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オレは...
YJC
DIGITAL
YOUNGJUMPCOMCS
「千年の名
九原泰久
●Sentenstamestは、
SHUEISHA
...
●十年の各
九原泰久
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
んぅ
KDNGDON
原泰久
キングダム
目次
お本領
第83話弱点―
第38話戦友第39話朝点―
第33話正体
第94話祭
第55話・技・
第96話「百氏派」
第86話「黒幕
第87話「千年の名
百五十一
第90話
第91話
...
ーーニする
四十
五十九
ーセナも
九十五
時間稼ぎ
百十五
...
百三十三
第92話秋密
_百八十七
百六十九
★この作品はフィクションです。あたって、
実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。
河了貂かりようてん
お登場人物紹介させや
信
じん
漂
ひょう
山民族のお末裔。身寄り
がなく、一人で乱世を
生き抜し「てきた子。今
は信と暮らしている。
昌文君しょうぶんくん
最近に中途を良くす大臣
元々は武官だったが、現
在は文官として嵐政をも
援する
戦争孤児の年。自らの腕
っでは大の大将臣...と
して名を成すことを目指す
粛政「えいせい
冬回の若き王。異母弟の
反乱を平定し、中華統
をめさす
信の親友。最政の影武者
となるが、刺客の手に挂
かり命を落とした。
壁
本軍の千人将で、昌文も
の婦層でもある。最近に
......
韓氏は、
元々は遠永相刀参謀。城
丞相失脚後、表面上は属
政側に協力しでいるか
その真意は...!?
葵の王宮に仕える官女
最近女に恋心を抱いてい
ん
羌痛「きょうかい
名前以外、素性の知れな
いまのま士。話との出し
では信と同じ次のメンバ
だった。
号馬
こういうのは
どちらも大王・扉の命を狙い、王宮に侵入した刺客族。
朱凶、しゅきょう
おまえもまた、
...
前巻までのあらすじ
ふふふむふあああ
時は紀元前ーー。500年の大戦争時代にある中華西方
の国・秦。奴隷同然の生活を送る少年・信と凛は、武
功で名を上げるべく日日夜剣術の修行に励んでいた。
ある日、王・嬴政に瓜二いつの容姿を見込まれた漂は、
王の影武者役として王宮へ召し抱えられるが、王の実
弟・成績によるクーデタ・一が勃発。凛は刺客の手に掛
かり、仕官からわずから一月で命を落とす...。
漂を身代わりにした最政に〈憤りを感じる信。だが、
漂の遺志に応えるため、信は瀬政と行動を共にし、山
斎の遺伝に応えるため、信はない奴と一致をの民の応援も得て反乱の鎮圧に成功する。その後、無いの
その後、映画・魏との戦いそれに初めて歩兵として従軍の
した信は、劣勢の素軍のなかででも獅子奮迅の活躍をし、
奏軍の勝利に大いに貢献。その功を認められ、一気に
百将へと異例の抜擢をされた。
一時の平穏を取り戻したかに見えた素王都・成陽。
だが、その平穏は長くは続かない。ある夜、王宮内に
嬴政の命を狙う刺客の集団が侵入したーー。
任せとけっ
つの
いやああまあまり
一歩兵から一気に
白将”の位に
かけ上がった母だ
あああなあなたかも
第86話「黒幕
よっ
へへっ
久しぶりだな
...昌文君か?
いや
肆氏って奴の
配下が来た
!???...??
刺客の数は?
分からねェ
たぶんまだ
10人以上はいる
あれ?
政は刺客が
迫ってんの
知ってたの?
いや
だがお前達が
こんな所に現れる
理由は一つしか
考えられない
成婚のような
大規模な反乱を
今さら見落とす
王宮ではない
呼んだのが
肆氏とは少々
意外だったがな
わかわわ
俺の危機を救うべく
誰かがお前達を呼んだ
つまり少数精鋭の
刺客が潜り込んだ
頭のキレは
相変わらずだな
お前は随分
力をつけたな
もう剣では
敵わないかも
しれんな
一瞬
見違えたぞ
てめぇ
”もうじゃねぇだろが
もうしゃ
アハハハ!!
三人そろうと
何かなつかしーな
ーーって
立ち話してる
ヒマはねェぞ
敵ン中に一人
手続かいる
キャアアア
曲者っ
曲者ー
ー!
...
大王様から
離れろー
三人ともついて来い
王しか知らぬ
抜け道がある
向はサヤを持って来い
?
体どうしたら
朝谷如きに秘兵が
ここまでやられるのだ
それにしても
もろすぎた
やはり今、王宮の
守備はほとんど
機能していない
これではまるで
軍が通った
跡ではないか
今回の刺客は
集団で動いている
文字通り軍並みの
力を備えておるので
あろう
意図的にな
王宮の守備は
敵の黒幕の
手の内に
あるということか
信は中に入って
おるのであろうな!!
キングタ
そのはずだ
.....しかし
解せませぬ
殿
我々はこれまで
成嬌端氏残党を
厳しく
見張って来ました
こんな暴挙を
起こす気配を
見逃していたとは
考えられません
......
我々の視野が
狭かったのかも
しれぬ
いやそんなはずはない
今やこの国は事実上
呂氏一党の独裁となり、
良くも悪くも安定している
国内でこれに抗い
大王の命を狙う霊は
場氏残党以外には...
...
視野が?
考えられぬ
国内!?
まさか
敵国の陰謀
大分
開けたな
バカな
ありえぬ...
敵国王の暗殺は
戦国の世の業中の禁〟
これは列国全ての
暗黙の了解だ
武人の頭では
理解できぬか
500年守られてきた
この禁を犯さば
同盟国すら牙をむき
列国全てを敵に回す
そうなれば、もはや
その国に明日はない
だが
策士の見地からすれば
ごく普通の考えだ
それ故外国人の
入国には細心の注意が
払われる
他国で最初に浮かぶのは
三か月前に戦った魏国
...しかし兵の被害で言えば、
こちらの方が大きかった
あの一戦だけで王暗殺に走るか?
