★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 九十九第四話「互いの自負」 ★この作品はフィクションです。ただのリューロール。実在の人物・団体事件などには、いっきい関係ありません。 そういうことですが、そういえば、それはそういうわけでは、そうだったんだよ。 そんな中、南の超大国楚が秦国に進軍。さらに趙、魏、韓、 その後、素軍に従事した信まさ国の学戦、親女性欲などの力を認められ、千人将へと昇格する。さらに、信率いる飛信隊には軍師として河了貂を加え、より強い軍隊へと成長する。一方、扇政は素国内で相国やと登りつめた呂不事に対し、弟成婚と共闘、目文君を左丞相に就任させることに成功し、朝廷内における確かな実権を手にいれる。 燕志でも続き、合従軍を組み、侵攻を開始した!対して、かつてない亡国の危機ご陥った秦は、名だたる将軍を結集、全戦力をもって総ナ戦で立ち向かうことに。 そういうことですが、そういうことですから、そういうことですから、そういうことですから、 決戦の地は、歴史上一度も抜かわたことがない王都を護る城砦函谷関。果たして、・素国対合従軍の大戦争のイ行方は... そういうわけではなく、そういうことで、これからも、そういうわけではなくても 本国門面谷関を叩きつぶす そういうことですが、そういえば、これは 今回は、美容サービスページのそういうことですが、これからのそういうことですから、これからの ジ可了貂かいってね山の民で信の元同居人。飛信隊の軍師となる。 天下の大将軍を目指す。秦軍特殊部隊・飛信隊の隊長。千人将として鹿公軍に記属される。 暗殺集団・蚩尤の未裔。同胞の仇を追う為、現在は飛信隊を一時離脱 秦国の若き王。中華の統一を目指す。 玉風隊を率いる。二千将として、豪武・騰の連合軍に配属される。王騎の息子。 楽華隊を率いる千人将として、豪武・謄の連合軍に配属される。蒙武の息子。 本能で戦う武将。四万今の兵を率いいて趙軍と相対する。 秦国六大将軍の一人。趙国討伐戦で命を落とす。 素国を代表する老将軍張唐・福島と共に両毛関を守る。 化物と評される強さを誇る。燕軍を迎え撃つ 絶大な武力を誇る猛将戦う。精鋭揃いの元王騎軍を勝との連合軍で楚軍と 六大将軍...王騎の副官。 元は冷徹な大野盗団の言葉、西は大野盆団の首領、西谷駅に配置されるれる そういうことですが、そういうことですが、 素国が誇る豪将。函谷関で魏軍・韓軍と対峙する 韓軍の総大将を務める。魏軍と共に函谷関を攻める 魏軍の総大将を務める...知略に富んだ将軍。 趙の宰相を務める。合従軍を興した張本人。 燕軍の総大浮を務める。王殿と対戦する 務〝楚〟の巨人。楚軍の総 める将軍。圧倒大将を務める。的武力を誇る。 超大国・楚の幸相を務め楚軍の先鋒を務る。合従皿のパスターそういえば、 やってみろよ趙のっ... 隊の戦いぶりは際立っている 右奥を行く應公軍はすさまじい ままるで藤公将軍が数百人もいるみたいだ 長年前線を生活の拠点としている廉公軍の兵達の屈強さは 素軍全体の中でも群を抜いていると 昌平君が言っていた通りだ... だけど二つ腑に落ちないのは趙軍の対応だ 馬陽で蒙武と激突した李白だ あの時は様々な策を弄していたのに今は戦術らしいものは何もなくただ戦っている なぜ斜陣を使わなかったのです 指示?李牧様のですか? 趙軍の陣に行かなくていいのか? 