★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 そして、今日は、それまで大切になるのですが、そのためそれはそれです。お前はありません。お客様はコールく問題はあるから 四十五六十三八十二九十九百十七 ★この作品はフィクションです。変わる「エーロル」が実在の人物・団体・事件などには、いっきい関係ありません。 こんにちはちょっとしたはいはい。いや、 昌文君、しょうぶんくん扇政に忠誠を尽くす大臣。かつては武官。 千人将。昌文君の副官でもある。 信の親友。扇政の影武者となり、命を落とす。 ファンディングファイルスタッフ 素国の若き王。王宮の実権を取り戻し中華の統一を目指す。 羌廆と共に〝飛信隊の副将を務める。 河野君静かりようてん山の民で信のテロは人。軍師を目指す。 信の戦友。伝説の贈殺集団「蚩尤」の末裔。 昌平君しょうへいくん呂不草の「四柱」の一 戦災孤児から武功を重ねて出世中〝飛信隊〟を率いて、敵将・馮忌の首をとる。「天下の大将軍」を目指す。 昌平君の弟子の見習い軍師 呂不章の「四柱心の一人で軍事を司る猛将。超国団体軍の将を任される 事を権力を欲しいままにする森国の丞相。 王騎と因縁があり、趙国が誇る三大天総士城を落としてのー人。趙国軍の総大将を務める武人。 鷹坂と並び、地図が寄る三大天の一表団との戦で優れた彼を思いに運営無線と並び、細胞が飾る二大天の一人。素直との戦で、優れた味を用いた軍略家。困南簡南甯南南商商開南南南爾禰廟廓閘閘廓爾閘爾陳 「怪鳥」の異名を持ちつ六大将軍の一人。趙国討伐戦の総大将を務め命を落とす。 年・信と漂は、武功で名を上げるべく日夜剣術の修業に励んでいた。ある日、国王・病政に瓜二つの容姿を見込まれた漂は、影武者として王宮へ召し抱えられる...だが、王の異母弟によるクー一デターが勃発し、刺客の手にご掛かった漂は仕官からわずか一月で命を落としてしまう。漂を身代わりにした癲政に憤りを感じる信だ。ったが、漂の遺志に応えるため嬴政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。その後、隣国魏との戦いに初めて従軍した信は、獅子奮迅の活躍で秦軍の勝利に大しいに貢献。その功を認められ、一気に百将へと大抜擢される。訪れた束の間の平穏...しかしある夜、扇政を狙う刺客集団が王宮内に侵入。信達は辛くも刺客を退けるが、ことの黒幕が丞相・呂不葦だと判明し愕然とする。呂氏の力を知った信は更なる進化を目指し、名将・王騎将軍の課した特訓に身を投じる。 はいはい。いや、ピーターは、 その頃、領土拡大のため小国韓に侵攻していた秦は、隙をつかれ、隣国「趙に攻め込まれてしまう。危機に陥った素国は、王騎を総大将とする軍を興し、信も自らの部隊・飛信隊を率いて参戦。戦況は素国優位で進んだが、趙軍総大将職場の夜襲で形勢は一変。圧倒 間違いないと思えば、これからのお客さんにはここではあなたのお客さんはこれまでになりますが、 的な龐煖の武の前に「信と羌痴は敗れ、飛信隊はあわや全滅といいう状態になる。しかしその後、素国総大将・王騎が現れ、敵を一蹴。さらに王駒は最前線に飛び出し、ついに両軍総大将が対峙することに...。 白熱の一騎打ちをくわ広げる王騎と龐煖。ところが、そこで趙軍三大天・李牧からの急襲もうけた王騎は、一瞬の隙を突かれ、廳援から致命傷を受けてしまう。残った力を振り絞り、なんとか死地を脱した王騎と信たち。しかし、王騎の傷は深く最後に信に声をかけ、この世を去った...。言葉と共に王騎の武器を受けけ取った信。六大将軍の重みを知り、天下の大将軍に口向けて更に歩を進めることとを誓ったー 素国内に大きな影を落とした 国民を襲ったのは悲しみ、よりも恐れ〟の方が大きい そして素人の恐れた通り隣接する趙魏韓楚が少しずつであるが匡境を侵し始めた かつての絶対的な軍の象徴であった王騎の死は秦の武威失墜を思わせたからだ そうしてこの時秦の人間全員が気付いた 今こそ奮い立たねばならぬことを 王騎の死から一年の月日が流れていた 前線各地では相変わらず激しい戦いが続いている そして中でも一際躍動する場所があった なに一人でたそがれてんだよ 大勝利に終わったんだぞ 戦の勝ちに直結する働きをしたのだ ...戦場ってな名のある大物とそうそう出くわすもんじゃねェ 気持ちはわかるが焦るな あんなに大きな戦もそうしょっちゅう起こるもんでもねェからな 今は隊を太らせて力を蓄える時期ってことだろ? お前が神妙な顔しててもでけェ戦は起こるわけじゃねェんだよ お前は少し肩の力を抜いてだなー ちゃんと今を皆と楽しめ ...それじゃあああまあそうだよね それも隊を強くするための秘訣だ お前にたけ秘密を教えてやる誰にも言うなよ 東美ちゃんは見かけによらず胸がでかいんだぞ バカだーこの出っ歯マジでバカだー 尾平さんもうやめてよオイラ同郷として恥ずかしいよ るせェ昂本当に東美ちゃんはなァ 馴染みにくいんなら俺がいっしょにいてやっからよ おしっこに行きたかっただけなのに... ハーイじゃあ昔の信のはずかしい話しまーす 昨年の趙戦の功績により三百人に増強され、特殊部隊のままにどの軍にも直属せず、援軍扱いで戦場をかけ回っていた あの趙戦を経験した飛信隊にとっては手強いと感じるほどの敵はなく勝ちを積み重ねた 連戦連勝の彼らは味方から頼りとされる場面も増えまた、敵もその存在を警戒するようになっていた 飛信隊と信の名は前線にて確実に響き始めたのである 燕と趙の間ででっかい戦があったらしいんだ 燕を攻めた趙の大将はあの李牧だ! 