YJC

DiGITAL

YOUNGJUMPCOMGS

ニキ九

39

SHUEISHA

三十九

★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

...

...

KINGDON

それは、

...

三十九

三十九

原事

ま、

キングダム

・三十九

第16話「伏兵の場所」

ニキュ

――四十五

「百七十七

第17話「渡河の戦い」

第48話「初体験のR中」

第49話「立つ男」

第10話、秋を分かった

...

ーへナニ

第41話「二の舞」

第12話「守り抜く命」

第43話「天下の起源」

第松話「夢のような国」

第49話「正しい感情」

第45話「人の本質」

[百ニ十]

「百三十九

_百五十七

百九十五

★この作品はフィクションです。

実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。

そうだな。それは、そういうことですが、そういえば、それはそういえば、それは

前巻までのあらすじ

時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国素。奴隷同然の生活を送る少年・信

は武功を立て、大将軍として世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。

そんなある日、秦国の朝廷内にてクーデターが勃発。王の影式者として犠牲となった親友

漂の遺言に導かれ、信は少年王原政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。信は大将軍へ成り上が

り、扇政は中華統一を果たすという仕大な夢の実現へ一歩踏み出したのだった。

九年に及んだ話と岩不基の植物争い状態の中である

浦でも腕もすぎ

そして

その脳如きのきっかけを作る熱力

会員対策

あははは

その後、素軍に従事した信は

数々の武功を挙げ、信率いる飛信

隊も戦場でその存在感を示した。

そんな中、魏との国境-著雍での

激戦に招集された飛信隊は魏火

龍と呼ばれる大将軍らを撃退。

この武功が認められ、遂に信は

五千人将へと昇格、将軍まであと一歩の地位まで辿

り着いた。そして嬴政も真の大王となる「加冠の儀」

を迎える。式典の最中、相国・呂不韋の謀略により、

嫁毒率いる反乱軍が咸腸へと迫るのだが...!?

そういうことですから、それでもそういうことですが、そういうことですが、

両名を“五千人将”に

任命する!!

専田軍と思われる

兵二万が函谷駅を

すり抜け

北道より

感閣へ迫っていると

急報です!

第三十一代

秦王「嬴政か

成乱率を止める家は

すでに何かって来ているのだ

いや、それはそういうわけでは

秦軍五千人部隊|飛信隊

素国の若き王。中華の統一を目指す。

嬴政ぃぃ

天下の大将軍を目指す。素軍特殊部隊,飛信

大ドッ人が隊の隊長。

そういうわけではないのですが、そういうことですから、これからのそんなことはないのですが、どうしても

河了貂かってん

山の民で信の元同居人。飛信隊の軍師となる。暗殺集団・蚩尤の末裔。同胞の仇を討ち、飛信

隊に帰還した。

羌漉きょうか

そういうことで、

呂不韋ゅふ

政敵。

後宮勢力を率いる瀛政の実母。嬴政と呂不韋権力をほしいままにする素国の相国。凛政の

次回の政敵。

大后たいこう

そういうことですから、そういうことですが、これからのそういうことですが、これからのそういうことですから、

呂不韋四柱の一人。奏国軍

総司令を務める

昌平君しょういくん

太后専属の男娼。太后と

共に声国を建国した。

ど毒ろぁい

鼻政に忠誠を尽くす大臣

左丞相の地位を持つ。

昌文君しょうぶん

昌文君の副官にして、三万の

兵を率いる将軍。

壁へき

...

うん...

急げお前ら

もう川を渡りゃ

成陽は目の前だ

ゼハ

ゼハ

キングダム@

ゼハ

第416話伏兵の場所

おっ...

おう!

.....?

どっ

どうした

河了貂

向こうに何かっ

急げ

みんなっ

娘軍師っ

何を固まって

えっ...

!!

なっ...

第416話6

伏兵の場所

こっ...

これは...

!?

援軍に...

...

また

王の窮地に

あの飛信隊

蘄年宮

さらに

飛信隊...

それとは

別に

!?

一万の軍が

反乱軍迎撃のために

存在すると?

なっ...

何っ...!?

ほう

...はて

しかし

馬鹿な3有り得ぬ

反乱成功のために

咸暘にある全軍容は

細かく把握している

その俺の目を盗んで

咸暘内に一万もの兵を

隠せるわけかない

無論ここ雍も同様だ

式典警護のためにこの古部に

軍はべっているが

それも半分は呂不鼻派

純粋に大王を守る兵など

せいぜい三千その他に...

李斯

ハッ

...ファン...

ましてや一万もの

軍を伏せさせる程

俺の目は曇って

おらぬ

嘘だ

反乱軍を迎撃する

一万もの軍など

存在致しませぬ/

ハッハ

それは実に

興味深い

ぜひとも詳しく

お聞かせ願いたい

私の知る限りでは

成陽にそんな軍が

いるとは聞き及んで

おりませぬし

また

城内に我々の

知らぬ隠し場所が

あるとも

思えませぬ

この雍においても然り

果たして反乱軍と

戦う一万もの軍が

どこにおりましょうや

よもや地中に

埋め隠しているとは

おっしゃりますまい

ハッハ

......

して

その軍は

一体どこに

隠されていると?

“最”だ

!!

...

キングダムの

これって...

間違いなく

褒の兵だ!

えっ

きっと

政が呂不草に

ばれないように

隠してたんだよ

...だけど

それにしても

さすがにこんなの

初めて見た

えっ!?

ああ

まさかこんな

行軍を見せつけ

られるとはな!

船団で渭水が

まっ黒だ

恐らく八千から

一万はいるよ

政の奴...

......?

飛信隊っ

信殿であられるかァ!?

ドガカ

来られると聞いていたので

飛信隊のために

舟をとっておきました

漕ぎ手もいます

これで洞水を

波って下さい

マジか!

ありがてー!

うわー

舟なんか乗るの

初めてだ俺

でも甲冑着て

落ちたら

やべーな

泳げねェよ

そのための

舟だろ

っし

行くぞォ

信隊長

南壁を守った

信隊長ですか?

飛信隊だー

飛信隊の方々が

来てくれてるぞー

あっ

あんたら

わー

信隊長ー

お久しぶりです

南壁長オオ

出っ歯の方も

生きてましたか

最の戦いの時の

民兵かっ!?

