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Anderoin
YJC
DIGITAL
YOUNGJUMPCOMCS
61
Amazonの
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
久しぶり
はい
KINGDOW
ちゅっと
目次
第658話一つの覚悟
これからもう1000万円以上のお客さんがいるのですが
...
それは...お兄ちゃんのことだったんですからねーっ
次会う日まで
静か悪か、私有り...苦戦の理由者様の
善か悪か
差痴の噂
妹分
礼の日的
その間の
三日後
わ658510512314216318302
★この作品はフィクションです。Tube。基本チェーム、
実在の人物・団体・事件などには、さっきい関係ありません。
中国・春秋戦国時代
ほんぎ
李信!!
本作の主人公、下僕の出身ながら、
数々の試功を積み上げ遂に将軍と
なる。今はビぎ幼馴染災還に天下
の大将軍になることを誓う。
始皇二年(織元前25年)
王弟・成績による反乱が起こる
お甘平原のつまりいて世の堅いるなのか
お兄を破る
強皇三年(紀元前24年)
馬陽を巡る趙との戦いいて王騎が亡くなる
始皇四年(紀元前28年)
趙将・李牧の計らいで
素趙同盟が成立。
始皇犬年(紀元前21年)
韓・魏・趙・燕楚からなる合従軍が
薬に攻め込む。
始皇九年(紀元前28年)
成人を迎えた政が、「加冠の儀」を
時は紀元前、中国・春秋戦国時代、500年以上にわたり戦乱が続くこの時代に、
中華統1を目指す若き王と天下の大将軍を志すひとりの下僕がいた
二人の少年が見た事は、七つの国の運命と思うの者たちの人生を巻き込んで、
まだ誰も知らない壮大な未来へと続いてゆく
扇政をいせい
泣き次国の土。王弟の反乱や相国
日本語との権力争いなど経営の立場
を越え、まだ誰も成し遂げたことの
ない中華統一を目指す。
執り行う。
始皇十年縄元前23年
黒羊丘にて慶舎率いいる趙軍を破る。
始皇十一年(紀元厳深年)
王駒・桓騎・楊端和からなる。
連合軍が起国の駅・棟場を奪う。
始皇十二年(紀元厳窓年)
薬の元相国・呂不葦が亡くなる。
素魏同盟が成立。
二ヶ国で楚の什虎を攻める。
望武様
かつての...
俺達に
似ている
大激戦の末、趣国の第・概陽を
《った突っさらに超工都・邯鄲ま
で攻め上がりたい条事だが、防衛
縁を固めた超重をなかなか突破
できないでいた。そんな中、征稔
司令・昌平君は、背後の脅威を取り
リ除くべく魏国と同盟を結ぶ」
とを主張。見返りとして、楚の突
所・仕店を二ヶ国で奪い、魏に明
け渡すことを提案した。こうし
て成り立った条類同盟、豪武・膝
率いる条平と真蔵明を総大将に
据えた魏軍が状撃を仕掛ける。
方の仕底は、城を守り抜いてきた
無敗の四将軍が迎え撃つ同盟派
の主攻を担った家武に対し、敵総
大将・満羽が立ちほだかり一騎討
ちを仕掛けるが...!?
そういうことですから、ああ、あああぁぁぁっ、そういうわけではなく、
前巻までのあらすじ
始皇十二年紀西23
じゅう
愛類同盟軍不敗の仕虎に言販布告!!
対する付虎軍も月知平原にて布陣!!
本陣
総大将・豪武
総兵数・50,000
秦国
趙国王都ゝ邯鄲攻略に戦力を集結するべく、背後の魏
国へ三年間の同盟を提案。楚国・仕虎を共に奪い、
それを魏に明け渡すことを前提に同盟を成立させた
勝利条件
什虎城の
攻略
参加本国を前かる...
あ、はいはいの破徘
に何とか食らいつく
「......
2016のお女を打う。
...はいはきゃん
以前、実家の家族により10周年の主攻を犯う敵義大将-韓国と対共、
...おによりも
盟軍の主女を担う。隊の
先頭に出て楚沢に辿る。
全軍諭進
行くぞ
オラァ
オオ
とともに月知りには、
駆けつけた。楚将・「
しばれ手にお前さん
匝弱刪§枡昏似熙介ニ
蒙武と暁
隊回く船の関節!!
このようになっていたこのように、これからは、このように、これからは
"総大将:呉鳳明
総兵数:7000
魏国
大将軍・呉鳳明の判断により、素国から提案された三
年同盟を受け入れることを決意。呉鳳明自ら什虎に
おき、本当にの問題は、のお前を頼る
後大将・満羽
総兵数・110.000
素、親、鞠との国境近くにある要所・什虎は、かつて楚に滅
ぼされた小国の猛者である四人の将軍が支配し、不敗
の什虎"の異名を持つ。さらに項収、白麗の二将も合流。
本陣
葭武を
返り討ちに
出るぞ
什虎城を治める楚耶
の総大将。裏武との
一騎品ちに挑む。
将軍に昇格した施軍の若き将。胸に対し強い霊根を抱えている。
い遺品を抱えている
仕方先日特の一人
で楚軍軍師。沙羅
羽に絶大な信頼
を置く老将。
楚軍の若き将軍。
中華十弓に教え
られる弓は強力
日
什虎四将の一人
冷静沈着な性格
魏将・馬介を討つ。
仕店関係の一
人。戦への飢餓
感を抱えて飛場
を駆け回る。
日本は
呉風明側近の
人。実験の元へ
素親同盟の成立
を告げに来た
呉賦明師近の一
人。敵将・女れに
よって首を飛ばさ
はい眼犯した
制御不能の裏の
非戦士。戦場
を縦断して、敵の
をりきつける役目
を果たした。
「それでは、何でもの」
人。黄金騎兵団
「光旅狼」を再び
これって...
条との同盟を受け入れ
指揮を執る。製式と暖を
同盟市の主攻に据え、仕
虎城ヘ別働隊を放った
そういうことですから、ありがとうにはそういうことですから、
本陣
一方、手薄の
什虎城に迫る
魏軍の井関車。
陥落は間近...
来るぞォ
カコォ
上は
弓兵っ!?
ぐぁ
第658話
話一つの覚悟
後ろに
つけ
オオ
!?
なっなんだっ!
っ!!
あっ
あっ
ガコ
来るぞ
ぐあ
什虎城
もう壁上に
敵がいるのか!!
どうなってる
行け
行け
行け
押し込めェ
ぐおっ
押し返せ
っ
オオ
ギャ
押せっ
ぐオ
オオ
そのまま
進めっ
うわ
な
何だあれ
そこで
止まるな
奥へ
行け
走れ
うっ
第658話
覚悟
ぐあ
オオ
止めろ
ぐあ
後ろに
つけェっ
くっ
行けェ
オオ
ギャア
!!
くそ
上の弓兵が
厄介だ
こっちの
弓隊に
狙わせろ
ぐあっ
うっ
止め..
と
止めろォ
ギャ
殺せ
押し込め
押せエ
行けッ
行け
よし
引けェ
かったぞ
引っか
あれだけ細長い
井関車だ
ダメだ
奴ら続々と
登ってくる
この
井岡車を
何とかしろ
オオ
すぐに
倒れるぞ
オオ
うおっ
オオ
左側
引けェ
ハッハ
鳳明様の
井関車は
細工があって
面白いわ
引けェ
オオ
よォし
程無くして
城門が開く
哀比様
騎馬隊全て
配置に
つきましたァ
什虎城を
落とすのは
我らの仕事だ!
オオ
くそっ
ファルファッファ!!
オオ
止めろォ
オオ
止めれる
ものなら
止めてみろォ
行けェ
騰を殺せェ
本陣まで
あと少しだ
ファル
ぐっ
なっ...
失っ...
!?
騒様
案ずるな
よけられた
!?
チッ
俺の位置が
分かっているな
謎
一度
場所を変えて
狙いますか
そんな暇は
ない
来ることが
分かっていれば
当たることは
ない
白麗様
大丈夫だ
項翼が行く
追いついたぞ
コノヤロォ
カス
ぐあ
殺れェ
あっ
後ろに
項翼が
来ました
ギャ
チッ
厄介な奴が
追いついて
来た
くそっ
十騎ほど
下さい
奴の足止めを
いや待て
フハハ待て騰
勝負はまだ
ついてねーぞー
ん!?
ヴァル
フゥゥ
ぐおっ
あっ
また
てめェかよ
乱美迫!!
よし行くぞ
よっ
よし!こうよく
項翼軍が
乱美迫達に
つかまった
ジャマ
すんな
.....
ハハ
我らで本陣を
落とす
......
じ
寿胡王様
限界です
ひとまず
綾遇を
そうでなければ
大至急満規標を
ここにっ
寿胡壬様
退却する
!?
!?
!?
えっ
えっ
退却だ
...
......
ひとまず
退がって...
立て直し
を...
いや
城まで
戻る
!
!
し...
城まで
.....
退却を...
致し方
なかろう
満羽が
おかしい
本来なら
千斗雲同様に
自ら突っ込み
前線を
押し上げるが
今回は
そうしなかったため
満羽軍は逆に随分と
前線を押し込まれた
満羽が
見込んでいた
半分の戦果も
出せずにいる
玄右と千斗雲の
働きだけで
勝てる程
!
