★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 十三...!!んセナヤン...おそれくんでれ若さね友子です百三十五音五十三 ★この作品はフィクションです。実在の入物日体・事件などには、いっきい関係ありません。 そういうわけではなく、そうだなぁ。でも、そうだな。でもね、それではなんですが、 その後、秦軍に従事した信は数々の武功を挙げて、三千人将まで駆け上がり、そして信率しいる飛信隊も五千人隊へと成長。そんな中、魏との国境・著雍での激戦にご招集された飛信隊は魏火龍と呼ばれれる大将軍らを撃退し、更なる武威を示した。そして嬴政も真の大王となる「加冠の儀」が近づき、相国"呂不韋との権力争いにおいて最終決戦が迫る...。しかし、第三勢力の大后が突如、秦国の解地太原一帯を「毒国」とすると宣言し...? そういうことですから、そういうことですから、そういうことですが、ここではそういうことですから、 夢だ何だと浮ついた話ではない 中華に名を類む大将軍には決して届かぬ 太原一帯を「時間」とすると宣言されましたァ!! 「又以河西大原郡更衣器図、「河西の大原郡を攻めては...改めてお聞とした。「定期間的設定記制限八年」より そうだな。それは、そんなことは、そういうことで、 秦軍五千人部隊|飛信隊 素国の若き王。中華の統一を目指す。 天下の大将軍を目指す。.素軍特殊部隊¬飛信隊の隊長。 そういうことですから、そういうことになっていたのはそういうことですが、そういうことですから、 山の民で信の元・同居人、飛信隊の軍師となる。 ・暗殺集団・蚩尤の末裔。同胞の仇を討ち、飛信隊に帰還した。 そうですね。そういうわけでは そういうことですから、そういうことですが、ここでこれからのアプリケーションをそういうことですから、 後宮勢力を率いる凛政の実母。癲政と呂不韋権力をほしいままにする素国の相国。凛政の政敵。 太后専属の男娼。太后と共に毒国を建国した。 呂不韋四柱の人。奏国軍総司令を務める 昌文君の副官にして、三万の兵を率いる将軍。 高政に忠誠を尽くす大臣。左丞相の地位を持つ。 渕副長の場所が押されてます 押し勝ってるのは隊長と羌擁副長のところだけです 太原なんかに一万も送ったら絶対.魏軍が攻めてくるって どっどうする予備兵も底をついてるぞっ 渕さんの隊は一度砦まで退げよう 未完成だけど十分機能は果たす とっ藤将軍から報告です いっ戦とは関係ないのですが ...山陽長官が北の太原で謀反を起こし... “国”を宣言してしまったと 太后様からの正式な使者は来ておらぬのか 何をもって〝国〟と言っておるのだ とにかくこれは立派な国家反逆だ しかるべき裁きをもって対処する必要がある 太原の周囲の都市の動きもあやしいぞ もっと一帯を探りに出ねば しかしあの太后様がだまって裁きなど 母はこちらの使者に何と? だっ大王様を始め感陽の朝廷は深く憤怒されております とにかくご説明を... いやそれ以前にまずは〝国〟などという宣言のお取り消しを 気にくわないならすぐに取り下げるよ “毒国”としたのは便宜上統治しやすくするためさ それと次から私に話があるんなら 政か呂不韋のどちらかが来るよう伝えときな 相国はともかく大王様自ら足を運べなどと太后様と言えど何と尊大なっ バカ者日本語科として同様だっ 端から聞く耳は持たぬ姿勢だ その後も使者を送り続けているが かつての三晋のように国が分離したわけでもなければ 五百年前の幼稚な国家乱立時代とも違う 今この大国秦の中で一勢力による独立国家誕生など恥以外の何ものでもない **かつての大臨層が駐車場に分腫した。故に三音とも言う。 列国の嘲笑を受けているのは間違いない そもそも政の経験の有無も定かでない連中がたてこもって、連国”などと片腹痛いところだが ただ、自滅、を待つというわけにもいかぬ 交渉が出来ぬなら軍の力で潰す他ない しかしとん?