元気でしたか

信隊長っ

お前らも

元気そうだな

まさかまた

お会いできるとは

信殿

るせえ

当たり前だ

ワハハハ

当然です

大王様の危機と

あっちゃ

じっとしてられ

ませんよ

兵士じゃないあんたらまで

また参戦してくれてんのか

ケッ

素人共が

大王様のためなら

何度でも命張って

戦いますぜ

へへっ

そのくらいで

舟に乗って

下さい

急いで河を

渡りましょう

今は

こちらの想定外の

ことが起こってます

北道出口付近

毒国軍

斥候隊より

急報

南道より

守備軍が出現

渭水を渡って

こちらに上陸して

いるとのこと

その数

八千から一万

!!

一万!?

......

渭水を渡ったのは

どのくらいか

三千ほど

呂不韋め

聞いておらぬぞ

そんな話...

戎翟公

――まァ最初から

信用はしておらぬが

一万も伏兵を

作られるとは

抜かりおったな

また半分には

至ってません

任せろ

我が騎兵の足は

速い上に

我らは

咸陽へ向かう

清水はすぐそこじゃ

岸を制圧し奴らを

舟ごと河底へ

沈めてくれる

宜しいな

大将

うむ

ご武運を

しゃらくさい

ゴク!!

一方と思ってた

敵が三万だった!?

はっはい

しかもどうやら

函谷関をすり抜けたようで

想像以上に早く来て

我々もあわてて...

褒から出た兵は

一万弱...

今さらに民兵を

葬って後続の

準備をしてます

聞いてる信!?

うわー

尾平さん

思ったより

速いね舟

ハッ押すな

こっ...

落ちるー

ぶわっ

竜川百将

はしっこに

行かないで

ひィ

へ?

舟いいなテン

何か

化物みてぇな

魚が...

飛信隊にも

そのうち作ろうぜ

水軍

大丈夫だ

っとと

やっぱ

聞いてない

聞いてたよ

こっちは

一万ちょっと

敵は三万だろ

いよいよあの二人の

最後の戦いだ

何が何でも勝って

政のもとに薬を

一つにするぞっ

渡ってくる

舟を狙え

あっあれはっ

ギャアアア

全員魚の

エサだ

!?

てっ

敵襲だ

岸が

弓隊前へ!

第417話

話、渡河の戦い

私も

楽しかかった

ね...

...

弓兵展開

ノロマな舟上の

兵を狙い撃ちしろ

キングダムの

盾兵も

岸に並べ

一人も上陸

させるな

まずい

オオ

岸を制圧

されちまってる

これじゃ上陸

できないぞ

舟だからって

びびんじゃねェ

こうなりゃ

いつも通り

ウオオオ

強行突破だ!!

ッハハハ

矢が来たぞ

盾を構えろォ

盾だっ

進めェ

ひるむなァ

ギャア

ギヒィ

全力で岸を目指せェ

俺の分も

ある?

急げっ

へい

ヌオオオ

ドボ

うわっ

バハッ

ドボン

ドツ

こっち

ッハハってェ

ヒィ

バカ暴れるな

あっ

見ろ

前の船団が

岸に着くぞっ

うオオ

とにかく落ちるなよ

落ちたら

ヤベエ

キングダムの

!!!

ピス

あっ

ぎあ

ドスピス

うっ

か...

弓兵だけじゃ

ない..

だっダメだ

あの

盾兵...

やっぱ

上陸は無理だ

一度立て直さねェと

ここで全滅するぞ

他の舟は待機しろ

ここは飛信隊が

切り開く

えっ

南壁長っ

どっ

どうやるっ

てんだ信

テン!

鎌型の陣

この舟を先頭に

各舟集まれ

!?

ふっ舟で

誰型だと!?

ガブ

え!?

すっ...

いっ

いいから

信の舟の

後ろにつけてくれっ

うわっ

どわ

うわ

もっと

ひっつけ

無理だ

櫂が当たる

二人

落ちたぞ

松左皆に...

!?

外側の舟で

進ませろ

っくぞォォ

ん?

ッハハ

何じゃあれは

舟で錐型か?

あれで岸まで

かけ上がれれば

よいのだがのォ

まずは矢を

たらふく食わせて

やれィ

ククク

来た

おかしなのが

来るぞォ

スキ間を

作るなよ

構えろ

ぐっ

ぬぐっ

っ...

ぐぉァ

うぎっ

ヌギィィ

こっ

漕ぎ手を

守れ

たっ盾が

もたんぞ

ヌオオオ

ひっ

ひるむな

進めェエ

舟の足じゃ

いい的にっ

だまって歯ァ

食いしばってろ

もう少しで

岸だっ!

頑張れ

みんなっ...

どうやら

戦慣れした

腕利き部隊の

ようだな

盾兵前へ!

オオオ

だがいかに力が

あろうと

水辺の足場の悪さと

この高低差の

こちらの利は

覆せぬ

渡河の難しさを

甘く見たな

多勢のこちらに

岸をとられた時点で

貴様らの上陸の

芽はつぶれたのだ

貴様らの上陸の芽はつぶれたのだ

着くぞォ

来るぞォ

今だっ

はじき返せっ

キングダムの

!?

なっ...

ってェ

!?

何っ!?

ぐっ

いっ

ドス

ぎっ

ばっ...

ギァアッ

ぬっ...

キングダムの

弓くらい

俺達だって

持ってんだよ

舟に備えて

あったんだがな

くそっ

立て直せっ

隊列を組んで

穴をふさげっ

要は

使い所だ

奴らを上にっ...

奴らを上にっ...

遅い

ギャア

ウオオオ

今だ

駆け上がれっ

口を広げろ

ヌアア

拠点確保だっ!

舟をつたって

全兵ここから

上陸しろっ!!

君公

...???

三千置いていく

ここで奴らと

つぶし合え

キングダムの

儂は

チッ

ちょこざいな

策を

ハ!

とっ

鳥による

急報がっ

あっ

式典中

失礼を...

樊於期の

所へ行く

雍|蘄年宮

...

よい申せ

はっ

はいっ

つっついに反乱軍が

咸陽に到着!

攻城戦が

始まった模様です!!

キングダムの

第418話・初体験の

ジャマ

すんじゃねぇ!!

この

がひっ

ぼふっ

ぐぎゃ

よし

十分だ田有・竜川

奴ら散ってった

藏兵·飛信隊

渭水渡河完了

死者・離脱者

およそ一千五百

一度

隊列を組め

人数確認だ

うう

最兵と飛信隊と

合わせて反乱鎮圧軍とし

総勢九千五百名

反乱鎮圧軍大将

馬仁将軍

何っ

飛信隊は

千人しか来て

いないだと!!

