★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 ホナーヒーカカナー百十九 ★この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。 いや、そうだった。そういうことですから、そうだな。それは、そういうことですが、 その後、素軍に従事した信は趙迎撃戦、魏攻駱戦などの功を認められ、正式に千人将へと昇 格する。さらに、信率いいる飛信隊は右腕であった羌痴が離脱するも、軍師となった河了貂が加わり、より強い軍へと成長する。一方の高政も、素国内で相国へと登りつめた目不鼻に対し、昌文君を左丞相に就任させることとに成功し、朝廷内における確かな実権を手にいれる。そんな中、秦国に楚趙魏韓燕の諸国が合従軍を組み大侵攻を仕掛けてくる。かつてない亡国の危機に陥った素国だが、国王爆政をはじめ飛信隊や各将童の必死の迎撃により辛うじて撃退に成功」この大戦を経て、信は三千人将へと昇格し、仇討ちを終え、た羌痴も飛信隊へと帰還した。激動の渦にある素国は、内政においても権力争いが再燃し.ていた。いまや そういうことですから、そういうことですから、そういうことですが、 歳政陣営の最大勢力となった成績に、政敬日不章の席の手が忍び寄る そういうわけではなく、そうだな。でも、そういえば、これからのそうだな。でもね。 素国の若き王。中華の統一を目指す。 天下の大将軍を目指す。秦軍特殊部隊・飛信 そういうことですから、そういうことになっていたそういうことですから、そういうことですが、これは 嬴政に忠義を尽くす大臣。左永根の地位を持つ 暗殺集団・蚩尤の未裔。同胞の仇を討ち、飛信隊に帰還した 昌文君の副官を務める。三千人将であったが... 山の民で信の元同居人。飛信隊の軍師となる。 いや、そうだった。そういえば、そうだった。それでも、これはそういうわけでは、 嬴政の異母弟。かって謀反を起こしたが現在は政陣営に助力する 権力をほしいままにする素国の相国。濵政の政敬、 そういうことになっていたそういうことになっていたそういうことですから、そういうことになっていたのは 二千人将として、楽華隊を率いる。家務将軍の孫 絶大な武力を誇る猛将。奏国を代表する老将軍蒙武の父 三千人将として、玉川はを率いる。王翦の息子 蒙驚の副将。王一族のの副将。元は冷徹な大野盗団の首領 三大天の一人趙の宰相を務める 魏の軍師。大将軍呉慶を父に持つ 北東の地屯留で反乱を起こした 反乱の火は屯留から周囲の城邑へと広がってきている 急がねば北東一帯は取り返しのつかぬ状態となる 我らはその反乱を録圧する討伐軍である 相手は同じ素人であるが容赦はするな 相手は同じ奏人であるが容赦はするな 全力で屯留反乱を鎮める! 情けをかければこちらがより多く血を流すぞ 壁様ついに将軍としての第一陣ですな しかも三万の将とは列国も注目する大軍です ハッハ一族が財をはたいて出世させた甲斐があったなー壁兄ィ 変なこと言うな実力だしくっ 此度の戦はふつうの戦ではないぞ 二人共気を引きしめて行け 成数が設略にはめられていると!! あくまで憶測の域を出ぬが いざ戦が始まればそんな余裕は... もしそうなら討伐軍にはあいつを救出してもらわねばならぬ だからお前には討伐軍の将となって屯留反乱軍の銀圧に集中してもらい 成長求人は別の実行部隊にやってもらう 屯留方面へ向かわせている 予定では屯留前の雪盆地で討伐車と合流できるはずだ もちろん後軍の準備を進めるが できれば味方内だけで当たりたい 合流したらこの任の旨を直接お前から信に話してくれ フフそれにしても飛信隊か 合従軍戦以来会っておらぬが元気にしてるか信 あの信に任せて大丈夫か... いやあれはあれで妙な直感力はあるか...