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YOUNGJUMPCOMCS
ニュース
●至強
29
SHUEISHA
平丸
●至強
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
原泰久
...
KDMODADI
キング
ニ十九
第36話「十五日目の午後」
第57話「五千将・項翼」
第308話、婚活軍の突撃ー
第39話、汗明への道ー
第30話至強ー
第31話明かされる戦歴ー
第32話生まれて初めて、
第333話最強の漢ー
ハナ
ー六十三
|四十三
ニ十五
第31話・至強・決すー
第35話、俺の倅ー
第36話「勝利は目前」
[百三十五
ー九十九
ー百十七
_百五十三
百七十一
_百八十九
★この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などこはいっきい関係ありません。
これからは、これはそういうわけではないので、これからは、それではないですね。
前巻までのあらすじ
時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国家。奴隷同然の生活を送る少年・信
と漂は武功で名を揚げ、大将軍として世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。
そんなある日、凛は、国王癇政の影武者として王宮へ召し抱えられる。しかし、異母弟成蟻
によるクーデターが勃発。漂は刺客の手に掛かり殺されてしまう。漂を身代わりにした癲政に
憤りを感じる信だったが、漂の遺志に応えるため嬴政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。そし
て改めて、信は大将軍へ成り上かり、震政は中華統一を果たすと、いつ夢を実現することを心に
誓ったのだった。
その後、素軍に従事した信は趙迎撃戦、魏攻略戦などの功を認められ、正式に千人将へと
昇格する。さらに、信率いる飛信隊は右腕であった美鹿が解除するも軍師。河了貂が加わり、よ
り強い軍へと成長する。
一方の瀛政は、素国内で相国へと登りつめた呂不掌に対抗し弟成騎と共闘昌文君を左
丞相に就任させることに成功し、朝廷内における確かな実権を手にいれる。
そんな中、素国に楚・趙魏韓・燕の諸国が合従軍を組み大侵攻、激戦が繰り広げられる。
飛信隊は超軍と、蒙武は楚軍総大将汗明と激突。元野盗頭桓騎と豪将,張慮は奇策により韓
そういうことですが、そういうことですが、そういうことですから、そういうことですが、
そこからの王殿は
即決であった
函谷関の裏手に迫る!
るアアッ
軍総大将・成板を討ち取るが、騰は"戦の天才"姆
燐の前に苦戦を余儀なくされる。また、王翦は燕
軍オルドの猛攻を受けて砦を捨て敗走。オルドは
藤公軍対趙軍の戦場
飛値隊季白軍と激戦中
退くぞ
うぎャア
全部上手くいく
秦軍千人部隊|飛信隊
それにしても、このそういえば、これからのそういえば、それはそれではなんですね。
嬴政ぇいせい
回回回、素軍ーしんくん!そういうことだったのは、そんなことなんでしょうか。そういうことですが、
河丁貂かようで
山の民て信の元
同居人。飛信隊の
軍師となる。
天下の大将軍を目指す。秦軍特殊部隊・飛
信隊の隊長。千人将として庶公軍に配属さ
れる。
美病さまうか
暗殺集団・蚩尤の
未裔。同胞の仇を
追う為、現在は飛
信隊を一時離脱
森国の若き王。中華の統一を目指す
王賁ぉぅほん
玉鳳隊を率いる
勝により五千の将
に抜擢される。王
夢の息子
ほうたい
王鳳隊
豪恬もってん
楽華隊を率いる。
騰により五千の将
に抜擢される。蒙
武の息子
そういうことですが、そうだなぁ。でも、そういうわけではなく、そういうことで、
楽華隊
原公ひょうこう
そうだなぁ。でも、そういうことですので、そうですね。でも、そういうことですので、
豪驚ぁごぅ
王菊ぉっせん
っっ、化物と評される強さを
誇る。燕軍となぜか
桓騎かんさ
素軍の将軍
...本能で戦う武将。四万
今の兵を率いいて趙軍と相
対する。
王騎おっき
奏国六大将軍の一人
趙国討伐戦で命を落と
す。信に矛を託す
素国を代表する老将軍
張店・桓騎と共に画谷
関を守る
豪武...
騰との連合軍で楚軍と
戦う。
と、
勝とう
素国が誇る豪将。毒を六大将軍・王騎の副官。絶大な武力を誇る猛将。
寸精鋭揃しいの元王騎軍を
率いる
元は冷徹な大野盗団の
首領。西谷関に配置さ
れる
張唐ちょうどう
そういうことですか。でも、そういうことだったのは、
受けながらも成板を討
ち取るか市後に絶命。
成恢せいかい
韓軍
韓軍総大将...
張唐に討ち取られる
魏軍
呉鳳明でほうかい
競軍の総大将を務め
る。知識者に...読んだ将軍
李牧ㇼほく
趙の宰相を務める。合従軍を興
した張本人
越軍
合従軍ーかっしょうん!
オルド
燕軍
燕軍の総大浮を務め
る...手柄と対戦する
渦燐かん
汗明かんめい
ジ干明かんめい
超大国・楚の幸相を務め、第二条、の巨人。楚軍・楚犀第二凪の将。じゃぁ...っ、ゆっくりと
る。合従軍の総大将。
の総大将を務める。戦の天才と呼ばれる。
そんなことをしていたこのように、これからのそれでは、これからのこれからは、この
春申君じゃんくん
楚軍
そんなこと
...
第306話「十五日目の午後
「ムデ族の力を
見せてやれェ
うんっ!!おい!
〈どんどん行けェ
他の族に
負けるなァ
それでもないので、
それでも...
でも
そんなことなく、
...
できそう
そっ!?そねえ?
!?
!?
!!
ぜっ
アフ
ギャアア
ァアアア
あっ
第300話、十五日目の
オルド様
真後ろに敵軍がっ
お逃げ
下さいっ!
ギャア
......?
この俺が山間で
背を取られた
だと!?
盾兵
オルド様を
守れ
ぐば
ぎあっ
オルド様
馬鹿な...
王翦軍は
ずっと前に
北西に進んで
こちらには
来ていない
たとえ軍が分かれて
ここへ向かったとしても
あれほどの数の移動を、
俺の追跡部隊が
気付かぬはずがない!
一体どうやって...
有り得ぬ!
?
オルド様
お早く
移動ではない!!
最初からここに
伏せておったのだ...
開戦当初から
おのれ王翦!
ギリ
この俺を
踊らせ
おったな!!
孟知
ハ
矢の残数を
考えず
射ちまくれ
敵は山岳族の
寄せ集めだ
すでに統制なく
退却には
時間を要する
今が...
討ち刻だ
ハハ
孟龍
ハ!
ドカラ
あれが
オルドだ
生け捕りにして
俺の前に
連れて来い
......御意
急いで
本軍に合流
しましょう
...