お前達は五千人隊...

いやハチとも

噂があるのに...

俺らだって

魏攻略戦に

展開していた

いきなり

全軍離脱って

わけにはいかねぇよ

つか俺らがこっちに

来るっつーだけで

あっちの大将の隣国が

許しっこねェ

足引っ張んねぇ程度に

戦力置いて

俺達だけで走って来た

歩兵は

先に行け

隊列は

走りながらだ

歩兵は

行けっ

ぬ...

政の危機だ

向こうの大将の

許可を得ずに

来たのか...?

駆けつけねぇ

わけにはいかねぇ

相変わらず無茶を

やっているようだな

飛信隊(信

ーと言っても

俺のことは

分からぬか

!?

!?

流っ...

あっ

いやっ

たしか蛇甘平原の

時の壁の友達の

千人将っ...

おお

すごいな

覚えているか

俺は壁からよく

お前の話を

聞いていたぞ

副将尚鹿将軍

蛇甘平原...

信の初陣?

何でここに

東へ軍を

動かす合間にな

本当は

中枢の権勢争いに

関わるのは

嫌なのだが

成陽の女に

会いに立ち寄ったのが

運のつきだ

古き友のゴリ押しを

断れなくてな

信殿

馬も着きました

私などより

戦歴の多い

お前の力を

どうしても

貸してほしい

負けられぬ

戦いだ

副将として

指揮を

とってくれ

騎馬隊

行けます

前線叩き上げの

将軍がいるのは

心強ェ

っし行くぞ

みんな

オイ

オォ

ちょっと待て

一つだけ

分からぬことが

ある故教えて

くれないか

聞けば今回の件

最初に気付いたのは

お前達だって

言うじゃないか

ーだが

そもそもどうして

魏の地にいたお前達が

大王の危機を察する

ことができたんだ?

うちの軍師のテンが

ある暗号文を

解いたんだ

......

暗号文?

......

最初は嘘かと

思ったけどな

......

詳しいことは

走りながら話す

とにかく

急ごう

渭水に敵が

現れたってことは

本軍はもう

感陽に届いてる

はずだ

函谷関を

通った敵が

いなかったと

いうことは

この成陽を

攻めた敵も

今までいなかったと

いうこと

つまり

キングダムの

咸陽は

ホギャア

ホギャア

そういうことだ

まさに

初体験の

...

只中にあると

たまりませぬな

父上

しかし

初ものとは言え

仮にも

王都の門

ああ

やはり

堅固そうですね

ぐあっ

がはっ

フッ

それはどうかな

後宮

はっ

反乱!?

はっはい

今東の城壁が

攻められていると

こっ

成陽の!?

ここでしたか

向様

??

あっ

微久殿

だっ誰!?

...

大王様が信頼されてる

宦官のお一人の

微久殿

微久です

何かあったら

微久殿に頼んで

あるって

!?

宦官?

男...

えっ

向ちゃん

反乱のこと

知ってたの?

.....うん

いや。もしかしたら

だから誰にも

言うなって..

...

じゃあ対処も十分って

こと微久殿?

い...いえ

それが...

一万との情報の

反乱軍が実際は

三万に...

えっ!?

ちょっちょつと...

一万と三万って

全然...

たしか今

成陽兵って

あんまり...

もしもの時の

向ちゃん達の脱出の

手はずとかは

大丈夫なのでしょうね

微久殿

はっはい

それはもう

どうしたの

ははうえ?

大丈夫

大丈夫だよ

陽ちゃん

大王様が

雍へ発つ前に

言われたの

永きに亘った王宮の

権勢争いにようやく

大いなる決着が

つこうとしている

故に

想定外のことも

起こるやも知れぬ

だが

何が起ころうと

信じて待て

はいっ

蘄年宮

装に隠した

銀圧軍一万か...

この呂不韋が

反乱を成功させると

言っておるのだ

!?

なっ!?

バカな城門がっ...

ん!?

よし

ならば成功するに

決まっておろうが!!

突撃だァ

ハァ

......

どうした

テン?

信...

ゴクリ

ひょっと

したら..

これは全てが

覆る知らせかも

しれない...

第419話

どういうことだ

テン

この伝文に

書かれている

本当の意味はー

...

キングダムの

......

その話...

...ああ

......

真なら

たしかに...

急報っ

本当か?

多分な

形勢は

一気に

寝るか...

感陽はすでに

攻城戦にっ

とにかく

お急ぎをっ

チッ

十分急いでる

だろうがっ

ブゴゴゴ

!?

咸陽

!?

!!

!?

なっ...

突撃だっ

何で門が上がるっ...

...

何と門が

内から開くとは

これも

父上の

手回しですか?

いや

呂不韋だ

それではなくなったのですが、

雍ー蘄年宮ー

―それでは最後に

新たに加冠された

大王様の限りなき

ご多率を

お祈り致しまして

お祝いの言葉と

させて頂きます

ペコ

よし

最後の祝辞が

終わった

まや事態や、まっすぐお

辞をいくつか省略

したが一通りは

最後まで済んだ

キングダムの

これにて

...

第三十一代、素国大王の

加減の儀を全うしたものと

する!!

っ.....

よし!!

だが

急がねば

大王様

武運を祈る

恐れながら

これより反乱軍討伐に

咸陽へ向かいます

護衛を残して行きます故

大王様はここで勝報を

お待ち下さい

ありがたく

行くぞ

壁!

感慨の攻滅戦が始まったと

いうことは、叢の軍が

間に合わなかったということ

太后様の偽玉盟で

こちらの想定外の

形になってきている

ハ!!

お待ちを昌文君

!?

ギャアア

っかやろォ...

中に入られちまって

んじゃねぇかよ

何で

こんなに早く

飛信隊

全兵突撃

城内の敵を

一人残らず討て

オオ

俺達も行くぞっ

しっしかし

隠列がまだっ

とにかく

威陽の中へ

急げっ

蹂躙されるぞ

全軍突撃

オオ

そんなもの

ながらでいい

父上

渭水を渡った

敵か至着を

分かってる

数の利はこちらにある

半分の

一万五千をあてて

奴らと白兵戦に

もちこめ

たかが

一万弱

一兵も城に

近付けるな

ジャマだ

ハ!!

くそっ

どけっ

キングダムの

くそォっ

城内

とっ止めろ

とにかく

刻をかせぐんだ

住民を

北区画へ

走らせろ

ギャア

あっ

抜かれたっ

ブハハハ

老人共が

逃げ遅れて

おるわっ

ぐっ

区画内にっ

ぎゃっ

ゲハハハ

ひぎっ

積年の恨み

思い知れ、素人共

ッハハ

戎翟兵め

目的は..