地留の戦いからまだ半年しか経っておらぬのたぞ 財源を管理する俺が一番文句を言いたいわ 太后様に弓を引くというのか あれだけでも著しく国力を下げたというのに 本気で「太原」と戦うとするならば相手の士気にもよるが 戦の規模は恐らく「屯留」以上のものとなる 報告ではすでに相当数の人間が太原に入っている 始めるとするなら相当な覚悟が必要ということか だがその前にやらねばならぬことがある 無論号令はかけぬまでも北へ軍を配備して圧力はかける 此度の太后様の突飛な行動の意図を探り当てねばならぬ なぜ急にこんなことを思いたったのか どこを着地点としているのかを 宣言だけの,建国〟は実を結ばないとだがをくくっていた だが「毒国」は日々着々と独立国家としての体を形作り成長していくのである 隊列を組めっ練兵に出るぞっ 成陽は今頃目を白黒させてるだろうよ 有能な文官なら他国から買えはいいだけの話 王族身分と金さえあれば国なんてできちまうものさ いかに我々とてただの地方都市を土台なく国に作り変える政の手腕はありませぬ その骨格を一手に作り上げた。天才〟の存在 そこの趙高殿の働きあってこその青国建国であります。 しかしここからが本番です 増大する我らの力を成陽は黙って見てはおりませの 趙高は宦官になんてなってなければ最年少で丞相まで登りつめられる逸材だ いよいよ軍の働きが必要となります さ...山陽に入る前からすでにあの国と密約を 今こちらに向かっております それまでもちこたえるぞ 久しぶりだなァ山猿共ォォ やああぁっと合従軍の借りを返しに来てやったぞォ 楚軍が国境を優して来ただとォ!? 現在蒙武・蒙恬軍が迎撃にっ... よりによってこんな時に... 楚は太原とつながっていると見るべきだ か金で楚を動かしたのか太原は... 楚にとっても好都合なのだ これで我々は北へ大軍を送れなくなりました 案の北に真に別の国ができるとすると楚は北と南で薬をはさみ込める 無論楚に限らず列国全てにとって悪い話ではない 案が認めずとも他国の全てが認めれば 太原は中華の八つ目の国「毒国」となる 今のうちに太原の... 後宮勢力の暴走〟を止めねば 成陽からあのお方が使者として... 背の高いこと御仁がお前にと この程度しか間に合わず申し訳ない それでもまァあなたの輝きの前には足元を照らす程にしかなりませぬが 次からは舞台中を彩らせて下さい 二国にまたがり行商をやっている呂不韋と申します 棘が刺さり続けその痛みで 出会った二十一年前の光輝く面影は消え去った 邯鄲の宝石〟はもはやはるか昔の話だ そなたが望むならその刺さった棘の一つ一つを抜いてやらぬこともない いつまでも自惚れてんじゃねェよ 今さらお前を頼みとすることなんざつもない だから成陽を出てこの毒国を作った もう政の顔もお前の顔も 好いた男と好き放題やってここで暮らす 見るのはうんざりなんだよ あんたの百倍やさしいよ 燃え上がったかつての二人の大情炎に比べれば今の逃避行など璧子達の戯言に過ぎぬ うんざりだって言ってんだよ さっさと使者としての用件を言いな 政治的な話なら他の者をよこす 儂はもっと大切な話をしに来たのだ そなたの心内はともかく 儂の心はずっとそなたのところにあった 荘襄王にそなたを献上した時も 超に置き去り見殺しにした時も 変貌した醜悪さに眉をひそめた時も 舞台でそなたを見て花を贈ったあの時から 儂は変わらずずっとそなたを愛している 後にも先にもそなた一人であろう 真に我が心を奪った女は どうかここで静かに余生を過ごせ 僕は最後まで愛しているぞ、美姫よ たとえこれからさらに『そなたに恨まれることになろうともな 北〈毒国〉と南(楚軍侵攻)で揺れる葵は中央(対巍)まで揺らくわけにはいかぬと 著雍にて簡易的ではあるが、正式な論功式典が執り行われようとしていた 実力的にはもっと早くてもよかったのだ つーかこういうのは威陽でやるんじゃねェのか? 内乱まがいの騒動にも総司令昌平君の目は鋭く光っているということだ。 確かに人手の減った山陽、著雍を守るにゃァ 当人が引き受けたことの方が軽く驚きだ それでは先の著雑の大勝利と その後の栄城と防衛戦の功により藤将軍を 蒙武大将軍に続く秦国二人目の ...でも著雍戦じゃ王賀の手柄がでかい... ひょっとして王賁の奴は一気に.. 魏火龍栗伯と漫画の首級並びに若業守備戦の功により 両名を〝五千人将〟に任命する!! なぜ飛信隊信と武功が同列なのだっ おまけに王賁も同じ五千人将どまりだったァ あの戦は賁様が作戦を描いて さすがに一つ飛ばしの将軍はなかったか どう考えてもおかしいだろ ギリギリってとこですかネ 王賀も五千将どまりだったな 納得いかねーってツラだがそこは上の判断だ 偶然あげたという鳳明との人違いで霊凰の首級の功 本来なら総大将の首を討ち損じたと恥ずべきところだが貴様はのん気に喜んでいればいい 貴様真様に向かって... ヌオオ飛信隊信をふち殺せぇ ココラこれは一応正式な式典... この後、録唱未軍と玉鳳隊は南の前線へと向かって出撃した 蒙武軍と楚軍の戦いの援軍である 早くも録嗚末の下で王賁を 三千・四千とはまるで違う 将軍のすぐ一つ下の五千人将の目を通してこそ、将軍の存在がいかなるものがより見えてくる そこでこそ経験することは多い 五千人将の...