★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 ★この作品はフィクションです。実在の人物・団体事件などには、おっさい関係ありません。 このようなことはこれからは、これはそのため、これからのそういうことですので、 は武功を立て、大将軍として世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。そんなある日、森国の朝廷内にてクーデターが勃発。王の影武者として納性となった親友源の遺言に導かれ、信は少年王原政と行動を共にし、反乱を銀圧する。信は大将軍へ成り上がり、鳳政は中華統一を果たすという壮大丈夫の実況へ一歩踏み出したのだった。 その後、秦軍に従事した信は数々の武 功を挙げ、信率い「る飛信隊も戦場でその 存在感を示した。そんな中、魏との国境・ 著雍での激戦に招集された飛信隊は魏火 龍と呼ばれる大将軍らを撃退。月日この武功が認められ、遂に信は五千人将へと昇格、将軍まであと一歩の地位まで辿り着いた。そして嬴政も真の大王となる「加冠の儀」を迎える。しかし、式典の最中、政敵 そういうことですが、そういうことですが、ここでそういうことですが、そういうことですが、これからの 呂不韋の謀略により、爆毒率いる反乱軍の急襲が！飛信隊の奮戦や、昌平君の戎翟公討伐により、政権を巡る両者の長きに渡る闘争は大王側の完全勝利 二人の彼女は何かに味やへなし聞いました ああそれはすぐに命を破たねばならぬ気がっているのはこう教えてす そういえば、これからのそういうことですが、そういうことですが、それはそうですね。 素軍五千人部隊｜飛信隊 そういうことですが、そういうことですが、そういうことですが、そういうことですが、 素国の若き王。中華の統一を目指す。 天下の大将軍を目指す。秦軍特殊部隊・飛信隊の隊長。 昌文君いっぷくん癲政に忠誠を尽くす大臣。 河了貂かってん山の民で信の元「同居人。 暗殺集団＇蚩尤の未裔。同胞の仇を討ち、飛ぶ信隊に帰還した 昌平君「しょうへいくん そうだったんだよ。そういうことだったそういうことですので、そういうことですが、 奏国軍の総司令。飛信隊の危機に感陽へ駆けつけ、戎翟公を討ち取った。 無数の山民族を統べる盟主。最の防衛戦にて奏国を救った。 四千人将として、楽華隊をおいる。蒙武の息子。 五千人将として、玉鳳隊を率 そういうことですから、これからのそういうことですから、これからも、そういうことですから、これからの 王一族の現頭首で、王責の父、 大大将軍王騎軍の元副官 元は冷徹な大野盗団の首領 フフフランスタイルスタッフスクラスを 思ったより深手でまだ成陽に残って休んでたんだよ 母ちゃんと色々あったみてェだが 呂不韋がまァだ生きてるってことは やっぱ後処理に手間取ってんのか 国の有力者の半分は呂不韋側だった まずそれらをどう扱うかをじっくりと精査せねばならん 有能な者達はしっかり取り入れねば国力が半減するからな そこに太后という長を失った後宮勢力も加わってくる故 やるべきことは本当に山積している 呂不韋本人を裁くのは半年以上先になるやもしれぬ 打ち倒した相手はそれだけでかかったって話だ 凛がお前の替え玉として命を落として 身の上をわきまえぬ大望があります その後黒卑村のボロ小屋でお前と出会い 最初はずっと逃げ回ってたな チンチクリンのテンとくたびれまくった昌文君のオッサンらだけが味方で 今思えば絶望的な旅団だった なのに山の民にとっ捕まった時お前はとんでもねェことを言いやがった あんな状況下の奴が一体何言ってんだと思ったぜ 俺より大馬鹿がいやがるってな 俺は中華を統一する最初の王となる だがお前は端氏・成績の反乱を鎮め そこからも度重なる窮地を真正面からぶつかり乗り越えて 普通の王じゃねェってことを周りに示していった 最でのお前の言動には正直何度も鳥肌が立った あん時俺は確信したんだ 初めて会った時俺はお前に王なんて誰でもいいって言ったの 俺たち底辺の人間には誰が王かなんて興味ないんだよ！！ 