多分 ...貂もいるしまァ... 噂はたまに聞くが俺はこの二年で将軍になったぞ! お前もちゃんと成長したんだろうなーー信 一年前にここに現れた蒲靄はこの日のために一帯の有力者達に金をばらまき、手なすけていた 今こそ成婚様と共に立ち上がり 案を真の王国へと正す時です 皆々様のお力があれば必ずやっ... 蒲蘭は屯留だけでなく周囲の城邑にて雄弁をふるい蜂起を促した この雄弁に各城目の有力者は応え、兵士民もすんなりと同調した 成数様こそ真の大王!!!やるぞ皆の者ォ! 行くぞォ咸陽を攻め落とし悪臣昌不韋を誅殺する!! 蜂起は大きな流れとなり 屯留に続々と反乱軍が集結したのである 何の疑いも持っておらぬわ ごくかん函谷関を閉じられればそれ以上は進めぬ 俺の仕事は討伐軍の将の首を取るところまでだ これなら本当に感陽を攻め落とせるのではないか龍羽将軍 まあ一番楽しておるのは呂相国だがな 成婚一派の者達が成婚に会わせよとつめ寄っています 儂らは何も聞いておらぬぞ 成績様はどこにおられる! とにかく蒲蘭という男を連れて来い!! 丁重にお屋敷にお連れし 捕らえて獄につないでおけ 大王派の武将に討伐軍を任せた理由...か せっかく王弟成蟻を討つ口実ができたところ 豪武を行かせれば確実にこれを壊滅したでしょうに 大王派の軍が行けば何か小細工をするやも知れません それよりもこれは大王派と王弟派の仲間内での同士討ちとなり相手陣営は著しく力を失う 彼らは何の痛みも伴わず 運中の四苦八苦する姿をただ眺めておればよいのじゃ 討伐軍は無事に屯留へつくことができるかのォ それにあそこにはもう一つ仕掛けがある 壁率いる討伐軍は屯留まで二日の盟平野にさしかかり 打って出て来た屯留反乱軍七万に対峙した! 将軍いつでも台からは始められます ここまで打って出て来るとは... こちらは途中増軍して四万 だが相手は一般人にも武器を持たせて膨れた数 我々正規軍なら十分勝機はある 急報ーー右方より砂煙が 軍勢が迫っている模様です 龍羽様!!左方から超軍が出現をっ...! 秦軍のやわらかい横腹を食い破れてい!! 俺は右軍の指揮を執る中央は守備に徹しろ なっ何だ真様から軍勢かっ くそっ後ろスカスカだぞっ みっ味方かっ...!? ちょうどいいとこに間に合ったな ちょうどいいとこに間に合ったな ギリギリ間に合いすぎて俺らがやばいだろ 飛信隊新戦術其ノ一「剛力!〈発案・羌痺〉 敵方向に下から盾を重ね合わせる 十人一塊の精神集中が重なり合えば、 そして「我:岩・世!」 いかなる衝撃にも耐えられる ここまでが羌癪理論だが しかしこれは実際やる方もかなりの被害をこうむっていた 完現の境地に至るには、もう少し時を要する〝剛力〟である でも大分よくなってきてる おっオレだけじゃムリっス しっかり敵の突撃の勢いを殺したじゃねェか こっから先は俺らに任せなー 飛信隊乱戦特化兵〝飛願〟(元厲公兵〉 あとはやっとくから中央の持ち場に戻っていいよ ハハ意以来だから約二年ぶりだね壁 今変なとこ見てなかった? それにしてもいい所へ間に合ってくれた 貂お前軍師がこんな所に来ていいのか また大きくなったな銘! お前達は三千じゃ... 壁が将軍に昇格したように この二年でオレ達も成長したんだよ 分かりやすいのは完現の復帰 今飛信隊は五千人隊だよ 復帰した羌穂はもう千人将にまで登ってきたんだ やっぱりこの二年で一番大きく成長したのは 常に本陣に構えて全体に安心を与える武将と 自ら先陣にて矛をふるい軍の士気を高める武将 もちろん信の目指す武将の姿は後者だ。 