くそっ
本軍と離れたことが
裏目に出た
もはや
あの八千の山岳族は
救えぬ
しかし>あれは
山岳族達の中でも
選りすぐりのハキであった。
山間侵攻において
あれを失うというのは
計り知れぬ
損失だ...
あっ!!
てっ
敵襲っ!
オルド様ァ
!!
オオ
返り討ち
だっ
がっ
もっ
孟寵様ァっ
そこまで
なめるなよ
ぐはァ
ぐっ
ってエ
ドッ
行くぞ
オオ
結局王翼は
オルドを
取り逃がしたが
...
チッ
この地に誘い込んだ
オルドの山岳兵
八千を皆殺しにした
燕軍の主攻を
担う軍がここに
消失したのである
矢傷を負ったオルドが
本軍の所まで退がった時
王翦軍は再び
姿を消していた
山間の戦いで
敵の姿を見失うことが
いかに危ういかを誰よりも
オルドは知る
オルド
「は
ダメだ
見つからぬ
オルド
くっ...
やむをえぬ
燕軍はさらに後退し
立て直すため空になっていた
王翼の砦に入った
これにより
今度は王聖軍が
燕軍に手出し
出来なくなったが
王製は不気味に笑い
そのまま山中に
消えていった
...フッ
一瞬、函谷関の
裏を取りかけた
燕軍であったが
結果的に
彼らはここに
長時間足留め
させられるのである
ギィ
......
オオオ
ギイ
ーこうした
配置で始まった
図谷関攻防戦
燕軍
日
合従軍参謀李牧が
決戦の日とした
十五日目も
半日が過ぎた
魏軍
函谷関では
火の手の上がった
左の壁から続々と
魏・韓兵が登り
函谷関の裏までが
戦場になっている
一番端の廉公と
趙将慶舎の
〝本能型〟対決では
互いに譲らず、
戦場は異様な殺気に
包まれたまま
戦いが続いている
その間には
蒙武%汗明
騰VS媚燐の
最大規模の戦が
展開している
そして今
昌平君・李牧の両参謀が共に
函谷関攻防戦で最重要と見る
楚軍VS蒙武・騰連合軍の戦いが
佳境に近づいてきていた
ゼハッ
ゼハァ
うぶ
ゼハッ
ううっ
がはっ
あっ蒙恬様
後ろから
敵騎馬隊がっ
何っ
奴らが攻撃の
邪魔をしておる
殺せエ
まずい
十分だっ
離脱するぞっ
はがっ
馬くらい
代えてこい
っ.....
臓将軍!
やる
一刻代わって
出た出た
あれが素将だろ?
あっちの守りは
あのハエみたいに
周りを飛び回ってる
騎馬隊にかかっている
ハゲを殺った
項翼とか
言ったな
俺に...
五千..
お前に兵五千くれてやる
あいつ目がけて
突っ込んでこい
えっ
ハゲの第一軍の中で
一番見込みがあるのは
お前だ
ガキだが
ここで
男見せろよ
騰の首を
挙げたなら
今晩寝所に
呼んでやるよ
それは
いっス
だが五千は
ありがたくもらう!
見てろよ臨武君
仇とってやるぞ
ククク
盛り上がって
来たねー
さァて
私も久々に
見せてやるかなァ
ガザ
綱燐様っ
うはァ
第307話_五千将・項異
頂翼軍
五千
.....
これ全部が
俺の兵隊!
俺は
狙いは臨武君の仇
秦将魔の首だ
オオォ
オオオ
やるぞ!
行くぞォ
オオォ
オオオ
......?
ドドオオオ
.....
.....
すげエ
項翼の奴
本当に五千を
率いて行っち
まったぞ
まだ
早い
第30回
白麗
翼の才能は
俺が一番高く
認めてる
あいつは先で
絶対将軍に
なる男だ
だが今五千将は
はやすぎる
しかも急造すぎて
軍として機能する
わけがない
蝸燐将軍は
何を企んでる...
ハァ
お前は
あの素将...朧と
どう戦うつもりだ
ドオオォオ
右より新手です
三千から...
五千!
真っすぐ
こっちに
来ます
士気が...
高いぞ
あの軍
将軍
見えたぞ
膝だっ
翼!
固まるな
目一杯
軍を広げろ
......
急げェ
うっせ
分かってる
!?
広がったぞ
俺達を
包囲する
つもりかっ...
錐型を
解いた!?
クク
バカな
奴らだ
我らを相手に
薄く広げよって
敵の力量を見誤ったな
一撃でブチ抜くぞ
俺が窓の〝雷轟〟
五千将の項翼だ
勝負しろ
秦将廳臈
ブハハ
しかも将自ら
居場所を
明かしたぞ
先頭だ
...いや
一度かわしたい
所ですが
あの軍が
守備陣に向かうのも
きついかと
それに
臆様
はい
単純な..
誘いです
五千将の首は
悪くない
その通りです
突撃だっ
オオ
項翼
来たぞ
こっちは最初っから
急造五千が軍として戦える
なんて思ってねェ
“五千将の首”っつうエサで
騰が釣れれば十分だ
後は
っしゃあ
ハッ
俺が
殺る
臓様が
出るまでも
ない
何っ
楚将は
バカが
多いのか!?
ハア
莫邪刀ォ!!
ガキッ
しっ
ギギギ
ギギッ
うじゃア
なっ
...!!?...
チイイ
あっ
あのガキっ...
ッウ
はっ
まずい
つかまったぞっ!!
でかしたぞ
項翼
ファルファ!!
腰を討てェ
うオオ
くオオ
殺せェェ
騰様を
守れェ
このクソガキ
項翼
膝は
どこだっ
一馬討ちか!?
ガン
囲んで全員で
殺るんだよ
違う!
ファル
ファル
すっこんでろ
ボケ
くっ
すげェ
頂翼の奴
膝を止めたぞ
広がった五千も
睦目がけて
集まってきた
こ
これはひょっとして
殺っちまうんじゃ
勝軍方陣の中
蒙恬ー
休息は
終わりだ
出るぞ
翼...
お前..
せめて
右の指揮に
行っている副長が
戻るまで..
おっお待ちを
歌恬様
まだ
馬を代えた
だけで...
待って
られるか
膝将軍が
外で討たれたら
もうここは
終わりだ
?
道を
開けっ...
?
?
何だ
この地鳴り...
また左から...
[将軍〟姫
第二軍が
「媚燐
フォー
ドドトド
ドン
ドドトド
ドン
トドドド
ドン
出陣
蝸燃将軍だ!
ブオ
ドンドン
ドンドン
ブオ
ドド
ドドン
姫燐将軍が
出たぞっ!!!
