ううぅうううございますファンスリンゴヘンジングに ちょっとしてもいくつかありません。 ★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 二人新たな道オレ次第四軍師ー 百三十五_百五十三百七十一_百八十九 ★この作品はフィクションです。また一人ではない。実際の人物・団体事件などには、いっきい関係ありません。 仁の親友。最政の影武者となるが、刺客の手に堪かり命を落とした。 山民族のお末裔。身寄りがなく、一人で乱世を生き抜し「てきた子。今は信と暮らしている。 日本では、最初に地域を良くす人見学生は女性として職務を支援する。 政に申請を良くす大臣元々は武官だったが、現在は文官として属政を支援する。 戦争孤児の年。自らのって「大の大将棋」として名を成すことを目指す。 女山の若き王。聖母様の反乱を平定し、中華統をめさす。 森の王宮に仕える宮女...あはははを抱いていえ おうき王騎怪急」と呼ばれる名将信とは戦場で面識が車。ある。 日本暮らしない、とその一派 王・扇政の若さに付け込み、権力を欲しいままにする丞相とその一派。刺客を使い、鼻の幼齢殺まで画策した おやおおかあさあああっあああかああ 仕官からわずか一月で命を落とした。 漂を身代わりにした嬴政に横りを感じる信だったが、先型...漂の遺志に応えるため嬴政と行動を共にし、反乱を鎮漂の遺志に応えるため瀛政と圧する。その後の隣国・魏と行動を共にし、反乱を鎮の戦いに初めて従軍したの端型に十いに手当 その張本人の呂不韋が一派を引き連れ王宮に 呂丞相が到着されましたァ!! いよいよ呂氏って奴の登場か... 日氏は政が若いことをいいことに、好き放題やっといて 裏では政の命まで狙ってやがる ブ番ノ気にくわねェ!! 刺客放ちやがったクソがどのツラ下げて出てくっか見てやろうじゃねぇか!! ...???...?? そうだ畏縮してどうする 今から現るは我らの敵だ 武の臭いがする奴は、数人しかいねェ あとは全員文官のはずだ ものすげェ重圧を受ける こいつら一人一人が傷つき子立つ戦場の武将並の〝気〟を発してやがる 「よくもぬけぬけと!!と吠えるところである しかしその口から声は発せられなかった 呂不韋には配下達のように相手を打ち砕くような気迫は漂っていない 信が巨不韋に感じたのは 何か大きく包み込まれるような感覚だった そのことが信にはとてつもなく恐ろしく思えた 昨夜の大王様暗殺事件の黒幕はー こっちは捕えた刺客の口から呂氏の名を吐かせてあるのだ 当人が一体どんな言い訳をしてみせる... この呂不韋めにございます! どうなってんだあいつあっさり吐いちまったぞ これってもう一件落着じゃ... 先程も申したはずだ今の我々には己氏は裁けぬと 奴は自分の口で、やったって言ってんだぞ! そのようなことあろうはずがない そこにはそんなにも差があるのか... 沈んだ空気を和らげようかと とんだご無礼をお許し下さい 今度の事件の真相解明は私の腹心共が責任をもって進めますので、ご安心を 戦乱卵年のこの時代といえど それを堂々と闇に葬ろうとする呂氏を前にして政も昌文君以下一党も何も言えない 〝大王の暗殺〟というものは極めて異常な大事件である 両陣営の間に圧倒的な力の差があることを如実に表した光景であった 茶番はもうすみましたかな? お久しゅうございます大王様 はっは茶番とは何ですか先生 お元気そうで何よりです ?知ってんのか壁のあんちゃん 蔡沢様は三代前の王〝昭王〟のとき丞相を務められたお方だ 昔の丞相!?あんな小っせじーさんがっ そんな奴が呂氏の配下になってんのかよ... ?何だあのじーさんやけに親しげだな 今は専ら極東の国「蒸」に出向されていると聞いたが すぐにまた東へ戻りまする くれぐれも体に気をつけよ ヒョヒコヒヨお心遣い感謝いたしまする 森沢様は王を軽んずる方ではないただ... 