数の差はあってもはっきり言って鹿公はやっかいな相手だぞ 私もぜんぶく全幅の信頼を置いています あなたが楚軍の大将汗明に揺るがぬ信を置いておられるように 将軍李白軍が思いの外苦戦しているようですがっ... あのぶ厚い李白軍をただの突撃だけで抜けるとは思っていない あれは闇雲に討って出たように見えるが 実は“火の起こし所を探しに来たのだ 作りに来たと言った方が正しいか 下手に動けば奴の思惑通りに戦が運び出す ああいう連中を相手にする場合序盤では その爪のひっかかる所を作らせぬことが賢明だ 奴らは必ず混惑の色を表に出す 鹿公将軍の隊に追いついて来たぞ さすがに疲労が見えだしたか 慶舎には原公の動きが読める? よほどの男のようだな慶舎とは ーーだがそう言われると逆に不安を覚える部分もでてくる あの野生の獣のような鹿公を読みきることは至難の業だ 勝てると踏んで挑んできた知略の将を これまで何人も返り討ちにし続けてきているのが鹿公という武将だからな 介道!前列を後ろへ回し回復させろ 介暴中列・後列を前へ持ってこい 列を入れかえて次の突撃を行うつもりだ 風公軍の所で大きな砂煙が 右翼の公孫龍軍を十歩前進させよ 左方の別軍にわずかな揺らぎ 罠の臭いがただよっておる.. 左から突撃すんのか!? 右だっ鷹公軍が右へ向かい出したのだ 公孫龍軍の動きに反応したのか!? 趙軍の左翼が動いた!? 慶舎の指示で左翼の軍が走り出した 道を開けろォ本陣命令だァ そしてそれは強引に多白軍の中に割って入り、爆走した これは趙軍から向かって右へ舵を取った熊公軍の背を追う形になる 疲弊し後列に回った鹿公兵の真後ろから 左翼の万極軍が襲いかかったのである 疲弊した後列の隊に敵軍がっ... 弱まっている部分を攻めるのが自然界の鉄則だ この戦場に火は起こったぞ たしかに知将の私も鹿公の動きは読めない所があるかも知れません しかし慶舎はそんな原公を理解できています 何しろとうの慶舎本人が 本能型の将軍なのですから こっ...後方部隊はどうなっている!? ここからでは分からぬ! 至急助けに行くべきだ! 後列は疲弊して配置がえをした部隊ばかりだぞ 軍の流れは完全にこちら向きだ この中を逆走して後方までなど..行けはしない 行けたとしてもその時は我が軍の形はメチャクチャになる だったら一度前に抜けて外から後方へ回り込めば... そこまで後ろがもつと思うか こ...これは打つ手が... 勘の鋭い魔公様がここまで敵に嵌められるのは珍しい 鹿公将軍も止まってしまったぞ 趙将慶舎は本能型だと? ...そうは見えなかったがな ...本能型が全て鹿公のような武将というわけではありません 獅子の如く獲物を見つければ獰猛に襲いかかる鹿公のような男もいれば 蜘蛛の如くからみつくような罠をしかけ自らはただひたすら獲物が飛び込んでくるのを待つ男もいます 相手がそのアミにかかった時はもはや身動き一つ取れぬことでしょう 私も何度か負けていますので 〝沈黙の狩人〟本能型の武将で私が最も恐ろしいのは彼です す...すごい...あの熊公軍を一方的に... 見ろ万極軍の進撃...敵の後方はズタズタだワハハハ 一見単純に見えるがあの形は真に厳しい捕らえ方だ 身動きを封じられた熊公軍はあのまま後方を失うぞ 勘が鋭い原公は敵の罠にかからぬと聞いていましたが...こうも見事に... 鹿公という男は敵軍の配置・比軍はては兵の表情・目線などを元に戦場・戦況を敏感に感じ取るそうだ しかし逆に言えばそれらが無ければ奴は何も感じ取れぬ したがって副将は俺に今の作戦を一切話していなかった なおかつこの李白軍にも一切の計略を用いることを禁じた それが鹿公が罠にかかったカラクリだ 何の意図も情報も持たぬ李白軍からは当然奴は何も感じ取れず 自らに迫っていた危機を察知できなかった 原公の敗因は慶舎という将軍を知らなかったことだ 軍の配備の時から副将に仕掛けられていたこのアミに 鷹公はまんまと飛び込んできてしまったのだ ワハハここから右翼の公孫龍軍を康公軍の頭から突撃させて一気に終わらせてはいかがですか! 