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新しい国
...
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三十八
●新しい国
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
三十八
原泰久
キングダム
三十八
第46話「新しい国」
第46話別れー
第107話「五千人将」
第48話「決着の年」
...
ニ十五
十三
...
!!
んセナ
ヤン...おそれくんでれ若さね友子です
百三十五
音五十三
ー百七十一
第48話何もない男と
第10話「二つに一つ」
「百八十九
第41話第に舞う!
第132話加冠の儀
第43話、祖霊の声ー
第14話「三方ゆずらず」
第15話「反乱兵の作り方」
★この作品はフィクションです。
実在の入物日体・事件などには、いっきい関係ありません。
そういうわけではなく、そうだなぁ。でも、そうだな。でもね、それではなんですが、
前巻までのあらすじ
時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国・秦・奴隷同然の生活を送る少年・信
は武功を立て、大将軍として世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。
そんなある日、秦国の朝廷内にてクーデターが勃発。王の影武者として犠牲となった親友
漂の遺言に導かれ、信は少年王・原政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。信は大将軍へ成り上が
り、嬴政は中華統一を果たすという仕大な夢の実現へ一歩踏み出したのだった。
その後、秦軍に従事した信は数々
の武功を挙げて、三千人将まで駆け
上がり、そして信率しいる飛信隊も五
千人隊へと成長。そんな中、魏との
国境・著雍での激戦にご招集された飛
信隊は魏火龍と呼ばれれる大将軍らを
撃退し、更なる武威を示した。
そして嬴政も真の大王となる「加冠の儀」が近
づき、相国"呂不韋との権力争いにおいて最終決
戦が迫る...。しかし、第三勢力の大后が突如、秦
国の解地太原一帯を「毒国」とすると宣言し...?
そういうことですから、そういうことですから、そういうことですが、ここではそういうことですから、
夢だ何だと
浮ついた話ではない
中華に名を類む
大将軍には決して届かぬ
太原一帯を
「時間」とすると
宣言されましたァ!!
!?
「又以河西大原郡
更衣器図、
「河西の大原郡を攻めては...
改めてお聞とした。
「定期間的設定記制限八年」より
門を開めろォ
きゃっと母さい
そうだな。それは、そんなことは、そういうことで、
ああ、あっ、あぁっ、
秦軍五千人部隊|飛信隊
素国の若き王。中華の統一を目指す。
病政えいせい
天下の大将軍を目指す。.素軍特殊部隊¬飛信
隊の隊長。
そういうことですから、そういうことになっていたのはそういうことですが、そういうことですから、
河了貂からでも
山の民で信の元・同居人、飛信隊の軍師となる。
・暗殺集団・蚩尤の末裔。同胞の仇を討ち、飛信
隊に帰還した。
羌廆まっかい
そういえば、
そうですね。そういうわけでは
ふふふ〜ん、
そういうことですから、そういうことですが、ここでこれからのアプリケーションをそういうことですから、
スロックの政敵。
肩たいこう
後宮勢力を率いる凛政の実母。癲政と呂不韋権力をほしいままにする素国の相国。凛政の
政敵。
呂不韋〃躰い
嫁毒ろぁい
太后専属の男娼。太后と
共に毒国を建国した。
昌平君しょういくん
呂不韋四柱の人。奏国軍
総司令を務める
へぎ
昌文君の副官にして、三万の
兵を率いる将軍。
昌文君しょうぶん
高政に忠誠を尽くす大臣。
左丞相の地位を持つ。
話、新しい国
第405話
キングダムの
なっ
羌瑰っ
いよっしゃあ
ババカな
千人将が
どろあ
あっ!!
ギャア
っ.....
渕副長の場所が
押されてます
田有百将の
ところもだ
押し勝ってるのは
隊長と羌擁副長の
ところだけです
だから言ったんだ
太原なんかに一万も
送ったら絶対.魏軍が
攻めてくるって
どっどうする
予備兵も
底をついてるぞっ
著雍
渕さんの隊は
一度砦まで
退げよう
.....
未完成だけど
十分機能は
果たす
行って
オオ
とっ藤将軍から
報告です
??
やすから!?
いっ戦とは
関係ないのですが
...山陽長官が
北の太原で謀反を
起こし...
!?
何だ?
“国”を
宣言して
しまったと
はァ!?
太后様からの
正式な使者は
来ておらぬのか
何をもって
〝国〟と言って
おるのだ
とにかくこれは
立派な国家反逆だ
しかるべき裁きを
もって対処する
必要がある
太原の周囲の
都市の動きも
あやしいぞ
咸陽
分からぬこと
ばかりだ
もっと
一帯を探りに
出ねば
しかし
あの太后様が
だまって裁きなど
昌文君
母はこちらの
使者に何と?
だっ大王様を始め
感陽の朝廷は深く
憤怒されております
とにかく
ご説明を...
ハ...
それが...
いやそれ以前にまずは
〝国〟などという
宣言のお取り消しを
そう熱く
なるな
気にくわないなら
すぐに取り下げるよ
“毒国”としたのは
便宜上統治
しやすくするためさ
まっ
真ですかっ
それと次から私に
話があるんなら
政か呂不韋の
どちらかが来るよう
伝えときな
なっ...
相国はともかく
大王様自ら
足を運べなどと
太后様と言えど
何と尊大なっ
バカ者
日本語科として
同様だっ
方匡撤回の
動きはない
端から聞く耳は
持たぬ姿勢だ
...ファンディ
...ああ
その後も
使者を送り
続けているが
門前払い
されておる
醜態だ
かつての三晋のように
国が分離したわけでも
なければ
五百年前の幼稚な
国家乱立時代
とも違う
今この大国秦の中で
一勢力による
独立国家誕生など
恥以外の何ものでもない
**かつての大臨層が駐車場に分腫した。故に三音とも言う。
列国の嘲笑を
受けているのは
間違いない
そもそも政の経験の
有無も定かでない連中が
たてこもって、連国”などと
片腹痛いところだが
ただ、自滅、を待つと
いうわけにもいかぬ
交渉が出来ぬなら
軍の力で潰す他ない
また内戦を...
しかしとん?
地留の戦いから
まだ半年しか経って
おらぬのたぞ
キングダムの
財源を管理する俺が
一番文句を言いたいわ
太后様に
弓を引くと
いうのか
あれだけでも
著しく国力を
下げたというのに
本気で「太原」と戦うと
するならば
相手の士気にもよるが
戦の規模は恐らく
「屯留」以上のものと
なる
報告ではすでに
相当数の人間が
太原に入っている
!!
...
始めるとするなら
相当な覚悟が
必要ということか
だがその前に
やらねばならぬ
ことがある
無論
号令はかけぬまでも
北へ軍を配備して
圧力はかける
ーがそれとは別に
...
此度の太后様の
突飛な行動の意図を
探り当てねばならぬ
なぜ急にこんなことを
思いたったのか
......!!
どこを
着地点と
しているのかを
その通りだ
咸陽の王宮だけでなく
けんこくぅ?
各地の兵達も
コマクエックゴック
ちょ
隠け抜いてくれよ
一般の
庶民達も
毒国?
何だそれ?
列国の
首脳達も
宣言だけの,建国〟は
実を結ばないと
だがをくくっていた
だが「毒国」は
日々着々と独立国家としての
体を形作り成長していくのである
隊列を組めっ
練兵に出るぞっ
オオ
オオ!!
太后様だっ
蜂蒜様だっ
雰国万歳!!
毒国万蔵!!
