...

Yale

DIGITAL

YOUNGJUMPCOMICS

●追リ来る合従軍

こうしても

原泰

SHUEISHA

ニキ五

●迫リ来る合従軍

原泰久

★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

一千五

...

「Thachon」

原泰久

キングダム

_百九十三

第36話「因縁の子」

第37話「詰んだ盤面」

第38話一堂に会すー

第39話、戦国四君ー

第20話「西谷関集結

第21話開戦のロ火―

第232話「熊公衆貫」

第32話「超大国の侵攻」

第333話、想像の埒外か

第38話、迫り来る合従軍よ

第85話「外交の仕事」

ニ十五

|四十四

六十五

十三百一

百十九

三十七

百五十五

百七十三

ニ十五

★この作品はフィクションです。

実は2018年の人物・団体・事件などには、いっきい関係ありません。

前巻までのあらすじ

時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国・秦。奴隷同然の生活を送る少年・信

と凛は武功で名を上げ、大将軍として世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。

ある日、凛は、国王・扇政の原武者として王宮を〈召し抱えられる。しかし、異母弟・成績により

るクーデターが勃発、凛は刺客の手に掛かり殺されてしまう。漂を身代わりにした嬴政に憤りを

感じる信だったが、凛の嘘志に応え、るため扇政と行動を共にし、反乱を誕生する。改めて、信は

大将軍への成り上がり、扇政は中華統一を果たすという夢を追うことを心に誓ったのだった。

その後、秦軍に従事した信は超軍迎撃戦、魏攻略戦などの功を認められ、千人将へと昇格する。

さらに、信率いる飛信隊は軍師として河了貂を加え、より強い軍隊へと成長する。

イン

また、素国内では相国へと登りつめた日不事に対し、風政は弟成績と共闘、昌文君を左丞相

に就任させることに成功し、・報廷的における確かな実権を手にいれる。

しかし、秦の親攻略によりって生まれた新たな情勢下で、超

国幸相・李牧は、超大国・窓の牢相・春中君や魏の景混王と

も密会するなど、中華にには再び不穏な空気が漂い。

そんな中ついに、長年が黙を保つていた楚軍が突然秦国に

進軍してきた!!

そんなことですが、そういうことですが、これからもうちょっと、なんですから、こんなにそんなことなんですが、

.ともう一人!?

率相様

2018

春中君

目文君を

左本箱に任命する

ものとする

大丈夫っ

勝・学校予報は現術されました!

娘王景浦王

楚だァ!!

楚が攻めて

来たぞォォ!!!

そうだなぁ。でも、そういうわけではそのため、これからはそうだなぁ。でも、

ヒィィ

始墨六年

紀元前24年

素軍千人部隊|飛信隊

そういえば、このそういうことは、そうだな。そういうそういうことです。そういえば、

今回は、美容サービスページのそういうことですから、これからも、そういうことですから、これからの

扇攻、いやい

河了貂からでも

山の民で信の元同居

人。飛信隊の軍師と

なる。

天下の大将軍を目指す。秦軍特殊部隊・飛

信隊の隊長

羌穂。きょうが

暗殺集団・蚩尤の末

裔。同胞の仇を追う。

為、現在は飛信隊を

時間がっ

森国の若き王。中華の統一を目指す

嬴政陣営

昌文君、しょうぶんくん

成馬せばよう

権力争いで政陣豪政に忠誠を尽くす大

臣。左丞相になる。

反乱鎮圧後、軟禁されていたが、政によって解放

宗されくいだが、政によって解放される子の目

される。その見

返りに王朝内の

営に協力する。

そういうことですが、そうだなぁ。でも、いや、そんなことはそういうことですから、

漂ひょう

信の親友。高政の影武者

となり、命を落とす。

庶公ひょうこう

そういえば、そういうことです。そういえば、そういうことで、それではないですね

家驚もこう

王翦ぉぅせん

桓騎かさ

素軍の将軍

知路・軍略よりも本能

て戦う武将。秦国屈指

の大将軍

王賁ぉぅほん

二千将として、

玉鳳隊を率いる

王翦の息子。

豪驚の副将。王一族の森国を代表する老将軍。

現頭首で、王賁の父。

ほうたい

玉鳳隊

蒙恬もうてん

千人将として、

楽華隊を率いる

豪驚将軍の孫

豪驚の副将。元は冷徹

な大野盗団の首領

楽華隊

そういうことですが、そんなことはないのですがそういうことですから、

甕沢さいね

李斯ル

四柱一

絶大な武力を誇、素国が誘る天才法の番人の異・外交を受け持

絶人はほんと誇る国のる猛将。蒙恬の軍師。父命を入れ、広の樹入の美右丞相と、名を持つ文官。

昌平君はついくん

なる。

豪武もう

昌不韋ㇼょぃ

権力をほしいいままにする森

国の相国。属政の政政

D氏陣営

春中君、いいんくん

超大国・楚の幸相を務め

楚軍ーそぐんー

龐煖ほうが

そうだね。だから、これまではなんです。そういうわけではなく、そうだな。でも、

三大天の一人。武の道

を極める求道者。

李牧ㇼほく

三大天の一人。趙の幸

相を務める。

趙軍ーちょうぐんー

話「超大国の侵攻

第262話・

...フッ

行くぞ

りんぶくん

楚軍将軍_臨武君

咸陽

なっ

何ィィ!!

楚軍が侵攻して

来たじゃとォ!!

すでに南虎塁が

抜かれています

守備軍は

全滅したとも...

まっ間違い

ないのか!?

なっ南虎塁が!?

防護壁が

抜かれたのか...!?

あの超大国

「楚」が...

ガタ

ついに秦に

向かって..

腰を上げた

のか...!?

2017009年の

大至急軍議の

準備だ

楚軍の

数は!?

五万との

報告ですが

まだ他に

後続してくる軍も

あるとのこと

詳細は不明です

そ...それが

敵は途中の城々に

目もくれず

ただひたすら北上し

ぐぬっ!!

あの楚が

五万ということは

なかろう

今は野仙まで

進んでいると

ええイ

うろたえるな

バカ者共が!

それで楚軍は

今どの城を

攻めておる

!?

野仙!?

野仙とは

奏南部の

中間辺りじゃぞ

そんな所まで

来ているのか!?

相国様!?

まずい

しかしなぜ

敵は城を

取らずに

進軍を!?

そんなことは

後でいい!今は...

怪しい動きがあった

少し前から楚に

ことは察していた

そうであろう

昌平君

は..

故に南部防衛には

“張唐〉と。蒙武”という

二人の豪将を配置して

いたのだ

しかし

敵もその二将の

対策を練って

来ているようです

ぬん?

わざわざ攻めにくい

南虎塁を抜いたのは

張唐・蒙武と戦わずして一気に

中間を突き抜けるためです。

楚軍第一陣

第一陣の五万が

この防衛線の裏に

抜けてから本軍が

侵攻してくるのでしょう。

...

南虎塁

防衛線の内側に

五万もの敵兵が入れば

それは言わば体内に

侵入した〝猛毒〟

毒が暴れるより

下の部分は必ず

腐れ落ちる

素は南部一帯を

失うということか...

...

いっいかん

早急に城を出て

楚の第一陣を

止めるよう両将に

指令をっ...

バカな

今から送って

間に合うか

敵はもう野仙まで

来ておるのだぞ

両将はすでに城を出て

走っておろう

!?