目を通して... だから王賁がそこを飛ばすことを縢大将軍はよしとせず、将軍昇格を否としたのだ じゃああんたが反対しなけりゃ王貫はしょ... 他にも総司令が反対だったそうだ さすがによく分かっておられる 五千はただの踏み段に非ず ここでしっかり甘えを落とし成果を上げよ そうすれば本当にお前達は 録嗚味・王賞が抜けた著雍を守る責任はより重くなったぞ五千人将信 お前は隆国の下について共に防衛戦の舵を取れ いよいよあと一つまで迫ったぞ 将軍のすぐ一つ下の五千人将の経験... “大将軍”はさらにその上だが 五年で将軍になれるか? なれれば五年後俺の最初の号令で出陣する将軍はお前だ信 ...無論俺はやるつもりだが たしか来年の〝加冠の儀〟が節目って言ってたような... 毒国だ何だと揺れてるみてェだが... 毒国の膨張が止まりません 白尾・明陽までも傘下に加わった模様裏で人と資金が大量に流れています 他国の使者の往来もあり独自に外交まがいのことを行っている様子です 許可なく太原を改め国とした毒国は自滅するところが日増しに勢力を増大した 他国の外交官がまず呂不量に挨拶に行くべきか嫁毒に行くべきか迷うほどに力を持ったと史に残っている 嫁毒の顔つきも少々変わってきていた 明個家より五千金の献上が着きました 明値とは超国公家の明個か! 列国がこの毒国を太らせようとしてやがる 計算通りではあったか少々規模の箍が外れてきているな この半分近くも成陽に送らねばならないとは それでここの権益を守ってんだよ いっそこれを軍資金に回して感陽を落とすとか 滅多なこと言うもんじゃないよ 咸陽と戦るにはこの十倍は人と金がいるんだ ここ最近ずっと機嫌がよくないなぁ太后様は... ここは太后様のお身体のためにも 男共だけで絵図を描き進めておくべきかと思います 太后様といえど女性戦ことがからんだ話は疲れるものです おっしゃられたではありませぬか もちろん成陽攻略の絵図ですよ だいぶ空気が冷たくなってきました この季節になると母の悪態を思い出す あばら屋で二人ボロボロの服を着て「またこの季節が来やがった」と舌うちしていた 毒国はこのまま膨張し続ければいずれ破裂する 俺はずっと打倒呂不韋のことばかり考えていたが 母の苦しみを止めてやるのも俺の役目なのかも知れぬ 血を分けた実の子としての...役目だ 正月の式典が執り行われた 新年明けましておめでとうございます いよいよ政の〝加冠の儀〟が執り行われる年 せっかく久々にそろったのだ 九年に及んだ政と呂不韋の権勢争い決着の年である その幕引きのきっかけを作る勢力 五千将の大変さってやつか? あいつがあんなに嫌な奴とは思わなかったぜ 何で川岸を死守しなかった基本だろうがこの大バカ者 敵の問動にもおかりすぎだ小隊をきちんと優しておけマヌケ ネチネチとしつじェしうるせェレ おまけに土木工人は正月休みもねェ〜って文句言ってあんま働かねェし それで益々うちの持ち場の築城だけ遅れるし 他の動きを見ておらぬから敵を逃がしたぞお前のせいだ お前のとこの鈍城が速いだろ周りを見てるのがちゃんと おおやりをなめてるんじゃないのかお前 危うくなったらお前のせいだぞ全く部 尾平らまで正月は村で過ごしたかったなんて俺にグチり出しやがって大体... そう言や隆国がお前のことも言ってたぞ お前も今度の論功で三千将になって独自に兵を持っちまってる 俺の五千と合わせりゃハチだ 未だに光親が飛信隊の副長だとするならば飛信隊ということになり飛信隊は八千人隊 つまりお前の五千人将という位を超えた規模になる故洗規隊は飛信隊の枠組に入れるのはおかしい ...まぁたしかに隆国の理屈が正しい ああんな問題は言い回しでどうにでもなるぜ まー何だかんだで築城はしっかり 進んでるんじゃないのかこれは 作業を組み分けして一番働いたとこに賞金なんて出してつったりしてよ それでも動かねェ時は俺自ら中に入ってゲキ飛ばして連中の腰を動かしてんだよ あーそれでかお前が時々棟梁って呼ばれてるのは その分逆にお前には前線に張りついてもらってて悪ィな羌瑰 今手をつけてるあの外壁が完成したら 最低限の守りの砦が出来上がるそうだ すでに大将軍藤は目標地の垣と蒲陽の下調べを始めてる いよいよ著雍を足がかりにした魏国攻略戦の始まりだ だがその割には内側が大分ガタついてるな 精魂込めて仕立て上げます 加冠の式典の準備にまできた... 