★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 ★この作品はフィクションです。実在の人物・団体事件などにはいっさい関係ありません。 ★この作品はフィクションです。実在の人物・団体事件などにはいっさい関係ありません。 権力を欲しいままにするとこの水と 山の民で他の売買は人。重航を目指す 信の親友。震政の影は者となり、命を落とす。 うううぅうぅぅぅっっっ 森国の若き王。王宮の実権を取り戻し中華の統一を目指す。 昌文君「しょうぶんくん 昌平君の弟子の見習い軍師。 昌平君、しょうへいくん呂不韋の「四柱」の一人の天才軍師。 「経鳥」の異名を持つ。伝説の六大将軍の一人。趙国討伐軍の総大将を務める。 完備しきょうかい信の戦友。伝説の暗殺集団「査尤」の末裔。 呂不章の「四柱この一人で軍事を司る猛将。超国討伐軍の副将を任される。 先週と共にサービスの副将を務める。 戦災孤児から武功を重ね百将まで出世。飛信隊、を率いいて、敵将・馮忌の首をとる。「天下の大将軍」を目指す。 玉騎と因縁があり、趙国が誇る三大天の一人。趙国軍の〈総大将を務める武人。 守備、の将軍と呼ばれている。 趙軍の軍師。戦場全体を探して勉強の準備。戦場主体を指揮している。 國陶南南南肉南南開南南府南爾爾閘閘閘廟閘閘爾禰凧 公孫龍「こうそんりゃう〝万能〟の将軍と呼ばれている。 もしかしていましたが、 る。信達は辛くも刺客を退けるが、ことの黒幕が丞相呂不韋だと判明する。だが、瀛政は圧倒的な力を誇る呂氏を裁く事はできなかった...。眼前で敵の巨大さを知った信。更なる進化を目指し、王騎将軍の課した特訓に身を投じる。 一方、秦国は領土拡大のため隣の小国・韓に進行。だが、その隙をつかれ、隣国・趙に攻め込まれてしまう。危急に陥った素国は、王騎を総大将とする軍を興し、信も飛信隊を率いて参戦。戦況を優位にご進めていた秦軍だが、趙軍総大将廳媛が単身で夜襲を仕掛けてきた。信と尭魔は戦いいを挑むが、その凄まじい力の前に退却を余儀無くされる。その後、素軍に合流しようと素旗の下に向かうが、それは秦軍を装った趙軍・渉孟の策だった!兵が次々と倒され、飛信隊があわや全滅ーーという時、素軍総大将・王騎が現れ渉孟を一蹴する。これを機に攻勢に出る秦軍は、ついに・超軍本陣をとらえた!! 翰陶商爾陶簡廓障廟筒爾南南肉南南岡南南南原南 膝ご覧なさい趙本陣の場所を知らせる狼煙です恐らく隆国でしょう しかし思った以上に奥深くから上がった 隆国が遅かったというよりも趙荘の退きが早かったようですねェ 隆国は豪武と共にいます ということはすでに合戦の最中でしょう 本陣の指揮をとるのはもちろん趙荘なのでしょうが もしそこに龐煖がからんでくるとしたら... さすがに先が読みづらいですねェ こうなると少々豪武が気がかりです... ...まさかこうも早く魔族が出てくるとは... 俺の上げた狼煙で数刻後にはここにやって来られる 蒙武軍隆国軍全軍に告ぐ!!あの長髪の大男が龐煖だ!! 趙軍総大将・龐煖がのこのこ現れたぞ取り囲んで首をとれ! あの男が総大将龐煖... 道理で一目でただ者ではないと思った これほど強烈な武の匂いがする男は初めてだ.. この俺が冷や汗だと!? 蒙武も決して負けていない ひょっとするとこの戦は今ここで 馬鹿な...はうけんあの魔族が豪武を恐れたのか!? ...いやまさか... 隆国様我らも急ぎましょう 何かがおかしい..おかしいか... 今が奴を討つ好機であることには間違いない では宜しくお願いします胤綏様 念を押しますがくれぐれも豪武と刃を交えませぬように 例え血が...騒いだとしても 玉騎が近付きつつあることは俺にも分かる 自軍の総大将をエサにして豪武を誘うとは 趙荘様蒙武軍は約半分が龐媛様のあとを追っています 両側を崖ではさまれた本の狭路 身を隠す場所も無ければ退路も前と後ろの二つのみ 伏兵・奇襲...