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YJC
DiGITAL
YOUNGJUNPCONCS
原素久しぶりに
SHUEISHA
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
...
「まっ
いや、
うっ
目次
地下牢の賢人
194195196497198193199500501
昭謡話話語話話話v
高速で中のぼん時期はの経歴活動論の他にも読書結の本屋一緒大学学の経験者、子にする恐い
うわあああっ、何かを
それでも、そういうことで、自分の身のものだと思っておりますのですが、それだけではないのでしょうかもしれないと思いました。
気遣の採り合い
手に連れ物の兵達に選ぶのはり合い
手にする想い
お客様の手、大量のお
37795114135153172707
★この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などには、コンビリ。いっさい関係ありません。
奏軍五千人部隊|飛信隊
このようになりましたそういうことですから、このように、これからそういうことですが、
天下の太将軍を目指す。突軍特殊部隊飛信隊の隊長。
奏国の若さ王。中華の統一を目指す
暗殺集団:蚩尤の末裔
三千人将となり、
飛信隊の副長を務める。
「えいせい
山の民で信の元同居人
飛信隊の軍師となる
そういうことですが、これからのおそういうことですから、これからのそういうことですから、これからの
千莉、おうせん
羌廆きょうかい
王責の父。謎多き奏国の将軍、
河了貂»かりょうてん
おうほん
信と同世代の将。槍術の達人、
家恬もってん
信と同世代の将。戦の天才。
このようになりました。このように、これからの
目騎かんと
残虐非道な野盗団の元首領
楊端和ようたんね
山民族の女王
案の爵位を授かる。
このように、そういうことで、
そういうことですから、そういうことですが、
このようになりますので、そういうことです。そういうことですが、そういうことですが、
前巻までのあらすじ
時は紀元前。500年の大戦争時代にある中華西方の国森。奴隷同然の生活を送る少年・信
は武功を立て、大将軍として世に名を馳せるべく、日夜剣術の修業に励んでいた。
そんなある日、森国の・朝廷内にてクーデタ一が勃発。王の影武者として犠牲となった親友
源の遺言に導かれ、信は少年王病政と行動を共にし、反乱を鎮圧する。信は大将軍へ成り上が
り、嬴政は中華統一を果たすという壮大な夢の実現へ一歩踏み出したのだった。
その後、素車に従事した信は数々の武功を挙げ、信率いる飛信隊も戦場でその存在感を示
した。そんな中、魏との国境著雍での激戦に招集された飛信隊お魏火龍と呼ばれる大将軍ら
を撃退、この武功が認められ、遂に信は五千人将へと昇格、将軍まであと一歩の地位まで辿り
着いた。一方の嬴政も呂不幸との長きに亘る政権争いに勝利し無事、真の大王となる。そし
て、信と嬴政は初めて中華統一「に打って出るのであった・!!その大事な初戦、飛信隊は垣騎
率いる本軍に合流し超との激戦の末、勝利を収める。黒羊というっ新たな拠点を築いた素国は、
来る大戦に向けて次なる策を練るのだが
...!?飛信隊も更なる進化を図る!
黒羊から
微退する...!!
五日目夕期
よって黒羊戦
奏軍の
完全勝利である
お前のやり方で
天下の大将軍になれば
いいんだ
森であると!
第八代斉王
王建である
第三十一代深平
嬴政である
秦で唯一人
「中華十弓」に
名を連ねた達人だ!!
えっ!?
淡
うん
えっほ
えっほ
よいしょ
キングダムの
中華十弓」とは
趙武霊王の時
全土から
弓自慢を呼び集めて
腕競べを催し
その時の上位十人を
そう呼んだのが始まり
らしいです
優勝した
金令は
五百
この辺だよ
兄ちゃん
うん
五百歩の所から
十射中八射が
的を射抜いた
そうです
!
え?
サム
そう
ちょうど
この距離
です
えっ
第498話再出発
バシュ
ギリリ
?
キングダムの
淡
うん
...
山の中で
昔から
二人で
どっちが先に的を
射抜くかという遊びを
ずっとくり返して
きました
えっ
ちなみに
この距離で
父も十射中八射
的に当ててました
すっ
凄ッ
てかじゃあ
当時の
中華十弓の一位と
同じ腕前っ...
しかし裁国には
十射中九射
的を射抜く達人が
いるそうです
えっ
名は
馬朱離
馬朱離
誰だ?
。神弓の異名を持つ
魏の最強弓兵だよ
戦場では
百人以上の敵将校の
頭を射抜いたと
言われてる
今は
もう前線を
退いてるけど
いまだに
十弓の上位三人の
うちの一人だと
言われる男だ
馬朱離
...
んじゃ
あとの二人は?
燕のせんしゅ
仙手備と
趙の
青華雲だ
...
とにかく
父は魏の馬朱離と
対戦するために
山に俺達を置いて戦場へと
出て行きました
淡
行ってくるぞ
えっ
でも
食べもの
とかは
お前達には
弓がある!
そんで戦場に行ったら
運悪く庶公軍に
入ってしまい
すぐに討ち死にしたと
そう
聞いてます
待て
けっこう
ひでェ
親父だな
蒼源様が戦場で
何もせず死んだような
言い方は間違いだ
ザッ
たしかに決して
長い期間では
なかったが
......
蒼源様に
ついては
岳雷!
俺より
岳雷の
タンナの方が
詳しい
斎源様の矢は戦場で
多くの味方の命を救い
多くの敵将校を射殺し
戦を勝利に導いたのだ
中でも凄かったのは
これも中華十弓と言われていた
親の白公との弓対戦だ
合戦の最中
乱戦場をはさんで
二人は互いに
撃ち合い
六射目で
蒼源様の矢が
白公の右目を
買いた
ギャ
あれで蒼源様は
中華十弓の一人だと
敵味方全員が
認めたのだ
それから庶公将軍も
蒼源様を抜擢し
特殊部隊を作らせた
好きにやれィ
うむ
それが
凄まじく
強かった
あの当時戦場では
「蒼弓隊」の名を
聞くだけで敵が
震え上がる程だった
弓騎兵だけで
構成された
遊撃隊だった
だがある戦場で
窮地に陥った隊を
救いに行った。蒼弓。は
敵の多大なる伏兵に
遭い敗れた
すまぬ
そこで救われた隊に
俺はいた
お前達の父の死に
俺は大きく
関わっている
そこで蒼源様も
死んだ
父ちゃんドジだから
ふつうにすぐ
馬に踏まれて死んだと
思ってたよな淡
うん
いやいや
頭を上げて
下さい
しまったー
とか言って
うちの父が
お役に立てただけで
嬉しいです
いい話を
聞かせて
頂きました
そうか...
本当に
お気に
なさらずに
むしろ
ますます戦場に
行きたくなったな淡
そうだね
兄ちゃん
オイ
バシュ
お前らはそもそも
何で飛信隊に入りたいと
思ったんだ
.....
......
.....
淡
うん
たまに町に下りて
噂話をよく
聞いていたんです
バシュ
バシュ
飛信隊の?
どんな
噂だ?
.....
とにかく
飛信隊と
その隊長様は
飛矢のように
真っすぐだと
それは
間違いない
あと
羌孺と河了貂が
かわいいって噂も
あったんだよね
兄ちゃん
バカ
今それは
言わなくて
いいだろ
譲
え
あと
さんをつけろ
さんを!
...
あの...
体力試験には
早々と落ちて
しまいましたが
この弓にかけて
一所懸命戦います
どうか俺達を
飛信隊に入れて
下さい!
兄ちゃん...
淡!
あっ
どうすんだ
河了貂
......
二人共
戦場に出るまでに
しっかり体力
つけてもらうよ!
だな
やったー
やったぞ
淡ー
ほっ
本当かな
あとで
嘘とか
ないのかな
え
カカカ
あっさり
特例合格
出ちまったな
テン
信にも
見えてんでしょ
あの的...
ああ
あっさりじゃ
ないよ
ったくとんでもねェ
新人が入って
きやがったなこりゃー
ありがとう
ございますー
ん?何だ
早くも合格者が
出たのか?
ぬあっ
フフ気を
散らすな
ガクッ
失格するぞ
チ斗
うるせェ
どの道
息も上がって
限界みたいだが
こっちは
あんたに
裏折られて
息苦しいんだよ
!?
何つ!!
ふっふざけんな
あそこは
落ちた奴ら
だろ
千斗
お前は
何で飛信隊に
入りたいんだ?
どうせお前は
残れないから
今聞いといて
やる
るせェ
あんた向こう
行ってろ
元下僕から
這い上がった
隊長に...
そ
そんな部隊が
活躍してて...
何で入りたい
千斗?
......ぐっ
ヌォォ
その脇を固める
あんたらも
ほとんど平民のH:
憧れねェ奴は
いねェだろがっ!!
フフッ
せいぜい
頑張れ
オオ
オレ達も
死んでも
残るぞ
干斗ォ
絶ってェ残って
やるからなァ
「結局この体力試験
うそ...
どうする
テン
ここの
募集定員は
三百人だぞ
じゃあ
三百五十人
合格としよう!
