★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 ...ーーニする四十五十九ーセナも九十五 ★この作品はフィクションです。あたって、実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。 山民族のお末裔。身寄りがなく、一人で乱世を生き抜し「てきた子。今は信と暮らしている。 最近に中途を良くす大臣元々は武官だったが、現在は文官として嵐政をも援する 戦争孤児の年。自らの腕っでは大の大将臣...として名を成すことを目指す 冬回の若き王。異母弟の反乱を平定し、中華統をめさす 信の親友。最政の影武者となるが、刺客の手に挂かり命を落とした。 元々は遠永相刀参謀。城丞相失脚後、表面上は属政側に協力しでいるかその真意は...!? 葵の王宮に仕える官女最近女に恋心を抱いていん 名前以外、素性の知れないまのま士。話との出しでは信と同じ次のメンバだった。 号馬こういうのはどちらも大王・扉の命を狙い、王宮に侵入した刺客族。 一歩兵から一気に白将”の位にかけ上がった母だ いや肆氏って奴の配下が来た あれ?政は刺客が迫ってんの知ってたの? いやだがお前達がこんな所に現れる理由は一つしか考えられない 成婚のような大規模な反乱を今さら見落とす王宮ではない 呼んだのが肆氏とは少々意外だったがな 俺の危機を救うべく誰かがお前達を呼んだ つまり少数精鋭の刺客が潜り込んだ 頭のキレは相変わらずだな お前は随分力をつけたな もう剣では敵わないかもしれんな ”もうじゃねぇだろがもうしゃ アハハハ!!三人そろうと何かなつかしーな ーーって立ち話してるヒマはねェぞ 敵ン中に一人手続かいる 三人ともついて来い王しか知らぬ抜け道がある 体どうしたら朝谷如きに秘兵がここまでやられるのだ それにしてももろすぎた やはり今、王宮の守備はほとんど機能していない これではまるで軍が通った跡ではないか 今回の刺客は集団で動いている文字通り軍並みの力を備えておるのであろう 王宮の守備は敵の黒幕の手の内にあるということか 信は中に入っておるのであろうな!! 我々はこれまで成嬌端氏残党を厳しく見張って来ました こんな暴挙を起こす気配を見逃していたとは考えられません 我々の視野が狭かったのかもしれぬ いやそんなはずはない今やこの国は事実上呂氏一党の独裁となり、良くも悪くも安定している 国内でこれに抗い大王の命を狙う霊は場氏残党以外には... ありえぬ...敵国王の暗殺は戦国の世の業中の禁〟これは列国全ての暗黙の了解だ 武人の頭では理解できぬか そうなれば、もはやその国に明日はない だが策士の見地からすればごく普通の考えだ それ故外国人の入国には細心の注意が払われる 他国で最初に浮かぶのは三か月前に戦った魏国 ...しかし兵の被害で言えば、こちらの方が大きかったあの一戦だけで王暗殺に走るか? 怪しいのは弱小国の「韓」かもはや韓の軍力では薬に敵わぬーだが韓の「張宰相」は賢者と 名高い...これも信じ難い次は「趙」もしくは「楚」」 素国王を補佐して行くのなら、当然、目は中華全土に そしてもう一度局所局所に目を落としていく 敵が定まらぬ時は常に最悪のところに目を落とす もったいぶった誘釈は十分だ 肆氏よ貴様が現れたときより儂にはもう見えておる 今度の事の首謀者は今の儂にとって、あの最悪〟の男だ フン少しは文官らしくなってきたではないか それにしてもお前よく命狙われんなァ次はどこのどいつだ? ワハハさすが大王だワハハハ それより聞いてっかこの前の戦の話? 大体じゃダメだ大体じゃ 俺が生で見て来たんだからくわしく教えてやるよ 最後は大将同士の一騎討ちに... まだ夢でも見てるのかな... 見るからに身分の低そうなボロボロの少年か... 王宮内で大王様を〝お前〟呼ばわりして会話をしているーー! 