計略を用いるのにこれ程うってつけの地形はない 止まれ蒙武将軍この地は危険だ 殿とてこれが敵の誘いであることは重々承知だ 余計な進言をするな貴様 奴らが何を仕掛けてこようと この豪武軍の爆進は誰にも止められぬわ!! たとえ万の伏兵が待ちうけていようと ぎっと見つくろっても半分はやられたかと この先にも似たような罠があるのは必至 このまま追っても敵の思うつぼです。 ここはすでに本陣が見えぬ所まで来てしまっている これ以上奥に行けば我らは完全に友軍から孤立してしまう 殿も今こちらへ向かっています ここはいったん引き返して立て直しを図るべきです 敵の大将を目の前にして何を立て直すと言うのだ だまされるな。蒙武将軍討たれぬ策があるから趙軍師趙荘は龐煖をエサにして将軍を釣ろうとしている 〝策〟でこの俺は止められぬわ!! 王騎軍は騎馬隊と歩兵隊を分離させ 騎馬隊は馬の走れる道を迂回しながら ほぼ同じ速さで趙軍本陣めがけて疾走していた 歩兵はその機動性を活かして直線的に 尾平崇原お前らあんまり無理すんな ついて来れねェ奴は離脱して構わねェって王騎将軍が言ってた バカ言ってんじゃねェよ信 ここまで来て休んで寝てろってのか? もう戦えねェかも知んねェが この目で最後まで見届けるんだ ...!?しかしまァこんなに飛ばしていいもんかねェ 敵の伏兵にでもあったら俺達滅茶苦茶やられっぞ へへ将軍が急いでるのは分かるがこれはちょっとないぜ 敵がいねェことが分かってんだろ王駿将軍には 沛浪の言葉通り実は王騎は行き道に趙軍がいないことを知っていた 王騎は進みながらも時折、旗を秦本陣に向かってかかげている それは山間へ散った各軍長達へのメッセージであった 本陣に残っている配下達はそのメッセージをそのまま本陣の顔でかかげる 各所の軍長達はそれを見ることで王騎のメッセージを受けとるのだ 高所にある本陣の旗を中継物として情報のやりとりを図つっていたのである 無論、逆に軍長らのメッセージも本陣を通して王騎に届いた これにより王騎は秦・趙全軍の配置と状態を把握していたのである 趙本陣に接触したであろう豪武・隆国軍の動静は分からなかった 王騎のメッセージに対し、隆国の返答が無いからだ 進軍の足をさらに速めた また旗の配置がっ... 戦闘が動いているのかっ やっぱり女だよねカイネって だよねいやでもその女らしさみたいなものを全く感じないからもしかしたら男かと... まーこのご時世男装して生き抜く女は珍しくはないっちゃーない それで調子に乗って男に混じって軍師ごっこか オレはちゃんと軍師になるんだ 多分お前はちゃんと理解していない 何でだよオレ意外と頭いいんだぞ 軍師とは前線で血を流す兵士よりもはるかに苦しくつらいもの 肝心の趙軍がいねェじゃねェか!! 王騎軍はその場に留まり情報収集を行った ほどなくして蒙武軍と趙荘軍の動向をつかんだ兵が続々と王騎の下へ舞い戻った しかしそこからさらに追跡を行い奥の山に消えて行ったこと 龐煖を追つた蒙武軍が〝落石の計〟に遭い軍の半数を失ったこと 同時に趙軍本体も逆側から奥の山へ消えて行ったことを知った バカな!!隆国がついていながら深追いするとは 落石の他にも罠があることは分かっているものを いや追跡はいたしかたない敵大将が目の前にいるのなら蒙武でなくても追うであろう それよりも問題は... 防御柵を施したこの本陣を捨てて奴らはどこに行ったんだ 蒙武の止めを刺しに行ったのでしょう 恐らく趙荘は多数の部隊を豪武の道に伏兵として配置し少しずつその事を削り取る そして痩せ細ったところを回り込んだ本軍で討ち果たすつもりでしょ 趙荘軍を追えば自ずと蒙武軍も援けに行けるということか... 我々もこの先に進めば秦本陣を見失う この広い戦場の全体図を見失うということだ いたしかたないでしょう この私を、奏本陣の見えない所までおびき出す そこまでが趙荘の策でしょうから この地に留まっていても向こうは動きません それに蒙武が今受けている罠は趙荘が私を討っために仕掛けていた秘策のはず 下手をすれば蒙武はここで命を落としてしまいます 王騎の予測通りすさまじい回数の伏兵を受けていた 軍はいくつもに分断され それぞれがまた攻撃を受け削られていく そして蒙武と共に先頭を走る部隊はすでに二千をきっていた 嫌な性格をしているな趙荘 分かってはいたがこの俺がついていなから こうまでやられるとは... こちらが苦しい所で必ず伏兵が出てくる 豪武の武はさらに上を行くぞ!! 