This is a temporary fork of mokuro
The main aim of this fork is to try and improve the mobile viewing experience
This file should only be be viewed on a mobile device since it relies on the browsers default handling for panning & zooming
To navigate, you can use the buttons in the top menu; the new buttons at the bottom of the screen or swipe to navigate.
Recommended to be used with jidoujisho
Yg¢
DIGITAL
YOUNGJUMP
YOUNGJUMPCOMCS
●別の道
34
SHUEISHA
二十四
Twebook
●別の道
原泰久
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
三十四
KINGT
原泰久
キングダム
目次
第如話「変ずる理由」
第98話「対極の力」
第38話「別の道」
第38回話「二つの目標」
第58話「白者の言葉」
第36話・戦後の各国・
第57話「相国の歴」
第38話「兄弟の今」
第383話全ての臭い!
四十五
ニ十五
...
ーナ
三
六十五八十三百一百十九
百三十七
第50話・不穏な影・
第71話「北留の異変」
[百五十五
百七十三
_百九十一
三十四
★この作品はフィクションです。
実在の人物は、事件などには、いっさい関係ありません。
いや、そんなことだ。それではなんですね。それでも、これはそういうことですね。
前巻までのあらすじ
時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国森。奴隷同然の生活を送る少年・信
と漂は武功で名を揚げ、大将軍とはして世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。
そんなある日、凛は、国王原政の影武者として王宮へ召し抱えられる。しかし、異母弟成嬌
によるクーデターが勃発、漂は刺客の手に掛かり殺されてしまう。凛を身代わりにした嬴政に
憤りを感じる信だったが、漂の遺志に応えるため嬴政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。そして
改めて、信は大将軍へ成り上がり、嬴政は中華統一を果たすといいう夢を実現することを心に
誓ったのだった。
その後、素軍に所属した信は趙迎撃戦、魏攻駱戦などの功を認められ、正式に千人将へと昇
格する。さらに、信率いいる飛信隊は右腕であった羌痴が離脱するも、軍師となった河了貂が加
わり、より強い軍へへと成長する。
そういうことですから、そういうことですから、そういうことになっても、そういうことですから、
名を
覚えて
おくぞ
信
一方の扇政は、素国内で相国へと登りつめた呂不鼻に対し、弟成橋と共闘、昌文君を左丞相
に就任させることに成功し、朝廷内における確かな実権を手にいれる。
そんな中、秦国に楚趙魏韓燕の諸国が合従軍を組み大侵攻。かつてないほどの亡国の危
機に陥った素国だが、国王癲政をはじめ飛信隊や各将達
の必死の迎撃により辛うじて撃退に成功した。その際、最
大の難敵・龐煖を退けるなどの活躍が認められた信も三千
人将へと昇格!さらに、飛信隊は大将軍・庶公の精鋭五百
人が加わり着実に力を増したのだった..。
その頃、芙痴は遂に仇敵幽連と対峙」祭をくぐり抜け
た現蚩尤の圧倒的な力に...尭痴は果たして!?
お前も急げよ
政
分かっている
お前は
本物の蛍尤に
なり損ねたんだよ
間抜けが
ゼハッ
ゼハッ
そういえば、これからのそのためには、そういえば、これからのそれでも、これから
桑軍ミ千人部隊|飛信隊
素国の若き王。中華の統一を目指す
嬴政ぇいい
天下の大将軍を目指す。秦軍特殊部隊・飛信
そうだな。そういうことだ。そういうことですから、そういうことですが、そういうことになっていたのは
人隊の隊長。
昌文君
病政に忠誠を尽く
す大臣。左丞相の
地位を持つ
デデル
暗殺集団・蚩尤の
未裔。同胞の仇
幽蓮と交戦中
三千人将。昌文君
の副官も務める。
河丁貂
山の民で信の元
同居人。飛信隊の
軍師となる。
いえ、そうですね。そういえば、そうだった。それでも、これはそういうわけでは、
とりあえず
成嬌
扇政の異母弟。ま
反を起こしたが現
在は政陣営に助
カする
条国
権力をほしいまま
にする素国の相
国。濵政の政敬、
楽華隊
そういうことになっても、そういうことで、このようなそういうことですから、そういうことになっていたのは
豪恬もってん
二千人将として、楽華は
を率いる。家務将軍の孫
蒙恬の父。
蒙武もっふ
絶大な武力を誇る猛将。奏国を代表する老将
蒙武の父
驚きっこう
素国の将軍
王鳳隊
王賁ぉうほん
三千人将として、玉川は
を率いる。王翦の息子。
王翦ぉぅせん
現頭首で、王黄の父。
蒙驚の副将。王一族のの副将。元は冷徹
な大野盗団の首領
桓騎かんさ
【韓国
三大天の一人。お
の宰相を務める
龐煖
三大天の一人。武
の道を極める求
道者
...
...
ゴホッ
ゴホッ
ゴホォ
第361話変
かっ...
ゼハ
さ...
祭を...
ゼハ
くぐった
からって...
そんな力が
ゴホォ
お前は象姉を
だまし討ちした
だけだろうが
バカを言え
......
羌象を殺ってから
当然祭は続いた
そこで私は
勝ち続け
目の前には
最後の敵の一人
そいつは
同族の
もう一人の
代表
実の妹だった
えっ
そして
しっかりと
祭で貴様が
なっ...
その手で
羌象の
同族から二人選出
される意味は
そこにある
想像してみろ
......?
心臓を貫く
ズブブブ
感触を
......
怪物に変ずるには
十分な理由で
あろうが
ガッ
ぐっ
ドッ
もちろん
毎回そううまく
いくものではない
片方が祭の最中に
死んでいれば
それはかなわぬ
これまでの祭を
抜けた者で一体
何人本物の蚩尤が
いたことが
クク
あれは
完璧だった
完璧なる
狂乱の宴であったぞ
羌蒐
......
お前のエサに
なりえた羌象はもう
この世にいないのだからな
ッハハハ
幽連っ
お前が
私の高みに
至ることはない
なぜなら
ゴラ
ハッキ
ブチブチ
...ハハッ
ゴホ
ゴツ
ゴッ
......?
...
......
ハッ
フッ
眠れ
......
ハッ
羌穂っ
ファン...!!
ふせいだ!?
緑穂か...
オイ
ネズミが
いるぞ
チッ
行ってこい
?
しかし
あっ
私らまだ
巫舞で
呼吸か...
あいつはっ
ああ
行ってこい
まだ
動くのか...?
!?
......?
しょ...
象姉
...の
羌癪
やっと...
死んだか...
ごめん
象姉
もう
呼吸も..
緑穂を
握る力も...
考えが
甘かった
出くわしさえ
すれば
相手では
ないと...
幽連は本物の化物だよ
怒りや何だのを超越し
無尽蔵に内の力を
解放する
呼吸の制限が
ない
正に最強だ!!
その力を
得るために
実の妹まで
手にかけてる
違いすぎる
あまりにも..
そんなものに
抗う力は
私は持ってない...
本当に
ごめんね
家姉
今から..
......
フッ
羌痴っ
...あれ...?
何か..
忘れてる..
何だろう
あの小さな光
何だっけ...
あれ..
何だっけ...
ドン
ドン
ドン
カオオオ
んー?
どした
お前
寝惚け
てんのか?
しゃきっと
せーい!
カカカ
いっ
ッハハ
目が覚めたか
何してる
早く来い
飛信隊!!
はごっ
さーて
飛信隊副長
一発
ぶちかまそうぜ
羌!
ああ...
そうか...
