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YOUNGJUMPCOMCS

原泰

14

SHUEISHA

原泰久

★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

十九

原泰の

キングダム

十四

第141話、神の楽天

第12話九年ぶりー

第143話、把握不能

第14話倒せる

第15話「集」の作戦ー

第16話失敗!

第147話「尾兄弟」

第148話「友」

第148話再結集ー

―四十三

ニ十五

...

ーーーも十九

カート

第150話王騎の実力ー

_百十五

百三十三

第15回話「家武道」の

百五十五

_百七十七

「百九十七

★この作品はフィクションです。実在の人物「団体・事件などにはいっさい関係ありません。

★この作品はフィクションです。あたって私「Hutter」

実在の人物は国体事件などには、いっきい関係ありません。

もしかしていましたが、いいじゃいい

昌不草10ょふい

権力を欲しいままに

する森国の丞相。

河了紹介かりようてん

山民で信の元同居人

軽師を目指す。

登場人物紹介

凛...

この期末風政の

皆となり、命を落とす

あああぁぁぁっっっ

嬴政〉えいせい

素国の若き王。王宮の実権を取り戻し

中華の統一を目指す。

昌文君!しょうぶんくん

麻政に忠誠を尽くす

大臣。かつては武官。

蒙毅

もうき

昌平君の弟子の見習

い軍師。

蒙武

蒙武)もうぶ

もうぶ

昌平君。しょうへいくん

呂不韋の「四柱」の

人の天才軍師。

素軍、しんぐん

王騎

おうき

怪鳥」の異名を持つ。伝説の六大将軍

>一人。趙国討伐軍の総大将を務める。将を任される。

へき

第4軍の千人将。昌

文書の副官でもある

完演しきょうかい

雪の戦友。伝説の

殺集団!蚩尤の末裔

と、を司る猛将。韓国討伐軍の副

日不登の四柱vの一人で軍事

測ってん

羌演と共に〝飛信隊〟

の副将を務める。

しん

戦災孤児から武功を重ね百将まで出

世。飛信隊、を率いいて、敵将・馮忌の

首をとる。天下の大将軍を目指す

趙軍ちょうぐん

龐煖

龐煖】ほうけん

王騎と因縁があり、趙国が誇る三大天

の一人。趙国軍の総大将を務める武人。

ほうけん

潟忌)ふうき

軍師並の知路を持つ

唇に討たれる。

趙荘

超語っちょうそう

趙軍の軍師。戦場全体を押しつつ、

体を指揮している。

李白・りはく

〝守備〟の将軍と呼ば

れている。

匿師南楠南南南開南南商南南南南岡南南開南南衛南南

カ能ハのやれている。

公孫龍之うそんゆぅ

〝万能〟の将軍と呼ば

万極)まんごく

"特攻〟の将軍と呼ば

れている。

渉孟ルょうもう

〝破壊〟の将軍と呼ば

れている。

前巻までのあらすじ

生活を送る信と凛は、武功で名を上げるべく日夜剣術のD修業に励んでいた。

時は紀元前ー.500年の大戦争時代にこある中華西方の国・秦。奴隷同然の

はいはいっぱいはピードレットは

ある日、王・嬴政に瓜二つの容姿を見込まれた漂は、王の影武者として王宮へ

召し抱えられる。だが、王の異母弟によるクーデタ一か勃発し、刺客の手に掛か

った漂は仕官からわずかー月で命を落としてしまう。

漂を身代わりにした嬴政に憤りを感じる信だったが、漂の遺志に応えるため嬴

政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。その後、隣国魏との戦いに初めて従軍した

信は、獅子奮迅の活躍で秦軍の勝利に大いに貢献。その功を認められ、一気に百

将へと大抜擢される。

訪れた束の間の平穏・..しかしある夜、嬴政を狙うう刺客集団が王宮内に侵入す

る。信達は辛くも刺客を退けるが、ことの黒幕が丞相呂不韋だと判明する。だ

が、癲政は圧倒的な力を誇る呂

氏を裁く事はできなかった..。

眼前で敵の巨大さを知った信。

更なる進化を目指し、王騎将軍

の課した特訓に.身を投じる。

一方、素国は領土拡大のため隣の小国

韓に進攻。だが、その隙をつかれ、隣国・趙

に攻め込まれてしまう。危急に陥った秦匡

は、王騎を総大将とする軍を興し、信も百

将として参陣。趙軍優勢の戦局の中、飛

信隊、と命名された信率しいる百人隊は、王

騎の特命を受け、敵将・馮忌を討ち取るこ

とに成功!更に、攻勢をかける秦軍は、

全軍を豪武に預け、一気に決着を目指す

だが、遂に趙軍大将・龐煖が姿を現し、し

かも一人で奏軍に夜襲を仕掛けてきた!

南府南原南南南開南南宵陶閘簡簡陶餉醇臍陶屑簡開

第10話神の業

そういえば、

そういうわけで

昨日バァに

怖い話聞いたよ

「武神」ってのが

いるんだって

象姉

......?

私も

聞いた

本当に

いるのかな

武神

呼吸の制限が

ないんだって

そんなの

勝てっこないね

でもバァは

本気っぽかったよ

あーでも

いたとしても

象姉だったら

負けないよね

象姉の呼吸はすごく

長いからその間に

殺っちゃえば

...仮に武神が

いるとするなら

呼吸の長さはもう

利点じゃないでしょ

ただの

迷信だよ

だって向こうは

無制限なんだから

......?

だったらそいつと

戦えるのは...

私じゃなくて

あんただよ

"長さ』で勝てないなら、

"深さんて勝負すれば

いいだけ

だったら擁

あんたの出番

何せあんたの

呼吸の淡さは

もうすでに

歴代の出たを

凌いてるって

噂だから

相手が武神”

だろうと

何だろうと

短期的な斬り合いなら

あんたは誰にも

負けないよ

超短期戦〃

ス...

鬼...

さァ

--

舞うぞ緑穂

トーン

タン

タン

秦軍本陣

どの辺ですか?

ハノ・北東の方角

恐らく録嗚未・千央の

辺りかと

しかしすぐに

ドラは止みました

後退したその日の

夜に夜襲とは

妙です

誤報かと

思われますが、

......!?..

誤報でなければ

ひょっとずると

出たのがもしれません

趙軍総大将

龐煖が

龐煖が!?

しかし少々

不自然な気も

しますか

龐媛は殿との

対戦のために

力を温存して

いるのかと...

私がいると

思い違いした

可能性はあります

彼は妙な"勘"が

働くようですからねェ

......