大王様はうれしそうだー しかも横には変な生き物か... こらてめぇどこ向いてるちゃんと聞いてんのかっ よかったなあの人と戦わなくてすんで バッカあの野郎今度会ったら色々ととっちめてやる あの正面の扉から地下道に入れば王宮の外まで行ける へっだけど今回は楽勝だったな オレ達三人がそろえばこんなもんだ! お前は何もしてねーだろ お楽しみのとこ大変だったなー 下品な言い方やめて下さい ふーんでも意外と宮女って地味...! ワハハハおこったおこった あっあなたに言われたくありません!! 大体あなた達は何者ですか 外側から鍵がかけられてる こんなもん蹴破って... ムダだこの扉はタジフの石球でも破れない ちょ...ちょっと待ってよここって王だけが知る秘密の通路なんだろ だったら読むも何もないはずたぞ 誰かに言っちまったのか? いやこの通路はまだ昌文君にすら言っていなかった 今この時までこの道を知っていた者は素国に二人だけだ 亡き父荘襄王に直接教わったこの俺と かつて荘襄王に仕えその全てを把握していた男 そ...それってまさか... 呂氏ってお前の後ろ盾の丞相じゃ... あいつの周りっ朱凶がいるぞ フフフ昌丞相のお抱えになるのは我ら朱凶のようだな これで一族の栄華は約束される 王を護るボロの少年...半年前に王暗殺に向かった徐完を返り討ちにしたという少年が 徐完の青二才が汚した朱凶の名の雪辱まで出来るとは 今宵は我らのためにある それでも、それはありがとうございます 今さらお前らに用はねェ 出会ったときの朱凶にはあれほど苦戦して今は一閃か 段を飛ばして力をつけているな信 お一人で行かせて宜しいので?あの小僧の強さ尋常ではありませんが お前にはいくつか訊きたいことがある ふざけなしでマジメに答えろ お前の正体は刺客だったのか? 政を...案王を殺しに来たのか? 目氏って奴の下で働きてェのか? ああ...もういいぜ羌痺 一緒に戦場行った誼みで見逃してやる 分かった今すぐ立ち去る 剣で受けもしないで.. これが蚩尤というわけか 蚩尤の伝説はどれも箍が外れたものばかりで内容もバラバラだ この程度なら千年もの間名が続きはせん だが蚩尤を見た者の感想は全て同じー なるほど先に動いてやがる 速いだけじゃねぇ俺の間合いと剣筋が読まれてるんだ こいつ戦場で俺の剣を見てやがったな こっちもお前の剣は見てんだよ だが俺には戦場でほとんど使ってねェ技がある お前らいい加減帰れよ閉店た閉店 バカァまだこれからだこれからァ 今日は俺が商副将の丘に行くまでの話を... そっか?じゃあ信のアホの話を... じゃあさじゃぁあさ尾平さん前から聞こうと思ってたんだけどさっ 信と羌疣ってどっちが強いの? たしかそいつもかなり強いんだろ? アホか信は百将だぞ信に決まってんだろが その辺のことはな他の伍でも結構話題になった そりゃ普通に考えりゃ信が上だあんだけ手柄挙げまくったからな ...だが俺はひょっとすると光掩の方が強ェような気がする たしかに羌穂は頭がキレる 何だよそのガキは策士だったんじゃなかったのか? でもな本当に周りが驚いたのはあいつが剣を抜いてからだ 何せあの時羌痴を見た敵味方の誰もが同じことを思ったからなー 俺の胴はまだひっついてんぞ なぜそんなにムキになる ここには敵の将軍もいなければ副将もいない いるのは何の権力もない一人の若王とそれを狙う刺客だけだ 昨日も言っただろうここはお前の戦場ではないと ふつうならそうだけどな だが後ろにいる大王様とはちょっとした知り合いでよ お前が先の反乱で王を護ったという下僕の少年と同一人物であることは だが手を助けても将軍にはなれないぞ バカかお前そんなもん俺にあるわけねェだろ 共に汗と血を撒き散らしながら戦ったなァ お前だってあん時ずっコケた尾平を助けたじゃねェか 副将の丘を登るときもそうだ 俺が千人将らと先頭行ってる時お前がしんがりで皆を守ったって聞いたぜ 仲間守るために敵の矢面に立つ お前もやったようになァ 何の話だ...戦場?...