★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 百三十三百五十三百七十百八十九 なお、登場人物紹介させ... 「民族の末裔。口寄りがなく、一人で乱世を生き抜いてきた子。今は信と暮らしている。 最近女に忠誠を尽くす大臣元々は試合だったが、現在は文官として属政を支援する。 戦争孤児の少年。自らの腕、ニス「王での土曜」と一つで「天下の大将軍」として名を成すことを目指す。 嬴政...えいせい森国の若き王。異母弟の反乱を平定し、中華統をめさす。 目の親友。鼻政の影武者となるが、刺客の手に挂かり命を落とした。 闇商人の女弱目。餓死寸前の孤児だったところを行為人の養父に助けられ、その跡を継いだ。 闇商人の女頭目。御死寸。前の孤児だったところをこちを一本一の大人に出ようと行商人の購入に助けられ、その跡を継いだ。 二人とも紫夏と同時にご飯死寸前だったところを行商人の「父に助けられた。その後はの打ち物、ただ、お前は闇暦を手伝う。 素の役人。超で人質になっていた扇政を案に連れ戻すために尽力する。 名前以外、素性の知れないい話の剣士。親との戦いでは信と同じ価のメンバーだった。 こう案の王宮に仕える宮女痛みに恋心を抱いている ...ふふふいやいやあああ 大王様がシカさんの話をして下さった... シカさんの話は大王様の生い立ちに深く関わる 話の舞台は中華の中央に位置する国「趙」 大王様が趙で!?:一体どういうことだろう... 永年の秦の強敵国「趙」だ 素将は「白起」趙将は「廉頗」 しびれを切らした趙王がここで愚断を下す。総大将を名将・廉頗から血気盛んな若将・趙括に変更したのだ 特攻が読まれていたというのか 我は趙軍総大将趙括也!! 副将ごときに用は無いわ!! 二年続いた至極の戦があなたのせいで台無しです 死んで出直してきなさい しかしここで素軍総大将日起はすさまじい決断を下す この未曾有の大虐殺は「長平の戦い」という名で、史に深く刻まれる 趙人の素人を呪う気持ちは如何ほどであったろうか!! しかしこの惨劇の数ヵ月後よりによって趙の国都にて奏の王族の子が誕生してしまう その赤子は正月〈政月〉に生まれたので〝政〟と名付けられた| 今ここ邯鄲にてある秘密の計画が遂行されようとしていた 考慮中とはどういう事だ!! 考慮中とはどういう事だ!! 考慮中とはどういう事だ この仕事を引き受けたからここに来たのではないのか!? 引き受けるかどうかを決めるために来たんだよ だからその計画ってのをさっさと話せ 図に乗るなよ商人風情が!! この計画は我が国の大事だそう易々と明かせるか それに仮に明かして断られれば貴様らを殺さねばならぬ そっちこそ図に乗ってんじゃねぇよここは邯鄲だ分かってんのか? 俺たちゃ〝長平〟を忘れてねぇぞ 今あんたらが素人だってバラしゃたちまち刻まれて犬のエサだ コラコラからかうのはそれくらいにしときなよ江童 熱くなるのは商売の話だけでしょうが 紫夏!...こやつが頭か... 商売の話してるから熱くなってんだよ “人を運ぶ”っつーことしか知らされねーで乗っかるわけにはいかねー 事が大きいからこの人たちも慎重になってんでしょ まず一つ!三日前に秦王が死んだ 私が知ってる範囲で教えてやろー あの“戦神”といわれた素王がついに死... お前声でかい高い情報なのに こ...この女なぜそれを... やったぜざまァみろだ!! それで太子だった「安国君」が王になり次の太子には「子楚」って王子がなることに決まった 大王崩御は王宮内でもまだ一部しか知らぬというのに 「子楚」...聞いたことがあるな... 呂氏が全財産つぎこんでとり入ってたあの王子かっ!! その「子楚」が大子になったってことはっ...あのヤロォこの先すげェいい思いすんぞ 趙に十数年も人質になってたあの案の王子... たしか「子楚」には趙の女に孕ませたガキがいたな だけど子楚は脱出時女と子を連れて逃げる余裕はなく二人は趙にとり残されたまま ちょっと待て!さっきこの計画は人を運ぶっつってたよな 「子楚」の子「政」を趙から脱出させ素へ送り届ける計画だ! そ...