この案・魏
同盟軍は
甘くはない
全く想定外だ
まさか満羽が
ああなるとは
思わなかった
満羽様の
不調が原因で
敗れると
フッ
不敗か
どうかなど
どうでもいい
我々は
元からもう
守るべきものは
ない
えっ
不敗の
什虎軍が...
だが
全てを失くして
久しいあの満羽が
ここにきて何か
変化を見せている
それは
この戦の勝敗より
興味深いことだ
!
そして満羽に
変化を生じさせて
いるのは紛れもなく
蒙武
かつての自分を
重ねてしまうような
本物の〝漢〟に
...
恐らく満羽は
ああなって以来
初めて本物の”漢”と
出会ったのであろう
...
重ねてしまうが
故に
満羽
お前は
蒙武をー
もっ
篆武様...
まっ
満羽様
蒙武...
お前が何を
背負っているか
までは分からぬ
それがすでに
死んだ人間の思いならば
永劫に力となるであろう
......
だが
そうでは
なく...
生きている者の
何かを背負って
いるとしたら
お前は
一つだけ
覚悟をして
おかねばならぬ
それに裏切られる
ことが
あるやも知れぬと
いうことを
!
ふざけた
ことを
ほざくな
まっ
!
満羽様ァ
寿胡王様
寿胡王にとっては
最大の誤算は
満羽の異変だった
のであろう
退却の錦鑼を
鳴らせ
だが
行くぞ
もう一つ
誤算があった
ドゴゴーン
...
ハ!
フッ
それは
あの呉鳳明が
任せた
キングダムの
主攻を
騰の圧倒的な
突破力である
なっ
第655話、次会う日まで
じっ...
寿胡壬様
騰軍が
楚軍本陣を急襲し
陥落させた
替わりに
案の旗を
かかげろォ
楚旗を
下ろせェ
よォし
本陣の大旗を
叩き落とせ
!
キ
オオ
もっ
蒙毅っ!
バキ
鳳明様
オラァ
かっ
勝ち関を
全戦場にっ
勝ち国だ
ウオオオ
膨将軍が
自ら楚軍本陣を
落としたぞォ
我ら
素魏同盟軍の
勝利だっ!
魏楽軍の
勝利だっ!
楚軍の本陣は
落ちたァ
楚軍の
負けだァ
!?
何っ
同盟軍の
勝利だァ
えっ!?
見ろっ
窓の本陣に
葵の旗が
立っているぞォ
なっ...
ハカなっ
豪魏軍の
勝利だァっ
ウオオオ
実際のところ
各現場の兵達は
全体の戦局を
掴むことはできない
その中で自軍の
本陣陥落という一報は
否が応でも
敗北を認めさせる
力がある
ほっ本陣の
旗が無い...
......
バカな
本当に..
かわりに
案の旗が...
楚軍が...
つまりは
負けたのか
素軍の攻撃力を認め、主攻とし
裁軍をその〝助攻〟にして
楚軍本陣への急襲を成功させた
秦魏同盟軍の
鮮やかな勝利である
第659話
......
ただし
呉鳳明と
騰は
警戒を
解いていない
什虎軍には
まだ
この三将が
残っている
玄右様
我らはまだ
戦えます
数とて未だ
敵と大差は
ないはず
ここから
寿胡王様の
弔い合戦を
オオ
.....
«右
玄右様
玄右様
寿胡王...
バカを
言え
!?
えっ!?
だが
ここまでだ
全軍撤退
城へ
戻るぞ
!
ハッ
ハハ!
!
項翼・白麗にも
伝令を送れ
全軍退却
!?
まだ戦えるだろ
立て直さねェのか
!?
玄右将軍から
逃げ遅れたら
置いて行くとっ
退却!?
何ィ
白麗様
...判断が
早すぎないか
玄右将軍
いや...
軍の力を残して
什虎城に入り
守城戦に
切り換えたのか...
什虎軍が
退くなら
仕方ない
我らも
退かるぞ
ハハ
千斗雲様
玄右軍が退却を
始めました
くっ
寿胡王様の
仇討ちは
せぬのか
いやそもそも
その前に全軍退却の
銅鑼が鳴っていたぞ
千斗雲様
千斗雲様
我々も一旦..
あーあ
つまん
ねー
つまん
ねー
うっ
ぐっ
我々は
どう...
逃がすと思うか
お前達
全員
ここで
!
あーあ
!
満羽軍
また
生き残っち
まったよ
!
満羽様
!
うっ...
再び騎馬...
蒙武...
お前にはまだ
...
話すことが
ある
故に
次に会う時まで
そのままでいろ
行くぞ
!
貴様に次は
無いわ
うおっ
ぐあっ
日まで
次に会う
もっ
蒙武様
ガギリ
...背負ったって、大・い・し・
ものを失くしていないのに
いないことを
願うぞ
蒙武
邪魔だ
オオ
行かせるな
満羽を討てェ
やってみろ
貴様ら
オオ
鋼羽様の
背を守れ
逆に豪武を
討って
行くぞ
オオ
退がって
行く...
満羽軍
まで...
全軍が
退却して行く
勝った...
本当に..
勝った!
奏軍本陣
...
勝ったぞっ
まだです
えっ
我らの目的は
あくまで仕虎城
あの軍はまだ
大いに戦力を
残しています
魏軍本陣より
急報っ
急報だー
!
魏軍本陣
から!?
我々はまだこれから
あの軍が入城する
什虎城を落とす
必要が...
べっ
わっ
我々がここで
残っている間に
魏軍の別働隊が
仕虎城を攻めて
いた模様!
えっ!?
別働隊が...
什虎城を!?
そっ...
そして
その
別働隊が...
什虎城を
陥落させた
との報告が
入ったと!!
なっ...
っ.....
なっ...
...っ
何ィっ!?
“不落の仕虎”に
対してー
!
“完勝”
お見事です
...
鳳明様
.....
......
......
......
キングダムの
ククク
終わってみれば
それ程でも
なかったな
あ
録嗚未将軍
フッつっても
こっちは
案裁同盟軍の
いいとこ取りの
強軍だったがな
...呉鳳明の
現軍助攻の策が
大いに効いた
あれが無くば
どう転んでいたか
分からぬ
けっ
無くても
勝ってたぜ
ん?
って何だそいつ
まさか楚軍本陣にいた
寿胡王とかいう軍師か
!?
何で
生かしてる
私は
お前と違って
誰かれ構わず
殺めたりはしない
特に抵抗する
様子もなかった
いや
俺も誰かれ
構わずじゃ
ねェよ!
それにこの男には
聞きたいことが
ある
...
...何だよ
聞きたいこと
って
什虎の
秘密だ
この仕虎軍は
楚軍とは毛色が
違いすぎる
什虎には何か...
これまでの相手とは
全く違う
何かがある
違う何か?
だから話してやるから
さっさと豪武を
呼んでこいと
言うておろうが
!?
家武を!?
什虎の...
.....
そうだ
お前達もそうだが
特に蒙武は
満羽の話を
聞く必要が
ある
!?
秦将騰よ
キングダムの
お前は先程
第660話、善か悪か
だがそれは
間違いだ
儂らには他と違う
何かがあると言った
逆に儂らは
何も
持っていない
全てを失った
そして満羽と
千斗雲
失った上に
あの二人は
さらに...
十二年前
満羽は小国「汜」の大将軍
千斗雲は小国「暦」の大将軍軍は国軍
楚
「河」「暦」は共に
「楚」の侵略に抗い続ける
小国の雄であった
囮方を楚に取り囲まれながら
商画が落ちなかったのは無論
満羽と
千斗雲がいたからだ
二人は楚軍に
勝ち続けた
楚比様
勝ち続けたが
...
被害は?
流邦様と日本長く
中歩様が
討ち死に
死傷者は
千人程です
満羽様、楚軍が退却を
我らの勝ちです
そうか
あっ
あれは
軍だ...
あれは
暦国の
軍だ...
千斗雲か...
あいつらも
楚軍を
追い払った
ようだな
...
しかし...
勝者にしては
大分疲れて
いるな...
奴らも
戦っていた
のか
ああ
......
城に戻るぞ
ハ!
溺羽様
溺羽様
満羽様
お疲れ様
でした
ゴホ
ゴホ
滴羽様
満羽様
満羽運同様
汜の民も
疲弊しきっていた
翼羽様
その中で
満羽は人気があり
汜国の精神の
支えであった
満羽様
溺羽様
満羽様
俺達やっと十五に
なりました
戦場へ出れます
次の出陣に
ぜひとも
済羽様
ああ
満羽様
頼むぞ
青多
ブハハ
コラ青多
お前はまだ
十四だろうが
うっ...
ほっほとんど
十五だよ
もはや
限界だ
満羽よ
儂も、民も
この泪はもう
これ以上
楚と戦い続ける
ことはできぬ
楚に
降ろうと
思う
...
王よ
ご再考を
泊王袁公
この国が楚に
降服すれば
一部の有力者を除いて
ほとんどの者が
財を奪われ
生きることに
窮します
半年前楚に降った
「圭」という国では
民の半分が
奴隷になったと
半分が
です!
そんな
ことは
絶対に
...