蚩尤が戦場に行ったとでも... ならばやはり王の首をとるにはお前を殺さねばならんようだな だからやってみろっつんだ 大体お前は言ってることとやってることがハラバラだぞ 殺す殺すっつってもさっきから剣にはイマイチ殺気を感じねェ!! 刺客のくせに戦場行ったり おかげでこっちは全っ然調子が出ねェ あいつはわざわざ忠告に来た 本当は信と戦いたくない? 戦車攻略したりしんがりやったりよォ 皆がお前に一目置いてんだ 羌痴がいて助かったってなァ お前もどう考えても戦場向きだろうが 寝込み襲う刺客なんてしみったれたもんやってる場合じゃねェぞ 今のは少し殺気こもってたな しゆう?朱凶みてェなもんか? 王だからな自然と全土の刺客族の報告は入ってくる 蚩尤は今魏にいるということだったはずだが 初めてでっけェ声聞いたなァ羌瑰 お前にも感情あるじゃねェか 刺客をバカにされたのがそんなに病にさわったか? だったら何度でも言ってやるぜ シユウも何も刺客はぜーんぶ下らねェ 腕に自信があんなら戦場行って真っ向から剣ぶん回せってんだバーカ ああ来いよこっちももう遊んじゃいられねェ お前の後ろで殺る気満々で控えてるあいつらをぶった斬る体力も残しとかねェといけないんでなァ お前が退かねェんなら仕方ねェその右腕を斬り落とす!! 運悪く殺しちまっても文句言うなよ そろそろ動き刻ではありませぬか? あ...あんなに血が... たしかに?信は斬られまくってるけど... 羌疱の体に近付いてきてる気がする 驚いたなァ信の他にもそんなにすげェガキがいるなんて しっかし頭も良くて腕もたつじゃあ羌痍って奴ァ弱点ねェな あれ?でも羌痍も一度だけ妙なことがあったな ほら敵副将の丘を登ってるとき... あいつ呼吸がどうのとか言っていきなりしんがりを抜けただろ あれは何だったんだろうな ただの気まぐれだろあいつはつかみ所がない奴だったから どしたよタメ息なんかついて もう息が上がったか!? 降参すんなら今のうちだぞてめェ 何だお前やっぱ息上がってんじゃねェか 言っとくが俺はまだまだ全然だ 蚩尤の蚩尤たる所以は人間離れしたその剣技と 相手が例え自らの血縁であろうと何のためらいもなく両断する冷酷な精神 どうやらあの蚩尤には後者が欠けておるようですな 彼の者は蚩尤の名を継ぐ唯一人の者! 常火にはない特異体質を持つといわれる歯尤の血族 しかし、重木の名を継承するのはその血族内でも最強であることを証明した者唯二人! どうやって証明を... 単純明快なるその掟!その刻奴らは同族内で殺し合う親兄弟の紬さえ捨て去って 凄惨な戦いの果て血族の屍の中に立ちつくすは唯一人! それが“蛍尤”だ!蚩尤はそうやって千年もの間名の質を保ってきた! 奴は今一刀で両断できる相手を歩兵仲間というだけで殺せずにいる 身内すらその手にかけたはずの者が今さら何故この醜態... 若さなど何の言い訳になろうや! 奴の精神の弱さはつまりは蚩尤の弱さ 語るに落ちた!もはや崇める対象でもなければ憚る対象でもない!! 王の首はこの朱凶がもらうぞ!! ヒヒ燕呈様が珍しくたぎっておられる ふざけんなよ一体何人いる この私が気配に気付かぬなど ふつうに考えりゃあの長髪だろ まァいい全員首にして持ち帰りや間違いはねェ だが相当に強いという噂は耳にしている チッあいつら人数多いくせに「人一人がザコじゃねェ くそっこっちは血ィ流しすぎて、さっきから手足にカメらねェってのに ...こいつの様子も何か妙だ 羌痴!オレらの決着は後回しだ!!一度手を組んであいつらぶっ倒すぞ!! それじゃカキ共は俺が殺る 蚩尤を名乗ったガキがいる 定かではないが本物かどうか ほォー前にもどっかで試しに聞いた気がすんなァ ざけんなそれのどこが策だ だから一人で時間を稼げ 剣も抜かずに俺の間合いに入ってやがる 適当なこと言って時間稼ぐか? そのスッパリ斬られた脇腹に一発入れてみたかったんだよ こいつら刺客のくせに隊形なんてつくってる !???...??... 血迷ったかそっちはふくろのネズミだぞ 知ってるよそのための隊形だ ここに入られりゃお前ら全員の足が止まる!! みっともねェくらいただぶん回して こっちは作戦通りなんだよ クク...