★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 [百ニ十]「百三十九_百五十七 ★この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。 そうだな。それは、そういうことですが、そういえば、それはそういえば、それは 九年に及んだ話と岩不基の植物争い状態の中である その脳如きのきっかけを作る熱力 その後、素軍に従事した信は数々の武功を挙げ、信率いる飛信隊も戦場でその存在感を示した。そんな中、魏との国境-著雍での激戦に招集された飛信隊は魏火龍と呼ばれる大将軍らを撃退。この武功が認められ、遂に信は五千人将へと昇格、将軍まであと一歩の地位まで辿り着いた。そして嬴政も真の大王となる「加冠の儀」を迎える。式典の最中、相国・呂不韋の謀略により、嫁毒率いる反乱軍が咸腸へと迫るのだが...!? そういうことですから、それでもそういうことですが、そういうことですが、 両名を“五千人将”に任命する!! 専田軍と思われる兵二万が函谷駅をすり抜け 北道より感閣へ迫っていると急報です! 第三十一代秦王「嬴政か 成乱率を止める家はすでに何かって来ているのだ いや、それはそういうわけでは 秦軍五千人部隊|飛信隊 素国の若き王。中華の統一を目指す。 天下の大将軍を目指す。素軍特殊部隊,飛信大ドッ人が隊の隊長。 そういうわけではないのですが、そういうことですから、これからのそんなことはないのですが、どうしても 山の民で信の元同居人。飛信隊の軍師となる。暗殺集団・蚩尤の末裔。同胞の仇を討ち、飛信 後宮勢力を率いる瀛政の実母。嬴政と呂不韋権力をほしいままにする素国の相国。凛政の次回の政敵。 そういうことですから、そういうことですが、これからのそういうことですが、これからのそういうことですから、 呂不韋四柱の一人。奏国軍総司令を務める 太后専属の男娼。太后と共に声国を建国した。 鼻政に忠誠を尽くす大臣左丞相の地位を持つ。 昌文君の副官にして、三万の兵を率いる将軍。 もう川を渡りゃ成陽は目の前だ ...また王の窮地にあの飛信隊 一万の軍が反乱軍迎撃のために存在すると? 反乱成功のために咸暘にある全軍容は細かく把握している その俺の目を盗んで咸暘内に一万もの兵を隠せるわけかない 無論ここ雍も同様だ式典警護のためにこの古部に軍はべっているがそれも半分は呂不鼻派純粋に大王を守る兵などせいぜい三千その他に... ましてや一万もの軍を伏せさせる程俺の目は曇っておらぬ 嘘だ反乱軍を迎撃する一万もの軍など存在致しませぬ/ ぜひとも詳しくお聞かせ願いたい 私の知る限りでは成陽にそんな軍がいるとは聞き及んでおりませぬし 城内に我々の知らぬ隠し場所があるとも思えませぬ この雍においても然り果たして反乱軍と戦う一万もの軍がどこにおりましょうや よもや地中に埋め隠しているとはおっしゃりますまいハッハ その軍は一体どこに隠されていると? きっと政が呂不草にばれないように隠してたんだよ ...だけどそれにしてもさすがにこんなの初めて見た まさかこんな行軍を見せつけられるとはな! 恐らく八千から一万はいるよ 信殿であられるかァ!? 来られると聞いていたので飛信隊のために舟をとっておきました これで洞水を波って下さい うわー舟なんか乗るの初めてだ俺 でも甲冑着て落ちたらやべーな 南壁を守った信隊長ですか? 飛信隊の方々が来てくれてるぞー 出っ歯の方も生きてましたか 最の戦いの時の民兵かっ!? まさかまたお会いできるとは 大王様の危機とあっちゃ じっとしてられませんよ 兵士じゃないあんたらまでまた参戦してくれてんのか 大王様のためなら何度でも命張って戦いますぜ そのくらいで舟に乗って下さい 急いで河を渡りましょう こちらの想定外のことが起こってます 渭水を渡ってこちらに上陸しているとのこと 渭水を渡ったのはどのくらいか 呂不韋め聞いておらぬぞそんな話... ――まァ最初から信用はしておらぬが 一万も伏兵を作られるとは抜かりおったな また半分には至ってません 我が騎兵の足は速い上に 岸を制圧し奴らを舟ごと河底へ沈めてくれる 一方と思ってた敵が三万だった!? しかもどうやら函谷関をすり抜けたようで想像以上に早く来て我々もあわてて... 