そこまで知っているのなら話が早い 子楚様が太子となられた以上次の太子には嫡子である政様がつかれる 分かったであろう事の重大さが さァこれでお前たちは抜けられぬことに.. 引き受けるがどうかは政様に会って考えます 商人が運ぶ〝品〟を確認するのは当然ではありませんが まずは政様に会わせて下さい 政様に会ってから決める!?一体どういうことだ 決めるのはそれからです 何だと女ァ!!我らが王族を品と申したか!! るせェぞ俺らの大将が会わせろって言ってんだからとっとと っくそォそのガキつかまえろっ 皆集まれまたあいつだっ 呪われた素のクソだ!! 政だっいまいましい素のクソだっ また食いもん盗みやがった ありゃどう見ても貧しいコソ泥だぞ 政って...今話してる秦の王子の政が!? 一体どうなってんだ!? 〝長平〟で親父と兄キ二人を失った オ...オイ何かやばそうだ... クソがやりやがったなこのガキ!! 待て!あなた方が行っても騒ぎを大きくするだけだ 大丈夫彼等も少年が案の人質だと知っている命までは奪えない 俺にかわれ俺も長平で兄弟が死んだ 痛めつけるのはいいが殺しては俺達が裁かれる まだいいだろこのくらいじゃ死にゃしねぇ もう気絶してる今度にしろっ じゃあ腕くらいならいいだろ しっかり押さえてろよォ あなた達がやっていることは ...そうかなぁ。そうですか.. この女に礼くらい言ったらどうだ秦の犬がっ!! へっ見たろ物好きな姉ちゃんあのガキは助ける価値ねえんだよ なめた目ェしやがってあのクソは だいぶ分かったぜあのガキのこと どうやらマジで飢えてるらしい 母親の方も秦の王族を生んだことで政同様酷い仕打ちを受けてる 大した働き口もなく噂じゃ男呼びこんで日銭稼いでるとかいねーとか 秦王の死の件が趙王の耳に入るのは時間の問題だ そして知った趙王がます最初にすることは ...だろうなあんなガキに将来秦王になられたら趙は目の仇にされちまう その政がいなくなったとなれは、趙国の全ての関は堅く閉ざされる そうなるといかに俺たちでも外へは出られない 趙王に知らせが届く前に国外へ出られるかはもはや賭けだ 失敗したら国賊として拷問の末、殺される そんな博奕はうてない...か そういうことだ文句ないだろ?...紫夏 この仕事は受けられない この件に関しては絶対にロ外しない闇商の日は堅いから安心しろ おのれ趙の商人共が斬りますか? いい..今イザコザを起しても仕方がない オイお前あの女頭目はどうした フラっとどっかへ消えちまった フフフラフライラスラを まるで自分をあざけり笑っているかのように まさに“ふざけんな!です しかしそうではないと教えてくれた人がいます私の養父です 養父は言いました〝月がいつも以上に輝いているのは” 苦しみのどん底で見上げる月はいつも以上に美しく輝いて見えます ...???オフラララ? "くじけぬようにはげましてくれているのだ”と お前には二つ札を言わねばならん 片腕にならずに月の秘密をすんだこと ただいま...帰りました お迎えに上がったのです 永きご辛抱誠に痛み入ります! 政様!素への帰還の刻が参りました!! 先日、楽王が崩御され政様のお父上が太子につかれました つまり次の王はお父上にその次の主には嫡子であられます オッサンら自分達だけでやるつもりだぜ 無理だな奴らではこの邯鄲からすら出られん ...???...?? どうした昨日からダンマリして ダメです重さて速度が落ちます さっき荷を捨てたばかりなのにっ... 森父のあの手が私達を死の淵からさ引き上げてくれた そして今我々の前には一人の少年がいる 私達が手を差伸べねばすぐにも殺されてしまう少年が 我々がすることは明白ではないか 我々だけで本当に脱出できるのですが道剣様 今さら計画を練り直す時間はないのだ 深夜に門をくぐるにはよほどの手回しがないと無理ですよ この仕事引き受けましょう 〝闇路紫夏”の名において政様を案にお届けします よかったお気付きになられましたか 関まであと暫くありますもう少しお休み頂いて結構ですよ お会いするのは三度目ですね 怪しまれぬよういつもの道を使う この道で趙国を脱するのに通過する関門は五つ それさえ抜ければ素へ行ける ちょっと待て関を普通に通るのか!? 