受けついだ王騎将軍の矛を使う準備に入ってるんだ ちなみに先日信も四千人将に昇格 これで飛信隊は五千人ね 飛信隊が横撃してきた趙軍を受け持ったため壁軍は正面の反乱軍に集中して戦えた 決して派手ではないが正攻法にのっとった壁軍の戦いは 序盤こそ数の劣勢はあったものの 時の経過と共に各所で押し返しを見せ 敵の横陣を大きく崩し始めた 一方で飛信隊も倍以上の趙軍をものともせす散々に打ち破った いよいよ趙本陣が危うくなったところで趙将「昧広は退却を決意した 趙軍が退却したことで今度は反乱軍の左が飛信隊に回り込まれる恐れが出たため 反乱軍もここであっさりと退却した 盟平野の戦いは日をまたがずに壁軍が勝利したのである 本来ならここで屯留へ戻る反乱軍を追うところだがそこまではできなかった 壁軍にもそれなりの被害が出ていたことと 飛信隊もここまで全速力で走って来たため体力が残っていなかったのである よっ久々だな壁の兄ちゃん へへやっぱ先になられちまったな...将軍 当たり前だお前も早く上がって来いフフフ やっぱいいとこの家の出の力はすごいなー壁 なっ紹何を言って... 確証はないがそうなら救出を頼むと大王様直接のご指示だ はめられてるっつーのか わざわざ俺達を来させた理由はそれか... ある意味敵将討つより難しいよ 政が俺に頼み事なんて意外と珍しいからよ へっ何とかやってやるさ 成婚がまだ殺されてなきゃいいけどね どう考えてもお前のこの屯留反乱には先がない ならば貴様は中央の大物に今後のことも約束されている 黒幕は此度の反乱で得をする者 反乱鎮圧を名目に俺とその一派を葬り秦王勢力の弱体を得る者 目的は大王陣営の弱体化だけではないぞ 此度のこと世間的には〝王弟成蠕の反乱〟 この一件で素国内には王族への不信感が確実に広まる この意味が分かるか成婚 これは先の叢の戦いでの大王の偉業をかすませ民の心を王族から引き離すのだ 本気で国を盗りに来る気か...!! 大王派の軍部もついでに潰しておきたいと第一陣をあえて大王派の軍に任せ 裏でつながっている趙軍と共にこれを壊滅させる算段だ 私は次の討伐軍が来た時反乱の首謀者であるお前の首をさし出して反乱鎮圧の功を得るというわけだ お前を裏切った龍羽将軍は今頃壁とかいう討伐軍大将の首を取り亡命先の趙国へと向かっておるだろう 瑠衣はまだ生きているのか 瑠衣には俺の子を産ませる 事が収まれば呂不韋から俺は屯留をもらう約束をしている さらに正統な血筋の瑠衣を妻とし子を作ればこの蒲講は名実共に七留の。壬。となるわけだ おまけに瑠衣があれほどの器量とは... 正直、今から興奮が止まぬわ どどういうことだ龍羽将軍っ 何やら外が騒がしゅうございます 壁の兄ちゃん井岡車まで持ってんのか やべ意外と思って速ェぞ羌穂 本来二人を同じ所で戦わすのは得策じゃないけど今回は例外だ 本当に成嬌がはめられてるなら 敵は危うくなったら必ず成蠕の首をはねて降伏してくる そうなる前に何とか成婚を ...って言いながらやっぱり難しい任だな どう考えたって敵の刃が成嬌に届く方が早い 隊長と副長が来たぞ道を開けろ とにかくこっち側がやれることは全力でやる あと半分はあいつの運だ お前も城門突入の準備しとけテン あ奴が屯留へ戻ったせいで予定が狂ったではないか どっどういうことだ龍羽将軍 奏将の首の手土産があるとないとでは趙での待遇に大きな差が出る 貴殿はそのまま超へと亡命する約束だったはずだぞ 屯留で戦い壁の首を取る 貴殿の事情など知ったことではない たとえ手ぶらでも亡命はできる貴殿は今すぐ趙へ行け 北留が戦場となったら私はさっさと成婚の首をはねて反乱を終わらせるぞ ここで壁軍を討って俺は超へ行く 妙な動きをするでないぞ蒲田 何かあったらそいつらかお前の首をはねるぞ お前はその次に来る討伐軍に成矯の首をさし出して 本当に龍羽が壁軍を討つなら今成婚の首を落としては 次の討伐軍到来までに脳乱する恐れか... ...