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YOUNGJUMPCOMCS
ニキニ...
このあの時代
その
22
SHUEISHA
ニューニッ
...●あの時代
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
RINGTOTI
原泰
原泰久
キングダム
目と、
第29話「知恵比べ」
第20話・利那
第21話「夫の計らい」
第22話「孤軍会闘」
第33話大事な仲間
第34話「頂上一気」
!
...
四十七
六十七八十七
百五
百二十三
_百四十一
百六十一
百九十七
第35話「熱さもの」
第36話「廉顔の怒り」
第27話「あの時代」
第次話・自分勝手に
第38話「意外な言葉」
百七十九
ニキニ
★この作品はフィクションです。
実家の人物は団体、事件などにはいっきい関係ありません。
これらに関してはいけないとは前巻までのあらすじ
時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国秦。奴隷同然の生活を送る
少年・信と漂は、武功で名を上げるべく日夜剣術のの修業に励んでいた。
ある日、凛は、国王・扇政の影武者として王宮へ召し抱えられる。だが、王の異母弟に
よるクーデターが勃発、凛は刺客の手に掛かり殺されてしまう。
漂を身代わりにした嬴政に「憤りを感じる信だったが、漂の選志に応えるため腐敗と
行動を共にし、反乱を鎮圧する。その後、隣国・魏との戦いに初めて従軍した信は、獅子奮迅
...の活躍で秦軍の勝利に大いに貢献。そのお客様からこそ、一気に百秒・と大統領される。
いっそうの領土拡大を目指す秦国。だが、大軍勢が遠征中の隙を衝かれ、超軍の侵攻を
ゆるすことに。王宮は国内に残る兵を集め、大将軍王騎を総大将とする軍を興して対
抗。信たち飛信隊も参戦しかつてない激戦の末、超軍を退けることに成功するんかし、
趙軍総大将との一騎打ちで致命傷を負った王騎は、命を落としてしまう...。
趙軍討伐から一年後・・丞相・呂不韋の策略はこより、秦と趙の間で同盟が結ばれた。
......
千人将首3つ又は将軍首を取るという条件を
豪驚より突き付けられる。・輪虎討伐の為、玉鳳隊・
楽華隊と協力した信は、激闘の末に輪虎の左手と
馬を奪うが、敵に追い込まれ退避を余儀なくされる。
超への警戒が無用となった秦は、蒙驚を総大将とする軍を興し〈魏の攻略へと向かっ
た。戦いが激化する中、元・趙軍三大天の廉頗の部
下で四天王の一人。輪虎に素軍千人将が次々と
暗殺されてしまう。急遺臨時の千人隊となった特
珠三百人隊だが、玉鳳隊楽華隊に劣る飛信隊は、
ごめんなさい。
撃てェッ!!!
一方、秦軍副将王翦と・廉頒四天王・姜燕が対峙
する中、廉頗が最前線へと姿を現す。己の保身を第
一とする王翦の器量を見切った廉頗は、蒙驚との
決着を着けるべく秦軍本陣の後方から突入!砦に
て廉頗を待ち受ける蒙驚更には本陣正面にて再
び輸虎と対峙する信一・白熱する魏山陽攻略戦
は、ついに最終局面へー
菊開商閉陶楠南南痢隅商南南南森南南岡南南開南南
戦災孤児から武功
11月14日(土)僕はいらしいというよりもそしてそれは、
しん
戦次風ルグン氏物を重ねて出世中。下への上に重ねる
天下の大将軍を目
指す少年。
2泊3ンキ。どの軍にも直属し
ない、素軍特殊部
隊・飛信隊の隊長
を務める。現在は臨
時の千人将に昇格。
飛信隊
秦軍特殊ミ百人隊
素軍、しんぐん
完原】きょうがい
信の戦友。伝説の暗殺先の時の「人村に井伯・趙戦で命を落とした一吐」
高の戦次、広説の宿校を集団・蚩尤の末裔。飛鳥城の話を砕ける
通戦で卵を落とした王騎将軍から、番用の子を手よね
悪魔の部屋から出席した王騎の子を話され、愛用の
某回・虫ルノ木側。水信隊の副将を務める。
河野沼「かりようてん
昌文君、しょうぶくん
嬴政陣営
山の民で信の元同居人
重筋を目指し、呂民陣家の
軍学校に入る
漂ひよう
信の親友。扇政の影武者と
なり、命を落とす。
癲政に忠誠を尽くす大臣
かつては武官
壁
千人将。昌文君の副官も務
める。
扇政、えいせい
森国の若き王。異母弟との争いで
政権を得るが、実権を丞相・呂不韋
に握られている。それを取り戻し、
中華の統一を目指す
ここでは、ここまでになってきたのは、ここではここまでになりましたが、
桓騎しかさ
豪橋の副将。元は大野
盗団の首領で"首斬
り桓騎"という異名
ッ旭剛を持つ。
重要なうせん
支倉の副将。王一族の
現頭首で、千昔の父
昭王の代から危険
物とされている。
家庭である
森国を代表する老将
軍。大軍を率い、魏
へ侵攻中。豪武の父
で豪恬の祖父
甯南南南海南南岡南南停晴爾南南南商南南楠南南雨南雨風
王騎「おお
素軍の将軍
怪鳥・の異名を持つ
六大将軍の一人。趙国
討伐戦の総大将を務
め、命を落とす。
王賀じゃん
部時の千人科として、玉駅隊を中いる。王ー族現頭首の息子。
現頭首の息子。
これは、生まれていましたが、望遠山駅は出会いになりましたが、
玉鳳隊
蒙恬ぽめん
臨時の千人将として、楽華隊を茎いる。直離将
率いる。豪驚将
軍の孫
楽華隊
昌平君ーしょうへん
豪武にもっと
昌平君の弟子の見習呂不韋の『四柱の一人呂不章の『四柱の一人
い軍師。蒙武の息子。で軍事を司る猛将。趙で天才軍師。
国討伐戦で副将を務
めた。
気持ちよっ
呂不韋】ㇼぶぃ
権力をほしいいままにする森国
の丞相...高政の>政政政。かつて
は韓・趙で商人をしていた
呂氏陣営
本来...
禁沢「さいねく
男不章の四柱の人目の章の画柱の一人
で、文官を務める...外交を受け持つ
戦の前に信と遭遇していた将軍。信にー
将軍。信にー
目置いている。
れんば、してんのう
廉頗四大王
李斯ール
大后...いつ
高政の母。かつて、高政と共
に趙で人質となっていた
後宮勢力
魏軍ざん
廉項扈下随
の軍略家。
騎に討ち取ら
れる。
~~
輪虎いんで
女性「みんな
介子坊がいま
姜燕さようん
南南南岡南開岡岡岡府南南南南南商南商商南南障障障商商預
廉頗ーれよ
元趙国・三大天の一一人。理不尽な
更送で大将を剥奪され、魏に亡命
した。
それでも、
...