中華を統一して戦国を終わらせれる手はお前だけだ政 ようやくその船出の時を迎えることができる 国内統一でも数えきれぬ程の犠牲と苦痛を伴った それが中華となればその比ではない だが素国内の争いはこれで無くなったぜ 苦痛しかなかったわけじゃねぇよ 昌平君達と中華制覇の絵図作りに着手している ．．．いや昌平君の頭の中にはすでにあったみたいだ そのことについて先にお前に言っておこうと思う 昌平君が繰りに練って算出した“十五年〟という恐ろしい数字がある 敵国を討ち滅ぼすには素国も一丸となってこれにぶつかりにいかねばならん 正に国民総動員の総力戦 合従軍襲来の時のような高い土気と集中力折れぬ心を今度は敵が滅するまで持ち続けて戦わねばならん その極限状態を素国が持続できる限界の年数が ここから十五年で六国全てを滅ぼし中華を統一する 俺も本気でやるつもりだ まだ一国も落としてねェのに： ちちょっと待て政．．． こんなこと言うのは好きじゃねェが．．． だからこれから素軍強化のために内政から変えていく 人材登用法を見直し国内国外・身分問わず未だ野にうもれた才能を拾い上げる それは前線にいる俺達の方がお前達より．．． 今のままでは無理なのは分かっている さらに国庫を大きく開き兵、軍馬等増強し素軍を倍の規模にする 秦の六大将軍が復活する 六将の一席を掴み取れ！ これより強まる薬の風によりいよいよ ．．．？いよいよ待ったなし おォのれ「飛信隊」噂以上にやりおるわ 豪紀様ここは一度陣を退げた方が この豪紀様の恐ろしさはここからだ 急報右より奏軍「玉島隊」と思しい軍が迫って来てます 急報左から「楽華隊」が迫っていると報告がっ 総司令昌平君の指令通り飛信隊：玉鳳：楽華三隊が合流した 趙軍も内地より軍を派遣書州はしばし膠着状態となる 本当に大王がそう言ったのか信 六大将軍を復活させると お前は現段階でどう思う？ 六将の席を手にする六人は誰だと思う すでに今、素国の大将軍である父蒙武と 攻めだけなら今や豪武は爽軍史上最強と目されるし 脳の方ははっきり言ってまだ実力の全てを見せきっていない そんな二人だよほどのヘマをしない限り二席は確定だろう かつての六将級の。才能？と以前から噂されている両将王翦と そこに一番近いのもまた二人 ここまでの実績から考えても順当にいけばその二人も入るだろう。 その二席を狙ってんのは俺達だけじゃねェ 上には録鳴未や隆国らもいやかるし 他の軍にもチラホラ名の通る将軍もいる 六将復活が来年なのか五年後なのか分かんねェが とにかくその時大将軍級の武将になってねェと候補にも入れねェぞ だったら俺達に教えず出し抜けばいいのに 飛信隊はこの曹州から今まで以上に飛ばして行くぞ んなしょーもねェマネして何が天下の大将軍だァ！ ふつうに俺と蒙恬だろう この曹州攻めが〝おとり〟！？ 代わりに俺も極秘事項教えてやろー 熱くなってるとこ残念なことにー 今回の昌平君の本命は魏の〝衍氏〟城なんだってよ！ ここ曹州の南に位置する魏の要所の一つ衍氏 たしかに曹州に奏・趙軍が集結したため裁軍も国境に多くの軍を配備している 巨城で有名な衍氏を攻め落とせる軍が周辺にいないよ 攻略の前段階は見事に出来上がっているけど 一帯の意識が曹州に集中している今衍氏には隙が生じているー 肝心の衍氏を落とす軍がどこにもいない それは蒙恬も同じことを言ってたぜ 王齧あたりが南下して来んのかと思ったがその気配がなくて妙だって 本当に衍氏が本命だと言うなら 一体誰がこの城を討つって言うんだ．．． まさかあの軍を頼みとして衍氏攻略を謀るとは思いもしませんでした 