王族だと

いうのに

行くぞ

まずは後宮を

狙う

道は:

!?

!?

!?

なっ...

何者だ

貴様らっ

ん?

!?

!?

見ろっ

中から

黒い騎馬隊がっ

反乱軍を

粉砕して...

味方!?

中の兵が

やられた!?

ただの

騎馬隊

じゃない

あんな

予備隊が

中にっ

バカ

普通の隊じゃない

何者だ

あれは...

あの黒ずくめは

たしか...

......

先生のっ...

間違いない

あれは...

軍総司令昌平君直下の

近衛兵だ!!

蘄年宮

...

どうした

なぜ今そちが

立ち上がる

昌平君

まぁ、まぶちゃってんじゃ

どーゆーこと?

...

...

加冠の儀の十日前!

反乱!?

封が割れていたのは

事故じゃない

第420話袂を分かつ

呂不韋の手先だった

伝者の孫染が

割って中を

検めたんだ

その恐れがあるから

先生は伝文の中身を

読み解かれないよう

工夫した

!?

工夫?

一見いつもの軍略指令の

ように見える

でも

侵攻先が

“共からっ...

そして最後に

締とある

じゃあ何で

“絳かと

考えると

うん

初めは気付かなかったけど

>書くから経く行くのは

軍略的におかしいんだ

まるで二流の手...

”経はー

「魏」の前身「晋」の旧王都だ

王都...

!!

素国で言うなら

「雅」

「加冠の儀

そして今

「雍」と言えば

えっ

天候のことが

記されてるのは

「変動」

即ち

「乱の兆し」

つまり

「加冠の儀」を狙った

反乱が起こるって

ことだ

大変だ

早く政に

知らせないとっ

...

ちっ

冷静に考えたら

おかしいだろ...

「加冠の儀」を狙った

反乱なんて

十中八九呂不草が

からんでやがるぞ

ちょっと待て

テン...!

うん

...だったら何で

「宮氏四柱」の昌平君が

俺達に暗号文まで使って

反乱のことを

教えてくるんだよ

......!?

ええ

だからすごいこと

なんだよ

..

ついに昌平君が

日不韋と袂を分かつ

という意思表示でも

あるんだよ!!

この暗号文は

単なる

乱の知らせだけで

なく

第420話

お、袂を分かっ

答えぬか

なぜ今

そちが立つ

昌平君

......

左丞相_昌文君と共に

咸陽へ行き反乱を

鎮めてまいります

!?

なっ

...

何をっ...

...

おい

......?

......

お前は

自分の言っている

意味が

分かっておるのか

相国

察しの通りだ

余計な問答は

必要ない

世話になった

...

...

な...

何という

ことだ...

長年付き従った

四柱が一人、昌平君が

呂不韋陣営から

離反したー

ー!

こ...

この状況下で...

蔡沢様

これは一体...

合従軍戦の辺りから

昌平君の心離れの

話は聞いていたが

ヒョッヒョ

ここはここで

大事になったのぉ

ふざけるなァ

よもや

この場で

公に動くとは

我々を

裏切って

ヒョッヒョ

存外やることが

大胆で

困るわい

!?

!?

敵へ

つくと

言うのか...

その足で大王陣営に

つくと言うのか

昌平君

昌平君

共に呂不韋様に

くすぶっていた。才を

拾い上げてもらった身

貴公には〝義〟という

言葉はないのか

李斯

...

行くぞ介億

昌平君

ひっ

もうよい

李斯

もしもまたものだ

......

あえて泥舟に

乗り換えたいと

言うのなら

行かせてやれば

よいではないか

フッ

今から十一年前

儂が丞相となって

最初に権をふるい

人材登用したのが

そなたで

昌平君

あった

だが貴公は

本来人の下に

つくような人物では

ない

いずれこういう日が

来るとは思って

おった

行くが

いい

ーが案外

遅かったのォ

そなたに関しては

対価は十分

返ってきた

よしやったっ

...

あの四柱の

軍総司令が

呂不韋を離れ

こちらについたぞ

...

これでっ...

しかし全く

こんなことで

一喜一憂する

愚か者ばかりよ

やはり

〝四柱〟とは儂を

華やかに彩るための

ただの装飾にすぎぬ

何も分かって

おらぬのだな

装飾は

所詮〝装飾

それが一つや二つ

身から

はがれ落ちようと

この呂不韋という

人間の強大さは

一切揺らぐものでは

ないぞ

うぬらは

全員

当然と

言えば

当然か

誰一人としてまだ

呂不韋という男の

大きさを測れておらぬ

どこか

二人きりで

測れる程の

“物差し”を

誰も持ち合わせて

おらぬからな

大王様

場所を

かえませぬか

加冠の儀も終わり

今まさに”刻”は

満ちようと

しています

“天下”

などについて

語らいませぬか

キングダムの

第421話(この

...

キキキラキラ

......

かたじけない

貴公が飛信隊へ

反乱の知らせを送って

くれたことで

我らは命拾いをした

そして...

貴公の呂不韋陣営

離反までは半信半疑で

あったことをここに

詫びる

貴公と密会して

話をすることも考えたが

もし他に気付かれては

そちらの身を危うくすると

思い慎重になった

それでよかった

キングダムの

呂不韋の

監視の目は

すでに私の

召し使いにまで

及んでいた

...

許されよ

正直..

首の勢力を描き入れるよりも、

貴公を味方にできることの方が

万倍の刃になると醸信する

バシッ

バシィ

しかし

もはや

この期に及んで

宮中内の勢力争いは

意味を持たぬ

大王と呂不韋の

戦いの勝敗は

......!

いかにも

成陽の戦いの結果に

ゆだねられた

誰雄を決する

その戦いに

共に駆けつけて

参戦いたそう

昌平君

大王の談術に

抜かりはないでしょうな

馬鹿正直に

二人きりにする

つもりはない

一軍並の兵力を

置いていき

大王様を

お守りする

...

......

心配ですか

...いや

と言うよりも

少し驚いた

よもや

呂不韋の口から

。天下などという

言葉が出てくるとは

...

十年以上

彼の下に

ついてきた...

......