撃てっ
第223話知恵比べ
撃てェっ
応援に
行かせよっ
ここで
決めよっ
周りの
全ての隊を
あそこへっ
必ず廉頗を
仕留めるの
じゃ!!
撃てっ
撃って
撃って
撃ち
まくれェ!!
ギャアアア
第229話・知恵比・
ぐばあっ
廉頗将軍は
どこだっ
うっ
何としても
将軍を
お守りしろっ
ダメだ今は
動けぬっ
とにかく矢を
しのがねばっ
全員死体の下へ
潜り込めっ
骸の下に
隠れたそっ
投げ槍
出番だ
あぐふっ
オオ
くっ
ギャアアア
ごばあっ
廉頗は
どうなった
この中で
分かるかっ
げぼっ
一人も
動かなくなるまで
撃ち続ければ
それでしまいだっ
廉頗はっ...
がああっ
撃てェェ
!?
!?
一人残らず
穴にたたき
落としてやれィ
オオォ!!
ヒィイ
こっ
殺せェ
うオオオ
あっ
ドッ
ドス
ギャアア
死ねェっ
ぐ...
そ......
そんな馬鹿な...
罠をはっていた
兵が全て
落とされたぞっ
いっ一体どう
なっているのだっ
さっきまで
あの罠にはまって
矢を受けていた
のにっ...
なぜ廉頗が
上に現れたっ
...いや
そうではない
こちらから
死角になる場所が
なかったわけではない
旗があったので
勝手にそこにいると
思っていたが
廉頗は隊を分けて
いたのだ
そして
......?
...
罠の直前で
そんなことをしたと
いうことは...
儂の計略が
通じなかった
廉頗はこの砦の
今奥の手〟を読んでいたと
いうことじゃ
お見事です
殿
半信半疑
じゃった
ギャアア
砦に迷路があると
察した時点で
それを動かす策が
あると思った
じゃが敵が入ってから
道を作りかえて
罠にはめるには
相当高度な
戦術の目が必要じゃ
はっきり言って儂でも
面倒なそんな策を
あの蒙驚がやるのかと
疑ったが
念のため怪しい所で
対処した
して
結果は
この通りよ
奴めさては...
儂のこと
相当根に
持っておるな
この砦は本当に
よく出来ているぞ
じゃが...
四十年経っても
僕の想像の枠を超える
ことはできなかったなァ
蒙蕎ォ
上がって来る
バカな
なぜこうも
簡単に
罠がバレたとしても
迷路の中には
いるはずなのに
そもそもなぜ
廉頗はさっき
穴の上に現れたのだ
逆手に
とられたのじゃ
!?
迷路を動かしたので
少なからず他の道に
ズレが生じた
そこを
狙っていた
あっ
廉頗は恐らく
儂と知恵比べとは
百年早かったのォ
オオォオ
後ろで..
がっ
本陣で何か
起こってるのは
分かるが
今は
そんな所まで
気を回せねェ
こいつから目をそらせば
即あの世行きだ
ぐっ
どりゃああ
今だっ...
がっ
くおお
!
ハッ
ハッ
ハッ
!?
ハッ...
隣の伍と共に
戦え
信殿...
一歩も
退くんじゃ
ないぞ
オオッ
騎馬隊の相手は
騎馬だ
隊の指揮は
お任せを
その代わり
どうか
皆の者
全てをこの一戦に
かけよ
あなたの手で
輪虎の首を!!
ハッ
悪ィな
渕さん
楚水
ハッ
見事に進撃の
足を止められた
“輪動”で兵が
消耗したせいも
あるが
何より止めに入った
飛信隊が強い
騎馬も
そしてそれに呼応して
他の隊も戦いに加わり
奮戦している
一人も
通さんぞ
歩兵も
つまり
オオ
彼が実質的に
〝将〟の役目を
担っているんだ
この辺り一帯の素軍の
士気の源は飛信隊の信
この若者だ
武の力はともかく...
武の力はともかく...
あの年でこれほど
人をひきつける力は
自分にはなかった
本当に
この若者は...:
今昔負っているものの
重大さが分かっているかい
飛信隊_信
君が倒れれば
ここの素軍は
総崩れとなり
僕らはとっとと
豪驚を討ちに行く
ほざいてろ
てめェの方こそ
俺に討たれて
中央の
戦いは
こっちの
勝ちだ
邪魔が
消えた!
っルオァァ
何っ
致命的だよ
ぐあ
ああっ
しまった!!
馬上の剣撃で
股をやられるのは
第230話「刹那
それでも、
...
ぐあっ
キングダムの
ブシュッ
くあああっ
しっ
ズブブ
信ンンッ
てめェっ
まっ
まずい...
それを
失っては...
ブシュッ
脚のふんばりは
不安定な馬上での
剣撃には不可欠だ
もはや輪虎の剣は
止められない!!
ッ
かはっ...
......
終わりだ
!?
ガシッ
くああっ
っ.....
ぐあっ
!
信っ
隊長っ
将軍っ
将軍
...
かはっ
...
ズキン
隊長っ
くそっ...
渾身の一撃が...
よりによって
あの脚で
地上戦にっ...
いや
信殿はわざと
地上戦に
持ち込んだのだ
!?
全く...
冒険家だな
君は
馬上が不利と見て
イチかバチか...
こっちに
きりかえたんだろ
だが判断は
誤ってない
あのまま続けてたら
二三太刀で
終わってたよ
ーと言っても
僕の圧倒的有利は
変わらないけどね
そもそも、その足で、
立ち上がれるのかい
飛信隊_信
無問題!
片脚の状況も
きっちり漂と
特訓済みだ
へへっ
ウオオオ
信ンン
しぶとい
...
この異常な程の
精神の強さ...
隊長オオ
何だ
何が彼を
そこまで支えて
いる...
ドオオオ
オオオ
お待ちを
殿...
......
すぐに
行きますよ
スキー
主に黒くので
沢かんるなんだ!?
東加!
右方の援護に
行け!危ない
ハハ
俺の周りはいい
もっと隣を
広げろ
ハッ
輪虎に集中がいかぬよう
反対側に強い兵を
集めていたのは分かるが...
今日の魏兵は
異常に強い
前が
抜かれたぞっ
霰恬様
敵が来ます
正に死にもの狂いの
士気の高さ
分かってるよ。
殺せっ
素の侵略者共を
ぶち殺せェェ!!