取り調べ人とかいるんじゃないのか!? おっ...俺たちの正体がバレたらどうなるんだ 政は連れ戻されて残りは全員その場で斬首さらし首だ ちょっと待て貴様今政様を呼び捨てにしたなっ この紫夏が必ず無事に素までお届け致します 空の俵が一つあります政様はその中へ ちょっと待て俺たちはどうすれば だまって目ェつぶってろ 何じゃその荷はァ改める!!脇に寄せろォ あれだけで通れるのか!? 違法なモノを運ぶ闇商ですからね 常日頃から手回しを怠ってはいませんよ 闇商全員がすり抜けられるわけじゃねぇぞ 何つったってこいつは家督を継いでから紫商を倍の規模に膨らませたんだからな なぜこんな若者達を呂氏が推薦したのか疑問に思っていたが... 空気孔はちゃんとありました息がつまったわけではない ビビリすぎて気絶したんだろ 何だと貴様我らが公子を臆病と申すか? そこまで言ってねぇよワハハハ 道剣殿たしか政様を連れ出された夜も気を失われたと言っていましたね よく見ると全身アザだらけだ... だまれっ長平は俺には関係ない 政様の様子がおかしい? 状況が急転してまだ少し混乱しておられるのだろう それに今はとにかくまず趙を脱出すること 秦へ帰ることが第一か... たしかにそうだが... 最近てんで現れぬがまさか儂をさけておるのではあるまいな フフフ少し舎で休んでいかぬか茶でも出そう ならんたまには個につきあえ さもなくば何改めの命令を出して無理矢理休ませるぞ せっかくですが先を急ぎます故 しかし今は客を待たせてありますので茶は次に必ず... なっ何をやってんだお前っ 何って試し射ちを...昨日弓を買ったので米使くらいいいかと... こやつは先日入ったばかりなのだっ... 関からここまで悲鳴どころかうめき声も聞こえてない 政様っ...よくぞご無事でっ よくぞ一声も発せず我慢なされました!! 腕を射ち抜かれて泣かない子供がどこにいる 穿たれた矢を抜かれて眉一つ動かさぬ人間がどこにいる この子は一体...:!?、 幼少期のつらい経験で感情がふさぎ込んでしまうことはある 戦争孤児の私達も養父に拾われるまでは実際そうだった 矢に射たれても動じないというのはもはや感情、云々の話ではない 明らかに常軌を逸している この子の心身には何かが起きている ...!!また月が出ている 時々夢と現実の境が分からなくなる 月を見る政様の目が紫夏は好きですよ では私がいるときが現実と俺えておいて下さい 半数も見知らぬ顔がおるそ 人手不足でね途中の村で雇ったのさ しっかし年くってるくせに全然使えなくてねー逆に足引っ張られて困ってんだけど ここに置いてくから入りの車が来たら乗せてやってくんないかな ジャマくさいわ!行けェい!! 狼煙だ!!緊急閉鎖の狼煙が上がってる!! 政様の失踪がバレたのか!? かっ...間一髪だった... 全ての関を越えた!!これで茶に漏れるっ 帰れるぞっ!!バハハハ もし政の件が知れたんならすぐに追手が来るぞ! ここからは偽装の必要はない適当な所で荷を捨て全速で国境を目指す!! 趣の騎馬隊は速いぞ!! すでに迎えの軍は待機しているはず 追手の気配もない逃げきれます 紫夏殿には本当に救われた 我々だけではこう上手くはいかなかった 私は本当にこの子を救ったのか? いよいよご帰国ですね政様 いいなー帰って後々王になられたらもう贅沢三昧ですよ ひょっとして召使い... こんな茶番はやめて荷台を降りろお前は寒くは行けぬ 何夢を見てるんだ?ククック お前が帰って一体誰が喜ぶのだ? 冗談だろ父は七年前にお前を捨てて秦に帰った 母君にもお前は疎まれていた お前さえいなければ越の女に戻れたのに!! クククッ父に捨てられ母に疎まれた 今更一戻ってこられても迷惑だよ お前の場所は秦には無い そして一番の問題は、お前だ クククまともな人間が矢を穿たれて平気なはずないまともな人間なら!! 