蒙武は龐煖をとらえたぞ!! そのころ秦国王都咸陽では 西の外門の前に奇怪な集団がつめよせた 久々の再会はうれしいが... 急にどうしたと言うのだ 此度の戦に関してどうしてもお前に伝えねばならぬことがあるんだ 大変な時に急な往訪ですまないが 李白・公孫龍軍は谷をはさんで鱗坊・同金軍とにらみ合いを続けていた 趙本陣と王騎軍が直接戦うために各将軍は目の前の素軍の足を止める これは趙荘の作戦通りであったが 李白は別の決断を下そうとしていた 軍を二つに分けるぞ!!俺は後軍を率いて趙荘の援軍に向かう!! ...???!?...?? あの奏軍はこちらと同じ敵軍の足止めを狙っているん つまり今のこの戦況は王騎にとっても作戦通りなのだ 趙荘命令違反なのは十分承知だが 俺はお前を援けに行くぞ お前の軍だけではあの王騎を討つことはできぬ。 李白お前が動いては対峙している素軍まで趙荘の所へついて行ってしまう 今はそれだけはさせてはならぬ 趙荘軍だけでは王騎に勝てぬ 先ほど計略で蒙武軍を破ったという知らせがあったが それは趙荘も重々承知している その手の類の罠は王騎には通じぬぞ だから惜しみなく仕掛けを蒙武に使ったのだ 計略が通じぬのなら趙荘は王騎とどう戦う 戦場をこの山間に移した時から趙荘はもう戦っていない 何だ公孫龍言っている意味が分からぬぞ もう明かしてもいい刻と思いここへ来た 今度の趙軍には大きな秘密があるのだ その頃、王騎軍は趙荘軍を追っていたがその進みはやや遅かった 一見、歩兵の足に合わせたようにも見えるがそうではなかった 王騎が再び違和感を覚えたからだ それは最初に本陣を移動する時に感じたのと同じものであった やはりかすかに何らかの策の臭いがしますがー 今の趙軍の打てる手を網羅して考えてもここから大技をくり出すことはできないと断定できます ...しかし、仮に私をおびやがす策があったとするなら 張り巡らされた策は恐ろしく深い 斥候隊から急報のようです この山道に沿って進んだ先に趙本軍を確認 趙軍一万強は豪武将軍を含めたおよそ千騎を包囲攻撃中 このままでは家武軍は全滅します 歩兵も可能な限りついて来させなさい 俺に伝えねばならぬ事とは何だ楊端和 王弟成蟠の反乱を共に戦い鎮めてから約一年間我らは山界に戻り戦に明け暮れた 結果、我が勢力はかつてなく強大になりその版図はあ北の騎馬民族”とぶつかるところまで広がった 匂奴ら北の騎馬民族はこれまで戦ってきた山民族とはわけが違う 奴らはその戦闘能力・戦術理解・軍の規模どれをとっても桁違いの戦闘民族だ 承知しているだから奴らに国境を面する秦・趙・燕はそこに長城を築いて防御に徹している その匈奴を討つべく我々は総カ八万の軍を率いて奴らの地へ攻め入った そこまでは私の伝者で知っているな しかしそれで今平然とここに現れたということは楊端和... 討てなかったとは...では敗れたと...!? 何奴の本軍がいるというその地へ向かったが敵がいなかったのだ 政我らはそこで恐ろしいものを見た 人を超える十万人匈奴軍の屍だ 山の民の軍が着く前に何者かが何奴を討ったと... ...いやそれもまた他の騎馬民族か... 北の騎馬民族と言ってもその内容は「月氏」「東胡」「何奴」などと民族は分かれてその中で争いは起こっている その戦場跡も北の台地の覇権争いの一つか... 匈奴十万を殺したのは趙軍だった その戦場跡は趙国の北の国境付近 つまり趙の北部軍が何奴と大戦を行い討ちのめしたということだ バカな!!ありえぬ!! 