堀燐自ら...
前に..
項翼に飛びつかせて
それを狙っていたのか?
だがそこまで
派手に向かえば
朧は意地で陣内へ
逃げるぞ...
娟燐です
第二将娼機が
出た模様です
願っても
ない
ハハッ
......
一度退がって
娼燐を討つ手立てを
練るぞ
行かせるかよ
うっせ
バカ
ぶっ
あそこは今項翼が
今晩私を抱くために
必死に頑張ってんだろーが
ジャマ
すんな
娼燐様っ
騎馬隊を走らせねば
脳が逃げると
思いますがァ
うはァ
へ?
では我々は
何を...
あの方陣の正面の
フタをぶっ叩きに
行くんだよォ
ああ!
ああ
じゃねー
ボゴッ
ぐぼっ
私達はア
隆国様
娼燐本軍が
こっちにィ
何っ
第308話・期限軍の突撃
そんなこと
...
バミュウ
キングダムの
ニィ
始めろオ
来るぞォォォ
ポエー
娟燐本軍
方陣の要・隆国軍に
突撃
ギャつ
行けェェっ
ぐばっ
進めー
ドドド
ドドド
ドン
ドドド
ドン
ボエ
そして
ドン
ギャアア
とっ
止めろォォ
おっ
ばっ
うぐっ
がっ
死ねェ
第三壁まで
敵が侵攻!
魚毛様
討ち死にっ
ええィ
ありったけの
予備軍を
後ろに回せ
我らが抜かれても
したらこの方陣は
崩壊するのだぞ
......
隆国様
決して速さはないが
列をそろえて着実に
押し込んで来る!!
勢いまかせの戦いを
じないのはよほど
自信があるからだ
太呉は
おるかァ
ここに
ーだが
この危機は
楚将嫡燐を討つ
千載二遇の好機でもある
姫燐軍の横に出て
側面より突撃せよ
娟燐軍も精鋭部隊
だろうがお主の隊も
かつての王騎軍内で
精強を誇った必殺の部隊!
キングダムの
娼燐の首を
たたき落として
来い!!
御意ィ
くそっ
この包囲
しつこいぞ
方陣の外
騰隊干対項翼隊五干
とっ
とにかく..
臆様にまとわりつく
あのガキ五千将を
仕留めるのだ
ガギッ
ぐっ
がっ
オオ
うらァ
ガギン
項翼
ドゴッ
ぶっ
ぎっ
だラァァッ
なっ...
うオオ
臨武君の
仇だァ
ファル
ファル
ファル
再び方陣攻防
太呉隊、娘雄軍の
側面を攻撃中
ムオオオ
娼燐
バギッ
ムハァ
何という守りの堅さ
がっ
ぢっ
ふん
馬鹿な!!
キングダムの
の太呉隊が
歩も中に
入れぬだとォ...?
......
...
娼燐の精鋭隊か...
やっぱあち
かっちゃ
これが
はっ
!?
ぐわぁ
矢だっ
ビヒィ
がっ
白麗隊は
蝸燐軍,右の援護だ
味方に
当てるなよ
オオ
隆国様
太呉隊の突撃が
失敗した模様です
攻撃を受けて
います
...一度
退がらせよ
娼燦本軍
なおも前進
予備車の数が
足りません
ま...まずい
ハハッ
...ファックス?
方陣の中
蒙恬
......?
キングダムの
いかん...
家恬様
正面の陸国軍に
娼燐本軍がっ...
なっ
期放本軍!!
俺はここ
右翼の予備軍を
連れて隆国軍の
増援に行く
ここは
任せるぞ
予備軍
来いっ
えっ!?
しっしかし
右翼も
手一杯です
あのままでは
方陣の蓋が
破れる..
予備軍が
なくば
穴がっ...
!?
多少の穴は
止むをえぬ
左翼の予備軍に
救援を頼め
正面に大穴が
あけばもう
方陣はもたない
豪徳
ハ!
...
何か
後ろ
んっ
ボゴン
おっ
チッ
!?
何っ...!?
背後から
敵だと!?
?
どるァァ
フン
ばっ
あっあれはっ
たしかくおみ
録嗚未と千央
討ち取ったって
言ってなかった
バミュウ君?
ひっ
最後奴ら散り散りに
なったのでてっきり
もう死んだのかと...
キングダムの
生きて
いたのかっ
ろっ録唱未軍長です
千央軍長もっ
オオ
オオ
いっ生きて
おられたのかっ
募兵ですが
婚姻軍の背後に
突撃しました
オオ
ま...だろうとは
思ってた
けどね
録嗚未...
どうする白麗
あっちも援護するか!?
いや
もう娼燐軍と
密着して無理だ
千央...
隊長左より
敵襲ーー
?
あれは戦象の後
見捨てられた
くっ
連中本当に
しぶとい...
何っ!?
!
あっ
あいつはっ...
ぬっ
抜けて
行ったぞ
がぼっ
奴らの狙いは
俺達じゃない
ほうじん
方陣左翼五千将
おう!
王賁
あいつらもっ
娼燐本軍の
背後を討つ気だァ
玉鳳隊だ
コラァ
キングダムの
あの...
蝸燐様
他にも
新手が..
......
後ろに
ひィ
バミュウ
んー
...
目ぼしい敵の目は
あらかた私に
集まったか
ハッ
場所を変えるぞ
この場に華やかさと
かわいらしさは
示した
スレんなこれ
へっ!?
いーや
ひ...ひとまず
退却ですか?
もっと..
面白そうな所へ
行くんだよ
第309話
もはや
蒙武に
打つ手は
ない
......
如何にも
遡ること
二刻
«斜陣がけ〟で始まった
蒙武VS汗明の戦場
では
ゼハ
ゼハ
ひるむなっ
戦えェ
オオオ
再び蒙武軍が
斜陣の第二波を
放った
今行くぞ
壁ィィ
その数
一万五千
ぐはっ
第二波が第一波と
違った点は
左右の端に兵力を
偏重させたことであった
キングダムの
汗明軍
徹底的に
両端から
崩す気か
五千
第二波
敵の意図を察した
汗明の側近二人は
自ら増援一万と共に
両端に向かい
...ファン..
剛摩諸
これらと激突
ひるむなァ
押し込めェ
びゃはァ
べっ...
貝満様だァ
先に出た二万と
第二波の一万五千で
後ろに残すは
もはや蒙武の
五千のみ
後がない蒙武軍の戦線は
必死の戦いぶりを
見せたが
しばらく退がって
息を整えろ
壁
ゼハ
俺に構うな
ここを突破して
裏を取るんだ
弓兵が邪魔だ
全員外に出して
後方に雨を
降らせろ
ハ!