早う大きゅうなりなされィ大王 強き者にのみお仕えいたしまするぞ ヒヨッヒョッヒヨワでは失礼 ではそろそろ我々も失礼を... 俺もこんな茶番に付き合うために来たのではない あの家武が上炎だと!? «王に直接意見を申し上げること 貴様意味が分かって言っているのか? 上奏とは主に政に関する提言 戦しか能のない貴様が何の提言か? 文官風情が誰に口をきいてやがる 武人蒙武が上奏とは実に興味深い 宜しいでしょうか大王様 ...???...!?? 何か嫌な予感がする... 何を言っているのだあの男は... 今そんなものを復活させては ...???...??!? 教えてくれよ壁のあんちゃん 六大将軍って一体何だ? 六大将軍とは...かつての... “戦神”昭王のとき素国は間違いなく中華で最も危険な国だった 奏軍が一度行軍を始めれば敵はおののき全ての門を堅く閉ざしたという なぜそんなにも案は他国の脅威になりえたのか 昭玉によって任命された六人の大将軍が中華全土を所狭しと暴れ回ったからだ 当時の中華の国々は六将のいる素軍を心底恐れていた 昭王と『六将制度』の無き今その武威は明らかに失われている そうだ「六大将軍」とは昭王がつくった特別な制度なのだ ど...どういう意味だ?よく分かんねェよ 当時の秦は常に他国に侵攻し同時に数国と戦っていた 咸陽より遠く離れ戦う将軍達と連携を図ることが逆に枷になると察した昭王は彼らにある権限を与えた 刻一刻と変化する情勢・戦況に対し六人の将軍は独断で戦いを展開することを許されたのだ 他国からすれば独自の意志で、暴れ回る方匹の龍か暴れ回る六匹の龍が町に放たれたような心地だっただろう かっけーじゃねェかぜひともその六大将軍を復活しよーぜ 放し飼いの龍はど恐ろしいものはない まさかあの六大将軍を持ち出してくるとは 先の対魏戦滎陽を狙われた魏軍が城より討って出たこと然り 他にもチラホラと国境を侵攻される事態が起こっている たしかにそなたの言う通り、近年の素国の武威は他国に対しかけりが見える 故にかつての六将の如き制度を復活させ自分にその権限を与えよと申すのじゃな じゃがそれには一つ大きな問題があるぞィ だが昭王と六大将軍の間は揺るぎない鉄の忠誠心なつながっていた だから六大将軍は...あったのだ 数十万の軍を一手に将軍に委ねる場合ついてまわる懸念が“諜反”た 俺の生き様に謀反などと下らぬものはない この豪武こそ、中華最強!! その証明以外一切の興味無し!! ッヒョヒヨヒヨ相変わらず言うことがでかいのォ蒙武 すでにそこに貴様より強い男が一人おるぞィ あの男はどうする蒙武? 唯一現役で残っておるかつての六大将軍が一人 あの王騎将軍が六大将軍の一人!!! オブカックファッションンッッ 六将のことに触れるとなるとあ奴が黙ってはおらぬぞ さすがに僕もあれは苦手じゃわい 奴の時代はとうに終わった!! 今さら口出ししてくるようならこの俺の手で粉々にしてやる 秦国の武の威厳!この豪武が昭王の世以上のものにしてみせる どうかこの場ですぐ俺に戦の自由を持つ大将軍の称号を!! 武人とはいえ王に対し無礼にも程がある 足がしびれてしもうたではないか そうじゃしゃべりすぎじゃ 先生もあおりすぎですよ どうか配下の無礼をお許し下さい 呂氏が豪武の上奏をおさえこんだ 六将は独立色の強い巨大勢力 今国を牛耳っておる目氏にしてみればそんなものを作り出すわけにはいかん 恐れながら「六大将軍」は兵・食糧等を供給し続ける必要がある故国は大きな負担を強いられます それは政策に大きく関わる問題であり一武官が軽々しく口にできる代物ではありません この制度が軍事強化につながることは明らかです 独自展開する六将が他国の脅威であったことは事実 気がかりはやはり謀反ですが 昭王のように将達をしっかりと掌握していれば問題はありません かと言って若き大王様にこの負担を背負って頂くのはあまりに気の毒 よって代案としてこの呂不韋に忠誠を誓う。