あんたらにとっても
負けられない
戦いだってことは
オオ
がふっ
俺達で敵の
前線を討つぞ
さすがに
この状況じゃ
持ち場を離れる
わけにはいかない
きっと王賁も
同じだ
何とかもちこたえて
くれ...信..
雨...
くっ
ドス
があっ
ドッ
ぎっ
くそおォ
!
ブシッ
バシャッ
バッ
ルアア
ぶあっ
ゼハッ
チッ
ゼハッ
力が...
ゼハッ
くそっ
まだだ
ゼハッ
くそっ
ゲオッ
ダメだ
もう限界だっ
くそっ
隊長を助けに
行くぞ
待て
お前達
オオ
副長
ここで我々が入れば
信殿は劣勢の一騎打ちを
部下に助けられたという
汚点を一生残す
それは大将軍を目指す
信殿にとっては
致命傷になりかねないのだ
だからって
ここで死んじゃ
まったら
何もかもがっ
死にはせぬ!
我らの
隊長は
......
大きな
ジレンマである
渕副長っ
どうしても助けに
入れぬ事情が
あるのだ
死には
せぬ!!
しかし
それを抱えているのは
飛信隊側だけでは
なかった
魏良殿?
分かっておる
だが
今は
それよりも重大な
ものを我々は
抱えておる
武将にとって一騎打ちが
どれ程重いものか...
十分
分かって
おる
お許しを
輪虎殿...
後で貴殿に
斬られても
文句はない
ただ
我らは
負けるわけには
いかんのだ
絶対に
教段殿っ
副長
敵がっ
何っ
死に体だろうと
こいつの目は
死んでいない
こいつは
魏良!?
邪魔するな
秦の犬がアア
危険だ!!
信殿ォォ
そこからは
正に
ハッ
ハッ
刹那の
出来事で
あった
それは郭備の仇を
目の前にした
抑え難き衝動
だったのか
又は楚水本人の
自己防衛本能
だったのか
とにかく瞬間的に
沸き起こった楚水の
強烈な殺意が
輪虎に向かったのだ
輪虎は反射的に
それを斬った
そして
己への注意が
外れた瞬き程の
瞬間を
信の身体は
逃さなかった
話、天の計らい
第231話
そんなっ...
馬鹿なっ
あの輪虎様が
キングダム
あった!!
手応えは
信ンっ
楚水
副長っ
あっ
くあっ
バシャ
ハッ
あのヤロオ
まだっ
信っ
騒ぐな
ハッ
最後の..
あがきって
やつだ...
こいつは
もう...
立ち上がれ...
ね...
立った
あの傷で...
マジで
化け物か
...あいつ
輪虎...
殿が...
待っている
てめェ...
こんな所で
負けられない
ゴフッ
僕は..
“天の与えし
〝廉顔の剣〟だからね
......?
天...
天に寵愛される
武将は一握り
だから何だっつんだ
その天って
運命だった
!?
拾われた!?
......?
あの時
死にかけていた僕が
殿に拾われたのは
廉頗に!?
天の計らいだった
......
最初はごく
ありふれた話さ
戦火に
巻き込まれた
小さな村
かろうじて
生き残った
幼い僕と妹も
ただ飢え死にを
待っていた
お兄...
村人は皆
死に
それから
何日経ったか
分からない
ドガッ
僕はあの人に
出会った
ガキが
生き残っておる
水と食べ物を
与えてやれ
ハハ
あ...ありがたく
しかし
ほ...
僕の前に
どうか妹に...
それは
無理じゃ
情けないことに
僕は気付いて
いなかった
ウジがわく程に
妹はとっくに
死んでいたことを...
...
へ...
ハハ...妹の話は今は、朝食...
関係なかったか
とにかく僕は
命を救われた
あの大将軍
廉頗に!
偶然だと
思うかい?
結果的に
戦いの天稟が
あった僕と
廉頗
〝戦いの天才〟が
〝戦いの大天才”に
拾われたことを
玄峰様がよく
言っていたよ
天に寵愛される
武将は一握りーー
その
一人である
廉頗に
だから
キングダムの
コホッ
.......
こんなところで
負けるわけには...
天が
出会わせた剣が
この僕だってね
下らねェ
さっきから
聞いてりゃ
それじゃまるで
全部が天任せ
みてェじゃねェかよ
そうじゃ
ねェだろ
俺達は
みんな
てめェの足で
立って
戦ってんだ
...今の
お前だって
だけど
廉頗の剣であるべく
命がけで戦いまくって
きた結果だろうが
出会いが
重要だって
ことは分かる?
廉願以上の大将軍に
なるはずだった男に
出会い
そいつと共に育った
お前が原顔に
出会ったってんなら
俺だって
!?
!?
尾平っ
ああ
漂ー
俺に夢をくれた
そいつは:早々と
死んじまったが
代わりに..
俺はまた
とんでもねェ奴と
出会った
それから
かけがえのねェ
戦友達と出会い
別れ..
俺の道の現実的な
指針となる人にも
会った
それが偶然じゃ
ねぇって言うなら
そうかもしんねェが
天とか何とか
うわついたもんは
考えねェ
俺は関わった奴らの
思いを背負って
前に進むだけだ
自分の
この足で
輪虎
お前と戦ったことも
でっけェ糧にしてな
ハハ
言うね
でも死ぬのは
君だから
君の言う通り
出会いは運命で
そこから先は
目分次第さ
ただし天の起こす
奇跡も必ずある
けどね...
ぐは
殿.....
昨年王騎が死に
李牧という大物が
現れた
ルアァ
時代は
やはり
ゴホッ
次の戦乱の世へ
移ろうと
しています
素軍にも
若き力達が
芽吹こうとしている
ひょっとしたら
殿が亡命し
前線から退いた
あの時..
僕の役目は
終わっていたのかも
知れませんね
それでも
今ここで
戦っているのは
これもまたの
天の計らいが
なかなか
強かったよ
飛信隊信
ルァァ
君もまだ
お前は
何度も死を
覚悟したくれェ
やばい奴だったぜ
輪虎
第232話・孤軍奮闘
ウオッ
ウオオオ
第
話、孤再奮闘
やった
やったぞ
輪虎を
倒した
廉頗四天王の
輪虎を倒したァ
ウオオオ
しかも
これでっ
ああ
条件だった
将軍の首一つを
成し遂げたぜ
バカヤロォ!
うオオ
っしゃああ
くそォっ
輪虎様ァァ
うわあっ
奴らは任せよ
元乳備兵として
堂々と引導を
渡してやるっ
信さっさと
そいつの首をはねろっ
かかげて回って
戦場中に
知らしめるんだ
敵がっ
輪虎兵がっ
...!?...
首を持って回らずとも
事実はちゃんと
広まる
飛信隊隊長・信が
敵将輪虎を討ち取ったと
ふれて回るんだ
騎馬隊を呼べ
信殿...