褒から出た兵は一万弱... 今さらに民兵を葬って後続の準備をしてます うわー尾平さん思ったより速いね舟 ハッ押すなこっ...落ちるー 何か化物みてぇな魚が... 飛信隊にもそのうち作ろうぜ 聞いてたよこっちは一万ちょっと敵は三万だろ いよいよあの二人の最後の戦いだ 何が何でも勝って政のもとに薬を一つにするぞっ ノロマな舟上の兵を狙い撃ちしろ 盾兵も岸に並べ一人も上陸させるな 岸を制圧されちまってる これじゃ上陸できないぞ 舟だからってびびんじゃねェ 前の船団が岸に着くぞっ 一度立て直さねェとここで全滅するぞ ここは飛信隊が切り開く この舟を先頭に各舟集まれ いっいいから信の舟の後ろにつけてくれっ 何じゃあれは舟で錐型か? あれで岸までかけ上がれればよいのだがのォ まずは矢をたらふく食わせてやれィ だまって歯ァ食いしばってろ どうやら戦慣れした腕利き部隊のようだな だがいかに力があろうと水辺の足場の悪さとこの高低差のこちらの利は覆せぬ 渡河の難しさを甘く見たな 多勢のこちらに岸をとられた時点で 貴様らの上陸の芽はつぶれたのだ 貴様らの上陸の芽はつぶれたのだ 俺達だって持ってんだよ 舟に備えてあったんだがな 隊列を組んで穴をふさげっ 舟をつたって全兵ここから上陸しろっ!! 三千置いていくここで奴らとつぶし合え あっ式典中失礼を... 攻城戦が始まった模様です!! ジャマすんじゃねぇ!! よし十分だ田有・竜川奴ら散ってった 藏兵·飛信隊渭水渡河完了 死者・離脱者およそ一千五百 一度隊列を組め人数確認だ 最兵と飛信隊と合わせて反乱鎮圧軍とし総勢九千五百名 反乱鎮圧軍大将馬仁将軍 飛信隊は千人しか来ていないだと!! お前達は五千人隊... いやハチとも噂があるのに... 俺らだって魏攻略戦に展開していた いきなり全軍離脱ってわけにはいかねぇよ つか俺らがこっちに来るっつーだけであっちの大将の隣国が許しっこねェ 足引っ張んねぇ程度に戦力置いて俺達だけで走って来た 向こうの大将の許可を得ずに来たのか...? 駆けつけねぇわけにはいかねぇ 相変わらず無茶をやっているようだな飛信隊(信 たしか蛇甘平原の時の壁の友達の千人将っ... 俺は壁からよくお前の話を聞いていたぞ 東へ軍を動かす合間にな 本当は中枢の権勢争いに関わるのは嫌なのだが 成陽の女に会いに立ち寄ったのが運のつきだ 古き友のゴリ押しを断れなくてな 私などより戦歴の多いお前の力をどうしても貸してほしい 負けられぬ戦いだ副将として指揮をとってくれ 前線叩き上げの将軍がいるのは心強ェ 一つだけ分からぬことがある故教えてくれないか 聞けば今回の件最初に気付いたのはお前達だって言うじゃないか そもそもどうして魏の地にいたお前達が大王の危機を察することができたんだ? うちの軍師のテンがある暗号文を解いたんだ 最初は嘘かと思ったけどな 詳しいことは走りながら話す 渭水に敵が現れたってことは 本軍はもう感陽に届いてるはずだ 函谷関を通った敵がいなかったということは この成陽を攻めた敵も今までいなかったということ まさに初体験の...只中にあると はっはい今東の城壁が攻められていると 大王様が信頼されてる宦官のお一人の微久殿 何かあったら微久殿に頼んであるって えっ向ちゃん反乱のこと知ってたの? いや。もしかしたらだから誰にも言うなって.. じゃあ対処も十分ってこと微久殿? い...いえそれが... 一万との情報の反乱軍が実際は三万に... ちょっちょつと...一万と三万って全然... たしか今成陽兵ってあんまり... もしもの時の向ちゃん達の脱出の手はずとかは大丈夫なのでしょうね微久殿 大王様が雍へ発つ前に言われたの 永きに亘った王宮の権勢争いにようやく 大いなる決着がつこうとしている 故に想定外のことも起こるやも知れぬ 装に隠した銀圧軍一万か... この呂不韋が反乱を成功させると言っておるのだ ならば成功するに決まっておろうが!! これは全てが覆る知らせかもしれない... この伝文に書かれている本当の意味はー 形勢は一気に寝るか... 