★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 _百三十三百五十一百六十九百八十七 ★この作品はフィクションです。本社では「ユーロール」実家の人物は団体、事件などには、いっきい関係ありません。 何する者かりとうても山民族の>未商。身寄りがなく、一人で乱世を生き抜しできた子。今は仁と真らしている 奏軍の千人将。勇猛果敬で、常に駒馬の先頭に立ち戦う。 戦争孤児の少年。自らの腕、一つで「エマの土曜」とって「天下の大将軍」として名を成すことを目指す。 戦争孤児の少年。自らの腕一つで「天下の大将軍」として名を成すことを目指す 奏国の若き王。異母弟の反乱を平定し中華のをめざす。 秦覇の千人将で、昌文君の副官でもある。属政に絶対の忠誠を誓う。 奏軍の千人将で、目文君ストレーハッと、日々もの別官でもある。風収に終わりませんしかし、ものの。絶対の忠誠を誓う。 目の入った伍の長。見頼りなさ!すで、彼の伍は「最弱民の>伍,と呼まれている。 魏の将軍。かつて戦国の君の一人・信陵君の食者頭で、戦争の才に長ける 宮元元きゅうけん呉慶将軍の扇将。 案の将軍。森の中でもまれとに見る戦巧者。冷蔵で歩兵ちゃんは大丈夫にんぷみっ白。冷静にを犠牲にしても味方を勝利に導く。 おおおやあああぁふふふぁふあああぁ 獅子奮迅の活躍をし、勢いいづいた素軍は、ついに魏軍副将・宮元が陣取る丘、上に攻め込んだーー!? バカを言うなっただすばしっこいだけだ!! !?封じるんだっ取り囲んで動きを や...やっぱぁいつとんでもねェ奴だったんだな兄貴 “戻る”までしんがり頼む 縛虎申様魏兵の半数を斬り半数は逃走しました 我々の部隊が宮元の陣営を討ったのです 無念ですが宮元の首を持ち一度丘を降りましょう バカ言ってんじゃねェよ 降りたい奴は降りやがれ 歩兵の分際で口を慎め!! 千人将は味方全員の犠牲があったからここまで来れたと言った その丘を千人やそこらが迫って来た位で簡単に手放すかってんだ ってことはこの丘をとるために皆死んだんだ ...そうかなぁと言えるのですか?? そこをはき違えると何も残さず ク...クク愚か者...が 生きて丘を降りれると思っておるのか... 丘の反対側には守備軍がいないことは分かってる お前たちは何も分かっておらぬ 貴様の首を持ってゆっくりと降りてやる ババカなこんな大軍一体どこからっ... 魏の本軍が陣取っていたはずの丘が丸裸だ... ...っということは... 丘上の魏の旗が落ちましたぞォ!!! 尚鹿様!赤伝者が来ます! 本軍からの緊急指令かっ 至急丘に登り我らが陣とすべし!! 繰り返す!全軍丘を登り布陣すべし!! これだけ押されてて無茶苦茶だ この戦況じゃ丘のふもとにも近づけねェぞ どうした壁明後日の方向いて なぜこんなところにいるのだー 一信と納虎中とその配下 裁副将臣元か危険していたの 相変わらず大雑把な戦いぶりですねェ まさか全軍で動いてくるとは 本陣をこの丘に移すつもりか... ここまで迫っていたとは奴めどこまで先を読んでいる あのでけー旗が集まってるとこ あれが魏国の大将軍呉慶だ!! ここに千人隊がいれば突っ込めるのにっ!! 呉慶様が動かれた今...素兵は一人も... 死に絶えろ魏の地を汚さんとする侵略者共よ 戦車に手こずる上に歩兵の数もバカにならんっ ええいひるむなっ原公様の命令だ これじゃ丘のふもとにさえ近づけないっ 丘をとらねば我らの勝ちはないっ!! 最前列はえらいことになってるぞ 壁!仕方ないが俺たちも行くぞ 命令違反になるからなっ あの王騎将軍が現れた.. あちらの丘の方が見晴らしが良さそうですねえ しかし殿許可なく戦に加わるのは罪となります 残念ですが我々が足を踏み入れられるのはここまでです ハ!