李牧が燕の武遂と方城って二つの巨城を落としたらしい 燕の武遂と方城といえば不落の城じゃぞィ 一方的な展開で燕軍は手も足も出なかったらしい やっぱ出てきやがったな んだからそうリキむなって 燕つったら素とは真逆の東の果てだろ 燕を攻めたってことは趙の目は東に向いたってこった つーことはしばらく俺らが趙とやりあうことはねェ 出くわすことのねェ相手のことばっか考えてっとザコに足をすくわれっぞ ああ松左什長の言う通りだ 自ら来朝って...一体何で... しかし間違いないらしい 王宮は蜂の巣をつついたような大騒ぎだ 資素でいう表相。国の第一執政者。 昨年の侵攻がありながら一体どういうつもりでしょうか 驚くのはこれだけではないぞ よいか落ちついて聞けよ蒙毅 これから来朝する趙の今の宰相はっ... 二人の名は関を通れるようになっている あの李牧が成陽に現れるだと!? 一体何が起こってんだ!? っっ全く何ということをしでかしおったのだあの男は 周りに話すどころか大王様の許可も得ずに... 李牧は軍を率いたまま申土を越えた模様です 今はあの男が何を考えているのかが重要だ 久しぶりに戻ってみれば 何も考えておらんわこんなものは また大層な騒ぎを起こされましたなァ 少々度を越えた悪ふざけですぞ丞相 昨年の仇敵・李牧の来秦という異常事態を引き起こしたのは実は他ならぬ呂不韋であった 趙の臣で趙王の寵愛を受ける春平君という美青年があった 春平君は文字通り王に寵愛されていた 呂不韋は秦丞相の前は韓・趙で商いをしていた 商人時代・呂不韋はその春平君に金の工面をしたことがあり顔なじみだった 何を思ったのか品不章は突然、春平君に書簡を送った 二人の力で素趙の国交を少しずつ回復させようといつものだった 春平君は王に喜ばれると思い同意し呼ばれるままに素にひっそりとやって来た しかし呂不韋はその場で春平君を拉致 春平君を返して欲しくば、宰相自ら迎えに来させろと脅迫したのである 殺されるに決まっている 何を考えておられるのだ我らが王は 春平君の如き小者のために李牧様を 今大臣の方々が王を説得しています ああなっては我らが王は他の意見を聞き入れぬ 秦は痛い所をついてきましたな さすがに呂氏は趙王の性格をよく知っています 断ったら反逆罪で打ち首と言われましたへへ これは成陽と日本章という人間をこの目で見るいい機会です 武霊王もかつて命がけで成陽に乗り込みました 武霊王もかつて昭王と感陽を見たいがために自ら使者にまぎれて昭王に謁見したという武勇伝が史実として残っている しかも今回はわざわざ向こうが強引に場を作ってくれた 行かないわけにはいきません 私も軍を率いてお供しましょう 学校はすでに感陽に入ったぞ 軍は南門に駐屯している ええィとうの丞相はどこに行かれたのだ 丞相はこの事態をどう収拾されるつもりなのか!? 王騎を討った李牧という男 先の戦での耳を疑う程の情報操作術 これまでの策士の枠をつき抜けた危険人物かと そういうことを言っているのではない ...儂は韓の陽輩に生まれ 一介の商人から始まりここまで登って来た 品を定める目は確かだ... さてさて李牧はどんな男かのォ いつもの王宮の感じじゃねェ やっぱみんなバタついてやがる こ...こいつは..たしか.. 呂氏四柱の一人昌平君!! 前線での活躍は耳にしているぞ こ...こら頭を下げんか お前が俺を呼んだのか? バカか貴様はこの方は軍の総司令様だぞ 私は今呂氏四柱ではなく総司令として話している じゃあ丞相が李牧を呼んだのか でも何で李牧はこんな誘いに応じたんだ のこのこ案に来たらそれこそ命が... 丞相は李牧を殺すつもりなのか!? だが準備はしておけとのことだ 二人には会見の間の衛兵にまぎれ込んでもらう そして私の合図があった時ー そんな卑怯でクソみてェなマネ誰がするか そんなんで奴を殺しちまったら王騎将軍に合わせる顔がねェだろうが だがお前が斬らずとも他が斬るぞ 朧といえちゃんもう軍長達!! お前を呼んだのは王騎より矛を受け取ったというお前への なぜか分からぬが丞相は会見に趙の一行の帯剣を許した 子供じみた感情は捨て去れ こうなってはもはやこれは あれが昨年王騎を計った男―― 三大天の大将軍というからもっといかつい男かと想像していたが... 少々肩すかしだな... ヒョッヒョしかし武人共の反応は文官の儂らとはちと違うようじゃぞィ こ...こいつが李牧!? 見た目とは真逆でものすげェ武の匂いに覆われてやがる ーーこれで軍略家ってんならどんだけ化物だよ... どういうことだ李牧っつったら王騎将軍を策で負かした軍師側の人間じゃねえのか ...間違いねェこいつは武人としてとんでもねェ数の戦場をくぐり抜けてきた人間だ やはり机上の策士ではなかったか 奴の策には現場の経験の要付けがある だから王騎を討てたのた ヒョッピョッヒョ傷らには分からんが何やら李牧にたしろいでおるようじゃのォ 趙側は趙側で丞相の大きさに圧倒されておるようじゃぞィ 少々強引な手を使ってしまったが.. ついに会えましたな李牧宰相 お目にかかれてうれしく思います これからここが血の海になるかもしれねェってのに 特に呂不韋...周りにいつでも斬れる準備をしておけなんて言っておきながら... しかし本当によく来られたな宰相 邯鄲は今どんな様子ですか? 