身動きとれぬ鷹公軍に情無き万極の牙が喰い込みその肉をはぎ取ってゆく音が な..何なのだあの敵の強さは あ...ああ味方の兵がああんなに... まずいぞ鹿公軍の後列にはあの敵軍に抗う力は残ってない このままだと軍は半分近くもの戦力を失うぞ は...半分って...元々十二万対四万の戦いなんだぞ それが半分なんてなったらもう... ひっ...熊公将軍は何をやっておられるのだ あれを助けるには鹿公将軍が後ろに戻って士気を盛り返すしか手はない だけど先頭からあの流れを逆走するのは相当の刻と労を要する...それまではとても... なっ何とかならないのか河了貂 開戦早々に原公軍は敗北してしまうぞ... 覚悟はいいか趙兵共!! 覚悟はいいか趣兵共!! ほっ...本当に隊長達があそこに!? 飛信隊の旗がはっきり見える しっ...しかし隊長達もかなり先頭付近にいたはずなのに どうやっても何も... 一体どうやってあの最後尾にっ 方法は一つしかないだろ まっ...まさか... あの中を逆走したのかー やはりこれはいくら何でも無茶では.. 無茶でも何でも行くしかねェ 後ろにはあの敵に抗う士気がねェ 誰かが助けに行かねェとぜってェ大変なことになる し...しかしこれでは我々が... この時信は考えるよりも先に体が動いていた この戦いの勝敗を左右しかねない出来事が今後ろで起こっていると直感したからである 実際この無謀な逆走で多くの隊員が離脱した 信が誰よりも素早く決断し隊が実行に移したからこそ 後軍が手遅れになる前に信達は到着できたのである てめェらの力はそんなもんか ちょっとばかし息があがったくれェで敵に背中見せてんじゃねェぞ 我々は第一陣で相当に... 戦は序盤だが恐らく趙軍はもう決めに来てやがる ここが俺らの正念場なんだ 客っかかるもんが必要ならこの飛信隊_信につかまって覆い立ちやがれ、黒公兵!! 我らを誰だと思って... バカにするなよ小僧がァ 田武隊止まれェ反転だァ 鹿公兵が呼応したっ... !!初めから信殿は後ろを率いるつもりでっ... 後方軍は何だかんだ言っても... 後軍が反転攻撃に出た模様です しっしかしどうして急に.. 桜のようなものが聞こえた フッ分からんのか立村らには 小童がまんまと大炎を巻き起こしよったわ しかしあの場に現れるとは よほど素早く行動に出おったな よほど素早く行動に出おったな ハハハ何じゃ貴様もこっち側か 童信よボロで気付いておるまいが 貴様本能型の武将の才が目覚らし日覚めてきておるぞ ...しかし王騎の矛を受け取った男が本能型とは笑えるわイ 戦場が大きく動き揺らいでおる この今、僕の養物は、奥で縮こまっておる超将に決まっておろうが 慶舎様万極軍が敵の攻撃をっ... バカなまだ後方にあんな力が... 梯子が半分にしか... 国門函谷関をなめるなよ 極上の矢を存分に喰らうがよい ちょっ...ちょっとこれ見てよォォ !!当たったー当たった見たー!? 桓騎軍で一番弓が下手ってバカにされてるオギコの矢がっ... 今日のオギコはかーなりきてるっぽい!ぼいよー!? 皆の者ーこのオキコに続けー 前から聞きたかったのだが何であんな奴を千人将に? 何か来たっ!何か変なの来たよォ!!お頭ァァ やはり持って来ておったか むっ!?