乱戦は
俺の重装部隊で
十分だ
貝満・剛摩諸の
強力な軍の前に
勢いは完全に
止められた
フォオ
いかん...
ゼハッ
ゼハッ
余力が...
。尽きる...
斜陣による全面攻撃と
見せかけながら
実は両端に力を
集中した言わば
二主攻戦術
奇抜だが
これは力を遠くに離して
「分するため、失敗した時、
取り返しがつかなくなる
現に攻め入った両翼の
吉戦に対し残った蒙武は
どうすることもできない
これを
完全なる
作戦の失敗
という
慣れぬ策などに
溺れるから
こうなるのだ
馬鹿者が
......
おっ恐れながら
進言いたします
いらん
!!
.....
将軍
全て
作戦通りだ
あいつ
のな
えっ!?
!?
あいつ?
«斜陣がけ”?
......
ああ
俺が小手先の
小細工を好まぬことは
知っていようが
もちろんだ
だが今回は
どうしても
策が必要になる
...
それほどの敵か
楚軍は
ああ
元々...
楚出身の
俺が言うのだ
間違いない
......
どういう
作戦だ
「うん...うんっ、
で
うむ
楚軍は大国としての
面子を重んずる
その大将である
汗明もしかりだ
汗明は必ず横陣を敷き
堂々とお前と相対する
お前はそこに
四万の半数
二万の«斜陣がけ〟を
行う
«斜陣がければ最後の端に
力を集めると威力を増す
敵は向かって右に
増援を送るだろう。
次いで第二波の斜陣一万五千
この第二波は左右両端に
極端に兵を厚くしろ
四万のうち三万五千を
ぶつけるのか?
そこが重要なのだ
横陣の弱点は
〝両端〟にある
お前の二つの。斜陣がけて
敵は必ずその意図を
両端の崩しにあると読む
そして
軍の力を
左右の両端
遠くへ広げて...
しまうのだ
五千
五千
見えたぞ
...
どっしり後ろに構える
汗明を討つ策は
これしかなく
またこの衆が
出来るのも
そこまでだ
汗明への道が
「分だ
その先は豪武
お前の...
ガギリ
待たせたな
貴様ら
!?
俺並みに
血の気の多い
貴様らの出番が
一番最後になった
だがその
沈黙も
全て今この時のことに
ためと知れ!!
全軍
ビキ
!!
突撃だァ!!!
オオオ
オオオ
蒙武軍五千出陣!
ぬっ
んはっ
何と
玉砕に
出たか!?
......
蒙武です
最後の五千を
率いて正面より
向かって来ます
いやまさか
これが狙い...た!?
馬鹿な
だとしたら
武力頼みが
過ぎる!
そんなもの
策とは
呼べぬぞ
念のため
後ろの予備隊を
回しておけ
いやもしあの五千で
この汗明本陣一万を破る
武の保証があるのなら
策としては上策だ
敵と咬み合った
貝満達はすぐには
呼び戻せぬ
だが
力を示してみよ
お前は
本当にそれほどの
強者か蒙武?
巨暴大騎兵団
五千を出せ
この汗明本陣は
ただの一万ではないぞ
邪魔だ
どけィ
巨暴をっ
ぐわァァ
なっ
でっ
でかいっ
向こうも
騎馬隊を
出して来ました
!?
なっ
何だ!?
あの騎兵達...
大きく見える
ばっ
馬鹿な
全員>蒙武様並みの
巨軀だとォ!?
もっ...
ガァッ
ばっ
ぐっ
!!
うオオ
っ......
豪武様に
続けェェ
うオオ
な...何と!?
巨暴が
はじかれた!?
......
蒙武よ
四万全軍を使いきって
お前を敵本陣に
向かわせるからだ
この策は
後戻りが
きかぬ
失敗は
許されぬ
溜め込んだ力を
爆発させろ
何が何でも
この一撃で
殺せっ
合従軍の
武の象徴
ガチ
楚軍総大将の
首を獲るのだ!
汗明ェェェ
ぬおっ
汗明ェ
......
......
!
第310話、至強
ぶっ
汗明ェェ
よォし
第310話「主演
抜けたぞォ
蒙武本軍
汗明本軍巨暴大騎兵団
を突破!その数二千
オオオォ
いよいよ
汗明軍の手薄な
横陣中央に迫る!
えっ!?
もっ
蒙武様だっ
なっ
何っ!?
蒙武様だ
蒙武様っ
ついに
出られたのかっ
道を
開けろォ
うオオ
へばってる
場合じゃない
家武様に
続けェエ
ぬオオ
クオオ
雑魚は
我らに
お任せを
げほっ
オオ
将軍は..
本番まで力を
温存しておいて
下され
...
汗明様
蒙武が
来ます!
.....
フッ
あらあら
あっそ
へー
蒙武は
打って
出ちゃったか
ちょっと向き
ズレたな
進行方向
少し左に
変えるぞォ
蝸燐様
少々急ぎ
ましょう
いんや
このままで
いい
あの様子では
蒙武は汗明様の所まで
行きそうです
何でも早けりゃ
いいってもんじゃ
ないんだよ
ン
蒙恬様
...
娼燐は
隣の...
楚将·蝸燐
何を考えて
いるのか
読めない...
だが向かったのは
娼燐の本軍五千
だけで後の五万は
ここにいる
だから
臆将軍も
ここは
離れられない
録嗚末
千央も
同様か..
豪武様の
戦場へっ...
父・蒙武を
討つどでも
言うのか!?
だが一誰かは
媚機を追うべきだ
!!
玉鳳隊ー
お前も
同じ考えか!
ん?
陸仙
ここの騎馬隊の
指揮を任せるぞ
王真...
騎馬七百
ついて来い
行かれるの
ですか!?
ああ
父が死んだら
......
娼燐の狙いは
恐らく蒙武だ
隣の戦場が
敗北すれば
今度は汗明軍が
こっちに流れ込んで
敗北する
じィにも
この旨
伝えておけ
頼んだぞ
...!?
それに...
蒙恬様...
弟が
悲しむからな
白麗
蝸燐将軍が
行っちまったぞ
何か聞いてるのか
なわけ
ないだろ
俺達ァ
どうすりゃ
いいんだ
あの精鋭部隊五千で
本当に豪武を
討ちに行ったのか!?
他も動いてない
とにかくこのまま
戦うぞ
10体1何を
考えてるんだ
娼機将軍...
...
五千...?
.....?
残りの五千は
どこに行った...
たしか...
娼燐の精鋭隊は
一方と聞いて
いたが...
止めろォ
ギャア
来るぞっ
いいぞ
ここも
抜ける
来るぞォ
いよいよ
もう本陣だ
オオ
ドン
ドドド
ドッドツド
ドン
?
ドドド
ドッドツド
ドン
誰が
至強か!?