腹心共の中で特に武に通する者達を六将に据えるというのはいかがでしょうか こやつ自分を中心に六将を...!! はっはッはっとは言ってもやはり六将は大事です この件はこれからゆるりと煮つめてまいりましょう 蒙武よそもそもこの謁見は大王のご無事を祝うためのものだ お前の上奏はひとまず預かる...よいな 丞相様一つ宜しいでしょうか なぜ刺客などに頼られました この李斯に言って頂ければ確実でありましたぞ 李斯は未だに丞相の本質が解っておらんようじゃのォ 丞相は大王の命を今奪うことに固執はしておらん 今度の一件考えは色々とあるのだろうが根っこは“童心”より来ている 遊び相手の端氏を失ってヒマなんじゃろ 屋敷で酒でも飲もうかのォ フフフランスライラスを 大王様お止めをおケガいたしますぞ ちょっと外の空気吸おうぜ ...!???!?...? お前も物に当たることあるんだなへへっ これが当たらずにいられるか ハハハ命狙った本人を前になーんも言えなかったもんなお前 フンおかしければ笑うがいいこれが現秦王の現実だ 外交及びその他全般の相談役蔡沢 『四柱』と呼ばれるこの四人が呂氏陣営の大きな柱だ 四人ともただ者じゃないってのは見て分かったぜ 日不宴は十二、三年前までただの他国の商人だった フフフラフライラストを はァ!?それが何で今秦の丞相なんだ? 呂不草は王位継承の候補にすら入っていなかった俺の父のために財をはたいた 端的に言えばこれが奴が丞相になった経緯だ だが金や小細工だけで庶民から一国の独裁者にまでかけ上がることなどできぬ 昌不韋の金と策により父は菜王になり 呂不韋は褒美に丞相の席を与えられた それは将軍を目指すお前もよく分かるはずだ あのオッサンは“本物”だ 俺も含めて両陣営の力の差は大きい まさかもう戦意喪失してんじゃねェだろな 相手にとって不足はないと言ってるんだ それでミそ大丈夫国の偉大なるっ お前に気を遣われるとはな へへっ少しは気が晴れたか? なんかあの反乱がなつかしいな 派手にやってるみたいだぞ 山界に戻った彼らは、再びその戦いに身を投じている 「山の正移端和は自ら死陣に立ち敵対していた諸族を次々と緊破吸収その勢力は拡大し続け今や奈西方の山衆のほとんどが彼女のものとなった さらに今桜端利は山脈に沿って北上 上旬本北部の待成となっている北の大騎馬民族何奴に戦いを挑もうとしている ワッハハハ!!さっすが山の女王様!! っくしょおあいつらもつっ走ってんだなァ フッさっきから他人のことばかり言っているがお前もそろそろ始まるぞ信 本当か政いつ始まる!? いつかは分からん戦う相手国もな だが俺の知らぬ所で準備が始まってるのは確かだ 戦の前に一つやることがあっからよ ってあらァ?テン見ねェな今日 そんなことでどうする!あれが倒すべき我らの敵そ!! 無理もない〝四柱〟を始め大物ばかりを呂氏は率いて来た これより肆氏を我らが陣営に加える かつて端氏の参謀として呂氏陣営と長年張り合ってきた身氏の経験は必ず役に立つ 呂不韋の腹の内はともかく 今度の一件を重くとらえる者は、呂氏陣営には一人もいなかった 一方昌文君一党は相手との力の差に打ちのめされた 結果的にこれが政陣営が大きく変貌するきっかけとなることにまだ誰も気付いていなかった 黒卑村にいた時は毎日その生活から抜け出すことばかり考えていた 信や政達と出会い王都奪還の戦いに巻き込まれた時 黒卑村よりも危険な日々だったにも関わらず、どこか胸が高鳴っていた きっと彼らと一緒にいたからだ 反乱を鎮圧し信と二人であの小さな家での生活が始まると 生活に困らない程度の金もある黒卑村にいたオレにとっては、満たされた生活のはずだった 信だけじゃない政も壁も昌文君も 皆が命懸けて前に進んでいる そしてオレー人だけが違う方を向いて違うところに座っている 結局この感じは黒卑村にいたころと同じだ そして気付いたんだあの時オレは平穏を求めていたんじゃなく孤独から抜け出したかったんだと あいつらと同じところにいたい。 