八年前には大王様自らを王宮外へ逃がすという。窮地にまで追いこまれた我々が.. 正に薄氷の上を何とかここまで... 加冠の儀さえ無事にすめば大王様は晴れて素国の君主として自他国に認められ中立勢力が全て傘下に加わる 即ちそれで大王派の勝利 故にそれまであの呂不尋がおとなしくしているはずがない 兵一千が新たに到着しました 瑠衣公主や肆氏ら要人の護衛に割り振り守りを厚くしろ 式典まで一人も失ってはならぬぞ壁 呂不葦の周辺の監視はその未端近くの者にまで目を光らせている。 内通者はこちらにも入ってきているだろうが向こうにも送り込んでいる 大王派の...昌文君の監視の目が思った以上に厄介なことに 潜り込んで来た者はほぼ把握しているのですが、 寝返った者が少なからずいるようです 事を起こすには相当慎重に推し進める必要があります こちらは趙王からの使者上恵様 こちらは楚王の使者北涼様です 謁見の方々が多すぎて本殿から溢れておりまする これは早くも増築が必要になりましたぞ 楚王も真に毒国の興隆を喜ぶと共に 爆毒様のことを頼もしく思っておられます そ...楚王が...私を.. 楚王はこうもおっしゃられていました ここが毒国であるのならばその君主である蹙毒様は〝王〟を名乗るべきではないのかと! 趙王も同じく。王宣言〟をとおっしゃられておりました 嫁毒様!大国の大王達がお赦しになりましたぞ 太后様に相談しないと... うまく作りすぎたな趙高 ハ...申し訳ありません 大后様の法改変の橋限を行使させて頂き少々いじらせて頂きます 列国の手先になっている大臣達も少なくない クク簡単に手出しできぬまで毒国を太らすのが第一ではあったが 結果御せずに〝転覆〟では笑い話にもならぬぞ 目立つ行動は慎んで頂くよう 朝の練兵で模擬戦をやっただけだ 名も知らぬ部族の集落でしたが、思った以上に奴らが粘り強く良い練兵となりましたな父上 将軍もう一度言いますが今は我々の牙は成陽の目から隠しておく時です 分かっておるわ虎歴大臣 だが我々はすでに仕上がっているのだ そういう軍はたまにこうして力を解放せねば内部崩壊へとつながる 将軍として胸の苦しいところですね父上 このまま時を無駄に費やすのなら 問題は本番の時期を明言せぬ、そちらにこそ、あるぞ虎歴大臣 一帯から集落は全て姿を消すぞ 苺王様おはようございます おはようございます蒜壬様 “王”はやめよと申したのに まあ良いではありませぬか 外に向けては発しませぬので 連中に乗せられるんじゃないよ奴弱 よく考えれば恐ろしいことだ 王などと呼ばれている... ふつうの下級文官の家に生まれ 幼少期は体が大きいだけで体力もなく頭も悪くいじめられていた 成人しても勇気がなくて戦場にも行かなかった 当然女性に相手にされず 何とか父の人脈で下級文官となれたけど やはりそこでも才覚なくやることと言えば、夜な夜な上級中級文官達の授待で下品な芸を披露するだけだった でもそんなことが私の転機となった... 偽りの宦官となり後宮に潜り込み 何とあの太后様のお相手をすることになったのだ... 恐ろしくてたまらなかった 毎夜鬼のように乱れ狂う太后様が ある夜私は見てしまった 快楽に顔を歪めながら太后様が その瞳を見て愚鈍な私も分かった 涙を流しておられたのを このお方はひどく傷ついておられるお方なのだと 私などが想像できない程 きっと誰より深く傷つき きっと誰より深く傷つき その傷口がずっとふさがらずに苦しんでおられるのだと... た...たいこう太后様... 私はただ苦しみのはけ口に呼ばれた... 恐れ多くも私は太后様のことが.. 苦しみを忘れ喜んで頂きたい 太后様にどっては当然私はただの性の道具にすぎない たとえただの男娼としてでも喜んで頂ける 何という事態...堕胎は当然だが「太后様のお身体にも大変なご負担が... 私などとの間のお子を産んで下さるなど 本当に...嬉しくて天にも昇りそうです 外に知られず産み育てられるはずがありません 知られれば太后様とてきっと断罪はまぬがれずに... それだけは絶対にっ... 