大きい...大きいぞっ!! 確かに!何だあの井関車は おっお頭あれはっ... ッハハハやっと面白ェもんが出て来たな オッサンの持ち場に向かってんなー 井関車に矢を集中しろォ ハハハ井岡車カ矢で止まるかっ 水を吸わせてあるのか!? その巨体で動くとは目を疑うわ 魏にはよほど優れた設計士がいるようだ がっしょうぐん合従軍本陣 かなり大型のようだが... 井関車の研究は古くからされている 設計上動かせる限界の高さを十分踏まえてあの函谷関は作られています どんなに巨大な井翼車でも... ああっ背が足りないよっあれじゃ届かない そんなものがこの函谷関に届くと思ったのか 函谷関が何物かが分かっておらぬ おびただしい程の素人の血と汗と... 〝命〟を費やして積み上げられた 中華に比肩するものは一つもない! 故に函谷関は作られてより百余年一度も敵に抜かれたことがない その歴史を責様らが超えられると思うが この壁に手が届くとでも思っているのか 秦の敵は唯一人としてここを通れぬ ん...まだ前進する!? 届かねェって分かってんのに... ...おっ...大きいっ とてつもない大きさだった... 俺が設計したのだからな なっ何をしている今すぐその梯子を叩き壊せっ!! ウオオオ雨谷関に橋がかかったぞォォォ ワーッハハハ何が、百年間一度も。だ笑わせおって はっ梯子に矢を集中しろっ 魏軍が函谷関の歴史に終止符を打つのだガーハハハ!! 弓隊は屋根に上がって梯子の援護だァ ここから上に登れるようになっている よオオしこのまま一気に壁上を制圧しろォ 弓兵は一度下がれジャマ... 至急右へ援軍を送るのじゃ ダセーなオッさんいきなりやられてんじゃねェかよ口だけかあのヤロー いや笑ってる場合では... ありゃやばいぜ頭ァ俺らも援軍を出さにゃこっちまで... もう一台同じものが...! 玩具もあそこまで作り込めば 成恢様うあの車韓軍の中をっ... 了承してある通してやれ あの井蘭車が...もう一台も? 一台目に何かあった場合の予備でしょう 呉鳳明めあんなものを持って来ておったとはな フフあんなもの僕も作らん。誰も作らんがな ...魏には異質な武将が出てきたものだ 一台目の成功は次のそれの確証となります あの一台も函谷関に梯子をがけますよ あの台車こっちに来る!? 今度のはうちらの所に来やかるぞ 仕方ねェな遊んでやるか 山中に築かれた敵の砦が思いの外強固であると先鋒隊がっ... ーーかしかしちょーっと待て 廉朗が手を出せなかったという王殿の砦か どーも先程から左の戦場が騒がしい... まさか落ちようとしておるのではあるまいなァ 函谷関が正面から抜かれるのであれば わざわざ山間から攻略すべく戦っている俺達の存在の意味が無くなるではないかァ ダメだァこっちもかけられたぞォ 裁兵を登らせんなっ止めろォォ 張唐軍は大分押し込まれたが何とか崩壊せず踏み留まっている さらに右の桓騎軍の所も様子をかけられたようだが...ここからでは状況が分からん ああっあんなに続々と...キリがないよ オギコは一体どうすればァ!? ヒマならちょっと手伝えよオギコ 地表の兵を上に吸い上げる そして巨大であればあるほど上に送られる兵力は絶大だ 三年前蛇甘平原にて大将軍呉慶が討たれ 昨年は軍事最重要拠点山陽を奪われた 魏のなめた辛酸は今ここでこの鳳明が清算する! クククちょーっとばかり魏は でけェもん作りすぎたんじゃねェのか? ああ一網打尽ってやつだ ...物見の報告ではあの軍の旗には〝桓〟の文字があったと... 貴様が先の山陽戦で白亀西将軍を討ったという。 