そういうことだったのか
!?
なっ...
第362話
活対極の力
...
ガクン
......
あの娘
まっまだ
生きてるっ
死に損ないが
羌漉
そこから
何ができる
小娘
巫舞の
秘密が
分かった
そ
!?
ヒュー
ヒュー
多分
巫舞の
秘密?
幽連...
お前の
言ってる理屈は
たしかに正しい
故の断絶...
気を内に向けて
力を引き出すのなら
外とのつながりは
頷そのものだ
今のお前は
巫類を必要と
しない化物だ...
だが
たった今
うったえる
光を見た...
そして
以前遭遇した
武神の姿にも
その違和感があった
キングダムの
武神!?
趙の子飼いに
なってる龐煖か!?
それが本当に
究極なのかと
...
お前達の道が
至強に至っていない
ように感じるのは...
それを否定する
対極の力が
存在するからだ
!?
象姉は
そのことに..
何の話だ貴様っ
...完家...?
思い出した...
ずっと前に
気付き
かけてた..
くらうがいい
幽連
これは象姉が
私を殺すために
あみ出そうとしていた
術だ
!?
き
羌象が
羌瑰を!?
見てて
象姉
キングダムの
これが恐らく
私の最後の巫舞ー
象姉ェっ
象姉ェっ
何があったんだ...ハァ
象姉の気を...
どうやら一人で
〝魄領の禁〟を
冒してしまったようじゃ
魄領の禁!?
全く感じない...
巫舞で精神を
落とし込む深さには
限度があり
その域を我々は
〝魄領〟と言う
巫舞の歌は
落とす催眠であると同時に
そこから引き上げる
〝道標〟でもある
トーン
タンタン
トーン
だが魄領より
下へ沈むと
引き上げる歌が聞こえず
帰り道が分からなくなる
意識が戻って
来れないってこと!?
...ああ
これまで
魄領を越えた者が
何人かいたらしいが
誰一人として意識が
戻らず、そのまま死んだ
そ
そんな...
な...
何で象姉は
そんなところまで...
餓領は言わば
心の生死の境
いかに我々とて
本能的にそこには
届かぬ
規てすら知らぬ
その熱域を
よもや象が
冒してしまうとは
...お前じゃあ
来たるべき”祭”にて
お前に討ち勝つ術を
家は命懸けで模索
しておったのじゃ
キャッ
ぐっ
!!
...こっ...
こいつ呼吸が
戻ったとでも...
いや戻っては
いない
ブフ
現に肺が裂けて
血を吹いている
いや...
それよりも
奴の
この動きっ...
一体どれだけ
深く落としてる
トーン
分かってる
赤鶴...
奴に合わせて
これ以上
深くいくと
精神は戻らず、
闇の底に
散って消える
羌瘍
お前..
......?
ここでもう
戻らぬつもりで:
くおっ
ガチブチガチ
バカめ
やりすぎだ
肉体が
ついてこれる
はずかない...
勝手に
自滅じろ!?
羌癪!!
オォ
ビシュ
度を越えた
力を解放!
しても
ガク
ブバッ
へ?
象姉っ
いっ
ただただアッ
あ
あ
それより
よく戻って
なっ何これ
いたた
必死で
あ
全身
容折とか
ヒビとか...
肉離れとか...
でも多分
偶然に...
誰も意識が戻って
ないって言うから
本当に...
とてつもなく
深く
落ちてって
頼みの白鳳すら
感じなくなった
真っ暗で
何も聞こえ
なくなって
怖かったけど
そのうち
考えることも
よかった
象姉...
象姉...
どっちが上かも
分からず
できなくなってて
そしたら
魄領の底に光!?
うん
...ああ
そういう
ことなの
かな...
一点の光が
ほんやりと
あの光は
多分
私はその光を
たどって
いや
戻って
来たの
間違いなく
鬼だったよ
...うん
......
ありがとうね
...鬼
ぐはぁ
貴様
あ、もうっ
戻らぬ気かァっ
羌穂っ
きっ...
闇...
もう緑穂すら
感じない
何も
何も
見えない
見えない
何も
完全なる...
聞こえない
背中に
感じる
これがお前との
違いだ幽連”
ハッ
この
一条の光...
ハァッ
でも
魄領の
底だろうと
この光さえ
あれば
私は
戻れる
ボン
漉...
ぐあああぁ
第363話
別の道
ぐあああぁあ
......?
ゴフ
っ...
連っ
ふざ...
けるな...
零様...
さ
茶を
ふっ
くぐっていない
零様が
私に...
勝つ...
適理など...
......?
偶然...だ
たまたま
私は..
私を外と
つなぎとめる
連中と出会った
......
そ...外に
キングダムの
馬鹿な
ば
それを断ち切るが
ための祭
つなぎとめる
だと...?
許さぬ...で
そんなか...
それ故の
宝犬で
あろうが...
糸を...
ならば
なぜ私は...
宝犬を
否定する
...
見ている
光璃
必ず
グフ
貴様の
存在
必ず次の螢尤が
貴様を殺しに行くぞ
のそむ所だ
必ず..
.....
私は絶対に
負けない
小娘...
連っ...
つ......
貴様ァっ
!?
何っ!?
くそっ...
ババァがっ
...
ぐっ
......
くそっ
なめんじゃないよ
クソガキ共
ん?
...
明
?
一つだけ
お願いが
痴っ
ありがと
もう少し
歩くぞ
なるべく早く
ここを離れた
方がいい
幽連の死体だけ
隠す?
うん
お願い
私は幽連を
討ち損して
ゴホ
翔っ
幽連は未だに
どこかで生きてると
いうことにする
次の”祭”を
行わせないためか
キングダムの
....うん
光族の里にはもう
識と礼という
二人の次の代表がいる
私と象姉みたいに
仲のいい二人だ
できればもう
多奈は行われない方がいい
......
フー
ここまで
来れば
安心
だろう
......?
幽連も
化物だったが
フフ
お前も負けない
化物になったな
.....でも
あんな術は
もう使うな
次は体が
もたないぞ
...うん
幽連は
ひょっとしたら
私以上の苦しみの
中にいたのかも
知れない
祭で
蚩尤への
変貌を
遂げる程...
妹を手にかけた
直後から
ずっと
......
やっぱり幽運と妹の
絆は深かったんだと思う
......
だがそれと汚い手で
はめられた
完象の無念とは
別問題だろ
......
もちろん
象姉...
ようやく
終わったよ:
五年も
かかったね
本当は
それが
あんな結果に
なっだから、
ここで
終わるつもりだった
あああ
あああ
元々祭で
象姉のために
死のうと決めてた
仇を討つだめに
生きたー
だから本当に!?
仇を討てば
それ以上
生きる意味なんて
ないって..
キングダムの
すぐに
象姉の所に
行こうと思ってた
グス
でも今は
別の道が
目の前に
見えてる
全く別の道が
グス
象姉のことを
ここに置いていく
わけじゃない
傍らにいつも
感じながら
私は
進むよ
ごめん、象姉
あなたが
私は精一杯一生きるよ
夢みた外の世界で
あなたの分も
見守っていて下さい
......?
琥...?
っ...
グス
象姉...
明
一応
里のバァにだけ
仇が討てたことを
知らせてもらえ
ないかな
象姉
自分で報告
しないのか?
里へは戻らない
戻らん?
私の
帰る場所は:・
もう
他の所に
あるんだ...
飛信隊を離れて
392日―
羌廆はようやく
帰途についた
キングダムの
きっ...