誰が至強か!?
何だ!?
誰が至強か!?
汗明!!
これは
誰が
至強か!?
誰が
至強か!?
何だ
一体...
誰が
至強か!?
...
汗明!!
その息吹で
巨石は砕け!
その一振りで
山は地に沈む!
ん?
天下最強
漢の中の漢!!!
ギリ
それは
誰か!?
ドン
汗明!
!?
なっ
何だっ!?
広い
範囲でっ...
あっ
やっと
出て来たか
うおっ
ばっ
うお!?
......
......?
奇遇だな
俺も
中華最強の
自負がある
貴様も
そうだと
言うのなら
決めねば
なるまい
中華の注目する
今この地で
どちらが本物の
漢かをな
楚軍総大将
汗明
ついに...
出た...
...
思ったより
口数が多い男だ
ゴクリ
どっちが
本物かは
決まっている
さっさと
来い
そのカニの如き頭
叩きつぶしてやる
ほざくな
下郎が
その武器に
剣ではさすがに
刃が欠けそうだ
十数年ぶり
だぞ
モンク...
フッ
俺に“大錘〟を
持たせる者はな
第301話、明かされる戦歴
っ...
ついに...
敬武様よりも...
しかし...
やっと
引きずり
出したぞ...
蒙武様と
汗明が対峙し
対峙した
楚は此度の
合従軍の盟主を
うたっている
で..
でかい...
故に汗明は
楚の大将という
だけでなく
合従軍全体の
武の象徴だ
豪武様が討たれれば
この戦場は敗れ
函谷関陥落に
つながるやも知れぬが
ああ
汗明を討つならば
逆に全戦場に
戦略的な意味以上の
影響を与えるのだ
それほどにっ
この一騎討ちの
意味は大きいぞ
あっ
蒙武様ァっ
うっ
うおっ
!
あっ
もっ
豪武様が
飛ばされたっ!?
!
うわっ
ぐわっ
ビヒ
あっ
蒙武様っ
はっは
どうした
蒙武
ブシュ
思ったより
軽いではないか
......
ドドンド
ドンドン
汗明!!
ドドンド
ドンドン
ば...
...バカな
あの豪武様が
...軽々と...
汗明!!
......?
ちょ...
ちょっと待て...
たった二振り
たった三振りだが...
ドドンド
ドンドン
メラのは完全に
蒙武様が打ち負けだ...
汗明!
体軀と同様に
脅力でも汗明は
豪武様を上回っている...
ドドンド
ドンドン
汗明!
思ったより軽かったが、
落胆することは
ないぞ
別にお前に
失望した
わけではない
この汗明は
失望はせぬ
もはや自分が
最強であることを
知っているからだ
熱くさせる敵が
いぬことに
最初から
俺には敵が
いなかった
初陣の刻から
この今まで
度もな
.....
今さら
失望はせぬ
フッ
フッ
楚は超大国だ
国土は東西に長く
実に五か国と国境を
なしている
俺の初陣は
東端の国際斉”との
戦場から始まった
俺は東から
順に前線を
荒らして回った
斉・趙;魏・韓
となァ
長き戦歴で
落とした城は
大小百は超えて
いよう
その間
一度も
負けていない
一度もだ
四か国との前線地帯では
汗明の名を聞くだけで
糞尿を漏らすほど
その名は恐れられている
お前達
秦だ
あまり
聞き及んで
いないのは
遠国の燕と
そう思う
だろうが
実際は
そうではない
!?
この二、三十年
案と楚が
戦っていなかった
ため..
一度だけ
楚をかすめ取ろうと
南下して来た
馬鹿がいた
お前達が
〝六将〟と崇める
当時の大将軍の一人
王都だ
!?
なっ...
......
何だとォ!?
......うん
研布殿
...
う...嘘だ
......
儂はその時代から
前線にいるが
はっは
嘘ではない
そんな話
聞いたことがないぞ
俺はその時
飛ぶ鳥を落とす勢いの
若き将軍で
わざわざ声がかかり
楚の〝虎〟項燕大将軍の
副将としてそれを
迎え撃ったのだからなァ
なっ何っ
そして
王骸は
第一陣の俺に
あっさり敗れて
手ひどく傷を負い
情けなく素の領地へ
逃げ去ったのだ
その戦が秦に
広まっていない
理由は
その王能の
負けっぷりから
察することができよう
でっでたらめだァ
そのお方が
若き日の汗明に
敗れたなどと...
六将が楚に
大敗したなど
しかも
王骸大将軍と
言えば六将一の
怪力豪将の方
...いや
たしかに...
......
――だが
六将・王彰に勝っても
俺に特に高揚はなかった
!?
口外を禁じられた
対発の段戦力
あるというのは
聞いたことがある
気がする...
なぜならとっくに
悟っていたからだ
この汗明は
天の気まぐれで
人の枠を越えて
生まれ落ちた者
超越者で
あることを
バギ
バギッ
豪武様っ
ピヒィ
面白いことを
教えてやろう
己が
無双と悟った者が
戦場で戦い
何を思うか
それは
ただ一つ
「つまらぬ」
ではなぜ
戦うか!?
本物の敵を
求めて!?
だ
!?
!?
違う!
〝責務〟だ
自分が強者と
勘違いしている者を
正面から叩きつぶす!
超越者としての!
真の大国の大将軍
としての
責務を果たす
それがっ
楚の巨人
汗明である!
オオオ
オオ
ドドンド
ドンドン
ドガ
バカ
ドゴ
第312話「生まれて初めて
ドトンドドンドン
ドドンド
ドンドン
汗明
汗明
汗明
ガッ
認武様
ヌン
もっ
蒙武様ァっ
クク
汗明様に
勝てる訳が
ない
終わったな
豪武も...
秦国も
第312話
生まれて初め
ぐわっ
うおっ
ビヒィ
っ...バ..
バカな...
も...
あ...
あの汗明様
が..
......?
吹き飛ばされた...ッ
ビッ
あっ
......
......
つまらぬ
俺は
逆だ
汗明
俺は
貴様ほどの
強者と戦うのは
初めてだ
故に
...か
高揚して
いる
好敵手に
出会えたなどと
感傷的なこと
ではない
俺が
うれしいのは
ビリッ
ようやく
バギン
生まれて
初めて
ビリ
ビリ
全力を引き出して
戦う刻が来たからだ
メギィ
汗明
貴様は
超越者など
ではない
...ただ
ほざくな
昨日まで相手に
恵まれていた
だけだ
小男が
んめい
短期戦に
切りかえる
さっさと
片付けて
汗明様の元へ
戻るぞ
ばはっ
ギャア
来輝様
退がって
下さい
敵の勢いがっ
バカを言うな
ここで
退がるかっ
ぐオオ
ぐばっ
俺達が汗明の側近を
引きつけている間
殿が汗明と
戦えるのだ
しっしかし
もう
もちませぬ
死んでも構わぬ
来輝様が
戦死してはっ...