優がいたころより栄えておりましょうな 私もずっと辺境にいましたので変化までは分かりませんが... きっとそうなのだと思いますよ 成陽も都ですが邯鄲とは華やかさが違う あれは正に中華の都といったところだ 趙を離れられてたしか十数年 わずか十年余りで大国・素の丞相なのですから恐ろしい才覚です 趙を第二の母国としながらも敵国・素の丞相となり 自らの出世を求めて仕える国を変えてゆくのは戦国の世の常識 逆に趙から傑人が出たと皆喜んでおりますよ あまつさえさらに元故郷の趙と戦っているのだから 趙の人間はさぞかし儂を軽蔑しておろうのう ...何だこの下らねェ会話は ほっはっはそれはうれしい ――して李牧殿は宰相になられてまだ一年ほどであろうが感想はいかがかな? 昨年の戦の功績で国民の人気は大変なものと伺っているが 正直申しまして息苦しいの一言ですね 私は本来は人の上に立つような人間ではありませんので 国家だの民だの任されるのは大変な頭で 雅な街並にも慣れませんし できれば辺境の地に戻りー そこで仲間と共に土地を守り 家族を作って羊でも飼って ゆっくり年をとっていく―そんな平穏な生活を送りたいものですね 国の英雄となった貴殿がそんなしょほくれた夢をお持ちなど... あの王騎を嵌め殺した男はもっと大きな人間だと思っておったが 小さい男だから勝てたのです 小心者たからあれこれと小賢しい策を必死に練る 卑怯でも何でもいいこちらが傷つかぬためなら手段を選ばぬ 宰相となってからはあなたのような豪胆な人間だったらと羨ましくも思いますが... まァそしたら私は王騎将軍を討つほどの策士になっていないというわけです 策の緻密さこそ私の気の小ささの現れです はは...ではそろそろ本題に入ろうか やはり李牧殿にはここで死んでもらう ただの策士なら殺すに足らんと思っておったが もちろん貴殿はそうではない それは人の大きさを表すものではない 欲の塊のような儂にはふつうそういう人間はちっぽけに見えるのだがなぜか貴殿はむしろ恐ろしく強大に映る 貴殿が自分で小心者というのはがまわぬか 強欲でないのは確かだろう だが貴殿に限ってこれが不測の事態ということはなかろう さァ天才李牧はどうやってこの死態を切り抜けるつもりかのォ もちろん無策にここへとびこんでくるほど度胸はありません 我々が無事に帰れるよう私は手土産を持参しました コラコラそんなわけなかろうがバカ者 しかし地図を持ち出すとは あの者何か大きなものを持って来よったぞ この手土産は当然そなたの首より重いものでなくては意味がないぞ 公孫籠将軍これは一体... 何か聞いておりますか? ...???クラクラウドウォロッキ!! では恐れながら私はこれより 素国の軍略家となって話をさせて頂きます まずは今の中華の状況から語っていきましょう ご存じの通り、いま中華は七つの王国俗に言う戦国七雄の時代ですがしかし、今に七雄と言ってもその国力はそれぞれ差があります 昭王の時代に二気に勢力拡大を果たした「茶」と、領土が実に中華の半分近くにそして最も頷上が小さく及ふ超大国「楚」この二か国を〝上〟とすれば 「起」「森」「斉」「燕」は〝中〟軍も弱い「韓」が〝下〟と言えるでしょう ―とここで国が大中小と分かれているなら乱世の決着はすぐにもつきそうに思えますが もちろんそうはいきません なぜなら隣国一国を全力で攻める時別の隣国から侵攻を受けてしまうのです この七か国は何とも絶妙な均衡を保ち実に二百年近くこのままで争いを続けています しかし我ら秦が本気で中華制覇を目指すのなら無理をしてでも一ヶ国ずつ潰していかねばならない ならばまず最初に目につくのが“下”に格付けされる弱小国「韓」です この韓は頭き存在ながら実は案にとっては重要な国となっている なぜならこの韓の位置が家が中華に討って出る道を塞いでいるからです 案は何としてもこの韓を潰さねば夢は実現しない この弱小国・韓」は絶対に亡びないのです しかしここで大きな問題が発生する なぜなら素が韓を落とそうとする時超と魏が大軍を興して韓に援軍を送るからです 秦の侵攻を止める韓は親と趙にとっては大切な盾なのです ですからまず秦が攻めこむのは韓ではなく 韓が抜かれては案の刃が二国のこのど元に迫りますからね超と魏は絶対にそれを 魏が韓を助ける力が無くなるまで徹底的にこれを叩くのです そうすればあとは韓を助けるのは趙のみ 趙が韓を助けぬことを李牧宰相は約束します ただしこれにはある条件があります ...ここからは私は趙の宰相李牧に戻ります 我が麗しき趙国を見れば 因縁の深い二国秦と燕に見事にはさまれています これには国力を左右に分けざるをえす趙にとっては最大の難題となっています よって我らはこれから燕だけに集中して戦いたいと思いますので その間素は絶対に我らに手を出さぬことを約束して頂きたい 秦趙の間で同盟を結ぶということです 何で俺達が貴様らなどと盟を結ばねばならんのだ この録鳴末が一人でこ奴ら全員の首をたたき落としてみせる さっさと号令を下されよ丞相 場をわきまえぬか下郎が そなた達の気持ちは十分分かるが 今この場は武人の出る幕ではない まさか趙国側から同盟を持ちかけてこられるとは.. 財政の面からも超への対応が軽減できれば莫大な余財が生まれる 感情的なものを除外して考えるなら ...