間違いありません殿 誰も参戦するとは言ってませんよォ 私はただあの丘に登りたいと思っただけですよォ 途中邪魔なものは排除いたしますが すげェ垂直の崖を駆け降りて来るぞっ一体どこの隊だっ!!? 王騎将軍とその私兵軍だ おっ王騎将軍だとっ!? バカな将軍はもう何年も前に引退したはずだっ そうか...再び戦場に舞い戻られたのがー 壁隊!!突入した友軍に全力で続けィ〃 尚鹿隊も同様だ!行くぞ!! 将軍はともかくこの兵たちは一体っ... 噂には聞いていたが王騎軍の強さがこれほどとは ...!!!?...???. 以前大王に扮した漂を逃がすとき、王騎軍と剣を交わしたが 今ほどの“猛威”はなかった 我々と戦ったとき王騎は軍中で昌文君と戦っていた...がしかし今は... 将軍自ら先頭を行くとき王騎軍は鬼神と化すと!! 縛虎申様呉慶軍と反対側から丘を降ります バカな...置いてゆけ 敵が来る所へ置いてなどいけません 逝かれるならば我らの肩で 途中守備軍と斬り合いになりますかご辛抱を 縛虎申隊が勝ち取った“戦果”だ 納成申様の命令であり我らも異存はない! 何が何でも秦陣営に持ち帰れ失敗は許さんぞ!! よし!皆でサクッと降りようぜ下りは登りより楽チンだ!! オヤァ?もうお帰りですかァ? せっかく面白くなってきたんですけどねェ 宮元の丘に我らの旗が立ちましたぞ あなたの武勇が斬り開いたのです まだお前から学ぶことがあったような気がする 魏副将.宮元の丘に素の旗があがったことは両軍にとって、大きな衝撃であった 素軍は大いに勢いづいた そして戦場の目が丘に集中しているとき 数では圧倒している魏軍に敗戦の空気が漂い 人知れず疾走する騎馬隊があった 周りの反応からして敵じゃなさそうだが... 味方って感じもしねェ! でかすぎて解からねェ!! 昌文君が言っていた童とはひょっとしてあなたのことですかァ? 道理であなた遠目にも目立ってましたよォ !???...??!? しかし昌文君の推していた童と聞いては話が別です はっきり言って期待外れもいいところです 俺が弱ェって言ってんのか? んじゃ試してみっかよオカマ巨人!! 私に剣を向けた者は一人残らずこの宝刀で両断されてますが覚悟はありますが!? そんな大物が当たっかよ 俺はメチャクチャ速ェぞ!! その辺ですよ勢いが先行してると言いますか あなたさっきからずっと死地に立ってるんですよォ? 我が歩兵の無礼をお許し下さい ところで壁よ王騎将軍が参戦するなんて聞いてたか? 今は王騎の力を利用する!! おそらく出陣の許可も得ていないのてあろう だがそんなことはどうでもいい 王騎将軍!援軍痛み入ります この戦況の中将軍が到着されたことは我が軍の天佑! そして今この丘の素軍の指揮権は将軍である貴殿の下にあろうと存じます なれば直ちに我らを含め全軍を率いて眼下の魏将・呉慶軍に突撃を!! 丘上という地の和もある上に将軍が率いられる軍ならば絶対に勝てます!! しかし残念ながら我々は援軍に来たわけではありませんよォ 相変わらず生まじめですねェ壁副官 ただこの丘に来たかっただけですねェ騰? あなた絶対に勝てるとおっしゃいましたが それは少々呉慶将軍を侮りすぎですよォ 変化の機微を察し用心深くかっ大胆に動く信陵君の智嚢と言われた軍才は魏随一 さらに丸城で見せたように先陣をゆく武勇も兼ね備えている 魏将呉慶は間違いなく列国の脅威となる名将ですよォ 数も多くて大将もすごいんじゃ俺たち.. 数は関係ありませんよォ この戦いは最初からそういう戦いではありませんからねェ 武将には二つの型があると思います 一つは呉慶のような〝知略型〟 もう一つは野性の直感で戦うような"本能型" 私と一つ賭けをしませんかァ? 私と一つ賭けをしませんかァ? 無論秦軍総大将原公さんのことです。 俺達の大将と魏の大将のどっちが勝つのか賭けるってことか 今は眼下の魏将をいかにして討つかを考えるとき 戯言はやめて頂きたい王騎将軍! ンフフだから参戦しないと言っているでしょォ 〝知略〟対本能"!