羌痴ー
羌擁さん
ただいま
の目標
羌痴副長ー
副長ー
お帰りなさい
羌瑰副長
副長ー
羌巍さん
待って
ましたよ
やったっ
やったー
う...
羌痴さん
羌捷
うオオオ
副長ー
......
終わったのか
......
ああ
そうか...
それじゃ
やっと
飛信隊で一緒に
進めるな
ああ
おかえり
羌瑰
待ってたぞ
羌疱が帰還した飛信隊は
そこからさらに躍進した
ウォォオ
特に完病は
沛浪
右翼の敵を
おさえろ
オオ
去亥
このまま
本陣を
貫くぞ
オッ...
オオ
千人将ォ
黄将軍っ
自ら前線で
鋭い指揮をとる芙穂は
武功をあげまくった
羌掘副長ー
魏太様ァ
ひよー
充擁さァん
その活躍で
信ら周りの働きが
かすむほどであった
すっげー
すげーぜ
羌痴副長
ああ
元々娘軍師の
戦術がある上に
現場で柔軟に
対応して効果倍増だ
副長ォォォ
変わったな
羌擁
前はもっと
陰で支えてた
感じだったが
ああそれに何か
前より話しやすく
なったっつーか
副長
甘厘様ァ
自ら先頭切って
俺らの土気も
上がりっぱなし
だしよォ
......!
そんなに
張り切らなくて
いーんじゃねーかな
羌癇
まだまだだ
ここへ戻る前に
誓ったんだ
象姉の分も
精一杯生きるって
だから私は二つの
目標を立てた
二つの...
目標?
ああ...
!?
なっ...
私も将軍を目指すぞ
な
なっ...
何ー!?
?
戦いの道に
身を置くなら
そこの頂上を
目指すべきだ
家姉も
きっとそうする
だから私も
大将軍に
なる!
信より現実味が
ある気がする
たしかに
クラァ
ち・
ちなみに
二つ目は?
二つ目は...
お前の子を産む
ブー
グーー
ん?
いや
べ別に
かまわんよ
オレは
信
ちょっちょちょ
ちょっと何言ってんの
完痴ーー
羌漉
その...
ちゃんと分かって
言ってんの...?
?
たしか強い男と組んで
力を合わせて
どっかの高い山に登って
何かを炸裂させたら
子供を授かるんだろ
な
何か違う
どうやって
子供作るか...
知ってるぞ
誰そん教えたの
ちょっとおいで
光璃
二つ目の目標は
許すぜー
一つ目だろ
えっ
子作りについて
詳しく知った笑顔は
しばらく信を
さけたという
あれ?
羌穂は?
そして冬となった
寒いよー
寒いよー
帰りたいよー
もう少しの
辛抱だ
君になれば
交代の隊が
来るっ
六国を滅ぼすと
言うのなら
戦略的に
大将軍は
穴人は必要だと思う。
おーいいね
それこそ
六大将軍の復活だ
ぜっ
...へへっ
ガッ
ひょ
では今の素国に
大将軍は何人いる?
ん...
そりゃー
同等の実力者の
桓騎と王弼は
また単独で数十万を
率いられる大将軍には
なれてねェ
蒙驚将軍と
合従軍戦で大功あげた
蒙武の二人だけだ
たった二人...
中華統一など
夢のまた夢
だな
仕方ねェだろ
この前、熊公将軍と
張暦の二人の大将軍を
失っちまったんだから
むっ
...
チァア
ぐあっ
ビシュ
しっ...
ふんっ
俺が大将軍四人分の
働きをする超大将軍になって
えっ
ふさかった?
カカカ
まー心配
すんなって
羌瘍
ばんばん国を
落としてくからよ
いや
お前は一人分の
大将軍になればいい
私が三人分の
大将軍になる
お前は
将軍までに
しとけえ!!
嫌だ
ルアア
何なんだ
あの二人...
...
血気盛んな信と完痺の
威勢とは裏腹に
雪かとけても大功をあげるような
大きな戦は起きなかった
昨年の合従軍の疲労は
七国全てに重く残って
いたのである
始皇七年(紀元前洲年)は
前半が静かな年であった
前線で体を張った
飛信隊も一度内部まで
退かり一息ついた
そんな折であった
史記には
彗星が見えたことなど
記してある
キングダムの
白老様ァっ
「蒙駕危篤」の知らせが
届いたのは
白老様
家驚将軍...
ん?
信
蒙恬っ!!
間に合うか?
お前も
来てくれたのか
......
どうかな...
当たり前だ
さァ
若だっ
若様が
到着されたぞっ
こっ
こちらです
キングダムの
お急ぎを
白老様は
もう
意識が
ございませんっ
......
蒙驚将軍
フォ
第365話「
・白老の言葉
はて
倖はどこじゃ
話も
またか...
...!?
むー?
はうっ
......
六将
じーちゃん
じーちゃん
あっ
ぅっ
動いたっ
なっ
何っ!?
じーちゃん
おー
恬...か..
しゃべった
なっ何と
意識がっ
キングダムの
うん
恬は
ここにいるよ
じーちゃん
...恬
待って
おったぞ..
待ってる間に
嫌なものを
見たが...
とにかく
間に合って
よかった...
信も来て
くれたよ
フォ
そうか
蒙鷲将軍
それでは
少し...
語ると
するかのォ
!
おっ...
起き上がられた
白老さ...
儂は
英雄に
なりたかった
ーがその
才能はなかった
出たしは最悪で
生国「斉」では
全く芽が出ず
超
そこから
武を連れて
各国を巡ったが
それでもダメ
じゃった
そして西の果て
「素」国に着いて
ようやく少しずつ
芽が出たした
そう言えば
武は?
そそれが
ハハ
駐屯先の角炎で
敵に動きがあり
戻れぬと...
あやつ
らしいわい
よい
よい
それで
えっと
楽に着き
僕は
少しずつ
功をつんで
いった...
チッ
―――が
その横では、あの六将達が
何倍もの早さで武功を
あげまくっていた
たまらぬぞ
あんな化物達と
知り合える
わけがない
早く死ねと
思うほどに
嫌いじゃった
じゃが
本心の..
心の底では
かっこいいなーと
いつも思っておった:
ふむ
かっこよかったのー
六将も
三大天も
家旅将軍...
...そして今
英雄を目指す
若者二人に
英雄に
なれなかった
老人から金言じゃ
?
三人で一緒に
高みへ登れ
蒙恬と信と玉賁
!?
手を取り合う
必要はない
時には対立するのも
結構
ただ三人が
意識しあい
共に登ってゆけば
その関係は必ず
大きな力を生む
六将達が
そうであったように
そういうとも
戦友の形も
あると思うぞ
フォッフォ
低はそこに
入れなかったが
そして奴らに
負けぬ英雄に...
いや...
それにしても
......
じーちゃん
長い旅
じゃったのォ...
えっ
えっ...
えっ!?
!?
わっ
若っ!?
キングダムの
白老様ァァ
白老様アアア
白老様ァァ
豪飛様ァァ
うぐっ
うぐあぁああ
始皇七年
紀元前44年
いくろ
白花琳っ
うわああ
蒙驚死去
白老様アアつ
六将なんかじゃ
ない
俺にとっては
あなたが一番の
英雄でしたよ
蒙驚大将軍
キングダムの
...本当に
お疲れ様でした
ありがとう
じーちゃん...
秦·魏国境付近
角炎!
殿
早馬が...
白老様が
お亡くなりに..
......
そうか
......
本当に...
戻らなくて
よかったのですか?