言ってくれるじゃないか奴は 今さら破滅が何だってんだい 我が人生はとっくの昔にその道にある でも勘違いするんじゃないよどな これは破滅を急ごうって話じゃない このガキを宿してなぜか私の中に真逆の願望が生まれた あの出産でもう太后様は後戻りできなくなり 後戻りできなかったからではない 素国が太后様の求めた心休まる場所だから辿り着いたのだ かつてのわだかまりから離れ傷を癒せる場所 かりにも君主の座をあずかる私が高国を揺るがぬものにせねば 何ということだあまりの状況の変化に私は我を忘れていた 太后様が涙されぬために 今から。王。は禁ずる皆にしっかりと守らせよ はそれよりも極秘の報告が 嫁寿様と太后様の。不義の件 お二人の隠し子のことも含めて成陽にバレてしまった模様です 怒れる成陽は菊国を討つべく密かに軍を興す準備に入ったとのこと こちらから先手を打たねば ふくでん副殿にてお待ちてす 泣き言を言う暇があるなら 私がしっかりしていれば... バレたからには攻めてくる奏軍を座して待つわけにはいきません 強大な奏軍に対し我々は逸早く挙兵し 太后様のご心労煩わせるまでもなく嫁毒様がご決断下さればあとはこの虎歴が推し進めまする こちらから奇襲をかけることが唯一の活路 沈黙は〝可〟と受け取りますが か勝手な暴走は...ならん 太后様を含め皆で話し合う 十日目ともあって反対の声も小さく 頭の切れる太后を外して一気に挙兵してしまおうと思ったが 予想外にどうしたのかごねおった どの道委国暴走は止められぬ どうして十日も答えが出せぬのですか この間にも威陽は密かに軍を興す準備を進めているのですぞ まずは使者を立てて話し合いを... 〝隠し子〟がいたのだぞ!感陽の怒りが話し合いで収まるわけがなかろうが 太后様と壜毒様の間柄とて後宮の禁を破りし大罪の上に さらに王位継承権を持つ御子が突然毒国に現れたのだ 素軍が押し寄せて来る前にこちらから動いて先手を打たねば お二人のことは薄々察していましたが、まさか子までもうけていたとは ある意味我々も騙されていた形だがそれはもう仕方がない 禍の火種もろともこの国を叩きつぶしに来るに決まっている 挙兵という形で責任をとって下され太后様 しかし成陽と...本軍とまともに戦って勝てるのてすか... 太原一帯を統べる毒国だ 太原一帯を統べる霧国だ 一声で数万の兵が集まるわ 樊於期を始め腕ききの武将もすでにそろっているのだ こちらが先手を釘てピピっ だからヘレと言っているのだ だから急げと言っているのだ 暴走を促してんのは爆走に挙兵を持ちかけた大臣虎歴だ 奴め大半を金で買取したのだろうがおおよそ、それは一大臣の懐から出せる額ではない いつの間にか側近達まで持っていかれちまってる 後ろには奴の出身国「葵」がついてやがる 成歴は初めから楚王の手先として潜り込んで来てやがったんだ その点は上層部で十分警戒していたはずだったが 趙高の話じゃ“隠し子”の露見が決め手で皆が成歴の扇動に流されてしまった 楚にとっちゃ壺国が緊走して案が乱れりゃ大喜びだ 実際下手をうっちまったのはその露見の方だ なぜこうなったか困惑しておろう “隠し子”のことは太原に入るまで完璧に隠しきっていたはずなのに... どの段階で〝隠し子〟のことがバレてしまったのかと しかし実はあなたの隠し子隠蔽は完璧だった 最も録見しそうな雍から山陽さらに 太原までの道程でさえ誰にも気付かれなかった あなたは完璧に隠せていたのだ 実は初めの雍にて出産した時に一人の御仁にだけ知られてしまっていた そろそろ哀れなご婦人にとどめを刺すとしようか 皆々様方のお怒りは十分理解いたしますが そろそろ時間がありません 結論が出ぬままでは座して奏軍の到着を待つのと同じです 我々は反逆罪として九族までさらし首となりまする こうなっては我々が取る道は しっしかし急襲するからと言って... 合従軍でさえ感陽に近づけなかったぞ すでに皆々様から一様に声が上がっております◆学民からの成晴急速> 実は今成陽を始めとし中央に多くの兵はいない 南の楚軍の侵攻に対し素軍は主力級を結集しこれを防いでいる 東も現在、魏攻略戦が始まったばかりでこちらも中央から大小多くの隊が派遣されている 合従軍優攻時は素重総戦力でこれと戦ったために防ぎきった しかし今は逆に中央は手薄そのもの これ程の好機は他にございません やれる!それならやれるぞっ 天の計らいだ勝てるぞこれは 感関を討てとの思し召しですぞ太后様 挙兵されぬという場合は 今この場で太后様と炒毒様の首をはね さらに〝隠し子〟二人も同様にし合わせて四つの首を成陽へ送り届けて許しを乞う道です。 