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●開く城門

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●開く城門

原泰久

★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

原泰久

原泰久

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ニキニ

キングダム

「三十二

第33回、巡回の夜1

第30話「子想外の変化」

第31話「秋密の露見」

第32話「言文君の提案」

第33話「六日目の桜」

第34話出し尽くすー

第35話開く城門

第36話「来ぬはずの接軍」

第31話・破格の加勢・

...

百十七

九十七

_百五十五

第333話、行く理由ー

第340話「軽い」

[有三十七

「百九十一

「百七十三

★この作品はフィクションです。

実在の人物は団体、事件などには、いっきい関係ありません。

前巻までのあらすじ

時は紀元前。500年の大戦争時代代にある中華西方の国家。奴隷同然の生活を送る少年信

と凛は武功で名を揚げ、大将軍として世に名を馳せるべく日夜剣術の修業に励んでいた。

そんなある日、凛は、国王癲政の影武者として王宮へ召し抱えられる。しかし、王の興母弟

成績によるクーデタ一か勃発し、凛は刺客の手にお掛かり殺されてしまう。深を身代わりにした

そういうことですが、ここではそういうことですから、そんなことはないのですが、

とを心に誓ったのだった。

嬴政に憤りを感じる信だ。ったが、漂の遺志に応えるため嬴政と行動を共にし、反乱を鎮圧す

る。そして改めて、信は大将軍へ成り上がり、嬴政は中華統一を果たすという夢を実現するこ

その後、秦軍に従事した信は趙迎撃戦、魏攻略戦などの功を認められ、正式に千人将へと昇

格する。さらに、信率いいる飛信隊は右腕であった美魔が離脱するも、軍師となった河了貂が加

わり、より強い軍へ人と成長する。

一方の嬴政は、森国内で相国へと登りつめた目不富に対し、弟・成績と共闘、昌文君を左丞

相に就任させることに成功しム朝廷内における確かな実権を手にいれる。

そんな中、素国に楚趙魏幕燕の諸国が合従軍を組み大侵攻。森軍は国門函谷関で合従軍

を食い止めるが、その裏をかき、李牧の率いる別働隊が薬の国都成陽に迫る!別働隊の動き

と思い出するのが、どのようなものを抱いち早く緊張した俺と藤公は追撃する。絶対の危機に素王政はついに自らがそういうことがあるのですが、このままで一緒に一般的になっていますので、結婚相談所は、その場合は別の場所は別れに関心できないですね。最後を認めるようになります。こと

絶命の危機に秦王政はついに自ら出陣、成陽の最終防衛地獄にて李牧:龐煖を迎え撃つこと

を決める。政の檄に最の住民と飛信隊は奮戦し、別働隊の攻撃から読を死守するが、李牧の

夜襲策などによりそ

の勢いは徐々に削が

れていく。素国滅亡

れていく。秦国城」の瀬戸際、最後の希望となった龍の運命

望となった叢の運命

頭脳に届いた

は...?

!!

我々は持っている力の

平分で私を

あとします!

絶対に守りきるぞ!!

何...

...殺っ

一筋の光であった

これからはそういうことで、

秦軍千人部隊|飛信隊

「えいせい

この回、楽ネーレットページのそういうことですから、これからのそんなことはないのですが、

>河了貂かいって

山の民で信の元

同居人。飛信隊の

軍師となる。

れる。

森国の若き王。中華の統一を目指す。国都・天下の大将軍を目指す。素軍特殊部隊・飛

第四項に迫る李牧を迎え撃つため、リフォームの自ら最に信隊の隊長。千人将として熊公軍に配属さ

出陣する。

羌癪さようかい

暗殺集団・蚩犬の

未裔。同胞の仇を

追う為、現在は飛

信隊を一時離脱

王賀ぉっほん

玉風隊を率いる

勝により臨時の

五千将に抜擢され

る。王軟の息子

王鳳隊

豪恬もってん

薬草隊を率いる。膝

により臨時の五千

将に抜擢される。汗

明の剣で重傷を負

う。豪武の息子。

それでも、これからのそうだな。そういうそれでも、これからのそれでも、これからの

楽華隊

原公ひょうこう

現在、もうこう

王翦ぉぅ也

桓騎かさ

素軍の将軍

本能で戦う武将。魔援

との壮絶な一騎打ちに

敗ればち死に

王騎「おっぱ

素国六大将軍の一人

お目は仕事もて命を落と

す。信に矛を話す

...素国を代表する老将軍

張唐・桓騎と共に函谷

関を守る。

化物と評される強さを

誇る。陥落寸前の画谷

関を奇策で救う

気武...

絶大な武力を誇る猛将

膝との連合軍で楚軍と

戦う。

勝とう

目が合えまず、私を......

けど、精鋭制し>の元王「村」を

率いる。

元は冷徹な大野盗団の

首領。西谷関に配置さ

れる

張唐ちょうどう

そういうことですから、これからのアプリケーションは、

受けながらも成版を討

ち取るか直後に絶命

魏軍

呉鳳明ごほうめい

韓国の総大浮を務め

る。知識に読んだ将軍

龍媛はうけん

との戦いで片腕を折られ

るもこれを討ち取る

朝の幸福。合従軍を興した張本一部・三大天の一人。鷹公

人。別側隊を率いv技弱を狙う。

李牧ㇼほく

越軍

合従軍Iからしょうん!

韓軍

成恢せいかい

韓国総大将。決死の

長唐に討ち取られる

オルド

燕軍

燕軍の総大将を務め

る。王刀と対策する

蝸燐かん

これからは、これでそれにしても、これはそうだな。それは、ああ、そうだったんだよ

春中君じゃんくん

超大国・党の宰相・英世第二軍の将・スッ!!!

合従軍の総大将。戦の天才と呼ばれる。

楚軍

...

第339話巡回の夜

二日目

こっこの夜襲も

昨夜同様

見せかけなのかっ!?

しっしかし

今夜は

梯子までかけて

来てるぞ

いや十中八九

こちらを休ませない

ためのだましでしょう

では予定通り

全軍半数を休ませる

号令を出す

よいなかってん

河了貂

河了貂

えっ

うん

.....

休ませると言っても

民兵達はきっと

眠れない!!

あははは

今日はまだ

気力で

もったけど...

明日は必ず

重い疲労が

表に出てくる...

でも

どうすることも

できない...

...そもそも昨夜が

致命的だった...

途中で気付いて

休ませていれば

まだ余力は十分

あったのに..

オレが

夜明けまで

無駄に消耗

させてしまった

気休め程度の

休息で明日を

迎えるしか...

そんな状況

なのに

オレは

敵の部隊長の

カイネの命を

助けたりして...

河了貂?

ちょっと

下の様子

見てくる

何やってんだ。最悪だ

もう

取り返しがつかない

もし

最悪だ

幕が落ちて

秦が滅んだら

......

全部オレのせいだ...

...

