
何を
もたついて
おられるのです
王よ
今こそ
一族の積年の
恨みを晴らす
とき
余計な
問答は必要
ありませぬぞ
とは言え
一族の素人への怨みは
年長のジィ達が
深く知るところ
素王は
生きたまま
頭から皮をはぎ
日干しに
しましょう
この裁きは
我らにお任せを
......
てめェ
何がブタの
エサだ!!
ぶっ飛ばすぞ
ジジィ!!
三人は
細切れにして
ブタのえさに
!??
っ
ぎょわああ
またオレからァ!?
らァ!
グッ
どっ、
そそ
え?
お前
いつの間にっ
こんなこともあろうかと
縄抜けの術もばっちし
凛と特訓済みだぜ!!
どうだ政
ビビッたろ
別に
そう!!
まじかよ!!
あのおめのおかあれも
うわっ!!
信~~
フフフ
バジオウの報告に
あった通りだ
面白い
少年だな
さて
次はどうする?
......?
別にどうも
しねェよ
お前たちが力を
貸してくれないなら
とっとと下山して
他をあたるだけだ
あてなんて
ねーけど
バカか貴様は
ここから無事に
下山できるとでも
思っておるのか!?
......
別に剣を奪って
暴れてもいいけどよ
ジィさん人質にして
下山すっかなァ!?
フえそん!!
なんかあんま
戦いたくねェ
奴らもいるし...
ひら...
......
ひいいい
やい大将仮面の
オッサンよ!!
大将仮面の
オッサン...
なんかさっきから
難しい話ばっか
してっけどさ
簡単に言うと
こいつ今
困ってんだよ!
なんと程度の
低い説得...
ダメだ
こりゃ...
人助けと思って
力貸してやれよ!!
なっ?
......
それにこいつに今
恩を売っとくと
あとでででっかく
返ってくるかもだぜ
財宝とか
うめェ食いもん
とかなっ
あ美女送って
もらえよ平地の
美女を!!アハハ
下等なサルが
調子に乗るな!!
貴様らはここで
祖の無念の生けにえに
八つ裂きにっ
キングダム
無念無念って
うっせェんだよ!!
奴らの見た夢を
現実のものに
変えてやれよ!!
!?
だいたい一番の無念は
夢見てたものが幻に
終わったってこと
だろうか!
......!?
もしお前らが
本気で死んだ奴らの
ことを想うのなら
あれ?
うろ
たえるな
新しい国の広がりに
至る兆しを...
お前に
しては
上出来だ
...
山の王
楊端和よ
俺は見ての通り
今は何の力もない
弱王だ
だが中華統一は
空虚な世迷言ではない
確かな俺の”踏”だ
キングタ
俺と共に行かば
祖霊が求めた以上に
広大な国の広がりを
見るぞ
四百年前の
秦と山界の
盟を復活させ
俺に力を
貸してくれ!!
秦王よ
一つ質問が
ある...
我らは手荒い!
玉座套還の際
王宮は血の海になるやも
知れぬが構わぬか?
!?
っという
ことはっ
...そうやって
奪われた
何の躊躇があろうか
ならん!
ならんぞ王よ!
だまれ!
古き怨念しか
吐かぬ口を二度と
開くな!!
ジャウ!
あっ
我らの祖はっ...
ひいっ
ひっ
皆の者
よく聞け
山界の王楊端和は
秦王嬴政とかつてない
強固な盟を結ぶ!!
おっ...
女だ...
全軍死闘の覚悟で
出陣準備!!
その盟のために
これより
不当に追われた
秦王の玉座を
奪還しにゆく
周囲の
山々からも
兵を集めよ
目指すは
秦国...
第23話「太子の座」
!!
第23話
なんか凄いことに
なってきたね
王様のカッコも変わってるし
!???...??
まだまだ
これからだ
うぉおおお
?
おあああ
あああ
手綱だっ
あああ
あああ
手綱を
引け信っ
あああ
手綱だ
信〜〜っ!!
どう!?
スゴイ馬術ダト
タジフガ
官ッテル
困った奴だ
あいつがいると
緊迫感も
なくなるね
......
ひっ
ぎゃあああぁ
ペロ
いやあ
今のは
なかなか
うむ
素晴らし
かったですな
成驕様
王弟
成蠕
おのれ成嬌
この反逆者め
我らが殿が
必ずや貴様の
首をとってくれ
ようぞ!!