副殿とはいえ一応ここはっ... それほど火急の事態なのです たっ太后様に向かって... すでに我が屋敷に預かっております さァもはや先延ばしはできませぬ さっさと決められませ太后様 さっさと決められませ太后様 今すぐ死ぬか迷うことで 虎歴を仲介にして楚と盟をなして案を手にするのか... 運よく咸陽を落としてもその先は... ...冗談じゃない疲れるって言ってんだよもうそういうのか... グ”こんな下らぬ最後ならもっと早く終わらせていれば、よかったじゃねェかよ 所詮すでに破滅したこの人生ここにきて安息を手に入れようなんて虫がよすぎたって話か... 最後まで踊りきれっていうのなら、やってやろうじゃないか お前らこそ覚悟ができておるのであろうな 誰かにそそのかされたでは通用せぬぞ 戦るからには必ず最後までつき合ってもらう 成陽を叩きつぶし王位を我が隠し子に強奪し新しき王朝を打ち立てるところまでだ 成功すればそなたら全員新王朝の重鎮となり九族まで栄華を極めるであろう やっ...やるぞ... 戦い勝利をつかみとりましょう 一か月後に旧王都>雍〟にて執り行われる式典 当人や呂不韋・丞相ら主要人物がことごとく雍〟に入り咸陽を留守にする好機ー 秦王嬴政の〝加冠の儀〟だ! 飛信隊の力思い知ったか 俺達もテンの本軍の元へ戻るぞ そのまま中は田有達に任せて 河了紹中もあらかた制圧したそうだ 今日中に騎馬隊を黄山の先へ進める 今日中に騎馬隊を黄山の先へ進める 隆国軍と並走して一垣。浦陽を攻め落とす作戦だから急がなきゃ 降国軍と飛信隊の戦力だけで二拠点を奪う足を引っ張るなよ分かったな 敵の援軍をふっ潰してただ今ご帰還~~っと もうあの大軍勢を追い払ったの!? もう山亀城落としちまってんじゃねェかよ いやこの城は大した城じゃないからこんなもんだけど 正直そっちは早くても明日かと思ってた 口うるさかった隆国から解放されて絶好調ってやつ? んなことより本軍も前へ進めるぞ ククでかくなったもんだ 信と笑滅は千の別働隊でさらに計水まで進んでもらう ーつっても目標の垣は常識じゃ万の軍で攻める城だけど 急ぎとのことで馬を換えつつ昼夜走ってきた 封が割れちゃってんじゃん そう言えば途中で一頭足を折って落馬した... すすまぬかどうか総司令には内密に バレると伝令係がクビになる... 昌平君は何つってきてたんだ? 垣城攻めには黒道を選べだって ちょうどオレも黒道か表道か迷ってたんだ こんな離れてて道とかまで分かんのかよ総合令様は あとは天候に気をつけろだって 何でだろこの辺そんなに荒れるのかな? いくら何でも成田からこっちの天気が分かるわけねェだろ 分かんだよなめんな先生を! そーだよなめんなよ先生を 垣の次は・共・曹・最後に森.. 六代奉王徳公から十九代懐公王まで三百年間王都をつとめた城である 城内はすでに青一色となっている 「青」は水を祭る素国の国色〟である それまで古都として静かだった都は人と物であふれ また異様な緊張感に包まれている 雍で「加冠の儀」が熱り行われるためである 九年ぶり..王位継承の時以来だな... 招いておいて驚くな...昌文君 実の母が来るのは当然であろうが 太原...あいこく赤国の宣言の件まだ我々と決着は... せっかく私が出てきてやったんだ めでたい式典が終わってからじっくり話そうじゃないか いつの間にこんなにでかく 役者はそろったな... 二十三年前の〝奇貨〟の実りを回収する刻が来たな なぜ「加冠の儀」がここ「雍」にて執り行われるかご存知ですか? 「しきたり」と言ってしまえばそれまでですが ちゃんと意味はあるのです この腕飾りの一つ一つに 魔除けや厄除けの意味があるように 秦国歴代の王達の「宗廟」があります 「加冠の儀」とは国内外の人民に成人した王の誕生を示す政治的な式典と思われていますが 本当はそうではありません この後は成人した王の誕生を天に昇ったかつての楽王の皆々様に認めて頂くためのものです 我々一族は代々と宗廟をお守りするお役目を頂いておりまする 今朝から皆々様が大変慶んでおられまする 祖霊の強き加護がこれより大王様をお守りお導き下さいますように 改めて加冠の祝いおめでとうございまする大王様 六国の使節団も参列しているからだ 名家だけのはずだが、宮から溢れている 楚からは王族の英越の一団 敵国の要人達がはるばる素国の祝いの式典に... これほどの顔ぶれは戦神昭王の葬儀以来だ 無論ただ祝いに来ているわけではない 昭王の葬儀には列国の要人が集い楚からは宰相_春甲君自ら参列したと史記に記されている これから表舞台に立ってくるであろう素国大王がどれほどの人物なのかと “各国の目”として推し曇りにきたのだ だからこそ意味があるのだ 今日ここで中華七国の目で大王様が素国の紛れもなく君主であると認識されるー 声国騒動を起こしている太后か... やはり聞いている以上にでかいぞこの男は ダメですからええっ!? 