奏史における二大丞相

〈商鞅〉治雎〉に肩を並べる

大人物であることは

間違いない

コッ

元商人という

果質な経歴

ではあるが

☆商熱・奏法の開祖。花雄・.選交近攻策。昭王を支えた。

コッ

コッ

そしてさらに

私も同様に

あの。天下。発言は

正直

予想外であった

ひょっとすると

キングダムの

我々は本当にまだ

日不韋という男の。器〟が

分かっておらぬのかも知れぬ

ハッハ

よい風じゃ

よい風じゃ

咸陽

殺せエ

ギャア

押し込めェ

北毛ォ

ヌオオ

いいぞ

この調子だ

飛信隊かっ

オオオ

父上

もうすぐ

城壁の下に

近付くぞ

へばりついてる

敵を叩き落とせ

もうあんな

所までっ

あの隊

放っておけ

...

私が行って

粉砕して

きましょうか

それより西側へ

移動するぞ

そろそろ

別の門が

開く頃だ

ブゴブゴ

デブブブ

なっ

殺せェェ

なだれ込めェェ

オオ

なっ

!?

ふっ

二つも

開いただと!?

また別の所が

開いたのかっ!?

しかし中には

昌平君の近衛兵が

いや

そんなに数は

いないよ

まずい

さァて

素国史に

我ら樊親子の

悪名を刻むと

するか

ハッハ

望むところです

っくそォっ

樊親子入城

キングダムの

信じ

この戦いは..

絶対に

〝屯留〟の二の舞に

してはいけない

屯留の...

あの時は..

成婚救出に

ギリギリで

間に合わなかった...

今度は絶対に

そんなことがあっては

いけない

二の舞...

今回

救わなくちゃ

いけないのは

政の子供だ

......

キングダムの

飛信隊

そして

最の兵

!?

!?

!?

聞けェ

!?

今戦ってる敵の

本当の目的は

ただの成陽陥落

じゃねェ

だから

旦不享と組んでやがる

こいつらは王族を消し去って

次の王に呂不草をすえるのが

目的で戦ってやがる

こいつらの

狙いは王族っ...

一番狙われんのは

秦王政の

まだ幼ェ子供だっ

ビヒィ

!!

!!

なっ

だっ

大王様のっ

御子っ...

...させっかよ

よりによって政のガキを

狙うなんざ

そんなふざけたマネは

地が裂けようと

この俺がやらせねェ!!

飛信隊!

あん時みたいに

力を貸せ

最兵!

死力を尽くして

素国大王の御子を

助けに行くぞォ!!!

オォォ

なっ...

...

...

ヌォオ

我らの手でっ

お守りするのだっ

キングダム@

あがっ

丙さん

大王様の御子を

お守りするのだァ!!!

ギアッ

ウォオオオ

守り抜く命

第422話

大王様の御子をォ

ところでよ

子供がいるって

どんな感じだ

いや何つーか

俺は親の顔も

知んねーから

フッ

そういうのが

分かんなくてよ

...だが

そうだな

......

そういう意味では

俺も経験上一普通の

親子関係という

ものには疎い

子供に関して

思うことは

時に

不安と苛立ちと

多分に

笑いを誘う

困った存在だ

......?

特に麗はそんなに

体が強くないようで

気をもむこともある

......

そっか...

だったら

最初は

へー

へへ

しっかりと

ルオオ

守ってやらねェとな

ぼはァ

すっすごい

あんな中を

隊長達

門までたどり

若くぞっ

......

よしっ

尚鹿軍も

動き出した

オレ達も

入城を目指そう

オオ

キングダムの

後宮

.....

さすがに姿は

見えないけど...

う...うん

多分

入って来てる

よね

これ

いや間違いない

微久殿

おっ

落ちついて

下さい

そう簡単に敵は

後宮へは来られません

オォォ

成陽は...

王都とは

王宮を守るべく

幾重にも壁や街で

囲い作られたものです

成陽の民ですら

後宮の正確な場所を

知る者は少ない

ましてやその内部となると、

大王様ですら全て知る

ところではございませぬ

そして後宮は

さらに王宮の後ろに

隠され

閉ざされた城です

敵がそう易々と

ここまで来ることは

かないませぬ

もちろんです

「だとしても

でしょ

微久殿

万全を期すため

今から誰も知らぬ

隠し通路へお連れします

ですから落ちついて

ついて来て下さい

取り乱して他の

宮女に知られると

面倒です

...??

私達だけ..

当然だよ

向ちゃん

王都に敵が侵入するなんて

素国史上初の緊急事態

だよ

さらに今は

守備軍が少ない

ひょっとしたら

ひょっとするかも

しれない...

そんな中で

...

何よりも第一に

守られるべき命が

ここにある

十分

国家の非常時では

王家の血脈以上に

尊いものはございません

理解してます

母として

命にかえても

この子の命は

守り抜きます

王の后の

一人として...

大丈夫です

では行きましょう

通路に入ってしまえば

もう安全です

だから

っ......

ひっ

ひィィ

はァ

!!

はァっ

ーっとハハ

こんなことをしてる

場合ではなかった

ーしかし我翟兵が

派手にやってるうちに

我々は王宮・後宮へ

向かわねばならんのだが

キングダムの

こっちだ

琉期

よもやここまで

成陽が大きいとは

思わなかった

さすがは王都と

言ったところか

さすがは父上

成陽の図が

完璧に頭に

入っておられますか

フッ

馬鹿を言え

先に入手していた

図面などほとんど

役に立たぬ

入っているのは

王宮・後宮への

最短の道と

その内部の

作りだ

ハッハ

また呂不韋

ですか

王都に

火の手が上がって

いる...

何てこった

...それじゃあ

ここがおんよう

成陽...

ボサッとすんな

行くって

どこへっ...

行くぞ

てめェら

こっ

この規模

当然だが屯留の

比じゃねぇぞ

これではまた

王弟の時のように

屯留とは違う

俺は成陽にっ...

王宮には何度も

足を運んでるんだ

ふざけたこと

言ってんじゃねえ

確かに

俺についてこい

騎馬は全力で行く

歩兵はもしはぐれた時は

市街地の戦いに入って

民を守れ

オッ

オオ

しくじって

たまるかよっ

行くぞ

オォ

キングダム@

天備宮

ここは

かつて

時の秦王一恵公が

独り国造りの思案を

深くめぐらすために

建てた宮とのこと

雍城一高き所に

建てたのは

天の啓示を

受けたいがためとか...

ハッハ

そういう場所を

対話の場に

選ばれる

大王様のご趣味は

嫌いでは

ありませぬ

よもや

席も

対等とは

あえて

そうした

成陽の戦いによって

明日どちらが玉座に

座るかが決まる

ならばこれが最後の対話

対等に座して語ろうではないか

俺もお前に話したいことは

多くある

......