戦はそんなに
軽いものではない
ォォ
あれだけ
苦労したのだ
それはどう
豪驚が
一番分かっている
酒を出せ
少し飲むぞ
すまんな
武...
また
ダメじゃった
次はどこ行く?
スミマセン
そうだなー
思いきって
楚にでも
行ってみるか
いやいや
納屋でも
ありがたい
寒いかも
武
へぶし
全然
へぶしっ
お前にも
苦労を
かけるなー武
全然
ぐじゅ
フッ
すさまじい
長旅で
あったな...
親父殿...
第366話、戦後の各国
2017.
ふうーっ
ふうーっ
ふぐぅっ
驚かないでね
休むな向
深く息を
吐け
お父
向様
お母
どうした
琳
まだ出ないのか
くっ
ふぅーっ
向様っ
ふう
っ
出血が
多いぞ
布をもっと
私は
ううう
お客さんってよー
ふぅうー
ほぎゃー
何と
この国の王様のお子を
産ませて頂きました。
しゃー
...ファン...?
ふえええん
大王様ァ~
無事産まれた!
女の子だって
カカカ
そうか
でかしたな
あの言女!
どした
大王様に
子が生まれたって
うおーーー!!
成陽はまた
沸きに沸いてる
みたい
......
死んでく人間もいりゃ
生まれてくる
人間もいる...か
何しぶいこと
言ってんだよ
あー
よかったな
近いから
意外と豪驚将軍の
生まれ変わりかも
無事に
生まれて
女の子だって
信殿
全員
そろいました
っし
じゃァ王女の誕生を
祝いつつー
俺らは戦地へと
戻るとするかァ
オオオ
飛信隊三千人
二か月の休暇を終え
再び前線へ
へへっ
秦国内が慶事を祝う中
前線の地では素軍が
魏の慶都・汲という
二つの巨城を落としていた
慶都
バカな...
〝鉄の城〟と言われた
腹都がこうも
簡単に..
王翦ー
何という強さだ...
選べ
!?
ここで
配下共々
斬首となるか
私を主とあがめ
永劫に服従を
誓うか
?
...
許す
服従を誓う
そして
もう一つの
城
汲
ぐっ...
くそォっ
おのれェェ
ひっ...
やめろー
ひっ
ひぃぃ
おのれ桓騎
こんな
所業っ...
素将はここまで
鬼畜かァっ!!
やめろォ
ワハハハ
さっさと
降伏しなかった
お前らが
悪いんだよ
ファーカ
派手にやれ
白老へのたむけだ。
ギャアア
合従軍戦の
翌年にあたる
この年の大きな戦は
この二城くらいである
〝合従軍〟という
史にも例の少ない
超大軍を興した
大戦の余波は
七国全てに
大きな爪痕を
残した
各国はそろって
力を内に向ける
期間に
入ったのである
ー来虎
楚~
王都・郢より
東に外れた
田舎都市
チッ
笑いが止まらんなー
ッハハハ
バミュウ君
は..
はひ
うはァ
春申君が
責任とらされて
王に遠ざけられた
一方で
私は武功”と。美貌”で
楚軍全体の第二将に
位上げだ
......
“美貌”は
関係な...
ししかし
幸相・春申君の
不在で朝廷が
荒れていると噂が...
...フン
敗戦の後は
姐がわくんだよ
蛆?
くっせー
文官共に
とっては
好機だろうが
朝廷の
勢力図
塗り替える
政争って
やつですね
くっさい文官共の
フンそう言や
あの男も
春申君と同じく
冷や飯くってる
らしいぞ
クククッ
へ?
......
こっち
支えますよ
あー
宰相様は
お止めを
あーー宰相様はお止めを
趙・魏国境付近の
小都市土明
服が
汚れます
いいんですよ
それに元々
こういうのは
好きなんです
...
...
今は宰相では
ありませんし
何ぼけっと
してる
宰相様も
やられてるんだぞ
俺らも
やるぞっ
オオ
李牧様っ
おー
カイネに
傅抵
遠くまで
ご苦労様です
.......
何か
あわれっスね
仕方ありませんよ
斬首でもおかしくない
大失態
前線地の
現場監督回りで
すんでよしと
せねば
ハハハ
......
何か表情
軽いっスね
本当に
分かってます?
去年の
失敗の
重さ
傅抵...
分かっています
だからこうして
まだ生きながらえて
いるのです
...
......?
うっ
それで報告は
あっ
ハイ
さ
李牧様の予想通り
案が魏の農都・汲の
二城を落とした以外は
列国全ての軍に
大きな動きは
ありません
恐もオルドを
推していた大臣らが
泥かぶって朝廷内が
ゴタついてると
内乱期
...そして
何より趙も...
楚では李牧様同様
春申君が未だ遠ざけられた
ままで朝廷で政争が
起きていると
戦と政治は
直結します
敗戦にて
荒れた朝廷の元では
えてして内乱が起こる
この一年は
どの国も内政を
落ち着かせることに
終始するでしょう
そして
その内乱期を抜けた
それぞれの国が
弱くなるのか
逆に強くなるのか
もちろん
我が国も
含めてです
内乱期
......
つーことは
武官の俺らは
お休みって
ことですね
そこが最大の
注目点です
...
...
逆ですよ
傅抵
軍部にとっては
この期間こそ
各部将・部隊の
力をつける時
この期間に
どれだけ成長するかが
来たる大戦の時
出たしに大きな差を
つけることになります
バーカ
るせー
ワサと
言ったんだよ
.....
李牧様
敗国の内政が
乱れるというのなら
案は一応勝った側
奴ら軍備が整い次第
打って出るのでは
ありませんか?
それも
違います
案国ではこれまで
呂不韋の独裁とも
言っていい体制でした
..
寝で示した
若き秦王の力
王宮内では
王の勢力が一気に
強まっていることは
間違いありません
しかし
......
素固こそこれから
最も激しい内乱の刻を
迎えることになります
第367話・相国の地
長城の件が
愛媛もだ
討線浪が先だ
沈もだ
人が流れておるのだ
ほざくな
最終的な
決定権は
だまれ
大体治水をやりすぎだ
金砂漠嬢
治水の何が良い
あれは我らの管轄だ
連絡の苦労も知らずに
何もしなかった
今さら何を
相国様に
あるに決まって
おろうがァ
咸陽
自ら最の戦に身を投じ
国を救ってみせた
大王政と
ふざけるな
浩水の成功は
我らの功だ
投と僕の
領主は
こちらにいる
政の活躍を傍観すること
しかできなかった
相国・呂不韋
領主が
無能だから
やってやると
言っとるのだ
一帯の
取りしきりは
我らが行う
激化をたどる
この二人の
権力争いの
構図は
互角.....
以上!!
装以降
大王様の元には
続々と人が集まった
一方呂不草は
一時の求心力が薄れ
既存の勢力を
保つのでやっと
ようやく初めて
大王派が上回った
今をおいて
他にない
このまま
一気に
ただみかけるぞ!
キングダムの
......
昌文君め
調子に乗り
よって!
くそっ
まだ人が
流れておる
成類も
裏で暗躍
しておるぞ
昌平君だ
やはりますは
四柱の昌平君を
もう一度陣営の
中心に
オオそもそも
あの方の
後ろにも
巨大な...
向こうよりも
まずは我々だ
......
退屈じゃのォ
僕はもう
寝るぞ
キャ
相国...様
......
李斯様
このままでは
分かっている
数日後
コツ
コツ
...
いかん...
邑不霊様は
顔さえ見せなく
なった...
