★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 ー五十九ーも十七九十五 ★この作品はフィクションです。実在の人物・国体・事件などにはいっさい関係ありません。 山民で信の元同居ノ軍師を目指す。 信の親友。藤政の影武者となり、命を落とす 素国の若き王。王宮の実権を取り戻し中華統一を目指す。 昌文君「しょうぶんくん麻政に忠誠を尽くす大臣。かつては武官。 蒙殿「もうき昌平君の弟子の見習い軍師。 昌平君もしょうへいくん呂不草の「四柱」の人の天才軍師。 。殺集団。「蚩尤」の未裔。 「怪鳥」の異名を持つ。伝説の六大将軍を司る猛将。週国討伐軍の副うー人。趙国討伐軍の総大将を務める。将を任される。 呂不章の「四柱」の・一人で軍事 先廆と共に〝飛信隊の副坪を務める 戦争孤児から武功を重ね百将まで出世。飛信隊、を率いて、敵将・馮忌の首をとる。「天下の大将軍」を目指す。 王騎と因縁があり、週国が誇る三大天の一人。超国軍の総大将を務める武人。 湯忌「ふうき軍師並の知略を持つ。信に討たれる。 趙軍の軍師。戦場全体たせ揮」でいて組車の早目。殺易主体を指揮している。 李自さんはく〝守備〟の将軍と呼ばれている。 腕南南南衛南南商南開南南南岡南南開南開開南南南府 公孫聞くこうそんりゃう〝万能〟の将軍と呼ばわている。 万極)まんごく"特攻〟の将軍と呼ばれている。 沙羅、しょうもう〝破壊〟の将軍と呼ばれている。 もしかしていないといけました。 どさくさに紛れて馮忌の首をとってきて下さい! あなた達は両軍が戦っているところへ側面より突入し が、嬴政は圧倒的な力を誇る呂氏を裁く事はできなかった..。眼前で敵の巨大さを知った信。更なる進化を目指し、王騎将軍の課した特訓に身を投じる。 それではなんですけど、これからこんなことになりました。これからは、これまではないのですが、 一方、素国は領土拡大のため隣の小国韓に進攻。だが、その隙に隣国・趙が秦に攻め入ってくる。危急に[陥った秦国は、王騎を総大将とする軍を興し、信も百将として参陣。怒濤の趙軍の攻めの中、〝飛信隊、と命名された信率いる百人隊は、王騎の特命を受け、敵将・馮忌を襲撃。みごと馬忌を討ち、信は大きな武功を上げた!! 商問肉開岡商商府南開商商南商南南肉問問簡商商商府 殿より隊に名を授かったか? 趙将馮忌の首!飛信隊信が討ち取ったぞオ!! 馮忌を討たれたその側近達は将の仇を討つべく信に刃を向けたー ーがすでに力無く彼らは間に入った千央隊に蹴散らされた 我が軍の旗をかかげろっ 秦左軍を掃討していた中央と両翼の大隊はほほ無傷で残っていたが、本陣の異変に気付き狼狽した !?本陣に素旗が... さらに本陣の後方の茂みに現れた無数の秦の旗が彼らの戦意を奪った 遠目には秦の大軍が本陣を制圧したように見えたのだ 指揮系統を失つた彼らは総崩れとなりそのまま趙右軍は四散したー ケガしてんじゃねェか大丈夫か!? 壁のあんちゃんが敵の歩兵止めてたからゆっくり討てたんだ ハハ...それはお互い様だ しかし驚いたぞいきなりお前が現れたときは 本当にお前という奴は... 一体どうやって来たのだ 砂煙がひどくてよくは見えねェが 残った奴らが戦ってたのは多分あの辺だ 誰も立ってねェんだよ... 一人も立ってる奴がいねぇんだよ 死んじまったァうぐぅぅ... うぅううっ...