毒国[朝廷|
ツハハハ
成陽は今頃
目を白黒させてる
だろうよ
有能な文官なら
他国から買えはいい
だけの話
王族身分と
金さえあれば
国なんて
できちまうものさ
いえ
そうでは
ありません
いかに我々とて
ただの地方都市を
土台なく国に作り変える
政の手腕はありませぬ
その骨格を一手に
作り上げた
。天才〟の存在
そこの趙高殿の
働きあってこその
青国建国であります。
それは否定
しないよ
しかしここからが
本番です
増大する我らの力を
成陽は黙って見ては
おりませの
趙高は宦官になんて
なってなければ最年少で
丞相まで登りつめられる
逸材だ
いよいよ軍の
働きが必要と
なります
そ...
そのような...
趙高ォ
さ...
山陽に入る前から
すでにあの国と密約を
父上の軍は
今こちらに
向かっております
それまで
もちこたえるぞ
配置につけ
ハハァ!!
キングダムの
ッハハハ
久しぶりだなァ
山猿共ォォ
ピンッピピン
フドっ
左右
展開始めろ
やああぁっと
合従軍の借りを
返しに来てやったぞォ
ギャハハハ
オオ!!
楚軍が国境を
優して来ただとォ!?
現在蒙武・蒙恬軍が
迎撃にっ...
よっ
よりによって
こんな時に...
咸陽
楚は太原と
つながっていると
見るべきだ
えっ
おっしゃる通りです
か金で
楚を動かしたのか
太原は...
楚にとっても
好都合なのだ
これで我々は
北へ大軍を
送れなくなりました
そんなに
連中は資金を
案の北に真に別の国が
できるとすると
楚は北と南で薬を
はさみ込める
秦
楚
無論楚に限らず
列国全てにとって
悪い話ではない
さらに極端な話
案が認めずとも
他国の全てが
認めれば
太原は中華の
八つ目の国「毒国」
となる
!
!
い
いかんぞ
今のうちに
太原の...
後宮勢力の
暴走〟を止めねば
しかし...
......?
どうやって...
毒国(太原)
太后様
んん?
成陽から
あのお方が
使者として...
ここが
蒜国か
ハッハツハ
ザム
第406話・別れ
キャー
見て
宝石が
所々に
そういうことで、
こ...
背の高いこと
御仁が
お前にと
この花は..
さい
私に?
頂いて
いいのかしら
キャー
この程度しか
間に合わず
申し訳ない
体どなたが
それでもまァ
あなたの輝きの前には
足元を照らす程にしか
なりませぬが
カッ
あ
この
お方じゃ
えっ?
次からは
舞台中を
彩らせて下さい
...
二国にまたがり
行商をやっている
呂不韋と申します
お会いできて
光栄です
〝邯鄲の宝石〟よ
第406話「別れ
......
人払いまで
してやった
呂相国
率直に
用件を言いな
......
さっさと
棘だらけだ
棘が刺さり続け
その痛みで
出会った二十一年前の
光輝く面影は
消え去った
どの口が
言ってんだよ
お前
邯鄲の宝石〟は
もはやはるか
昔の話だ
他人のせいに
するな
弱き者
愚かな者は
食われる時代だ
男であっても
キングダムの
女であっても
ーだが
そなたが望むなら
その刺さった棘の一つ一つを
抜いてやらぬこともない
刺した
張本人としてな
ッハハハ
笑わすな
いつまでも
自惚れてんじゃねェよ
今さらお前を
頼みとすることなんざ
つもない
だから成陽を出て
この毒国を作った
もう
政の顔も
お前の顔も
好いた男と
好き放題やって
ここで暮らす
見るのは
うんざり
なんだよ
あんたの百倍
やさしいよ
あっちも
すごいしねェ
ククク!!
あれが
好いた男か?
あー
そうさ
そなたこそ
笑わせる
あぁんっあああぁぁぁ
燃え上がったかつての
二人の大情炎に比べれば
今の逃避行など
璧子達の戯言に過ぎぬ
......?
そういうのが
うんざりだって
言ってんだよ
もういい
さっさと使者としての
用件を言いな
呂不葦
......?
そんなものは
ない
さっきから...
政治的な話なら
他の者をよこす
儂はもっと
大切な話を
しに来たのだ
?
何だ
恋人としての
別れ話だ
恐らく
これが
本当の
別れとなる
......?
何を今さら...
そなたの心内は
ともかく
儂の心はずっと
そなたのところに
あった
荘襄王にそなたを
献上した時も
超に置き去り
見殺しにした時も
変貌した醜悪さに
眉をひそめた時も
実はな美姫よ
舞台でそなたを見て
花を贈ったあの時から
儂は変わらず
ずっとそなたを
愛している
後にも先にも
そなた一人であろう
真に我が心を
奪った女は
......?
だから
どの口が
我が美姫よ
さらばだ
どうかここで
静かに余生を
過ごせ
りょ
...な
何なんだ
あいつは
キングダムの
チキショオ
別れではあるが
コッ
僕は最後まで
愛しているぞ、美姫よ
たとえ
これからさらに『そなたに
恨まれることになろうともな
北〈毒国〉と南(楚軍侵攻)で
揺れる葵は中央(対巍)まで
揺らくわけにはいかぬと
著雍にて簡易的ではあるが、
正式な論功式典が執り行われ
ようとしていた
やけに
急だな
いや
そうでもない
実力的には
もっと早くても
よかったのだ
つーか
こういうのは威陽で
やるんじゃねェのか?
そこは急いで
おるのだ
内乱まがいの騒動にも
総司令昌平君の目は
鋭く光っているということだ。
確かに人手の減った
山陽、著雍を守るにゃァ
お急ぎを
最良の手だ
お早く
......
しかし
それより
当人が引き受けた
ことの方が
軽く驚きだ
スー
それでは
先の著雑の
大勝利と
ああ...
その後の栄城と防衛戦の
功により藤将軍を
蒙武大将軍に続く
秦国二人目の
大将軍に
任命する!!
ありがたく
......
キングダムの
秦国二人目の...
〝大将軍〟
第407話「五千人将」
引き続き
昇格する者
二人!
玉鳳隊
四千人将玉食
飛信隊
四千人将〈信
前へ!
!!
!!
!!
よぉし
む!?
賁様
飛信隊
信もだと!?
信
やったな
っしゃあ
...でも
著雍戦じゃ
王賀の手柄が
でかい...
ひょっとして
王賁の奴は
一気に..
...
...ああ
来いっ
来いっ...
先の戦にて
魏火龍栗伯と漫画の
首級並びに
若業守備戦の功により
両名を〝五千人将〟に
任命する!!
!
!
なっ
!
いよっしゃああ
ついに五千人将だっ
あと一つ
あと一つだぞ
信...
五千..
ついに信が
五千将..
すげぇ
ぬォォ
なぜ飛信隊信と
武功が同列なのだっ
おまけに王賁も
同じ五千人将
どまりだったァ
貂殿
あの戦は賁様が
作戦を描いて
勝利したのだぞ
ハッハ
うん!
さすがに
一つ飛ばしの
将軍はなかったか
ぬう
どう考えても
おかしいだろ
ギリギリって
とこですかネ
ククク
信のアホは
ともかく
王賀も
五千将どまり
だったな
フッ
......?
......?
納得いかねーって
ツラだがそこは
上の判断だ
偶然あげたという
鳳明との人違いで
霊凰の首級の功
俺は素直に
喜んどくぞ
本来なら総大将の
首を討ち損じたと
恥ずべきところだが
貴様はのん気に
喜んでいればいい
......?
んだと
コラァ
あっ
貴様真様に
向かって...
ヌオオ
飛信隊信を
ふち殺せぇ
ココラ
これは一応
正式な式典...
あっ信が
ルオォオ
わぁああ
この後、録唱未軍と玉鳳隊は
南の前線へと向かって出撃した
お
韓
秦
蒙武軍と楚軍の戦いの
援軍である
早くも
録嗚末の下で
王賁を
早くも?