戦場に行きたい気持ちは分かったが 行ってもすぐに死ぬだけだ お前に蚩尤の術は体得できない こっちだってダメ元で当たってる あれは生まれ持った体質にも関わっている 他に当たれそうなところが一個も見つからねェんだよ 今度はかりは完全に打つ手なしか... なんて女に生まれたかなーこのバカタレは っはは見ろよテン咸陽の城壁!またしばらく見れねェそ あいつらしっかりやれんのかなー呂氏の陣営はつえ~そ~ あっ?そういやお前昨日の夜から見なかったけどどこ行ってた? ってオイ!?何でお前があいつとしゃべってんだよ!? お前にはいくつか伝えとかなくちゃいけないことがある ...???キャラクラス 幼馴染みの仇討ち... あんま聞きたくねェ話だな 魏との戦争に参戦したのも単純に何がいる魏に行くため 政暗殺の刺客となったのはその現実木の元に行くまでの採助が条件だったらしい 結局全部その仇討ちのためだったんだ いいやそれはまた後で話す 一つだけある方法って!? どうやったらそれになれるんだ? 私もよくは分からんか!?...??? とりあえず...そういう人物に弟子入りでもして教わるんだろ そういう人物ってそんな奴どこにいるんだよ 一人だけ心当たりがある 私を食客にしたいと言い寄ってきた人物がいる そいつがたしかそれ系の奴... そいつ!そいつを紹介してくれ! 師事するとなると多分そこに住みこみになるぞ つまり今の生活を捨てねばならなくなる 三日後に迎えに来てくれ支度をしておく この話を切り出そうと思った時点でその覚悟はしていたー... なめてんじゃねェそてめェ信 信オレのことそこいらのふつうのおん...ガキだと思ったら大間違いだぞ 黒卑村の河了貂様だ!! オレの野望は超大金持ちになって一生豪遊して暮らすことだ こんなしみったれたボロ小屋でセコセコやってく生活では困然ない!! お前の稼ぎでそうしようと思ってきたがやっぱあてにならん お前いつ死ぬか分からんしな だからオレも戦場に行って大金を稼ぐことにした オレは『軍師』になるぞ! 戦場で策を練る専門家だよ そんなののどこが面白いんだ? 軍師になってお前ら兵隊を駒扱いして戦を勝利に導いてやる へへそのうち歩兵でつれてこーと思ってたが、お前腕っぷし弱そうだもんな でも頭は悪くねーと思うし 意外と合ってんじゃねーのか? クククつか誰もお前をそこらのふつーのガキなんて思ってねェし あんなひでェ村をたった一人で生き抜いて来たんだろ 王都奪還のときも今回の暗殺事件もその心もとねェ吹き天だけでついてきやがるし オレらの中で一番とんでもねェのはお前かもな へへへ本当にいーと思うぜ どうやってなるか知んねーけど じゃあとにかくがんばって軍師になれテン そしたらまた一緒に戦場で戦おうぜ マジでアゴで使ってやるから覚悟しとけよ!! ふあ~っハハハバカめ信一緒にじゃねェよ!! どうしたんだお前本当に てめェここで何してる!! うそつけ何でここにいる!! 「しばらく留守にするから一人でやってけ」 ちょっと待てお前がなんでテンから伝言を !?しばらく留守にする!? てめェテンに何かしたのか!? 伝言の他に手短な説明も頼まれたので説明してやる 今日の昼あいつは軍師になる修業に出た 本人の決意は固く「軍師になるまでここには戻らん」とも言っていた あいつに頼まれたことは全て伝えた 突然の事で信じ難いかもしれないが...事実だ 昨日そんな風なことを言ってたからな... だけどお前もう少し詳しく説明しろ 今のだけで納得できるかあいつはもう身内みたいなもんなんだ お前には他にも聞きたいことが山ほどある 窓開けてもらっていいですか? 申し訳ありません無理です 大体どの辺に行くんですかネ? 申し訳ありません言えません ...よく考えたらオレ行先のこと何も知らねーけど...大丈夫かな ちょっと不安になってきた... 