これは武将の中の永遠の題目ですよォ 魏・副将白亀西が布陣する丘 しかし呉慶様が丘に対して槍壁を敷かれるとは それほど警戒する相手が頂上に? !?ということは素軍!? バカな一体どこから現れたっ... 騎馬隊がっ我が軍の騎馬隊が足下を疾走中!! あの魏将の大軍に突っ込む気だ 見ろっもう一人の副将の軍も丘を降り出したぞっ!! 相変わらず最後は大火の中心に居らねば気がすまないようですねェ開公さんはァ 永き戦乱で軍の規模は増大し今では数十万の戦い しかし軍が大きくなればならほどそれを率いる将の才力が戦の勝敗を左右する 結局戦は武将のものです 呉慶は戦を理詰めの整面ととらえる 原公さんの戦のとらえ方は独特ですよォ 一方、鹿谷さんの燃え盛る一つ の火力が極大に達したこの>今〟を 恵公が見逃すはずがありません 理解できませんかァシフフフ 呉慶も原公の戦いは理解できません しかし原公も呉慶の軍略を見切っているわけではありません ンフフ...ここまでではまだどちらの戦が正しかったのか分かりませんねェ これはどちらか一方の首が飛ばねば分かりかねますねェ 左方より敵五千から穴千/ これが知将”対、猛将”の戦いです 愚かな!この呉慶の本軍に奇襲は通用せぬ!! 見ろ!!まだ裁軍の陣形が変わる 駄目だ!突入より先に陣が完成した!! 鷹公の武は呉慶の予測のはるかに上をいきます これには呉慶さんもビックリです 何と言ってもあの方は私と五分の武力の持ち主そして率いる軍の強さは王騎軍より少々上! 陣形の一つや二つは消し飛びますよォ これからの呉慶の動きも原公は予測できない 戦は武将のものだと!? ふざけるな俺達だって戦っている!! 壁隊突撃体勢!!庶公将軍の援護にゆく!! おそらくこれが最後の合戦となる!! 壁隊康公将軍の援護に行くぞっ!! 戦は決して武将だけのものではないぞ王騎将軍!! 少々早とちりしましたねぇ壁副官は なぜ原公はこれまで無謀なほど軍を動かし続けたと? 戦局を動かし続けたからこそ呉慶は今地的有利の丘を降り、我らの前にいるのですよォ 縛虎申千人将も同じことを言ってた.. 序盤無駄死にに見えた素兵も黒公風に言えば勝利のための尊い犠牲 しかしその犠牲を出させたのは他ならぬ原公 シフフフいいですか童信 あの二人が勝つために描き導いたもの!! 〝将軍〟という存在です 誰もが知ってる強工英雄 だけど今は少しだけ姿が見えるようになった 何となくそんな事しか分からずにいつも吠えてた 〃将軍〟と話をしてたのか ホォあなたも行くのですか? この私との会話はそうそうできるものではありませんよォ たしかにそりゃそうだろうけど 大将首が見えてんのに行かない手はない また行っちまいやがったぞあのガキ 随分とあの少年を気に入られましたな殿 シフ別に気に入ってはァいませんよォ あの手のおバカさんは大抵あっさり早死にしますからねェ いやそんな者聞いたことありませぬな ...!?...!??? 来るぞォォ秦将鹿公だァァ フハハハ我ら呉慶正規歩兵に自ら先頭をきって来るとは何と悪... 原公止まりません!!重装歩兵が軽々と突破されております!! 走り狂う猛牛を仕留めるのに、いきなり頭を狙うことはない まずはあの突進力を生んでいる足を封ず 熊公の突進に対し防御を厚くするかと思いきや、奥は左右に開いた また魏の陣形力動く!! 馬公軍の突破力のカラクリに気付いていらっしゃる やはり簡単に首はとらせて頂けないようですねェ 左方戦車隊がよせて来るぞっ シフフ大将自ら先頭をゆくという常勤を逸したあの突撃敵は必ず先頭の一騎を狙います 当然ですその一騎さえ討てば戦が終わるのですから しかし討てないんですよ なのですが、魔公の前に立つということは黒公軍の前に立つということ 将が先に立つことで極限まで昂った全軍の闘気が一丸となって襲いかかる 敵兵は皆この”気”にあてられ恐怖で、身動きとれなくなるのです 敵中を易々と分は行くあの突破力 鹿公自身の武力ももちろんですか 生を討たれまいと後に続いている鹿公兵の存在が大きいんですよ 彼らの放つ重圧こそ鹿公軍の強さの源みと言っても過言ではないほどねぇ なるほどそのことを察した呉慶は軍を左右に分けた... 