五千人将は
三千・四千とは
まるで違う
将軍のすぐ一つ下の
五千人将の目を通してこそ、
将軍の存在がいかなるものが
より見えてくる
そこでこそ
経験することは
多い
五千人将の...
目を通して...
え...
だから王賁がそこを
飛ばすことを縢大将軍は
よしとせず、将軍昇格を
否としたのだ
え!?
じゃああんたが
反対しなけりゃ
王貫はしょ...
ボコ
他にも総司令が
反対だったそうだ
さすがによく
分かっておられる
五千はただの
踏み段に非ず
ここでしっかり
甘えを落とし
成果を上げよ
そうすれば
本当に
お前達は
将軍〟だ
録嗚味・王賞が抜けた
著雍を守る責任は
より重くなったぞ
五千人将信
お前は隆国の下について
共に防衛戦の舵を取れ
...
バン
だが
いよいよあと
一つまで迫ったぞ
将軍のすぐ一つ下の
五千人将の経験...
“大将軍”は
さらにその上だが
まずは“将軍”...
五年で
将軍になれるか?
五年後...
つまり
もう来年だな
なれれば五年後
俺の最初の号令で
出陣する将軍は
お前だ信
政...
...無論俺は
やるつもりだが
お前はどうだ
たしか来年の
〝加冠の儀〟が節目って
言ってたような...
隆国
威陽は
どっちだ?
む
......?
毒国だ何だと
揺れてるみてェだが...
あっちだ
お前もじっかりやれよ
グッ
......
っ
毒国の膨張が
止まりません
白尾・明陽までも
傘下に加わった模様
裏で人と資金が
大量に流れています
他国の使者の
往来もあり
独自に外交まがいの
ことを行っている
様子です
許可なく太原を改め
国とした毒国は
自滅するところが
日増しに勢力を増大した
他国の外交官が
まず呂不量に挨拶に行くべきか
嫁毒に行くべきか迷うほどに
力を持ったと史に残っている
苦しゅうない
嫁毒の顔つきも少々
変わってきていた
苦しゅうないぞ
明個家より
五千金の
献上が着きました
何と
明値とは
超国公家の明個か!
列国がこの毒国を
太らせようと
してやがる
五千金とは
またすごい
...バカ
計算通りでは
あったか少々
規模の箍が
外れてきているな
でも
あーもったいない
この半分近くも
成陽に送らねば
ならないとは
それで
ここの権益を
守ってんだよ
もったいない
いっそこれを
軍資金に回して
感陽を落とすとか
滅多なこと
言うもんじゃないよ
あっ
咸陽と戦るには
この十倍は
人と金がいるんだ
どけっ
じょ
冗談です
ここ最近ずっと
機嫌がよくないなぁ
太后様は...
無理も
ございません
?
ここは太后様の
お身体のためにも
男共だけで
絵図を描き進めて
おくべきかと思います
太后様といえど女性
戦ことがからんだ話は
疲れるものです
絵図?
ハハ今
おっしゃられたでは
ありませぬか
もちろん
成陽攻略の
絵図ですよ
そ...
それは...
咸陽
中にお入りを
だいぶ空気が
冷たくなって
きました
この季節になると
母の悪態を
思い出す
あばら屋で二人
ボロボロの服を着て
「またこの季節が
来やがった」と
舌うちしていた
大王様...
毒国は
このまま膨張し続ければ
いずれ破裂する
その時は...
俺はずっと
打倒呂不韋の
ことばかり
考えていたが
母の苦しみを止めてやるのも
俺の役目なのかも知れぬ
血を分けた
実の子としての
...役目だ
大王様...
キングダムの
第408話・
決着の年
ゴーン
正月の式典が
執り行われた
ゴーン
始皇九年
ゴーン
素固万歳
新年明けまして
おめでとう
ございます
大壬様
おめでとう
ございます
いよいよ政の
〝加冠の儀〟が
執り行われる年
瑠衣様
もう
いいか?
つまり
...ええ
ハッハ
そう言うな
蒙武大将軍
せっかく久々に
そろったのだ
行くぞ
九年に及んだ
政と呂不韋の権勢争い
決着の年である
酒でも
飲もうぞ
ハ!!
そして
その幕引きの
きっかけを作る
勢力
蒜国
万歳
毒国
万歳
キングダムの
フー
......
お疲れだな
わっ
いつから
そこに
......
何だそれ
五千将の
大変さって
やつか?
ああ...
って言うか
隆国の
大変さだ
今
ったく...
あいつが
あんなに嫌な奴とは
思わなかったぜ
何で川岸を
死守しなかった
基本だろうが
この大バカ者
敵の問動にも
おかりすぎだ
小隊をきちんと
優しておけマヌケ
ネ
毎回
ネチネチと
しつじェし
うるせェレ
おまけに土木工人は
正月休みもねェ〜って
文句言ってあんま
働かねェし
それで益々
うちの持ち場の
築城だけ
遅れるし
他の動きを
見ておらぬから
敵を逃がしたぞ
お前のせいだ
お前のとこの
鈍城が速いだろ
周りを見てるのが
ちゃんと
そしたら
今度は
おおやりを
なめてるんじゃ
ないのかお前
はい
おめでとう
危うくなったら
お前のせいだぞ
全く部
お前のようま
せいだ
細かえし
ああ!?
いや
尾平らまで正月は
村で過ごしたかったなんて
俺にグチり出しやがって大体...
新年の
ごあいさつ
...
へっああ
チン
そう言や
隆国がお前のことも
言ってたぞ
?
お前も今度の
論功で三千将になって
独自に兵を
持っちまってる
俺の五千と
合わせりゃ
ハチだ
未だに光親が飛信隊の
副長だとするならば
飛信隊ということになり
飛信隊は八千人隊
つまり
お前の五千人将という位を
超えた規模になる故
洗規隊は飛信隊の
枠組に入れるのはおかしい
細か
だろ!
細けぇんだよ
あいつは
...まぁたしかに
隆国の理屈が
正しい
独立はない
私は最後まで
飛信隊だ
......
が
ああ
んな問題は
言い回しで
どうにでも
なるぜ
カカカ
...でも
まー
何だかんだで
築城はしっかり
進んでるんじゃ
ないのかこれは
ああ
まーな
作業を組み分けして
一番働いたとこに
賞金なんて出して
つったりしてよ
それでも動かねェ時は
俺自ら中に入って
ゲキ飛ばして連中の
腰を動かしてんだよ
ルアア
あーそれでか
お前が時々
棟梁って呼ばれ
てるのは
自腹で
俺とかテンの
...だが
.....
許さん
何で
俺達まで
それ
もういい
くそっ
その分逆に
お前には前線に
張りついてもらってて
悪ィな羌瑰
今手をつけてる
あの外壁が
完成したら
最低限の守りの
砦が出来上がる
そうだ
打って出るのか
見ろよ
羌瑰
そしたら
やっと...
ああ
すでに大将軍藤は
目標地の
垣と蒲陽の
下調べを始めてる
いよいよ
著雍を足がかりにした
魏国攻略戦の始まりだ
......
だがその割には
内側が大分
ガタついてるな
...
今年で
カタがつくさ
咸陽
布は
こちらに
ハ!
装飾は
この龍に
ハ!
ありがたき
幸せ
精魂込めて
仕立て上げます
いよいよ
色は
こちらの
白に
加冠の式典の
準備にまで
きた...
八年前には大王様自らを
王宮外へ逃がすという。
窮地にまで追いこまれた
我々が..
正に薄氷の上を
何とかここまで...