だまれ
負け犬共っ
ハハちゃんくん
昌文君の
首はすでに
上がっておるわ
バカ共め!!
なっ
何だと
っ!?
うわあっ
天よ!
こんな卑劣な
反逆者をのさばらせて
おかれるのかァ!!
圭っ
ひゃはっ
お..
おおお...
クソ共がァ
アア
オイ
昌文君の
配下共
俺は反乱など
起こしては
いないぞ
!?
あるべき姿に
戻しただけだ
五年前までの
あるべき姿にな
先日参った
趣の大臣が
成騎様をたいそう
ほめておりました
未は稀代の
名君になられる
だろうと
成婚様が
おられるので
茶の時世も
安楽です
橋がないぞ
橘は
あちらに
成騎様
橋だ
?
太子は
成蠣様に非ず
嬴政様
とのことだ
滅政とは
何者で!?
成鱗様の
腹違いの兄上様に
ございます
兄!?
俺に兄が
いたなど
聞いてないぞ!!
政様の母君は
舞妓という身分故
これまで隠されて
おりました
しかしこの度
そのお方を正妃にたて
子の政様を太子にされる
ことが内定したのです
舞妓...?
そんな女の
ガキが
次の王になると
言うのか!!
成婚様
お声が大きゅう
ございます
政様は今
この城内に...
あっ
見下し
おった
あ奴俺を
見下しおったぞ
......!?
舞妓の母を持つ奴が
王族中の王族である
この俺を見下しおった
俺は
認めんぞ...
認めんっ
おっ
おやめを
成婚様っ
認めんっ
認めんっ
母に会えぬ
だと?
公主様は
ご病気で誰にも
お会いしたくないと...
どうか
お引き取りを
成婚様
公主様も
おかわいそうに
舞妓に
正妃の座を
奪われるなんて
舞妓娘の美しさは
尋常じゃないわ
王がまいってしまう
のも仕方ないわよ
そんなに
美しいの?
舞妓様が後宮に
入って以来公主様は
王に見向きもされなく
なって...
おかげで
心を病んで
しまって...
公主科とは
天と地よ
ちょっと
いい気味かも
クスクス
あんた
ちょっと
言いすぎよ
だって
公主ってェ...
俺は
認めぬ
第24話
話・騎兵の夢
お
お
っし
キングダムの
っし!!
っし
っし
っし!!
これが
馬か!!
いいぞ信!
その調子た
壁のあんちゃん
俺知ってるぜ
何をだ?
人が馬に乗ってから
戦場は変わったって
ことさ
変えたのは
趙の〝無礼王〟だ
“武霊王”だ!!
しかしよく
知ってるじゃないか
武霊王なんて
思い出したんだ
俺達は
馬に跨がる日を
待ちこがれてた
ことをー
信
俺たちはいつか
馬に乗るぞ!
おーいーなァ
いつか食って
みたいなァ馬ァ
来るって
言ったんだよ
今日市で聞いたんだ
超の武霊王のときまで
馬は乗るものじゃ
なかったらしい
無い礼王?
約80年前の超王
〝武霊王〟が中華で
最初に騎馬隊を
つくったんだ
馬は車を引くもの
という概念を
打ち壊してな!!
ふーん
だけどさ
漂う
それがメチャクチャ
強いらしい!
今まで誰王...在位も元前32年〜前29年
この前
戦場に行った
田さんの話じゃ
歩兵一隊が
騎馬一騎に
蹴散らされたらしい
あんな獣に
乗っかって
戦えるのか?
田さん
片手
切られてたし
へ~
来ってみたい!!
来って
みたいぞ漂!!
マジかよ!
だが物事には
順序がある
馬か~~
だろ
順序?
騎馬が許されるのは
貴士族の正規軍
だけだ
つまり俺達は
歩兵から地道に功を
積み重ねて、土族になって
初めて馬に乗れる
なんだよ
すげェ先の話
じゃねェかよ!!
あ!
そう言えば
西さんとこの倉に
思いなかったか!?
いや
あれは牛だ
...
早く来って
みてェよ
馬ァ!!
......!?
っとりゃー
とりあえず今度
牛に来せて
もらおうか...
...