敵国が分かろうはずがない 素国の軍容に変化が見出されることになりますな 列国にこちらの手札を見せるのが少々早い気もするが．．． それも昌平君の作戦なのであろう 行氏城が陥落しただとォ 奏軍の急襲が成功したらしい 魏は要所の城を失って大慌てで奪還すべく軍を発しているそうだ だから曹州の布陣を解いて今すぐオレ達も衍氏城に入城して防衛にあたれとのことだ 玉鳳も楽華ももうすでに動き出してる 飛信隊も急いで出発するよっ 不落の巨城っつー行氏を 一体どこのどいつが落としたんだ ．．．そうかなぁ。それじゃなかったのか 見ろ望楼が紛々だ．．．粉々だ．．． 何か見たこともねェ旗が．．． ．．．何だこの音．．． 楊端和攻衍氏。〈桐端和が行氏城を攻め落とした〉ー蒸始皇本紀より！ 山の民が変軍として戦うのは変じゃないよ 三年前の葉の教出の功で 楊端和は葵の“大上造〉の爵位をもらってる 衍氏を落としたのか！！ また一人六将の席に近い武将が現れたってわけか 負けねぇぞコンチキショオ！ どっどーぞ！〈何を吠えてんだあいつは 山の王楊端和による衍氏城急襲・陥落は列国に大いに衝撃を与えた ところがこの後南の大国「楚」にて起こった出来事は それ以上に中華全土を驚愕させた 春申君が暗殺されたのである 先日の考烈王の葬儀以上だ 王以上．．．うはァ．．． 一体何がどうなってんだ 項数・白朧も前線から戻ったようです ここから先は参列者の方々だけだ ま．．．そうなるわなー 何であんたが殺されちまってんだよ 一体何があったんだっ．．． どえらいことになっちまったなァこの国も 秦では嬴政が嫁毒反乱を鎮め遂に実権を手にしたこの年 隣の大国楚でも驚天動地の出来事が起こった その剛腕で大国楚を支配していた考烈王が突然崩御し 考烈士の嫡子が実は春申君の子供だとォ！？ 何わけの分かんねーこと言ってんだ将軍 王は長年子供ができなくて周りも心配してただろーが ああだから二年前やっとお一人生まれて国民総出で祝ったじゃねェか だけどその王子を産んだ女は元々春申君の女で 密かに身籠った状態で王に妾として献上された 今その二歳の坊やが次の楚王になるっつー裏話だ ーーんで女はそのまま出産し 紫外容が暗状する炎・日不事態では、本当なのは話を元に引きれたという訳である。 ちょちょっと待てよ．．． それって．．．じゃあ次の王で今までの楚の王家の つまりここから楚は春申君の家と王子を産んだ女の家のものってことだった 王子を産んだ女の家．．． 女の実兄に“李園”って男がいる そいつが今回春申君を暗殺しやがった つまり簡単に言うと楚は女の兄。李園．．．一人のものになったっつーわけだ だからこれからの楚をどうするか話がしたいと珍しい男から声がかかった んなことがまかり通るわけねェだろが！！ 特別にお前らも同席させてやる 場合によってはお前らで相手の男を殺せ 悪かったのォ渦燐大将軍 見た目ですかったのですが、なにやったんですけどいいのでしょうかね 見合う話を用意してなかったらただではおかんぞ 大変なことになったのォ 何笑ってんだよ居候の分際で この大国を仕切ってきた二人を同時に失うとは キワモノぞろいの宮廷のフタ共はまとめ役を失って互いにギャーギャ！やりあってるっつー噂だ 正に楚は船長を失った大船 下手をすると転覆するぞ そこに．．王位継承問題も絡んでさらにややこしくなっておる 列国にとっては純好の攻め時だ 廉頗の耳にまで入ってんのか．．． 僕が超で現役なら一時的に魏と和平し一気に大事で南下して大いに領土を削り取るがのォ 最初に来んのは家だろうな 奴らが今一番ギラついてやがる そうなる前に早々に楚の朝廷を再構築せねばならん しかもただの再構築ではなく 楚が考烈玉・春甲君の治世時よりさらに韓国となるための構築だ 私と廉頗と同じ席に着くとはいい度胸だが 倒近ですなんてなめたこと言わねェよな その男は風雲急をつげておる宮廷からの密使だ 今回お前に話があるのはこの男だ ほーーっ宮廷の使いっぱがこの私の目を見返すかよ！？ 