★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 _百五十三_百七十一百八十九 ★この作品はフィクションです。なかのメニューなんて実在の人物は団体、事件などには、いっきい関係ありません。 そういうことです。そういえば、これからはそういうことです。それにしてもいいのは そういうことですが、ここでそういうことですから、 その後、秦軍に従事した信は、趙迎撃戦・魏攻略戦などの功を認められ、千人将まで昇格する。信率いる飛信隊は、右腕であった芙痴が離脱するも軍師・河了貂が加わり、より強い軍へと成長する。一一方の瀛政は、素国内で相国へと登りつめた呂不具に対抗し、昌 文君を左丞相に就任させることとに成功。朝廷内における確かな実権を手にいれる。 そんな中、秦国に楚趙・魏・韓・燕の諸国が合 従軍を組み大侵攻、かってない大戦が始まる...! を討ち取るとしいう大戦果を挙げた! 楚軍第一将軍臨武君討ち死に! でけェもん作りすぎたんじゃってつゃねェのか? それでも、ここではこれからは、これはそれはそうですね。でもああ、そうだったんだ 素運ーしんくん、ただただそんなことだったのですが、そういうことになりましたが、そんなことをしてください。 天下の大将軍を目指す。奏軍特殊部隊・飛信隊の隊長。千人将として庶公軍に配属される。 暗殺集団・蚩尤の未裔。同胞の仇を追う為、現在は飛信隊を一時離脱 素国の若き王。中華の統一を目指す 玉鳳隊を率いる。二千将として、豪武・勝の連合軍に配属される。王翦の息子 楽華隊を率いる千人将として、豪武・勝の連合軍に配属される。蒙武の息子。 そういうことで、これからは、これはそういうことですから、そうだな。でもね。 本能で戦う武将。四万の兵を率いいて趙軍と相対する 素国六大将軍の一人趙国討伐戦で命を落とす 素国を代表する老将軍張店・桓騎と共に画谷関を守る。 元は冷徹な大野盗団の首領_函谷関に配置さ誇る。燕軍を迎え撃つ。れる 絶大な武力を誇る猛将戦う。精鋭揃いの元王騎軍を勝との連合軍で楚軍と 素国が誇る豪将。大西谷大大将軍・王騎の副官スログの関で親軍・韓軍と対峙する そういうことですから、これからのアプリケーションは、 韓軍の総大将を務める。数年と共に画谷喫を攻める 魏軍の総大将を務める...知識者に富んだ将軍 趙の宰相を務める。合従軍を興したい本人。 合従軍ーからしょうん! 燕軍の総大将を務める。王殿と対戦する 第、楚、の巨人。楚軍の総 めた将軍。勝と大将を務める。の一騎打ちに敗わ討ち死にする。 超大国・楚の宰相を務め楚軍の先鋒を務る。合従工の絵大将 臨武君が討ち死にだとォ!? やはり左の戦場の盛り上がりはそれだったか... 第二軍が前進を始めたため一敵は後退し始めました あのまま、後ろの丘の陣まで戻る気配です 不動です第二軍も前に進んだだけで攻撃に出る様子はありません 報復は明日以降ということに この一報を他軍にも伝えるべきかと伝令部が騒いでおりますが... とっくに全所に伝わっておるわ 楚軍三将の一人臨武君の戦死は合従軍全ての軍に瞬時に伝わっていた 各将全員が他の全ての戦場に対して諜報活動を張り巡らしていたからである いきなり何じゃそりゃ一番反り返っておった楚軍がヘマッたか 早くも楚将が一人死んだだとオオ!? そして一番端のこの戦場にも当然その一報は伝わった しかしその報にイチイチ反応する程の 余裕は..そこには無かった 目が落ちてきた上にこの砂煙... 鹿公将軍の姿も見えなければ い...一体いつまでこの乱戦は続くんだ たっ隊長達は無事なのか? もう少し退がった方がいい敵の囲いも解けて入り乱れてる いつここに敵が来てもおかしくない もはや隊の形なんてなく中でバラバラになって戦ってるのは間違いない... 