感陽はすでに攻城戦にっ 十分急いでるだろうがっ 何で門が上がるっ... 何と門が内から開くとは それではなくなったのですが、 ―それでは最後に新たに加冠された大王様の限りなきご多率を お祈り致しましてお祝いの言葉とさせて頂きます まや事態や、まっすぐお辞をいくつか省略したが一通りは最後まで済んだ 第三十一代、素国大王の加減の儀を全うしたものとする!! 恐れながらこれより反乱軍討伐に咸陽へ向かいます 護衛を残して行きます故大王様はここで勝報をお待ち下さい 感慨の攻滅戦が始まったということは、叢の軍が間に合わなかったということ 太后様の偽玉盟でこちらの想定外の形になってきている 中に入られちまってんじゃねぇかよ しっしかし隠列がまだっ とにかく威陽の中へ急げっ そんなものながらでいい 渭水を渡った敵か至着を 半分の一万五千をあてて奴らと白兵戦にもちこめ とにかく刻をかせぐんだ 住民を北区画へ走らせろ ブハハハ老人共が逃げ遅れておるわっ 積年の恨み思い知れ、素人共 目的は..王族だというのに 行くぞまずは後宮を狙う 反乱軍を粉砕して... あの黒ずくめはたしか... 軍総司令昌平君直下の近衛兵だ!! なぜ今そちが立ち上がる まぁ、まぶちゃってんじゃ 封が割れていたのは事故じゃない 呂不韋の手先だった伝者の孫染が割って中を検めたんだ その恐れがあるから先生は伝文の中身を読み解かれないよう工夫した 一見いつもの軍略指令のように見える でも侵攻先が“共からっ... じゃあ何で“絳かと考えると 初めは気付かなかったけど>書くから経く行くのは軍略的におかしいんだまるで二流の手... 「魏」の前身「晋」の旧王都だ そして今「雍」と言えば 天候のことが記されてるのは「変動」 つまり「加冠の儀」を狙った反乱が起こるってことだ 早く政に知らせないとっ 冷静に考えたらおかしいだろ... 「加冠の儀」を狙った反乱なんて十中八九呂不草がからんでやがるぞ ちょっと待てテン...! ...だったら何で「宮氏四柱」の昌平君が 俺達に暗号文まで使って反乱のことを教えてくるんだよ だからすごいことなんだよ ついに昌平君が日不韋と袂を分かつという意思表示でもあるんだよ!! 単なる乱の知らせだけでなく 左丞相_昌文君と共に咸陽へ行き反乱を鎮めてまいります 自分の言っている意味が分かっておるのか な...何ということだ... 長年付き従った四柱が一人、昌平君が呂不韋陣営から離反したーー! こ...この状況下で... 蔡沢様これは一体... 合従軍戦の辺りから昌平君の心離れの話は聞いていたが ここはここで大事になったのぉ よもやこの場で公に動くとは 存外やることが大胆で困るわい その足で大王陣営につくと言うのか 共に呂不韋様にくすぶっていた。才を拾い上げてもらった身 貴公には〝義〟という言葉はないのか あえて泥舟に乗り換えたいと言うのなら行かせてやればよいではないか 儂が丞相となって最初に権をふるい人材登用したのが だが貴公は本来人の下につくような人物ではない いずれこういう日が来るとは思っておった そなたに関しては対価は十分返ってきた あの四柱の軍総司令が呂不韋を離れこちらについたぞ こんなことで一喜一憂する愚か者ばかりよ 〝四柱〟とは儂を華やかに彩るためのただの装飾にすぎぬ 何も分かっておらぬのだな それが一つや二つ身からはがれ落ちようと この呂不韋という人間の強大さは一切揺らぐものではないぞ 誰一人としてまだ呂不韋という男の大きさを測れておらぬ 測れる程の“物差し”を誰も持ち合わせておらぬからな 今まさに”刻”は満ちようとしています “天下”などについて語らいませぬか 貴公が飛信隊へ反乱の知らせを送ってくれたことで我らは命拾いをした 貴公の呂不韋陣営離反までは半信半疑であったことをここに詫びる 貴公と密会して話をすることも考えたがもし他に気付かれてはそちらの身を危うくすると思い慎重になった 呂不韋の監視の目はすでに私の召し使いにまで及んでいた 首の勢力を描き入れるよりも、貴公を味方にできることの方が万倍の刃になると醸信する この期に及んで宮中内の勢力争いは意味を持たぬ 大王と呂不韋の戦いの勝敗は 成陽の戦いの結果にゆだねられた 誰雄を決するその戦いに 共に駆けつけて参戦いたそう 大王の談術に抜かりはないでしょうな 馬鹿正直に二人きりにするつもりはない 一軍並の兵力を置いていき大王様をお守りする よもや呂不韋の口から。