かと言って鞆吹か鄲火に包まれれば首をさし出す前に巻きぞえになることも... 敵が城内に入って来た時成績の首をはねて時服・反乱鎮圧にかかる/ 何じゃこいつらたっ太緑が押しきれないっ!? しっしかも高所の利がこちらにありながらっ... 信っ一人でつっ込みすぎるなっ ああいつが本当に王騎将軍の矛まで使えるようになったら... 開ってつめて刺し殺せぇ 一体どんだけ強くなるんだ!? 龍羽の奴は体何を... じっ城内に敵が侵入した模様です 今すぐ成嬌の首をはねるぞっ!! ...大丈夫か外は... さっきよりさらに騒がしくなってるな... 俺らはこの反乱の後蒲躑様から莫大な金をもらって家を裕福にするんだ お前連もお前達の家族もこの反乱の後、必ず皆殺しになる 奴が俺をはめた悪事は外に知られれば奴の命に関わる秘密事項だ 反乱後、奴は必ず関わった者達を粛清する それは三族に至るまで徹底的に行われるだろう フッかつて俺も課略を目論んだ身奴の考えはよく分かる そっそんなバカな流蔵様は確かに大金を渡すと約束をっ... 実際獄につながれた俺を見ているお前達が真っ先に始末されるだろう だから側近ではなく金につられてるだけのお前らをここの警備につけている お前らも家族も粛清されず 本当に大金を手にすることができるぞ 蒲翼が屯留を得たとしても財では俺の足元にも及ばぬ 報奨金は奴の十倍は軽く渡すぞ 助ければ後で俺達のことを... 事の生き証人となるお前達を殺して俺に何の得がある 反乱鎮圧後のことを考えても寝返った者達を厚遇する方が上策に決まっておろうが それに瑠衣を救えたなら... お前達とお前達の家族の運命を! どういうことだこれはァ!!! に...逃げられた... 瑠衣の地下牢へ全配下を向かわせろっ!! 反乱当初から成数の姿を見てないって!? テン他の捕虜も同じことを言ってるぞ オイ逆臣呂不韋の手下共に口を開くな つまりおうてい王弟成蟻の味方だっ じゃあ成嬌なしでこの反乱は一体誰が仕切っていた 誰って...軍は??龍羽将軍で... 城主代行の蒲殿様だ... 首謀者は蒲翼という城主代行! 恐らく敵兵達も成婚の所在は知らぬ 主犯蒲蘭を捕らえる方が近道だ 蒲蘭を捕らえよと伝令を出せ 寿白お前はその辺で隠れて休んでいろ みっ見えてきましたあれです あの建物の地下に瑠衣様が捕らわれています くっここまで来てっ... 成婚は首をはねてもいいとのことだ 蒲靄の陰謀は失敗に終わった 外は討伐車が制圧済みだ 現れまして成類が兵を連れて 蒲関様は敗れたと... 瑠衣と成婚はどこへ行った... この役立たず二人を八つ裂きにしろ 蒲関様外に血痕が続いています 奴は深手を負っていると報告があった 私を助けに来ずにお逃げになれたのに... 違わず行けば「青馬の大広場」へ一気に出ます そこまで行けば必ず軍に出くわすはずです そうすればきっと... 成矯どころか蒲鵰って男もいねェぞ どの兵に聞いても何の手がかりもっ... こんな中から手がかり無しで 地下牢を見つけたらしい そいつの一派の連中らしいが本人は別の場所らしい くそお前ら本当に成婚の居場所知らねェのか 街の中心には見つかりにくい地下牢がいくつかある 心当たりはあることはある 一番奥まった所にあるのを教えてっ 最も奥まっているのなら 二つの楼を持つ“双紫殿” ここから真っすぐ行けば一青馬の大広場」に出る そこから「虎伯の曲廊」に入り そこから「虎伯の由廊」に入り、 「青馬の大広場」から「虎伯の田殿」 ひたすら真っすぐ行けば双紫殿に着く 楚水ら他の隊を呼んで別の地下牢を当たらせろ ...俺はここで休んでいる 先に行って助けを呼んでこい お前達急いで広場に出て助けを! 