出陣

いたしますか?

いえ

さすがに憶測では

本軍を動かす

わけにはいきません

もし今何か

起きているとしても

前線の兵を

信じて任せるしか

ありません

トーン

タンタン

トーン

タン

タン

ビリ

き羌蒐副将が

すげェ

...

ビリ

......

どう

しちまったんだ

あいつ急に

あれで...

剣術なのか?

あれでは

まるで..

変化

伍長...

あれは一体

舞いをしているかのようだ

理解

予測できぬ

動きと速さの

相手の動きを

予知しているかの

如き反応

できるのは

その程度

およそ

人の業ではない

見た目は美しい

舞いにも映るが

あれは...

トーン

タン

タン

トーン

......

そうか

そういうことか

お前は

〝神を堕とす渚か

あの男かと思い

出て来たが...

これも

天の導きか

〝神堕とし〟の者よ

たしかにお前も

我が敵の一人だ

この夜は

我らのために

ある

さァ荒ぶる神

"宿す者〟と

〝堕とす者〟

どちらが

天に選ばれし強者か

存分に示そうぞ

うっ

ヒッ

ヒッ

恐れるな

緑穂

碧き神気を

私に誘え

ただ深く

さすれば

もはや

ただ

激しく

我らに散う

者は無い

!!

斬ったっ

何という

速...

一気に

決める

この

巫芽は

ー、

今までで

最深だ

殺った

タンタン

第142話

九年ぶり

なっ...

光境の

渾身の一撃が

相手の動きを

読む力は

止められた!!

当然お前だけの

ものではない

また斬った

トーン

今度こそ

いけるっ

タン

トーン

タン

我より

血を流せし者は

久しぶりだ

そして刹那とは言え

死を傍らに感じた

この手応えは...

それこそ九年前の

あの二人以来か

スー

フォー

真に出て来た

甲斐があったぞ

ザッ

ああの男

まだ余裕が

あるのか...?

バカ言え

手キズを

負わせてんのは

完疲副将の方だ

ザッ

羌瑰

〝神を堕とす

者”よ

...

あ兄貴

あれ..

羌塊の様子が

フォー

!?

羌痴

副将?

フォー

何だあの汗

...顔色も

真っ青だ

まさか...

...

何だ

お前は..

まさかもう

力尽きたわけでは

あるまいな

体が

逃げろ

羌廆

何やってる

重い...

ゴハアッ

巫舞が

解けた

深く堕とした分

反動が大きい

ゲオッ

フオッ

もうほとんど

呼吸力...

...

ダメだ

ハァッ

ぐっ

これ以上は

戦えない

あとどれぐらい

もつ...

完全に

される前に...

ハァー

皆を

お前ら

今すぐ逃げろ

ハァー

...

!?

さっさと

行け

こいつは我々の

手には負えん

私がギリギリまで

もちこたえる

ここを失う

わけにはいかない

羌廆...

その間に

全員..

一人も

この場を

離れることは

許さぬ

我らの戦いを最後まで

見届けよ

こいつ...

干央様

こちらの報告も

敵は一人だった

との事です

キングダムの

こちらの目撃者も

やはり一人

であったと

...

バカな

では

たった一人で

守備の一隊を

全滅させたと

でも言うのか

有り得ぬわ!

一人...

干央様急報!!

敵が侵入し

兵に被害が

出ております

侵入している

だと!!

それが

大男が...

誤報でないと

すればこれは...

一人と...

!!

趙軍の数は!?

なっ

.!!

龐煖だ〃

千央様!?

騎馬隊と

弩隊を集めろ

馬を引けェ!

“奴”が

出たとな

録嗚末にも

伝えろ

!?

急げ

しかしここまで

隠れていた奴が

なぜ急に...

ハッ!

確かなことは

奴を殺せば、この戦いは

終わるということだ!

まぁよい

我々の理解

など奴には

及ばぬ

行くぞ!!

ガンガンダン

!!

ここれは

敵襲のドラ

ガン

ガン

!!

最初に敵が

現れた方角だ

どういう

ことだ

!?

ガン

ガン

オォオオ

ガン

乱戦の声だ

誤報か!?

千央様

これは...

...!???

今度こそ

正真正銘の

敵襲だ

殺せ

秦の

犬共を

遠慮なく

味わえ

趙に流れる怨念の

深さをお思い

知るがいい

存分に

ぐあ

......

ぎあ

ふ副宮

ハ!

か各隊このまま

蹂躙させよ

龐煖様の

援護に向かう

ガン

我ら

本隊五百は

これより

ガン

ガン

ガン

ハァ

ハァ!

ガン

ガン

第143話把握不能

ガン

ガン

ガン

ガン

ハー

ま...マジかよ

ガン、ガン

こんな時に

敵襲なんて

ちょ

ちょっと

待って

この音

どうした

こっちに

近付いて来る

第143話、把握不能

...

龐爆と万極の突然の襲撃に

混乱する奏軍であったが、

実はこの時、趙の将達も

事態の把握に苦しんでいた

......?

お前も高所へ

来たか公孫龍

趙荘か

鹿焼様が一人で

出陣されたと

聞いたぞ

一体どう

なっておる

......

俺にも

分からぬ

龐煖様が

討たれれば

この戦は

終わりだぞ

龐煖様は

あそこか

すぐに援けに

行ける距離

ではない..

万極が龐煖様の

後を追っている

龐媛様の

場所以外は

静寂そのもの

万極が?

ああ偶然

近くにいたようだ

「軍を動かす」と

先程使者が来た

誰も

動いていない

...それにしても

ここに来て少々

安堵した

いや

動けて

いない

趙荘の

言葉通り...

それぞれ散在する

各将は...

そこへ駆けつける

ことはしなかった

いやむしろ目軍の周囲の

警戒を厳しくした

夜襲の位置は

分かれど

......

この時全ての軍の

位置関係が分かる者など

一人もいなかったのである

各軍はそれぞれに

見えぬ敵を

警戒せざるを

えなかったのだ

...

思った通り

この深き山中では

軍の連携は

働かぬ

その危うさを知る

王騎は今の騒ぎにも

山中へ軍を入れる

気配はない

各軍は完全に

孤立化している

......

やはり

王騎を呼び込み

さえできれば

後は...