!
怪しいのは弱小国の「韓」か
もはや韓の軍力では薬に
敵わぬー
だが韓の「張宰相」は賢者と
名高い...これも信じ難い
次は「趙」もしくは「楚」」
素国王を補佐して行くのなら、
当然、目は中華全土に
そしてもう一度
局所局所に目を
落としていく
敵が定まらぬ時は
常に最悪のところに
目を落とす
最悪の...
もったいぶった
誘釈は十分だ
ホウ
肆氏よ
貴様が現れたときより
儂には
もう見えておる
殿?......
今度の事の首謀者は
今の儂にとって、
あの最悪〟の男だ
!?...
......
フン
少しは文官らしく
なってきたでは
ないか
王騎将軍?
いや違う
!!
!
まさかー
最悪の
男...
最悪の...
それにしてもお前
よく命狙われんなァ
次はどこのどいつだ?
...
心当たりがある者
だけでも50人はいる
ワハハ
さすが大王だ
ワハハハ
それより
聞いてっか
この前の戦の話?
ああ
大体な
大体じゃダメだ
大体じゃ
俺が生で見て来たんだから
くわしく教えてやるよ
最後は
大将同士の
一騎討ちに...
あっやべ
飛びすぎた
いや
そこからで
いいぞ
...??
バカ
第4軍が
蛇甘平原に
蒼いたとっからだ
まだ夢でも
見てるのかな...
見るからに
身分の低そうな
ボロボロの少年か...
もうすっそうっ!!
えっとそっとっ
王宮内で大王様を
〝お前〟呼ばわりして
会話をしているー
ー!
っと言ってるっそ!
どうもっき...
でも
何だかとても
大王様は
うれしそうだー
しかも横には
変な生き物か...
こらてめぇ
どこ向いてる
ちゃんと
聞いてんのかっ
ガチャ
オオ
広い部屋だな
よかったな
あの人と
戦わなくてすんで
バッカあの野郎
今度会ったら色々と
とっちめてやる
あの正面の扉から
地下道に入れば
王宮の外まで行ける
へっだけど
今回は楽勝
だったな
オレ達三人が
そろえば
こんなもんだ!
あ
中に子供が
お前は何も
してねーだろ
よー宮女
お楽しみのとこ
大変だったなー
カチャ
ははい
なっ...
何ですか
下品な言い方
やめて下さい
ふーんでも
意外と宮女って
地味...!
ガーン
無礼ですよ
あなた
ワハハハ
おこった
おこった
つか
ガキじゃね?
あっあなたに
言われたく
ありません!!
?
ガチャ
ギシ
ギシ
大体あなた達は
何者ですか
後の
天下の
大将軍だ
ん?
何か言ったか
政?
キングダム@
?
扉が
開かない
はァ?
外側から
鍵が
かけられてる
えっ.....
それってこの先に
進めないってこと
ですか?
そうだ
...
どけっ
こんなもん
蹴破って...
いって
...
やられたな
どういうこった
.....まさか
ここを通るのが...
ムダだ
この扉は
タジフの石球でも
破れない
ああ
読まれて
いた
ちょ...ちょっと待ってよ
ここって王だけが知る
秘密の通路なんだろ
だったら
読むも何もない
はずたぞ
誰かに
言っちまった
のか?
いやこの通路は
まだ昌文君にすら
言っていなかった
じゃあ
何で
今この時まで
この道を知っていた者は
素国に二人だけだ
二人?
亡き父荘襄王に
直接教わった
この俺と
かつて荘襄王に仕え
その全てを把握して
いた男
?
そ...
それって
まさか...
大王様...
ああ
呂氏だ!
なっっ!?
呂氏って
お前の後ろ盾の
丞相じゃ...
はっ
退がってろ
お前ら
第87話「千年の名
あ.....
あいつが
いる
......
...刺客...
うそ...
みんな殺される...
さ...
三人とも
戦う気
...
大丈夫
......
朱凶か
え!!?
あっ!
本当だ
信
あいつの周りっ
朱凶がいるぞ
朱凶...
今さら...
フフフ昌丞相の
お抱えになるのは
我ら朱凶のようだな
これで一族の栄華は
約束される
む?
王を護るボロの少年...
半年前に王暗殺に
向かった徐完を返り討ちに
したという少年が
何と
徐完の青二才が汚した
朱凶の名の雪辱まで
出来るとは
今宵は
我らの
ためにある
キャア
わっわっ
来たっ
それでも、
それはありがとうございます
!?
今さら
お前らに
用はねェ
!!
キャアアッ
...
出会ったときの朱凶には
あれほど苦戦して
今は一閃か
段を飛ばして
力をつけているな
信
あっ
あっ
あいつが
出て来たっ
気をつけろ
信
お一人で行かせて
宜しいので?
あの小僧の強さ
尋常では
ありませんが
...???!?
まァ
見ておれ
羌疣
お前にはいくつか
訊きたいことがある
ふざけなしで
マジメに答えろ
お前の正体は
刺客だったのか?
......!?
...
そうだ
キリ
金のためか?
政を...案王を
殺しに来たのか?
......?
違う
そうだ
目氏って奴の下で
働きてェのか?
じゃあ
何だ!!
お前には
関係ない
違う
......
もういいか?
ああ...
もういいぜ
羌痺
今すぐ
失せろ
一緒に戦場行った
誼みで見逃してやる
......???..
王の首を
持ってな
分かった
今すぐ
立ち去る
トン
安心しろ
ピッ
服を
斬っただけだ
次は胴の
上と下
し.....