そだな
コラ!調子に
乗るな信/
ランカイの玩具が
尽きたぞ
は
次を持って来い
肆氏よ
?
しかし昌文君配下の
捕虜はあれが
最後でした
ならば
連れて来れば
よかろう
昌文君の
族をな!
フフフ
それでは
足りんな
奴の領土の住人全てを
捕えて連れて来い!!
は...
それが...
どうした?
実はすでに昌文君の
身内を捕えようと
動いたのですが
ほう?
何者だ
昌文君の領土の
現領主になっている
男です
邪魔をする
者がありまして
昌文君の妻子を
引き渡せと!?
しかし彼の領土は
すでに私のもの
ですよォ
フラフフでわ♡
つまり領内の人間は
全て私の奴隷です
それを渡せとは
面白いことを
おっしゃいますねェ
どうしても欲しいと
言うのなら肆氏の妻子を
私に頂ければ
考えてあげますよォ
...
王騎め!
昌文君を討ったことを
鼻にかけて、頭に乗り、
おって!
事が治まったら
あやつをランカイの
玩具にしてくれる!!
ところで
肆氏
嬴政の首は
まだなのか?
いい加減
待ちくたびれたぞ
は...
依然捜索中
であります
肆氏よ
このまま国は
お前達の好き放題に
させてやる
だが兄者の首だけは
絶対に持って来い!!
それが唯一の命令だ!!
さもなくは
貴様らの命も
危ういぞ
フフフそう
ご心配めされ
ますな和子よ
素和子...坊っちゃん。
ああ
大王の首は
この丞相が命にかけて
お約束いたしまする
しかし昌文君亡き今
頼る辺もない大王は
この一刻でさえ
もだえ苦しんで
おりましょう
丞相ぁ碣氏
...
そう考えると
首が上がる日を
待つのも楽しいでは
ありませぬか
それにもはや
大王の存在など
小事!
今は大局が
迫っております
呂氏か
敗れれば
あの商人が王に
なってしまいます
想像しただけで
吐き気がするわ
いかにも
狸駆除の
準備は進んでいる
のであろうな
ご自身の御目で
確かめられては
いかがでしょうか?
フフフ
らしく
なってきた
ではないか
第六隊
以下31名只今
帰還したっ!!
ケガ人がいる
手当てを頼むっ
オォお前達も
無事だったか
水と食いもん
持って来ォい
よォしまた
増えたァ
驚いた
こんなに
生き残って
おったのか
ああ
敗走散開した兵を
手分けして
捜し集めている
むっ!?
殿のお姿が
見えぬぞ
ご無事と
聞いたぞ
上だよ
へっ
上?
まだまだ
増えるぞ!
どこに
おられる!?
殿ォ~どうか
下に降りて
お休み下さい~
今日一日は
私共がお代わり
いたします故~
殿ォ
ん?
なんだっ!?
地震か!?
...
殿ォ地震です
お気を付け
をォ!!
や...山が...
うごめいている?
一着!!
ダァー!!
第25話「35千対8万
あら!?
第25話して
ま、
出迎え
ご苦労
今
戻った
お待ちして
おりました
なんか
盛り上がって
きたなァ
いよいよって
感じだぜ
ところで
昌文君の兵が
増えてね?
洞から
溢れてるぞ
おっさんもただ
寝て待ってたわけじゃ
ねェらしいな
信
信
よくぞ大王を
救い出したな
いや、救うどころか
山の民を率いて
戻るとは
見直したぞ!
ほう
すごいな!
よくやったな
信
誰だ?
俺も見直した
最初はなんと
無礼なガキだと
思っていたがな
そんな大したこと
やってないよこいつ
あの後すぐ捕まったし
政が一人で
解決したの
...
バカヤロォ
俺の弁舌が
決め手になった
んだ!!
信と貂だ
我らが脱落した中
この子達と壁副官が
大王を追って
山界の奥まで行ったのだ
それにしても
........
まだ降りて
来るぞ
一体何人
いるんだ?
奇怪だな
一体どういう
連中なんだ
彼らは...
言葉は
ほとんど
通じないけど
王様は
美人だしよ!
...
言葉は
通じるのか?
そんなに悪い
連中じゃないぜ
えっ!?
......?
よォ作戦会議は
終わったか!?
まだ始まって
ない!
その前に
勝手に入って
来るな信
顔が赤いぞ
壁のあんちゃん
どした?