他の連中も見つかんねェ 他もきっと長い乱戦でバラバラになってると思います 私達みたいに偶然出会うしか... かと言って大声で呼び回って敵の小隊にでもぶつかりゃイチコロだ しかも今戦ってる敵はぜってェ... 戦りますよ数は変わらない お前は無事なんだろうなー 松左什長何なんスかこの敵は本当にっ...突いても突いでも 趙兵は常に素軍に対しては異常な戦意で挑んでくる... 同じ超兵でもこんな奴らは初めてだ... 何度やってももう少しの所であの白髪ヤロォに届かねェ 想像以上に敵兵が粘り強ェ 楚水の隊とはぐれたのが痛かったか 妙な目で見てんじゃねェよ 松左歩兵まとめてついて来いよ ぜってェ将軍首とってやる 凄まじいですな万極軍の戦いぶりは 我々の入り込む余地もない やはりこと対素となると異常な程に... 万極軍は他の趙軍とは色あいが違う 長平にて「秦六将・白起」は投降した趙人四十万人を生き埋めにした 趙人は案に拭いきれぬ恨みがある 今回の万極軍は長平での遺族・遺児のみで構成されている 万極軍は長平の呪いそのものだ たしか大量虐殺があったとかいうやつか... それは俺が生まれる前とかの話だ ふざけたもん見せんじゃねェ!! くそっこいつらマジで死ぬまで あっ味方の兵がこんなにっ 一番端の田有に引っかかって 助かったよく見つけてくれたっ オーイこっちにいたぞォ ケガ人は真ん中で預かる 尾平・澤さんの隊でこの場を受け持つんだ 悪いけどさらに奥に広がって 味方を探すために点を広げながら進んでいるのだ 精鋭隊ですか全員つ強いっ... あの白髪はここんな時に昔話を これまでは、これからではないということですが、 僕はそれではないのですからねえ、 し...しっかり目に焼きつけろ あの男そっ...その場にいたのか!? 体どういうことだっ... こんな...ことって.. これが降服した人間に対する仕打ちか 必ず貴様は史に悪名を残すぞォ こんなこと天が許さぬぞォ 少年兵も混ざっているんだァ クハハこりゃア夜までかかるな ギャハハこりゃすげェや 怨念となって水劫に秦を呪ってやるぞォ ...じゃああいつは自力で土の中からはい上がって... 皆殺しにみゃすするためにここにき来た 叩き落としてこ奴らをち地の底へ こいつらまた火がっ... よくこの乱戦の中、まとまって... バカお前っ...入って来たのかっ... オレがいない間にお前らが全滅なんてしたら 軍師になった意味がないだろうが 沛浪・竜川・崇原田有・尾平は信を支援・護衛しろ 去亥・田永竜有・中鉄は 左右に展開して敵の増援を防げ 左右に展開して敵の増援を防げ 各騎馬隊は各々敵将に突っ込め この場の数が盛り返した上にっ... 万極将軍の隊に敵の部隊が突入交戦中とのことです こんなところから息を吹き返す部隊が素軍にはいるのか... 将軍から援軍の要請は? 味方ですら震撼するあの万極の怨念の力をへし折れるとは思えぬがな 何ボケっとしてやがる信 もうこうなっちまったら止まらねェんだ 信!万極の長平の話は忘れろ 俺達には...関係のないことだ そこに俺らがいたわけじゃないだろ それに今はそんなものに構ってる場合じゃないぞ 理解がひゃ、低すぎる。 お前のことは知ってるぞ お前は凶悪な武将として素軍の要注意人物に名が上がっている お前は馬陽の前暗戦馬火一骨の村々を壊滅させただけでなく その他、幾度も素領土に攻め入っては同じことを繰り返している 一般市民を一人残らず殺して回ってるんだ 同じことをややっているまでだ 投降した時点でそそれは非戦闘員よ四十万の一般人だ それをき貴様ら素人はいい生き理め それとこれを一緒にするんじゃない 長平はたとえ投降しようとそれは寸前まで兵士だったんだ それとお前がこれまで手にかけてきた人間が同じだなんて絶対に言わせるか 無力な女子供まで殺してんじゃねェよこのクソヤロォが 子供に何の罪がある赤子に何の罪がある まだ何も分からないでただ一方的に..