それだけの
価値がある
この戦いは
来輝様
新手がっ
今の殿の
戦いには
全てを
差し出す
価値がある!!
来輝様っ
続けっ
続けェっ
...
も..
こ...
この音
これは
人の戦いか...
バキ
...
......?
破片だっ!
大錘の破片が
甲冑を
買いて
すっ
こほっ
は..
ゴガ
バギ
ドガ
ドゴ
少し退がれっ
ゴッ
輪を
広げろ
あっ
ベキベキ
.....
ば...馬鹿な
うおォっ...
蒙武様ァっ
何だ...
あの男
ビキ
汗明様と
ここまで渡り合う
人間がいたとは...
し...
信じられぬ
......
蒙武
強いな
情報にあったよりも
二回りは上をゆく
あれもまた
あの体題も含めて
生まれ持った武の才ならば
汗明様に並ぶのやも
知れぬ
ででは
仁凹様
怪物の
類いか
汗明様が...
不覚を取る
ことも
有り得ると!?
そそんな
それは
万に一つも無い!
!
大将同士の
一騎討ちとは
単純な武力の
ぶつけ合いでは
ないと言う
積み上げた
武将としての格?の力を
双肩に宿して
戦うそうだ
軍略家の儂に
理解はできぬが
積み上げた戦歴
汗明様と蒙武では
雲泥の差だ
汗明様の双肩には
中華の大将軍の
力が宿る
実際にそれは
あるのじゃ
武才が
等しくても
一騎討ちで
豪武が汗明様に
勝つことはない
第313話・最強の漢
ニッ
第313話・最強の漢
蒙武様ァ!!
幕だ
あ
あの豪武様が
敗れる..
蒙武様が...
殺される...
さっ
させるかっ
待てっ
!?
蒙武様の
武名に泥を
塗る気かっ
後世にかけて
汚名が残るのだぞ
だからって
見殺しに
するのかっ
...だが
豪武様が
討たれた瞬間
全員で汗明に
襲いかかる
ここで我らが
割って入らばっ...
汗明の後は
周りにいる楚兵だ
将同士の
一騎討ちとは
そういうものだ
......
準備しろ
こっちから
突っ込むぞ
ああ
一人でも多く
道連れにして
皆で豪武様の
後を追うのだ
......?
フッ
よし
汗明様の次の一撃で
奴らより先に
蒙武
積み重ねた戦歴
大将軍としての“格”
それらが力となって
双肩に宿るとするならば
汗明の武は
今の中華で正に
最強やも知れぬ
その時
お前であっても
汗明は揺らがぬ
山に見えるだろう
汗明は
お前よりも
強い
ギギッ
だが
俺は信じている
...ん?
お前に
理屈は
必要ない
あっ
家武様っ
それを打ち破るのが
豪武という漢だと
死に損ないが
ガギリ
この一戦で
天下に示せ
むっ
ガァア
誰が最強の漢であるかを
!
砕かれた!?
...
この汗明の腕が
砕かれたのか!?
おのれ
蒙武
か...
許さぬ
許さぬぞソ
蒙武ぅ
汗明ェ!!
中華最強は
この俺だ!!
父上..
...
......
バミュウ
ひィっ
はっ
はひィ
クス
偃を呼べ
......?
娼偃様を...?
姉上
どうした
中に入って
いって
背から
蒙武の心臓を
貫いて来い
!?
なっ...
ちょっ...
ちょっと
お待ちを
蝸燐様っ
そっ
そんなことを
したら汗明様が
黙っていません
下手したら
汗明軍は
我らに向かって
来ますよ
うはァ
落ち着かれよ
バミュウ殿
姉上もそこは
承知で言っている
しかし
その理由
この愚弟にも
お聞かせ願おうか
良くも悪くも
汗明の代わりは
いない
ぶっ
もし汗明が
豪武に討たれでも
したら
それに
私でさえ
汗明軍は
動かせん
一言で言えば
ここの戦場は
先が見えなく
なる
一騎討ちなんて
バカな男の
酔狂に付き合う
気はない
......
豪武を討った後
汗明が憤怒した
場合は?
...
お前はすぐに
ここまで退がれ
......
後は私がやる
承った
十騎
ついて来い
騎馬が
出た
...いや
数騎だけ...?
あ
互いの武器に
ヒビが深々と
い...いや
その前に
もう
この二人は...
ガアア
ヌオオ
!!
ガギ
ベギ
ボギ
もっ
家試様ァ
...
二人共
限界だ
あァ
もはや...
数撃で...
決着がつく...
御免
第314話〝至強〟決す
!?
む!?
娼盤軍の
旗!?
!?なぜ
こんな所に
!?
婦偃は素兵の
薄い所から入り
楚兵の中を
進んだ
どけっ
道を開けろっ
!?
あっ
もっ蒙恬様!?
えっ!?
蒙恬は
素兵と楚兵の
乱戦の中を
入って行った
くっ
間に合うか...
父上..
ピクン
......
......
ドクン
...
〝至強〟決す
第314話
苦戦中
前にも
兵の補充だ
これ以上は
ビシ
かんこくかん
図合は
むっ!?
選がるな
凶事の報せ
では
なかろうのォ
...
お...
終わる..
...フフフックス
...
函谷関攻防の
戦局を左右する
この一騎討ちに
互いの兵が固唾を
呑んだが
終わる
ぞっ...!
もはや当人達の頭には
戦のことさえも
消えていた
あるのはただ一目の前の
相手を叩き潰すことのみ
フアァ
ギッ
!?
!?
!?
!?
えっ!?
あっ...
!?
チッ
速いっ
ドッ
もう一押し
?
......
しまった
至強を決する
舞台だぞ
汚すな
下郎がァ
どうした
蒙武
勝負は
まだ
ついておらぬぞォ
.....
さいきょう
やめろ
蒙武ゥ
.....
があっ
...か
第315話俺の体
!!
あっし
合従軍本陣
......?
......
何だ
この異常な
歓声は...
まさか..
ぐあああ
楚軍総大将汗明
ウオオ
第315話、俺の体
蒙武様ァ
かっ
汗明様
討ち死に
汗明様ァァ
うぐあ
ああっ
フオッウオッ
ウオオオ
蒙武様アアア
隣の戦場
原公軍飛信隊
たっ
隊長
隣の
戦場がっ...
ああ
ありゃァ
ぜってェこっちの
歓声だぜ
カカ
誰かどでけェこと
やりやがったな
??