侍女達だけで軍を説得できるか 瑠衣お前が行かねば助けは呼べぬ 早く行って助けを呼んでこい 離れたくありません... お前が戻るまでくたばりはせぬ 万が一のために側道の奥に隠れていて下さい 朱韓殿も苦しそうですが 兵を連れて戻りますから お前の家族先に死んだあいつらの家族は 瑠衣はその辺は俺よりしっかりしている 成蠕様を助けて...!! これではどっちの軍に... 今すぐ田廊へ入り壬第成蟾様を救えっ 先に行った瑠衣が兵を連れて戻ってくる... “悪巧み”などと易く言うなよ これはこの蒲譜の野望成就の一大行事だ 生まれながらに王族の貴様に分かるものか 極貧の中に生まれ落ちた者が その。才覚〟と〝努力〟と〝運〟で 万の人間の住む城をこの手につかむことがどれ程のことなのか 確かに多少計画とはずれたが 時の経過と共に怒りも忘れ 私の背後にはこの国の絶対権力者呂不韋がいる 黙っていても奴が事の真相を全てねじ曲げ 安定した生活があればそれで納得する ここで死ぬ貴様に全ての罪を被せてこの反乱は終結する まァその途中で相当な数が粛清されるだろうが知ったことではない 所詮この世は勝つ側と負ける側 私はこの一戦で屯留を手にし 公女瑠衣を貴様からはぎとり陵辱するのも勝者の特権よ いきなり敵に出くわすかも知れねェそ 剣道にと惑わされず真っすぐです 田永夫人を皆さえ背負える!? 敵に出くわすがもっつっても 人の気配なんてっ... この辺りで成婚様と別れて... おっお前生きてっ... 誰か早く成婚様の手当てをっ おお体がこんなに冷たく... この後俺の一派はお前がまとめ上げろ 俺がいなくなって半分は...去るだろうが 残った半分をお前がまとめろ その後政の下に「本化しろ な...何をおっしゃっているのですか... お前は頭がいいし心も強い どうしてそんなことをおっしゃるのですか成娘様 女だが十分にやれるはずだ お前は飛信隊の信だな... あの忌々しい下賤のカキがよくも四千人将になどなれたものだ お前俺のこと覚えて... あの反乱で世話になった貴様のことは 何で四千人将のことまで.. 政と関わった経緯からな 改の支えになりつつあることも知っている 五百年の争乱に終止符をうち世を正す そうするには今の世に凄まじい血の雨を降らせ中華を悲劇で覆わせることになる 奴も覚悟の上であろうが... それでも一人で受け止められる代物ではない ...奴か服から崩れるようなら俺がとって代わって 成してやるかとも思っていたが 〝盾〟であることを忘れるな 俺はお前と初めて会った時... あまりいい顔ではありませんね 成陽からついて来てた王弟様の忠臣達だってさ... どんなにお前が偉ぶってても結局身を挺してお前を護ろうとする人間は一人もいねェッてことだ あん時は本当に”一人いって感じだったが あれからお前も大きく変わってたんだな 壁は雲隠れしていた龍羽が自分を狙って来ると読み弓隊を伏せていた 間違いありません敵将龍羽です!! やっと終わりましたな壁様 王弟長安君成蟻、将軍繁趙。 王弟成蠕が将となり趙軍を討った そして屯留で謀反しそこで死んだ 関係した軍吏は斬死となりその後民も臨洮へ移住させられた 戦った将軍は城内で死んだ 屯留の人蒲麗も誤魔し死んだ 蒲鵰の屍はさらに誅された 先に隊と前線に戻っててくんねーか こうして素国内に大きな波紋を生んだ屯留の反乱は幕を引いた 成驕様は心底最政様を憎んでおられました 七年前の反乱の一件の後 成婚様の中に変化が起き 一気にお心に血が通われたように感じます それをさせたのは颪政様です 最政様のことを兄として 尊敬していたと思います もっと最政様とお話をしたかったと思います ここまで成婚の力に大きく助けられた 過去の罪を帳消しにすることはできぬが 俺もあいつと話すことは ...