命を奪われてっ... お前は長平の復讐と称して虐殺目的で戦争をしてる最低の異常者だ そんな奴に同情はいらない万極を倒すんだ そいつが成陽に行けば本当にそこはっ... 信何やって...危ねェっ お前に言われなくたってこいつはぶっ倒す こいつが善だろうと悪だろうと味方を殺ろうって奴は許さねェ こいつに同情の余地がなくはねェ 別にこいつが特別ってわけじゃねェ 五百年の戦乱の世だこんな奴は他にもぜってェいる 一歩間違えりゃ俺らだってそうなってたかもしんねェし 人の感情はそんな簡単じゃねェよ 万極に殺られた村に一人でも生き残りがいりゃすでにそうなってるかもしれねェ そんなところを考えだしても 俺らはその答えを持っちゃいねェ だから五百年も戦争をやってんだ で出口なき聞でえ永劫に呪い合いこ殺し合う そそれこそがここの世界の 俺もさっきまでそうなんだと思ってたぜ 俺も戦争孤児で万極ほどひねくれちゃいねェが 戦争はあるもんだって思って生きてきた それがどうこうなんて考えが及ぶもんでもねェって感じて生きてきたんだ だがいざ万極の醜悪ぶりを目の当たりにしてやっぱり何か答えがねェかって考えた そしたら笑えるが今ごろになって俺は気づいたんだ この出口のねェ戦争の渦を解く答えを持ってる奴を実は俺は知ってたんだってなァ 内と外ができ敵ができる 国境があるから国々ができ戦いつつける 国境があるから国々ができ戦いつづける だから、あいつは国を一つにまとめるんだ そして俺はその金剛の剣だ てめェにどんな理由があろうと威陽へは行かせねェ 俺らの王様も殺させるわけにはいかねェんだよ 信の奴迷いが消えやがった チッこいつらまた士気をっ 万極様いったん退がりましょう 咸陽に入る前に倒れては意味がない 後ろにも血に飢えた部隊が控えていますこの敵はそいつらに いかん後軍の中に逃げる気だっ ここで逃がしたら俺達はもうっ 後ろに飛信隊の刺働隊だとォ!? 一人も通すでないぞォ!! 安心するな楚水隊は決して多くない かっ河了貂の指示か!? あの男思ったより間合いが深い 輪虎を討った信があんな奴に負けるわけがねェ!! 手がふつうより長ェんだ 上等だよ...てめェら あ争いをなくすとい言ったな そそんなことで滑せるとお思っているのか 次の怨念に連なり輸とする か成陽を壊滅させそその生き残りが出れば そそうやって怨嗟の渦が続いていく? だがてめェみてェにはなってねェ 俺だって身内を殺されたっ お前にはたまたまそこから引き上げる人間が周りにいなかっただけだ 真理なんかじゃねェたまたま運が悪かっただけだ こんな気色悪ィ亡霊共をしょいこまされちまって こいつらの重みでお前はぶっ壊れちまったんだよ 一番呪われちまったのはお前自身なんだぞ ここの呪われたガキを殺せっ てめェの痛みはしょってってやる 趙将軍万極を討ち取ったぞォォォ 眠る前に聞け万極... ...案将としてお前に言うことは一つだけだ 俺は長平みてェなことは絶対にやらねェし!絶対やらせねェ!! 俺も怨念となって... 地の底で...ずっと... なそうとすること...を 万極軍の逆襲を恐れた飛信隊はこの後すぐに退却 将を討たれた万極兵は鬼の形相でこれを追ったが仇を討つまでには至らなかった よしっ退くぞ飛信隊っ! 今日はこのくらいにしてやるかのォ 廉公は趙将・慶舎の目前で踵を返した ここからもう一勝負するには夜戦に突入するからである よほどの準備がなければ夜戦での成果は望めず、逆に危険度の方が跳ね上がるのだ いずれの戦場でも同様である 夕闇はこの函谷関攻防戦の長い一日目の終わりをようやく告げたのだった 函谷関は死守ですー!! ハッハ初日で抜かれたらひっくり返るわ 他の戦場も含めて詳細を 魏の巨大井蘭車二台に様子をかけられたのですが、 一台は桓騎将軍が焼き払いました もう一台の所では拠点の攻防で張唐将軍が踏ん張りその井関車は一度離れたそうです 函谷関の左の山岳を守る王聖軍は対する燕軍を全く寄せ付けていないとのことを 一方右の戦場では騰軍が打って出て何と楚将三人のうちの一人を早くも討ち取りました 主力の蒙武軍を温存して一将を討ったのか... 豪武軍は一切動いておりません 最後に初日で最大の激戦地となった右端の鷹公軍の所ですが 多大な犠牲を出しながらも ここでも趙将軍の一人万極を討ち取ったそうです 万極と言えば成陽に近づけたくない敵将の一人と言っていた男か? 何と何とそっちでも将軍首をっ 討ったのは鹿公将軍か? 万極を討ち取ったのは飛信隊の信という千人将です! では続いて各軍の... お前には本当に救われる... やっぱ盛り上がんねェな けっこうでけェ手柄あげたのに... 本当は弟の仇みてェな奴だったんだけどよ 到の恨みだ~ってのも何かなァ あいつに長平だのなんの言われちまったからな... 武功あげたのに士気が上がんねェ それに将軍首とって一番うれしいはずの隊長もあんな感じだし だっ誰だこんなふぎけっ... 夜は勝利の美酒に酔いしれる それが戦人の醍醐味じゃア 今日の勲助者は貴様じゃァ それとも万極に同情して世を憂い夜通し泣くか? まあそういう武将も面白くはあるがのォ ゴホーッゴホッ何っ...熱っ... どうじゃ鹿公の酒は凄かろうが 何せあの王騎ですら目を白黒させたからのォ この酒に挑んで隊長の名誉を挽回する者はおらんのかァ!? おお儂に劣らぬ色男じゃのォ となーりーのむむーいーの金ー玉ーはー じ十人がかりでやっと半分... バハハどうしたァ次イイ ででもさっき将軍は一息で に...人間じゃねェ... 今回の後ろ一万を率いての戦いはなかなかじゃったのォ ヒヨってはいたが風を放つ勢いのある大炎であった ーとは言え十二万対四万で始まったこの戦場 万極を討ったにしろ戦力差は変わっておらぬ 互いに一万ずつ減らした感じかのォ 十一万対三万って... このまま減らし合っていったらこっちが消滅する... この先の戦の展望はっ... 始まってみねば分からぬわ “火つけ役”が〝火の起こし場所〟に出現できるかどうかじゃ 分かんなくはねェ... コラコラ信見栄はるなよ ...何となくだが...“火の起こし場所”... その意味は分かる...それはぜってェ外しちゃいけねェんだ この隊は今日の戦で何人減った? よしでは儂の兵で三百補充してやろう とびきりガラの悪い連中でのォ さらに五百人隊を二つ補佐につけてやる自由に使え なっ何で俺達にそんな... 成すためには今中、からの新しい力の台頭が不可欠じゃろう どこの戦場も同様だが、素軍の今ある力だけでこの合従軍をはねのけるのは至難の業じゃ 今は国が生きるか死ぬかの瀬戸際じゃろ つまらぬ感傷に浸っている場合ではないぞ この大戦で化けてみせろ童信 それが無くばこの戦場は厳しいぞ 被害は手白軍が最大で六千万極軍が三千副将の軍が子のおよそ計一万 対する素軍もほぼ同数の模様です ご苦労様でした初日からここが最激戦地となりました 相手が鹿公ですからこの展開も予想はしていましたが... まんまと飛び込んで来たのですが討ち損じました 逆に刀極を失うという失態 万極を失ったのは正直つらいですね 攻めの駒というだけでなく 存在自体で色々と役立ってもらってはいましたから 彼を討ったのは鹿公ではないと聞きましたが 火をつける者が風公の他に突如現れました 飛信隊の信という千人将です 馬陽で馮忌を討った男と同一人物のようです まさか素軍の天敵のような万極を討ってしまうとは... 