オイ
斬り離すぞ
ってみろ
コラァ
始まった
!???...??
...
チィ
剣で受けも
しないで..
全部よけてる
否
......
何ともはや
これが蚩尤と
いうわけか
まだまだ
これからと?
蚩尤の伝説はどれも
箍が外れたものばかりで
内容もバラバラだ
この程度なら
千年もの間
名が続きはせん
蚩尤は
人ではないと
だが
蚩尤を見た者の
感想は全て同じー
なるほど先に
動いてやがる
速いだけじゃねぇ
俺の間合いと剣筋が
読まれてるんだ
こいつ戦場で
俺の剣を
見てやがったな
こっちも
お前の剣は
見てんだよ
!?
だが俺には
戦場でほとんど
使ってねェ技がある
突き!!
かわせねェぞ羌鬼!!
な..
お前ら
いい加減帰れよ
閉店た閉店
バカァ
まだこれからだ
これからァ
アハハハルハ
第88話戦友
今日は俺が
商副将の丘に
行くまでの話を...
それもういいよ
100回は聞いた
そっか?
じゃあ信のアホの
話を...
それも100回
聞いた
じゃあさじゃぁあさ
尾平さん前から
聞こうと思って
たんだけどさっ
ん?
何だね?
信と羌疣って
どっちが強いの?
たしかそいつも
かなり強いん
だろ?
アホか
信は百将だぞ
信に決まってんだろが
あっそっか
アハハ
その辺のことはな
他の伍でも結構
話題になった
そりゃ普通に考えりゃ
信が上だ
あんだけ手柄挙げ
まくったからな
...だが俺は
ひょっとすると
光掩の方が強ェような
気がする
えっ!?
たしかに羌穂は
頭がキレる
何だよそのガキは
策士だったんじゃ
なかったのか?
でもな本当に
周りが驚いたのは
あいつが剣を
抜いてからだ
羌廆は人じゃねェって
何せあの時
羌痴を見た敵味方の
誰もが同じことを
思ったからなー
第88話一戦友
バカな...
...
どうなってんだ...
こいつ体重が...
...ない!?
!?
!?
!
ゴッ
...
しっ...
大王
覚悟
!!
コッ
ぐっ
まだ
まだァ
キングダムの
!!
しっ.....
信
っ!!
アン
!?
......!?
どしたよ
俺の胴はまだ
ひっついてんぞ
ジモボスのおと
........
なぜそんなに
ムキになる
ここには敵の将軍も
いなければ副将もいない
いるのは何の権力もない
一人の若王とそれを狙う
刺客だけだ
キングダムの
昨日も言っただろう
ここはお前の戦場
ではないと
ふつうなら
そうだけどな
だが後ろにいる
大王様とはちょっとした
知り合いでよ
知っているよ
お前が先の反乱で
王を護ったという
下僕の少年と
同一人物であることは
だが手を助けても
将軍には
なれないぞ
なぜここで
命を張る?
はぁ?
わははは
ははは
いてでで
......
バカかお前
そんなもん
俺にあるわけ
ねェだろ
忠義という
やつか?
........
じゃあ
なぜだ
戦友だからだよ
共に汗と血を
撒き散らしながら
戦ったなァ
........
理解できんな
うそつけ
!???...??
お前だってあん時
ずっコケた尾平を
助けたじゃねェか
......
副将の丘を
登るときも
そうだ
キングダムの
俺が千人将らと
先頭行ってる時
お前がしんがりで
皆を守ったって
聞いたぜ
仲間守るために
敵の矢面に立つ
それだけの
こったろ?
お前も
やったようになァ
何の話だ...
戦場?...
蚩尤が戦場に
行ったとでも...
一体何のために
ならばやはり
王の首をとるには
お前を殺さねば
ならんようだな
!!
だから
やってみろっ
つんだ
大体お前は
言ってることと
やってることが
ハラバラだぞ
殺す殺すっつっても
さっきから剣にはイマイチ
殺気を感じねェ!!
刺客のくせに
戦場行ったり
おかげでこっちは
全っ然調子が
出ねェ
......そうですか!?
あいつは
わざわざ
忠告に来た
本当は信と
戦いたくない?
殺気が
ない?...
戦車攻略したり
しんがりやったりよォ
皆がお前に
一目置いてんだ
羌痴がいて
助かったってなァ
お前もどう考えても
戦場向きだろうが
寝込み襲う刺客なんて
しみったれたもん
やってる場合じゃねェぞ
......
羌廆
お前如き
に..
キリ
蛍尤の何が
分かる
!!
!?
どわっ
へへっ
重ェ
今のは少し
殺気こもってたな
しゆう?
朱凶みてェな
もんか?
知るか
んなもん
蚩尤...
キングダムの
王だからな
自然と全土の
刺客族の報告は
入ってくる
知ってるの
政?
......
だが妙だな
蚩尤は今
魏にいるという
ことだったはずだが
魏?
......
ハッハッ
初めてでっけェ声
聞いたなァ羌瑰
お前にも感情
あるじゃねェか
刺客をバカにされたのが
そんなに病に
さわったか?
だったら
何度でも
言ってやるぜ
......
シユウも何も
刺客はぜーんぶ
下らねェ
腕に自信があんなら
戦場行って真っ向から
剣ぶん回せってんだ
バーカ
貴様...
本気で
殺すぞ
...
へへ
ああ来いよ
こっちももう
遊んじゃいられねェ
お前の後ろで
殺る気満々で控えてる
あいつらをぶった斬る
体力も残しとかねェと
いけないんでなァ
お前が退かねェんなら
仕方ねェ
その右腕を斬り落とす!!
運悪く殺しちまっても
文句言うなよ
図に乗るな
その気ならお前は
10回は死んでる
こっちの
セリフだ
ォオオッ
...