凛のこと言ってんならもういいぞ 凛はそんなに器の小せェ男じゃねェ 呂不墓のことはどうやっても裁けねぇのか ならば、やはり勢力争いで打ち倒すしかありませんね だがそれも成績一派の力を失って... そんなことはありません 成婚様は半分は去る。とおっしゃいましたが そうはなりませんでした これも成螺様の徳の業です 亡夫の遺言を受けこの瑠衣が一党をとりまとめ 成績様の時と同じように兄妹力を合わせて 呂不韋を打倒致しましょう 支えと兄王様のなりまする だがくれぐれも無理はするな 護衛相国様をお守りしろ お前は王様にはなれねぇ して信殿の言う正義とは? お前に言っても分かりっこねぇ 何じゃこ奴ごまかしよったぞ 一つ教えておいてやろう 世に言う「正義」とはその人柄に宿るのではなく ...まだてかく見えやかる... 隊長前方より何かっ... 出たぞ皆の者討ち取れェ!!! この著種だけは真様らの思い通りにはいかぬぞォ 反転して退がれとの命令です バカなこんなに押しまくっておるのにかァっ 我々が誘い込まれていると...!? 確かに今、背後に回り込まれれば窮地に陥るが敵にそんな気配は... 我らの後ろに回り込もうとしている模様です バカな一体どうやって隠した 敵の囲い込みをふせぐぞっ 陸国軍・敵の包囲より先に後週できそうです 右翼録嗚未軍が遅れています 録嗚末にはそれで十分だ この裁軍がよもや我らを策にはめにくるとは それにしても間一髪でしたな膳様 あの男が裁王都大梁よりこちらに向かったという話がある 明らかに敵の戦い方が昨日までとは異なる 今日から敵の本陣に魏国第一将呉鳳明が入っている さすがに鋭いな王騎の後釜、豚。 丹左の森まで押し込ませろ 恐れ入ります呉風明様自らこの地に助けに入って頂いて 構わんそれだけの要所ということだ 儂らを呼ぶ程の要所なのであろうな この方達はまさか... かつて父呉慶と共に中華を荒らした 二年前の合従軍の侵攻で 素国の国境は大きく形を変えていた 李牧と春申君は〝山陽〟こそ取り戻さなかったものの案が中華へ出づらくなるように匡境を書き変えて行ったのである その結果、山陽の先にあるこの〝著雍が薬の中華進出を塞ぐ次の要所となった この番雍を奪取すべく秦は騰を大将に一帯を侵攻 魏軍も奪われまいと続々と軍を投入 さらに大将に呉鳳明を派遣し万全の態勢で素軍を迎え撃つ姿勢となった これに対し素敵軍もさらに戦力を増大すべく 周囲の戦場の部隊まで広くこの〝著雍〟へと呼びよせた あの瞳がわざわざ頼み込んでくるとはや〜っと飛信隊の実力がすげェーって分かったみてーだな とくにいつもバカにしやがる録唱末ー 独立遊軍ひーみげ信隊、兵五千 お前らは単に頭数に呼ばれただけだ 独立減量ぎよくほうたい玉鳳隊兵五千 本当何つーかお前はからかい甲斐のない... あの細槍で信の矛をはじき返したっ!? 光郷止めに入って... 乳くり合うのは本番が終わってからだ 裁軍も同様に軍を集結させ この“著雍”に周辺の各隊を集めたか 先日大将軍呉鳳明が入った上に 正体不明の三軍もこの地に到着した 魏王都大梁より到着したこの三軍は 来る途中に倉・備台・北台の秦の城に立ち寄り わずか一日でその三城を陥落させている この三将については今調査中だが 軍の規模自体も各軍二万の計六万と大規模だ ああ単純に六万もの援軍が来たことでこちらの戦力は圧倒的不利となってしまった 山や川地形に合わせて軍を広げ 全ての地が互いにかばい合い中央からも即座に全方位に授軍を送れるよう配置されている まるでこれ全体で一つの要塞だ... これは隙がほとんど.. ここより北趙との国境。拡陽・に王製軍が陣取っている これから王聖軍に援軍の要請を出すところだ 工事軍を著雍に呼ぶのは いよいよ“著雍”に火がつきそうですな そろそろ騰から援軍の要請が来るはずだか “著雍〟の攻略に向け全軍移動し 開戦の態勢に入った模様です ...