楚水副長の
具合はっ
何とか致命傷には
至ってません
オ
オオ
出血さえ止まれば
出血さえ
止まれば
とりあえず
うち周りの
ことは
助かります
副長は頑丈だから
全部が
うまくいった
みてェだ...
尾平さん
ああ...
グスン
...!!??
ん?
どうかしたか
竜川
?
ちょっと
羌瑰副長を
残してきたあたり
一帯の...
人影が
全くないんだ
変なんだ
!?
!?
!?
ギャハハハ!!
!?
これで
終わっただと!?
めでたい奴らめ
輪虎将軍は
この本軍の横に
別働予備隊を
置いていた
お前らがここに集中した時
手薄になった所に
突撃するようにな
なっ...
何だと...
そこに仲間を
置いてきたってんなら
今頃一人残らず踏み殺されて
いるだろうよ
何せ別働隊はあの
四天王筆頭:介子坊将軍の
私兵五百だからなァ
ふっ
ふざけたこと
言ってんじゃねェぞ
この死に損ないが
竜川ちゃんと探せよ
マジで見えねェのか
この雨だし
ここからじゃ
竜川
あっ
信っ
隊長っ
おっ俺たちも
行くぞっ
オオ
ギャハハハ
クソ母酪者
共が
いい気味...だ
また
後でな
羌廆...
羌漉
三刻前
残った羌癪と
負傷兵およそ二百名
隊長は
どうなってる
輪虎と
一騎打ちやってる
みたいだが..
ここからじゃ
よく分からん
☆およそ45
何だあれは
何やってる
予備隊
早く応援に
来いっ
急げっ
何だあれはっっ
敵の新手かっ
でかいぞっ
くっ来るぞっ
あっ
あっ
あんなの
俺達が行っても
止められっこねェ
素兵が
棒きれみたいに
吹き飛んでるっ
バカ
何言ってんだ
こういう事態の
ための予備隊
だろうが
だけど...
行くぞ
この戦力と
今の自分では
あれは止められない
...???そうですか?
オオ
早く来てくれ
飛信隊
行くべきじゃない。
副長
副長っ
死ねば象姉の
仇は討てなくなる、
ただ死にに行く
ようなもんだ
やめた方が...
ふざけるな
貴様
隊長達だって今
命がけで戦ってんだぞ!!
それでも
飛信隊か
家姉
コメン
やっぱり今は
私は飛信隊の副長だな
行くぞ
オオ
くそっ
私ってこんな
バカだったか?
あ
バカの側にいると
バカが移る
フッ
それだ
気を
つけるんだぞ糖
!?
!?
へ!?
羌穂副長が
笑ってる...!?
みんな...
死んでる
...
隊長
来てくれっ
この辺の
奴らは
息がある
俺の什の奴だ
くそっ
羌猟副長達は
どこだっ
この辺のは
置いてった
飛信隊の奴らだ
ス...スイヤセン
敵が強すぎて
俺ら何も
ただでさえ苦しそうだった
羌痍副長がたった一人で
戦ってくれたんです
羌疲が!?
ス...スイヤセン
俺ら本当に
無力で...
太関
奴らあまりに
すごすぎて...
なのに...
お一人で...
副長が...
副長が
うぐふ
羌猜副長は
どこにいるんだ
太関
くそが皆で
副長探せっ
敵に気をつけろ
敵に気をつけろ
スイヤセン
スイヤセン
スイヤセン
.......
くそっこの雨
何とかなんねェ
のかよ
ここが
今の私の
唯一の
帰る場所...
この戦が終わったら
私は飛信隊を
出ていく
副長
羌癪
きっちり
仇を討つ
ハッ
それが
終わって
副長
ダメだ
立ってる奴は
一人もいねェ
また帰って
来たら
くそォ
くそォ
ドガジャ
その時は
私もちゃんと
お前達と一緒に
前に進めると思う
副長ォ
ざけんなよ
羌捷...
羌琥!
何やってんだ
この大バカヤロォが
はっ!
うわっこの辺り
すげェでけェの
ばっかり...
ひ..
人じゃねェ
なっ何だこりゃ
全員ズタボロだ
?
あれは
人じゃねェ...
何だ
羌漉!!
お前か
バカかお前は
ひどいな
私なりに
コホ
がんばった
のに
こんなん
なるまで
無茶しやがって
オイ
そっちは
終わったのか
死んじまったら
姉ちゃんの仇討ち
できねェんだぞ
...ああ
きっちり
輪虎を
討ち取ったぞ
...
そうか
信じ
離せ...
バカが移る
うるせェよ
羌瑰副長が
無事って
本当かっ
ああ
こっちだ
ヒイイ
このでけェ奴らの
死体って
全部副長が
一人で...!?
あっいた!
第23話大事な仲間
ん!?
仕長達集まって
何やってんだ!?
にっ人間業
じゃねェ...
バカな...
そんな
羌疱って...
女だったのか!?
大事な仲間
第23話大
どういう
ことだ信
キングダムの
羌瑰が
女って...
まさかお前
知ってたのか
何黙ってんだ
お前
いつから
知ってた
ちゃんと
説明しろ
ピーピー
うるせェぞ
お前ら
!?
今まで羌穂に
どれだけ命を
救われてきた
今さら女だろうが
何だろうが関係
ねェだろうが
大人なら少しは
察してやれや
あの光城が
女って一体っ
女の身でこんだけの
剣技を身につけ
男に混じって戦場に
来てるってのはよっぽど
でっけょ何かをしょってん
だろうなってよ...
...ファン...
田有
逆だ
!?
逆に羌廆は
空っぽくなんだ
!?
こいつの育った場所には
ひでェ。掟゙があってよ
その掟の中で
こいつは幼なじみの
姉ちゃんの為に
死ぬつもりだったらしい
だけど結果的に
姉ちゃんは殺され
自分が生き残っち
まった
えっ!?
!?
こいつにとっては
それが全てだ
掟の先に生きる
ことを考えてなかった
こいつにとっては
以来こいつは
姉ちゃんの仇討ちの
旅をしている
生きる目標は
仇討ちしか
なかったんだ
ひょっとしたら
こいつは
仇討ちが終わったら
そこで死ぬつもり
だったのかもしれねェ
だけど
最近こいつは
少しずつ
変わろうとしている
仇討ち以外に...
仇討ちの先にも
生きる場所が
ようやく
見つかろうと
しているんだ
それが飛信隊だ
!!
!!
!!
!!
今さら気付かなかった
ふりをしろとは
言わねェが
今までどおり
接してくれねェか
みんな
こいつは
俺らの
大事な仲間
なんだからよ
大丈夫ですよ
田有の
言った通り
羌穂殿は
羌疣殿です
今まで通り
変わりなく...