宮内の空気が変わったのを皆が感じた 第三十一代秦王_嬴政か 楚王のような威圧ではない しかし何だこの包み込んでくるような... ...これまで数多くの王を見てきたが... なるほどこの主は他とは違うぞ ちょっと待っていました 薪年宮の取り込み光のせいか... 秦王が光をまとつているように見える これが三年前の合従軍でさえ通ることがかなわなかった国門函谷関!! たしかにこれは勝ち目がない ...ということは父上 我々が最初の軍隊ですね 敵として函谷関の門をくぐるのは 毒国反乱軍西父函谷関通過 成陽警護にしては数が多すぎるぞ 本当に通してよいのですか 大王様御自らの特別通過許可だ 最大の難関である函谷関をうまく抜けましたぞ もはや成陽までたいした素軍はいないはず やはり勝てますぞ翔壺様 大衆国の霊廟の御前にて鼻政様は晴れて常剣し加冠されたことをここに承認する 待ち望んだこの日!祖霊皆々様方ならびに大変国に生きる全てのものが慶んでいる!! 第三十一代第国大王様が降臨されたのである!! 苦難の連続の中よくぞ... おめでとうございます大王様... 成婚様...見ていますか... 兄上様がついに加減を... 敵の儂でさえ少々胸にくるものがあった.. 今の加冠に際し...心にさざ波すら...立たなかった人間がこの新年宮の中で唯一人だけ それが実の母であるとは これ以上の残酷はありえようか: 何を必死に思案しているかは... 函谷関で偽の玉印がバレたなら通過できずそこで戦となり今頃ここも大騒ぎとなっている 反乱軍はすでに函谷関を通り咸陽に迫っている そしてさらに偽りの玉璽が使えるということも証明された ことは順調に進んでいる こいつらの浮かれ具合: 私が雍に入った時からそうだ 加冠の儀とはいえあまりに私のことが目に入っていない... 〝隠し子の件に激怒し南国討伐軍の準備に入っているという話ではなかったのか: 気付かれていなかったとしたら... 南国軍に咸陽を攻め落とさせて: ーだがこれは単なる反乱討伐ではない その毒国軍を蒙武を従えて儂が討つ 毒国軍には儂の息のかかった者達が多く紛れ込んでいる 咸陽を火の海にし壊滅させる王宮・後宮にも押し入り王族を二人残らず、虐殺する 秦王家の血を根絶やしにするのだ 嫌いジちゃズねッキねぇ 無論,雍にも攻め入り大王を殺す待ちに待った加冠の祝いによもやの惨劇 故にこそ際立つ反乱軍の非道 はっはっ、あはははっ!!? その悪鬼の如き反乱軍をこの儂が討つ 王族が姿を消し拠り所を失った秦の民草はこの先に誰を頼りとする これで儂は余すことなく案の全てを手に入れる この日不草をおいて他にあるはずがない またしても私を利用するのかっ 毒国軍と思われる兵三万が函谷関をすり抜け 北道より感陽へ迫っていると急報です! 函谷関一咸陽を結ぶ北道、 ...いや間違いなく玉印 分かったらさっさと通せ いや我々とて北道を預かる身 いかに玉印の令といえどすぐには通せぬ 成陽に確認をとってくる故ここで待機願う そなたらは一体どこの軍だ? なぜ旗を揚げておらぬ? これ程の数一体どこからやって来た.. 始まってしまったじゃないか みっ味方じゃないのか!? 半日で往復というなら、成陽はもう目と鼻の先だ 前哨戦としては丁度いい 多少は削られるでしょうが フッそれも三万どころの話ではなく 妙だな毒国から分散して発った兵は総勢一万と聞いていたが... 七年前の成績、場氏反乱の時大王様は玉璽を後宮に隠しそこから太后様が複製を作られた 後に返還されたが他に作っておいたとしても不思議はない しかし複製で軍を興すなど 史にも例を見ぬ蛮行を... 誰をにらんでいる昌文君 それとも何か私の関与した証拠でもあるのか? 反乱も複製も私の知るところではないぞ 玉璽複製の話が本当なら 偽の玉量が効力を発するのなら、吉国軍は咸陽を落として中枢を押さえれば秦国中から際限なく兵を興せるということです どうせ咸暘陥落後四柱の蒙武を使って反乱討伐の算段、だったのだろうがそうはいかぬ 数では!