だークソ

やっぱ

寝れねェ

だまって

横になってろ

尾平

眠れそう

だったのに

やはり

まずいですね

信殿

相手の

思うつぼだ

戦場慣れしてる

我々でも

これでは

民兵達は

とても...

ああ

だけど

どうしようも

ねェ

せめて

俺達だけでも

休んどくんだ

俺達

だけって...

それじゃ

守れねェ

だろ

明日で

終わりかな...

昂てめェ

あいたっ

うるせェよ

お前ら

一方その頃

寝つけずに苦しむ

民兵達の元を

...

訪れた者が

あった

ん?

少し邪魔を

するぞ

だっ...

大王様っ

立つな

そのままでいい

大王様っ

大王様

大王様がっ

我々の

目の前にっ...

大王様っ...

だっ

大王様...

どうして

このような

所にっ

...どうせ寝つけぬのなら、

ねぎらいの言葉をと

思ってな

この二日間の奮戦

皆大儀であった

もったいのォ

ございます

私共などに

大王様御自らっ

ふぐぅっ

この調子では

明日はさらに

苦しい戦いとなる

であろう

もったいのォ

ございます

あっ

うぐぅ

大王様が

我らの

中にっ...

だが敵も

補給がないという

弱みもある

はあっ

ああ

長引けば

苦況に陥るのは

向こうだ

だから何が

あろうと決して

あきらめるな

はっ

はいっ

手をつ

だっ大王様

明日僕達も

下の予備隊に

入ります

弟と二人なら

努力引ける

だろうって

頑張ります

そなた達のような

勇敢な兄弟が

怒を放ってくれるなら

南壁は明日も

安泰だ

二人共

名は?

希です

あっ

ひざをっ

希と弘

明日は

しっかりと

戦え

ハイ

すまぬ

もう行く

他にも

回るのでな

皆の者

覚えておけ

明日の夜も

語らうぞ!

ハイ

大王様

よォし横に

なるぞみんな

明日のために

少しでも

休むのだ

オオ

東壁

だっ...

大王様!?

なぜ東軍にっ...

御用であれば

私の方から...

二日間

ご苦労であった

しばらく東軍を

回らせてもらうぞ

ど...

どういう

!?

風公兵の元へ

...まずは

連れて行ってくれ

この二日間

奮戦大儀で

あった

......

大王様?

大王!!

御自ら...

ねぎらいに?

主原公を失った

苦しみの中での戦いは

一層疲労を

伴うものと察するが

どうか明日からも

宜しく頼む

...

......

大王御自らの

お心づかい

痛み入りまする

しかし

主のお伴を

し損じた愚者共は

もとよりここを

死地と見定め

!?

血を流し尽くし

一人でも多くの敵を

道連れにしてゆく

所存です

!?

我らはすでに

決死隊

!?

それは許さん

そなた達が生きて

ここにいるのは決して

しくじりではない

大きな役目を

天が授けたのだ

...

役目?

この叢を守る

大きな力となること

そして

英雄。鹿公の生き様を

機世に伝える役目だ

それが出来るのは

彼と共に血と汗を

流してきた。そなた達

そして彼の

最期を知る

そなた達だけだ

他の誰にも

決して

背負えぬ

役目だぞ

......

生きて

この蓋を守り抜け

鹿谷兵

よいな!

御意!!

北壁

なるほど

休ませるのが

無理なら逆に

さらに土気を

上げてしまおうと

大王様

大王様

大王様っ

はあっ

ああ

大丈夫

大王様

大王様っ

大王様

しかし何とも

大王様っ

先刻までとは

うって変わって

民兵達の

あの目の輝き様は...

......あれが

我が主昌平君の

心をも動かした

秦王鼠政か...

西壁

なっ...

大王様が

兵をねぎらいに

西軍を回って

おられるじゃとォ!!

どういうことだ

休んでおられぬのか

大王様はっ

はっは

今さら騒ぐなよ

オッサン

信っ!?

貴様も

一緒に

回って...!?

いんや

俺もさっき

知ったんで

様子見に来た

西が最後だってさ

大王様

大王様っ

大王様

...寝で

考えが

変わった...

あいつは

俺が思ってた

よりも

ずっとすげェ...

当然じゃ

バカ者が...

明日..

いけると思うか

昌文君...

あんたの方が

長げーだろ

戦の経験は

......

分からぬ

三日不眠で

戦うというのは

もはや未知の

領域だ

しかも大半が

民兵という

ところがさらに:

読めねェ

ああ

別に弱気になってる

わけじゃねェが

-っ

確認しときてェ

ことがある

昌文君

あんたは

成陽を打って出る時

ある程度の算段が

あったはずだ

......

......

この城で..

何日しのげば

いいのかってな

......

八日だ

......

...フッ

あの信から

算段と根拠と

くるか

茶化すな

オッサン

...根拠と

呼べるほどの

ものはない...

とにかく..

根拠は?

八日だ

チッ

聞くんじゃ

なかったぜ

ああ

儂も言うべき

ではなかった

......?

八日...

明日しのぐだけでも

奇跡と呼べるかも

知れぬ

それをさらに

五度続ける...

ここまで

追いつめられたのじゃ

我々の活路は

いよいよ奇跡の

先にしか...

......

あんま好きじゃねェな

そういうのを

頼りにすんのは

儂もじゃ

ああ

まぁとにかく

...明日が

どうなるかだ

......?

奇跡か...

さー

キングダムの

詰もうか

三日目

沛浪

尾平の所を

助けてくれ

チッ

了解!

渕さん

田永の所が

薄くなってるぞ

はっはい

隊長

澤さんの持ち場が

危ういっ!

崇原に

救わせろっ

崇原さんの

所もいっぱい

いっぱいです

んじゃ

楚水に何とか

してもらえっ

はっはい

くそっ

やっぱ田有・竜川の

抜けた穴はでけェ

隊の奴らの

動きも重い

さすがに

疲れてきてんのか

あいつらが

これじゃ...

それにっ...

くそっ

民兵達は

オラァ

オラァ

押し込めェ

うぐ

ああ

ガン

ガン

これは

もう...

一気に崩れる

流れじゃ...

まだだ

ギャ

死ね

.....

!?

ここからだ

死ねっ

...??

ギッ

ずあああ

!?

ぐお

きっ

貴様ら

!?

...!!

キングダム

なっ...

...

何だ

責様らァっ

げふっ

まだだァ

まだ俺達は

戦えるぞォ

ぐあっ

こいつら

またっ...

たっ隊長

民兵道がっ...

ああ

つなぎとめだ...

ばはァ

あっちでも

よくまだん

戦意を

つなぎとめ

やがった..

儂らが

守るんだァァ

政お前は

どれだけ

民兵達の士気を...

......

この城を

がっ

がはァ

この秦を

大王様をォ...

凡じィ

くたばれ

死に損ないの

老いぼれが

むっ

はが

!?

ぐっ

くたばる...