私は宮廷とかでブヒブヒやってるブタ共が大嫌いなんだよ 同じく私も武将の類の人間が心底嫌いだ あの廉頗がわざわざ場を作ったってことは 国家瓦解の危機にあるこの時 第二将にして国内最大規模 私は貴殿に頭を下げねばならぬ 南部の支城を含めれば三十万の軍を掌握する貴殿の力が必要だ ー私と共に率相の席に座り 新しい大国楚の土台を築いてくれ 私が春中君を殺した李園だ こっからじゃ全然聞こえねェ そしてその流れでいけば 王弟君が次の玉座につくのだがその弟君の異常性は王宮内の大きな悩みの種だった このままではこの大国は暗君の船に乗ることになる そうして私の妹が春申君の子を身籠った その子を王の子とするのは国の行末を思った老烈王と春申君と私の苦肉の策であった 王家の血脈を変えてまでもかよ んでどうして春申君は凶刃に？ やっぱりお前が全部欲しくなったのか？ 春申君が王の死後突然王位はやはり王弟に継がせると言い出した 暗君を出すより裏で血脈を途絶えさせる方が罪が深いと ．．．？？？そうですか？ なぜ急にそんなことを言い出したのか．．． ．．．だがその申し出には賛同できなかった すでに船は走り出しているのだ あの方に限って寸前で怖くなったというわけではあるまいが．．． 偽りの子を産まされた妹も 今さら降りることは死を意味する 身内愛のために春申君を殺ったのかよ 少女の時唯一人の身内の弟を探して荒野をさまよっているではないか 必死だということを分かってほしかった 必死さあまって刺客送りましたってか 事の重大さは誰よりも深く理解しているつもりだ 列国の牙が向かって来る前に背骨を失ったこの国を立て直さねばならぬ ．．．！？．．．！？？？ だったらてめェが一人で宰相やれよ それでは普通の国として復活するだけだ ＞東の大将軍”が以前言っていた 中華最大規模を誇る楚軍はまだ その力を最大限活かしきれていないと 貴殿も感じていることのはずだ 貴殿が政事に興味がないことは知っている 過熱するこの戦乱期に対し、この大国をどう再構築すべきか戦いの天才に導いて欲しいのだ 李園は変令を用いて臨時の二宰相制に 宮廷内はすでに一つにまとまっていると伝えている あれ程の大乱をほんの一月あまりで： 季園という男．．．我々が思っていた以上にやり手ということでしょうか そして前任の春申君と違い規燐は生粋の軍の人間であり 合従軍戦ではあの膝と蒙武を出し抜いて函谷関裏にまで楚兵を送り込んだ知将だ それだけで簡単に全てがうまくいくとは思えぬが．．． 楚でも軍略の天才が宰相の座についてしまったと しかし楚急襲の作戦は一度破棄し 様子を見た方が宜しいかと お前まだんな隠し技をっ．．． 貂殿本当から早馬が！？ 楚攻めがなくなったっての本当か？ 飛信隊は超攻めに向かえだって 助かった大軍相手じゃなくて クソ攻めにくいぞあそこは しかもたしか今あの一帯を守ってる趙将は．．． 黒羊攻略の本軍五万が乾水を渡って東へ進んできてる 飛信隊単独の戦いの規模じゃねェな その軍に合流せよとのことだ そんな怪しい伝者がいるかバカ 飛信隊の信にこれっ．．． オギコからの伝令エエェエエエ じゃなかったお頭からのオオオ とっくに連中の方が先に着いてんじゃねェかよ こんなどでかい野営地まで作ってよぉ！ 何が“先に拡珉に入って本軍の到着を待て。だよ 桓騎軍・飛信隊合流地『拡珉 今度の大将は敵の目玉くり抜いて喜ぶど変態だ オギコはお頭に知らせないと 我呂さんあの伝者に聞こえるって 今まで桓騎軍に援軍に来た隊がいくつか消失してるって噂がある 味方にも容赦ねェって噂だから気をつけろよ 桓騎将軍には気をつけといて オイ見ろよ連中の身につけてるもん 歩兵のくせに宝石なんざぶらさげてやがる．． 