天下などという言葉が出てくるとは 十年以上彼の下についてきた... 奏史における二大丞相〈商鞅〉治雎〉に肩を並べる大人物であることは間違いない 元商人という果質な経歴ではあるが ☆商熱・奏法の開祖。花雄・.選交近攻策。昭王を支えた。 あの。天下。発言は正直予想外であった 我々は本当にまだ日不韋という男の。器〟が分かっておらぬのかも知れぬ もうすぐ城壁の下に近付くぞ へばりついてる敵を叩き落とせ 私が行って粉砕してきましょうか それより西側へ移動するぞ そろそろ別の門が開く頃だ また別の所が開いたのかっ!? 素国史に我ら樊親子の悪名を刻むとするか 絶対に〝屯留〟の二の舞にしてはいけない 成婚救出にギリギリで間に合わなかった... 今度は絶対にそんなことがあってはいけない 今回救わなくちゃいけないのは 今戦ってる敵の本当の目的は ただの成陽陥落じゃねェ 旦不享と組んでやがるこいつらは王族を消し去って次の王に呂不草をすえるのが目的で戦ってやがる こいつらの狙いは王族っ... 一番狙われんのは秦王政のまだ幼ェ子供だっ よりによって政のガキを狙うなんざ そんなふざけたマネは地が裂けようとこの俺がやらせねェ!! あん時みたいに力を貸せ 死力を尽くして素国大王の御子を助けに行くぞォ!!! 大王様の御子をお守りするのだァ!!! 子供がいるってどんな感じだ 俺は親の顔も知んねーから そういうのが分かんなくてよ そういう意味では俺も経験上一普通の親子関係というものには疎い 子供に関して思うことは 多分に笑いを誘う困った存在だ 特に麗はそんなに体が強くないようで気をもむこともある あんな中を隊長達門までたどり若くぞっ オレ達も入城を目指そう さすがに姿は見えないけど... そう簡単に敵は後宮へは来られません 王宮を守るべく幾重にも壁や街で囲い作られたものです 成陽の民ですら後宮の正確な場所を知る者は少ない ましてやその内部となると、大王様ですら全て知るところではございませぬ そして後宮はさらに王宮の後ろに隠され閉ざされた城です 敵がそう易々とここまで来ることはかないませぬ 万全を期すため今から誰も知らぬ隠し通路へお連れします ですから落ちついてついて来て下さい 取り乱して他の宮女に知られると面倒です 王都に敵が侵入するなんて素国史上初の緊急事態だよ さらに今は守備軍が少ない ひょっとしたらひょっとするかもしれない... 何よりも第一に守られるべき命がここにある 国家の非常時では王家の血脈以上に尊いものはございません 命にかえてもこの子の命は守り抜きます 王の后の一人として... 通路に入ってしまえばもう安全です こんなことをしてる場合ではなかった ーしかし我翟兵が派手にやってるうちに我々は王宮・後宮へ向かわねばならんのだが よもやここまで成陽が大きいとは思わなかった さすがは王都と言ったところか 成陽の図が完璧に頭に入っておられますか 先に入手していた図面などほとんど役に立たぬ 入っているのは王宮・後宮への最短の道と 王都に火の手が上がっている... ここがおんよう成陽... 行くってどこへっ... 当然だが屯留の比じゃねぇぞ これではまた王弟の時のように 王宮には何度も足を運んでるんだ ふざけたこと言ってんじゃねえ 歩兵はもしはぐれた時は市街地の戦いに入って民を守れ しくじってたまるかよっ 時の秦王一恵公が独り国造りの思案を深くめぐらすために建てた宮とのこと 雍城一高き所に建てたのは天の啓示を受けたいがためとか... そういう場所を対話の場に選ばれる大王様のご趣味は 成陽の戦いによって明日どちらが玉座に座るかが決まる ならばこれが最後の対話対等に座して語ろうではないか 俺もお前に話したいことは多くある 私の方からさっそく宜しいか大王 〝中華統一〟という馬鹿な噂だ 天人にでもなるおつもりか 夢想の中の物語りならばよしとするが およそ血の通った人間の歩む道ではござらぬぞ およそ血の通った人間の歩む道ではござらぬぞ せっかく水入らずの二人だけでと思いましたのに これは一体どういうことですかな大王様? この呂不韋と二人きりになることが恐ろしゅうなりましたか お前が爆毒を後宮に忍び込ませた張本人であることは調べがついている 此度の反乱の首謀者燈毒これを作った元凶はお前ということになる 俺はずっと裁けなかった 七年前の端氏・成蠕反乱を黙殺した時も その後の刺客団による暗殺未遂の時も 近くは成蜻が死んだ屯留反乱の時も 俺は一度も背後にいたお前を裁けなかった 今行われている成陽の戦いでこちらが勝った暁には いかなる言い逃れも許さず必ずお前まで罪を滅戍させ大罪人として処罰する そうしてお前を権力の座から引きずり降ろし二人の戦いに終止符をうつ! ーという条件付きの話ですがな 素国の中枢は明日より新しき体制に生まれ変わる これまでいひつながら現体制の中で国政に関わり国を支えた者達に そして新しき朝廷でも大役を担う者達に 節目となる我々の言葉を聞かせておくべきとは思わぬか_呂不韋 勝った後は李斯らさえも登用すると言うか... 私は一向に構いませぬが むしろ話を聞かれてまずいのは大王様の方ではありませぬか? では皆にも聞かせてやって下さい 中華統一という狂気の願望を抱く胸の内を 後言はさらにあの奥だっぶち抜くぞっ!! 人の道を断ずる前に自分を語れ これまでいつも大口を叩いて人を翻弄してきたが、その実腹の底を見せる言葉は口から出ぬ 。天下を語ろうと俺を誘ったな ならばお前も腹をすえて口を開け 何をもって中華統一を狂気と断ずるのか まずはその理由をお前の言葉で明らかにしろ 上辺の中傷では俺の夢には通じぬぞ ではまず断ずる根拠としてこの品不意の目から見た"天下〟像についてお話しいたそう そんなこともないけど、 この呂不韋が"天下〟を語る上で 大切なことを明らかにせねばなりません 今我々の言い示す。天下というものはいつ始まったのかーー 何によって生み出されたのかご存じであられるがな? 金が天下を作ったと!? これこそ人の歴史における最大の発明くにして発見の これから始まったのです 我々が届けた武器で正に今殺し合いが行われておる 戦こそ正に人の悪行の極みよ それもまた人の営みの一部です それよりも武器商とはやはり儲かるようですね 今回はたまたま火急な大金が必要だったのと 連中が五倍の値に乗ったので流したが 見ろバタバタと人が死んでいく あの戦で利を手にするのは彼らではなく彼らの国の中枢の人間達だ 我々は節度のある商人だ 武器にだけは手を出してはならぬ その軍資金があるなら、私はもっと別の楽な方法で彼らの勝つ方より多くのものを手にできまする 金の使い方がまるで分かっていない 人が手に入れた最強の武器は日々進化する剣や槍ではなく 国々の為政者は気付くべきです ただ悲しいかな連中は金の御し方に詳しくないのだ 御すのは金ではなく人の欲望〟です 金を使って〝欲望〟を操り国を大きくするのです 一介の商人ではありません それは介の商人が口にする言葉ではない 私は必ず並み居る商買の頂点に登りつめ 〝貨幣制度〟が〝天下〟を作った “金が人の”欲”を増幅させたからです 「商」の時代とも言われますが 貨幣制度の誕生で物々交換であったそれまでの世界は一変した 運搬し易く腐らぬ貨幣は物流に。距離”を与え散在していた社会を次々とつなげ広げていった あいつは“金”をいくら持っているのか 人は他人との裕福度の比較をする物差しを手にしてしまったのです 金のもたらした最大の発見は別の所にありました 当然生まれたのは“他より多くを得たい”という強烈な 物々交換の範囲で生きていた人々の世は 中華という広大で複雑な世界へとまで進化した とどまることを知らず成長し続ける我欲の応酬が成した業です そして人は「天下という言葉を口にしだした かつての世は天の恩恵にあずかる世界 。下はあまねく天に支配されるものであった ーーが天の下が中華となりそれは 人間がその手で支配できるのではと思わせるものへと変わった ハッハ天も驚きでしょう 人が金を手にしただけでここまで増長・進化をとげるとは 私に言わせればまだまだです まるで金が全てのようなもの言いだ そこはあえて断定いたしましょうか お前が子となれば人の我欲を至上とする醜悪な世になるのではないのか、日本章 戦争を第一手段とする世の中よりはるかにマシでしょう。 