援軍なしで開戦に踏み切るのか 脳はちゃんと理解しているのであろうな 今の素軍にとっての著雍の重要さと 王殿様の読みが外れたな... あの...もう一つ報告が... 若の玉鳳隊も著雍戦に入っていると... 本当にうまくいくのでしょうか そーそーそれだしじょー いくら親父と仲がわりーっつっても ...著雑〟が、案が中華に出るための要所であるならば 今王翦が守っている拡陽とは趙が秦東部攻略の〝楔を打ち込もうと密かに狙っている要所だ もし趙が拡陽を落とした場合 そこから統・飯関と蛇行しながら南下してくる そこから拡陽を拠点に車を増強し南へ送り込む 先に進入した軍が盾となり次軍は真っすぐに南下 趙は著雍・山陽まで包み込みこれを強奪することができる そんな簡単にはっ... そっそれに麺がそんな飛び地を取っても だが趙が著雑と山陽を取り魏に売るということは考えられる 万が一趙が南下して来たら著雍を取ってもここの軍で対応に動かざるをえぬ 下手をするとこの軍で魏超両軍を相手にするはめにもなる そうなれば秦の魏・趙戦線はボロボロだ 私情がないかのように言ったが 呼ぶなと言った言葉には 今描いた絵は十分注意すべきものだ だが今のうちに著雍を取らねェと中華への出口をかためられるっつーのも事実だ 今の秦の第一は“著雍”! 多少の危険を冒してでも王製車を呼ばねば 何言ってやがんだてめェは こっちは騰と隆国と戦術出し切って取れねェって結論なんだよ だから苦肉の策の援軍なんだろうが 一見完璧に見えるこの魏の布陣 うっすらだが弱点がある 比較的深い森に遮られている南西・北西の二点と この三点抜くのも難しいけど突破してもすぐに中央と予備車が援軍に来る 逆に不用意に中に入ると囲われてこっちが全滅の危機に陥るよ だが遮蔽物で他の所よりわずかに伝達・援軍に遅れが出る んなもん大した差じゃねェ だが三つならそれなりのひずみができる こちらも軍を多数に分けるが〝主攻〟は三つ その三軍で同日同刻に三点を撃破する! 南の干央へ合図の狼煙を上げろ 主力と思われる正面の膝軍二万が前進 続いて南の別働軍五千も前進 普夏車と間もなく交戦しそうです 敵は軍を各所に散らしておいてー いきなり本命の膣が動いてきたか ――では騰という男をどう見る? 考えの読みづらい武将です とにかく頭が切れる上に 本当に膝の厄介な所はそこではありません 副将としてあの王騎と共に数多の戦をくぐってきた“経験”により奴には隙がありません 代表する豪武・桓騎・王聖 いずれにも大きな弱点・欠陥がある その中で唯一しっかりと地に足のついた武将が勝です 傑物ぞろいのように見られるが これからの対象の戦いを考えるとこの騰こそ、早目に始末しておきたい武将です やはりお前は私の最強の教え子だよ 出られるのですか先生? 戦争とは土地の奪り合いではなく 武将の殺り合いだと見る そして膝という武将についての意見はお前と全く同じだ 私は著雍を守りに来たのではない れいおう魏軍大将軍霊凰 膳と俺とそこに隆国だろ 脳を主攻の一つにするのは敵の目を引きすぎる 否が応にも敵に注目される艦軍をあえて。助政にして 突破力のある三隊を主攻。とする そういう意味では飛信隊こそバカの極致だったが 今外してる千央の方がお前らより突破力はあるぞ 今は人間が増えそれも解消されつつある しかしよーやくてめーも俺らの実力を認めやがったってことだな ここに楽華がいれば貴様らなどただの後方支援だ もし主攻の任を受けるならば その時はこの俺が貴様の首に風穴をあけてやる この広域に軍を散らしてさらに主攻を三つとなると、 てめェこそ足引っ張りやがったらそのかってー頭 叩き割ってやるからな!! 何か連動するものがあれば こちらの策を敵に見破られる恐れがある 三軍それぞれ独自に戦い 三日目の昼...