道中村々を襲って暗奪してるっつー話は本当みてェだな この野営地女がすげぇいるぞ 道中の村々で拾ってきたかだろ まっ持て祖境には手を出さぬと 大分飛信隊とは違いますね．．．信殿．．． 殺気じゃねェこいつの何かに 瞬あの目に吸い込まれそうになったが．．． “元下僕”に“元野盗” 似たもん同士仲良くやろうぜ 実力のあるお前達の援軍は本当に嬉しく思っている 青臭ェ戰り方やってるっつー話だけはがっかりだ だが桓騎軍に来たからには 桓騎軍の戦り方に従ってもらう ここでは略奪・虐殺何でもやるからそのつもりでいろ やりたいことは全部やる お前らも一皮むけるいい機会だ ここで大人の戦いを覚えていけ ひしんだ！飛信隊野営円陣 相談将軍の顔見たのか？ たしかにすげェ怖そうだしすげェ冷てー感じがしたんだが．．． でも男の俺がドキッとするくらいかつこよかった 大人の男の人の色気っつーの？ あと何かいい匂いもして その桓騎将軍が飛信隊を気に入って隊員の人と話がしたいって言ってるよ この人本陣にいた人だ多分 じゃあ将軍の倒近．．． この中に古参の人とかいる？ つか隊長信とは伍から一緒ス んじゃあんた適当に部下連れて行ってきなよ 一応自分が結成当初からの人間ス きっと女つきで接待されるよ そ今すぐお頭待つの嫌いだから ちょっと尾平さんそういうの一言信に言わなくちゃ．．． るせェすぐ戻るからいいんだよ個には絶対言うなよ晶 言ったら絶対止められる．．． 桓騎軍じゃいつもやってるやり方でね 互いの軍のことを理解し合わないとうまく戦えないだろ それにお頭の戦いは早いし変化する こっちの本陣に意図の分かる者が入らないと連携が取れない あんたが本陣に加わるってこと？ 加わるって言っても端で静かにしてるから心配なく 入れかえってことはこっちからも桓騎軍に誰か送るのか？ そこはもう悩まなくていいよ 古参の出っ歯君が昨夜桓騎軍に入ったからね 趙黒羊丘攻略に向けて出発 黒羊に迫っている敵は六万とか なのにこちらは三万しか．．． 大丈夫ですこちらには紀彗様が．．． 桓騎軍がここに来たら私達は生皮をはがされるって本当ですか りがん離眼城城主紀彗（将軍 そうならぬために黒羊へ大人達は戦いに行く お前達は母や老人達と離眼をしっかり守るように でっでも桓騎軍はすごく強いって父が言ってました 敗れたら「お客様達の目玉が桓騎に取られてしまうのでは．．． ．．．ももし取られたらボクの目玉をつ紀基様に差し上げます それでは逆に目が多くて化物になるな 桓騎も化物なのだろうが それに今からもう一人．．． うちの城主もしっかり化物だ たしか最後の三大天の席に近いといわれる将軍様じゃ 李牧様がおっしゃった意味が今分かった 離眼と共に戦えと．．． お前は私と同じ“匂い”がする 「黒羊」へ向け出陣！！ この見渡す限りの密林地帯は．．． 手間だが迂回した方がいい だってここが今回の戦場〝黒羊〟だから いつも女連れてるのかお前 どんだけさかってんだ色ガキ うちの参謀二人だ作戦は二人も聞くんだよ ご覧になったと思いますが黒羊は思っていた以上に広大な樹海です そして本営は今回この地を攻略せよとの指令ですが ここに落とすべき城というものはありません 摩論がしゃべってんだろ 代わりに五つの丘がある むしろ今は黒桜さんがお黙りを 単純に一言で言いますと 五つの丘全てを占拠すれば この樹海に．．．道を作るべく 散らしている暗兵によれば敵の慶舎軍も黒羊の反対の淵に着いた様子です この樹海の中大小限らず前線ができれば必ずそこで進軍の足が鈍ります。 