他と帳尻
合わせるよ
お前らは
さっさと
落ちろォ
だってよ
お前ら
河予貂は二百人通過できれば
いいと思っていたが全行程を
三百五十人が達成した
まじかよ
...
やっ
やったアアアー
ところが
羌穂が受け持った
別の会場では
全く同じ体力試験を
四百人もの人数が
適過してしまった
ウオオォ
どうなってんだ
こいつら
ぜってェ
こいつら
完滅目当てで
頑張ってやがる
死んでも
羌覆様と
戦争に行くんだァ
羌瑰様ァ
完現様
羌覆様
ゼハァ
ゼハァ
ゼェ
ヌオオォ
ゼハァ
ぐはっ
今目が
合ったぞォ
羌瑰様ァ
もう一つの大会場では
楚水か予定通り
きっちり四百人を
選抜したか
やったぜェ
全て合わせると
千百五十人と
百五十人溢れて
いる
えっ
どうして多く
残してしまった
のです
いや
何かすごい
頑張られて...
それで仕方なく
さらにそこから
千人きっちりになるよう
追加選抜試験か
行われたのである
ぜハ
ゼハ
キングダムの
ゼハ
ゼハ
ままじかよ
クソッ
しかも
ご...ごめん
つけやがって
ヤケクソだ
死んでも
残るぞ
クソがっ
俺達
得したね
兄ちゃん
バカ!
ここは
申し訳ないね
!!
うっ
そして
ようやく
身体能力に優れた
新戦カー千人が
選抜され
飛信隊に入隊
したのである
よくあんな苦しい
選抜を残ったな
お前ら
大したもんだ
!!
た隊長
隊長
信
声が
通る!
ああ
隊長信に
ほめられた...
だが本当に
きついのは
こっからだ!
ここから実戦の
日が来るまで
練兵・関練で
お前らにはさらに
血へドを吐いて
もらう
はっきり言って
体力試験が子供の
遊びに感じる程
過酷な練兵だ
!!
ぎ
まじかよ
兄ちゃん
俺達ダメ
かも
バカ
やる前から
弱音を吐くな
!!
えっ
千斗...
やってやらァ
だがここまできたら
絶ってェやり遂げて
さっさと一人前の
兵士になりやがれ!!
お前ら全員もう
大武功めがけて走り続ける
飛信隊なんだからよ
分かったら
気合い入れて
いけよ
お前らァァ!!
オオ
ゴドドド
キングダムの
第44話・地下牢の賢人
何だ
あの車
左丞相様!?
なっなぜ
このような所に
咸陽内の某所ー
......
非公式だ
サッ
他に
もらすな
...
ザム
地下の見張りも
外に出せ
えっ
奴と二人で
話をする
......
しばし
第494話地下牢の
コーン
コーン
蔡沢様...
蔡沢様ァっ
ううっ
国葬並みの
でかい葬儀
だな
我沢様
我々が
コーン
六国全てから
弔辞も
届いている
まァ森沢殿の
これまでの功績を
考えれば当然と
言えば当然か
コーン
おまけに長年
出向されていた燕とは
同盟の段取りも
すませていたそうだ
素国のために
最期まで置土産を
していかれるとは
敵対していた
・昌氏四柱»の一人
だったとは言え
立派な「国土」で
あった
...
いや...
本当に大きな置土産は
やはり斉王と大王様の
会談だった
蔡沢様は自分の
死期を悟って
何とかこと切れる前に
強引にでも
斉王と大王様を
引き合わせたのだ
そして...
〝法〟に民を
治めさせる
......
キッ
どうした
昌文君
肆氏...
お前は
憎々しい奴だが
文官としての
才能と経験は儂より
はるかに上だ
憎々しい。は今
必要だったか?
.....そこで
正直に教えてくれ
肆氏
法について
お前が素国内で
第一人者という
認識であっているか?
言いたい
ところだが
大間違いだ
あっている
......
やはり...
奴か
〝法の番人〟の
異名は
伊達ではない
ああ
...
李斯ー
奴こそ
〝法〟の化物だ
何の用だ
こんな
汚物臭のする
地下牢
丞相の来る所では
ないぞ
......さいたく
蔡沢様が
亡くなられた
聞いている
用がすんだら
失せろ
貴様が思っている程
俺は暇ではないぞ
...
李斯
何をして
いる...
もはや
呂氏匹柱としての
立場は消えた
俺は今
純粋なただの
“法家”だ
法家は
新しき法の
草案を考える
ものだ
法学書を読み
その新法を
施す日がお前に
来るとでも
思っているのか
李斯
俺に来ずともよい
俺が死んでも
お前が死んでも
法は生き続ける
成長を
とげながらな
法とは
そういうものだ
.....
蔡沢様は
最後..
儂に難しい宿題を
置いていかれた...
蔡沢様は恐らく
あの会談が
ああいう話になると
予見しておられた
キングダムの
だからあの場に
昌平君ではなく
!?
この儂を留めて
話を聞かせたのだ
何の話だ
法の話だ
秦は六国制覇した後、
〝法〟が支配者となり
全中華を治める
法治国家を作り上げる!
!?
努沢様か
そう言われたのか
全中華を
治める
法治国家
大王様がおっしゃることが
大いなる。答え。である
ことは分かる
大王様だ
!!
何っ!?
分かるが
その中華を治める
ぷがどういう
ものなのか
いくら考えても
億にはその片鱗すら
見えてこぬ....!!!
中華を一国とした
法治国家
お前の
しゃべっていることは
法家の真髄に触れている
お前如きの理解が
届く所ではない
だろうな
ではお前には
見えると
言うのか...
...?
中華を治める
”法”の姿が...
ああ
見える
ぼんやりと
だがな
ならばそれを今
言ってみろ
お前に教える
義理があるのか?
ない
ないが
教えろ
ぼんやりとでもいい
その法の姿とは
一体どんなものか
先程自分で
もう純粋な
法家だと申した
だろうが
中華を
統一できたと
仮定し
そこで単純に
国民が増えたという
認識で法作りに入ると
大失敗に終わる
それは
新しく増える
国民か...
違う
なぜか
分かるか?
文化形成が
違うからだ
!?
文化形成!?
六国それぞれに
文字も違えば
それまで戦っていた
敵国の人間...
だからだ
秤も違う
貨幣も違えば
思想も違う
思想...
とくに
中原の儒家思想は
厄介だ
中原では
法より上に
儒家思想がくる
つまり
本当の法治国家に
するのなら
素中原...中華文化発情の文河中下流城一帯。ここでは鏡、地、枠をさす。
>法と思想〟の
戦い
〝法家〟と〝儒家〟の
戦いが勃発する
......?
フッまあいい
そこに終始すると
他に足元を
すくわれる
とにかく
中華を治める法とは
これ程にバラバラの
異文化を持つ六国の
人間達を一つにする
ものでなければならぬ
...では
ここで逆に
お前に一つ
聞こうか
昌文君
偶家も
数ある障壁の
一つにすぎぬ
そもそも
〝法〟とは
何だ?
!?
刑罰をもって
言ってみろ
昌文君
...
法とは
人を律し
治めるものだ...
馬鹿な!
刑罰とは手段であって
法の正体ではない!
.....
ででは...
法とは
何なのだ
李斯
〝法〟とは
願い!
国家がその国民に望む
人間の在り方の理想を
形にしたものだ!
統一後
どう生きて
欲しいのか
この全中華の人間に
どうあって欲しいのか
どこに向かって
欲しいのか
それを
しっかりと
思い描け!
それが出来れば
そこから自ずと
法の形が見えて
くる
!!
......
これが法の番人
李斯ー
無論その先が
大変なのだが
まずはそこからだ
...
...
気概をもって
やれ
蔡沢様が
あの場に儂を
同席させた理由は
やはり
そうだった
愚かな法は
国民に不幸を
撒き散らす...
儂に気付かせる
ためだったのだ
李斯
統一後の世のためには
頼む
お前の力を
貸してくれ!!
この男の力が必要だと
キングダムの
I応の覚
コッ
コッ
コッ
コッ
コッ
......
......
...ファンルル?
元呂氏四柱が李斯
参上しました
ス
はァ!?
こっ
これは
どういうこと
ですか!?
左丞相っ
昌文君!!
さわぐな
たしかに
儂独断で
動いたが..
すでに
大王様の了承は
得ている...
.....
しっ...しかし
この男は呂氏の許で
最もその陣営を支えかつ
最も暗躍した男ですぞ
この男のせいで
こちら側に
どれだけ犠牲が
出たことか
俺も
そう思う
四柱の他の三人は
許せても
この男だけは絶対に
許すわけには
いきませぬ
だが
そうはいかぬ
だったら
さっさと
獄に戻れェ
中華統一の
話を聞いた
統一後に
制定される法に
ついても...
...
とても
ここにいるお前達の
手におえる代物ではない
!!
それに
着手できるのは
この中華でも
俺と尊非子くらいだ
!!
皆の気持ちは
よく分かる
韓非子...
だが統一後の。法とは
統一行為そのものの
意義を形として全中華の
民に示すものだ
それ程重大な
法作りの前に
かつての因縁が
何だというのだ
!