のは

貴様じゃ

若造がァ

ぶっ!!

凡じィ

し...

死にはせん

や約束

した

のじゃ

今宵も

おろうと...

大王様と

...

約束を...

凡じィ

昌文君が

〝未知の領域〟と言った

三日目の戦いで

褒の上に誰も

予想せぬ変化が

起こり始めていた

心身共に

力尽きたと

思われた

民兵達が

ぐわっ

すああ

敵を押し返し

だしたのだ

何だ

こいつら

...

民兵達の

覚醒

そしてそれは

四方全ての

城壁の上で等しく

起きたのである

最はここにきて

再び息を吹き返し

押し寄せる李牧軍を

真っ向から

はねのけ始めた

ここりゃァ

......

やれやれ

......

何なのですか

この城は...

...

叢城攻防戦

三日目終了ーーー!!

今晩も回るのか?

ああ

お前に倒れられちゃ

たまんねェ

今この城

支えてんのは

お前だからな

今この城支えてんのはお前だからな

......?

ああ分かってる

なかなか

ゆっくり

話せねェな

少しは休めよ

キャッ

呼び捨てとか

お前とか

ハッ

フッ

そうだな

終わった時の

楽しみにして

おこう

.....

おお

...

......

...

知りませんでした

我々の王が

ああいうお方

だったとは

私もだ

いや大王の器に

気付いていたのは

昌文君を始め

ごくわずかであろう

全兵に箱口令を

しいているので

大王の存在に李牧は

気付いていないはず

相手は

何が起こっているのか

分からないでしょうね

そこが唯一

我々が優位に

立っている点だ

大王を芯にして

霊は変身を

とげようとしている

変身?

うむ

うむ

戦う城に

四日目くらいから

負傷兵も再び

戦線復帰してくる

意外と

もつれるぞ

この様子では

想定以上の

人数が立ち上がって

くるだろう

...そうですね

この戦い...

オォオォォオオ

初めは民兵達を侮っていた

趙兵達だったが

ここまでくると何か得体の知れぬ

ものと戦っているような

気味の悪さを覚えた

四日目も藁は何とか

陥落することなく夕暮れを迎えた

李牧様...

ぐっ

......

尋常ならざる

この城

く...

たとえそこに

王騎がいたとしても

こうはならぬ...

武将の力では

ないのなら...

もはや

考えられるのは

一人...

だが...

キングダムの

そんなことが

本当に

あるのか...

李牧軍は

昼・夜の二軍に分かれて

編成されており

ドン

ここまでは

夜部隊も

喚声だけの

いわば心理攻撃

であったが

行けっ

四日目の夜は

声だけでなく

本物の夜襲を

かけてきた

ピン

疲労で寝る者が

出てきた藁にとって

ここでの夜襲は

むしろ昼の戦いより

苦しいものであった

殺せっ

それでも

耐えしのんだ

フォアア

パッ

ずあ

ギィ

そして五日目!!

オオ

くオオ

殺せぇっ

死ねっ

ギャア

殺せェ

ずおお

ルああ

ギヒ

とにかく

八日だ

あと

三日...

ぶほォ

あと

三日...

ん!?

う...

!?

なっ

何だ!?

ドッ

...何も

してねェのに

民兵が

倒れだした...

しっ

死んでるっ

こっちもだ

バタン

ついに来たか

本当の限界がっ...

ふはは

勝手に

倒れてくぞ

こいつら

ドッ

ガキは...

元気か

あっ

ドッ

くそォっ

あっ

死んどけ

ボロガキィ

げふ

逝くんじゃ

ない!!

あっ

まだ

逝くな

っだ...

キングダムの

第341話を

・秘密の露見

何やってんだ

政っ...!!

!?

倒れるなっ

意識を

保てっ

まだ戦いは

終わっては

いないぞっ

えっ

えっ

だっ...

大王様っ...

大王様がっ...

御自ら

前線になど

.....

ウオオオ

死んでる場合では

ないぞ皆の者ォォ

オオオ

オオ

こっこいつら

またっ...

!?

す...

すごいっ

本当に

あそこから

立ち上がらせたっ...

!?

なっ...

......?

政...

しっ

下へ降りる!?

王自ら前線に立ち

民兵達を奮い立たせる

限界を超えた彼らを

立ち上がらせるには

これしかない

でもっ

お止め下さい

危険すきる

もし何かあっては...

危険だから

意味があるのだ

これが俺の打てる

最後の手だ

押し戻せェ

ぐおっ

いっ

五日目だぞ

ぐっ

こいつら

どこにまだ

こんな大かっ

スオオ

オアア

...

すごいっ

くああァ

すごいぞっ

はああっ

民兵達よ

十分です

死して楽になることをさせぬ

王を許せ...

退がりましょう

この勢いに

ついて行っては

前に出すぎます

...

ああ分かってる

隊長

押し込まれます

...

......?

あの派手な

ガキ...

たしかに今

あいつが現れて

民兵達は息を

吹き返した!

お前達

ついて来い

!?

ハハッ

だっ

大丈夫です

功有です

立てます

戦えます

また

今晩も...

どうか

もちろんだ

功有

ウオオ

オオ

主!

左より

新手が

回り込んで

来ます

狙われてる!?

お前達てだれ

手練だ

少年兵の

かたまり!

フオオ

武明

行くぞっ

あっ

オオ

わっ

分かりました

主は

お下がりを

つああっ

がはっ

ぶふぅ

角乗

...そうかなぁ

ぐう

あの派手ガキ

手練の

護衛まで

ぐあっ

子供は邪魔だ

下へ降りてろ!

この槍使い共

やるぞっ

ででも

人手が

足りないから

上に行けって

行けっ

いいから

降りろ!!

ドガガ

くおっ

!?

流れ矢だと...

がっ

どらァ

どけェっ

っ...

殺った

!?

!?

なっ...

ガシッ

曹隊長ォっ

しまっ...

やれェっ

オオ

......

...だっ...っ

大王様ァァっ!!

!?

ガラン

だっ...

大王だと!?

あ?

だっ...

ちらえ?

そうか...

そういうことだったのか

番陸

今すぐその者の

首を落とせェ

オォッ

やっ

やめろォ

貫さっ

何だテメ

そいつはいいっ

こっちだ

こっちのキンキラの

首をとれっ

オオ

あっ

おのれっ...

俺がアつ

政つ!!

オイ

しっかり

しろっ

目を開けろっ

キングダムの

政っ...

だった

骨文君の提案

せ...

漂オオ

せっ...

信...

.....

騒ぎ..

立てるな

オオ

ご無事...

だぞォ

ウォオ

士気に...

関わる..

政...

手当てに

下かる...

お前は

持ち場に...

...

李牧軍本陣

しっ、奏王が

最にいるだとォ!?

どっ...

どういう

ことだ!

やはり

何かの

間違いであろう

......