さては
ほれたな
何の話だ
貂!!
何の話
かな?
!!やって
ンあ~っ
王ノ好ミノ顔デハ
ナイト思ウト
盲ッテイル
それよりとっとと
出発しようぜ!!
今すげェ
勢いあるからよ!
戦は勢いだろ!?
細かい作戦はいいから
ダァーと行こうぜ
ダァーっと!!
だから何の
話だ!!
また
お前は
そんな..
たしかに
信の言う通り
“勢い”は戦に
勝利する要素の
一つだ
だがそれだけで
勝てるのはせいぜい
小団隊の野戦程度
我らはこれから
秦王都に
攻め込むのだ
敵の軍容を知り
城壁を越える
策が必要となる
......!???
ふ
あっ!
政てめェ
四人共
会議に加わりたいなら、
そこに座って静かに
していなさい
私共が先に
下山してから
今まで
配下を咸陽に
忍ばせ可能な限り
情報を集めました
うむ
申せ
相手陣営に
大きな変化が..
蝎丞相が
動き出したのか?
なぜか私が死んでいる
という誤報があり
連中の注目は大王から
目氏に移ったとのこと
はい
先日8万の大軍が
感陽に集結したそうです!!
は..
8万!?
隊長山の民は
何万集まってんだ!?
ぜ...
セイゼイ
3千ダ
全然足んねェ
じゃねェか!!
8万か...
......
......
悪くない
数字だ!
は?
はぁー
!!
3千対8万だぞ!!
どこが悪くないんだよ
頭おかしくなったか!?
何とか
言ってやれよ
昌文君のおっさん
大王の
おっしゃる通り
〝策〟を施すには
うってつけの
数字だ!
策!?
...
?
作る?
お前らには
出発前に作って
もらわねばならん
ものがある
もう起きて
らっしゃった
のですか
ああ
そうだな
......
いよいよ
ですな
........
あ!政見てよこれ
信が作った面!!
すげェだろ
これ!
......
お前にしては
上出来だ
フ
よーよー
変なもん
作らせやがって
何に
使うんだよ
るせェな!!
ワザとおかしく
作ったんだよ!!
あ!
またお前
笑ったな!!
政の分オレが
作っといたよ!
あとで
分かる
それより
準備は
いいか?
何のだよ
面は作ったぞ
ほぼテツヤで
!!
本格的な
斬り合いに
なるぞ
ここのだよ
なめん...なよ
いつ斬り合いに
なってもいい
覚悟があるぜ
ゲホッ
ゲホッ
そういう特訓を
凛とやってきたからな
へへへ
壁!
全員おこせ
出発の準備だ
はっ
このヤ
帰るぞ
咸陽へ
ねーねー
壁ー
はハハハ八八八ハハ!!
第26話・王都成陽
ハハハ
まァたウケた
もう三日は
いけるな信
こんな時に
笑わせるんじゃ
ない信
......
ヒュオオォォ
な.....
なんだ
こりゃ
...!?...
やっと
着いたか...
政
随分
かかったな
えっ
...
ってことは
あれが...
そうだ
§王都咸陽
第26話
秦国王都
咸陽だ!
あれが...
咸陽......
......!?
...?
でかすぎて
一体何が何だか
きっぱり分かんねェよ!!
わー
......
さすがだな
あんなもん
一体誰か
どうやって
とり乱すな
アホ
おい政
俺たち今からあれに
攻め込むのか?
そうだ
どうやって
あんなでかいもん
攻めるんだよォ!!!
端が見えねェよ端が
さわぐな
今さら
奥にひときわ
大きな建物が
並んでいるのが見えるか
あ?...
ああ見える
今回の反乱のことは
あの王宮の外には
公にされてない
つまり外は
弟の陣営に
染まっていない
あれが
王宮だ
!
ってことは
王宮だけたたけば
いいってこと?
そうだ
ちょっと
待てよ...
王宮って
咸陽のど真ん中に
あるじゃねェか!!
当たり前だ
王宮を中心に
何重もの城壁や
貴士族・庶民の住居が
配置してあるからな
当たり前って
一体どうやって
あそこまで..
だから
鏡を講じると
言っておろうが
策っつっても
......?