加冠の儀さえ無事にすめば
大王様は晴れて
素国の君主として
自他国に認められ
中立勢力が全て
傘下に加わる
即ちそれで
大王派の勝利
故にそれまで
あの呂不尋がおとなしく
しているはずがない
殿
兵一千が
新たに到着
しました
ご苦労
瑠衣公主や
肆氏ら要人の
護衛に割り振り
守りを厚くしろ
式典まで
一人も失っては
ならぬぞ壁
ハ!
呂不葦の周辺の監視は
その未端近くの者にまで
目を光らせている。
昌不韋の!拳手11投足
この儂が決して見逃さぬぞ!!
内通者はこちらにも
入ってきているだろうが
向こうにも送り込んでいる
ハハ
呂不韋様
むー?
大王派の...
昌文君の監視の目が
思った以上に厄介な
ことに
潜り込んで来た者は
ほぼ把握しているのですが、
寝返った者が
少なからず
いるようです
事を起こすには
相当慎重に
推し進める必要が
あります
そんなことは
必要ない
!?
動くのは
僕らではない
キングダムの
毒国
こちらは
趙王からの使者
上恵様
...ファンディ
苦しゅうない
こちらは
楚王の使者
北涼様です
苦しゅうないぞ
ウワハハハ
謁見の方々が多すぎて
本殿から溢れて
おりまする
これは早くも
増築が必要に
なりましたぞ
楚王も真に
毒国の興隆を
喜ぶと共に
爆毒様のことを
頼もしく思って
おられます
ワハハハ
そ...
楚王が...
私を..
楚王はこうも
おっしゃられて
いました
ここが毒国であるのならば
その君主である蹙毒様は
〝王〟を名乗るべきでは
ないのかと!
?
?
な.....
おお
それは
いい
趙王も同じく
。王宣言〟をと
おっしゃられて
おりました
何と!!
嫁毒様!
大国の大王達が
お赦しに
なりましたぞ
おめでとう
ございます
いいや
それは...
太后様に
相談しないと...
なっ...
おめでとう
ございます
わ...
私カ...
藤王
万歳
毒玉
万歳
蒜王
万歳
“王”に!?
うまく
作りすぎたな
趙高
ハ...
申し訳ありません
大后様の法改変の
橋限を行使させて頂き
少々いじらせて
頂きます
列国の手先になっている
大臣達も少なくない
今から洗っておけ
ハッ
クク
簡単に
手出しできぬまで
毒国を太らすのが
第一ではあったが
全て任す
結果御せずに〝転覆〟では
笑い話にもならぬぞ
...ファン...
趙高
お任せを
キングダムの
...
第409話、何も、
今は雌伏の時
目立つ行動は
慎んで頂くよう
注意したはずだが
樊於期将軍
別に何も
しちゃいない
毒国将軍
樊於期
朝の練兵で
模擬戦を
やっただけだ
毒国大臣
虎歴
名も知らぬ部族の集落でしたが、
思った以上に奴らが粘り強く
良い練兵となりましたな
父上
......?
キングダムの
将軍もう一度
言いますが
今は我々の牙は
成陽の目から
隠しておく時です
本番の
ために...
分かっておるわ
虎歴大臣
だが我々はすでに
仕上がっているのだ
そういう軍は
たまにこうして
力を解放せねば
内部崩壊へと
つながる
将軍として
胸の苦しいところ
ですね父上
このまま
時を無駄に
費やすのなら
問題は本番の時期を
明言せぬ、そちらにこそ、
あるぞ虎歴大臣
一帯から集落は
全て姿を消すぞ
もう少しだ
心配
ご無用
苺王様
おはよう
ございます
おはよう
ございます
蒜壬様
......
姦壬様!!!
“王”はやめよと
申したのに
太后様がまた...
まあ良いでは
ありませぬか
外に向けては
発しませぬので
......
これ以上
連中に
乗せられるんじゃ
ないよ奴弱
毒王様
毒王様
えっとね
よく考えれば
恐ろしいことだ
この私がいつの間にか
ハハァ
王などと
呼ばれている...
何のとりえも
なかった
ドス
この私か...
ふつうの下級文官の
家に生まれ
幼少期は
体が大きいだけで
体力もなく頭も悪く
いじめられていた
成人しても
勇気がなくて
戦場にも
行かなかった
行ってくるぞ提毒
当然
女性に
相手に
されず
見んなよブタ男
うオオ
ブタ男を
討てっ
ハァイ
や
やめてよ
もう
頑張って
何とか
父の人脈で
下級文官と
なれたけど
やはりそこでも才覚なく
やることと言えば、
夜な夜な上級中級文官達の
授待で下品な芸を
披露するだけだった
うわはは
ははは
最っ低だな
この男はっ
ギャハハハ
でもそんなことが
私の転機となった...
偽りの宦官となり
後宮に潜り込み
お前が
爆毒
かい?
何とあの太后様の
お相手をすることに
なったのだ...
はっ
はひっ
...はひっ
っ.....
おっ
お許しをっ
もうっ...
たっ...
ハッ
ハッ
ハァッ
あっあっ!!
初めの頃は
恐ろしくて
たまらなかった
毎夜
鬼のように
乱れ狂う
太后様が
ハァア
しかし
ある夜
私は
見てしまった
快楽に顔を
歪めながら
太后様が
その瞳を見て
愚鈍な私も
分かった
涙を流して
おられたのを
...!!
っ...
このお方は
ひどく傷ついて
おられるお方
なのだと
私などが
想像できない程
きっと誰より深く
傷つき
きっと誰より深く傷つき
くそォっ
その傷口がずっと
ふさがらずに
苦しんでおられる
のだと...
しかし
その夜から
......
た...たいこう
太后様...
私はただ
苦しみのはけ口に
呼ばれた...
恐れ多くも
私は太后様の
ことが..
ほんの束の間でも
苦しみを忘れ
喜んで頂きたい
涙されぬ
ように
決して
はあっ
妙なっ
はっ
はあっ
よい
よいぞ
爆毒
太后様にどっては当然
私はただの性の道具に
すぎない
だがそれで
構わない
たとえただの
男娼としてでも
喜んで頂ける
必要とされている
た...
私は初めて
太后様ァァ
......
子がっ...!?
もっ
申し訳
ありません
何という事態...
堕胎は当然だが
「太后様のお身体にも
大変なご負担が...
爆毒
申し訳
ありません
私は
産むぞ
.....
た...
なっ...
なりません
太后様
それだけは
お許しを
...ほう
わっ
姫様の分際で
迷惑かい
しかし
なりません
破滅の道です
めっ
滅相も
ありません
私などとの間の
お子を産んで
下さるなど
本当に...
嬉しくて天にも
昇りそうです
それはっ
......
外に知られず
産み育てられる
はずがありません
知られれば
太后様とてきっと
断罪はまぬがれずに...
それだけは絶対にっ...
破滅の道
かい
お許しをっ
言ってくれるじゃ
ないか奴は
お許しをっ
コッ
今さら破滅が
何だってんだい
......
我が人生は
とっくの昔に
その道にある
た..
太后様
でも勘違い
するんじゃないよ
どな
これは
破滅を急ごうって
話じゃない
心を
休めるって
このガキを宿して
なぜか私の中に
真逆の願望が
生まれた
真逆の
願望...?
ああ
願望さ
......
あの出産でもう
太后様は後戻り
できなくなり
この毒国に
辿り着いた
いや
後戻り
できなかった
からではない
素国が太后様の求めた
心休まる場所だから
辿り着いたのだ
かつての
わだかまりから離れ
傷を癒せる場所
太后様の求めた
安住の地
行くぞ
ハノ
...ファン..