大戦は人の成長を強力に促す 他の戦場はいかがなのでしょうか いや合従軍として初日はいかに? ひょっとしだら彼はこの戦でさらに... 初日が多少荒れるのは常です 将の損失はあれど膠着している燕以外はどの戦場も順調に敵兵力を削いでいます ...楚は三将の一人を失ったと聞きましたが あそこに関しては心配は無用でしょう春申君もー 楚軍に早くも火がついたとおっしゃっていましたから ぜってェただじゃおかねェ ぜってェえぐり出してやっからなァ!! 緊張の初戦を終えその夜は両軍各々に夜営についた 対峙する敵の姿を互いに見ながらも夜は静かにふけていった ...楚は早くも汗明ですか? そう言えば第二将についての情報がほとんどありません 何でも近年台頭してきた将軍とかで ...クッどっちかに吸収されんのは仕方ねェか... “性格に問題あり”といった所だ なぜそんな武将が第二将に? ...何だ?元第一軍の千人将以上をみんな集めやがって 蝸燐様全員集まっております わざわざ第二軍の軍紀か何かの説明受けんのか? ご登場だぜ第二軍の女将軍 小柄でかなりの美人とか何とか 臨武君みたいに冗談は通じないぞ 汗明将軍並じゃないのか...!? 臨武君副官の魯近ってのはどいつだ? ハゲの手垢のついた無能共はいらないんだよ 本来なら全員ここで始末してやる所だが さすがにそれをやると総司令春申君が黙っていない 総司令が近くにいて命拾いしたなァ だがその猶予も一日だけだ 私の第二軍は動かさぬことにした 今日は元第一軍のお前らだけで戦え それで素将一騰を討ち取れなかったとしたら、 ここにいるお前ら全員斬首に処す 一回機会を与えりゃ司令も怒らんだろ 私の身長に関して一切の言を封じる ぐっくそォっ指揮官なしで戦なんてっ ああこれじゃガキのケンカだっ 戦術も何も無しにこんなんで敵将が討てるかよっ 麗無理すんなお前はケガ人だ つか向こうが何か策を使ってきたら俺ら対応できんぞ隊長 第二軍本体は本当に動いてねェのか!? あの大女マジで防観するつもりかよ しかし楚元第一軍のこの無謀な戦い方に対し、 蒙武・騰側は逆に慎重になった 事情を知らぬ素側にはこの奇異な動きの意図をくみかねたのだ 今日はここまで両軍に大きな変化はありません 初日とうってかわって原公も本陣を離れず局地戦を静観しております 慶舎が受けの武将と知られましたからね 蒸軍は王翦の砦の攻撃を継続していますが、未だ揺らぐ気配はありません それに向こうには戦を急ぐ理由はないしな 燕の戦場もなかなか動きは出ないかも知れません ...ここも魂があの井園車を退げたため従来通りの城壁攻めになっています 魏か韓が何か秘策を出してこない限りこの戦場も膠着するでしょう 今日動くとしたらやはり楚軍の... 開始より半日!楚の第二軍が全く動いておりません! 初日の臨武君の失態に続いて二日目この戦い方は楚軍として少々まずいのでは? 二日目以降をまず第二軍に任すって指令だ 誰にも文句は言わせねェよ 事と次第によっては許さぬぞ 総大将汗明様が何用でこんな所まで? あのハゲが嫌いだったものでその配下共をいたぶっているんですが そう熱くなりなさんな汗明のダンナ 五秒で答えろなぜ動かさぬ そんな奇行で素将が討てると言うのか? 奏将なんてチンケなもの討つ作戦じゃありませんよ 函谷関を落とす作戦ですよ 娼機より逆にこの本陣に進言だと!? 全軍大いなる凡戦を連ねて十日後に...函谷関を落とすべし»...っとのことです! ううう...うんううんじゃないですか 二日目にしてようやくここも盛り上がってきたなァ 将軍一段目が劣勢になってきました 左の側壁も敵の攻撃を受けています 裏の尾根沿いにも敵影とのことです 見事としか言いようがない 多種多様な北の山間民族を取り入れるこのオルド軍はこういう山城攻めが得意だったりするわけだよ ...