そこが
狙い目だ
あんな高ェ城壁が
ある上に中にゃ
大軍がひかえて
いるんだろ
昌文君の
おっさん
キングダムの
8万か
何もはいない。
全然足らぬ
ではないか
肆氏よ
申し訳
ありません
!?
未だ玉聖が
見つからない状況では
この兵数が精一杯...
重などなくとも
兵は集められるわ
ぐおっ
買収でも
おどしでも
何でもよい
今度の乱を
静観している
有力者の尻を
たたいて回れ
呂軍20万に対し
函谷関で
防衛するのなら
8万で十分だ
キングへ
だが儂らは防御
するのではない!!
せん減するのだ!!
そのためには
またまだ多くの
兵が必要だ!!
早急にあと10万
兵を興こせ
儂を
失望させるな
肆氏よ
ハ!
奴らには
8万の兵が
少ないってのか!?
そうだ
最初の算段では
奪った璽を使って
40万ほどの軍を興こす
つもりだったはずだ
しかし童は見つからず
呼びかけの第一声に
集まったのは呂軍20万の
半分にも及ばない8万
内心の場氏はとても
あせっているに違いない
そこへ思わぬ所から
味方となる大軍が
現れる
ふゆい...
俺たちが
そうだ
味方と思わせ
王宮まで
招き入れさせれば
俺達は
無傷で城壁を
越えられる
さあ
行くぞ!
くあ
ん?
あ!?
西の門に
山民族の群れが
現れただと!?
はっ!
数は!?
皆異様な姿で
騎馬して武器を
持っております
城壁...
がしかし
攻撃してくる
様子はない
とのこと
2千から
3千です
使者のような
者は来なかった
のか!?
来たそうですが
山の王が
息を復活させるべく
下山してきた
とだけ告げて
群れに戻ったそうです!!
山の王が
盟を!?...
いきなり
8万の大軍が
踊り出て来たり
してな!
...
......
...
.....
どうして
お前はそういう
ことを言うかな
大丈夫だ
奴らは必ず
乗ってくる!
だと
いいがな
呂氏との決戦が
近づいたこの時に
味方が増えるのは
ありがたい
3千ではあるが
あの馬酒兵の
血を引く者達なら
大きな戦力になるぞ
今すぐ門を開き
丁重に迎えるべきだ
待てィ!
長年絶縁していた
奴らがなぜ突然
盟を復活などと
何か企んでおるに
決まっておろうが!!!
«馬鹿な...かつて一瞬を練けさせたいの民。
だが奴らはもう
城門まで来ておる
どうするのだ
大体なぜ
城門に来るまで
気付かなかったのだ
西の門は数百年
外敵がなかったので
見張りが油断...
首をはねよ
そんな見張り
猿共と手など
組めるか!!
3万ほど西門より出して
皆殺しにすればよい!!
オォそれは呂軍との
対戦の前に
いい軍事演習と
なるぞ
........
遅ェな
開くぞ!
開くぞ
第27話「開門」
...!!!?...???
どうぞ
お入り下さい
!!
素国は貴殿方を
歓迎致します
お開門
第27話
猿共を王宮に
招き入れるだと!?
血迷うたか
丞相!!
盟を結ぶため
です
どうか
ご辛抱を
この俺に相談も
無しに何を勝手に
決めておるのだ
貴様!
政は全任するとの
ことでしたので
独断いたしました
しかしまずは
呂軍と山民族が
戦う様を眺めるのも
一興ではありませぬか
お気に召され
なかったのなら
どうかお許しを
狸には猿と
いうわけか...
左様です
だが俺は
猿とは
しゃべらんぞ
秦王として
玉座にあられる
だけで結構です
全てこの丞相に
お任せを
ハッハッ
楽チン
楽チン
だけど...
もしこんだけ多くの
城壁を攻め破らなくちゃ
ならなかったとしたら
寒気がすんなァー
んだな
お!
前見てみろ
信
街だ
ひょえ~
......
何か変だ
?
何がだ
壁のあんちゃん
...
まさか罠か!?
気付かれ
てんのか?
そうでは
なかろう
いつもの成陽と違う
微妙な緊張感が
漂っている気がする
民衆の中を
よく見てみよ
昌文君の
オッサン
まんまだなそのお誕
なんだあの
捕まの多さは
?あの
黒づくめの
連中か?