名前も知らねぇ奴ンとこにテンを預けちまったのかよ 名は知らんがどういう人物かは分かっている 推薦文的なものも書いた大丈夫だたぶん 大まかなことは分かったが なーんかスッキリしねェ... 大体何でテンは俺じゃなくて羌痺に相談したんだ? ...???アクラスラス あいつが作って行ったんだろ あーあ明日から自分で作んなくちゃなんねーよ 晩飯またなら食ってっていーぞお前 ...???~~~!!!? バカを言えあいつが望んで行ったんだ そこに行けばあいつは本当に軍師になれるんだろうな 何で俺が引き戻すんだよ 本気で軍師を目指すのなら入門先としてはこの上ない 食客を囲うくらいの有力者っては聞いていたけど この建物は政の王宮並だぞ こんな所で修業すんのかオレは? 一日でも早く軍師になるんだろうが! せっかく羌癪が入口を教えてくれた 殿にお取り継ぎ致しますので 殿ってのが先生になるのがな? それではそれだけではないのですからですが、 そんな...ワイロ!! まずは虫の息の線を平定することが... 噂はまだ落ちぬ膝で線を助ける道を狙うのが... 趙は今大きな転換のときに入り!? 逆には可能より燕が迫るそれが過交の... 待て!外に目を向ける前に足下の牙を... 違うーこれは論じ合いだ 扉の向こうで大勢が論じ合っている まるで本物の軍議みたいだ 熱気が漏れ出ている... 油断ならんのは昌文君だ はーっこーのか〜はうはううなず来てろう ここは昌文君の知り合いの屋敷!? 今のうちに昌文君を殺しておくべきだ し:昌文君を殺す!?こいつら一体何の話を... 場氏の反乱の失敗の一因は昌文君の存在を見落としていたことにある 今は弱小なれど年月と共に大王勢力が膨れ上がる可能性は十分にある 核を狙う奴を消すべきだ 早まるな丞相が昌文君を殺さぬのには意図がある 早まるな丞相が昌文君を殺さぬのには意図がある ちょ...ちょっと待て 武官あがりと甘くみておったのだ ここは。ひょうとして: 勝手に動けば貴様の首が飛ぶぞ バカな優は呂不韋様のために言っておるのだ これはこれほ何ともかわいらしい食客じゃのォ そういえば、そういえば 軍師育成所なんかじゃない オイ報告よりも随分若いが いくら何でもそれはなかろう 蚩尤は代理の者を遺わしました ではその者も蚩尤なのか!? わ:私も何とか説得しょうとしたのですが蚩尤は聞く耳を持たず ただこの推薦状を殿にお渡しすれば分かるからと やや不可思議な文字ではありますが解読いたしますに... む...しかしこれは... 天才を送る故軍師に育てよ 其の子に何かあった場合皆を殺しに行く故気をつけよ 我らを愚弄しておるのか!! とっととそいつをつまみ出せ ここはガキの来る所でないぞ とにかく帰れそうでよかった お前の隣の部屋をその子に 今日からここが君の部屋だよ河了貂 この人は何だか会話できそうだ 何か聞いておきたいことはあるかい? 大王側の君がここに来たのはまさか諜報のためではないよね? 吹き矢は僕には当たらないよ どうして吹き矢が分かった!? どうする「知らずに来た」なんて信じてもらえるわけがない 捕まったら何されるか分からない ここはやっぱり吹き矢で 試して悪かった河了貂! 君は本当に何も知らずにここに来たんだね 蚩尤が送り込んだようだけど蚩尤にだまされたのかい? ...だまされたのとは違うと思う あいつは王宮の争いとか分かってないから 立場的にはここは君にとって敵地だね 推薦状に〝軍師〟とあったが なりたいのかい?軍師に ならばここに来て正解だ この城には国内最高峰の軍師育成機関がある 全国より入門の応募があるが百人に一人も入れない有名な育成機関だ 先生が君にこの部屋を与えたということは入門を許したということだ 敵地では学べないかい? 