この夜襲は

全くの想定外だが

意外と功を奏す

やもしれぬ

そう悠長なことを

言っておる場合ではない

秦の他の軍が

動いていない

とは言え

我らが総大将が

今敵中にあるのは

変わりないのだぞ

後で龐凝様の

出現を知れば

王騎も何らかの

反応を見せるだろう

からな

龐煖様の力を

信じぬのか

その力を

この目で直接

見たわけではない

それに何が起こるか

分からぬのが

“戦だ

...

そう...

〝戦〟は何が起こるか

分からぬ。

趙軍にとっても

秦軍にとっても

フウゥ

万極か

な何でここに

趙の騎馬隊が

!!

...フフフェック

...フフフェス

俺達を

殺る気だ...

もう..

駄目だ...

オオイ

逃げるぞ

みんな

くやしいが...

退いて

信っ

一度退く

立て直して

次に絶対

こいつをブチ殺す

でもどうやって

こっから

逃げんだよ

この化物に加えて

騎馬隊まで

俺が殿やる

早く行け

殿って...

お前一人で

何ができる

キングダム

...待て

二人だ

羌廆

あっ

来るぞォ!!

!?

へっ!?

離れろ

飛信隊っ!!

射てェ

射てェっ

.....

千央軍長の

騎馬隊だ!

干央軍長

千央様

.....

向こうの手勢は

騎馬およそ二百

歩兵三百

我らは騎馬が

百です

しかも

加えて

向こうには

あの男が

います...

龐煖...

龐煖

戦を

お前は

なめるな!!

干央軍三千

全兵士に告ぐ!!

この地に

集まれ!!!

あそこに居る男が

趙軍総大将

龐煖なるぞ!!

十万の軍の

大将首が

ここにある

とれば一生遊べる

財が手に入る

集え皆の者

早い者

勝ちだ

他の趙兵には

目もくれるな

敵は唯一人!

龐煖の首を

とれェェ!!

奴が龐煖!

趙軍の

総大将だ!!!

第14話・倒せる

さァ首をとれ

奴を

始末してっ...

この戦を

終わらせよ!!

ウオオォオオ

行くぞ

オオォ

させるか

第14話が倒せる

ウオオ

オラァア

ヒィィ

ギャアアア

......

あっ

趙の騎馬隊が来たっ

うォォ

腐燥様の手を

わずらわすな

わ、我らで敵を

皆殺しにする

ハハァ!

万極様

うおっ

分かっている

千火軍長だ!!

ひるむな

数で押し切れ

ここで

決めるぞ

オオオ

オオオ

はふっ

ひでェ混戦に

なったぞ

隊の奴らが

バラけちまった

この場所は

中途半端だ

隊長

とりあえず

退くか攻めるか

決めた方がいい

......?

まだ動くな

!?

混戦でも

お前のいた位置は

皆分かっている

ここで戦ってりゃ

きっと集まって

くる

いたっ

いたぞ

信速だっ

おーやっぱ生きて

生きてたか

田永!

崇原!

沛浪

去亥達っ

ほらな

ワハハ

さすが隊長だ

お前ら

...戦況は

全くの互角だ

数はこっちが

多いが

趙の騎馬が

思った以上に強さ

時々騎馬を

突破する歩兵が

いるが...

ウオォ

結局あの男に

真っ二つにされて

終わりだ

こうなっちまった以上

戦わなくちゃなんねェのは

分かってるが...

あんな化物を

どうやって倒せば

いいんだ...

......?

......?

......

大丈夫だ

!?

たしかに

あいつは

バカみてェに

強ェし

武神だの

何だのほざいて

やがるが

同じ人間には

変わりねェ

思いっきり

ぶった斬れば

あいつは死ぬ

斬って死ぬん

だったら

倒せる

戦るぞ

信っ

待て

間雲につっこんでも

あの男を討てる

わけかない

気持ちは分かるが

少し冷静になれ

しかもあそこに

入っていって

失敗すれば...

間違いなく

この隊は全滅するぞ

...

んなことは

分かってる

崇原

だが馮忌戦の時

二万の軍の奥にいた

奴を討つのに

どれだけ犠牲を出した

中央軍や右軍は

数千数万の犠牲を

出しても敵の将を

討てなかった

それが戦争だ

だが今俺達の目前には

敵の総大将がいる

本来なら十二万の軍の

後ろにいるはずの

大将首がそこにいるんだ

殺らねェ手は

ねェな

言われなくても

.....

危ねェことは

分かってる

だがそれでも

戦るじかねェ

ここで逃げてるようじゃ

天下の太将軍なんて

夢のまだ夢だ

......だが

崇原の言う通り

今回はマジで

やばい相手だ

どうしても

生きて帰んなくちゃ

ならねェ奴は

抜けてもいい

文句は言わねェ

本っ当

バカなんだな

お前は

ここまで来て

抜ける奴なんて

いると思ってんのかよ

今さら妙な

気を配んなバカ

気色悪ィ

この戦最大の

武功を

しゃーないな

崇原

死んだ仲間の仇も

討てて一石二鳥だ

別に隊長の

決定に逆らう

気はない

オオ

くっちゃべってねェで

さっさととりに行くぞ

ああ

......

今度はお前らの

〝集〟の力を

借りるぞ

オォ

見てろよ

龐煖...

行くぞ

飛信隊!!

オオォ

ソ作戦

第15話

城戸村ー

東美

友里さん

...?

こんな夜更けまで

尾平のために

お祈りかい?

この辺り

野犬が出て

危ないんだよ

そういう友里さん

だって尾到くんの

ために...

...ファンル..

バカ兄弟を

頼んだぞっと

ちょっと友里さん

“守り石”様にっ

......?

帰ろっか

はいはい

誰か来る

え?

慶のとこの

ばーさんと

昂くんの

お母さん

あの二人:

毎日十回以上

祈りに来てるよ

......?

あ他にも来た

うっ...

東美?

私怖いよ友里さん

本当はもう...

尾平さんたち

死んでしまってるん

じゃないかって

うう...

東美

...

バカ

ううう

待ってるあんたが

信じてやんなくて、尾平の奴が

どうするのさ

かわいそうだぞ

だって

だって

大丈夫

あの兄弟は

運だけは

人一倍強いから

それに

いざって時は

何とか

してくれるよ

信が

......?

里典の所に

いた信君

そ!

尾到が言ってたよ

あいつはバカだけど

そこらの武将より

頼りになるって

一緒にいれば

どんな状況も

きりぬけられるってさ

キングダムの

...

そうだ東美

ついいこと

教えてあげる

......

いいこと?

最近よく同じ夢を

見るんだ

私の顔見たら

高笑いして

言うんだよ

二人が

帰って来る夢

こっちの気苦労なんて

これっぽっちも

分かってなくてさ

大将首

とったぞー

って

ザッ

よく聞け...