私の方から

さっそく

宜しいか

大王

...では

ずっと妙な

噂を聞く

ピク

〝中華統一〟という

馬鹿な噂だ

天人にでも

なるおつもりか

夢想の中の

物語りならば

よしとするが

およそ血の通った人間の

歩む道ではござらぬぞ

本気なら

本気なら

およそ血の通った人間の

歩む道ではござらぬぞ

キングダムの

コッ

キィ

第29話

この起源

........

コッ

やれやれ

せっかく水入らずの

二人だけでと

思いましたのに

これは一体どういう

ことですかな

大王様?

......?

ヒョッヒヨッ

...

太后まで...

ハッハ

この呂不韋と

二人きりになる

ことが恐ろしゅう

なりましたか

大王様

呂不韋

お前が爆毒を

後宮に忍び込ませた

張本人であることは

調べがついている

...ファン...

つまり

.....

此度の反乱の首謀者燈毒

これを作った元凶は

お前ということになる

俺は

ずっと

裁けなかった

七年前の端氏・成蠕反乱を

黙殺した時も

その後の

刺客団による

暗殺未遂の時も

近くは成蜻が

死んだ屯留反乱の

時も

俺は一度も

背後にいたお前を

裁けなかった

だが

今度は違う

今行われている

成陽の戦いで

こちらが勝った

暁には

いかなる言い逃れも許さず

必ずお前まで罪を滅戍させ

大罪人として処罰する

そうしてお前を権力の座から

引きずり降ろし二人の戦いに

終止符をうつ!

......

それはまァ

咸陽での勝利

キングダム@

ーという

条件付きの

話ですがな

......

どちらに転ぼうと

素国の中枢は

明日より新しき体制に

生まれ変わる

これまでいひつながら

現体制の中で

国政に関わり

国を支えた者達に

ならば

そして新しき朝廷でも

大役を担う者達に

節目となる

我々の言葉を

聞かせておくべきとは

思わぬか_呂不韋

!?

ーほう

勝った後は

李斯らさえも

登用すると言うか...

フッ

私は一向に

構いませぬが

いやいやすいよっ

いや、そういうの

むしろ話を聞かれて

まずいのは

大王様の方では

ありませぬか?

!?

では皆にも

聞かせてやって

下さい

.....

中華統一という

狂気の願望を

抱く胸の内を

中華統一:

咸陽

城内にまた

城壁か!!

でかいぞ

王宮の

城壁だっ

ん?

あっ

また門が

開いてやがる

あれが

敵の最後尾か

こっちに

来るぞ

迎撃する

つもりかっ!

後言はさらに

あの奥だっ

ぶち抜くぞっ!!

ヌオオ

オオオ

人の道を

断ずる前に

自分を語れ

呂不韋

これまでいつも

大口を叩いて人を翻弄

してきたが、その実

腹の底を見せる

言葉は口から出ぬ

。天下を語ろうと

俺を誘ったな

......?

ならば

お前も腹をすえて

口を開け

何をもって

中華統一を狂気と

断ずるのか

まずはその理由を

お前の言葉で

明らかにしろ

上辺の中傷では

俺の夢には

通じぬぞ

元より

そのつもり

ではまず

断ずる根拠として

この品不意の目から見た

"天下〟像についてお話し

いたそう

宜しい

そんなこともないけど、

まずは

最初に

この呂不韋が

"天下〟を語る上で

〝国〟や

“王”

“民”や

それらの前に

大切なことを

明らかにせねば

なりません

〝天下〟の起源です

!?

...

天下の...

起源!?

大王様は

我々の言い示す

。天下というものは

いつ始まったのかーー

何によって生み出されたのか

ご存じであられるがな?

!?

!?

分かりませぬか

答えは

これです

金が天下を

作ったと!?

貨幣制度〟か

!!

!?

ほう

.....

さすがです

これこそ人の歴史における

最大の発明くにして発見の

全ては

バチ

これから

始まったのです

たまらぬな

不韋よ

我々が届けた

武器で正に今

殺し合いが

行われておる

第424話・夢のよ

戦こそ正に

人の悪行の

極みよ

それもまた

人の営みの一部です

それよりも

武器商とはやはり

儲かるようですね

ならん

今回はたまたま

火急な大金が

必要だったのと

連中が五倍の値に

乗ったので流したが

見ろバタバタと

人が死んでいく

だがな

師よ

あの戦で

利を手にするのは

彼らではなく

彼らの国の中枢の

人間達だ

ならんぞ

不幸よ

我々は節度のある

商人だ

武器にだけは

手を出しては

ならぬ

戦とは

虚しいな

不菜よ

虚しくは

ありませんが

愚かだと

思います

うむ

その軍資金があるなら、

私はもっと別の楽な方法で

彼らの勝つ方より多くのものを

手にできまする

金の使い方が

まるで分かっていない

人が手に入れた

最強の武器は

日々進化する剣や

槍ではなく

国々の

為政者は

気付くべきです

...

〝金〟である

ことを

気付いては

いるさ

ただ悲しいかな

連中は金の御し方に

詳しくないのだ

御すのは金ではなく

人の欲望〟です

金を使って〝欲望〟を操り

国を大きくするのです

ならん

ならんぞ

不韋

一介の商人では

ありません

それは

介の商人が

口にする言葉では

ない

私は必ず

並み居る商買の

頂点に登りつめ

全てを

手に入れます

.....

不幸...

それでも

第24話夢のような国

〝貨幣制度〟が

〝天下〟を作った

“金が人の”欲”を

増幅させたからです

人の欲..

千年以上前

「商」の時代とも

言われますが

貨幣制度の誕生で

物々交換であった

それまでの世界は

一変した

運搬し易く

腐らぬ貨幣は

物流に。距離”を与え

散在していた社会を

次々とつなげ広げていった

しかし

あいつは

“金”をいくら

持っているのか

人は他人との

裕福度の比較をする物差しを

手にしてしまったのです

金のもたらした

最大の発見は

別の所にありました

裕福の

沢田

当然生まれたのは

“他より多くを得たい”

という強烈な

我欲

それから千年

物々交換の範囲で

生きていた人々の世は

中華という

広大で複雑な

世界へとまで

進化した

とどまることを知らず

成長し続ける我欲の

応酬が成した

業です

そして人は

「天下という言葉を

口にしだした

かつての世は

天の恩恵に

あずかる世界

。下はあまねく

天に支配される

ものであった

ーーが

天の下が

中華となりそれは

人間がその手で

支配できるのではと

思わせるものへと変わった

ハッハ

天も

驚きでしょう

人が金を手にしただけで

ここまで増長・進化を

とげるとは

しかし

私に言わせれば

まだまだです

まるで

金が全てのような

もの言いだ

そこはあえて

断定いたしましょうか

そうであると

ならば

お前が子となれば

人の我欲を至上とする

醜悪な世になるのでは

ないのか、日本章

戦争を第一手段とする

世の中よりはるかにマシでしょう。

ピク

為政者は国民に血を

流させてはなりませぬ

...うっ

そして私は

誰より深く

その方法を知る

者です

自惚れるな

お前に何がっ...