李斯様ー
大変です
急いで
この馬にっ
この馬に乗って
ついて来て下さい
一体何を
考えておられる...
この俺が
何とかせねば
相国様の別邸が
大変なことに
呂不韋様の
別邸?
なっ...
人が
集まっている
李斯様
早く中へ
中もとにかく
大変なことに
しかし..
何だ
この人数は
?
素国は昨年
合従軍に攻め込まれ
国土復旧のため
大きな財政難の
中にある
こちらへ
今民はおろか
王宮内の大臣達ですら
節制の生活を
送っている
国全体が
貧しいのである
しかし
その中にあって
な...
そこだけは
まるで別世界の
様であった
うわっははは
ははは
オー
何だこれはァっ
...
ハッハ
よい
反応だ
李斯よ
り呂不葦様
この騒ぎは
一体...
何最近
どこもかしこも
辛気臭かろう
景気づけに
ぱーっと
やろうかとな
んー?
おかげで大勢
人が集った
言っておくが
全員が有数の
実力者だ
他国の
貴士族も
がなりおる
見よ
ししかし
彼らを呼んで
一体何を...
全員客として
抱え込む
...ファンディアの
はっは
これで大王陣営を
はるかに上回るぞ
決まって
おろう
!?
ちょっとお待ちを
オーン
確かに陣営は
太りますが
家が
啼いておる
あの人数を囲う金は
どうやって...
...いやその前に
この大宴の資金は
一体どこから...
まさか
国の財源を
使ったのでは
フン
そんなセコイ
ことするかい
儂の蔵を少し
開いてやっただけじゃ
?...!!
なっ...
しっ...
キャ
私財で
これを...!?
キャー
ハォーン
ムハハ
......?
ワハハ
こんな怪変を
催した上に
あの数を囲う
大金が
蔵を少しだ
だと...?
ワハハ
このお方は一体
どれだけ蓄えて
おられるのだ...
ハッハ
軽い一手で
再び突き放された
大王様方の顔が
見物じゃのォ
バカッ
うわっ
アタマデッカチ
!?
しゃべった
ワッハハハ
...しかし
面目ありませぬ
我々が不甲斐ない故
呂不韋様の私財を
使わせてしまいました
フッ構わぬ
それにそろそろ
本格的に
準備に取りかかる
時期じゃしな
......?
準備?
大王は僕の思っていた以上に
でかくなりおった
大王暗殺未遂事件!
五年前の
あのお遊びの
時とは違う
今は真に
食い甲斐が
ある
李斯よ
そちは簡単に
暗殺はと
考えるが
王を暗殺しても
国は盗れん
その後に
僕が立っても
民が
納得せぬ
からだ
民が納得する形で
儂が国を盗るには
大きなカラクリが
必要だ
全国民が目にする
大きなカラクリが
全国民が
目に...!?
ヘナボコ
うわ
...一体
何をされる
おつもりです
これより
一年半後の
式典じゃ
一年半...?
...
まさか
『加冠の儀』じゃ
王が成人の年を迎え
晴れて真の大王となった
姿を世に披露する
全土注目の大式典
......
加冠の儀を
狙う...!?
しかし..
李斯よ
そこで儂は
大王ごとこの国を
余さず平らげるぞ
オカネモチ
瑠衣様
キングダムの
兄弟の今
“屯留”から
書が届いて
おります
第368話
まァ
おばあ様から?
久しぶりだわ
あ
素国公女
瑠衣(るい
成婚様の
御車だ
成矯様...
...あの
聞いてますか
瑠衣様
太令様も
成長された
璃太樹の...
へ?
第368話
兄弟の
酉家・淮家も
我らの傘下に
鯨家からは
財の援助を
...それは
オオ
まだ足りぬ
旧大家の
雲波と赤倉も
取り込みにかかれ
大きいぞ!!
あくの強い連中だが、
俺が一手にまとめ上げる。
ハハ!!
拡大した呂不禁陣営に対し、
大王政の陣営で最も
気を吐いていたのは
半端な返事で
下がるな
必要ならば
俺自ら話をつける
成績の一派であった
共闘の味方である
はずの昌文君も
警戒する程で
あった
念のため
監視を
もぐり込ませよ
ハハ!!
行くぞっ
ここにきて
成装勢力は
急拡大し
待て貴様ら
必ず全員
護衛をつけて動け
そろそろ
呂陣営も
行動に出るかも
知れぬ
...
...
...
隙を
見せるなよ
ハハ!
......?
...
成蠕様は本当に
変わられましたな
寿白様
うむ
うむ
成績の元教育係
寿白じゅはく)
成婚様が
変わられたので
この陣営も
変わった
今陣営には
以前存在しなかった
忠」かある
ちょっと
お声が...
......
大人になられたと
いうことでしょうか
キングダムの
大王様だ
ハッハツハ
うむ...
しかしそれを
促したのは
フフ
教育係としては
立つ瀬がないか
大王様の存在が
成蟻様を良い方へ
変えられた
特に褒以降
さらに成嬌様の
中で変化が
あったように感じる...
コッ
コッ
......
嬴政
資様
本気で最へ
行く気か?
...
ああ
コッ
だが今回ばかりは
愚王の道だぞ
ククク
つくづく
王宮を離れるのが
好きな男だ
何?
ー
王あっての国
王こそ最後まで守られる
べき存在だ
〝亡国の時〟は
その責任を
今貴様は放棄
しようとしている
そして万が一
全責任を...
背負う存在
でもある
その前に
亡国をくい止める責を
全うすることがまず
第一の王の道ではないが、
......?
無謀に見えようと
一級の望みが
ある限り俺は
座して減びを待ちは
しない
たしかにそれも
王道だ
カッ
だが
最後の砦”最くの
民を奮い立たせる力は
主にしかない
かつてお前が言ったように
王が天い存在であるのなら、
その理由は
今この時のために
あると思わぬか
成崎
時間がない
行くぞ
待ていせい
瀛政
その往生際の
悪さ...
不屈の精神は
何だ
前も同じだ
......
絶望の淵で
何がお前を
そこまで前に
突き動かす
〝宿願〟のためだ
俺は中華を
続べる王になる
こんな所で
?
つまずくわけには
いかない
留守中
この国を頼むぞ
成嬌
今託せるのは
お前だけだ
行ってくる
成嬌様?
何が
中華を統べるだ
呂不章の如き狸に
四苦八苦しておる
体たらくで能天気に
絵空事を語るな
悪か者が
ひィ
行くぞ
ハハっ
見たか今の王弟達
すっとにらみつけて
おったぞ
何っ
何も変わって
おらぬではないか
肆氏よ
やはり
監視を
強化せねば...
ん?
おや?
あれ?
あれ?
成婚様
ではない
瑠衣か
ぬ
...?
久しいな
これは
これはいせい
嬴政様
こんな所で
何をしてる
ちょっと
八百屋へ
ウソをつけ
あの...
どちらの
御婦人で...
成蠕の第一夫人の
瑠衣だ
瑠衣です
知らんのか?
ん?
...
友達様の
放ー
この者は
俺が邯鄲から
成陽へ来た時から
成績の側にいる
それはそうと
今聞き捨て
ならぬことを
耳にしましたよ
だからよく
石を投げられた
そこの
ヒゲチリの
男の方
我が夫成婚様を
辱めましたね
オホホ
そうでしたっけ
...
ぬ
ワシかんっ
......
辱めては
おらぬが
二心あると
疑われていた
ご様子ですが?
......?
ないと
言えるか?
瑠衣
おや聞かねば
分かりませぬか
......?