防衛線を抜かれることが

どれだけ危ういか

現場の将達が最もよく

分かっておるわィ

しかし..

間に合うかどうかは

咸陽からでは

分からぬがな...

......?

素軍将軍苦手

蒙武

昌文君の言葉通り

張唐・蒙武の両将は

防衛線を封鎖すべく

全速力で走っていた

しかし

張唐様

報告です

楚軍は

今っ...

チィ

秦軍将軍

張唐

もっと

飛ばすぞォ

オオォ

...よし

物見からの

報告だァ

このまま進めば

楚軍の方が

早く抜けるぞォ

このまま走れェ

!!

かはっ何だよ

情けねェなァ

素軍は

刃交えずに

抜かれんなよ

なァ

地軍千人将

可愛にうよく

楚軍第一陣

オオ

ワッハハ

俺らに裏

とられたら

大変だぜェ?

うっひひ

ん!?

ああ!?

何だァ

あいつらァ

素軍だァ

敵が出たぞっ

三千っ...

はっ!

五千で五万が

止まるかあ!

いや

五千かっ...

同金・鱗坊

この南部防衛は

一刻を争う

状況だ

故に一刻かせぐは

大きな益を生む

ハ!

ハ!

行くぞ

行くぞォ

オオォ

蒙武将軍ー!!

物見から

急報です!!

チィ

やはり楚軍に

抜けられたか!!

...

ただ今、工騎残党軍五千が

楚軍と氾斗平原で

交戦中とのこと!!

!?

なっ何っ

おかげで

楚軍の足が

止まり

封鎖地点には

我が軍が先に

到着することは

間違いありません

王騎残党軍...

副官・騰を主とした

あ奴らか...

しかし

五千で五万に...

......

オオ!!

ガギリ

うじゃあ

ぽはっ

んだァ!?

こいつら一人一人

けっこう

やるぞ

ばはあっ

確実に急所に

射ち込め

矢傷に全く

ひるまぬ

じゃないと

この敵は

倒れんぞ

ハハ!

この敵は

相当な

精兵達だ

ん?

同金軍長

ムン

オオ

ギャアア

下がっておれ

あぶっ

ん!?

将の一人

か...!

!?

同金?

.....

こやつ...

できる!

騰軍

第五軍長

同金也

キングダムの

一方信達のいる

東の前線にも

楚軍侵攻の急報が

伝わると同時に

東郡

東郡(山陽)の

守備軍を残し

多くを対楚の

戦いへと向かうよう

指令も飛んだ

飛信隊は

対楚戦の地へ

どの隊よりも早く

向かっていたが!

その時

彼らの足は

止まっていた

眼下に

行進する魏の大軍を

目撃したからである

じゅ...

十万は

いるぞ...

くそっ...

こいつら...

ああ

ぐっ

ゴクリ

楽に

向かってる!

なっ.....

第26条件想像の埒々

しっ信

みんな

あんなの追っても

オレ達だけじゃ

何も...

...

だからって黙って

見過ごせるかよっ

第263話

想像の埒外

対魏防衛地帯の城

沙紀城

フハハ

一瞬でしたな

当たり前だ

魏の旗を

かかげとけィ

こんな小城に

用はない

さっさと

本軍に合流

するぞ

全て

燃やせェ

........はわよ

捕虜は

どうします?

女子供が

結構いるよう

ですが

〝山陽〟の怒りを

明に示す必要が

ある

全員始末しろ

うわーん

ま...

間に合わなかった

のか...?

し仕方なかった

ぐっ...

敵が分散して...

それに見つからない

ように進んだ分

し...

仕方ないって..

これ..

一体何人

殺されてんだよ...

......

......

どうしても

遅くなったんだ

...しかしなぜ

敵がいないのだ...

せっかく手にした

城をただで

手放すなんて

もっとでけェ城を

狙ってんだろ

旗を

借りるぜ

たしかにこの先には

対裁防衛拠点

剛陵城がある...

!?

間に合わなくて

スマネェ

それに今は

お前らを

埋葬してやる

ヒマもねェ

今はお前らみてェな

犠牲を一人でも

出さねェように

走らなくちゃ

なんねェんだ

分かってくれ

その代わり

ぜってえ仇を

とってやる

行くぞ飛信隊

最大拠点

剛陵を目指すぞ

魏軍の本体も

必ずそこにいる

被害を最小に

おさえるにはまず

剛陵城を守るのが

先決だ

オオ

しかし飛信隊は

その先で

再び驚愕するものを

見せられる

......

剛陵城が...

落ちてる..

何で...

...つうか

対裁防衛の要が

あっさり突破

されちまってる

じゃねェかよ

ガンガン侵攻してる

あれどうすんだよ

ど...どうも

できねェだろ

俺達だけじゃ

中の軍に

任せるしか

何でこんな

簡単にっ...

本当は

何してたんだ

後ろから授軍

出さなかったのかよ

いや...中の軍も

あてにならない

へっ?

楚軍の侵攻に対して

本営はきっと

内側の軍は

南へ向けたはずだ

あんなでけェ

城が...

一体中に何人っ...

そ...そんな

じゃあ...あれは...

あとを追う

しかねェ

追って

何ができるか

分かんねェが..

あれは

放っとけねェ

前線で戦歴を

重ねた飛信隊の

面々もこの時は...

放っときゃ

素はとんでもねェ

ことになるぞ

...

...

......

国が侵攻される

という恐怖を

肌で感じ始めていた

咸陽

急報ー!!

魏がっ

魏軍が

我が国に

侵攻をっ

すでに

剛陵城を含め

一帯の城々が

陥落したとのこと

魏軍は

十万超です

何じゃとォ!?

何故こんな時に

魏がっ

なっ...

ええィ剛陵の後ろは

対楚に向けて

軍が南下し始めて

いるぞっ...

......

すっすぐに

戻らせろっ!

楚と魏”は

連動しておるな

...

......しかし

その二国が接触している

という報告は受けて

いなかったぞ

間違い

ありません

我々もそこは

情報がなかったが

そうだなぁ。そうしても、

...ちゅっぷりして

李牧が“楚〟と

接触した恐れが

あるとの報告は

受けていた

......

では

李牧が後ろで

糸を引いて

いると...?

李牧じゃと...!?

えっ!?

やりかねんな

あの男なら

李牧...

...フム

趙軍もこれから

来るぞ

そっそんな

バカな...

...もし

そうなら

急報!

趙軍が国境を越えて

侵入!!

「馬陽」が

包囲・攻撃を受けて

いるとのことです。

まっまずいっ

まずいぞっ

ハタバタバカバタ

こっ...

これは間違いなく

三国が...

同盟を

組んでおる!!

バカな

そもそも

趙は我々と

地図だ!もっと

大きな地図を

持ってこい

三国連合軍!!!

秦国の抱える

全ての軍の所在と数を

洗い直せ

大至急

防衛線を

描き変えるぞ

桂!早馬を!

対楚配備で

南下してる各軍の

足を止めよ

楚三国でさえ

持て余すという状況で...

昌文君っ!

ハ!!

三国同時だぞ

止められるか?

止めねばならん

全軍を使ってな

......

ところで

軍総司令は

昌平君じゃぞ

分かって

おるわィ

黄竜!各方面の

情報を吸い上げろ

ハ!

孫公!国内全ての城に

最大緊急事態〟を発し

籠城体制に入るよう

通達しろ

きゅっ...

急報です!

うっ!?

ハハ!