ガキどんな作戦だ お前の醜態に何の意味がある あいつの考えてることなんて分かんねぇよ だが羌疣の策に間違いはねェ覚悟しといた方がいーぞてめーら 一回り分の呼吸は戻った 彼らは羌痴がどのように仲間を斬ったか理解できなかった だが、そこに捕われていたなら彼らもまた首となっていたであろう 思考よりも先に体が危機を察し勝手に動く ここに号馬各々の修練の深さが伺える そんな号馬だからこそ羌痴の剣の異常さに冷や汗が止まらなかった 何をどうしたらそうなる お前今までどんな道を歩いて来た だが、あいつらは身動き二つせずに斬られた 舞いに何か意味があるのかも知れぬ そこが分からねば戦えぬ ここから見ていた限りかわせぬ速さでもなかった 逃げに徹しそのまま距離を保ち続けろ そうかあいつはもう一人のガキに時間を稼がせ やつの体力は限界にある くそっ奴ら待ちに出やがった... 逃げに敬するならば何ということはない 無理だ!こんな部屋じゃつめられる!! 妙な動きで間合いを読み違いさせる!!それのみ! こいつのカラクリは見当がついてる 剣を伸ばしてはかっていれば問題ない!! だが速さは衰えていない!! 信はもう動けない... 政が戦えるような相手でも!ない... もうどうしようも... 持ってられねェくらい重工... 今度の首謀者の名を吐かせる!! あんなにたくさんの刺客に襲われたけど 本当によかった...! かっこよすぎです大王様ー!!どひ~~~ 今回はかなり際どかった あいつってどうなるんだろ 殿ォォ刺客で一人息のある者がおります そいつは大王の命を狙った刺客なんだぞ さっさとこちらに渡すんだ 政がこいつを助けるっつったんだよ とりあえず命はとらぬと言われたのだ 投獄して目が覚めたら色々と聞くことがある こいつは気ィ失うまでオレらのために戦っただから目を覚ますまで俺が様子を見る き...危険ですよその人は.. 皆さんの言う通り今のうちに... 助けてもらっといて何ほざいてんだてめェ宮女 そのヒョロい体真っ二つにすんぞ 蚩尤の恐ろしさはお前も身をもって知っているだろうそいつがまた暴れ出したらどうなると思う! 俺の伍の仲間の光城だ! ラチが明かぬのでとりあえずそうしよう 入口に見張りを立てておけ 縄をほどくなよ時々見にくるぞ信 ここにこいつを縛って剣を預かってひとまず退散 蚩尤は明日引きとりにくればいいよ あいつはもう行ったのか 奴とは少し話したかった 魏との戦争ン時と同じだ あん時も戦争終ったらさっさとどっかへいなくなっちまった 俺もとっちめる気だったのに やはり気付いていなかったのか...信.. 逃げる前に剣を取り戻すと思ってここで待ってた あんなデタラメな強さを見せられて... でも多分最初に出会った時の勘は外れてないと思う。 熱くなるほどのことではない 分かんねェこと言ってんだ お前本気でそんなバカげたこと言ってんのか? 俺はあいつと同じ伍でずっと寝泊まり一緒にしてたんだぞ!! 俺が冗談を言うと思うか? 信じられっかそんなこと!! 女の身であんだけの剣技を身につけてるって言うのか!? じゃあ何か!?あいつは女の身で男にまじって戦場に行ったってのか!? オレが手を焼くほどの剣技をよ!! お前が手も足も出ぬほどの剣技をだ 伍の俺らが全員気付かなかったのに 何で今日ちょろっと見ただけのお前がそんなことに気付くんだよ 千年続いているといわれる“蚩尤〟 その太古の刻より〝蚩尤〟の名を継承するのは常に! 意外ときれいな顔してんじゃんかこいつ... そんなことを言うためにわざわざ待ってたのか? !!そんなことって... 女が男のフリをして生きることは"そんなこと"じゃないだろ!! 多少面倒そうだから女を明かさない 〝対処〟すればいいだけのこと よっぽど自信があるんだな 私より強い人間はこの世にいない オレに蚩尤の技を教えてくれ!! 無茶なことを言ってるのは分かってる でもこっちも必死なんだ あいつっ...