蚩尤の推薦状のおかげでね その中にいる限りここは君にとって敵地ではないし 君は僕のかわいい弟弟子だ 昌平君の公務とは完全に分離して政治色は一切ない とにかくここで学ぶことが軍師への一番の〝近道〟であることは僕が保証するよ ようこそ昌平君の軍師学校へ よもや蚩尤の脅迫におびえたなどではあるまい 先程のみの虫の如き子供 河予貂という名にどんな意味がある? 成蠣反乱の折大王を村より脱出させそのまま行動を共にしていた者です 大王陣営の者がここに潜り込んで来おったのか 知らずに来たのでしょう しかしこれは思わんところから いい駒が手に入りました 策を施す側からすると特異な駒は大変貴重じゃ 敵陣営の内情を詳しく知る駒― 無警戒に敵陣営と接触がとれる駒 ヒュヒョヒョ実にありがたい かと言って今すぐどうこうするものでもありませぬが ヒョヒョそれはそうじゃ 今の大王陣営は弱小すぎて敵とも言えぬ ではさしあたってあの子をどうする 軍師にとありましたので軍師の生徒に ヒョヒヨまんまと蚩尤の思い通りじゃな あの推薦状に“河了貂”の名を記すだけで 蚩尤は..こうなると読んでいた どうやら頭も相当にキレる娘のようです ぜひとも今のうちに手に入れておきたい駒じゃな ヒョヒコヒヨそれにしても野より優秀な若者が出てくることは喜ばしい 年寄りはそれだけで楽しくなるぞィ ならば燕への出向のねぎらいにもう一人お教え致しましょう 実は蚩尤よりも気になっている若者がいます 先日の謁見の折に昌文君の後ろにいた少年 度重なる大王の危機を幾度も救い先の魏戦でも奮迅の働きを示した 下僕の出身ながらすでに百将の位を手に入れた少年ー 若手の中で私が今最も手に入れたい駒です すっかり夜になっちまったな 泊まってっていいぞお前 ううう...うんううん。そういうことですか? カカカ何急にこわばってんだお前 伍であれだけ一緒に寝泊まりしてたんだ しっかし誰も気付かねーから笑うよなー 気付かれねーお前にも大分問題がある... !???...??クラスラックス!? な..何かやっぱ二人だと変な感じだな の...のどがわかねーか? お前このままじゃいつか死ぬぞ お前は何度も一人で敵に突進して行った “自分は負けない”とタカをくくっていたのだろうが 実際お前より腕の立つ奴はあの戦場にもゴロゴロいた ただ運よくそいつらに出会わなかっただけだ お前の戦いぶりは〝勇猛〟ではなく〝無謀〟なんだ 今のままでは必ずお前は 言われなくたって俺にも分かってる 調子に乗ってたってのも このままじゃまずいってのもな お前にあれだけ遊ばれたんだ それに気付かねェほどバカじゃねェ その辺のことはちゃんと... ハハッしかしお前けっこう世話焼きたったんだな んじゃ次はお前の番だ... お前はこれからどうするんだ? また政を狙うなんて言わねェだぅぅな あのチビ助から聞いているだろう んじゃ終わったら速攻で帰って来い お前テンに“仇討ち以外何もない”みてェなこと言ったらしいが そんな奴があの激しい合戦の中周りのために体張ったり、するかってんだ お前は同じ伍で魏戦を戦った仲間として とっくにもう俺の百人隊の頭数に入ってんだからな!! だから次の戦までに絶対戻って来いよ あの戦に参戦してよかったろ んじゃぜってー帰って来い しっ信殿!!いかがしました!? ハハハいやいやちょっと連れてってもらいたい所があってね 政暗殺事件後壁は緊急時用に渕という連絡係を信の村に置いていた 何でだよいーじゃんか連れてくくらいヒマそーだったしよォ そんな所行けません引き返します そういう問題じゃないんです そ...そ...そそそぞ そこは近付いてはいけない場所なんですよ 許可なく近付けば殺されても誰も文句が言えない所 うわさではもう何人も行方不明に 駄目です私には二人の玉のような子供がいます そんないくらお金をもらっても命の方が... しかしどうしてわざわざそんな所に... 今でも十分強いじゃないですか 聞いてますよ壁様から色々と いーからもっと飛ばしてよ渕さん 無茶言わないで下さいうちのはもう年寄りなんですから みろみみ見えてきました てか真下まで来たのに何の反応もねぇぞ渕さん!!! どこかいやいただけで殺されるた る...