そろそろ
動き刻では
ありませぬか?
朱凶が族長
燕呈様
第89話
弱点
ぐっ
ラァッ!!
!!
っ!!
てめェ
ぐあぁ
あ...
あんなに血が...
......?
あの人
もう...
でっ
......
でやァ
...
たしかに?
信は斬られ
まくってるけど...
うあっ
りゃあっ
信の剣は
ちょっとずつ
羌疱の体に
近付いてきてる
気がする
.....
タン
ダッ
あっ!!
初めて
羌病が...
剣で
受けた!!
...
キングダムの
驚いたなァ
信の他にもそんなに
すげェガキが
いるなんて
信の弱点は
頭だな
ハチ
アホだからな
信は
しっかし
頭も良くて腕もたつじゃあ
羌痍って奴ァ弱点ねェな
あれ?
でも羌痍も
一度だけ妙なことが
あったな
?
妙なこと?
筋金入り
のな
たまに
ひくもんな
ほら敵副将の丘を
登ってるとき...
あいつ呼吸がどうのとか
言っていきなり
しんがりを抜けただろ
あれは
何だったんだろうな
...
......
?
ん
ただの気まぐれだろ
あいつはつかみ所が
ない奴だったから
!??...??
どしたよ
タメ息なんか
ついて
もう息が
上がったか!?
フォー
あいでェっ
フォー
フーッ
降参すんなら
今のうちだぞ
てめェ
何だお前やっぱ
息上がってんじゃ
ねェか
フーッ
言っとくが
俺はまだまだ
全然だ
フォーッ
...???...
フン
!!
オオッ
蚩尤の蚩尤たる
所以は人間離れした
その剣技と
相手が例え自らの
血縁であろうと
何のためらいもなく
両断する冷酷な精神
どうやら
あの蚩尤には
後者が欠けて
おるようですな
若すぎるの
でしょう
年など
関係ない!
彼の者は
蚩尤の名を継ぐ
唯一人の者!
!?
唯一人?
...
.....
常火にはない特異体質を
持つといわれる歯尤の血族
しかし、重木の名を継承するのは
その血族内でも最強であることを
証明した者唯二人!
どうやって
証明を...
殺し合いだ!
単純明快なるその掟!
その刻奴らは同族内で
殺し合う
親兄弟の紬さえ捨て去って
凄惨な戦いの果て
血族の屍の中に
立ちつくすは
唯一人!
それが“蛍尤”だ!
蚩尤はそうやって
千年もの間
名の質を保ってきた!
何と..
だが
奴は今一刀で両断できる
相手を歩兵仲間というだけで
殺せずにいる
身内すら
その手にかけたはずの者が
今さら何故この醜態...
若さなど何の言い訳に
なろうや!
奴の精神の弱さは
つまりは
蚩尤の弱さ
語るに落ちた!
もはや崇める対象でもなければ
憚る対象でもない!!
王の首はこの
朱凶がもらうぞ!!
ヒヒ燕呈様が
珍しくたぎって
おられる
コッ
コッ
コッ
何だ
あれは...
!?
コッ
なっ
ちょっと待てよ...
...
あわわわ
号馬...
ふざけんなよ
一体何人いる
バカな
この私が気配に
気付かぬなど
!!
"などLじゃねェよ
ザコ
何かガキばっか
いるぜ
ふつうに考えりゃ
あの長髪だろ
どれが
王だ?
まァいい
全員首にして
持ち帰りや
間違いはねェ
!?...???
オイ羌痍
一時休戦だ
第90話、時間稼ぎ
じ...
13人:
...
キングダムの
ガラララヲ
朱凶が長
燕星か
思ったより
若いんだな
だが相当に
強いという噂は
耳にしている
どれ程の
ものか
ニィ
ッハハァッ
やるなっ
シィィ
朱凶
........
チッ
あいつら人数多いくせに
「人一人がザコじゃねェ
くそっこっちは
血ィ流しすぎて、さっきから
手足にカメらねェってのに
...こいつの様子も
何か妙だ
羌痴!オレらの
決着は後回しだ!!
一度手を組んで
あいつらぶっ倒すぞ!!
!!???...
ざけんな
てめェ
断る
......そうなのか?
...???...
それじゃカキ共は
俺が殺る
待て
蚩尤を
名乗った
ガキがいる
10人でゆけ
チッ
定かでは
ないが
本物かどうか
黒鶴の陣だ
ああっ
来たっ
来たぞっ
信っ!!
強ェな
何とかあいつを
斬るとしても
すぐ後ろに9人
どうする
先頭の奴
どうする
策は一つ
!?
......
ほォー
前にもどっかで試しに
聞いた気が
すんなァ
言ってみろよ
”策”を
お前一人で
あの10人の
相手をしろ
!?
ざけんな
それのどこが
策だ
30秒だけで
いい
30秒で可能な限り
呼吸を戻す
だから一人で
時間を稼げ
キングダムの
それが策か?
そうだ
...
6秒6秒
やってやるぜ
あっ
一人も
通すな
オウ
信
...
何だガキ
降参?
......
降参か?
ククク
剣も抜かずに
俺の間合いに
入ってやがる
適当なこと
言って時間
稼ぐか?
こいつ
ニィ
てめェ!!
グッ
!!
ベキ
べキべキ
ハハッ
折れたなァ
カッ
そのスッパリ斬られた
脇腹に一発入れて
みたかったんだよ
ガハッ
悪かったな
今楽に
してやろう
こいつら
刺客のくせに
隊形なんて
つくってる
ゴホッ
ゴハッ
!???...??...
?
血迷ったか
そっちはふくろの
ネズミだぞ
知ってるよ
そのための
隊形だ
オオオ
だが
ここに入られりゃ
お前ら全員の
足が止まる!!