嬴政様
無駄に
国力を削ぐ
反乱など起こし
ましょうや
...もう
玉座だけに
執着していた
方とは違います
今の成嬌様は
より国を富ますため
強くするための道をー
二正に聖王の道を真剣に
模索されてます
そんなお方が今この時
成績様が打倒・鼻政様を
目論むとしたら
10日不草を叩きつぶしてから
......
その野望も
ひょっとしたら
もう...
その後
正面から
堂々とです
瀛政様!
どうかご兄弟
力を合わせて
実権を王族の手に
そして
我らが国の繁栄を
末長く
ああ
......
成矯はこの後も
確実に勢力を伸ばしてゆき
政の陣営の強化に
大きく貢献する
しかし
翌年
誰も予期しなかった
ことが起こる
成蝠が反乱を
起こすのである
そうっ
そーです
麗
よし
行きますよっ
せーのーっ
いっ...
キングダムの
あ
だー
ふきゃー
わー
よしよし
あれー?
昨日は
できたのですが
フ...
もう一歳か...
申し訳
ありません。大王様
ここに来ると
気が休まる
だあ
相国側との
争いの激しさは
形勢は...
拮抗している
と...
いや
こちらが
やや不利だ
......?
後宮にも
届いています
だが決して
負けはしない
大王様...
......早く
終わると
いいですね...
あ
......!?
......
ああ
キングダムの
暦は新年に入り
すでに春に
さしかかろうと
していたが
感陽に吹く風は
まだ冷たかった
始皇八年
紀元前29年
政と邑不韋の戦いは
この年からいよいよ
"決着〟に向けて加速する
第365話。全ての良い
それでは故郷
〝屯留〉〈行って
参ります
ああ
しかし
あの大ばばが
まだ生きて
おるとはな
こんな人相の
悪いのが
私の愛しい
ひ孫の夫に
なるのかい
クスクス
そうおっしゃらないで
下さい
半月ほど
離れますか
寝不足も
いけません
書を読まれるのも
ほどほどに
新れっ
このババアを断れエ
斬れェ
偏食も
いけません
野菜も
ちゃんと
食べて下さい
どうかお風邪など
ひかれませぬように
うんさいな相変わらず
エリが出かスコマ
あと
他の女を
可愛かるのも
鏡です
そっそれでは
寂しくなりますが
行って来ます
大ばばへ
持って行け
俺からの
八十の祝いだ
待てるい
瑠衣
先の短い奴に
こんなに贈るのも
どうかと思うがな
中にきっしり
入ってる
成嬌様っ
ククク
それでは
......
本当に
行って参ります
うおっ
十年ぶりの
帰郷だ
ゆっくりしてこい
道中
気をつけてな
はい!
...
趙国王都邯鄲
おはよう
ございます
邪田様
おはよう
ございます
3問様
おはよう
ございます
うむ
おはよう
ございます
郭開様
趙国大臣享夙開
郭開様
その耳飾り
また大層
雅であります
趙臣姚賈趙臣
お?
おお!
むはは
さすが姚賈じゃ
気付くかこれに
おほっ
恐れながらこの姚賈
石に滅法目がなく
そのお耳の石が
並の宝石ではないことが
分かります
はっは
そうか
驚いたか
しかしその石は
趙国内では
見たことが
ありません
...
一体いずこ
から
...?
感陽の大商人じゃ
ククク
咸陽の大商人...
呂不韋か...
学牧を遠ざける
策をくれた
貴様故教えるが
......?
素はこれから
面白いことに
なるぞ
!?
ーしかし
あの男は真に
大胆な奴じゃぞ
ククク
敵国の動静を
知るために各国は
諜報活動をする
“間者”
つまりズバイ〟を
他国へしのばせている
そしてこの姚責は実は
奏・皇文君が潜り込ませた
〝簡者〟であった
この時代
おはよう
ございます
うむ
......
......
今や趙の実権を
握る郭開と
呂不韋の二人が
裏で
つながっている...!?
久々に高値の情報だ
コッ
コッ
コッ
さっそく冒文君に
知らせるか..
しかし
姚寶の知らせが
届く前に
事は起こってしまう
ドン
ドン
ドン
ドン
ドン
趙軍が秦領土に向けて
出陣したのである
ドン
ドン
ドン
ドン
ドン
進めェェ!!
咸陽
超が
打って出た
じゃとォ!?
キングダムの
数はおよそ二万っ
敵は
北東の地
宇因より侵入
小都市竹
黒岩が
交戦中
急報
竹は陥落です
くそっ六国で最も国内が
揺らいでおる趣が
最初に動いて
くるとはっ
李牧はもう宰相の
席に戻ったと聞いたが
そのせいか?
......!?
妙だな
二万で取れる
領土はたかが
知れている
いえっ
報告では
李牧不在の間に
力を得た郭闘という
者が今も実権を...
薬同様
内政が落ちつかず
財政が苦しいはずの
趙がなぜ今二万の軍の
出費をしてまで...
正直意図は
図りかねるが
コツ
総司令!
昌平君...
太輪・満斗の
中都市の
先には
もし敵が
後先考えず
一点突破で
突き進んで来ると
したら
北東の要所
〝屯留〟がある
むぎ
.....
叱留かっ
いかん
“屯留”は
いかんぞ
知っての通り
あの一帯は
古くは趙の領土
一帯に住む人間も
半分は超の血が
流れておる
もし仮に要所の〝屯留〉が
趙の手に渡れば
一帯こぞって趙に寝返る
恐れがある
コッ
何としても
趙軍を〝屯留〟に
近づけてはならぬ
...
おっしゃる
通りです
しかし
不運なことに
早急にかけつける
ことができる将が
周囲におりませぬ
豪武は楚方面
王韜は裁方面へ
出向いております
桓騎が趙方面
だったのですが
土門ら中級の将軍は
集められるが
少々不安か...
ええ
南下して黄支川を
渡らせたばかりで
引き戻すには
多少時間が...
やはり至急
桓騎を
向かわせるしか
しかし
あの男
素直に聞き入れて
全力で向かうか
どうか...
もしこの二万の軍に
後続する軍が
ある場合は苦戦を
強いられるでしょう
くっ
た...
たしかに...
だが他に手が...
儂に
良い考えが
ある
パン
!?
?
えっ
ここは大玉様が
ご出陣なされては
いかがでしょうか!
何っ
二年前の
最の奇跡
あれは正に
大王様のおか
大王様が再び
ご出陣なされば
兵は十倍の士気を放ち
容易く趙軍を
退けられるでしょう
表に比べれば
至極易しい戦に
感じまするが
対処が遅れれば
より多くの
血が流れるぞ
ふざけるな
王を何と
心得る
ぐっ
蓋は秦存亡の
危機の特例だ
軽々しくご出陣
などと口にするな
だが他に何か
良い手があるのか?
...ファン...!
......?
ククク
たかだか
二万の敵に随分と
大騒ぎだな
?
政を外に出して
何か全てようとして
いるのが見え見えだぞ
呂不韋
成嬌
フン
!
コツ
だが超軍を
止めねばならぬ
状況であれば
貴様の言う通り
王族の威で
素兵を奮わせて
やろうではないか
!?
!?
コツ
!?
......
ま..
まさか
......
成馬...
ああ
俺が行く
赤荘の馬空
以下五百
成婚様のために
馳せ参しました
黄荘の弁斗
以下七百
同じく
お久しゅう
ございます
成婚様
オオ
龍羽将軍が
来られたそ!