...???
今まで通りじゃ
ダメだ
?
尾平っ
女ってのは
ぜってェ
この先いつかは
敵にもバレる
尾平さんっ
そしたら完病を
狙う奴らも出てくる
だろうし捕まれば
ひでェ目に
あわされるのに
間違いねェ
そうならねェように
これからはっ...
羌穂の強さに比べりゃ
屁みてェなオレらだが
みんなでっ...少しずつ完売を
守っていってやんなきゃ
ならねェんだ
...
フッ
まあ
そういう
ことだな
ケッ
尾平のくせに
まともなことを
...???
...
ってお前が一番
助けられまくってん
だろうが出っ歯
カッコつけ
やがって
いてっいでっ
信てめェも
もっと早く
言えってんだ
バカヤロォが
.......へっ
よかったな
羌琥...
それじゃ
手当ては
老いぼれ達が
引き受けようかの
魯延じィ
手当ては
足の止血
だけでいい
ハイ
信お前も
手当てを...
いてて
立てるか?
馬を持って
それより
来てくれ
渕さん
敵軍の様子は?
えっ
輪虎討ち死にの報により
勢いは失いましたが、
総崩れというわけでも
ありません
やはり輪虎が生粋の
裁将ではなかったことと
侵略される側の士気は
容易く折れぬという
ことでしょう
優勢では
あるんだな
渕さんわりーが
ここ任せて
いーか?
信殿
最後にまだ
行く所があるんだ
......
まさか
ああ
一方その頃
蒙驚本陣の
裏側はー
...
これは
何をやっている
下の列
さっさと仕留めぬか
廉頗自ら
先頭に出ている
絶好の機を
逃すな
ウオオ
実際目の前に
来たらっ...
殺せェ
絶好の機って
言われても..
廉頗は〝剛〟と
廉頗将軍
出すぎです
弓隊に狙われます
先頭は我々に
?
!?
来たぞ廉頗だ
弓隊集めろ
廉頗を狙え
廉頗一人をだ
下へ向きを
変えたぞ
逃がすな
追えっ
射てェっ
なっ!!
てっ
敵襲!?
ギャア
バカな
どこから
こいつら
べっ別働隊が
上に!?
ギャ
自らを囮に
されたのか
柔〟を合わせ持つ
将軍の
私兵隊だ
つっ強いっ
一体
いつの間にっ
ウオオ
また登って
来たぞっ
廉頗を
止めろォ
...
止められぬ
敵はもう...
八合目まで
来ている..
廉頗が
......
案ずるな
殿
来ます
まだ二合分
残っておる
...
......
もはやこの砦には
中盤の迷路のような
奇策はない
基本に戻り
地に足をつけ
砦の利を活かして
じっくり守るだけだ
しっしかしそれでも
奴がここまで来るのは
時間の問題です
...
その分廉頗も
付き合わざるをえず、
一つずつ攻略して
登ってくるしか手はない
殿っ
時間の問題:
結構
それこそ正に
本来豪驚軍の
戦い方である
!?
忘れたか
この蒙驚の軍は
儂と両副将の
三軍から成る
その役割は
単純かつ明解
まずこの本軍は
ひたすら守り
何が何でも大将の
僕が討たれぬこと
その間にどちらかの
副将の軍が敵を
討ち取る
それが儂の軍が生み出した
常勝戦術
しっしかし今は
王韜は後方の砦に
足止めされ...
桓騎にいたっては
未だ行方知れずです
!
味方の儂らが見失って
いるということは
敵も桓騎を見失って
いるということだ
......?
ままさか
そのまさかを
信じて守るのが
儂の戦じゃ
バシャ
フッ
これが
敵将自亀西の
本陣か
第28話、頂上、
ハァッ
!
無事で
いてくれよ
じーちゃん
あっ
豪恬かっ
うわっ
信っ
...
お前も
本陣にっ
そうか...本当に
その手で輪虎を
討ち取ったんだな...
その傷が死闘の激しさを
物語っている
......
ふれ回ってるのを
聞いてから
登ってはきたんだが
ひょっとしたら
お前がこの戦一番の
武功をあげたかもな
だが
戦自体が
負けちまったら
全部がムダに
なっちまう
急ごうぜ
俺らの
大将の下へ
ああ
...
前日のお前の作戦
ありきって
話だけどな...
何としてもここで
食い止めるぞっ
ここを抜かれてはっ
もう頂上の本陣まで
一気に行かれるぞっ
......
......?
オオ
......
奴らがこちらに
集中し続けていると
いうことは
中央軍が正面から
迫れていないという証
廉頗だ
殺せエ
......?
輪虎に何か
あったか...
バはあっ
........
いかん
くっ来るぞォ
守備兵
急げェ
いらぬ
!?
とっ殿は早く
脱出を
殿の馬を
引けィ
儂は
退かぬ
とっ殿っ
うオォ
迎撃だ
何としてもっ...
何としても
廉頗を止めろ
本陣は
脱出しないのか!?
何ィ
うオオ
来たぞォ
くそっ
くそオ..
あれを
使うぞ
絶対に
ここで食い
止める
ドンドン
落とせっ
しかしこれじゃ
味方が...
将軍ンっ
言ってる場合か
やれェ
あっ
あっ
ついに
廉頗っ
死ねェェ
廉頗が
ボた!!
前後の狭撃の
つもりが結局
片側だけで
攻略できるとは...
バッサ
つまらぬ...
やはりこんな戦では
燃え上がらんのォ
廉頗だァ
守備兵
取り囲めェ
こっ
殺せェ
とっ殿をっ
殿をお守りしろっ
フォップォッフォ
そう
取り乱すな
勝負はまだ
これからじゃ
とっ...
フォッフォツフォ
殿オ
一体何をォッ...
まっまさか
一騎討ちをっ
そんな
無茶なっ...
とっ殿が
廉頗とっ...
......!?
キングダムの
フン
随分と久しぶり
じゃのォ蒙驚
老けかたが
半端ではないわ
......?
.......廉頗よ
うるさいわい
まずは僕のこと
覚えていたことを
うれしく思う
フッ
まーのォ
あの当時
討ち取れなかったのは
うぬくらいじゃった...
何せ旗色が
悪くなると
すぐに逃げ出しよった
からのォ
ヌハハ
ちょっと
で
その逃げ腰蒙蕎が
これは一体何の真似じゃァ
うっ
玉砕して散るより
最後まで情けなく
逃げ回った方が
うぬらしかったの
ではないか?