王は今のまま続けても
この泊に先はないと
おっしゃっているのだ
この満羽が
させませぬ
しかし..
てっ...
手はあります
同じく奮戦している
暦国と手を組み
共同戦線を敷くのです
あそこには猛将の
千斗雲がいます
満羽様と千斗雲が
組めば楚軍など...
ならん!
暦国と我々は
元より仇敵同士
暦国と同盟するなど
楚に降るより
許せぬわ
しっ
しかし..
暦との盟は
ともかく
楚へ降る
という話は
ご再考を
王よ
この満羽が楚の
暴威は防ぎまする
故に
王や大臣達と
満羽ら軍部の
間には溝が生まれ
深まっていた
満羽...
それでも満羽達は
泊国の民のために
楚軍と戦い続けた
そうしたある日
満羽軍が遠地で
戦っている間に
汜国は城門を開き
楚に降服したー
ふざけるな
満羽達は
帰る場所を
無くした
守るべきものを
......無くした
何かの
間違いだ
いや
城の上には
楚の旗が
満羽軍は
投降しなかったため
彷徨いながら
楚軍と戦い続けた
全てを無くして
呆然と戦う満羽は
それでもなお
強かった
何日も
何十日も
戦い続けた
満羽は
最後に..
あるものを
見た...
敵の主力は
退がりました
完勝です
行きま
しょう
ああ
それは
祖国・汜にいた
若者の死体で
あった
!?
満羽達は
知らぬうちに
汜国の人間を
含んだ楚軍と
戦っていたのだ
満羽様!?
気づかぬうちに
泊国の民だった
者達の
敵となっており
そして
それを
殲滅していた
なっ
こいつら
泊の人間...
あっ
熱く
そんな...
荘も...
満羽は
馬の脚が土に沈む程
長くその場を
動けなかったという
そして
それまでの
満羽が
満羽の中で
確実に
死んだ
.....
...
王たけでなく
守っていた
民達にまで
変切られた
と...
元々民にも
煙たがられてた
んじゃねェのか
満羽は
さァな
ただ大衆の心を
騙し操るのは大して
難しいことではない
.....
背負っていた
ものに
裏切られた...
時同じくして
千斗雲も
同じような境遇に
陥り壊れた
しぶとい両国
それぞれに
楚が離間の策を
しかけたのであろう
儂も玄右も
似たり寄ったりだ
国を失い根無し草となり
軍を率いて
彷徨っていた
...
とにかく
二人はそこで
楚に降服した
そうして
あの春申君が
我ら四人に
什虎城を与え
そこを根城と
させた
心は壊れても
戦は強い
放っておいても
何をしでかすか
分からぬ厄介者でも
あったからのォ
ヘッ
重要拠点を
ただ守らせるだけなら
うってつけと思ったの
だろう
それが
不落の什虎の
正体か
あ?
変化?
俺らが
完勝したがな
それは
満羽に変化が
生じたからだ
儂はこう見えて
各子の下で学んだ
儒学者でもある
は!?
〝性悪説〟の
荀子か
いかにも
人は
生まれながらに
善か
悪か
かつては
“性善説”と。性悪説”の
研究が面白かった
だが
止めた
机上の空想が
バカバカしく
なったからだ
軍師として
戦場に出るように
なって
戦いがあり
無力なる者達の
犠牲があり
そこは善と悪が
交錯する
それを一分できる
はすもなく
勝者があり敗者がおり、
二分する意味もない
儂は
ただこう思う
同感だ
人は
愚かだと
何が
言いたい
全てに虚しくなり
輝いていた
奴の心は
虚無の底で死んだ
それを儂は何よりも
悲劇だと感じておる
満羽は
そしてその悲劇は
ただ悲劇のままで
終わると
思っていたが
変化が生じた
どうやら
その変化を
生んだのは
蒙武
お前だ
えっ
...
!
はァ!?
何で
蒙武が!?
...
細かいことは
僕にも分からん
そ...
そういえば
満羽は戦いの最中
豪武様が
背負っているものが
どうのこうのと...
ただ満羽が
豪武に何か通する
ものを感じたのは
間違いなかろう
見た感じ
自分から話す男でも
なさそうだな
.....
!?
父上が..
背負っているもの!?
ほう...
はァ!?
何
言ってんだ
お前ら
この男が
満羽みたいな
重いもん
背負ってると
思ってんのか!?
.....
オ
よい
天が導くなら
二人はまたいずれ
相見えるだろう
僕は
滅羽に...
悲劇の先に
何かある
ことを
願うばかりだ
人の
愚かさの先に
何かがある
ことをな
...
フッそうだな
少々
ケッ
何だ
このじじィの
話はっ
満羽の
ことは
語った
学者気取りが
すぎたな
さァ
もういいぞ
首をはねろ
その結末を
見届けるのは
お前達に任せる
さァ
もういいぞ
首をはねろ
満羽の
ことは
語った
第661話「利有り
その結末を
見届けるのは
お前達に
任せる
さァ
どうした
さっさと
やれ
手前勝手な
ことを言うな
寿胡王
お前をここで
殺しはせぬ
この先の
対楚の戦いに
おいて
お前からは
多くの情報を
聞き出して
いかねばならぬ
そして
何より
満羽の
結末は
お前が
その目で
見届けろ
が...
第661話
・利有り
秦魏同盟軍に敗れた
満羽ら仕虎軍は
城に戻ろうとしたが、
その途中ですでに
什虎城が陥落したと
知らされた
なっ
何だとォ!?
その時
満羽は
そうか
...
仕虎城を取り戻すという
意欲を見せることなく、
楚王都「郢」に向けて
進路を変えただけであった。
王都に向かった
ことに
意味はない
そのことについて
この二人は
ただ他に
向かうところが
思いつかなかった
だけだ
特に何も
言わなかった
.....
麗
ったく
将軍になっての
第一戦だったのに
何かすげェ気持ち悪い
感じになっちまったぞ
チキショー
俺もだ
何なんだよ
あの仕虎軍って
翼
少し声が
大きいぞ
楚王都「郢」
ハ...そして
敗れた満羽率いる
什虎軍はこの郭に
向かっていると..
何ィ!?
什虎城が
落ちた!?
あの仕虎軍が
敗れたのか!?
!?
なっ
何ィ!?
渦燐さ...
メキ
ギャー
う
ケッ
この今に
秦・魏がよもや
同盟とはなァ
正にしてやられました
まさかあの二国が...
して
やられて
ねェ!
秦も魏も
分かってねェ
!?
!!
!?
この二国同盟は
双方にとって
裏目に出るんだよ
大馬鹿共が
!
...
まぁ
いい
まずはその前に
こっちに向かってる
っつー敗軍だ
!
はっはい
その通りです
とりあえず
敗戦の将満羽を
さらし首に
両側に
玄右と千斗雲の
首を添えて
李園!
什虎は
魏の城となる
周りの国境守備を
書き換えろ!
それくらい
できるだろ
了解した
だが
そなたは
どこへ行く
満羽と
話してくる
!?
よく考えたら
奴らのことは
経歴と戦歴しか
知らねェ
負けて
城の奪還もせずに
さっさと王都に
向かって来るのは
ただのバカかー
使い道がある
大馬鹿の
どっちかだ
前者なら
その場で
斬り刻む
バミュウ
行くぞ
ハハァ
うはァ
秦王都
咸陽
見事っ...
見事に
豪魏同盟軍が
什虎城を陥落
させましたァ
オオ
オオ
よく不落の
什虎城を...
お見事です昌平君
お見事です
昌平君
真かっ
あの什虎を
昌平君
でかした
っ
でかしたぞォ
魏との同盟策の成果たしかに!
魏との同盟策の
成果たしかに!
総司令
コッ
よくやった
昌平君
恐れ
入ります
......
しかし本当に
よくやったのは
現場の者達です
蛇甘平原
山陽
合従軍
からの
著雍
ここ数年
激戦を続けている
仇敵同士で
友軍となるのは
我らの想像以上に
大変だったはず
その通りだ
逆もまた
然りだ
魏もよく
同盟を受けて
一緒に戦ったものだ
魏もまた
我ら同様に
利有り”と
見たからだ
秦の
利とは
無論
はい
趙壬部
耶鄲攻略に
全力を注げる
ことです
ここから
再び頼むぞ
昌平君
ハ!
...
勝利した
蒙武軍と
勝軍は?
ハ!
両軍はー
ひとまず
什虎城へ
入城した
そうです
サッ
ガッ
サッ
ザッ
クク
失敬
フッ
あ?
龍范
フーーーッ
.....
オイその
バカの方が
危ねーぞ
録嗚未
ウァル
!
うわっ
しょうがない
乱美迫とは
随分昔から
仇敵同士だ
俺も敵と
なれ合う気は
ない
帰るぞ
乱美迫様
!!ハ!
えっ
父上
何だ
あいつ
ひょっとして
乱美迫が
暴れたら
やるつもりで
来てたのか?
呉鳳明
騰だ
まずは..
上に代わり
礼を言おう
よく
同盟を受け
共に戦って
くれた
!
フン
乱美迫では
ないが
秦軍〝主攻〟の
上策が効いた
その礼も
言っておく
お前が一番
うるせーよ
よもや
著雍の因縁のある
貴様と共闘する
破目になるとはな
フッ
ほめ殺し
かよ
キモいな
オイ
うるせーぞ
金ピカ
あ!?