かつての政争で
恨みを抱いたのは
お互い様だ
だがその時期は
過ぎたと心得よ
誠に奉国一丸となって
立ち向かわねば
中華競一の宿願は
形も残らず崩れ去るぞ!
!?
ハハァッ
英断です
李斯殿は
政の手腕も
ややに非す
!
介徳殿
これから必ず
李斯殿の力は必要と
なってきます
右丞相
.....
昌文君
昌平君
「いいいんじゃないから
よくぞ動いて
下された
同じく呂氏陣営にいた
我々が李斯殿を推すと
周囲に疑心を抱かれる故
何も出来ずにいました
蔡沢様の
お導きだ
......え
分かって
おります
俺のことは
そのくらいで
いい
それより軍総司令が珍しく
それより
軍総司令が
珍しく
重い問題を
抱えている顔を
している
......
!?
何っ?
?
昌平君は
いつもこんな
顔だが...
大王様...
人払いを
お願い致します
!!
二人きりで
相談したき
ことが
!!
...
.....
いや...
珍しいな
こんにちはーーーッ!!
こんなことは
初めてだ
一体
どうした
昌平君
他に
聞かせられぬ
問題とは何だ
来年
趙に向けて
大軍を発します
分かって
いる
黒羊を拠点とした
超西部攻略の戦いだ
はい..
しかし
しかし
今
李牧が陣頭指揮を
執りだした趙西部からの
攻略の糸口が
全く見えませぬ!
!!
......?
.....
どういう
ことだ
昌平君
黒羊が
その攻略の棟に
なるのでは
なかったのか
黒羊がその役目を
果たすのは間違い
ありません
しかし今
李牧は
超西部の広範囲で
突然複数の城を
築き始めました
城を?
素軍の侵攻に対し
何もなかった所に
守りの拠点を
出現させ
西部に
より複雑な
防衛網を
築こうとして
いるのです
...ファッシュ
若工は
前線に近い側から
進められていますが
後方もすでに
基礎作りは始まって
います
つまり、李牧は
前線守備の戦いをしながら、
後方に防衛線を
作り続けていく戦略です
急造した防衛線の
一つ一つは決して
強固なものではないと
予測されますが
それでも
奏軍は次々と生まれる
防衛線に対し武力突破を
繰り返さねばならず
西部攻略は
長期戦に
持ち込こまれます
!
長期戦...
何年だ
十年!
それでは
とても...
十年...
はい
十五年で六国を
滅ぼすという
期日にとても
間に合いません
恐らく李牧も
統一戦争は
短期間でなければ
委国の体力がもたないと
気付き
あえて西部の戦いが
長引くよう
戦略を...
...
相手はあの李牧
西の攻略は最短で十年
そしてそこから
邯鄲攻めには数年は
必要となります
バカな...
残念ですが
正攻法では
十五年かけても超国を
滅ぼせるかどうかとなり
六国制覇の夢は
露と消えます!
正攻法...
では...?
ならば...
正攻法ではない
手があると!?
ハ...
...
昌平君
多くの
報牲を
伴う
!?
奇策中の
奇策が一つだけ
犠牲を伴う
奇策!?
...
それで
その中身は..
昌平君...
...!?
...はい...
簡潔に
説明しますので
よくお聞き
ください
...
趙の王都
邯鄲は
邯鄲...?
西は
“太行山脈”という
自然の盾に守られ
高河
...ファックス?
学校は今この太行山脈より
先にある趣西部の防衛に
力を入れています
もちろん
よく知っている
理由は
山脈が最後の砦で
李牧はそこまで敵を
近づけたくないからです
南は趙第二の
大都市”邦”が
黄河の岸を
守るという
鉄壁の囲いの
中にあります
しかし
力を入れていると
いうことは
気を取られている
という見方もできます
よって我々は
西部攻略を
囮”にして
...
南を
思い抜け
ッッッ
一気に邯鄲の喉元
〝鄴〟を攻め蕃とします!!
ぎ..
知...!?
鄴と邯鄲は
目と鼻の先
あの鄴を
攻めると
言った
のか...?
手前の攻略を
無視しての鄴攻めが
童の夢想の如き
話であることは
重々承知です
しかし
これ程
突飛な作戦で
なくては
あの李数を
出し抜くことは
できません
!
しかし
そんなことが...
大玉様
鄴を箸とすことが出来れば
そこから三年で
王都邯鄲を落とし
超を滅ぼすことができます!
!!
無論お察しの通り
趙の懐奥深くにある
郭をいきなり狙うのは
戦略の定石から大きく
逸脱し
策としては
下の下
邯鄲の周りにひしめく
強力な王都守備軍の
包囲攻撃を受けることは
必至
仮にうまく途中を
すり抜け鄴まで
進んだとしても
その中で「鄴を
攻め落とすことは
正に至難の業です。
恐らく
攻める側の
我々は
これまでと
比にならぬ程の
犠牲が予想され
もし
敗れれば
〝全滅〟をも
視野に入れる
覚悟が必要です
しかしそれでも
六国制覇のためには
軍職の長として
この一戦に
踏み出る必要が
あると考えます
どうか
大王様
どうか大王様
鄴攻めの準備に入る
相応の覚悟と共に
下知を私にお下し
ください!!
......?
始皇十年
黒羊戦に勝利した奏国だが、
国内に目を向けるとこの年は
前年の婚活反乱の衝撃から
奏国が一歩前へ進んだ年とも
言える
キングダムの
第46話・激動の起こ
呂不韋は
嫁高事件との
関わり有りと裁かれ
脱官し
コッ
雍に幽閉されていた
太后が咸陽甘泉宮に
戻された
太后様
お帰りなさい
ませ
王宮内では
実力不足で要職に
つけない貴族集団が
徒党を組み
高官職にある
外国人達をねたみ
これを国外追放する
「逐客の令」を発したが、
バカか
お前ら
李斯に
一喝され
法案と共に
姿を消した
今の強固素は
国籍間わず
実力主義に
徹した恩恵で
あろうが
嫁声も呂不韋も
元々国外の人間だ
だから乱を
起こすのだ
やはり
国家は
王候資族が
動かすべきだ
そーだ
そーだ
ひィ
しかして
冬は一転して
静かに日々が
すぎ
そして...
ごめん...
向ちゃん
大丈夫?
平気
目に入ったけど平気
灼熱の始皇十一年の
幕があける
...
第46話、激動の起こり
くそっダメだ
うっ
バタッ
何度やっても
やはり鄴の城壁を
越える前に
邯鄲守備軍に
葬られてしまう
...ファックス
.....
大丈夫ですか
昌文君
...
キー
大丈夫だ
この数年で
大きく成長した
蒙毅を呼び戻して...
情報漏れを
防ぐため
この四人で
鄴攻略を練って
いるが...
一つも突破口が
見つからぬ
合従軍に攻められた時は
ギリギリで戦略を立てたが、
今回は十分に
時間を費やしている
年をまたいで戦略を
練っても策が浮かび
上がらぬということは
やはり
鄴攻め
無謀すぎるのか...
昌平君
困難な戦いを
挑もうとしているのは
分かる
だが攻略の策が
しっかりと立たぬ限り
鄴攻めの号令は
かからぬぞ
......もう
蒙毅
あえて今
一番の問題は
何だと考える?
分かって
います
......
兵站です
前線より奥にある
鄴まで兵站を
つなぐのにとにかく
時がかかる
学兵器...現実の遺軍の道路、ま、た湯魚脂深への植物、州皮などの道筋。
そのせいで
趙軍に鄴攻めが
かなり手前で悟られ
守備軍の動き出しが
早まっている
キングダムの
ならば
兵站をつなげぬ
手で始めるぞ
!?
危険すぎます
誰にも見えて
おらぬ道を
探すのだ
必ずどこかに
答えにたどり着く道の
入り口がある
どの程度
危険かを探ると
言っているのだ
先生っ
...
隙間を
作るなと
言っただろうが
ぐわぁ
また分断
されたぞ
出すぎだ
バカヤロオ
くそォっ
ぷはっ
伍で動いても
小時から
離れすぎたら
袋叩きだぞ
ギャア
昌平君から
連絡が
来ない?
バカそれは
古亀の陣だ
うん
年末に
練兵を
早めに仕上げて
おけって
伝令が
来てたんだ
年明けと共に
すぐ飛信隊は前線に
送られると思ってたけど
それから何の
指令もない
違う違う
見てて
すーっと
引いて
キングダムの
しゅっと
ね?
いや...
的をよく
狙ってー
全然
分かんねー
お前
教えるの
極端に
下手だな
バシュ
黒羊から
早めに東へ
動かないと
他の軍の動きも
大きなものはない
河了貂
弓隊
ムリだぞ
これ
趣は守りを
固めちゃうのに
オイ淡
兄貴と
教えるの
替われ
一体何を
やってるんだ
昌平君は...
えーっと
すーっと引いて
しゅっと
秦黒羊より
東へ二十里
...
...