元々ここで季牧を殺しては、薬は六国の信を失い孤立するという不利益の方が大きい 学牧の言った通り今妻が攻めるべきは韓と親ーー趙との同盟がなれば力をそちらへ注ぐことができる それをせずここで趙と同盟を組むことは大きな得はあっても損はない ヒョッヒョまぁ一つあるとすればこれまで僕が築いた燕との国交をまた一からやり直さねばならんことくらいじゃ やはりこの若者ただのキレ者ではない.. よもや長半の恨みを持つ超側から同盟をもちかけてくるとは驚いた 同盟を持って来た李牧殿はさすがとしか言いようがない 今この時期に超と盟を結ぶことは国に大きな利益を生む これを持って来た李牧という人間 やはり間違いなくそなたは趙国の唯一無二の宝だ ほんのわずかだがそなたの首の方が値が張ると僕は見た その李牧殿の首と今回の同盟の話の値踏みをしてみたところー だが本当にごくわすかだ それ故に...交渉の余地はある 城でも一つおまけしてくれぬか 城を一つただで明け渡せと... 昔高いでよく足を運んだ地で気に入った場所があったのォ おーたしか"韓皋〟だったかな? 趙南西部の韓幕のことか昌文君? 近年国境の変化から軍事的重要性が急浮上した韓暴:幸牧は宰相に就任してすぐにこの韓皋に目をつけ一帯防衛の強化に着手した そしてその中心に稀に見る巨大な城の建造に入り完成間近と報告が入っている 仮に我らがその城を取ろうとするならどれほどの兵の命を金と時間を必要とすることが... その韓皋城をただでよこせなどまともな発想ではないぞ 本心では素趙同盟だけで今度の騒動の落とし所としては十分 そこから先はもう少し搾り取れぬものがという!!丞相の商人気質によるふっかけ! しかしふつかけ方が半端ではないわ。あの男 果たしてあの丞相からこのふっかけを値切ることができるかのォ 城一つなどいかに学相といえど私の一存では決められません 一度国に戻り王の裁司を頂かねば 何しろこちらにはそなたに命をかけさせてまで取り戻したい春平君がいるのだからな では韓幕以外の城で検討を そなたが渡すと言えば趙王は必ずそれを許す その城は未だ建設中の上に案にとって魏との国境も近く使い勝手は決してよくありません それでもよいが韓皋城の価値を考えれば屯安なら城十個は必要じゃぞ それよりやや北部の屯安あたりの城ではいかかかと 儂はこれまで商談で一度口にした値からはビター文まけたことがない男だぞ 化かしあいはここまでじゃ 韓景城を明け渡して素趙同盟をなすか ものは卓上に出そろった この場で李牧殿とそのお仲間全員を処刑するか もはやあるのは単純な二択 さァ李牧宰相返答いかに わざあることのあるのは 値切れる気が全くしません わめきちらさなくていいのか? 話してることがでかすぎる... 呂不韋の言った通りこれは武人の出る幕じゃねェ... 本殿の会合が終わり場所は副殿へと移った 武器はここで全て預かります そこでは秦趙同盟を祝してきらびやかな宴が催されることになった 会場はこんなに華やかなのに当の本人達の空気はビリついてやがる 同盟したからって、急に仲良くなんてできっかよな ...つかそれにしても席が空いてねェよクソ!出遅れたっ やったぜ!!!しかもあの席だけ料理特盛りだ!! よっしゃここもらいーっと はっはっそこはまずいと思いますよ 丞相殿の席だからね今外してますけど しまった剣は入り口で... 剣があったところでここで李牧は... 両国は同盟を結んだのだろうが! 王騎将軍をやりやがった男が目の前に居る!! そんな目で李牧様を見るなと言っているのだガキ こんな袋に何の意味がある 同盟などどうせ一、二年で破られる代物だろうが! つき合ってられぬわ俺達は帰るぞ いい加減にせぬか貴様らは 我々とて我慢しておるのだしかし盟を結ばば仇敵だろうと目をつぶって酒を酌み交わすのが常識であろうが コ...コラ貴様...儂を誰だと... これだから武官はガキだの馬鹿だのと笑われるのだ く...王騎の側近共め 我々文官の苦労も知らずに好き勝手やりおって な何のおつもりか蒙武殿!?側近の者までっ しかしこの同盟全く喜ばれていませんね もう少し何がこいつと... ひょっとして飛信隊の信ですか? 何で俺のこと知ってんだよ 趙将・馮忌を討った特殊部隊とその隊長の名を... そうですか...君があの信... 本当に子供だったとは... ...なるほどだったら先程の目つきの悪さは理解できます どっどういう意味だ!? 私を死ぬほど殺したいということですよ 王騎将軍の仇ですからね 課報員から聞いています 君が王騎将軍から最期の矛を受け取ったと 今回私がここで死ぬことがなくて なめてんじゃねえよ李牧 お前が死ななくて残念なんてこれっぽっちも思ってねえよ 王騎将軍を倒したお前の死に場所がこんなしょうもねェ所のはずがねェ 工騎将軍から俺は他にもでっけェもんをいっぱいもらったんだ 今はまだ三百将で隊も三百人だが こっからどんどん俺は上に上がるし隊もでかくなる 俺と隊の名を天下に轟かすんだ この言葉をしっかり頭にたたきこんどけ お前をぶっ倒すのはこの飛信隊の信だってな。 ってお前同盟の宴で何言ってんだ!! 私は物覚えがいい方です しかし私を倒すのは至難の業ですよ あなたの顔と言葉二度と忘れません 心配すんなこっちは最初からそのつもりだ!! それこそ王騎将軍を超える男にならねば無理です! 全くお前という奴は... どうかされましたかな? あの子供が何か無礼を? ...いえ無礼を働いたのは私の方です あまりに純粋な若者だったので まんまときれいにやり返されました つい大人気なくからかってしまったのですが 宴はぎこちないながらもそれなりの盛り上がりを見せて終盤人質の春平君の話になった 春平君を連れて帰らねばならぬ趙側に対し泄鈞という呂不韋の配下が「では韓暴城をもらい受けるまで別の人質を」と発言 よって平都侯という趙国財界の大物が身代わりに人質になることになった かくして今回の一連の騒動はー 一滴の血も流すことなく決着したのである アハハこんな所で会うなんてね 無事に帰れるんだってねよかった 相変わらず甘ちゃんだな 私は敵だって言ってんのに 敵でも一緒に飯食って寝泊まりした奴には死んでほしくねーの! それに同盟結んだんだろもう敵じゃないじゃん どうせー、二年の間だけだろ まっその一、二年が大きいって李牧様は言ってたけどな ...