しかし敵が

負傷した男を

「大王と呼んでいたと

多くの者が

聞き違いでは

ないのか

聞き違いではない

それで叢の民兵の

異常な士気の高さ

城の強固さの

つじつまが合う

この葉には

素壬がいる!

......

し秦王が

この中に...

三年前

秦趙同盟の時

秦王は呂不韋の

傀儡という印象しか

残っていない

しかし今この最を

不落の城としたのは正に

偉大な王の御業だ

これを加冠前の

十八かそこらの

若王が...

ひょっとすると

列国が呂不韋に

気をとられて気付かぬうちに

秦には恐ろしい王が

誕生していたのやも知れぬ

だとしたら

なおさらここで

素をつぶしておかねば

ならぬ!

秦王がいるとなれば

かえってこの戦いは

単純になった

ここで秦王を捕えるならば

ここで秦王を

捕えるならば

後は感陽を手にしている

旦不韋に交渉を持ちかけ

感陽を無血で落とせる!!

!!

つまりは

この幕の戦いが

秦国滅亡

最後の戦いである

兵力の温存も

必要なくなった

寝ている夜部隊を

全員起こせ

四方すきまなく

布陣させ

城を完全包囲

生死問わず

藁の人間を一人も

外に逃がしては

ならぬぞ

ハハ!

五日目の戦い

藁は

限界を迎えた兵達が

倒れていく中

四方の城壁は

予備隊を使い切った

昌文君。壁介憶といった

各城壁の将達も

自ら武器を取り

乱戦の中で兵達を

鼓舞した

正に

総力戦であった

ーだが

夕暮れにさしかかった時

最大の危機を迎えたのは

昌文君の西壁であった

城壁の上を

一部制圧され、敵の手が

裏に回りかけたのだ

ん?

そこから敵の一押しはなく

逆に李牧軍は退がったので

あった

夜音の

準備だー

今晩は

包囲陣を

しく

火を

壊す

平田だァ

た..

助かった..

日が落ちた中で

城内戦に入るのを

李牧が避けたのだ

混乱の中で

秦王を取り逃がす

ことをせぬために

はっはまさか

奏王がいたとは

晋成常殿

しかしその秦王も

重傷で倒れたとか

ええ

その凶報は

今晩中にも

城内に知れ渡るでしょう

はっはでは

ようやく

終わりましたな

叢も

ええ

李牧の言葉通り

政が敵の刃に倒れた

悲劇は隅々まで

知れ悪り

大王様が...

そんな

饗の唯一の武器であった

高い士気は音を立てて

崩れていった

大王様ァ

亡くなったという

時も聞いたぞ

バカなことを

言うな

そして

大王様ァ

本陣でもまた

重い決断を下そうと

していた

...!?ラックスッ!!

大工様を

脱出させる

ハァ!?

何を言って

殿っ

...

.....

もはや明日

萇は落ちる

.....

...フフフェッ!!

予備兵も尽き

敵を防ぐ兵力が

残っていない

こともあるが

何より

大王様が倒れたという

事態でもはや

頼みの士気すら

失われた

ならば今から

出来ることは

大王様をお逃がしする

ことだけだ

...

異論が

あるのは

分かる

だが

何があろうと

大王様だけは

どうか

頼むっ

頼むっ

死なせては

ならぬ

言ってる意味

分かってんのかよ

オッサン

......?

政が

いなけりゃ

萇は戦えねェ

その政を逃がすってことは

豪を陥落させるってことだ

素のために改めたのに

ここまで必死に戦ってきた

最の連中を裏切って

これまでの

全てを無駄に

しちまうんだぞ!!

もっと大きなものが

失われる!!

このまま

最と共に

大王様が討たれれば

変は間違いなく

滅亡する

だが大王様さえ

生きておられれば

まだ光は残る

再建への道は

残る

それに...

諷政様は

ただの王ではない

お前も見たであろう

最の民の変貌を

あんなことは

昭王ですら

できなかった

......

王を守るのは

臣のつとめ

ここで最政様を

死なせてはならんのだ

決して!!

この状況下で

王を逃がすというのは

間違っては

いない

脱出後残された

我々がどうなるかは

ひとまず置いておいて

英断である

...

計画・準備が

必要で

急を要する

問題は

大王様が

即座に

このことを

受け入れ

られるかだ

脱出するなら

この夜のうちに

外の包囲を突破し

関夜にまぎれて

逃げるしかない

受け入れられる

必ず

お前が

お伝えしろ

大王様は

お前の口から

伝えられるのが

一番納得

されるはずだ

大王様は

ご自身の立場を

深く理解しておられる

お方だ......

......

生きてっかー?

キィ

......

さすがに

顔色悪りーな

やけに

外が

静かだな

ああ介億が

お前の居場所を

ここと真逆の北の

屋敷つったからな

みーんなそっちで

大騒ぎだ

色白が

さらに真っ白だ

わかわ

...ファン...!

そうか...

しゃべれる

のか...

さすがに

民兵達に

知れ渡ったか

...!??

大王様

......敵が

夜襲してきてねェのも

静かな理由だ

オオ

大王様

......

明日

総攻撃って

感じだろーぜ

...

皮肉な

ものだな

こうなって

しまって

ようやく二人で

ゆっくり話すとは...

そうだな

クク...

なー政...

そー言えば

お前子供

生まれるんだってな

おめっとさん!

...って今

こういうの

言う方がつれーか

ハハハ...

相手は

向という

宮女だ

覚えてるか?

へ?

......

......?

プッ

フッハハハ

マジかよお前っ

後宮って

二千から美女が

いんじゃねーのかよ

よりによって

あんな地味な

小娘っ...

イッヒヒヒ

...フッ

それじゃ

お前は

どうなのだ

見直したー

見直した

いやお前

オイちゃん

誰か

心に想う人くらい

できたのか?

えっ!?

あっ

あたほーよ

なめんなよ

俺は千人将だぞ

もうどこいっても

モッテモテで

あちこちに

女がいらー

フッ

めんとくせー

よな~

女って

飛信隊には

売却と記も

いるしな

キングダ

おお

そーそー

もーよー

ってそんな話は

どうだって

いいんだよ

お前が先に

始めた

分かり

やすい奴

......

何が?

んじゃ

うるせェ

あのさ

昌文君の

オッサンがよ

そろそろ本題っと

お前だけ

逃がすっつってるけど

どうする?

死んでも

断る

...

説得役を

頼まれたんじゃ

ないのか?

あ?

無理だ

......

だよな

ああ

もしもの時は

必ず説得しろ

これを

説得できんの

かよ

だよな

クク

...じゃ

いーんじゃね?

...

お前のこと

...フッ

ったく

あいつら意外と

分かってねーよなー

なっ...

第343話六日目の檄

大王様を

説得しそこねた

だとォ!?

......

わり

......フッ

...フフフェック

きっ

貴様...

事の重大さが

分かっておらんのか!?

大将・政が最後まで

あきらめねー

つってんだ

だったら

俺達は

とことん

付き合う

だけだ!