たかが三年の
同盟だ
こっちも
なれ合う気
などないぞ
ああ
分かって
いる
だがどうせ
三年後に再び
戦り合うので
あるなら
今顔を突き合わせて
話しておくことは
互いに損ではなかろう
そうだな
早速、奏の穴が
見つかったぞ
あそこに
てめェ
じゃれ合うなと
言っている
龍范
失敬
策の礼は
もらっておくが
同盟の礼は
不要だぞ
マジで
こっち来い
フッ
騰
?
今回の同盟は
魏に大きな利が
あるが
!?
何っ
はっきり言って
お前達、秦には
大失敗だ
!?
魏は
この四国境界の
重要地
什虎をもらう
三年
秦の憂いがない中で
我らは韓を削って
西への領土拡大に出る
そして
三年後
東へ領土拡大する
お前達の懐にある
この什虎は牙をむき
間違いなく案にとって
最悪の脅威となるのだ
そこから本土の軍と
合わせて南下し
この什虎の
南部一帯をも
楚から奪い取る
むっ...
無論承知の
上です!
呉鳳明三年の間に
お前達が得るのは
せいぜい
この化虎〟一帯
キングダム@
我々は
〝趙〟全てを
取ると言って
おるのだ
お前達は
そういう
ことです
趙は落ちぬ
結局
李牧に
勝てない
は!?
何
言ってんだ
お前
学校には去年
鄴攻略で完勝
したぞ、案は
しかも学校は
今軍部の
外にいます
......
当然だ
しかもあの男は
絶対にただでは
起き上がらぬ
今李牧が
身を寄せて
いるのは
“司馬尚”
のいる
青歌”だ
復活して
くると?
司馬尚の
青歌?
あのオルドの
侵略を止めた
男だよ
こここの
関係ない
キングダム@
李牧が戻ろうと
三年で趙を取る
その次は魏だ
覚悟をしておけ
呉鳳明
フッ
それまで
くたばらぬ
ことだな
膳ー
三年後、超攻略に失敗した
死に体の薬にとどめを
刺して減ぼしてやる
キングダム@
第662話
青苦戦の理由
魏は什虎を取り
この匹の重要地を
盤石のものにすべく
そこから韓へ
侵攻を始めた
「葵
三年という期限つきの
同盟国となった秦は
これを静観
いよいよ魏は
西への領土拡大に
動いたのである
逆に魏からの攻撃の
憂いがなくなった秦は
趙攻めに全力を
注ぎ始めた
魏国方面に
張っていた軍が北上し
続々とその前線に
加わったのだ
秦はこの三年のうちに
王都邯鄲を攻略し
趙国を滅ぼそうと
いうのだ
横陽
列尾
秦魏同盟を聞いた趙は
無論そのことを理解し
北部より大軍を
南下させ前線に投入
素・趙の前線は
凄まじい激戦と
なった
一進一退の攻防が続く
この長く延びる前線地帯で
キングダムの
素側で攻勢を見せる
軍が二つある
一つは
楽華軍
ぐあっ
ギャッ
とっ
止めろォ
ぐはぁ
黄様金隊が
敗れました
後方軍を
呼ばねば
本陣も危うく!
バ...
バカな楽棄の情報は未毎に限りました
朱海平原の戦いから
しっかり入っていた
紀隊もです
孝隊左より
五百反転して
左翼の外から
町に入れ
空いたところに
佳歩兵団を前進
...
豪恬が将軍になり
軍の規模も大きく
なったとはいえ..
これは...
超将軍委員
陸仙隊
敵第二陣
突破!
我らの想定よりはるかに強い...
我らの想定より
はるかに強い...
こんな...
バカな!
陸側に伝えて
その奥の敵は
ぶ厚い
後ろが
追いつくまで
その場を蹂躙せよ
ハ!
ハ!
しん
秦将軍蒙恬
ハ!
豪恬の才能は
将軍となり
万の兵を
指揮することで
さらに
開花した
...
どうした
行け
はっ
そして趙軍も驚く
楽華の進化の理由は
もう一つある
豪武軍から
移籍してきた...
くそっ止めろ
返り討ちだ
家のクソ共を
殺せェ
殺せエ
ガキギ
剛将愛閃の
存在である
!
!
クソ趙兵は
木っ端微塵だ
バラバラに
してやれ
オオ
そして楽華の他に
前線地帯で
火を吹いている
もう一つの軍は...
見た目と裏腹に
超武闘派の新副長
愛閃とその兵団の
攻撃力は凄まじく
愛閃が
左第二陣を
突破です
楽華はこれまで
唯一不足していると
見られていた
圧倒的武力を
手にしたのである
本軍も
前に出るぞ
ハ!
ハァ
玉鳳軍
黒龍隊展開!
左を制圧させろ
ハ!
徐隊出すぎた
航隊は遅い
中央は
足並を
揃えろ
キングダムの
オオ
ハ!
進めっ
王貴も蒙恬同様に
万の兵の指揮で
戦術の幅が広がり
その鋭さが増した
オオ
むっ
そして玉鳳にも
強烈な新戦力が
加わっていた
止めろォ
亜光軍から
三千騎を率いて
あの男が移籍ー
ギャ
止っ
ギギギ
亜花錦である
隊長
すでに王茸様の
指令の線を
越えています!
もっと
行く
ギャギャキャ
えっ
あっ亜花錦の奴め
また命令を無視して
深く入って行きます
...
いい
奴の手綱は
ゆるいくらいで
丁度いい
.....
亜花錦隊が
敵を乱す
関常様
本陣より
伝令
亜花錦の
せいで
展開が早いな
いつの間に!
関常隊に
兵を集めろ
隊を一度まとめて
敵本陣を狙えと!
了解
...しかし
強いな
玉鳳は
今このまま
王翦軍に入っても
主力を張れる
力がある
......
そして
まだまだ
強くなるぞ
この軍は...
正にこの二軍が
趙軍の想定以上の
活躍を見せ
前線を
押し込み始めた
趙はこの二軍の
いる場所に
援軍を
送り続けざるを
得なくなった
玉鳳軍
うっ
一方で趙軍に
苦戦を強いられ
前線を逆に大きく
押し込まれている
軍も一つだけあった
超軍
飛信隊
飛信隊である
ぐあっ
ヴっ
行けエ
オラァ
退けっ
飛信隊
いったん
退却だっ
くっ
...
苦戦の理由は
分かってる......
すまない
言うな
崇原
...
歩兵団の力が
落ちるのは
分かってたし
しっかり調練した
つもりだったけど
実戦だと
ここまでうまく
いかなくなる
なんて...
...しょうがねェ
やっぱそんだけ
松左が抜けた穴は
でかかったって
ことだ
...
...
...お亥の方は
まだ単体の騎馬隊
だったから
他で何とか
埋められてるが
松左は歩兵団の
副長だった
からな
松左の後に副長に
なった沛浪も
頑張ってるけど
まだ慣れるには
時間がかかるよ
あれ?
沛浪は
?
ケガをして
天幕で
休んでます
何だかんだで
戦いの主力は
数が多い歩兵だ
当たり前だ
このままでは
まだ苦戦を
強いられることに
最近責任を感じて
無茶しすぎてた
から...
玉鳳・楽華にも
ますます後れを
取るな...
いや...
若手達は十分
頑張ってるよ
これ以上求めるのは
ちょっと酷だと
思う..
歩兵団の
力の底上げか...
...となると
若手達のさらなる
成長ということに
尾平の言う通り
干斗を中心に
若手達は
恋戦している
俺が
不甲斐なさ
すぎる...
松左は俺が
気づかぬところで
色々と仕事を
していたんだ
これ程あいつに
助けられて
いたとは
思わなかった
松左の抜けた穴を
あいつらなりに
埋めようと必死に
崇原.....
.....だから
死んだ奴のこと
今さら言っても
どーにもなんねー
だろーがよ
歩兵の問題は
誰か怪物級の
助っ人が入りでも
しねー限り
急には解決しねー
時間が
かかる
もう一つ?
ああ
俺はどっちか
っつーと
そっちの方が
深刻に思ってる
だが飛信隊の
今の不調の原因は
歩兵の他に
もう一つあるだろ
羌擁だ
!
!
朱海平原で
仮死状態だった信を
助けて以来あいつは
寝てばっかだ
出陣しても
本陣からは
動かねェ
そのせいで羌瘍隊は今
そこらの
ふつうの五千人隊だ
分かってる
我呂
ちょっと
俺が
羌穂に
会ってくる
...
飛信隊としては
それもでけェんだよ
あっ
隊長
副長は
休んで
ますよ
誰も
入れるな
って
...!?
どけっ
えっ
隊長
ん?
信じ
何してる
様子見
何で
手を?
いや...
ちゃんと
生きてんのかな
ってな
羌漉
お前一体
どうなっち
まったんだよ
もう少しだ
大丈夫じゃ
ねェだろ
大丈夫
お前は何か
俺のせいで
っ
あと
お前が何か
命を分けて
どーの
こーのって
言ってたからよ
うん
お前に禁術を使って
気の流れとかを伝える
大事な線みたいなのが
何本も切断された
......