日が天の真上に昇る刻 それがこの著雍の攻略策だ いいないこく一刻のずれも 三軍それぞれ目前の敵軍・予備軍を撃破し 三軍それぞれ独立してバラバラに戦う約束であったが 不思議と三軍の開戦の息は合った とっくに死んでいるはずだがこれは一体... ちょっと待て...あの旗は... あれが本物の霊園なら... ちんぴはく魏軍将軍乱美迫 一度退がって立て直すぞ 正体不明の三軍の一つは霊園... ならば残りの二軍は... 王騎を失ってもキレは健在ではないか あれは昔殿や膝が手を焼いた程の強者だ あれを相手にしていると霊風の策にはまる あの呉慶が...最後の一人だったはすだが... 他にもまだ生き残りが...? 残りの二軍も奴らだとしたら この戦厄介なものになるぞ 霊強軍が藤耶を早々と核退させた模様です ...しかしまさか火龍の方々が生きていらしたとは驚きました 魏国の予戦をふるった七人の大将軍 秦六将・趙三大天と並び中華の大乱を彩った英雄達 理由は知らぬが父呉慶を除いた六人が真っ二つに別れて対立した 元々我が強い六人だった上に 一人は三大天廉頗との戦闘により死去 先王にそれを御す力も無かったのであろう そんな中最初に三人の火龍が死んだ 二人は流行り病で死去ということになっているが 当然怒った先王は三人を斬首にしようとしたが 父呉慶が何とか思い止まらせた それで三人もまた病死ということにし 地下牢に十四年つながれていた 霊風様のあの見た目は... では今その三人が... ああ俺が王を説いて出してもらった 今の王とあの三人に確執はないからな 火龍が六将らほど名を広めなかったのは突然父以外が表から姿を消したからだ 父呉慶も恐れていた冷酷無慈悲な軍略家 あげた武将の首は百を超すと言われる剛将〝凱孟〟 裁国史最強の槍使い”紫伯〟 同士討ちをする程気性に離あれどその実力は疑いようがない それが十四年も獄につながれていたのだ 目の前の奏軍に他ならぬ 今この者達に儂の十四年分の渇きをォオオ 飛信隊ってのに押されてるらしいっスよー 魔族と一対一やったっつー隊長がいる飛信隊っスよ! 一応援軍の要請みたいスー 六将膠と王騎を殺した龐煖っスよ あと呉慶さんを殺した鹿公を殺した龐燭ス 同日同刻を合わせるのも難しいけど たった三日で敵本陣まで突破することが至難の業だ こっちの五千に対し目前の敵は一万 さらに奥に予備軍が左右一万ずつ それらを相手にするには初日で敵第一陣を徹底的に叩いておかないと... 光痴隊をさらに押し込ませて 奥の千人将は...何だろあれ いや二人を殺ったのは龐煖ス 玉騎と穆を殺ったという隊長信は? それで、もしいや、美味しかった スタッフ・関哲朗・箱石達_梶山昊頌□ヘルプ加藤大貴・山本孝司□編集〝金上大佐 とにかく、相変わら知らなかったのですが、一方は大切になっていることができないのであるかもしれませんね。こうして、これはまだまだというかもしれませんが、なんですから、そういうわけじゃないけど...それでも、これからは、しかしながら、それでもやってるのですが、すぐに初めて飲み込んだと思ってみたので、ちょっと考えてみましたが、すれいて何かのお店に住んでいるので、ちょっと来ているように、確かになりますから!! いう感じで壁はその死を回避していました。 オレにも技を教えてくれよ羌癇 ちょっと待てよ兄お前ばっかりずるいぞ そして生まれたのが剛力である ☆紙版コミックスの力!バー裏となります。 この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じられていいます。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除し、て行うことはできません