俺と石の伍を

除いた隊員

これを三つの

組に分けて

施援を囲うように

三方に配置する

各自落ちている槍を

拾い集めその場で

戦いながらー

合図を待て!

オラァァ

抜いたぞォ

ぶっ殺せェェ

フォン

龐煖

......

オイ

羌廆

ハーッ

......

ハーッ

止めても

ムダだぞ

......??..

呼吸が戻る

気配がない

分かってる

私の力は

あてにするなよ

キングダムの

しねェよ

ほんやりとだが

お前の戦い

見てたぜ

羌痺

お前はもう

休んでろ..

後は隊の奴らの

力を借りて...

俺が龐煖を殺る

ガガ

ガン

ゴッ

......

この白髪男...

手強い!!

ニィ

おのれ..

施煖を

目の前にして

足止めされる

とは...

ん!?

オオオ

飛信隊の

信...

そんな所で

何をつっ立って

いる!?

お前なら真っ先に

突撃しそうな

ものを...

...いや

ちょっと待て

まさか何か

狙っている

のかー

!?

始めるぞ

っし

ピイ

石の石笛の合図で

三部隊一斉に

龐煖に向かって突進

馮忌戦をやってのけた

お前達には

これは問題ない

騎馬を抜いて

至近距離まで

近付いたら

!?

全力で

三方より

槍を投げ込め

イ...

ぐっ

ひいっ

ひるむな

続けろっ!!

ウオオー

コカッ

ガッ

ガガン

ガガ

三方からの

一斉攻撃

それでもあの男には

通用しねェかも

知れねェ

騎馬は

任せろ

オォ

な何を

している

そいつらを

早く殺せ

だが

りゃああ

だがそれでも

投げ続ければ

龐煖の意識は

お前達に傾きー

後ろから迫る

俺に気付かない

いや

こいつは

気付く

振り向き様に

一刀

龐煖の

やっかいなところは

その攻撃力だけ

じゃなく

右利きのこいつの

横なくりの一刀を

羌瑰の巫舞を

防ぎきった

受けの強さ

だからこいつの

この一刀を

引き出す

読んでかわし

ギッ

斬る!!

いや

第146話・失敗

こいつは

気付く

作戦が

バレた!!

いや、龐煖は

差し込まれてる

この一刀なら

信は

かわして斬る!

第146話

やっ...

ってねェ!

ダン

!?

今の感触

骨までいってねェ!!

こいつの体

どうなってやがる

チィ

だが肉は

斬った

次は骨を断つ

キングダムの

懐に入りゃもう

奴の大矛より

俺の剣の方が

速...

!?

!!

...

き...

...そうか...

し...

くっ

失敗したー

小僧

千央

軍長ォ

!?

ゼッ

龐煖

ゼッ

龐煖

し...

ガキ..

信?

......

ヌル

ただの油断

ただの

油断

だが

“我が神”に

捧げる供物と

しては

不思議な力を

持つ子供た

上出来だ

やっ

やめろォォォ

カッ

うわあっ

ぐっ

ぐわぁっ

兄貴

ふっ

ふぐううっ

ふっ

!?

はっ

はっ

すげェぞ

お前ら

よくやった

ああ

だがもう

十分だ

...

そういう

ことだ

っ......

飛信隊

退却だ!!

オオ!!

飛信隊

退却だっ

第147話尾兄弟

オオ

......?

ああれが

馮忌を討った

しん

たい?

飛信隊か!

第147話、尾児沖

素第4軍と趙万極軍の

戦いは軍長千央が

倒れたため、趙軍の

一方的な展開となった

龐煖は

その中でしばらく

ただすんでいたが

フン

再び闇の中へ

姿を消した

......

飛信隊は

犠牲を出しながらも

混戦の中心部より脱出

ハァッ

ハァッ

ハァッ

何とか山中まで

逃れたか

それに対し、万極は自ら討伐隊を

率いて大規模な追撃を行った

包囲を広げる!

すき間は歩兵で

埋めよ!

一人も逃がすな

オオ

山々に響きわたる

騎馬の轟音と

うごめく松明の

火の数が

追撃のすさまじさを

物語っていた

ハッ

ハッ

ハッ

何人殺られた

ハッ

分からん

うちの伍は

無事だが

竜川のところは

彼以外全滅だ

俺んとこも

三人殺られた

竜有達が

いねェな

山に入る前に

はぐれた

中鉄と

魯延殿それと

山民族もだ

羌痍くんは

田有が抱きかかえる

ところは見えたが

それ以上は

......

くそっ

くそォッ

何なんだよ

こりゃア

さっきまで皆で

火ィ囲んで

バカ騒ぎしてたのに

何でこんな...

何で

こうなるんだよ

チキショオ

.....

ピーピー

わめくな

大将討ち損ね

ちまったんだから

仕方ねェだろうが

...

もうちょっと

だったな

ああ

おしかった

どったらとったで

大変だったけどな

村の英雄どころか

国の英雄になる

ところだった

ハッハ

そりゃたしかに

大事だ

伍長たち...

笑ってる...

へっしかし

つくづく...

大した男だぜ

うちらの大将は

気絶してっけど

ああ

間違いない

尾到そのガキ

絶対離すなよ

隊員が何人

死んじまおうが

そいつさえ生きてりゃ

飛信隊は

死なねェんだからな

ぐすっ

って何で

お前らが

泣くんだよ!

オレらの信力

こんなにまで

なれて泣かずに

いられねェよ

なァ尾平

ううっ

何言ってんだよ

慶さん

信はまだまだ

これから..

ううっ

だって僕ら

信の同郷だから...

ああ

!!

チッもう

来たか

噂通り

速ェな

ヒィ

どっからだ

音が響いて

分からな...

!?

ぎぁっ

矢だ

伏せ

来るぞっ

うぐぅっ

左だっ!!

あぐっ

危ねェっ

見つけたぞ

ひぃっ

飛信隊

!!

ぐっ

取り囲めっ

一人も

逃がすな

くそっ

こうなったら

何としても

信だけはっ

......?

ん!?

信が

いない!?

いないぞ!?

体とこに

いたぞっ

あ!?

いつの間に

あんな

とこに

へへ

くくっ

ったくあの兄弟は

魔媛の時といい

土壇場に強工な

......

沛浪

キングダム

フッ

だったら俺達の

やることは

一つだ

よしっ

てめェが隊長だな

いいのか?