もうすぐ
終わる
深い瞑想をして
ずっとそれらを
つなぎ直している
ところだ
...
どうかな
隊に迷惑かけて
悪いと思ってるが
こっちの方が
結果早い
それで
前みたいに
戻るのか
羌廆
冗談だ
戻るよ
任せろ
ちゃんと...
戻ってみせる
失礼します
隊長
......
羌瑰
やっぱり
お前...
私も行く
...
敵が動いて
来たと
いい
お前は
寝てろ
しっかり
寝て...
河子翔が
すぐに本陣に
戻れと
早く戻って
来い!
分かったな
.....
ああ
スー
スー
スー
緑穂が
見えるように
なった
もう少しだ
本当にもう少し...
よし...
?
キングダム@
......
な~~
な...
何だ!?
何だ...
!!
今のは...
くっ
退けっ敵が多い
第四隊
一旦退けェ
退けエ
くおっ
第653話。美腕の噂
殺せェ
甘くかく
楽華軍左翼第四部隊
くそっここにまで
敵がいるとは
またしても相当数
増援したな。超め
部隊長も
早く
いい
先に行け
ぐあっ
あっ
ギャ
ゲハハ殺せっ
ゲハハ・オ殺せっ
殺せェっ
部隊長
トーン
タンタン
ん?
部隊長っ
携うな行けェっ
衰部隊長
?
?
トーン
?
タンタン
トーン
何だ
この声は
タンタン
トーン
タンタン
タンタン
.....
グククク
オエッ
第66話・未痴の噂
いや...
ばっ...
ギャア
化物...
...
オエェ
今のは
たしか..
...
各軍は
情報収集を専門とする
部隊を持っており
飛信隊にもいる
敵軍の動静を探る
任務もあれば
友軍の動きを
知る任務もある
飛信隊の義孝は今
友軍の戦況の情報を
持って本陣に帰る
ところである
飛信隊_本陣所属
諜報'伝命隊"義孝
えっ
そんなところ
まで
楽華も同じく
玉鳳と同様の
線上に出ると
思われます
ぐっ
飛信隊本陣
そして玉鳳はすでに
山真の森を抜ける
勢いです
二軍とも
敵は相当増援して
ぶ厚いはずなのに
ありがとう
義孝
天幕で
少し休んで
やっぱりうちが
一番押し込まれ
てますね
くそっ
あの...
ところで
妙な噂を耳に
したのですが
ん?
妙な噂?
あいや
やっぱり
いいです
何じゃそりゃ
気になるわ...
言えばよ
...何かここ数日
他の戦場に
出てるって噂が
いえ
出てる?
え..
まさか
霊的なやつ!?
は!?
完病副長が
いるって
?
...
どういう
こと?
あの...
副長ってこの数日
どうされてました
?
寝てるよずっと
スー
ここの戦場にも
出てねェ
ですよね...
有り得ない
ですよね
意味不明だし
ただはっきり
見たって人間が
結構いるんですよ
間違いなく
飛信隊の
副長だったって
ちなみに
楽華の
とことー
どこの
戦場?
その次の日は
亜光軍のとことー
そんで昨日は隣の
倉央軍の右翼にも
出たらしーです
亜光軍
何かこっちに
近づいてきて
ねーか?
何でも
昨日の倉央軍の
とこでは
完痍副長が一人で
敵百人を斬殺して
血の海だったって
じゃー
羌瑰かー
倉央軍
飛信隊
えっ
あっ本当だ
気持ち悪い
羌埴さん
ですねー
アイフ
羌瑰じゃ
ねーよ
今あいつに
そんなこと
できねーし
できても
他でやる
意味が
分かんねー
お前はさっさと
クソして寝ろ
アホ
でも皆が
「トーンダンタン」
って
声を聞いたって
いやいや
いやいや
バカなこと
報告してん
じゃねェ
もー
隊長が聞いた
のにー
ス
スー
ス...
ん...
飛信隊
再び苦戦中
崇原歩兵長
竜有隊が
応援をくれと
ハナ
送ってやれ
合わせて
竜有に退がるなと
伝えろ
あそこが退がると
他が危険になる
急報
三つ隣で
尾平達が敵に
囲まれてる!
ひィ
俺が行く
五十ついて来い
副歩兵長
その体じゃ
無茶だっ
うるさい
行くぞ!
森の中
どうなってる
!?
相当
苦戦している
みたいです
敵が思っていた
以上に多いと
報告が
...ひょっとしたら
こっちにも敵が増援
してきてるのかも
狙い目だって
河了貂
本陣移動中
しかも敵は今
飛信隊の歩兵の
調子の悪さが
分かってる
分かってるから
騎馬が介入しにくい
森の中の戦いに
誘い込んできたんだ
左から
那貴隊を
呼んで
えっ
あそこは器用だから
歩兵になって
森に入ってもらう
分かった
ギャ
死ねェ
ぐあっ
ダメだ
こっちからも
敵がっ
ギャア
尾平百人将
尽の伍が
殺られたっ
うっ
土関の伍も
ダメだ
うっ
尾平さん
隊を動かそう
ここは
危ない
動かすって
どこへっ...
キングダムの
そこら中
敵だらけ
だっ
クソつけい
!!
逃げ道を
探してくれ
それどころ
じゃねェ
あ
ククク
バカ共が
逃げ道など
ないわ
こっちはお前らの
倍以上この森に
入ってんだよ
わっ
分からないけど
ここにいたら
全滅するよ
一気に
殺れっ
皆殺し
だっ
オオ
あっ
奥の茂みから
さらに敵がァっ
ギャ
がはっ
みんなが...
逃げて下さい
尾平百将
尾平
逃げろ
尾平さん
オイラ達が
戦ってる間に
行って
部隊長が
死んじゃ
ダメだ
クソカキ
ガッ
死ねェ
晶
行くぞ
尾平
昂ッ
ゴッ
!
昂ォ
トーン
タンタン
キングダムの
トーン
?
?
?
タンタン
!?
ん?
何だ
この声
羌瑰?
羌疣副長?
トーン
これって
タンタン
ん?
トーン
羌か...
.....
い...?
ククク
!?
!
!?
!!
!!
!?
!?
!?
クク
な...
何だっ
あ...
トーン
タンタン
つってな
なっ
...
ひっ
じゃ...
逃げろ
っ
いっ
一旦退がれっ
!?
!?
あっ
ああっ
イヒイ
ハハ
無理無理
ボコ
逃がさねェ
よ
一人も
待っ
ちょ...
ちょっと
待て...
ヒィ
羌瑰じゃない
!
別人だ...
.....
待っ...
だ...
誰だ...
こいつ
は...
オイ
お前ら
えっ
あっ
飛信隊
だよな
?
あ...
ああ
やっと
......っし
クク
じゃあさっさと
洗顔のところに
連れて行け
かわいい夜輩が
会いに来た
ってなァ
...
..
えっ!?
第664話・妹分
っ
龐煖V
いや
違う
幽連...
......
......
この気配は
第664話・妹分
副ちょ...
わっ
!
!
おー
鬼姉
キングダムの
久しぶり
じゃのォ
礼!?
何で
ここに..
羌穂の
仲間が来たって
本当か!?
歩兵の大勢が
そう言ってる
今日歩兵団が
巻き返して勝ったのも
その人のおかげだって
うん
オレもだよ
でも本当に
羌穂みたいな強い人が
来てくれたのなら
飛信隊としては...
でもそんな奴が
来るなんて
羌穂から
聞いてないぞ
あっ
あそこ
もう人が
集まってる
......
本当に
羌瑰副長の
格好に
そっくりだ
格好だけじゃ
ないぞ
森の戦いで
一人で百人近く
倒したらしいぞ
えっ
百人!?
副長並に
強いぞ
そうですよね
尾平百将
あ...
ああ
うひゃー
やったぜ
そんな剣士が
飛信隊に
副長...
すごい
じゃないか
穂姉
...
礼...
何でここに
いる...
えっ!?
飛信隊に入って
くれるのか!?
どうやって
来た...
副長ってたしか
二番目くらいに
偉いんだろ?
どうやって
村を出て来た..
男共に
囲まれて
誰は
どうした!?
何を
寝ぼけたことを
言っている穂姉
いや...
礼...
ピク
我ら蚩尤族の世界から
外へ出られるのは
勝ち残った者だけ
という掟であろうが
!!
キングダムの
おっと
掟を破って
外に出た奴も
ちらほらいるか
ワケ
?
まさか
...
礼
お前:・
どけっ
どいつだ
羌瑰の
仲間ってのは
”祭”を...
あ
この娘だよ
隊長
あっ
隊長
ゴメン
通して
っス
.....
羌廆の妹分の
羌礼だ
!
適当に
使えばいい
!
今日から
飛信隊に
入ってやる
えっ
今飛信隊に
入るって...
ややった
あ?
お前らの
百人分くらいは
働いてやるよ
完殖の身内か
何か知らねーが
調子に乗る
んじゃねェ
隊に入れるか
どうかは
こっちが
決めんだよ
いいんじゃ
ねェのか?
.....
完建並の強さ
だったんだろ
尾平
あ...
ああ
一応
それは...