彼は標的を後ろの兵達に絞りました! 士気の高さはあくまで主を守るため 自ら狙われるとやはり素の力しか出せませんねェ 感公さん。あなたこのままでは魏軍の海の中に一人になってしまいますよォ? これはいくら何でも無理だ壁 俺達は百騎といないんだ 熊公の援護どころか入った途端になぶり殺しだぞっ 俺を信じてついて来い尚鹿! いくら呉慶本軍といえどこの数 悪鈍な隊がいくつかあった!! その弱い隊をつづって行く!! 器用に弱者ばかり狙いよって すげェぜ壁王騎軍に借りたこの馬っ ついて来い信!鹿公軍をはさみこんでいる左軍に喰らいつくぞ!! やや一方的になってきましたな 戦場においてはさみ込まれるという状況はー 最も最悪な事ですからねぇ お呼びでしょうか呉慶様 ほどなく熊公軍は壊滅し恵公は弧立する 首を狩り戦の幕を降ろして参れ 副将の兵より弱ェぞこいつら 弱そうなところを狙っているだけだ 調子づくとやられるぞ信 別用で通りすがっただけとはいえこのまま待機で宜しいのですか? 我々が丘上にいるだけで魏軍には大きな牽制になっていますから それに見せて頂きたいではないですか 昌文君を筆頭とした大王直属の一派 その大きさは呂氏と比べれば赤子と大人ほどのひらきがありますが 今まで呂場の一派しかなかった素国に生まれた新しい力 秦王が実権をとるには昌文君一派が強大になることが必須!! そして今武の方面で先頭に立つべきは 彼もそろそろ力を示さねば先生はないですよォ? 原公軍とは別の騎馬隊が現れました! 右軍の外側にしかける模様!数は百未満!! よっしゃ今助けてやるぞ黒公軍!! !?新手の騎馬隊しかけません!! 何で攻撃しねェんだせっかく援護に来たのに この数で戦っても我らは敗れる それよりもこのまま並走して心理効果を与える方が援護になる! 前後や左右両側から敵に迫られると兵は心理的重圧を受け士気が下がる それで恵公軍は苦戦している だが今は我々と蕉公軍で魏の軍をはさみ込んでいる形にもなっている 奴らに対して我々は少数ではあるが 多少なりともはさみ込みの重圧はかかっているはずだ!! 王騎は熊公兵が王騎兵よりも強いと言った ならばこの〝間接的援護〟で十分なはずだ!! 左軍をたたき漬せィ!! 恵公軍が攻勢に転じた!? 廉公軍最終防壁に突入します!! や...奴ら再び勢いを...い...いかん!! 〝将狩りの名を持つ我らにそんなまやかしは通用せぬ! まァまァ強ェじゃねェか飛ばして来た甲斐があったぜ 脇より現れた一騎の騎馬と 麻鬼様が交戦中です... くそっ二人とも斬ろうと思ってたのに こいつ一人も危ういっ... こいつ雑になってきやがった 朱鬼様麻鬼様討ち死にっ!! 鷹公朱鬼麻鬼軍に突入!!いっ...いかん!! 全軍臨戦体勢をとれ!! ええィうろたえるな!! 本陣には奴らの倍以上の兵力がある そしてこれよりくり出される呉慶様の軍略は首を下らぬ!! じィの献策としましては〝運〟と〝勢い〟に乗った熊公にあえてつき合う必要はなく 一度丘に戻り立て直しじっくりと素軍を滅ぼしてはと思いますが 丸城の皆殺しから始まり これまで両軍多くの血を流した それは異様な光景であった 万を率いる両軍の将同士が対峙しているのだ... バカなどういうことだよ 呉慶が恵公に武でかなうはずがない それぞれの思いがはせる中 この戦、最後の〝殺し合い〟が始まった すげェことになったぞ... 呉慶将軍呉慶将軍オオォ!! 