しかしあんなに大量の油は一体どこから... 成陽の備蓄庫からかっぱらって来てたそうだ ヒョオオ怒えろ燃えろォー ぎまーみやがれバカヤロォがギャハハハ ーーやはりあの将軍はただではやられませんな 張唐様!桓騎軍井蘭車をっ... あいつらどうしてあんな量の油を持っていた たとえ敵に登られたとはいえ 断崖際に敵を包囲したようなものだ この場に奇策は必要ない 我が軍の優位は変わらぬ 一人残らず丸べたに叩き落としてやれィ 苦心の大作二台のうち一台が焼かれた... 呉鳳明は悔し涙と言ったところか...結果論だが二台目は右の豪驚に向けるべきだったな 本人の心情がどうかは分かりませんが.. しかし成果としては... この序盤であの函谷関に橋がかかったという事実 これだけでも戦局は合従軍に大きく傾いたと言える ...それに何しろこの戦場ではまだ 韓将成恢が動いていないのだからな 熱が上がって来たようですね 連なる山に隔てられるため李牧らも目視の利かぬ隣の戦場がある 蒙武,騰連合軍,九万対楚軍十五万の 最大規模の戦が展開する こっここで食い止めるぞォ ハンパな桐作ってんじゃねェゾパァカ! どした素軍こんなもんかァ!? 楚軍第一軍王人悠直千人将項翼 右方!項翼隊の前方に援護射撃だ! うひよーありがとよ麗コンチキシヨー 豪武とかいう大将は秦国随一の荒武者って報告されたのに 小山に陣取ったまま全く動かねェじゃねェかよ さすがに楚軍の迫力にブルっちまったのかァ!? プルプル子牛みてェによォ 職軍所属楽禁隊千人将蒙恬 ...それにしても意外ですね... あの蒙武様が砦の上でじっと静観しておられる てっきりいの一番に突撃して行くものとばかり... よし行くぞ楽童隊は鱗坊隊に並走補佐だ 貴様は勝軍所属のはずだ いやハハハちょっと作戦的なものはどうなってるのかなーって ...じーちゃんはよくこっそり教えてくれたから あの十五万の楚軍に無策に突っ込んでっても勝ち目はないよ? そんな下らぬことを言いに来たのか 分かっておるわそのくらい ...それじゃこっちを教えてよ 何で俺が脳軍所属になってんの? 本当はこれを言いに来たんだよ 縦に各軍五万ずつの計十五万 そして楚軍大将は最後尾の第三車にいる 俺が狙うのは楚軍総大将の首だ だったら勝軍に敵第一軍を討たせ... 騰軍が先に出て楚軍第一軍を叩く 前を叩けば後ろの楚将を引き出せる 前方から手強そうな新手が来るぞォ 項翼あの新手結構やるせ んだあの赤ヒラヒラはまさかあいつが隊長? やっべああいう奴が一番ムカつくしっ ハァ!?誰がただで行かせるかよ こんな所で足を止めるなっ ぐっ楽華と互角だと!? 豪恬様もまたあいつにっ 重い!!この男...! だがこいつあんなに直前からよく... ...のヤロは死角からっ こいつ見た目と違って手強ェな やべェ今のはマジでやばかった 年は変わんねェか...素にも俺らと... 秦の若武者千人将達はマジで化物ぞろいだからな 兵数は項翼隊と五分... 飛信隊の信っつー猿が言ってたのもあながちウソじゃねェみてェだな 信?...剣を収めた? だが本当に化物かどうかは俺が判断してやる 覚悟はいいかい姉ちゃん また素軍の新手がっ... ーって...何かものすげェぞあの軍は項翼 ざけんな獄千人将は何やって.. さっき首飛はされてなかったか? すっ...何だありゃあ 楽華隊を含む朧軍の役目は楚第一軍を討ちその後ろの二軍:三軍を引きずり出すこと... ...宜しいのですか対峙した敵を討たずして前にっ... あんな奴に構ってるヒマはない つまり楚第二軍の将臨武君の首をとることだ! 