オオ
黒荘の氾
四百
哀夏将軍だ
副将を務め
られるそうだ
同じく副将を
務められる
後ろの兵数も
すごいぞ
準備は
整ったか
ハハア
趙の犬共が
我らが地をかすめ取らんと
北東部に侵攻した
......
俺は一踏みの地とて
犬共にくれてやる
つもりはない
......?
オオ!!
屯留を落とされる
前に奴らを討ち
皆殺しにする
行くぞォ
オ
第370話、不穏な影
オ
成蠕軍出陣
オ
素北東の中都市
太輪
ハァイ
ひっ
イよォし
行くぞォ
目指すは一帯の要
〝屯留〟也
趙軍将軍味広
屯留
キングダムの
城門の封印に
かかれ
急げ
兵全員に
武器を
行き渡らせろ
市民も
武器をとる
心構えだ
敵はもう
太輪を越えた
ここまで
十日もかからぬ
瑠衣様
総力戦になる
恐れがあるぞ
早く
こちらへ
...
弓と矢を
配偶しろ
油も使うぞ
準備しとけ
走れェっ
咸陽
...ででは
自ら打って出たのは
夫人を救うため
だったのか!?
瑠衣が屯留に!?
普祖母の八十の祝いで
帰郷されていたと
それも理由の
一つであろうが
それだけでは
ない
やはり昨年の
大王様の叢への
ご出陣!
成績様なりに
感じ入る所があり
ご自身も戦場に出て
大王様と同様のお力を
示されようとしている
のだと思います
......
成婚の出陣は
理にはかなっている
瑠衣は
屯留一帯の
統主の娘
北東の姫”だ
その瑠衣の夫である
成類も当地では
人気がある
キングダムの
戦場となっている
北東の兵を奮わすには
最も適した者と言える
...
なるほど
き...
...がしかし
やはり
どうも
ひっかかる
此度の
趙軍の動き
...
何かが
おかしい...
屯留
......
とんだお祝いに
なってしまいましたね
おバア様
全くだよ
申し訳ありません
久々のご帰郷故
この蒲蘭強くお引き止め
してしまって
まさか超軍が
本当に屯留にまで
迫ってくるとは...
しかしまさか
お前まで
巻き込んで
しまうとは
もし何かあったら
私は死んでも
死にきれんよ
蒲鵰
しかし
ご安心下さい
この屯留は
強固な城
決して易々と
落ちませぬ
夜も遅い
もう退がって
結構ですよ
蒲関殿
キングダムの
...ハ
......
バタン
...
それに中央から
援軍も向かって
いるはずです
何者ですか
おバア様
蒲殿殿かい?
この城内全般の
ことを任せてる
お人だよ
昨年の流行り病で
息子・孫ら男衆が
大勢死んで
今一族で城内を
仕切れる者がいないのさ
そうですか
浦賀殿は優秀で
文句一つ言わず
良く尽くして
くれてるよ
ポン
あ
そうだ
バタバタしてて
成類様の贈り物を
お見せしてませんでした
今から持って
来ますね
フフいーよ
明日におし
いえ
少しだけ
何か楽しい
ものを...
コツ
!?
なっ...
な
何ですか
浦賀殿
あなたっ...
いえ...
闘夜は危険故
やはり戻りて
瑠衣様をお迎えに
さァ
キングダムの
どうぞ
......
結構です
私は夜目が
ききます
衛兵
ついて来なさい
ハ!
成纂軍夜間行軍中
出陣して八日
......?
そろそろ御車で
お休みになって
下さい成績様
...寿白か
あなた様か
起きていても
これ以上進軍は
早まりませぬ
それに成婚様が
休まねば
居りも...
大体何で
お前がついて来てる
戦など知らぬ
ただの教育係で
あろうが
私だけでは
ございませぬ
安氏・毛氏
他にも大勢
成嬲様陣営を支える
名士の方々が従軍
しております
もう
寝てますが
分かっておる
こんな所まで
来て俺に
指図するな
皆成蠣様の晴れ舞台を
応援せねばと
思っておるのです
クッ
どうせゴマをすりたい
だけであろうが
ハッハ少しは
そういう連中も
いるやもですな
瑠衣様が
ご心配ですか
チッ
......
そうだな
...
六年前の反乱の時
俺を止めようと
いさめた奴らを
全員投獄し
痛めつけてやった
反乱失敗後、連中は
獄から解かれ当然
皆俺から去ったが
寿白
お前と
...
それでもまだ
俺の元を離れなかった
バカが二人
瑠衣だ
今思えば
瑠衣も哀れな女だ
本当は
王の后となるために
俺に嫁いできたの
だからな...
成婚様...
もう休みましょう
日が昇れば
もっと飛ばさなくては
なりません
...ああ
それから五日後ー
屯留
キングダムの
行けェェ
オオオ
ヌオオオ
衝車だ
衝車を使って
城門を砕けェい
射てェ
ヌオオ
趙将昧広
ハハ!!
ドキン
ヒィ
キャア
あっ
あそこっ
火が
えっ!?
ひィ
てっ敵が
侵入を!?
違います
火矢で火がついた
だけです
る...瑠衣様
瑠衣様ァ
落ち着き
なさい
ここでしたか
お迎えに上がりました
瑠衣様
お迎え!?
敵が侵入した場合
ここは危険です
私共の屋敷で
お守り致しますので
こちらへ
蒲鶚殿
ちょっと待って下さい
城は強固だと
あなたは...
念のためです
瑠衣様のお身体は
この蒲翼が
お守りします故
ご安心を
ささ
こちらへ
ぶっ
無礼者
放しなさいっ
ささ
こちらへ
あっ
急報
蒲鵡様
鳥がっ
援軍を知らせる
鳥が来ましたー!!
えっ..
援軍つ!!
なっ...
この男っ...
ドカガ
!!
軍の規模は
三万五千!
三万五千!
現在氷里の地!到着までおよそ二日!
現在氷里の地!
到着までおよそ
二日!
重を率いて
おられるのは...
王弟成蠕様です!!
うっ...
瑠衣様
瑠衣様
.......
せ......
......
...クク
一年前
.....
...
では少々
段取りが
複雑ですか
宜しく
頼みましたぞ
蒲鵡殿
第371話、中部の異変
始めろォ
現在
屯留城前にて
成蠕軍対昧広軍
激突
うオオ
将軍に
続けっ
オオ
ハッハ
行けェ
成蠕軍将軍袁夏
王弟軍の力
見せつけて
やれェ
就翳軍将軍龍羽
殺せ
ギャアァ
報告
右軍が押し込まれて
います
援団要請が
中央も一部
崩壊
てっ敵の勢いが
まじいそっ
左軍も後退
させられています
将軍
味広将軍っ
......
急報
備角様
討ち死にです
ほう...
思ったより
やるではないか
成婚...
もうよい
退却だ
もはや屯留は
落とせぬ
全軍選却の
ドラを鳴らせぇーい
ハッ
ハハァ!!
...フッ
!?
......
なっ何だ
敵が退がって
行くぞ
右軍に続いて
左手もた
ここれは
全軍退却!?
しかしちょっと
早すぎないか..
龍羽将軍
......?
将軍...
......
龍羽
ッハハハいやこんなものよ
半日も斬り合えば
相手の力量は
十分分かる
ご威光じゃ
成矯様のご威光で
敵を退けたそォォォ
何という
強さ
成績様のお力
一戦にして天下に
轟きましたぞォ
袁夏
屯留を取れぬと
見て早々に退くは
良将の器だ
超将め
ウワハハハ
ワーッハハハ
...