呉慶将軍呉慶将軍オオォ!! これで魏の大将は力を増す!! あの呉慶とかいう敵将... 追いつめられてトチ狂ったかと思ったが自信があったのか.. 〝知将〟ってわりに武力がある! 大将同士の一戦討ちた二人の勝敗はそのまま戦の勝敗になっちまうぞ この大声援の後押しも始めから狙ってやがったな オイ!こっちも声出して将軍に機を送ろうぜっ このままじゃ将軍の力が出ねェ! そんなもの将軍には必要ない 一騎討ちになった時点で勝敗は決している 呉慶将軍呉慶将軍オオ!! 呉慶将軍呉慶将軍オォ!! これから先は退く”計略 なりませんなりませんぞっ この呉慶侵略者に対し退くことは絶対にない!!! たとえこの身が砕け散ろうともだ 呉慶将軍呉慶将軍オオ!! 呉慶将軍呉慶将軍オオ!! 勝負が決しているって一体どういう意味だよ 熊公様と一騎討ちで渡り合える者など中華全域でも数えるほどしかおりはせぬ 呉慶の武は熊公様には到底及ばぬ 手を抜いていると言えばそうだが遊んでいるのではない 将軍は真慶を知ろうとしておられるのだ もうそろそろ動かれるぞ 一太刀目で貴様の気迫と覚悟は伝わった じゃが二太刀目で貴様の芯の居所を見失った 呉慶ェ貴様一騎討ちに出たのは武人の血が騒いだからではないな 殺す前に聞いておいてやろうぞォ どんな下らぬ理由でこの儂に挑んで来たァ 武人の血などよりも熱きものが我の中にあることをこの剣をもって教えてやろォ 呉慶がこれほどの武を備えているとは予想していなかった たしかにあの裁将は強い おそらくこの戦で見た敵の誰よりも だけど本当にすげェのは やっぱり両将の武力には その魏将の攻撃を全て自信満々に受け止めてる鹿公将軍の方だ 戦いを止めて全軍に庶公を討てと号令下さい 案兵を皆殺しにし自軍に奔口令をしけば一騎討ち自体無かったことにできます 我らに任せてどうか呉慶様はお退がりを... 侵略者に対しここまで退くことができぬとは 人の感情とはままならぬものだな 冷徹な男かと思ったが、意外と情念が深いと見える 家族でも殺されたか!? 亡国の王室の生き残りか... 名を変え顔に墨を入れ別人となり、放浪し魏に流れ着いた そして魏の王族信陵君の加護により名を取り戻し魏が第二の祖国となった あの日見た覇々と燃ゆる城の光景は片時も忘れたことはない ではその私怨にとらわれのこのここの儂に挑んで来たというわけか 国を失うということがどういうことか貴様に理解はできぬわ!! 下らん負け犬の感傷だな!! ...小国の淘汰は戦国の世の常! 貴様のなめた苦汁などそこら中に転がっておるわ! 戦場にあって身の上話など何の意味も持たぬ! 兵ならば目の前の敵をどう倒すか 将ならば敵軍にどうやって勝つか!! それ以外に心囚われることはない!! 将の責務よりも私情を優先させた貴様に待つのは敗北の二文字 来い呉慶!素国大将軍の名において引導を渡してやる!! 燃ゆる城を見て悟ったことがある この世には、およそ人の考えらる正義が全く通じぬ強大なものが在るということ 今我にとってのそれは熊公 当たらは必ずこちらの身が滅ぶ ここまで儂を苦戦させた知略と 最後に武に走ったその激情 なかなか見事な大炎であったぞ呉慶! 歓声を上げながら信たちは警戒した 将を失った魏兵が復讐に燃え全軍で攻めて来るのではないかと 廉公につき従って来た秦兵三千に対しそれを囲む魏兵は五万を超えているのである 落とした肩を上げる者は誰一人としていなかった 呉慶という名将の存在は裁軍にあってあまりに大きすぎたのでる 唯一魏軍の戦意を取り戻す可能性をもつ副将・白亀西の前には この男が立ちはだかった 久方ぶりにいいものを見せて頂きました これ以上の延戦は蛇足以外の何ものでもないでしょォ それとも先程の一騎討ち以上のものを この王騎と繰り広げる自信がおありですか!? 俺達が勝ったんだァァ!! 