将軍正面より敵が突進して来ます! ...弁隊が抜かれたぞ! 前を固めろォ本陣に近づけるなァ ...すごいあの軍まさかあのまま本陣まで 元々臨武君の本陣は前に来ていた もちろんそれだけではない ...巨大な中心をは失ってもまだ彼らにあんな力があったのか... 〝将軍の盾»と言われた堅隊が抜かれるっ!? かつてのあの軍の中にあって〝最強〟と言われた男 王騎軍第一軍長ろくゃお録嗚末の名は伊達ではなかったー そのおかしな頭切り刻んで いっ一騎討ちになってないか!? 臨武君の奴第一軍の大将って自覚あんのか!? 楚将も自信があるから迎え討ってるんだ 相当くぐって来ておるわ 美的感覚はイマイチだが こういう男を将自ら叩きつぶすことによって案が楚に敵わぬということを... ハハちょっと待てよ録嗚未... 殺る前にどうしてもそいつに聞いておきたいことがある もしくは単純に恥ずかしくないかだけでもいいぞ 常軌を逸したその髪型に込められし気高い主張は何なのかとなァ べっ...別の隊も本陣に現れたぞ 下がってろ鱗坊俺の獲物だ たまにはいいだろ二人がかりでも 同金の弔い合戦も兼ねておる 英殿に完勝したあ奴は一体何者だっ もう子供ではないと悟ったテンであった 鱗坊の一撃もまぐれではない 凄腕の狙撃手がどこかに居る...! 余計な真似はするな白麗 敵に本陣、迫られてて黙って見てるわけにはいかんでしょーが あんたに死なれちゃ第一軍がひっくり返るし 俺の姉も未亡人になってしまう 家恬様餃坊軍長が討たれた模様っ... 矢だっ遠目からあるんだ弓使いが狙っているんだ この人の海っ...前に進めぬっ... 鱗坊を仕留めたというのか... 普通の弓使いの腕じゃない 楽華隊前後二つに分けるぞ 後ろはこの混戦に割って入り本陣を目指せ 前の半分は俺について来い しかしまだ楚将を討った気配はありません 鱗坊軍も小隊が到達した模様です うまく敵を引きつけ本陣を突いたと思いましたが 向こうも分かっていてそうした節も窺えます 録鳴末に限って失敗はないと思いますが 録嗚未一人でつぶせるほど楚第一軍は甘くない 攻め込んだこちら側の方が静まり返ってるように見えるのが 量゙で劣る素軍が勝つには”質”で上回る必要がある 現場に点在する部隊長達の質だ 矢が来ることが分かっていれば フッいつまでもつかな? この録嗚末に中ることはない 家恬様深く入りすぎです この辺りはもう味方の軍がいないっ... わずか五百でこれ以上行っては 脱出できなくなりますぞっ 将自ら入り乱れる戦場にあって凄腕の狙撃手は... また、先の戦いのためにこの脅威は早目に取り除いておく必要がある! 隊長敵がこんな所まで来てます 矢で応戦しろ射ちまくれ 美華・重装騎兵はアナドラオ ...トサカ頭の隊長は殺ってやる こっちもさっさと重騎兵をぶつけろ っハハハさすがに今のは流せなかったなァ しっかし危なかったな麗 これで貸しは百を超えたぞ ヒャッハハハねえよそんな...お 俺の片腕の麗をよくも狙いやがったこいつはどうやってぶっ殺すかな 一矢で頭を射抜いてやる ーってワーワーうっせェぞ外野ァ そりゃねーだろまず俺がやってからお前が止め... ...おうほん縢軍所属玉鳳隊二千将王賁 また同世代の隊長か... 弓隊を密集地から遠ざけろ 右の重騎と歩兵をここに呼べ わざわざ助けに来てもらって悪いねー ついでにてめェもだっ! あいつの部隊かっ... ッハハやっと来やがったな「ノロマ共ォ いつもみてェに二隊で共同戦線をしくぞ 肉弾戦は項翼隊に任せろ 白麗隊は重騎と歩兵半分残して後ろからぶっ放せ 残る兵は項翼の号令で戦え 翼この敵は手強い台支の陣で戦え 弓隊ついてこい後ろに陣を組む 歩兵半分は中間地に立て 楽華も五百くらいは来てるよ こっちも連携やってみる? 