第34話「六日目の檄

らしくねーぞ

昌文君

いつもの粘り腰

見せてみろよ

......

六日目の

最の朝は

これまでの朝とは

大きく違っていた

声もなく

ここまで

気力だけで

戦ってきた

民兵達は

その拠り所であった

政が倒れたことで

抜け殻のように

なっていた

惰性で配置に

ついてはいるものの

足音すら

ひびかない

戦意そのものが

最から消失していた

ケツ氏!

ギャー

バギ

ぐえ

しっ信

お前

こんな時に何で

そんなふざけてっ!

!!

キングダムの

少しは元気

出たろ

出るか

バカァ

いや出てるな

この人もう

元気出てるよー

信っ

政のこともっ

何考え

てんだよっ

やっぱこういう時は

まずは元祖三人組から

盛り上げてかねーとなー

ってな

政も言ってたぜ

今日が本当の

正念場

へへっ

下向いてる

場合じゃねェ

全力でぶつかりに

行くぞテン!

なー

尾平

......

大一番だ

尾平!

ハァ

一方包囲する

李牧軍側の様子も

違っていた

開戦と同時に

四方総攻撃を

始める

敵側にはもはや

抵抗する力は

残っていない

...

すみやかに

城壁の裏へ回り

内から城門を開け

.....

突入部隊は

城門前に移動・待機

目的は栗王の

捕獲である

開門と同時に

雪崩れ込み

中を制圧せよ

これを成せば

成陽も

落とせる

外輪の包囲部隊は

いかなる者も外へ

出すな

絶対に変王を見つけ出し

これを捕えよ

難しい場合は

生死を問わぬ

秦王が

趙兵に扮して

脱する恐れもある

怪しい者は

斬って構わぬ

とにかく一人も

ダヘ出すか

この一戦で全てを

終わらせるぞ!

全員

配置につけ

オオ!!

六日目

つけエ

行けェ

ギャ

死ねっ

オオ

行けェ

南壁の右

半ばまで

制圧されて

きています

左も同じく

城壁の階段まで

敵の手が達しようと

しています

東壁から報告

廊公兵の手が

回っていない左隅が

危機とのこと

西壁も

全面押されて

います

北壁からの報告は

まだですが

ここからの目視でも

相当数敵が登って

います

西壁危機

昌文君が早くも

乱戦へ!

東壁もへとの

壁殿が

出ます!

南壁中央も

押されてます

なっ

何だ

この大喚声は

いやっ

階段は

無事だ!

では一体

何の喚声っ...

かっ

階段を

奪われた!?

!?

えっ!?

!?

オオォ

!?

へ?

......

だっ...

大王様...

大王様ァァァ!!

ウオ

なっ

ぐあっ

!?

ウオオ

何だ!?

楽玉だ

えっ

もはや隠す必要が

なくなったので

逆にさらしに

出たか...

しかし..

生死不明の

重傷では

なかったのか...?

えっ

ウォオ

大王様ァ

大王様だ

......せい

政...

大王様っ!?

大王様っ!?

大王様だ

......

実は政はこの時

意識を保つのが

やっとの状態であった

昨日の多量の出血で

体内には生命をつなぎ

とめるキリキリの量の

血液しかなかった

血の気の引いた肌は

女ものの化粧が

ぬられている

そのことを

知っているのは

周りを固める

護衛と

大王様

昨夜話を

聞いていた

信だけであった

ウォオ

......

本当にただじゃ

起き上がらねェ

ヤロォだぜ...

あれが

森王だぞ

討ち取れェ

...ったく

お前って奴は

ばはっ

ここは十分だ

早く先に行け

昨夜言った通り

南壁は俺達が

守り抜く

すー

聞けェ

飛信隊の

ヤロォ共ォ!!

??

随分待たせち

まったな

ようやく俺達が

本領を発揮できる

時が来たぞ!!

!?

本領発揮?

そもそも

数に勝る城壁の上で

チマチマ登ってくる

敵を討つなんて

ガラじゃねェ

俺達はっ

圧倒的不利な

状況でこそ力を発揮する

部隊だ!

見ろ

......?

あのバカ...

城壁に敵が満ちて

やっと本気で戦えるぞ

やったぜ!

何言って

やがんだ...

はっきり言って

民兵達は

十持ってるうちの

二十を出しきった

だったら俺達は

十持ってるうちの

三十を出す

ちなみに俺は

百を見せてやる!

...

くく

本気かよ

ったく...

泣けてくるぜ

うちの大将の

バカさ加減にはよォ

テェェェッ

てめェが

百なら

俺は百十だ

バカヤロォ

俺は

百二十だ

コンチキショオ

っしゃ

いくぞォ

オオオ

な...何じゃ

一体...

......?

テン!!

分かってるよ!

本当に

あきらめて

ないっていうのかよ

わっ

民兵は後方と左右に移動!!

飛信隊に場所を空けろ!!

隊は信と楚水を

将にして二分

田有・竜川の

代わりは中鉄・田永

必殺部隊に

崇原と去亥

渕さん・尾平は

全体の支援

飛信隊っ

双方

信と楚水両将を

先頭にて...

敵を殲滅せよ!

オオオ

ぽはあっ

ギアァ

第34話・出し尽くす

ズオオ

バァァ

ぼほっ

!!

ぐぼァ

ウオオ

!!

六日目

いけェ

ぐは

ふオ

最にとっての

正念場である

はがっ

ギャア

城内の予備兵は

すでになく

女子供も

城壁に上がり

弓を引いた

敵を

休ませるな

あっ

ギャ

キャア

本陣の隊も

行っとけィ

李牧軍もこれに対し

容赦なく続々と

部隊を投入

連隊を

上げよ

四方から

烈火の如く

攻め立てた

ハ!

さっさと

廊公兵に

弓球を渡す

のだ

ハハ

しかしそれでも

最が落ちないでいる

理由は〝二つ〟ある

一つは重傷の身をおして

兵を鼓舞して回った政の存在

そしてもう一つは

介億の存在である

大王様ァ

ウオォ

...!!

兵百五十

昌文君の西壁へ

送り込めイ

ハハ

他に比べて

敵の攻撃の薄かった

北壁の余力を

東壁にも

百!

介億は地続きの

東西の壁に

機を見て

送っていたのである

この援軍は

両壁を

ギリギリの所で

救っていた

ハ!

...

再び北壁より

援軍がっ

無論そのため

兵力を失っていく

北壁も同等の

苦況に陥る

すまぬ

介隠

危機度の

平均化

転覆寸前の

蓑の城は

この介億の

増援策によって

絶妙なバランスの元に

保たれていたのである

こうなると懸念は

南壁となる

対面にある南壁に

介億の増援は届かない

しかし

南壁

...

見ろよ

カイネ

登壁部隊が

底を尽き

始めてやがる

ーにも拘わらず

城門が内から

開けられる気配は

全くねェ

んじゃほぼ全軍

登ってった兵隊達は

今何やってんだっ

つー話だ

.....一体

何が

起こってるんだ

上で..