なんですよ(ちょっと待て女の側面はキョン族のものだキョン ...??〈知らんお前キモン うっとうっ(ギョーン) どのような(オルド五千ほど兵をくれ こっちだから?〈仲間が突入口を見つけたようだ ワハハいよいよ攻め手が増えてきたな 大本陣からの使者のようですが、 主力を温存して単純な消耗戦だけをやれだとォ!? 期日はおっしゃられたか? 呉申公孫龍軍の突撃を取り止めさせよ 分かってんじゃんかよー 初日のような番狂わせ的大戦はなく 全ての戦場で両軍が地味に戦力を削り合う戦いが続いた そしてそのまま二日目の攻防戦は幕を降ろした その時点で合従軍の裏に何らかの共通意識が働いていたことは素軍の誰も気付いていなかった まっまた第一軍だけかよ 斬首を取りやめただけありがたく思えだとさあの大女っ そして三日目も同様に過ぎたのである 趙の奴らおとなしくねェか? どこがだよけっこう... つかすっげェこっちもやられてるぞ そりゃ初日に比べりゃ少ねーけど初日はちょっとやりすぎだ この色ガキあのくれェで何意識してんだ 俺らの軍師に何やってんだー チュッチュチュツチューしたからって娘軍師はお前のものじゃねェぞォ いてってめーら隊長にむかって ちょっと宜しいですか?白老殿 やはり昨日からの合従軍の動きが気になりますか... 報告によれば他の全ての戦場で単純な消耗戦が行われている様子 初日の結果から何か合従軍で作戦の変更があったように感じる 作戦云々もあるが儂は合従軍全軍が同じ動きをしている点が気になる 合従軍につけ入るスキがあるとしたらそれはそれぞれが別の国の軍の奇せ集めという部分じゃった それが呼吸を合わせて戦うとなると厄介なことになる ...とは言え始まってまだ三日 少々考えすぎではあろうがのォ いや考えすぎということはありますまい 相手は何しろあの王騎を討った李牧ですから フォッフォ不思議なものですな 今この国の命運を握る函谷関を六将でも何でもない儂と張唐殿が守っておる あの昭王の黄金期についに六将の陰から表に出られなかった張唐殿と儂が... 私は奴らが大嫌いでした フォーッフォフオフォフォ 長生きも才能の一つではあろうて その点では僕らは奴らに勝ったと 毛将には老将にしか務まらぬ役目がある 才能という面なら王殿や倅の武がおる 彼らのそれは六将に決してひけをとらぬ じゃがあの二人では函谷関は守れぬよ フォップォッ国門を守るとはそういうことじゃろうて じゃから天才昌平君も僕ら二人を函谷関に上げた 案将一機転の利く桓騎をそえてな 天の計らいと儂はとるぞ この老将にまだこんな大舞台を設けてくれた... 共に史に名を刻みましょうぞ張唐殿 四日目もいずれの戦場も大局は動かず 前線は激しい戦いを繰り広げるも合従軍各軍の本軍は静観を続けた これに対し素軍も主力は温存させつつ戦った 自国内ゆえ兵糧の心配のない素軍は長期戦はむしろ望ましい さらにそこから二日が過ぎ... ひびってんのか合従軍はァ 突如この男が動いたのである 魏軍に道を開けるように伝えよ 巻き添えを食っても知らぬぞとな 韓軍本隊が前に...! あの軍に近づくと...巻き添えを食うぞ お頭ァ今までと違う敵が出て来やしたぜェ 放っとけ...こっちじゃねェ 蒙旅様なら張唐軍の所へ韓軍がっ... 成恢様こちらも攻撃射程に入りましたァ 弓対決なら高所が圧倒的有利に決まっておる... ちょ...張麿様これはっ... 〝毒兵器部隊〟それが成恢本隊の正体だ この時代、毒兵器は存在はしていたが一般的ではなかった ああのようにすぐ効く毒があるのでしょうか 我らの知るような毒ではない ああ敵兵の混乱ぶりがあまりに早い 成恢は南は越より先西は何奴の先の異世界にまで手を伸ばして、猛毒を持つ。