盛り上がって来たぜ!! さーてここで登場すんのが 中国史、五大宝剣への一つである 春秋時代呉に美しい刀鍛冶の夫婦があった 共に神がかりの業を持つ名工で特に千将の名は史に残る 呉王の命により夫婦合作の最高の二振りが生まれたがその後千将は王に殺されそこで名工の業は途絶える それらは共に〝五大宝剣〟に位置づけされた ヒヒヒみんな見てる見てる よ...妖刀真邪... カエ千将・莫邪のあまりに強い念が込められたため魂を持ったと云われる その刃に斬れぬものはなく 斬られた傷は一生ふさがらぬと 伝説とはいつも尾ヒレがつくもの 伝説になるからには実もあることは違いない バカを言えたかが刀一本 それじゃァここは任せた俺はさっきの〝弓使い〟を仕留める あのヤロォあくまで麗を狙う気か... 麗の弓がこの戦場でどんだけやべェ存在かしっかり分かってやがる... まァいいどうせあいつは近づく前に射殺されるのがオチだ 俺はこの妙に偉そうなバカぶっ殺してやる ここまで傷を負ったのは久々だ バ...バカなあの録鳴末様が 各軍長達は本来、将軍級の力の持ち主だというのにこの楚将は... ど...同金様〈鱗坊様に続き:録鳴未軍長までこの敵に敗れるというのか... 素の山猿が将軍を語るな いや超や魏中央のひょうたん共も端の斉・燕も同様だ 〝将軍〟の意味が違うのだ 貴様らと楚では国土の広さが違うが故に 大国楚で将軍になることがどれ程のことか、責様らは理解っておらぬ! 競い合う底辺の数が違うのだ しかし将の数は他国と大差ない 楚で上にはい上がるためには貴様らと比べものにならぬ凄まじい競争を勝ち抜かねばならぬのだ 楚で将軍になれるのは一握り中の一つまみ 俺達には楚の将軍の格付けは貴様らの大将軍と同等の認識だ そしてこの臨武君はその中でも三重の一将を担う存在 この俺とまともご戦いたかったら、あの六将王騎でも喜から引っぱり出して来るべきだったなァ そのさらに上で我らを束ねる汗明様は本物の怪物ということだ 相手が悪かったな録鳴末とやら そろそろ一思いにその頭を... 武者震い...この俺が... 録嗚末:鱗坊軍の突撃でこちらの布陣も大きく崩れたまま 敵本陣攻防の膠着が続けばひずみはさらに大きくなる 今の内に補正せねば総崩れの恐れが 干央が我慢強く右の戦場を押さえていますが、 私が下に行って乱れた中・後軍の陣を固めなおすべきと思いますが... 勝負ら討って出た模様です 早くもこの戦場の勝敗を大きく左右する局面になった しかしあの楚将は手強い... お久しぶりですねェ豪武さん 話とは何ですかァソフフフ!! 貴様の持ちかけてきた作戦は俺達の考えていたものと全く同じだった 貴様らが敵の第一事を試ち俺達がその後から来る第二・三軍を討つ 貴様が本当に登第一軍を討てるかどうかということだ そこでくじければもはやこの戦場は一方的な守りの戦いに陥ることになる そんなあやふやなものを口にする意味はない それよりも確定的なことを言っておいてやろう 我が主であった大将軍王騎の死はお前を強くした 私は..元から...強い.. この戦に関して言うことがあるとするならこれだけだ ――と言うわけで結戦はお任せなさいでは ただ分かっていることはー 王騎が認めていた男だということだ 止まった状態から巨体の騰将軍を軽々とっ... いっ...いやそもそも 将軍の剣が受け止められるところを初めて見たような... やはりあの楚将は相当に... るせっ話しかけんな気が散る 本陣がっ...