こんなゆるい

包囲で

オイそこの

長髪白髪

俺達は二万の馮忌軍に

風穴をあけて

将を殺った飛信隊だぞ

甘く見てると

その首

たたき落とすぜ

......

!???...?

やってみろ

...???

へへ

こんな所で

死ぬタマじゃねェぞ

この

飛信隊は

沛浪たち

何を...

分かってんな...

てめェら

飛信隊っ

尾平

尾平

尾到

脱出だ!!

オォ

うちらの大将を

頼んだぞ

こやつら

横にっ...

バカが

何っ!?

逃がすか

ハっ

走れっ

とにかく

下へ走れっ!!

フフ

バカ共が

下へっ

ウオオォ

下にどれだけの兵が

待ち構えていると

思っているのだ

みんな...

俺達を

逃がすために...

俺達じゃねェ

......

信をだ

行くぞ

........

あぁ

.....

どうされました

万極様

追われぬの

ですか

......?

ああの隊の隊長は

魔媛様を斬った

ここ子供だったはずだ

......?

ああの中に

見えなかったぞ

そうかなぁそれもそうなのかわから

奴らはいくつかに

別れて逃走しています

他のところに

いるのでは

でては

先程の奴らの

し土気の高さは

なんだ...

上か

兄貴

ゼハ

ゼハ

大丈夫か

ダメだ

もう..

足が

助かねェ

魔妖に斬られたよ。

背中が麻痺してきた

...もう...

わりィ到

ちょっと先に

行っててくれ

到お前

俺は少し

休んでいく

すぐに追いつくから

心配は...

......!?

頑張ろう

兄貴

!?

その矢

いつもの

信みたいに

歯ァ食いしばって

足を前に

進めるんだ

血糖を見つけたぞ

万様様をお呼びしろ

第148話

足跡は二つ

くぽみの深さから

一人はもう一人かついで

いるかも知れません

よって二人ないし

三人の人間が

山を登って

逃走しています

そそれだ

......

しかし一つだけ

解せぬことが

この出血の量

間違いない

下手すれば

致死量です

なぜ二人が歩けるのか

不思議です

第148話ラ

ハッ

ハッ

あっ

あっ

キングダムの

兄貴

......

ハ...

あ...

まだ

終わらねェ

終わって

大丈夫だ

兄貴

........

たまるか

ハッ

ハッ

何だ

これ..

すげェ

眠い...

!!

追手が...

来やがった

のか...

......

到...

信の心臓は

動いてっか?

!?

もう...

無理かも

知れねェ...

ああ

ちゃんと

動いてるよ...

俺のも

お前のも

まだ動いてる

だったら

いつもの信は

こう言うよな

まだ何も

終わってねェ!

ってよ

へへっ

俺達も大分

信に感化

されてんな

矢は骨で

止まってんだよな

まだ

歩けるか

...ああ

まだ

行ける

...よし...

じゃあ俺達

ここで別れるぞ

奴らは

俺らの血を

たどって来てる

俺はここから

脇に進んで奴らを

引きつけるから

お前はこれで

血を止めながら

登って行け

ビリ

...だけど...

そんなことしたら

兄貴が...

到...

俺達で信を

守り抜くんだ

城戸村の

友達としてな

........

飛信隊の

伍長として

兄貴...

.....

おい

へへっ

妙な顔すんな

奴らをまいたら

お前のあとを追って

また合流する

......

死ぬ気はねェぞ

村で東美が

待ってるからな

信を頼んだぞ

兄貴...

......

兄貴...

!?

...

!?

ゴホッ

フー

ドクン

ドクン

うう

信!?

血!?

この矢...

骨を抜けて...

フー

へへっお互い...

満身創痍

だな

だが

くたばりゃ

しねェぞ

城戸村の男は

頑丈が売りだ

なぁ信...

ほ~

てめェらか

下僕のくせして

大将軍とか

アホなことほざいてる

ガキは

えらく

生意気らしい

じゃねェかよ

......

大体この尾兄弟に

あいさ......

あぁ!?

ぷあっ

兄貴っ

何やってる剣

そのガキ

ぶっ殺せ

ぐむ

はう

到っ

ヘっへっへ

バーカ

思い知ったか

チンピラ共

天下の大将軍を

なめんじゃねェぞ

くっくそ

おぼえてろよ

てめェ

あれが最近

噂の...

エエエ?

オイ行くぞ

いきなり殴るなよ

信と漂

......!?

気がついたか

...?

おーびう

尾到か

.....

今なんか..

村のころの

夢を見てた

偶然だな

俺もお前と

初めて会った時の

こと思い出してた

...

魔援

龐煖は...

ぐあっ

まだ動かない

力がいい

横に

なってろ

うぐっ

いっ一体

どうなってんだ

尾到

ここは

どこだっ!?

戦いは..

...

俺を逃がすために

みんなが

体張ったってのが

...

くそォ

何やってんだ

俺は...

......

それじゃ

千央達は

どうなった!?

魔族は

あのまま

ズギン

うっ

しばらく

龐媛らの話は

止めにしねェか

奴の顔を

思い出すだけで

二人共治るキズも

治らねェ...

ちょっと

見せてみろ

大丈夫だ

お前はど

重傷じゃねェ

......?

ただ今は

ほんの少しだけ

尾到

お前ケガ

してんのか

楽しい話が

したいんだ

俺達が初めて

会った時のこと

憶えてるか?

あ?

ああ

たしか尾平が

ちょっかい出して

来たんで思いっきり

ぶん殴ってやった

ついでに

お前にも

入れたな

ハハ

...フフ

あああれから

お互いケンカ

ばかりしてた

お前は最初っから

将軍になるっ

つってて

俺達はみんなで

お前をバカにした

おーだから毎回

ぶっ飛ばしてやったぜ

カカカ

??......

信..

本気でなれると

思うか?

将軍に

......

どういう

意味だよ

分かりきったことだが

下僕が将軍になるってことは

並大抵のことじゃない

実際戦場に出て

感じたよ

正に“夢”みたいな

話だってな

一体

どんだけの死地を

乗りこえりゃ

たどり着くんだ?

.....

一つでもしくじれば

そこで死んで

全部終わりだ

だけどお前は

龐媛相手に

生き残った

隊の皆が命をかけて

お前を守ったからだ

命令でもないのに

命がけで...

これはふつうの

ことじゃねェ

ふつうの隊長には

できねェよ信

だから

思ったんだ

名だたる大将軍達...

あの王騎将軍でさえ

きっとこういう場面を

くり返して来たんだと

思うぜ...