それよりお前そろそろやばくないか? 大分かわいくなってきてるぞ 戦国の世の同盟なんてその程度だ そんな奴としゃべるな貂 ん?河了貂ひょっとしてあいつが前に言ってたお前の同居人か? あ...そうあら?何で知ってんの 何をコチャゴチャ言ってんだお前ら あーあの男女とか言ってた奴が 李牧様の件といい聞いてた通りバカ丸出したな この人がオレが捕虜になった時 助けてくれたカイネだよ ...いいから貂早くこっち来い時間がねェんだ ゴメンカイネもう行くわ いいからとっとと来いって言ってんだよ!! その時はまた敵だと思うけどな 何かカイネとはまた会いそうな気がする ちょちょっとどこまで行くんだよ少し休けい... ワハハハ何かウケるだろ 会合じゃ一言もしゃべってねェし変にも姿見せなかった はっきり言ってお前の存在感全く無かったぞ ところでお前日不韋との権力争い状況悪化してんじゃねェか? 相当奴らに押さえつけられてんじゃねェのか? そう見えたのなら成功だ あれはあえて愚者を演じた 俺がこの先実権を手にした時強敵となるのが正にあの李牧だ だから今回はひたすら存在を消し俺の内面を悟られぬようにした まァ古来より賢者がよくやる手法だがな あ自分で言ったハッ映画 特に昔から難題の治水工において昌文君が成功している それに状況は著戦している方た 昌文君と肆氏の勢力は着実に成長してきている 呂不韋によごれ役を押しつけられた形だったが大臣として工人の鄭国を支えひょっとすると多大な功をあげるやも知れぬ でもやっぱり呂氏陣営は強大だよ オレ今昌平君の軍師学校に入ってるんだ 昌平君が政の敵側だって知っててオレ... 趙戦でお前が捕虜になったためそのことは聞いていた 何も気にすることはないだろ貂 俺は成蠕の反乱で共に死線を超えた絆はそう容易く切れはしないと思っている 何だかんだでお前の戦いもちゃんと進んでるんだな 進んではいるがもちろん楽観できる状況ではない 貂が向こうで感じているように奴らの力も増大している 俺に残された猶予は五年しかない 五年たてば俺は二十二になる 秦王は二十二歳のとき彼の地雍城にて加冠の儀を行い晴れて国内外に素国君主として認知される 貴方君...元服、成人として認められる そうなれば今は沈黙している国土...呂氏派の中からさえこちらに流れて来る者が出てくるだろう 葬儀は代々の奉王の宗衛(そうぴょう)があるかつての玉都。 家力冠は通常二十歳だが素では変礼。 だから目不韋は必ずそれまでにこちらを潰しに来る 俺はそれをはね返し五年後に奴から実権を奪い取る 五年ってけっこうあっという間だよ 学校にいる事毅って男が言ってたんだ 政陣営が目陣営に対抗できるまで成長するには十年でも足りないだろうって... これは遊びじゃねェんだ十年待ってくれって言って相手が待つかよ 向こうが五年で決めに来るっつーならそこが勝負だ やれるかどうかじゃねェ!やるんだよ!! では信お前の方はどうだ? 五年で将軍になれるか? なれれば五年後俺の最初の号令で、出陣する将軍はお前だ信 隊長が戻った飛信隊は前にも増して猛威をふるっていた うおおっ出たぞ飛信隊だァ お前らか最近この辺で図に乗ってるという百姓部隊とは 三個錘の剛炭様が頭ぶっ飛ばしてくれる てめェなんかにカまってるヒマはねェ こっちには五年しかねェんだ 勝利した隊長の顔ではないな信 前線で飛信隊がこれほど有名とは でもこんなの全然大したことない... 聞けばすぐにここだと分かった ちょっとしたことで名は広まるんだ フッ...思った通り相当焦ってるみたいだな やはりわざわざ会いに来た甲斐があった そう言えば何でこんな所に壁が “亜水城”に使いに行く途中だ これから亜水の魔公将軍に会いに行く 鹿公将軍ってあの蛇甘平原のっ... でも何で壁が原公将軍に会いに...? 早くも秦趙同盟のもたらす効果が表に現れようとしている 趣への警戒が無用になったため本格的に軍力を魏へ集中できるようになった この度、魏の山陽に進撃し周囲一帯にひしめく二十の城一気に奪い取る。大戦略分が感陽で打ち上げられたのだ その大戦の総大将の候補として蒙齋将軍と鹿公将軍が拳がっており、これから将軍に意見を聞きに行くところだ このことはまだ極秘事項だがあえてお前に伝えに来たのだ。信 大きく上の地位にかけ上がるにはこういう大戦で大功をあげるのが一番だが そのためにはあらかじめ軍の中で重要な所に配置されておく必要がある 戦場の端の後方支援などに回されたら武功などあげられぬだろ? だから今はくさっている場合ではない 魏攻略戦が始まるまでおそらく一年とない それまでに小さな武功でも確実に積み重ねて少しでもいい配置で本戦に臨むんだ!! 