かりにも君主の座をあずかる
私が高国を揺るがぬものに
せねば
怒毒様
失礼を
何ということだ
あまりの状況の
変化に私は
我を忘れていた
決してもう
太后様が
涙されぬ
ために
私がしっかりせねば
虎歴大臣
今から。王。は
禁ずる
皆にしっかりと
守らせよ
は
それよりも
極秘の報告が
嫁寿様と太后様の
。不義の件
お二人の隠し子のことも
含めて成陽にバレて
しまった模様です
怒れる成陽は
菊国を討つべく密かに
軍を興す準備に
入ったとのこと
全てが灰と
化しまする
こちらから
先手を
打たねば
第411月
皆々様が
太后様
ふくでん
副殿にて
お待ちてす
...
......
相分かった
太后様...
申し訳ありません
泣き言を言う暇が
あるなら
何か手を
考えろ
趙高
私がしっかり
していれば...
...
キングダムの
バレたからには
攻めてくる奏軍を
座して待つわけには
いきません
......
強大な奏軍に
対し我々は
逸早く挙兵し
太后様のご心労
煩わせるまでもなく
嫁毒様がご決断下されば
あとはこの虎歴が
推し進めまする
こちらから奇襲を
かけることが
唯一の活路
沈黙は
〝可〟と受け取り
ますが
.....
う...
では
ならん!
か勝手な
暴走は...
ならん
太后様を含め
皆で話し合う
よいな
ハ
......
この件は...
仰せのままに
中の様子は?
十日目ともあって
反対の声も小さく
頭の切れる太后を
外して一気に
挙兵してしまおうと
思ったが
今少しで
落ちるかと
...フン
予想外に
どうしたのか
ごねおった
だが
まァいい
どの道
委国暴走は
止められぬ
どうして十日も
答えが出せぬの
ですか
この間にも威陽は
密かに軍を興す準備を
進めているのですぞ
だっだから
まずは使者を立てて
話し合いを...
〝隠し子〟がいたのだぞ!
感陽の怒りが話し合いで
収まるわけがなかろうが
太后様と壜毒様の
間柄とて後宮の禁を
破りし大罪の上に
さらに王位継承権を
持つ御子が突然毒国に
現れたのだ
◆呆しかない
素軍が
押し寄せて
来る前に
こちらから動いて
先手を打たねば
お二人のことは
薄々察していましたが、
まさか子までもうけて
いたとは
ある意味
我々も騙されていた
形だがそれはもう
仕方がない
禍の火種もろとも
この国を叩きつぶしに
来るに決まっている
挙兵という形で
責任をとって下され
太后様
太后様っ
鰺毒様
...
しかし成陽と...
本軍とまともに
戦って勝てるの
てすか...
官官風術が
眠るな
太原一帯を統べる毒国だ
太原一帯を統べる
霧国だ
一声で数万の
兵が集まるわ
樊於期を始め
腕ききの武将も
すでにそろって
いるのだ
こちらが先手を
釘てピピっ
だからヘレと
言っているのだ
だから急げと言っているのだ
......
ぬかった
暴走を促してんのは
爆走に挙兵を持ちかけた
大臣虎歴だ
奴め大半を金で
買取したのだろうが
おおよそ、それは一大臣の
懐から出せる額では
ない
いつの間にか
側近達まで
持っていかれち
まってる
後ろには奴の出身国
「葵」がついてやがる
......
成歴は初めから
楚王の手先として
潜り込んで来てやがったんだ
チッ
その点は上層部で
十分警戒していた
はずだったが
趙高の話じゃ
“隠し子”の露見が決め手で
皆が成歴の扇動に
流されてしまった
......
楚にとっちゃ
壺国が緊走して
案が乱れりゃ
大喜びだ
実際下手を
うっちまったのは
その露見の方だ
太后...
なぜこうなったか
困惑しておろう
早く決断を!
太后様!
“隠し子”のことは
太原に入るまで
完璧に隠しきって
いたはずなのに...
どの段階で
〝隠し子〟のことが
バレてしまったのかと
しかし実は
あなたの隠し子隠蔽は
完璧だった
最も録見しそうな
雍から山陽さらに
太原までの道程でさえ
誰にも気付かれなかった
あなたは完璧に
隠せていたのだ
だが
実は初めの雍にて
出産した時に
一人の御仁にだけ
知られてしまっていた
あの御仁にな
コッ
そろそろ
哀れなご婦人に
とどめを刺すとしようか
皆々様方の
お怒りは十分理解
いたしますが
そろそろ時間が
ありません
結論が出ぬままでは
座して奏軍の
到着を待つのと
同じです
毒国が
落ちれば
我々は反逆罪として
九族までさらし首と
なりまする
き...
九族...
と..
当然だ
こうなっては
我々が取る道は
二つに一つ
一つ目は
しっしかし
急襲するからと
言って...
かっ
勝てるのか
合従軍でさえ
感陽に近づけなかったぞ
すでに皆々様から
一様に声が上がっております
◆学民からの成晴急速>
勝てる
実は今
成陽を始めとし
中央に多くの兵は
いない
南の楚軍の侵攻に対し
素軍は主力級を
結集しこれを
防いでいる
東も現在、魏攻略戦が
始まったばかりで
こちらも中央から
大小多くの隊が
派遣されている
合従軍優攻時は
素重総戦力で
これと戦ったために
防ぎきった
しかし
今は逆に中央は
手薄そのもの
これ程の好機は
他にございません
オオオ!
やれる!
それなら
やれるぞっ
天の計らいだ
勝てるぞ
これは
感関を
討てとの
思し召しですぞ
太后様
...馬鹿共が.....
ふっ
二つ目は
虎歴殿
二つ目...
挙兵されぬ
という場合は
今この場で
太后様と炒毒様の
首をはね
!!
さらに
〝隠し子〟二人も同様にし
合わせて四つの首を
成陽へ送り届けて
許しを乞う道です。
ひっ
なっ...
なっ...
何をっ...
そなたら
つっ剣を...
副殿とはいえ
一応ここはっ...
それほど火急の
事態なのです
ご理解を
ただ
太后様
ぶ
無礼者っ
たっ太后様に
向かって...
虎歴
お察しの通り
剣を下げよ
我が
子達は
すでに
我が屋敷に
預かっております
!!
どけっ
?
どけェっ
......
許さん
貴様
許さんぞ
うわっ
許さんぞ
虎歴
やめろろあい
燧毒!
はっ
止まれっ
はっ
刺すぞ
はァっ
さァもはや
先延ばしは
できませぬ
ご決断を
太后様
さっさと決められませ太后様
さっさと
決められませ
太后様
あっ
たっ
今すぐ死ぬか
迷うことで
挙兵するか
ありましょうや
虎歴を仲介にして
楚と盟をなして
案を手にするのか...
太后様っ
ここで終わり...
挙兵してどうする
運よく咸陽を
落としても
その先は...
...冗談じゃない
疲れるって言ってんだよ
もうそういうのか...
「かと言って動かねば
グ”こんな下らぬ最後なら
もっと早く終わらせていれば、
よかったじゃねェかよ
所詮すでに破滅したこの人生
ここにきて安息を手に入れようなんて
虫がよすぎたって話か...
さっさと...
いいだろう
あっ
最後まで
踊りきれっていうのなら、
やってやろうじゃないか
はあああ
天よ
では逆に
お前達に問う
!
お前らこそ
覚悟ができて
おるのであろうな
誰かにそそのかされた
では通用せぬぞ
戦るからには必ず
最後までつき合って
もらう
成陽を叩きつぶし
王位を我が隠し子に強奪し
新しき王朝を打ち立てる
ところまでだ
成功すれば
そなたら全員
新王朝の重鎮となり
九族まで栄華を
極めるであろう
.....
フラフラス!
やっ...
やるぞ...
いや
やりましょう
戦いましょう
太后様
こ...
これは
戦い勝利を
つかみとり
ましょう
太后様
勝つぞ
ウォオオオ
ならば
決行だ
...