介億

中央一帯の軍には

出撃準備を

防衛線が固まりしたい

走らせるぞ

ええィ

やかましいのォ

ハッ

今度は

何じゃあ?

ほ...北東部

前線より

急報です...

えっ...

〝燕〟軍十二万が

北東部前線基地・睢城を

落としてそのまま我が国に

侵攻していると!!

な...

何じゃと...

急報ォ!!!

.....

〝韓〟軍五万が

中丘より我が国に

侵攻しましたっ!!!

東端の国”斉”も

大軍を興し

超を通って西へ向かう

気配ありとのことです!!

...は?

六国が...

手を組んだと

でも...?

フハハ...

何じゃ

それは...

何じゃ

それはァァ

......?

〝合従軍〟だ!!

第264話・

・迫り来る合従軍

テン

魏軍は

もっと右だそ

こっちの方が

早回りできるんだ

隊長左を...

あれは...

!?

あっ

あっ

韓軍だっ

何っ...

そんなっ...

一体何が

起こってんだ

これは...

奴らも素にっ

...ちょっと

待てよ...

楚軍

魏軍

燕軍

韓軍

斉軍

趙軍

...

報告します

馬陽城

陥落しました

慶舎将軍が

中も全て

制圧した模様です

分かりました

では...

全軍前進です

ハ!

趙国`宰相・大将軍

三大天

李牧

がっ

合従軍:!?

ああ

間違いなかろう

咸陽

がっ...

合従軍

そんな

バカな

合従軍とは

ある敵一国に対し

複数の国が盟を結び興る

連合軍のことである

しかし元々、敵対し合う

国々ばかりの中

この合従が起こることは

史にも珍しいのである

合従軍など

この長い戦乱でも

数える位しかっ...

今からおよそ

四十年前...

[燕]

いや

形となり

戦になった

のは

一度だけだ

当時東の

超大国であった。斉〟

その暴威を止めるべく

秦も含めた六国が

立ち上がった

最も被害を受けていた燕の

大将軍・楽数が総大将となり、

六国合従軍を率いて

猛威をふるう》斉に

攻め入った

...そして

その合従軍と

戦った。斉は...

ああ...

即墨と莒の

二城だけを残し

他の全ての土地を失った!

都~淄

国”臨

あの時初めて中華は

合従軍の破壊力の

凄まじさを知ったのだ

ならばこれから

我らも亡国の憂き目に

遭うということが

......

趙軍放丘を通過

カイネ

...

......

さすがに

合従軍を描いた

張本人として

笑顔が

出ませんね

李牧様

...

この先に起きる

ことも分かって

いますからね

...ところで

放茂と満信の城を

素通りしたことに

兵達が困惑して

おりますが

今は最短・最速で

侵攻して秦中枢を

麻痺させます

麻痺?

突如六国に同時に

攻められなおかつ

その侵攻の足が早まれば

秦の本営は必ず

混乱の極みに達し

思考停止となります

早々に片が...

つきますから

咸陽

趙軍放丘を

通過しました

そうすれば

燕軍は現在

悦の地にっ

韓軍は

今っ...

うんうんわからねん

あはははっ

こんなもの!!

ええィ

落ちつけィ

急報

魏軍

中剣を

通過です

おはよーっ日曜日は

どこから

手をつければ

よいと言うのじゃ

しかし

実際この時

今ここで対処を

誤れば取り返しの

つかぬことにっ...

素国中枢で合従軍の

対応に汗をかいているのは

昌文君と昌平君の

二人だけであった

...

まずいな

ーいや

止まっていたと

言うよりは

あきらめて

いた

その他の臣達は

あまりの状況に

言葉を失い

李牧の狙い通り

思考が止まっていた

立て

あっ

大王様!?

お前らの目は

節穴か...?

お前らの頭は

飾りか?

!?

この地図を

ちゃんと見ろ

今この瞬間

国のいたる所で

何千何万の民の命が

奪われようと

しているのだぞ

起こっている事態の

全容を知るのは

ここにいる我々だけだ

対処を講じられるのも

我々だけだ

分かってる

のか

今ここにいる三十人程が

素国全国民の命運を

握っているのだ。

強大な敵にも

目をそらすな

合従軍だろうと

いいようには

させぬ

刻一刻と国がっ...

民が陵辱されて

いっているのだ

全身全霊をかけて

対策・打開策を

模索しろ

戦うぞ!!

ウォオオ

それ

間に合う民の

避難を急がせよ

可能な限り

合従軍の

道から外れた

所へ

...

呂氏派の

連中まで...

新しく

防衛拠点を

定めて兵の

集中を

......

.....

眠城と

破子城

それとっ...

フン

戦意を取り戻した

のはいいとして

それだけで

覆る状況では

もちろんないぞ

昌平君

ハ...

今ならまだ

敵の合従軍に

核を打ち込む手が

一つあります

んん?

まだ素国に

侵入して

いない

斉を

狙います

第265話・外交の仕事

お止まりを!

返答がっ...

急ぐ!

並走して

話せ!!

ぐうっ

ビビィ

斉王より

返答!

「謁見を許す

各門通過せよ」

とのことです!!

!!

真かっ!!

ヒョッヒョ

さすが斉王

察しが

良い

......しかし

それにしても

遠交のために儂が

まだ東に張っておいて

よかったのォ

ヒヨッヒョッヒヨ

第265話

咸陽

斉を...

狙うと!?

斉軍はまだ

案の国境まで

来ていない

鳥を飛ばせば

間に合うはずです。

斉を合従軍から

〝離反〟させる!

蔡沢殿の

〝外交〟の力で

斉国王都

臨淄ー

......

それは僕にも

分からぬ

今の斉王は

クセが強く

読みづらい所が

あるからのォ

さ...森沢様

本当にこの謁見で

斉の合従離脱など

できるのでしょうか

まァクセが強いからこそ

この謁見が許されたの

じゃがのォ

おオ

ひはひいな

久しいな

今回は

王建王

はいはふ

さいたく

おォこれか

何とかという

毒蛇の姿焼き

じゃ

おォ

間違えた

精がつくぞ

じゃった

ンハハハ

.....

...

食ってみよ

まずいぞ

で?

合従軍に攻め込まれ

八方塞がり

亡国の危機に瀕する

素国の外交官・蔡沢が

斉王に何用か

それにこちらも

時間がおしい

えっ

率直に申してよいぞ

貴様とは昨日今日の

付き合いではないしな

現在この会談のために

斉軍の足を緩めて

おるからのォ

...ヒョッヒョ

それは身が引き

しまりますな

...では

率直に

斉王様に

おかれましては

趙宰相・李牧に...

五か国の軍に遅れを

とっている斉軍の足を

早めるのも止めるものも

貴様の話次第と

いうわけじゃ

一体いくらで

買われました?

なっ...

何だと

貴様っ...

我らが王を

愚弄するかっ

蔡沢よ

......

ブッ

結局〝戦争〟など所詮

大金を手にするための

〝仕事〟だろうがよ

ヒョッヒョ

いかにも

故に

この蔡沢

一体いくらかと

聞いておるのです

......

クハハ...

フン

具体的には

分からん

李牧の

話では

得た薬の土地・金品・人は、

それぞれの出した軍の規模で

割って分配するらしいからなァ

なっ...

ならば素全土を

得たとして

その分配による

利益の概算を

出して下さい

!?

ばっ

倍!?

その倍の額を

この蔡沢がお約束

しますぞィ

条件は?