フォフォブォ
お互いこの年になると
嫌でも色々と
思う所があろうて
ひいては
この際、折角なので、
馬上でお主と
話らいたいと
思うてのォ
ゴキ
ゴキゴキ
このバカが
儂がうぬと語ることなど
何もないわ
まァ
そう言うな
廉頗
本当はお主も
誰かと語らいたい
のではないのか?
フォッフォ
なァにィィ
は.....
始まるのか
...
殿と
廉頗の...
一騎討ちが...
殿が勝てるはずがない...
フン
第235話・熱きもの
儂が誰かと
語らいたいじゃと?
面白い
どういう
意味か
あっ
教えてもらおう
ではないか
第235話「熱き」
チッ
オッ
ドッ
ブオン
とっ
殿ォ
よけた分
浅かったか
フォ
...??
相討ち覚悟の
一撃
あっ
殿っ
ご無事だっ
かわされたか
フォッフォ
おしかった
バカが
そんなもの
一つも
おしくないわ
とっ...
その
蒙驚様ァ
っ...
フォ
......
弱すぎる
そんな腕前で
何かできると
思ったか
家蕎
......
!?
!?
今の僕の
武器は
腕前ではない
心じゃ
ああ?
廉頗よ
本当は儂は
心底お主が
恐ろしい
それはそうじゃ
若き時代、お主の前に
負けに負けを重ね
お主が出て来ると
聞いた時正直
運命のいたずらに
目の前が暗くなったわい
もはや引退の見えている
この年になって何故
お主と戦う羽目に
なるのかとのォ...
結局一度も
勝てなかった
じゃがその時
ある若者が儂に
こんなことを
言ったのじゃ
最後に勝ち逃げすれば
儂の総勝ち
この期に及んで
一発大逆転の好機が
巡ってきてよかったな
とな
フォーッフォップォ
何とも愉快
若さとは何と
まぶしき炎かな
その意見に
儂も
大賛成じゃ
...
そして今
紆余曲折した
我が長き戦歴の
総決算の場に立ち
ふとこうも
感じておる
四十年前
祖国斉を捨ててまで
立身出世を求め
素国で何とか
大将軍に
登りつめたのは
今この刻の
ためであったの
かもとな
うわぁっ
ひィィ
フォッフォ
どうじゃ
こ奴...
四十年の熱き思いの
こもった一撃は
大層重かろう
廉頗
今のお主の中には
僕の激情を
受けきる程
熱きものは
無かろうて
何じゃとォ
信長
へっ...
誰が...
苦しくなって
きたんなら
休んでいろ
しかし本陣までの道に
守備が全くいない
全て裏側に
回っていると
いうことか
......?
やはり廉頗が...
出たぞ
本陣っ...
じーちゃん
どうなって..
ん?
...
誰もいねェ!?
!?
蒙恬!?
あっ!!
す...
すごい
ああ
刃を食らっているのは
圧倒的に藪糀様だが、
打撃を受けさせれば
必ず廉頗を馬ごと
吹き飛ばしている
フォ
フォ
重いのだ
体老いたりとも
思いの強さとは
これほど一撃に
重みも与えるのが
いやきっと
それだけでは
ない...
!?
戦っているお姿が
初めてのせいで
皆肝心なことを
一つ忘れていないか?
!!
ひょっとしたら
始めから
家旅様はっ
蒙驚様は
元々..
素国随一の
〝怪力無双〟蒙武将軍の
お父上なのだぞ
単純な脅力だけなら
廉頗を上回って
いたとしても
「不思議ではないのだ
廉頗
黄金の刻は
去ったと
廉頗様
将軍っ
殿!!
本当は
お主自身
気付いて
おるのだろうが
最強の敵
六将が
去った刻
お主の火も
消えたのじゃ
ベギャ
ボギィ
あっ
廉頗様っ!!
逝けィ廉願
殿オ!!
廉頗の怒り
第286話題
作者あとがき
この度は東日本大震災で被ふされた方々に
心からお見舞い、申し上げます。
被災された方々の苦しみ悲しみは
僕たどの相家の友ぶものではないと思いますが
どうかーー日も早笑顔が戻ることを心から祈っております
業にできるのは、幕金することと
キングダムを描きつづけることです。
それがほんのわずかでも、皆さんの活力の-一部になれると信じて、
原泰久
「スタッフ・松原、田近関・加藤
□ヘルプ石井□編集金上
...原泰久
今じゃ
いっ...
逝けィ廉頗
メキゃメキャメキヤ
家驚将軍...
う...
腕が...!!
とっ...
パシャ
あっ
!!
蒙恬っ
!?
恬!?
にっ逃げよ
恬っ...
キングダムの
ビヒィ
ビッ
......!
六将去りし刻に
儂の火が消えた
じゃと...?
........
このバカが
そんな
分かりきったことを
今さら得意気に
ほざきよって
火の消えた儂に
うぬの
四十年の思いを
ぶつけると...
そんなもので
どうにかなると
思ったのか
あの時代
秦六将と
趙三大天は
互いに
数百万の人間の
血肉を握り固め
「初めての
おおっ
全身全霊をかけて
それをぶつけ合う
戦いに明け暮れた
その相手を失い熟きものが
無くなったとは言え
うぬのしみったれた
四十年の思いとやらで
砕き飛ばせるとでも
思ったのか
あの黄金の時代を
戦い抜いた
この金剛の身体
あまり儂らを
なめるなよ豪驀
ヒッ
こ...
これが
廉頗...
..
あの王騎将軍らと互角の
真剣勝負を繰り広げて
きたっていう大将軍...
たしかに王騎将軍と同じように
ただそこに居るだけで
すげエン威圧へを感じる
さっきから心臓を習うしつつも
握られてるみてェに
息苦しい
ただし王騎将軍と違って
廉頗は敵として立っている分...
ものすげェ
重圧だ
...フォ
火の消えたことを
認めるか...
お主ともあろうものが
それでも戦場に
出て来るとは..
...???!??...?
当然うぬが
目当てではないわ
狙いは
王翦と桓騎
じゃった
まァ王翦とは
実際対峙してみたが
儂の心に響くものは
少なかったがのォ
...
フォフォ
うそをつけィ
王韜・桓騎は
間違いなく
六将級の武将じゃ
じゃがお主が
感じ入らなかったのは
本気でそれを求めて
来たのではないからじゃ
廉頗
お主が
出て来た
本当の理由は
一年前の...
王騎が
討ち取られたことの
憤りであろうが
王騎将軍の...
死が理由...?
ほぼ無名の
李牧と龐煖に
敗れた王騎は...
結果的に
時代の流れに
のまれる形と
なった...
いや...
それが許せぬので
あろう廉願...
そもそも
六将も三大天も
お主を除いて
皆が..
抗いようのない
この..