仲間の力込みで

...お前の力だ

信..

ゴホ

ゴホ

俺は..

お前の友達で

本当によかった

と思う

信は本当に

将軍になれるってな

ちょっと待てよ

尾到...

お前

何言ってんだ

フフ...

お前といっしょに

いるとずっと

ワクワクしっぱなし

だった

本当に

オ...オイ

楽しかった

尾到っ

今夜けっこうな

仲間が死んだかも

しんねェが

下向く必要はねェ

戦争やってんだ

死人はでるさ

大勢の仲間の

思いを乗せて

天下の大将軍に

かけ上がるんだ

いいんだよ信

みんな

お前と一緒に

夢を見てェと

思ったんだ

それで

いいんだ

...

これからも

お前は

そうやって

尾到

お前.....

絶対.....

なれるぞ...

信...

......

なんつってな

!?

バッバカヤロォ

てめェ

ふざけんじゃ

ねェよ

くそっ

.....

ハハッ

スマン

...

本当に大丈夫か

尾到...

あぁ

変れば

治る

ガラにもなく

長くしゃべった

...

少し眠ろう

何か

言ったか?

......

友里...

いや...

おやすみ

あぁ

ふざ

けんなよ

二度も

同じ手

くうかよ

尾到

し...

しつけェぞ

早く起きろ

起きろよ

尾到っ...

...こんなの

あるかよ

っ.....

バカヤロォ

っ......

バカヤロォ...

はぁあああん

どうして

こんな

衣更けん

コメントだって

足をか

スミに立ってた

気がした人た

第149話再結集

......

あっちだ

去亥伍長だっ

竜有伍長も

いるぞっ

第140話・再結集・

やっぱ石の

石笛だったか

最初

鳥の声と思って

気付かなかったぜ

あっ

あっちからもっ

沛浪伍長達だっ!!

何!?

それじゃァ

尾兄弟たった二人に

信を託したってのか!?

そうするしか

なかった

とても信を

逃がせられる

状況じゃ

なかったんだ

......

それに...

あいつらなら

やれると思った

尾平伍長だ!!

尾平伍長が

戻ったぞォ

何っ!?

やったァ

マジで

大丈夫かよ...

...

っし

バン

でっ

田有達っ!?

一体どうして

尾平と...

ちょっと待て

信と尾到が

いねェぞ!?

何ィ!?

追手をかわすために

尾平がおとりに

なったらしい

信を追っていた俺達も

つられて瀕死の

尾平に遭遇した

そこから俺らも

追われたが

光璃が殿で

無茶して

くれたんだ...

下ろせ

......

ああ...

ああ...

...ってことは

ガキを守ってんのは

尾到だけか...

...

...??

...

...

歩ける

到なら...

大丈夫だ

あいつは

マジで

頼りになる

捜索隊を

出してくれ

二人が向かった

方角は大体

分かってる

尾平

ただきっと

矢キズで

動けないんだ

俺が先導

するから...

頼む...

...??

......チッ

しゃあねェな

っしもう一走り

するぞ

武器と水を

準備しろ

キン!

あとあれば

食い物もだ

ケガ人は

ついてくんな

足手まといた

青石族も

二三人つれて行くぞ

山ン中じゃ奴らは

頼りになる

その必要はない

!?

へへっケガしてねェ

奴はいませんよ

!!

どういう意味だ

お前

隊長は

帰還された

信だー

信が戻ったぞー

ガッ

......

ハハッ

やっぱ生きて

やがったか

あのガキっ

うおー

信ー

隊長

尾到さんを

俺が運ぶ

フフフラスもして

...???

......?

よく戻ったな

尾平...

すまねェ

え?

うく...

尾到...

尾到さん

...ファッション

すまねェ

へっ何でお前が

謝るんだよ

お前らも

泣くな

慶...昂

泣くことは

ねェ

こいつは

やり遂げた

立派に役目を

やり遂げたんだ

だから...

涙はいらねェ

笑って...

ほめて

やるんだ

こういう

時は

...

本当に

よくがんばった

なァっ...って.....

ぐふぅぅああ

到オオオ

...ふぐっ

...っ

...

よくあの一撃を

くらって..

死ななかったな

あれは気を送り込んで

内から破壊する技だ

蛍尤にも

似た術がある

......はうけん

龐煖...

あいつは一体

何だったんだ

“武神”

つってたな

......

あの現実味のない

強さは...

本当に...

人じゃねェのか?

バカな

人に

決まっている

ただ

あの男は

ある種の――

〝求道者〟だ

!?

ぐどうしゃ

人里離れ

ひたすら〝道〟を求め

極めんとする者

個人の場合もあれば

集団の場合もある

もちろん求める道も

それぞれだ

宝尤も本来は

巫女の道を求める

求道者の一族だ

一方奴らは

ただひたすら。武の道〟を

追求し修練し続ける一族

まァ一族と言っても

奴らに血縁は関係なく

資質のある子供を

さらって育て上げ

業を継承するらしいがな

さらって

育て上げる

だと?...

―全て

伝説とされていた

それほど奴らは

いつの時代も

人の前に現れない

しかし

それがごくまれに

出て来る場合は

道の極みに

達したことを

確認するためだ

求道者は

修業者

奴に特殊な

資質があったことは

間違いないが

あの強さは

ただで手に入れた

ものではない

我々の想像の

及ばぬほどの

修練をつみ重ねた

結果だ

それが

全てではない

あれはおそらく

呼吸の制限が

ないのではなく

蚩尤の常識を

越える長さを

身につけている

だけだ...

少し反省だ

元々まじめな方では

なかったからな

緑穂との巫舞で

倒せなかったことが

癇に障る

半年後には

私が勝つ

......

里を出てから

随分と修練を

さぼっていた

半年もねェよ

羌滅...

この戦で奴を

討つんだ

奴が敵の

大将である以上

討たなきゃなんねェ

.....

いい奴

だったな

.....ああ

尾到は

結局のところ戦場全体で

夜戦があったのは

千央軍と万極軍のところ

だけであった

麗媛が去った後すぐ

万極軍も撤退したが

干央軍の被害は甚大

わずか残った兵は遅れてきた

録鳴末軍に拾われた

飛信隊はそれらの

軍とははぐれたが

伍長13人を含む

計30人で再び息を

吹き返そうとしていた

いや

副将の渕が5人の

隊員と戻って

計6人だ

半分以下になった彼らは

キスのふさがらぬままに

再び武器を手に

歩き始めた

間違いねェ

秦の旗だ

...