生き残ったぞバカヤロォォ 勝ったぞちきしょオオォ 随分とお久しぶりです原公将軍 貴様が丘上からにらみを効かせたおかげで大分助けられたわ いえいえ私はただ通りがかって見物させて頂いただけですよォ ところで将軍ここからどうするのですかっ? もともとこの戦争って魏の滎陽城を攻めるはずじゃ... 一度昇華した大炎すぐさま起こすは至難この上無し! 亜水まで来い酒を飲むぞ 残念ですが用事がありますので私はこれで この時未だ秦には首級を実際に持ち帰り恩償と交換する制度が残っている 何やってんだあいつら!? 死体の首を狩ってんのさ 俺達は十分功をあげたから必要ねェ... どうしてこんなに死体ばっかり... 勝つたんじゃなかったのかよ!! るせェ!死んだフリでもしなきゃ助からなかったんだよ! 勝ったっつってもこっちの方がいっぱい死んだんだ ほとんど全滅なんだよ!! 何だお前こんな所まで来てたのか 妙なかっこしてるだろ? どしたじゃねぇだろこのバカァ だいたい手柄ちゃんとあげて帰って来たんだろうなっ ぐおおお麻鬼にやられた傷がアアアァ ど...どうかご勘弁を こんなことが昌文君にバレたら叱られてしまいます... もうどの建物のどこを歩いているのが、分からない 歩き疲れたからではない 〝御部屋〟に近づいているからだ 着いたときにはいつも心の臓は口から飛び出しそうだ これから宮女の私にとって最も重要なお務め 大王様の〝伽〟をさせて頂くのだ! 決まりでは、ここで「向でございます」と名乗らなくてはいけない だけどいつも頭の中は真っ白になり一言も言葉は出ない... どうしたの向ちゃん?朝からため息ついて 高貴な生まれだけど私に対等に接してくれる ねーねー向ちゃん昨晩また大王様のお声かかったでしょォ三回目! え?あ...うんまー一応... ど...どんなって言われても 何か元気ないね向ちゃん... 三回目だよ!?三回目!! これは本当に珍しいことだよ!だから元気だして ...!???!?...?? そうこれは本当に珍しい そしてさらに“奇妙”なことがある じ...実はさ相談があるんだけど... そ...そこに戻るんだ... だ...誰にも言っちゃダメだよ陽ちゃん えーまだ一度も大玉のお手がついてないー そうなのだ実は私はまだ大王に手すら触れられていないのだ えでも御報室には呼ばれてるんでしょ 大王様は害を読んでおられて 私は横でドキドキしてる ちょっと向ちゃん宮女にとって〝伽〟がどれだけ重大なことか... ここ後宮には全土より選りすぐられた極上の美女・少女達が集まっているー その千人を超す美女達が大王の〝お声〟がかかるのを待っているのだ 陽ちゃんが怒るのも無理はない 向ちゃんぼーっとしてちゃダメだよ 伽は宮女にとって戦いなんだから 私たちは大王のお子を生むために集められたのよ たぶん実際生む女は数十人:残りの千人は生んだ女の召し使い つまり大王のお子を生むと後宮の実権を握る一人になるの そして幸運にも最初の男子を生む事ができたら、 これはもう女の戦争だわ!! 私も早くお呼ばれしなくては 太后となり後宮の内外で権力をふりまくりなのよ向ちゃん でもじゃあ何で大王様は向ちゃんにお声をかけるのだろう それが分からなくてずっと悩んでる 本当にどうして私なんだろ 周りを見渡せば、私なんか足元にも及ばない美人でかわいー人ばっかり それに陽ちゃん達と違って私はド田舎の貧しい商人の娘 宮女に選ばれるは女の誉 孫宮女を出した家には財が与えられる みんな元気にしてるかな ひょっとして大王様は地味な女が好きなのでは そして私が緊張してるから待って下さっているのでは... こ...今夜こそ聞いてみよう 何だろう今日の大王様少し雰囲気が違うような 何かいいことあったのかな何となく... あーそういえば最近戦争で親に勝ったとか... ...うわー大王様、目大きマツ毛長ーー ちゃんと見るの初めて.. ・えー大王様に恋してし 向ちゃァん!