冗談は
やめろ
田永さん
勝手にうちの
戦場に入って来て
剣を振り回して
本当なら
こんな幸運は
ねェ
なァ昂
うん
あげく隊に
入ってやるー
が通用すると
思っているのか
は?
細かいこと
言ってんなよ
剣士気取りの
オッサン
オイ
てめェ
歩兵長に
何だその口の
利き方は
大体
さっきから..
うるさ
耳がいてーよ
ザコ
殺すぞ
てめェ
クソガキ
やめとけ
千斗
ハハハ
お前も
ガキだろ
礼!
千斗
お前本当に何をしに
ここへ来たんだ
だから琥姉の
力になろうと思って
はるばる一人で
旅して来たんだよ
.....
うん
そっちも
得だろ?
本気で
入りたいのか
飛信隊に
そんなに邪険に
しなくても
いいだろ?
今日だって
私がいなけりゃ
そこの
出っ歯男達は
死んでたし
...
だったら
大人しく
私の天幕で
待っていろ
二人とも
ちょっと
来てくれ
羌瑰
頼むぞ
穂姉ー
入れて
くれなきゃ
敵軍に入って
こいつら
殺しまくる
からなー
お前を入隊
させるかどうか
話し合ってくる
突然現れた来訪者
羌礼は一旦
羌廆の部隊で
預かることとなった
キングダム@
数日隊に同行させ
順応できるなら
入隊させるという
ことであった
か
!?
へ!?
ザッ
羌礼!?
ひしんだいりゅうゆうだ!
所信隊電有隊
何だお前
何で
ここにいる
えっ
気づかない
のか
この隊の正面に
ものすごい数の
気配が迫って
来てるぞ
えぇっ!?
羌殤隊の
持ち場はずっと
右だぞ
何をのん気に
隠れてる
先手を打たないと
呑み込まれるぞ
行くぞ
こっちの方が
敵が多い
だろーが
バカ
これは作戦なんだ
十分に敵を引きつけて
一斉に迎撃に出る。
横の崇原もその奥の
沛浪も同じように
足並そろえて
伏兵やってんだ
まどろっこ
しーよ
バカ
そういうこと
じゃねーんだよ
あっ
バッバカ
戻れ
羌礼
オイ
キングダム@
竜有さん
あいつ...
クソッ
一人じゃ
さすがに
あのバカはっ
...
行くぞ
てめェら
・っ
オオ
...
竜有隊が
打って出た
のか!?
三隊並びの
伏兵の
作戦が...
バカな
何やってんだ
あいつら
左の沛浪に
作戦変更の
伝令だ
ハノ
右が
始まった!?
どういう
ことだっ
ずうげん
崇原隊
伏兵に
気づかれたと考え
隊形を変えろと!
伏したままだと
逆に危険だ
結果中央の崇原隊
さらに左の沛浪隊が
後手を踏み
大苦戦となった
特に
左の沛浪隊の被害は
甚大であった
ヌオオ
くっ
くそっ
数が
多すぎる
死ね
飛信隊ィ
ところが
作戦を乱した
竜有隊は
...
オオ
ぐあっ
...
完礼が縦横無尽に
敵を斬って回るため
隊自体は戦いやすく
その場を
制圧していった
ぐあ
オオ
っし
次行くぞ
す
すげェ
ヒィ
うっ
た助けて
ギャアア
スッ
ズブブ
結局、竜有隊が
崇原隊の援軍に回り
中央も制圧
森の中の歩兵戦は
飛信隊が逆転勝利
したのである
...
...
...
.....
コホ
すまねェ
沛浪
竜有さん
竜有
うちが作戦通り
動かなかったから
とばっちりが
そっちに
勝ったから
いい
それに
原因は
聞いてる
お前が謝る
ことじゃねェ
あの流礼って奴
今日も相当数を
斬ったと聞いたが
そんな
すげェのか
実際
...
ああ
そうだな
本当に光琥並の
強さだ
...?
そうか...
だがいくら腕が
立つと言っても
その辺を早く
覚えさせねェ
とな
作戦外のこと
やられちゃあ
周りが危うくなる
今崇原が
直接説教してる
とこだ
.....
だけどな
沛浪
何?
?
そもそもあの小娘には
覚えさせるとか
説教とかやる意味
ねーかもしれねェ
あのガキ
今日
もし本当にそんな
クソヤロォなら絶対に
飛信隊に置いとく
わけにはいかねェ
本気で
殺しを楽しんでる
ように見えた
.....
一度見ただけ
だからよくは
分かんねーが...
翌日
再び森の中で歩兵戦
趙軍は
前日の倍の歩兵を
森に投入してきた
正念場だ!
敵の増援は
これが最後だ
オオ
今日勝利して
森を抜けるぞ
ウオオ
ん?
どけ
なっ...
羌礼
......
ジャマァ?
あいつ
またっ...
ぬるいこと
言ってんなよ
クソか
俺達の
ジャマすんな
てめェ
どいつも
こいつも
苛つくって
言ってん
だよ
近宴を
味わえよ
お前ら
な..
何してんだ
あいつ...
嗚呼
ああ
そうだよ
ほどう
11月
私達こそが
犬の闇の
頂きに
立つ
キングダム@
蛍だ
第665話-礼の目的
二人とも
私の族内で
行われている
«祭については
知っているな
ああ
うん...
各族の代表達が戦って
生き残った一人が
“蚩尤になるんでしょ
幽連は死んでいない
ことにした
六年前
その蚩尤だった幽連を
私が討ったが
だけどどうやら
幽連の死が伝わり
再び”祭”が
行われて
しまったらしい
村に伝わると
次の表尤を決めるべく
また〝祭〟が
行われるからだ
...
え
そ...
......
えっ
それって
まさか..
ああ
恐らく礼が”祭”を勝ち残り
現〝蚩尤〟となって
今ここにいる
......
ぎっ
ギャ
ひィ
ひィ
...
お前ら
大丈夫か
ものすごい
断末魔が
たくさん...
くっ
くそォ
何だ
これはっ
.....
なっ...
あっ
あっ
ひっ
そして
.....
礼がここへ来た
目的はきっと...
ひっ
ひィ
ば...
化も...
に...
似てなんか
いない...
き羌瑰副長とは
全く違う...
負けだっ
投降する
殺...
あっ
.....
バカ
何やって
あいつ
は
投降だっ
バハハハ
助け..
ぶはっ
ただ..
ヒィ
人を
殺したいだけの
イカレヤローだ...
...
オエッ
.....
久々の
大勝利の酒って
感じだなァ
ああ
超の奴らかなり
兵を増強して
きてたからな
この勝ちは
でかい!
ん?
何だ?
今日の勝ちの
立役者の
歩兵の奴らが
逆にやけに
沈んでねェか?
新入りが言うこと
聞かねェで暴れ
まくってるからだ
ああ...
だが
ちょっと看過できねェ
くらいの暴れっぷり
なんだってよ
......
......
ああ羌礼か
別に
少しくらい
いいだろ
敵
斬りまくって
くれてんだろ
甘っちょろいこと
言ってるのは
分かってます
実際あの小娘は
俺らの何十人分...
下手すりゃ百人分の
働きをしてる...
それでも強けりゃ
何でもいいってのは
ちょっと違うと
思うんスよ
で...
でもせっかく
羌瑰副長並に
強い人が来て
くれたんだし
てめェは現場を
見てねェから
そんなことが
言えるんだよ
特にうちは...
松左さんが
託してくれた
この飛信隊ではっ
オー
じゃあ千斗
どうしろって
言ってんだお前
あいつは武器を
捨てた相手まで
薄笑いを浮かべて
皆殺しにした
そんな奴が...
...
俺は
すぐに追い出す
べきだと思います
羌礼を
えっ!?
本気で
言ってんのか
お前
あんな最強の
助っ人を...
だから
強かろうと
あいつはよく
ねェんだよ
!
あいつは
絶対...
飛信隊をいつか
ぶっ壊しちまう
あんな奴は
飛信隊にいちゃ
いけねェんだ
絶対に!
千斗...
オゲ
だっ
オゲッ
!
ゲッ
大丈夫!?
おっと
...
何だお前
いっちょ前に
音消しの術
使うのかよ
あ
ごごめん
これ完病さんに
教えてもらって
体に染み込ん
じゃってて
へー
で?
あ
ごめん
えっと
僕は昂
あの
.....
ありがとう
へー
そう
なんだ
...で?
何だ
あっ
君が初めて
来た日に
君に命を
救われたんだ...
いや
一人でいないで
みんなと一緒に
いたらどうかと
思って...
だったらお前が
殺されてから
来りゃ
よかったな
え
そっちの方が
早く隊に
なじめるって
言うか...
...
へー
お前
私のこと
怖くないのか
?
え?
怖いのは
怖いけど
これから
仲間に
なるんだし...
.....
なめた口
利きやがって
ザコが
!?
......クッ
何も分かってねー
クソ共見てると
本当に皆殺しに
したくなるぜ
てか
殺す
んっ
へらへら
してんじゃ
ねェよ
勘違いの
世界の中で
お前ら
何戦った気に
なってんだ
弱ェくせに
お前ら生きてるの
当たり前って
思ってんだろ
ス
感じるか
私の剣の
冷たさが
ん
鋭さが
それが
本当の...