魏攻略戦は有力筋にはすでに漏れている 今言ったことを実践するために野望ある者達がこの前線に集まって来ているという噂もある そんな奴らに負けるかよ わざわざ伝えに来てくれてありがとな 本当頼りになるよ壁のあんちゃん 礼はいいお前は目の離せない弟のようなものだ 信達のいる前線で珍しく大きな戦が起こっていた 前線を押し返すべく魏軍が周囲より集結し一万を超える大軍と化したのである これに対し素軍は北と南で部隊を集結 この地帯では初めての中規模の戦となったのである これを逃す手はねェな大将 俺達は今回も独立遊軍だ この北軍と南軍で魏軍をはさみ討つ作戦を立てた 合戦中自由に動けるが他の助けはあてにできない 好機を見極めて俺達の力だけで大将を討つ 秦北軍の主攻の力では敵本陣の手前で膠着するだろう 敵将を狙うなら主攻の後ろについて本陣の背に回り込み突入する もちろん本陣の守備を突き破るのは容易ではないがな 渕さんみん魯延じィは? だ駄目です敵本陣まで届きません 逆にこちらの兵が削られ出しましたこのままではっ... 防陣をかわして敵本陣の背に回り込むそ!! 何をしている抜かせるなっ ここを抜かれてはもう本陣は丸裸... 隊長に遅れをとるなァ!! うォオ敵将をとれェ!! 我々の他にも本陣を狙う者がいたとは しかし残念だが一足遅かったな 秦南軍特殊三百人隊三百将王貴 俺らより先に敵将を討ち取っただと...!? き...騎馬隊...か そこの歩兵共!!どこの所属の部隊か!? わっ我々は奏北軍所属特殊三百人隊「飛信隊」!! そちらはいずこのっ... 我々は「玉鳳隊」秦南軍所属の特殊三百人隊だ 諸君らがあの飛信隊... フフすまない非礼を許せ 何笑ってやがんだてめぇら!! しかしこれには理由がある 最近やたらと耳にする飛信隊ー 同じ特殊三百人隊として正直その存在を警戒していたのだが まさか噂通りに農民歩兵の集まりとは思ってもみなかった 皆目を疑うほど驚いた次第だ許せ 結局同じ三百人隊だろうが 我々玉鳳隊は貴士族の中でも幼少期より軍事教育を施された英才集団だ 農民の子がクワを持つより早く我々は剣を持ち個人・集団戦術をただきこまれている 同じなわけがないであろうが馬鹿者 一方諸君は本職を農工とする戦の素人 たまたま武功をたて続けに挙げて喜んでいるのは分かるが我々と同列と思われては不愉快だ 戦場において君達の正しい存在価値は〝蟻〟であることだぞ 君達一般歩兵は私情をはさむことなく上の命令を忠実に実践する働き蟻 これに徹することが君達の最も重要な貴務だ もちろん君達を軽んじているわけではない 十万を超える大軍を作る時八割は君達一般歩兵だ 軍の基礎力は君達でありその存在無しに戦はできない 独立遊軍など高度なことは我らに任せて君達は本来の持ち場で力を尽くせ 分をわきまえぬ夢を見ると不幸になるぞ まァどこのバカがたきつけたかは予想がつくがな そろそろ参りましょう敵将の首を掲げて戦を終わらせねば しっ信殿冷静に相手はおそらく貴士族の名家の... 何なんだよさっきから黙って聞いてりゃてめェは 貴族か士族か知んねェが戦が始まりゃそんなもん関係ねェんだ!バカが 馬鹿はどっちだ蟻の話が理解できておらんではないか 俺達はこの手でてめェらみてェに偉ぶった奴らをぶっ倒して来たぜ な...何だ一騎来るぞ そういうことだ少しは理解できたか!? オッサン今すぐ馬から下りてワビ入れろ さもなきゃ力ずくでひきずり下ろす ついでに苦言を君本人にも言っておきたい 何でも君は下僕の出でしかも将軍になるとか嘯いているとか 言っておくが今貴士族から俺のような多くの若き将が台頭してきている いずれも才能も家柄も申し分ない それら全員が将軍の座を狙った競争がすでに始まっているのだが 路傍の雑草の如き君がそこに入り込む金地など微塵もないぞ 君はよくて千人将止まりだ 正直ずっと目障りだった こういう輩にはきっちり示しておく必要がある ああ、お前の大好きなあの王騎の一族 分家の王騎と違い王一族の総本家を継ぐ王賁だ! 我らはしばらくこの前線に留まる この先武功はあげられぬと覚悟しておけ 何が蟻だあのクソガキはァ!! あのじじィの一声で気をつけなんて... 久々に思い知らされちまった 俺達百姓と奴ら貴士族との差 越えられねェでっけェ壁があったってことをな でもかっこよかったなー王賁隊って お前はこの空気が読めないのか 別にいいじゃねェか正直に思ってること言って たしかに奴らの姿はキラキラして あいつらみてェになりてェか? でっけェ武功をあげまくりゃなれるぞ 今さら壁なんて下らねェこと言ってんなよ そんなの単なる言い訳だろ ああとどのつまり俺達は奴らに気圧されて下向いちまっただけだ いきなり一発ガツンとやられて戦意喪失しちまったんだよ 王騎将軍の血縁だか何だか知らねェがこのまま黙ってられっかよ やられた分きっちりやり返すぞてめェら!! ででも味方同士で戦っちゃ罪に... バカ奴らより先に手柄をあげるって意味だ しかしどうやってあげるかだ 全員騎馬のあいつらを出し抜くには何か考えが必要だぞ それを今から考えるんだよ! 聞かれましたか?先日出会った飛信隊 何でもあの夜から行方が分からなくなり北軍が探し回っているとか 我らに手柄を取られた上に力の差を見せつけられてよっぽどこたえたのでしょう 今ごろ田舎に戻って田畑を耕しているのではありませんか? 一つだけ作戦があるぞィ どうやって王賁隊を出し抜くか 儂らにしかできぬ苛酷な作戦じゃがな 魏軍は再び同じ戦線上に集結し布陣しつつある この辺りは霧が深い上に連戦の屍が放置されたままじゃ 僕らは数を百人にしばりこの霧と屍にまぎれながら、刃を交えることなく、敵本陣まで忍びよる 腐乱した屍にまぎれるのは敵と一戦交えるより苦しいものと覚悟しておけィ うげェこの辺のは古くてやべェぞ どうした昴大丈夫か!?顔色がまっ青だぞ し...士族になるためだ! オイラを女手一つで育ててくれた母ちゃんを幸せにするんだ! お前ら玉鳳隊にここまでやる根性あるか? あの辺が動いたように見えた い...