斉の

合従軍離脱

これだけです

ほオ

下手をうったな

蔡沢

カン

倍額など出さずとも

その話に乗った

ものを

もう下がれぬぞ

!!

だっ大王様!!!

岩茂将軍に

鳥を飛ばせ

全軍引き返せと

李牧にも早馬だ

斉王が急病で

戦争どころでは

なくなったとなァ

よっ宜しいの

ですか

そんな簡単にっ...

これでは

李牧が

だまっては...

兵を使わずに

倍額だぞ

旨いではないか

それに

李牧より蔡沢の方が

つき合いは長いからのお

なァ

蔡沢

ヒョッヒョ

恐れ入ります

や...

やった...

やった...!

子52

おぼえか必要な

?ぼて!!

李牧は

怪物だ

密会した時

そう思った

...

王騎・劇辛という

大物喰いは

まぐれではない

はっきり言って

斉が抜けても大した

戦力低下にはならぬ

李牧の合従軍に

案は万に一つ程度しか

勝ち目はないぞ

分かって

おりまする

後は

本国の者達を

信じるだけです

しかし。外交”の

できる仕事は

ここまで

蔡沢様より鳥がっ

〝斉離脱せり〟

とのことです

!!

まっ

真かァ!?

すっ

すごい

さすが

蔡沢様だ

...

会談一つで

やってのける

とは...

一成陽-

戦わずして

斉軍五万を

ちょっと待て

そんなに喜んで

いる場合が

やっ

やったァ!

いや...斉軍五万が

消えたは

ありがたい話だが

しかしっ

戦況はそれほど

変わっておらぬと

斉離脱の狙いは

敵の戦力減少だけが

目的ではありません

!?

合従軍の背後に

奴らが憂う存在を

出現させることー

これが最大の狙いです

ーーー

確かに戦争をするに当たって

背後に敵とも分からぬ

存在があるのとないのでは

雲泥の差がある

合従五か国の自国の

守備は手薄故

背後に愛いあらば

緊張状態となる

長期化すれば

合従各国の土気が

下がるのは明白だ...

問題はどうやって

この苦況を

長期戦まで...

発車に対しては

蒙武,張唐軍の防衛線が

間に合ったため、今は

にらみ合いになっている

後方に楚本軍の

動きがあるとのことだが

刻はかせげる

わからなると

今火急を要するのは

最も侵攻している

魏軍だ

現在は恐らく

雷原を越えている

ころであろう

雷原

現実的に裁軍を

止めるのは中鉱

.....

中鉱...

...

こんなに

内側まで...

急報

魏軍の位置が

分かりました

現在まだ

雷原に...!!

雷原!?

通過して

ないのか!?

詳しくは分かりませんが、

独断で動いた事が

雷原で魏軍と戦闘をっ

独断で

動いた!?

ほっ報告では

あの将軍が...

この気配...

もうすでに

戦ってるぞ!!

......チッ

魏軍とっ...

素軍が

戦っている!!

菜軍の数が

少ない...

いやでも

......

一万近くはいるっ

やっぱり

本営の対応が

間に合って

ないんだ

バカ

魏軍は

十万だぞ

あの軍...

十万の敵を

止めようと

してんのか...

......

ギャア

あぶっ

い...いや

意外と...

無謀

だ..

がんばってる...

なっ何だあの軍

めちゃくちゃ

強ェぞっ!!

つうか...

あっ

あれは

アア

應公将軍!!

ドトドド

第26話「因縁の子

すげェ

すげェぞ

あの軍っ

あんなデタラメな

突破力...

あれはっ...

原公将軍だっ!!

ひっ

ヒィィ

第266話

お因縁の

バァア

左から

突破してくる

隊があるぞ

狙いは本陣か

バカが

あんな単純突撃で

本陣まで

これるものか

魏軍本陣

侮るな

朱比

我が父呉慶を

討ちし男だぞ

......

あれは

鷹公

魏軍総大将

呉鳳明

ほうめい

しかし...

報告通り

工夫はない

...か

朱比

後ろの推進力を

狙え

ハ!

左右より

はさみ込んで

ハァァァ

すり潰せ

オオ

さっそく敵の

勢いが弱まって

きたぞ

クハハ

ん?

......?

俺らも

行くぞっ

原公将軍を

援護だっ

オォ

車輪を

狙えっ

何だ

貴様らァ

オォ

右じゃあ!!

御意イ!!

右軍を

打ち殺すぞォ!!

オオオ

!...くっ

崖上からの

援軍のせいで

はさみ込みが

解けてきたぞっ

いかん

また奴ら

勢いを増して

きたっ!!

ハアア

鹿公将軍に

続くぞっ

オオ

鳳明様

防壁を

固めましょう

念のため

四重壁を

......

...いや

それよりも

もっと

面白いことを

やろう

ゴゴ

むっ

チッ

敵本陣が

動き出したぞっ

もう

逃げんのか!?

......

かっ河了貂

敵本陣がっ...

逃げたのか

これはっ...

いや

でも何で

後ろではなく

自軍中央の

中へ...!?

な...

何だ

これは...っ

......

...

妙な所に

入って行ったぞ

関係ねェ

逃がしゃ

しねェぞ本陣っ

全軍止まれェイ!!

ビヒィ

どわっ

ぬああっ

!?

......?

何だっ

ぐううっ

これより先は...

臭くてかなわん

えっ!?

引き返すぞ

!?

!?

...

止まった

...?

しかし

妙じゃのォ

もはや魏には

名だたる武将は

おらぬはずだが

今、あの本陣から、

ただならぬ

策略の臭いが

立ちこめておる!!

......?

はってわけ?

まだ、新しき大炎が

出て来たか:

こちらの本陣の

火が消えかかって

おる

助けに

戻るぞ

ハハア

鳳明様

應公達が

退がって行きます

...

〝流動力術〟は

実戦で試すのは

初めてだったのに

変だな

.....

読まれた?

...フッ

まさか

それはないか

...

この術が解かるのは

俺の他には

李牧くらいのはず

だからな

鳳明様

鷹公を追い討ち

せぬのですか

...

止めておこう

術のせいで

こちらの陣形が

大分崩れた

仕切り

直しだ

グビ

オオ

待たせたな

昼間は

助かったぞ

若き千人将よ

お...

思ってたより...

でけェ

それに......

獣みでエなことの...

起きておる事態の

説明は受けたな

あっ...

はい..

連合軍...

合従軍ってのに

攻め込まれてるって...

長く戦地を

往来しておるが

こんな巨大な

侵攻は

初めてだ

下手をすれば

秦という国が

無くなるであろう

えっ

案が...

無くなる...?

全ては威陽・本営の

対応次第じゃが

しばし

儂の戦いに

つき合え千人将

しかし

そのためには

刻をかせいでやる

必要がある

ここで

この兵力で

魏軍の足止めを

はかるぞ

それが今は

前線の漢達の

役目じゃァ

第265話「詰んだ盤面

秦・廉公軍(一万)対

魏.呉鳳明軍〈十万〉

四日目

鹿公様より

指令だ

飛信隊は

小雷山道から

引き受けたァ

敵側面を

討てとのことだァ

行くぞ

飛信隊

小雷山道!?

オオ

ちょっと変だ

こっち方面に

敵はいない

伝令の誤りじゃー

心配いらねェ

鹿公将軍の戦い方は、

理屈じゃねぇんだ

俺も参戦した

四年前の蛇甘平原じゃ

知将の呉慶って敵を

討ち破った

何つったって

あの王騎将軍も

認める...