おーい
昂ー
ズズ
どこだー
んんっ
昂ー
まだ
早いか...
ズ...
命拾いしたな
ザコ
ガタ
ザッ
羌礼という不協和音を
抱え込んだ飛信隊は
正にその羌礼の暴威によって
連勝を続け、黄大森林地帯を突破
押し込まれていた前線を
ようやく元の位置まで戻した
飛信隊
コホ
昂ー
どこだー
待て
羌礼
それは全員
投降した兵だ
だが
ぐあ
ゴけ
羌礼っ
オオ
手を...
日に日に
苛烈になる
完礼の暴走ぶりに
隊は
さすがに我慢
できなくなった
あいつのことは
完魂に任せる
って約束だ
じゃあ
その羌麺は
回復中だ
...
一体何を
している
スー
スー
あと三日で
出てくるから
待ってくれと
言われてる
待てん
あいつが何者かは
知らんがもうとっくに
我慢の限界を
越えている!
すっ
崇原...
軍律違反
大小三十回
中でも投降兵を
斬ったことは許せぬ
本来なら
お前を捕えて
裁くところだが
見習いに免じて
見逃してやる
さっさと
飛信隊から
出て行け
羌礼!
.....
ある
俺はこの隊の
歩兵長だ!
歩兵長
だっけか?
お前に
そんな権限
あんのかよ
文句があるなら
馬に乗って今すぐ
騎馬団へ行け
いやそれはそれで
面倒くせーよ
...
鬼姉は?
いない
さっさと
失せろ
羌礼
チッ
じゃー
黙ってろよ
お前ら
全員
殺るぞ
マジで
うっ
脅しじゃ
ねーぞ
分かって
いる
お前が三日前に
すでに昂を
殺しかけていた
ことは聞いた
...
こっちも
相応の覚悟で
言っている
歯向かう
のなら
容赦なく
お前を
斬る!
.....
言っとくが
私に矢は
当たんねーぞ
き気づかれた!?
ふーん
え!?
まだ完全に
隠れてるのに!?
まっまずいっ
奥の手だった
弓矢兄弟の
存在がばれたっ...
やばそう
だぞ
チッ
今ならまだ
みんなで
土下座すりゃ
許して
やるぜ?
羌礼
ヌオオッ
バカ共が
オオ
待て
礼
!
き
羌廆
隊に
手を出すな
お前の
狙いは
私だろうが
クク
私はお前を
殺しに
来たんだよ
気づいてたか
?
そうだよ
羌瑰
...
キングダム@
あっ
あのガキ
羌痴をっ
第666話
殺しに来た
だとォ!?
ニィ
見ていろ
羌穂
必ず
必ず次の蚩尤が
貴様を殺しに行くぞ
...
掟を破って外で
生きている私が
許せないのか
必ず..
私ら蚩尤族で
外で
生きられるのは
あ
隊長
だが鬼姉が今
ケガか何かで
弱ってて
回復中なのは
分かってる
一人だけだ
羌廆
少しだけ
待ってやるよ
別に今
やりたいなら
やっても
いいけどな
オイ
手を放せっ
つってんだよ
ただ話を
聞きたいだけだ
お前
私はお前と
斬り合う
つもりはない
“祭”で
何があった
識は...
!
あっ
ガッ
!
うっ
うっ
ハハッ
ああっ
き
先魂が...
ああー?
ま...負けてるっ
何だ鬼姉
その様はァ
あんた
しばらく
会わないうちに..
ん?
何だ...?
琥姉...
......
禁術?
しかも...
あんた...
体の中の
気の道が...
ズタズタに
...
よせ...礼..
よりによって
〝呼び戻しの術〟
を..
使ったのか
...!?
このバカが
あれは
成功しようが
失敗しようが
術者は
大幅に寿命を
失うんだぞ
え
ハハ
せっかく
外に出て...
ちょっと
待てよ
羌瑰...
何やってん
だよ
お前
お前
俺のためにっ
やかましい
あっ
......
俺のため
に...?
そうか
...
お前のために
現姉は禁術を
使ったのか...
...
礼
だったら
三日
待ってやる
穂姉に
命吹き込まれた
お前も後で
ぶっ殺さねェとなァ
隊長
三日後に
来て
二日もあれば
私と戦える
くらいまでは
回復するだろう
お前を
殺す
そしてその後
隊長もろとも
飛信隊にいる
奴らを
皆殺しにする
なっ
何だと
てめェ!
フッ
これが本来の
蚩尤の姿
ピキ
死を
撒き散らす
ただの
“禍”だ
てめェ
ふざけたこと
ほざいてん
じゃねェ
何が
三日後だ
今ここで
やりますか
待って
景原
行かせて
礼のことは
羌擁に任せて
.....
ははは
じゃーな
お前ら
すーい
死にたくなけりゃ
三日のうちに
消えとけよー
礼......
羌癪!
信じ
......
あとで
説明する...
!?
え
ニコ
ちゃんと話せば
分かるから
それより
今は
礼だ...
ゴホ
礼が私を
見たように
私も礼の
中が見えた
礼は本当に
蚩尤になって
えっ
前蚩尤の幽連と
同じくらい
深いところに
いるけど
でもまだ
何とか戻れる
ところに
いると思う
深い闇の
淵にいる
シュウ
ユウレン
黙ってろ
引き戻れない
闇の底に落ちて
本当に人では
なくなって
しまうと思う
でもきっと
私を殺したら
そうは
させたくない
何言ってんだ
羌瑰が
殺されたら
ダメなんだよ
そうだよ
あんな奴のことは
どうだっていい
でも
勝てんのかよ
三日後
よく
分かんねーが
お前調子
悪いんだろ
あと三日瞑想すれば
仮つなぎだが全身の
気の流れが回復する
再び
切れる前に
礼を倒す
でも
倒すって...
結局斬って
殺すって
ことじゃ...
そうせざるを
得ない時は
そうする
...
......
羌瑰...
識って
誰なの?
識は
礼と一緒に
祭に出た
もう一人の代表だ
......
私と家姉と
同じように
礼と識は
いつも一緒で
本当の姉妹の
ように育った
スー
これより
スー
フー
スー
スー
〝祭〟を始める!!
じゃあ
その識って
娘は
祭゙で命を
落としてる
識の死が
原因で
礼は今深い
闇の淵にいる
ブエッ
誰の死が...
.....
.....
え
そ...
それって
まさか...
ああ
ひょっと
したら
祭の中で..
礼が識を
殺めたのかも
知れない
どんでも
キングダムの
第667話三日後
お前を入隊
させるかどうか
話し合ってくる
二人とも
ちょっと
来てくれ
...
......
...
光城の命を
狙ってここへ
来た!?
何で...
同族の仲間
なんじゃないの!?
もしそれが
本当なら
礼には手を
出さないで
これは..
身内の問題だ
俺らが
黙っちゃ
いねーぞ
私が
何とかする
でもどうすんの
取り抑えるにしても
あの娘,羌無並に
強いんでしょ
隊員に死人でも
出たらもう
収まらなくなるよ
俺らだって
お前の身内だ
お前が狙われてて
黙って見過ごせる
かよ
...
ありがとう
でも
これは
私が一人で
やらないと
いけない
気持ちは嬉しいが
一族のことは
一族でしか分からない
ところがある
羌瑰
救う?
礼を救えるのは
私だけだ
頼む信
...???クラスラス?
礼のことは
私に
任せてくれ
分かった
あの娘のことは
お前に全部
任せる羌塊
......
キングダムの
はァ?
何も
獲れなかった!?
今日の当番
あんたで
しょうが
!!
私らの
私の晩飯は!!!
私
挑姉がずっと
原っぱで寝てるの
見たけど
鬼!
あんた
また!
識
あと
ふぼんとけ
だって
何もいな
かったもん
もう!
私が獲って
くるから
鬼は火を
起こしときな
いーよ象姉
昨日もだったし
私らが
行くよ
あたァ
大ガエルで
いいよなっ!
コラ!!姉
誰をいじめたら
許さんぞ
お前は
うるさい
何イ
コラ
ケンカは
やめろ!
はーい
私
うさぎがいい
疲姉と
うさぎ
分かったよ
鬼姉
礼が”霞の術”を
うまくできてなくて
悩んでるんだけど
コツを
教えて
ほしい
んー
いや
礼は婆と私以外から
教わるの嫌いだから
私が
規姉に聞いて
それを礼に
教える
......
鬼姉
識の奴が
“風華の術”に
苦戦しておる
いいよ
礼を呼んできて
コツを教えて
くれないか
まー
いいけど
いやいや
この前
誠に。霞の術・のコツを
教わったから今度は
私が教えてやりたい
だからこっそり私に
そのコツを
教えてくれよ
宜しくう!!
お願いします
面倒臭いな
お前ら
じゃー識を
呼んでこい
まー
いいけど
は?
宜しく
お願いします
もっと
深く
ふあ
キングダムの
...
スー
え...
そして
三日後
.....
コッ
フー
キングダムの
よし
バサ
クソ
三日目の
夜だ
寝てられねェ
当たり前だ
それより流礼を
討つ準備だ
ないと思うが
万が一副長が
負けたら
俺達で...
それより洗礼は
どこに現れるんだ
たっ
大変だっ
発掘副長が
いない!