為政者は国民に血を流させてはなりませぬ そして私は誰より深くその方法を知る者です 為政者は国により多くの幸福をもたらす者であらねばなりませぬ その貨幣制度と共に生まれた。商人”は金の流れの中に身をおくことを生楽とし 誰よりも金を通して人の世を洞察してきた者達である そして相国・呂不葦は、一代で中華指折りの大商となり今の席までかけ上がったことは周知 その稀有な知識と経験は他の何者も及ぶところではない 何やら理想をかかげて国を治めようとしておられるようですか 。金を操って国を治めまする 果たしてどちらが国民の喜ぶ治世となりましょう では“金”でどう国を治め どう今の中華と向きあう呂相国 全実権をこの呂不韋にゆだねられるなら 私は十年で秦を中華史上最も富に満ちた国に成長させることができる 飢えなどとは無縁の飽食 素人全員が人生を楽しみ謳歌する国です ほうまるで夢のような国じゃ しかしこの乱世がそれを許すかな? この五百年の争乱人は十分すぎる程「怒」「哀」に浸かってきた 国を問わず人が今渇望するのは「喜」「楽」です ならば葵は溢れんばかりのその「喜」「楽」をつかみみ他に示せばよい 他国の人間は必ずそれを羨ましがり案に流れてくるでしょう 他国の王が危機を感じるなら、雷を分け与える さすれば王達も望んで家の手を握りにくるでしょう 刃ではなく富を交わらせて関係を築くのです そうすれば後はやり方は同じ 列国それぞれのもつ資源・産業を循環させる役を藥が担う 薬を中央にすえた中華全体の発展・繁栄 素なくして経済の回らぬ世にすると... ”暴力”ではなく警かさ〟で全体を包み込む それが私の考える正しい『中華の統治』です。 つぶして従わせるという蛮行は争乱の世にこそ大国が見せてはならぬ姿 大王の理想とするところは理解できまする ましてや敵国全てを暴力で征服し尽くす「中華統一」などもっての外 国が一つになれば国家間の争いは無くなると しかしそれは勝利する側の身勝手な夢の押しつけに他ならない もしも武力統一が成ったとしても 残る現実は勝った秦一国と討ち滅ぼされ征服された六つの敗北国 どれ程の悲劇がこの中華を覆うのか 祖国を守らんと散った兵士 その上に満ちるのは残された者達の悲しみと 間違いなく中華史が未だ経験したことのない闇の世となりまする 当然自国民にも多大な犠牲を強いる それらの全てを戦中華統一〟という夢の代償として〝善し〟と考えておられるのなら、 それはもはや狂気の沙汰としか言いようがない あなたこそ誰よりも玉座にあってはならぬ人間です それでもまだなおあ中華統一〟が王の道として、揺らがぬとおっしゃるのなら、 儂は三代前の奉王昭王の甥にあたる郭景なるぞォ 首をとっておけ後で確かめねばならん 外の戦場は我輩の軍が押し返しています 城内の火の手も広がっている模様 この戦もはや時間の問題かと うむ...相分かった! バカな危険だなぜ入ってきた 俺も押し込めると思ったが どうしてもここを抜くことができぬ じ城内まで行けるかと思ったんだけど... 個の武術も部隊戦術も相当に精練されている 生半可な仕上げ方ではない 乱騎兵前へ右のすき間に割って入れ フッハハハしびれるであろう戎翟の力 この日が来るのを百年待った ひたすら力を蓄えながら ひたすら牙を研ぎながらな 百年前、我輩はお前らに征服され糾合された お前らにとっては取るに足らぬ田舎民族の一つにすぎなかったやもしれぬが こっちは...そうはいかぬ 今城内で起こっていることは 祖父達が受けた不条理を倍にして返してやってるだけの話だ 先にやったのはお前達だ くそっさすがに後宮までは分かんねェ 反乱軍はどこへ行った.. 後宮への近道はどっちだ こっ後宮へ向かうのですか? あの建物の右を抜けて行けば外門に出ますので 早く教えろっ王の子供が危ねェ 勝つのは...呂不韋様だ ...