あの部屋から逃げられたのか!! オオイあいつまさか戦る気じゃっ 号馬をなで斬りにしたその剣は... 言い伝え以上のものだった 今宵のこと里に戻り一族の者に語りつぎます 事が落ちつきましたらぜひとも我らであなたのお力添えを 蚩尤と朱凶の関係はとうの昔に終わっている お前は族長の責を全うしろ 何も分かってない奴らを見ると あげくに技を教えろだの 千年間ずっと女が名をついでるって... 他にも気になって少し調べてみたが 蚩尤の記述はどれもただのつくり話とされていた それほど奴らの"営み〟は常軌を逸している 剣とは元来、戦いで人を斬るものに非ず 太古の世剣は天を祭る神器の一つとして生まれた 天を畏れる人々供物と炎の中神がかのの力を宿す巫女が天を祭るため舞い続けた。人々はそれを>巫舞〟と尊んだ 時が移ろい天よりも人の力が恐ろしくなる その一族はやがて時代の流れとともに闇に消える だがその一族は絶えたわけではない 光の差さぬところで千年もの間生き続けていた おぞましい程に異形の変化をとげながら 何も分かってない奴らを見ると 女同士少しはマネゴトができると思ったのか? 残念だが万のうち一つも 生まれ落ち着った世界が違いすぎる 何言ってやがんだこのボケババァは 迷いこんだ先が悪かったなァ バァさん生きちゃ帰れねェぜ 蛍尤族は氏族ごとに分かれ山々に点在し 素質ある者には幼少のころより修練を積ませる 患尤の名を継ぐ者を輩出する 全氏族がそのことだけに全てをかける 元々司祭の類であった巫女の一族がなぜこのような変貌をとけたのが その理由すら失われて永い ただ、今はそういう“掟”なのだ 現宝尤が消息を絶つたため、次の蚩尤を決めねばならなくなった まずは十九ある氏族からそれぞれ二人ずつ候補者を選出する 羌族からは姉妹同様に育ったこの二人が選ばれた これより『候補者達は一か所に集められ〝蚩尤〟の名をめぐり最後の二人になるまで戦わねばならない このしきたりを一族は“祭”という... 心配ないよ明日生き残るのは象姉だ だとしたら痴は明日死ぬってことだよ しかもこの私に殺されるかもしれない それならそれでがまわないよ バァ達には祭までの命だと教わってきた まだまだやりたいことが山ほどある 平地にある。国いってのも見てみたいしそこに住む人間も見てみたい いつかは子供を産んでみたいし何よりその前に 男の温もりも知ってみたい とにかくね穂にも本当は明日死んでほしくない 生きのびて蛍木の名をつぎ、里を出て外の世界を見てほしい だからさ!明日はお互い自分のために戦わなくちゃいけないんだ! 例え目の前の敵が私や頬であっても! 絶対遠慮するんじゃないよ鬼 明日は痍をしっかり守るんだぞ あんたのこと本当の妹のように思ってた 今日見た限り正直手強そうな相手はいなかった 唯一の強敵と言えば.. 痛の呼吸は狭いが深い!短期戦だと私でもかなわない でも、あの子がいきなり私を狙うとは思えない きっと私と戦るころには呼吸は尽きかけているはず 祭の開始と同時に全開で行くぞ強そうな奴から斬って回る あとは象姉がやってくれる 明日(象姉は蚩尤になり外の世界に: バカな!!有り得ない!! どうしてもあんたとは戦いたくなかった お待ちを一人足りませぬ 今日から〝蚩尤〟は羌族のものだ! 象姉は弱かったわけじゃないあの中では群を抜いて強かった 象姉が負ける相手なんて一人もいなかったのに 狙われていたんじゃ最初から 家は開始と同時に、大勢から一斉に攻撃を受けた 祭では手を組んで戦うことは固く禁じられている!!例え同族の二人であってもだ!! 穂...お前と象の力は今度の候補者の中で抜きん出ていた そのことは全氏族の長たちも知っていた じゃから黙認されたんじゃ お前の不参加も象の抹殺も 掟は絶対ではないのか? そ...そんなに軽いものだったのか? 何で象姉は死ななくちゃいけなかった!! そやつはすでに死人だぞ それが千年よりつらなる虫九族の 年寄り達を皆殺しにして自分も死のうかと考えたが思い止めた やらなきゃならないこと? 