あっ

〝本能型〟の

大将軍だからよっ!!

テン下がれっ

!!

いたっ!

魏軍が

いやがった!!

奇襲部隊か

結構多いぞ

構うか

横っ腹を

食い破ってやれ

........

オオオ

魏軍総大将臣同ロロ

呉鳳明

左方の山奥から

砂煙ー

裏を狙った

奇襲軍が"ぬ

見破られたか...

キングダムの

それにしても噂通り

変わった敵だ!!

原公軍とは、

各軍の置き方戦い方

各軍の置き方

戦い方

まるであべこべで

どの兵法書でも

禁とするものが

平気で目につく

現に無意味なほど

兵を死なせている。

ギャア

しかし

代わりに

要所要所では

有り得ぬような

勝ちをおさめで

その差を帳消しに"

してくる

ルアア

あれが本当に全て

〝勘〟だと言うのなら

軍略家にとっては

笑えぬ相手だけ

中央軍を送り出せば

あの程度の数

吹き飛ばせますぞ

それでは

主力の

血を流す

父が

討たれたのも

うなずける

それに

こんな敵と

戦える機会は

そうはない

もう少し...

ん?

索軍本陣

......

全軍撤収だ

中鉱まで

退がるぞ

ガンガン

ガンガン

!?

退却!?

!?

...

フッ

もうこんな所まで

来ていたのか..

趙軍は

鳳明様

素重が退かり

だしましたぞ

放っておけ

......?

やはり

こっちの男の方が

興味がある...

キングダムの

......?

......

趙軍総大将

李牧です

戦のお邪魔を

してしまった

心よりお詫びを

きれいな顔を

している

威圧なく

笑みに他意は

ないーーか

これが今や列国が

注目する李牧か

魏軍総大将

呉鳳明です

それにしても

なぜここへ?

各軍の合流地は

もう少し先のはず

趙軍は進路を

変えられたのか

いえ趙本陣は

もう少し先に

進んでいますよ

魏軍に

追いついてきたので

私だけ赴いたのです

難所の剛陵を

いとも容易く

落とした貴殿が

なぜこんな所で

数日費やして

いるのかと

最初は各軍

素早い侵攻に努める

というのが合従軍の

約束だったはずだが...

...

何だ今のは

将軍は我々を...

待て

李牧殿

先にまずはっきり

させておきたい

此度の合従軍の

起案者は貴殿だが

別に我々はそれに

従属したわけではない

魏軍・趙軍は

互いに同列

上官でもない貴殿に

この軍のことを

とやかく言われる

筋合いはない

流した...

当然か

だが

これだけでも

李牧という人間と

その戦い方が浮かんでくる

ここで足踏みしている

理由は二つです

ごもっとも

です

一つは

報告では裁軍が

他より最も

侵攻している

つまり序盤から

先陣をきって

他より多く血を流す

わけにはいかない

フッ

二つ目は単に

原公という敵が

面白かったことです

素直に

明かされるの

ですね

李牧殿には二三

聞きたいことが

ありますので

貴殿が各軍に

侵攻を急がせるのは

分かります

その方が素軍の

中枢は麻痺する

だが

その麻痺が多少

解けようが

解けまいが

この戦はすでに

詰んでいる

その通りです

......

ならば大した。葵”もなく

こんな大規模な合従軍を

李牧殿が興した

理由も気になるが

貴殿はこの戦を

どこまでやる

おつもりか?

今はそれよりも先に

これを確認して

おかねばならぬ

もちろん素国が

滅ぶまでです

......

鬼だな...

本気で言っている...

咸陽

キングダムの

......

ふあ

お......

お見...

お見...

バダァン

ブバッ

事...

バタタタァン

バタ

バタァン

ゴオオオ

ゴオオオ

.....

スー

で?

できたか

上策が?

元々詰んでいる

盤面

あらゆる策で

模擬戦を行ったが

いずれも百戦すれば

全て威陽まで

落とされました

しかし..

ようやくわずかに

光明を感ずる

策が一つ...

対する上策など

存在しませぬ

して

模擬戦の

結果は?

.....

ほう

百戦中

秦軍二十勝

合従軍八十勝

ごめんなさいような

上出来だ

五つに

......

一つか...

賭けとしては

十分成立する

ーフム!

今配置の軍は

そのままで

将軍達を威陽へ

召集して下さい

よくやったぞ

昌平君

どの将軍じゃ

秦の抱える

名だたる将軍

全員です

第268話

各方面から侵攻してくる

合従軍により、素国は

広い範囲で大小多くの城が

続々と昨湾ー

はっ

ひっ

その内側の地は

押し寄せる敵軍から

逃れんとする民達で

溢れかえった

急げェ

敵が来るぞォ

前急げェェ

はぁっ

皆家・土地を捨て

とにかく内側へ肉側へと

流れ出したのである

はっ

はっ

ひっ

遅えぞ

前の方!

ヒィイ

ホギャア

ホギャア

うわああん

ううっ

ギュッ

わーん

わーん

んっ

みっ見ろっ

あっちにも

難民の群がっ

南下して

来たっ...!?

きっ北の方も

侵攻されてるのか!?

...列国が攻めて

来てるって噂は

本当なんじゃ..

合従軍...

い...

いかん...

忘れて

いた

昭王の時代に

案はどちらかと

言うと攻め側に

回った

故にワシらは

どこかで安心し

肝心なことを

忘れておった..

なっ...何で

こんなことに

......?

な...何だ

中華は変わらず

食うか食われるかの

弱肉強食の世で

案が食われる側に

回らぬ保証など

どこにもないと

いうことを

...

...

......~~~

食われる

って..

滅ぶと

いうことだ

なっ

てっ敵軍だっ

後ろに敵軍の

砂煙が見えるぞォ

ヒイイ

走れェッ

ヒィ

...

急げ

うわーん

滅ぶって...

家が!?

ああっ

!?

ないとは

言えぬ

合従軍を

止める手立てが

なければ成陽を

落とされて国が

滅ぶのが筋道だ

...

そんなっ

...全ては

この秦の

軍の力に

かかっている

蔵陽

フォ

ゴクリ

......

ゴクッ

ハッハ

さすがに

この面子が

一堂に会すと

空気が張りつめて

息苦しいな

ハッハツハ

......

思えばこんな

勢揃いは

初めてだ

合従軍のことは

皆聞き及んでいる

ようとう

将軍張唐

余計な前置き無く

始めて下され

中には戦線に

兵達を張らせたまま

登城している将達も

おりますので

分かっておる

あはははっきりす

昌平君

ハ!

知っての通り

総数五十万からなる

合従軍に侵攻され

秦は正に国家存亡の

危機にある

合従軍は強力であり、

これを防ぐにはー

秦の抱える

全戦力

つまり今ここにいる

大将軍級の貴公らの

力を結集して

戦う必要がある

失敗すれば

秦はこの中華から

消え去るであろう

これは文字通りの

総力戦〟であり

作戦を発表する

ふうまん

リテ平原

...

おオ

先に来ている

者がおったか

燕軍総大将

オルド

魏軍総大将

若いな

俺は燕将

オルドだ

オルド...?

北の騎馬族の出か...

呉鳳明と

申す

ーで

なぜ中央に座る?

......?

別に

こんなものは

早い者勝ちだ

...

トン

ドス

ワハハハ

...