ぐっ
くそォ
ぶん回せ
みっともねェ
くらい
ただぶん回して
そして外へ
どけ
オォ
奴らを乱し
し..
クク
!!
バカガキが
カカガカ
!?
バ~カは
そっちだ
こっちは作戦
通りなんだよ
?
!?
クク...ガキ
どんな作戦だ
お前の醜態に
何の意味がある
あいつ
何をしてる
知るかよ
何ィ?
あいつの考えてる
ことなんて
分かんねぇよ
だが羌疣の策に
間違いはねェ
覚悟しといた方が
いーぞてめーら
オイ
オイてめー
100秒以上
たったぞ
一回り分の
呼吸は戻った
大丈夫
なんだろな
十分だ...
トーン
タンタン
トーン
タンタン
トーン
タンタン
トーン
タン
タン
舞いー
トーン
トーン
タン
タン
トーン
第91話「本領
それでも、
そういえば、
トーン
キングダムの
タン
タン
トーン
タンタン
トーン
タンタン
刹那に
四方に飛び
距離をおいた
号馬達は
さすがである
彼らは羌痴がどのように
仲間を斬ったか
理解できなかった
だが、そこに捕われて
いたなら彼らもまた
首となっていたであろう
思考よりも先に
体が危機を察し
勝手に動く
ここに号馬各々の
修練の深さが伺える
が
そんな号馬だからこそ
羌痴の剣の異常さに
冷や汗が止まらなかった
...
トーン
まともな
剣じゃねぇ
最初っから
...
何だ?
何をどうしたら
そうなる
羌蒐
お前今まで
どんな道を
歩いて来た
...
今のは
何だ?
......
だが、あいつらは
身動き二つせずに
斬られた
舞いに何か意味が
あるのかも知れぬ
そこが分からねば
戦えぬ
ここから見ていた限り
かわせぬ速さでもなかった
そうとは
限らぬ
逃げに徹し
そのまま距離を
保ち続けろ
その剣舞
長続きは
せぬ!!
!
そうかあいつは
もう一人のガキに
時間を稼がせ
自分は
休んでいた
やつの体力は
限界にある
トーン
タンタン
トーン
くそっ
奴ら待ちに
出やがった...
トーン
タン
タン
トーン
タン
来る
タンタン
トーン
!!
!!
行ったぞ
逃げに敬する
ならば何という
ことはない
来い蚩尤!
貴様の余力
使い果た...
タンタン
速い
トーン
チィッ
無理だ!
こんな部屋じゃ
つめられる!!
トーン
くっ
いいから
足を止めるな
妙な動きで
間合いを
読み違いさせる!!
それのみ!
こいつのカラクリは
見当がついてる
剣を伸ばして
はかっていれば
問題ない!!
バカが
見ろ
羌廆
タン
タン
しのげ央
そいつはもう
限界だ
トーン
だが速さは
衰えていない!!
!!
...
オォ
クオ
あいつ...
力が...
尽きた...
ニイ
残りは
号馬3人と
朱凶
信はもう
動けない...
政が戦える
ような相手でも!
ない...
...ない
もうどうしようも...
ひでも
こっちは...
朱凶
ごときに
バカが
明もはや
邪魔者はない
王を殺れ!
来た...
とらせっかよ
信っ...
無茶だ..
剣が
フン
持ってられねェ
くらい重工...
号馬の
........
勝ちだ
信
あ?
俺達の
粘り勝ちだ
!?
...
何を言って
こっ...
な...
ゴボッ
何者か
何者かァァ
...
第92話・秘密
ったく...
おせーっつの
第92話、秘密
生け捕りに
せよ!!
勢いて殿は殺されたが
今度の首謀者の
名を吐かせる!!
くっ
ばはっ
たす...
かった...
!?
よかった
あんなにたくさんの
刺客に襲われたけど
大王様は
ご無事だ
キングダムの
よかった!!
本当に
よかった...!
!?
号馬を
なめるな
!!
大王様ァッ
何っ
!
ハアファ
ブス
くあっ
バカ者
油断するな!!
息のある者も
かっこよすぎです
大王様ー!!
どひ~~~
大王様を
お囲みしろっ
好援護
ポン
.....っし
終わったな
今回はかなり
際どかった
........
あいつって
どうなるんだろ
あいつ?
ぬ!
あっ
殿ォォ
刺客で一人
息のある者が
おります
羌廆...
何を考えて
いるんだ信
そいつは大王の
命を狙った刺客
なんだぞ
さっさと
こちらに
渡すんだ
るせェ
政がこいつを
助けるっつった
んだよ
とりあえず
命はとらぬと
言われたのだ
投獄して目が覚めたら
色々と聞くことがある
ダメだ
こいつは気ィ失うまで
オレらのために戦った
だから目を覚ますまで
俺が様子を見る
き...危険ですよ
その人は..
皆さんの言う通り
今のうちに...
助けてもらっといて
何ほざいてんだ
てめェ宮女
そのヒョロい体
真っ二つにすんぞ
いい加減に
しないか信
コラ
蚩尤の恐ろしさは
お前も身をもって
知っているだろう
そいつがまた暴れ出したら
どうなると思う!
またじゃ
ねェ
こいつは奉国感公軍
第1軍縛虎申隊
歩兵羌槐
俺の伍の仲間の
光城だ!
......
どうせ今から
信は熱出して
23日起きない
から
ラチが明かぬので
とりあえず
そうしよう
入口に見張りを
立てておけ
じゃー
こーしよー
縄をほどくなよ
時々見にくるぞ
信
ここにこいつを
縛って剣を預かって
ひとまず退散
蚩尤は明日
引きとりに
くればいいよ
何っ
テン
てめェ!
ハッ
ハッ
ハッ
ゼハッ
ハッ
ス...