何をわけの分から 恋って...私たちは町娘じゃないんだよ 宮女が大王をお慕いするのは当然だけどそれは恋とかじゃないでしょ 恋とか愛が報われるわけが.. 恋とか愛が報われるわけが... 何言ってんのそんなんじゃ大王様のお子を授かれないよ 別にいいよ私権力とか苦手だから お声がかかる理由もお手がつかない理由もどうでもいい 私はお隣りで大王様が穏やかに書を読まれるだけで十分幸せなの 今は本当におそばに呼ばれるだけでいい 知ってる?向ってガキ最近大王の声がかかってるっていう あ!あの田舎臭いチビのブスッ娘ね ふざけんじゃないよって感じだねェ大王様の趣味もどうかしてるよォ あれは昔大王が商人の女にフラれてその傷埋めに呼ばれてるだけだって たしか名前はッヒカッだったかなァ 何それどうせまたウソ話して 本当だよだからあのガキお呼ばれされても手をつけられないのさ あーあれねあれは違うよ え!?あの子まだ手つかずなの!? この前伽した女が直に聞いたらしいから間違いないよ アハハ何それかわいそー 陽ちゃんが必死でなくさめてくれた 陽ちゃんが言うには宮中のうわさ話はほとんどウソらしい でもさっきの話は本当だろう 冴えない商人の娘の私が呼ばれるのはそれ以外に理由がない 今さらながらそんなことを真剣に考えた 今まで深く悩ますに生きてきた私には大きな変化だ 私は私なりの答えを出した お...恐れながら...私は... なぜお手を頂けないのか... 知らなくても構いません 後宮は才色兼備な宮女であふれておりその思いは様々です。 私は;私がお側にいることで少しでも大王様のお心が安まるのならば 私にとって、それは最大の喜びです た...たとえそれがヒカ様の傷を埋めるためであってもです 宮女向は大王様の〝お心の伽〟をさせて頂きたく思います 町娘のような失恋は逆になぜか私に宮女の目覚を芽生えさせた 私は宮女として大王のお心の痛みを解く 聡明な大王様は全てを察せられたのか一言こうおつしゃった 宮中の尊話なんてほとんどウソよ! 大手様が私を呼ぶのは単に時間を読書にあてたいためだった 激務の中、書を読む時間がなかったらしく全身硬直で固まっている私は都合がよかったらしい 大王様は頭を下げられた だが静かなら誰でもよかったというわけではないぞ 向か隣にいるときはなぜか心地良く書が読めるのだ お前には随分甘えてしまったな こうして私は大王お墨付きの〝心の伽宮女〟となったのだ!! ...そしてこの話には続きがある あの三人組がしてた噂話は実は所々事実を踏んでいた ある晩大王様はシカさんの話をして下さった 〝ヒカ〟という女性は『シカ』という名で実在していたのだ 〝シカ〟とは一体何者なのか とてつもなく残酷で悲しい物語だった こんにちは、原です。このたびは、キングダムオリをご購読まとにわからこさいます!! この先で対処戦争が終わりました。歩矢目線で始まれこの戦争。後半梅同士の戦いになりましたが、ともかく、信の位が皆生懸でさわがたよかった。次の戦争のは、皆がどうなっているのか楽しみです。 父となった原は、金々パワフルにものダムを描いてめ、所有です! 個人の戦闘力隊、軍を率いる能力戦闘に関しての知力。執政能力 『キングダム』登場人物..能力紹介 出す前に鷹公に敗れる。 当時流行の性悪説」の見地から治世を考える。風折 ムタ吹き矢ムタまさかりヒラヒラ回転アタック 血が指揮力的か指揮力知力過去 ...わたしっこいつ...最初に半殺しにされ 朱凶は一族の総称で、個人の名前は不明。 男まさりの女の子。ムタ吹き矢を受け継ぎ好授護をする。 素人原原二作、□アシスタント中川英二、〈鉄岩模様、笠原真樹、松原市光ロヘルプ様『三原和人、大杉連□編集金上大祐 この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。