例え北の端でも趙が十万規模の大戦を行ったならばこの感陽にもその知らせは入るはずだ それほど大きな戦があって気付かぬはずがない だがお前達は現に知らなかった 我々は趙王都邯鄲に多くの諜報員を送り込んでいる なぜお前達は知らぬと思う? それは恐ろしいことだと思わぬか政 趙が北で情報封鎖をしているからだ 北に匈奴を討つほどの強力な軍がいることを隠すため 隠しておいてどうする政 今の秦・趙の戦いに横から参入させる もし今秦・趙両軍の力が拮抗しているとしたら この見えぬ軍の出現で戦は一気に決着となるだろう 実際それが本当だとしたら、これを考え実践している者は恐ろしい策略家だ そして何奴十万を葬った趙の北軍を指揮した男も あの戦場跡を見て驚いたのは屍の多さてはなく、そのやられ方だ 一方的に殺されたという感じだった あれは〝武〟の力ではなく明らかに〝策〟によって敗れている 匈奴の生き残りから聞き出したその男の名は しっしかも趙旗っ... なぜこんな所に趙の騎馬隊が だっだましたのかカイネ けっこういい奴だと思ってたのに敵だったなんて ガキのケンカみたいなこと言ってんな お前達は戦が終わり次第解放される 安心しろ李牧様は非戦闘員を殺めない お前が本当に軍師になったならまたどこかの戦場で出会うかもな それと食い物うまかったぞ 一つだけ教えてくれカイネ この戦とどう関わっている いいだろう一つ目のだけ教えてやる 趙の三大天というものを知っているか? 山間の趙本陣があった所より南東の方に変わった地形があった 大きくひらけた平地を断崖が広く囲っているのである その形は釣り鐘状になっている その中で壁際に押し込まれ、包囲を受けている軍があった 一方、包囲しているのは趙軍の本軍である趙荘軍一万二千 ここに至るまでに分断され続けた彼らはすでに千騎未満手にした武器を落とすほどに、全員傷つき疲弊していた 無論その本陣には趙荘と 敵と距離をおくな矢が来るぞ 豪武将軍の背の守りを忘れるな 端で行われている戦闘に魔煖:趙荘は目をやることなくただ耳でそれを聞いていた くそっ...活路が見出せぬ 背後は断崖で退路がなく 敵を突破する力も兵はおろかあの家武にさえ残っておらぬ けっこうかかりましたねェ あなたも待ちわびたでしょォ? 決着をつけると「楽しょうお イ何だいきなりあいつら... 最後の三大天廉頗が昨年魏に亡命して三大天はついえたって聞いてたがな... 新しく任命されてたってことか... その名の効果はあるようですね かつてのあの三人の華々しい戦歴は三大天という異名と共に国内外の人間の頭に強烈に焼きついています。 あの大天旗一つでも士気は跳ね上がりますよ そんなものはありませんよォ膝コココっ 久々にあれをやっておきましょうが... こっちの方が圧倒的に気圧されちまってる このままじゃ向こうの勢いがついたまんま... この喚声は素軍からっ!? ...と言いたいところだが向こうの方が上回った... 調子つくのは今のうちだ さァてそれでは趙荘さん さっそく始めましょうか あっギリギリ届いてねェ!! とんでもなくそれたところに入っちまったぞあの副官 さァ次はあなた達歩兵の番ですよ童信ン 左軍より援軍の要請です 左軍に突入した敵騎馬の勢いがっ... 騎兵は長ものという常識を知らぬ愚か者が!! このままではあの騎馬隊左軍を突き破りがねません 横陣は貫かれぬことが鉄則 横の部隊を後ろに回して補強せよ 奥に厚みを作られました 弓隊を徹底的にたたくぞ 序盤から動いて来おったか王騎め 奏右軍歩兵前進/ほぼ全軍です こちらの左軍を叩くつもりが 王騎め布陣を見て左軍が守備偏重であることを見抜いて攻めて来たか 一手目でこちらの盾である左手を奪い本陣を裸にする算段 だが最初の騎馬隊でくさびを打ったつもりならば、考えが甘いぞ 一歩も退がらずはね返せ 俺の歩兵はお前達の如き烏合の衆ではないのだからな 来るぞォォ前隊重歩兵密集構えィ あの歩兵軍方向を変えたぞ ふんばれ!!後ろに踏み殺されるぞ あ奴ら本陣に向かって来るぞ 王騎の狙いは最初からこの本陣カ!! 何をやってる左軍弓隊放てェ 馬鹿に県鹿にしているのか? いきなり本陣を攻めて成功するなら、誰でもそうする!! それが難しいから外堀から攻めていくのだ 逆に本陣狙いで虚をついたつもりかも知れぬが... 