........何だ
起きてたのが
オゥ
あいつはもう
行ったのか
残念だな
奴とは少し
話したかった
魏との戦争ン時と
同じだ
スマネェ
あん時も
戦争終ったら
さっさとどっかへ
いなくなっちまった
...1000
ったく
せわしい男だぜ
俺もとっちめる気
だったのに
........
やはり気付いて
いなかったのか...
信..
そうか
へ?
カッ
!
トンッ
...
逃げる前に
剣を取り戻すと
思ってここで
待ってた
何か用か?
...
あんなデタラメな
強さを見せられて
...
信じられない
気もするけど
......
でも多分
最初に出会った時の
勘は外れてないと思う。
羌蒐お前
女だろ
第93話・正体
何だと...
羌廆が...
女!?
Lick
第93話
とぼけても
ムダだぞ
オレには
......
別に
分かるんだ!
熱くなるほどの
ことではない
こんなことは
羌痍が
女...
一何ワケの
分かんねェこと
言ってんだ
ンなワケ
ねェだろ
鈍感の極み
だな
ちょっと待てよ
お前本気で
そんなバカげたこと
言ってんのか?
何ィ
俺はあいつと同じ伍で
ずっと寝泊まり
一緒にしてたんだぞ!!
俺が冗談を
言うと思うか?
しっ
信じられっか
そんなこと!!
女の身で
あんだけの剣技を
身につけてるって
言うのか!?
じゃあ何か!?
あいつは女の身で
男にまじって
戦場に行ったってのか!?
オレが手を焼く
ほどの剣技をよ!!
む
ちょっと待て
政
お前が
手も足も出ぬほどの
剣技をだ
お前大体
おかしいぜ
ぐっ..
?
伍の俺らが全員
気付かなかったのに
キングダムの
何で今日ちょろっと
見ただけのお前が
そんなことに
気付くんだよ
気付いたんじゃない
知ってたんだ
知ってた?
千年続いていると
いわれる“蚩尤〟
その太古の刻より
〝蚩尤〟の名を
継承するのは常に!
女だ
......
意外ときれいな顔
してんじゃんか
こいつ...
で?
そんなことを
言うためにわざわざ
待ってたのか?
!!
そんなことって...
女が男のフリをして
生きることは
"そんなこと"
じゃないだろ!!
......
別に
バレたら
バレたで
多少面倒そうだから
女を明かさない
その程度だ
〝対処〟すれば
いいだけのこと
...!?...
よっぽど
自信があるんだな
自分の腕に...
......
私より強い人間は
この世にいない
そりゃ
言いすぎたろ
で
キングダムQ
何の
用だ?
チビ助
......
オレも
実は
女なんだ
そうか
やーな
わー
待て待てっ
......
さっさと
用件を言え
だ
だから
用件は
......
オレに蚩尤の技を
教えてくれ!!
教わって
どうする
戦場に行く!!
無茶なことを
言ってるのは
分かってる
頼むか...
でもこっちも
必死なんだ
...
!?
あっ
あいつっ...
あの部屋から
逃げられたのか!!
目文君の
アホッ
オオイ
あいつまさか
戦る気じゃっ
号馬をなで斬りに
したその剣は...
言い伝え以上の
ものだった
今宵のこと
里に戻り
一族の者に
語りつぎます
事が落ちつきましたら
ぜひとも我らで
あなたのお力添えを
いらん
蚩尤と朱凶の
関係はとうの昔に
終わっている
お前は族長の
責を全うしろ
......
...
イラつく
!?
言い伝えだの
語りつぐだの
何も分かってない
奴らを見ると
あげくに
技を教えろだの
皆殺しに
したくなる
え..
千年間ずっと
女が名をついで
るって...
マジかよ
他にも気になって
少し調べてみたが
蚩尤の記述は
どれもただの
つくり話とされていた
それほど
奴らの"営み〟は
常軌を逸している
政...一体...
蚩尤って
一体何なんだ
その一族が伝うるには
第94話祭
剣とは元来、戦いで
人を斬るものに非ず
太古の世
剣は天を祭る神器の一つとして
生まれた
天を畏れる人々
供物と炎の中
神がかのの力を宿す巫女が
天を祭るため舞い続けた。
人々はそれを>巫舞〟と尊んだ
時が移ろい
天よりも人の力が
恐ろしくなる
呪術よりも武力
その一族はやがて
時代の流れとともに
闇に消える
だがその一族は
絶えたわけではない
光の差さぬところで
千年もの間生き続けていた
おぞましい程に
異形の変化を
とげながら
第94話祭
何も分かってない
奴らを見ると
......?
キングダムの
皆殺しに
したくなる
...
女同士少しは
マネゴトができると
思ったのか?
...
残念だが
万のうち一つも
不可能だ
お前達と
私達とでは
生まれ落ち着った世界が違いすぎる
汝ら全員
我らが
幼虫の
糧に
何言ってやがんだ
このボケババァは
タバハハハ
迷いこんだ先が
悪かったなァ
バァさん
生きちゃ
帰れねェぜ
舞え
象
痴
蛍尤族は
氏族ごとに分かれ
山々に点在し
素質ある者には
幼少のころより
修練を積ませる
行くぞ
患尤の名を継ぐ者を
輩出する
全氏族が
そのことだけに
全てをかける
元々司祭の類であった
巫女の一族がなぜ
このような変貌を
とけたのが
行くぞ
その理由すら
失われて永い
ただ、今はそういう
“掟”なのだ
羌象[5歳
完病13歳
現宝尤が
消息を絶つたため、
次の蚩尤を
決めねばならなく
なった
まずは十九ある氏族から
それぞれ二人ずつ候補者を
選出する
羌族からは
姉妹同様に
育ったこの二人が
選ばれた
これより『候補者達は
一か所に集められ
〝蚩尤〟の名をめぐり
最後の二人になるまで
戦わねばならない
最後の一人になるまで
このしきたりを一族は
“祭”という...