いやこのままやりすこせ ここで見つかっては全て水の泡 この屍の数ならそうそうは... 来るぞォここで食い止めろォ あっあれはこの前のっ... ぬははは今度も軽かったですな貢様 敵将をとるまで気を緩めるな しかし後はもう本陣:・ 力カカカ一足遅かったな 馬にも乗ってんのに蟻の俺らに先越されるなんて 軍事の英才教育もたかが知れてんなァ また王賁の玉鳳隊が敵将をとったぞ あの部隊また奇策を用いてしてやりおったぞ 王鳳が完膚無きまでに敵を討てば 次は飛信隊が泥臭く手柄をあげる すごいっすごいぞこの二つの三百人隊はっ まるで競っているかのように互いに武功をあげまくっている しかしやはり玉戯隊だあの完全武装の騎馬隊はそこらの千人隊より強力だぞ いや飛信隊だって負けていないあ双らはあ奴らで... ここはまた随分と盛り上がっているみたいだな 飛信隊という新参とあの王鳳が功を争っているようです あの王真が手を焼いているとは面白い 我ら「楽華隊」もこの地に参戦するというのは こんな狭いとこであいつらとせりあうの 秦軍特殊三百人隊楽華隊三百将蒙恬 フハハハその通りです何も戦場はここだけではない 我々は蒙恬様にふさわしいもっと大きな戦場を探しましょう って言うかこの三百人隊がやる気を無くさせるんですけど 俺ってこの前の韓戦の功で千人将に昇格したはずなんだけど... ぐぬ...たしかに... しかし。白老”様があと一年は三百将で経験をつめと...白老様の命令に逆らうわけには... じィ様は身内に異常に厳しいよな ハ!さらに南下した所に大きな前線があるらしいのでそこへ!! 六大将軍王騎が死して一年と半年 ...いやその前にどこか華やかな街に行く買い物へ "白老〟蒙竃の孫にして蒙武の長男である楽華隊・裏恬(齢十八〉 案の次代の大将軍を目指す若者達は今、着実に芽を出し、さらなる成長をとげるべく躍動していた 一方、そのころ咸陽では... 異様な気配を漂わせる者達が、肆氏の屋敷を訪問していた なぜそなたらがここに... 呂氏の食客はついに千人に達したと報告があります 食邑の規模も十万戸を越えたという もはや一臣の度合いをこえている 呂氏陣営がこちらをつぶすというのは何も武力で皆殺しにするというものではない 一方的な勢力図をつくりこちらを細らせ やはり先の奏趙同盟がまた大きく奴の人気を上げている 最後に残った数人の近侍を抹殺して大王を無力化するというものだ 黄色...治めている鍼地 まだまだ呂氏はでかくなるぞ そして我々がやることも正にそれだ 結局は今の勢力図をこちら色に塗り変えていくしかない そんなことは分かっておるわ それだけでは不十分だ中立の連中を引き込むには何か戦略が必要だ だから殿と肆氏はがんばって治水工と... どうした肆氏なぜ押し黙っている 今日の集会を呼びかけたのはお前のはずだが では恐れながら申し上げます 笠海殿の申した通り勢力図を塗りかえるーこれが全てです それは百も承知だが端氏の残念をあらかたこちらに加えた今 他に一気に勢力を逆転させるほどの勢力はこの咸陽にはいないであろうが そのために最も手っとり早いのは大勢力を味方につけることです ここにいる人間でさえ気付いていない者と... 知っていてもあえて口に出さない者もいるが この成陽には自民派・大王派とは別の第三勢力がたしかに存在している あの呂不韋でさえ手を出しあぐねている強大な勢力が 呂不草が手を出しあぐねる... あそこは我々とて立ち入ることはできない所だ 向こうから接触してきたとしたらどうだ? 私の下に彼の城より使者が現れたのです 何をバカなっ...有り得ぬわっ 先の王弟成蠕反乱の時大王は感陽を脱出される際王璽をある場所に隠され当時王弟派だった俺はついにそれを発見できなかった それは今言っている勢力の中に隠されたからだ 複製を作られたということか 玉壁の複製など国家反対罪... 万死に植する悪行です!! さっきから一体何なのですか そんなものがこの感陽にいるなど聞いたことがありません いや...壁お前はその勢力を知っている ただその存在の異質さに我らの権力争いに関わる勢力だと気付いていないだけだ そこは咸陽にありながらいかなる要人も足を踏み入れることすら許されぬ閉ざされた城 絶対頭上げちゃダメだよ向ちゃん わっ分かってるよォ陽ちゃん 十人を超える宮女ど無数の宦官から成る城!宮女達のほとんどが国内外の「名家の出でありその後ろには有力者達の姿がある! それらを束ねたならば女の城でありながら絶大な力を擁する後宮そしてその城の主は現秦国太后様 後宮に仕える去勢された。 つまり第三勢力とは大王様のお母上の勢力だ 第三勢力が太后様の後宮勢力!! しっしかしだとしたら話は早いではありませんか こちらがお頼みさえすれば大王のお母上である太后様は必ずお味方に... そう簡単にいくのなら始めからそうしておる 俺と母上の間柄は... 宮女達は恐る恐る顔を上げ そこにはかつて傾国の美女とうたわれた太后の未だ衰えることのない美貌があった 太后は年をとらぬ。そういう噂が立つほどにその姿は若々しく その上に宮女達では持ち合わせぬ独特の妖しい艶を纏っている 太后から放たれる強烈な大人の女の色香は 男根を失った宦官達が性欲を覚えるほどである 本当にお美しいお方だ... これだけの美女集団の宮女達の中に入っても、格別に一番お美しい いつ拝見してもなぜか太后様からは人の温かさみたいなものが感じられない... だから宮女全員が... あんなにお美しい太后様を心底恐れている 太后勢力を政に近づけぬためだ ...