狙いどころは?
決まって
いる
一か月後に旧王都>雍〟にて
執り行われる式典
当人や呂不韋・丞相ら
主要人物がことごとく
雍〟に入り咸陽を
留守にする好機ー
秦王嬴政の
〝加冠の儀〟だ!
!!
!!
キングダムの
無
ピン
飛信隊の信だ
止めろォォ
止めろォォ
ギァアア
信殿
敵が後退を
始めた
ギャハハ
飛信隊の力
思い知ったか
っし
本命は垣城だ
俺達もテンの
本軍の元へ
戻るぞ
ぼホォ
オオ
了解
そのまま中は
田有達に任せて
羌瑰と飛鷹を
外に出して
河了紹
中もあらかた
制圧したそうだ
今日中に
騎馬隊を黄山の
先へ進める
今日中に騎馬隊を黄山の先へ進める
き
今日中に!?
隆国軍と並走して
一垣。浦陽を攻め落とす
作戦だから急がなきゃ
ガミガミから
降国軍と飛信隊の
戦力だけで二拠点を
奪う
足を引っ張るなよ
分かったな
敵の援軍を
ふっ潰してただ今
ご帰還~~っと
えっ
あれっ!?
南の森から
伝令
信から?
わっ
信!?
え!?
もうあの大軍勢を
追い払ったの!?
そっちこそ
もう山亀城落としち
まってんじゃねェかよ
いやこの城は
大した城じゃないから
こんなもんだけど
正直そっちは
早くても明日かと
思ってた
また羌穂の
ヤロオか
口うるさかった
隆国から解放されて
絶好調ってやつ?
それ!
んなことより
本軍も前へ
進めるぞ
敵か守りを
固めちまう
分かってる
カカカ
本軍は
黄山まで
別働隊が
千ってか
クク
でかくなった
もんだ
信と笑滅は
千の別働隊で
さらに計水まで
進んでもらう
ね...
ーつっても
目標の垣は常識じゃ
万の軍で攻める
城だけど
ふんっ
!?
河了紹は
いるかっ!?
望むところだ
威陽から...
総司令から
伝令だ
?
急ぎとのことで
馬を換えつつ
昼夜走ってきた
ありがと
孫築さん
先生から?
ん
あれ?
ちょっと!
封が割れちゃってん
じゃん
す...すまん
そう言えば
途中で一頭
足を折って
落馬した...
きっと
その時...
どーゆーこと!?
す
すまぬか
どうか総司令には
内密に
バレると
伝令係が
クビになる...
えっ!?
んもー
頼むよ
孫梨さん
んで?
昌平君は
何つってきてたんだ?
......
んー
ん!?
え
1
ん
垣城攻めには
黒道を選べだって
黒道?
うん
ちょうどオレも
黒道か表道か
迷ってたんだ
かっ
そっか
やっぱり黒道か
こんな離れてて
道とかまで
分かんのかよ
総合令様は
あとは天候に
気をつけろだって
天候?
何でだろ
この辺そんなに
荒れるのかな?
いくら何でも
成田から
こっちの天気が
分かるわけ
ねェだろ
分かんだよ
なめんな
先生を!
そーだよ
なめんなよ
先生を
ーーーま
とりあえず
黒道か
垣の次は
・共・曹・最後に
森..
そう言や
威陽つったら
ウソコけ
ん?
へっ
たしか
あと数日だよな
政の加冠の儀
うん
あと十日
いよいよ
だね
やっと来たな...
政―...
雍
その都は
咸陽よりさらに北西に
千五百里〈およそ180m〉
北の千山と南の清水の間に
位置する
雍
秦国旧王都「雍」
六代奉王徳公から
十九代懐公王まで
三百年間王都をつとめた
城である
城内はすでに
青一色となっている
「青」は
水を祭る素国の
国色〟である
それまで古都として
静かだった都は
人と物であふれ
また異様な
緊張感に包まれている
警察の時代の国色は!
無論
大玉様
ご到着です
雍で「加冠の儀」が
熱り行われるためである
九年ぶり..
王位継承の時
以来だな...
雍は
...
......
おっ
お待ちを
お待ちをォ
いよいよで
ございます
ああ
!
たっ
太后様っ!!
太后様
...
招いておいて
驚くな...
昌文君
実の母が
来るのは
当然であろうが
...
太原...あいこく
赤国の宣言の件
まだ我々と決着は...
分かってるよ
せっかく私が
出てきて
やったんだ
めでたい式典が
終わってからじっくり
話そうじゃないか
......
ハ...
分かりました
しかし...
いよいよだねェ
!
政
......
こいつ...
いつの間に
こんなにでかく
ええ
いよいよです
母上
......
役者は
そろったな...
いよいよ
二十三年前の〝奇貨〟の
実りを回収する刻が
来たな
なぜ「加冠の儀」が
ここ「雍」にて執り行われるか
ご存知ですか?
キングダムの
お加冠の儀
第412話
「しきたり」と言ってしまえば
それまでですが
ちゃんと
意味は
あるのです
この腕飾りの
一つ一つに
魔除けや
厄除けの
意味が
あるように
ここ雍には
秦国歴代の王達の
「宗廟」があります
......?
「加冠の儀」とは
国内外の人民に
成人した王の誕生を
示す政治的な式典と
思われていますが
本当はそうでは
ありません
もちろん
知っている
この後は
成人した王の誕生を
天に昇ったかつての楽王の
皆々様に認めて頂くための
ものです
...
そうか
はい
我々一族は
代々と宗廟を
お守りするお役目を
頂いておりまする
今朝から皆々様が
大変慶んで
おられまする
故によく
分かるのです
祖霊の強き加護が
これより大王様を
お守りお導き下さい
ますように
改めて
加冠の祝い
おめでとうございまする
大王様
ありがとう
では
参りましょう
式典の場
蘄年宮へ
蘄年宮
ほォ
おお
中も
美しい...
よくぞ...
よくぞ
ここまで
大王様...
.....
しかし参列者が
多いな
六国の
使節団も
参列して
いるからだ
名家だけのはず
だが、宮から
溢れている
見よ
殿
楚からは
王族の英越の一団
趙からは
上卿の皮相国
燕・斉も
王族
韓からは
張宰相だ
敵国の要人達が
はるばる素国の
祝いの式典に...
これほどの顔ぶれは
戦神昭王の葬儀
以来だ
無論
ただ祝いに来て
いるわけではない
昭王の葬儀には
列国の要人が集い
楚からは宰相_春甲君
自ら参列したと
史記に記されている
連中は
これから
表舞台に立ってくるで
あろう素国大王が
どれほどの人物なのかと
“各国の目”として
推し曇りに
きたのだ
だからこそ
意味があるのだ
今日ここで
中華七国の目で
大王様が素国の
紛れもなく君主であると
認識されるー
来たか
......
声国騒動を
起こしている太后か...
むっ
...
この方が
おお
中はひんやり
するな
...
コッ
......
呂相国
.....
コッ
コッ
やはり
聞いている以上に
でかいぞこの男は
カッ
コッ
さて
......?
殿もそろそろ
...
...
ああ
ダメですから
ええっ!?
コッ
コッ
コッ
コッ
コッ
コッ
コッ
宮内の空気が
変わったのを
皆が感じた
...
この時
明らかに
......?
あれが
第三十一代
秦王_嬴政か
......?
楚王の
ような威圧
ではない
......
しかし
何だこの
包み込んでくる
ような...
...
...
最を救った
英雄王
、
...これまで
数多くの王を
見てきたが...
なるほどこの主は
他とは違うぞ
ちょっと待っていました
おい
ああ
薪年宮の
取り込み光の
せいか...