賢いお前はもうとっくに悟っているよなァ、 お前みたいな壊れた奴は手になってはならないと!! さァいつまで荷台にいるつもりださっさと降りる!! 私が行く皆はその場で待てっ!! 一体どうなってんだ!? あのガキ時間がねえってのに!! 俺はもう何も感じないんだ そんな奴が王になどなれるわけがない 物心ついたときは... 自分が王族と知りその幸運と名誉に心が震えた だが...お外へ出ると そこは敵国のど真ん中だった 秦への憎悪が容赦なく俺に降り注がれた その圧倒的暴力を受けながら 俺は自分の置かれている状況を認識し 精神は深く閉ざされいつしか俺は何も感じなくなっていた こんなことになるまで追いつめられていたなんて 長平の怨念を受け止めさせられたんだ この子は素王子でありながら趙で生まれた どうすることもできない。その不運のせいで 道剣達は来るのが遅すぎた 俺だってなりたかったのに 民を導く王になりたかったのに... 痛みが無いのなら私が代わりに感じてあげます あなたはちゃんと感じていますよ あの晩一緒に月の輝きに感動したじゃありませんか 大丈夫私がついています 一緒に森へ帰りましょう ふざけるな商談に間に合わねぇよ 聞いてねーぞ閉門なんて 紫夏という商人がここを通ったか!? 紫夏の奴何かやらかしたのか? 一緒に秦へ帰りましょう 改は渡さん改は俺達が連れて行く 女も地の底へ連れて行く 俺にとりついている亡霊達がお前にも... やっぱりダメだ紫夏... 俺はこいつらからは逃げられない 亡霊なんていやしない!! お前の前には私しかいない 政の記憶の中で人に抱きしめられたのは初めてであった まだかよ紫夏の奴何やってんだ おいそのガキ大丈夫なのか? 連日走ってるせいで馬速が上がらねェ さっきの時間の浪費はやはり大きかったか 趙の追尾能力は中華一だ もし俺達のことがバレてるとしたらそろそろ... 砂煙だ!後方に砂煙が上がってる!! ちきしょうここまで来て 戦いながらの逃走になるぞ!! 松で囲まれた池のほとりだ 赤松は国境の向こう側だ 無理だ...そこまで騎馬隊からは逃げられん ...!??...?? 子供ン時に決めた二人の約束忘れてないだろうな 三人の中で一番最後に死ぬのは紫夏 ハハハ元々拾われた命だし 闇商やってる時点でいつかこうなる覚悟はしてたけどよォ あいつをモノにできなかったことだけが心残りだ せめて告白くらいしとくんだったワハハハ あいつは断って養父の跡を継ぎやがった ブハハハへハお前フラれたのかワッハハハ そっ...それでっ!? 田慈!!飛ばしすぎだ御車を離れるな!! 崖上に騎馬隊がいるぞ!! うちの大将に近付くなてめェ!! 趙·秦国境付近ー赤松の池ー〈脱出班との合流地〉 それらしい気配はないか!? 何も!砂煙一つ見えません そのまま見張りを続けよ 騎馬隊はいつでも出られる準備をしておけ 王族の身ながら敵国に生まれ 戦争の怨念にあたり、痛みを失うほどにえは内にこもった だがお前はただ魂の抜けた人形になっていたわけじゃない 生来"天才〟の類のお前の思考はひたすら内に向かい自問自答を繰り返していた そして今お前は胸の中に恐ろしい王の道を描いているな 未だかつて何者も歩んでいない恐ろしい道を 今ここで我らと眠りつく方がずっと楽だぞ 闇に沈んでいた俺にこの女は手をさしのべてくれた もはや迷うことも臆することもない おれは秦へ帰り王になる 周りに死を呼ぶ苛酷な道だ お目覚めになりましたか 流れ矢が来ますので頭を下げておいて下さいね 一番最悪の時に起きたな もう少し寝てればそのまま逝けてたかもな しかし恐れながらあと半刻と... もちそうにありません... 騎馬隊につかまっちまったらどうしようもねぇ 矢も尽きていない馬も走っているまだうなだれる時ではないぞ!! 今は一歩でも秦に近付くことだけを考えろ!! 何だこいついきなり.. 合流地の兵が動いて来る可能性だってある 早々にあきらめるなんてお前らしくないぞ 俺を素へ連れて行くと言っただろう 本当に目覚められたみたいですね お前が手をさしのべてくれたおかげだ ハハハいきなりハリキリだしましたぞあの男 そろそろ武霊王が胡服騎射の力を見せてやろうか 周りに死を呼ぶ苛酷な道 あとは商人二人と政のみ! 