続々と
集まってくる
幽族の連
蛾族の経
皆かなり
やる...
......?
心配ないよ
明日生き残るのは
象姉だ
だとしたら
痴は明日死ぬって
ことだよ
しかもこの私に
殺されるかも
しれない
それならそれで
がまわないよ
バァ達には
祭までの命だと
教わってきた
......!?
私は...嫌だ
まだまだ
やりたいことが
山ほどある
平地にある。国いってのも
見てみたいし
そこに住む人間も
見てみたい
たった15で
死ぬなんて
いつかは
子供を産んで
みたいし
何よりその前に
男の温もりも
知ってみたい
......
アハハハ
顔が真っ赤
あんたには
10年早かったね
ムリだよ
......
残るのは
一人だけ
とにかくね
穂にも本当は
明日死んでほしくない
生きのびて蛍木の名をつぎ、
里を出て外の世界を
見てほしい
あと男も
そういう
掟だ
だからさ!
明日はお互い自分のために
戦わなくちゃいけないんだ!
例え目の前の敵が
私や頬であっても!
絶対遠慮
するんじゃ
ないよ鬼
........
キングダムの
分かってる
緑穂
明日は痍を
しっかり守るんだぞ
象姉
痩
あんたのこと
本当の妹のように
思ってた
...
私もだよ
象姉
......
死にたくない:
今日見た限り
正直手強そうな
相手はいなかった
唯一の強敵と
言えば..
痛ーーー
痛の呼吸は
狭いが深い!
短期戦だと
私でもかなわない
象姉
でも、あの子が
いきなり私を狙うとは
思えない
きっと私と戦るころには
呼吸は尽きかけて
いるはず
象姉
あ~
象姉
鬼...
鬼...
候補者は全部で
3人
祭の開始と同時に
全開で行くぞ
強そうな奴から斬って回る
10人も斬れれば
十分だ
あとは
象姉が
やってくれる
明日(象姉は蚩尤になり
外の世界に:
いいんだ
緑穂
もう
眠ろう
そう決めて
いたんだ
緑穂
明日は
早い..
タ...
方!?
寝過ごした!?
バカな!!
有り得ない!!
眠らされた!!
!?
何かあった!
香!?
誰が
象姉!!
何でっ...
祭はう
祭はどうなった
象姉はつ
象姉はつ
象姉はつ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
象姉...
第95話
掟
ごめん、鬼
どうしてもあんたとは
戦いたく
なかった
では
これより
開始する
"祭〟を
お待ちを
一人足りませぬ
誰か足りぬ?
羌廆
羌痴
しばし
お待ちを
待つ必要はない
光拠は死を恐れ
逃げた
今すぐ祭の
開始を!
象っ!?
何のマネだ
...
心配するな
バァ
今日から〝蚩尤〟は
羌族のものだ!
待っ...
始めィ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
象姉エ
ハッ
ハッ
象姉
ハッ
ハッ
象姉
ハッ
象姉
象姉
象姉
ハッ
ハッ
ハッ
......
いない..
象姉が
いない..
ない!!
象姉が勝ち残っ...
っっっ...
ああ
あああ
勘違いするな
?......!
象姉は弱かった
わけじゃない
あの中では群を
抜いて強かった
それじゃ
何で...
あぁああ
ああ
あっ
はあっ
なぜだ
何があったんだ
バア
なぜ象姉が
こんな......
象姉が負ける相手なんて
一人もいなかったのに
象は
狙われて
いた!?
...
狙われて
いたんじゃ
最初から
フフ
家は開始と同時に、
大勢から一斉に攻撃を受けた
小娘が!
有り得ん!!
バカな
祭では
手を組んで戦うことは
固く禁じられている!!
例え同族の二人
であってもだ!!
それが
“掟”だ!!
穂...
お前と象の力は
今度の候補者の中で
抜きん出ていた
そのことは
全氏族の長たちも
知っていた
じゃから
黙認されたんじゃ
お前の不参加も
象の抹殺も
ちょっと待て
黙
認?
掟は絶対では
ないのか?
そ...そんなに
軽いもの
だったのか?
バア
じゃあ...
何で
こんなことを
!?
何で象姉は
死ななくちゃ
いけなかった!!
何をしている
羌長
!!
そやつはすでに
死人だぞ
......
自決しろ
羌の小娘
祭の勝者は
決した
敗者は一人残らず
骸に
それが千年より
つらなる虫九族の
"掟〟だ!!
!?
キアアァ
バカにしてるのか?
貴様ら
千年の掟が
聞いて
あきれる
年寄り達を
皆殺しにして
自分も死のうかと
考えたが思い止めた
やらなきゃ
ならないこと?
死ぬ前に一つだけ
やらねばならない
ことがある
現蚩尤だ
第96話
ハ
ハ
フフフ
ハ
眠れ
...
幽族の
連
裏で手組みを謀り
象姉を殺したあいつが
結局。蚩尤〟となり
里の外へ出た
奴だけは
絶対に許さない
...!???
あれから里を捨てた
私にはもう何もない
......!?
今の私の命は
あの女を殺すため
だけにある
何も知らずに
興味本意で
言いよってくる
お前達に
かまってるヒマはない
もう行くぞ
羌痴っ
お前の中で
一番くやしいと
思っているのは
何だ?
不確かな掟に
翻弄されていた
ことか?
卑劣な手で
象姉が殺されて
しまったことか?
それとも
仇が蚩尤となって
生きていることか?
その人が殺されたときに
その場にいることが
できなかったことか...
私がいれば
こんなことに
ならなかった
絶対に象姉を
殺させなかった
なのに
寝ていたっ
私がっ
象姉が
殺されるときに
殺ていたっ
こ...香ごときて
私はっ...