生物・植物・鉱物をかき集めている それらを日夜研究し抽出・混合を繰り返し独自の様々な猛毒兵器を作り出した 成恢は本来男も色を覚える程の美男子だったそうだ かなわぬと悟った成恢の存在を知り 俺も毒兵器に興味を持った時期があったが しっしかし今のあの姿はっ!? 毒兵器の研究はその過程で自らも毒に体を冒される 奴の手下で健全な者など一人もおらぬ 百人以上が絶命し生きている者も身体に何らかの異常をきたしている 成恢自身もドス黒い血管の浮かぶ醜悪な姿に変貌してしまった それほどの代償を払っての成恢の毒薬! 生やさしいものではないぞ秦軍 各隊敵の弓の外まで開け 斜めに狙って敵の射程外から射ち込め 下の兵を上げて補充しろ 負傷兵を建屋に入れて手当てせよ ハノ解毒薬は一通りそろっております 何だったのだ今のは.. 念のためここは避難いたしましょう しょ...将軍おケガは 戻るぞ全隊本陣の位置まで退がれ 韓軍もう帰っていくよっ何でっ! オギコにはっ...オギコには分からないっ 七日目も本隊が動いたのは全戦場で韓軍だけであり他は全てここ数日同様に大局の動かぬ削り合いで終わった 汗明の第三軍どころか第二軍すら出てこない こっちがある程度弱るのを待って本軍が来るのだろう 分かっててもこっちはどうしようもない 勝つためには少なくとも前線の俺達が合従軍の想像を上回る働きをする必要がある そしてそれは各軍の大将達にこそ必要とされる条件だ 俺らの親父様達の爆発も当然必要ってことね 極端に単純明快な豪武と 何を考えてるかさっぱり分からん王翦 どっちも困ったもんだよなァ 結果子もひねくれるって...ハハ お前の不真面目さは父親とのことに起因する 俺はお前みたいに逃げはしない ハハやっぱりこの話すると宜しくないな そういうお前は誰よりつらそーに見えるけどねー ついでに将軍首あげた信も入れてやるかー ーとは言えこのしょーもない話ができるのも二人だけってね この大戦が終わったらとことん飲もうかね そして八日目も変わらずの消耗戦であった この俺をだますとはいい度胸じゃねェかよ 貴様に国を守る覚悟はあるか? この国をしょって立つ武将になる覚悟が の国をしょって立つ、将になる覚悟が貴様にあるかと聞いている 貴様にあるかと聞いている クソじじィてめェ... ...やっとここまで来たか... あともう少しだな... たまにはちゃんとしたもの食べるかな... それがよォあいつじゃなかったの ――にしても早いもんだなー合従軍対函谷関の戦いは今日で十四日目だぜ あーでもありゃァもう終わったって話だぜ 先日、函谷関は派手に陥落した その後威陽も落ちてそりゃ長平もまっ青の大虐殺だったってよ ナハハざまァみろっての それデマだぞデマどっかのバカの作り話だすっと前から流行ってるやつ ぬか喜びさせんなバーカワハハ あっつうううっ誰だできたてのカユ投げた奴ァ ――で実際のところ戦況はどうなってんだろうな 軍にいる従兄弟の話じゃ一進一退の攻防がまだ続いてるらしい 軍内じゃわざと合従軍がそうしてるっつー噂もあるらしいが... どっちにしろ素軍が奮戦してるのは確かだ へっでもまァそりゃそうだろ 国が滅んじまうんだからなァ 合従軍が意図的に長期戦に出てるのは事実として 離反した。斉という脅威が背後にある 各国の王は大軍を外に出したままでは気が気ではないはずだが、 何故奴らがそうするのか... 