国賊二人は八つ裂きにして野にさらせィ!! 政は首を持ち帰る顔は傷つけるな!胴より下は二人と同様だっ!! あなたが我々を救ってくれたように 自分の力を過信していた 私もこの子を救おうと思ったのですが、難しそうです 亜門が犠牲になった今、自分が助かろうなんて思いません だけどせめてこの子だけでも 頂いた命を次につなげなければ... やはり人の命を救うことはそんなに簡単ではない 御をお願いしますしっかり手綱を持って いいですか御には集中が必要です 絶対に後ろを見ないように 最後まで力を尽くすんです 合流地の兵が向かって来ている! 亜門みてェにかっこよくは逝けねェみたいだな 拾われた生にしちゃあ上出来だ 最後までほれた女の側にいれたからよ 一秒でも長く生きろよ紫夏っ よォしあとは政と女一人だ 私が二人を巻き込んでしまった あの女細腕で弓を引くつもり... 板が邪魔だ側面に回れっ もういいそのままじっとしてろ 頼むからじっとしていてくれ 冬顔様前方に砂煙が上がっております 政を迎えに国境を越えて来おったな 遊びは終わりだ!!馬車に乗り移り政の首をとって来い!!! 赤の他人に命がけで助けられた その人は私が十歳の時また別の人間を救おうとして命を落とした その人の死に際私は死なないでくれと泣き叫んだ 受けた恩に対し私はまだ何一つ返せていないと 私の命も幾人かの命によって救われて来たその恩を余さすお前達に注いたつもりだ 紫夏お前がこの先他人のために何かできたら、それは私にとっても大きな意味をもつ どんなに些細なことでもいい...受けた恩忠を次の者へ フフそういうものだ紫夏 ええい何をしている殺せ 頑張れ紫夏もう少しだっ お前のおかげで俺は王になる 道剣殿...たちのことも あなたは生まれの不運によりおよそ王族が歩まぬ道を歩まされた... 逆に言えばあなたほどつらい経験をして王になる者は他にいません あなたは誰よりも偉大な主になれます ああつきものは落ちましたな~ 紫夏が息を引きとり昌文君らと国境を越えたとき左手に激痛が走った 不思議なものだな人の体とは 紫夏の話をしたのは初めてだ 一生他人に話すことはないと思っていた また俺の中で何かが変わってきているのかもな 信!あの店変な食いもん売ってるぞ! 今日は俺の〝甲冑〃を買いに来たんだからよっ バカそんなもん後回しだ で?親父さんの身長は? ちょっと待てコラ何だそりゃァッ 甲冑?毎度!で親父さんの身長は? ガキのひやかしにつき合ってるヒマはねー おっお前ら見ない顔だな 三つも向こうの村からはるばる甲冑買いに来たんだよ おーえらいな親父のおつかいか お前の?その年で戦争に行くのか? どっちにしろ庶民が初陣で甲冑着込んで行くなんて聞いたことねぇぞしかも高ェんだぞ この前の戦でもらった金で甲冑買うんだよ はァ?この前の戦って言やァ三か月前に魏と戦ったやつだ ガキーその年でウソついてるとろくな大人にならんぞ どーなってんだこの市場はァァ らっしゃ...あ田有さん 田有?...どっかで... 伍作りで一番人気だったオッサンー 棟梁このガ...少年が本当に例の... オッサンも元気そうだな 先の対裁大戦で奮迅の活躍をして 一歩兵から一気に〝白将”の位にかけ上がった信だ "百将"って言やァ百人の部隊の隊長だぞ!! 異例中の異例だが極めて正当な評価だ お前本当にそんなに活躍したのか? あ?百将になったっつったろうたいぶ前に いやお前のことだからてっきり百姓のの位かと 帰国の途で皆が信のことを語っていた しばらくして百将になったと聞いて自分事のように嬉しかったぜ こんなに次の戦争が待ち遠しいのは初めてだ お前の部隊で戦ってみてェと思ってる奴はきっと俺だけじゃァないぜ 俺の隊はとんでもなく大変だぜ ところで今回は何しにここに? 何イ~~甲冑を売ってもらえない~!? 任せろ百将ォォこの市で一番いい甲冑買わせてやる ゴラ店主~~~甲冑だァァ よかったな信甲冑買えて 圧倒的に甲冑負けしてんな お前こんな所で何やってんだ? 王都成陽にて異変が起きた 邪魔だこれは張満様の御車ぞォ ご主人様まだお休みになられない... 