!?

石の石笛と

同じで

散った素兵を

集めてんだ

行ってみようぜ

!!

この辺

開けてるな

ん!?

......

ちょっと待て

あれは...

素軍じゃ

ねェぞ!?

渉孟様

案の雑兵が

現れました

ククク

さっそく

ひっかかったか

家のサルは

軍将軍

渉孟

全滅ね

ハ!

くそっありゃァ

趙軍だ

騎馬隊が

来たぞっ

にっ逃げろっ!!

チキショオ

またかよ

急げっ

ケガ人を

先に行かせろ

!?

騎馬が来れねェ

崖によじ登れっ

ん?

何だこの

地響きは!?

地震か!?

ああっ

見ろっ!!

後ろからも

騎馬の大軍が

ヒィィ

これも趙軍か!?

お...

玉騎将軍!!

第56話「玉瀬の実力

...

...

ハッ

ハァッ

案の騎馬だ!

来るぞっ!!

隊形を

組め!!

オォ

一騎も通すな

返り討ちにしろ!!

...

渉孟様

あれは

まさか

...

おっ

王騎将軍

だと!!

本当か!?

へへっ

すげェことに

なったぞ

こりゃァ

ああ

間違いねェ

ついに俺達の大将が

出陣したんだ!!

シフフフっ

あんなおバカな

真似をするのは

渉孟あたりと

ふんでましたが

その通り

でしたね

ハ!

豚の発想です

第4軍を...

やってくれたのは

彼ではないようですが

ンフ

仕方ありません

我々が受けた

この悲しみ

とりあえずは

今ここで渉孟さんに

受け止めて頂きましょう

......

ぷっ

何という

ぷははは

ことあるか

あの王騎が

自分から目の前に

現れたよ

ククク

本当に

老いとは

悲しいね

奴は今自分が

どれほど危険な状況に

あるのか少しも

分かってないあるよ

ひええ

王騎軍が

...強いのは

当然だか...

......信..

信...!

ああ

あの趙軍も

全く引けを

とってねェ

同じ趙軍でも

馮忌軍とは

ものが違うぞ

しかも

その中で

何だ

あの軍は...

.....

一人だけ

異様な

男がいる

何だあの大男は

一人で殺し

まくってるぞ!!

あの強さっ...

おそらく

蒙武将軍並み

だぞ

渉孟こちらに

向かってます

中央を

固めよ!

!?

桃加隊を

前へ

後ろの

歩兵も呼べ

騰副官

騰副官

お待ちを

...

鱗坊軍長か

どうした?

...

......

丁度いい

殿をお守りする

お前達にも

聞いておいてほしい

渉孟は

危険だ

一度

やり合ったが

お主が!?

...

いいか

この先もしも

渉孟に出くわしたら

絶対に奴を殿に

近付けてはならん

討ち取るどころか

自分の身を守ることで

お一杯だった

奴の周囲もまた

相当な猛者が

そろっている

式に関して

奴の強さは...

底が知れぬぞ

ッハァ

ダメだっ

あのデブ

止まらねェ

ままずいぞ

王騎将軍は

前線近くに

陣取っている

早く対処せねば

このままでは

あの男の刃が

将軍に

届くぞ..

何だ?

何か嫌な

予感がして

きやがった

桃加隊

壊滅!!

胱副官!

黄浪隊を

前へっ

......

渉孟まっすぐ

こちらに来ます!!

ハ!

えっ!?

行きますよ

ハ!

ああっ

王騎将軍も

前に出たぞっ

渉孟様!

王騎がこちらに

向かって来ます!!

王騎

自ら...

ここを通しは

せんぞ

っこの豚がァ

秦六将

「怪鳥」王騎

クク最初から...

その気だった

ようね

この日を

どれほど

待ち望んだ

ことか

雑魚は

任したよ

あっあの男も

加速したっ!!

王騎だァ

これはっ

あの二人やり合う

気だっ!!

ハハッ

もはや伝説に

なりつつある

あなた達六将

その実力を

疑う余地は

ない

思い知るが

いいね

この私が

六将を超える

化物である

ことを

特に武力だけなら

あなたなと私の

足下にも及ばないよ

王騎

しかし..

その時代に

私は

いなかったよ

過去の

遺物とは

さよならね

王騎将軍

王騎ィィイイア

これからはこの私が

中華全土の戦場に

君臨する!!

え?

渉孟も

鱗坊も

勘違いしている

ブヒ

強さの底が

知れぬのは

我らが

殿の方だ

しょ渉孟様かっ

エエイ

退けっ

退けェっ

深追いは必要ない

適当に

あしらえ

ケガ人を

集めろ

蒙武迫る

第151話募

......

龐煖については

進みながら詳しく

聞くとしましょう

...ファン...

......?

それにしても

一夜にして

半分以下になって

しまいましたねェ

飛信隊は...

つらいですか?

童信

...

今は深く

考えねェように

してる

今そこを考えると

この場にうずくまって

足が前に出せそうに

ない

だけど

死んだ奴は

んなこと望んで

ねェんだ

絶対に

......?

だから今はこの二十六人で

どうやって戦って

武功をあげるか

...それしか考えてねェ

...

せっかくはげまして

やろうと思ったのに

その必要はなさそう

ですねェ膳?

ハ!

つまらぬ

ガキです

あなたの姿勢は

悪くないですよ

童信

武将への道は

犠牲の道です

そこを乗り越える度に

人も隊もより強く

より大きくなるのです

...

そうならねば

なりません

“飛信隊”と

名付けた甲斐が

ありましたよ

それでは

行きますよ

決戦が

近付いています

趙軍本陣

魔援様が

ご帰還されましたァ!!

趙荘様ァ!!

...とにかく

ご無事で

何よりでした

......

王騎が出たかと思い

勝手をした

許せ

...しかしどうか

今後は私に

一声お声を

おかけ下さい

...いえ

魔煖様がご無事で

あれば作戦には

何ら支障は

ありません

さもなくは

全てが台無しになる

恐れがあります

.....

家ずるな

分かっている

急報っ!

前を空けろっ

趙荘様後方に

のっ狼煙が

上がっております

なっ

何ィ!?

渉孟が

討ち死に!?

渉丞様討ち死にを

知らせる狼煙です

素軍よりも

後ろにいた

渉孟が誰に

討たれると...

狼煙はもう一本

上がって

いなかったか!?

バカな

なぜだ

ハ...

ハイ

たしかに狼煙は

二本です

もう一本は

〝王騎の出現〟を

知らせる狼煙です!!