将軍が敵将と戦っている 間違いない“膳”の旗あれはもう一人の素将だ こいつ間合いまで近づけねえ 情報じゃ六将王騎って奴の副官だった男とか... まァ弱ェってことはねェだろうが わざわざってめェから突っ込んで来たんなら臨武君の思う壺だ それに下手に俺らが向かえばこの槍使いがついて来ちまう 素軍は臨武君を知らねェ 俺らは長年前南側を戦場にじていた中華の北に匈奴がいるなら南には百越わついて蛮族の世界が広がる いつも本陣を前目に置いて敵を呼び込み 自らの手でそれを葬ってきた その数は百なんてもんじゃね 広大な南方末開の地戦いにつく戦いで 強者を...大物を喰らい続けた! そうやってあのもの凄ェ競争を抜けて将軍に登りつめたんだ。 中華のそこらの将軍とは叩き上げ方が違うんだよ 面と向かい合っちまったら 臨武君に勝てる奴はいねェ! 完全に押されている!! ...き...貴様は一体 俺は楚将まで登りつめて来た男だ 貴様のような強者を討ち砕いて来たわァ 項翼隊の援護も忘れるなよ 赤ヒラの部隊が迫って来るぞ近づけるな 高所が無くば狙撃が出来ぬ あっ赤ヒラの隊が妨害をっ...しかしもうすぐ来ますっ 新手が突入してきてまた戦り合ってるってことは臨武君も苦戦してるってことが 麗ーあなたの弓であの人を守って下さいね... 素軍めたかが初日で手こずらされたっ その前に"うちの大将に喜びからんでる奴をお とっ胱将軍が押されているぞっ... 楚将臨武君とはこれ程に... 押されているのではなく、将軍は真っ向から受け止めている... 俺が王騎軍に入る前から副官一郎は居た王騎軍の中で誰よりも古参という 誰よりも長く、王騎と共に。戦ってきた男 副官〈騰はやばり強い〉 たかが王騎の傘の下で戦ってきただけの男に その傘を支え続けることの凄さは考えぬのか 身をさらし難敵とぶつかり合い叩き上げられた俺の力が お前は修羅場をくぐってきた己の力に絶対の自信があるのだろうが 中華をまたにかけた大将軍王騎を傍らで支え続けた自負がある そもそも王騎を天下の大将軍とすることがふざけておる 時代が同じならその男は俺に討たれていた... あまり無理しないで「さいね なぜだその約束でお前は俺の変に... 大将軍になるなんて... あの世で同金・鱗坊・録鳴末と酒でも飲むがいい これほど血を流したのは久しい 楚軍第一将軍臨武君討ち死にー 今俺を入れたよな... 衝撃の大番狂わせであった 最近、体力の衰えといいましょうか、いや、衰えているのは 真剣に変えていこうと思います。 自覚していたのですが、本当に無理をすると体調に直に異常を きたすようになってきました。(し、心臓が...)「徹夜してなんぼでしょ!」という乗りはもう通用しない。 これからは仕事のスタイルから、日頃の生活スタイルまで、 キングダムのアニメが始まります。 アニメ化決定の知らせを受けたときは、どういうものが また作品作りへの情熱がほとばしっておられたからです。 うれしいですね。キングダムのアニメ。僕も皆さんといっしよに楽しみたいと思います。 スタッフ松原利光田近康平関哲朗加藤大貴ヘルブ箱石達□編集金上大佑 この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載無用で複数、以上、公衆送信を含む)することは、法律で禁じない日々はします。フターネット上への掲載られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うこととはできません。