くそォォォオ 大将首楽しみにしてんそ すっかり隊長になったんだな 執拗に繰り返す豪武軍の突撃をいなしてはいたものの徐々にその被害はふくらみ 将季白は対応を迫られるところであった 趙左軍は渉孟の進撃に加え 万極の第二波が参入秦右軍を大いに崩しその先の王騎の本陣に迫る勢いであった そんな中趙軍本陣から退却のドラの音が鳴り響いた いえ退却の旗も上がっています ...???...!?? もしや馮忌に何かあったのか? しかし全軍後退とは一体... シフフフあちらの本陣は決断が早いですねェ 左の攻勢があるにも関わらず流れが不利と思ったのでしょう シフフフっいいでしょう本日はここまでです こちらも退却のドラです膝 尾平お前酔っぱらってるだろ るせェいいじゃんか王騎将軍がわざわざ酒を贈って下さったんだ んじゃ見れなかったお前らのために俺がくわしく解説してやるよ 兄貴次は信本人の話を聞きたいと思うんだが... 飲みすぎるなってことだったろ クラァ誰だ今出っ歯っつったの 奴らが逃げて...追ったらスキマが見えて飛び込んだ... すっこんでろクソ出っ笛 何かいまいち実感ねェな 沛浪の伍の節が今息を... しみったれたカオすんな 笑って送ってやれそっちの方が奴らも... シフフフその通りですこういう時こそ大騒ぎですよォ し...将軍がわざわざ労いに来られた? この部隊に隊名を与えた意味が分かりますか!? 憶えやすくするためです 千央は粋なはからいをしました あの場で飛信隊とあなたの名を高らかに明かした あれで今ごろ趙軍内には広まっているはずです 将軍馮忌を討ったのが飛信隊の信という者だと そしてそれは趙軍だけではありません 馮忌はそれなりに名の通った武将でした その馮忌を討ったあなたの名はおそらく そのうち中華全土に広まります っっココとは言ってもひとときの噂程度ですが 軍関係者もすぐに忘れる程度でしょう一瞬ですよ一瞬 これをくり返せば少しずつでも名が全土にしみ込んでい 一瞬だろうと全土に名がひびく そうやってなるんだ.. ンフフフ皆さんもよくやりましたよォ 馮忌を討ち取ったからな... 取ったのは〝飛信隊の信〟という若者とか 殿!敵中央軍について情報が入りました 敵将の名は〝李白〟です あの馮忌が討たれるなんて 馮忌は敵につめられると極端に戦術の程度は下がった だから彼はいつも敵が近づく前に勝負を決めていたね 奏左軍はそれほど強かったか 馮忌軍の死者は千五百一方、薬左軍はハイにのぼる強かったのは明らかに馮忌軍だ それは素左軍の壊滅よりも大きな損失だ この追該物の多い地での戦いは局面が増え前締かなかろ そういう時こそ現場に視野の広い将が貴重になる 趙軍は最も大事な将軍を最初に失った 我らの大将は何してるね 龐煖様は本陣深くで休んでおられる 戦に興味のない大将というのも面白いね... この十万を超える趙兵達の士気をつかんでいるのは三大天の名を授かる龐煖様の存在 『三大天』の名も安くなったね 兵は私やお前に命を捧げているのではない 安いか高いかはこの戦で決まる でも実際戦っているのは私達よ 個の武の成力を発揮するのはもう少し地ならしをしてからだ 今日の戦いで渉孟・万極の左軍は案の右軍一万弱を葬った 十二万対十万で始まったこの戦いー初日を終えておよそ十一万三千対八方数字の上では悪くない 明日もこのまま主攻の左軍で打ち崩し兵力差を拡大させる 遊軍となった馮忌軍は李白に預ける自由に使え 序盤で王騎が自ら動くとは思えぬ左軍を失った今向こうの攻めは蒙武頼みだ 明日も中央を頼むぞ李白奴をおさえれば自ずと両軍の差は広がる 同将で売る蒙武と相対してどうだったか李白 別にどうということはない ――か風評ほどではない あの程度なら十年かかろうと俺は抜けぬ クククあなたが味方でよかったよ李白 そうかありませんですからねえええ 王騎はまた奇策を用いるか? 今日は互いに正攻法の削り合いだと思います じゃろうなーということは楽軍の今日の主役は主攻の中央軍つまり... 早くもあの陣形を作った 昨日よりも兵が増強されてるぞ あれを攻略せぬことには蒙武軍は昨日と同じく空回りさせられるぞ あの斜陣を崩すには先に左翼の弓隊を討つ必要がある 我が隊三千でその助攻役買って出よう ...そうかなぁ。