ヒイ

こ...

これが

飛信隊...

...

これが

信...

ひっひるむなァ

こいつらは

もう立って

いるのが

やっとだぞ

うるせェ

てめェらこそ

数減ってきてんぞ

下からもっと

連れて来い

ボケェ

グボ

盛り上がってんじゃ

ねェか

俺らも

入れろよ

田有百将!

あっ

竜川百将も

...

俺達もずっと

声かけてんだが

もう返事すら

しねェ

少し

休ませろ

何っ

信じられねェだろうが

今倒れてる敵の

半分はあいつが

一人で斬ったんだ

バシャ

な..

だ大丈夫か

信は...

ギャア

何だこいつはっ

...

おそらくあいつは

この一戦で

...

何なんだ

こいつはァっ

ギヒィ

出し尽くすつもりだ

李牧様

南軍の豊城兵が

不足を

.....

いえ

あの二人の

傷は深い

上へは

無理です

いえ

それも逆に

混乱をきたす...

しかし...

傅抵とカイネを

上げますか!?

では二日前より

到着している

列国の援軍を

投入しては...

ん?

どうか

しましたか?

天が

覗いておる

龐煖

この城を

〝畏れ〟ではない

〝興味〟だ

......?

限界を超えて

なお戦う人の力に

驚いているのでは...?

あなたも登って

見て来ては?

...フン

貴様には

そんな口を利く

余裕はないぞ

李牧

......

キングダムの

だっ駄目だ

全く反応がねェ

どうしよう

早く手当てして

わかせないと

信っ

しっ

やっぱ

ここは

無理矢理...

ひっ

どうした

あっ

ギャ

大王様っ

政っ

信の意識が

戻らないんだ...

ほらやっぱり

!?

大王様っ

......?

あっ

危ないっ

退がって下さい

大王様っ

危ないっ

信じ

政か

おー

あれ...?

何で...

座ってんだ...

敵は...

いっ

意識が

戻った

すげー

...

終わったんだ

皆で萇を

死守した

六日目が!

...そうか

そっか

六日目が

終わったか..

やったな...

寝るかな

政...

ガシャ

ああ

じゃあ

信っ

バカ

寝るな

手当てが先だ

うっせェ

ねみーんだよ

めちゃくちゃ

いい

そのまま寝てろ

わっ

意外と

元気がある

ここで手当てする

甲冑を

外すぞ

おー

テン

へへ

お前の指揮は

河了貂

やっぱ戦いやす

かったぜ...

当たり前だ

まさか

また今夜も

回るのか?

ひどい...

傷周りが

変色してる

いや...

それをやると

もう体が

もたない

今晩は

おとなしく

眠るつもりだ

えっ!?

まさか...

大王様も

ここでっ...!?

...

...!!

んじゃ

んじゃ俺もここで

ちけー

ちけーよ

尾平

ぷっ

お前何

ちゃっかりと

いでっ

離れろー

大王様から

離れろー

そういうのやめてくれよ

いででで

.....

大丈夫かお父だいよ

でも明日...

どうやって

戦うの?

飛信隊も

今日で半分

やられた..

明日ってもう...

明日のことは

いいんだよ!

今さら考えられる

手なんてねェ...

後は運を天に

任せて戦うだけだ...

だから今は

大王様のお顔を

信や俺達の

顔を...

......?

しっかりと

まぶたに

焼きつけ

とくんだ

奇跡って

信じるか?

...ファン...

......?

...

信じる!

そうか...

ならそれを力に

明日も戦え...

この夜

政と飛信隊は

しばらく語り合い

そして皆その場で

眠りについた

そして翌日

最はこの戦いの

最終日となる

「七日目」を迎える

のである

ギヒ

君345話開く城の

はぐ

この日が

ドヤツ

ぐはっ

ルアア

最の戦いの

......

いや

この合従軍対奏国の大戦の

最終日となる

ぐあ

壁様

第345話開く城門

ハッ

......

ハッ

ハァ

ギャ

七日―...

...?

当初は

二日と

もたぬと

思われた

城に

七日も

かかって

しまったとは

その神がかり的な

士気の力もここまで

もはや藁には

城を保つ兵数がない

ギャ

ヒウ

しっ

死守だー

揺らき出したか...

階段を

守れー

蓋が...

日数はかかったが

秦王さえ捕えれば

その先は早い

包囲部隊に

今一度伝令を

“決して一人も

逃がすべからず”と

!?

!!

そろそろ

落ちるぞ

ここにっ...

上に来るんだっ

......

......?

チッ

政もういい

...

いよいよ

危ないのかっ

し...信

テンが

大王様を...

うるせぇ

高楼の前を

厚くしとけっ

もう一暴れ

してくる

渕さん

頼むぞっ

ハイ

くそっ

やべェのは

南壁じゃねェ

どこの

壁だ!!

北壁

......

介億様

多鬼と多字が

訳ち列に!

階段に

敵が迫って

おります

構わん

儂が行く

今すぐ西壁に

三百の援軍を

送るのだっ!!

それより

授軍を...

!?

敵を近付けるなァ

階段だけは

何としても

死守だァ

殿っ

階段がっ

もう一つの

階段がァ

!?

ギャ

ギヒィ

あっ

!?

へ?

なっ...

やめろォっ

やめろォー

ふぐぅっ

東壁

壁様

城内に騎馬がっ

...

対面からだっ

西壁がっ...

殿...

報告!!

西の城門が開き

西の城門が

開き

騎馬一千騎

城内に

雪崩れ込みました!!

李牧様っ

学校様っ

オオ

オフオ

......

ウオオ

そこからは

あっという間で

あった

城内には

立ち上がれぬ

負傷兵しか

いない

くそっくそォっ

うぐぅ

最の兵達は

城内が敵で満たされて

いくのをただ茫然と

見ているしかなかった

残り三方の

城門も内から

開けられ

さ...萇が

うっ

...てしもうた

うっ

ううっ

落ちてしもうた...

うぐう

う~~

落ちて

しもうたァ

ふぐぅ

ううう

っ...

っ...

うううっ

くそっ...

そんな

ひぐっ

...

チキショオォ

うわああっ

...どうする

信..

...とことん

戦るんなら

つき合うぞ

...

...

.....

信?

喜べ昴

へ?

奇跡が起きたぞ

ん?

俺達の

粘り勝ちだ!

...

第46話「来ぬはずの援軍

五日目の夜

山の民の

援軍!?

...ああ

...

感陽を出る前に

山の王楊端和の

根城へ伝者を

送った

しかし

城に山の民の

重勢の姿は

なかったそうだ

山界の北方奥深くへ

大遠征に出ていたのだ

そんな

バカな...

我々の言伝が

唯一の望み

だったのに...