楚軍総大将

汗明だ

おお何かさっそく

盛り上がっておるな

韓将・成恢

うおぅ

楚軍総大将

かんめい

汗明

楚の〝巨人〟

汗明ー

―!

韓軍総大将

せいかい

成恢

うおっ

うわははは

俺よりでかい男を

久々に見た

バギャ

...そして

韓はよりに

よって...

135

皆さん

そろわれてる

ようですね

第269話・戦国四君

楚軍総大将

汗明

燕軍総大将

オルド

魏軍総大将とはうめい

呉鳳明

韓国総大将といかい

成恢

第269話

再戦国四君

楚国第一の臣...

〝宰相〟・春由君が

なぜこんな所に...

しかもこの場には

楚軍の大将としては

汗明が来ているのに...

春申君だと!?

胸躍るとは

正にこのことだ

普段なら戦い合う

各国の大将軍が

こうして一堂に

会しておる

斉が抜けて

おるがな

あんな国は

どうでもいい

李牧殿

俺はあんたと共に

戦えることが

心底うれしい

合従が終われば

最大の敵となる

あんたと共に

戦えることがなァ

昨年は我が国の

劇辛将軍が

世話になった

聞けば

オルド将軍が

燕王を説得

されたとか

あんな圧勝劇をされては

燕も黙っておれぬ

からなァ

北方遠征中だった

俺は血が出るほど

歯ぎしりしたぞ

燕に合従に加わって

頂けたこと感謝します

わけははは

王騎に劇辛ー

この二大傑物に圧勝し

今や中華で最も注目される

存在となった李牧

他ならぬあんたの

呼びかけだったから

この合従軍は

興ったのだ

呼びかけたのが

李牧だったからだ

他の所も

そうだ

今思えば劇辛は

この合従軍のための

生贄だったのではと

勘ぐりたくなる

...

なるほど

この男

見た目とは

裏腹に

おしか......

そんなことより

なぜ

春申君のような

偉人がここに

おられるのだ

む...

.....

この合従軍の中には

上も下もなく

各国の軍同士は

横並び対等です

しかし

軍である以上は

それを束ねる者が

必要不可欠です

当然だ

ん?

...!???

そういう

ことか

ええ

楚の宰相にして重総司令

春申君に合従軍の

総大将を務めて頂きます

なっ

何っ...

食客三千を抱える

・説国回君・最後の一人

幸相としては

二十年あの大国を

一手にまとめ上げて

いる

文官・武官間わず

中華全土の現役で

格付けをすれば

頂点に位置する

倒しだ

大将は学校駅

ではないのか?

この方以上の適任者は

他に存在せぬだろう

同じく

ぬっ

心配するな

オルド将軍

この戦を描くのは

最初から最後まで

合従軍参謀を務める

李牧だ

俺はお前らのケツを

蹴って回る役に

ついただけだ

......

まだ何か

不服か?

フフッ

北方を縄張りとする

俺でも春申君は

知っておる

...クク

不服なことが

あろうか

これ以上一豪華な

顔ぶれはない

よし

よし

形は成った

やはりこの合従軍は

最高だ!

パン

後は戦略だ

李牧

それでは

成陽攻略の

作戦を伝えます。

咸陽

素国の持つ

軍力で

今の

合従軍の侵略を

止める手立ては

つもない

撤廃...

だと?

故にこれまで

幾重に設置した

咸陽までの防衛線は

全て撤廃する

無意味な戦いをして

これ以上兵力差を

作るわけにはいかん

民や兵を

近隣の城に入れ

合従軍を

素通りさせる

成陽まで

呼ぶつもりかい

キングダムの

入り口までだ

入り口?

.....

何も知らんのだな

元野盗は

あァ?

周囲を山岳に

囲まれるここ咸陽は

天然の要塞だ

そして成陽が

中華一の不落の城

ともいわれる理由は

成陽に至るための

大道を塞ぐ

国門があるからだ

そのくらい

知ってるっつの

この門はこれまで

一度も抜かれた

ことはない

だが今回みてェなのに

攻め込まれたことも

一度もねェんじゃ

ねェのか?

フッ

...??

その通りだ

ケッ

やはり定石通り

門固めで...

ええ

結局この成陽防衛の

戦い方は唯一つ

その入口である

国門をどう守り抜く

かということ

分りやすいな

それしか

なかろう

各将各軍を

迅速に集結

させるのだ

国門〝南谷関〟へ/

んっ!?

見ろ

お前らっ

味方の軍だ

みんな

威陽へ...

ぬおっ

奥にも

いるぞっ

噂じゃ

ほぼ全軍が

集結

いやかこくか

函谷関っていう

門に向かってんだ

たしか

もうすぐたぞ

あっちからも

来てるぞ

オオ

楽華や玉鳳も

来てんのか?

うおっ

ぶっぶわぁ

すげェ

大軍がっ...

何だあれ

全部秦軍っ...

味方かっ...

ここが

集合場所

なのではっ...

へっ

こっこんなに...

どえれェ数だぞ

こりゃ

あっ

ああっ!!

......

でっ...

でけェ

ふつうの城の

城壁の倍は

あるぞ

こ...

これがっ

函谷関!!

や...

やった...

こんなもんか

......

落とせるわけが

ねェ

ああ

やった

函谷関

万歳

...

うォォ

バンザーイ

テン...

函谷関が

抜かれりゃ

威陽は落ちるって

話は...

本当だ

そうか

それじゃあ、ここが

決戦の地だって

ことだ!!

フゥ

や...やっぱ

見れば見るほど

でけェ

つか怖ェ

成陽の城壁だって

この半分くらいしか

ない...

えっ

こんなもん

どう考えても

落とせねェって

ああ

落とす自信が

あるから李牧は

来るんだろ

!!

王都の城壁の

倍の高さって

どんだけ...

第270話_西谷関集結

これは成陽

防衛ってより

函谷関防衛戦だ

配置につくぞ

飛信隊

オオ

第20話「商名関集結

咸陽

すまんな

蒙武

恐らく配置的に

お前に一番

血を流させる

望む所だ

頼んだぞ

王騎の死以来

蒙武は雰囲気が

変わった..

刃のようにとがった

部分が落ちつき

その分1内に凄まじい

闘気が渦巻いている

今、桑で最も恐ろしい武将は

蒙武だ...

ああ

それにしても

お前にしては珍しく

ぬかったな

合従軍

など...

ここまでお前が

出し抜かれる

とはな

俺の落ち度だ

弁明の余地も

ない

やはり察知は

難しかったか

ごくさんにご

......?

情報戦の

敗北もある

それ以上に俺が

たかをくくっていた

ことが大きい

だが

フッ

まさか

山陽攻略の真意を

見抜く者がいるとはな...

中華が

詰みかけた!?

ボゴッ

ええ

山陽奪取から東郡宣言の

あの。山陽の一手みは

中華全土を盤場とした戦いでの

詰みの一手に近かったのです

あの一手...

確かに山陽は魏の

大きな要所だった

しかしそれは

魏の問題であって

どうしてそれが

中華の詰みになる

なっ...

もちろん

そうなるのは

何十手も先の

話です

拠点から拠点へー

秦の侵攻は全土へ拡大

してゆくそうなる頃には

起きた雪崩が止められぬ如く

列国はなす術なくその流れに

のまれるでしょう

ちょっと

待て..

しかし...

そのことに気付いたのは

恐らく中華で

俺と李牧くらいであろう

大国楚は多少のことでは

ビクともせぬが

お前らが案に糾合されれば

さすがにやっかいだ

詰みの手を

うってきたなら

その盛場を

叩きつぶすのが一番だ

......?