そういうのかな? 何だ!?歩兵のこの異様な士気の高さは... 膝昨日の蒙武軍の被害はいかほどですか? なるほどそうですか... 殿六百です...六百?少ないな !???...??!? 行ったァ...しっ...しかしこれでは全く昨日とっ... ...クラステックスファイルファック これは興味深いものが見れそうです。 蒙武将軍を先頭に錐行突撃っ... 李白貴様の名は知っている 守りを得意としいかなる敵にも敗北したことがない 五方の恭国軍から小城を兵士子で守り切った... 平地戦のみならず守城戦にも精通する そしてついた異名が『守備の李白〟 ダメじゃこれでは再び左へいなされる 中華が認める守備の将軍 貴様はただ相手に恵まれていただけだ 俺が本当の〝武〟といつものを教えてやる。 昨日あれだけかわされ続けた斜陣に今回は一撃で... 一体どうなっておるのだ わざと突入しなかった? 今回の歩兵は急遽集められた鳥合の衆その士気は極端に低い 正直豪武の騎馬隊と歩兵の戦意の温度差は甚だしかった これでは一つの軍として戦えません ...???...?? 豪武の名を知る周囲の目からは昨日は李白にしてやられたと映りましたが よって開戦初日の昨日は深入りは避けこちらの被害を抑える戦いをした 豪武事の歩兵達の目には一方的に自分達が攻め続け相手は手も足も出なかったと映ったはず 歩兵は大きな自信を手にいれた 自信の大きさは士気の高さ 昨日と今日では豪武軍の歩兵は全く別の車隊ですよォなかなかやるじゃないですか敏感さん オォオオ将軍に続けェェ 本当に昨日と同じ奴らか 見せてやれ李白お前の斜陣の恐ろしさを 見ろっ趙の陣形が動き出したぞ あれで陣形になっているのか!? 後曲が横にずれ突入点の後ろに厚みをつくつた 超軍は蒙武軍を計つつもりだ 前曲は大きく折れ曲がの豪武軍の背後まで覆いかぶさった!これはもはや守備の陣ではない あらあら一気にいくかと思いきや李白が上手でしたねェ ハ!恐るべき陣の変形です ンフフフ完全な囲い込みです このままでは昨日の左軍の二の舞ですよォ家武さん ...個の力などたかが知れている 将軍につられて歩兵も勢いに乗ってっぞ でも敵のど真ん中でそんな戦いぶりは長くは続かねェぞ 脳力で強わぬ相手を討つために武器を使う 大人数の戦いを有利にするために策を執る 万を超す規模の今の戦場では 強さ武人を討つために人数を集める だがそうあるが故に全く逆のものを見てみたいと願うこともある 豪毅よおそらくそれが体現でさるのはお前の父だけだ 蒙武軍を包囲していた超軍が消えかかってるぞ ひょっとしたらこの戦いでお前は目の当たりにするやもしれぬ 刃が、巣を凌駕するところ ああっ!!本陣だけ逃げてくそ! くそっ家武軍はまだ包囲を抜けきっていない このままじゃ敵将に逃げられちまう 突武ー貴様のその金棒俺に届くものか この首は馮忌ほど易くないぞ 貴様如きの首に興味はないわ!! 何で敵将を追わねーんだ!? 残兵と言えど一万はいます それを葬ってくれるならば戦果は絶大ですよォ 相手は将が離脱してしまった 今の蒙武軍なら一方的でしょう 李白様...わ...我が軍が... あの斜陣からの囲い込みを"力"のみで打ち破るとは これでは兵法などあったものではありませんねェ これは策で戦う者には大きな衝撃ですよォ しかも困ったことにあの軍はまだ成長の過程にある 今日、李白軍一万を喰らうことで蒙武軍はさらに強大になりますよォ 全土に名は通っているが、その評価は未だ定まっていない 一人よがりに暴走する武人という噂が広まってますが実像は大きく異なるようですねェ 彼の〝軍〟に関する理解は非常に深い あの昌平君と共に成長してきた影響ですか... ここに来て新しく“主攻〟をはれる軍が出てきたことは喜ばしいと思います ...???...?? ...