歩兵の足でその奇襲は通用せぬ 敵歩兵縦陣の横腹をくいやぶれ 全部、王騎将軍の作戦通りだ! おとりと言った方が分かりやすいでしょうか 敵の陣形を崩すのに最も手っ取り早い方法は敵自らに動いてもらうことです 俺達がおとりになって相手を引き出す? けっこう血を流すことになると思いますか 今さらそんなもん惜しまねェよ しっ...しかし右軍の歩兵全てがおとりとなっては一体誰が実際に攻撃を行うのてしょうか そうでなくては相手も出て来ません 決まっているでしょォ? シフフフ随分と陣形が乱れてますねェ 本陣を戴きまずよォ趙荘さん 王騎です王騎が自ら突撃して来ます!! 左軍第二隊突破されました第二隊交戦に入ります!! 第一隊を引き戻して迎撃させよ その軍は全員が鬼神と化す 陣形の乱れた趙左軍にとってはなおさらそれを止める術はなかった すげェすげェぞ王騎将軍の騎馬隊はっ 一方王騎将軍の出現で救われた形となった豪武達は壁際に留まり戦を静観していた 何故殿はこうも強引に戦を急がれるのだ 王騎が左軍を突破!!中央軍に突入します 陣形を変える!本陣を後ろへ退けるぞ! 序盤から自ら先陣をきるなど何の真似だ 何をそんなに急いでいる... あせらずとも背後を断崖で囲われている我々は逃げはせぬのだ 念のために本陣を追われ山間へ後退した場合の手はずも数えておきます 私はすでに一帯の下見をすませてあるので間違いはないはずです とにかく山間に入ったらここまで玉騎将軍を呼びこんで下さい そうすれば後は伏せておく私の軍が向かうという単純な作戦です ハイ...ハハその呼ばれ方は慣れませんね 将軍のおっしゃることは全て理解はできますが... 仮説に仮説を様み上げすぎていて正直納得はしかねます そもそも条に侵攻する際王騎が出てくることすら疑わしい 仮に王騎が来るとして将軍がおっしゃる必勝の策が奴に通しるとは残念ながら思えません 後で参戦しようとしてもたとえ北の地でも万単位の軍を興し南下させれば必ず王騎は気付くはず 現にあなた方も気付いていないてしょう? 先日北部で十三万の軍が結集し匈奴ニ士万を繋破しました 情報封鎖しているんですよ 情報操作と言ってもよいですが そうすれば因縁のある彼は必ず出て来るでしょう ちなみに王騎将軍には朧媛さんが趣将になる情報だけをもらしてあげます 突然現れた李牧と名乗る新しい三大天 だが彼の予言したことは全て現実のものとなった: 李牧の指示通り北の軍の存在は俺と公孫龍以外誰にも知られていない 李白や馮忌...自軍の将校達ですら知らなかったこの事実 敵の王騎が知り得るはずがない!! 趙荘様奏左軍が前進!全軍です こちらの右軍の動きを封じる気か うおっ左軍が前にゴ...出たぞっ 歩兵共ォ!!!隊列を整えよ!! くそォっおとりの役目が終わったオレらは出番なしかよ これよりこの軍は敵本陣を目指して突撃する!! くり返す!これより敵本陣に突撃する!! そうこなくっちゃよ!! 全軍総攻撃の構えです!! バカな開戦早々にこんな大博突に出るとはっ やはり奴は気付いているのだ ところが王騎は気付いてはいなかった それほど李牧の施した情報封鎖は完璧だったのだ どこかに伏した援軍がいることを予想していた しかし王騎はこの時点で 察したのはこの決戦の地に着いたときだ この釣り鐘状の地一見、趙軍を追いつめた。形にとれるが、後ろから別の趙軍が来れば今度は素軍が追いつめられることになる 他軍はそれぞれの軍長がつがまえて、いるため背をとる趙軍があるはずはない 自分の見えていない敵がこの山中にいることを想定したとき、 趙本陣が山へ入った時以来、抱えていた疑念の答えが明確に出た そこから王騎の思考は前へ進む 王騎は本陣の旗の範囲を越えてからは進みながら素敵を行っている 伏した趙軍はその索敵部隊にひっかかっていない 当然だろうここまで周到に策をめぐらす敵 ここで逆に山間というのが相手に裏目に出る 援軍は必ず王騎の索敵の範囲の外に分散して伏せてある 伏した軍が到着する前に決着をつける目信があったのだ どこのどなたか知りませんが面白いしかけです しかし少々つめが甘かったようですねェ 何をしている王騎を止めよォ 後軍を前に出し防陣を作れ 先ほどまで目の前に... 