民衆の日を
封じておるのだ
成蟻が王位に就くのは
あくまで大王意死による
正統なもの
反乱による
略奪であっては
ならない
王宮より漏れ出る
よからぬ“噂”は
断固として
封じねばならぬ
報告では、今、
王宮について語った者は
即座に捕吏に捕まり
二度と家に戻って来ぬ
そうだ
ひでえ...
まだまだ
序の口だ
成矯も過氏も
目的のためなら
手段を選ばん
これは二人が行う
圧政のごく一部に
すぎまい
猿だ猿
ギャハハハ
やめろよ
刺激するなって
命令だぞ
オイ
ジャマだ
コラァ
あ?
俺たちに
こんなマネして
ただで...
わっ
あ?
し...上級武官の
左慈様と
魏興様......
そ:そのお二人を
従えているということは
あのお方は...
蝎丞相様の片腕肆氏!?
失せて
よし
はっ
はいっ
失礼しま
したっ
たかだか3千の兵を
手に入れるために
王宮まで招くとは
丞相は
あせりすぎでは
ありませぬか
3千ではない
あれは山界の覇者
楊端和だ
奴と盟を結べば
山界の数十万の山の民を
味方にできる
それを見通しての
遠様の判断であろうが、
それにしても
一つ気にかかる
なぜ、今なのだ。
数百年絶縁していて、
なぜ急に今!
......??
キラッ
なんかすげェ
ことになって
んぞ
この城壁の
中は.....
......
壁まさか
この中が..
...!!
そうだ...
王宮だ!
......
よォ
いよいよだな
ハカ
どしたよ
怖じ気付いたか
お前?
王宮の中で
凛はお前の話ばかり
していた
え?
まるで自分の宝物を
見せるかのように
目を光らせてな
キングダイ、
凛を思い出すと
その光景ばかりが
目に浮かぶ
成矯の反乱が
なければ凛にも
お前にも会うことは
なかったわけだが
やはり
凛が死ぬことも
なかった
反乱の火をつけた
成矯とその指揮をとる
端氏はこの中にいる
決着の刻だ
信!
オウ!
間違っても
死ぬなよ
......
ハッハッ!!!
天下の大将軍への
第一歩だ!
ンなとこで
コケるかよ!!
第28話、先陣
ああっ!!
コノ先へ
王ト従者
50人マデ
ダソウダ
だろうな
50人!?
たったの!?
50人で8万と
どう戦うんだよっ
さわぐな
民兵を含む8万の
軍が王宮に入って
いるはずがない
軍の駐屯所は
王宮より東に
離れている
なーんだ
早く言えよ
だが王宮の異変に
気付けばすぐに
押し寄せてくるぞ
昌文君
王宮内の知識が
ある者を10人出せ
ハッ
あとの40人は
山の民で頼む
そうなる前に
成嬌と端氏を
討たねばならん
あっ
俺も
行くぞっ
分カッタ
テンお前は
おとなしく
待ってろ
よし!
そろそろ
行こうぜ政
キングダムの
中が騒がしくなったら
我らも門を破り
かけつけます
駄目だ!お前らが
門攻めをしたら
外の軍が集まってくる
王宮内だけの
決戦に持ち込む
ことが重要だ
お前達は
全ての出口を張り
外に走る者を
捕えよ
昌文君
ハッ
いいか?
万事準備
完了です
楊端和
共に戦ってくれる
ことを感謝する
感謝の言葉は
勝利の後に
言うものだ
ああ
勝利の後は
言葉ではなく
城をあげて
山の民を歓待する
期待して
おくぞ
行こうか
えっ
何だって?
"血祭リダムト
官ッタ
ハハハ
さすがだ
カップコップ
何も丞相自ら
出迎えずともよい
のではありませぬか?
野人共
相手に
バカ者
野人などと侮るな
山界は
平地が思っている以上に
進んでおるぞ
ご存知
なのですか?
わずかだが山界の
一部と私的に
交易を行っている
キングダムの
では今回の突然の
下山も知っておった
のですか?
山界の種族は多い
さすがに今度の
下山は知らなかった
がしかし山界の王
〝楊端和〟のことは
聞いている
平地に強い興味があり、
下山する機会を
うががっていたそうだ
楊端和が王となり
山界の力は「かつてより
強まっている
かか
呂氏との決戦の前に
何としても盟を成し
山界の力を手に入れ
ねばならん
ああ
あっ!!