まァそう言い切るのは時期尚早でしょう 今日がたまたまということもありますからねぇ 蒙武の力を評価するのはさらにもう一、二戦様子を見てからです ...!??...??? 中央李白軍が崩壊したことで青後をつかれる恐れが出た趙左軍は早々に引き上げたこれで二日目の戦いは幕を降ろした 何だよ出荷無しかよチキショオ すげェ戦いぶりだったな豪毅の親父さん ...ああ...力で策をねじふせてしまった 話には聞いてたけどあそこまで剛腕とは思わなかったよ 軍師を目指す立場の僕としては正直認めがたい事実だ 父は力技の武将で子は軍師か... 親子なのに正に真逆だね仲悪いの? あの人にとっては親子なんて別に大したことじゃない あの人の人生にはその一点しかない 今はもう戦略戦術が必須の時代だ 蒙武の戦い方は明らかに時代に逆行している 〝中華最強〟という言葉自体も漠然とはしているがもしそれに当てはまるような武将がいるとしたら でもそれをあえて覆そうとがんばってんのが素数の親父さんなんだろ身内なら応援してやんなきゃ それは高度な知略を起こし実践できる武将のはずだ そう本来ならそれは先生が... 僕が軍師を目指す理由もそこにあった 父の将としての欠けてる部分を補いたいと 今日見て分かった豪武は強いし もちろん応援してるよたった一人の父だからね ーかしかしあの人には最初からいらぬ世話だったみたいだ :::この戦はしばらく我が父・豪武を中心に回りそうだ... 趙軍は豪武対策として左軍後衛にあてていた公孫龍を中央へ移動させた 約四万からなる共同前線をしいたのだ それでも豪武は止められなかった 夢武軍という突出>定力の出現により戦局は大きく動きうとしていた 「人そろって何をしているか 責めるな渉孟これは蒙武の力を見誤った私に責がある ならば軍師らしく策で責任とるね趙荘 明日全軍で蒙武を討つぞ 今日と同じと見せかけて左軍渉孟万極で側面と背後を討て 向こうの他の軍の対応はどうする 他軍が動く前に蒙武を殺す 趙軍最強の攻撃力を持つ渉孟軍か背後より攻めれば一瞬で崩せる 蒙武の首をとるのはお前だ渉孟 ンフフフそうすごまずにまァお座りなさい 大将が座れと申されておるのだ 下郎が次にロを開かば首をねじ切る 私の予想では明日、趙軍は大きく動いてきます ンフフいいでしょうでは用件だけ シフフフそう言ってくれると思ってました 本来ならば敵の手を考えあれこれと対策を練るのですが 今ばかりは私もあなたに賛成です 中央に起こった熱風はとても強い追い風を運び込んでいます 今は“攻め刻”ということです 明日全軍を率いて趙本陣に突撃し一気に攻め落として下さい 明日は騒がしくなりそうです フフフ今日の戦場の地形を軽く見て回ってたね 早朝とて一人で出歩くのは危険だぞ それにしても転がってる死体は見事に超兵ばかりね 今日の夜には蒙武軍全員の肉を犬共に食わせてやるね どうしてあの男は「三大天」になれたのか かつて素六将・楼を討ったという噂はあるが功としては、それのみ その辺りに関しては公孫龍が説明すると言っていたがー 何だ?明かせぬ理由でもあるのか? ――まァいいね三大天の席はあと二つ空いてるよ 王騎と蒙武の首をとって私が一席もらうよ それではまた後で会うね李白 その時はもう奴の首は私の手の中よ 趙軍の作戦は昨夜の軍議通り左軍の渉孟・万極が連日通り秦右軍を攻めると見せかけて豪武の背後を討つというものだった このことが悟られぬよう趙軍は気負いを隠し昨日と全く同じ様子を装っていた 左軍が背後に回る刻を誤らねば問題ない これで確実に家武を討てる 昨日と同じ姿を装っていたのは秦軍も同様であった 間者の存在を考慮し全軍に作戦を伝えたのは朝方布陣した直後だった オイ信!