...

王騎

王騎が

...

ついに来たか

王騎ー

警戒心の強い女が...

ついに山間に入った

結果的に魔族様の

夜襲が奴を動かしたか

渉孟を失ったことは

痛手だが

この趣味にとっては

致命傷ではない

キングダム

ここから

それぞれの軍が

案の各軍をつかまえ

足止めをはかる

そうした中で

孤軍と化した

王騎軍がこの本陣を

追ってくれば...

趙軍が勝つ

先を読むのが難しい

山中での戦況が

自分の思い描いた通りの

流れになりつつあることに

趙荘は興奮を覚えた

しかし彼は一つだけ

読み違いをしていた

豪武の機動力だ

夜明け前に

移動を始めた

豪武軍は

何と趙荘の本陣を

視界に入れていたのだ

あれが奴らの

本陣か

.....

...

...

間違い

ありません

おい貴様

隆国です

見事な道案内

だった

戦が終わったら

王騎を捨てて

俺の下に来い

ハッハ

ご冗談を

しかし武人として

ありがたい

言葉です

ところで

本来なら味方の軍を

背後に回らせたい

ところですか

いらぬ

ここまで

近付けば...

もはや

逃がさぬ

左軍

展開せよ

丁之軍

前へ出るぞ

隆国軍も

行くぞ

豪武軍に

遅れをとるな

豪武・隆国の連合軍

一万五千が

趙軍本陣三万に

襲いかかった

...

狼煙が

上がってる

...

...

...ってそれしか

分からぬゥ

クソッやはり

高所から見渡しても

山中の戦況は

把握できぬかっ

本当に把握できないと

いうことが分かったのも

発見ですよ

山間の戦いは

我々の想像以上に...

難しい

例えばどこにいるか

分からない友軍に

何かを伝えるには

あの狼煙しか手はない

しかし狼煙を上げれば

敵に自分の位置を

知られてしまう

よほど大きな理由が

ない限りあれは

上げられない

あの狼煙は

どういう

意味かな?

分からないよ

部外者の僕達には

どっちの軍のものかも

分からない

狼煙の他にも

伝達手段は

あるみたいですよ

!?

何ですか?

李牧殿

旗です

ご覧なさい

秦軍本陣の

旗が早朝とは

変わってますよ

...

旗...

旗は色や配置の

組み合わせで細かな

情報を送れます

からね

わ...

わっ分かって

おるわい

そんなことはっ

...

まァしかし

旗には

見える範囲が

狭いという欠点も

ありますけどね;

フォオオ

そのころ

趙荘軍対豪武・隆国軍の

戦いは大混戦となっていた

序盤こそ急襲した

豪武軍が猛威を

ふるったが

趙荘軍の巧みな迎撃の前に

勢いを止められ両軍の力は

拮抗した

......

兵の力はこちらが

圧倒的に

上だが...

趙軍の備えが

予想以上にこちらの

戦力を奪ってゆく

行き止まりだ

くそっ

戻れっ

うっ

ぐわあっ

だがそれでも

豪武を先頭に

秦軍が徐々に趙軍を

押し込んでいった

趙軍が少し

退がり出したか

さすがは豪武と

言ったところが...

しかしこのまま

押し込むなら

一気に決めねば

思ったよりも

奥まで来てしまった

我らの本陣が

あんなに小さい

これ以上進んでは

殿の禁を破って

しまう...

とは言っても

ここで戦を

止めるわけにも;

ん?

フォン

まさか

あれは...

!?

開戦して

五日目になり

ドアドドド

ようやく

秦軍は

敵本陣を

とらえた

キングダムの〈完〉

この秦・趙の大決戦は

ここから最後の

怒濤の展開を

見せることになる

作者

う、あとがき

この度は、オリオ色ご購読

まことに、ありがとうございます!!

このあとがさ、GWの後に書いてあげます。ペッパージャージョンは、

ごめんなさい。なんですよ。今作ろうなんだかわかっているわけではなくならない。ですが、その後ろうといいんだよ。

今回も外からというのは大丈夫ですが、そこから再現された家族やといっしょうですね。

そこから両親から気疲れといった長時平戸に「注放命に行きました。

ネットの楽しかった。

ここでは、このようになっていますのですが、これまではありませんでしょうかもしれないと思いました。

いた旅行は事に

うちのノオワヶ月の子がすっと旅館の部屋の

金庫のカッカリフが金属のカギで遊んでてから、ごめんねッれま!わかったーと笑ってたら、

金庫にサイフ入れたままだって

一人ってわー!!

れた

私、旅館の部屋の「金庫にサイフ入れたまま

帰ってきてしまいました。ひと

わーサイフには免許証やら保険証やう

銀行カードが全部入ってるよーく、やがー!!

やべーです!!

つづく

フフッき

気付いた時刻は、夜1時半です。

旅館に電話したら、もう次の客が入ってて、

寝るかもしれんから確認できぬとかと、

これじゃないので、今夜は何もできぬと親「よくつもいません。いうわけで効果・熱もあるし、女性

彼女からしくはこっちに「サイフありました」と昨鈴から死ねね...いいので、えがった!!チケ

草目って

そこからです。

ドヒュー

と、その時、長え登場して朝9時

また、ここから私はプログラムにつなってしまう事業できません。あなたが、

そして、長人と父が飛び切りをとにした。

往復6時間0

それにしても

本当に初めてのは、ありがとうございます。

と、久々に、あさわがせぞ人こんだ、会話も休みでした。

うちの子が、しっように金庫で遊んでいいたのは、

このことを父た以死に教えようとしていたのでは、とに何と判笑、

「最近の義務、望の皆さんも

ごめんみさい。

皆さんも、旅行先でその忘れものには、

「これぐれるご注意を。

(ストマセン反省はお

なぁん

むっ...

無茶するな

早く来いっ...

羌癇!!

羌槐嗣将!!

wrillen&.direced

Masubisallard

assisted\by.

なんだっていいからだけどいつもわかりませんでしたね

これからのいいと思っていたのは、そのようなものがいいのですが、

KoheltTaika

hebedloy

2015年10月20日(月)に

...

いやいや...

cdicdby

Dinsuke_Kanc

カバーデザイン

岩崎修(POOKET

YJC

DIGITAL

5月15日(金)URGJUNHKYOHKS

14巻

キングダム

原泰久

©原秦久2009.2012

初版発行

デジタル版発行-2012年

2009年

発行所・集英社

http://www.shueisha.co.jp

この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

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