ちっくしょォ
何でもねェ
へっガタがきた
だけだ
ピシ
......?
どうした
信!?
っし俺らも
やるぞォ
オオ
蒙恬様
しっかりして
下さい
蒙恬様っ
蒙恬様ァァ
ぐあああ
若君
目を開けて
下さい
ヌオオ
築武を
殺せェェ
汗明を討ち取った
一騎討ちの余韻も
束の間
きっ来たぞォ
他の奴らも
だァ
普殺しに
しろォ
蒙恬様ァァ
蒙武様を
守れっ
うオオ
激昂した汗明の兵が
突撃したその場は一変
怒号飛び交う
大乱戦となった
もっ蒙武様
ここは一度
お退がりを
刻をおけば
汗明討ち死には
広まり必ず
敵は崩れます
おっ
お待ちを
蒙武様っ
!?
わっ若君に
どうかお言葉を
あ...あまりに
傷が深すぎ...
どうか、若君に
最期の言葉をォ
脈ももう
大分...
うっ...
そいつに
かけてやる
言葉などないわ
なっ
なっ
......
蒙武様
そんなっ...
若君は
あなた様の
ためにっ...
やかましい
そもそも
なぜそいつは
持ち場を離れて
こんな所にいる
......
......?
!?
何を..
何を言って
いるのです
死にはせぬ
後で
しっかり
説教してやる
豪恬様は
もう...
どうか...
最期に藪武様の
お言葉を...
この蒙武の倅だ
その程度で
死にはせぬ
豪武様...
!!
いっ今
あっ
一瞬
蒙恬様の手に
力がっ...
さっさと
後ろへ
連れて行け
俺はまだ
蒙武様
お退がりを
やることが
ある
なっ
何っ!?
!?
敵かっ
!!
なっ
豪武様がっ
てっ敵に
突っ込まれ
たぞっ
何っ!?
ぬおお
蒙武が
来たぞォ
いい成嗣だァ
汗明様の仇
全員でズタズタに
しろォ
蒙武様...
どこにまだ
そんな...
殺せっ
殺せっ
この死に
観ないをっ...
......
......
......
何なのだ
何なのだ
この男は
汗明様との
激闘の直後に、
なぜそんな力が
なぜ
そんなに
戦えるのだ
があ
........
うオオ
蒙武様に
続けェっ
とことん
やるぞォ
蒙武様ァ
全員突撃だっ
うオオ
......
...そうですか
あっ
場価様が
戻って
来たぞ
...しかし
まさかあの
汗明様が
討たれるとは
か...
蝸燐様
これは...
つはっ
傷を負って
いるのか!?
ぶっハハハ!!
!?
!?
......
なーに
おっ死んでんだよ
あの大男は
男女様
クックク
これじゃあ
私の位が一つ
上がっちまったじゃ
ないかよ
にゃっハハハ
ハハハ!
かっ娼燐様...
笑ってる場合では...
どうもしない
戻るぞ
えっ
さっきも言っただろ
汗明軍は私じゃ
立て直せない
これから一体
どうするつもりで..
それに元々...
時間つぶしに
こっちに見学に
来ただけだ
する気も
ねェけど
蒙武...
......?
しかし
驚いたな...
私の他にも
世に名の通っていない
怪物がいたとはな
蒙武を先頭にその本軍は
完璧に汗明軍中央を
撃破
汗明軍の横陣は
真っ二つに
切り裂かれた
のである
その最中
仁凹の本陣も
壊滅
両極にいた汗明の側近
貝満と剛摩諸はさすがに
上手く軍を退けたが、
蒙武軍は
そこからさらに
左右の乱戦地へ
加勢に突進
それ以外の所は
蒙武本軍の急襲で
凄まじい被害を
こうむった
これはもしや...
それは
もはや
再起不能な程の
打撃であった
図谷関攻防戦十五日目
合従軍側が決戦の日と
銘打ったこの日
蒙武VS汗明の
戦場は
蒙武軍の勝利が
確定したのである
時間の差はあれど
この大局を揺るがす
一報は両本陣へと
伝わり
咸陽
当然、その反応は
対極のもので
あった
......?
でかしたぞ
豪武将軍
あえて楚軍相手に守らず
藪武で攻めに出た
昌平君の作戦が...
いよォっ
しゃああ
家武...
はまったな
カッ
......
総司令
......
大きいですぞ
......!?..
ええ
バシッ
ハッハ
さすが..
僕の敬武だ
こもっともワハハ
これは...
......
報告!!
蒙武様が
汗明を討ち取り
そのまま汗明軍を
撃破!
汗明軍を
大きく後退させた
とのことです!!
汗明討ち死にの一報に
他の戦場も
大いに揺らいだ
なっ...
真かァ!?
第316話・勝利は日前
何と
豪武様自ら
!!
楚将汗明を
討ち取ったのか
........
よっ...
よォし!!
...!
あの豪驚様が
雄叫びを...
よォし!!
二回も
クハハ
それ程
大きいのだ
この一報は...!
ああ
全兵士に
このことを伝えよ
切れかかってる
士気をもう一度
つないでやるのじゃ
急げ
ハハァ
お頭
ククク
でけェ声
敵も時間が
なくなった
隣の戦場から
素車が流れてくる前に
決着をつけに来るぞ
下の階
桓騎
予備兵を
使い切って構わぬ
猛攻に備えよ
ハハァ
じゃがこれを
しのぎきれば...
ようやく光が
射して来るぞ
この戦いに!
本当に
よくやったぞ
武よ...!
ウォォォ
...
...!!
...
鳳明様
軍を少々
左の守備に
当てるべきでは
??
し...
しかし
隣の戦場から
敵が..
いらぬ
楚軍が全滅した
わけではない
そうすぐにここに
流れ込んでは来ぬ
...それに
来たところで
......
先に当たるのは
裁軍の左にいる
韓軍だ
函谷関
対処など
それからで
十分だ
だが刻の制限が
生まれたのは事実
弓隊を全て出せ
矢を使い切っても
構わぬ
本軍の精鋭部隊を投入しろ
本軍の精鋭部隊を
投入しろ
壁を越えさせ
何としても裏から
あの門を
開けさすのだ
韓軍をまずは
盾にして...
チッ
楚軍め
何が合従軍の
盟主か
この俺の足を
引っ張りおって
ハッ
......
ドォン
ハハァ
...だが...
考え方によっては
得もあったか
この戦争で秦を
つぶした後、魏にとって
最大の難敵となるのは
楚軍
それを代表する
大将軍・汗明が
勝手に
死によったの
だからな
...
...
さすが呉鳳明
ですね
汗明討ち死ににも
大して動揺を
見せていない
攻めを厚くするという
動きは的確です
キングダムの
ーしかし
汗明の死・
汗明軍の敗北の余波が
これから全戦場に
影響してくるのは
明らかです
それを呉鳳明一人の
奮闘に託すのは
少々危ういと
思われます
カイネを
呼んで下さい!