え?
お前なについて
来てんだよ
あた
とっとと
戻れ
今さら
ムリだね
何騒いでる
行くぞ
お前今から何が
起こるか
分かってんのか!?
命の保証は
ねェんだぞ
中が失敗したら
どの道外にいても
皆殺しになるんだろ
そりゃ
そうだけどよ
え?
外の連中の中にゃ
居場所ねェもん
どうやらオレは
あいつらの仲間じゃ
ないみたいだ
だったら
お前らと
山の民オレの格好
見ても何の反応も
ねェもん
......
...
死んでも
知らねェぞ
黒卑村の
河了貂様が
そう簡単に死ぬ
かよ!わカカカ
お前らについてって
オレも手柄を
上げてやる!
そして
大金持ちだ
...???!?...??
ガンッガンに
進むぜ!
昌文君の作戦
大成功だぜ
これじゃ何もせずに
過と弟のとこまで
行けるんじゃねェか!?
残念ダガ
ソウハイカナイ
王宮ノ半バホド
マデ行クト“朱魚”
トイウ門ガアル
ソコデ全員
武装ヲ解ケ
トノコトダ
何ィ!?
武器を
取り上げられたら
戦えねェじゃねェかよ
その通りだ
政
だからそこが
開戦の場所だ!
......
ソウイウ
コトダ
朱亀の門って
近いのか!?
すぐそこだ
朱亀で武器を
取り上げ山の王と
従者一人だけを
通します
王自らが
赴いているので
企みなどないとは
思いますが
何かあるとしたら
あそこでしょうな
念のため衛兵は
多めに配置
してあります
......?
見ろ
山の民の
お出ましだ
こりゃ派手な
開戦になりそう
だな
これからの
~
ひよっひょっとして
もう始まるのか!?
そうだ
まっまずいよ
向こうこっちの
倍はいるよっ
関係ねェ
はっ
はっ
はっ
はっ
はっ...
ちょっと
待ってくれ
信
息がっ
苦しくて
っ...
うまく
歩けないっ...
テン
俺から絶対
離れるんじゃ
ねェぞ!
分かったか
わっ
分かった
絶対
離れない
山の民よ!
ここで武器を
預かる!
全員武装を
解かれよ!
なんだ!?
様子が
変だぞ
!?
何じゃ
貴様ら!!
いろー
〈俺がやる!
とも
(だめだ)
そろそろ
(この戦の第一刃に
ふさわしいのは唯一人だ」
第29話電光石火
第29話「電光石火
じ...
丞相...
これは
一体...
丞相?
キングダムの
何の真似じゃ
猿共ォォ!!!
殺せェェ!!
この
信っ!!
行くぞ
テン!!
オッ
オウ
丞相ここは
ひとまず
奥へ避難を!
あわてるな
ククク
楊端和め
よくもこの儂に
一杯食わせおった
じゃが
〝朱亀の門〟を
甘く見たな
山猿共め!
壬
そう
そう
むやみに
壁を登るな!
狙われているぞっ!!
どうなってんだ
壁のあんちゃん
朱亀の門は
衝車か投石でしか
破壊できないほど
頑丈だ!!
んじゃ壁を超えて
内側から開ける
しかねェ!!
その通りだ
だがあの壁は
一駆けでは絶対に
届かない高さに
なっている!!
%衝車..城壁や門を破壊する兵器
壁際に
拠点をつくれっ!!
人梯子を作って
壁を越えよ!!
あっ
たしかに
あの門には
それしかない
しかし
それは相手も
重々承知
そう簡単に
拠点は作らせて
くれない
江よ
関所に朱亀の門を
選んだことと
兵を増やしていたことが
功を奏したな
はい
奴らの背後に衛兵を
集結させろ!
門前で一気に皆殺しだ!!!
ひっ
だめだ!
失敗だよ信
門を抜けられない
んじゃこんな所で
斬り合ってても
意味がないよっ
........
あっ
信っ
また一人
駆け上がる
気だぞっ
突けっ
突き殺せっ
無茶だ
戻れ信っ
山の民でも
届かない壁
だぞォ!!
信んんっ!!
らあっ
信っ!
フッ
あっ
ぐっ
いてェな
コラァ!!
ぶっ
届いたァ!!
どけっ!!
俺に
任せろっ!!