こちらが勝つ! ここまできて私が... ただで踊ると思ったら大間違いだぞ そちらはぞちらでちゃんと準備して出て来たということか美姫よ これで本当の二人の総決算 つ派手にやろうではないか しかし何ともはや... 待ちに待った加冠の儀帯剣し冠を得た矢先の実の母主犯による反乱 さすがに同情致しますぞ 今、感陽に抗う力は無く王族もろとも死を迎える道にある.. 私はあなたのことが嫌いではなかった 初めは遊び相手にもならなかったか いつの間にか~~私の想像以上の成長をとけ まさかそちらとの権勢争いがこれ程熱を帯びるとは夢にも思わなかった。 好敵手としてこの呂不韋を十分楽しませてくれましたぞ やはり最後は私が幕を降ろしてさし上げよう フッ少々名残りおしくもあるか... 報告の通り毒国の反乱軍が函谷関を抜け今威陽に迫っている もはや国家存亡の危機刻は一刻を争う 勝手に中断するな呂不韋! 式典の次第はあとわずかだ 加冠の儀を最後まで執り行うぞ! この状況で加冠の儀を続ける!? 感陽に毒国軍が迫っているのだぞ... いつもなら騒ぎ立てる昌文君ですらあの落ち着き... しっ変兵って俺達も素兵だろ 俺達は成陽警護に来たんじゃないのか!? なぜ同士討ちになってんだ 巴村部隊長免と申します 何故北道守備”と戦いにっ... 目の前の敵を殺しまくれェ 糾合されて百年たつのにまだ素への恨みを忘れていない 誘って正解でしたねさすが父上 この反乱軍毒国軍三万は 咸陽に知られぬよう毒国を分散して出た樊於期直下の毒国兵一万と かつて小王国で秦に取り込まれ〝県〟にされてしまった戒置の兵一万 あとは函谷関に至るまでの道中各城から徴集した兵一万である 自分達が反乱軍となることを知らぬ兵は三軍内それぞれにいたが特に道中「偽の玉翼」で強制徴兵された兵に多かった 故にこの前哨戦で樊於期はその徴集兵一万を 戎翟公の下につけ最前列に組み込み戦わせた 同士討ちだろうと容赦するな ちっ違うって言ってんだろ 死地に入らば反乱するのせんのは関係ない 相手が何者だろうと自分を殺しにくる奴がいれば全力でこれと戦い そして終わった頃には全員反逆者 もはや後には引けないって話だ 守備兵三千に対して南国軍は三万 北道の戦いは一刻で勝敗を決した 共於期のやり方はここで終わりではなかった 投降したおよそ千人の北道守備兵の斬首を決行したのである やっやめてくれっ同じ奏人なんだろ なっ何をやっている樊於期将軍 投降兵を皆殺しにする意味があるのか それよりも急いで成陽へ向かうべきではないのか... まだ迷いの見える兵千人を出してそれぞれに斬らせている 無論こぼ拒めば斬首の列に回すというおどしつきだ だが皆見事に剣を振り下ろしている 思ったより飲み込みが早いぞ わずか一戦で退路の無い事態を飲み込み 覚悟を決めた光が目に宿っている これから起こる成陽の阿堺叫吹はこんなものではないぞ その様子だと毒王こそ心配だ 大将の毒王様にその覚悟がないと全軍の士気にか... 私はこの中の誰よりも覚悟を決めている 歴史に悪名を刻む覚悟までだ 反乱を知っていた... この状況下で続けるとは異なことを 当然だ成陽は今一万の敵で陥落するよう守備を薄くしてあるのだ 成陽には今三万もの毒国軍を止める兵力はありませぬぞ それとももはや最後の思い出作りの式典というのならそれもまた一興ですが しかしそれはいつもの皆に慕われる大王のお姿ではありません やはりここは王として最後まであがくべきかと... 俺は何もあきらめていないし たしかに威陽に兵力はない 一つだけ教えてやろう呂不葦 反乱軍を止める軍はすでに向かって来ているのだ 汐巻も宜しく大成います わしくは「モングタム公式サイトアップ英軍がもう... 飛信隊は隊を細分化し展開 □スタッフ・猫石・達・福山美娘・北原涼子上村恵〜朗毛利茅夏□へルフ山本孝司、田近康平・坂口晴香「佐藤優次、□編集・金上大佑 激戦となり各隊は三日三晩戦い続けたーーそして 一つの合流地に羌瑰隊が何とか到着 どこか別か着いてたのかな... 隊長は一番上のに... とにかく..ありがてェ... 水と食いもんすぐ持ってきます ☆紙版コミックスの力!バー裏となります。 この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じられていいます。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除し、て行うことはできません