俺達すげェ注目されてっぞ! こんな時こそドーンとしてろ 彼が馮忌を討ち取ったのか 信ーー歩き方が変だぞー 貴様らの奮戦期待しているぞ 再び激戦となる覚悟しておけ 趙軍の布陣に変化はない とりあえず昨日と同じか: ククク蒙武が始めたようね すぐに会いに行くから待ってるね ああせるなち趙荘の合図を待て 背をとるのは豪武が深く入ってから 豪武軍が半ばを過ぎた刻に前進を始めればちょうど; 中央後衛の軍が動くだと!? 右軍も前にっ...ファン... 向こうも動いて来たか!! 失敗すれば、そちらが致命傷となるぞ 何の真似か山猿共が!! すげェことになってんぞこれ へへっどんなんだろうな尾平 味方でさえ息がつまるこの... 全軍総攻撃を受ける趙本陣の気分ってのはよォ 国境を越え侵攻してきたのは趙軍で¿ 防衛しているのはや秦軍だ 守勢に回るのはそちらであるべき... 山猿の分際で攻めてくるとは 身の程知らずも甚だしいね お前こそ何を寝言を言っている 豚はいつも人から追われるものだろうが あまり背伸びすると恥ずかしい死に方をするよ やはり豚語は何を言ってるか理解できぬな 敵は蒙武軍がおっかねェからこっちまで気が回ってねェんだ へへっそのスキにおいしいとこ頂くぞ尾平 ウオオがんばれ蒙武将軍 信達は録嗚末軍干央軍と共に早くも本陣の山の麓に侵入しようとしていた 今日で決着がつくのか!! すでに左から山に侵入した軍があったぞまさか一気に.. でもあの軍全くの素通しだったよちょっと変だ... おそらく山中にも守備軍がいる しかも..地の利は圧倒的に向こう側た な...何だこりゃ.. これじゃまるで砦じゃねェか... ここは血を流して進むしか路はない ここを抜ければ本陣ぞ!! 前の骸を盾にしてでもかけ上がれェ!! ...ファックスのおかげさんだから? 回数をかけて素軍を削り続け やせ細ったところに魔族をあてて一気に王騎の音をとる算段だった 今の素軍の中心は完全に突武軍だが馮足がいれば早い段階で手白と組んで仕止めたはずだ だが王騎は初日に馮忌を狙い撃ちし葬った... 全軍統率できる将が不在という状況の中、ガラにもなく大将代理を引き受けたのは 策の駆け引きでは秦六将・王騎にもひけをとらぬ自信があったからだ だが王騎の手は常に俺の一手先を行っていた 山中に砦を菜けどいずれ奴らも突破してくるだろう 本陣ももって半日か... これは普通の戦争ではない まだこの戦は終わりはしないぞ し...しかしどこへ本陣をお移しに... この戦いは貴様か龐煖が死ぬ刻まで終わりはじない ならばこちらはどんな手を使っても持ちについては勝ちを拾いに行くぞ.. その言葉だけで各将通じる行けっ 右軍は鱗坊が渉孟を引きつけている間に同金軍が山中に侵攻する最中であった 中央軍は豪武が正面から季白と公孫龍の両軍を突き破る最中であった 左軍は着々と山の砦を攻略している最中であった そんな最中に超荘の伝令は伝わった 早めに踏み切ったな趙荘 こうなった以上上策であろう ...次の戦をしかけるには軍の力は保つべきだ 戦況は急展開を見せようとしていた 馬で迂回した方がよかったのでは... いえ!こっちの方が早いと聞きました !おーやってるやつてる間に合いましたよ 李牧が到着しましたよ! 崇原!松左!竜川の援護だ ウォオオオ開いたぞォなだれ込めェエ 何だ?趙本陣の山が静かになったぞ 趙の中央軍が左右に割れて行くっ あれでは蒙武将軍の前に本陣は丸裸だぞ 趙軍本陣はすでに移動した!? ほー早くも趙軍は雲隠れするようですねー 先客がいるようですけど 趙旗を降ろして我らの旗をかかげろ ここはもぬけのからだったんだよ 奴らは戦力そのままに本陣を他所へ移しやがった ...今から追っかけんのかな? ここまで来て取り逃がすか 今すぐ追えば士気の差保ったまま一気に討てる 軍長の奴らは何やってんだ!!