素東部前線の先
まずいな
くっ
くそっ
本当だった
昨年まで
あんな所に
城はなかったのに
決して大きくないが
車で攻めねば
あれは落ちぬぞ
李牧の築城の話は
聞いていたが・まさか
あそこまでしっかり
したものだとは
これって無理にでも
急いで黒羊から打って出て
趙の画策を妨害しないと
趙西部はとてつもない
膠着状態に入りますよ
ドド
先生ー
あっ
気付かれたぞ
いや
大した数では
ない
俺達だけで
十分討てるぞ
バカ
それこそ
無駄な
流血だ
単独で奥まで
来すぎだ
黒羊へ
戻るぞ
ハハ
蒙恬様ァっ
!
伝令!?
こんな所へ!?
か...かんとう
感陽からっ
軍総司令から
急報がっ
!
先生
から?
楽華隊本隊は
黒羊に
そのままで
家恬様だけ
急ぎ咸暘へ
戻れと!
な
何っ!?
...!!
魏方面前線
砲平野
!?
相変わらず
動かんな
裁の奴らは
久々に
こっちから
しかけるか
止めておけ
黒金
王貢様
今すぐ咸陽へ戻れと
軍総司令からの
命令です
急報ー
急報ー
!?
!?
成陽へ!?
素国・猿井ー
飛信隊練兵所
ずオオ
オオア
!?
!?
!?
!!
!?
!?
ぐはァ
やべっ
こいつら
多集、で動きだし
やがったぞ
どらァ
ぶはァ
オラァ
どうした
先輩たちイ
くそっ
身体能力は
すげぇから
まともに
やっちゃ
ヤベえ
止めて
み...
ぶっ
へっ
隊長
総司令から
伝令がァっ
!?
隊長と河了貂は
明日咸陽に来い
とのことです
!!
あっ
よっス
王貫
蒙恬
お前たちも
呼ばれたのか
みたいだね
チッ
ででも
前線にいる二人まで
わざわざ呼び戻すなんて
一体っ...
ザッ
そろったな
あっ
話がある
ついて来い
......?
何か
嫌ーな
予感
よし
行くぞ
お前ら!
......
......
一番下の
資械が
しきるな
誰が下だコラァ
キングダムの
第497話「集結の本意
えっ
ぎっ...
鄴攻めっ!?
第497話・集結の
ってどこだ!?
言うと
思った
ぎ..
鄴.....
鄴は...
ここだ
キングダムの
...
上のかんたん
邯鄲って
たしか...
趙の
王都だよ
...
はァ!?
近くないか?
軍の足で
二日かな?
いっ一体
どういうことなの
家殺
鄴攻め
いきなり邪なんて
殺呆けてても
そんなっ...
だよね
......
どう
思われますか?
兄上
...ファン..
...そうかわからなかったのですか?
...
うん
正気の沙汰
じゃないけど
面白いね
えっ
それって...
どういう..
!
!
はっきり言うが
今趙西部攻略の道は
大分ふさがってきて
いる
なっ何言ってんだ
家恬
そっちは去年
苦労して黒羊を取った
ばっかじゃねェか
それ以上に
李牧の守備作りが
早くて強い
そうだよすでに
黒羊は西部攻略の
大機塩に仕上がって
きてるじゃないか
えっ
!?
だが黒羊で俺が
そこを心配しだした頃
感陽にいる先生は
すでにその問題への
打開策を練っていた
というわけだ
フッ.....
参ったな
邪攻めの
〝可否〟は
ともかく
西部攻略を〝阻〟にして
一気に軒を落として
超王都邯鄲に壬手を
かける策は恐らく
あの学校をも駄く
恐るべき一手だ
......?
ともかく
ではない!!
鄴攻めの可否こそ
何より重大な話
であろうが
おや
でも...
王賁は
やっぱり
悲観的?
王賀
当たり前
だ
鄭自体が邯鄲に次ぐ
大都市の上に
強力な軍事都市が
ひしめく王都圏の
中にある
どう考えても
翔攻めは
なっ
ただの
自殺行為だ
その通り
決して
自殺行為になど
させません
そこは
戦略を練った我々を
信じてもらわねば
なりません
ならば
ほう
趙の目を
西に引きつけ
類までうまく
軍を進めた
として
そこで
兵站を分断され
退路も断たれ
邯鄲・関与・檳陽からの
大軍と鄴に
挟み込まれる
最悪の事態への対処まで
しっかり練られた作戦が
そ...
それは
〝ある〟と
言うのだろうな
...
...あんま弟
いじめないで
くれる?王賁
戦略に自信がないから
俺と蒙恬がわざわざ
呼び戻されたように
感じるが?
俺もだ
三人を召還したのは
作戦に自信がない
からではなく
戦略上お前達三隊の働きが
重要になってくるためだ
!
分かっている通り
鄴は趙王都邯鄲守備網の
中にある
それがどう動いて
侵入してきた軍を
搦め捕るのか
無論あらゆる
仮想戦をやり
対策は練って
いる
だが敵は
あの李牧だ
今見えている戦力以外の
隠し手があると思って
然るべきだろう
つまり
想定していない
事態が必ず
ふりがかる
故に
そこで重要に
なってくるのが
瞬間瞬間での
的確な
現場判断だ
!!
現場判断
そして
えっ
その能力を高く揺うために、
お前達三隊は小隊の頃から
>独立遊軍という特別な
権限を与えられている
ただし自由判断は
全体の戦略の意図を
理解した上で動かねば
逆に致命的失敗を
犯すことになる
だから俺達三人は
あらかじめその戦略図を
頭に入れておけと
...
お前達三人は
まだ五千将だが
はっきり言って
他の将軍以上の
働きを期待
している
昌文君...
期待ではない
絶対条件だ
もし
その働きか
なくは
確実に
鄴攻めは
失敗に終わる
!
具体的戦略の話に
入る前に俺から
一言付け足させて
もらいたい
キィ
あっ
殴!
!
あ
跪かなくて
いい
立って
顔を見て
聞いてほしい
!?
過酷な
戦いとなる
......?
...
類攻めは...
これまでにない
重大な戦いかつ
!
だがあえて
これは中華統一への
無関の一つにすぎぬと
言いたい!
この先も
さらに三人の力が
必要となる!
よいか
必ずこの戦で
大功をあげ
三人そろって
〝将軍〟へと
昇格しろ!
バッ
!
!
!
間違っても
死ぬなよ
...
ありがたく
......
へっ
安心しろ政
この三人でぶちかまして
きてやるぜ!!!
...
ああ
頼んだぞ
信
触るな
資様
いでェっ
......
王賀
てめェ
マジでっ...
くっ
たしかにこの三隊は
そこらの大隊より
重要なのは分かる
...でも
やっぱり一番重要なのは
鄴攻めの全権を担う
総大将だよ
一体どの将軍が
大将を務めるんですか
先生!
こんな難しい
戦いを...
...
......
総大将は......
キングダムの
第48話一大軍勢の緊張
にっ
兄ちゃん
これ
すっすっごい人数
つついに
俺達本当にっ...
ピそれ
ああ
戦争に行くんだ
干斗
いよいよだな
つか何だ
この熱気は
ち
ちびりそうだ
俺
だからさっき
小便しとけって
言ったろうが
しっかりしろ
新人共
ああ
息苦しいぞ
一体何人
いるんだ
これ
ドッ
ドン
中卓隊
到着したぞォ
オオ
練兵は十分にした
自信を持って
胸を張れ
...
楚水副長っ
オオ
俺達が
飛信隊だとな
...ファンディ
――にしても
今回の軍の規模は
かなりでかいなー
ああ
合従軍以来の
大軍だ
本営は相当
気合いが入って
いるぞ
この大軍を率いる
総大将は
一体誰だって
話だよなァ
ーそうなると
やっぱりここで
気になるのはー
ああ
何か聞いて
ないスか
渕副長
いや...
私もずっと
気になって信殿に
聞いていたのだが
今日まで明かせないと
結局教えて
もらえなかった
俺達も
です
なーんか
総司令に呼び出し
くらってから
信と河了貂の肩に
力入ってんだよなァ
情報漏れを恐れて
大将の名すら隠す程
慎重ってことは
今回の戦
相当やばいと
見たねこれは
ハハ
あっ
ザッ
これより全軍で
超西部へ攻め込む!!
!
総司令
総司令
やはり
趙西部
攻略!
まずはこくう
黒羊へ
向かうのか
この一般から
いよいよ猛敵。趣国と
真っ向からの
総力戦に入る
あれが
軍総司令様か
見えない
...
敵も必死だ
死にもの狂いで
反撃に出てくる
だろう
だが絶対に退くな
必ず勝利し
超の地に秦の旗を
かかげてこい!
よいな!
オオオ
!!
!!
将軍っ...
シッ
ではこれより
軍を率いる
将軍を発表
する
総大将だっ
誰が一体..
静かにしろっ
壇上へ!
桓騎将軍!
フッ
ヒュオ
かっ
コッ
桓騎将軍...!!
...ぐっ
そんな
またあの人の
下でっ...
ヌォォォ
お頭ァァァ
すげェっ
こんな大軍の
大将なんて
こりゃあいよいよ
お頭の時代だぜ
し仕方ねェ
黒羊を落とした
大将だ
西部攻略なら
桓騎将軍がそのまま
大将を務めるのが
自然だ
...
ギャハハハ
ゴゴゴ
ん?
そして
軍を率いる...