時代の流れなど
クソくらえだ
強者は
最後まで強者
老いようが
病に伏せようが
戦場に出たならば
勝つのが鉄則
だが王騎は
敗れ死んだ
長く戦場から
離れていたとは
いえ
復帰後
わずか
一戦でな
...
あれだけ儂らと
激戦を重ね続けた
男が...
あ奴は
六将・三大天の
名を汚した
愚か者よ
ふざけたこと
言ってんじゃ
ねェっ!!
あ奴は
六将・三大天の
名を汚した
愚か者よ
ふざけたこと
言ってんじゃ
ねェつ!!
第237話一あの時代
あの時代
......
フン
儂に物申したいならば
名乗れる名を手にして
からにしろ
童が...
十年早いぞ
名乗る名は
持ってる
ガラララ
...
飛信隊の
信!
ザム
!!
この剣は
あんたの四天王輪虎を
この手で討ち取った
飛信隊の信だ!!
輪虎将軍が
討たれた!?
バカな
ありえぬ
いや
しかし
あれはまさしく
輪虎様の
曲刀
飛信隊、信が
輪虎をっ...
では中央車の
戦いは
こちらがっ
いい加減
刀を変えぬか
くたびれておる
あんなガキが
まさか...
いいんですよ
研げば
戻ります
殿に頂いた宝刀
ですから..
死ぬまで僕は
これで戦いますよ
あっ
ドジャ
......
輪虎を
討ったじゃとォ!?
たっ
隊長っ
ザシュ
ビヒィ
何してる信
早く逃げろ
ビヒィ
くっ...
さすがに、この体で"
挑むのは無謀か...
ザシュ
信っ
ザシュ
ザシュ
だからって
退けるかよ
それに戦ってみてェ
戦って感じてみてェ
あっ
ぐっ
六将と互角だったらつう
元三大天廉頗の力を/
信
何をっ
バカなのは
分かってる
バシャ
でもさっきから
そうじろって背を
押されてる気もするんだ
王騎将軍と
輪虎の手に
ドググン
ルアア
童がァ!!
...
!?
何...!?
っ...
や...
やっぱ
もの
すげェな
大将軍の...
本気の一撃は...
儂の二撃を
止めたじゃと...?
何じゃこの剣は
何じゃこの童...
ルオオ
!!
ぐわっ
おっ
おい
うわっ
うわっ...
ぷはァっ
フッ
ザシュ
ヒッ
あっ
がはっ
何してる衛兵!
その者を
守れ!!
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
隊長っ
うぐっ...
いい加減に
せぬか!!
廉頗...
もう分かったで
あろうが
お主の四天王は
玄峰に続き
輪虎も討たれた
そしてその若者は
お主の一撃をも
受け止める
時代は確実に
次の舞台へと
向かっておるのじゃ
じゃが
ゴフォ
それは
決して
決してあの時代を
色あせさせる
ものではない!!
じゃから廉頗
お主はもう...
......
ヨコココ
やめんか
録嗚末
アハハハ
まーまー
納得が...
いきませんか
......
ンッフフフ
あなたには
かないませんね
あれだけ
戦り尽くしたのに
まだ火を灯そうと
しておられる
...ファン...
ソフフ
しかし
もういいでは
ありませんか
将軍
あの時代は
もうあれで
完成しているのですから
......
あの時代を
色あせさせる
ものではない!!
第28話「自分勝手に
あの時代は
もうあれで完成して
いるのですから
......
第28話「自分勝手に
急げェ
将軍はすでに
頂上で戦って
おられるぞォ
走れっ
持ち場は
いいっ
家旅様を
助けよっ
ゼハッ
やはり頂上へ
登って来るのに
素兵の方が
はるかに多い
ゼハッ
ハッ
まずい..
このまま、もたついていたら、
戦力差は広がる一方
ですぞ、廉頗将軍
時代の
流れなど
知ったことか
ザッ
ザッ
信っ
隊長
お退がりをっ
お前達っ
もはやこれは
一騎討ちではない
行くぞ
豪蔣の首を
取れ
オオ
来るぞ
将軍を守れ
よォし
返り討ちだ
皆殺しに
しろっ
...ファッショッ
オオ
乱戦に
好都合だ
今は素兵の数が
圧倒的に多い!
ぐぎあ
廉頗...
やべェ、体がっ...
待て廉頗
その者はっ
信っ
王騎の最期に居合わせ
その矛を受け取った
者じゃぞ!!
何...
王騎が
矛を
の小僧に
フッ
道理で
オラァ
ドスッ
あっ
やっ...
......
小僧
正直に
答えよ
ずっと気になって
いたことがある
王騎の死に際は
どうであった...
敗戦の将となったが
武名を汚すほどの
ものではなかったのか...
それとも無念のうちに
顔をゆがめて死んで
いったのか...
......
どっちでも
ねェ
...
将軍は
だから乱世は
面白いって
その姿は
強者が次の
強者に討たれ
時代が続いていく
笑っていったんだ
誰もがあこがれる
天下の大将軍の姿。
堂々たる英雄の姿
そのものだった
......?
今の言葉に
偽りは
なかろうな
さすがじゃな
王騎...
そうか
口では時代は完成
したなどと言いながら
貴様自身の中でも
まだくすぶっている
残り火があった
...じゃが半端な思いで
貴様が戦場に戻る
はずはない
去年一復帰したのは
間違いなく
新しい戦いを
見い出したからのはず、
その大事な道を
一歩目で
踏み外したと
いうのに
そうか
それでも貴様は
全てと折り合いをつけて
笑って逝けたんじゃな...
...フッ
全く...
どいつもというも
としても自分勝手に先に
行きおって...
...
廉頗
六将亡き今
お主の相手は
もはやおらぬ
ユラ...
相手がおらぬのに
戦おうとしても
虚しいだけじゃて
じゃがお主にとって
この戦いに意義を
つけるとするなら
フォッフォ
それは大将軍康頗の
〝矛を置く最終戰〟と
することじゃ
自分で置けぬなら
優がその腕ごと
叩き落として
やってもよいぞ
何なら
王騎の所まで
送ってやろうか
古い
よしみじゃ
とことん最後まで
つき合ってやる
ぞィ
ふふふわ
じーちゃん
オオ
オオ
豪鷲将軍
ん?
......?
何だ
この音は
!?
なっ
何ィ!?
何をもたついて
おられるのですか
殿ォ
敵の新手かっ
そっ側面から
来ただとっ
バカな
あっちは険しい
断崖だぞ
かっ介子坊将軍
介子坊将軍だっ
介子坊っ!?
大した数では
ない
先頭の大男が
将だぞ
討ち取れェ
オオ
クソカスがァ!!!
ほぶァ
へぷっ
何だ
あの豚っ
幕だ
秦軍よ
四天王筆頭介子坊!!