モタついてっと向こうが立て直しちまうぞ 奴らは戦場を山間に移したか しかしこれではもはや相手がどこにいるのか分からぬな 山が切り立っているからこそ万の軍が通り配置できる場所は絞られる 上から眺めればそういう場所は一目瞭然だ もちろん向こうもその点は十分承知している 奴らは居所がバレていることを前提に対応を考えているはずだ 追うべきと思うか?隆国 昨夜の軍議で殿が申された通り―― それを決めるのは蒙武将軍だ 超本陣の山を制服したとしても 本陣自体は討たれる前に後ろへ逃げることが考えられます 追うかどうかは自軍と敵軍の状況を見ねば判断でさません よってこの決定は現場の将の判断に変ねます つまり豪武あなたにてす 承知でしょうが山間の戦いは友軍と連携がとりづらく危険を伴います その時は十分冷静に判断してください しかしその前に大事な確認を宜しいか 昨夜王騎将軍が話された約束を覚えておいででしょうな蒙武将軍 追い討ちをかけていいのは超の本陣だった山が見える範囲までです。これを決して破らぬように では全軍で追いましょう やはり追って来たな秦軍 普通なら警戒するところだがこの形勢なら!!追い討ちは当然だろう 敗勢が演技ではない分貴様らは深く引き込まれる この地に用意された恐ろしいワナに気付かずにな これではここから見えるのはもう あらあらせっかく着いたのに皆さん山の向こう側へ行っちゃいましたか 素軍の本陣の背中だけですね ーまアそれだけでもせっせと歩いて来た甲斐はありますか 勝手に上がって来て何の真似だっ まずは二人とも剣を置け 移動の準備が空いました しかしここでこれまで動きの早かった王騎が珍しく沈黙した 趙本陣のあった山は完全に制圧し、その間にも敵軍の影はない 素軍の本陣移動は容易である 何か違和感を覚えたからだ 今の後退には何かあらかじめ練っておいた策の気配を感じました 本陣陥落の対応策ではなくこの展開を狙っての大きな策の... かすかに奇妙な臭いを感じますねェ 向こうの軍師は趙荘の他に誰かいましたか? ンフフまァいいでしょう 向に姿を現さぬあちらの大将を あぶり出しに行かねばなりませんからねェ 指揮がとりやすいように向こうの山へ本陣を移すのでしょう 分かっとるわそんな事バカにするな 両軍の大将同士はぐっと近づくことになりますよ お待ちしておりました殿! 本陣設営は済んだようですねェ 歩兵はどの辺まで来ましたが? 今半ばまでといったところです 今は裏の木を倒している最中です 歩兵は頂上まで来る必要はありません 裏側のふもとに回していつでも出れるように待機させておきなさい 隆国様が豪武軍に加わり敵本陣まで先導をしております 他軍も配置そのままに蒙武軍を中心にして山中を進行中です。 未だ趙軍との遭遇は認められておりません 龐煖に関して何か報告は 各軍長ともにその気配無しとのことでした 九年前のことで警戒が強くなっているのでしょうか あなたも隠れているだけでは私の首は狙えませんよオ ...???!??... ざけんなてめェ出っ歯このビビリが うっうるせェちょっと間違っただけだろうが 山中の行動は思った以上に神経をすりへらすな そんなにビリビリすることはあるまい 先程“青石族”の連中が茂みに入って行った 彼らは元々山民族で山には滅法強い !?山の民〟が味方に来てくれたのか!? 何かあったら知らせるはずじゃ 「え」じゃありませんよ クククつくづく妙な奴ばっか集まったなこの隊は 隊長がヘンテコだからだろ ンだと田永てめェぶっとばすぞ おーいつでも来いやガキ やめぬか田永信殿も静かに 周囲に敵の気配はありません ああ分かっているハシュケン この山はどこか不気味だ がしかし族長...