狙いは
羌瑰さんだ
とにかく
羌穂さんの
近くにいれば...
!?
たっ
隊長も
いないぞっ
何ィ!?
いつの間にか
天幕から
姿が消えてる
なっ
何つ!?
一体
どこにっ...
ザッ
来たっ...
...
もう少し
下がってろ
テン
どうせすぐに
集まってくる
その前に
決着をつけよう
礼
何だよ
見物人は
二人だけかよ
ザッ
ほー?
ザッ
死ぬ覚悟は
出来たんだろうな
羌廆
うっ
ビキ
礼.....
祭゙で識は
どんな風に
死んだ
!
......
羌瑰...
識は
どんな顔で
死んでいった
礼
お前が今
思い浮かべる...
死人が
しゃべるな
羌廆
あっ
羌廆
キングダムの
いっ
岩が
きっ
羌漉
あわてんな
テン
あいつはまだ
抜いてねェ
へ?
貴様
何の...
真似だ
!
キングダムの
ぐあァ
な
殴った
剣を
使わずに..
ほ本気を出せば
やっぱり羌疣が
圧倒的に...
そうじゃない
気分屋だ
礼は
こいつもまだ
本気じゃない
ほー
嬉しいね
ああ
今だけなら
本気で..
.....
お前と..
深いところで
戦える
本当に
ここまで回復
してくるとは
ガラララ
互いに
キングダムの
そういう
ことだ
最大奥儀
〝巫舞〟で
礼
決着を
つけよう
ってか
あっ
あそこだっ
あんな所で
戦ってる
いっ
行くぞ
っ...
番裏切り
第668話
キングダムの
タンタン
トーン
トーン
タンタン
トーン
タンタン
あっ
あっ
ドッ
ガッ
えっ!?
!?
下に
いたのに...
上手い
もんだろ
“霞の術”
つまり...
私が識だったら
今のでお前は
死んでるんだよ
蒐姉
今っ
なのに
誰が死んで
なぜお前が
外で息を
している...
だが誰は
もっと
上手かった
たしかに
誰は
天才だった
キングダム@
フ
だが私の力も
こんなもの
じゃない
本気で私を
倒したいのなら
もっと深いところまで
来い礼
”祭”を
くぐってない
女がァ
...
ぬかせよ
貴様...
羌廆...
え..
ネカ...
識を殺めたかも
しれない!?
ああ
そ
それで
礼は闇に...
で...ても..
そんな
礼を...
本当に
救えるの?
羌翔
でも
分かって
いるのは...
礼を救う
鍵も
誰が..
持っていると
いうことだ
...
分からない
えっ!?
.....
識が...!?
キングダムの
もっとだ
もっと深いところへ
行くぞ白鳳
私達は
もっと深い
ところに..
あの時...
ビキキ
おのれ
実族め
トーン
!
れっ
礼の動きがっ...
!
あっ
ガッ
緑穂
凄まじい
混沌
だったぞ
琥姉
あれは
...
あれは正に
狂宴だった
...
誰が?
あの時、私の巫舞は
今までにない
深さに...
だから周りの
奴らを次々と...
識もその深さに
いたのか?
識は
天才だった
私より強くて
その深さに
いたかだと!?
当然
だろうが
かしこくて
やさしくて
祭を勝ち残るのに
一番ふさわしい
やつだった
じゃあ何で
その識が死んだ!?
.....
誰が
裏切ったからだ
!?
!?
えっ!?
どういう
意味...
ガッ
...
二人で何か
口裏を合わせて
祭に挑んだのか?
私達は
お前と象姉のような
軟弱者じゃない
私達は正々堂々と
祭に挑んだ
バカな
祭は同族であっても
手を組むことは
許されない
逆だ
だから私達は
できるだけ
離れて始めた、やったのは、
それだけだ
そう..
私は
本当に
マジメに祭に
挑んだんだ
婆が
祭が
行われるって
言った時も
礼
仲良くするのは
ここまでだ
誰がずっと
そうしようと
言ってたから
今から私達は
敵同士
生き残るのは
私だ
私は絶対に
死にたくない
祭で躊躇なく
お前の首を
飛ばすから
そのつもりでいろ
ネレ
あの目...
あんな目をした
識は初めてで...
私はバカだから
思ったんだ
.....
ああいよいよ
祭が始まるんだ
なーって
それで祭は
どうなった...?
戦ったさ
正に
死にもの
狂いでな
あの祭の
代表者達の実力は
皆ほとんど
差がなかった
開始前に並んだ時に
分かった
唯一人
誰だけが
頭一つだけ
抜き出ていると
だから私は
必死に
戦ったんだ
ザコなんて
一人も
いなかった
全員強くて
何度も呼吸が
尽きて...
それでも
巫類をやって...
肺が裂けて
血を吹いて...
骨が砕けて
私だけ
じゃない
皆が
そうしてた
そうやって
死んでいった
それでも
また巫舞を
やって...
どれだけ
戦ったのかも
覚えてない
頭も斬られたし
自分が息を
してるのかも
分からなかった
キングダムの
でも気づいたら
周りで
動いている奴は
居なくなってた
え..
!
勝った...?
!
えっ
鞘も消えてたし
すぐに
背中で
感じ取ったよ
もう一人
生き残りがいて
それが
同じように
ボロボロになった
識だって
あの時...
何か言おうと
したのに...
私は:
誰が
考えるヒマを
くれなかった...
キングダムの
背中から
凄まじい
殺気がっ...
私の
突きの方が
私の方が
遅かった
識の薙ぎ
よりも
ピタ
なのに
え
キングダムOS
作者
若い方とかさ
この地から電子書籍の方も同時発売となります。
ところを実にお願い致します。
まずは、
そして
今月日、アニメ三井が再スタートしました。
フロナ禍で判作が一時中断し、約一年空きれたから、
ようやく一話目から放送が始まりました。
楽しみにして下さっていた視聴者の結構大変お待たせしました。
毎週日曜の夜ヤミドローは火紀金え僕も楽しみにしています。
・6月12日(土)〜7月25日(日)
東京・上野の森美術館
・お月3日(火)〜9月26日(日)
福岡・福岡市美村館
キングダム展_一定_
間催です!!
初め大規模原画展です。
«コミックス発売当時の情報です。
ありました。
大学生の時から個展というもに憧れがあり、
キングタムを描くうちに、原画展を内律しないとい思いが
フラン、映画には音。があり、展覧会には『空間』かおります。
404fo
キャグダムの物語を『空間で、体感にながら破る。
本とは3か遠た興奮と感動と伝えることができればと思い
打ち合わせを何度も敏感に・半端を進めています。
描き下ろしもおよそ20点、あります。
展示する原画はカラーで含め一枚も複製原画はなく
全て、生原画です。
今、もうじゃ物語の見せろと最悪会期に再端をしていますので、
再読して楽しめろと思います
ぜひとも皆様いらして下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
生展画を見て楽しみつつ、ギクタスの物語そのひと定例を
タイム
森原泰久作
『レギュラースタッフ
上村恵一朗毛利茅夏佐藤優次・岡元利恵
水縹十月タガセロ
□準レギュラージノン
ヘルプ北原涼子
『編集・大沢大郎
噂になってる二人
まじか
おまけマンガ
噂話は伝聞されるに
つれて尾ヒレがついて
大げさになる
今もだけど
昔はとくに
太古の人達は
インターネットとかないので、
他人から伝わる噂話(情報)が
大好きである
まじか
そして昔の人は
英保談が好きで好きと
しょうがない(多分)
だから
六大将軍”とか
三大天〟とか
あ中華十弓〟の話とかを
よくするのである
二人は
兄弟とか
聞いたか項類!
素趙の朱海平原の
戦いの話
何でもあの飛信隊に
中華十弓に割って入る
弓使いが二人も
加入してるみたいだぞ
もはや人じゃない
腕前とか
兄の方は
列尾で下から
百人以上
撃ち殺したって
いや千人以上って
聞いたぞ
いや一万人以上って
それは
多すぎだろ
弟の矢は
人の体を一発で
バラバラに
したそうだ
兄キは角二本
弟は角三本も
生えてるって
バカな
虎より
恐ろしくて
人を食ってる
そうだ
バカ
今その話
すんじゃね...
これは
さすがにせてかい
白脳より
俺が下だと
?
へー
面白いな
昨日から
その弓兄弟の話ばっか
耳にするから
面白くねーんだよ
マジで一番
狙ってるから
急に他のが
出てくると
よー...
するままで
不機嫌な武蔵は
うこでもあっかねー
噂の二人
兄ちゃん
兄ちゃん
!
ハハハ
久々に
的当て勝負
しよーよ
め笑ってない...
おーいーぞ
じゃー
負けた方が
。告白〟ね
兄ちゃんは
超さん
オイラは
光彌さんね
どうした
淡
何で...て
:二人とも
迷惑だろ
えー
そーかなー
そーだよ!
あと弓を
そんなことに
使うな!
カバーデザイン
岩崎修(POCKET
YuC
DIGITAL
SHEESAはYOUNGJANATACS
キングダム
61巻
原泰久
©原泰久:2021.201
初版発行
デジタル版発行-2021年
2021年
発行所・集英社
http://www.shuesshacco.
この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです
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