留守なんですよきっと さ!もう帰りましょう!! えっという話も裸の付き合い ってちょっと待てコラ何だそりゃ 俺は魏副将の丘で会った信だ や...やはりいきなり来ても無理なんですよ こればこれは童信ではありませんかァ こんな所で何をしているのですかァ? お疲れ様です演習の方はいかがでございました そう言えば兵達の姿が... って一体どんな演習を... とりあえず幸先よく会うことができてよかった... 行き当たり!ばったりで来ちまったから その前に何だこの息苦しさは... 一度会ってるはずなのに今も見ているだけで圧倒されちまう これがかつて天下を畏れさせた六大将軍が一人、王騎将軍の”威” 俺達が目指す天下の大将軍は人も城もやつばでっけェぞ!! 魏副将の丘以来ですねェ童信ンン 元気にしてましたかァ? ど...どうしてこんな展開に すぐに演習第二幕を始めるので手短にお願いしますよォ どうしたらもっと強くなれるか っコココそうですが私はてっきり私に抱かれに来たのかと思いましたよォ つっっっ抱きません...けどねェ本当ですよっ?ねェ鷹? しかしどういう風の吹き回しですか? あんなに自信満々だったあなたが随分しおらしくなりましたねェ あの丘で将軍に勢いが先行してると言われたとき 正直意味が分からなかった でも先日同じ伍だった奴にいいようにやられて気付いた 俺は自分が思っていたよりもずっと未熟で 一人で素振りしたり力仕事したりしても補えるものじゃないと 童信も少しは成長しているようですねェ しかしそれでいきなり私のところに来るとは やはり思慮が足りないと言わざるをえません 私にあなたの面倒を見る筋合いはありませんからねェ あなたとは一度しか会ったことがないのですよォ? 将軍は子供の遊びにつき合うほどお暇ではないのだ 修業なら昌文君に見てもらえ お前はたしか昌文君とは縁があるだろう 俺は天下の大将軍に修業をつけて欲しいんだが!! って「つけて欲しい」じゃねェ駄々っ子みたいなことを抜かすな!阿呆が!! たしかに将軍が俺の相手をする筋合いはない だけど俺に修業をつけることに 俺はあっという間に将軍の片腕くらいにはなってみせる それは将軍のあんたには悪い話じゃない 強ェ将が多けりゃさらにでっかい戦を描けるようになるからな コラァ何だその図々しい売り込みはァ 将軍の片腕がどれほどのものかっ...なめとんのかァしかも我らをあっさり抜く的な発言っ シㇷフフフどうやらおバカは一度死なねば治らないようですねェ いいでしょうそれでは童信も風呂を上がって準備をしなさい ってことは俺も演習にっ 童信はもっと楽しいところへ連れて行ってあげます 一体どこへ連れて行かれるのだろう 何か聞きたいことがあったら質問してもいいですよォ? 前にも言いましたがこの私との会話の機会は そうそうありませんからねェ 将軍はどうやってなったんですか 何だオモ部屋地に想像だただ シㇷフフフ童信の口から六大将軍が出るとは驚きですねェ よくそんな古いものを知っていましたねェ 王宮で蒙武って奴が言ってた 『六大将軍』を復活させろって 呂丞相〝四柱〟の一人豪武ですか シフフフなるほど彼らしい発言です しかし六将復活は無理な話です 残念なことに今の素国に「六大将軍」の名に見合うほどの人物は 一人もいませんからねェ あなた方は少々「六大将軍」を誤解しているようです 戦に明け暮れた少人の大将軍がいた あまたあまた数多の戦場を駆け抜けてくれた。数多の敵を葬った瞬。 近寄るだけで敵は平伏いぶ 城を明け渡すほどにその六人の武名は そこで昭王はさらに我々が動きやすいようにとっ六将制度”を作ったのです 六将制度がすごいのではなくて、その前に我々六人が桁外れに強かったというわけです ハノ・実のない所に制度を作っても意味がありません 生まれ持った武人としての"才"は六将にもひけをとらないでしょう 積み上げた経験が少なすぎます 六将云々言う前にとりあえず 百戦ほどここなしてほしいものです やっぱりこの人は本物の天下の大将軍だ! 