青羽様現在本陣付近隊形を変形中!何としてもここでっ... どうやったらあれを止められる 十余年前父も兄も親戚も奴の軍と戦い戦死じた... につくき...秦六将.王騎ー 青羽様王騎が来ます!! ようやく会えましたねェ龐煖 てっきり死んだものとばかり思っていたあなたが 突然十万をこえる大軍の大将となって現れるんですからねェ 在るのは武神の証明ただ一つ 貴様をここで殺して我が武神たるを天にさし示す あなたを殺して過去のしがらみと訣別することを宣言しましょうか 大将同士の一騎打ちがー くそっこうしちゃいられねェ 我々の目的はあくまで趙本陣!全軍の指揮者、超荘を討つことである 王騎将軍と龐煖どっちが強ェと思う 奴のせいで大勢仲間を失った 俺らにゃ魔媛の最期を見届ける資格は十分あるせ たしか俺達は将軍直下の特殊部隊だよな 将軍から受けた命令は“陽動”だけだぜ 九年前殿が龐煖を討った時は すでに龐煖は六将・膠に深手を受けていたと聞く それよりも単身乗り込み授様を討った魔燭の力は...どこか殿よりも上なのではと案じていたが、 個人の武でも殿の方が上だ 我らの殿に敵は無い!! まるで九年前の授様と龐煖の戦いを見ているようじゃ... 龐煖は相手の力を存分に引き出してから まだまだこんなものではないはずだ 二人のあの大矛の動きが...見えぬ 龐煖の方がやや優勢か... 見ろあのにっくき王騎が血を流している このまま本陣を後ろへ退ける なぜ王騎は一騎打ちに応じたのだ 勢いのままに自慢の王騎兵と共にからめとればよいものを.. 九年前の六将・膠の死がそうさせるのか ...しかし王騎をそこまでさせるおとは何者か 今は龐煖様が王騎と一騎打ちの最中 二人の勝敗はそのまま戦の勝敗 本陣を退けても宜しいのですか!? ...!!?...!? 本陣を退ける意味は... 我が軍の指揮系統の頂点は施媛様でなく俺を中心としたこの本陣であることを忘れるな 仮に龐煖様が王騎を討ったとしてもその時この本陣が討たれていれば奏軍の動きに対応できぬ 逆もまた然り龐煖様がもし討たれてもこの本陣が活きておれば、立て直しが計れる 奴らが戦で我が軍に勝つにはこの本陣を討つことが必須なのだ そして王騎もそのことを知っている 王騎の元にかけつけずにこちらに向かって来る 奴ら横陣の裏にっ... ...!?...!??? ...でもちょっと他の歩兵の奴らに悪かったスかね 俺らだけ戦わず観戦なんて バカ言えいざとなったらここが一番の血みどろの乱戦場となるんだぞ だがそんなもんはどうでもいい 王騎将軍と龐煖の一騎打ちだ 身に受けた傷の痛みは刻と共に消え去る だが魂魄に受けた傷の痛みは消え去ることはない お前も同じはずだだからお前もここにいる 九年前の奴の死に様を... シフフフ安心なさい龐煖 私の心の傷も癒えてはいませんよォ 揚についてその素性が不自然なほど知られていないのは 王騎と龐煖が戦う以上もっと早くに大王様には明かしておくべきでした 擾とは一体何者だったのだ しかし今一番重要なことは揚が王騎にとってとても大きな存在だったということです 王騎の妻になるはずだったのです これは魏戦のあとのお話である 羌痍は現蚩尤の足どりの情報を得るため危険を承知でかつてのふるさと羌族の山へ入った これはこれほバカが来よった 命を狙われている裏切り者が自ら殺されに戻るとは 待てお前達とやりあう気はない 許せぬなら力ずくで取ってみなよ穂姉さん 一族で最も有力な蚩尤候補が白鳳を持つのは当然じゃろうが 悟光平久が変島慎怜原利ザ近康平!!原泰久鮫島慎椿松原利光田近康平中川英二大杉連関哲朗大杉運関哲朗金上大佑 いつかまたいっこかでた...までうなかかたいつこまいいとこどきたういいなど。 この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。