つまりお二人で中央の丘より奥に前線を作ってくれれば 我々は序盤から労せず三つの丘を手にすることができるというわけです ですので二隊はイチ早く樹海を進軍し できるだけ奥深くで敵と交戦に だったら急いだ方がいい 敵もきっと同じことを考えてくる 留士さん部隊の準備ができやした 重要な役目の片方をお前に与えてやってんだ しっかり期待に応えろよ 安心して俺らのケツを追っかけてくればいい 失敗したらただじゃすまないぜ？お前 この戦の第一武功敵将慶舎の首は それじゃない光璃斥候頼んだよ 二人とも頭の片すみに入れておけ 丘の取り合いだけの単純な地じゃない やはり大分．．．かせいだな まっすぐこちらへ進軍していると 物見の報告では旅印から恐らく たしか慶舎将軍が名指しで獲物だと言った奴だな ここで飛信隊を急襲する くそっ何なんだよここは この密林まだ深くなっていくぞ 足元に沼があるぞ気をつけろ 少し飛ばしすぎじゃねぇか河了貂 大分桜一列に間延びしてるぞ 大丈夫敵とぶつかるのはもっと先だから 羌穂の斥候隊も行ってるし、安全策はそのくらいにして今回は先を急がないと 桓騎将軍の策は正しいよ この戦の勝敗を決めるのは恐らく中央の丘だ オレ達で絶対に中央の丘より奥に前線を作るんだ その丘を無血で手にできるかどうかは飛信隊にかかっている 素軍側にある一つ目の丘だ 思ったより近くで見るとでかいな あれは素通りでいいのか河了貂 あの丘は後ろから来る相騎軍右翼が占拠する さっき言った通りオレ達は先を急ぐ．．． 撃てってどこにだ姿が見えねぇ いいからいいね。茂みに向かって探ちまえ家ちまくれ 大至急眉兵を前に呼んで 何だってこんなこっち側で伏兵にあってんだよ 多分斥候が仕掛けてきたんだと。思うけど まさかこんな所まで来てるなんて．．． 茂みのクソ弓兵を叩くぞっ こいつらただの斥候じゃない 相当戦術が練り込まれてる！！ とにかく今は被害を．．． 背を見せるのは今は危ねぇ はさまれてんなら背を助けあってその場で戦え！！ ノコノコ仕掛けてきゃがったこいつら全員叩きつぶす！！ 少し粘りゃ後ろの楚水騎馬隊がかけつけてくる それまで踏ん張れヤロォ共！！！ 立て直す．．．ねェ．．． お前達にそんな余裕あるのかよ 案のアホ共ようちらの大将紀彗が出陣前に言っていたぞ 相手を翻弄した方が勝つってな 飛信隊は素通りのはずでしたし 右翼が占拠するにはちょっと早い気が ってかあんな合図ありましたっけ このままデカブツぶっ殺せ 劉冬でもこの戦斧は受け止められぬ それを貴様はまともに二度も．．． まさかいきなり獲物本人と刃を交えるとは思わなかった 次はちゃんと大軍で来るから楽しみにしている 思わぬ好機であるが時間切れだ もっと重大なことがある！ 側近二人を使うとは随分大胆だな紀彗 だが失敗すればいきなりあんたは両腕落ちだぞ 強引にでも先に戦の主導権を手にすることが重要です 私はあの二人の力を信頼している 本当に俺達だけで丘攻めをやるのか 斜面を登る間中上から矢と石を受ける羽目になるぞ しかも敵がどんだけいるかも分かってねェ 丘を占拠してるのが小隊であることは間違いない 敵は恐らくオレ達が把握してない支流を使ってこんな奥深くまで来た 敵が小隊なら丘の利が向こうにあろうと飛信隊だけで戦える それでも軍と呼べる程の大軍の移動は絶対無理だ それでも無傷ってわけにゃいかねェぞ 攻め取るなら今しかねェーか 単純な戦い方で必ず取れる ――いいか！盾を並べて隙間を作るな ーいいか！盾を並べて隙間を作るな 矢の雨の中を正面から堂々と登って行くぞ！ 矢の雨の中を正面から堂々と登って行くぞ！ この丘の全面を小隊で守るのは不可能だ だから田有は声を上げながら正面から派手に攻め上がって 信と崇原の身軽な小隊が敵に気付かれぬよう裏から駆け上がる 完全に敵は正面の田有らに気を取られてる 全然こっちに見張りがいない 周りに他の見張りはいないぞ 十．．．