自惚れでは

なかろう

為政者は国に

より多くの幸福を

もたらす者であらねば

なりませぬ

その貨幣制度と共に

生まれた。商人”は

金の流れの中に

身をおくことを

生楽とし

誰よりも金を通して

人の世を洞察してきた

者達である

そして相国・呂不葦は、

一代で中華指折りの大商となり

今の席までかけ上がったことは

周知

その稀有な知識と経験は

他の何者も及ぶ

ところではない

...!!

......

ある意味

対照的ですな

大王は

何やら理想を

かかげて国を

治めようと

しておられる

ようですか

この呂不韋は

。金を操って

国を治めまする

果たしてどちらが

国民の喜ぶ治世と

なりましょう

お前...

興味深い

では“金”でどう

国を治め

どう今の中華と

向きあう

呂相国

......

全実権を

この呂不韋に

ゆだねられるなら

私は十年で

秦を中華史上最も

富に満ちた国に

成長させることができる

物があふれ返り

飢えなどとは

無縁の

飽食

素人全員が

人生を楽しみ

謳歌する国です

乱世たればこそです

ほう

まるで夢のような

国じゃ

しかしこの乱世が

それを許すかな?

この五百年の争乱

人は十分すぎる程

「怒」「哀」に浸かってきた

国を問わず人が今

渇望するのは

「喜」「楽」です

ならば葵は溢れんばかりの

その「喜」「楽」をつかみみ

他に示せばよい

他国の人間は

必ずそれを羨ましがり

案に流れてくるでしょう

他国の王が危機を感じるなら、

雷を分け与える

さすれば王達も望んで

家の手を握りに

くるでしょう

刃ではなく富を

交わらせて

関係を築くのです

そうすれば

後はやり方は同じ

......

列国それぞれのもつ

資源・産業を

循環させる役を

藥が担う

薬を

中央にすえた

中華全体の

発展・繁栄

素なくして

経済の回らぬ

世にすると...

”暴力”ではなく

警かさ〟で

全体を包み込む

それが私の考える正しい

『中華の統治』です。

っ...

つぶして従わせるという

蛮行は争乱の世にこそ

大国が見せてはならぬ姿

大王の理想とする

ところは理解できまする

ましてや敵国全てを

暴力で征服し尽くす

「中華統一」など

もっての外

国が一つになれば

国家間の争いは

無くなると

しかしそれは

勝利する側の身勝手な

夢の押しつけに

他ならない

もしも

武力統一が

成ったとしても

残る現実は

勝った秦一国と

討ち滅ぼされ征服された

六つの敗北国

どれ程の悲劇が

この中華を

覆うのか

祖国を

守らんと

散った兵士

略奪と

虐殺

その上に

満ちるのは

残された者達の

悲しみと

絶望

大地には

血の川が流れ

そして

素への怨念

間違いなく

中華史が未だ

経験したことのない

闇の世となりまする

何の光が

あるのです

当然自国民にも

多大な犠牲を

強いる

そこに

それらの全てを

戦中華統一〟という夢の

代償として〝善し〟と

考えておられるのなら、

それはもはや

狂気の沙汰としか

言いようがない

大王

あなたこそ誰よりも

玉座にあっては

ならぬ人間です

それでもまだなお

あ中華統一〟が王の道として、

揺らがぬとおっしゃるのなら、

...

アメリカは、

無礼者がア

キングダムの

儂は三代前の奉王

昭王の甥にあたる

郭景なるぞォ

ヒィッ

キャアア

どこのっ...

首をとっておけ

後で確かめねば

ならん

ギャアア

ハ!

燧毒様

外の戦場は

我輩の軍が

押し返しています

城内の火の手も

広がっている模様

...

この戦もはや

時間の問題かと

うむ...

相分かった!

第425話

フンヌ

......

ぶほォ

騎射百

左にはわせろ

ハッ

!!

ぎっ

ぐあっ

なっ

ギャアッ

......?

くっ

尚鹿将軍

飛信隊の

軍師か

バカな

危険だ

なぜ

入ってきた

...ファックス?

俺も押し込めると

思ったが

どうしてもここを

抜くことができぬ

相対している敵

じ城内まで

行けるかと

思ったん

だけど...

個の武術も

部隊戦術も

相当に精練されている

生半可な

仕上げ方ではない

こいつらは

一体...

乱騎兵

前へ

右のすき間に

割って入れ

オオ

そのまま左へ

旋回せよ

ハハァ

フッハハハ

しびれるであろう

戎翟の力

この日が来るのを

百年待った

ひたすら力を

蓄えながら

ひたすら牙を

研ぎながらな

百年前、我輩は

お前らに征服され

糾合された

お前らにとっては

取るに足らぬ

田舎民族の一つに

すぎなかったやも

しれぬが

こっちは...

そうはいかぬ

今城内で

起こっていることは

祖父達が受けた

不条理を倍にして

返してやってる

だけの話だ

別に構わぬだろ?

先にやったのは

お前達だ

っ...

くそっ

さすがに

後宮までは

分かんねェ

一体

どこから...

いや

あっ

王宮警備隊だ

そうだ

反乱軍は

どこへ行った..

後宮への近道は

どっちだ

こっ

後宮へ

向かうのですか?

あの建物の

右を抜けて行けば

外門に出ますので

そこを

どの建物だっ

俺達は飛信隊!

味方だ

早く教えろっ

王の子供が

危ねェ

......

へ?

てめェ

勝つのは...

呂不韋様だ

信っ

はっ

くっ

殺せェ

キングダムの

ばっ...

もちろん、

...ハッハ

どうされました

顔色が悪う

ございますぞ

さすがに私の

言葉に腹が

立ちましたかな?

政様?

呂不韋...

お前のやり方では

戦はなくならぬ

...