こうして「屯留」は
成嬌が到着して
わずか半日で開放された
その圧勝劇と
うオオ
キングダムの
うオオ
救われた安堵感
うわーん
助かった
怖かったよォ
うぐぅっ
そして救ったのが屯宙の姫瑠衣の夫
王弟、成績であったことで、城内は
大いなる歓喜の渦に包まれた
成埼様っ
成婚様
成婚様
成婚様
成婚様
成婚軍
万歳
すすげぇ
歓迎ふり
成婚軍
万歳
こんなの
初めてだ
成婚軍
万歳
オオ
地面が
揺れてるぞ
成婚軍
万歳
さ
さすが
成類様だ
聞いてはいましたが
これ程成績様が
人気だったとは...
ハハハ
さすがに半分は
瑠衣様の人気に
よるところでしょう
城主代行を務めさせて
頂いております
蒲田様だ
...
蒲煎と申します
恐れ多くも
此度の成鱗様
御自らの救出劇
この蒲翼城内の
者達に代わりて
お礼申し上げます
蒲翦様
知らぬ名だな
いつから代行だ
ハ...
昨年から
流行り病にて
城主一族の方々が
ことごとく
お亡くなりになり
キングダムの
......
――で
大ばばと瑠衣は
なぜ出迎えぬ
...
恐れながら
私めがお務めを
だったら
きっさとそこへ
連れて行け
龍羽将軍
女夏将軍
二人もついて来い
それが趙軍の包囲に
より大ばば様が
体を崩されまして
現在瑠衣様が
ご看病を
ではこちらへ
ハ!
...
随分と
歩かすな
着きました
どうぞ中へ
ギィ
!!
成嬌...
おい蒲蘭
瑠衣は
どこだ
...
大ばば...
...
恐れながら
この蒲蘭より
成蠕様に進言が
ございます
!?
蒲鵡
進言?
恐れながらこの蒲禮
純血たる成矯様こそ
この薬国の真の王であると
深く心に思っておりまする
外には知られて
おりませぬが
六年前の反乱も
耳にしております
次こそはぜひとも
この蒲蘭もご協力
させて頂きたいと
思うておりました
......
...
大変おしゅう
ございましたが
その心意気には
感服
何が言いたい
貴様
この蒲田
この屯留と
共に!
なっ...
もう一度
玉座を狙いましょう!
こ...
この男
大丈夫です
成婚様っ
この屯留は成績様の
絶対の支援者
成嬌様の号令で
屯留の兵・民四万が
面下につき
今の成蟻様の軍三万を
合わせて七万
元商人の分際で
実権を握る呂不韋の
首をはね
この軍勢で一気に
成陽へ攻め上がり
そのためなら
この蒲襲と屯留は死をも
いとわぬ覚悟で従いまする
蒲鵡
返す刀で愚王・最政を始末し、
今度こそ玉座を正統なる王
成螺様の元に!
瑠衣はどこだ
...
チッお前
少しは人の話
聞けよ
オイ
成蠕
こ奴を斬れ
袁夏
オオ
えっ
袁夏様っ
り
龍羽将軍
ちっ
血迷ったか
貴様っ
あっ
どっ
!!
き貴様ら...
まさか
その男と...
コフ
ポン
衛兵
バン
...
許さぬぞ
......
貴様ら
後はこの蒲謁が
やってやる
いいからお前は
寝てろ成矯
キングダムの
屯留の異変が感陽に
伝わったのはその五日後
であった
屯留が一斉蜂起し
周囲の城々にも
呼応するよう
呼びかけています
主犯格は
成嬌
市民にも武装させ
着々と軍備を
整えている模様
小都市の青氾も
屯留の反乱に
加わったと報告が
成婚軍だけでも
三万強
...
そこに屯留一帯の
兵民がつき従うと
相当な規模に
なるぞ
...
いやはや
これは何とも
驚いた
これは捨ておけ
ませぬぞ大王様
北東の地での成数様の
気は絶大
この反乱はまだまだ
広がる恐れがあります
よもや趙軍討伐へ出た
軍がそのまま丸ごと
反乱を起こすとは
しかも
王弟成蠕様が
あな恐ろしや
早急に討伐軍を送り
これを壊滅いたさねば
そして当然
成蟻様ご一派の方々には
その末端に致るまで
この反乱に関与していないか
厳しく取り調べせねば
なりませぬ
なっ
ぐっ...
ッハハ
これは内も外も
忙しくなりまする
なァ
......
ガッ
昌文君
ちょっと外へ
!?
ハ...
......
フッ
!?
はめられたと!?
成績がですか!?
あの成数が無計画に
こんな突発的な
反乱を起こすと思うか?
......
ししかし
現に屯留は
詳しいことは分からぬが
此度の一件
超軍の動きからして
何か不自然だった
!?
まさか
超軍も
絡んでいると...
だ
大王様...
...??
とにかく成長を
殺してはならん
討伐軍は成績を
生け捕りにせねば
真相は闇に葬られる
そしてもし本当に
成婚が謀略に
はめられているのなら、
この戦いは
成蠕救出の
戦いとなる
救出...
...
討伐軍に
それを...
おお言葉ですが
討伐軍にそんな
難しい判断が
できるかどうか...
......?
ああ
だから
頼めるのは
あいつしかいない
大至急・飛信隊に
早馬を送れ!
キングダムの〈完〉
作者みとかさ
作原泰久
コラー
うっ
この度は材料をご購読真にありがとうございます!!
2014年と言えば、一つ
スイーキしてくれ、ワールドカップです!!
キングダムか始まる。もう
キャッシングが好きでしょう2回目のワールドルアップ!!
2回目のアンケーションで運動内容がありますので、お客様にお問い合わせー
(連載問始が楽しみだー!
そして本編はいよいよ成績反乱の食べ
そして平和日は成時反乱の学へ、やっと自分が
ああ...こういう時には、ありがとうございますが、いつだけませんでしょうかな
これはとても良いので、詳しくは決めていた。
□スタッフ,松原利光関哲朗.箱石達〝梶山昊頌
□ヘルブ加藤大貴・山本孝司□編集_金上大佑
俺は狼牙
(本当は労我)
狼牙かゆく3
おっ、
以下割要
(ニ十八巻の
おまけ参照
この隊の過酷な
戦い方にも慣れてきて
〈あとアホな陵長にも
慣れてきて
突撃だ
労我
おまけマンガ
ざけんな
てめェ
ようやく俺も
本編に出る準備が
整ってきた矢先ー
めちゃくちゃ
かぶったヤローが
入ってきやがった
我呂だ
宜しく
ぶっ殺すぞ
しかもこの男かなり
ガラが悪い上に
腕っぷしが半パねー
何といっても
名前が
似てやがる!
担当K氏も
カン違いする程だ
くそっくそー
これってオスケに出てキャラ?
もう嫌だこんな隊
やめてやるぜー
だがそんな中
俺を呼びととめる。
強烈な光が現れた
ここじゃ何けぼけねえ
それはー
カバー裏に続く
ん?
☆紙版コミックスの力!バー裏となります。
もう少し
がんばって
みるか..
カバーデザイン
岩崎修(POCKET
YJC
DIGITAL
SHUESA.YouNe.HuMrCOMS
キングダム
34巻
原泰久
©原秦久2014.20!4
初版発行
デジタル版発行-2014年
2014年
発行所・集英社
http://www.shucisha.cojp
この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです
本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、
無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載
を含む)することは、法律で禁じられていいます。また、個人
的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなど
の著作権保護技術を解除して行うことはできません。