ハッハどうされました 顔色が悪うございますぞ さすがに私の言葉に腹が立ちましたかな? お前のやり方では戦はなくならぬ 人の世から戦はなくなりませぬ 儲けのために武器の商いにも手をつけ 広く戦を見てきたからです 命懸けで戦う者達の思いはそれぞれ 何やら大義のために戦う者 愛する者のために戦う者 ただ私利私欲のために戦う者 しかし...誰も間違っていない どれも人の持つ正しい感情からの行動だ 復讐心一つとってもそれをなくすことはおよそ至難であることは それらの感情の否定は人間の否定 さてさて困ったものです 邯鄲にてそれにあたったあなた方も十分承知でしょう 足でも痺れましたかな? 己の描く道が誤りであるとようやく気付かれましたかな? 呂不草にはあの光が見えてない? いや...他の者達にも... まるで政様に寄りそうように... お前の口にした為政は所詮〝文官〟の発想の域を出ないものだ、呂不章 戦に向き合わぬ「お前の為政いかに耳に響きのいい言葉を並べようと 今の世の延長上にしかない 一時和平協定の下富”で他国とつながろうと 各国カナを付けきったところで 再びより大きな戦争期間へと突入する 五百年続いた戦争時代が 結局のところそのまま続いていく 手前勝手な「現実」という言葉で問題に蓋をするな 人の世をよりよい方向へ進めるのが為政者の... 戦国時代を終わらすことだ 君主の役目ではないのか 先程も言った戦争は紛れもない人の本質の表れ人の世の営みの一部 為政に挑まねば世は前進せぬ! お前達は人の本質〟を大きく見誤っている たしかに人は欲望におぼれ 凶暴性も醜悪さも人の持つ側面だ だが決して本質ではない 争いがなくならぬものと思い込み その中で最善を尽くそうとしているが この中華は五百年も戦争時代を続けている そこまでおっしゃるのなら大王の言う人の本質とは一体何です あの邯鄲で正に人の闇に当てられた悲惨な経験を踏まえた言葉で 俺の歩みはあそこから始まっている なぜこの人は〈全く〉赤の他人の俺のために あなたは誰よりも偉大な王になれます 作者あとがきこの度はオ引きご購読真にありがとうございます!!ついに...ついに...フいにようやく日本車との戦いの結末に近づいてきましたー!!早く仲意を出して欲しい... それで...そして、!!このことを書かぬかけたはいきません。あの「アメトーークイ」にて「そうクダム表人」をやて頂きましたー、 元々番組の大刀ンなのですが、とにかくマカ作品「〇〇夫」がある時は、いつも「ううれしなー」「いつか必ずじ」と思ってました。メリット・メフバラ決また知らせを受けた時はスイルベーダウンロッドガッツホストへの...そうだっ!! ストイコピッチねいらっ!!どうっていう 普通はスタッフ達と手を伸ばし全員で見ました。もちろん、最高に画面からだ!!!いや...これからの時に最初の中で最初はヤツだそして当然その反響もすごかった!!!(*^_^__) その後、日本中の番広からキングダムの単行本が消えた程です!!これです...(これホント!!「一季かと驚きが変更にさて、それが何やら... 『スタッフ・猫石達・梶山奥頌・北原涼子上村恵づ朗毛利茅夏『ヘルプール本孝司・田近康平坂口晴香_佐藤_優次_□スベシャルサシンクス三原和人□編集・金上大佑 向かって下さい。皆様、そして読者が普通に心が定期です!!追い風を背に、これからも頑張ります!! 『天幕(テント)つづき』 キュイ~ンって高鳴るの えでも村には女しかいないのに男とロづけしたことあるの? ほらったまに修業で悪人男共の集落を襲いに行くでしょ あんな中で男と口づけしてるの象姉すごい こんなこと言ってないんだね 女ばかりの私達蛍大族にはめったにそんな好概ないんだから もしそんな時が来たら、分かった逃すべからず!! ブハァァ信殿失礼しますっ 何やってるのですかお嬢殿の... 何がって怖いんですが... ☆紙版コミックスの力!バー裏となります。 この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じられていいます。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除し、て行うことはできません