この山は... さァ我々も移動しましょう ここにいても戦は見えませんよ ちょっと待てどうしてお前達と一緒に行くことになっておるのだ いいじゃないですかお互い野次馬同士 こういうのは大勢の方が盛り上がりますよ 実はこの先にも観戦にうってつけの山城跡があるんですよ どうする我々はこの場所以外何も知らぬぞ しかしわけの分からぬ奴と一緒に行動できるか あいつら大分警戒してますよ 心配なさらずに他意はありません 強いて言えばそちらの馬車に同乗させて頂けないかと...あるでしょ?馬車 戦が大きく変わろうとしている今こそ見逃がすわけにはいかないが 我々の馬はちょっと遠いので どうする?悪い選中しやなさそうだけど 一つだけお願いがあります しかし正体不明のこの二人...最悪の場合も考える必要がある あなた達の剣をこちらに預けて頂けませんか? こんな所で素性の知れぬ方と同乗するのはそれくらい怖いですよ察して下さい 分かりました預けましょう ではさっそく発ちましょー もうすぐ日か暮れそうです ああ敵がその辺から踊り出て来そうでおっかねェや バーカ襲いに来てんのは俺達だぞ あーもーこのまま奴ら超国に帰ってくんねーかなー そうだな...そしたらみんな無事に帰って ビビって眠れねェのは向こうの方だ フフ将軍を討ち取ったっつったら家の奴らどんな顔するだろうな 俺帰ったら東美ちゃんと結婚するんだ 別につき合ってるわけじゃないし 到の奴は順番逆になっちゃいけねーってずっと女待たせてんだからなァ 澤さんとこのガキは五つだったか? バカ女の子の方がかわいーぞ 何ーそうだったのか到スマネェもうちょっと待って.. 竜川のとこの赤ン坊はやっぱでけーの? うおそりゃにぎやか... たまに息がしづらくなる... とあるんだなーみんな帰る場所が ...!??...!? 気にするな深い意味はない 持ってるものは人それぞれだ 私は私で生きる目標は持っている 必ずこの手で象姉の仇を討つ... だがな光病それで終いじゃねェぞ 仇討ちが済んだら生きてるお前にはその先があるんだ 本当はお前だってそのことに気付いているんだろ 俺も..そうだったからよく分かる お前は仇討ちほっぽって参戦したんだ ...だったらお前はちゃんと持ってんだ うううん...うんうんっ、そういうことですか? 飛信隊っていう立派な婦る場所をな! ンだからウジウジすんな 軍議の内容みんなに話す それともここが気にくわねェのか? あら?光魔いつの間にあそこに だからさっと少しとまどっているんだ 録鳴末:千央連合軍二万二千の夜営地 敵が一人で来るか?どこぞの部隊からはぐれた奏兵じゃ じゃァなんでずっとあそこにつっ立ったままなんだ そこで止まれ所属を答えろ 分かんねェけどちょっと見てくる 渕さんちょっとだけ頼むぞ ここを登れば向こう側が見える くっくそォやっぱり奴ら来やがった どこだ!?見えるか!? ダメだ前の坂がジャマで全然見えんっ まずは守備隊が戦っているはずだすぐには来ない 落ち着いて武器をとり整列せよ 夜襲は十分警戒してある守備に抜かりはないはずだ 他方の守備隊も厳戒態勢だ 守備隊に被害が出ている模様です 他の部隊が集まったから逃げたのか? あそこの守備の一隊は全滅してるが敵はどこ行った? この騒ぎで気配を見失ったか またこの宿営の中にいろ... 信じられねェかも知れんがでっけェ男が一人であの隊を皆殺しにしただ 皆が来る前にさっさと歩いて行っちまった ...どっちに行った? それかもう敵が退いたか 飛信隊隊長ちょっと来い 日本のくせに何をしている お男はあっちに行ったべ 妙な胸さわざがしてさやがった ...さっきまで一緒にバカさわざしてたんだ ここにいるお前達はただ ヒヒィご伍長逃げて下さい 抗うことのできぬその圧倒的な暴力を前に それは周囲にいる者も同様であった みんな四方へ逃げろ... このままでは飛信隊が死んでしまう う...ダメだ立てねェ.. にに...逃げろ二人共 ただで死ねると...思うなよ とてもかなう相手ではない!! 