ニ十人くらいか やっても気付かれねェぜ 俺はこのまま下から行きます あ．．．あれ？矢が一本も来ない．．． ガンガンガンガンがンナミガン 頂上に来てようやく気付いた 急襲からの丘占拠を受け飛信隊は進路を変え丘奪取に向かってしまった つまりこの時点で「飛信隊が先行して中央丘より奥に前線を作る」という作戦は霧散したのである そしてその顛末により逆に飛信隊側が趙軍に先行され〝中央丘より手前側に«前線を作られてしまうのである 飛信隊の斥候として、前へ進んでいた羌痍の小隊は 山々の切れ目で予想外のものを目にしていたー ミリ不審者が、飛行機についてまるえっいい感触だ。 ブライコか！大切な伝書！ あこりっ何かわたくふてくる はいあなたと大切な伝説 ただの樹海地帯ではなかったのか黒羊は．．． 中にこんな集落地が存在しているとは； 黒羊に着いてすぐに見たあのかすかな煙は やはり集落の生活の火の煙だったのか ーだとしたらここ以外にも集落はある．．． あいつら何でのん気に畑仕事なんかやってんだ ガキ共も外で遊んでやがるし．．． まさかここで戦争始まるの知らねェんじゃ．． 家にだって領土内でも素国に属しておらぬような辺境の僻地はいくつもある こんな樹海地に戦の情報が伝わってなくても不思議じゃない 厳しい言い方だが今の俺達には関係ない この戦いはやはり複雑なものになるぞ信ーー．．． 黄丙は信の本隊に集落の存在を知らせろ 関係ないわけがないだろ 私は連中に警告してくる 連中にとっては俺達は仮にも侵略者だぞ 羌瑰達が集落を発見したのは ちょうど飛信隊が奪われたと思った丘に登った頃である つまり黒手の〈動き〉はまず戦場の右側で起こった そして右のバタつきから程なくして こちら側の戦場も動き出す か．．．桓騎軍の行軍っていつもこんななンスか？巴印さん いや．．．飛信隊も時々はこれよりもっと早いシスけど 桓騎軍もこんなに走るんだって意外で．．． いつもこんなに飛ばすわけじゃねェ ――ま詳しくは知んねェけど まず雷士軍が先行してつっ走って。中央丘〟より奥に前線作るんだと つまり俺ら雷士軍なんスか 雷士さんはおっかねぇしメチャ強ェよ あの左目周りにスミ入れてるおっかねぇ人が．．． あの人の一家を取り込むのはお頭も相当苦労したらしいからな あんたらそっから知らねーのかよ 今は桓騎軍として一つにまとまってるけど 元々はそれぞれ別の野盗団だったんだよ それをお頭が一つ一つつぶしたり説得しながら傘下に取り込んでこんだけでかくなったんだよ クク余計なこと教えんなよ巴印 中でも一番やばい雷土さんの隊に俺らいるってことスか 今俺達の左の茂み一つ隣を並走している一団．．． ーだが本当にやばい集団ってのは実は他に二ついる 北で猛威をふるっていた野盗団なんだがー本当はただの戦闘民族なんじゃねェのかってくらいとにかく戦狂いの連中だ ．．．桓騎軍の中でも間違いなく最強の武力を持っていて死地に喜々として突っ込んでいく 一度豪武を見たことがあるが 蒙武よりゼノウの方が一回りもでかい 手づかみで大牛の首をねじ切る怪力の大男だ 力頼みの場面で必ず最大の働きをするこのゼノウ一家だが一つ大きな問題がある 連中はとにかく獣みてェに獰猛で常に殺気立っている気にくわなきゃ味方だろうとバンバン殺しちまう ゼノウにはお頭だってめったに近づかねェ だから間違ってもお前らの左の列に行くなよ よそ者のお前らなんて目が合っただけで虫のように殺されるぞ おお前らはぐれても絶対左にだけは行っちゃダメだ ちなみにもう一つやばい一家というのは．．． 今うちらの後ろの列にいる．．． こいつらに関しちゃこの桓騎軍の中で一番。残虐〟な集団と言えば十分だろ 生きた人間のケツから口まで木をぶっ刺しちゃー喜んでる完全にイッてる連中だ 中華一の不運は砂鬼にとっ捕まることだって皆が言う つーわけで後ろからもやべぇのが走ってきてるっつーことだ おっお前らしっかり走れへばって足止めんなよ！ 