...ファン...

......

それで李牧殿は

今回の合従軍を

興したと...

俄には信じ難いが

...その読みが本当なら

案にもそれほど

深い手をうつ者が

存在するということになる

...だが人知れず

そんな手をうったがために

滅亡するとは

自業自得だな

山陽攻略の

きっかけとなったのは

私が持ち出した

素趙同盟だったのです

しかもそいつは

本気で中華を

狙っている

危険な虎だ

いえ自業自得は

私の方です

家が...昌平君が

ここまでの手を

うってくるとは想像

できませんでした

...

何とも

複雑な話で

あるな...

どこがだバカ

単純明快だろ

バカ

ぬっ

気の毒なのは

何も知らずに滅ぶ

素国民だな

フハハそんなことは

どうでもいい

恨むなら

素人であった

ことを恨め

これは

戦争だ

そして戦争では

調子に乗って失敗した国が

消し飛ぶ!

ーーそれが

この時代の習いだ

ワハハハ

キングダムの

蒙恬王賁!

先に

行ってろ

先に

行ってて

ハハ

王賁

二人共、配属は

どこになった?

楽華と玉鳳は

蒙武・騰の

連合軍だ

そっちは?

鹿公将軍の所だ

ハハッ

どっちも

クセが強そうな

軍だな

ついこの前まで

山陽だ何だと

侵攻しまくってたのに

一転して

亡国の危機

なんてな

上層部の

失態だ

しっかし

えらいことに

なってしまったな

...

いや...

これが

〝戦国〟だろ

...ハハハ

だな

...王賁..

二千将に

なったんだってな

いらん

俺はこの戦で

三千将になって

やるからなァ

俺は

五千将を

目指す

!?

ごっ...

また

始まった

そうすれば

もうその上は

〝将軍〟だ

しょう...

将軍?!!

そうだ

その通りだ

もうちょい

先の話だと思って

気にしてなかったが

たしかに...

五千の次は

将軍だ!!

忘れてたわけじゃねェが

千人将から二千・三千と

上に行くにつれ昇格が難しく

なるって知って

必死に次のニキのこと

ばかり考えちまってた

でも今回のどでけェ戦なら

見返りもどでけェ

五千将にだって

届くかも

知れねェ

信?

国が滅ぶか

どうかって

時に

こいつは!!

俺はこれで

将軍になって

やっからなァ

届くかも知れねェ

王賁...

じゃあな

千人将

それは

ムリ

っし

んじゃ俺も

行くか

遅れると親父が

うるさいから

蒙恬

がっつり

やろうぜ

カカ

間違っても

死ぬなよ

とびきり

うまい酒を

持って来た

終わったらまた

一緒に飲もうぜ

オオ

.....

っし

絶対だ!

函谷関

なーんだ

てっきり皆で

函谷関に立て籠もって

戦うのかと思ったぜ

バカな

それでは奴らの

思う壺だ

函谷関は鉄壁だが

周囲の山々には

つけ込むスキがある

外でそれを守りつつ

敵への牽制も

行うのだ

そして

敵もそれを承知して

合従軍を広く分けて

配置してくる

函谷関配置になった

俺とあんたは

当たりくじってわけかい

当たりくじか

どうかは

開戦してみねば

誰にもわからぬ

ニィ

楚軍

趙軍

騰軍

博父軍

楚軍

燕軍

韓軍

魏軍

函谷関

王翦軍

...

来たぞ

......

......

...

第271話1関戦のロ火

カッ

ドン

キングダムの

咸陽...

ー後宮ー

キャア

あっ

わっ

向ちゃん

大丈夫!?

いたたっ

ちょっと!!

お腹は

かばったから平気...

でもおでこ

うったー

あっ

血っ

それにしても

後宮が...

本当にあわただしい

ことになってる...

荷作りしてるんだよ

いつでも逃げれるように

みんな...

がっしょ...

後宮は

閉ざされてるから

悪い噂ばっかり

広がっちゃうの

でも敵が成陽を

囲んでるって...

囲んで

ないよ!

合従軍が来てるのは

函谷関まで

武家の娘

だからね

そっちの教育も

ばっちし

かんこか...?

それに今は

生家からの書簡で

情報は大体

入ってきてるから

もちろん書では

暗字にしてね

函谷関!国門だよ

ここを抜かれない限り

敵は成陽へは来れないの

くわしいね

陽ちゃん

あそっか

す...

すごい..

でも父からの書でも

「函谷関も危うい

抜かれれば咸陽も落ちる

今のうちから後宮脱出の

道を探れってあったけど...

あ...あの陽ちゃん

もしだけど...

敵がこの後宮まで

来ちゃったら

向ちゃん

大王様とは

最近

宮女達って

やっぱり...

ううん

全然お会い

してない..

......

じゃあいぎとなったら

岡ちゃんとお腹の子は

私が絶対守ってあげるから

よ..

陽ちゃ...

そう言って

握ってくれた

陽ちゃんの手は

小さく震えていたー

事の深刻さが

その震えから

伝わってくる

だ...

大丈夫だよ

陽ちゃん!

函谷関で

戦ってくれる

人達がいる

大丈夫

案の兵隊さん達は

すごく強いから

絶対...

絶対みんなを

守ってくれる!

趙軍十二万

......?

じ...十二万の...

趙軍...

渕さん

超軍は...

あれが俺らの

受け持つ敵かよ...

やっぱり:ゴクリ

十万超えは迫力

あんな...

ゴクリ

こっちは

五万か

バカ四万だ

...ファッショッ

......?

ええ

ばよう

あの馬陽以来だな...

あの時は

百人隊で

今は千人隊だ

あんだの名付けた

飛信隊が

この三年でどんだけ

でかぐ成長したか?

目ん玉ひんむいて

しっかり見てろよな

王騎将軍!!

願公将軍

楚軍十五万

蒙武軍六万

楚軍担当は

...外したかった

のにな...

騰軍三万

じ...

十五万...

.....

...

函谷関

韓軍五万

...

んだよ

もったいつけんな

とっとと

始めろよ

おうせん

王翦軍七万

燕軍十二万

狙っていたのなら

大したものだ

先の山陽戦検証するに

あの廉頗将軍の敗因は

終盤まで無傷で残っていた

王聖軍の存在にあるとも

いえる

一戦まみえる相手と

しては興味深い

オルド様

王闘軍の後ろの

山脈を伝えば

函谷関の真横ないし

裏側へ行けると

思われます

間違いなかろう

あの山々の形状は

俺もそう読む

では

行きマすカ

待て

ユキイ

口火を切るのは

俺達ではない

どう?

フハハ

ここまででかい

戦になるとなァ

誰が大戦の幕を

上げるのかと

いうのも

問題になる

フハハ政治じゃ

合従軍本陣

すまんな

李牧

誰が開戦の号令を

かけたかなどに

楚王はこだわる

合従軍の盟主だとな

大国が体裁を

考えるのは

当然です

どうぞ遠慮なく

では言葉に甘える

ーー汗明に

始めさせろ!

バッ

...!フッ

楚重総大将:汗明より

全楚兵に告ぐ!!

我ら楚軍は此度の

合従軍の盟主也

この大戦の栄えある

開戦の一刃を

楚軍が承った

なっ

何だこの

バカでけェ声は

とっとなりの

戦場だぞ楚は

この戦で

秦は滅ぶ!!