童信は将軍になりたいのですか? ほォこの私のところまで登って来たいとォ 俺は天下で最強の大将軍になって歴史に名を刻むんだ!! 二人の命懸けの夢だからな 天下最強ときましたかフフフコココ おバカもそこまでつき抜けると立派な才能ですよ童信レンフフフラ いいでしょう気に入りましたよォ しかしその実現のためには相当な努力が必要ですよォ!? 分かってるだから将軍の下に来たんだ ハ!ド肝を抜かれました どんなに苛酷でもかまわねェ “死”をも厭わぬ努力がねェ 絶対にやりとげてみせる その覚悟はできていると? おっ...王騎将軍今のは一体 ど...どういうおつもりですか!! こっ...これのどこが修業だと言うのですかっ 何を言っているのですが、あなた 修業は今から始まるのですよォ お客様は、ああ、あああっ 次に戦があった時先生に特例をもらって軍の参謀達について行く もう立派な軍師じゃんか ただ見物に行くんだよ発言権なんてない それじゃ少し気楽でいーね フフフ決して気楽ではないよ河了貂 実際にこの目で戦場を見れることなんてそうあることではない 盤上の勝負しか知らない僕にとって 学ぶことは大きいだろう 我が師・昌平君もいつもおっしゃっているからね 実戦に勝る修業はないと ここは素国内にいくつか点在する〝無国籍地帯〟の一つです 作物も育たず茶国も見捨てたこの荒野の地に戦で土地を追われた少数部族や亡国の輩が流れ込んできた そしてまたそしてその中で戦っている この狭い荒野の粉を争って 救いようのないバカ者達です この地を〝平定〟してみせなさい 平定ってたった一人で何ができるって.. 別に一人の武になど期待していませんよ 何のために剣を預かったと思っているのです 童信あなたが落ちた集落の南巴族はこの地にいる十の諸族の中でも最弱 人口は総勢"百人"と言ったところでしょうか 百将になる俺にこいつらを率いて戦えってのか 命にかえても守りぬけっ じーさんらは五人一組になって敵一人を殺れっ! 女は下がった所から長粕で援護だ! 俺は桐の穴をふさぐ!! お前ら急いで修復すっぞ!! それではそろそろ行きますか膝 童信に伝えておきなさい 平定が終わったら私が修業をつけてやると ンフフその前にまずはそこで学びなさい童信 〝率いること〟の難しさと 信と貂の修業の日々が続く中 案が軍を興こしたのは年が明けた二月のことだった オレは、シュンメン鳥牙族最強の男だ 山界一屈強といわれる鳥牙族 (おまけ)・シュンメン その中で最強ということはオレが山界最強ということだ。 「山界の死王」こと楊端和に 我らがひざまずくにふさわしい王だ 久しぶりにやらないか? オレたち山の民の稽古は真剣で行う つまりは、命懸けの本当の戦いだ なぜなら今のオレにはランカイがいる!! 女王は一刀に対しオレは一刀つまりランカイを一刀と考えれば二刀同士で対等だ まだだまだオレは負けていない なんせ今のランカイは教育係のオレの命令にだけ忠実に従う言うなれば一心同体 @作者あとでこんにちは。原です。この度はオルをご解説で真にあがりとされます!! っていつのまになついてやがったんだぁてめぇランカィ~う~ぎりものォぉぉ し、キングダムの物語は それは...「メタホー」とからかかってやっぱりムリドでも時間つくって運動することによりました。お兄ちゃんはそう言って頂きましょうがないので、どうしてもアクションの時間はこんなことはありませんが、相手に入ってきました。この作画は本格に戦いです。カフラロミー!! 鮫島慎悟松原利光笠原真樹 コヘルプ中川英二大杉連田近藤平□編集・金上大佑 この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。