恐らく長期戦に出ているのではない どういうことかな丞相殿 全ての戦場で等しく奏軍の弱体化をはかり 機を見て一気に全軍総攻撃をかける 長期戦ではなく逆に最短の短期戦をしかける気だ 主軍同時に攻めて来られれば横の支援はできず素軍は一気に正念場を迎える ここからではいつとは申せません 現場の鋭い人間達はすでに感じ取っているはずです 十四連戦という戦いは着実に素軍の力を奪ってゆき初日以降大した戦果のない兵達は肩を落としていた しかし率いる武将達の眼光は益々鋭さを増している 昌平君の言葉通り察していたのだ この消耗戦が解き放たれる決戦の日が目前に迫っていることを 何となく信にも分かっていた ...???...?? それより何か夜食みてェなもん作ってくんねェか? フフフラフラスのフランスラックスを ...わざわざ集める必要もなかったようですね ならば皆さんに伝える言葉は一つだけです 明日の夜は函谷関の上で祝杯をあげましょう! どこも激しい戦いになりますね ...あえて...カギを握る軍があるとしたら... やはり正面の魏軍ですか? 蒙武・騰連合軍計七万出陣 ―二日目ー頻機からの進言直後 凡戦を連ねて西谷関を十日で落とす.. どういうことだ李牧... 正確には〝凡戦を連ねた後〟 〝全軍全力の総攻撃をかけて函谷関を落とす。です 楚将娼燐は初日の二将討ち死にを重く受け止めた 武将の損失は数千人の軍以上の損失 よって将を失う危険を回避し、主力を温存した戦いの中で敵の弱体化をはかっていくべきと 最終決戦時のこちらの破壊力の保持を第一とする...か しかし主力を使わぬとなると敵の弱体化には刻を要するぞ 合従軍は背後に落という憂いがあるため、長期戦は避けねばならぬ 李牧の言った見切りとは 函谷関突破から咸陽陥落までの期日の逆算 いつ決戦に踏み切るかである フッ娼燐の十日は浅かったな あのでけェのが来るぞォ この日函合関攻防戦は山場を迎える 公孫龍・李白軍をぶつけろ 機を見て本軍で鹿公を討つ 将軍左側面早くも援軍の要請です ついに楚軍大将汗明の本軍が... 第二軍と合わせて... いよいよ我々の出番ですね 咸陽出陣前昌文君もおっしゃっていた ここを抜けられると敵は山をつたい横から函谷関をおとしいれる 逆に楚軍を討ち破ればこの軍は左に旋回し函谷関を攻める魏・韓軍の横腹を砕ける 正に全体のカギを握る戦場 信じられぬことに今からあの楚軍十二万と戦う我らは何の戦術も持っていない! 俺の号令に従い全力で戦え 一体どういうつもりなのだ まさか席な以上なんじゃ 俺が全中華最強の男蒙武だ!! この俺を止める者など天下に存在せぬ 貴様の頭はこの蒙武自ら叩きつぶす 最強の男が率いる軍勢も最強だ この豪武軍は無敵である!! フン馬腸から芸が変わっておらん ほとんど自分の事しか言わぬ檄で全軍に火をっ...! オレも戦場に出てるわけだから 『テンのカブト(合従軍戦前のお話)おまけマンガ カブトくらい欲しーなーって思ってんだよね そりゃーかっちょいーのこしらえねーとな あちょーど今ヒマだから俺が作ってやろーか いーつていーって俺最近俺最近そーゆーの好きまして好きなんだよエンリヨすんな いやエンリョとかじゃなくて 何笑ってんだゴラー俺の力作を あ...「こんなんつけるかー」って怒るタイミング失った いや...これじゃ面だからカプトは...ほら頭守んないと あ!彫りものとか崇原が意外と得意だぞ いや...まー...鳥...みたいの... すげェ生きてるみてェな鳥だ いいやちょっと...これ..カブトになってないし... もーいーうっふつうに店で買うよー む?あーこれでは頭から落ちるか この作品は、デジタル配信肌に再編集を行うったものです 本作品の内容あるいはデータをご全部・一部にかかわらず、ここ無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含む)することは、法律で禁じられていいます。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除し、て行うことはできません。