将軍をもう一人
発表する
!?
えっ!?
す、
瑠上へ!
もう一人!?
ガッ
楊端和将軍!
なっ
!?
壁様っ
壁様が
落馬した
ぞっ
たっ...
はが
どっ
はが
あっあれは
山の民の...
女王様!!
...って
ことは...
来たっ
やっぱり来た
山の民の
到着だァっ!!
なっ
...ファン...
何だこいつら
みっ味方!?
どう見ても
敵にしか..
!?
すすげェ体
してるぞ
おい
ひっ
だダメだ
言葉も
通じねぇ
ドガラ
バジオウ
タジフ
また
一緒に戦えて
嬉しいぜ
え
マタ大キク
ナッタナ
な
!?
たっ隊長
この山民族と
知り合いなの
か!?
へへ
ン...
シン
コンニチマ
タッ
タジフ
お前平地の
言葉をっ...
ああ
ん
すげェっ
コンパンマ
ブハハハ
何か
ちげェけど
すげェっ!
ちょ
ちょっと
待てや
ユラァ
つか
緑が二人って
どういうことだ
お頭が総大将
じゃねェのか
オイ
た確かにこれは
どういうことですか
信殿
何なんだ
そいつらは
桓騎軍と
山の民の二軍で
打って出ると...
!?
二軍じゃない
今回は
桓騎と楊端和は
それぞれの軍の大将で
あるが
総大将は
別の者だ
!?
全軍の総大将
ではない
べっ
別の者!?
今回は大いなる
戦となるため
三重で打って出る
!?
!?
さっ...
三軍!?
ででは
三つ目の軍の...
総大将!?
その通り
三人目の将軍が...
壇上へっ...
総大将王翦将軍!!
おっ
!!
王殿将軍が...
...
総大将!!
オオオォオオ
あそこ
王殿兵か
しっ
信殿...
では
これは
つまり...
ああ...
今回の対趙の
戦いはー
桓騎
...
王菊
楊端和の
〝連合軍戦〟だ
第49話手にする想い
うオオレ!
王留軍だ
トンドンドッ
シャーン
トンドンドッ
シャーン
キングダムの
王留軍
万歳ー!!
ドコドン
頼んだぞ
山の民ー
ドン
山の民ー
そんなに応援
すんなら娘とヤラせろ
ヤラせろコラー
桓騎軍だ
また勝ってくれェー
キャー
黒女様...
ヒェェ兄ちゃん
俺達こんな所
通って出陣するの?
お落ちつけ淡
飛信隊なんだ
当然だ
ギャハハ
てめェら
シャキッと
行進しろっ
千斗
手と足が一緒だぞ
俺達も優く
なったもんだ
ああ昔は
その辺の野原から
タラダラ出!!
してたのにな
河野長だ
貂!
壁
久しぶりだ
ああ
とにかく
今回の軍は
大規模だ
元気そうだな
そっちも
南に行ってた壁も
招集されたんだね
およそ
二十万だって
合従軍を除けば
ここ十年で
最大規模だよ
最近では初めてだ
規模も凄いが
何と言っても今回は
王製軍・桓騎軍・山の民の
〝運合軍戦〟というのが
驚きだ
かつての六将時代には
たまにあったと聞くけど
実は
それだけではない
今回殿をはじめ
本営上層部に
妙な緊迫感がある
この趙西部攻略
きっと我々が
思っている以上の
大戦となるぞ貂
...うん
そうか...
情報漏れを恐れて
鄴攻めのことは
三村とこの前集まった
うちらだけにしか
知らせないと言ってた
けど本当なんだ
王留将軍
わっ
!?
王翦将軍
王野将軍だ!!!
総大将だ
うオォ
王翦将軍ー!!
うオオオっ
今回の総大将が
王翦将軍で本当に
大丈夫と思うか...
正直私は..
あまりあの将軍を
信用していない
どう思う
貂...
昌平君...
軍総司令だって
王翦の人間性には
正直疑念を
抱いている
...
何っ
山陽で受けた
仕打ちもあるが...
とにかく
あの将軍の目は
どこか味方をも
不安にさせる...
!?
だったらなぜ
枝大村などにっ
王翦には
その不安をおして余る
秘めた力がある
六将胡傷が
認めていた!?
六将...
胡傷...って!?
唯一軍師あがりの
六将だよ
武勇を誇る他の五人と違い
頭脳だけで六将の一角に
登りつめた軍略の天才
六将胡傷こそ
俺の軍略の師だ
えっ
なっ
戦争の自由を与えられ
個々に戦っていた
六将だけど
実際戦略の大枠は
胡傷が作り他の五人を
操っていたとも言われてる
なっ
すすげェ
その胡傷が
昔俺に言った
ことがある
おうせ~
王翦は.....
その〝軍略の才〟だけで
六将の席に割り込んで
これる逸材だと
なっ...
王聖将軍とは
それ程に...
ちょっと待て
六将胡傷とは
随分昔の将軍だ
そんなに前から
その才を
認められていたの
なら
今の
王翦将軍は...
壁様
そろそろ!
分かった
詔
また行軍中
どこかで
会うだろう
とにかく信にも
今回気をつけろと
伝えておけ
うん
...
河了貂
もう
最後尾だぞ
うん
授けた
邪攻めの
攻略は
戦局の流れに
よっては
捨てていい
行こう
!?
なっ...
あれ程練った
戦略を捨ててよい!?
策に自信が
ないわけではない
ただ柔軟さを
第一にせよと
言っているのだ
それ程この鄴攻めは
何が起こるか
分からぬ...
では頼んだぞ
王節将軍
適宜判断を
将軍に任せる
......
分かっている
総司令...
出陣前に一つ
頼んでおきたい
ことがある
ブハハ
大人気
ん?
信?
あれ?
何やってんだ
あんな所で
あ
隊長様だ
あっ
おー
悪ィな
こんな所まで
呼び出しちまって
政
信だ
フッ
全くだ
あっ
うちらの
隊長様に
馴れ馴れ
しいな
ん?
何だあの
貴族
バカ
だっ
大王様だ!!
へっ!?
!?
大王様!?...
ぶっ
大王様って
あの...
えっ
ンなとこで
跪くな!
後ろがつかえる
苦しゅうない!
さっさと行け
だっ...
.....
貴様が
言うな
ん?
驚いた
そんなに
気負いは
ないようだな
んああ...
別に遅かれ早かれ
こういう勝負かける
大戦は何度か来ると
思ってたからな
!
...つっても
始まりゃいつも
ワタワタすんだけどな
ガカカカ
ドン
政
!?
あれ?
.....
んなことより
心配するな
あれは!?
今来ている
ああ
!
え...
信...
そ...
それって...
まさか...
布を取る
しっかり持て
いいか?
ああ
!
王騎将軍の
へっ
信っ...
ああ
矛だ
ううっ
ウオオオ
へへっ
お前ら..
ついに信が
王騎将軍の
矛を...
たったしかに
普通の矛じゃ
もう隊長の力に
耐えられない!
尾平さん
ふぐっ
尾平
どうだ信
今王騎の矛を
手にしてみて..
...ああ
あの時は...
正直色んなことが
いっぺんに
押しよせてきて
この矛のことまで
分からなかった
やっぱ
すっげェ
重いし
すっげェ
熱い
だが今
改めて持って
みると...
ああ
皆と共に修羅場を
ぐりなさい
信
分かってるぜ
将軍
振れそうか?
...信
へへ
いきなりじゃ
ちと俺が振り回され
そうだな
使いながら
慣れる
しかねェ
信殿何して
るんですか
後ろが
渋滞を
あっ
大王様!?
っし
じゃあもう
行くぜ
政
......?
信
いつも通り
勝報を
待つぞ
ああ
この矛で李牧の
首をぶっ飛ばして
くるぜ政
っし
行くぞ
飛信隊っ!!
オオ
オオ!!
...
アメリカは
キングダムの
第500話
始皇十一年
王翦桓騎·楊端和
連合軍
第500話、進軍路の
趙へ向け
出陣
趙
西部前線
武白城
ドトドド
急報!
素成陽より
大重が発しました!!
敵将は桓騎・王翦
さらに真西部の山民族の王
楊端和です!
!
!
!
ひんっ
全軍黒羊へ
向かうと
思われます!!
みっ
三つの軍が
黒羊へ...
西の山民族って...
猿を救いにきた
連中か!
キングダムの
十万から...
ニキ万とも
にっ...
数は?
二十万って...
黒羊戦の
三倍以上だぞ!?
李牧様...
秦軍総司令
昌平君
趙西部攻略の長期化が
命取りになると気付き
この一戦目に
かけてきましたね
桓騎・王翦・
山の王って
賢明です
敵誉めてる
場合っスか
クセモノ揃いの
連合軍っスよ
だがこれをくじけば
正に奏に大打撃となる
一大決戦!
...
カイネ
邯鄲へ
扈軛将軍の出陣を
依頼する使者を
!
扈軾将軍!
〝王部の守護神〟を
西部へ!?
敵は
今放てる力の
全てを出してきて
います
でしたら
灰城へ流れた
離眼紀彗も
呼ぶべきかと
ブハハ
面白く
なってきた!