薬は滅ぶ

滅ぶ

滅ぶ

滅ぶ

函谷関

キリ

ガギリ

この戦はァ

...

この大戦の

口火を切る

誉れ高き者は

深く

歴史に刻まれること

間違いない

間違いない

ない

我が絶大な

信頼を得る

第一の猛将

臨武君

貴様だァ!!

オオ

先鋒を

我が名は楚の

剛将臨武君/

臨武君

よっしゃ

よっしゃ

臨武君...

この壮大な

戦の

幕を開ける

者である

負けじと

でかい

そこか。同金の仇は...

地を揺るがすのは

誰か!?

楚軍!!

な何だ

これは

すげェ

天を

震わすのは

誰か!?

楚軍!!

始まるぞ

沈め

秦軍!!

オオ

全軍っ...

突撃じゃあ

とっ...

突撃じゃあ

!?

!?

!?

え!?

あっ

っ...

御意イイ

将軍に

続けェェ

オオオ

なっ何だ

これっ

......

さすが

黒公将軍

そうこなくっ

ちゃよ

突撃だひしんたい

飛信隊

この大戦の

口火を

切るのはっ

俺達だァァ!!

ウォォ

ぶはは

タラタラ

しゃべってる

からだ

鷹公軍が

抜け駆け

しちゃったよ

ハアア

...?

突撃じゃあ

じゃあ

!?

じゃあ

じゃあ

将軍に

続けェェ

第272話・臙公突貫

っ.......

李白様

しっ素軍が

打って出て

きました

趙中央軍

将軍李自

......

......?

オ...

燕将オルド

楚軍...

...じゃない

よな...

汗明の奴まんまと

出し抜かれおったのか!?

フッハハハ

案将にも

笑いの分かる奴が

おるではないか

ーッ

ワー

バハハハ!

ダメだ

追いつかねェ

はっ

速いっ

来たぞォ

槍橘えィ

返り討ちに

しろォ

オオ

おのれェ

当たるぞっ

ぶちかませ

将軍

ぎゃばっ

そういうのは

ほうっ

ぐはっ

ぎえっ

万極軍

李白軍六万

倉庫三

公孫龍軍二万

そろそろ

離脱しろ

テン

分かった

乱戦でいきなり

死なれちゃ

たまんねェ

だからあまり

深く入るなよ

くそっ

後方から分析して

指示を送る

そんなの

分かんねェ

行くぞ

てめェら

オオ

死ぬなよ...みんな

馬陽の借りを

返すぞォ

オオ

来ォい

秦の

山猿が

俺達が

飛信隊だコラァ

ばはっ

ぎあっ

フオア

うおお

おお

ぎあっ

李白様

第一陣が

激しく損壊

しております

...

楚軍

キングダムの

汗明様

そろそろ

我々も..

...

噂通りだ!

愚将の極みだな

原公とやら!

守る責様らが

何を出しゃばる!

オオ何たる

屈辱か!

我ら楚軍の顔に!

栄誉に!

泥をぬられたぞ!

この汚れは

素の血の海でしか

ぬぐい落とせぬ

臨武君

オォ

お任せあれ

素兵を皆殺しにし

この大地を奴らの

血で染めて

みせましょうぞ

行くぞ

楚の勇士達よォ

出陣だァ!!

オオオ

始まったぞォ

楚軍が

出ましたァ

来たか

楚軍

出陣です

韓軍も

動き出し

ましたァ

フッ

どこが始めるかなど

下らぬことで

どの道この戦の

主役は魏軍だら

もう

よさそうだな

出るぞ

魏軍

秦国門

両谷関を

叩きつぶす

来たぞォ

配置に

つけェ

フォ

ククク

オォ!!

さーて

こっちも

始めよーか

王翦君

紀元前24年

合従軍対_秦軍

函谷関

攻防戦

開戦

趙国

骨巴山地

李牧様率いる

合従軍がよォ

もう函谷関を

攻めてんだと

かー

これで茶も

おしまいだな

イヒヒ

いい気味だ

ガハハ

......

......

いや

行かない

緑穂

...分かってる...

案にとってひどい

戦いになると...

でも飛信隊を

出る時に決めたんだ

象姉の仇を討つまで

戻らないって

だから今回は

あいつらを信じる:

鬼災の夫に羽仙は奔った

連想の地に満つ悲喜の炎、悲憤の栄

雷春の中やはり人は弱へゆく

鳴呼組仙はうねり大声で渋いた

戦えと

挿け

キングダムの〈完〉

作者あとがき

こんにちは、原です。

この度は、第25巻ご購読まことにありがとうございます。

このあとがきは、2012年の年始に書きました。

昨年2011年1年生をたぶん0月に父が他界しました。

年末年始の休暇はい月に入力しているつも通り帰省しました。

僕を含め皆笑顔で過ごしたのですが、やはり常に寂しい空気が漂って

いました。

そんな折、母がいろいろと整理していると、

父が生前ひそかに書き記していた我が家この家訓が発見されました。

日付は2006年。

それは家系録(簡単に言ううと代々の原家の人物の名前と命日等が記さ

れたもの)の中に書かれており、こういうタイミングで発見されるよ

う、父が残した置き土産だったのでしょう。

再び父の生前の姿が思い浮かび、皆涙ぐみました。

父が家訓を考えていたことすら皆知りませんでしたが、

その内容は、正に父の人生に対する姿勢そのものでありました。

子の僕たちもその姿勢を多分に引き継いでいると、

またそうしていこうと思いました。

家訓は十から成り、その順番(ブライオリティ)も深く考えられたも

のだと思います。

ここでは、原家の家訓の一と二を記させていただきたい。

あたしはじゃあ。少々意外だったのは、家族・身内のこととに対することが六番目以降で

あったこと。

は、感謝の念を忘れぬこと

...世のため人のために尽くすこと。

ありがとう、お父さん

原泰久

[売源

「一人旅

おまけマンガ

お腹

減った...

いっか

かまんしよ

みんどくさいから

やっぱり...変わったな

一人が...寂しい...

気がする

ゲァぅ

ーでも飛信隊にいて

一番よかったことは...

やっぱり食べものが

勝手に出て来た

ことだった..

羌穂

メシだぞ

親は本当

めんどくさがり

なんだから

そのくせいつも

誰よりもいっぱい

食いよるからのォ

このおん...

食料当番

カエル「匹って

なめと人かー

ああ

みなが

...

あだっ

誰か

ごはん...

オオ!?何だ

先者がいんぞ

ゲヘへへへ

つか女じゃねェ?

こいつ女じゃねェ?

グへへ

つかすんげェ

かわいくね?

オレ先ね

兄ちゃん

オレ先ね

バッカ

てめぇは

後だ

うっひ

じゃべロペロ

担当ね

オレベロペ...

うっべべ

べべべ

ぎゃあ

あぁぁぁ

っぱああいいっ

あたたたちはおおお

ボキ

いただき

まーす

・原泰久

西藤夕秋陽外

ヘルフ

箱石

編集

金よ

っづく?

「週刊ヤングジャンプ」H28年お写ー40万、46号ーわ号まで

好評掲載されたものを収録しました。

カバーデザイン

岩崎修(POOKET

YJC

DIGITAL

5月15日木、2018年6月20日までの開催で

25巻

キングダム

原泰久

◎原泰久2012.20L2

初版発行

デジタル版発行-2012年

2012年

発行所・集英社

http://www.shuesshacco.

この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

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