うああ
ああっ
蚩尤とか掟とか
関係なく
一番くやしいのは...
その時そこにいられなかった
ことじゃないのか
なぜ
そう思う
キングダムの
オレもそれが
一番怖いから
だから戦場に
行きたいんだ
......!?
今度の政暗殺事件は
その規模こそ
成績反乱のものよりも
小さかったが
政陣営に与えた衝撃は
比べものにならぬほど
大きかった
今この素国には
政をさしおく
圧倒的な独裁者がいる
キングダムの
この一件はついにその男が
秦王・政にまで牙を
むき始めたことを
意味していたー
捕えた号馬や
堅仙らの日から
主犯の名ははっきりと
割らせました
そうだ
〝呂氏〟って奴か
また勝手に
加わっているし
よかったじゃねぇか
そいつが今この国を
好き勝手やってんだろ
これで斬首にして
堂々と政が実権を
握れる
それができれば
何の苦労もない
キングダムの
何でだよ
王様の命を狙った
重罪人だぞ
対抗勢力だった端氏一党も
残っているとはいえ
吹けば飛ぶほどに弱まった
もはや朝廷は
呂氏派一色
そんな中で呂氏を
裁くことなど不可能だ
仮に裁けたとしても
素直に受け入れる
はずがない
もし呂氏が
本気で反乱を起こすなら、
成績の比ではなく
それに対抗する
我らの力は極めて
小さい...
万の軍勢に
10人で立ち向かう
ようなものだ
数じゃねェ
戦は“数〟じゃねェ
“人”だ
キングダムの
......
わずか一戦で
そのことに気付いた
お前の勘所は
悪くない
じゃがな
信
その”人材”も
向こうがはるかに
上なのだ
何つ...
また戦にならぬ
...動かれるのが
早すぎた
泣き言は
言ってられん
もう
始まってしまった
からな
おっしゃる
通りです
........
まずは今度の事件の
落としどころを
どうするか
向こうもこちらの
出方を伺っているはず
先の先を読み
十分慎重に
対応せねば我々は...
何事かァ
大王様っ!!
たっ
殿っ!!
大変です
し...
下に...
呂丞相が到着
されましたァ!!
蔡沢
昌平君
丞相様
李斯
蒙武
うむ
どれどれ
大王様の
ご機嫌は
いかがかな
呂不韋
丞相
キングダムQ(完)
作者あとがさ
こんにちは、原です。
この度は、キンクダムオリ老ご購読まとに
ありがとうございます!!
ハバシ!
今回はコミックス作業
僕について、
今のところ全てろのリル絵の具で描いています。
コミックス作業は、初回目に実現されていますが、
コミックスは本サービスに大変化します。コミンスが出るので、大丈夫ですが、ちょっとしてみましょうか。
そのためには、ここではありがとうございます。大丈夫だと思いましたが、わからないのです。今回は一緒になりますが、少しではなかった。
カラー牛点なのか?
このカードはセクターのスタッフがアップから作成されると言うんですが、
キャラクターミックスの表紙と、実はひとつと、中心からないでしょうか
パソコンと違い
一発勝負なとこか
あ、まけページ
原稿の加算や、描き変え、
...ときどきゃへ?ジ進加したりもしますが、
本意ではで描き直しをして、あとは
そんなことで、そっちコラコレが早く修正して
〈あとはスタフにはみはじ等々の修正と、ダンゲク
あっ。はいっ、いわゆる。これじゃないか。わからんことか。
基本こは自由で、パージ「曲やCCもひとくなはず」
本当は10パーシくらいおうけマンカー描きたいのですが、
それなのに、こんなにちからか時間から、あほとぬ。
今週はこの時間はイスでこの問題だ
それは...おはようございます
技服お先週とな
そんなこんなでコミックスを
お送りいたしておけばなー!!
口作原泰久
ロスタッフ・敏高性倍、松原町光、笠原衷樹_口騙槃_金上大佑
205
ロヘルプ中川英二大杉連
おまけ
1女歩兵売痴の
象姉......私・今...
象姉が興味津々
だった男たちに...
囲まれて
寝てるよ
伝ってのがあったんだ
は
何か変なっちゃい
にあいか
する
澤圭
ごくぞ
信
尾平
はっはっほっ
やめなさいそこは
伍長の
寝言
尾到の
寝屁
バカ二人の
寝ぞう
ギャア
さすがに
我ながら
無茶だったかな
家姉.....
向
『ちゃん『陽ちゃ〜ん』
おえー
おまけ?
あ
向ちゃんだ
ま.....
まさか
向ちゃん
うっ!?
向ちゃん
いつの間にー!!
陽
わァ!
ゲロ吐いてる!!
キャッシングで
(6)S4
え!?つわりじゃなくて
死体を見たから
思い出しゲロ!?
ひどいよ男ちゃん
コインね向ちゃん
ええっ!?目丞根が
大王様に刺客を!?
古大きい
これぜったい
わかんね
え?それじゃその
信っていう下僕っぽい
少年が一人で?
刺客達と
戦った?
強いんだ
へーうそへー
筋肉は?
あるよ
何ソレ
向ちゃん
私ね
身分差のある
男女の恋って
嫌いじゃないよ
貴族の娘と
下僕の少年とか...
信...か
信..
信様
うーうそうねォォ
っっく
「週刊ヤングジャンプ1H9年48万150号、82号ーH20年9号に
好評掲載されたものを収録しました。
カバーデザイン
岩崎修(POOKET
YJC
DIGITAL
SRUESMAYUNGJUNHKYOHKS
キングダム
9巻
原泰久
©原秦久2008.2012
初版発行
デジタル版発行-2012年
2008年
発行所・集英社
http://www.shueisha.co.jp
この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
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