ええ
使者を
カイネ
紀彗も急いで
本陣に入るよう
ハッハイ
バン
傅抵は
後方の郭城から
一方兵をここへ
引っ張ってきなさい
っス
私は皆が集まるまで
最前線で情報を
集めます
......
しゅくすいし
舜水極
敵の兵糧の量と流れを
しっかり追うように
......
それで..
敵の意図が
分かります!
心得ました
キングダムの
信殿!
うっさいな
渕さん
人が大将軍の矛に
浸っている時に
信殿
河了紹を探して
いるのですが
知りませんが
信殿
わっ
テンは
後ろだよ
後ろ!
後ろ?
楊端和軍に入ることに
なっているけど飛信隊は
ある程度、自由をもらってこそ、
力を発揮する
......
え..
だからもし楊端和が
細かい戦術を使うときは
なるべくうちを中心に
置かないようにして
ほしいんだ
大丈夫だ
お前達は
そうあつかえと
聞いている
こんなに早く
それを言いに
来たのか
...しかし
うん
早い方が
いいと思って
大きくなった
ものだな
お前達は
え?
最初は
えっ
あっ
そうだったの
たった三人で
私に会いに
来たな
.....
あ
そうか
あの時は..
あ
四人だよ
壁もいた
そうか?
もちろん
自分も含めて
だけど
私はあの時
政の目を見て
ここまで来ると
思っていた
信も政も
こんな風に
なるなんて
夢にも
思わなかった
...
だったら
いよいよ
俺は
中華を統一する
最初の王になる
そうなんだ
ん?
あっ
桓騎軍の
最後尾が
あんな所
にっ!
桓騎軍の
足が遅い!
何やってんだ桓騎は
ただでさえ今回は
。速さ〟の勝負に
なるのに!
いや
あれだけ間を空けて
北道に入ったのに
追いつくなんて
えっ
河了貂
少し
肩の力を
抜け
桓騎軍の足は
決して遅くない
逆に山の民軍を
先導している
飛信隊の足が
速すぎるのだ
鄴攻めを知る中で
昌文君とお前が
一番力が
入りすぎている
その不自然な
緊張は下の兵にも
必ず伝わる
それがそのまま...
敵にも伝わる
!
そして
分かって
いるだろうが
今回の。鄴”攻めは
黒羊からの西部攻略と
見せかけて超軍主力を
西に固めさせ
途中で
進路を変え
一気に王都圏に
攻め込む作戦だ
逸早く
西部攻略が嘘だと
気付かれ王都圏を
固く守られれば
それで我らはもう
近づくこともできまい
太行山脈
黄河
つまり
序盤戦はどこまで
李枚を欺き鄴攻めを
悟らせぬかに
かかっている
進軍を急ぐのは
黒羊から鄴へと
進路を変えてからだ
それまでは
過度の緊張感を
出すべきではない
いつもの戦と
変わらぬ気配を
装え
これだけの大軍
敵の間者も必ず
紛れ込んでいる
相手は
あの李牧だ
戦はすでに
始まっているぞ
...うん
ありがとう
楊端和...
河了貂
.....
豪軍兵糧
中継地
金安
黒羊まで
およそ五日
...
複端和の予測通り
超軍の兵はすでに
素軍内に紛れ込んでおり、
さらには
軍より先行する
兵糧運搬の中にまで
間者は入っていた
報告
素内地より続々と
兵糧が送られて
きています
隆火・金安に
一帯の全城邑から
兵糧を集め
そこから黒羊まで
車の列がつながって
います
趣は薬軍の
兵糧の流れを
しっかりとつかんで
いた
...
間違いないか?
内部からの報告とも
合致します
間者からは
五十万石以上が
黒羊へ送られると!
五十万石ならば、
報告通り数は
二十万前後
それを黒羊へ
入れるとなると
やはり三軍全て
一度黒羊に入り
そこから三軍の
同時展開か...
突軍は黒羊から
本腰を入れて
優攻してくる
今の報告とともに
李牧様に伝えろ
ハ!
森軍兵脳中経地
金安(きんあん)
金安城内
極秘地下施設
ここはもう
いっぱいだ
二号へ回せ
受けっ引けっ
ハッ
こっちも
いっぱいだ
三号へ行け
しかし
気をつけろ
もう少しだ
よし
ヘイ
もういいぞ
もういいぞ
底上げを
入れ忘れるな
土でいっぱいに
すると重すぎる
よし
いいぞ
ここのは
全部入って
ます
っス
三か月前に作られた
この地下施設では
集めた兵糧を一度出し
土と材木で重さを合わせた
偽装俵が大量に作られていた
よし
あげろォ
趙の目が追っていた
金安から黒羊へ続く
兵糧の列は
偽の兵站であり
実際の兵糧は
この金安に意実に
集積されていた
「金安
...
へへっ
すっげぇ
素軍の仕掛けは
すでに始まって
いたのである
キングダムの
見ろ
趙西部討伐軍だ
すっ
すごい数だっ
ひェェ
どこまで列が
つながってんだ
余裕で十万は
いるぞこれは
連合軍らしいぞ
大将はあの
王殿将軍だ
桓騎将軍も
いるぞ
気運の探
顔を振れっ
信じ
赤連城だ
森国万歳
素国万歳
森国万歳
ああ
大分
もう
来たな
うん
〝赤運〟まで来たってことは
兵糧を隠し集めてるっていう
〝金安〟まであと二日だ
つまりそこで
李牧にばれる
恐らく〝金安〟が
進路変更地点だ
集結した兵糧を
つかんで一気に
南東へ道を
変える
そこからは
単純な競争だ
邯鄲
太
行
出
素軍が先に
〝王都の蓋〟列尾を
抜いて王都圏に
進入するか
趙に先に〝入口〟を
固められ進入を
明止されるか
HK
何も
聞かされていない軍の
金安からの進路変更が
大きな山だ
もたつけば
趙軍にあやしまれるし
そもそも進路変更に
失敗する恐れもある...
つまりは総大将・王翼の
手腕に全てかかって
いるー
...
全軍小休止だ
ハ!
小休止
小休止だー
小休止だー
全軍
止まれー
小休止ー
ンだ王殿の
ダンナは
腹でも
痛ェのかァ!?
小休止ー
こんな所で?
ッ...
妙ですね
どう。
何か先頭で
問題があったの
でしょうか
知らねーよ
クソで全軍
小休止かよ
ギャハハハ
すげェな総大将は
...
何やってんだ
王酪将軍
金安に近づいて
不自然な行動は
取るべきじゃないのに...
雨か
キングダムの
ヒャヒヤヒヤ
小休止で
助かったぜ
ビショ濡れに
なるとこだった
すげェな
この雨
しばらく
止まねェぞ
こりゃ
ビックイインプログラムでは、
(平地の兵はこの程度の
雨で進軍できぬの
ですか?
ってるってっ
〈進軍はできるさ〉
そうです?
だが今は...
得策ではない
雨ン中の行軍は
バカみてェに
疲れるからな
体力温存
しとけって
ことだろ
ー
まー
逆に言えば...
走る時は
とことん走らすぞ
ってことだ
ククク
なるほどね...
てか何で
雨降るの
分かったの?
そういうこと
だったのか...
どういう
ことだ
でも雨による
軍の疲労まで
考えるなんて...
きっと将軍は
相当細かい計算を
やっている
軍の
体力調整...
王翦将軍の
本番への助走はもう
始まっているんだ...
趣西部最前線地
什華
報告!
素軍は二日後には
金安に着きます
そこから黒羊までは
五日です
黒羊一帯には
未だ大きな動きは
ありません
舜水樹様
李牧様がそろそろ
武白へ戻り
本陣に加われと
分かった
借宇
ここは任す
些細なことでもいい
何かあったらすぐに
武白に知らせろ
連合軍の
到着を
待っていると
思われます
伝者達
俺に他に
報告しておく
ことはないか?
ハノ
あの...
一つだけ
何だ?
敵の兵糧中継地
。金安に潜らせてる
間者なのですが
今すでに
五人が消息不明に
五人も!?
.....
金安
だけでか?
他の所でも
殺られた者が
いるのか?
いえ
運搬者の
中にも一人も
......
...。金女”?
“金安だけが他より
警備が厳重だと
でも言うのか...?
ただの
兵科中継地を
なぜそう厳重に
警備する.....?
プツそれは
それは
«金安»が
ただの
中継地ではない
からだ
舜水樹様?
だったら
“金安”には
秘密がある
静かにしろ
秘密!?
案は。金安に
何かを隠している
金安に
隠す?
兵糧中継地が
隠すものなら
決まってるだろ
それは
えっ
“金安”に
二十万の兵が
何十日も食える分の
兵糧だ
全兵糧が!?
しっ
しかし奴らは
黒羊へ
全て運搬を......
備学
李牧様に急報だ
素軍は金安より
運路を変える
恐れがある!
なっ!?
しっしかし
まだ何も
確認は~...
......
ただの杞憂なら
空回りですね
!
岡者達には
金安・黒羊間の
兵器の中身を
確認させろ
ハ!
ハハ!