報告!張満様すでに絶命! 斉弓殿斉虎殿の屋敷に守備兵を送れ!! 京伯様趙丸様同じく絶命!! 念のため黄御三家にも注意を促せ 申し訳ありません今到着しました たまたま今日は騎馬の一隊と行動を共にしておりました故手が出せなかったと見えます 一体何が起こっているのです殿 今晩だけで...そんなバカな!! 刺客の数が多くその族も様々だ報告があっただけでも“号馬”と〝堅仙〟そして... 場氏の残党の仕業ですか だが何者かが我らを大々的に粛清しようとしているのは確かだ! 端氏の反乱鎮圧で王都内は安静化したと思い込んでいたが.. これから政界の極みを目指す殿にとってあまりに大きな痛手だ。 刺客の中に〝朱凶〟がいたということはやはり端氏の残党の仕業でしょうか? 成蟻蝎氏の反乱関係者を不問に処したのは殿の働きに拠ることになっている 故に蝎氏の残党で殿を敵視している者は少ないはずだが... しかし禍根を残していないかといえばそれは嘘だ ...今現在山氏残党を率いているのは ...まさか肆氏本人が? 考えられないことではないが ええい今はこれ以上機種者を出さぬことが先決だ かつて端丞相の参謀を務めた球大ー 我ら昌文君一党の存続の危機と捉えて守備にあたれ!! 各屋敷に兵が入り門を堅く閉ざしております 昨夜はご苦労であったぞ皆の者 我が“主〟の期待決して裏切るでないぞ ...???...?? 何やってんだあいつら? 〝朱凶〟は元々“蚩尤”に仕えた一族だ しかし奴らがひざまずくとはあれが本物の蚩尤?あんなガキが? お目にかかれて光栄です 〝蚩尤〟とは闇世界で一千年も前から魔物と恐れられてきた幻の一族だぞ これからは、このような まだ何も報告は入っておりませぬ 肆氏が現れましたっ!! 先の反乱鎮圧に奮った手腕貴様の才覚を疑う余地はない だが文官に転身してまだ日が浅いお前は「文官の戦場」の深さに気付いていない 文官の世界でのし上がる気なら常に最悪の事態を想定して事にのぞめ あの男はお前にとってそれほど有力な支援者ではないはずだ 昨夜殺された者の中に張満がいた時点で気付かなかったのか? たしか王宮の門警備の責任者です 昨日の犠牲者で他に王宮関連の任を持つ者がいるか!? それに許進殿もそうです 半年前に乱があったとは思えんな 上の方から手が回っているのだ 兵の数も配置もあべこべだ つくづく長生きの許されぬ主のようだな 再び命を狙われるとはしかも我々に この先の建物が王の寝所だ どうやら一番乗りのようだな 大王の首は我らが頂くそしてこの日をもって“堅仙”の名が闇世界に君臨するのだ 闇夜にかくれて寝首を狙うようなクソ共は 俺の息のかかった者は、全員要注意人物にあげられ王宮に潜りこませるのは不可能だ 半年前の反乱の失敗...時間をかけて検証し分析していくといくつか答えが出た 両軍の将であった大王と成嬌の器の違いが最大の要因ではあるが、それとは別に こちらの計をことごとく粉砕した者がいる 信じ難い事だがそいつはたった一人で朱凶ムタ左慈を撃破した 聞けば王宮の情勢には無関係な、ただの下僕の少年と言うではないが だが敗れた側だからこそ身にしみて分かることがある あやつほど敵に回して厄介な者はいない バカがまた飛びやがって! いろいろと工夫してんだなァ刺客ってのは ひたすら剣ぶん回してきた俺とは大違いだ 暗殺を生業とする我らが戦場になど出るか 小僧〝堅仙〟を愚弄した罪は重いぞ 償いに天に命を捧げねばならぬな そんなもんは何百って敵と渡り合う戦場じゃ何の役にも立たねェぜ? てめェらを地の底に送ってやる! どうした...今日はずっと外を見てるな あっ申し訳ありませんお気が散りましたか? 紫夏さんの話をうかがってからとても好きになったんです とても強く輝いておりますよ 特に大王様のお側で... んなヒラヒラ着てっから あいつを殺ろうって奴は一人も生かして帰さねぇからな!! 成婚反乱の戦いでは見ていて心臓が止まりそうになったけど.. 今はどこか安心して見ていられる 相手が弱いわけじゃない 半年前とは比べものにならないほどに テンお前は先に政の所へ行け 俺もこいつら片付けたらすぐに行く 急げ!