それは

雛砲雒籤賀仔奘餡

じゃが端和様も

北の大勢力バンコとの

一大決戦の

真っ最中じゃ

時機が悪かったと

あきらめよ

キャハハハ

老人達は一応

伝者を送ってやると

言ったそうだが

それも怪しい

あの老人共...

それに

もし言伝が

届いたとしても

山界の覇を争う

大戦の最中では

授軍は無理だ

こちらに

駆けつけるとなれば

彼らのそこまでの

「戦績」と「犠牲」は

全て無に帰してしまう

それが

昌文君の言ってた

確証のねェ「八日」か...

...

そうだ

...そうか

...

計算した日数

山の民の城

それが

「八日」だ

だが...

聞いた遠征先の地から

寝までの行軍を

政...

政...

お前は

どう思ってる

あいつらが

来るのか

来ないのか..

俺は

......?

しかも

七日で

......

俺も思ってたぜ

ぎゅ

来てくれるってな

いろいろ..

一間に合わなかった?)

わーいってる

〈いやかろうじて

まだ城壁の上に

素兵はいる

このことはまっこと

へったり前だ

終わっててたまるか

こっちは全部

投げ出して

来てやったんだぞー

くっそうし

(...ったく

それにしても)

コラなずくて〜

〈ムチャクチャするぜ

うちらの王様も...

......

ぷっ何だ?

......?

まさか...

敵襲!!

!?

西の山壁に

敵影あり

全軍に

急報を出せっ

!?

!?

えっ!?

うう

さっさと

武器を

捨てろ

ひぐっ

全てが

武器を...

ん?

くそォ

うっうっ

無駄に...

...ん?

うっ!!!

〈左のゲンマ族も

配置につきました)

やってるしく

〈右のシンバ族も

同じく

いかん

間に合わん

ゴミと

〈全軍〉

なお、〈血祭りだ〉

〈血祭りだ〉

ふえ?

そうか

ンン

そう

!?

!?

な...

何だ?

ん!

...っ

!?

なァっ

最初に山の民の急襲を

受けたのは西側で包囲陣を

しいていた部隊であった

ぐっ

ギャア

ごふ

ボゴン

ぐわ

なっ

何が

起きてる

どけっ

ぐお

こいつら

......

援軍だー

えっ

騎馬の援軍が

趙軍を

蹴散らしてるぞォ

すごい数だっ

えっ

すごい数の

えぐっ

援軍がっ...

授軍...

とっ

殿っ

援軍!?

...

ほ...本当に

来てくれたのか...

ぐふぅっ

バシャ

山の民よ...

沽〝破格の加勢

やっ

山の民...

援軍が

あの山から!?

黙っていて

悪かった

......

...しかし

我らにくらいは

助かしても...

...

改っ...

一つは

来るかどうか不確かな

授軍を頼りに

戦うのは危ういと

思ってのことだった

他に

知ってたのは?

昌文君

だけだ

ギア

情報漏洩を

ふせぐために?

ぐは

...ファッショッ

その通りだ

下手に援軍のことを広めて

敵の李牧の耳に入れば

対策を詳じられる

西軍大きく

崩れています

そうすれば

もし授軍が来たとしても

失敗に終わって

しまうだろう

それだけは

細心の注意を

もって

何としても

避けねば

ならなかったのだ

南軍を急ぎ

整えよ

政達の思惑通り

この山の民の襲来は

完全に李牧の

虚をついていた

中の兵を早く

呼び戻せェ

秦の西側に

山民族の世界が

広がっていることは

李牧も知っては

いたが

長年趙北部の地・雁門にて

北の騎馬民族・匈奴と

戦い続けてきた学校にとっては

異民族が救援に来る

ということは頭になかった

......

山界

キャア

匈奴だァ

ギャア

匈奴が

来たぞォ

結果的に四年前の

成績の反乱を表向き

なかったことにしたのも

功を奏した

徹底した情報統制で

事の顛末は王宮外に

洩れ出ておらず山の民の

助力を李牧は知らなかった。

...

なるべくして

なっている

これは!!

豪へ来ての

予想外な

ことの連続...

恐らくこれは意図的に

隠されていたことに

私が気付いていなかったのだ

秦王の出現と

その器から

全て始まっている

なるべくしてなっている

この状況は

介億様

何と

あまりの状況の急展開に

各城壁の上も大いに混乱していた

西に

援軍が来たと

壁様

西の山から

援軍とのことです

西の山...

まさかっ...

援軍?

援軍だって...!?

成陽から

援軍が...

でも

西の方から

みたいたそ

た助かった...

助かったんだ...

俺達も

この国も

うう

授軍...

どこから

だっていい

ふぐ

やった...

やったぞ

まだだ

隊長敵の援軍が...

大丈夫だ

李牧様が

対処して下さる

もし援軍が敵に

敗れれれば

結果は同じだ

ううっ

!!

!?

ちょっと待て

あれはっ

素兵じゃ

ないぞっ

あれは

山民族だ

えっ!?

あっ

なっ何で

山民族が

助けに...

こっこんな

大軍で

えっ

何で

俺達のために

と...とにかく

もう彼らに

託すしかない

根じィ

褒の

命運を...

サル共

!!

ウォオオ

頼むっ

勝ってくれェ

頼むぅ

秦の命運を!

ウォオオ

ギア

いけェっ

いけっ

いけェっ

ぶほ

コォォ

すっすげー

ん?

っ.....

バジオウ

サルムが!!

あっ

あいつはっ

傅抵!

ああっ

あいつの隊

山民放達の

横っ腹に突撃を!!

やっ

やばいぞっ

ざけんなよ

ここまできて

ジャマしやがって

クソ猿がっ

本軍くせェな

あの直まり

ニイ

っしこのまま

突っ込むぞ

大物ぶっ殺して

猿共の勢いを

止める!

オォ

...っと待てっ!

何だ

その速さはァ!?

!?

なっ!?

女...!?

何だありゃ

しかも

美女

へ?

なあっ

な...

何だありゃァ...

ランカイだよ

西の軍大破

孫青将軍も

討ち死にとの

ことです

傅抵隊が

横腹を突きましたが、

やはり苦戦を

アイア

南軍の守備は

出来つつありますが

止められそうもっ...

急いで本陣を

退けて下さい

敵軍は

およそ二万

とのこと

一部城内に入り

ましたが主力は

本陣に向かっています

李牧様

李牧様

......

李牧様

退くべきだ!

敵軍がこちらとほぼ

同数の三万なら

迎撃したとしても

半分以上の戦力を失う

そうなればもはや

感陽を陥れる戦力は

残らぬ

咸陽を取れぬので

あればこの戦に

意味はない

即座に

退却すべきだ

...だが

この軍が濃くということは此度の合従軍が敗戦に終わると

敗戦に終わると

いうことだ!!

李牧様

李牧様

李牧様

敵が

来ます

李牧様

李牧様

我らが盾に

なります

その間に

立て直しをっ

どうか...