俺は引き続き
ここに留まり
情報を集める
もし楽軍に
駅がれているなら
大きく核手を踏む
ハッ
ハッ
ハァッ
急報っ
急報ーっ!!
舜水樹が
金安の不自然さに
気付き李牧に
伝者を送った
その時
王翦軍にも
王製が独自に
放っていた闘者から
急報が届いた
ゲドドド
そしてそれは趙からの
ものではなかった
いつ
届いた
けっ今朝です
鳥がっ...
将軍のっ...
王殿将軍の
本陣はどこかァっ
ハッ
緊急を
知らせる
赤印でしたので
馬を換えながら
急いでっ...
パキ
.....
将軍...
読んだら
燃やしておけ
ハノ
失礼
します!
......
よく知らせて
くれた
なっ...
こっ
これはっ...
全軍に
伝えよ
また何か
あったら
頼むぞ
行軍を
速めるぞ
!
ハ!
......
フッ
戦国〟か
趙前線基地武白
李牧本営地
舜水樹の急報が
李牧の元に到着
しようとした
正にその時
ぜハ
ゼハ
急報だ
通せー
ゼハ
城内の李牧の元には
別の急報が届いていた
なっ
何だとォ!?
その内容は
バ
バカな...
?
王翦がつかんだ情報と
全く同じものであった
......
李牧様
.....
よりによって
こんな時に...
東のあの男が
動いたのか...
『史記趙世家』
によれば
趙は
王都圏の攻防に
入る前に
燕と戦うのである
えっ
燕軍だ
燕軍が侵攻して
来たぞオオ
鉦を
鳴らせ
ガンガン
フハハハ
すごい
対象で西に軍を
固めすぎれば
東が手薄になる
ガ、ガン
ガンガン
救援の
銀煙を
上げろォ
それを
黙って見守る程
お人好しではないぞ
李牧
俺とも少しは
遊ばんかい
ニィ
燕軍大将軍オルド
東側の地図を!
城内で
東側の地理に
詳しい者を
集めろ
燕軍の数と
進路はっ!?
思わぬ燕の
侵攻で
李牧ら本当の
意識が東へ持って
いかれたころ
邯鄲は
把握してる
のか!?
素連合軍はついに
進路変更地である
金安城の姿を目視
する所まで来ていた
第502話
機先を制す者
やっと
若いた
たしかここが
金...金...
金安城だ
キングダムの
すっかり暗く
なっちまったな
...ん?
あれ?
夏倉五千将
おるか!?
先に着いてる連中
まだ夜営の準備
してねェぞ?
総大将天幕に
集合せよォ
飛信隊隊長信
信!
あ
本当だ
何でだ!?
行ってくる
総大将の天幕に
今すぐ来い!
ああ
最後の一人
むっ
ガム
チィッ
悪ィ
どこが本陣か
迷っちまった
飛信隊信が
来ましたァ!
遅いぞ
童ァっ!
痛ェ
痛ェな
土門将軍!
遅れてきて
何じゃその
懸度は
あと迷うな
この
大バカ音
ぐあっ
アホが
チッ
将軍
ハハ
全員
そろいました
は...
すぐに発つ故
手短かに
話す
!?
!?
!?
!?
すぐに
発つ!?
!?
......
全軍
この金安より
進路を変え
〝鄴〟へと同かう
!?
進路を
変える!?
へへ
いよいよ
だな
信
”鄴”?
おっ
お待ち下さい
我々は黒羊へ向かい
それから西部攻略へ
入るのではないの
ですか!?
そう聞いて
来ましたが
しっしかも
”鄴”とは...
趙国第二都市の
あの。鄴〟ですか!?
そうだ
なっ...
準備はある
心配は無用だ
見ろっ
金安城から
何か出て来たぞ
兵糧!?
うわっ
しっ
何だ!?
すぐにここを発つ
各将責任を持って
己の軍・隊を
動かせ
しかし...
しっ
将軍っ
ククク
もたつく
小隊が一つでも
あれば
その上に立つ者
つまり
ここにいる誰かの
責任となり、容赦なく
その者の首をはねる
!!
よいな
...
...
おー怖
散会だ
...ハッ
いきなり全部
言わなきゃ
いいだろ
当然だ
やべーな
うちの連中に言ったら
ぜってIブーブー言って
もたつくな
こんな夜の進軍だ
どこに向かってるか
なんて言わなきゃ
分からないよ
オレも言わない
まーとにかく
本当に
いよいよ
だな
ああ
さすがにこの
進路変更で
学牧にばれる
ばれたらもう
王都圏の攻防まで
互いにつっ走る
ことになる
もはや
後戻りは
できないぞと
カカカ.ンな選択肢はよくよっから
はなっから
持ってねェ
浮かれるな
まだ
王都圏突入が
成功した
わけではない
つまり
だから今から
夜蓮し進軍して
李牧を徹底的に
夜手に回すんだろ
分かってるよ
王賀
カカカ
くそっ
驚いた李牧の
面を見てやり
たかったぜ
趙西部前線都市
ー武白ー
何ィっ
急報
幹渭城陥落
幹渭城陥落
です
変地霊女までも
盗ちたのかっ!?
次行くぞ
次イ
急報
霊玄城も
落ちましたっ!
なっ...
李牧様
邯鄲を出た
扈類将軍を
東へ向かわせる
べきかと
オルド...
これ以上森の侵攻を
許すと東の防衛線が
全壊する恐れが...
扈軌を東へ送るとなると
西の作戦を大きく
変えねばならん
やむをえぬか...
ハッハイ
それで
燕の進路は?
やはり
東の最大都市
峰士か
いえ...
それが少し
南へずれて
おりまして
ーーーが
カイネ
扈靱将軍に
急報を
どうやら
中都市”青歌”を
狙っているようです
!
“青歌〟を!?
!?
!?
李牧様?
青歌.....
...
何スか
その反応
青歌には...
司馬尚が
います!
司馬尚?
?...
誰だ?
?
名前は聞いた
ことが...
たしか
青歌城城主で
長年病床に
臥していると
死んだという
噂も
そして病でも
ありません
中央を嫌う司馬尚は
病と称して中央からの
命令を全て無視して
いるのです
司馬尚...
死んでは
いません
前に『三大天』の
任命をも
その言い訳で
断っておる
え...
さっ
三大天!?
...を
断ったァ!?
断ったァ!?
バカな...
三人目の
三大天を担う
者がいたとは
そんな辺境の
城に...
認めねェ
俺は認めねェ
しかし
武名は全土に
広まっておりま
せんぞ
馬呈
李牧様
それ程に...
司馬尚とは
その通り
です
司馬尚は
青歌城を侵されない
限り自ら動くことは
ありません
三大天任命は
その重い腰を上げさせる
ためもあったのですが
バカヤロォ共が
地方にこそ
化物みてェな
天才がいるんだよ
急報!!
東部。青歌〟に
動きがっ!!
彼を三大天に
推したのは
私です
その実力は
間違いなく...
!!
青歌の軍五千を
城主司馬尚自ら率いて
出陣した模様です!
!!
司馬尚が
打って出た...
よし!
虎の尾を踏む
とは正にこのこと
オルドめ
東の情報収集が
甘かったようだな
カイネ
扈類将軍への
急報を
取り消しです
えっ
皆も一度少し
落ちつきましょう
東には東の
防衛策がしっかり
組まれています
......!?
司馬尚がオルドの
勢いを止めれば
東部長官超泊が
東軍を動かして
燕軍を押し出す
はずです
東は次の
大きな動きが
あるまでは
一度置きます
我々は案軍が
迫ってきている
西部の戦略を
ところで
舜水樹はなぜ
まだ最前線から
戻ってないの
ですか?
?
ハ...申し訳ありません
東からの急報を優先させ
舜水樹からの報告を
後回しにしておりました
ハッ
舜水樹は
素軍に少々
怪しい動きが
ある故に仕事に
留まると
.....
ハ...伝者が
言うには
救かれている
やも知れぬと
案軍は
«金安から進路を
変える恐れもあると...
!?
進路変更?
怪しい
動き?
〝金安〟
から.....!?
もう一度
西の地図を!
ハッ!
地図だっ
地図だっ
こ駒
足りて
ますか
足りてる
静かに
しろっ
欺かれて
いるー
!?
“金安”...
兵糧の中継地!
欺かれた?
“金安”で?
〝金安〟からは〝黒羊〟まで
兵站がつながっている...
偽装された...!?
馬鹿な
補給線の偽装など
相当な準備が:
仮に〝金安〟からの
兵站が偽物で...
ほとんどの兵糧が
金安にあるとするなら
たしかに素軍は
この兵糧をつかんで
進路を変える
いや
それをやられた
恐れがあると
舜水樹は...
だが二十万もの
連合軍を興して
どこを攻めに向かう
南へはすぐに
黄河に道を
阻まれる
そこから東へ
向かっても
その先にあるのは
鉄壁の
土都圏
ハラリ
!?
......
”鄴”か
うおっ!?
ひィ
キャ
!?
!?
......
りっ
っ.....
正気か
秦軍は!!
この夜か
明ける頃
金安にいた素軍ニ十万の
姿が消えたという急報が
舜水樹の元に届いた
......
...!!!