死ぬ前に一つだけやらねばならないことがある 裏で手組みを謀り象姉を殺したあいつが結局。蚩尤〟となり里の外へ出た 奴だけは絶対に許さない ...!???あれから里を捨てた私にはもう何もない 今の私の命はあの女を殺すためだけにある 何も知らずに興味本意で言いよってくるお前達にかまってるヒマはない お前の中で一番くやしいと思っているのは何だ? 不確かな掟に翻弄されていたことか? 卑劣な手で象姉が殺されてしまったことか? 仇が蚩尤となって生きていることか? その人が殺されたときにその場にいることができなかったことか... 私がいればこんなことにならなかった 絶対に象姉を殺させなかった 象姉が殺されるときに殺ていたっ こ...香ごときて私はっ... 蚩尤とか掟とか関係なく 一番くやしいのは...その時そこにいられなかったことじゃないのか オレもそれが一番怖いから その規模こそ成績反乱のものよりも小さかったが 政陣営に与えた衝撃は比べものにならぬほど大きかった 今この素国には政をさしおく圧倒的な独裁者がいる この一件はついにその男が秦王・政にまで牙をむき始めたことを意味していたー 捕えた号馬や堅仙らの日から主犯の名ははっきりと割らせました また勝手に加わっているし よかったじゃねぇかそいつが今この国を好き勝手やってんだろ これで斬首にして堂々と政が実権を握れる それができれば何の苦労もない 何でだよ王様の命を狙った重罪人だぞ 対抗勢力だった端氏一党も残っているとはいえ吹けば飛ぶほどに弱まった もはや朝廷は呂氏派一色 そんな中で呂氏を裁くことなど不可能だ 仮に裁けたとしても素直に受け入れるはずがない もし呂氏が本気で反乱を起こすなら、成績の比ではなく それに対抗する我らの力は極めて小さい... その”人材”も向こうがはるかに上なのだ また戦にならぬ...動かれるのが早すぎた もう始まってしまったからな まずは今度の事件の落としどころをどうするか 向こうもこちらの出方を伺っているはず 先の先を読み十分慎重に対応せねば我々は... 呂丞相が到着されましたァ!! 大王様のご機嫌はいかがかな こんにちは、原です。この度は、キンクダムオリ老ご購読まとにありがとうございます!! 今回はコミックス作業僕について、 今のところ全てろのリル絵の具で描いています。 コミックス作業は、初回目に実現されていますが、コミックスは本サービスに大変化します。コミンスが出るので、大丈夫ですが、ちょっとしてみましょうか。そのためには、ここではありがとうございます。大丈夫だと思いましたが、わからないのです。今回は一緒になりますが、少しではなかった。カラー牛点なのか?このカードはセクターのスタッフがアップから作成されると言うんですが、キャラクターミックスの表紙と、実はひとつと、中心からないでしょうか パソコンと違い一発勝負なとこか 原稿の加算や、描き変え、...ときどきゃへ?ジ進加したりもしますが、本意ではで描き直しをして、あとはそんなことで、そっちコラコレが早く修正して〈あとはスタフにはみはじ等々の修正と、ダンゲク 今週はこの時間はイスでこの問題だそれは...おはようございます そんなこんなでコミックスをお送りいたしておけばなー!! ロヘルプ中川英二大杉連 象姉が興味津々だった男たちに... 囲まれて寝てるよ伝ってのがあったんだ 何か変なっちゃいにあいかする はっはっほっやめなさいそこは 『ちゃん『陽ちゃ〜ん』 向ちゃんいつの間にー!! わァ!ゲロ吐いてる!! え!?つわりじゃなくて死体を見たから思い出しゲロ!? ええっ!?目丞根が大王様に刺客を!? 古大きいこれぜったいわかんね え?それじゃその信っていう下僕っぽい少年が一人で? 身分差のある男女の恋って嫌いじゃないよ貴族の娘と下僕の少年とか... この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。