ご武運を

曹波

全軍に

至急伝達を

カイネっ!!

全兵

即座に...

!?

麗媛!!

つい?

第348話行く理由

あれが...

王騎と庶公を

討った男...

趙三大天

龐煖か

第346話'行く理由

......

アニメです

へこっちへ

来るようです)

......

とくと

〈許さん〉

目ざわりだ...

あっ

楊端和と龍援が

龐煖が

近付いてくっ

うむ

だっ駄目だ。楊端和

そいつから離れてっ

その男は

ふつうじゃ

ないんだ

部下に任せて

早くそこをっ

そして

もう

待て楊端和

!?

悪ィがゆずって

くんねーか

!?

そいつとは俺が

戦んなきゃならねェんだ

...これからはいいの

なっ...

信っ...

...

へな...

そんな...

...

な..

何で...

もう...

お前は..

何で...

......

龐煖...

なっ

しっ

下へ行く!?

ちょ...

待て信

朧媛を

討つ

なっ

何言ってんだよ

お前っ

そんな体で

いや

体なんて関係ねェ

相手はあの麗媛だぞ

何で

お前..

どけ

...ファン...?

やめろっつってんだろ!!

お前は馬陽での

失敗を忘れたのか!?

あの時虚煖にやられて

気絶したお前を

守るために

大勢死んだんだぞ

田永

尾到だって

その流れで

死んだんだ

田永オイ

到のことは

関係ねェよ

でも

もう多分

李牧軍は退却する

もし

...

ここで

お前に

死なれたら

い行かねェで

くれよ信

もう下の連中に

任せときゃいい...

この戦いに勝っても

俺達は..

どいてくれ

尾平

何でだよ

何でお前が

行かなくちゃ

なんねェんだよ

尾平

何でいつもお前は

そうなんだよ信

そんなの

決まってんだろ

俺が天下の大将軍に

なる男だからだ

......?

くっ...

やっぱ...

たまんねェ

この...圧迫感

ブルル

...ふぐっ

信...

お前よく

そんな...

ただの

有家無象に

天がざわつくは

許し難いことだ

天の恐るるものは

唯一人!

うっ

ここに集う「虫ケラ共を

バラバラにして、それを今一度、

指し示してやろうぞ

ビヒィ

ひィっ

ヒヒ

うっ

馬が

ひっ

駿!

ビヒィ

ビィィ

さすがに

お前も

おっかねェか

だが...

そこに向かって

行くのが

いつもの

俺達だろ

駿

ぽん

大丈夫だ

今のお前には

この俺と

大将軍の盾が

ついてる

だから何も

恐れず

いつも通り

前へ進め

いっけェェェ

信ーーっ!!

第349話、軽い

いっけェェェ

キングダムの

ずああっ

ビヒィ

!!

!?

バヒィ

駿っ

なっ...

ギヒッ

ガブ

あっ

ギビヒィ

ビヒッ

ベギ!!

っ...

あのデカ馬を

倒したァっ

でも信の馬

何であんなことを

おっおそらく

龐煖を馬上から

落とすためだ

うおおお

馬上での戦いでは

あの大矛と剣の

間合いの差は

信殿にとてつもなく

不利に働く

いっ

いけェ

キングダムの

だから

馬はっ...

すまねぇな

駿

信ンン

しまっ..

ベギベギ

アバラをっ...

がっ

ダン

そ、

ピヒ

ゴハハハ

下馬したところで

龐煖様には同じことだ

うオオ

三大天

朧桜榊

万歳

ーっ!!

ひど

......??

ドカラ

し...

ぐわう

バカヤロォが

だから

やめろっつったんだ

やっぱり、あの男にだけは

近付くべきじゃねぇんだよ

クソったれがァっ

やっぱ同じ

じゃねぇかよ..

...??

待てよ

龐煖

何だか

武神とか

何とかの

お前が...

なぜどう

風公将軍に

手こずったのか

なぜ

王騎将軍に

勝てなかったのか

少しだけ

分かった気が

するぜ

天下の

大将軍...

俺は一度だけ

本物の大将軍の

一撃をくらったことが

ある

あれは本当に

体中の骨を砕かれそうな

とんでもなく

重い一撃だった

それに比べりゃ

お前の刃は

軽いんだよ

ミシミッ

武神さん

よォ...

小石

みてェになァ

効かねェなァ

そんなんじゃ

うオオオ

立った

隊長ォ

お前っ

バカな

ヒィッ

道の

何たるかすら

知らぬ貴様らが

ほざくな

まとわり続ける

この

苛立ち

...ファックス?

貴様とは

初めてではない

思い出したぞ

小僧...

王騎の

戦場に

いた奴だ

...

ただのまぐれにしても

この魔煖が

三度も戦う者とは

珍しい男だ

...

そうか

しかし

四度目は

ない

今すぐその魂魄ごと

真っ二つにして

王騎の元へ

送ってやる

しっ...

信殿っ

だが

元々ボロボロ

だったところに

さっきの二撃で

......

啖呵をきったは

いいとしてー

余力はマジで

ほとんど

残ってねェ...

さっきのを食らえば

次はもう間違いなく

立てねェ...

しかと言って、今

"あの速さの二撃を、

かわせるはずもねェ

信っ

だったら

やることは

つだけだ

!!

前にっ...

ルアアァ

キングダムの〈完〉

皆さんは...

お気付きだろうか?

『しんせいじょうの歯』

習成常には

歯がない

おまけマンガ

これには二説ある

若き頃から猛将の

晋成常は歯を

食いしばりすぎて全て

砕けてしまったという説と

ぬぅ

あっ

本当だっ

ハギィ

ええ

おはああ

とにかく歯がないので、

戦いの時は食いしばれるように

口にはめものをする

いるかいのスプッ

どうで

□作_原泰久

甘いものを

食べすぎた

説である

麻宇酢比異酢と

名付けた

これからの

マウスピースの

始まりである事は言うま

うまー

つか2番

2番だと

の彼は学校巻き携帯真にありがとう

この時は、「女性、病気が悪い」というよりもないようになっているかもしれないのですが、

ここでいます!!?

このはめものを

晋成常は

あとかき

うそつけ!

そして、あーいるんですから、それで、今後、キリバラからからなので、教えている人は、少しあげるのだろうかと思っています。

そして、うたしストパンが少ないので、教えているのはありません。

それに、ご報告!!

月に、第三子「〈次期〉が生まれましたー!

3人用全員9月生まで3人前全員19日生まれ(笑)

蒼々、やりが、頑張りますよ!!

『スタッフ・松原利光・田近康平関哲朗・箱石達

□へルプ加藤大貴□編集〟金上大佑

カバーデザイン

岩崎修(POCKET

YJC

DIGITAL

SHEESAAYOUNGJANATANS

キングダム

32巻

原泰久

®原秦久2013.20!4

初版発行

デジタル版発行-2014年

2013年

発行所・集英社

http://wwwstilesshacco.

この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです

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