バカな...
キングダムの
第503話
バタバタ
太行山脈
いやいや
伝令殿
もししな...
山脈を越えて
王都へ?
ん?
!?
なっ
何ィっ!?
第503話・火急の県
バッ
バカな
全部が
伝令鳥!?
一度にこんな数
初めてだぞ
しかし
何で...
数羽の伝令じゃ
足りないことが
起きたと...!?
ぜ...全部
邯鄲に
向かっている
のか...!?
いっ...
...
一体...
何が起きたと
いうんだ...
ゴクリ
趙王都
邯鄲
す
すごい数の
鳥が
もっと人を
呼んでこい
この印
ぜっ全部
李牧様
からだ
胡閤様
李牧様は
何と!?
...
いかん!!!
キングダムの
すっすぐに
馬をっ...
王宮へっ
大王様へ
お伝えをっ
しっ...
いかん...
これは..
えっ!?
公孫龍将軍も
お呼びしろっ
案が...
攻めてくるゥ...?
クスクス
ちょうおう、とうしよう
趙王悼襄王
この風呂
めがけてか!
それは許せぬ
皆の者
戦うぞ
全土が灰と化そうと
この楽園だけは
死守せねばならぬ
じっ冗談を
おっしゃっている
場合ではありません
フフフ
太行山脈を越え
学牧様から
次々と火急を
知らせる鳥がっ...
アハハハ
クスクスケス
だっ
大王様
燕関
はい
おふ
大王様!
大王様は
日頃のお疲れを
癒されている
最中だ
キングダムの
!
それこそ
そんな冗談のような
話で妨げては
ならぬぞ胡周殿
素軍はその山脈の
向こうでまだ
趙軍とぶつかっても
いないはず
クスクス
......
コッ
趙大臣郭開
奴らは西部攻略と
見せかけて
南に回り込み
黄河沿いから
この王都圏突入を
狙っているのです
豪軍はおよそ
ニキ万
どういう術を使えば
この邯鄲に来ると
いうのだ
李牧様は邯鄲が
大至急対処に
動かねばそれを
許すと伝えて
きております
山脈越えでは
ありません
何じゃとォ?
......
...
続けてみよ
ハ!
李牧様は今すぐ
邯鄲の軍を興して
列尾に送り豪軍の
進入を防ぐよう
献策されています
あ
ならん
精強な邯鄲の軍は
この王を守る
ためにある
なっ...
王がここにいる限り
軍が王都を離れる
ことは決してない
だっ
大王様
そのようなことを
言っている場合では
ございません
クスクス
事態は
この国のっ...!
己の失態を
棚に上げ
あろうことか
遠方より大王様に
指図するなど
キングダムの
さっ
指図など
波相も...
ただ学教機は
火急にっゴホ
んんん?
おかしなことを
言っているのは
李牧殿の方で
あろうが
よさぬか
野開
老人の
唾と汗で
湯が汚れる
揉め
はい
かはっ
邯鄲の兵を
使わずとも
鄴をはじめ
周辺の城から
集めれば大軍と
なる
...
ゴホ
ゴホッ
ゴホッ
それで
十分であろうが
も...
もし邯鄲が
助かぬ場合
そうせよという
指示も..
ゴホ
ゴホ
李牧様
から...
ゲホ
チッ
代茶が
あるなら
さっさと
言わぬか
老いぼれがっ
ドガ
うぐ
お...
王命たしかに
承りました
......ゴホ
参りましょう
公孫龍将軍
軍の指揮を
お願い致します
チッ
ちょっと
待て
斬首ものの失態を
おかした李牧本人は
今どこで
何をしておる
......
ご..
ご心配は
無用です..
李牧様は
今
キングダムの
軍と共に必死に
山脈の合間を抜く道程で
王都圏に向かって
走っておられます!
大丈夫スか
後ろ
もう全っ然
ついて来て
ないスよ
問題ない
まずは何より
李牧様が一刻でも
早く王都圏に
戻ることが
先決だ
...
ん?
!?
最前線什華
から追いついて
きた!?
舜水樹!
いえ
申し訳ありません
私が前半に
はっておきながら
その“差”が
勝敗を大きく
分けるかも
知れません
少しでも早く
気付いてくれた
おかげで
逸早く鳥を邯鄲に
飛ばせました
まっ
間に合い
ますか
李牧様
王都圏の入口。列尾〟の
戦いが長引いてくれれば
間に合います
そのためには
秦軍の到着より先に
列尾への援軍が着く
必要がある
......?
互いに列尾まで
かけっこスね
うちの王が
すんなり軍を
動かすか不安だな
カハ
そりゃ
言えてる
奏軍とて
そう簡単に
列尾まで届く
わけではない
たしかに
国境から列尾までは
けっこうな距離だ
いくら
意表をつかれた
からと言っても
間全部
素通りさせる程
趙は甘くねェぜ
手前の中都市が
どれだけ奴らを
足留めできるかに
かかっていると
その通りです
逆の見方を
すれば...
それに対抗する
楽軍に
かかっているともー
...
だけど
王朝・稲森の
騎馬隊は
さらに先に
行ってやがる
こっこの進軍
飛ばしすぎでは
ありませんが
飛信隊は
頑張ってる方
だよ
新人達も
しっかりついて
来てる!
むしろ
古参の方が
へばってきてる
紹殿
この進路
少し南へ
向きすぎて
いないか
両将とも
歩兵を分離して
騎馬隊を先行
させるつもりだ
楚水!
中都市朝砂を
避けて少し南へ
ふくらんだと思う
ンッハ
ンッハ
避けた!?
この数で進めば
小都市の軍力じゃ
できることはなく
城に閉じ籠るしかない
だけど中・大都市の
軍だったらきっと
足留めに出て来る
そこに
ひっかかるよ!?
多少道がふくらんでも
できるだけ戦いを
行わずに列尾〟を
目指す方が上策だ
まー
いずれどっかでは
ぶつかるだろうがな
あっ
オイ
見ろ!
違う
右前に..
でっけェ湖がっ
!?
敵かっ!?
うおっ
本当だ
バカ
あれは。黄河”だ!
ん!?
。黄河。が見えて
きたということは
いよいよこれに
沿って行けば...
〝列尾〟に着く
!
敵だァー!!
左前方から
趙軍騎馬隊が
来るぞォ
敵襲だー
えっ
えっ!?
ひっ
バカ
落ちつけ
敵襲だァ!
来やがったか
どこだ
こっからじゃ
見えねェぞ
まだずっと
先のようです!
ドドドは
!
報告
数三千から五千/
二つに分かれ
左から我らの
前方と横腹に
突っ込む気です
馬脚を
乱すな
えっ
王翦様
敵騎馬の足
予想以上に
速そうです
このまま
直進する
...?!?
将軍
それではっ
問題無い
桓騎が動く
......
チッ
キングダム@〈完)
作者あとかも
この度は第46巻とご購読真にありがとうございます!!!
今回は本の利命上、余命やらせしかしハページにかありません。
クロ...のび足早に!
...ここに来は去年もうけっキングの向けのニュースがありまして、
実は去年もイラギングストリクドウが松原くんが華琳の知るくんか見事やシャンプにありがとうございますよ。次のエステスターとして、現在できていたことができますので、
コンパイルがいいですが、彼女なんか見事やジャンにて遅刻デビーさかちとり、卒業はあのでは、
私はラクビー漫画「カルドラム」です。面白いのでせみそうな手先のです!
そうじゃそうかなは、今従軍以来のんじゃ大勢がいおいよねおまえ...
そういうわけで、どうぞ引き続き、宜にお願い致します!!
作_原泰久
飛信隊入隊が決まった
新人千人はそこから
二つに分けられる
『ふり分け
信の隊か
おまけマンガ
羌穂の隊か
くじ引きで
同じ形の
球が二つ
入ってる
□レギュラースタッフ・梶山昊頌上村恵一朗_毛利茅夏_佐藤優次_岡元利恵
□準レギュラースタッフ・柊木新□へルプ北原涼子□編集¬松橋優
バッ
黒!
信の隊!
信の隊で
喜ぶ者も
もちろん
多かったが
オウ!
発揮目当てで入ってきた者が
赤玉を引いた時の喜び方は
尋常ではなかった!
のぞくなよ
バッ
赤!
お前は
洗猫の豚だ
よっしゃあ
宜しくお願い
します。時長
これはエュエェェェ!
つづきはカバー
完痍隊に入りたかったが
叶わなかった人達
く...くそオっ
あー
いくな~
バンサ
バンガ
バンガー
ぐす...
バンガンガー
.....
そんなに
羨ましがら
なくていいと
思うぞー?
へ?
羌癪隊新人
練兵初日
ではさっそく
始めようか
ハイ♡
“剛力”かな...
じゃー
まずはー
☆紙版コミックスのカルバー下となります。
ハイ♡
何だろ
剛力って
おしまい
カバーデザイン
岩崎修(POCKET
YuC
DIGITAL
SHEESAはYOUNGJANATACS
キングダム
46巻
原泰久
@原泰久:2017.20!7
初版発行
デジタル版発行_2017年
2017年
発行所・集英社
http://www.shuesshacco.
この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです
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