よりによって
こんな時にっ
あっ
みっみんな
あれを
見ろっ!!
!?
!?
今度は
何だっ
!?
火だっ
敵本陣から
火が上がってるぞォ
!?
この雨の中
火だと!?
あ!
何だ
!?
......
!?
魏の本陣が
まっ
まさか
ククク
え
オ
オ
雑魚ばっかと
第39話・意外な言葉・
敵襲っ
白亀西様
敵襲です!!
なっ何っ
素軍がここ
本陣へ!?
バカな
一体どこの
軍だ!?
かっ桓騎軍です!!
その数およそ四千
その数およそ四千
しかし後方の山中に
まだ兵力を隠して
いることも
考えられます!!
桓騎!!
玄峰を討った
武将か...!!
ええィ
兵を下に
集めよ!!
中に入られると
厄介だそ!!
絶対に第一陣で
防ぐのだ!!
これまで不明だった相騎軍の
足取りはこうである。
どうなっておる
桓騎は介子坊が
戦っているのでは
なかったのか...
オオォ
玄峰を討った後
再び桓騎本軍は
後方山中に姿を現した
介子坊はこれを追い
大いに叩いたが
桓騎の姿はない
桓騎捜索に
全力を注いだが
空振りに終わり
介子坊は素本陣へと
向きを変えた
一方桓騎は初めから
本軍とは合流しておらず、
別働隊の千と共に
魏本陣へと迫っていた
〈桓騎本軍四散〉
菜本陣
介子坊
(玄峰没)
魏本陣
行げェ
根性見せ
ろやァ
つっ強いぞ
奴ら
もっと予備軍を
下に送れっ
全力で止めよ
一人も侵入
させるな
ウォオオ
ぶぢ殺せェ
オオオ
ククク
そして桓騎は
この時すでに
本陣内に
侵入していた
桓騎の少数部隊が
侵入してから
四千の軍は姿を
現した
無論、本陣の兵力を
下に集中させる
ためである
よーし
どんどん行け
どんどん
桓騎軍は
強ェぞォー
ギャハハ
バーカ
さァて
敵将白亀西
とやらの顔を
拝みに行くか
ーとその前に
着替えるか
中貴
着心地
悪ィんだよ
今ですか?
案魏限らず
軍の甲冑ってのは
火が
消えるぞ
その辺の
木にも油
ふっかけろ
お頭ァ下の魏軍は
皆投降しやしたァ
雷士さんが
うまくやった
みたいっス
次は
あんたの番だな
白亀西大将軍
......
おー
よくやった
よォし
じゃあ
それではなく、これからもうちょっとしていますが、
そういうことではないのですが...
それでも、これまでは
ーとまァ
いつもはあっさり
スパッとやるんだが
どうせ総大将とは
名ばかりで
廉頗が全部
しきってたんだろ
何もさせて
もらってねェのに
責任取らされちゃ
割に合わねェよな
あんたにゃ
少々同情する
部分がある
命乞いしろ
地べたに這いつくばって
必死に許しを乞えば
命だけは助けてやる
バカにするなよ
若造がア
秦の犬に頭を
百回でも死んで
下げるくらいなら
やるわ
我は白亀西!
魏軍十二万の
総大将也
魏人の誇り
見せてやる
さっさと殺せェ!!
...???...??
さァ
殺せェ
フッ
.....何だ
このオッサン
チッ
何か
しらけたな
どうした
桓騎
ワッハハ
怖じ気づいたか
オイ中貴
連れてけ
なんつってな
ドス
ぎぎゃああ
あぁあああ
うおっと
ワハハ
せっかく
かっこつい
たんだ
もうちょい
可張れよ
白亀西様ァァ
そういうことだけでもないでしょうか
アインスタイルでは、
ビググン
オイ
白亀西
ぐばっ
ぐぱあァ
お前が
大将って
言うんなら
この戦で
両軍合わせりゃ
万の人間が
死んでるぜ
少しは痛みを
分かち合わねェ
とな
ギゴ
俺の手下も
あっちで
待ってるぜ
ばぎゃああ
あああぁ
あぁあぁ
やっやめろ
この異常者がっ
白亀西様ァ
ギゴ
ギゴ
ギゴ
ああっ...
大馬鹿
だな
命乞いすりゃ
マジで助けて
やったのに
武人の誇りって
やつっスよ
へイ
下らん
フン
中貴
幹部らの
首をはねろ
ヒッ
ヒッ
あとはあっちが
どうなるかだ
......
さァてこっちは
大体片付いた
ヒィ
ザシュ
魏本陣が
落ちた
のか!?
桓騎か
やっ
やったぜ
素軍の
勝ちだァ!!!
い...いや
たしかにこの瞬間は
そうだか!
者共殺れェィ!!
大将を討たれた
この敵は
ここから...
さっさと家麓を
討ち取って戦局を
五分に持ち込むぞォ!!!
当然そうくる
馬借りるぞ
オオオ
若っ
豪驚将軍を
安全な所まで
お逃がししろっ
ここの難さえ
しのげばっ...
本当に我らの
勝ちだ!!!
させるかァ!!
ギャアア
くそっ
俺も馬を...
早く将軍を
後ろへっ
殿
お急ぎをっ
ぐあっ
くそっ
来るぞっ
ダメだ
介子坊を
止められない!!
あっ
若っ
若っ
何じゃ小娘ェ
恬っ
恬っ
ゴオオ
よくて
相討ちか...
だが本当に
手に負えない敵が
もう一人...
こっちも
行くぞォ
取り囲んで
廉頗を討てェ
オオ
つ...?
ギャア
ハハァ
廉頗
介子坊!!
止めじゃ
帰るぞ
え...
儂らの負けじゃ
キングダムの〈完〉
「『向のキズ』ー
おまけマンガ
.....
やっぱり傷痕が
残ってしまった...
伽の方は
相変わらず
進展はないが
進展って...!
.....
時々無意識に
お腹をおさえて
しまう
大王様に
見られていないかと
不安になるんだ
またキズが
痛むのか?
え
え
あっちっ
違います
キズは
もう全然?
...
見ろ向
!!
ぬき
わっ
わわっ
ひぎこ
醜いか?
!?
めっ滅相も
ありません
弟の
反乱の時に
ついた傷だ
うそだ
うそじゃありません
決して!!
だったら俺も
お前の傷を醜いなんて
微塵も思わない
信じるか?
はい
はい
信じます
ふえ~~~
大好きです
大王様...
カバーデザイン
岩崎修(POOKET
YJC
DIGITAL
5月15日木、2018年6月20日までの開催で
22巻
キングダム
原泰久
◎原泰久2011.20L2
初版発行
デジタル版発行-2012年
2011年
発行所・集英社
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