いかんっ
信を
援護だっ!!
死ねェッ
まずっ
プス
ぐわぁっ
!?
あたった
...!!!..
何を騒いで
おるのだ
む?
......
なァにィイ
へへー
ワー
どーだ
見たか~
第30話・対面
セラナハエンの
しかせー
お?
いかんっ!!
あの小猿を
殺せィ!!
おー
来たそこ
来た
おせーっつの
よっと
ガキがっ
悪いな
漂の弔い合戦
兼ねてっから
容赦しねェぞ
ダメだ
間に合い
ませぬっ
おのれっっ
じゃーん
よくやったぞ
信
出せっ
出せっ
よゆー!
!
馬車を狙えっ
奴が
湯水相だ!!
おっ!!
!?
蝎丞相って...
大将首の
片方じゃ
ねェか
早く
言えっつの!!
?
どうした
ランカイ
?
グルル...
飛ばせっ
飛ばせっ
ぐっ
いっいかん
追いつかれるっ...
わっ!?
やっ
何を水相っっ
おわっ
なんだ
あのヤロー
自分の部下を
投げやがったぞ!!
はっ
......ひっ
ひどいなっ
はっ
はっ
あのオッサン
最低だ
過丞相はっ
......?
いや......
キングダムの
あっ!?
王宮に侍る大臣は
殿以外あんな奴
ばかりた!!
げげっあいつら
馬をっ!
先こされちまうっ
ソでシ
おわっ
ん?
何ィ!!
っ......
飛ばせェェ
あのオッサン
あっけなかったな
ここまで颯氏を
引き出した大王と殿の
作戦勝ちだ!!
蝎氏の
最後だ!
!!
そりゃ
〈止まれェェ!!
肆氏!
さっ...
さっきより
数が多いし
それに
なんか怖い...
でかしたぞ
肆氏!
ハッ
じゃが貴様
奴らが欺くと
どうして見破った?
義笠の下に
光りものを
着込んでいる連中が
混じっておりました
おそらく
あれは甲冑!
!?
平地の者が
混じっていると!?
今度の山の民の
下山は平地の
何者かが促した
ものでしょう
しかし山の王を
動かせるような
平地の者など
そうはいませぬ
......
まさか!!
首があがって
おりませぬ
間違いない
でしょう
姿を現し
なされい!!
大王嬴政!!
あれは長年の
猛者共だ
この人数差は
まともに出るぞ
いかにも
......
壁より右を
離せ!
...
ハッ!
副官
む?
どうされ
ました!!
出て
こられい!!
分かった
大王!!
ご武運を
束の間の栄華は
楽しんだか
丞相!?
もう
十分だな?
嬴政!!
バカ正直に
現れるとは
愚かな!!
何やってんだ
あいつ
狙い撃ち
されるぞっ!!
大丈夫だ
この距離では
届かん
壁の
あんちゃん
バジオウ
ここから右を
別動隊とする
私について
来てくれ
分カッタ
別動隊!?
ちょっと待て!
あの連中は、さっきの衛兵
とは気配が違う!!
俺や隊長がいないと
政危ないぜ!!
これは
作戦だ
そうだ
行くぞ信
大王が敵を引きつけて
おられるうちに
我らで本殿にいる
成嬌を討つ!!
ホォォ
健気な大王では
ありませんか
面白くなって
来ましたねェ
シフフフっ
玉朝とか
高く段とも一つ
同く「封神速義」だから
ざっくり
河野郎の
キスタム「講釈」
ぶっくり時代橋!
同出石が中俣ボ友に及んで
お世話が出来たんだよ。くれっていうのは、今回の
今ここ!
政が委員になる2年目に、
『斎秋戦国時代
くすって
...
漢(「理的・劉門」を取り、
三田時代(上国志)を被り、
オ3お
そこをご購入前にありがとう
ご興味ありがとございます
ありがのます!
ここまで美術大体は死の子を見せれね
車中田足鮫松
ホッ
全土大化
あれ
「週刊ヤングジャンプLH8年29号ー40号に
好評連載されたものを収録しました。
カバーデザイン
岩崎修(POOKET
YJC
DIGITAL
SRUESMAYUNGJUNHKYOHKS
3巻
キングダム
原泰久
©原秦久2006.2012
初版発行
デジタル版発行-2012年
2006年
発行所・集英社
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