政が殺られちゃ意味がねぇ あいつは多分まだ気付いてねェ 分かった!絶対すぐに来いよ ついていけねェや... バカの一つ覚えてガンガン前に進みやがって 今は政が危ねェってときに 大体昌文君らは何やってんだよ王様の危機だっつー... 王宮仕え...にゃ見えねぇな ってことは他の奴らんとこのか お前こんな所で何やってんだ? ひょっとしてこの辺住んでんのか? その甲冑は全然似合ってない へー信の他にもこんな若い奴が戦場に行ったんだ ーがお前の居場所はやはり戦場だ お前の剣は隣の当たるところでこそ、最大限の力を発揮する だからそれ以外の余計なところには足を踏み入れるな 共に戦場で戦った誼みで忠告に来た 王宮には絶対に近づくな 待てお前一体何を... 咸陽から政の危機を知らせる使者が来たのは今朝 だけどこいつは昨日の時点で政が狙われることを知ってた こいつも政の命を狙う。刺客の一人ってことか!! その子とは一度会ったことがある 朱凶やら...号馬やら どのみち同業者は始末するつもりだった い...一旦退くぞ...立て直す たった二人で何が立て直すだ テンの奴一人で行かせて大丈夫だったかな... 我らの剛拳は〝気〟を外に練る硬化術 “攻”においては一撃で岩をも砕き “守”においては一切の刀剣を皮膚の内に通さぬ 剣に頼る貴様らは我らの術の餌食でしかない 俺達の硬化術に剣は効かねェんだ それを一瞬で八人も... やっぱりあいつも来てんのか 分からないさっきまでいたのに急に消えたんだ まさかもう政のとこに行ったんじゃ あの人の強さはふつうじゃない 心配すんな俺の方が強ェ この度はキツダムが昔ご購読まとん、ありがとうございます!! ...あぁ「次の過去編」は、実はキツクは、の連載内のドリも大分的に本巻?でも、秋姫の物。やっちゃんのことはわからないからねーかったんでしょうか。 ちっかしいで、その流れを。 斎秋戦国...あの時集先っ物語を連載したいと思う 毒中華琳ーに関連わら物語の読めを数本描く 主人公を政にしょうと思連載もののオリジナを兼ねた美貌でこれも人生の人達を教えていた敵か、今向くの助けでなく降り物など、考える ですが、遅くないのが楽しんでしょうか楽しいんだよ こんな感じ。結局みんな途中ですが、しかし、基地の改めは、戦場から行ったのだが...そ、そうだな。ということになりこのようになっているのですが、それではないのかもしれませんでしょうがいいんですよね。あれはもう一つのことができましたが...政か主人公になってたらキクタスは、どうなってたんでしょうか。 あり、人質政と対象人業界のお前は、おくら入りしてました。。。 読めと並行に連載もの背組みを考える ここでは書きまめちゃけどそのと しっかし「改め最初」・連載始まで以来、 □作原泰久コアシスタント多島模様、今度、真樹、松原科光「ヘルプール川英二、大杉連 一体何枚描き直した人あっうう ふむ盛んじたろうがたち くずにはパパ星活はあまり やはり身内にも多説すです!!みんなサイスから ティーチヤー立澤克美、三原和□編集金上大作 紫夏さんの話は強烈だったなぁー 大切な人が目の前で死ぬなんて一体どれだけつらいことなんだろう 今の私にとっては一番身近で大切な人は陽ちゃんがな 大王孫はそちろん大切な大丈夫かだけど身近どいう意味では翔ちゃん こっ向ちゃん!?...こっ来ないでっ 陽ちゃんがもし、たぶん私も死んじゃったら... 死んじゃうかも悲しくて ああ考えただけで涙かっ... 陽を不治の病と思い絶叫する向 盗み食いしていた果実を必死に口に押し込み証拠隠滅をまかる この後左手の果実を向ももらい、共犯とされる ちゃんとすわってくえよ 王宮の異変を知らせる肆氏の配下が到着 よし今すぐ王宮につれてけ!! 前日の羌廉の忠告を完全に忘れてる信 何ィ!?政がまた狙われてる!? あ!待てっ甲冑っ甲冑っ ちょっと待ってあげてよ昨日買ったんだ この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。