光疣の剣をあの巨体でかわしやがった 我を呼んだのはお前のようだな 蒙武軍の位置が分かりました宝川の辺りです 李白軍とはまた距離があります 公孫龍軍東の高地に宿営した模様です 渉孟軍は最後方に留まったままです 万極軍の宿営地は未だ確認されていません この山中では味方の軍の動静も把握しづらいが... この先、奴らも徐々に孤軍と化してゆく 護衛の隊が龐埋様のお姿を見失ったとのこと!! また後方の見張りが魔嬢様らしき人影が素軍が宿営する山の方へ消えて行ったとも申しております! 我を呼んだのはお前のようだな 何をワケの分かんねェこと言ってんだこいつは ...つーかそもそもこいつは体何なんだ 二方を超える俺達の被害に一人で飛び込んで来て殺しまくりやがって いやちょっと待てよ...こいつ今自分をすんだのは俺か光城って... お前みたいな奴を呼んだ覚えはないぞ 我が内に潜む光ぶる神”は他の患者の存在を一切許さぬ ...武神?...マジで何言って.. 今あの男魔煖って... 趙軍の総大将の名前だぞ!? いや...ただの偶然だ 十万の軍の大将か一人で役襲をしかけるなんてありえない 光痍これってお前が言ってたやつか... ー武神は呼吸の制限なく”気を操り常に蚩尤の"神堕とし〟と同格の力を持ち続ける! ...だけどこいつからは。気を張っている蚩尤と同じ気配を感じる “武神”はただの言い伝えのはずだ そんな女が存在するはずがない 『武神”には近付くなそれか里に伝わっていた教え... 武神だろうが何だろうが関係ねェ 山科や殿次役建ら人勢を殺りやがった 仲間の仇を討つぞ。羌癪!! 我々にできる援護はここに留まって見守ることだ ...でも二人で勝てんのかよ こいつ俺の方全く見やしねェ ...かと言ってこの背中にスキはねェが さっきの俺との立ち回りでもこいつは本気を出してなかった ニ対一で手が出ねェほどじゃないはずだ どんだけ強ェかは分からねェが一人で膝を丸ごと殺っちまう化物だ しかももう一人は...光璃 こっちも未だ強さの底が知れてねェ羌穂だ 俺とあいつでなら絶対勝てる 本番にて、学校とか私が登場に大切な個人的に言われて子供には、まあ、成功を実現しても良く知りたいので、私はこのような状態がありません。実はこの子と連載制約以前に描いた読句作品の主役です。 原泰久コスタッフいや...なんですからねーいっぱいだろうなんだ金上大佑 曲いた読切化の主役です。 うれしいし、してやったりです。 〈諫かの投稿で、こうないと狙ったのでこの二人に関しては、まだ謎ですが、今後をお楽しみにの。 あぁ!行きっけっ投資院がつがれてる!! ついに伽の声がかかった陽 でもお互い宮女なんだからこうなることは覚悟してたよね? それに伽は宮女にとってまさに戦い ...だから私は... 一発でキメてみせる!! 一晩で子を授かってみせる こ...怖くなってきちゃった 心臓の音が外まで聞こえちゃう わー...逃げだしたいー こ...ここまで来たらもう覚悟決めてやるしかない!! ギャーじゅって言ったーハワワワ 想像していたお姿よりも ーーで私はこれからどうすれば... お起こしするわけにはいかないしこのまま立ちほうけ? わーウソウソ向ちゃん! ええ!?何もなかった!? でもゴメンね隅ちゃん宮女の伽は当然のことなのに 大王様連日の軍議でとても疲れておられてずっと眠っていらっしゃったの 仲の方が泣きたい... 本当に何も...?なかったの? ま~何もなかったとは言い切れないけど... 大王様のことが本当に好きなんだね... あ~あこれじゃ私も大王様を好きになってしまったこと言えないな~ フフッく?じゃべっちゃってるよええ!?陽ちゃん!! この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。