ええ

なくなりませぬ

いかなる

やり方でも

人の世から戦は

なくなりませぬ

......

なぜ

なくなりませぬとも

断定する

若き頃

儲けのために

武器の商いにも

手をつけ

広く戦を

見てきたからです

キングダムの

命懸けで戦う

者達の思いは

それぞれ

何やら大義のために

戦う者

仲間のために

愛する者の

ために

戦う者

ただ私利私欲の

ために戦う者

復讐を

果たす者

しかし...誰も

間違っていない

どれも人の持つ

正しい感情からの

行動だ

だから堂々巡り

となる

復讐心一つとっても

それをなくすことは

およそ至難であることは

しかし

それらの感情の

否定は

人間の否定

さてさて

困ったものです

邯鄲にて

それにあたった

あなた方も十分

承知でしょう

......?

チッ

...

戦争は

なくなりませぬ

大丈夫です

ん?

何...?

光の..

玉?

紫の...

ス...

あなたなら

すえる

はずです

力強く

そうではないと

キングダムの

どうされた

私同様に

んー

!?

それとも

第426話人の本質

足でも

痺れましたかな?

己の描く道が

誤りであると

ようやく気付かれ

ましたかな?

人の本質

第426話人

呂不草には

あの光が

見えてない?

キングダムの

いや...

他の者達にも...

...

あの

紫の光...

まるで政様に

寄りそう

ように...

大王?

お前の口にした為政は

所詮〝文官〟の発想の域を

出ないものだ、呂不章

...

!?

!?

......?

何ですと?

戦に向き合わぬ「お前の為政

いかに耳に響きのいい

言葉を並べようと

今の世の

延長上にしか

ない

一時

和平協定の下

富”で他国と

つながろうと

各国カナを

付けきったところで

再びより大きな

戦争期間へと

突入する

五百年続いた

戦争時代が

結局のところ

そのまま

続いていく

手前勝手な

「現実」という言葉で

問題に蓋をするな

人の世を

よりよい方向へ

進めるのが

為政者の...

........

戦国時代を

終わらすことだ

君主の

役目では

ないのか

妄想の道だ

よりよい

方向とは?

その否定は

人の否定

先程も言った

戦争は紛れもない

人の本質の表れ

人の世の営みの一部

現実を受け入れて

為政に挑まねば

世は前進せぬ!

違う

お前達は

人の本質〟を

大きく見誤っている

!?

たしかに人は

欲望におぼれ

あざむき

憎悪し

殺す

凶暴性も醜悪さも

人の持つ側面だ

だが決して

本質ではない

その

見誤りから

争いがなくならぬ

ものと思い込み

その中で

最善を

尽くそうと

しているが

それは

前進ではなく

人へのあきらめだ!

そこに

気付かぬが

故に

この中華は

五百年も

戦争時代を

続けている

...ほう

せ...

面白い

空虚な

綺麗事ではなく

そこまで

おっしゃるのなら

大王の言う

人の本質とは

一体何です

あの邯鄲で正に

人の闇に当てられた

悲惨な経験を

踏まえた言葉で

お聞かせ願おうか

.......

......

......

無論だ

俺の歩みは

あそこから

始まっている

なぜだ

殺せェっ

殺させないっ

何だこの女

なぜだ

なぜこの人は〈全く〉

赤の他人の俺のために

っ.....!!

一体なぜー

紫里...

政様...

あなたは誰よりも

偉大な王になれます

人の持つ

本質はー

光だ

キングダムの(完)

作者あとがき

この度はオ引きご購読真にありがとうございます!!

ついに...

ついに...フいにようやく日本車との戦いの結末に

近づいてきましたー!!

早く仲意を出して欲しい...

うん。長かった...

作原泰久

急願叶ったり!!

それで...そして、!!

このことを書かぬかけたはいきません。

あの「アメトーークイ」にて「そうクダム表人」をやて頂きましたー、

元々番組の大刀ンなのですが、とにかくマカ作品「〇〇夫」が

ある時は、いつも「ううれしなー」「いつか必ずじ」と思ってました。

メリット・メフバラ

決また知らせを受けた時は

スイルベーダウンロッドガッツホストへの

...そうだっ!!

うオオオ

ストイコピッチね

いらっ!!どうっていう

普通はスタッフ達と手を伸ばし

全員で見ました。

もちろん、最高に画面からだ!!!

いや...これからの時に最初の中で最初はヤツだ

そして当然その反響も

すごかった!!!(*^_^__)

その後、日本中の番広から

キングダムの単行本が消えた程です!!

これです...(これホント!!

「一季かと驚きが変更にさて、

それが何やら...

通り!!

『スタッフ・猫石達・梶山奥頌・北原涼子上村恵づ朗毛利茅夏

『ヘルプール本孝司・田近康平坂口晴香_佐藤_優次_□スベシャルサシンクス三原和人□編集・金上大佑

股関でパーン

向かって下さい。皆様、そして読者が普通に心が定期です!!

追い風を背に、これからも頑張ります!!

グー

グー

グー

『天幕(テント)つづき』

......ちょ..

おまけマンガ

......

こ...

これは..

ロづけ?

ロづけ

男とするとね

胸がこう

キュイ~ンって

高鳴るの

へー

キュイ~ン

って?

えでも村には

女しかいないのに

男とロづけしたこと

あるの?

どうやって?

家姉

ああるよ!

ほらったまに修業で

悪人男共の集落を

襲いに行くでしょ

あの時よ

朝え彼..

え?

あんな中で

男と口づけ

してるの

象姉

すごい

そーそー

こんなこと言ってないんだね

とにかく

女ばかりの私達

蛍大族にはめったに

そんな好概ないんだから

もしそんな時が来たら、分かった

逃すべからず!!

逃す

痺!?

べからず

ブハァァ

信殿失礼しますっ

...

私達もこの天幕で

私達も

この天幕で

何やってるの

ですか

お嬢殿の...

渕・楚水、部隊到着/

ってうわー

ってうわー

何がって

怖いん

ですが...

おしまい

「週刊ヤングジャンプ」H27年6月27合併号〜13号、15分〜18分まで

好評掲載されたものを収録しました。

☆紙版コミックスの力!バー裏となります。

カバーデザイン

岩崎修(POCKET

YuC

DIGITAL

SHEESAはYOUNGJANATACS

キングダム

39巻

原泰久

©原泰久2015.20!5

初版発行

デジタル版発行-2015年

2015年

発行所・集英社

http://www.shuesshacco.

この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです

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