秦王が光をまとつているように見える
さっきから
...
......
おー
大きい!
これが三年前の
合従軍でさえ
通ることがかなわなかった
国門函谷関!!
たしかに
これは
勝ち目がない
...ということは
父上
我々が
最初の
軍隊ですね
フッ
敵として
函谷関の門を
くぐるのは
毒国反乱軍西父
函谷関通過
キングダムの
第413話祖霊の声
成陽警護にしては
数が多すぎるぞ
本当に通して
よいのですか
角英様
大王様御自らの
特別通過許可だ
止めるわけには
いかぬ
しっ
しかしっ...
玉印の指令は
絶対だ
......
最大の難関である
函谷関をうまく
抜けましたぞ
もはや成陽まで
たいした素軍は
いないはず
勝てる...
やはり勝てますぞ
翔壺様
......
フーー
フー
フー
大衆国の霊廟の御前にて
鼻政様は晴れて常剣し
加冠されたことを
ここに承認する
待ち望んだこの日!
祖霊皆々様方ならびに
大変国に生きる全てのものが
慶んでいる!!
改めて
今ここに
第三十一代第国大王様が
降臨されたのである!!
よくぞここまで
苦難の連続の中
よくぞ...
...
おめでとう
ございます
大王様...
成婚様...
見ていますか...
兄上様が
ついに加減を...
そうだな...
へっ!?
へっ!?
祝福するぞ
ミナー代
茶王よ
ファミロートを
胸に抱く
道を
進むがよい
信念のままに
見守って
いるぞ
我らが
子よ...
ハンッ
ハハァッ
敵の儂でさえ
少々胸にくる
ものがあった..
今の加冠に際し...
心にさざ波すら...
立たなかった人間が
この新年宮の中で
唯一人だけ
それが実の母で
あるとは
まァ...
これ以上の残酷は
ありえようか:
何を必死に
思案しているかは...
察しが
つくがな...
キングダムの
もし...
函谷関で偽の玉印が
バレたなら通過できず
そこで戦となり
今頃ここも大騒ぎと
なっている
「ということは
反乱軍はすでに
函谷関を通り
咸陽に迫っている
そしてさらに
偽りの玉璽が
使えるということも
証明された
ことは順調に
進んでいる
...
いや
進みすぎている
何だ
何かが
ひっかかる
こいつらの
浮かれ具合:
私が雍に入った時から
そうだ
加冠の儀とはいえ
あまりに私のことが
目に入っていない...
〝隠し子の件に激怒し
南国討伐軍の準備に
入っているという話では
なかったのか:
うう
まさか..
気付かれて
いなかったとしたら...
踊らされた
...?
誰に...
誰が得をす...
楚か...?
他に
毒国反乱で
......
お前か...
いかにも
南国軍に
咸陽を
攻め落とさせて:
ーだがこれは
単なる反乱討伐
ではない
その連中が
その毒国軍を
蒙武を従えて儂が討つ
毒国軍には
儂の息のかかった者達が
多く紛れ込んでいる
咸陽を火の海にし
壊滅させる
王宮・後宮にも
押し入り
王族を二人残らず、
虐殺する
秦王家の血を
根絶やしに
するのだ
なんかいいんだ
嫌いジちゃズねッキねぇ
無論,雍にも攻め入り
大王を殺す
待ちに待った
加冠の祝いに
よもやの惨劇
故にこそ際立つ
反乱軍の非道
はっはっ、あはははっ!!?
その悪鬼の如き反乱軍を
この儂が討つ
王族が姿を消し
拠り所を失った
秦の民草は
この先に誰を
頼りとする
誰にすがる
誰にこの国を。
託す
これで儂は
余すことなく案の全てを
手に入れる
この日不草をおいて他にあるはずがない
またしても私を
利用するのかっ
おのれ
貴様...っ
呂不韋ィ
第41話三方ゆずらず
呂不韋ィ
キングダムの
しっ...
失礼
失礼致しますっ
何だ
あの男
式典の
最中だぞ
どうかっ
!?
何事か
...
!?
!?
!?
あっ...
毒国軍と思われる
兵三万が函谷関を
すり抜け
北道より
感陽へ迫っていると
急報です!
第414話:
三方ゆずらず
キングダムの
函谷関一咸陽を
結ぶ北道、
このように、
...ファッシュ!!
......
どうだ?
...いや
間違いなく
玉印
通行許可の
王命だ
分かったら
さっさと通せ
いや我々とて
北道を預かる身
いかに玉印の令と
いえどすぐには
通せぬ
成陽に確認を
とってくる故
ここで待機願う
...
......
......
どのくらい?
フッ
半日
くらいだ
そなたらは
一体どこの軍だ?
なぜ旗を
揚げておらぬ?
これ程の数
一体どこから
やって来た..
しかし...
!?
なっ
えっ!?
きっ...
!
ヒィ
......?
やれやれ
始まってしまった
じゃないか
ビュッ
なっ
とっ突撃
してくるぞ
みっ
味方じゃ
ないのか!?
まっ
まずいっ
.....
早すぎましたか
父上?
いや
半日で往復というなら、
成陽はもう
目と鼻の先だ
前哨戦としては
丁度いい
ら乱戦に...
大丈夫です
敵は三千
こちらは
三万
すぐに
終わります
多少は
削られるでしょうが
アレさえ
あれば
問題ありません
すぐに軍は
復活します
フッ
それも
三万どころの
話ではなく
.....?
妙毒様?
...
これが..
戦争か..
さ...三万!?
......
妙だな
毒国から分散して
発った兵は総勢一万と
聞いていたが...
...
玉璽
......?
玉璽の
複製だ
...ファンルク?
そうか...
七年前の成績、場氏反乱の時
大王様は玉璽を後宮に隠し
そこから太后様が
複製を作られた
後に返還されたが
他に作っておいたとしても
不思議はない
しかし複製で
軍を興すなど
史にも例を見ぬ
蛮行を...
誰をにらんでいる
昌文君
毒国の君主は
爆毒だ
オイ
それとも何か
私の関与した証拠でも
あるのか?
...
反乱も複製も
私の知るところ
ではないぞ
玉璽複製の話が
本当なら
事態はさらに
深刻です
無礼者が
...
羽樹さん
フッよくも抜け抜けと
なぜなら
偽の玉量が効力を発するのなら、
吉国軍は咸陽を落として
中枢を押さえれば
秦国中から際限なく
兵を興せるということです
その通りさ
どうせ咸暘陥落後
四柱の蒙武を使って
反乱討伐の算段、
だったのだろうが
そうはいかぬ
呂不韋よ:
キングダムの
数では!
こちらが
勝つ!
ここまできて
私が...
ただで踊ると思ったら
大間違いだぞ
ふむ
そちらはぞちらで
ちゃんと準備して
出て来たということか
美姫よ
面白い
これで本当の
二人の総決算
つ派手に
やろうでは
ないか
.....
キングダムの
しかし
何ともはや...
お気の
待ちに待った加冠の儀
帯剣し冠を得た矢先の
実の母主犯による
反乱
さすがに同情致しますぞ
今、感陽に抗う力は無く
王族もろとも死を迎える
道にある..
...正直な
ところ
私はあなたのことが
嫌いではなかった
初めは遊び相手にも
ならなかったか
いつの間にか~~
私の想像以上の
成長をとけ
まさか
そちらとの権勢争いが
これ程
熱を帯びるとは
夢にも思わなかった。
好敵手として
この呂不韋を
十分楽しませてくれましたぞ
大王
ギッ
やはり最後は
私が幕を降ろして
さし上げよう
皆の者
聞けィ
フッ少々
名残りおしくも
あるか...
報告の通り
毒国の反乱軍が
函谷関を抜け今
威陽に迫っている
!
!