ハ!
待て李牧
お前はまだ
動くな
楚軍はまだ
終わっては...
いない
蒙武軍が
他の戦場に
流れ込むのを
防げばいい
だけの話だ
どうやって?
俺が赴いて
汗明軍を動かす
やめた方が
いい
下手すれば
あなたも命を
落としますよ
お気持ちは
分かりますが
冷静になって
下さい
......
何だと!?
敗戦の地ですぐに
何かやろうとしても
ロクなことはありませんよ
それよりも
まずは娼燐軍を
度退げることを
お勧めします
直近の危機は
豪武と勝両方に
狙われる娼燐軍に
ありますから...
ドンドド
ほっ報告っ
報告ー
姻燐将軍より
大本陣へ
報告であります
ドドド
!!
勝利は目前
総司令様は..
函谷関をくぐる
準備をされたし
とのことです
娼燐様の言葉を
お伝えします
!?
なっ...
何だとォ!?
キングダムの
あっつ
この時始機軍はすでに
蒙武軍の急襲に備え
危険地帯から
軍を退いていた
リサル
よっこら
せっと
娘機から臨時的に
五千将を任された
項翼だけは
この後退の命令に
逆らい戦い続けたが
づあああ
項翼
ギャゴッ
ついに頬燐本軍の
スキを見出せなかった
王賀が通りがかり
これに割って入ろうと
したところで
チッ
この時
長時間騰と戦い
斬り負けなかった
ところに
項翼の秘めた力が
垣間見えた
トウ様腕が
すごいことにっ
ーつまりは
媚燐軍もひとまず
矛を収めた形と
なったのである
ふー
項翼はようやく
退却した
項翼
限界だよ
みんな
殺られるぞ
屋せっ
くそォっ
コココ
今日は
このくらいに..
なんで退却なんだ
将軍
キングダムの
もう少しで
腰の首を
取れたんだぞ
バカ
やめろ翼
うるせエ
はなせ
へー
殺されるぞ
そんなに私を
抱きたかったか
ふざけんな
あの汗明様が
ぶっ殺されて
その軍も
ボコボコに
されたっ
超大国楚の
軍勢がっ
あんな山猿共に
負けるって
言うのかっ
ふざけんなっ
冗談じゃねェ
大体
あんたこれ
どう責任
取んだよ
今から討って出て
膝を殺れば
戦況は五分に
戻せる
娼燐軍はまだ
ピンピンしてんだ
そうだろ
将軍
頻繁様に
向かって
何だる口を
殺っちゃって
いいスか
やめとけ
残った将はもう
あんただけだぜ
こいつは
パカだが
無能じゃない
翼っ
調教し甲斐の
ある男だ
お前みたいになパミュウ
こいつ
殺っちゃって
いいスか
項翼
アホ面で
キーキー騒ぐな
騰や藪武の首が
この戦いの目的なら
最初から娘燐様は
そうしてんだよ
!?
!?
......?
何言ってんだ
戦いの目的は
正にそれじゃ...
違う
この戦いの目的は
函谷関の突破だ
裏を取るのが
目的なら
素軍を倒すのはその手段だ
素軍を倒すのは
その手段だ
......
手段は別に
一つじゃねェだろ
いや
!?
だから目の前の
素軍をぶっ倒して
後ろの山を抜けて
函谷関の裏を
...
取るっつー
なっ何を
言って...
......
.....
そっ...そういえば
娼燐将軍直下の
精鋭部隊_五千の
姿が消えている...
ククク
お前らはみんな
全っ然見えて
ねェんだよ
戦争さんから
始まり
!?
包囲し
私自ら
打って出て
隣の戦場に
赴いた
全部
まやかし
全部
ただの
目くらましさ
本命は今頃もう
目的地に着いてるって
お話さ
...
キングダムの〈完〉
かりん
獨熾精飴部隊五千
かんこく
函谷関裏へ到着
俺は狼牙
(本当は労我)
狼牙がゆく2
地元じゃ皆が
目も合わせきれねェ
ほどの荒くれ者だ
そんな俺が
飛信隊に入った
おまけマンガ
初日は百将を
あやうく殺っちまう
ところだったが
俺もバカじゃねェ
おー
暴れてーなー
嘘じゃねェ
チッケンカ
ふっかける程の
奴すら見当たら
ねーぜ
またせた
ケッこれが噂の
飛信隊かよ
期待外れも
いーとこだぜ
見ろ
女みてーな
奴もいる
やめといて
やったよ
ギャハッ!!
お
女だ
原泰久
しかも
かかわい
ギう
はっ
地元の女か?
チッ飛星隊の
駐屯地に
まよいこんでんじゃねェ
さっさと家に
帰らねェと
ケガすんぞ
あ新入りさん?
オレ軍師の
河了貂
宜しくね
!?
□スタッフ【松原利光】田近康平関哲朗_箱石達
□ヘルプ・加藤大貴・□編集_金上大佑
軍師?
まァ家まで
送ってやっても
いーがなー
ん?いや待てよ!
そう言えば
そんな噂を耳にした
ような...女軍師が
いるとか何とか
え...マジ
じゃあずっと
この女とこれから
一緒に生活を...
ウホ
手やわらけー
ついに
春が来た
この狼牙は
そう思ったね
この度は20巻ご購読真にありがとうございます!!
2013年となりました!
キング外はあかげ様で8年目突入です!(早っ)
あとがき
奴が現れるまでは
うっく
こんなことはいいのですが、やってみると、一番好っていたのは
そういうわけじゃないか。こっちでした。いつも食べるのは
今年の新年
モグダルはネット様に発表されています。今日は買えないような、動作していることで、教育を行うのですが、そのままに
今日はよく分からないということですが、1月のファンがオレをスームになってきてきましたが、
一しぶぶりに、やりました。しチーム、セルバッチバックです。
新年1月ありがとうございましたが、コースでまたに怒ってきますが、今までも分からないのです。何かということができない。
...
そんなわかった。いつも食べる時間的な人にすぐに考えてるだろうがあったと思っていたのですが、それだけのことなんでしょうか
少し恥んだ
「週刊ヤングジャンプ」H4年345、36号ー46号まで
好評掲載されたものを収録しました。
カバーデザイン
岩崎修(POOKET
YJC
DIGITAL
5月15日(月)日(日)にJUNETONS
キングダム
29巻
原泰久
©原泰久2013.20!3
初版発行
デジタル版発行-2013年
2013年
発行所・集英社
http://wwwstilessharco.co:
この作品は、デジタル配信肌に再編集を行うったものです
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