これまで我々が後宮勢力を取り込もうと動かなかったのは... 夏の末春商の妲己周の変奴 三人とも太后ではなく王妃ではあったが この三人が朝廷に悪影響を与えたことで三王朝とも減んだといわれている 他にも例をあげればキリはない 政の素人である女人が朝廷にからむと凶事が起こる おまけに後宮は醜悪な奸佞〝宦官〟共の巣窟でもある太后様を抱き込めば必然と奴らもついて来る 特別な治外法権で守られた後宜勢力に一度政の力を与えると制御は難しい だからあの目不章でさえこれまであそこには手を伸ばさなかったのだ 太后様もこれまでは政治には無関心で大王様と呂氏派の争いにも沈黙されていた! だがこれを送ってきたということは何がしかの態度の現れかと推察される 太后様は何と...!? ちょっと奇妙な報告が入りました 昨日肆氏の下に後宮の使者が訪れたと やっかいな所が動き出したのォ 双方の監視を強めるのを忘れるな ど...どういう意味だ一体... ただの悪ふざけともとれるし 大王派と呂氏派のどちらにつくか決めかねているともとれる 大王様...私も昌文君と同じ意見です 今のところ中立という意味ではないでしょうか あの人の胸の内は我々では早々には推しはかれぬ... 俺もその白紙は中立の意味かと思うが... 全く別の意味があるようにも感じる.. だがこの書簡で今重きを置くべきは...”印”だ わざわざ王印の複製を押して送ってきたところの意区は分かりやすい この悪事は当然放ってはおけぬしそれを承知で向こうは送りつけた つまり朝廷は後宮勢力に目を向けよという意味だ ご存じと思いますが太后様の下後宮を仕切る三侍女の後ろには 古きより後宮の権を支える実力者がいます 我らとはまた系統の異なる力を持つ彼らですがもし味方につけるなら、呂氏派との勢力図は五分に近づけます 彼らが呂民につくようなことがあればもはや我々に抗う手は皆無となりましょう どの道いずれ避けては通れぬ後宮勢力 この機に腹をすえて彼らを取り込みにかかるべきかと... 大王様の御前で口にするのは心苦しいですが 無礼を承知で言わせてもらいます たしかに三大宮家の力は絶大ですが、彼らこそ、現在太后様の手足となる毒牙 単純な足し算では勢力は大きく増大するかもしれませんが 果たして彼らと組んで一丸となって呂氏と戦う勢力になれるのかは疑問です むしろそれよりも彼らがよからぬ謀り事を我らにもちかけてくることの方が恐ろしい そうしたら我らは呂民との対決ところではなくなります ではどうするというのだこのまま無視して呂氏派に流れたら一大事ぞ 何も無視するとは言っていない腰は軽々しく後営と手を組むのは危険と言っておられるのだ だがこの書簡が来た以上我らは何らかの... 実は今朝方大王が... 何ィ大王様が後宮に!? た...大后様に直接お会いに行かれたのか... ...殿一つだけお教えを お前にすら相談せずに動かれるとは意外だった これはもはや大王様と太后機お二人の問題だ あのお二人の間には一体何が? そもそもなぜ母上である太后様は大王様をお助けになられぬのですか!? あのお二方の間には趙・邯鄲での人質時代の思い出しかない 「ム●(完)キングダム 「んっだあのん。えー、悩みってん」じゃないが、何かはわかりませんが、「そう言うん」と言っても、いいのだと思いますが、それはそれがそれではありません。それじゃあ、そのほうがいいんですけど、そんなことですからですね。これからこれはないいい。彼女はいる気分かった。そうだけど、思っちゃい、ありがとうございますし、それは、お客様におくとはありました。悪くない...ありがとうございまして、そんない怖さは、聞くとしてみるし...」とここで気持ちは。おいお兄ちゃんとじゃないしーーということで、気付けました。でも、 キングの人はおかげ様でリクをし、 あ、俺大は、悩みないのじゃ日ごろの頭の中はなんとキングなので い、ばいいっぱいですが、それはいっぱいはちょっと違うので、 ーところでうちの隊の什長達で一番強いのって誰かな? あ、実家を許せるのだって彼が、空気清浄機までましたー ガー第一回飛信隊カ比べ大会-おまけマンガ そしたらまず最初に、「何たついて聞きたいですか?お化出みほど 一回戦第一試合沛浪対田永 じゃあ武器で戦ったらケガしちゃうからとりあえずカ比べとかしてもらったらどうかな? てめェ頭突き!してんじゃねェよ 「というわけで仕長達によるカ比べ大会が行われた てめェだろォがこの若白髪 ぶっ殺すぞこのシジィ!! ってみろや口だけヤロオ わーケンカだー「人を止めろー 相手が悪かったな単純なカ比べじゃお前に勝ち目はないぜ カ比べなどに興味はない手元に狂いが生じる故辞退するもちろん剣ならやるがな タクイけ毛ちゃいんぱらって お手柔らかにお願いします 逃げんなら今のうちだぜチリチリ出っ歯 これは生まれつきのアザだー!!てめー お前は顔洗ってから出直してこい何かでっけェ葉っぱついてんぞ フッやっと見せ場がやってきたぜ これまでイマイチキャラが立ってねェって言われてる俺だが 今回からこの竜有様の伝説が始まるんだ!! 実は腕力だけは異常なほどに強エ!!未だカ比べ負けなしのこの俺様が軽々と優勝して くあああ負けてたまるかァ かかって来いブタァァアア こうして一回戦へ勝ち進んだ五人の猛者が出そろった 田近大杉松原原素久田辺大杉石井なんか鮫島金上 この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。