一戦終わったら本当に俺ら飛信隊に戻してもらえるんだよな？ とにかく今はおとなしくマジメに行軍するんだ 左と後ろに気をつけながら．．． 酔っててイマイチ覚えてねェがたしかそう言われたはずだ 何でこんな所にお頭がっ お前らいと雷土の二列目か？ わざわざご自分でこんな所に．．． 右の下僕が早くもしくじりやがった 紀彗副将様が博打に勝ち 副官二人のご活躍で事が楽に進みそうで 金毛の背丈の低さで視界がよいのにも感謝 いきなり大いなる武功をあけたな紀彗 馬星と劉冬の手柄です手柄です 此度の戦の勝敗を左右する このまま右だけ警戒して前進 斬っちゃダメでしょお頭ー ここを誰の隊だとっ．．． 相変わらずだなお前の所は お前の〝カ〟で盤上を叩き壊してこい 飛信隊は相対する馬呈・劉冬の巧みなゲリラ戦術に苦戦し前線を押し戻せずにいた すいしく慶舎・紀彗本軍 ばっていうはうとうたい馬呈・劉冬隊 そして趙軍本軍の先鋒隊は早くも中央の丘にほんのわずかなところまで進軍していた “本陣”はまだ登らぬと？ ―なるほど軍が丘上に展開する間が最も無防備 ．．．たしかにそうだが今は敵が切迫する状況ではない 本陣を上げるのは先鋒隊が砦の基礎を築いてからでも遅くはない ．．．このお方思った以上に用心深い： まだ下で．．桓騎の匂いを．．．嗅いでいないからだ ゼノウ一家が来ちまったら俺らの活躍もかすむわ しかしお頭がいきなりゼノウを使ってくるとは．．． にっ二列目の俺達もいきなり突撃っスが ゼノウ一家が雷土さんと敵前線を叩きに行ってる 俺達も後に続いて参戦だ もう山だあれはっ．．． 俺達は元々盗賊山賊の類だからよォく分かるんだよ あんなでけェのを砦化されちまったら手も足も出なくなる だからそれを阻止しようとお頭はいきなり奥の手のゼノウを使ったんだ 趙軍が先行して丘を占拠するのだけは絶対に止めなきゃならねェ 右翼前線が決壊！敵に突破された板様です！！ 二万の右翼が突破されたと言うのか！？ この樹海地で敵を抜けるということは 相当ない力への差があるということだ 恐らく最強部隊を投入した 慶舎様先鋒隊の丘移動は一時お取り止め下さい 右の前線を突破した敵は必ず登ろうとする隊の横腹を狙います 慶舎様中央先鋒隊より報告！ 丘へ登る準備が整いました 丘を向いたまま打撃を食らえば甚大な被害が 先鋒隊は丘の砦化に着手だ 今は私と種騎の間に割って入るな 趙軍中央丘へ進軍開始！！ チィッ奴ら丘へ登り始めやがった ゼノウここから右に進路を取るぞ 麓で登り持ちしてる間抜け共の横腰を喰い破るぞ そっちも激しいじゃねェか 今回の本とかきは「香純」・年目にかけまうと思います。 □スタッフ・猶石達・梶山美頌・北原涼子上村恵【朗毛利茅夏□ヘルブ・田近康平・坂口晴香＿佐藤優次『［編集］金上大佑「松橋優優 そうして今こうとしていたまには母さまのっぽくなかっキックスでは、当然のあから分かった。あやまですが．．．ヤバンスしていますが、映画の発表後の人として名をおけた大人物です。そういえば、自分の気持ちになっていただけましたので、何かやっぱりと言われば良かったのかと思ってもらえません。これですが、こうかもしれない。視界さんはもう一方今度で出てきた雰囲。ここではなかったのですが、あうぞで出てきた今回は、あの辺の歴史を知っている人のことは「本国に「八物」のひとでした。そんなことなんでしょうか。それは、支配しかなかった現在は「私たちが好きな人気持ちがいないか」と思っていたのですが、なんでもないのでしょうかもしれませんが、それでしたそれでも、から僕も客観に「小物、最悪という印象でした。 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