毒国の
反乱っ
あの函谷関を
真なのですか
抜けたと!?
どっ
どうする
のです
相国様!
もはや国家存亡の危機
刻は一刻を争う
潰す気かっ...
式典すらも
加冠の儀は
ここまでである!!
勝手に
中断するな
呂不韋!
コッ
ん?
加冠の儀は
こんなことを
最後まで
やるぞ!
!?
!?
第415話反乱兵の作り方
!?
キングダム@
?
皆の者
静まれ
式典の次第は
あとわずかだ
このまま
加冠の儀を
最後まで執り行うぞ!
ハハァ!!
第415話「反乱
...
この状況で
加冠の儀を
続ける!?
なぜだ
感陽に毒国軍が
迫っているのだぞ...
いつもなら
騒ぎ立てる
昌文君ですら
あの落ち着き...
...ファンディ
まさか
大王達も
知っていたのか
!!
何!?
だとしたら...
一体いつからー
ッハハ
北道
オオ
オオ
押し
込めェェ
殺せェェ
ホゴ
秦兵の数は
少ないぞォ
オオ
オオ
しっ変兵って
俺達も素兵だろ
俺達は
成陽警護に
来たんじゃ
ないのか!?
なぜ同士討ちに
なってんだ
戎羅公と
お見受けを
巴村部隊長
免と申します
何故北道守備”と
戦いにっ...
説明は後だ
どうか
ご説明をっ
とにかく戦え
目の前の敵を
殺しまくれェ
戎翟公
オオ
ハハ張り切ってますね
我輩の君主
糾合されて
百年たつのに
まだ素への恨みを
忘れていない
誘って正解
でしたね
さすが父上
フッ
この反乱軍
毒国軍三万は
烏合の衆
である
咸陽に知られぬよう
毒国を分散して出た
樊於期直下の
毒国兵一万と
樊於期様
我々は
まだいい
かつて小王国で
秦に取り込まれ
〝県〟にされてしまった
戒置の兵一万
顔をかかげろォ
あとは函谷関に
至るまでの道中
各城から徴集した
兵一万である
ぐぎっ
どうなってる
殺せェェ
隊長はっ
ヌオオ
自分達が反乱軍と
なることを知らぬ兵は
三軍内それぞれにいたが
特に道中「偽の玉翼」で
強制徴兵された兵に
多かった
故にこの前哨戦で
樊於期はその徴集兵一万を
......?
戎翟公の下につけ
最前列に組み込み
戦わせた
殺せェェ
案の豚を
殺せェェ
ギヒイ
押し込めぇ
同士討ちだろうと
容赦するな
敵は
反乱軍だ
全力で迎え討て
まっ待て
俺達は
反乱などっ
ギャアアア
ぐひ
殺せェ
返り
討ちだァ
げは
割って
入れ
ギャア
サァァ
ちっ違うって
言ってんだろ
待て
くそォ
違うんだ
死地に入らば
反乱するのせんのは
関係ない
ぐわァ
相手が何者だろうと
自分を殺しにくる
奴がいれば
全力でこれと戦い
相手を殺して
生を拾う
ぐばっ
それが
人間だ
そして終わった頃には
全員反逆者
もはや後には
引けないって
話だ
反乱兵の
でき上がりと
さすがです
父上
守備兵三千に対して
南国軍は三万
北道の戦いは
一刻で勝敗を
決した
しかし
共於期のやり方はここで
終わりではなかった
キングダムの
投降したおよそ千人の
北道守備兵の斬首を
決行したのである
ヒイ
はっ
はっ
やっやめて
くれっ
同じ奏人
なんだろ
うオオ
はっ
ッハハ
次イ
オオ
ダッ
なっ
何をやっている
樊於期将軍
これはっ...
...ファン...
何を...
とは?
ザッ
投降兵を皆殺しに
する意味があるのか
...ファンディ
それよりも
急いで成陽へ
向かうべきでは
ないのか...
意味はある
まだ迷いの見える兵
千人を出して
それぞれに斬らせている
無論こぼ
拒めば斬首の列に
回すという
おどしつきだ
だが皆見事に
剣を振り下ろしている
思ったより
飲み込みが
早いぞ
ドン
フッ
ご覧あれ
あの
兵の顔つき
わずか一戦で
退路の無い
事態を飲み込み
覚悟を決めた
光が目に宿っている
反乱軍は成った
この軍は
強いぞ
...
これから起こる成陽の
阿堺叫吹は
こんなものではないぞ
その様子だと
毒王こそ
心配だ
!?
大将の毒王様に
その覚悟がないと
全軍の士気にか...
愚弄するな
樊於期
...
私はこの中の
誰よりも
覚悟を決めている
悪名を...
歴史に悪名を
刻む覚悟までだ
......
いいだろう
キングダムの
では参ろう
威陽へ
反乱を知っていた...
いつから..
この状況下で
続けるとは
異なことを
それももはや
関係ない
当然だ
成陽は今
一万の敵で
陥落するよう
守備を薄く
してあるのだ
ことは急を
要しまする
成陽には今
三万もの毒国軍を
止める兵力は
ありませぬぞ
それとももはや
最後の思い出作りの
式典というのなら
それもまた一興ですが
しかし
それはいつもの
皆に慕われる
大王のお姿では
ありません
ヒヨッ
ヒヨ
よく言う
やはりここは
王として最後まで
あがくべきかと...
勘違いするな
俺は何もあきらめて
いないし
たしかに威陽に
兵力はない
だが...
!?
一つだけ教えてやろう
呂不葦
あがく必要も
ない
反乱軍を止める軍は
すでに向かって来ているのだ
キングダムの〈完〉
この度は、オ38巻ご購読真にありがとうございます。
ついに頭皮が加減はした
しかし、やはり99では力の足で手ません。
この辺り、例によって史記にはさらとまてしてありますが、
かなり激動です。韓国宣言から玉じゅコピピまで
史式には、大丈と大阪9.玉じのコピーとあるので、当時木原を
何がか、実種を外していたようなと推奨りですす。...かー作やでは
ふふってうせん
作者あとかさ
原泰久
汐巻も
宜しく
大成います
わしくは
「モングタム公式サイトアップ
英軍がもう...
対魏の前線地
天幕(テント)
飛信隊は
隊を細分化し
展開
ガンダメ、THEORIGINを刺激で敏に乗すに、
やはりMSは大画の映画館を知るかし、Acalサイー
安藤先生と対談させてつまりそのか今でも夢のようで
おまけマンガ
天幕できました
副長
まずは
食事を
□スタッフ・猫石・達・福山美娘・北原涼子上村恵〜朗毛利茅夏
□へルフ山本孝司、田近康平・坂口晴香「佐藤優次、□編集・金上大佑
激戦となり
各隊は三日三晩
戦い続けたーーそして
一つの合流地に
羌瑰隊が
何とか到着
いい
ク
ク
三時間後
信部隊
到着
天幕が
できてる:
どこか別か
着いてたのか
な...
隊長は
一番上のに...
ん...
いい
明日で..
バタン
グー
とにかく..
ありがてェ...
グー
グー
水と食いもん
すぐ持ってきます
スー
スー
スー
スー
グー
......へ?
週刊ヤングジャンプJH29年45>515、157、10年1号〜4-5合併するので
好評連載されたものを収録しました。
へ?
☆紙版コミックスの力!バー裏となります。
カバーデザイン
岩崎修(POCKET
YuC
DIGITAL
SHEESAはYOUNGJANATACS
キングダム
38巻
原泰久
©原泰久2015.20!5
初版発行
デジタル版発行-2015年
2015年
発行所・集英社
http://www.shuesshacco.
この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです
本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、
無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載
を含むすることは、法律で禁じられていいます。また、個人
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